JPH1063566A - メモリ調停回路及び電子回路 - Google Patents

メモリ調停回路及び電子回路

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JPH1063566A
JPH1063566A JP21820396A JP21820396A JPH1063566A JP H1063566 A JPH1063566 A JP H1063566A JP 21820396 A JP21820396 A JP 21820396A JP 21820396 A JP21820396 A JP 21820396A JP H1063566 A JPH1063566 A JP H1063566A
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JP
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cpu
memory
port memory
arbitration
access
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JP21820396A
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Shizumaro Sakai
静磨 酒井
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方のCPUのメモリからの読み出しが完了
すると直ちに、調停待ちの他方のCPUがこのメモリに
アクセスできるようにすること。 【解決手段】 まず、CPU11が先にローレベルのア
クセス要求信号REQAを出力すると、メモリ調停回路
3は共有バス71、74、共有信号線72、73をCP
Ullに占有させてメモリ7からデータを読み出させる
が、この読み出しが終了すると、読み出しデータを読み
出しデータ用バスバッファ91にラッチさせると共にフ
リップフロップ36から出るアクセス応答信号ACKA
をインバータ83により反転してアクセス許可信号出力
禁止信号を作り、これを論理回路31に出力して、アク
セス許可信号ENAを直ちに無効としてCPU11の前
記共有バス及び共有信号線の占有をCPU11のサイク
ル終了に先駆けて開放する。この間、CPU12が調停
待ちの状態の時アクセス許可信号出力禁止信号が出力さ
れると、論理回路32の出力がハイレベルになってアク
セス許可信号ENBが有効になり、CPU12がメモリ
7にアクセスすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデュアルポートメモ
リを用いた電子回路に係り、この電子回路内の2個のC
PUからの前記デュアルポートメモリに対するアクセス
要求を調停するメモリ調停回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子回路は図4に示すよ
うな構成例を有している。この電子回路に搭載されてい
るメモリ7はCPU11、CPU12の両方からアクセ
ス可能なデュアルポートメモリである。CPU11、C
PU12からデコーダ21、デコーダ22を介してアク
セス要求信号であるREQA,REQBがメモリ調停回
路3に入力されると、このメモリ調停回路3は、これら
REQA,REQBにより起動される後続の処理を調停
する。尚、本例の電子回路はクロック供給源8から出力
される図6(A)に示すようなクロックによって動作す
る。
【0003】例えば、図6(B)、(C)に示すタイミ
ングで、アクセス要求信号REQA,REQBが入力さ
れると、メモリ調停回路3は図5において、先にローレ
ベルとなって有効となったREQA信号によって論理回
路31の出力がハイレベルになり、これにより、インバ
ータ80の出力がローレベルになって、REQAに対す
るアクセス許可であるENAを図6(D)に示すように
有効とし、又、論理回路33の出力がローレベルになっ
てADRENを有効にする。又、論理回路31の出力が
ハイレベルになると、ディレイ回路88が動作している
間、論理回路群34の出力がローレベルになって、シフ
トレジスタ35をリセットし、その後、ディレイ時間が
過ぎると、論理回路群34の出力がハイレベルになっ
て、リセットが解除される。
【0004】これにより、シフトレジスタ35はメモリ
サイクルをカウントし始めると共に、その出力端子QA
がハイレベルになるため、インバータ82の出力がロー
レベルになって制御信号バッファイネーブルCONTE
Nを図6(G)に示すように有効として、アドレスバッ
ファ41、制御信号バッファ51、書き込みデータ用バ
スバッファ61を動作可能状態とし、CPU11側から
デュアルポートメモリ7へのアクセスを実行させる。
【0005】更に、所定の時間後、フリップフロップ3
6の出力端子Qから図6(L)に示すようにローレベル
のアクセス応答信号ACKA信号をCPU11に対して
出力し、このメモリアクセスサイクルの完了を通知す
る。CPU11はACKA信号の入力により、メモリア
クセスサイクルの完了を図6(A)のaのタイミングで
認識し、次のクロックの立上り時のbのタイミングでア
クセス要求REQAをハイレベルにして無効とする。メ
モリ調停回路3は、アクセス要求REQAが無効状態に
移行したことにより、論理回路31の出力をローレベル
にして、アクセス許可信号ENAをハイレベルとして無
効にすることで、バス信号トランシーバ41,51,6
1を動作不能状態とし、CPU11による共有バス又は
共有信号線の占有を解除する。
【0006】ところで、メモリ調停回路3は上記のよう
な調停動作するため、図6のaのタイミングにてデュア
ルポートメモリ7からの読み出しが完了しているにも拘
らず、その後、CPU11からのアクセス要求REQA
がbのタイミングで無効となるまで、デュアルポートメ
モリ7に接続されている共有アドレスバス71、共有信
号線72、共有リードライト信号線73、共有データバ
ス74で示される共有バスと共有信号線の占有状態が継
続する。一方で、CPU12からのアクセス要求REQ
Bが調停待ち状態であり、調停待ち時間は、メモリのサ
イクルタイムのみとなるのが望ましいが、実際には上記
の占有時間がこれに加算されてしまうという不具合があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のメ
モリ調停回路3では、一方のCPU11のデュアルポー
トメモリ7からの読み出しが完了(タイミングa)して
いるにも拘らず、このCPU11のアクセス許可が無効
になる(タイミングb)まで、若干のタイムラグがある
ため、デュアルポートメモリ7に接続されている共有バ
スをCPU11が占有する時間が必要以上に長くなり、
この時、他方のCPU12がアクセス要求をメモリ調停
回路3に出していても、前記タイムラグ分だけ余計にC
PU12はデュアルポートメモリ7にアクセスする時間
が遅れるという不具合があった。
【0008】そこで本発明は上記の課題を解決するため
になされたもので、一方のCPUのデュアルポートメモ
リからの読み出しが完了すると直ちに、他方のCPUが
このデュアルポートメモリにアクセスすることができる
メモリ調停回路及びこのメモリ調停回路を用いたデュア
ルメモリに対するデータの読み書きを高速化した電子回
路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、2個
のCPUと、2個のCPUの前記デュアルポートメモリ
に対するアクセス順序を共通バスを占有させるCPUを
決定することにより調停するメモリ調停回路において、
前記デュアルポートメモリに先にアクセスしたCPUの
アクセスサイクルの終了に先駆けて、このCPUの占有
から前記共通バスを開放する調停手段を具備した構成を
備えている。
【0010】このような構成により、先にアクセスした
CPUが前記デュアルポートメモリへのアクセスサイス
ルを完了する前に、このCPUが占有していた共通バス
を開放するため、この分、早く、この共通バスを他のC
PUが使用できることになる。
【0011】請求項2の発明の前記調停手段は、前記デ
ュアルポートメモリに先にアクセスしたCPUの占有か
ら前記共通バスを開放した際に、調停待ちの他のCPU
があると、直ちにこのCPUに前記共通バスを占有させ
る制御を行う構成を備えている。
【0012】このような構成により、先にアクセスした
CPUが前記デュアルポートメモリへのメモリアクセス
タイムが終了する前に、直ち調停待ちの他のCPUが前
記共通バスを用いて前記デュアルポートメモリにアクセ
スするため、この分、CPUは前記デュアルポートメモ
リに対するデータの読み出し書き込みを早く行うことが
できる。
【0013】請求項3の発明は、2個のCPUと、2個
のCPUの前記デュアルポートメモリに対するアクセス
順序を前記共通バスを占有させるCPUを決定すること
により調停するメモリ調停回路において、前記デュアル
ポートメモリに先にアクセスしたCPUの前記デュアル
ポートメモリからのデータの読み出しが完了すると直ち
にこのCPUの占有から前記共通バスを開放し、この
時、調停待ちの他のCPUがあると、直ちにこのCPU
に前記共通バスを占有させる制御を行う調停手段を具備
した構成を備えている。
【0014】このような構成により、先にアクセスした
CPUが前記デュアルポートメモリからのデータの読み
出しを完了すると、このCPUのメモリアクセスタイム
が終了する前に、直に調停待ちの他のCPUが前記共通
バスを用いて前記デュアルポートメモリにアクセスする
ため、この分、CPUは前記デュアルポートメモリに対
するデータの読み出し書き込みを早く行うことができ
る。
【0015】請求項4の発明は、前記デュアルポートメ
モリからCPUにより読み出されたデータをラッチする
ラッチ回路をCPU毎に設け、前記調停手段は前記デー
タの読み出しが完了したCPUの前記共通バスの占有を
開放する前に、前記ラッチ回路に読み出しデータをラッ
チさせる制御を行う構成を備えている。
【0016】このような構成により、前記CPUの共通
バスに対する占有が前記デュアルポートメモリからの前
記データの読み出しが完了次第、読み出しデータがラッ
チ回路にラッチされるため、占有していた前記共通バス
が開放されても、読み出しデータが失われることはな
い。
【0017】請求項5の発明は、前記CPUは前記共通
バスからその占有を開放された後も、前記ラッチ回路に
ラッチされたデータを読み込む構成を備えている。
【0018】このような構成により、前記CPUの読み
出しデータの読み込みは前記共通バスの占有が開放され
るタイミングに影響されずに行なわれる。
【0019】請求項6の発明は、2個のCPUと、これ
ら2個のCPUがアクセスするデュアルポートメモリ
と、前記2個のCPUが前記デュアルポートメモリにア
クセスする順番を調停する請求項1乃至5いずれか1記
載のメモリ調停回路とを具備した構成を備えている。
【0020】このような構成により、前記メモリ調停回
路は前記2個のCPUの前記デュアルポートメモリに対
するアクセスを高速化するため、電子回路は前記デュア
ルポートメモリへのデータの読み書きを含んだデータ処
理を高速に行う。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明のメモリ調停回路を
搭載した電子回路の一実施の形態を示したブロック図で
ある。3はCPU11とCPU12からのデュアルポー
トメモリ7に対するアクセス要求を調停するメモリ調停
回路、7はCPU11とCPU12がアクセスしてデー
タを読み書きするデュアルポートメモリ、11、12は
それぞれデュアルポートメモリ7にアクセスしてデータ
の読み書きを行うCPU、21、22はCPU11、C
PU12からの指令をデコードするデコーダ、41はC
PU11側のアドレス信号を共有アドレスバス71に入
力するアドレスバッファ、42はCPU12側のアドレ
ス信号を共有アドレスバス71に入力するアドレスバッ
ファ、51はCPU11側の制御信号を制御線72、7
3に入力する制御信号バッファ、52はCPU12側の
制御信号用の制御信号バッファ、61はCPU11側の
書き込みデータ用バスバッファ、62はCPU12側の
書き込みデータ用バスバッファ、71、72、73、7
4はそれぞれデュアルポートメモリ7に接続される共有
アドレスバス、チップセレクトCE用の共有信号線、共
有リードライト信号線、共有データバス、8はこの電子
回路を動作させるためのクロックを供給するクロック供
給源、91、92はそれぞれCPU11、12側により
デュアルポートメモリ7から読み出された読み出しデー
タ用バスバッファ、93、94はそれぞれCPU11
側、CPU12側の読み出しデータ用バスバッファ9
3、94のOE生成用の論理回路、95は読み出しのデ
ータラッチ信号を生成して読み出しデータ用バスバッフ
ァ91、92に出力する論理回路群である。
【0022】図2は図1に示したメモリ調停回路3の詳
細例を示した回路図である。31はCPU11のメモリ
アクセス要求REQAに対するアクセス許可信号を生成
する論理回路、32はCPU12のメモリアクセス要求
REQBに対するアクセス許可信号を生成する論理回
路、33はアクセス許可ENA又はENBが有効となっ
た時のアドレスバッファイネーブルADRENを生成す
る論理回路、34は新たなメモリアクセス許可信号EN
A又はENBを出力するタイミングに合わせてシフトレ
ジスタ35へ上記したクロック幅以下の短いリセットパ
ルスを出力する論理回路、35はメモリアクセス許可E
NA又はENBが出力されてから、図1に示したデュア
ルポートメモリ7のメモリサイクルタイムに達するまで
の時間を計数するシフトレジスタ、36はメモリアクセ
ス要求REQAに対する応答信号ACKAを生成すると
共に、論理回路31に対してアクセス許可信号禁止信号
を出力するフリップフロップ、37はメモリアクセス要
求REQBに対する応答信号ACKBを生成すると共
に、論理回路32に対してアクセス許可信号禁止信号を
出力するフリップフロップ、38はシフトレジスタ35
の出力端子Qaからの出力により、制御信号バッファ5
1、52に対して可動信号を出力する制御信号バッファ
イネーブルCONTENを出力する論理回路、80、8
1、82、83、85は信号の極性を反転するインバー
タ、86は論理回路31の出力とディレイ回路88の出
力との論理条件をとる論理回路、87は論理回路32の
出力とディレイ回路89の出力との論理条件をとる論理
回路、88、89はそれぞれ論理回路31、32の出力
を遅延するディレイ回路である。但し、調停手段は論理
回路31、32、シフトレジスタ35、フリップフロッ
プ36、37及びインバータ83、85により構成さ
れ、ラッチ回路は読み出しデータ用バスバッファ91、
92、論理回路93、94、論理回路群95で構成され
ている。
【0023】次に本実施の形態の動作について説明す
る。まず、メモリ調停回路3はCPU11、CPU12
のいずれからもアクセス要求がない場合は待機状態とな
り、全ての出力信号をディセーブルとする。次にCPU
11からデュアルポートメモリ7に対するアクセスが発
生すると、デコーダ21からローレベルのメモリアクセ
ス要求REQAが図3(B)に示すように出力され、こ
れがメモリ調停回路3に入力される。この時、CPU1
2からのアクセス要求は発生していないので、CPU1
2のメモリアクセス要求REQBは図3(C)に示すよ
うにハイレベルのままである。
【0024】メモリ調停回路3の内部ではREQBがハ
イレベルのため、図2に示したアクセス許可信号を生成
する論理回路32の出力はハイレベルのままであり、し
かも、フリップフロップ36の出力であるアクセス応答
信号ACKAも図3(L)に示すようにハイレベルであ
るため、論理回路31の出力はハイレベルとなる。これ
により、インバータ80の出力であるアクセス許可信号
ENAは図3(D)に示すようにローレベルなって有効
になると共に、論理回路33から出力されるアドレスバ
ッファイネーブルADRENも図3(E)に示すように
ローレベルになって有効となる。
【0025】上記したアクセス許可信号ENA及びアド
レスバッファイネーブルADRENが有効になると、ア
ドレスバッフア41が動作可能状態となり、共有アドレ
スバス71にCPU11側からのアドレス信号が図6
(N)に示すように出力される。又、この時、ディレイ
回路88で遅延される時間だけディレイ回路88はロー
レベルの信号を論理回路86に出力し続けるため、論理
回路34の出力はこの間ローレベルになって、シフトレ
ジスタ35をリセットする。
【0026】また、上記した遅延時間後、ディレイ回路
88の出力がハイレベルになると、論理回路34の出力
がハイレベルになって、シフトレジスタ35のリセット
が解除され、メモリのサイクルタイムに相当する時間の
計数を開始する。1クロック後には、シフトレジスタ3
5の端子QAがハイレベルになって、論理回路38から
制御信号バッファイネーブルCONTENが図3(G)
に示されるように出力される。これにより、制御信号バ
ッファ51が動作可能状態となり、図3(O)、図3
(P)に示すようにチップセレクト信号、リードライト
信号が共有信号線72、73に出力される。
【0027】更に2クロック後、(メモリのサイクルタ
イムが2クロック分の場合) 端子QCがハイレベルにな
って、シフトレジスタ35のQA端子がローレベルにな
って、論理回路38から出力されているCONTENを
ネゲートして、制御信号バッファ51をディセーブル状
態にすると同時に、読み出しデータラッチ信号生成用の
論理回路群95がラッチ用パルスを読み出しデータ用バ
スバッファ91のCK端子に出力し、デュアルポートメ
モリ7から読み出された図3(Q)に示すようなデータ
を読み出しデータ用バスバッファ91にラッチさせる。
【0028】また、この時、シフトレジスタ35のQC
端子が上記のようにハイレベルになるため、フリップフ
ロップ36はアクセス応答信号ACKAをローレベルに
してCPUIIに対してデュアルポートメモリ7からの
データの読み出しが完了したことを知らせると共に、こ
のACKAをインバータ83で極性反転して、アクセス
許可信号出力禁止信号とし、これを論理回路31に出力
する。これに伴い論理回路31の出力及びENA信号が
ネゲートされ、CPU11側からの共有バスへの信号出
力が全て停止されて、CPU11による共有バスや共有
信号線の占有が開放される。
【0029】この時点までに、CPU12からのアクセ
ス要求が調停待ちの待機状態にあると、デコーダ22か
ら出力されるアクセス要求REQBは図3(C)に示す
ようにローレベルで、メモリ調停回路3からCPU12
に出力されるACKBは図3(M)に示すようにハイレ
ベルである。これにより、アクセス許可信号出力禁止信
号が論理回路31に入力されて、論理回路31の出力が
ローレベルになつて、アクセス許可ENAが図3(D)
に示すようにハイレベルになると、直ちにアクセス許可
信号を生成する論理回路32の出力はハイレベルにな
り、インバータ81の出力であるアクセス許可ENBが
図3(E)に示すようにローレベルになって、有効にな
ると共に、論理回路33から出力されるアドレスバッフ
ァイネーブルADRENも図3(E)に示すようにロー
レベルとなって有効になる。
【0030】この時、ディレイ回路89で遅延される時
間だけディレイ回路89はローレベルの信号を論理回路
87に出力し続けるため、論理回路34の出力はこの間
ローレベルになって、シフトレジスタ35に対してリセ
ットを行う。上記したアクセス許可ENB及びアドレス
バッファイネーブルADRENが有効になると、アドレ
スバッフア42が動作可能態となり、CPU12側から
のアドレス信号がアドレスバッファ42から共有信号線
72に出力される。しかし、この間、CPU11側はま
だ前のアクセスサイクルを継続して動作している。
【0031】また、上記した遅延時間後、ディレイ回路
88の出力がハイレベルになると、論理回路34の出力
がハイレベルになって、シフトレジスタ35のリセット
が解除され、デュアルポートメモリのサイクルタイムに
相当する時間の計数を開始する。1クロック後には、シ
フトレジスタ35の端子QAがハイレベルになって、論
理回路38から制御信号バッファイネーブルCONTE
Nが図3(G)に示されるように出力される。これによ
り制御信号バッファ51が動作可能状態となり、図3
(O)、図3(P)に示すようにチップセレクト信号、
リードライト信号が共有信号線72、73に出力され
る。CPU11のメモリアクセスサイクルは、このタイ
ミングでようやく完了する。
【0032】以下、CPU11からのアクセスの場合と
同様に、更に2クロック後(メモリアクセスタイムが2
クロック分の場合)に、メモリ調停回路3は制御信号バ
ッファイネーブルCONTENをネゲートして制御信号
バッファ52をディセーブル状態にすると同時に、読み
出しデータラッチ信号生成用の論理回路群95からラッ
チ用パルスを出力し、デュアルポートメモリ7から読み
出されたデータを読み出し、読み出しデータ用バスバッ
ファ92にラッチする。また、アクセス応答信号生成用
のフリップフロップ37からACKBを出力して、CP
U12に対してデュアルポートメモリ7からのデータの
読み出しが完了したことを知らせると共に、アクセス許
可信号生成用の論理回路32に対してアクセス許可信号
出力禁止信号をインバータ85から送出する。これに伴
い論理回路32の出力及びアクセス許可ENBがネゲー
トされ、CPU12側からの共有バスへの信号出力が全
て停止される。
【0033】本実施の形態によれば、一方のCPU11
が占有する共有バス71、74や信号線72、73の占
有時間をシフトレジスタ35がカウントするメモリサイ
クルタイムに合わせ、このCPU11のメモリアクセス
サイクルが終了する1クロック前に、即ちCPU11の
デュアルポートメモリ7からのデータ読み出しが完了と
すると、フリップフロップ36から出力されるアクセス
応答ACKAをインバータ83で反転してハイレベルの
アクセス許可信号出力禁止信号を作成し、これを論理回
路31に出力して、アクセス許可信号をローレベルにす
ることにより、直ちに共有バスを開放することができる
と共に、この時点で、CPU12側が調停待ちであれ
ば、直に論理回路32の出力をハイレベルとしてCPU
12のアクセス許可ENBを出力することができるた
め、その結果、CPU12の調停待ち時間が前記1クロ
ック分削減され、直ちにデュアルポートメモリ7にアク
セスすることができ、デュアルポートメモリ7に対する
高速のデータ読み出し書き込みが可能になる。
【0034】この効果は、使用するデュアルポートメモ
リ7が高速であればあるほど、デュアルポートメモリ7
からのデータ読み出し完了時間が早まるため、先にアク
セスしたCPU11の共有バスの占有時間が減少して、
有効となる。又、本例では、CPU11側のアクセス許
可信号がなくなっても、デュアルポートメモリ7から読
み出されたデータは読み出しデータ用バスバッファ91
にラッチされているため、CPU11は共有バスを開放
した後も、読み出しデータ用バスバッファ91からデー
タを読み出して処理をすることができ、デュアルポート
メモリ7に対する高速のデータ読み出し書き込みを可能
としても、他の処理に悪影響が出ないようにすることが
できる。
【0035】
【発明の効果】以上記述した如く請求項1、2の発明の
メモリ調停回路によれば、一方のCPUのデュアルポー
トメモリへのアクセスサイクルが完了する前に、他方の
CPUがこのデュアルポートメモリにアクセスすること
ができ、この分データの読み出し書き込みを高速化する
ことができる。
【0036】請求項3、4、5の発明のメモリ調停回路
によれば、一方のCPUのデュアルポートメモリからの
読み出しが完了すると直ちに、他方のCPUがこのデュ
アルポートメモリにアクセスすることができ、この分デ
ータの読み出し書き込みを高速化することができる。
【0037】請求項6の発明の電子回路によれば、デュ
アルポートメモリに対するデータの読み書きを含んだデ
ータ処理を高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメモリ調停回路を搭載した電子回路の
一実施の形態を示したブロック図。
【図2】図1に示したメモリ調停回路3の詳細例を示し
た回路図。
【図3】図1に示したメモリ調停回路の動作を示したタ
イミングチャート。
【図4】従来のメモリ調停回路を搭載した電子回路の構
成例を示したブロック図。
【図5】図4に示したメモリ調停回路3の詳細例を示し
た回路図。
【図6】図4に示したメモリ調停回路の動作を示したタ
イミングチャート。
【符号の説明】
3 メモリ調停回路 7 デュアルポートメモリ 8 クロック供給源 11、12 CPU 21、22 デコーダ 31、32、33、34、38、46、47、86、8
7、93、94 論理回路 35 シフトレジスタ 80、81、82、83、84、85 インバータ 36、37 フリップフロップ 41、42 アドレスバッファ 88、89 ディレィ回路 51、52 制御信号バッファ 61、62 書き込みデータ用バスバッファ 71 共有アドレスバス 72 共有信号線 73 共有リードライト信号線 74 共有データバス 91、92 読み出しデータ用バスバッファ 93、94 論理回路 95 論理回路群

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個のCPUと、 2個のCPUの前記デュアルポートメモリに対するアク
    セス順序を共通バスを占有させるCPUを決定すること
    により調停するメモリ調停回路において、 前記デュアルポートメモリに先にアクセスしたCPUの
    アクセスサイクルの終了に先駆けて、このCPUの占有
    から前記共通バスを開放する調停手段を具備したことを
    特徴とするメモリ調停回路。
  2. 【請求項2】 前記調停手段は前記デュアルポートメモ
    リに先にアクセスしたCPUの占有から前記共通バスを
    開放した際に、調停待ちの他のCPUがあると、直ちに
    このCPUに前記共通バスを占有させる制御を行うこと
    を特徴とした請求項1記載のメモリ調停回路。
  3. 【請求項3】 2個のCPUと、 2個のCPUの前記デュアルポートメモリに対するアク
    セス順序を共通バスを占有させるCPUを決定すること
    により調停するメモリ調停回路において、 前記デュアルポートメモリに先にアクセスしたCPUの
    前記デュアルポートメモリからのデータの読み出しが完
    了すると直ちにこのCPUの占有から前記共通バスを開
    放し、この時、調停待ちの他のCPUがあると、直ちに
    このCPUに前記共通バスを占有させるようにする制御
    を行う調停手段を具備したことを特徴とするメモリ調停
    回路。
  4. 【請求項4】 前記デュアルポートメモリからCPUに
    より読み出されたデータをラッチするラッチ回路をCP
    U毎に設け、 前記調停手段は前記データの読み出しが完了したCPU
    の前記共通バスの占有を開放する前に、前記ラッチ回路
    に読み出しデータをラッチさせる制御を行うことを特徴
    とする請求項3記載のメモリ調停回路。
  5. 【請求項5】 前記CPUは前記共通バスからその占有
    を開放された後も、前記ラッチ回路にラッチされたデー
    タを読み込むことを特徴とする請求項4記載のメモリ調
    停回路。
  6. 【請求項6】 2個のCPUと、 これら2個のCPUがアクセスするデュアルポートメモ
    リと、 前記2個のCPUが前記デュアルポートメモリにアクセ
    スする順番を調停する請求項1乃至5いずれか1記載の
    メモリ調停回路とを具備したことを特徴とする電子回
    路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008117001A (ja) * 2006-10-31 2008-05-22 Matsushita Electric Works Ltd 共有メモリインターフェイス

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JP2008117001A (ja) * 2006-10-31 2008-05-22 Matsushita Electric Works Ltd 共有メモリインターフェイス

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