JP4050641B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、それぞれ画素数が異なる有彩色画像読取用ラインセンサと無彩色画像読取用ラインセンサをもつCCDラインセンサを有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、デジタル技術を用いた多様な画像情報機器が普及してきており、その一つである画像読取装置においても、高い精度が要望されてきている。このような画像読取装置においては、RED、GREEN、BLUEの3ラインで構成された3ラインCCDセンサが一般的に採用されている。3ラインCCDセンサは、各々受光面上にRED、GREEN、BLUEの有色フィルタを配置した3つの1次元上のラインセンサを並べた構成であるため、全てのラインセンサで原稿の同一箇所を同時に読取ることができない。そのため、原稿走査方向の位置ずれはラインメモリ等で構成されたメモリ回路を用いて各ラインセンサの読取った画像信号の位置合せを行っている。
【0003】
しかしながら、このような画像形成装置又は画像読取装置において、この3ラインCCDセンサを用いて無彩色で構成したモノクロ原稿を読取る場合も、同様にRED、GREEN、BLUEの3つの画像情報のライン間隔を補正した後、黒情報を生成している。よって、読取速度が一定でない場合や、光学的な歪等が存在した場合はライン間隔が一定でなくなり、結果、上記ライン間隔の補正処理の精度が低下してしまう。
【0004】
又、読取倍率を変更した場合、例えば、読取倍率100%で読んだ場合の各ラインセンサの原稿面上の読取位置が4ライン(600dpiの解像度で読取った場合、原稿面上の読取位置のズレは、42.3μm×4ライン=169.2μm)間隔であったとすると、読取倍率141%とした場合、読取速度は100%時の1/1.41倍となり、ライン間隔は4ラインの1.41倍の5.64ラインとなり、補正が複雑になる。
【0005】
又、上記カラー画像読取りのための3ラインCCDセンサに加え、無彩色画像読取りのため、受光面上に有色フィルタを配置しない無彩色画像読取用ラインセンサを加えて、4ライン構成とした4ラインCCDセンサも製品化されている。
【0006】
この4ラインCCDセンサを用いた場合、有彩色のカラー原稿は受光面に有色フィルタを配置した3ラインCCDセンサで読み、無彩色のモノクロ原稿は受光面に有色フィルタを配置しないCCDラインセンサで読取ることができるため、上記、3ラインCCDセンサを用いてモノクロ原稿読取時に行ったRED、GREEN、BLUEの3色から白黒情報を生成する必要が無いため、上記処理が不要となり、かつ、処理による誤差が発生しないメリットがある。
【0007】
これに関連した従来技術として、幾つかの画像形成装置において、4ラインCCDセンサが用いられている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。これらの画像形成装置においては、各ラインセンサが画像信号をそれぞれ読み取った後、適切なタイミングで補正処理し統一することで色ずれのない状態の画像情報として出力される。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−205159号公報。
【0009】
【特許文献2】
特開平11−220569号公報。
【0010】
【特許文献3】
特開2000−69254号公報。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来装置における4ラインCCDセンサは、カラー情報読取り用の3つのラインセンサと、モノクロ情報読取り用の1つのラインセンサから構成しているため、構造上、前者3つのラインセンサの駆動ノイズが後者の1つのラインセンサに影響を及ぼしてしまうという問題がある。
【0012】
本発明は、4ラインCCDセンサを用いる際にそれぞれのラインを同一タイミングの制御信号で制御することで駆動ノイズの影響を受けない高精度な画像読み取りを可能とする画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するべく、
第1画素サイズをもつ第1画素数の画素を有し受光面上に有色フィルタが配置されていないモノクロ用のラインセンサと、
前記第1画素サイズの2倍のサイズである第2画素サイズをもつ前記第1画素数の半分の第2画素数の画素をもち、受光面上に有色フィルタが配置されているカラー用のラインセンサと、
前記モノクロ用のラインセンサの近傍に第1シフトゲートを介して設けられ前記モノクロ用のラインセンサから画像情報が供給されるモノクロ用の第1アナログシフトレジスタと、
前記モノクロ用のラインセンサの近傍に第2シフトゲートを介して設けられ前記モノクロ用のラインセンサから画像情報が供給されるモノクロ用の第2アナログシフトレジスタと、
前記カラー用のラインセンサの近傍に第3シフトゲートを介して設けられ前記カラー用のラインセンサから画像情報が供給されるカラー用のアナログシフトレジスタを有するCCDラインセンサと、
このCCDラインセンサを用いて原稿画像を読み取る読取部と、
前記モノクロ用の第1アナログシフトレジスタと2アナログシフトレジスタとカラー用のアナログシフトレジスタにそれぞれ同一の第 1制御信号(φ1,φ2)を供給して同一タイミングで動作させ、前記第1乃至第3シフトゲートにそれぞれ同一の第2制御信号(SH,HSYNC)を供給して同一タイミングで動作させることで、前記読取部の前記ラインセンサによる画像情報の読取動作を制御する制御部と、
前記制御部の制御により前記読取部が読み取った前記原稿画像に基づいて、前記第2制御信号(SH,HSYNC)に応じて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部と、
を具備することを特徴とする画像形成装置である。
【0014】
本発明に係る画像読取装置においては、例えば、有彩色画像読取用3ラインセンサと無彩色画像読み取りようのラインセンサによる4ラインセンサにおいて、両者の間で画素数が異なる場合でも、各ラインセンサへ供給する制御信号を同一タイミングのものを用いることにより、有彩色画像読取用ラインセンサと無彩色画像用のラインセンサとの動作タイミングが同一となるため、互いの駆動ノイズを受けることのない高精度な画像読取りを可能とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施形態である画像読取装置及びこれを用いた画像形成装置を詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明に係る画像読取装置の一実施の形態を示す断面図、図2は、この制御系を示すブロック図、図3は、本発明に係る画像読取装置が有する4ラインCCDセンサの一実施の形態を示す構成図、図4は、この4ラインCCDセンサの画素の一実施の形態を示す説明図、図5は、このCCDラインセンサの駆動タイミングの一実施の形態を示すタイミングチャート、図6は、このCCDラインセンサの画素単位の駆動タイミングの一実施の形態を示すタイミングチャート、図7は、このCCDラインセンサの転送クロックの一実施の形態を示すタイミングチャート、図8は、このCCDラインセンサの読み取り解像度を示す説明図、図9は、このCCDラインセンサの読み取り解像度を示す説明図、図10は、この4ラインCCDセンサの他の一実施の形態を示す構成図である。
【0017】
<本発明に係る画像読取装置の一例>
本発明は、画像読取装置に用いる4ラインCCDセンサのアナログシフトレジスタを共通のタイミングの制御信号により制御することで、特に、カラー画像用CCDセンサと無彩色画像用CCDセンサとが互いに駆動ノイズの影響を受けることなく、高精度の画像読取りを可能とするものである。以下に、本発明に係る画像読取装置の一実施の形態を説明する。
(構成)
初めに、本発明に係る画像読取装置を図面を用いて説明する。本発明に係る画像読取装置であるスキャナ15は、図1において、光源1と光源1の配光特性の補正を行うリフレクタ2と第1ミラー3からなる第1キャリジ4を有しており、更に、第2ミラー5と第3ミラー6からなる第2キャリジ7と集光レンズ8と、CCDラインセンサ9を実装するCCDセンサ基板10とを有している。又、更に、CCDセンサ9の制御及び各種処理を行う制御基板11と、白色の基準となる白基準板12と、原稿Oを置くための原稿ガラス13と、原稿Oが浮かないように固定する目的の原稿押さえカバー14と、上記したこれらの構成を配置するためのスキャナ筐体15とから構成されている。
【0018】
ここで、本発明の特徴は、CCDラインセンサ9と制御基板11に関するものであり、初めに、図1を用いてスキャナの概略動作を以下に説明する。
【0019】
光源1から照射された光は原稿ガラス13を透過し、原稿Oに照射される。又、光源1から照射される光の配光は一様でなく、原稿O上の照度に配光ムラが生じてしまうため、リフレクタ2からの反射光も原稿Oに照射することで、原稿O上の配光を一様にすることができる。
【0020】
原稿Oからの反射光は第1ミラー3、第2ミラー5、第3ミラー6で反射し、集光レンズ8を透過してCCDラインセンサ9の受光面に結像する。CCDラインセンサ9はCCDセンサ基板10上に実装され、制御基板11から入力する制御信号により制御される。制御基板11の詳細は図2を用いて後述する。
【0021】
原稿押さえカバーは原稿ガラス13上に置かれた原稿Oの読取り面が原稿ガラス13に密着するように押さえつけるものである。又、CCDラインセンサ9の構成の詳細は図3以降で説明するが、CCDラインセンサ9から出力されるアナログ信号は各光電変換部の変換効率ばらつきによる高周波歪と、集光レンズ8を用いた縮小光学系であることに起因する収差からなる低周波歪を含んでいるため、正規化補正を行うため基準となるデータが必要となる。図1においては、その基準データは、白基準板12を読取った際の画像データとする。
【0022】
(制御系)
次に、本発明に係る画像読取装置の制御系について、図2を用いて説明する。制御基板11は、各種処理を行う処理IC11Aと、各種タイミングを生成する各種タイミング生成回路11Bと、CCDラインセンサ9からのアナログ信号を処理し、アナログ信号をデジタル信号に変換するまでの処理を行う各種アナログ処理回路11Cを有している。更に、各種アナログ処理回路11Cから出力されるデジタル信号に対し、上述した高周波及び低周波歪を補正するシェーディング補正や、複数のラインセンサ間のライン位置ズレを補正するためのライン間補正処理等の画像補正を行う画像処理回路部11Eと、上述したライン間補正処理を行う際にライン単位で画像データを遅延させるためのラインメモリ回路11Dを有している。又、この処理IC11Aは、CCDセンサ基板10に実装するCCDセンサ制御回路10Aの制御や、光源1の発光制御を行う光源制御回路16、上述した第1キャリジ4と第2キャリジ7を移動させるためのモータ18を制御する駆動系制御回路17をも制御するものである。
【0023】
又、画像処理回路11Eの出力は、制御基板11の外部に設けられたインターフェース12に接続されており、外部の例えば複合型複写機等の画像形成装置やPC(Personal Computer)に画像情報を供給する。
【0024】
又、CCDセンサ基板10は、CCDラインセンサ9と、CCDラインセンサ9を駆動するためのCCDセンサ制御回路10Aと、CCDセンサ制御回路10Aの出力を受け、CCDラインセンサ9の駆動条件に合わせるCCDドライバ10Bで構成されている。
【0025】
(CCDラインセンサ)
又、更に、本発明の特徴となるCCDラインセンサ9の構成と動作を、図3を用いて以下に説明する。図3において、REDの有色フィルタ(図示せず)を受光面上に配置したREDフォトダイオードアレイ1R1は、光電変換によって、受光した光量に応じてこれを電荷量に変換し、各フォトダイオードに電荷を蓄積する。蓄積された電荷は、シフトゲート1R2に印加する制御信号SH1によりシフトゲート1R2を通り、アナログシフトレジスタ1R3に転送される。アナログシフトレジスタ1R3に転送された電荷は、共通の制御信号φ1,φ2により順次後段の出力アンプ1R4の方に移動し、出力アンプ1R4から外部に出力される。そのときの出力信号をOUTRDとする。
【0026】
同様に、GREENの有色フィルタ(図示せず)を受光面上に配置したGREENフォトダイオードアレイ1G1においても、光電変換によって、受光した光量に応じてこれを電荷量に変換し、各フォトダイオードに電荷を蓄積する。蓄積された電荷は、シフトゲート1G2に印加する制御信号SH2によりシフトゲート1G2を通り、アナログシフトレジスタ1G3に転送される。アナログシフトレジスタ1G3に転送された電荷は、共通の制御信号φ1,φ2により順次後段の出力アンプ1G4の方に移動し、出力アンプ1G4から外部に出力される。そのときの出力信号をOUTGRとする。
【0027】
同様に、BLUEの有色フィルタ(図示せず)を受光面上に配置したBLUEフォトダイオードアレイ1B1においても、光電変換によって、受光した光量に応じてこれを電荷量に変換し、各フォトダイオードに電荷を蓄積する。蓄積された電荷はシフトゲート1B2に印加する制御信号SH3によりシフトゲート1B2を通りアナログシフトレジスタ1B3に転送される。アナログシフトレジスタ1B3に転送された電荷は、共通の制御信号φ1,φ2により順次後段の出力アンプ1B4の方に移動し、出力アンプ1B4から外部に出力される。そのときの出力信号をOUTBLとする。
【0028】
同様に、有色フィルタを受光面上に配置しないBLACKフォトダイオードアレイ1K1においても、光電変換によって、受光した光量に応じてこれを電荷量に変換し、各フォトダイオードに電荷を蓄積する。蓄積された電荷の奇数画素目の電荷は、シフトゲート1K2に印加する制御信号SH4によりシフトゲート1K2を通りアナログシフトレジスタ1K3に転送され、偶数画素目の電荷はシフトゲート1K5に印加する制御信号SH4により、シフトゲート1K5を通りアナログシフトレジスタ1K6に転送される。アナログシフトレジスタ1K3に転送された電荷は、共通の制御信号φ1,φ2により順次後段の出力アンプ1K4の方に移動し、出力アンプ1K4から外部に出力される。そのときの出力信号をOUTKO(BLACKのODD画素)とする。又、アナログシフトレジスタ1K6に転送された電荷は、共通の制御信号φ1,φ2により順次後段の出力アンプ1K7の方に移動し、出力アンプ1K7から外部に出力される。そのときの出力信号をOUTKE(BLACKのEVEN画素)とする。
【0029】
本発明は、上記のように電荷を転送するための制御信号φ1,φ2である転送クロックを、全てのアナログシフトレジスタに共通のタイミングで印加して制御することで、駆動ノイズを発生させることなく高精度の画像読取りを行うことを特徴としている。次に、本発明を実現する条件の一つとなる、各CCDラインセンサの画素面積について説明する。
(CCDラインセンサの画素面積)
次に、本発明に係るREDフォトダイオードアレイ1R1、GREENフォトダイオード1G1、BLUEフォトダイオード1B1と、BLACKフォトダイオード1K1の各画素の面積比の関係を、図4を用いて説明する。図4の(a)では、BLACKフォトダイオードアレイ1K1の画素サイズをデバイスの長手方向である画素並び方向(以下、主走査方向とする)の長さをm、その方向に垂直な方向(以下、副走査方向とする)の長さをnとすると、REDフォトダイオードアレイ1R1、GREENフォトダイオード1G1、BLUEフォトダイオードアレイ1B1の画素サイズは、主走査時方向m×2、副走査方向n×2と、モノクロ読取り用とカラー読取り用の各画素の長さ比を1:2とする。そのことで、デバイス内に同一長に配置できる画素数は、モノクロ読取り用とカラー読取り用の各画素数は2:1となる。
【0030】
例えば、無彩色画像読取用の主走査方向の画素の長さm=4.7μm、画素数を7500画素とすると、BLACKフォトダイオード1K1の長さは35.25mm(4.7μm×7500画素)、カラー読取り用の主走査方向の画素の長さm×2=9.4μm、画素数を3750画素とすると、REDフォトダイオードアレイ1R1、GREENフォトダイオード1G1、BLUEフォトダイオード1B1の長さは35.25mm(4.7μm×2×3750画素)と、画素サイズが異なっても、フォトダイオードアレイの長さを等しくすることで、原稿の読み取り幅が等しくなるような構成とする。
【0031】
このとき、図3に示した通り、BLACKフォトダイオードアレイ1K1で光電変換された電荷を奇数画素と偶数画素に分離してそれぞれOUTKO、OUTKE信号として出力するため、7500画素の信号を全てセンサ外部に吐き出すのに要する時間は7500画素の半分の3750画素分となる。
【0032】
(動作タイミング)
次に、この4ラインCCDセンサの動作タイミングについて、図5を用いて説明する。図5に示すように、センサ出力信号には、フォトダイオードアレイの有効画素領域の他に、前段に転送クロックφ1,φ2が入力されても信号出力が無い「空送り部分」と、フォトダイオードは存在するが、受光面をアルミ等で覆い光が入射しない「光シールド部分」と、光シールド部分と有効画素領域との中間に位置する「ダミー画素部分」と、後段に有効画素領域と転送クロックφ1,φ2が入力されても信号出力が無い「空送り部分」と、その中間にあたる「ダミー画素部分」が存在する。これらの画素数もモノクロとカラーとで比率を2:1とする。このことによって、図5に示すように、モノクロ読取時の出力であるOUTKO/OUTKEと、カラー読取時の出力であるOUTRD/GR/BLの出力タイミングを一致させることができる。
【0033】
上記は、モノクロ読取り用とカラー読取り用の画素の長さ比を1:2としたが、図4の(b)に、モノクロ読取り用とカラー読取り用の画素の長さ比を1:4で記載した例である。この場合、BLACKフォトダイオードアレイ1K1の画素数を7500画素とすると、REDフォトダイオードアレイ1R1、GREENフォトダイオード1G1、BLUEフォトダイオード1B1の画素数は、7500画素の1/4である1875画素とする必要がある。又、出力信号としては、上記OUTKO及びOUTKEを更に2つに分け、BLACKフォトダイオードアレイ1K1に蓄積した電荷の出力を4系統同時出力とすることで、モノクロ読取り信号とカラー読取り信号の出力タイミングを一致させることができる。
【0034】
(CCDラインセンサの波形とノイズの影響)
又、更に、転送クロックφ1,φ2を全てのアナログシフトレジスタに共通で印加することの利点を説明するために、一般的なCCDラインセンサの画素単位での波形説明を図6を用いて行う。
【0035】
転送クロックφ1,φ2は、図6に示すように位相が180°異なる信号で、φ2の電位がハイレベルのとき、CCDラインセンサの出力段に電荷を貯める図示しないフローティングキャパシタの電位を基準電位に戻すため、リセット信号RSを印加する。このRS信号により、出力信号の電位は基準である直流出力電圧(VOS)となる。その後、その直流信号成分を安定させる目的でクランプ信号CPを印加する。その後、転送クロックφ2の立下り部でOUT**信号(**:RD/GR/BL/KO/KE)の電圧が発生し出し、その後、信号は有効信号振幅(VOUT)で安定する。この電圧が発生し始めてから安定するまでの時間は、アナログシフトレジスタにより順次運ばれてきた電荷が上記フローティングキャパシタに転送され安定するまでの時間である。その後、再度RS信号が入力されるまでが信号の安定期間となる。
【0036】
この出力信号は微弱なアナログ信号であるため、近くに他の信号が存在するとその影響を受けやすい問題がある。図6に示したRS信号によるリセットノイズと、転送クロックφ1,φ2による誘導ノイズは周知のものである。
【0037】
モノクロ読取り用ラインセンサとカラー読取り用複数のラインセンサが同一チップ内で構成された、4ラインCCDセンサのような場合、モノクロ読取りの周波数とカラー読取りの周波数を変更することで出力タイミングを合わせることも考えられる。しかし、この方法では、図7に示すように、例えば、モノクロ用転送クロックφ2の過渡特性(立上り又は立下り部分)の期間がカラー出力であるOUTRD/GR/BLに誘導ノイズとして影響を与え、逆にカラー用転送クロックφ2の過渡特性の期間がモノクロ出力であるOUTKO/KEに誘導ノイズとして影響を与えてしまう。従って、図6に示した有効信号振幅が安定している安定期間が誘導ノイズにより確保できない、又は、有効信号に安定期間が存在しない場合が起こる。従って、本発明が提唱するように、転送クロックφ1,φ2を、モノクロ読取りとカラー読取りに対して共通のタイミングで印加することにより、安定期間を作ることが初めて可能となる。
【0038】
又、更に、転送クロックφ1,φ2を全てのアナログシフトレジスタに共通なタイミングで印加することで、図2に示した各種タイミング生成回路11Bの構成の簡略化、及び、その出力を受ける各種アナログ処理回路11C、CCDセンサ制御回路10Aへの接続線の削減が可能となることは言うまでも無い。
【0039】
又、図5に示したように、REDフォトダイオードアレイ1R1に蓄積した電荷をアナログシフトレジスタ1R3に転送するためのシフトゲート1R2に印加するシフトパルスSH1と、GREENフォトダイオードアレイ1G1に蓄積した電荷をアナログシフトレジスタ1G3に転送するためのシフトゲート1G2に印加するシフトパレスSH2と、BLUEフォトダイオードアレイ1B1に蓄積した電荷をアナログシフトレジスタ1B3に転送するためのシフトゲート1B2に印加するシフトパルスSH3と、BLACKフォトダイオードアレイ1K1に蓄積した電荷をアナログシフトレジスタ1K3及びアナログシフトレジスタ1K6に転送するためのシフトゲート1K2及びシフトゲート1K5に印加するシフトパルスSH4を、共通したタイミングで印加することで、副走査方向の読取り解像度をモノクロ読み取りとカラー読み取りで共通化することができる。
【0040】
(シフトパルスの共通化と副走査方向の解像度)
次に、副走査方向の解像度について、図8を用いて説明する。モノクロの原稿の読取り解像度を600dpiとすると、1画素あたりの原稿面上での読取り範囲は集光レンズ8により42.3μm×42.3μm(=25.4mm/600dpi)となる。原稿読取り方向も同様の600dpiの解像度で読取るためには、SH1〜SH4の周期で副走査方向の原稿読取り位置を42.3μm移動させる必要がある。
【0041】
図4の(a)に示すBLACKフォトダイオードアレイ1K1とREDフォトダイオードアレイ1R1、GREENフォトダイオードアレイ1G1、BLUEフォトダイオードアレイ1B1の画素サイズの関係とすると、図8に示すようにRED、GREEN、BLUEの原稿面上での読み取り範囲は、84.6μm×84.6μm(=25.4mm/600dpi×2)となる。
【0042】
図8では説明のため、BLACKフォトダイオードアレイの中心軸(点線で記載)と、他のフォトダイオードアレイの中心軸を一致させているが、実際は図3に示したように副走査方向に配置している。
【0043】
白原稿読み取り時の画像データを100、図8記載の黒帯読取り時の画像データを0とすると、(b)のモノクロのグラフと、(c)のカラーのグラフに示すように、
t=1〜2 モノクロ:100.0、 カラー:87.5
t=2〜3 モノクロ: 50.0、 カラー:50.0
t=3〜4 モノクロ: 0.0、 カラー:25.0
t=4〜5 モノクロ: 50.0、 カラー:50.0
t=5〜6 モノクロ:100.0、 カラー:87.5
となる。
【0044】
カラー読取り用の原稿面上の読取り範囲は300dpi相当なので、図9を用いて仮に副走査方向の解像度を300dpiで読取った場合を説明すると、図9の(a)が示すように、画像情報を取得した場合、 (b)のモノクロのグラフと、(c)のカラーのグラフに示すように、
t=1〜3 カラー: 62.5
t=3〜5 カラー: 50.0
t=5〜 カラー: 93.75
となる。
【0045】
以上のように、図8の(a)が示すように、画素サイズが異なるラインセンサで画像情報を取得した場合でも、シフトパルスSH1〜SH4の周期を同一とすることで、副走査方向の解像度を向上させることができることがわかる。
【0046】
本発明に係る画像読取装置においては、図10で示すように、転送クロックφ1,φ2を共通タイミングで印加したように、シフトパルスSH1〜SH4も共通信号のシフトパルスSHとすることが可能である。これにより、図2に示した各種タイミング生成回路11Bの構成の簡略化、及び、その出力を受ける各種アナログ処理回路11C、CCDセンサ制御回路10Aへの接続線の削減を可能とするものである。
以上、本発明に係る画像読取装置においては、画素数が異なるモノクロ用とカラー用のCCDラインセンサにおいて、共通の動作タイミング(φ1,φ2,SH)により、読取り処理を行うことにより、駆動ノイズの影響を受けずに、高解像度の読取り処理を行うことが可能となる。
<本発明に係る画像読取装置を用いた画像形成装置の一例>
又、以下に、上述した画像読取装置を用いた画像形成装置の例を図面を用いて詳細に説明する。図11は、本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の制御系を示すブロック図、図12は、本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の読み取り及び書込みの動作タイミングを示すタイミングチャート、図13は、このタイミング生成回路を示すブロック図である。
【0047】
(構成と動作)
本発明に係る画像読取装置を用いた画像形成装置である複合型複写装置Cは、図11に示すように、全体の動作を制御するシステム制御部20と、これにそれぞれ接続され、ユーザの操作を受け操作情報を供給するコントロールパネル26と、上述した画像読取装置である画像読取装置15と、入力した画像情報を格納する記録媒体21と、色変換処理や色補正、画像縮小拡大等の各種画像処理を行う画像処理部22と、更に、与えられた画像情報に応じてレーザ光を発生させるレーザ光学系24と、このレーザ光を受けて像担持体であるドラムに画像を形成させ、用紙上に画像を定着させるための画像形成部25とからなる画像形成ユニット23とを有している。
ここで、画像読取装置15と画像形成ユニット23とを同期させて動作させる場合は、シフトパルスSHの周期が大きく関係するため、その説明の前に、画像形成ユニット23に関する説明を行う。
【0048】
画像形成ユニット23では、画像情報に応じて半導体レーザの発光/消灯を行い、半導体レーザが発光した場合、感光体ドラムの表面電位が低下し、その電位が下降した部分に現像材であるトナーが付着する。その付着したトナーは印字される用紙に転写され、その後、過熱による定着を行うことで用紙に固定される。よって、半導体レーザが発光した部分に色が形成されることとなる。これらの形成部はYELLOW、MAGENTA、CYANに加え、BLACKの4系統から構成される。YELLOW、MAGENTA、CYANの3系統の画像形成部の半導体レーザが発光した場合、印字される用紙上にはYELLOWトナー、MAGENTAトナー、CYANトナーが全て重なり、黒情報を形成しようとするが、実際は黒情報とならないため、別にBLACKの画像形成部を設け、黒を再現することが一般的である。
【0049】
各種画像処理部22によりCCDラインセンサにより得られた画像情報は、半導体レーザの発光制御信号に変換される。レーザ制御基板(図示せず)により半導体レーザ制御信号は、レーザ制御基板に接続された半導体レーザを点灯又は消灯する電流信号に変換されることで半導体レーザは制御される。又、半導体レーザは、自然発光領域からレーザ発振領域に変化する電流値が温度により変化する特性を有するため、半導体レーザの主出力であるフロントビームを用いて画像を形成し、副出力であるバックビームを半導体レーザデバイス内に配置したフォトダイオードPDで検知することで、半導体レーザの発光量を検知し、その発光量と所望の発光量との差分を算出して半導体レーザの発光量制御を行うAPC(Auto Power Control)が一般的である。ここで、所望の発光量は、レーザ制御基板にWRITE発光レベル設定電圧としてある電圧を印加することで設定できる。
【0050】
APC処理を行った半導体レーザからの光出力は、集光レンズ8を透過し、回転多面鏡であるポリゴンミラーで反射し、一次元方向に走査する光となる。ポリゴンミラーで反射した光は、Fθレンズを透過し、第1の折り返しミラーにより反射して、像を形成するための感光体ドラムに照射する。又、Fθレンズを透過した光の一部は第1の折り返しミラーとは別の第2の折り返しミラーで反射し、同期信号検出センサに導かれる。この同期信号検出センサの出力が印字の水平方向の周期信号のHSYNC信号となる。
【0051】
YELLOW、MAGENTA、CYAN、BLACKの各画像形成部は、このHSYNC信号に同期して制御される。
【0052】
a.フルカラー印字動作時はYELLOWの画像情報に応じたトナー、MAGENTAの画像情報に応じたトナー、CYANの画像情報に応じたトナー、BLACKの画像情報に応じたトナーが順番に印字される用紙にそれぞれ転写され、最後に過熱による定着処理を行い排紙される。
【0053】
b.モノクロ印字動作時は、印字される用紙搬送のためのベルトが図示のように移動し、BLACK系の画像形成部のみが用紙に接触するように動作するため、BLACKの画像情報に応じたトナーのみが用紙に転写され、モノクロトナーのみの像が形成される。
【0054】
このような各印字動作は、ポリゴンミラーの一面で半導体レーザからの光出力が感光体ドラムを1回走査する時間、すなわち、HSYNC信号に同期して行われ、印字される用紙は、HSYNC信号に同期して搬送される。
【0055】
読取り同様、副走査方向の解像度600dpi、複写倍率100%で書込みが行われるとすると、HSYNC信号の1周期間で用紙は42.3μm移動することになる。
【0056】
このように、画像読取装置部分と画像形成ユニット25の副走査方向の解像度が同一である場合、原稿読取り速度又は用紙印字速度は42.3μm/1ラインであるため、画像形成装置におけるレーザ光学ユニット内の同期信号検出センサの出力であるHSYNC信号を画像読取装置内のCCDラインセンサのシフトパルスSHとして使用することも可能である。
【0057】
この場合、画像読取装置と画像形成ユニットの動作は完全に同期することとなる。このような画像読取装置における読取りタイミングと、画像形成ユニットにおける書込みタイミングの一例を図12に示す。
【0058】
(画像読取装置と画像形成ユニットとの動作の連携)
更に、本発明に係る画像形成装置において、画像形成ユニットの制御信号であるHSYNC信号を画像読取装置のSH信号として用いることを特徴とする。
【0059】
即ち、図5にも示したが、CCDラインセンサにおいては、シフトパルスSHにより各フォトダイオードアレイに蓄積した電荷をアナログシフトレジスタに転送するため、副走査方向の読取り解像度はこのシフトパルスSH周期と読み取りのための第1キャリジ4及び第2キャリジ7の移動速度によって決定する。シフトパルスSHが立ち下がり、空送り部分、光シールド部分、ダミー画素部分の後に図示する有効出力信号となる。
【0060】
読取る原稿のサイズによって、有効出力信号のどの部分が、原稿の画像情報となるかが決定するため、原稿サイズにより、水平方向(主走査方向)の有効画像領域をHDEN信号により決定する。
【0061】
画像形成ユニット25では、同期信号検出センサに半導体レーザからの光出力が照射するようなタイミングで半導体レーザを発光させる。この制御信号は、図12のLDon信号である。同期信号検出センサが半導体レーザの光出力を検知し、HSYNC信号が発生すると、そのHSYNC信号により上記LDon信号は消灯となるレベルに制御される。感光体ドラムは光エネルギーが照射されると表面電位が低下しトナーを付着させ潜像を形成するため、上述したように、HSYNC信号形成後に消灯させることで、不必要な光出力を感光体ドラムに照射しないように制御することができる。このタイミングからも明らかなように、SH信号の代わりにHSYNC信号を使用することは可能である。
【0062】
図13に、SH信号とHSYNC信号の切り替え制御を付加したCCDラインセンサ制御信号生成部11Bを記す。MCLKは、回路の基本周波数となるマスタークロックで、回路はこのMCLKに同期して動作する。このMCLKを主走査カウンタに入力し、そのカウンタ出力を元に走査方向画像有効領域を示すHDEN信号、シフトパルスSH1〜SH4、及び、シフトパルスSH1〜SH4がCCDラインセンサの各シフトゲートに印加している期間は、転送クロックφ1及びφ2を停止させる必要があるため、その停止期間を設定するCLK_EN信号を生成する。又、このCLK_EN信号とMCLKにより転送クロックφ1及びφ2を生成する。
【0063】
シフトパルスSH1〜SH4は、上述の通り、画像形成ユニット25のレーザ光学系ユニットからの同期信号であるHSYNC信号を用いることも可能であるため、シフトパルスSH1〜SH4と、HSYNC信号の選択回路であるセレクタ回路でCCDラインセンサに入力するシフトパルスを決定する。
【0064】
従って、本発明においては、4ラインCCDセンサの全てのシフトゲートを共通タイミングで動作させるため、ネットワークスキャナや、ファイリング用途で画像読取装置のみを動作させる場合は、MCLKから生成したシフトパルスSH1〜SH4を用い、複写用途で画像形成装置を画像読取装置を同時に動作させる場合は、同期信号であるHSYNC信号をCCDラインセンサのシフトパルスとして用いることが好適である。これにより、画像形成部の制御信号であるHSYNC信号を用いることで、画像形成ユニットと画像読取装置との同期を確実に取ることが可能となり、安定した動作において、駆動ノイズのない画像読取処理を行うことができる画像読取装置とこれを用いた画像形成装置を提供することができる。
【0065】
以上、本発明によれば、画素数の異なる複数のラインセンサ有し、各ラインセンサの出力信号を合成して画像情報を形成する画像読取装置において、全てのラインセンサのアナログシフトレジスタに印加する転送クロックを共通化することで、制御回路の簡略化が可能となり、又、それに伴い、回路単価を安価とすることができる。
又、CCDラインセンサの有効信号の出力タイミングが同一になるため、画素単位で有効信号部分に発生する転送クロックによる誘導ノイズの影響を把握しやすく、それに伴い、有効信号部分の安定期間は容易に確保することができる。
又、画素数の異なる複数のラインセンサ有し、各ラインセンサの出力信号を合成して画像情報を形成する画像読取装置において、全てのシフトゲートに印加するシフトパルスを共通化することで、制御回路の簡略化が可能となり、又、それに伴い、回路単価を安価とすることができる。
又、画像形成装置と画像読取装置の同期を容易に取ることができる。
又、無彩色画像読取用ラインセンサの画素数とカラー用のラインセンサの画素数の比率を2:1又は4:1とすれば、上記の通り転送クロック及びシフトパルスを共通化することで、各ラインセンサからの有効信号出力タイミングを同一タイミングとすることができる。
【0066】
以上記載した様々な実施形態により、当業者は本発明を実現することができるが、更にこれらの実施形態の様々な変形例を思いつくことが当業者によって容易であり、発明的な能力をもたなくとも様々な実施形態へと適用することが可能である。従って、本発明は、開示された原理と新規な特徴に矛盾しない広範な範囲に及ぶものであり、上述した実施形態に限定されるものではない。
【0067】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、画素数の異なる4ラインCCDセンサ等を用いた画像読取装置において、各ラインを同一タイミングの制御信号により制御することにより、例えば無彩色画像読取用ラインからの駆動ノイズの影響を受けることなく、精度の高い読取り処理を行うことができる画像読取装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像読取装置の一実施の形態を示す断面図。
【図2】 本発明に係る画像読取装置の一実施の形態の制御系を示すブロック図。
【図3】 本発明に係る画像読取装置が有する4ラインCCDセンサの一実施の形態を示す構成図。
【図4】 本発明に係る画像読取装置が有する4ラインCCDセンサの画素の一実施の形態を示す説明図。
【図5】 本発明に係る画像読取装置のCCDラインセンサの駆動タイミングの一実施の形態を示すタイミングチャート。
【図6】 本発明に係る画像読取装置のCCDラインセンサの画素単位の駆動タイミングの一実施の形態を示すタイミングチャート。
【図7】本発明に係る画像読取装置のCCDラインセンサの転送クロックの一実施の形態を示すタイミングチャート。
【図8】 本発明に係る画像読取装置のCCDラインセンサの読み取り解像度を示す説明図。
【図9】 本発明に係る画像読取装置のCCDラインセンサの読み取り解像度を示す説明図。
【図10】 本発明に係る画像読取装置が有する4ラインCCDセンサの他の一実施の形態を示す構成図。
【図11】 本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の制御系を示すブロック図。
【図12】 本発明に係る画像形成装置の一実施の形態の読み取り及び書込みの動作タイミングを示すタイミングチャート。
【図13】 本発明に係る画像形成装置の一実施の形態が有するタイミング生成回路を示すブロック図。
【符号の説明】
1…光源、2…リフレクタ、3…第1ミラー、4…第1キャリジ、5…第2ミラー、6…第3ミラー、7…第2キャリジ、8…集光レンズ、9…CCDラインセンサ、10…CCDセンサ基板、11…制御基板、12…白基準板、13…原稿ガラス、14…原稿押えカバー、15…筐体、O…原稿、10A…CCDセンサ制御回路、10B…CCDドライバ、11A…処理IC、11B…各種タイミング生成回路、11C…各種アナログ処理回路、11D…ラインメモリ回路、11E…画像処理回路部、16…光源制御回路、17…駆動系制御回路、18…モータ、SH1〜SH4…シフトゲート制御信号。
Claims (1)
- 第1画素サイズをもつ第1画素数の画素を有し受光面上に有色フィルタが配置されていないモノクロ用のラインセンサと、
前記第1画素サイズの2倍のサイズである第2画素サイズをもつ前記第1画素数の半分の第2画素数の画素をもち、受光面上に有色フィルタが配置されているカラー用のラインセンサと、
前記モノクロ用のラインセンサの近傍に第1シフトゲートを介して設けられ前記モノクロ用のラインセンサから画像情報が供給されるモノクロ用の第1アナログシフトレジスタと、
前記モノクロ用のラインセンサの近傍に第2シフトゲートを介して設けられ前記モノクロ用のラインセンサから画像情報が供給されるモノクロ用の第2アナログシフトレジスタと、
前記カラー用のラインセンサの近傍に第3シフトゲートを介して設けられ前記カラー用のラインセンサから画像情報が供給されるカラー用のアナログシフトレジスタを有するCCDラインセンサと、
このCCDラインセンサを用いて原稿画像を読み取る読取部と、
前記モノクロ用の第1アナログシフトレジスタと2アナログシフトレジスタとカラー用のアナログシフトレジスタにそれぞれ同一の第 1制御信号を供給して同一タイミングで動作させ、前記第1乃至第3シフトゲートにそれぞれ同一の第2制御信号を供給して同一タイミングで動作させることで、前記読取部の前記ラインセンサによる画像情報の読取動作を制御する制御部と、
前記制御部の制御により前記読取部が読み取った前記原稿画像に基づいて、前記第2制御信号に応じて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部と、
を具備することを特徴とする画像形成装置。
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