JPH06229958A - 壁面の剥離判定装置 - Google Patents
壁面の剥離判定装置Info
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- JPH06229958A JPH06229958A JP1765793A JP1765793A JPH06229958A JP H06229958 A JPH06229958 A JP H06229958A JP 1765793 A JP1765793 A JP 1765793A JP 1765793 A JP1765793 A JP 1765793A JP H06229958 A JPH06229958 A JP H06229958A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 22
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 22
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 18
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 20
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 8
- 238000003475 lamination Methods 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 5
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 赤外線カメラを用い被測定壁面の表面温度に
応じた温度別表示映像を得て壁面の剥離状態を判定する
する際、個人差によらず剥離部を確実に判定してその検
知精度を向上させる壁面の剥離判定装置を得る。 【構成】 被測定壁面8と同一積層構造の材質でなり、
その積層された層の境界面に剥離部を設け、かつ仕上材
表面と上記剥離部とにそれぞれ温度センサ4と5を設け
た検証用パネル1と、被測定壁面8の表面に設けた温度
センサ6とを備えると共に、上記各温度センサ4と6の
温度差に対応する信号を得る比較差回路13と、この比
較差回路13から出力される差信号に基づいて上記温度
センサ5の検出値を補正する温度補正回路14とを備
え、信号処理装置10により、温度補正回路14を介し
た上記剥離部の温度センサ5の検出信号に基づいて被測
定壁面8の赤外線カメラ9による温度映像信号を解析処
理する。
応じた温度別表示映像を得て壁面の剥離状態を判定する
する際、個人差によらず剥離部を確実に判定してその検
知精度を向上させる壁面の剥離判定装置を得る。 【構成】 被測定壁面8と同一積層構造の材質でなり、
その積層された層の境界面に剥離部を設け、かつ仕上材
表面と上記剥離部とにそれぞれ温度センサ4と5を設け
た検証用パネル1と、被測定壁面8の表面に設けた温度
センサ6とを備えると共に、上記各温度センサ4と6の
温度差に対応する信号を得る比較差回路13と、この比
較差回路13から出力される差信号に基づいて上記温度
センサ5の検出値を補正する温度補正回路14とを備
え、信号処理装置10により、温度補正回路14を介し
た上記剥離部の温度センサ5の検出信号に基づいて被測
定壁面8の赤外線カメラ9による温度映像信号を解析処
理する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、赤外線カメラを用い
て被測定壁面の表面温度を測定し、その測定に基づいて
壁面の剥離状態を判定する壁面の剥離判定装置に関する
ものである。
て被測定壁面の表面温度を測定し、その測定に基づいて
壁面の剥離状態を判定する壁面の剥離判定装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図4と図5は従来例に係る壁面の剥離判
定装置を説明する構成図とその概念図である。両図にお
いて、8は建物の被測定壁面、9はこの被測定壁面8の
所定の測定領域の表面温度を測定するための赤外線カメ
ラ、10はこの赤外線カメラ9によって撮像された温度
映像信号を解析処理し温度別色表示映像としてCRTに
出力する信号処理装置である。
定装置を説明する構成図とその概念図である。両図にお
いて、8は建物の被測定壁面、9はこの被測定壁面8の
所定の測定領域の表面温度を測定するための赤外線カメ
ラ、10はこの赤外線カメラ9によって撮像された温度
映像信号を解析処理し温度別色表示映像としてCRTに
出力する信号処理装置である。
【0003】上記の如く構成に係る壁面の剥離判定装置
によれば、建物外壁の仕上材表面には、その壁面の材料
の比熱、熱伝導率などの違いにより、剥離部と健全部と
に温度差が生じるから、被測定壁面8の表面から放射さ
れている赤外線強度を赤外線カメラ9を用いて捕えて信
号処理装置10によって温度領域毎に区分けした温度別
色表示映像を得ることにより剥離部が診断される。
によれば、建物外壁の仕上材表面には、その壁面の材料
の比熱、熱伝導率などの違いにより、剥離部と健全部と
に温度差が生じるから、被測定壁面8の表面から放射さ
れている赤外線強度を赤外線カメラ9を用いて捕えて信
号処理装置10によって温度領域毎に区分けした温度別
色表示映像を得ることにより剥離部が診断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の壁面の剥離判定装置においては、被測定壁面8
の表面温度しか測定できなく、赤外線カメラ9及び信号
処理装置10による温度領域で区分けされた温度別表示
映像を見て、その温度分布状態により人為的に剥離部を
判定していたため、剥離部の判定が個人差によって大き
く影響され正確に求めることが困難であるという問題点
があった。
た従来の壁面の剥離判定装置においては、被測定壁面8
の表面温度しか測定できなく、赤外線カメラ9及び信号
処理装置10による温度領域で区分けされた温度別表示
映像を見て、その温度分布状態により人為的に剥離部を
判定していたため、剥離部の判定が個人差によって大き
く影響され正確に求めることが困難であるという問題点
があった。
【0005】この発明は、上記のような従来例の問題点
を解消するためになされたもので、個人差によらず剥離
部を確実に判定してその検知精度を向上することができ
る壁面の剥離判定装置を得ることを目的とする。
を解消するためになされたもので、個人差によらず剥離
部を確実に判定してその検知精度を向上することができ
る壁面の剥離判定装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る壁面の剥
離判定装置は、被測定壁面の表面温度を測定するための
赤外線カメラと、この赤外線カメラにより撮像される温
度映像信号を解析処理して温度別表示映像を求め表示装
置に表示するための信号処理装置とを備え、上記表示装
置上に表示される温度別表示映像に基づき壁面の剥離部
を判定するようになされたた壁面の剥離判定装置におい
て、上記被測定壁面と同一積層構造の材質でなり、その
積層された層の境界面に剥離部を設け、かつ仕上材表面
と上記剥離部とにそれぞれ温度センサを設けた検証用パ
ネルと、上記被測定壁面の表面に設けた温度センサとを
備えると共に、上記検証用パネルの仕上材表面と被測定
壁面とにそれぞれ設けた各温度センサの温度差に対応す
る信号を得る比較差回路と、この比較差回路から出力さ
れる差信号に基づいて上記検証用パネルの剥離部に設け
られた温度センサの検出値を補正する温度補正回路とを
備え、上記信号処理装置は、温度補正回路を介した上記
剥離部の温度センサの検出信号に基づいて被測定壁面の
赤外線カメラによる温度映像信号を解析処理することを
特徴とするものである。
離判定装置は、被測定壁面の表面温度を測定するための
赤外線カメラと、この赤外線カメラにより撮像される温
度映像信号を解析処理して温度別表示映像を求め表示装
置に表示するための信号処理装置とを備え、上記表示装
置上に表示される温度別表示映像に基づき壁面の剥離部
を判定するようになされたた壁面の剥離判定装置におい
て、上記被測定壁面と同一積層構造の材質でなり、その
積層された層の境界面に剥離部を設け、かつ仕上材表面
と上記剥離部とにそれぞれ温度センサを設けた検証用パ
ネルと、上記被測定壁面の表面に設けた温度センサとを
備えると共に、上記検証用パネルの仕上材表面と被測定
壁面とにそれぞれ設けた各温度センサの温度差に対応す
る信号を得る比較差回路と、この比較差回路から出力さ
れる差信号に基づいて上記検証用パネルの剥離部に設け
られた温度センサの検出値を補正する温度補正回路とを
備え、上記信号処理装置は、温度補正回路を介した上記
剥離部の温度センサの検出信号に基づいて被測定壁面の
赤外線カメラによる温度映像信号を解析処理することを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】この発明においては、比較差回路により、検証
用パネルの仕上材表面と被測定壁面とにそれぞれ設けた
各温度センサの温度差に対応する信号が得られ、温度補
正回路によって、その比較差回路から出力される差信号
に基づいて上記検証用パネルの剥離部に設けられた温度
センサの検出値を補正する。そして、信号処理装置によ
り、温度補正回路を介した上記剥離部の温度センサの検
出信号に基づいて被測定壁面の赤外線カメラによる温度
映像信号を解析処理し、表示装置上に表示される温度別
表示映像を得ることにより、壁面の剥離部は、上記検証
用パネルの剥離部と同様な温度別表示映像となり、剥離
部の判定が容易なものになる。
用パネルの仕上材表面と被測定壁面とにそれぞれ設けた
各温度センサの温度差に対応する信号が得られ、温度補
正回路によって、その比較差回路から出力される差信号
に基づいて上記検証用パネルの剥離部に設けられた温度
センサの検出値を補正する。そして、信号処理装置によ
り、温度補正回路を介した上記剥離部の温度センサの検
出信号に基づいて被測定壁面の赤外線カメラによる温度
映像信号を解析処理し、表示装置上に表示される温度別
表示映像を得ることにより、壁面の剥離部は、上記検証
用パネルの剥離部と同様な温度別表示映像となり、剥離
部の判定が容易なものになる。
【0008】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図に基づいて説
明する。図1はこの発明の一実施例に係る検証用パネル
の構成図で、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図
である。図1において、1は検証用パネルを示し、この
検証用パネル1は、仕上材1a、中塗モルタル1b、下
塗モルタル1cおよびコンクリート1dを積層固着して
おり、架台2を接続してキャスター3を取り付け移動可
能にしている。なお、この検証用パネル1の各部材質は
被測定壁面8の材質に対応したものを用いる。
明する。図1はこの発明の一実施例に係る検証用パネル
の構成図で、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図
である。図1において、1は検証用パネルを示し、この
検証用パネル1は、仕上材1a、中塗モルタル1b、下
塗モルタル1cおよびコンクリート1dを積層固着して
おり、架台2を接続してキャスター3を取り付け移動可
能にしている。なお、この検証用パネル1の各部材質は
被測定壁面8の材質に対応したものを用いる。
【0009】そして、図1(b)に示すように、上記検
証用パネル1の仕上材1a表面の下部に温度センサ4が
設けられ、上記検証用パネル1の積層された層境界面に
剥離部(空隙)1eが設けられて、この剥離部1e内に
温度センサ5が備えられるとともに、被測定壁面8に温
度センサ6がパテ等によって密着して設けられるように
なされており、これら温度センサ4、5、6は同軸ケー
ブル7aを介して架台2に取り付けられたコネクタ7に
接続されている。
証用パネル1の仕上材1a表面の下部に温度センサ4が
設けられ、上記検証用パネル1の積層された層境界面に
剥離部(空隙)1eが設けられて、この剥離部1e内に
温度センサ5が備えられるとともに、被測定壁面8に温
度センサ6がパテ等によって密着して設けられるように
なされており、これら温度センサ4、5、6は同軸ケー
ブル7aを介して架台2に取り付けられたコネクタ7に
接続されている。
【0010】次に、図2は上記各温度センサの検出信号
に基づき信号処理して温度別表示映像を得るための構成
図を示すものである。図2において、12は上記各温度
センサ4ないし6の検出信号をコネクタ7を介して入力
して電気信号に変換する信号変換回路、13はこの信号
変換回路12により変換された上記温度センサ4と6の
比較差、すなわち上記検証用パネル1の仕上材1a表面
と被測定壁面8とにそれぞれ取り付けられた温度センサ
4と6の温度差に対応する電気信号を得る比較差回路で
ある。
に基づき信号処理して温度別表示映像を得るための構成
図を示すものである。図2において、12は上記各温度
センサ4ないし6の検出信号をコネクタ7を介して入力
して電気信号に変換する信号変換回路、13はこの信号
変換回路12により変換された上記温度センサ4と6の
比較差、すなわち上記検証用パネル1の仕上材1a表面
と被測定壁面8とにそれぞれ取り付けられた温度センサ
4と6の温度差に対応する電気信号を得る比較差回路で
ある。
【0011】また、14は上記比較差回路13の比較差
信号に基づいて上記検証用パネル1の剥離部1eに設け
られた温度センサ5の検出値をシフト補正する温度補正
回路であり、この温度補正回路14の出力は信号処理装
置10に入力され、信号処理装置10は、この温度補正
回路14を介した検証用パネル1の剥離部1aの温度セ
ンサ5の検出信号に基づいて、被測定壁面8及び検証用
パネル1を撮像する赤外線カメラ9による温度映像信号
を解析処理し、CRT11に選択映像画面を出力する。
信号に基づいて上記検証用パネル1の剥離部1eに設け
られた温度センサ5の検出値をシフト補正する温度補正
回路であり、この温度補正回路14の出力は信号処理装
置10に入力され、信号処理装置10は、この温度補正
回路14を介した検証用パネル1の剥離部1aの温度セ
ンサ5の検出信号に基づいて、被測定壁面8及び検証用
パネル1を撮像する赤外線カメラ9による温度映像信号
を解析処理し、CRT11に選択映像画面を出力する。
【0012】次に、上記構成に係る壁面の剥離判定装置
による判定動作について述べる。まず、図3に示すよう
に、検証用パネル1を、赤外線カメラ9に対して被測定
壁面8と略同一の位置に配置し、赤外線カメラ9によっ
て被測定壁面8及び検証用パネル1を撮像して温度映像
信号を得る。
による判定動作について述べる。まず、図3に示すよう
に、検証用パネル1を、赤外線カメラ9に対して被測定
壁面8と略同一の位置に配置し、赤外線カメラ9によっ
て被測定壁面8及び検証用パネル1を撮像して温度映像
信号を得る。
【0013】また、上記被測定壁面8及び検証用パネル
1に設けた各温度センサ4ないし6の検出信号をコネク
タ7を介して入力して信号変換回路12によって電気信
号に変換するとともに、この信号変換回路12により変
換された上記温度センサ4と6の比較差、すなわち上記
検証用パネル1の仕上材1a表面と被測定壁面8とにそ
れぞれ取り付けられた温度センサ4と6の温度差に対応
する電気信号を比較差回路13によって得る。
1に設けた各温度センサ4ないし6の検出信号をコネク
タ7を介して入力して信号変換回路12によって電気信
号に変換するとともに、この信号変換回路12により変
換された上記温度センサ4と6の比較差、すなわち上記
検証用パネル1の仕上材1a表面と被測定壁面8とにそ
れぞれ取り付けられた温度センサ4と6の温度差に対応
する電気信号を比較差回路13によって得る。
【0014】そして、温度補正回路14により上記比較
差回路13の比較差信号に基づいて上記検証用パネル1
の剥離部1eに設けられた温度センサ5の検出値をシフ
ト補正し、信号処理装置10により、上記温度補正回路
14を介した検証用パネル1の剥離部1aの温度センサ
5の検出信号に基づいて、被測定壁面8及び検証用パネ
ル1を撮像する赤外線カメラ9による温度映像信号を解
析処理し、壁面の剥離部は、上記検証用パネル1の剥離
部1aと同様な温度の温度別表示映像となる被測定壁面
8の剥離部の選択映像画面をCRT11に出力する。
差回路13の比較差信号に基づいて上記検証用パネル1
の剥離部1eに設けられた温度センサ5の検出値をシフ
ト補正し、信号処理装置10により、上記温度補正回路
14を介した検証用パネル1の剥離部1aの温度センサ
5の検出信号に基づいて、被測定壁面8及び検証用パネ
ル1を撮像する赤外線カメラ9による温度映像信号を解
析処理し、壁面の剥離部は、上記検証用パネル1の剥離
部1aと同様な温度の温度別表示映像となる被測定壁面
8の剥離部の選択映像画面をCRT11に出力する。
【0015】したがって、上記実施例によれば、信号処
理装置10により、温度補正回路14を介した検証用パ
ネル1の剥離部1eに設けた温度センサ5の検出信号に
基づいて被測定壁面8の赤外線カメラ9による温度映像
信号を解析処理し、CRT11上に表示される温度別表
示映像を得ることにより、被測定壁面8の剥離部は、上
記検証用パネル1の剥離部1eと同様な温度別表示映像
となり、剥離部の判定が容易なものになる。
理装置10により、温度補正回路14を介した検証用パ
ネル1の剥離部1eに設けた温度センサ5の検出信号に
基づいて被測定壁面8の赤外線カメラ9による温度映像
信号を解析処理し、CRT11上に表示される温度別表
示映像を得ることにより、被測定壁面8の剥離部は、上
記検証用パネル1の剥離部1eと同様な温度別表示映像
となり、剥離部の判定が容易なものになる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、被測
定壁面と同一積層構造の材質でなり、その積層された層
の境界面に剥離部を設け、かつ仕上材表面と上記剥離部
とにそれぞれ温度センサを設けた検証用パネルと、上記
被測定壁面の表面に設けた温度センサとを備えると共
に、上記検証用パネルの仕上材表面と被測定壁面とにそ
れぞれ設けた各温度センサの温度差に対応する信号を得
る比較差回路と、この比較差回路から出力される差信号
に基づいて上記検証用パネルの剥離部に設けられた温度
センサの検出値を補正する温度補正回路とを備え、上記
信号処理装置は、温度補正回路を介した上記剥離部の温
度センサの検出信号に基づいて被測定壁面の赤外線カメ
ラによる温度映像信号を解析処理するようにしたので、
被測定壁面の剥離部は、上記検証用パネルの剥離部と同
様な温度別表示映像となり、剥離部の判定が容易なもの
になる。
定壁面と同一積層構造の材質でなり、その積層された層
の境界面に剥離部を設け、かつ仕上材表面と上記剥離部
とにそれぞれ温度センサを設けた検証用パネルと、上記
被測定壁面の表面に設けた温度センサとを備えると共
に、上記検証用パネルの仕上材表面と被測定壁面とにそ
れぞれ設けた各温度センサの温度差に対応する信号を得
る比較差回路と、この比較差回路から出力される差信号
に基づいて上記検証用パネルの剥離部に設けられた温度
センサの検出値を補正する温度補正回路とを備え、上記
信号処理装置は、温度補正回路を介した上記剥離部の温
度センサの検出信号に基づいて被測定壁面の赤外線カメ
ラによる温度映像信号を解析処理するようにしたので、
被測定壁面の剥離部は、上記検証用パネルの剥離部と同
様な温度別表示映像となり、剥離部の判定が容易なもの
になる。
【図1】この発明の一実施例に係る検証用パネルの構成
図である。
図である。
【図2】この発明の一実施例に係る壁面の剥離判定装置
を示す全体構成図である。
を示す全体構成図である。
【図3】この発明の一実施例に係る検証用パネルと赤外
線カメラ及び信号処理装置等の配置を説明する説明図で
ある。
線カメラ及び信号処理装置等の配置を説明する説明図で
ある。
【図4】従来例に係る壁面の剥離判定装置を示す全体構
成図である。
成図である。
【図5】従来例の剥離判定を説明する概念図である。
1 検証用パネル 1e 剥離部 4 温度センサ 5 温度センサ 6 温度センサ 8 被測定壁面 9 赤外線カメラ 10 信号処理装置 11 CRT 12 信号変換回路 13 比較差回路 14 温度補正回路
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る壁面の剥
離判定装置は、被測定壁面の表面温度を測定するための
赤外線カメラと、この赤外線カメラにより撮像される温
度映像信号を解析処理して温度別表示映像を求め表示装
置に表示するための信号処理装置とを備え、上記表示装
置上に表示される温度別表示映像に基づき壁面の剥離部
を判定するようになされた壁面の剥離判定装置におい
て、上記被測定壁面と同一積層構造の材質でなり、その
積層された層の境界面に剥離部を設け、かつ仕上材表面
と上記剥離部とにそれぞれ温度センサを設けた検証用パ
ネルと、上記被測定壁面の表面に設けた温度センサとを
備えると共に、上記検証用パネルの仕上材表面と被測定
壁面とにそれぞれ設けた各温度センサの温度差に対応す
る信号を得る比較差回路と、この比較差回路から出力さ
れる差信号に基づいて上記検証用パネルの剥離部に設け
られた温度センサの検出値を補正する温度補正回路とを
備え、上記信号処理装置は、温度補正回路を介した上記
剥離部の温度センサの検出信号に基づいて被測定壁面の
赤外線カメラによる温度映像信号を解析処理することを
特徴とするものである。
離判定装置は、被測定壁面の表面温度を測定するための
赤外線カメラと、この赤外線カメラにより撮像される温
度映像信号を解析処理して温度別表示映像を求め表示装
置に表示するための信号処理装置とを備え、上記表示装
置上に表示される温度別表示映像に基づき壁面の剥離部
を判定するようになされた壁面の剥離判定装置におい
て、上記被測定壁面と同一積層構造の材質でなり、その
積層された層の境界面に剥離部を設け、かつ仕上材表面
と上記剥離部とにそれぞれ温度センサを設けた検証用パ
ネルと、上記被測定壁面の表面に設けた温度センサとを
備えると共に、上記検証用パネルの仕上材表面と被測定
壁面とにそれぞれ設けた各温度センサの温度差に対応す
る信号を得る比較差回路と、この比較差回路から出力さ
れる差信号に基づいて上記検証用パネルの剥離部に設け
られた温度センサの検出値を補正する温度補正回路とを
備え、上記信号処理装置は、温度補正回路を介した上記
剥離部の温度センサの検出信号に基づいて被測定壁面の
赤外線カメラによる温度映像信号を解析処理することを
特徴とするものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 被測定壁面の表面温度を測定するための
赤外線カメラと、この赤外線カメラにより撮像される温
度映像信号を解析処理して温度別表示映像を求め表示装
置に表示するための信号処理装置とを備え、上記表示装
置上に表示される温度別表示映像に基づき壁面の剥離部
を判定するようになされたた壁面の剥離判定装置におい
て、上記被測定壁面と同一積層構造の材質でなり、その
積層された層の境界面に剥離部を設け、かつ仕上材表面
と上記剥離部とにそれぞれ温度センサを設けた検証用パ
ネルと、上記被測定壁面の表面に設けた温度センサとを
備えると共に、上記検証用パネルの仕上材表面と被測定
壁面とにそれぞれ設けた各温度センサの温度差に対応す
る信号を得る比較差回路と、この比較差回路から出力さ
れる差信号に基づいて上記検証用パネルの剥離部に設け
られた温度センサの検出値を補正する温度補正回路とを
備え、上記信号処理装置は、温度補正回路を介した上記
剥離部の温度センサの検出信号に基づいて被測定壁面の
赤外線カメラによる温度映像信号を解析処理することを
特徴とする壁面の剥離判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1765793A JP2892896B2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 壁面の剥離判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1765793A JP2892896B2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 壁面の剥離判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06229958A true JPH06229958A (ja) | 1994-08-19 |
JP2892896B2 JP2892896B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=11949930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1765793A Expired - Fee Related JP2892896B2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 壁面の剥離判定装置 |
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JP2012145556A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-08-02 | Ai-Phase Co Ltd | データ画像記録装置、熱分析装置、データ画像記録方法、画像データの正規化方法、熱物性量の算出方法および記録画像の表示方法 |
CN103163181A (zh) * | 2013-03-21 | 2013-06-19 | 山东省计算中心 | 基于建筑外景红外图像的热工区域自动识别方法 |
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1993
- 1993-02-04 JP JP1765793A patent/JP2892896B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010197375A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-09-09 | Mitsuhiro Wada | パッシブ赤外線法によるコンクリート表層部の変状部検出方法 |
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