JPH106352A - インサート成形品の成形方法及び成形装置 - Google Patents

インサート成形品の成形方法及び成形装置

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JPH106352A
JPH106352A JP16200096A JP16200096A JPH106352A JP H106352 A JPH106352 A JP H106352A JP 16200096 A JP16200096 A JP 16200096A JP 16200096 A JP16200096 A JP 16200096A JP H106352 A JPH106352 A JP H106352A
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insert
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cavity
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Toshikazu Tanimura
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Nanjo Auto Interior Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂内にインサート材17を埋め込んでなる
インサート成形品を下型2と上型3とによって成形する
にあたり、インサート材17の貫通孔18と下型2のゲ
ート9との間に位置ずれがあっても、インサート材17
の表裏両面に樹脂を均等な厚さ供給することができるよ
うにする。 【解決手段】 下型2と上型3の各々に成形面4,13
から出没する突き出しピン6,14を設ける。まず、上
型3の突き出しピン14によってインサート材17を下
型2の成形面4に押さえ付けて、該インサート材17と
上型3との間に上側キャビティ21を形成し、ゲート9
から供給される溶融樹脂22を貫通孔18から上側キャ
ビティ21に充填する。次に、上型3を上昇させるとと
もに、下型2の突き出しピン6によってインサート材1
7を持ち上げて該インサート材17と下型2との間に下
側キャビティを形成し、ゲート9から供給される溶融樹
脂22を下側キャビティに充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂の内部にイン
サート材を埋め込んだ状態のインサート成形品を成形す
る成形方法及び成形装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ある部材に対して耐水性、耐
薬品性、耐酸性、耐アルカリ性等を付与しようとする場
合、その部材の表面をポリエチレン(PE)やポリプロ
ピレン(PP)等の樹脂で被覆すればよいことは知られ
ている。
【0003】このように部材表面を樹脂で被覆するとき
の方法として、スタンピング成形方法がある。例えば、
本出願人は、図17に示すように、インサート材aを上
型b及び下型cの突き出しピンd,eによって挟持する
ことによって、上下の型b,cの成形面から離した状態
に支持するとともに、インサート材aの貫通孔fを下型
cのゲートgに対向させ、その状態で該ゲートgから溶
融樹脂hを供給する、という方法を開発している。この
方法では、ゲートgから供給された溶融樹脂hは、イン
サート材aの貫通孔fを通って該インサート材aの上側
に充填され、該上側への充填が済むと今度は溶融樹脂が
インサート材aの下側に充填されていくことになる。し
かる後に、上下の突き出しピンd,eを引っ込めて上下
の型b,cによって樹脂を冷却硬化するまで加圧するこ
とになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、上記インサート材aの貫通孔fと下型cのゲートg
との間に位置ずれがあると、図17に示すように溶融樹
脂がインサート材aの貫通孔fの周縁の一部に遮られて
その上方へ供給され難くなり、この遮られた部分の下に
比較的多量の溶融樹脂が供給される。インサート材aの
上側への樹脂の充填が済むと、溶融樹脂が今度はインサ
ート材aの下側に充填され始めるが、先にインサート材
aに遮られてその下側に供給され冷却硬化が進行してい
る樹脂部分にも樹脂が追加供給されることになるから、
当該部分への樹脂の充填量が他の部分よりも多くなる。
【0005】このように、溶融樹脂の供給が一部遮られ
ることによって、インサート材aの下側の一部では樹脂
の充填量が他の部分とは異なることになり、しかも樹脂
の硬化状態も異なることになるため、その後に、上下の
型b,cによって樹脂を加圧すると、図18に示すよう
に、樹脂が多量に充填された側ではインサート材aが曲
がる、という問題がある。ここに、インサート材aに位
置決め用のピン孔を形成する一方、下型cに位置決めピ
ンを設けて該インサート材aを下型cに対して位置決め
すれば、大きな位置ずれはなくなるが、位置決めピン孔
の加工誤差による位置ずれの問題はなお残り、多少でも
位置ずれがあると、上記樹脂の充填の不均等を生ずる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、このような
課題に対して、インサート材を上下の型間のキャビティ
の中間位置に架設するのではなく、まず、インサート材
を上型又は下型に当てた状態で溶融樹脂を該インサート
材の上側又は下側のうちの片側のみに供給するようにし
て、該溶融樹脂が反対側へは供給されないようにし、し
かる後に、該インサート材の反対側に溶融樹脂を供給す
るようにして、上述の位置ずれがあっても、樹脂の充填
量の不均等を生じないようにするものである。
【0007】すなわち、この出願の発明(インサート成
形品の成形方法)は、表裏に貫通する貫通孔を有するイ
ンサート材を樹脂の内部に埋め込んでなるインサート成
形品を、上下の型を用いて成形するにあたり、上記上下
の型の各々には突き出しピンを成形面から出没自在に設
けておくとともに、下型には上記インサート材の貫通孔
に対向する樹脂供給用ゲートを形成しておく。
【0008】そして、まず、上記インサート材の貫通孔
を上記下型のゲートに対向させ、上記上型の成形面より
突き出しピンを突出させ、該突き出しピンによって上記
インサート材の貫通孔周縁部を上記下型のゲートの開口
部周縁に押さえ付けることによって、該インサート材と
上型との間に上側キャビティを形成し、その状態で上記
下型のゲートから上記インサート材の貫通孔を通して上
記上側キャビティに溶融樹脂を充填する。
【0009】すなわち、インサート材の貫通孔周縁部を
下型のゲート周縁部に押さえ付けることによって、該ゲ
ートから供給される溶融樹脂がインサート材の下側へは
流れ込まないようにして、実質的には上記上側キャビテ
ィのみに該溶融樹脂が供給されるようにしている。この
ため、上記インサート材の貫通孔と下型のゲートとの間
に多少の位置ずれがあっても、溶融樹脂の供給がインサ
ート材によって部分的に遮られてインサート材の下側で
偏在するということがなくなる。
【0010】次に、上記上型を上昇させ且つ上記下型の
突き出しピンを突出させて上記インサート材を下型から
離すことによって、該インサート材と下型との間に下側
キャビティを形成し、該下側キャビティに上記下型のゲ
ートから溶融樹脂を充填するようにしている。この下側
キャビティに溶融樹脂の充填が開始される時点では、該
下側キャビティには未だ樹脂がない状態であるから、ゲ
ートから供給される溶融樹脂は該下側キャビティの全体
に均等に行き渡ることになる。
【0011】しかる後に、上下の型の突き出しピンが引
っ込んた状態において、該上型を下降させることによっ
てインサート材の上下の樹脂を加圧することによって、
目的とするインサート成形品を得る。
【0012】この出願の他の発明(インサート成形品の
成形方法)は、上記上側キャビティに溶融樹脂を充填す
る工程において、上記下型のゲートから上記インサート
材の貫通孔を通して当該キャビティに溶融樹脂を注入
し、該樹脂が上記上型の成形面に達した後、該上型の下
降を開始するとともに該上型の突き出しピンを引っ込
め、上記溶融樹脂の供給を続けながら、上型が所定の下
限位置に達した状態を所定時間維持することによって、
上記インサート材と上型との間への溶融樹脂の充填を終
了することを特徴とするものであり、上型の突き出しピ
ンを引っ込めた状態で溶融樹脂の供給を続けながら上型
を下降させるから、該突き出しピンが突出していた部分
に溶融樹脂が詰まっていくとともに、上型が下限位置に
達した後も溶融樹脂の供給を続けるから、上側キャビテ
ィにおいて局部的な樹脂の充填不足を生ずることを避け
ることができる。
【0013】この出願のさらに他の発明(インサート成
形品の成形方法)は、上記上側キャビティに溶融樹脂を
充填する工程で上型を下降させるようにしたものにおい
て、上記上側キャビティへの溶融樹脂の充填開始から上
記下側キャビティへの溶融樹脂の充填終了に至るまで、
上記下型のゲートからの溶融樹脂の供給を連続的に行な
うようにし、且つ上記上側キャビティへの溶融樹脂の充
填工程における上型の下降開始から該上側キャビティへ
の溶融樹脂の充填を終了し上型を上昇させて下側キャビ
ティを形成するに至る間は当該溶融樹脂の供給速度を低
下させることを特徴とするものであり、この溶融樹脂の
供給速度の低下によって、上型の下降及び突き出しピン
の後退を円滑に行なって溶融樹脂を上側キャビティに余
す所なく充填することができる。
【0014】以上の成形方法においては、溶融樹脂を先
にインサート材の上側に供給し後から下側に供給するよ
うにしたが、この出願のさらに他の発明は、溶融樹脂を
先にインサート材の下側に供給し後から上側に供給する
ようにした成形方法であり、具体的には次の通りであ
る。
【0015】まず、下型の成形面より突き出しピンを突
出させておいて、インサート材をその貫通孔が下型のゲ
ートに対向するようにして上記突き出しピンに支持させ
る一方、上型を下降させて該上型の成形面を上記インサ
ート材の上面に隙間なく接触させることによって、該イ
ンサート材と下型との間に下側キャビティを形成する。
そして、その状態で上記下型のゲートから上記下側キャ
ビティに溶融樹脂を充填する。従って、インサート材の
上面側へは溶融樹脂は供給されない。
【0016】次に、上記上型を上昇させ且つ該上型の突
き出しピンを突出させて上記インサート材の上面に当て
該上型とインサート材との間に上側キャビティを形成し
て、上記下側キャビティに充填した溶融樹脂が硬化する
前に、該下側キャビティに上記下型のゲートから溶融樹
脂を供給していくことによって、該下側キャビティから
上記インサート材の貫通孔を通して上記上側キャビティ
に溶融樹脂を充填する。この場合、先に下側キャビティ
に充填されている溶融樹脂は未だ硬化していないため
に、この下側キャビティにさらに溶融樹脂が供給される
と、該溶融樹脂は下側キャビティの溶融樹脂層を突き抜
けインサート材の貫通孔を通って上側キャビティに押出
されていくことになる。また、インサート材はその上面
に上型の突き出しピンが当接して押えられるため、溶融
樹脂の供給によって浮き上がることがない。
【0017】従って、しかる後に、上記上下の型の突き
出しピンを引っ込めた状態において、上型を下降させる
ことによって上記インサート材の上下の樹脂を加圧する
と、求めるインサート成形品を得ることができる。
【0018】この出願のさらに他の発明は、上記インサ
ート成形品の成形方法に使用する成形装置に関するもの
であって、上記インサート成形品を成形するための成形
面をそれぞれ有する上型及び下型と、上記下型の成形面
上に出没自在に設けられ、上記インサート材に形成され
た位置決め用ピン孔に嵌入し該インサート材を当該下型
に対して位置決めする位置決めピンと、上記位置決めピ
ンによって当該下型に対して位置決めされたインサート
材の上記貫通孔に対向するように上記下型の成形面に開
口した溶融樹脂供給用のゲートと、上記下型の成形面上
に出没自在に設けられ、上記インサート材を該成形面か
ら持ち上げて該インサート材と成形面との間に樹脂充填
用の下側キャビティを形成する突き出しピンと、上記上
型の成形面上に出没自在に設けられ、上記位置決めピン
によって上記下型に位置決めされた上記インサート材の
貫通孔周縁部を該下型のゲートの開口部周縁に押さえ付
けて、該インサート材と該上型の成形面との間に上側キ
ャビティを形成する突き出しピンとを備えていることを
特徴とする。
【0019】この発明の場合、出没自在な上下の突き出
しピンの出没によって上側キャビティ及び下側キャビテ
ィを形成し、上記成形方法を実施することができるもの
であり、また、位置決めピンによってインサート材と上
下の成形型との位置ずれを少なくすることができるか
ら、得られるインサート成形品の品質が良くなる。ここ
に、上記位置決めピンは、上型の突き出しピンによって
インサート材を下型に押さえ付けた後は、インサート材
の位置決めの役割を終えることになるから、その後、直
ちに、あるいは上側キャビティへの溶融樹脂の充填工程
において上型を下降する際に引っ込めるようにすればよ
い。
【0020】
【発明の効果】この出願のインサート成形品の成形方法
に係る発明によれば、インサート材の貫通孔周縁部を下
型のゲート周縁部に押さえ付けてインサート材の下側へ
の溶融樹脂の供給を遮断した状態で、該インサート材の
上側キャビティに溶融樹脂を供給充填し、しかる後にイ
ンサート材と下型との間に下側キャビティを形成してそ
こに溶融樹脂を供給するようにしたから、インサート材
の貫通孔と下型のゲートとの間に位置ずれがあっても、
インサート材の下面に不必要に樹脂がつくことを避け、
従って、樹脂の充填が不均等になることを避け、期待す
る品質のインサート成形品を得ることができる。
【0021】この出願の他の発明によれば、上記成形方
法おいて、上側キャビティへの溶融樹脂の充填工程にお
いて、ゲートから供給された溶融樹脂が上型に達した後
に、該上型の下降を開始するとともに該上型の突き出し
ピンを引っ込め、上記溶融樹脂の供給を続けながら、上
型が所定の下限位置に達した状態を所定時間維持するよ
うにしたから、上側キャビティに溶融樹脂を余す所なく
確実に充填することができる。
【0022】この出願のさらに他の発明によれば、上記
成形方法において、上記上側キャビティへの溶融樹脂の
充填工程における上型の下降開始から該上側キャビティ
への溶融樹脂の充填を終了し上型を上昇させて下側キャ
ビティを形成するに至る間は当該溶融樹脂の供給速度を
低下させるようにしたから、上側キャビティへの溶融樹
脂の充填開始から上記下側キャビティへの溶融樹脂の充
填終了に至るまで、上記下型のゲートからの溶融樹脂の
供給を連続的に行なうことができるようになる。
【0023】この出願のインサート成形品の別の成形方
法によれば、インサート材の上面に上型の成形面を隙間
なく接触させて、該インサート材と下型との間に形成し
た下側キャビティに溶融樹脂を充填し、次に上型の突き
出しピンによってインサート材を押えた状態で下側のキ
ャビティから貫通孔を通して上側のキャビティに溶融樹
脂を充填するようにしたから、インサート材の上面に不
必要に樹脂がつくことを避け、従って、樹脂の充填が不
均等になることを避け、期待する品質のインサート成形
品を得ることができる。
【0024】この出願のインサート成形品の成形装置に
係る発明によれば、上下の型の各々に出没自在な突き出
しピンを設けて上側キャビティ及び下側キャビティを形
成するようにしたから、上記各発明のインサート成形品
の成形方法を実施することができ、また、位置決めピン
によってインサート材と上下の成形型との位置ずれを少
なくすることができるから、得られるインサート成形品
の品質が良くなる。
【0025】
【発明の実施の形態】
(インサート成形品の成形装置について)図1は本発明
の実施形態に係るインサート成形品の成形装置1の全体
構成を示す。同図において、2は下型、3は上型であ
る。
【0026】下型2の成形面4には、後述のインサート
材を該下型2に位置決めするための位置決めピン5,5
及び突き出しピン6,6,…がそれぞれ昇降用シリンダ
7,8によって出没自在に設けられているとともに、樹
脂供給用ゲート9が形成されている。位置決めピン5,
5は位置決めピン用プレート11に支持されていて、該
位置決めピン用プレート11が昇降用シリンダ7のピス
トンロッドに結合されている。突き出しピン6,6,…
はエジェクタプレート12に支持されていて、該エジェ
クタプレート12が昇降用シリンダ8のピストンロッド
に結合されている。
【0027】上記ゲート9は樹脂供給通路10の下流端
に設けられている。樹脂供給通路10は、下型2を上下
方向に貫通し該下型2の下部から下型2の側方に延びて
下型2の外の押出しシリンダ(図示せず)に接続されて
いる。押出しシリンダからの溶融樹脂(ポリエチレン又
はポリプロピレン)は、樹脂供給通路10を経てゲート
9に圧送され、該ゲート9から吐出される。
【0028】上型3の成形面13には突き出しピン1
4,14,…が昇降用シリンダ15によって出没自在に
設けられている。該突き出しピン14,14,…はエジ
ェクタプレート16を介して昇降用シリンダ15に結合
されている。
【0029】図2に示すようにインサート材17は、中
央にゲート9の開口径よりも大径の貫通孔18が表裏に
貫通するように形成されているとともに、その両側に上
記位置決めピン5,5が嵌入する位置決め孔19,19
が表裏に貫通するように形成されている。本実施形態で
用いたインサート材17は、184mm×214mmの矩形
板状のものであり、中央の貫通孔18の直径は20mmで
ある。そして、このインサート材17の表裏両面に厚さ
2.5mm程度の樹脂被覆層を以下に述べる方法によって
形成するものである。
【0030】上記下型2の位置決めピン5,5は、イン
サート材17の位置決め孔19,19に嵌入して該イン
サート材17をその貫通孔18がゲート9に対向するよ
うに下型2に対して位置決めするものである。
【0031】(インサート成形品の成形方法について実
施形態1)図2乃至図8は、上記成形装置1を用いたイ
ンサート成形品の成形方法を工程順に示す。
【0032】 図2に示すように、下型2の位置決め
ピン5及び突き出しピン6並びに上型3の突き出しピン
14を突出状態として、インサート材17を、その位置
決め孔19,19に下型2の位置決めピン5,5を嵌入
させて下型2に対して位置決めし、突き出しピン6,
6,…に支持させる。
【0033】 上型3の下降開始と共に下型2の突き
出しピン6,6,…を引っ込め(下型2のピン孔に没入
させ)ていき、図3に示すように、インサート材17を
下型2の成形面4の上に支持する。
【0034】 図4に示すように、上型3を下降させ
て該上型3の突き出しピン14,14,…によってイン
サート材17を下型2の成形面4に押さえ付ける。これ
によって、インサート材17の貫通孔18の周縁部は下
型2のゲート9の開口部周縁に押さえ付けられた状態に
なるとともに、該インサート材17と上型3の成形面1
3との間に上側キャビティ21が形成される。この状態
で、下型2のゲート9から溶融樹脂22を供給する。イ
ンサート材17の貫通孔18の周縁部がゲート9の開口
部周縁に押さえ付けられていて該インサート材17と下
型2の成形面4との間には溶融樹脂22が入り込む隙間
がないから、この溶融樹脂22は、インサート材17の
貫通孔18を通って上記上側キャビティ21に充填され
ていくことになる。このときの溶融樹脂22の供給速度
は、80〜320g/秒(単位はインサート材17の表
面に1秒間に供給する樹脂量を表わす。以下、同じ。)
である。この比較的速い供給速度によって、溶融樹脂2
2が上側キャビティ21に速やかに充填されていく。
【0035】 上記溶融樹脂22の供給を続け、該溶
融樹脂22が上型3の成形面13に達したころから、溶
融樹脂22の供給速度を4〜80g/秒に落として、該
上型3の下降を開始するとともに、下型2の位置決めピ
ン5及び上型3の突き出しピン14を引っ込める。上記
低速度での溶融樹脂22の供給を続けながら、上型3が
所定の下限位置まで下降した状態(上型3の成形面13
とインサート材17の上面との間隔が、インサート成形
品のインサート材17の上面側に設ける樹脂の目標厚さ
よりも若干大きくなっている状態)を数秒間維持する。
これにより、上側キャビティ21への溶融樹脂22の充
填が終了する(図5参照)。
【0036】当該工程では、溶融樹脂22の供給速度を
途中で落としているから、上記上型3の下降、並びに位
置決めピン5及び突き出しピン14の後退を円滑に行な
う時間的余裕ができるものであり、また、上型3を下限
位置まで下降させ且つその状態で溶融樹脂22の供給を
数秒間続けるから、溶融樹脂22が上記ピン5,14の
ピン跡にも詰まり、上側キャビティ21の全体に余す所
なく均等に充填されることになる。
【0037】 上記低い供給速度での溶融樹脂22の
供給を続けながら、上記の数秒間維持のステップの終
了後、直ちに上型3の上昇を開始すると共に下型2の突
き出しピン6,6,…を突出させてインサート材17を
下型2から離して持ち上げ、インサート材17と下型2
の成形面4との間に下側キャビティ23を形成する(図
6参照)。
【0038】 上記上型3が上限位置まで到達した時
点で、上記溶融樹脂22の供給速度を80〜320g/
秒に高めて下側キャビティ23に該溶融樹脂22を充填
していく(図7参照)。この上型3は下側キャビティ2
3への溶融樹脂22の充填が終了するまで、上記上限位
置に保持する。溶融樹脂22の供給速度が高まるから、
該溶融樹脂22は下側キャビティ23に速やかにしかも
均等に充填されていく。
【0039】 下側キャビティ23への溶融樹脂22
の充填が終了した後、直ちに下型2の突き出しピン6,
6,…を引っ込め、上型3を下降させて該上型3と下型
2とによってインサート材17の上下の樹脂を加圧する
(図8参照)。インサート材17の上下の樹脂の厚さは
それぞれ全体にわたって均等であるから、加圧によるイ
ンサート材17の曲がりは生じない。樹脂が冷却硬化し
た後、上型3を上昇させ、下型2の突き出しピン6,
6,…を突出させてインサート成形品を下型2から取り
出す。
【0040】(実施形態1の変形)上記実施形態では、
の工程において下型2の突き出しピン6を突出状態に
しておいたが、該突き出しピン6を最初から引っ込めた
状態にしておくようにしてもよい。その場合は、インサ
ート材17を下型2にセットしたとき、該インサート材
17は下型2の成形面4に接した状態になる。
【0041】また、上記実施形態では、溶融樹脂22を
工程から工程に至るまで連続的供給するようにした
が、該供給を途中で一旦停止するようにすることができ
る。その場合は、上記及びの工程を、溶融樹脂22
の供給を停止させた状態で行ない、工程で溶融樹脂2
2の供給を再開することになる。
【0042】(インサート成形品の成形方法について実
施形態2)図9乃至図13は、上記成形装置1を用いた
インサート成形品の他の成形方法を工程順に示す。
【0043】 図9に示すように、下型2の位置決め
ピン5及び突き出しピン6,6,…を突出状態にし、上
型3の突き出しピン14を引っ込んだ状態として、イン
サート材17を、その位置決め孔19,19に下型2の
位置決めピン5,5を嵌入させることによって下型2に
対して位置決めして、突き出しピン6,6,…に支持さ
せる。
【0044】 図10に示すように、上型3の下降開
始と共に位置決めピン5,5をインサート材17の上面
と面一になるように下げ、上型3の成形面13をインサ
ート材17の上面に隙間なく当接する。そして、インサ
ート材17と下型2の成形面4との間に形成された下側
キャビティ23に、下型2のゲート9から溶融樹脂22
を供給する。上型3の成形面13がインサート材17の
上面に隙間なく接しているから、該溶融樹脂22が該上
型3とインサート材17との間に進入することがなく、
従って、該溶融樹脂22がインサート材17の上面に付
着することが避けられる。
【0045】 上記溶融樹脂22の供給を続けなが
ら、図11に示すように、下型2の位置決めピン5,5
及び突き出しピン6,6,…を引っ込め、上型3をイン
サート材17の下側の樹脂厚が予定厚さになるまで下降
させる。この工程での溶融樹脂22の供給は上記で溶
融樹脂22が不足している場合にこれを補う意味があ
り、不足がなければ、溶融樹脂22の供給を一旦停止し
た状態で当該の工程を行なうこともできる。
【0046】 下側キャビティ23の溶融樹脂22が
硬化する前に、図12に示すように、上型3を上昇させ
ながら該上型3の突き出しピン14,14,…を突出さ
せて該突き出しピン14によってインサート材17を押
えるとともに、該インサート材17と上型3の成形面1
3との間に上側キャビティ21を形成し、その状態で溶
融樹脂22を下側キャビティ23に供給する。この溶融
樹脂22は、下側キャビティ23の溶融樹脂22の層を
突き抜け、インサート材17の貫通孔18を通って上側
キャビティ21に供給されていくことになる。この工程
での溶融樹脂22の供給速度は先の下側キャビティ23
への溶融樹脂22の供給速度よりも速くすることが好適
であり、そのことによって、上側キャビティ21への溶
融樹脂22の供給が円滑に行なわれる。
【0047】 上側キャビティ21への溶融樹脂22
の充填が終了した後、図13に示すように、上型3の突
き出しピン14,14,…を引っ込めて上型3を下降さ
せることによって上下の樹脂を加圧する。樹脂が冷却硬
化した後、上型3を上昇させ、下型2の突き出しピン
6,6,…を突出させてインサート成形品を下型2から
取り出す。
【0048】(インサート材について)例えば、上記イ
ンサート材17の耐熱温度が被覆樹脂の温度よりも低
く、該インサート材17を被覆樹脂により直接被覆でき
ない場合、該インサート材17が溶融樹脂22と直接に
接触するのを避けるために、インサート材17に予め保
護層を設けておく。そのようなインサート材の例を図1
4乃至図16に示す。
【0049】図14及び図15に示すように、インサー
ト材25は中央に貫通孔18を有し、その両側に位置決
め孔19,19を有する。そして、図15に示すよう
に、インサート材本体25aの表裏両面が保護層25b
によって覆われている。この保護層25bは、被覆樹脂
(ポリエチレン又はポリプロピレン)の成形温度170
〜220℃よりも高い融点(260℃)を有するポリエ
ステル樹脂によって形成されている。この保護層25b
の形成は次のようにして行なうことができる。
【0050】2枚のポリエステル樹脂シートを用意し、
その各々にインサート材本体25aの貫通孔及び位置決
め孔に対応する小径の孔を形成する。そして、この2枚
の樹脂シートによってインサート材本体25aの表裏面
を覆い、この表裏の樹脂シートの各々の孔の周縁同士を
溶着する。
【0051】図16に示すインサート材26は、表裏の
保護層26b,26bが全面にわたってインサート材本
体26aに接着されたものである。この例の場合は、樹
脂シートにインサート材本体材26aの貫通孔及び位置
決め孔と同径の孔を形成しておき、樹脂シートとインサ
ート材本体26aとをホットメルト接着剤や両面接着テ
ープ等によって接着するようにすればよい。
【0052】従って、上述の如きインサート材25,2
6であれば、インサート成形品の成形において、ゲート
9からの高温の溶融樹脂22が供給されても、表面の保
護層25b,26bによってインサート材本体25a,
26aが高温の溶融樹脂22と接触することから保護さ
れ、該インサート材が溶融樹脂22の熱によって劣化な
いしは変形することが防止される。
【0053】上記インサート材の保護材としてはポリエ
ステル樹脂シートに代えて他の耐熱温度が高い樹脂シー
トを用いることができ、あるいは紙を使用することもで
きる。その場合にも、上記と同様にして、保護層を形成
することができる。
【0054】上記保護層の厚さは、インサート材の大き
さやそれを被覆する樹脂の厚さ等に応じて選定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】インサート成形品の成形装置の正面図。
【図2】実施形態1のインサート成形品の成形工程の
状態を示す断面図。
【図3】実施形態1のインサート成形品の成形工程の
状態を示す断面図。
【図4】実施形態1のインサート成形品の成形工程の
状態を示す断面図。
【図5】実施形態1のインサート成形品の成形工程の
状態を示す断面図。
【図6】実施形態1のインサート成形品の成形工程の
状態を示す断面図。
【図7】実施形態1のインサート成形品の成形工程の
状態を示す断面図。
【図8】実施形態1のインサート成形品の成形工程の
状態を示す断面図。
【図9】実施形態2のインサート成形品の成形工程の
状態を示す断面図。
【図10】実施形態2のインサート成形品の成形工程
の状態を示す断面図。
【図11】実施形態2のインサート成形品の成形工程
の状態を示す断面図。
【図12】実施形態2のインサート成形品の成形工程
の状態を示す断面図。
【図13】実施形態2のインサート成形品の成形工程
の状態を示す断面図。
【図14】インサート材の平面図。
【図15】インサート材の断面図。
【図16】インサート材を他の例を示す断面図。
【図17】従来のインサート成形品の成形方法を示す断
面図。
【図18】従来の成形方法によって生ずるインサート成
形不良品の断面図。
【符号の説明】
1 インサート成形品成形装置 2 下型 3 上型 4 下型成形面 5 位置決めピン 6 下型の突き出しピン 9 ゲート 13 上型の成形面 14 上型の突き出しピン 17 インサート材 18 貫通孔 19 位置決め孔 21 上側キャビティ 22 溶融樹脂 23 下側キャビティ 25 インサート材 25a インサート材本体 25b 保護層 26 インサート材 26a インサート材本体 26b 保護層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏に貫通する貫通孔を有するインサー
    ト材を樹脂の内部に埋め込んでなるインサート成形品
    を、上下の型を用いて成形するインサート成形品の成形
    方法であって、 上記上下の型の各々には、突き出しピンを各々の成形面
    から出没自在に設けておくとともに、下型には上記イン
    サート材の貫通孔に対向する樹脂供給用ゲートを形成し
    ておき、 上記インサート材の貫通孔を上記下型のゲートに対向さ
    せ、上記上型の成形面より突き出しピンを突出させ、該
    突き出しピンによって上記インサート材の貫通孔周縁部
    を上記下型のゲートの開口部周縁に押さえ付けることに
    よって、該インサート材と上型との間に上側キャビティ
    を形成する工程と、 上記下型のゲートから上記インサート材の貫通孔を通し
    て上記上側キャビティに溶融樹脂を充填する工程と、 上記上型を上昇させ且つ上記下型の突き出しピンを突出
    させて上記インサート材を下型から離すことによって、
    該インサート材と下型との間に下側キャビティを形成す
    る工程と、 上記下側キャビティに上記下型のゲートから溶融樹脂を
    充填する工程と、 上記上下の型の突き出しピンを引っ込めた状態におい
    て、上型を下降させることによって上記インサート材の
    上下の樹脂を加圧する工程とを順に行なうことを特徴と
    するインサート成形品の成形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されているインサート成
    形品の成形方法において、 上記上側キャビティに溶融樹脂を充填する工程では、上
    記下型のゲートから上記インサート材の貫通孔を通して
    当該キャビティに溶融樹脂を注入し、該樹脂が上記上型
    の成形面に達した後、該上型の下降を開始するとともに
    該上型の突き出しピンを引っ込め、上記溶融樹脂の供給
    を続けながら、上型が所定の下限位置に達した状態を所
    定時間維持することによって、上記インサート材と上型
    との間への溶融樹脂の充填を終了することを特徴とする
    インサート成形品の成形方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されているインサート成
    形品の成形方法において、 上記上側キャビティへの溶融樹脂の充填開始から上記下
    側キャビティへの溶融樹脂の充填終了に至るまで、上記
    下型のゲートからの溶融樹脂の供給を連続的に行なうよ
    うにし、且つ上記上側キャビティへの溶融樹脂の充填工
    程における上型の下降開始から該上側キャビティへの溶
    融樹脂の充填を終了し上型を上昇させて下側キャビティ
    を形成するに至る間は当該溶融樹脂の供給速度を低下さ
    せることを特徴とするインサート成形品の成形方法。
  4. 【請求項4】 表裏に貫通する貫通孔を有するインサー
    ト材を樹脂の内部に埋め込んでなるインサート成形品
    を、上下の型を用いて成形するインサート成形品の成形
    方法であって、 上記上下の型の各々には、突き出しピンを各々の成形面
    から出没自在に設けておくとともに、下型には上記イン
    サート材の貫通孔に対向する樹脂供給用ゲートを形成し
    ておき、 上記下型の成形面より突き出しピンを突出させておい
    て、上記インサート材をその貫通孔が上記下型のゲート
    に対向するようにして上記突き出しピンに支持させる一
    方、上記上型を下降させて該上型の成形面を上記インサ
    ート材の上面に隙間なく接触させることによって、該イ
    ンサート材と下型との間に下側キャビティを形成する工
    程と、 上記下型のゲートから上記下側キャビティに溶融樹脂を
    充填する工程と、 上記上型を上昇させ且つ該上型の突き出しピンを突出さ
    せて上記インサート材の上面に当て該上型とインサート
    材との間に上側キャビティを形成する工程と、 上記下側キャビティに充填した溶融樹脂が硬化する前
    に、該下側キャビティに上記下型のゲートから溶融樹脂
    を供給していくことによって、該下側キャビティから上
    記インサート材の貫通孔を通して上記上側キャビティに
    溶融樹脂を充填する工程と、 上記上下の型の突き出しピンを引っ込めた状態におい
    て、上型を下降させることによって上記インサート材の
    上下の樹脂を加圧する工程とを順に行なうことを特徴と
    するインサート成形品の成形方法。
  5. 【請求項5】 表裏に貫通する貫通孔を有するインサー
    ト材を樹脂の内部に埋め込んでなるインサート成形品の
    成形装置であって、 上記インサート成形品を成形するための成形面をそれぞ
    れ有する上型及び下型と、 上記下型の成形面上に出没自在に設けられ、上記インサ
    ート材に形成された位置決め孔に嵌入し該インサート材
    を当該下型に対して位置決めする位置決めピンと、 上記位置決めピンによって当該下型に対して位置決めさ
    れたインサート材の上記貫通孔に対向するように上記下
    型の成形面に開口した溶融樹脂供給用のゲートと、 上記下型の成形面上に出没自在に設けられ、上記インサ
    ート材を該成形面から持ち上げて該インサート材と成形
    面との間に樹脂充填用の下側キャビティを形成する突き
    出しピンと、 上記上型の成形面上に出没自在に設けられ、上記位置決
    めピンによって上記下型に位置決めされた上記インサー
    ト材の貫通孔周縁部を該下型のゲートの開口部周縁に押
    さえ付けて、該インサート材と該上型の成形面との間に
    上側キャビティを形成する突き出しピンとを備えている
    ことを特徴とするインサート成形品の成形装置。
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JP2009043205A (ja) * 2007-08-13 2009-02-26 Chugoku Electric Power Co Inc:The 検査要領書作成システム
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