JP2001238043A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JP2001238043A
JP2001238043A JP2000049367A JP2000049367A JP2001238043A JP 2001238043 A JP2001238043 A JP 2001238043A JP 2000049367 A JP2000049367 A JP 2000049367A JP 2000049367 A JP2000049367 A JP 2000049367A JP 2001238043 A JP2001238043 A JP 2001238043A
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clock
image
data
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signal
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JP2000049367A
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Taketoshi Nakao
竹寿 中尾
Makoto Kumagai
誠 熊谷
Junji Ishikawa
淳史 石川
Koji Tsukada
孝二 塚田
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 EMIノイズを低減した画像読み取り装置を
提供すること。 【解決手段】 画像読み取り部1に、奇数番画素のデー
タ処理を行うためのクロック(15.0MHz)を生成
するクロック生成部6Aと、偶数番画素のデータ処理を
行うためのクロック(15.3MHz)を生成するクロ
ック生成部6Bとを備えている。従って、原稿等の画像
を読み込む際に画像読み取り部1では、奇数番画素のデ
ータ処理と偶数番画素のデータ処理とが異なる周波数の
クロックに基づき行われる。これにより、奇数番画素の
データ処理回路から発生するEMIノイズと偶数番画素
のデータ処理回路から発生するEMIノイズとが重畳す
ることがない。このため、画像読み取り部1で発生する
EMIノイズが効果的に低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿を光学的に走
査して画像情報を得るためにデジタル複写機やスキャナ
等に搭載される画像読み取り装置に関する。さらに詳細
には、電磁放射(electromagnetic interference、以下
「EMI」という)ノイズを低減することができる画像
読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読み取り装置は、まず、CC
Dセンサ等のリニアイメージセンサによって、原稿から
の反射光を光電変換してアナログ画像信号を得る。そし
て、A/D変換器でデジタルの画像信号に変換した後、
必要な画像処理が行われるようになっている。このよう
な画像読み取り装置においては、一般的に奇数番画素
(odd)と偶数番画素(even)ごとに出力チャン
ネルを備えるCCDセンサが使用されている。このCC
Dセンサは固体撮像素子であり、高周波クロックにより
駆動されるようになっている。そして、奇数番画素と偶
数番画素の各出力チャンネルから出力された信号を合成
して、合成されたものを読み取り画像データとして出力
するようになっている。このため、奇数番画素と偶数番
画素の各出力信号の間で同期をとる必要があるので、奇
数番画素と偶数番画素の各出力チャンネルは、同一周波
数のクロックで制御されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像読み取り装置では、EMIノイズが大きいという問
題点があった。CCDセンサを駆動するためのクロック
は負荷容量が大きく、高周波であるからである。また、
奇数番画素のデータ処理回路から発生するEMIノイズ
と、偶数番画素のデータ処理回路から発生するEMIノ
イズとが重畳する。これは奇数番画素のデータ処理回路
と偶数番画素のデータ処理回路とを、同一周波数のクロ
ックで制御しているからである。その結果、画像読み取
り装置から発生するEMIノイズを大きくしてしまって
いた。
【0004】そこで、本発明は上記した問題点を解決す
るためになされたものであり、EMIノイズを低減した
画像読み取り装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めになされた本発明に係る画像読み取り装置によれば、
原稿画像からの反射光を光電変換することにより画像信
号を得るとともに、その画像信号を出力するための出力
チャンネルを2以上備える光電変換手段と、光電変換手
段を制御するためのクロックを生成するクロック生成手
段とを有し、クロック生成手段は、光電変換手段の各出
力チャンネルごとに、周波数の異なるクロックを生成し
供給する。
【0006】この画像読み取り装置では、クロック生成
手段で生成されたクロックによって光電変換手段が制御
される。この光電変換手段は、2以上の出力チャンネル
を備えている。そして、クロック生成手段では、光電変
換手段の各出力チャンネルごとに、周波数の異なるクロ
ックが生成され供給される。従って、光電変換手段は各
出力チャンネルごとに、それぞれ異なる周波数のクロッ
クによって制御される。これにより、各出力チャンネル
ごとに発生するEMIノイズが重畳しなくなるため、画
像読み取り装置から発生するEMIノイズは低減され
る。
【0007】なお、各出力チャンネルにおけるクロック
の周波数差は、シフト信号の間隔内であれば任意に設定
することができるが、0.3MHz程度の差があればE
MIノイズを十分に低減させることができる。
【0008】本発明に係る画像読み取り装置において
は、光電変換手段の各出力チャンネルから出力される各
出力信号間で同期をとるための調整手段を有することが
好ましい。
【0009】2以上の出力チャンネルを備えた光電変換
手段では、各出力チャンネルからの出力信号を合成する
必要がある。ここで、光電変換手段が各出力チャンネル
ごとにそれぞれ異なる周波数のクロックによって制御さ
れると、各出力チャンネルからの出力信号は同期がとら
れていない状態で出力される。そうすると、各出力チャ
ンネルからの出力信号を正確に合成することができな
い。そこで、光電変換手段の各出力チャンネルから出力
される出力信号の同期をとる調整手段を有することによ
り、各出力信号間で確実に同期がとられ、各出力信号が
正確に合成される。
【0010】また、本発明に係る画像読み取り装置によ
れば、原稿画像からの反射光を光電変換することにより
画像信号を得る光電変換手段光電変換手段と、光電変換
手段を制御するためのクロックを生成するクロック生成
手段とを有し、クロック生成手段は、光電変換手段にお
ける1ライン分の走査周期ごとに、クロックの周波数を
変動させる。
【0011】この画像読み取り装置では、1ライン分の
走査周期ごとに異なる周波数のクロックによって光電変
換手段が制御される。クロック生成手段により、クロッ
クの周波数が光電変換手段における1走査周期ごとに変
化させられるからである。ここで、ノイズ成分は時間当
たりのエネルギー量になるので、同一周波数のクロック
が連続するような場合には、1クロックごとのノイズが
積み重なっていくためにノイズが大きくなってしまう。
しかし、本発明の画像読み取り装置では、上記したよう
に1ラインごとにクロックの周波数が変化するため、ノ
イズの連続的な発生が抑えられる。その結果として、画
像読み取り装置から発生するEMIノイズが低減され
る。
【0012】特に近年、画像読み取り装置における高解
像度化・高速化の要請に伴い、シフト信号の間隔が狭く
(時間的に短く)なってきていることから、EMIノイ
ズの計測における充電期間がシフト信号の間隔よりも長
くなる場合が多い。このため、1ライン分の走査周期ご
とにクロックの周波数を変化させることにより、効果的
にEMIノイズの発生を低減することができる。
【0013】なお、周波数の変動方法としては、シフト
信号ごとに周波数を不規則に変化させてもよいし、シフ
ト信号ごとに周波数を周期的なパターン(2種類以上の
周波数を含むもの)で変化させてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像読み取り装置
を具体化した実施の形態について図面に基づいて詳細に
説明する。本実施の形態は、本発明の画像読み取り装置
を搭載したコピー機である。
【0015】(第1の実施の形態)まず、第1の実施の
形態について説明する。図1に示すように、第1の実施
の形態に係るコピー機10は、原稿の画像を用紙上に再
現するものであり、原稿の画像を読み取る走査系810
および自動原稿搬送装置850や、読み取って得た画像
データを取り扱う画像処理部820、画像データに基づ
いて画像を作成し用紙上に出力するための光学系860
および作像系870、用紙を供給する用紙搬送系880
などを備えている。本発明の特徴部分である画像読み取
り部1は、走査系810に組み込まれている。また、用
紙搬送系880には、両面印刷のために画像形成後の用
紙の表裏を反転させる表裏反転部881が設けられてい
る。
【0016】ここで、走査系810に組み込まれた画像
読み取り部1について、図2を用いて説明する。図2に
示すように、画像読み取り部1には、CCDセンサ2
と、A/D変換回路3A,3Bと、バッファ4と、マル
チプレクサ5と、クロック生成回路6A,6Bとが備わ
っている。CCDセンサ2は、2チャンネルCCDであ
り、各出力バッファから奇数番画素のデータと偶数番画
素のデータを別々に出力する。このため、A/D変換回
路およびクロック生成回路は、2個ずつ備わっているの
である。なお、A/D変換回路3A、クロック生成回路
6Aが奇数番画素のデータを処理するものであり、A/
D変換回路3B、クロック生成回路6Bが奇数番画素の
データを処理するものである。また、バッファ4は偶数
番画素のデータ処理ラインにのみ設けられている。
【0017】A/D変換回路3A,3Bは、CCDセン
サ2から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換
する回路である。マルチプレクサ5は、奇数番画素のデ
ータと偶数番画素のデータとを合成し、その合成したデ
ータを画像データとして画像処理部820へ出力するも
のである。
【0018】クロック生成回路6A,6Bは、ともにC
CDセンサ2を駆動するためのクロックを生成するもの
である。具体的には、クロック生成回路6Aで、15.
0MHzのクロックが生成され、クロック生成回路6B
で、15.3MHzのクロックが生成される。そして、
クロック生成回路6A,6Bで生成されたクロックは、
CCDセンサ2、A/D変換回路3A,3B、およびバ
ッファ4に供給されるようになっている。なお、バッフ
ァ4においては、入力側に15.3MHzのクロックが
供給され、出力側に15.0MHzのクロックが供給さ
れるようになっている。これによりバッファ4では、1
5.3MHzで偶数番画素のデータが書き込まれ、その
書き込まれたデータが15.0MHzで読み出される。
つまりバッファ4は、偶数番画素のデータと奇数番画素
のデータとの出力タイミングの差をなくす(同期をと
る)役割を果たしている。
【0019】CCDセンサ2は固体撮像素子であり、図
3に示すように、フォトダイオード20と、奇数番画素
のデータを処理するシフトゲート21Aと、シフトレジ
スタ22Aと、出力バッファ23A、および偶数番画素
のデータを処理するシフトゲート21Bと、シフトレジ
スタ22Bと、出力バッファ23Bを備えている。そし
て、シフトゲート21A,21Bのそれぞれにシフト信
号SFが入力されるようになっている。また、シフトレ
ジスタ22Aには駆動信号φ1A,φ2Aが入力される
ようになっている。同様に、シフトレジスタ22Bには
駆動信号φ1B,φ2Bが入力されるようになってい
る。さらに、出力バッファ23Aには、リセット信号R
EA、クランプ信号CLAが入力され、出力バッファ2
3Bには、リセット信号REB、クランプ信号CLBが
入力されるようになっている。
【0020】ここで、駆動信号φ1A,φ2A、クラン
プ信号CLA、およびリセット信号REAはともに、ク
ロック生成回路6A(図2参照)で生成された15.0
MHzのクロックに基づき駆動される信号である。一
方、駆動信号φ1B,φ2B、クランプ信号CLB、お
よびリセット信号REBはともに、クロック生成回路6
B(図2参照)で生成された15.3MHzのクロック
に基づき駆動される信号である。
【0021】これらの信号の波形を図4に示す。ここ
で、シフト信号SFは、フォトダイオード20における
データをシフトレジスタ22A,22Bへ転送するため
の信号である。このシフト信号SFの間隔が露光時間に
相当し、この信号間隔によりCCDセンサ2の解像度が
決まる。そして、奇数番画素と偶数番画素との解像度が
同一になるように、シフトゲート21A,21Bには同
一のシフト信号SFが入力されている。また、15.0
MHzで駆動される駆動信号φ1A,φ2Aは逆位相の
信号になっている。すなわち、駆動信号φ1Aが“H”
のときには、駆動信号φ2Aが“L”になっている。ま
た、逆に駆動信号φ1Aが“L”のときには、駆動信号
φ2Aが“H”になっている。これにより、シフトレジ
スタ22Aにおけるデータがシフトされるようになって
いる。なお、15.3MHzで駆動される駆動信号φ1
B,φ2Bも、駆動信号φ1A,φ2Aと同様である。
【0022】続いて、上記のような構成を有するコピー
機10の動作について説明する。まず、自動原稿搬送装
置850により原稿が1枚ずつ搬送され、走査系810
による読み取りに供される。そして、画像読み取り部1
において、原稿の画像が画像データとして読み込まれ
る。具体的には、原稿に光が照射され、原稿からの反射
光をCCDセンサ2におけるフォトダイオード20が受
光する。そうすると、フォトダイオード20で受光量が
電気信号に変換される。ここで、CCDセンサ2は、奇
数番画素のデータと偶数番画素のデータとを別々に処理
する2チャンネルCCDであるから、奇数番画素のデー
タ処理と偶数番画素のデータ処理について別々に説明す
る。
【0023】奇数番画素のデータ処理においては、クロ
ック生成回路6A(図2参照)で生成された15.0M
Hzのクロックが使用される。まず、フォトダイオード
20で得られた奇数番画素のデータは、シフトゲート2
1Aに入力されるシフト信号SFによって、シフトレジ
スタ22Aへ転送される。次いで、シフトレジスタ22
Aに転送されたデータは、駆動信号φ1A,φ2Aによ
って、出力バッファ23Aへ転送される。そして、出力
バッファ23Aに転送されたデータは、リセット信号R
EAおよびクランプ信号CLAによって、CCDセンサ
2から出力され、A/D変換回路3Aに入力される。こ
のA/D変換回路3Aでデジタル信号に変換されたデー
タは、マルチプレクサ5に入力される。
【0024】一方、偶数番画素の処理においては、クロ
ック生成回路6A(図2参照)で生成された15.3M
Hzの駆動クロックが使用される。フォトダイオード2
0で得られた偶数番画素のデータは、シフトゲート21
Bに入力されるシフト信号SFによって、シフトレジス
タ22Bへ転送される。次いで、シフトレジスタ22B
に転送されたデータは、駆動信号φ1B,φ2Bによっ
て、出力バッファ23Bへ転送される。そして、出力バ
ッファ23Bに転送されたデータは、リセット信号RE
Bおよびクランプ信号CLBによって、CCDセンサ2
から出力され、A/D変換回路3Bに入力される。この
A/D変換回路3Bでデジタル信号に変換されたデータ
は、バッファ4を介した後にマルチプレクサ5に入力さ
れる。
【0025】ここで、奇数番画素のデータ処理において
は15.0MHzのクロックが使用される一方、偶数番
画素のデータ処理においては15.3MHzのクロック
が使用されている。このため、CCDセンサ2からは、
偶数番画素のデータが奇数番画素のデータよりも早く出
力されてしまう。従ってこのままの状態では、マルチプ
レクサ5で奇数番画素のデータと偶数番画素のデータと
を正確に合成することができない。しかし、画像読み取
り部1には、偶数番画素のデータ処理ラインにバッファ
4が設けられている。このバッファ4は、上記したよう
に、15.3MHzで偶数番画素のデータを書き込み、
その書き込んだデータを15.0MHzで読み出す。従
ってバッファ4により、偶数番画素のデータと奇数番画
素のデータとの同期がとられた状態でマルチプレクサ5
に入力される。これによりマルチプレクサ5において、
偶数番画素のデータと奇数番画素のデータとが正確に合
成される。そして、マルチプレクサ5で合成された画像
データは、画像処理部820へ転送される。
【0026】そうすると画像処理部820において、画
像データに対してシェーディング補正その他の画質補正
や必要により電気変倍処理などの画像処理が施される。
そして、画像処理後の画像データに従い、光学系860
および作像系870でトナー像が作成される。そのトナ
ー像は、用紙搬送系880から供給された用紙上に転写
される。そして、トナー像が用紙上に定着されると、原
稿の画像が用紙上に再現される。その後、画像が形成さ
れた用紙は排紙トレイ890に排出される。なお両面印
刷の場合には、表裏反転部881を経て両面に画像が形
成された状態で排紙トレイ890に排出される。
【0027】このように画像読み取り部1では、奇数番
画素のデータ処理における駆動信号φ1A,φ2Aと、
偶数番画素のデータ処理における駆動信号φ1B,φ2
Bとを異なる周波数で駆動させている。このため図5に
実線で示すように、EMIノイズが重畳することがなく
なり、画像読み取り部1から発生するEMIノイズが低
減される。また、駆動信号φ1A,φ2A(φ1B,φ
2B)は、CCDセンサの特性上、負荷容量が大きいた
めに、大きなエネルギーが必要とされるから、大きなノ
イズが発生する。このため、駆動信号φ1A,φ2Aと
φ1B,φ2Bとを異なる周波数で駆動することによ
り、画像読み取り部1で発生するEMIノイズを効果的
に低減することができる。なお、図5に示す破線は、従
来の画像読み取り装置におけるEMIノイズの発生状況
を示したものである。
【0028】以上、詳細に説明したように第1の実施の
形態に係るコピー機10によれば、画像読み取り部1
に、奇数番画素のデータ処理を行うためのクロック(1
5.0MHz)を生成するクロック生成部6Aと、偶数
番画素のデータ処理を行うためのクロック(15.3M
Hz)を生成するクロック生成部6Bとが備わってい
る。従って、原稿等の画像を読み込む際に画像読み取り
部1では、奇数番画素のデータ処理と偶数番画素のデー
タ処理とが異なる周波数のクロックに基づき行われる。
これにより、奇数番画素のデータ処理回路から発生する
EMIノイズと偶数番画素のデータ処理回路から発生す
るEMIノイズとが重畳することがない。このため、画
像読み取り部1で発生するEMIノイズが効果的に低減
される。
【0029】ここでCCDセンサ2からは、奇数番画素
のデータよりも偶数番画素のデータが早く出力される。
このため、画像読み取り部1における偶数番画素のデー
タ処理ラインに、バッファ4が備わっている。そしてバ
ッファ4は、15.3MHzで偶数番画素のデータを書
き込み、その書き込んだデータを15.0MHzで読み
出す。このためマルチプレクサ5に入力される前に、奇
数番画素のデータと偶数番画素のデータとの間で確実に
同期がとられる。従って、奇数番画素のデータ処理と偶
数番画素のデータ処理とを異なる周波数(15.0MH
zと15.3MHz)のクロックに基づいて行っても、
奇数番画素のデータと偶数番画素のデータとが正確に合
成された画像データが得られる。
【0030】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態について説明する。第2の実施の形態に係るコピー
機は、第1の実施の形態に係るコピー機10と構成をほ
ぼ同じくするものであるが、画像読み取り部の構成が異
なる。このため、以下の説明ではこの画像読み取り部を
中心に説明する。なお、第1の実施の形態と同様のもの
については、同一の符号を付して説明は省略する。
【0031】図6に示すように、画像読み取り部51に
は、CCDセンサ2と、A/D変換回路3A,3Bと、
マルチプレクサ5と、クロック生成回路56とが備わっ
ている。ここで、クロック生成回路56は、CCDセン
サ2を駆動するためのクロックを生成するものであり、
CCDセンサ2における1ライン分の走査周期ごとに異
なる周波数のクロックを生成するようになっている。具
体的には、15.0MHzのクロックと、15.3MH
zのクロックとが1ライン分の走査周期ごとに繰り返し
生成されるようになっている。なお、クロック生成回路
56は、シフト信号SFの間隔内にすべての画素データ
を出力することができる周波数の範囲内でクロックを生
成するようになっている。そして、クロック生成回路5
6で生成されたクロックは、CCDセンサ2、A/D変
換回路3A,3Bに供給されるようになっている。
【0032】CCDセンサ2に入力される信号は、図7
に示すように、駆動信号φ1,φ2、クランプ信号C
L、およびリセット信号REである。駆動信号φ1,φ
2、クランプ信号CL、およびリセット信号REはとも
に、クロック生成回路56(図6参照)で生成されたク
ロックに基づき駆動される信号である。そして、駆動信
号φ1,φ2は、シフトレジスタ22A,22Bにそれ
ぞれ入力されている。また、クランプ信号CLとリセッ
ト信号REは、出力バッファ23A,23Bにそれぞれ
入力されている。
【0033】これらの信号の波形を図8に示す。各信号
は、シフト信号SFの間隔ごと、つまりCCDセンサ2
の1ライン分の走査周期ごとに繰り返される、15.0
MHzと15.3MHzのクロックに基づき駆動されて
いる。そして、駆動信号φ1,φ2は逆位相の信号にな
っており、これによりシフトレジスタ22A,22Bに
おけるデータがシフトされるようになっている。
【0034】続いて、上記のような構成を有するコピー
機の動作について説明する。まず、自動原稿搬送装置8
50により原稿が1枚ずつ搬送され、走査系810によ
る読み取りに供される。そして、画像読み取り部1にお
いて、原稿の画像が画像データとして読み込まれる。具
体的には、原稿に光が照射され、原稿からの反射光をC
CDセンサ2におけるフォトダイオード20が受光す
る。そうすると、フォトダイオード20で受光量が電気
信号に変換される。ここで、CCDセンサ2の駆動制御
について、図9に示すフローチャートを用いて説明す
る。
【0035】CCDセンサ2が駆動されると(S1)、
まず15.0MHzにて原稿の画像の走査が開始され
る。この走査は1ラインごとに行われる。そして、1ラ
イン分の走査が終了したか否かが判断される(S3)。
1ライン分の走査が終了すると(S3:YES)、次の
ラインの走査も行うか否かが判断される(S4)。
【0036】ここで、1ライン分の走査によって得られ
たデータの処理について説明する。CCDセンサ2は、
奇数番画素のデータと偶数番画素のデータとを別々に処
理する2チャンネルCCDであるから、奇数番画素のデ
ータ処理と偶数番画素のデータ処理について別々に説明
する。
【0037】奇数番画素のデータ処理においては、ま
ず、フォトダイオード20で得られた奇数番画素のデー
タは、シフトゲート21Aに入力されるシフト信号SF
によって、シフトレジスタ22Aへ転送される。次い
で、シフトレジスタ22Aに転送されたデータは、駆動
信号φ1,φ2によって、出力バッファ23Aへ転送さ
れる。そして、出力バッファ23Aに転送されたデータ
は、リセット信号REおよびクランプ信号CLによっ
て、CCDセンサ2から出力され、A/D変換回路3A
に入力される。このA/D変換回路3Aでデジタル信号
に変換されたデータは、マルチプレクサ5に入力され
る。
【0038】一方、偶数番画素の処理においても、ま
ず、フォトダイオード20で得られた偶数番画素のデー
タは、シフトゲート21Bに入力されるシフト信号SF
によって、シフトレジスタ22Bへ転送される。次い
で、シフトレジスタ22Bに転送されたデータは、駆動
信号φ1,φ2によって、出力バッファ23Bへ転送さ
れる。そして、出力バッファ23Bに転送されたデータ
は、リセット信号REおよびクランプ信号CLによっ
て、CCDセンサ2から出力され、A/D変換回路3B
に入力される。このA/D変換回路3Bでデジタル信号
に変換されたデータは、マルチプレクサ5に入力され
る。
【0039】そして、マルチプレクサ5において、偶数
番画素のデータと奇数番画素のデータとが合成されて、
その合成された1ライン分の画像データが画像処理部8
20へ転送される。
【0040】続いて、次のラインも走査する場合には
(S4:YES)、15.3MHzにて原稿の画像の走
査が行われる(S5)。次いで、1ライン分の走査が終
了したか否かが判断される(S6)。1ライン分の走査
が終了すると(S6:YES)、さらに次のラインの走
査も行うか否かが判断される(S7)。ここで、S5の
処理にて得られたデータは、上記したように処理され
て、処理された1ライン分の画像データが画像処理部8
20へ転送される。
【0041】さらに次のラインの走査を行う場合には
(S7:YES)、S2に戻り同様の処理を繰り返す。
一方、次のラインの走査が不要である場合には(S4:
NO、S7:NO)、CCDセンサ2の駆動が停止させ
られる(S8)。これにより、原稿の画像の読み込みが
終了する。
【0042】画像読み取り部51における原稿の画像の
読み込みが終了すると、画像処理部820において、画
像データに対してシェーディング補正その他の画質補正
や必要により電気変倍処理などの画像処理が施される。
そして、画像処理後の画像データに従い、光学系860
および作像系870でトナー像が作成される。そのトナ
ー像は、用紙搬送系880から供給された用紙上に転写
される。そして、トナー像が用紙上に定着されると、原
稿の画像が用紙上に再現される。その後、画像が形成さ
れた用紙は排紙トレイ890に排出される。なお両面印
刷の場合には、表裏反転部881を経て両面に画像が形
成された状態で排紙トレイ890に排出される。
【0043】このように画像読み取り部51では、CC
Dセンサ2を1ライン分の走査周期ごと(シフト信号S
Fが“H”になるたび)に異なる周波数(15.0MH
zと15.3MHz)で駆動させている。これにより、
同一周波数のクロックが連続するような場合に比べ、ノ
イズの連続的な発生が抑えられるので、EMIノイズが
低減される。
【0044】特に近年、高解像度化・高速化の要請に伴
い、シフト信号SFの間隔が狭く(時間的に短く)なっ
てきていることから、EMIノイズの計測における充電
期間がシフト信号SFの間隔よりも長くなる場合が多
い。このため、上記したように1ライン分の走査周期ご
とに、クロック生成回路56で生成するクロックの周波
数を変化させることにより、効果的にEMIノイズを低
減することができる。
【0045】以上、詳細に説明したように第2の実施の
形態に係るコピー機によれば、画像読み取り部51に、
CCDセンサ2における1ライン分の走査周期ごとに異
なる周波数(15.0MHzと15.3MHz)のクロ
ックを生成するクロック生成回路56が備わっている。
従って、原稿等の画像を読み込む際に画像読み取り部5
1では、画像データの処理が1ラインごとに異なる周波
数のクロックに基づき行われる。これにより、同一周波
数のクロックが連続するような場合に比べ、ノイズの連
続的な発生が抑えられるので、EMIノイズが低減され
る。
【0046】なお、上記した実施の形態は単なる例示に
すぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であるこ
とはもちろんである。例えば、上記実施の形態では、C
CDセンサとして2チャンネルのものを用いたが、これ
以外(例えば4チャンネル)のCCDセンサを用いた場
合であっても同様の効果を得ることができる。また、第
2の実施の形態では、クロック生成回路が15.0MH
zと15.3MHZのクロックを交互に繰り返し生成す
る場合を例示したが、不規則にクロックの周波数を変化
させても同様の効果を得ることができる。さらに、本発
明はコピー機の他、スキャナやファクシミリ等にも適用
することができる。なお、上記した実施の形態において
例示した具体的な数値は、単なる例示にすぎないことは
言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、EM
Iノイズを低減した画像読み取り装置が提供されてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るコピー機の概略構成図
である。
【図2】図1に示す画像読み取り部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2に示すCCDセンサの構成を示すブロック
図である。
【図4】CCDセンサに入力される各種信号の波形例を
示す図である。
【図5】EMIノイズの発生状態を示す図である。
【図6】第2の実施の形態に係るコピー機における画像
読み取り部の構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示すCCDセンサの構成を示すブロック
図である。
【図8】CCDセンサに入力される各種信号の波形例を
示す図である。
【図9】CCDセンサの駆動制御を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 画像読み取り部 2 CCDセンサ 3A,3B A/D変換回路 4 バッファ 5 マルチプレクサ 6A,6B クロック生成回路 10 コピー機 810 走査系 820 画像処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 淳史 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 塚田 孝二 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5C051 AA01 BA03 DB08 DE02 5C072 AA01 EA05 FB08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像からの反射光を光電変換するこ
    とにより画像信号を得るとともに、その画像信号を出力
    するための出力チャンネルを2以上備える光電変換手段
    と、 前記光電変換手段を制御するためのクロックを生成する
    クロック生成手段とを有し、 前記クロック生成手段は、前記光電変換手段の各出力チ
    ャンネルごとに、周波数の異なるクロックを生成し供給
    することを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する画像読み取り装置に
    おいて、 前記光電変換手段の各出力チャンネルから出力される各
    出力信号間で同期をとるための調整手段を有することを
    特徴とする画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 原稿画像からの反射光を光電変換するこ
    とにより画像信号を得る光電変換手段光電変換手段と、 前記光電変換手段を制御するためのクロックを生成する
    クロック生成手段とを有し、 前記クロック生成手段は、前記光電変換手段における1
    ライン分の走査周期ごとに、クロックの周波数を変動さ
    せることを特徴とする画像読み取り装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8149468B2 (en) 2007-03-12 2012-04-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading device

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