JP3549056B2 - スタビライザ用ボールジョイント - Google Patents

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    • B60G2206/10Constructional features of arms
    • B60G2206/11Constructional features of arms the arm being a radius or track or torque or steering rod or stabiliser end link

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車の車体側に回転可能に取付けられたスタビライザを懸架アーム側に連結するスタビライザ用ボールジョイントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のスタビライザは、車体のロールに対しては該ロールに抵抗するモーメントを生じ、車体の上下振動に対してはバネ作用をしないように懸架アームと車体との間に取付けられたトーションバー・バネで、車体のロールを少なくして走行安定性の向上を計ることを目的とするものである。そして、一般にはU字形に曲げたバーの中央部をトーションバー・バネとして、両端部をその腕として使うもので、両端腕部はボールジョイントを介して懸架アームに取付けられ、中央部は車体に回転自在にゴムクッション又はゴムブッシュを介して取付けられるものである。
【0003】
このスタビライザの両端腕部を懸架アームに取付ける際に使用されるボールジョイント、すなわちスタビライザ用ボールジョイントとしては、例えば図6に示す構造のものがある。
図において、鋼製連結桿1の端部にそれぞれ一体に固定(溶接)された鋼製ソケット2内には、ボールスタッド3の球状ヘッド3aを嵌合抱持した合成樹脂製ボールシート4が該シート開口部の端面4aを該ソケット2の端部環状突当て部2aに当接させ、該シート底面部4bを該ソケット2の底部開口部を閉塞して該ソケット2にカシメ固定された閉鎖板5に押圧されて配されている。
そして、上記ボールジョイントの一方のボールスタッド3がスタビライザの両端腕部にそれぞれ連結され、他方のボールスタッド3が懸架アームにそれぞれ連結されて配され、車輪側からの入力をスタビライザに伝達するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したボールジョイントにおいて、鋼製連結桿の端部にそれぞれ固定された鋼製ソケットは、通常冷間鍛造にて形成されているため、ソケット内、外径の同心度、同軸度が出にくく、例えば内径20mmのソケットにおいては最大0.5mmの同軸度の寸法精度にバラツキを生じ、とくに合成樹脂製ボールシートが嵌合固定されるソケット内面は寸法精度がきびしく要求されることから、成形後、機械加工による仕上げ加工を必要とすること、ボールスタッドの球状ヘッドを嵌合抱持した合成樹脂製ボールシートをソケット内に押圧固定する閉鎖板をソケット端部でカシメ固定する構成であるため自ずから部品点数が多くなること、仕上げ加工および部品点数の面から必然的にコスト高となること、などの問題点、また副次的ではあるが、冷間鍛造法においては成形型の寿命が短く、例えば内径20mmのソケットの製造においては5〜6万ショット毎に型のメンテナンスを必要とし、高精度を維持するためには頻繁に型の交換を必要とするなどの問題もある。
【0005】
また、上記ボールジョイントにおいて、球状ヘッドを嵌合抱持するボールシートに合成樹脂を使用する場合は、シート凹球面の特殊な形状および材質面から精度を出しにくいの実情で、前記ソケットの寸法精度のバラツキとの相乗作用で、シートの荷重負担分布が不均一であったり、所定の設計トルクが得られなかったり、さらにはシートの耐摩耗性を低減させたり、など性能上の問題も出現し、ソケットの寸法精度は重要な要素となる。
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、所定の設計トルクが得られ、かつ部品点数が少なく、コスト低減を実現し得るスタビライザ用ボールジョイントを得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本発明は、つぎの構成を採る。すなわち、本発明の第1の構成は、車体側に回転自在に取付けられたスタビライザを懸架アーム側に連結するボールジョイントであって、鋼製連結桿と、鋼板を深絞り加工によって形成した板金製からなり、一方の端部に開口部と該開口部の周縁に薄肉円筒リップ部を有し、内面に該開口部に連なる有底の中空円筒部を有するソケットと、合成樹脂製ボールシートと、からなり、該ソケットは開口部をそれぞれ同方向に向けて外周円筒部において前記鋼製連結桿の端部にそれぞれ溶接固定されて一体化されており、該ソケットの中空円筒部内にはボールスタッドの球状ヘッドを嵌合抱持した前記合成樹脂製ボールシートが嵌合されていると共に該ボールシート開口部側端面が前記ソケットの薄肉円筒リップ部の内方への圧力カシメ付けによりスタッド軸線方向に押圧され、該球状ヘッドに所定のトルクを与えて固定されてなるスタビライザ用ボールジョイントである。
【0007】
また、第2の構成は、車体側に回転自在に取付けられたスタビライザを懸架アーム側に連結するボールジョイントであって、鋼製連結桿と、鋼板を深絞り加工によって形成した板金製からなり、一方の端部に開口部と該開口部の周縁に薄肉円筒リップ部を有し、内面に該開口部に連なる有底の中空円筒部を有するソケットと、合成樹脂製ボールシートと、からなり、該鋼製連結桿の一方の端部には前記ソケットが外周円筒部において溶接固定されて一体化されており、該鋼製連結桿の他方の端部には前記ソケットと同様のソケットが開口部を前記ソケットの開口部を含む平面と直交する平面に向けて外周円筒部において溶接固定されて一体化されており、該ソケットの中空円筒部内にはボールスタッドの球状ヘッドを嵌合抱持した前記合成樹脂製ボールシートが嵌合されていると共に該ボールシート開口部側端面が前記ソケットの薄肉円筒リップ部の内方への圧力カシメ付けによりスタッド軸線方向に押圧され、該球状ヘッドに所定のトルクを与えて固定されてなるスタビライザ用ボールジョイントである。
【0008】
さらに、第3の構成は、車体側に回転自在に取付けられたスタビライザを懸架アーム側に連結するボールジョイントであって、鋼製連結桿と、鋼板を深絞り加工によって形成した板金製からなり、一方の端部に開口部と該開口部の周縁に薄肉円筒リップ部を有し、内面に該開口部に連なる有底の中空円筒部を有するソケットと、合成樹脂製ボールシートと、からなり、該鋼製連結桿の一方の端部には前記ソケットが外周円筒部において溶接固定されて一体化されており、該鋼製連結桿の他方の端部には前記ソケットと同様のソケットが開口部を前記ソケットの開口部を含む平面と平行な平面であって該開口部を反対に向けて外周円筒部において溶接固定されて一体化されており、該ソケットの中空円筒部内にはボールスタッドの球状ヘッドを嵌合抱持した前記合成樹脂製ボールシートが嵌合されていると共に該ボールシート開口部側端面が前記ソケットの薄肉円筒リップ部の内方への圧力カシメ付けによりスタッド軸線方向に押圧され、該球状ヘッドに所定のトルクを与えて固定されてなるスタビライザ用ボールジョイントである。
【0009】
上述した第2の構成からなるボールジョイントは、上記第1の構成における板金製のソケットの一方の開口部を他方のソケットの開口部に対して90°ずらせて鋼製連結桿の端部に固定した態様であり、また第3の鋼製からなるボールジョイントは、第1の鋼製における板金製のソケットの一方の開口部を他方のソケットの開口部に対して180°反転させて鋼製連結桿の端部に固定した態様で、これら第2、第3の構成からなるボールジョイントは、とくにスタビライザの効率を優先してレイアウトを設定した場合、車種によって取付け位置の関係から第1の構成からなるボールジョイントでは対応できないという問題を解決するものとして有効である。
【0010】
本発明のスタビライザ用ボールジョイントは、鋼製連結桿の一方の端部に固定された板金製ソケット側のボールスタッドをスタビライザの腕部端部に、鋼製連結桿の他方の端部に固定された板金製ソケット側のボールスタッドを懸架アーム側にそれぞれ取付けて使用される。
このようにボールジョイントによって連結されたスタビライザにおいて、車体のロールによって車輪側からの入力が生じた場合、該ボールジョイントには回転モーメントが作用するが、該回転モーメントに対し折損等を生ずることなく該入力をスタビライザに伝達し、該スタビライザの機能を発揮させる。
鋼製連結桿の端部に一体に固定されたソケットは板金製で形成されており、とくにボールスタッドの球状ヘッドを嵌合抱持した合成樹脂製ボールシートが嵌合されるソケット内面は寸法精度よく形成されているので、寸法精度のバラツキに起因する所定の設計トルクが得られないとか、シートの耐摩耗性を低減させるとか、という不具合は生じない。
【0011】
【実施例】
以下、本発明をその実施例を示す添付図面により詳細に説明する。
図1および図2は、スタビライザ用ボールジョイントの第1の構成を示すものである。
図において、10は鋼製連結桿である。
20、20は連結桿10の端部にそれぞれ固定(溶接)された板金加工により形成された鋼製ソケットであり、該ソケット20には一方の端部に開口部21と該開口部21の周縁に突出する薄肉円筒リップ部22が形成されており、その内面には該開口部21に連なる有底の中空円筒部23が形成されている。
この鋼製ソケット20は厚さ3〜3.5mmの鋼板を深絞り加工によって形成された板金製からなり、とくに内面の中空円筒部23の寸法精度は加工時において精度よく形成されているため、別途機械加工等による仕上げ加工を必要としない。具体的には、内径20mmのソケットの場合の内、外径の同軸度は0.05mm以内のバラツキに抑えることができ、かつ型のメンテナンスは40〜50万ショットまでメンテナンスフリーが可能となる。
24は該ソケット20の開口部21側の端部外周面に形成された環状凹溝であり、該凹溝24は後述するゴム製ダストカバーの一方の端部を装着させるためのものである。
【0012】
30は一方の端部に球状ヘッド31を有するボールスタッドである。
40は合成樹脂製ボールシートであり、該ボールシート40は一方の端部に開口部41を有し、内面に該開口部41に連なる凹球面部42を有すると共に該開口部41に対応する底部43に円孔44を有しており、外面は円筒部45と該円筒部45と底部43との隅部に底部方向に先細りとなるテーパ面部46を有している。
また、該ボールシート40には開口部41から底部43にかけてその円周方向に複数個の切割り溝47と該切割り溝47と連続して底部43の円孔44にわたる凹溝48が形成されている。
【0013】
このように形成された合成樹脂製ボールシート40の内面凹球面部42には前記ボールスタッド30の球状ヘッド31が該シート40の開口部41側から嵌合され、抱持される。
そして、球状ヘッド31を嵌合抱持した該ボールシート40は前記ソケット20の中空円筒部23内に嵌合挿入され、ついで該ボールシートの開口部41側端面が該ソケット20の薄肉円筒リップ部22の内方への圧力カシメ付けにより該シート40がスタッド軸線方向に押圧され、該シート凹球面部42に嵌合抱持された球状ヘッド31に所定のトルクを与えて該ソケット20の中空円筒部23内に固定され、組立てられる。
このソケット20の薄肉円筒リップ部22の内方へのカシメ付けに圧力カシメ付け方法を採用することにより、ソケット20の深さ方向の寸法精度に多少のバラツキがあった場合でも、所定のトルクを得ることができるという利点がある。
【0014】
50は一方の端部が前記ボールスタッド30に固定され、他方の端部が該ソケット20の開口部21を覆って前記ソケットに形成された環状凹溝24に装着され、その装着部において止め輪60によって締結固定されたゴム製のダストカバーである。
【0015】
図3はスタビライザ用ボールジョイントの第2の構成を示すもので、この実施例は上述した第1の構成からなるボールジョイントにおいて、鋼製連結桿10の端部に固定された板金製ソケット20の一方の開口部21を他方のソケット20の開口部に対し90°ずらせた位置に固定した態様を示すものである。
【0016】
図において、鋼製連結桿10の一方の端部には一方の端部に開口部21と該開口部21の周縁に薄肉円筒リップ部22を有し、内面に該開口部21に連なる有底の中空円筒部23を有する板金製のソケット20が外周円筒部において一体に固定されており、該鋼製連結桿10の他方の端部には前記ソケット20と同様のソケット20が開口部21を前記ソケット20の開口部21を含む平面と直交する平面に向けて外周円筒部において一体に固定されており、該ソケット20、20の中空円筒部22、22内にはそれぞれボールスタッド30の球状ヘッド31を嵌合抱持した合成樹脂製ボールシート40が嵌合固定されている。
【0017】
図4はスタビライザ用ボールジョイントの第3の構成を示すもので、この実施例は前述した第1の構成からなるボールジョイントにおいて、鋼製連結桿10の端部に固定された板金製のソケット20の一方の開口部21を他方のソケットの開口部に対し180°反転させた位置に固定した態様を示すものである。
【0018】
図おいて、鋼製連結桿10の一方の端部には一方の端部に開口部21と該開口部21の周縁に薄肉円筒リップ部22を有し、内面に該開口部21に連なる有底の中空円筒部23をゆうする板金製のソケット20が外周円筒部において一体に固定されており、該鋼製連結桿10の他方の端部には前記ソケット20と同様のソケット20が開口部21を前記ソケット20の開口部21を含む平面と平行な平面にあって該開口部を反対方向に向けて外周円筒部において一体に固定されており、該ソケット20、20の中空円筒部22、22内にはそれぞれボールスタッド30の球状ヘッド31を嵌合抱持した合成樹脂製ボールシート40が嵌合固定されている。
【0019】
上述した各実施例からなるボールジョイントは、図5に示すようにスタビライザと懸架アームとの間に配置される。なお、図5は前記第3の構成からなるボールジョイントを使用した例について示している。
すなわち、鋼製連結桿10に固定された一方の板金製ソケット20側のボールスタッド30は車体にゴムクッションGを介して取付けられたスタビライザSの端部腕部SにナットNにより結合固定され、他方のソケット20側のボールスタッド30は懸架アーム側に固定された取付部材AにナットNにより結合固定されている。
【0020】
図5において、車体のロールによって車輪側からの入力が生じた場合、該ボールジョイントには回転モーメントが作用するが、該回転モーメントに対し折損等を生ずることなく該入力をスタビライザに伝達し、該スタビライザの機能を発揮させる。
【0021】
【発明の効果】
上述した構成からなるスタビライザ用ボールジョイントにおいて、鋼製連結桿の端部に一体に固定されたソケットは鋼板を深絞り加工により形成した板金製で形成されており、とくにボールスタッドの球状ヘッドを嵌合抱持した合成樹脂製ボールシートが嵌合されるソケット内面は寸法精度よく形成されているので、寸法精度のバラツキに起因する所定の設計トルクが得られないとか、シートの耐摩耗性を低減させるとか、という不具合は生じない。
また、深絞り加工により形成されたソケット内面は寸法精度よく形成されているので、別途機械加工等による仕上げ加工を施す必要がないこと、さらには従来技術における閉鎖板を必要としないこと、からボールジョイント自体の大幅なコスト低減を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の構成を示す断面図である。
【図2】図1の部分拡大断面図である。
【図3】本発明の第2の構成を示す断面図である。
【図4】本発明の第3の構成を示す断面図である。
【図5】第3の構成からなるボールジョイントによって結合したスタビライザを示す断面図である。
【図6】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
10 鋼製連結桿
20 板金製ソケット
21 開口部
22 薄肉円筒リップ部
23 中空円筒部
30 ボールスタッド
31 球状ヘッド
40 合成樹脂製ボールシート
41 開口部
42 凹球面部

Claims (3)

  1. 車体側に回転自在に取付けられたスタビライザを懸架アーム側に連結するボールジョイントであって、
    鋼製連結桿(10)と、
    鋼板を深絞り加工によって形成した板金製からなり、一方の端部に開口部(21)と該開口部(21)の周縁に薄肉円筒リップ部(22)を有し、内面に該開口部(21)に連なる有底の中空円筒部(23)を有するソケット(20)と、合成樹脂製ボールシート(40)と、
    からなり、該ソケット(20)は開口部(21)をそれぞれ同方向に向けて外周円筒部において前記鋼製連結桿(10)の端部にそれぞれ溶接固定されて一体化されており、該ソケット(20)の中空円筒部(23)内にはボールスタッド(30)の球状ヘッド(31)を嵌合抱持した前記合成樹脂製ボールシート(40)が嵌合されていると共に該ボールシート(40)は開口部(41)側端面が前記ソケット(20)の薄肉円筒リップ部(22)の内方への圧力カシメ付けによりスタッド軸線方向に押圧され、該球状ヘッド(31)に所定のトルクを与えて固定されていることを特徴とするスタビライザ用ボールジョイント。
  2. 車体側に回転自在に取付けられたスタビライザを懸架アーム側に連結するボールジョイントであって、
    鋼製連結桿(10)と、
    鋼板を深絞り加工によって形成した板金製からなり、一方の端部に開口部(21)と該開口部(21)の周縁に薄肉円筒リップ部(22)を有し、内面に該開口部(21)に連なる有底の中空円筒部(23)を有するソケット(20)と、合成樹脂製ボールシート(40)と、
    からなり、該鋼製連結桿(10)の一方の端部には前記ソケット(20)が外周円筒部において溶接固定されて一体化されており、該鋼製連結桿(10)の他方の端部には前記ソケット(20)と同様のソケット(20)が開口部(21)を前記ソケット(20)の開口部(21)を含む平面と直交する平面に向けて外周円筒部において溶接固定されて一体化されており、該ソケット(20)の中空円筒部(23)内にはボールスタッド(30)の球状ヘッド(31)を嵌合抱持した前記合成樹脂製ボールシート(40)が嵌合されていると共に該ボールシート(40)は開口部(41)側端面が前記ソケット(20)の薄肉円筒リップ部(22)の内方への圧力カシメ付けによりスタッド軸線方向に押圧され、該球状ヘッド(31)に所定のトルクを与えて固定されていることを特徴とするスタビライザ用ボールジョイント。
  3. 車体側に回転自在に取付けられたスタビライザを懸架アーム側に連結するボールジョイントであって、
    鋼製連結桿(10)と、
    鋼板を深絞り加工によって形成した板金製からなり、一方の端部に開口部(21)と該開口部(21)の周縁に薄肉円筒リップ部(22)を有し、内面に該開口部(21)に連なる有底の中空円筒部(23)を有するソケット(20)と、合成樹脂製ボールシート(40)と、
    からなり、該鋼製連結桿(10)の一方の端部には前記ソケット(20)が外周円筒部において溶接固定されて一体化されており、該鋼製連結桿(10)の他方の端部には前記ソケット(20)と同様のソケット(20)が開口部(21)を前記ソケット(20)の開口部(21)を含む平面と平行な平面であって該開口部(21)を反対に向けて外周円筒部において溶接固定されて一体化されており、該ソケット(20)の中空円筒部(23)内にはボールスタッド(30)の球状ヘッド(31)を嵌合抱持した前記合成樹脂製ボールシート(40)が嵌合されていると共に該ボールシート(40)は開口部(41)側端面が前記ソケット(20)の薄肉円筒リップ部(22)の内方への圧力カシメ付けによりスタッド軸線方向に押圧され、該球状ヘッド(31)に所定のトルクを与えて固定されていることを特徴とするスタビライザ用ボールジョイント。
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