JPH1063340A - 帯状物体の検査装置 - Google Patents

帯状物体の検査装置

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Publication number
JPH1063340A
JPH1063340A JP8221026A JP22102696A JPH1063340A JP H1063340 A JPH1063340 A JP H1063340A JP 8221026 A JP8221026 A JP 8221026A JP 22102696 A JP22102696 A JP 22102696A JP H1063340 A JPH1063340 A JP H1063340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
sheet
laminated sheet
data
shaped object
Prior art date
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Pending
Application number
JP8221026A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yamamoto
隆志 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Avionics Co Ltd
Original Assignee
Nippon Avionics Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Avionics Co Ltd filed Critical Nippon Avionics Co Ltd
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Publication of JPH1063340A publication Critical patent/JPH1063340A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯状物体の蛇行に影響されることなく、高い
分解能で検査する。 【解決手段】 A/D変換器7は、カメラ2によって撮
像された画像のうちの1走査ラインをサンプリング数2
nのディジタルデータに変換する。加算回路8aは最初
のnサンプリングのデータの総和を求め、加算回路8b
は残りのnサンプリングのデータの総和を求める。カメ
ラ2がシート1の中央に位置している場合は求めた総和
が等しくなり、カメラ2とシート1がずれている場合は
総和が異なる。モータ駆動回路10は、比較回路9の結
果に基づいて、カメラ2がシート1の中央に位置するよ
うにモータ6を回転させる。こうして、シート1を追尾
しながらの撮像が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産ラインを流れ
る積層シート、織布、紙、鉄鋼板等の帯状物体を検査す
る検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、工事現場などで用いられる防
水シートを2枚の合成樹脂シートの間に接着層を設けた
3層構造にして強度を増したものが知られている。ま
た、建物の壁等の表装材として用いられる合成樹脂シー
トと接着層からなる2層構造のシートに施工の際に剥す
剥離紙を貼り合わせたものが知られている。
【0003】図3はこのような積層シートを作る生産ラ
インのブロック図である。リール31から送り出された
第1のシート(合成樹脂シート)32上には、図示しな
い塗布機により例えば150℃の溶融状態にある接着剤
(不図示)が塗布される。そして、接着剤が塗布された
シート32とリール33から送り出された第2のシート
(合成樹脂シートあるいは剥離紙)34とを貼り合わせ
ロール35によって貼り合わせる。続いて、この積層シ
ートを表面温度が例えば5℃程度の冷却ロール36に通
して冷却し、接着剤を硬化させる。最後に、この積層シ
ートをリール37によって巻き取る。
【0004】このような生産ラインにおいて、シート3
2とシート34を貼り合わせる際に、接着剤がシート3
2、34の端部までうまく行き渡らないと、接着剤の幅
が所定の値よりも局所的に狭くなることがある。このよ
うな欠けをそのままにしておくと、その積層シートは何
かの拍子に剥がれやすくなってしまう。そこで、物体か
ら放出された赤外線を検出して物体の温度分布を示す熱
画像を得る赤外線カメラを用いて積層シートを検査する
検査装置が提案されている。これは、貼り合わせ前に約
150℃程度の温度であった接着剤12が塗布されてい
る部分と、接着剤12が欠けている部分との間に温度差
が生じて熱画像上に温度差を表すコントラストが生じる
ことを利用して、積層シートが良品かどうかを検査する
ものである。
【0005】ところで、積層シートを上方から撮像する
とき、積層シートの小さな不良を検出するためには、例
えば赤外線カメラを積層シートに近づけてカメラの分解
能を高くする必要があるが、このときにはカメラの撮像
範囲が狭くなる。しかし、実際の製造ラインでは、積層
シートがその進行と直角の方向に蛇行することがあるの
で、この蛇行に対して余裕を持たせるためには、カメラ
の撮像範囲を広くしておく必要があり、分解能を上げる
ことができなくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の検
査装置では、積層シート等の帯状物体の蛇行を考慮する
と、カメラの分解能を上げることができず、帯状物体の
小さい不良を検出することができないという問題点があ
った。また、小さい不良を検出できるようにカメラの分
解能を高くすると、その撮像範囲が狭くなるので、帯状
物体が蛇行したときにカメラの撮像範囲を外れてしまう
という問題点があった。本発明は、上記課題を解決する
ためになされたもので、帯状物体の蛇行に影響されるこ
となく、高い分解能で検査することができる検査装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、走査方向が帯
状物体の進行方向と交差するように配置された、帯状物
体を撮像するカメラと、カメラによって撮像された画像
のうちの1走査ラインをサンプリング数2nのディジタ
ルデータに変換するサンプリング手段と、このディジタ
ルデータのうち最初のnサンプリングのデータの総和を
求める第1の加算手段と、残りのnサンプリングのデー
タの総和を求める第2の加算手段と、第1、第2の加算
手段で求められた総和を比較する比較手段と、この比較
手段の結果に基づいて、帯状物体の中央に位置するよう
にカメラを移動させる駆動手段とを有するものである。
このようにカメラによって撮像された画像の1走査ライ
ンをサンプリング手段でディジタルデータに変換する
と、カメラが帯状物体の中央に位置している場合は、最
初のnサンプリングのデータの総和と残りのnサンプリ
ングのデータの総和が等しくなり、カメラと帯状物体が
ずれている場合は、総和が異なる。よって、この比較結
果に基づいて、帯状物体の中央に位置するようにカメラ
を移動させることにより、帯状物体を追尾しながらの撮
像が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
を示す検査装置のブロック図である。本実施の形態にお
いても、積層シート1の生産ラインは図3と同様であ
り、検査装置はこの生産ラインに設置されるものであ
る。積層シート1を撮像する赤外線カメラ2にはナット
3が取り付けられている。そして、ナット3に螺合する
ボールネジ4は、その軸線がシート1の進行方向と直交
するように、軸受5によって回転自在に支持されてい
る。
【0009】この軸受5は、積層シート1上に配置され
た図示しない支持部材に取り付けられている。こうし
て、赤外線カメラ2が積層シート1の上方に設置され
る。赤外線カメラ2がシート1を上方から撮像すると、
図示しない画像処理装置は、赤外線カメラ2から出力さ
れた熱画像に基づいて積層シート1が良品かどうかを判
断する。
【0010】次に、このような検査装置において、積層
シート1が蛇行した場合の動作を説明する。サンプリン
グ手段であるA/D変換器7は、カメラ2から出力され
た画像信号のうち最初の1水平走査ラインをディジタル
化して、図2(a)に示すように、サンプリング数2
n、m階調のディジタルデータを生成する。
【0011】続いて、第1の加算回路8aは、生成され
たディジタルデータのうち、最初のnサンプリング(図
2(b)の1〜n)のデータの階調レベルを加算して、
その総和ALを求める。同様に、第2の加算回路8b
は、残りのnサンプリング(図2(b)のn+1〜2
n)のデータの階調レベルを加算して、その総和ARを
求める。なお、階調レベルは、可視光用のカメラを用い
ている場合には輝度を表すが、本実施の形態では赤外線
カメラを用いているため、温度値を表している。
【0012】次に、比較回路9は、加算回路8a、8b
によってそれぞれ求められた総和AL、ARを比較す
る。このとき、比較結果は、AL>AR、AL=AR、
AL<ARの何れかであるから、比較回路9は、この3
つの状態の何れかを示す状態信号を出力する。モータ駆
動回路10は、状態信号に基づいてモータ6の回転方向
を決定し、予め定められた一定量だけモータ6を回転さ
せる。
【0013】モータ6の回転軸はボールネジ4に連結さ
れているため、モータ6の回転に連動してボールネジ4
が図1のように回転する。そして、ボールネジ4が回転
すると、ナット3が移動するので、これによりカメラ2
がシート1の進行方向と直角の方向(図1のX方向)に
所定量だけ移動することになる。
【0014】ここで、カメラ2の水平走査方向はX方向
なので、図2(a)、(b)は積層シート1をX方向に
走査した結果を示している。したがって、カメラ2が積
層シート1の中央に位置している場合は、AL=ARと
なる。また、積層シート1が左方向にずれると、AL>
ARとなり、積層シート1が右方向にずれると、AL<
ARとなる。
【0015】そこで、モータ駆動回路10は、比較回路
9から出力された状態信号がAL>ARを示している場
合、カメラ2が左方向に移動する向きにモータ6を回転
させる。また、状態信号がAL<ARを示している場
合、カメラ2が右方向に移動する向きにモータ6を回転
させる。そして、状態信号がAL=ARを示している場
合には、モータ6を回転させない。以上のようなシート
1の撮像からモータ6の駆動までを一定時間ごとに繰り
返すことにより、生産ラインを流れる積層シート1は赤
外線カメラ2の撮像範囲11の中に常に入り、シート1
を追尾しながらの撮像が可能となる。
【0016】したがって、積層シート1の蛇行を考慮す
ることなく、カメラ2の撮像範囲を設定することがで
き、高い分解能を得ることができる。なお、本実施の形
態では、赤外線カメラによる積層シートの検査について
説明したが、これに限るものではなく、帯状物体の傷や
異物などの外観検査を行う可視光カメラに適用してもよ
いことは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、カメラ、サンプリング
手段、第1、第2の加算手段、比較手段及び駆動手段を
設けることにより、帯状物体を追尾しながらの撮像が可
能となるので、帯状物体の蛇行を考慮することなく、カ
メラの撮像範囲を設定することができ、高い分解能を得
ることができる。その結果、帯状物体の小さな欠陥を検
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す検査装置の
ブロック図である。
【図2】 A/D変換器と加算回路の動作を説明するた
めの図である。
【図3】 積層シートを作る生産ラインのブロック図で
ある。
【符号の説明】
1…積層シート、2…赤外線カメラ、3…ナット、4…
ボールネジ、5…軸受、6…モータ、7…A/D変換
器、8a、8b…加算回路、9…比較回路、10…モー
タ駆動回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産ラインを流れる帯状物体を検査する
    検査装置であって、 走査方向が前記帯状物体の進行方向と交差するように配
    置された、帯状物体を撮像するカメラと、 カメラによって撮像された画像のうちの1走査ラインを
    サンプリング数2nのディジタルデータに変換するサン
    プリング手段と、 このディジタルデータのうち最初のnサンプリングのデ
    ータの総和を求める第1の加算手段と、 残りのnサンプリングのデータの総和を求める第2の加
    算手段と、 第1、第2の加算手段で求められた総和を比較する比較
    手段と、 この比較手段の結果に基づいて、帯状物体の中央に位置
    するようにカメラを移動させる駆動手段とを有すること
    を特徴とする帯状物体の検査装置。
JP8221026A 1996-08-22 1996-08-22 帯状物体の検査装置 Pending JPH1063340A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8221026A JPH1063340A (ja) 1996-08-22 1996-08-22 帯状物体の検査装置

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JP8221026A JPH1063340A (ja) 1996-08-22 1996-08-22 帯状物体の検査装置

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JPH1063340A true JPH1063340A (ja) 1998-03-06

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ID=16760332

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JP8221026A Pending JPH1063340A (ja) 1996-08-22 1996-08-22 帯状物体の検査装置

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JP (1) JPH1063340A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013134217A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Nippon Zeon Co Ltd 塗布層の検査方法、及び、複層フィルムの製造方法
US20220042940A1 (en) * 2018-12-18 2022-02-10 Marposs Societa' Per Azioni Checking methods and systems for checking a mechanical piece manufactured by using a mold and a manufacturing process in a foundry

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013134217A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Nippon Zeon Co Ltd 塗布層の検査方法、及び、複層フィルムの製造方法
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