JPH106112A - 穴明機のドリル取付装置及びその装置に用いる継手 - Google Patents
穴明機のドリル取付装置及びその装置に用いる継手Info
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- JPH106112A JPH106112A JP17993996A JP17993996A JPH106112A JP H106112 A JPH106112 A JP H106112A JP 17993996 A JP17993996 A JP 17993996A JP 17993996 A JP17993996 A JP 17993996A JP H106112 A JPH106112 A JP H106112A
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- drill
- plug
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- slide collar
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28D—WORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
- B28D1/00—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
- B28D1/02—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
- B28D1/04—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs
- B28D1/041—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs with cylinder saws, e.g. trepanning; saw cylinders, e.g. having their cutting rim equipped with abrasive particles
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- Mining & Mineral Resources (AREA)
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- Drilling And Boring (AREA)
- Drilling Tools (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
- Gripping On Spindles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 工具を用いることなくワンタッチ取付ができ
る穴明機のドリル取付装置及びその装置に用いる継手の
提供を目的とする。 【構成】 その一端に穴明機との装着手段を、他端側に
はその内部に円錐形中空部を有する支柱付のソケット本
体を形成した。このソケット本体には、支柱にそって可
動する円筒形のスライドカラーを配設してソケットとし
た。このソケットの前記円錐形中空部内にその一端を接
合し、他端側には穴明用のドリル装着手段を設けてプラ
グとした。このプラグは前記スライドカラーを移動し
て、ソケットに取付することで継手とした。この継手に
ドリルを装着し、穴明機に取付して穴明機のドリル取付
装置とした。
る穴明機のドリル取付装置及びその装置に用いる継手の
提供を目的とする。 【構成】 その一端に穴明機との装着手段を、他端側に
はその内部に円錐形中空部を有する支柱付のソケット本
体を形成した。このソケット本体には、支柱にそって可
動する円筒形のスライドカラーを配設してソケットとし
た。このソケットの前記円錐形中空部内にその一端を接
合し、他端側には穴明用のドリル装着手段を設けてプラ
グとした。このプラグは前記スライドカラーを移動し
て、ソケットに取付することで継手とした。この継手に
ドリルを装着し、穴明機に取付して穴明機のドリル取付
装置とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として石材用として
用いられる穴明機のドリルを、従来の工具を用いた着脱
から、工具を使用せずにいわゆるワンタッチで、取付が
できるように改善した穴明機のドリル取付装置及びその
装置に用いる継手に関する。
用いられる穴明機のドリルを、従来の工具を用いた着脱
から、工具を使用せずにいわゆるワンタッチで、取付が
できるように改善した穴明機のドリル取付装置及びその
装置に用いる継手に関する。
【0002】
【従来の技術】石材用の穴明機に用いるドリルは、コア
ドリルとも呼ばれ筒の先端に削岩用の刃を持っており、
円柱状に石材をくりぬくことができ、大径の穴を開ける
ことができる。このコアドリルを取付するために従来
は、穴明機のドリル装着体にスパナ等の工具を用いて着
脱していた。
ドリルとも呼ばれ筒の先端に削岩用の刃を持っており、
円柱状に石材をくりぬくことができ、大径の穴を開ける
ことができる。このコアドリルを取付するために従来
は、穴明機のドリル装着体にスパナ等の工具を用いて着
脱していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スパナ等の工具を用い
たドリルの着脱は、作業が面倒なだけでなく、硬い石材
を削るために堅固に固着しなければならない。また、石
材の穴明には、発熱を防止する理由で水を流しながら行
うために、錆が発生しやすくドリルの着脱が容易にでき
ないという不具合や、ドリルの製造メーカによって取付
部の径が異なっており、他社のドリルを流用することが
不可能であるという欠点もあった。本発明は、このよう
な不具合を解消するためになされたものであり、工具を
用いることなくワンタッチの取付ができる穴明機のドリ
ル取付装置及びその装置に用いる継手の提供を目的とす
る。
たドリルの着脱は、作業が面倒なだけでなく、硬い石材
を削るために堅固に固着しなければならない。また、石
材の穴明には、発熱を防止する理由で水を流しながら行
うために、錆が発生しやすくドリルの着脱が容易にでき
ないという不具合や、ドリルの製造メーカによって取付
部の径が異なっており、他社のドリルを流用することが
不可能であるという欠点もあった。本発明は、このよう
な不具合を解消するためになされたものであり、工具を
用いることなくワンタッチの取付ができる穴明機のドリ
ル取付装置及びその装置に用いる継手の提供を目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記不具合を解決するた
めに、本発明は次のような構成としている。請求項1に
記載した穴明機のドリル取付装置は、モーターにより回
転する穴明機のドリル装着体にその一端を固着し、その
内部に円錐形中空部を有するソケット本体の支柱外周壁
にそって可動すると共に、一方向に付勢されて配設した
スライドカラーを有するソケットを設けた。このソケッ
トには、前記スライドカラーを可動して、その一端を前
記支柱の円錐形中空部内に取付し、他端側には穴明用の
ドリルを装着したプラグを取付可能とすることで、穴明
機のドリル取付装置とした。請求項2に記載した継手
は、その一端に穴明機との装着手段を、他端側にはその
内部に円錐形中空部を有する支柱付のソケット本体を設
けた。このソケット本体に設けた支柱の外周壁にそって
可動すると共に、一方向に付勢されて配設したスライド
カラーを有するソケットを形成した。このソケットの前
記円錐形中空部内にその一端を接合し、他端側には穴明
用のドリル装着手段を設けたプラグを、前記スライドカ
ラーを可動して取付できるようにすることで継手とし
た。請求項3に記載した穴明機のドリル取付装置及びそ
の装置に用いる継手は、ソケットに設けたスライドカラ
ーを上下動させると共に、ドリル付のプラグを着脱でき
るようにすることで、穴明機のドリル取付装置及びその
装置に用いる継手とした。
めに、本発明は次のような構成としている。請求項1に
記載した穴明機のドリル取付装置は、モーターにより回
転する穴明機のドリル装着体にその一端を固着し、その
内部に円錐形中空部を有するソケット本体の支柱外周壁
にそって可動すると共に、一方向に付勢されて配設した
スライドカラーを有するソケットを設けた。このソケッ
トには、前記スライドカラーを可動して、その一端を前
記支柱の円錐形中空部内に取付し、他端側には穴明用の
ドリルを装着したプラグを取付可能とすることで、穴明
機のドリル取付装置とした。請求項2に記載した継手
は、その一端に穴明機との装着手段を、他端側にはその
内部に円錐形中空部を有する支柱付のソケット本体を設
けた。このソケット本体に設けた支柱の外周壁にそって
可動すると共に、一方向に付勢されて配設したスライド
カラーを有するソケットを形成した。このソケットの前
記円錐形中空部内にその一端を接合し、他端側には穴明
用のドリル装着手段を設けたプラグを、前記スライドカ
ラーを可動して取付できるようにすることで継手とし
た。請求項3に記載した穴明機のドリル取付装置及びそ
の装置に用いる継手は、ソケットに設けたスライドカラ
ーを上下動させると共に、ドリル付のプラグを着脱でき
るようにすることで、穴明機のドリル取付装置及びその
装置に用いる継手とした。
【0005】
【作用】穴明機のドリル装着部に、ワンタッチで着脱が
できる継手を介してドリルを取付したことにより、工具
を用いることなく簡単にドリルの交換ができるようにな
った。また、継手の両端にある接続部は、各メーカーの
装置やドリルが着脱できるように設定すると、他社メー
カーのドリルを使用することが可能である。
できる継手を介してドリルを取付したことにより、工具
を用いることなく簡単にドリルの交換ができるようにな
った。また、継手の両端にある接続部は、各メーカーの
装置やドリルが着脱できるように設定すると、他社メー
カーのドリルを使用することが可能である。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照して説
明する。図1は本発明の穴明機のドリル取付装置を分解
して示す斜視図、図2は図1で示す継手を分解して示す
斜視図、図3は図2で示すソケットの分解斜視図、図4
は図2で示すプラグの分解斜視図である。図1で示すよ
うに本発明による穴明機のドリル取付装置10は、穴明
機の先端部に設けたドリル装着体12と、このドリル装
着体にその一端を取付され、その中間部で着脱可能に設
定した継手20と、この継手の他端側に取付され、その
先端部に切削用の刃16を設けたドリル15とからな
る。ドリル装着体12は、市販の穴明機に配設されてお
り、ボルト状またはナット状に形成されている。ドリル
15も市販品のものを使用しており、本願の特徴である
継手20について説明する。
明する。図1は本発明の穴明機のドリル取付装置を分解
して示す斜視図、図2は図1で示す継手を分解して示す
斜視図、図3は図2で示すソケットの分解斜視図、図4
は図2で示すプラグの分解斜視図である。図1で示すよ
うに本発明による穴明機のドリル取付装置10は、穴明
機の先端部に設けたドリル装着体12と、このドリル装
着体にその一端を取付され、その中間部で着脱可能に設
定した継手20と、この継手の他端側に取付され、その
先端部に切削用の刃16を設けたドリル15とからな
る。ドリル装着体12は、市販の穴明機に配設されてお
り、ボルト状またはナット状に形成されている。ドリル
15も市販品のものを使用しており、本願の特徴である
継手20について説明する。
【0007】継手20は図2で示すように、穴明機のド
リル装着体12に取付する装着手段24を、その一端に
設けたソケット22と、このソケットに着脱することが
可能で、その一端に前述したドリル15を取付するため
の装着手段49を設けたプラグ40とからなる。ソケッ
ト22には図中の矢印で示すA方向に常に付勢されると
共に、図中の矢印で示すA、Bの両方向に可動すること
ができる筒形のスライドカラー32を設けている。この
ようなソケット22とプラグ40とについて、更に詳細
に説明する。
リル装着体12に取付する装着手段24を、その一端に
設けたソケット22と、このソケットに着脱することが
可能で、その一端に前述したドリル15を取付するため
の装着手段49を設けたプラグ40とからなる。ソケッ
ト22には図中の矢印で示すA方向に常に付勢されると
共に、図中の矢印で示すA、Bの両方向に可動すること
ができる筒形のスライドカラー32を設けている。この
ようなソケット22とプラグ40とについて、更に詳細
に説明する。
【0008】ソケット22は、図3で示すようにその一
端に装着手段24と、他端側には円筒の支柱26を設け
たソケット本体23と、このソケット本体の支柱26に
そって可動するスライドカラー32とからなる。このソ
ケット本体23とスライドカラー32とについて、更に
詳細に説明する。ソケット本体23は、円盤形の座25
の一方の座面に、その内部を中空にしたボルト状の装着
手段24と、他方の座面には円柱形の支柱26とを設け
ている。支柱の内部は、円錐形にくり抜いた円錐形中空
部27を有し、装着手段24の中空と連通している。ま
た、支柱26の外周壁には、円錐形中空部27に連通し
て円形の穴よりなる複数のボール挿入口30を設けてお
り、このボール挿入口30内には球体よりなるボール3
1を配設する。このボール31は支柱の外壁側より挿入
して、内部の円錐形中空部27内に落下しないように設
定している。ボール挿入口30の下側には、支柱26の
外壁にそって細い溝状のスリット29を設けており、後
述するストップリング38を挿入することができる。更
に、支柱26の下端には、対向配置した一対のコ字状突
出体よりなる嵌合凸起28を設けている。
端に装着手段24と、他端側には円筒の支柱26を設け
たソケット本体23と、このソケット本体の支柱26に
そって可動するスライドカラー32とからなる。このソ
ケット本体23とスライドカラー32とについて、更に
詳細に説明する。ソケット本体23は、円盤形の座25
の一方の座面に、その内部を中空にしたボルト状の装着
手段24と、他方の座面には円柱形の支柱26とを設け
ている。支柱の内部は、円錐形にくり抜いた円錐形中空
部27を有し、装着手段24の中空と連通している。ま
た、支柱26の外周壁には、円錐形中空部27に連通し
て円形の穴よりなる複数のボール挿入口30を設けてお
り、このボール挿入口30内には球体よりなるボール3
1を配設する。このボール31は支柱の外壁側より挿入
して、内部の円錐形中空部27内に落下しないように設
定している。ボール挿入口30の下側には、支柱26の
外壁にそって細い溝状のスリット29を設けており、後
述するストップリング38を挿入することができる。更
に、支柱26の下端には、対向配置した一対のコ字状突
出体よりなる嵌合凸起28を設けている。
【0009】スライドカラー32は、ソケット本体23
に設けた座25と同径の円筒形よりなり、一方の切断面
には、棒状物を挿入することができる複数個の孔33を
設けている。この孔は図示しないが図中で示す座25の
下側に対向配置して、同じ数だけ設けている。これらの
孔33には、コイルスプリング35とピン36とを挿入
するものである。すなわち、スライドカラーに設けた孔
33内には、コイルスプリング35とピン36の一端が
挿入され、ピンの他端側は、座25に設けた図示しない
孔に挿入するものである。したがって、スライドカラー
32は、ソケット本体23の支柱26に挿入すると、コ
イルスプリング35の作用によって、図2で示した矢印
Aの方向に、常に付勢されているものである。このよう
なスライドカラー32は、その一端を切断して弾性を有
する輪状のストップリング38を、支柱26の下端に設
けたスリット29に取付すると、ストップリング38が
スライドカラー32の筒内に設けた段部34に当接し
て、スライドカラーの脱落を阻止すると共に、スライド
カラーを取付することになる。よって、コイルスプリン
グ35の付勢力に抗して、スライドカラー32を図2で
示した矢印のB方向に移動させることができるものであ
る。
に設けた座25と同径の円筒形よりなり、一方の切断面
には、棒状物を挿入することができる複数個の孔33を
設けている。この孔は図示しないが図中で示す座25の
下側に対向配置して、同じ数だけ設けている。これらの
孔33には、コイルスプリング35とピン36とを挿入
するものである。すなわち、スライドカラーに設けた孔
33内には、コイルスプリング35とピン36の一端が
挿入され、ピンの他端側は、座25に設けた図示しない
孔に挿入するものである。したがって、スライドカラー
32は、ソケット本体23の支柱26に挿入すると、コ
イルスプリング35の作用によって、図2で示した矢印
Aの方向に、常に付勢されているものである。このよう
なスライドカラー32は、その一端を切断して弾性を有
する輪状のストップリング38を、支柱26の下端に設
けたスリット29に取付すると、ストップリング38が
スライドカラー32の筒内に設けた段部34に当接し
て、スライドカラーの脱落を阻止すると共に、スライド
カラーを取付することになる。よって、コイルスプリン
グ35の付勢力に抗して、スライドカラー32を図2で
示した矢印のB方向に移動させることができるものであ
る。
【0010】プラグ40は、図4で示すように、その一
端を円錐形に形成した筒体よりなるプラグ本体42と、
このプラグ本体に挿入して取付する円筒状のトルクフッ
ク50とからなる。このプラグ本体42とトルクフック
50とについて、更に説明する。プラグ本体40は、そ
の一端を円錐形にした円錐体43を有し、他端側にはド
リルを取付する装着手段49を設けた筒形である。円錐
体43側には、傾斜面を介して筒形を細くした括れ44
を設けると共に、図中で示す一方の傾斜面45には、前
述したボール31が当接するように設定している。ま
た、筒体にはねじ溝46と円盤形の座48を設け、この
座の裏面側に前述した装着手段49を設けている。
端を円錐形に形成した筒体よりなるプラグ本体42と、
このプラグ本体に挿入して取付する円筒状のトルクフッ
ク50とからなる。このプラグ本体42とトルクフック
50とについて、更に説明する。プラグ本体40は、そ
の一端を円錐形にした円錐体43を有し、他端側にはド
リルを取付する装着手段49を設けた筒形である。円錐
体43側には、傾斜面を介して筒形を細くした括れ44
を設けると共に、図中で示す一方の傾斜面45には、前
述したボール31が当接するように設定している。ま
た、筒体にはねじ溝46と円盤形の座48を設け、この
座の裏面側に前述した装着手段49を設けている。
【0011】トルクフック50は円筒状であり、一方の
切断面にはコ字状の切欠きよりなり、対向配置して一対
の嵌合凹部52を設けている。この嵌合凹部には、前述
したように、ソケット本体23の端部に設けた一対の嵌
合凸起28を挿入することができるように設定してい
る。また、円筒状の内部には、ねじ溝54が設けられ、
プラグ本体42の座48に隣接配置したねじ溝46と嵌
合して、座48に当接したトルクフック50を、プラグ
本体42に固着させることができるものである。
切断面にはコ字状の切欠きよりなり、対向配置して一対
の嵌合凹部52を設けている。この嵌合凹部には、前述
したように、ソケット本体23の端部に設けた一対の嵌
合凸起28を挿入することができるように設定してい
る。また、円筒状の内部には、ねじ溝54が設けられ、
プラグ本体42の座48に隣接配置したねじ溝46と嵌
合して、座48に当接したトルクフック50を、プラグ
本体42に固着させることができるものである。
【0012】このように形成した継手20の組合せにつ
いて、図5を参照して説明する。図5は図1で示す継手
の断面を示す説明図である。図5で示すようにスライド
カラー32には、複数のコイルスプリング35とピン3
6とを取付して、ソケット本体23の支柱26に挿入す
る。スライドカラーを図中の矢印で示す方向に押圧しな
がら、支柱26に設けたそれぞれのボール挿入口30
に、ボール31を支柱の外側から挿入する。スライドカ
ラー32の押圧を中止してスライドカラーが降下する
と、ボール31は支柱26の内側に落下しないように設
定されているから、ボールはボール挿入口30内に配設
される。更にストップリング38を、支柱26に設けた
スリット29に取付すると、スライドカラー32の降下
が阻止され、支柱26から脱落することはない。このよ
うな組立によって、ソケットが完成される。また、図4
で示したプラグ本体42にトルクフック50を装着し
て、お互いのねじ溝を嵌合させることにより、プラグが
完成される。このように組立したソケット22とプラグ
40とは、図5で示すようにスライドカラー32を図中
の矢印で示す方向に押圧しながら、プラグ40を支柱2
6内に挿入すると継手20が完成される。
いて、図5を参照して説明する。図5は図1で示す継手
の断面を示す説明図である。図5で示すようにスライド
カラー32には、複数のコイルスプリング35とピン3
6とを取付して、ソケット本体23の支柱26に挿入す
る。スライドカラーを図中の矢印で示す方向に押圧しな
がら、支柱26に設けたそれぞれのボール挿入口30
に、ボール31を支柱の外側から挿入する。スライドカ
ラー32の押圧を中止してスライドカラーが降下する
と、ボール31は支柱26の内側に落下しないように設
定されているから、ボールはボール挿入口30内に配設
される。更にストップリング38を、支柱26に設けた
スリット29に取付すると、スライドカラー32の降下
が阻止され、支柱26から脱落することはない。このよ
うな組立によって、ソケットが完成される。また、図4
で示したプラグ本体42にトルクフック50を装着し
て、お互いのねじ溝を嵌合させることにより、プラグが
完成される。このように組立したソケット22とプラグ
40とは、図5で示すようにスライドカラー32を図中
の矢印で示す方向に押圧しながら、プラグ40を支柱2
6内に挿入すると継手20が完成される。
【0013】ソケット22とプラグ40との嵌合状態に
ついて、図面を参照して説明する。図6は図5の要部説
明図である。図6で示すように、プラグ40の先端部で
ある円錐体43は、ソケット本体23の空洞部である円
錐中空部27内に挿入され、両方の円錐面が接合する。
この操作は前述したように、図6の図中で示す左側のス
ライドカラーの如く、スライドカラーを図中の矢印B方
向に押圧して挿入する。この状態ではプラグ本体に設け
た括れ44は、ソケットの支柱に設けたボール挿入口3
0と連接した状態に設定される。スライドカラー32を
矢印B方向に押圧した状態では、ボール挿入口30に配
設したボール31が、スライドカラーの内側とは少し離
間した状態なので、図中の矢印C方向に動くことが可能
であり、円柱状のプラグ本体を挿入することができるも
のである。
ついて、図面を参照して説明する。図6は図5の要部説
明図である。図6で示すように、プラグ40の先端部で
ある円錐体43は、ソケット本体23の空洞部である円
錐中空部27内に挿入され、両方の円錐面が接合する。
この操作は前述したように、図6の図中で示す左側のス
ライドカラーの如く、スライドカラーを図中の矢印B方
向に押圧して挿入する。この状態ではプラグ本体に設け
た括れ44は、ソケットの支柱に設けたボール挿入口3
0と連接した状態に設定される。スライドカラー32を
矢印B方向に押圧した状態では、ボール挿入口30に配
設したボール31が、スライドカラーの内側とは少し離
間した状態なので、図中の矢印C方向に動くことが可能
であり、円柱状のプラグ本体を挿入することができるも
のである。
【0014】プラグ40をソケット22に挿入した状態
で、スライドカラー32の押圧を中止すると、スプリン
グ35の作用によってスライドカラーが、図中の右側の
スライドカラーの如く矢印A方向に降下して、その内側
でボール31の側面を図中の矢印D方向に押圧する。こ
の状態でボール31は、プラグに設けた括れ44と、括
れを形成する上側の傾斜面45に当接して、プラグの抜
け方向に対する防止策になると共に、傾斜面45との当
接は、プラグを図中の矢印E方向に上昇させるように働
くものである。図6で示すように、プラグ40とソケッ
ト22とが嵌合された状態では、図3で示し支柱26の
下端に設けた一対の嵌合凸起28が、図4で示しトルク
フック50に設けた一対の嵌合凹部52とが、はまり合
うことで継手20となり、ソケット22に与えられた回
転方向の力をフック40側に伝達するものである。
で、スライドカラー32の押圧を中止すると、スプリン
グ35の作用によってスライドカラーが、図中の右側の
スライドカラーの如く矢印A方向に降下して、その内側
でボール31の側面を図中の矢印D方向に押圧する。こ
の状態でボール31は、プラグに設けた括れ44と、括
れを形成する上側の傾斜面45に当接して、プラグの抜
け方向に対する防止策になると共に、傾斜面45との当
接は、プラグを図中の矢印E方向に上昇させるように働
くものである。図6で示すように、プラグ40とソケッ
ト22とが嵌合された状態では、図3で示し支柱26の
下端に設けた一対の嵌合凸起28が、図4で示しトルク
フック50に設けた一対の嵌合凹部52とが、はまり合
うことで継手20となり、ソケット22に与えられた回
転方向の力をフック40側に伝達するものである。
【0015】このように構成した継手20によれば、図
2で示したようにソケット22に設けた装着手段24
を、穴明機に設けられたドリル装着体に常時取付した状
態に設定する。一方、プラグ40に設けた装着手段49
には、図1で示した切削用のドリル15を取付しておく
と、スライドカラーを上昇させてドリルをワンタッチで
装着することができる。また、ソケット22に設けた装
着手段24と、プラグ40に設けた装着手段49とは、
互いに異なる各メーカーの取付寸法に一致させること
で、どの装置やドリルとも取付が可能となる。これは、
ソケット22とプラグ40とは常に一定の寸法に設定さ
れており、他の継手にも流用が可能だからである。よっ
て、プラグ付の他メーカーのドリルを使用することもで
き、業者同士で自分の持っていない直径のドリルを、本
来ならば取付不可能な他社のドリルでも融通しあって使
用することができる。尚、継手20内の軸芯部は、図5
で示すように全て連通した空洞に設定されているので、
摩擦によって生じる切削部の温度上昇を防止する流水作
業の水切れも良く、継手に施したメッキ処理と併せて良
好な錆対策となっている。
2で示したようにソケット22に設けた装着手段24
を、穴明機に設けられたドリル装着体に常時取付した状
態に設定する。一方、プラグ40に設けた装着手段49
には、図1で示した切削用のドリル15を取付しておく
と、スライドカラーを上昇させてドリルをワンタッチで
装着することができる。また、ソケット22に設けた装
着手段24と、プラグ40に設けた装着手段49とは、
互いに異なる各メーカーの取付寸法に一致させること
で、どの装置やドリルとも取付が可能となる。これは、
ソケット22とプラグ40とは常に一定の寸法に設定さ
れており、他の継手にも流用が可能だからである。よっ
て、プラグ付の他メーカーのドリルを使用することもで
き、業者同士で自分の持っていない直径のドリルを、本
来ならば取付不可能な他社のドリルでも融通しあって使
用することができる。尚、継手20内の軸芯部は、図5
で示すように全て連通した空洞に設定されているので、
摩擦によって生じる切削部の温度上昇を防止する流水作
業の水切れも良く、継手に施したメッキ処理と併せて良
好な錆対策となっている。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、穴
明機のドリル装着体と切削用ドリルとの間に、ワンタッ
チで着脱できる継手を設けたことにより、以下の効果を
得ることができた。すなわち、工具を用いて作業をしな
ければならない面倒なドリルの着脱を、ワンタッチ作業
で行うことができるようになった。穴明機のドリル装着
部に継手のソケットを、また、手持のドリルにはプラグ
を取付しておくことにより、手軽にドリルの交換ができ
るばかりでなく、取付寸法の異なる他社メーカーのドリ
ル等も使用できるようになった。更に、流水しながら用
いる切削作業での継手は、その軸芯部が空洞なので水切
れも良く、錆の発生対策として、良好な継手であるなど
の効果を得ることができた。
明機のドリル装着体と切削用ドリルとの間に、ワンタッ
チで着脱できる継手を設けたことにより、以下の効果を
得ることができた。すなわち、工具を用いて作業をしな
ければならない面倒なドリルの着脱を、ワンタッチ作業
で行うことができるようになった。穴明機のドリル装着
部に継手のソケットを、また、手持のドリルにはプラグ
を取付しておくことにより、手軽にドリルの交換ができ
るばかりでなく、取付寸法の異なる他社メーカーのドリ
ル等も使用できるようになった。更に、流水しながら用
いる切削作業での継手は、その軸芯部が空洞なので水切
れも良く、錆の発生対策として、良好な継手であるなど
の効果を得ることができた。
【図1】本発明の穴明機のドリル取付装置を分解して示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】図1で示す継手を分解して示す斜視図である。
【図3】図2で示すソケットの一部を破断して示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図2で示すプラグの分解斜視図である。
【図5】図1で示す継手を分解してその断面を示す説明
図である。
図である。
【図6】図5を組合せした要部を示す説明図である。
10 穴明機のドリル取付装置 12 ドリル装着体 15 ドリル 20 継手 22 ソケット 24 装着手段 26 支柱 27 円錐形中空部 28 嵌合凸起 31 ボール 32 スライドカラー 36 ピン 40 プラグ 44 括れ 45 傾斜面 49 装着手段 50 トルクフック 52 嵌合凹部
Claims (3)
- 【請求項1】 モーターにより回転する穴明機のドリル
装着体と、 この装着体にその一端を固着し、その内部に円錐形中空
部を有するソケット本体の支柱外周壁にそって可動する
と共に、前記装着体側とは異なる方向に付勢されて配設
した円筒状のスライドカラーを有するソケットと、 このソケットに設けた前記スライドカラーを可動して、
その一端を前記円錐形中空部に密着させて挿入し、その
他端側には穴明用のドリルを装着したプラグとからなる
穴明機のドリル取付装置。 - 【請求項2】 その一端に穴明機との装着手段を設ける
と共に他端側には、その内部に円錐形中空部を有する支
柱付のソケット本体と、このソケット本体の支柱外周壁
にそって可動し、前記装着手段側とは異なる方向に付勢
されて配設したスライドカラーを有するソケットと、 このソケットに設けた前記円錐形中空部にその一端が接
合し、他端側には穴明用のドリル装着手段を設けると共
に、前記ソケットの外周壁に取付けしたスライドカラー
を、その付勢力に抗して可動させて取付けするプラグと
からなる継手。 - 【請求項3】 前記ソケットはスライドカラーの上下動
によって、ドリル付のプラグを着脱することができるよ
うにしたことを特徴とする穴明機のドリル取付装置及び
その装置に用いる継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17993996A JPH106112A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 穴明機のドリル取付装置及びその装置に用いる継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17993996A JPH106112A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 穴明機のドリル取付装置及びその装置に用いる継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH106112A true JPH106112A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16074590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17993996A Pending JPH106112A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 穴明機のドリル取付装置及びその装置に用いる継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH106112A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005063458A1 (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Shibuya Company, Ltd. | コアドリル用のコアビット |
WO2008056399A1 (fr) * | 2006-11-06 | 2008-05-15 | Kabushiki Kaisha Miyanaga | Dispositif de montage de tige |
US7824137B2 (en) * | 2006-05-17 | 2010-11-02 | Maxtech Consumer Products Limited | Universal quick connect system for a hole saw |
WO2022102587A1 (ja) * | 2020-11-13 | 2022-05-19 | 株式会社牧野フライス製作所 | クランプ装置 |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP17993996A patent/JPH106112A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005063458A1 (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Shibuya Company, Ltd. | コアドリル用のコアビット |
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JPWO2008056455A1 (ja) * | 2006-11-06 | 2010-02-25 | 株式会社ミヤナガ | シャンク取着装置 |
AU2007318824B2 (en) * | 2006-11-06 | 2010-11-11 | Kabushiki Kaisha Miyanaga | Shank attachment device |
JP4722142B2 (ja) * | 2006-11-06 | 2011-07-13 | 株式会社ミヤナガ | シャンク取着装置 |
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US8608413B2 (en) | 2006-11-06 | 2013-12-17 | Kabushiki Kaisha Miyanaga | Shank attachment device |
WO2022102587A1 (ja) * | 2020-11-13 | 2022-05-19 | 株式会社牧野フライス製作所 | クランプ装置 |
JP2022078582A (ja) * | 2020-11-13 | 2022-05-25 | 株式会社牧野フライス製作所 | クランプ装置 |
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