JPH1065098A - 複合半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
複合半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH1065098A JPH1065098A JP23134396A JP23134396A JPH1065098A JP H1065098 A JPH1065098 A JP H1065098A JP 23134396 A JP23134396 A JP 23134396A JP 23134396 A JP23134396 A JP 23134396A JP H1065098 A JPH1065098 A JP H1065098A
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Abstract
を該外部導出端子の位置決め治具としても兼用できるよ
うにする。 【解決手段】 絶縁ケース16自体に外部導出端子4を
半田固着する際の位置決め用の係止部4aを備え、ま
た、前記絶縁ケース16の下端面に放熱板1と該絶縁ケ
ース16を接着する接着剤溜り用の傾斜溝部20を形成
する。
Description
に導出される外部導出端子の位置決め構造を備えた複合
半導体装置及びその製造方法に関するものである。
至図9を参照して説明する。まず、図6において、銅な
どからなる放熱板1上に、両面に導体層が形成されたセ
ラミック等の絶縁基板2が半田固着されている。この絶
縁基板2上には半導体ペレット3、外部導出端子4など
の回路構成部品が半田固着されている。 なお、これら
の回路構成部品を半田固着する場合には図示を省略した
位置決め治具を用いている。
に接着剤5を塗布する。次いで、図8に示すように両端
開口の絶縁ケース6を用意し、該絶縁ケース6の下端面
を、接着剤5を塗布した放熱板1の外周部に当接して接
着する。次に、該絶縁ケース6内に樹脂7を充填して硬
化させた後、蓋体8を絶縁ケース6の一方の開口端に被
せて目的とする複合半導体装置9を完成する。
は概略上記のように構成されているので、次のような解
決すべき課題があった。接着剤5を放熱板1の外周部上
面に塗布し、絶縁ケース6を接着しているので、該絶縁
ケース6に外部導出端子4の係止部を設け、該端子4の
位置決め治具を兼用させて半田付けするということがで
きない。すなわち、接着剤5は一般に半田付け温度に耐
えられないために、放熱板1への各回路構成部品の半田
付け工程と絶縁ケース6の該放熱板1への接着工程とを
別工程として行う必要があった。このため、作業工数が
削減できず、複合半導体装置の製造コストの低減に十分
寄与できなかった。
ためになされたもので、外部導出端子の半田付けの際に
絶縁ケースを該外部導出端子の位置決め治具としても兼
用でき、作業工数の減少により十分製造コストの低減に
寄与し得る複合半導体装置及びその製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
導体装置は、放熱板と、この放熱板上に絶縁基板を介し
て形成された導体層と、この導体層上に半田固着された
半導体ペレット及び外部導出端子とを有し、前記放熱板
の外周には両端開口の絶縁ケースの下端面が接着剤で固
着される構造を含む複合半導体装置において、前記絶縁
ケース自体に外部導出端子を半田固着する際の係止部を
備え、前記絶縁ケースの下端面に放熱板と該絶縁ケース
を接着する接着剤溜り用の溝を形成したことを特徴とす
るものである。第2の発明であるその製造方法は、絶縁
ケースの外部導出端子挿入孔に外部導出端子を係止さ
せ、放熱板上に位置決めし、該放熱板上の絶縁層を介し
て形成された導体層上に半田付けする工程と、前記放熱
板と絶縁ケースとの間に形成された接着剤溜り用の溝に
接着剤を塗布する工程とを含むことを特徴とするもので
ある。
1乃至図4を参照して説明する。図1は絶縁ケースの平
面図、図2はその正面図である。本発明の複合半導体装
置の1つの特徴は、絶縁ケース16自体に外部導出端子
4を仮止めするための係止部を設けたことである。この
係止部は、本実施例では外部導出端子挿入孔17内に実
現されている。
子挿入孔17はその一部が相対的に口の広い幅広の角穴
17aとなっており、小径の角穴17bとの連通部に形
成される段部18に外部導出端子4の係止部4aを係止
させることで、該導出端子4の仮止めができるようにし
てある。なお、実際に係止させる手順としては、図3に
おける下方の角穴17b側から外部導出端子4を挿入
し、係止部4aの位置では外側に広がろうとするばね力
に抗してさらに挿入することにより、角穴17bを通過
した段階で該係止部4aが幅広の角穴17a内で広が
り、段部18と角穴17aの内壁により規制されて仮止
めがなされる。
の所定の位置に位置決めしなければならないが、この位
置決め手段として図2に示すように絶縁ケース16の上
部から下方に向かって突出する位置決めピン19が設け
られている。この位置決めピン19は、その先端部19
aを図2では図示を省略した放熱板の表面に設けた小孔
に挿入することにより位置決めがなされる構成となって
いる。
ように絶縁ケース16の一方の開口部外周に沿って傾斜
溝部20を設けたことである。この傾斜溝部20を設け
ることにより、次の製造方法の説明で詳細が明らかにな
るように、該傾斜溝部20に接着剤を塗布して放熱板と
絶縁ケース16との固着が可能となる。
体装置の製造方法について説明する。図4において、放
熱板1の所定位置に外部導出端子4を半田固着するに当
たり、絶縁ケース16の外部導出端子挿入孔17に外部
導出端子4を挿入し、係止部4aにより仮止めをする。
絶縁ケース16の全体を放熱板1上に載置する。この際
に、前記のように絶縁ケース16に設けた位置決めピン
19(図2参照)の先端部19aを放熱板の小孔に挿入
することで位置決めがなされる。上記の状態で加熱し、
予め外部導出端子4の下端に塗布した半田を溶融させ、
半田固着させる。
全体を反転させ、該絶縁ケース16の傾斜溝部20に接
着剤塗布ノズル21等により接着剤5を充填・硬化させ
る。その後の工程は従来通りの工程を経て目的とする複
合半導体装置を完成させる。
熱板とを固定するための接着剤を放熱板の裏面側から塗
布できるようにしたので、絶縁ケースと放熱板とを嵌合
させた後においても接着作業が可能となる。このため、
絶縁ケースを半田の溶融温度まで加熱することが許容さ
れ、該絶縁ケース自体を外部導出端子の仮止め乃至位置
決め治具として兼用させることができる。以上の結果、
従来のように手作業による接着剤塗布及び絶縁ケースの
接着作業を経ることなく、自動機による接着剤塗布工程
により絶縁ケースを放熱板に固定することができ、作業
工数の減少によりこの種の複合半導体装置の製造原価を
低減し得る。
の平面図である。
拡大して示した断面図である。
めした状態の一部を切り欠いた断面図である。
の断面図である。
構成部品を放熱板に固着させた状態の説明図である。
ースを接着させるために、放熱板の外周部に接着剤を塗
布した状態の説明図である。
ースを接着させて所定の処理工程を経て完成させた複合
半導体装置の断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 放熱板と、この放熱板上に絶縁基板を介
して形成された導体層と、この導体層上に半田固着され
た半導体ペレット及び外部導出端子とを有し、前記放熱
板の外周には両端開口の絶縁ケースの下端面が接着剤で
固着される構造を含む複合半導体装置において、 前記絶縁ケース自体に外部導出端子を半田固着する際の
係止部を備え、前記絶縁ケースの下端面に放熱板と該絶
縁ケースを接着する接着剤溜り用の溝を形成したことを
特徴とする複合半導体装置。 - 【請求項2】 前記絶縁ケースの下端面には外方に向か
って拡開する傾斜内壁面と、この傾斜内壁面と連らなる
水平段部とを有し、該水平段部に前記放熱板の内面を当
接させた際に、前記傾斜内壁面と放熱板の端部との間に
前記接着剤溜り用の溝が形成されることを特徴とする請
求項1に記載の複合半導体装置。 - 【請求項3】 絶縁ケースの外部導出端子挿入孔に外部
導出端子を係止させ、放熱板上に位置決めし、該放熱板
上の絶縁層を介して形成された導体層上に半田付けする
工程と、 前記放熱板と絶縁ケースとの間に形成された接着剤溜り
用の溝に接着剤を塗布する工程と、 を含むことを特徴とする複合半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23134396A JP3835710B2 (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | 複合半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JPH1065098A true JPH1065098A (ja) | 1998-03-06 |
JP3835710B2 JP3835710B2 (ja) | 2006-10-18 |
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ID=16922152
Family Applications (1)
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JP23134396A Expired - Fee Related JP3835710B2 (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | 複合半導体装置の製造方法 |
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-
1996
- 1996-08-13 JP JP23134396A patent/JP3835710B2/ja not_active Expired - Fee Related
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