JPH1061657A - 不織布ロール - Google Patents

不織布ロール

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JPH1061657A
JPH1061657A JP22244796A JP22244796A JPH1061657A JP H1061657 A JPH1061657 A JP H1061657A JP 22244796 A JP22244796 A JP 22244796A JP 22244796 A JP22244796 A JP 22244796A JP H1061657 A JPH1061657 A JP H1061657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
nonwoven fabric
plate
grip plate
disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP22244796A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Katsura
啓之 桂
Yoshiyuki Kumemura
義幸 久米村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JINSHIYOU KK
Nippon Steel Corp
Original Assignee
JINSHIYOU KK
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by JINSHIYOU KK, Nippon Steel Corp filed Critical JINSHIYOU KK
Priority to JP22244796A priority Critical patent/JPH1061657A/ja
Publication of JPH1061657A publication Critical patent/JPH1061657A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄芯の外周に環状の不織布ディスクを積層さ
せた不織布ロールにおいて、キーを用いずに鉄芯と不織
布ディスクとを固定し、キー溝加工による鉄芯及び不織
布ディスクの強度低下と製造コストの増加を回避する。 【解決手段】 鉄芯の外周に嵌挿された可撓性材料から
なる環状のグリッププレートと不織布ディスクとを交互
に積層させ、この積層体を鉄芯軸方向に押圧して、グリ
ッププレートの内周端部を鉄芯外周に圧接させる。ま
た、環状のグリッププレートの内径を鉄芯外径より小さ
くし、このグリッププレートの内周端部に切り込み加工
を施して鉄芯に嵌挿する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面処理その他の
工程で冷延鋼板等の金属帯板の液切り用、塗料や油の塗
布用等に用いられる不織布ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、不織布ロールは鉄芯の外周に
環状の不織布ディスクを積層して作られているが、鉄芯
と不織布ディスクの間には隙間があって、不織布ディス
クをキーによって鉄芯に固定する方法が採られている。
【0003】すなわち、図3に示すように、従来の不織
布ロールは鉄芯1とキー6と表面ライニング材の不織布
ディスク2から構成されており、鉄芯1と不織布ディス
ク2の双方にキー溝加工が施され、キー6によって両者
が固定されている。キー溝は、鉄芯の重心バランスの関
係から、軸対象に複数個例えば4個程度設けることが必
要である。
【0004】しかし、不織布ディスクにキー溝加工を施
すために、ディスクの製作工程が複雑になると共に、キ
ー溝の切り欠き部の強度が小さくなり、不織布ディスク
の寿命低下の原因となっている。
【0005】また、不織布ロールは表面処理槽の出側の
液切りロールとして多く用いられるため、鉄芯自体の耐
薬品性も問題になる。とくに鉄芯のキー溝部分の腐食が
進行し易く、これが原因で鉄芯の折損事故が発生するこ
とがあり、キー溝を設けることが不織布ロールの寿命低
下とコスト増加の原因となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術の問題点に鑑み、キーを用いずに鉄芯と不織
布ディスクとを簡便に固定しうる不織布ロールを提供す
ることを目的とする。これにより、キー溝加工による鉄
芯及び不織布ディスクの強度低下と製造コストの増加を
回避し、長寿命で低コストの不織布ロールを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたもので、その要旨は、 (1)鉄芯の外周に環状の不織布ディスクを積層させた不
織布ロールであって、可撓性材料からなる環状のグリッ
ププレートを前記鉄芯に締り嵌め状に嵌挿して、該グリ
ッププレートと前記不織布ディスクを積層させ、この積
層体を鉄芯軸方向に押圧して、前記グリッププレートの
内周端部を鉄芯外周に圧接させたことを特徴とする不織
布ロールである。
【0008】(2)また、前記環状のグリッププレートの
内径を前記鉄芯外径より小さくし、かつ該グリッププレ
ートの内周端部に切り込み加工を施して、前記鉄芯に嵌
挿したことを特徴とする前項(1)記載の不織布ロールで
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の不織布ロールの
構造例を示す。図1(b)は、図1(a)のA部の拡大図で
ある。鉄芯1の外周に環状の不織布ディスク2と、環状
のグリッププレート3が交互に挿入され、積層体4が形
成されている。グリッププレート3は、鉄芯1の外周に
締り嵌め状に隙間なく嵌め込まれている。
【0010】グリッププレート3には各種の可撓性の材
料、例えば硬質の合成樹脂、硬質ゴム或いは金属薄板等
を用いることができるが、鉄芯との摩擦係数の大きいも
のを選択することが望ましい。また、不織布ロールは薬
品中に浸漬して使用することが多く、その場合は耐薬品
性も考慮して材料を選定する必要がある。
【0011】環状のグリッププレート3の内径を、鉄芯
1の外径と同一若しくはそれ以下として、これを鉄芯に
嵌挿することにより、グリッププレート3の内周端部に
は、図1に示すように、撓みを生じて鉄芯に対する締め
付け力が働く。
【0012】さらに、不織布ディスク2とグリッププレ
ート3の積層体4を、鉄芯軸方向に押圧することによ
り、グリッププレート3の内周端部は鉄芯1に強く押し
付けられ、その摩擦力によってグリッププレート3と鉄
芯1のすべりが防止される。
【0013】積層体4を押圧する目的は、上記のように
グリッププレートの締め付け力を大きくすると共に、不
織布ディスク2とグリッププレート3の接触面の摩擦力
を増大させ、両者のすべりを防止することにある。この
ような構成をとることにより、キー溝を設けずに、鉄芯
と不織布ディスクの固定を可能にしたことが、本発明の
特徴である。
【0014】図2に、本発明に用いるグリッププレート
の形状の例を示す。グリッププレートの締め付け力を確
保するために、グリッププレートの内径を鉄芯外径より
数mm程度小さくし、さらに鉄芯への嵌挿を容易にするた
めに、グリッププレート3の内周端部に切り込み加工を
施すことが望ましい。
【0015】切り込み加工は、図2(a)に示すようなス
リット加工でもよく、または図2(b)に示すようなクリ
ッピング加工でもよいが、必ずしもこれらに限られな
い。図2(c)は、図2(a)のB部の拡大図である.グリ
ッププレート3の切り込み加工の長さlが大きいほど、
またそのピッチdが小さいほど鉄芯への嵌挿は容易にな
るが、反面鉄芯に対する締め付け力が低下するので、両
者を勘案して適宜l及びdの値を選定する。
【0016】不織布ディスク2とグリッププレート3の
積層体4を鉄芯軸方向に押圧するには、例えば簡易プレ
スを使用する方法や、鉄芯を直立させて錘りを載せる方
法などによることができる。このようにして積層体4に
押圧力が作用している状態で、例えば図1(a)に示すよ
うに、積層体の両端に押え板5を当てがって、これを鉄
芯1に固定することにより、積層体4が加圧された状態
を維持することができる。
【0017】本発明の不織布ロールは、キー溝を設ける
ことなく、鉄芯と不織布ディスクの固定を可能にしたも
ので、これにより鉄芯及び不織布ディスクの強度低下と
寿命の低下を回避し、かつキー溝加工を不要として不織
布ロールの製造コストの低減を図ることができる。
【0018】
【実施例】冷延鋼板の表面処理槽のリンガーロール(液
切り用ロール)に本発明の不織布ロールを使用した。グ
リッププレートには、厚さ1.5mmのポリエチレンシー
トを用いた。外径275mmの鉄芯に対して、内径273
mm、外径325mmのグリッププレートを用い、その内周
端部に長さ10mm、等ピッチ32ケ所のスリット加工を
施した。
【0019】内径275mm、外径400mm、厚さ50mm
の不織布ディスクと、前記のグリッププレートとを交互
に鉄芯外周に積層させて、この積層体を簡易プレスで適
宜押圧して、不織布ディスクの表面硬度が所定の値にな
るように調節した。この作業を数面繰返して、胴長15
24mmの不織布ロールを形成させ、両端の押え板をボル
トで鉄芯に固定した。
【0020】このようにして作成した不織布ロールにお
いて、グリッププレートの鉄芯に対する締め付け力は、
ロール単位長さ当り150kgf/cm以上と推定され、キー
溝を設けることなく、十分なグリップ力を確保すること
ができた。また、本不織布ロールの重心バランスは良好
で、バランス調整を必要としなかった。
【0021】本実施例の不織布ロールを、表面処理槽の
リンガーロールとして6ケ月間使用したが、鉄芯と不織
布ディスクの固定状態は完全に維持されており、使用上
のトラブルは皆無であった。また、本不織布ロールの寿
命は、従来のキー溝加工により固定したものと比較して
充分に延長できることが確められた。
【0022】
【発明の効果】本発明により、不織布ロールにおいてキ
ーを用いずに鉄芯と不織布ディスクとを簡便に固定する
ことが可能になった。これにより、キー溝加工による鉄
芯及び不織布ディスクの強度低下と製造コストの増加を
回避し、長寿命で低コストの不織布ロールを提供するこ
とが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不織布ロールの構造例を示す図であ
る。
【図2】本発明に用いるグリッププレートの形状の例を
示す図である。
【図3】従来のキー溝で固定した不織布ロールの構造例
を示す図である。
【符号の説明】
1 鉄芯 2 不織布ディスク 3 グリッププレート 4 不織布ディスクとグリッププレートの積層体 5 押え板 6 キー l 切り込み加工の長さ d 切り込み加工のピッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄芯の外周に環状の不織布ディスクを積
    層させた不織布ロールであって、可撓性材料からなる環
    状のグリッププレートを前記鉄芯に締り嵌め状に嵌挿し
    て、該グリッププレートと前記不織布ディスクを積層さ
    せ、この積層体を鉄芯軸方向に押圧して、前記グリップ
    プレートの内周端部を鉄芯外周に圧接させたことを特徴
    とする不織布ロール。
  2. 【請求項2】 前記環状のグリッププレートの内径を前
    記鉄芯外径より小さくし、かつ該グリッププレートの内
    周端部に切り込み加工を施して、前記鉄芯に嵌挿したこ
    とを特徴とする請求項1記載の不織布ロール。
JP22244796A 1996-08-23 1996-08-23 不織布ロール Withdrawn JPH1061657A (ja)

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JP22244796A JPH1061657A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 不織布ロール

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JP22244796A Withdrawn JPH1061657A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 不織布ロール

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007098374A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Kowa Co Ltd ロール
JP2009280883A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Kowa Co Ltd ロール及び洗浄装置
JP2010188218A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Kowa Co Ltd ロール及び洗浄装置
KR101258575B1 (ko) * 2012-06-21 2013-05-02 주식회사 제이유코리아 연마용 부직포롤
CN112605632A (zh) * 2020-12-28 2021-04-06 长春希达电子技术有限公司 一种外压力过盈装配制成散热器的方法

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Effective date: 20031104