JPH1063057A - カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法 - Google Patents
カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法Info
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- JPH1063057A JPH1063057A JP8222462A JP22246296A JPH1063057A JP H1063057 A JPH1063057 A JP H1063057A JP 8222462 A JP8222462 A JP 8222462A JP 22246296 A JP22246296 A JP 22246296A JP H1063057 A JPH1063057 A JP H1063057A
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- image forming
- color
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Abstract
(57)【要約】
【課題】カラー画像を形成する色データのページメモリ
がなくても、下色除去ができるカラー画像形成装置及び
カラー画像形成方法を提供する。 【解決手段】感光体ドラム1を一様に帯電する帯電器2
と、帯電された感光体ドラム1を画像信号12に基づき
露光する露光器3と、露光により感光体ドラム1に形成
された静電潜像に基づきイエロー、マゼンタ、シアン、
黒各色のトナー像を形成する複数の現像器34,35,
36,37を有するカラー画像形成手段は、感光体ドラ
ム1表面に、黒色のトナー像を、第1番目に形成する。
これにより、カラー画像を形成する色データのページメ
モリがなくても、下色除去が容易にできる。
がなくても、下色除去ができるカラー画像形成装置及び
カラー画像形成方法を提供する。 【解決手段】感光体ドラム1を一様に帯電する帯電器2
と、帯電された感光体ドラム1を画像信号12に基づき
露光する露光器3と、露光により感光体ドラム1に形成
された静電潜像に基づきイエロー、マゼンタ、シアン、
黒各色のトナー像を形成する複数の現像器34,35,
36,37を有するカラー画像形成手段は、感光体ドラ
ム1表面に、黒色のトナー像を、第1番目に形成する。
これにより、カラー画像を形成する色データのページメ
モリがなくても、下色除去が容易にできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像形成装
置に係り、特にイエロー、マゼンタ、シアン、黒各色の
トナーを使用して複合カラー画像を得るのに好適なカラ
ー画像形成装置及びカラー画像形成方法に関するもので
ある。
置に係り、特にイエロー、マゼンタ、シアン、黒各色の
トナーを使用して複合カラー画像を得るのに好適なカラ
ー画像形成装置及びカラー画像形成方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】特公平7−36609号公報に記載され
ているように、イエロー(以下、Yと略す)、マゼンタ
(以下、Mと略す)、シアン(以下、Cと略す)、黒
(以下、Kと略す)各色のトナーを使用して複合カラー
画像を得る場合、Y、M、C3色のトナーからグレー成
分を取り除きKトナーと置き換える操作である下色除去
(UCR:Under Color Removal)
を行うことによって、色トナーの消費量を減らし、色の
レジストレーションに強くし、文字などの再現性を向上
させるカラー画像形成装置が提案されている。
ているように、イエロー(以下、Yと略す)、マゼンタ
(以下、Mと略す)、シアン(以下、Cと略す)、黒
(以下、Kと略す)各色のトナーを使用して複合カラー
画像を得る場合、Y、M、C3色のトナーからグレー成
分を取り除きKトナーと置き換える操作である下色除去
(UCR:Under Color Removal)
を行うことによって、色トナーの消費量を減らし、色の
レジストレーションに強くし、文字などの再現性を向上
させるカラー画像形成装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術において、下色除去するには、Y、M、C3色分
のデータがメモリされているページメモリを必要とし、
装置全体が高価格になるという問題があった。
来技術において、下色除去するには、Y、M、C3色分
のデータがメモリされているページメモリを必要とし、
装置全体が高価格になるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、カラー画像を形成する色
データのページメモリがなくても、下色除去ができるカ
ラー画像形成装置及びカラー画像形成方法を提供するこ
とにある。
データのページメモリがなくても、下色除去ができるカ
ラー画像形成装置及びカラー画像形成方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、感光体と、該感光体表面にイエロー、マ
ゼンタ、シアン、黒各色のトナー像を順次形成しカラー
画像を形成するカラー画像形成手段と、前記カラー画像
を転写媒体に転写する転写手段を有するカラー画像形成
装置において、前記カラー画像形成手段は、前記感光体
表面に、前記黒色の前記トナー像を、第1番目に形成す
ることを特徴とする。
に、本発明は、感光体と、該感光体表面にイエロー、マ
ゼンタ、シアン、黒各色のトナー像を順次形成しカラー
画像を形成するカラー画像形成手段と、前記カラー画像
を転写媒体に転写する転写手段を有するカラー画像形成
装置において、前記カラー画像形成手段は、前記感光体
表面に、前記黒色の前記トナー像を、第1番目に形成す
ることを特徴とする。
【0006】また、本発明の他の特徴として、前記カラ
ー画像形成手段は、前記感光体を一様に帯電する帯電器
と、前記帯電された前記感光体を画像信号に基づき露光
する露光器と、前記露光により前記感光体に形成された
静電潜像に基づきイエロー、マゼンタ、シアン、黒各色
のトナー像を形成する複数の現像器を有し、前記各現像
器による現像を一巡させることにより前記感光体表面に
カラー画像を形成することにある。
ー画像形成手段は、前記感光体を一様に帯電する帯電器
と、前記帯電された前記感光体を画像信号に基づき露光
する露光器と、前記露光により前記感光体に形成された
静電潜像に基づきイエロー、マゼンタ、シアン、黒各色
のトナー像を形成する複数の現像器を有し、前記各現像
器による現像を一巡させることにより前記感光体表面に
カラー画像を形成することにある。
【0007】また、本発明の他の特徴は、回転感光体
と、該回転感光体表面にイエロー、マゼンタ、シアン、
黒各色のトナー像を形成するカラー画像形成手段と、前
記トナー像を前記回転感光体表面から転写しカラー画像
を形成する中間転写体と、前記カラー画像を転写媒体に
転写する転写手段を有するカラー画像形成装置におい
て、前記カラー画像形成手段は、前記回転感光体表面
に、前記黒色の前記トナー像を、第1番目に形成するこ
とにある。
と、該回転感光体表面にイエロー、マゼンタ、シアン、
黒各色のトナー像を形成するカラー画像形成手段と、前
記トナー像を前記回転感光体表面から転写しカラー画像
を形成する中間転写体と、前記カラー画像を転写媒体に
転写する転写手段を有するカラー画像形成装置におい
て、前記カラー画像形成手段は、前記回転感光体表面
に、前記黒色の前記トナー像を、第1番目に形成するこ
とにある。
【0008】また、本発明の他の特徴として、前記カラ
ー画像形成手段は、前記回転感光体を一様に帯電する帯
電器と、前記帯電された前記回転感光体を画像信号に基
づき露光する露光器と、前記露光により形成された静電
潜像に基づきイエロー、マゼンタ、シアン、黒各色のト
ナー像を形成する複数の現像器を有し、前記回転感光体
が一回転する毎に前記各現像器によるトナー画像を一づ
つ、前記回転感光体表面に形成し、前記中間転写体は、
前記形成されたトナー画像を一づつ転写し順次カラー画
像を形成するすることにある。
ー画像形成手段は、前記回転感光体を一様に帯電する帯
電器と、前記帯電された前記回転感光体を画像信号に基
づき露光する露光器と、前記露光により形成された静電
潜像に基づきイエロー、マゼンタ、シアン、黒各色のト
ナー像を形成する複数の現像器を有し、前記回転感光体
が一回転する毎に前記各現像器によるトナー画像を一づ
つ、前記回転感光体表面に形成し、前記中間転写体は、
前記形成されたトナー画像を一づつ転写し順次カラー画
像を形成するすることにある。
【0009】また、本発明の他の特徴として、前記カラ
ー画像形成手段は、前記回転感光体表面に形成された前
記黒色のトナー像の帯電量を制御する変更帯電器を有す
ることにある。
ー画像形成手段は、前記回転感光体表面に形成された前
記黒色のトナー像の帯電量を制御する変更帯電器を有す
ることにある。
【0010】また、本発明の他の特徴として、前記変更
帯電器は、前記中間転写体への転写の前で、前記前記回
転感光体表面の近傍に配置されることにある。
帯電器は、前記中間転写体への転写の前で、前記前記回
転感光体表面の近傍に配置されることにある。
【0011】また、本発明の他の特徴として、前記変更
帯電器は、前記転写手段の前で、前記中間転写体表面の
近傍に配置されることにある。
帯電器は、前記転写手段の前で、前記中間転写体表面の
近傍に配置されることにある。
【0012】また、本発明の他の特徴は、感光体表面に
イエロー、マゼンタ、シアン、黒各色のトナー像を順次
形成しカラー画像を形成するカラー画像形成方法におい
て、前記感光体表面に、前記黒色の前記トナー像を、第
1番目に形成することにある。
イエロー、マゼンタ、シアン、黒各色のトナー像を順次
形成しカラー画像を形成するカラー画像形成方法におい
て、前記感光体表面に、前記黒色の前記トナー像を、第
1番目に形成することにある。
【0013】本発明によれば、感光体表面にイエロー、
マゼンタ、シアン、黒各色のトナー像を順次形成しカラ
ー画像を形成するカラー画像形成手段は、前記感光体表
面に、前記黒色のトナー像を、第1番目に形成する。
マゼンタ、シアン、黒各色のトナー像を順次形成しカラ
ー画像を形成するカラー画像形成手段は、前記感光体表
面に、前記黒色のトナー像を、第1番目に形成する。
【0014】これにより、Y、M、C3色分のデータが
不要となり、簡単に下色除去することができる。
不要となり、簡単に下色除去することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係るカ
ラー画像形成装置及びカラー画像形成方法を、図を用い
て説明する。
ラー画像形成装置及びカラー画像形成方法を、図を用い
て説明する。
【0016】図1は、本発明の第1の実施例に係るカラ
ー画像形成装置の概略構成を示す。図1に示すように、
静電潜像担持体である感光体ドラム1と、帯電手段であ
る帯電器2、露光手段である露光器3、黒現像器4、イ
エロー現像器5、マゼンタ現像器6、シアン現像器7を
有するカラー画像形成手段と、転写手段である転写帯電
器8と、転写媒体である用紙9と、清掃手段であるクリ
ーナ10と、イメージスキャナやパーソナルコンピュー
タなどの画像源11と、画像信号12と、定着器13と
で構成されている。
ー画像形成装置の概略構成を示す。図1に示すように、
静電潜像担持体である感光体ドラム1と、帯電手段であ
る帯電器2、露光手段である露光器3、黒現像器4、イ
エロー現像器5、マゼンタ現像器6、シアン現像器7を
有するカラー画像形成手段と、転写手段である転写帯電
器8と、転写媒体である用紙9と、清掃手段であるクリ
ーナ10と、イメージスキャナやパーソナルコンピュー
タなどの画像源11と、画像信号12と、定着器13と
で構成されている。
【0017】次に、図1のカラー画像形成装置の動作を
説明する。矢印方向に回転する感光体ドラム1の第1回
転目に、感光体ドラム1を帯電器2で一様に帯電して、
画像源11からの画像信号12に従って露光器3で露光
すると、静電潜像が形成される。その静電潜像に基づき
第1色目の黒現像器4で黒色の像を形成する。
説明する。矢印方向に回転する感光体ドラム1の第1回
転目に、感光体ドラム1を帯電器2で一様に帯電して、
画像源11からの画像信号12に従って露光器3で露光
すると、静電潜像が形成される。その静電潜像に基づき
第1色目の黒現像器4で黒色の像を形成する。
【0018】次に感光体ドラムの第2回転目で上記と同
様に、帯電器2による一様帯電、露光器3による露光の
後、第2色目のイエロー現像器5でイエローの像を形成
する。同様にして、第3回転目にマゼンタ現像器6でマ
ゼンタ像を、第4回転目にシアン現像器7でシアン像
を、それぞれ形成する。
様に、帯電器2による一様帯電、露光器3による露光の
後、第2色目のイエロー現像器5でイエローの像を形成
する。同様にして、第3回転目にマゼンタ現像器6でマ
ゼンタ像を、第4回転目にシアン現像器7でシアン像
を、それぞれ形成する。
【0019】以上の4回転で、感光体ドラム1上に形成
されたカラー画像を、転写帯電器8で用紙9に転写し
て、定着器13で定着する。一方、感光体ドラム1は用
紙9への転写が終了すると、その表面をクリーナ10で
清掃して、次の画像形成に備える。
されたカラー画像を、転写帯電器8で用紙9に転写し
て、定着器13で定着する。一方、感光体ドラム1は用
紙9への転写が終了すると、その表面をクリーナ10で
清掃して、次の画像形成に備える。
【0020】図2は、図1のカラー画像形成装置による
カラー画像形成の手順を示す。図2に示すように、21
は黒色のトナー像であり、感光体ドラム1の第1回転目
で形成された黒色のトナー像21に、第2回転目で露光
器3による長さAの露光3−Yが行われる場合について
示している。図2(a)に示すように、長さAの露光3
−Yは、黒色のトナー像21の長さBの領域にも行われ
るので、黒色のトナー像21の長さBの領域に露光され
た光は黒色のトナー像21に吸収されて感光体ドラム1
に届かない。従って、図2(b)のように、感光体ドラ
ム1の表面電位は、露光された長さAの領域のうち長さ
Bの領域を除く部分が低下して、その部分にイエローの
トナー像22が形成される。すなわち、黒色のトナー像
21が形成された領域には、他の色のトナー像が重なっ
て形成されることはない。
カラー画像形成の手順を示す。図2に示すように、21
は黒色のトナー像であり、感光体ドラム1の第1回転目
で形成された黒色のトナー像21に、第2回転目で露光
器3による長さAの露光3−Yが行われる場合について
示している。図2(a)に示すように、長さAの露光3
−Yは、黒色のトナー像21の長さBの領域にも行われ
るので、黒色のトナー像21の長さBの領域に露光され
た光は黒色のトナー像21に吸収されて感光体ドラム1
に届かない。従って、図2(b)のように、感光体ドラ
ム1の表面電位は、露光された長さAの領域のうち長さ
Bの領域を除く部分が低下して、その部分にイエローの
トナー像22が形成される。すなわち、黒色のトナー像
21が形成された領域には、他の色のトナー像が重なっ
て形成されることはない。
【0021】上述したように、本発明の第1の実施例に
よれば、感光体ドラム1上にY、M、C、K、各色のト
ナー像を重ねて形成する多重現像方式を採用した画像形
成装置において、第1色目に形成されるトナー像の色を
黒にしたので、黒トナー像形成部分に他の色のトナー像
が形成されることがなく、Y、M、C、各色のページメ
モリを備えないで、簡単に下色除去を行うことができ
る。
よれば、感光体ドラム1上にY、M、C、K、各色のト
ナー像を重ねて形成する多重現像方式を採用した画像形
成装置において、第1色目に形成されるトナー像の色を
黒にしたので、黒トナー像形成部分に他の色のトナー像
が形成されることがなく、Y、M、C、各色のページメ
モリを備えないで、簡単に下色除去を行うことができ
る。
【0022】図3は、本発明の第2の実施例に係るカラ
ー画像形成装置の概略構成を示す。図3に示すように、
静電潜像担持体である感光体ベルト31と、帯電手段で
ある帯電器32、露光手段である露光器33、黒現像器
34、イエロー現像器35、マゼンタ現像器36、シア
ン現像器37、黒トナー帯電量変更手段である変更帯電
器38を有するカラー画像形成手段と、清掃手段である
クリーナ39と、中間転写ドラム40と、転写手段であ
る転写帯電器41と、転写媒体である用紙42と、清掃
手段であるクリーナ43と、定着器45とで構成されて
いる。
ー画像形成装置の概略構成を示す。図3に示すように、
静電潜像担持体である感光体ベルト31と、帯電手段で
ある帯電器32、露光手段である露光器33、黒現像器
34、イエロー現像器35、マゼンタ現像器36、シア
ン現像器37、黒トナー帯電量変更手段である変更帯電
器38を有するカラー画像形成手段と、清掃手段である
クリーナ39と、中間転写ドラム40と、転写手段であ
る転写帯電器41と、転写媒体である用紙42と、清掃
手段であるクリーナ43と、定着器45とで構成されて
いる。
【0023】次に、図3のカラー画像形成装置の動作を
説明する。矢印方向に回転する感光体ベルト31を、帯
電器32で一様に帯電し、露光器33による画像露光の
後、黒現像器34による第1色目のトナー像形成が行わ
れる。黒色のトナー像は、変更帯電器38による帯電に
よってその帯電量が大きくなるように変更された後、中
間転写ドラム40に転写される。
説明する。矢印方向に回転する感光体ベルト31を、帯
電器32で一様に帯電し、露光器33による画像露光の
後、黒現像器34による第1色目のトナー像形成が行わ
れる。黒色のトナー像は、変更帯電器38による帯電に
よってその帯電量が大きくなるように変更された後、中
間転写ドラム40に転写される。
【0024】中間転写ドラム40への転写後、感光体ベ
ルト31はクリーナ39でクリーニングされる。上記し
た感光体ベルト31へのトナー像形成を、第2色目では
イエロー現像器35、第3色目ではマゼンタ現像器3
6、第4色目ではシアン現像器37により4回繰り返し
て中間転写ドラム40へ転写して、中間転写ドラム40
上にカラー画像を形成する。
ルト31はクリーナ39でクリーニングされる。上記し
た感光体ベルト31へのトナー像形成を、第2色目では
イエロー現像器35、第3色目ではマゼンタ現像器3
6、第4色目ではシアン現像器37により4回繰り返し
て中間転写ドラム40へ転写して、中間転写ドラム40
上にカラー画像を形成する。
【0025】なお、第2色目以降のトナー像形成時には
変更帯電器38を動作させない。中間転写ドラム40上
のカラー画像を、転写帯電器41により用紙42に転写
して、定着器45により定着する。
変更帯電器38を動作させない。中間転写ドラム40上
のカラー画像を、転写帯電器41により用紙42に転写
して、定着器45により定着する。
【0026】図4は、図3のカラー画像形成装置による
カラー画像形成の手順を示す。図4に示すように、46
は転写バイアス、50は黒トナー像、51はイエロート
ナー像である。図4(a)に示すように、中間転写ドラ
ム40に第1色目の黒トナー像50が形成されていて、
感光体ベルト31から第2色目のイエロートナー像51
を転写バイアス46により転写する場合について示して
いる。
カラー画像形成の手順を示す。図4に示すように、46
は転写バイアス、50は黒トナー像、51はイエロート
ナー像である。図4(a)に示すように、中間転写ドラ
ム40に第1色目の黒トナー像50が形成されていて、
感光体ベルト31から第2色目のイエロートナー像51
を転写バイアス46により転写する場合について示して
いる。
【0027】イエロートナー像51には転写バイアス4
6により感光体ベルト31から中間転写ドラム40の方
向へ移動するように電界の力が作用するが、中間転写ド
ラム40上の黒トナー像50と重複する長さBの領域で
は黒トナー像50との間に反発力が作用する。黒トナー
像50の帯電量は変更帯電器38の帯電により大きくな
っている(図4ではマイナスを2個表示)ので、長さB
の領域での両者のトナー像の反発力は大きくなってい
る。
6により感光体ベルト31から中間転写ドラム40の方
向へ移動するように電界の力が作用するが、中間転写ド
ラム40上の黒トナー像50と重複する長さBの領域で
は黒トナー像50との間に反発力が作用する。黒トナー
像50の帯電量は変更帯電器38の帯電により大きくな
っている(図4ではマイナスを2個表示)ので、長さB
の領域での両者のトナー像の反発力は大きくなってい
る。
【0028】黒トナー像50とイエロートナー像51の
反発力を、転写バイアス46の電界による力より大きく
設定することにより、図4(b)のように、長さBの領
域にはイエロートナー像51が転写されない。従って、
黒色のトナー像21が形成された領域には、他の色のト
ナー像が重なって形成されることはない。
反発力を、転写バイアス46の電界による力より大きく
設定することにより、図4(b)のように、長さBの領
域にはイエロートナー像51が転写されない。従って、
黒色のトナー像21が形成された領域には、他の色のト
ナー像が重なって形成されることはない。
【0029】上述したように、本発明の第2の実施例に
よれば、中間転写ドラム40上にY、M、C、K、各色
のトナー像を重ねて形成する多重転写方式を採用した画
像形成装置において、第1色目に形成されるトナーの色
を黒にして、中間転写ドラム40に転写する前にその帯
電量を大きくしているので、黒トナー像形成部分に他の
色のトナー像が形成されることがなく、Y、M、C、各
色のページメモリを備えないで、簡単に下色除去を行う
ことができる。
よれば、中間転写ドラム40上にY、M、C、K、各色
のトナー像を重ねて形成する多重転写方式を採用した画
像形成装置において、第1色目に形成されるトナーの色
を黒にして、中間転写ドラム40に転写する前にその帯
電量を大きくしているので、黒トナー像形成部分に他の
色のトナー像が形成されることがなく、Y、M、C、各
色のページメモリを備えないで、簡単に下色除去を行う
ことができる。
【0030】図5は、本発明の第3の実施例に係るカラ
ー画像形成装置の概略構成を示す。図5において、図3
と同じ部品には同じ番号を付けている。図3と異なるの
は、変更帯電器38の代わりに転写変更前帯電器44を
中間転写ドラム40側に設置した点である。
ー画像形成装置の概略構成を示す。図5において、図3
と同じ部品には同じ番号を付けている。図3と異なるの
は、変更帯電器38の代わりに転写変更前帯電器44を
中間転写ドラム40側に設置した点である。
【0031】次に、図5の画像形成装置の動作を説明す
る。第2の実施例と同様に、矢印方向に回転する感光体
ベルト31を、帯電器32で一様に帯電し、露光器33
による画像露光の後、黒現像器34による第1色目のト
ナー像形成が行われて、中間転写ドラム40に転写され
る。
る。第2の実施例と同様に、矢印方向に回転する感光体
ベルト31を、帯電器32で一様に帯電し、露光器33
による画像露光の後、黒現像器34による第1色目のト
ナー像形成が行われて、中間転写ドラム40に転写され
る。
【0032】中間転写ドラム40に転写された黒色のト
ナー像は、転写前変更帯電器44による帯電によってそ
の帯電量が大きくなるように変更される。中間転写ドラ
ム40への黒色のトナー像の転写後、感光体ベルト31
はクリーナ39でクリーニングされる。
ナー像は、転写前変更帯電器44による帯電によってそ
の帯電量が大きくなるように変更される。中間転写ドラ
ム40への黒色のトナー像の転写後、感光体ベルト31
はクリーナ39でクリーニングされる。
【0033】上述した感光体ベルト31へのトナー像形
成を、第2色目ではイエロー現像器35、第3色目では
マゼンタ現像器36、第4色目ではシアン現像器37に
より4回繰り返して中間転写ドラム40へ転写して、中
間転写ドラム40上にカラー画像を形成する。
成を、第2色目ではイエロー現像器35、第3色目では
マゼンタ現像器36、第4色目ではシアン現像器37に
より4回繰り返して中間転写ドラム40へ転写して、中
間転写ドラム40上にカラー画像を形成する。
【0034】なお、第2色目以降のトナー像については
転写前変更帯電器44を動作させない。中間転写ドラム
40上のカラー画像を、転写帯電器41により用紙42
に転写して、定着器45により定着する。
転写前変更帯電器44を動作させない。中間転写ドラム
40上のカラー画像を、転写帯電器41により用紙42
に転写して、定着器45により定着する。
【0035】ここで、黒トナー像50の帯電量は、図4
と同様に、転写前帯電器44の帯電により大きくなって
いるので、長さBの領域でのイエロートナー像51との
トナーの反発力は大きくなっている。
と同様に、転写前帯電器44の帯電により大きくなって
いるので、長さBの領域でのイエロートナー像51との
トナーの反発力は大きくなっている。
【0036】黒トナー像50とイエロートナー像51の
反発力を、転写バイアス46の電界による力より大きく
設定することにより、図4(b)のように長さBの領域
にはイエロートナー51が転写されない。従って、黒色
のトナー像21が形成された領域には、他の色のトナー
像が重なって形成されることはない。
反発力を、転写バイアス46の電界による力より大きく
設定することにより、図4(b)のように長さBの領域
にはイエロートナー51が転写されない。従って、黒色
のトナー像21が形成された領域には、他の色のトナー
像が重なって形成されることはない。
【0037】上述したように、本発明の第3の実施例に
よれば、中間転写ドラム40上にY、M、C、K、各色
のトナー像を重ねて形成する多重転写方式を採用した画
像形成装置において、第1色目に形成されるトナー像の
色を黒にして、中間転写ドラム40の周囲に転写前変更
帯電器44を設け中間転写ドラム40に転写した後にそ
の帯電量を大きくしているので、黒トナー像形成部分に
他の色のトナー像が形成されることがなく、Y、M、
C、各色のページメモリを備えないで、簡単に下色除去
を行うことができる。
よれば、中間転写ドラム40上にY、M、C、K、各色
のトナー像を重ねて形成する多重転写方式を採用した画
像形成装置において、第1色目に形成されるトナー像の
色を黒にして、中間転写ドラム40の周囲に転写前変更
帯電器44を設け中間転写ドラム40に転写した後にそ
の帯電量を大きくしているので、黒トナー像形成部分に
他の色のトナー像が形成されることがなく、Y、M、
C、各色のページメモリを備えないで、簡単に下色除去
を行うことができる。
【0038】図6は、本発明の第4の実施例で、図3の
カラー画像形成装置によるカラー画像形成手順の他の例
を示す。ここでは黒トナーの帯電量と下色除去(UC
R)の割合について述べる。52はイエロートナー像で
ある。図6(a)に示すように、図4と異なる点は、中
間転写ドラム40上の黒トナー像50の帯電量が小さく
なっている(図6ではマイナスを1.5個表示)点であ
る。
カラー画像形成装置によるカラー画像形成手順の他の例
を示す。ここでは黒トナーの帯電量と下色除去(UC
R)の割合について述べる。52はイエロートナー像で
ある。図6(a)に示すように、図4と異なる点は、中
間転写ドラム40上の黒トナー像50の帯電量が小さく
なっている(図6ではマイナスを1.5個表示)点であ
る。
【0039】黒トナー像50の帯電量が小さくなってい
るので、長さBの領域の黒トナー像50とイエロートナ
ー像51の反発力が小さくなって、図6(b)のよう
に、長さBの領域の黒トナー像50の上にイエロートナ
ー像52が薄く転写する。イエロートナー像52の厚さ
は、黒トナー像50の帯電量で変化する。従って、変更
帯電器38を制御することによって、イエロートナー像
52の厚さを制御することができる。
るので、長さBの領域の黒トナー像50とイエロートナ
ー像51の反発力が小さくなって、図6(b)のよう
に、長さBの領域の黒トナー像50の上にイエロートナ
ー像52が薄く転写する。イエロートナー像52の厚さ
は、黒トナー像50の帯電量で変化する。従って、変更
帯電器38を制御することによって、イエロートナー像
52の厚さを制御することができる。
【0040】上述したように、本発明の第4の実施例に
よれば、中間転写ドラム40上にY、M、C、K、各色
のトナー像を重ねて形成する多重転写方式を採用した画
像形成装置において、第1色目に形成されるトナー像の
色を黒にして、中間転写ドラム40に転写する前にその
帯電量を制御しているので、黒トナー像形成部分に他の
色のトナーが形成される量を制御することができ、Y、
M、C、各色のページメモリを備えないで、簡単に下色
除去の割合を制御することができる。
よれば、中間転写ドラム40上にY、M、C、K、各色
のトナー像を重ねて形成する多重転写方式を採用した画
像形成装置において、第1色目に形成されるトナー像の
色を黒にして、中間転写ドラム40に転写する前にその
帯電量を制御しているので、黒トナー像形成部分に他の
色のトナーが形成される量を制御することができ、Y、
M、C、各色のページメモリを備えないで、簡単に下色
除去の割合を制御することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、イエロー、マゼンタ、
シアン各色のページメモリを備えないで、簡単に下色除
去を行うことができる。また、ページメモリが不要なた
め、安価なカラー画像形成装置を提供することができ
る。
シアン各色のページメモリを備えないで、簡単に下色除
去を行うことができる。また、ページメモリが不要なた
め、安価なカラー画像形成装置を提供することができ
る。
【図1】本発明の第1の実施例に係るカラー画像形成装
置の概略構成図である。
置の概略構成図である。
【図2】図1のカラー画像形成装置によるカラー画像形
成手順の説明図である。
成手順の説明図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係るカラー画像形成装
置の概略構成図である。
置の概略構成図である。
【図4】図3のカラー画像形成装置によるカラー画像形
成手順の説明図である。
成手順の説明図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係るカラー画像形成装
置の概略構成図である。
置の概略構成図である。
【図6】本発明の第4の実施例で、図3のカラー画像形
成装置によるカラー画像形成手順の他の例の説明図であ
る。
成装置によるカラー画像形成手順の他の例の説明図であ
る。
1…感光体ドラム、2,32…帯電器、3,33…露光
器、4,34…黒現像器、5,35…イエロー現像器、
6,36…マゼンタ現像器、7,37…シアン現像器、
8,41…転写帯電器、9,42…用紙、10,39,
43…クリーナ、11…画像源、12…画像信号、13
…定着器、21…黒色のトナー像、22…イエローのト
ナー像、31…感光体ベルト、38…変更帯電器、40
…中間転写ドラム、44…転写変更前帯電器、45…定
着器、46…転写バイアス、50…黒トナー像、51,
52…イエロートナー像
器、4,34…黒現像器、5,35…イエロー現像器、
6,36…マゼンタ現像器、7,37…シアン現像器、
8,41…転写帯電器、9,42…用紙、10,39,
43…クリーナ、11…画像源、12…画像信号、13
…定着器、21…黒色のトナー像、22…イエローのト
ナー像、31…感光体ベルト、38…変更帯電器、40
…中間転写ドラム、44…転写変更前帯電器、45…定
着器、46…転写バイアス、50…黒トナー像、51,
52…イエロートナー像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野瀬 敦士 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 深野 善信 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】感光体と、該感光体表面にイエロー、マゼ
ンタ、シアン、黒各色のトナー像を順次形成しカラー画
像を形成するカラー画像形成手段と、前記カラー画像を
転写媒体に転写する転写手段を有するカラー画像形成装
置において、 前記カラー画像形成手段は、前記感光体表面に、前記黒
色の前記トナー像を、第1番目に形成することを特徴と
するカラー画像形成装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記カラー画像形成手
段は、前記感光体を一様に帯電する帯電器と、前記帯電
された前記感光体を画像信号に基づき露光する露光器
と、前記露光により前記感光体に形成された静電潜像に
基づきイエロー、マゼンタ、シアン、黒各色のトナー像
を形成する複数の現像器を有し、前記各現像器による現
像を一巡させることにより前記感光体表面にカラー画像
を形成することを特徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項3】回転感光体と、該回転感光体表面にイエロ
ー、マゼンタ、シアン、黒各色のトナー像を形成するカ
ラー画像形成手段と、前記トナー像を前記回転感光体表
面から転写しカラー画像を形成する中間転写体と、前記
カラー画像を転写媒体に転写する転写手段を有するカラ
ー画像形成装置において、 前記カラー画像形成手段は、前記回転感光体表面に、前
記黒色の前記トナー像を、第1番目に形成することを特
徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項4】請求項3において、前記カラー画像形成手
段は、前記回転感光体を一様に帯電する帯電器と、前記
帯電された前記回転感光体を画像信号に基づき露光する
露光器と、前記露光により形成された静電潜像に基づき
イエロー、マゼンタ、シアン、黒各色のトナー像を形成
する複数の現像器を有し、前記回転感光体が一回転する
毎に前記各現像器によるトナー画像を一づつ、前記回転
感光体表面に形成し、前記中間転写体は、前記形成され
たトナー画像を一づつ転写し順次カラー画像を形成する
することを特徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項5】請求項3または請求項4において、前記カ
ラー画像形成手段は、前記回転感光体表面に形成された
前記黒色のトナー像の帯電量を制御する変更帯電器を有
することを特徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項6】請求項5において、前記変更帯電器は、前
記中間転写体への転写の前で、前記前記回転感光体表面
の近傍に配置されることを特徴とするカラー画像形成装
置。 - 【請求項7】請求項5において、前記変更帯電器は、前
記転写手段の前で、前記中間転写体表面の近傍に配置さ
れることを特徴とするカラー画像形成装置 - 【請求項8】感光体表面にイエロー、マゼンタ、シア
ン、黒各色のトナー像を順次形成しカラー画像を形成す
るカラー画像形成方法において、 前記感光体表面に、前記黒色の前記トナー像を、第1番
目に形成することを特徴とするカラー画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8222462A JPH1063057A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8222462A JPH1063057A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1063057A true JPH1063057A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16782804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8222462A Withdrawn JPH1063057A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1063057A (ja) |
-
1996
- 1996-08-23 JP JP8222462A patent/JPH1063057A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031104 |