JPH1065910A - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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Publication number
JPH1065910A
JPH1065910A JP8213831A JP21383196A JPH1065910A JP H1065910 A JPH1065910 A JP H1065910A JP 8213831 A JP8213831 A JP 8213831A JP 21383196 A JP21383196 A JP 21383196A JP H1065910 A JPH1065910 A JP H1065910A
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JP
Japan
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processing
clock
image data
processing circuit
timing
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Application number
JP8213831A
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English (en)
Inventor
Akira Shimatani
朗 嶋谷
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】処理回路が2以上の基板に分けて実装されてい
る場合に、クロック変換および主走査方向の処理タイミ
ングの変換を簡単な構成でかつ安価に実現できる画像デ
ータ処理装置を提供すること。 【解決手段】ディジタル基板50に実装されているズーム
処理回路54は、2個のラインメモリ57a,57b を含み、画
像データをラインメモリ57に書き込んだ後読み出すこと
によってズーム処理を行うものである。メモリ57へのデ
ータ書込みは、アナログ基板40に実装された第1発振回
路42で発振される第1クロックCLK1に同期し、かつ処理
タイミングEN1が与えられるタイミングで行われる。
メモリ57からのデータ読出しは、第2発振回路52で発振
される第2クロックCLK2に同期し、かつ処理タイミング
EN2が与えられるタイミングで行われる。これによ
り、クロック変換および主走査方向の処理タイミングの
変換が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえばディジ
タル複写機などの画像形成装置に適用され、読取センサ
で読み取られた原稿画像に対応する画像データを処理す
るための画像データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CCD(Charge Coupled Device)
などの読取センサで原稿画像を読み取って原稿画像に対
応する画像データを作成し、この作成された画像データ
に種々の画像処理を施して所定の画像を用紙に形成する
ディジタル複写機が知られている。
【0003】画像処理には、読取センサから出力される
アナログ画像データにアナログ/ディジタル(A/D)
変換を施してディジタル画像データを作成する処理、画
像の輪郭を強調したりするためのフィルタ処理、画像を
拡大したり縮小したりするために画素の重複または間引
きを行うためのズーム処理、および画像を階調表現する
ための階調処理などが含まれる。
【0004】これらの画像処理を実行する処理回路は、
2以上の基板に分けて実装される場合が多く、たとえ
ば、A/D変換回路を含むアナログ処理回路と、フィル
タ処理、ズーム処理および階調処理を含むディジタル処
理回路とは、それぞれ、アナログ基板およびディジタル
基板に実装される。これは、1つの基板にすべての回路
を実装すると基板の物理的な占有スペースが大きくなる
ことや、アナログ処理回路とディジタル処理回路とで取
扱画素数が異なることなどの理由による。
【0005】アナログ処理回路では、読取センサで決め
られた画素数以上を取り扱うが、良好な読取りを行うた
めには、一般的に取扱画素数を最小にし、動作クロック
の周波数を低くする必要がある。一方、ディジタル処理
回路では、最低限必要な画素数以外に、各画像処理を実
行する過程で発生する画素遅延を考慮した画素数を取り
扱う必要がある。そのため、それぞれ最適な周波数のク
ロックを使用するためには、アナログ基板とディジタル
基板とで別々のクロック発生回路を用いる方が好まし
い。
【0006】そこで、たとえば図4に示すような構成の
ディジタル複写機が提案されている。このディジタル複
写機では、クロック発生回路102,202がそれぞれ
アナログ基板100およびディジタル基板200に実装
されている。クロック発生回路102,202で発生さ
れるクロックCLK1,CLK2は、それぞれ、アナロ
グ処理回路101およびディジタル処理回路201に与
えられるようになっている。
【0007】ディジタル基板200の最前段には、SR
AMやFIFOで構成されたラインメモリ203が設置
されている。アナログ処理回路101から与えられるデ
ィジタル画像データのうちライトイネーブル信号WEN
Lによって特定された有効画像に対応するディジタル画
像データは、クロックCLK1に同期してラインメモリ
203に書き込まれる。また、この書き込まれたディジ
タル画像データは、第1処理回路204からリードイネ
ーブル信号RENLが与えられることに応答してクロッ
クCLK2に同期して読み出される。
【0008】この構成によれば、クロック発生回路10
2,202をそれぞれ基板ごとに分けて設けているか
ら、クロックの遅延に起因する不具合を解消できる。し
かも、ラインメモリ203との間のデータの書込みおよ
び読出しをそれぞれ異なるタイミングでクロックCLK
1,CLK2に同期させることでクロック変換および主
走査方向の処理タイミングの変換が実現されているか
ら、2種類のクロックの非同期が問題となることもな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のディジタル複写機では、クロック変換および主走査方
向の処理タイミングの変換を行うための専用のラインメ
モリ203をわざわざ設ける必要があるから、構成が複
雑になるとともに、装置コストが上昇するという新たな
不具合が生じることになる。
【0010】一方、ディジタル処理回路201には、ズ
ーム処理回路205などのように、所定の画像処理を行
うために必要なラインメモリ206a,206bが予め
備えられている場合がある。本出願人は、このような所
定の画像処理を行うためのメモリを利用することによっ
て、クロック変換および主走査方向の処理タイミングを
実現することができないかと考えた。
【0011】この発明は上述の技術的背景に鑑みてなさ
れたもので、処理回路が2以上の基板に分けて実装され
ている場合に、所定の画像処理を行うために必要なメモ
リを利用することで、クロック変換および主走査方向の
処理タイミングの変換を簡単な構成でかつ安価に実現で
きる画像データ処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、第1クロックを発生するための第1クロッ
ク発生手段と、第2クロックを発生するための第2クロ
ック発生手段と、上記第1クロック発生手段で発生され
る第1クロックに同期して画像データに所定の画像処理
を施すための第1処理手段と、メモリを有し、上記第1
処理手段で処理が施された画像データを、主走査方向に
関する第1処理タイミングで、上記第1クロック発生手
段で発生される第1クロックに同期して上記メモリに書
き込むとともに、このメモリに書き込まれている画像デ
ータを、主走査方向に関する第2処理タイミングで、上
記第2クロック発生手段で発生される第2クロックに同
期して読み出すことによって、所定の画像処理を行うた
めの第2処理手段とを含むことを特徴とする画像データ
処理装置である。
【0013】上記第2処理手段は、たとえば請求項2記
載の発明のように、画像を拡大または縮小するためのズ
ーム処理を行うものであってもよい。本発明では、画像
データを第1処理タイミングで第1クロックに同期して
メモリに書き込むとともに、このメモリに書き込まれた
画像データを第2処理タイミングで第2クロックに同期
して読み出している。したがって、たとえば第1クロッ
ク発生手段および第1処理手段と、第2クロック発生手
段および第2処理手段とをそれぞれ別の基板に分けて実
装した場合でも、新たな構成を追加することなく、クロ
ック変換および主走査方向の処理タイミングの変換を実
現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態にかかるディジタル複写機の構成を示
すブロック図である。このディジタル複写機は、読取セ
ンサ10で読み取られた原稿画像に対応する画像データ
に画像処理部20で所定の画像処理を施し、処理後の画
像データに対応する画像を出力装置30により用紙に形
成するものである。
【0015】読取センサ10は、一次元CCD(Charge
Coupled Device) などで構成されたもので、アナログ処
理回路41から駆動信号CCLKが与えられたことに応
答して原稿画像を光学的に読み取って、原稿画像の濃淡
に応じたアナログ画像データを1ラインごとに出力する
ものである。出力されるアナログ画像データは、画像処
理部20に与えられる。
【0016】画像処理部20は、アナログ処理回路41
およびディジタル処理回路51を有している。アナログ
処理回路41およびディジタル処理回路51は、基板の
設置スペースの節約等の関係から、アナログ基板40お
よびディジタル基板50に分けて実装されている。アナ
ログ処理回路41は、第1処理手段に相当し、主とし
て、読取センサ10から与えられるアナログ画像データ
をディジタル画像データに変換するためのもので、変換
後のディジタル画像データはディジタル処理回路51に
与えられる。
【0017】ディジタル処理回路51は、輪郭強調のた
めの微分処理および平滑化のための積分処理を含むフィ
ルタ処理などを実行するための第1処理回路53、ズー
ム処理を実行するための第2処理手段に相当するズーム
処理回路54、ならびにディザ処理および2値化処理を
含む階調処理を実行するための第2処理回路55を有し
ている。
【0018】アナログ処理回路41から与えられたディ
ジタル画像データは、第1処理回路53においてフィル
タ処理などが施された後、ズーム処理回路54において
ズーム処理が施され、さらに第2処理回路55において
階調処理が施される。画像処理後のディジタル画像デー
タは、出力装置30に与えられる。出力装置30は、い
ずれも図示しない、露光用光源、感光体ドラムを含む画
像形成部、用紙を画像形成部に向けて搬送する搬送部、
および排紙部を有する。出力装置30は、ディジタル処
理回路51からディジタル画像データが与えられると、
露光用光源を駆動し、与えられるディジタル画像データ
に応じて光を照射させる。その結果、感光体ドラムが露
光され、原稿画像に所定の画像処理を施した画像に応じ
た静電潜像が感光体ドラムに形成される。その後、画像
形成部では、感光体ドラムに形成された静電潜像に対応
するトナー像が形成される。トナー像は、搬送部により
搬送されてきた用紙に転写される。その結果、原稿画像
に所定の画像処理を施した画像が用紙に形成されること
になる。画像形成後の複写紙は、排紙部により機外に排
出される。これにより、この装置における一連の処理が
終了する。
【0019】アナログ基板40には、第1クロック発生
手段に相当する第1発振回路42が実装されている。第
1発振回路42は、水晶発振回路などで構成され、所定
のクロック周波数の第1クロックCLK1を発振するも
のである。第1クロックCLK1は、アナログ処理回路
41に与えられる。また、ライン70を介して、第1処
理回路53およびズーム処理回路54に与えられる。
【0020】ディジタル基板50には、第2クロック発
生手段に相当する第2発振回路52が実装されている。
第2発振回路52は、水晶発振回路などで構成され、所
定のクロック周波数の第2クロックCLK2を発振する
ものである。第2クロックCLK2は、ズーム処理回路
54および第2処理回路55に与えられる。アナログ処
理回路41における画像処理は、第1発振回路42から
与えられる第1クロックCLK1に同期して行われる。
すなわち、アナログ処理回路41は、第1クロックCL
K1に同期して1ライン分のアナログ画像データをディ
ジタル画像データに変換し、さらに第1クロックCLK
1に同期してディジタル画像データをディジタル処理回
路51に与える。
【0021】また、アナログ処理回路41は、第1クロ
ックCLK1に同期してライトイネーブル信号WENL
をディジタル処理回路51に与える。ライトイネーブル
信号WENLは、ディジタル処理回路51に与えられる
1ライン分のディジタル画像データのうち有効画像に対
応するディジタル画像データを指定するためのものであ
る。これにより、ディジタル処理回路51は、1ライン
分のディジタル画像データのうち処理すべきディジタル
画像データを特定できる。
【0022】第1処理回路53は、第1発振回路42か
らライン70を介して与えられる第1クロックCLK1
に同期して動作するもので、アナログ処理回路41から
1ライン分のディジタル画像データが与えられると、ラ
イトイネーブル信号WENLを参照して有効画像に対応
するディジタル画像データを抽出し、この抽出されたデ
ィジタル画像データに対してフィルタ処理を実行する。
【0023】第1処理回路53は、処理済のディジタル
画像データを第1クロックCLK1に同期させてズーム
処理回路54に与える。このとき、第1処理タイミング
に相当する主走査方向の書込みに関するタイミングを指
定するためのタイミング信号EN1を第1クロックCL
K1に同期させてズーム処理回路54に与える。さら
に、1ライン分のディジタル画像データを出力するたび
に、主走査方向の処理タイミングを指示するための水平
同期信号HSYNCをズーム処理回路54に与える。
【0024】なお、第1処理回路53に与えられる第1
クロックCLK1は、別基板であるアナログ基板40に
実装されている第1発振回路42からライン70を介し
て与えられるから、所定の遅延時間だけ遅延する。しか
し、この遅延は第1処理回路53で行われる処理にはあ
まり影響はなく、また最終的な画質に影響するわけでも
ないから、特に問題はない。
【0025】ズーム処理回路54は、ズーム処理回路5
4の中枢として機能する本体部56、およびSRAMな
どで構成された2個のラインメモリ57a,57b(以
下総称するときは「ラインメモリ57」という。)を含
む。ズーム処理回路54では、第1処理回路53から与
えられるディジタル画像データをラインメモリ57に書
き込み、この書き込まれたディジタル画像データを読み
出すことによって、ズーム処理が行われる。
【0026】ラインメモリ57へのディジタル画像デー
タの書込みは、第1発振回路42からライン70を介し
て与えられる第1クロックCLK1に同期して行われ
る。ラインメモリ57からのディジタル画像データの読
出しは、第2発振回路52から与えられる第2クロック
CLK2に同期して行われる。第2処理回路55は、第
2クロックCLK2に同期して動作し、第2処理タイミ
ングに相当する主走査方向の読出しに関するタイミング
を指示するためのタイミング信号EN2を与える。その
結果、ズーム処理回路54から1ライン分のディジタル
画像データが読み出され、第2処理回路55に与えられ
る。第2処理回路55は、このディジタル画像データに
対して階調処理を施し、出力装置30に順次与える。
【0027】図2は、ズーム処理回路54の内部の電気
的構成を示すブロック図である。本体部56には、セレ
クタ60a,60b(以下総称するときは「セレクタ6
0」という。)がラインメモリ57a,57bにそれぞ
れ対応付けて備えられている。第1処理回路53から与
えられるディジタル画像データは、セレクタ60に与え
られるようになっている。
【0028】セレクタ60は、ライン制御部61によっ
て、ディジタル画像データをラインメモリ57に書き込
むための書込モード、およびラインメモリ57に書き込
まれているディジタル画像データを読み出すための読出
モードのいずれかに設定される。この場合、セレクタ6
0a,60bが同じモードに設定されることはなく、一
方が書込モードに設定される場合には、他方は読出モー
ドに設定される。
【0029】ライン制御回路61には、第1処理回路5
3から水平同期信号HSYNCが与えられる。ライン制
御回路61は、第1処理回路53から水平同期信号HS
YNCが与えられるたびに、一方のセレクタ60を書込
モード/読出モードに交互に切り換えるとともに、他方
のセレクタ60を読出モード/書込モードに交互に切り
換える。
【0030】ズーム処理回路54にはまた、ライトアド
レスカウンタ62およびリードアドレスカウンタ63が
備えられている。ライトアドレスカウンタ62には、第
1クロックCLK1が常時与えられている。また、ライ
トアドレスカウンタ62には、第1処理回路53からの
タイミング信号EN1が与えられる。ライトアドレスカ
ウンタ62は、タイミング信号EN1が与えられたこと
に応答して第1クロックCLK1のカウントを開始す
る。このとき、カウント値は、1個の第1クロックCL
K1をカウントするたびに+1だけ増加するようになっ
ている。カウント値は、書込アドレスとしてセレクタ6
0a,60bに与えられる。
【0031】リードアドレスカウンタ63には、第2ク
ロックCLK2が常時与えられている。また、リードア
ドレスカウンタ63には、第2処理回路55からのタイ
ミング信号EN2が与えられる。リードアドレスカウン
タ63は、タイミング信号EN2が与えられたことに応
答して第2クロックCLK2のカウントを開始する。カ
ウント値は、読出アドレスとしてセレクタ60a,60
bに与えられる。
【0032】リードアドレスカウンタ63におけるカウ
ント幅は、図外の入力装置から入力される変倍率信号に
基づいて適宜変更される。具体的には、拡大が指定され
たときには、倍率に応じたm(mは自然数)個の第2ク
ロックCLK2をカウントしなければカウント値が更新
しないように設定される。すなわち、同じ読出アドレス
がm回ずつセレクタ60に与えられる。一方、縮小が指
定されたときには、倍率に応じた1/n(nは自然数)
に設定される。すなわち、nずつ離れた読出アドレスが
セレクタ60に順次与えられる。
【0033】セレクタ60は、動作モードが書込モード
に設定されている場合には、各カウンタ62,63から
与えられる書込アドレスおよび読出アドレスのうち書込
アドレスを取り込み、この取り込まれた書込アドレスに
対応するラインメモリ57のアドレスを順次指定し、こ
の指定されたアドレスに第1処理回路53から与えられ
るディジタル画像データを順次書き込む。
【0034】反対に、動作モードが読出モードに設定さ
れている場合には、各カウンタ62,63から与えられ
る書込アドレスおよび読出アドレスのうち読出アドレス
を取り込み、この取り込まれた読出アドレスに対応する
ラインメモリ57のアドレスを順次指定し、この指定さ
れたアドレスに書き込まれているディジタル画像データ
を読み出す。読み出されたディジタル画像データは第2
処理回路55に与えられる。
【0035】拡大が指定されている場合、上述のよう
に、同じ読出アドレスがm回ずつセレクタ60に与えら
れる。したがって、ラインメモリ57からは同じディジ
タル画像データがm回ずつ順番に読み出される。すなわ
ち、画素が重複される。これにより、画像の拡大処理が
行われる。一方、縮小が指定されている場合には、上述
のように、nずつ離れた読出アドレスがセレクタ60に
与えられる。したがって、ラインメモリ57からはn個
ずず間引かれたディジタル画像データが読み出される。
これにより、画像の縮小処理が行われる。
【0036】図3は、ズーム処理回路54の動作を示す
タイミングチャートである。図3では、設定される変倍
率が1である場合を想定している。第1処理回路53か
らは、処理すべきディジタル画像データのラインが更新
するたびに、図3(a) に示すように、ローレベルからハ
イレベルに変化する水平同期信号HSYNCがズーム処
理回路54に与えられる。
【0037】ズーム処理回路54では、水平同期信号H
SYNCがハイレベルに切り換わると、セレクタ60
a,60bが従前に設定された動作モードと異なるモー
ドに切り換えられる。たとえば、セレクタ60a,60
bが書込モードおよび読出モードに設定されていれば、
それぞれ、読出モードおよび書込モードに切り換えられ
る。
【0038】一方、第2処理回路55からは、図3(f)
に示すように、水平同期信号HSYNCがハイレベルに
切り換わってから所定時間経過後、タイミング信号EN
2が出力される。タイミング信号EN2は、リードアド
レスカウンタ63に与えられる。これに応答して、リー
ドアドレスカウンタ63は第2クロックCLK2をカウ
ントし、読出アドレスを各セレクタ60a,60bに順
次与える。その結果、読出モードに設定されているセレ
クタ60aは、図3(g) に示すように、ラインメモリ5
7aからディジタル画像データを順次読み出し、第2処
理回路55に与える。すなわち、ディジタル画像データ
は、タイミング信号EN2が与えられたタイミングで第
2クロックCLK2に同期して読み出される。
【0039】一方、水平同期信号HSYNCがハイレベ
ルに切り換わってから所定時間経過後、図3(c) に示す
ように、第1処理回路53からタイミング信号EN1が
ライトアドレスカウンタ62に与えられる。これに応答
して、ライトアドレスカウンタ62は第1クロックCL
K1をカウントし、書込アドレスを各セレクタ60a,
60bに与える。その結果、書込モードに設定されてい
るセレクタ60bは、図3(d) に示すように、第1処理
回路53から与えられるディジタル画像データをライン
メモリ57bに順に書き込む。すなわち、ディジタル画
像データは、タイミング信号EN1が与えられたタイミ
ングで第1クロックCLK1に同期して書き込まれる。
【0040】その後、次のラインのディジタル画像デー
タが第1処理回路53から出力され、水平同期信号HS
YNCがローレベルに切り換わった後ハイレベルに切り
換わると、上述の動作が再度繰り返される。ただし、セ
レクタ60は動作モードが反転されるから、セレクタ6
0a,60bがそれぞれ書込モードおよび読出モードに
切り換えられる。その結果、従前にラインメモリ57b
に書き込まれたディジタル画像データが読み出され、第
2処理回路55に与えられることになる。
【0041】このように、この実施形態によれば、ディ
ジタル画像データをタイミング信号EN1が与えられる
タイミングで第1クロックCLK1に同期させてライン
メモリ57に書き込み、この書き込まれたディジタル画
像データをタイミング信号EN2が与えられるタイミン
グで第2クロックCLK2に同期させて読み出すことに
よって、クロック変換および主走査方向の処理タイミン
グの変換が実現されている。この場合、クロック変換や
処理タイミングの変換のための構成を新たに設けている
のではなく、ズーム処理回路54に予め備えられている
ラインメモリ57を利用している。したがって、クロッ
ク変換および処理タイミングの変換のための構成を簡単
にでき、装置コストの上昇を抑えることができる。
【0042】この発明の実施の形態の説明は以上のとお
りであるが、この発明は上述の実施形態に限定されるも
のではない。たとえば上記実施形態では、ズーム処理回
路54におけるラインメモリ57へのデータの書込みお
よび読出しをそれぞれ別のクロックCLK1,CLK2
に同期させて行うことによってクロック変換および主走
査方向の処理タイミングの変換を実現している。しか
し、たとえば鏡像処理回路におけるラインメモリへのデ
ータの書込みおよび読出しをそれぞれ別のクロックに同
期させて行うことによってクロック変換および主走査方
向の処理タイミングの変換を実現するようにしてもよ
い。要は、所定の画像処理を行うためのメモリを予め有
する回路が備えられている装置であれば、この発明を適
用することができる。
【0043】また、上記実施形態では、この発明をディ
ジタル複写機に利用する場合について説明しているが、
この発明は、ディジタルファクシミリ装置やその他の画
像データを処理する装置に適用可能である。その他、特
許請求の範囲に記載された範囲内で種々の設計変更を施
すことが可能である。
【0044】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、たとえ
ば処理回路を2以上の別基板に実装する場合でも、ズー
ム処理回路のような所定の画像処理を行うために必要な
メモリを備える回路を利用することによってクロック変
換および主走査方向の処理タイミングの変換を行うこと
ができるから、ラインメモリなどのクロック変換および
主走査方向の処理タイミングの変換のための構成を新た
に追加する必要ない。したがって、装置全体の構成を簡
素化できるとともに装置コストの上昇を抑えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかるディジタル複写
機の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】ズーム処理回路の内部の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図3】ズーム処理回路の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図4】従来のディジタル複写機の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
40 アナログ基板 41 アナログ処理回路 42 第1発振回路 50 ディジタル基板 51 ディジタル処理回路 52 第2発振回路 54 ズーム処理回路 56 本体部 57a,57b,57 ラインメモリ 60a,60b,60 セレクタ 61 ライン制御部 62 ライトアドレスカウンタ 63 リードアドレスカウンタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1クロックを発生するための第1クロッ
    ク発生手段と、 第2クロックを発生するための第2クロック発生手段
    と、 上記第1クロック発生手段で発生される第1クロックに
    同期して画像データに所定の画像処理を施すための第1
    処理手段と、 メモリを有し、上記第1処理手段で処理が施された画像
    データを、主走査方向に関する第1処理タイミングで、
    上記第1クロック発生手段で発生される第1クロックに
    同期して上記メモリに書き込むとともに、このメモリに
    書き込まれている画像データを、主走査方向に関する第
    2処理タイミングで、上記第2クロック発生手段で発生
    される第2クロックに同期して読み出すことによって、
    所定の画像処理を行うための第2処理手段とを含むこと
    を特徴とする画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】上記第2処理手段は、画像を拡大または縮
    小するためのズーム処理を行うものであることを特徴と
    する請求項1記載の画像データ処理装置。
JP8213831A 1996-08-13 1996-08-13 画像データ処理装置 Pending JPH1065910A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8213831A JPH1065910A (ja) 1996-08-13 1996-08-13 画像データ処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0973324A3 (en) * 1998-07-09 2001-03-21 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method of the same, and storage medium
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JP2016060054A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 株式会社リコー 画像形成装置

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