JPH1065464A - マイクロ波回路 - Google Patents
マイクロ波回路Info
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- JPH1065464A JPH1065464A JP8222277A JP22227796A JPH1065464A JP H1065464 A JPH1065464 A JP H1065464A JP 8222277 A JP8222277 A JP 8222277A JP 22227796 A JP22227796 A JP 22227796A JP H1065464 A JPH1065464 A JP H1065464A
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- Japan
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- resistor
- transmission line
- fet
- resistance
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Abstract
き、増幅素子の入出力インピーダンスの周波数依存性を
小さくする回路を作成し、良好な特性の増幅器を提供す
る。 【解決手段】 FETのゲートを第一の抵抗R1 を介し
て伝送線路の一端に接続し、この伝送線路の他端を第二
の抵抗R2 を介して接地する。FETのゲート・ソース
間抵抗をRgs、ゲート・ソース間容量をCgs、伝送線路
のインダクタンスをLとしたとき、 L=Cgs・Rgs 2 R1 +R2 =Rgs と選ぶ。
Description
現するためのマイクロ波回路に関する。
いう)を用いて広帯域増幅器を実現する際、増幅素子
(FET)の入出力インピーダンスの周波数に対する依
存性が小さい方が広帯域化が容易である。このように、
増幅素子(FET)の入出力インピーダンスの周波数に
対する依存性を小さくするために設ける回路をプリマッ
チング回路という。
グ回路を示す。
端子(15)と抵抗R(21)の一端を接続し、抵抗R
(21)の他端は伝送線路(22)に接続する。またF
ET(11)のドレインは出力信号端子(16)に接続
する。図4は図3で示した回路を集中定数素子で表した
ものである。入力信号端子(15)からFET(11)
を見たインピーダンスをZg (32)とする。また、伝
送線路(22)のインダクタンスをL(31)とする。
1)の部分について等価回路で表したものである。FE
T(11)のゲート・ソース間容量をCgs(41)、ゲ
ート・ソース間抵抗をRgs(42)とする。また、FE
T(11)のゲートインダクタンスを43、ゲート抵抗
を44とする。
(31)、抵抗R(21)、ゲート・ソース間容量Cgs
(41)、およびゲート・ソース間抵抗Rgs(42)と
の間に L=Cgs・Rgs 2 R=Rgs という関係をとることにより、ゲートインピーダンスZ
g (32)はリアクタンス成分はゼロとみなせるほど十
分小さくなり抵抗成分のみを持つものとみなせる。従っ
てZg は周波数依存性が小さくなり広帯域な増幅器の設
計が可能となる。
木;電子情報通信学会誌(C−I)Vol.J78,N
o12,pp664−676,Dec.1995) 実際には、図4に示すインダクタL(31)は、図3に
示すように高い特性インピーダンスを有する伝送線路
(22)で構成する。
ている伝送線路(22)および抵抗R(21)からなる
プリマッチング回路では、図4に示す集中回路素子を用
いてプリマッチング回路を構成したときに比べて、伝送
線路(22)の位相が、増幅器の特性劣化を導き、図3
の回路は最適なプリマッチング回路ではなく、増幅器の
特性の劣化につながっていた。
広帯域増幅器を実現するためのマイクロ波回路では、バ
イアス端子のインピーダンスの影響が増幅器の特性の劣
化につながっていた。
れたもので、増幅素子の入出力インピーダンスの周波数
依存性が小さく、良好な特性を有するマイクロ波増幅器
を提供することを目的とする。
本発明は、ゲートに直列に信号源が接続される電界効果
トランジスタと、前記電界効果トランジスタの前記ゲー
トに第一の抵抗を介してその一端が接続された伝送線路
と、その一端が前記伝送線路の他端に接続され、その他
端が接地された第二の抵抗とを含み、前記電界効果トラ
ンジスタのドレインには外部負荷が接続されることを特
徴とする。
が等しいことを特徴とする。
ース間抵抗をRgs、ゲート・ソース間容量をCgs、第一
の抵抗をR1 、第二の抵抗をR2 、伝送線路のインダク
タンスをLとしたとき、 L=Cgs・Rgs 2 R1 +R2 =Rgs であることを特徴とする。
ース間抵抗をRgs、ゲート・ソース間容量をCgs、第一
の抵抗をR1 、第二の抵抗をR2 、伝送線路のインダク
タンスをLとしたとき、 L=Cgs・Rgs 2 R1 =R2 =Rgs/2 であることを特徴とする。
ロ波回路を用いたマイクロ波増幅器では、FETのイン
ピーダンスの周波数依存性を小さくするプリマッチング
回路として利用する伝送線路の両側に抵抗を配置するこ
とにより、FETのゲートに直列に接続した信号源から
入力されるマイクロ波信号に対して良好な特性を得るこ
とができる。
て図1、図2を参照して詳細に説明する。図1は伝送線
路(13)を中心として抵抗R1 (12)と抵抗R
2 (14)を対称に配置したプリマッチング回路を示す
もので、図2は図1に示す回路においてFET(11)
を等価回路で表したプリマッチング回路を示す。
端子(15)と抵抗R1 (12)の一端を接続し、抵抗
R1 (12)の他端には伝送線路(13)を介して抵抗
R2(14)を接続する。FET(11)のドレインは
出力信号端子(16)に接続する。入力信号端子(1
5)からFET(11)を見たインピーダンスをZ
g (32)とする。
1)を等価回路で表したもので、FET(11)のゲー
ト・ソース間抵抗をRgs(42)、ゲート・ソース間容
量をCgs(41)とする。また、FET(11)のゲー
トインダクタンスを43、ゲート抵抗を44とする。図
1、図2に示した伝送線路(13)を集中定数素子のイ
ンダクタで表したとき、インダクタL、抵抗R1 (1
2)、および抵抗R2 (14)は次のように選ぶ。
5)からFETを見たインピーダンスZg は一般的に実
部と虚部を持ち、以下のように表される。
性をなくすためには、X=0 なる条件が必要である。
g は抵抗成分Rt のみを持つ純抵抗となり周波数依存性
がなくなる。
よび抵抗R2 (14)から構成されるプリマッチング回
路において、抵抗R2 (14)は外部バイアス系の影響
を除外する働きをするため、図3に示した従来のプリマ
ッチング回路よりも特性の劣化が小さくなる。
抗R1 (12)および抵抗R2 (14)を L=Cgs・Rgs 2 R1 =R2 =Rgs/2 と選ぶ。
した抵抗R1 (12)と抵抗R2 (14)の値が等しく
なるので、抵抗R1 (12)からの内部バイアス系の影
響と抵抗R2 (14)からの外部バイアス系の影響を最
も効率よく除去する働きをするため、増幅器としてさら
に良好な特性を得ることができる。
幅器を実現するためにFETのインピーダンスの周波数
依存性を小さくするために設けるマイクロ波回路とし
て、FETのゲート側に第一の抵抗を接続し、第一の抵
抗の他端を伝送線路の一端に接続し、前記伝送線路の他
端を第二の抵抗に接続する。そして、第一の抵抗と第二
の抵抗との和がFETのゲート・ソース間抵抗に等し
く、伝送線路により構成するインダクタのインダクタン
スがFETのゲート・ソース間容量とFETのゲート・
ソース間抵抗の二乗との積に等しくなるように選ぶ。こ
れにより外部バイアスの影響を考慮した場合において
も、最も良好な特性を得るマイクロ波増幅器を形成する
ことができる。
クロ波増幅器を形成するマイクロ波回路を提供すること
ができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 ゲートに直列に信号源が接続される電界
効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタの前記
ゲートに第一の抵抗を介してその一端が接続された伝送
線路と、その一端が前記伝送線路の他端に接続され、そ
の他端が接地された第二の抵抗とを含み、前記電界効果
トランジスタのドレインには外部負荷が接続されること
を特徴とするマイクロ波回路。 - 【請求項2】 第一の抵抗と第二の抵抗とが抵抗値が等
しいことを特徴とする請求項1記載のマイクロ波回路。 - 【請求項3】 電界効果トランジスタのゲート・ソース
間抵抗をRgs、ゲート・ソース間容量をCgs、第一の抵
抗をR1 、第二の抵抗をR2 、伝送線路のインダクタン
スをLとしたとき、 L=Cgs・Rgs 2 R1 +R2 =Rgs であることを特徴とする請求項1記載のマイクロ波回
路。 - 【請求項4】 電界効果トランジスタのゲート・ソース
間抵抗をRgs、ゲート・ソース間容量をCgs、第一の抵
抗をR1 、第二の抵抗をR2 、伝送線路のインダクタン
スをLとしたとき、 L=Cgs・Rgs 2 R1 =R2 =Rgs/2 であることを特徴とする請求項1記載のマイクロ波回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8222277A JPH1065464A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | マイクロ波回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8222277A JPH1065464A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | マイクロ波回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1065464A true JPH1065464A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16779861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8222277A Pending JPH1065464A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | マイクロ波回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1065464A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002325021A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Mitsubishi Electric Corp | マイクロ波広帯域増幅器 |
JP2010010906A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Toshiba Corp | Fetゲートバイアス回路 |
JP5211061B2 (ja) * | 2007-10-22 | 2013-06-12 | 株式会社アドバンテスト | 分布型増幅装置および増幅器 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6210908A (ja) * | 1985-07-08 | 1987-01-19 | Toshiba Corp | マイクロ波増幅装置 |
JPH01233812A (ja) * | 1988-03-14 | 1989-09-19 | Fujitsu Ltd | マイクロ波用多段増幅回路 |
JPH04317206A (ja) * | 1991-04-16 | 1992-11-09 | Mitsubishi Electric Corp | 増幅器 |
JPH0742577U (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-04 | ミツミ電機株式会社 | 増幅器 |
-
1996
- 1996-08-23 JP JP8222277A patent/JPH1065464A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040309 |
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A521 | Written amendment |
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