JPH1065464A - マイクロ波回路 - Google Patents

マイクロ波回路

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JPH1065464A
JPH1065464A JP8222277A JP22227796A JPH1065464A JP H1065464 A JPH1065464 A JP H1065464A JP 8222277 A JP8222277 A JP 8222277A JP 22227796 A JP22227796 A JP 22227796A JP H1065464 A JPH1065464 A JP H1065464A
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JP
Japan
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gate
resistor
transmission line
fet
resistance
Prior art date
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Pending
Application number
JP8222277A
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English (en)
Inventor
Hideki Takasu
英樹 高須
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH1065464A publication Critical patent/JPH1065464A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FETを用いて広帯域増幅器を実現すると
き、増幅素子の入出力インピーダンスの周波数依存性を
小さくする回路を作成し、良好な特性の増幅器を提供す
る。 【解決手段】 FETのゲートを第一の抵抗R1 を介し
て伝送線路の一端に接続し、この伝送線路の他端を第二
の抵抗R2 を介して接地する。FETのゲート・ソース
間抵抗をRgs、ゲート・ソース間容量をCgs、伝送線路
のインダクタンスをLとしたとき、 L=Cgs・Rgs 21 +R2 =Rgs と選ぶ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広帯域増幅器を実
現するためのマイクロ波回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電界効果トランジスタ(以下、FETと
いう)を用いて広帯域増幅器を実現する際、増幅素子
(FET)の入出力インピーダンスの周波数に対する依
存性が小さい方が広帯域化が容易である。このように、
増幅素子(FET)の入出力インピーダンスの周波数に
対する依存性を小さくするために設ける回路をプリマッ
チング回路という。
【0003】図3に、従来用いられているプリマッチン
グ回路を示す。
【0004】図3はFET(11)のゲートに入力信号
端子(15)と抵抗R(21)の一端を接続し、抵抗R
(21)の他端は伝送線路(22)に接続する。またF
ET(11)のドレインは出力信号端子(16)に接続
する。図4は図3で示した回路を集中定数素子で表した
ものである。入力信号端子(15)からFET(11)
を見たインピーダンスをZg (32)とする。また、伝
送線路(22)のインダクタンスをL(31)とする。
【0005】図5は図4で示した回路図をFET(1
1)の部分について等価回路で表したものである。FE
T(11)のゲート・ソース間容量をCgs(41)、ゲ
ート・ソース間抵抗をRgs(42)とする。また、FE
T(11)のゲートインダクタンスを43、ゲート抵抗
を44とする。
【0006】図4および図5において、インダクタL
(31)、抵抗R(21)、ゲート・ソース間容量Cgs
(41)、およびゲート・ソース間抵抗Rgs(42)と
の間に L=Cgs・Rgs 2 R=Rgs という関係をとることにより、ゲートインピーダンスZ
g (32)はリアクタンス成分はゼロとみなせるほど十
分小さくなり抵抗成分のみを持つものとみなせる。従っ
てZg は周波数依存性が小さくなり広帯域な増幅器の設
計が可能となる。
【0007】(参考文献 伊藤、望月、新居、河野、高
木;電子情報通信学会誌(C−I)Vol.J78,N
o12,pp664−676,Dec.1995) 実際には、図4に示すインダクタL(31)は、図3に
示すように高い特性インピーダンスを有する伝送線路
(22)で構成する。
【0008】しかしながら、図3に示す、従来用いられ
ている伝送線路(22)および抵抗R(21)からなる
プリマッチング回路では、図4に示す集中回路素子を用
いてプリマッチング回路を構成したときに比べて、伝送
線路(22)の位相が、増幅器の特性劣化を導き、図3
の回路は最適なプリマッチング回路ではなく、増幅器の
特性の劣化につながっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
広帯域増幅器を実現するためのマイクロ波回路では、バ
イアス端子のインピーダンスの影響が増幅器の特性の劣
化につながっていた。
【0010】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたもので、増幅素子の入出力インピーダンスの周波数
依存性が小さく、良好な特性を有するマイクロ波増幅器
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ゲートに直列に信号源が接続される電界効果
トランジスタと、前記電界効果トランジスタの前記ゲー
トに第一の抵抗を介してその一端が接続された伝送線路
と、その一端が前記伝送線路の他端に接続され、その他
端が接地された第二の抵抗とを含み、前記電界効果トラ
ンジスタのドレインには外部負荷が接続されることを特
徴とする。
【0012】また、第一の抵抗と第二の抵抗とが抵抗値
が等しいことを特徴とする。
【0013】また、電界効果トランジスタのゲート・ソ
ース間抵抗をRgs、ゲート・ソース間容量をCgs、第一
の抵抗をR1 、第二の抵抗をR2 、伝送線路のインダク
タンスをLとしたとき、 L=Cgs・Rgs 21 +R2 =Rgs であることを特徴とする。
【0014】また、電界効果トランジスタのゲート・ソ
ース間抵抗をRgs、ゲート・ソース間容量をCgs、第一
の抵抗をR1 、第二の抵抗をR2 、伝送線路のインダク
タンスをLとしたとき、 L=Cgs・Rgs 21 =R2 =Rgs/2 であることを特徴とする。
【0015】FETのゲート側に上記構成によるマイク
ロ波回路を用いたマイクロ波増幅器では、FETのイン
ピーダンスの周波数依存性を小さくするプリマッチング
回路として利用する伝送線路の両側に抵抗を配置するこ
とにより、FETのゲートに直列に接続した信号源から
入力されるマイクロ波信号に対して良好な特性を得るこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態とし
て図1、図2を参照して詳細に説明する。図1は伝送線
路(13)を中心として抵抗R1 (12)と抵抗R
2 (14)を対称に配置したプリマッチング回路を示す
もので、図2は図1に示す回路においてFET(11)
を等価回路で表したプリマッチング回路を示す。
【0017】図1はFET(11)のゲートに入力信号
端子(15)と抵抗R1 (12)の一端を接続し、抵抗
1 (12)の他端には伝送線路(13)を介して抵抗
2(14)を接続する。FET(11)のドレインは
出力信号端子(16)に接続する。入力信号端子(1
5)からFET(11)を見たインピーダンスをZ
g (32)とする。
【0018】図2は図1に示す回路においてFET(1
1)を等価回路で表したもので、FET(11)のゲー
ト・ソース間抵抗をRgs(42)、ゲート・ソース間容
量をCgs(41)とする。また、FET(11)のゲー
トインダクタンスを43、ゲート抵抗を44とする。図
1、図2に示した伝送線路(13)を集中定数素子のイ
ンダクタで表したとき、インダクタL、抵抗R1 (1
2)、および抵抗R2 (14)は次のように選ぶ。
【0019】L=Cgs・Rgs 21 +R2 =Rgs ここで、図1、図2に示す回路において、入力端子(1
5)からFETを見たインピーダンスZg は一般的に実
部と虚部を持ち、以下のように表される。
【0020】Zg =Rt +jX そして、FETの入力インピーダンスZg の周波数依存
性をなくすためには、X=0 なる条件が必要である。
【0021】そこで、上に示した条件 L=Cgs・Rgs 21 +R2 =Rgs と選ぶことにより、X=0 となり、インピーダンスZ
g は抵抗成分Rt のみを持つ純抵抗となり周波数依存性
がなくなる。
【0022】伝送線路(13)、抵抗R1 (12)、お
よび抵抗R2 (14)から構成されるプリマッチング回
路において、抵抗R2 (14)は外部バイアス系の影響
を除外する働きをするため、図3に示した従来のプリマ
ッチング回路よりも特性の劣化が小さくなる。
【0023】次に、伝送線路を表したインダクタLと抵
抗R1 (12)および抵抗R2 (14)を L=Cgs・Rgs 21 =R2 =Rgs/2 と選ぶ。
【0024】これは、伝送線路を中心として対称に配置
した抵抗R1 (12)と抵抗R2 (14)の値が等しく
なるので、抵抗R1 (12)からの内部バイアス系の影
響と抵抗R2 (14)からの外部バイアス系の影響を最
も効率よく除去する働きをするため、増幅器としてさら
に良好な特性を得ることができる。
【0025】以上のようにこの発明によれば、広帯域増
幅器を実現するためにFETのインピーダンスの周波数
依存性を小さくするために設けるマイクロ波回路とし
て、FETのゲート側に第一の抵抗を接続し、第一の抵
抗の他端を伝送線路の一端に接続し、前記伝送線路の他
端を第二の抵抗に接続する。そして、第一の抵抗と第二
の抵抗との和がFETのゲート・ソース間抵抗に等し
く、伝送線路により構成するインダクタのインダクタン
スがFETのゲート・ソース間容量とFETのゲート・
ソース間抵抗の二乗との積に等しくなるように選ぶ。こ
れにより外部バイアスの影響を考慮した場合において
も、最も良好な特性を得るマイクロ波増幅器を形成する
ことができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、良好な特性を持つマイ
クロ波増幅器を形成するマイクロ波回路を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための回路図である。
【図2】本発明を説明するための回路図である。
【図3】従来例を説明するための回路図である。
【図4】従来例を説明するための回路図である。
【図5】従来例を説明するための回路図である。
【符号の説明】
11…FET 12…抵抗 13…伝送線路 14…抵抗 15…入力信号端子 16…出力信号端子 21…抵抗 22…伝送線路 31…インダクタ 32…ゲートインピーダンス 41…FETのゲート・ソース間容量 42…FETのゲート・ソース間抵抗 43…FETのゲートインダクタンス 44…FETのゲート抵抗 51…ゲートバイアス端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲートに直列に信号源が接続される電界
    効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタの前記
    ゲートに第一の抵抗を介してその一端が接続された伝送
    線路と、その一端が前記伝送線路の他端に接続され、そ
    の他端が接地された第二の抵抗とを含み、前記電界効果
    トランジスタのドレインには外部負荷が接続されること
    を特徴とするマイクロ波回路。
  2. 【請求項2】 第一の抵抗と第二の抵抗とが抵抗値が等
    しいことを特徴とする請求項1記載のマイクロ波回路。
  3. 【請求項3】 電界効果トランジスタのゲート・ソース
    間抵抗をRgs、ゲート・ソース間容量をCgs、第一の抵
    抗をR1 、第二の抵抗をR2 、伝送線路のインダクタン
    スをLとしたとき、 L=Cgs・Rgs 21 +R2 =Rgs であることを特徴とする請求項1記載のマイクロ波回
    路。
  4. 【請求項4】 電界効果トランジスタのゲート・ソース
    間抵抗をRgs、ゲート・ソース間容量をCgs、第一の抵
    抗をR1 、第二の抵抗をR2 、伝送線路のインダクタン
    スをLとしたとき、 L=Cgs・Rgs 21 =R2 =Rgs/2 であることを特徴とする請求項1記載のマイクロ波回
    路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002325021A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Mitsubishi Electric Corp マイクロ波広帯域増幅器
JP2010010906A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Toshiba Corp Fetゲートバイアス回路
JP5211061B2 (ja) * 2007-10-22 2013-06-12 株式会社アドバンテスト 分布型増幅装置および増幅器

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JPH0742577U (ja) * 1993-12-28 1995-08-04 ミツミ電機株式会社 増幅器

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