JPH1061655A - ボールジョイント立設構造体 - Google Patents

ボールジョイント立設構造体

Info

Publication number
JPH1061655A
JPH1061655A JP23259496A JP23259496A JPH1061655A JP H1061655 A JPH1061655 A JP H1061655A JP 23259496 A JP23259496 A JP 23259496A JP 23259496 A JP23259496 A JP 23259496A JP H1061655 A JPH1061655 A JP H1061655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
socket
stud
ball
ball joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23259496A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Nakane
満 中根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OTIX KK
Original Assignee
OTIX KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OTIX KK filed Critical OTIX KK
Priority to JP23259496A priority Critical patent/JPH1061655A/ja
Publication of JPH1061655A publication Critical patent/JPH1061655A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素で製作の容易なボールジョイント立設構
造体の提供。 【解決手段】 球頭部11及びスタッド12からなるボ
ールスタッド10と,ボールスタッド10を立設し球頭
部11を回動自在に支承するソケット部21,31を備
えた板金アームとを有するボールジョイント立設構造体
である。上記板金アームは,端部にソケット部21,3
1を形成すると共にこのソケット部21,31を互いに
接合してなる第1,第2アーム20,30からなり,第
1アーム20のソケット部21には,球頭部11の先端
側を収容し底部側を閉塞した凹状体22が形成されてお
り,一方,第2アーム30のソケット部31には,スタ
ッド10を挿通する開口部321を設けた凸状のキャッ
プ32が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,自動車の懸架装置等に用いるこ
との出来るボールジョイント立設構造体に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】自動車の懸架装置には,回動自在のボール
ジョイントをアームに立設したボールジョイント立設構
造体が用いられている。懸架装置に用いられているサス
ペンションアームは,図6,図7に示すように,板金製
のアーム95にボールジョイント90を固定する。ボー
ルジョイント90は,図6に示すように,球頭部911
及びスタッド912からなるボールスタッド91と,ソ
ケット92及びキャップ93の結合体とを有している。
そして,ソケット92及びキャップ93は,ボールスタ
ッド91の球頭部911を回動自在に支承する。
【0003】そして,球頭部911とソケット92及び
キャップ93との間には,カップ状のシート94が介設
されている。また,塵埃等の進入を防止するために,ゴ
ム製のダストカバー96等を適宜装着する。同図におい
て,符号98はソケット92とキャップ93とダストカ
バー96とを固定するホルダーである。
【0004】上記構造体の組付けは,始めに,球頭部9
11にシート94を装着したボールスタッド91を,ソ
ケット92の内面に当接させる。そして,環状のキャッ
プ93をスタッド912の端部から嵌め込み,キャップ
93とソケット92の接合面を密着させ,塵埃や水等が
進入しないように接合部の周囲にシール材等を取り付け
る。続いて,キャップ93とソケット92との接合部の
外周の数箇所において,ホルダー98をかしめてキャッ
プ93とソケット92とダストカバー96とを強く押さ
えつけて固定する。
【0005】その後,ボールジョイント90をアーム9
5に固定する。例えば,図6に示すように,ボールジョ
イント90は,ボルト991とナット992とによりア
ーム95に固定される。または,図7に示すように,ソ
ケット92の外周にローレット925を加工し,アーム
95に圧入した後,スナップリング97で固定する。或
いは,溶接やリベット等により一体化される。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のボ
ールジョイント立設構造体には,次のような問題点があ
る。それは,板金製のアーム95とボールジョイント9
0とは別個に製作され,部品の点数が多く,また両部材
90,95の組付けが必要であり,製造コストも高くな
るということである。本発明は,かかる従来の問題点に
鑑みてなされたものであり,全体が簡素に構成され,製
作の容易なボールジョイント立設構造体を提供しようと
するものである。
【0007】
【課題の解決手段】本願の発明は,球頭部及びスタッド
からなるボールスタッドと,該ボールスタッドを立設し
その球頭部を回動自在に支承するソケット部を備えた板
金製のアームとを有するボールジョイント立設構造体で
あって,上記アームは,端部に上記ソケット部を形成す
ると共にこのソケット部を互いに接合してなる第1のア
ーム及び第2のアームからなり,上記第1アームのソケ
ット部には,球頭部の先端側を収容し底部側を閉塞した
凹状体が形成されており,一方,上記第2アームのソケ
ット部には,上記スタッドを挿通する開口部を設けた凸
状のキャップが形成されており,上記凹状体及びキャッ
プと球頭部との間には,軸受用のシートが介設されてい
ることを特徴とするボールジョイント立設構造体にあ
る。
【0008】本発明において最も注目すべきことは,ボ
ールスタッドを装着するアームは第1,第2アームから
なり,そして,第1アーム及び第2アームのそれぞれに
ソケット部が形成されており,このソケット部を接合し
て両アームが一体化されていることである。そして,第
1アームのソケット部には,球頭部の先端側を収容し底
部側を閉塞した凹状体が形成されており,一方,上記第
2アームのソケット部には,上記スタッドを挿通する開
口部を設けた凸状のキャップが形成されている(図3参
照)。
【0009】即ち,従来装置のように,ボールスタッド
を支承するソケットとキャップとがアームと別体ではな
く,アームの一部として一体的に形成されている。そし
て,それぞれのソケット部は,底部側を閉塞した凹状体
と開口部を設けた凸状のキャップであるから,板金製の
アームをプレス加工する際に,プレス加工により本体と
同時に製作することができる。
【0010】そのため,従来装置よりも部品の個数が減
少し,かつ従来装置のようにボールジョイント単独の組
付けとアームへの組付けの2段階の組付け工程とならな
いから,組付けの工数が全体として減少する。そのた
め,製造コストが従来品に比べて減少する。上記のよう
に,本発明によれば,全体が簡素に構成され,製作の容
易なボールジョイント立設構造体を提供することができ
る。
【0011】上記ボールジョイント立設構造体は,例え
ば請求項2記載のように,自動車の懸架装置のサスペン
ションアームに用いることが出来る。即ち,第1,第2
アームとを互いに所定の角度つけて延設し,第1,第2
アームの他端部にブッシュを圧入するリング部を形成
し,サスペンションアームとする(図1,図2参照)。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施形態例 本例は,図1,図2に示すように,球頭部11及びスタ
ッド12からなるボールスタッド10と,ボールスタッ
ド10を立設しその球頭部を回動自在に支承するソケッ
ト部21,31を備えた板金製のアームとを有する自動
車の懸架装置のサスペンションアーム1である。上記ア
ームは,端部にソケット部21,31を形成すると共に
このソケット部21,31を互いに接合してなる第1の
アーム20及び第2のアーム30とからなる。
【0013】そして,第1アーム20のソケット部21
には,球頭部11の先端側を収容し底部側を閉塞した凹
状体22が形成されており,一方,第2アーム30のソ
ケット部31には,スタッド12を挿通する開口部32
1を設けた凸状のキャップ32が形成されている。ま
た,凹状体22及びキャップ32と球頭部11との間に
は,軸受用のシート13が介設されている。そして,第
1,第2アーム20,30は,図2に示すように,互い
に90度前後の角度をなすようにボールスタッド10の
両側に延設されており,第1,第2アーム20,30の
他端部には,ブッシュを圧入するリング部25,35が
形成されている。
【0014】また,図1,図3に示すように,第2アー
ム30とスタッド12との間にゴム製のダストカバー1
6が取り付けられており,塵埃や水分等が内部に進入し
ないようにしてある。第1アーム20及び第2アーム3
0は,その両端部を除き,図5に示すように両側を折り
曲げた板体である。そして,片端部には,図3に示すよ
うに,ソケット部21,31が形成され,他端部には,
図4に示すように,リング部25,35が形成されてい
る。
【0015】そして,第1アーム20は,一枚の板材か
らそのソケット21と共にプレス加工により成形され,
第2アーム30も同様に一枚の板材からそのソケット3
1と共にプレス加工により成形される。そして,全体の
組付けは,次のような手順て行われる。始めに,球頭部
11にシート13を装着したボールスタッド10を,第
1アーム20の凹状体22の底面に当接させる。
【0016】次に,第2アーム30のキャップ32の開
口部321をスタッド12の上端部から嵌め込み,図3
に示すように,キャップ32に対し直角方向にに延びる
板面300と凹状体22から直角方向にに延びる板面2
00とを密着,接合し,接合部の外周の数箇所において
リベット41で両アーム20,30を一体化する。
【0017】上記のように,本例のサスペンションアー
ム1は,アーム20,30とソケット部21,31とが
1回のプレス工程により成形可能である。また,組付け
工程は,ボールスタッド10とアーム20,30とを,
2回に分けることなく1度で組付けることができる。そ
のため,製造コストが従来品に比べて大幅に減少する。
上記のように,本例によれば,全体が簡素に構成され,
製作の容易なボールジョイントを立設したサスペンショ
ンアーム1を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】上記のように,本発明によれば,全体が
簡素に構成され,製作の容易なボールジョイント立設構
造体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例のボールジョイント立設構造体の部
分断面正面図。
【図2】図2の下面図。
【図3】図2のA−A矢視線断面図。
【図4】図2のB−B矢視線断面図。
【図5】図2のC−C矢視線断面図。
【図6】従来のボールジョイント立設構造体の断面図。
【図7】従来の他のボールジョイント立設構造体の断面
図。
【符号の説明】
1...ボールジョイント立設構造体, 10...ボールスタッド, 11...球頭部, 12...スタッド, 20...第1アーム, 21,31...ソケット部, 22...凹状体, 30...第2アーム, 32...キャップ, 321...開口部,

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球頭部及びスタッドからなるボールスタ
    ッドと,該ボールスタッドを立設しその球頭部を回動自
    在に支承するソケット部を備えた板金製のアームとを有
    するボールジョイント立設構造体であって,上記アーム
    は,端部に上記ソケット部を形成すると共にこのソケッ
    ト部を互いに接合してなる第1のアーム及び第2のアー
    ムからなり,上記第1アームのソケット部には,球頭部
    の先端側を収容し底部側を閉塞した凹状体が形成されて
    おり,一方,上記第2アームのソケット部には,上記ス
    タッドを挿通する開口部を設けた凸状のキャップが形成
    されており,上記凹状体及びキャップと球頭部との間に
    は,軸受用のシートが介設されていることを特徴とする
    ボールジョイント立設構造体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のボールジョイント立設構
    造体において,前記第1アーム及び第2アームは,互い
    に0度から90度の範囲の角度をなすようにソケット部
    から延設されていると共に,第1,第2アームの他端部
    には,ブッシュを圧入するリング部が形成されているこ
    とを特徴とする自動車の懸架装置のサスペンションアー
    ム。
JP23259496A 1996-08-13 1996-08-13 ボールジョイント立設構造体 Pending JPH1061655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23259496A JPH1061655A (ja) 1996-08-13 1996-08-13 ボールジョイント立設構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23259496A JPH1061655A (ja) 1996-08-13 1996-08-13 ボールジョイント立設構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1061655A true JPH1061655A (ja) 1998-03-06

Family

ID=16941813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23259496A Pending JPH1061655A (ja) 1996-08-13 1996-08-13 ボールジョイント立設構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1061655A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005517870A (ja) * 2002-02-15 2005-06-16 ツェットエフ レムフェルダー メタルヴァーレン アクチエンゲゼルシャフト ボールジョイントを少なくとも1つの接続部分に組み付けるための方法および装置
CN110539597A (zh) * 2018-05-28 2019-12-06 天津市冠通汽车部件制造有限公司 一种可多角度转动的下摆臂

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005517870A (ja) * 2002-02-15 2005-06-16 ツェットエフ レムフェルダー メタルヴァーレン アクチエンゲゼルシャフト ボールジョイントを少なくとも1つの接続部分に組み付けるための方法および装置
CN110539597A (zh) * 2018-05-28 2019-12-06 天津市冠通汽车部件制造有限公司 一种可多角度转动的下摆臂

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2601387Y2 (ja) ボールジョイント
CA2047144C (en) End connector assembly with ball head captive in socket bearing and shell housing and method of assembly
US6042294A (en) Ball joint having rotational and axial movement
JPH04258520A (ja) 玉継手
JPH08109920A (ja) ボールジョイント
JPH01306372A (ja) タイロッドエンド
JPH1061655A (ja) ボールジョイント立設構造体
JPS6227707Y2 (ja)
JPH08127220A (ja) 自動車用スタビライザーバー
JPH1037945A (ja) ボールジョイント支持構造
JPH1037944A (ja) ボールジョイント構造体
JPH068643B2 (ja) ボ−ルジョイントの製造方法
JP2001323923A5 (ja)
JPH03534B2 (ja)
JPH0245081Y2 (ja)
JPH0925927A (ja) 玉継手
JPH058225Y2 (ja)
JP2000310216A (ja) ボールジョイントおよび継手装置
JPS6347190Y2 (ja)
JPH051094B2 (ja)
JPH0113824Y2 (ja)
JPH02109022U (ja)
JPS63315312A (ja) ストラットマウントインシュレ−タ
JPH10100628A (ja) 車両用サスペンションアーム
JP2002181029A (ja) 軸継手装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060314