JP2002181029A - 軸継手装置 - Google Patents

軸継手装置

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JP2002181029A
JP2002181029A JP2000378371A JP2000378371A JP2002181029A JP 2002181029 A JP2002181029 A JP 2002181029A JP 2000378371 A JP2000378371 A JP 2000378371A JP 2000378371 A JP2000378371 A JP 2000378371A JP 2002181029 A JP2002181029 A JP 2002181029A
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Tomohiko Maeyama
智彦 前山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球面軸継手の軸方向の寸法を低減する。 【解決手段】 球面軸継手1はドラッグリンクエンド1
1に開設されて上部に略半球形の凹球面部13が形成さ
れた軸受凹部12と、球面軸20の下端部に形成された
凸球面部21と、アッパシート部31およびロアシート
部32で形成された凹球面部33が凸球面部21に摺動
自在に嵌合され軸受凹部12に嵌入された軸受部材30
と、軸受部材30の軸受凹部12の下端開口側の外面に
配設されたクッション部材40と、軸受凹部12の下端
開口に固定されてクッション部材40を圧縮変形させる
エンドキャップ50とによって構成されている。 【効果】 凸球面部は軸受凹部にクッション部材の弾性
力で軸受部材を介して押接されるため、ガタを防止した
状態で軸受凹部に三次元方向に回動自在に支承され、軸
方向の寸法を短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸継手装置に関
し、特に、第一の継手部材と第二の継手部材との間に介
設された軸受部材の支持構造の改良に係り、例えば、自
動車に搭載されるステアリングシステムのドラッグリン
クやタイロッドおよびサスペンションのリンクに利用し
て有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載されるステアリングシステ
ムのドラッグリンクやタイロッドおよびサスペンション
のリンクにおいては、その両端部に球面軸継手装置がそ
れぞれ設けられている。
【0003】従来のこの種の球面軸継手装置として、次
のように製造されるものがある。ナックルアームまたは
ピットマンアームに固定される球面軸はその凸球面部に
アッパベアリング(上側軸受部材)が嵌合された状態
で、ロッドまたはリンクケージの端部(エンド)に開設
された軸受凹部に挿入される。他方、エンドキャップの
上にスプリングが載せられ、スプリングの上にロアベア
リング(下側軸受部材)がスプリングシートを介して載
せられた組立体が別のサブアッセンブリ工程において準
備される。そして、組立体は球面軸が挿入された軸受凹
部に挿入されてロアベアリングが軸部の下端面に当接さ
れ、軸受凹部の開口部に形成された段部がかしめ加工さ
れることにより固定される。
【0004】この球面軸継手装置において、球面軸は凸
球面部が軸受凹部にアッパベアリングおよびロアベアリ
ングを介して三次元方向に回動自在に支持されていると
ともに、アッパベアリングおよびロアベアリングは軸受
凹部にスプリングによってガタツキなく押し付けられた
状態になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た球面軸継手装置においては、軸受凹部によって球面軸
を支承するのにアッパベアリング、ロアベアリング、ス
プリングシート、スプリングおよびエンドキャップが使
用されているため、軸方向の寸法が大きくなるという問
題点がある。
【0006】本発明の目的は、軸方向の寸法を低減する
ことにより車両の最低地上高を高くすることのできる軸
継手装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第一の軸継
手装置は、一端部に略半球形の凹球面部が形成された軸
受凹部を有する第一の継手部材と、凸球面部を有する第
二の継手部材と前記第一の継手部材の軸受凹部に嵌入さ
れるとともに前記第二の継手部材の凸球面部に摺動自在
に嵌合され、アッパシート部およびロアシート部を有す
る軸受部材と、前記軸受部材の前記軸受凹部の凹球面部
と反対側の主面に配設されたクッション部材と、前記軸
受凹部の凹球面部と反対側に固定されて前記クッション
部材を圧縮変形させるエンドキャップとを備えている。
【0008】この第一の手段によれば、凸球面部が軸受
凹部にクッション部材の弾性力によって軸受部材を介し
て押し付けられるため、凸球面部、軸受凹部および軸受
部材のガタは発生しない。凸球面部は軸受凹部に軸受部
材、クッション部材およびエンドキャップによって回動
自在に支承されているため、第一の継手部材は第二の継
手部材に最小限度の部品点数をもって組み付けられてい
ることになり、軸方向の寸法は短縮されることになる。
【0009】本発明に係る第二の軸継手装置は、一端部
に略半球形の凹球面部が形成された軸受凹部を有する第
一の継手部材と、同一の球心をもってそれぞれ形成され
た大径凸球面部と小径凸球面部とを有する第二の継手部
材と、前記第一の継手部材に形成された軸受凹部に嵌入
されるとともに前記第二の継手部材に形成された大径凸
球面部に摺動自在に嵌合された第一の軸受部材と、前記
第二の継手部材に形成された小径凸球面部に摺動自在に
当接された第二の軸受部材と、前記第二の軸受部材の前
記小径凸球面部と反対側の主面に配設されたクッション
部材と、前記軸受凹部の凹球面部と反対側に固定されて
前記クッション部材を圧縮変形させるエンドキャップと
を備えている。
【0010】この第二の手段によれば、小径凸球面部が
形成されているため、軸方向の寸法をきわめて小さくす
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に即して説明する。
【0012】本実施の形態に係る軸継手装置は自動車用
のドラッグリンクに使用されるものとして構成されてお
り、三次元方向の回動を確保するように構成されてい
る。すなわち、図1に示されているように、軸継手装置
1は第一の継手部材としてのドラッグリンク10と、第
二の継手部材としての球面軸20と、アッパベアリング
とロアベアリングとを一体化した軸受部材30と、クッ
ション部材40と、エンドキャップ50と、ダストカバ
ー60とを備えている。次に、各構成部品の構成を図1
および図2について順に説明する。
【0013】図2(a)に示されているように、ドラッ
グリンク10のエンド(以下、ドラッグリンクエンドと
いう。)11には略円柱形の中空形状に形成された軸受
凹部12がその端部に配されて長手方向と直交する方向
に貫通するように開設されている。軸受凹部12の一端
部(以下、上端部とする。)には半球形の凹球面部13
が形成されており、軸受凹部12の下端部には円柱内周
面形の円柱内周面部14が形成されている。ドラッグリ
ンクエンド11の円柱内周面部14の下側にはエンドキ
ャップ取付部15が円柱内周面部14の内径よりも大径
の円柱内周面形に形成されており、エンドキャップ取付
部15の下側には短尺の円筒形状の被かしめ部16が同
心に配されて垂直方向下向きに突設されている。
【0014】図1に示されているように、球面軸20は
略球体(ボール)形状に形成された軸部としての凸球面
部21を備えており、凸球面部21には連結部22が凸
球面部21の球心の延長線上に沿うように突設されてい
る。連結部22の中間部には雄テーパ部23が形成され
ており、雄テーパ部23は組付部材としてのナックルア
ームまたはピットマンアーム(以下、アーム部材とい
う。)25に開設されたテーパ孔26内に挿通されるよ
うになっている。球面軸20の雄テーパ部23の上には
雄ねじ部24が形成されており、雄ねじ部24に締結さ
れたナット27によって球面軸20がアーム部材25に
固定されるようになっている。
【0015】軸受部材30はポリアセタール樹脂が使用
されてアッパシート部31とロアシート部32とが一体
成形されており、軸受凹部12に嵌入されるグリース給
脂式軸受構造および球面軸受構造に構成されている。す
なわち、図2(b)に示されているように、軸受部材3
0はポリアセタール樹脂が使用されて全体的に上下端部
が平行に切り欠かれた球形の中空体に一体成形されてお
り、アッパシート部31の内側球面とロアシート部32
の内側球面とが軸受部材30の球形中空体の内形である
凹球面部33を構成している。凹球面部33は球面軸2
0の凸球面部21に対応されており、凸球面部21を略
全体的に包囲し得るように設定されている。アッパシー
ト部31の外周によって軸受凹部12に嵌入する嵌入部
34が形成されており、嵌入部34の外形は軸受凹部1
2における半球形の凹球面部13と円柱内周面部14と
に対応した形状に形成されている。
【0016】アッパシート部31には上側スリット35
が複数条(本実施の形態では四条)、アッパシート部3
1の開口部31aの周方向に等間隔(本実施の形態では
90度)に配置されて、開口部31aと交差する方向で
凹球面部33と同心円に切り込まれている。ロアシート
部32には下側スリット36が複数条(本実施の形態で
は四条)、ロアシート部32の開口部32aの周方向に
等間隔(本実施の形態では90度)に配置されて、開口
部32aと交差する方向で凹球面部33と同心円に切り
込まれている。軸受部材30の外周におけるアッパシー
ト部31とロアシート部32との境目には環状溝37が
開口部31a、32aと平行に配置されてV字形状に没
設されており、軸受部材30に環状溝37を設けること
により軸受部材30に薄肉状の部分を形成し、球面軸2
0から荷重を受けたときにアッパシート部31とロアシ
ート部32とが相対的に変形し易いようにした、所謂フ
ィルムヒンジ38が形成されている。軸受部材30の環
状溝37の上側には円形リング形状の鍔部39が開口部
31a、32aと平行に径方向外向きに突設されてお
り、鍔部39の外径はドラッグリンクエンド11のエン
ドキャップ取付部15の内径よりも小径に設定されてい
る。
【0017】クッション部材40はゴムまたは樹脂の弾
性体が使用されて、自然状態において図2(c)に示さ
れているように球形中空体の一部を平行に切り欠いた円
形の皿形状に形成されており、クッション部材40の厚
さや形状は軸継手装置1への組付状態において軸受部材
30とエンドキャップ50との間に収納されて圧縮変形
されるように設定されている。クッション部材40の皿
形状の底の中心にはテーパ孔41が下方窄まりに開設さ
れている。
【0018】エンドキャップ50は剛性を有する金属ま
たは樹脂が使用されて、図2(d)に示されているよう
に多面形中空体の一部を平行に切り欠いた円形の皿形状
に形成されている。エンドキャップ50の皿形状の上端
開口部51の外周には円形リング形状の鍔部52が径方
向外向きに突設されており、鍔部52の外径はドラッグ
リンクエンド11のエンドキャップ取付部15の内径よ
りも若干小さめに設定されている。エンドキャップ50
の皿形状の底の中心には円錐台形状の位置決め部54が
軸方向上向きに突設されている。
【0019】図1に示されているように、ダストカバー
60は防塵用のカバーとして、ゴムまたは樹脂等の可撓
性を有する材料が用いられて大略袋形状に形成されてお
り、球面軸20とドラッグリンクエンド11との間に軸
受凹部12の上面開口を被覆するように装着されるよう
になっている。ダストカバー60の中間部には蛇腹部6
1が断面「つ」字形状に一体成形されており、この蛇腹
部61は軸心方向(上下方向)に開閉変形することによ
り、アーム部材25とドラッグリンクエンド11との間
の相対変位を吸収するようになっている。
【0020】次に、前記構成に係る部品の組付作業を説
明することにより、本実施の形態に係る軸継手装置1の
構成を図1について説明する。
【0021】予め、軸受部材30が球面軸20の凸球面
部21に装着される。すなわち、凸球面部21が軸受部
材30の上端開口部31aから凹球面部33に押し込ま
れる。この際、アッパシート部31に上側スリット35
が開設されているため、アッパシート部31が凸球面部
21の押し込みに伴って拡開され、凸球面部21の最大
径部が通過した後に閉じることにより、凹球面部33は
凸球面部21に全体的に密着した状態になる。
【0022】軸受部材30が装着された球面軸20はド
ラッグリンクエンド11の軸受凹部12の下端開口から
挿入される。これにより、軸受部材30はドラッグリン
クエンド11の軸受凹部12内面と球面軸20の凸球面
部21の外面との間に挟み込まれた状態になる。
【0023】次に、クッション部材40が軸受凹部12
の軸受部材30の下側空間に挿入されて軸受部材30の
下端部の外周に当てがわれた後に、エンドキャップ50
がエンドキャップ取付部15に嵌入されるとともに、被
かしめ部16が径方向内向きにかしめ加工されることに
よって固定部17が形成される。このエンドキャップ5
0のかしめ加工による固定部17によってエンドキャッ
プ50の鍔部52および軸受部材30の鍔部39がドラ
ッグリンクエンド11に固定される。
【0024】このエンドキャップ50の固定により、ク
ッション部材40は軸受部材30の下面とエンドキャッ
プ50の上面との間において圧縮変形され、圧縮変形さ
れたクッション部材40はエンドキャップ50に反力を
とって軸受部材30の凹球面部33を球面軸20の凸球
面部21に押接させる。この際、ロアシート部32には
下側スリット36が開設されているとともに、環状溝3
7によるフィルムヒンジ38が形成されているため、ク
ッション部材40の弾性力によって径方向内向きに押さ
れて撓むことにより、凹球面部33を凸球面部21に確
実に押接させることができる。
【0025】次いで、ダストカバー60が球面軸20と
ドラッグリンクエンド11との間に軸受凹部12の上面
開口を被覆するように装着される。そして、球面軸20
の雄テーパ部23がアーム部材25のテーパ孔26に挿
通され、ナット27が雄ねじ部24に螺合されて球面軸
20がアーム部材25に固定される。
【0026】前記実施の形態によれば、次の効果が得ら
れる。
【0027】1) 軸受部材と、軸受凹部にかしめ付けら
れたエンドキャップと、エンドキャップに反力をとって
凸球面部を軸受凹部に軸受部材を介して押し付けるクッ
ション部材とにより、球面軸を軸受凹部に三次元方向に
回動自在に支承することができるため、軸継手装置の部
品点数および軸方向の寸法を低減することができるとと
もに、軸継手装置の製造コストを低減することができ
る。
【0028】2) 軸受部材の凹球面部を球面軸の凸球面
部にエンドキャップに反力をとったクッション部材によ
って弾性的に押接させることにより、軸受凹部と凹球面
部と凸球面部との相互間にガタが発生するのを防止する
ことができるため、軸継手装置の性能や品質、信頼性お
よび耐久性を高めることができる。
【0029】3) 軸受部材をアッパシート部とロアシー
ト部とによって構成することにより、受圧面積を増加さ
せることができるとともに、回転および揺動トルクを低
減することができるため、軸継手装置の性能や品質、信
頼性および耐久性をより一層高めることができる。
【0030】次に、第二の発明の実施の形態について説
明する。図3は第二の発明の実施の形態である軸継手装
置を示す一部切断正面図である。本実施の形態に係る軸
継手装置2が前記第一の発明の実施の形態に係る軸継手
装置1と異なる点は、球面軸20の凸球面部が大径凸球
面部21Aと小径凸球面部21Bとから構成されてお
り、軸受部材が大径凸球面部21Aに対応する第一の軸
受部材としての上側軸受部材30Aと、小径凸球面部2
1Bに対応する第二の軸受部材としての下側軸受部材3
0Bとに分割されている点である。
【0031】すなわち、図3に示されているように、大
径凸球面部21Aは球面軸20の連結部22側部分であ
る上部に配置され、外径が大径凸球面部21Aよりも小
径の小径凸球面部21Bは連結部22と反対側部分であ
る下部に配置されており、大径凸球面部21Aの球心と
小径凸球面部21Bの球心とは一致されている。上側軸
受部材30Aの凹球面部33Aの内径は大径凸球面部2
1Aの外径と一致されており、下側軸受部材30Bの中
央部に形成された凹球面部33Bの内径は小径凸球面部
21Bの外径と一致されている。下側軸受部材30Bの
凹球面部33Bの外側には大径凸球面部21Aのエッジ
を逃げるための逃げ部37Bが環状溝形状に軸方向下向
きに膨出形成されている。
【0032】本実施の形態に係る軸継手装置2が組み立
てられるに際しては、予め、上側軸受部材30Aが大径
凸球面部21Aに装着される。上側軸受部材30Aが装
着された球面軸20はドラッグリンクエンド11の軸受
凹部12に下端開口から挿入される。これにより、上側
軸受部材30Aはドラッグリンクエンド11の軸受凹部
12の半球形の凹球面部13の内面と大径凸球面部21
Aの外面との間に挟み込まれた状態になる。
【0033】次いで、下側軸受部材30Bが小径凸球面
部21Bに下方から当接されるとともに、クッション部
材40が下側軸受部材30Bの下面に当てがわれた後
に、エンドキャップ53がエンドキャップ取付部15A
に嵌入されるとともに、被かしめ部16が径方向内向き
にかしめ加工されることによって固定部17Aが形成さ
れる。この固定部17Aによってエンドキャップ53の
外周部55、上側軸受部材30Aの鍔部39A、下側軸
受部材30Bの鍔部39Bがドラッグリンクエンド11
に固定される。そして、クッション部材40は下側軸受
部材30Bの下面とエンドキャップ53の上面との間に
おいて圧縮変形されることにより、エンドキャップ53
に反力をとって上側軸受部材30Aの凹球面部33Aを
大径凸球面部21Aに押接させ、下側軸受部材30Bの
凹球面部33Bを小径凸球面部21Bに押接させる。
【0034】本実施の形態によれば、小径凸球面部21
Bが形成されていることにより、軸継手装置2の軸方向
の寸法をより一層短く構成することができる。
【0035】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々に変更が可能であることはいうまでもない。
【0036】例えば、スリットの条数は四条に設定する
に限らず、二条、三条または五条以上に設定してもよ
い。
【0037】本発明に係る軸継手装置は、ステアリング
のドラッグリンクやタイロッドに適用するに限らず、サ
スペンションのリンク等にも適用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
軸継手装置の軸方向の寸法を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の発明の一実施の形態である軸継手装置を
示す正面断面図である。
【図2】主要部品の各正面断面図であり、(a)はドラ
ッグリンク、(b)は軸受部材、(c)はクッション部
材、(d)はエンドキャップをそれぞれ示している。
【図3】第二の発明の実施の形態である軸継手装置を示
す一部切断正面図である。
【符号の説明】
1…軸継手装置、10…ドラッグリンク(第一の継手部
材)、11…ドラッグリンクエンド、12…軸受凹部、
13…凹球面部、14…円柱内周面部、15…エンドキ
ャップ取付部、16…被かしめ部、17…固定部、20
…球面軸(第二の継手部材)、21…凸球面部、22…
連結部、23…雄テーパ部、24…雄ねじ部、25…ア
ーム部材(ピットマンアーム)、26…テーパ孔、27
…ナット、30…軸受部材、31…アッパシート部、3
2…ロアシート部、33…凹球面部、34…嵌入部、3
5…上側スリット、36…下側スリット、37…環状
溝、38…フィルムヒンジ、39…鍔部、40…クッシ
ョン部材、41…テーパ孔、50…エンドキャップ、5
1…上端開口部、52…鍔部、53…エンドキャップ、
60…ダストカバー、61…蛇腹部、21A…大径凸球
面部、21B…小径凸球面部、30A…上側軸受部材
(第一の軸受部材)、30B…下側軸受部材(第二の軸
受部材)、33A…上側軸受部材の凹球面部、33B…
下側軸受部材の凹球面部、37B…逃げ部、54…位置
決め部、55…外周部、2…第二の発明の実施の形態で
ある軸継手装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に略半球形の凹球面部が形成され
    た軸受凹部を有する第一の継手部材と、凸球面部を有す
    る第二の継手部材と、前記第一の継手部材の軸受凹部に
    嵌入されるとともに、前記第二の継手部材の凸球面部に
    摺動自在に嵌合され、アッパシート部およびロアシート
    部を有する軸受部材と、前記軸受部材の前記軸受凹部の
    凹球面部と反対側の主面に配設されたクッション部材
    と、前記軸受凹部の凹球面部と反対側に固定されて前記
    クッション部材を圧縮変形させるエンドキャップとを備
    えている軸継手装置。
  2. 【請求項2】 一端部に略半球形の凹球面部が形成され
    た軸受凹部を有する第一の継手部材と、同一の球心をも
    ってそれぞれ形成された大径凸球面部と小径凸球面部と
    を有する第二の継手部材と、前記第一の継手部材に形成
    された軸受凹部に嵌入されるとともに前記第二の継手部
    材に形成された大径凸球面部に摺動自在に嵌合された第
    一の軸受部材と、前記第二の継手部材に形成された小径
    凸球面部に摺動自在に当接された第二の軸受部材と、前
    記第二の軸受部材の前記小径凸球面部と反対側の主面に
    配設されたクッション部材と、前記軸受凹部の凹球面部
    と反対側に固定されて前記クッション部材を圧縮変形さ
    せるエンドキャップとを備えている軸継手装置。
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