JPH1067117A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH1067117A
JPH1067117A JP21708497A JP21708497A JPH1067117A JP H1067117 A JPH1067117 A JP H1067117A JP 21708497 A JP21708497 A JP 21708497A JP 21708497 A JP21708497 A JP 21708497A JP H1067117 A JPH1067117 A JP H1067117A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多列の噴射ノズルを備えたインクジェットヘ
ッドを効率的、かつ隣接する他の噴射ノズル列のインク
との混合を生じること無く、さらに印刷のスループット
の低下を最小限にしてクリーニングすること。 【解決手段】 クリーニング時にはインクジェットヘッ
ド12を移動させて複数の領域の1つだけを第1キャッ
プ17により封止して、吸引ポンプからの負圧を作用さ
せてクリーニングを行い、また非印刷時にはインクジェ
ットヘッド12を保護キャップ26により封止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、インク滴を吐出
する複数列の噴射ノズルを有するインクジェットヘッド
と、噴射ノズルの目詰まり解消のために噴射ノズルから
インクを吸引するキャップとを備えたインクジェット記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印字信号に対応して噴射ノズルからイン
ク滴を吐出するインクジェットヘッドを備えたインクジ
ェット式記録装置は、噴射ノズルに紙粉やインクカスが
付着して目詰まりを起こすと印刷が不能となる。このた
め、インクジェットヘッドの噴射ノズルが形成されてい
る面をキャップにより封止し、キャップに吸引ポンプの
負圧を作用させて噴射ノズルからインクをキャップに強
制的に排出させるクリーニング装置を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高密度
記録や高速記録、また力ラー記録等のためにインクジェ
ットヘッドを構成する噴射ノズルの列数が多くなると、
クリーニング装置を構成するキャップのサイズが大きく
なり、これに伴ってキャップの空間容積が急激に増大し
てポンプの吸引能力が相対的に低下し、クリ−ニングが
不完全になったり、また必要なインク量を吸引する時間
が長くなる。このような問題を解消するために、吸引能
力を上げると、ポンプが大型化し、これを収容する函体
が多くなって記録装置全体が大型化するという問題があ
る。また、カラー印刷用のインクジェットヘッドにあっ
ては、吸引時に隣接する異なる色のインクを噴射する噴
射ノズルのインク同士が混合し会い、この混色したイン
クが噴射ノズルに付着して印刷時に混色を生じるという
問題がある。
【0004】さらには、大きなキャップによる封止で
は、完全な封止状態を得るためには微妙な運動を必要と
してキャッピング終了まで時間を要して、特に印刷中の
クリーニングにあっては印刷速度の低下を招くという問
題がある。本発明はこのような問題に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは多列の噴射ノズル
を備えたインクジェットヘッドを効率的、かつ隣接する
他の噴射ノズル列のインクとの混合を生じること無く、
さらに印刷のスループットの低下を最小限にしてクリー
ニングすることできるインクジェット記録装置を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、記録紙の幅方向に複数の領
域に分割して配置された噴射ノズルを有するインクジェ
ットヘッドと、前記インクジェットヘッドの1つの領域
の噴射ノズルだけを封止できるサイズを有し、かつ印刷
領域外に配置された第1キャップと、前記記録ヘッドの
複数の領域の噴射ノズルを封止できるサイズを有し、か
つ第1キャップよりも非印刷領域側に配置された第2キ
ャップと、第1キャップに負圧を供給する吸引ポンプと
を備え、クリーニング時には前記インクジェットヘッド
を移動させて前記複数の領域の1つだけを第1キャップ
により選択的に封止して、前記吸引ポンプからの負圧を
作用させてクリーニングを行い、また非印刷時には前記
インクジェットヘッドを第2キャップにより封止するよ
うにした。
【0006】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の詳細を図示
した実施例に基づいて説明する。図1は本発明のインク
ジェット記録装置の一実施例を示すものであって、キャ
リッジ11は後述するインクジェットヘッド12を搭載
し、ガイド軸13に案内されて図示していないパルスモ
ータあるいはDCサーボモータの正逆回転により、図示
しない紙送り手段により矢印Dで示す方向に送られる記
録紙14の幅方向に往復移動するものである。キャリッ
ジ11は、位置検出器15により検出された位置を基準
として図示しないエンコーダによりその位置を常時管理
されている。
【0007】印字ヘッド12は、図2に示したように噴
射ノズル23、23、23、‥‥を複数列、この実施例
では6列備え、隣接する2列のものが紙送り方向にずれ
るように千鳥状に配列されている。これら6列の噴射ノ
ズル23、23、23、‥‥は、2列を単位として3つ
のブロックA、B、Cに分割され、それぞれ異なるイン
クを吐出できるように構成されている。このように噴射
ノズル23、23、23、‥‥を千鳥状に配置すること
により高解像で、また複数ブロックを記録紙の幅方向に
並べることで高速印字を実現することができる。
【0008】インクジェットヘッド12は、チューブ1
6を介してインクタンク1に接続されてインクタンク1
からインクの供給を受けて印刷を実行する。記録紙14
の外側、つまり非印字領域にはチューブ22により吸引
ポンプ18に接続するキャップ17が設けられている。
キャップ17は、インクジェットヘッド12の噴射ノズ
ル23に対応する面に空胴24を有し、かつインクジェ
ットヘッド12の各ブロックA、B、Cをそれぞれ個別
に封止できるサイズのゴム製の容器として構成され、イ
ンクジェットヘッド面に対して垂直な方向にぱね力に抗
して進退するキャップソレノイド27に取り付けられて
いる。キャップ17よりも外側(図中、左側)には印字
休止時にインクジェットヘッドの全てのブロックA、
B、Cを同一の空間で封止する保護キャップ26が設け
られている。
【0009】キャップ17は、空洞24にインク吸収用
の多孔質部材25を収容するとともに、ソレノイド21
により開閉される弁20にチューブ22を介して接続さ
れ、またチューブ48を介して吸引ポンプ18に接続さ
れている。
【0010】このように構成した装置の動作を図3、及
び図4に基づいて説明する。クリーニング信号が出力さ
れると、キャップソレノイド27、及びバルブソレノイ
ド21が付勢される。これによりキャップ17は、ばね
力に抗してインクジェットヘッド12の移動軌跡から後
退させられ、またバルブ20を介して大気に連通され
る。
【0011】この状態で、キャリッジ11は、インクジ
ェットヘッド12をキャップ17の方向に移動させ、特
定のブロック、例えばブロックCがキャップ17に対向
する位置で停止する。ついでキャップソレノイド27が
消勢されると、キャップ17がインクジェットヘッド1
2のブロックCだけを封止し、さらにバルブソレノイド
21が消勢され、図3(I)に示すようにインクジェッ
トヘッド12のブロックCの噴射ノズル23だけがキャ
ップ17により密封される。もとより、キャップ17は
保護キャップ26よりサイズが小さいため、インクジェ
ットヘッド12と容易に気密性を確保でき、保護キャッ
プ26による封止よりも短時間で封止状態を確保する。
【0012】この状態で吸引ポンプ18が動作すると、
インクジェットヘッド12のブロックCを構成している
噴射ノズル23にだけ吸引ポンプ18の負圧が作用し、
ブロックCの噴射ノズル23からインクがキャップ17
に排出され、この過程でインクジェットヘッド12を構
成している流路内の気泡やブロックCの噴射ノズル23
に付着している紙粉やインクカスがインクとともにキャ
ップ17に排出される。
【0013】このようにして大気との連通を絶っての吸
引動作を、所定時間、例えば数砂間継続した後、バルブ
ソノレイド21を再び付勢してキャップ17を大気と連
通させると、インク吸引工程でノズル面に付着したイン
クや、またキャップ17内に溜まっていたインクやさら
にはキャップ17に付着したインクは、バルブ20を介
して流れ込むエアの流れに乗って廃インクタンク19に
排出される。最後に吸引ポンプ18を停止させてキャッ
プ17が大気圧に戻った時点でキャップソレノイド27
を付勢し、キャップ17をヘッド12から離し、バルブ
20を開弁したまま、インクジェットヘッド12の次の
ブロック、例えばブロックBがキャップ17に対向する
位置までキャリッジ11を移動させる。
【0014】この状態で前述の工程を繰り返すと、イン
クジェットヘッド12のブロックBのノズル開口23が
キャップ17に密封され(図3(b))、前述のCブロ
ックの噴射ノズル23と同様にクリーニングを受ける
(図3(II))。同様にブロックBの噴射ノズル23の
クリーニングが終了した段階で、キャリッジ11を移動
させてインクジェットヘッド12のブロックAをキャッ
プ17で封止して(図3(III))、クリーニングを実
行する。
【0015】このようにしてインクジェットヘッド12
のクリーニングが終了すると、印字指令が出力されてい
ない場合にはキャリッジ11がさらに非印字領域側(図
中、左側)に移動してインクジェットヘッド12を保護
キャップ26により封止させて、総てのブロックA、
B、Cの噴射ノズル23の乾燥や塵埃の付着を防止する
(図3(IV))。
【0016】このように複数の噴射ノズルを単一のキャ
ップ26により封止するため、保湿効果が高く、目詰ま
りに至るまでの時間を延長することができる。
【0017】一方、印字指令が出力されている場合に
は、キャリッジ11は印字領域側に移動し、またインク
ジェットヘッド12は噴射ノズル23からインク滴を吐
出して記録紙14に印刷を実行する。
【0018】このように保湿効果の高い保護キャップよ
りも印刷領域に近い側にキャップ17が配置されている
ため、印刷期間中のクリーニングにあっては、クリーニ
ングが終了してから印刷領域に移動する距離を可及的に
短くして、印刷速度の向上を図ることが可能となる。
【0019】図5は、インクジェットヘッドの他の実施
例を噴射ノズルの配列形態で示す実施例であって、この
実施例においては、インクジェットヘッド12の噴射ノ
ズル23、23、23、‥‥が4つのブロックY、C、
M、Bに分割されていて、各ブロックのノズル開口23
からはイエロ、シアン、マゼンタ、及びブラックのイン
ク滴が吐出可能に構成されている。
【0020】図6は、上述のインクジェットヘッドを用
いたインクジェット記録装置の実施例を示すものであっ
て、この実施例においてはインクジェットヘッド12の
4つのブロックY、C、M、Bのそれぞれに対してクリ
ーニングを独立して指令するためのクリーニングスイッ
チ30が設けられている。
【0021】この実施例において、たとえばマゼンタの
印字に乱れや欠けが発見された場合には、このブロック
Mのクリーニングスイッチ(M)を操作すると、制御回
路31は、インクジェットヘッド12のブロックMがキ
ャップ17に対向する位置までキャリッジ11を移動さ
せ、以後前述同様のシーケンスによってブロックMだけ
をキャップ17で封止してクリーニングを行なう。
【0022】また、2色以上のブロックの噴射ノズルに
対しクリーニングを行なう場合は、クリーニングを必要
とするブロックを指定するスイッチ30を、同時に2
個、または連続して押圧操作する。
【0023】このとき1つのブロックからのインクの吸
引を終了した段階で、バルブ20を開弁してキャップ1
7を大気に連通させた状態でエアとともに廃インクタン
ク19に排出させるだけではなく、キャップ17をイン
クジェットヘッド12から引き離した状態でさらに吸引
を行うと、キャップ17の縁やインクジェットヘッド1
2のノズル面に付着したインクを確実にキャップ17に
吸引でき、次のブロックへの移動時にインクの飛散やた
れ落ちを防止し、また次のブロックを封止した際に混色
を招くことなく次のブロックのクリーニングを実行する
ことができる。
【0024】またクリーニングが必要なブロックだけキ
ャップで封止できるため、クリーニングが不要な噴射ノ
ズルからのインクの排出を伴うこと無く、クリーニング
を必要とする噴射ノズルからだけインクを選択的に排出
させることができ、インクの浪費を無くしてクリーニン
グを実行することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
録紙の幅方向に複数の領域に分割して配置された噴射ノ
ズルを有するインクジェットヘッドと、前記インクジェ
ットヘッドの1つの領域の噴射ノズルだけを封止できる
サイズを有し、かつ印刷領域外に配置された第1キャッ
プと、前記記録ヘッドの複数の領域の噴射ノズルを封止
できるサイズを有し、かつ第1キャップよりも非印刷領
域側に配置された第2キャップと、第1キャップに負圧
を供給する吸引ポンプとを備え、クリーニング時には前
記インクジェットヘッドを移動させて前記複数の領域の
1つだけを第1キャップにより選択的に封止して、前記
吸引ポンプからの負圧を作用させてクリーニングを行
い、また非印刷時には前記インクジェットヘッドを第2
キャップにより封止するようにしたので、 高速印字や高解像度印字あるいはカラー印字の多ノズ
ル化にもかかわらず、インクジェットヘッドに比較して
小型のキャップによりインクを吸引することができるた
め、キャップの容積が小さい分だけ小型の吸引ポンプで
も効率良くインクを吸引し、かつクリーニングを必要と
する噴射ノズルを選択的に吸引でき、ヘッドのクリーニ
ングに要する時間の短縮と、クリーニングが不要な噴射
ノズルからのインクの排出を無くしてインクの浪費を防
止することができ、 また、力ラーインクジェット記録装置にあっては、色
毎の噴射ノズルだけを独立して吸引できて、キャップ内
でのインクの混合に起因する混色を完全に防止すること
ができ、 さらには、キャップの小型化によりインクジェットヘ
ッドを短時間で確実に封止することができ、また印刷領
域とクリーニング領域との距離を短縮して、印刷中にお
けるクリーニング動作のためのキャリッジの移動を短縮
できて、これらがあいまって印刷速度の高速化を図るこ
とができる、 等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインクジェット記録装置の一実施
例を示す図である。
【図2】本発明によるインクジェット記録装置に使用す
るインクジェットヘッドの一実施例を噴射ノズルの配列
形態で示す図である。
【図3】図(I)乃至(IV)は同上インクジェット記録
装置の動作を示す説明図である。
【図4】図(イ)乃至(ニ)は、それぞれ同上インクジ
ェット記録装置のクリーニング動作を示すタイミング図
である。
【図5】本発明のインクジェット記録装置に使用するイ
ンクジェットヘッドの他の実施例をノズル形態で示す図
である。
【図6】同上インクジェットヘッドに適したインクジェ
ット記録装置の他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 インクタンク 11 キャリッジ 12 インクジェットヘッド 15 キャリッジ位置検出器 17 キャップ 18 吸引ポンプ 19 廃インクタンク 20 バルブ 21 バルブソレノイド 23 ノズル 26 保護キャップ 27 キャップソレノイド 30 クリーニングスイッチ 31 制御回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、記録紙の幅方向に複数に分
割して配置された噴射ノズルを有するインクジェットヘ
ッドと、前記噴射ノズルの内の一部の噴射ノズルだけを
封止できるサイズを有し、かつ印刷領域外に配置された
第1キャップと第1キャップに負圧を供給する吸引ポ
ンプとを備え、クリーニング時には前記インクジェット
ヘッドを移動させて前記複数に分割して配置された前記
噴射ノズルの一部だけを第1キャップにより選択的に封
止して、前記吸引ポンプからの負圧を作用させてクリー
ニングを行い、また非印刷時には前記インクジェットヘ
ッドを第2キャップにより封止するようにした。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】このように構成した装置の動作を図3、及
び図4に基づいて説明する。クリーニング信号が出力さ
れると、キャップソレノイド27、及びバルブソレノイ
ド21が付勢される。これによりキャップ17は、バネ
力に抗してインクジェットヘッド12の移動軌跡から後
退させられ、またバルブ20を介して大気に連通され
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】この状態で、キャリッジ11は、インクジ
ェットヘッド12をキャップ17の方向に移動させ、特
定のブロック、例えばブロックがキャップ17に対向
する位置で停止する。ついでキャップソレノイド27が
消勢されると、キャップ17がインクジェットヘッド1
2のブロックだけを封止し、さらにバルブソレノイド
21が消勢され、図3(I)に示すようにインクジェッ
トヘッド12のブロックの噴射ノズル23だけがキャ
ップ17により密封される。もとより、キャップ17は
保護キャップ26よりサイズが小さいため、インクジェ
ットヘッド12と容易に気密性を確保でき、保護キャッ
プ26による封止よりも短時間で封止状態を確保する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】この状態で吸引ポンプ18が動作すると、
インクジェットヘッド12のブロックを構成している
噴射ノズル23にだけ吸引ポンプ18の負圧が作用し、
ブロックの噴射ノズル23からインクがキャップ17
に排出され、この過程でインクジェットヘッド12を構
成している流路内の気泡やブロックの噴射ノズル23
に付着している紙粉やインクカスがインクとともにキャ
ップ17に排出される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】このようにして大気との連通を絶っての吸
引動作を、所定時間、例えば数間継続した後、バルブ
ソノレイド21を再び付勢してキャップ17を大気と連
通させると、インク吸引工程でノズル面に付着したイン
クや、またキャップ17内に溜まっていたインクやさら
にはキャップ17に付着したインクは、バルブ20を介
して流れ込むエアの流れに乗って廃インクタンク19に
排出される。最後に吸引ポンプ18を停止させてキャッ
プ17が大気圧に戻った時点でキャップソレノイド27
を付勢し、キャップ17をヘッド12から離し、バルブ
20を開弁したまま、インクジェットヘッド12の次の
ブロック、例えばブロックBがキャップ17に対向する
位置までキャリッジ11を移動させる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】この状態で前述の工程を繰り返すと、イン
クジェットヘッド12のブロックBのノズル開口23が
キャップ17に密封され前述のブロックの噴射ノズ
ル23と同様にクリーニングを受ける(図3(II))。
同様にブロックBの噴射ノズル23のクリーニングが終
了した段階で、キャリッジ11を移動させてインクジェ
ットヘッド12のブロックをキャップ17で封止して
(図3(III))、クリーニングを実行する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
記録紙の幅方向に複数に分割して配置された噴射ノズル
を有するインクジェットヘッドと、噴射ノズルの内の一
部の噴射ノズルだけを封止できるサイズを有し、かつ印
刷領域外に配置された第1キャップと第1キャップに
負圧を供給する吸引ポンプとを備え、クリーニング時に
はインクジェットヘッドを移動させて複数に分割して配
置された噴射ノズルの一部だけを第1キャップにより選
択的に封止して、吸引ポンプからの負圧を作用させてク
リーニングを行い、また非印刷時にはインクジェットヘ
ッドを第2キャップにより封止するようにしたので、 高速印字や高解像度印字あるいはカラー印字の多ノズ
ル化にもかかわらず、インクジェットヘッドに比較して
小型のキャップによりインクを吸引することができるた
め、キャップの容積が小さい分だけ小型の吸引ポンプで
も効率良くインクを吸引し、かつクリーニングを必要と
する噴射ノズルを選択的に吸引でき、ヘッドのクリーニ
ングに要する時間の短縮と、クリーニングが不要な噴射
ノズルからのインクの排出を無くしてインクの浪費を防
止することができ、 また、力ラーインクジェット記録装置にあっては、色
毎の噴射ノズルだけを独立して吸引できて、キャップ内
でのインクの混合に起因する混色を完全に防止すること
ができ、 さらには、キャップの小型化によりインクジェットヘ
ッドを短時間で確実に封止することができ、また印刷領
域とクリーニング領域との距離を短縮して、印刷中にお
けるクリーニング動作のためのキャリッジの移動を短縮
できて、これらがあいまって印刷速度の高速化を図るこ
とができる、 等の効果を有する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙の幅方向に複数の領域に分割して
    配置された噴射ノズルを有するインクジェットヘッド
    と、前記インクジェットヘッドの1つの領域の噴射ノズ
    ルだけを封止できるサイズを有し、かつ印刷領域外に配
    置された第1キャップと、前記記録ヘッドの複数の領域
    の噴射ノズルを封止できるサイズを有し、かつ第1キャ
    ップよりも非印刷領域側に配置された第2キャップと、
    第1キャップに負圧を供給する吸引ポンプとを備え、 クリーニング時には前記インクジェットヘッドを移動さ
    せて前記複数の領域の1つだけを第1キャップにより選
    択的に封止して、前記吸引ポンプからの負圧を作用させ
    てクリーニングを行い、また非印刷時には前記インクジ
    ェットヘッドを第2キャップにより封止するインクジェ
    ット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記各領域の噴射ノズルが色の異なるイ
    ンク滴を吐出するとともに、クリーニング動作を実行さ
    せる領域を選択する指定手段を備え、複数の領域のクリ
    ーニングが指定された場合には、1つの領域のクリーニ
    ングが終了した時点で、第1キャップを大気に連通させ
    て前記吸引ポンプによる吸引を経てから、次の領域のク
    リーニングを実行する請求項1に記載のインクジェット
    記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036184A (ja) * 2008-07-09 2010-02-18 Sharp Corp インク吐出装置
JP2014028465A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Brother Ind Ltd 液体吐出装置、及びその制御方法

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