JPH1058947A - 空気通路切替装置および車両用空調装置 - Google Patents

空気通路切替装置および車両用空調装置

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JPH1058947A
JPH1058947A JP22404396A JP22404396A JPH1058947A JP H1058947 A JPH1058947 A JP H1058947A JP 22404396 A JP22404396 A JP 22404396A JP 22404396 A JP22404396 A JP 22404396A JP H1058947 A JPH1058947 A JP H1058947A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム式のロータリドアを用いて吹出空気
開口部を切替えるようにした空気通路切替装置におい
て、ロータリドアの操作力の低減を図る。 【解決手段】 通風量の増加に伴ってフィルム部材92
に加わる風圧が増加して、フィルム部材92とケース1
内壁面との間の摩擦力が増加することが、ドア操作力の
増加の原因であることに着目して、ロータリードア91
の円周壁91bのうち、フィルム部材92のフィルム開
口部92aに対向する部位のみにドア通風口91dを形
成し、一方、ロータリードア91の円周壁91bの軸方
向両端部には、弾性シール材91kを円弧状に装着し、
この弾性シール材91kの外周側にフィルム部材92の
軸方向端部を位置させ、この弾性シール材91kを弾性
的に圧縮し、その弾性反発力にてフィルム部材92の軸
方向端部をケース1の内壁面に圧接する。これにより、
フィルム部材92に高い風圧が作用することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気通路切替装置
およびそれを用いた車両用空調装置に関するものであっ
て、特にフィルム式のロータリドア部にて空気通路を切
替えるものに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に、特開平8−25945
号公報において、フィルム式のロータリドア部にて複数
の吹出空気開口部を切替えるようにした空気通路切替装
置を提案している。この従来の装置では、円弧状の円周
壁(外周面)を有する半円筒状のロータリドアをケース
内に回動可能に設けるとともに、このケースにおいてロ
ータリードアの円周壁が回動する領域に、円弧状に開口
した複数の吹出空気開口部を設けている。
【0003】そして、このロータリドアの外周部にフィ
ルム部材を配設するとともに、このフィルム部材に風圧
を加えるためのドア通風口をロータリドアの円周壁に開
けている。また、フィルム部材には、前記吹出空気開口
部と連通し得るフィルム開口部を設けている。一方、エ
アミックスドアにて温度調整された空調風はロータリド
アの半円筒状の開口端面からドア内部に流入させるよう
になっている。
【0004】空調装置の吹出モードの切替は、ロータリ
ドアを回動操作して、その回動位置を選択することによ
り、複数の吹出空気開口部を選択的に開閉する。すなわ
ち、フィルム部材のうちフィルム開口部のない部分がケ
ース側の吹出空気開口部の周縁部に風圧により圧接する
ことにより、フィルム部材にて吹出空気開口部を閉塞
し、一方、フィルム部材の開口部と吹出空気開口部とが
重畳して、この両者が連通することにより、空気通路を
開放し、この開放された吹出空気開口部を通して車室内
へ空調空気を吹き出すようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者ら
は上記従来装置の実用化に際して、ロータリドアの操作
力について、実験検討したところ、空調装置の通風量が
280m3 /h程度の場合には、操作力が16〜17N
程度で実用上、支障のないレベルであったが、空調能力
の向上のために、通風量を350m3 /h程度まで増加
させると、操作力が20Nを越えるレベルまで増加し、
ロータリドアの操作フィーリングが悪化することが分か
った。
【0006】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて、
フィルム式のロータリドアを用いて吹出空気開口部を切
替えるようにした空気通路切替装置において、ロータリ
ドアの操作力の低減を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来装置
において、通風量の増加に伴ってロータリドアの操作力
が増加する原因について、実験検討し考察したところ、
通風量の増加に伴ってフィルム部材に加わる風圧が増加
して、フィルム部材とケース内壁面との間の摩擦力が増
加することが、ドア操作力の増加の原因であることが判
明した。
【0008】そこで、本発明においては、通風量の増加
によってフィルム部材に加わる風圧が増加しない構成、
もしくは風圧の増加を大幅に制限できる構成として、上
記目的を達成しようとするものである。具体的には、請
求項1記載の発明では、ロータリードア(91)の円周
壁(91b)のうち、フィルム部材(92)のフィルム
開口部(92a)に対向する部位のみにドア通風口(9
1d)を形成し、一方、ロータリードア(91)の円周
壁(91b)の軸方向両端部には、弾性シール材(91
k)を装着し、この弾性シール材(91k)の外周側に
フィルム部材(92)の軸方向端部を位置させ、この弾
性シール材(91k)を弾性的に圧縮し、この弾性シー
ル材(91k)の弾性反発力にてフィルム部材(92)
の軸方向端部をケース(1)の内壁面に圧接することを
特徴としている。
【0009】このように、ロータリドア(91)の通風
口(91d)は、ロータリードア(91)の円周壁(9
1b)のうち、フィルム部材(92)のフィルム開口部
(92a)に対向する部位のみに形成しているため、ロ
ータリードア(91)内に流入した空気はフィルム部材
(92)に風圧をほとんど与えることなく、ドア通風口
(91d)とフィルム開口部(92a)を通過してしま
う。
【0010】従って、通風量が増加しても、フィルム部
材(92)に高い風圧が作用することがないので、この
風圧による、大きな摩擦力がフィルム部材(92)とケ
ース(1)内壁面との間に発生することがない。その結
果、通風量の増加に影響されることなく、十分小さな操
作力でロータリドア(91)を軽快に回動操作できる。
【0011】しかも、ロータリードア(91)の円周壁
(91b)の軸方向両端部に配置した弾性シール材(9
1k)を弾性的に圧縮して、この弾性シール材(91
k)の弾性反発力にてフィルム部材(92)の軸方向端
部をケース(1)の内壁面に圧接させているため、風洩
れが最も発生しやすい、ロータリードア(91)の軸方
向両端部を弾性シール材(91k)にて確実にシールし
て風洩れの発生を防止できる。また、ロータリードア
(91)の軸方向中間部は、フィルム部材(92)が自
身の弾性力にて吹出空気開口部(5、6、7)の周辺部
に圧接して、風洩れの発生を防止する。
【0012】また、請求項2記載の発明では、弾性シー
ル材(91k)をロータリードア(91)の円周壁(9
1b)の軸方向両端部に円弧状に装着することを特徴と
しており、これにより、ロータリードア(91)の軸方
向両端部におけるフィルム部材(92)の圧接作用が一
様となり、シール効果を向上できる。また、請求項3記
載の発明では、ロータリードア(91)の円周壁(91
b)のうち、フィルム開口部(92a)に対向しない部
位に、微小な開口部(91m)を形成し、この微小な開
口部(91m)を通して風圧がフィルム部材(92)に
作用するようにしたことを特徴としている。
【0013】これにより、フィルム部材(92)が風圧
によっても吹出空気開口部5、6、7の周辺部に圧接す
るので、シール効果を一層改善できる。なお、微小な開
口部(91m)は、フィルム部材(92)に微小な風圧
が作用するだけの小面積に設定してあるから、開口部
(91m)を追加してもドア操作力の増加は僅かであ
り、ロータリドア(91)の操作力低減効果は確保でき
る。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1〜図3は第1実施形態を示すもの
で、図1は本発明を適用した車両用空調装置(カーエア
コン)における通風系の全体構成を示すものである。樹
脂製のケース1は空調装置の空気通路を構成するもので
あって、このケース1は通常、車室内前部の計器盤(図
示せず)内に設置される。このケース1内には、図1の
右上部(車両前方側の上部)に、送風手段としての送風
機2が配設されている。
【0015】この送風機2はモータにより駆動される周
知の遠心多翼ファンにて構成されており、このケース1
に連結された図示しない吸気側ダクトを通してケース1
内部に空気を吸入して矢印A方向に送風するようになっ
ている。ここで、前記吸気側ダクトには、送風空気を冷
却する冷却手段としてのエバポレータが配設されてお
り、さらにこのエバポレータの空気上流側に内気取入口
及び外気取入口が設けられているとともに、それら取入
口のいずれかを開口させる内外気切替ドアが設けられて
いる。前記エバポレータは、車両エンジンにより駆動さ
れる圧縮機を持つ冷凍サイクル中に設けられ、冷媒の蒸
発潜熱により送風空気を冷却するようになっている。
【0016】また、図1に示すように、前記ケース1内
には、図1の右側下部(車両前方側の下部)に、加熱手
段としてのヒータコア3が略水平方向に配設されてい
る。このヒータコア3は車両エンジンの冷却水(温水)
が図示しないポンプにより循環し、このエンジン冷却水
を熱源として送風空気を加熱する暖房用熱交換器であ
る。
【0017】そして、前記ヒータコア3の空気上流側部
位には、エアミックスドア4が設けられている。このエ
アミックスドア4は温度制御手段であって、その回転軸
4aを中心として図1の矢印X方向に回動することによ
り車室内へ吹き出す空気温度を制御する。エアミックス
ドア4は、乗員の手動操作もしくは空調制御装置の自動
温度制御信号により空調条件に応じた開度に調整される
ようになっている。
【0018】このエアミックスドア4の開度に応じて、
送風機2により矢印A方向に送風された空気のうち、ヒ
ータコア3を通って温風通路100を矢印B方向に流れ
る温風と、ヒータコア3をバイパスして冷風通路101
を矢印C方向に流れる冷風の風量割合を調節する。な
お、本例では、この冷風通路101と温風通路100
は、ヒータコア3を中間にして図1の上下方向に並ぶよ
うに設けられている。
【0019】そして、これら両通路100、101を流
れる冷風と温風は、ほとんどの場合、後述する半円筒状
のロータリードア91内に流入して、良好にエアミック
スされる。なお、半円筒状のロータリードア91の円周
方向端面にはこの端面を全面的に開口する空気流入面9
1jが形成されており、この空気流入面91jから送風
空気はロータリードア91内に流入する。
【0020】一方、前記ケース1において、図1の左上
部分(車両後方側の上部)には、3個の吹出空気開口部
5、6、7が、後述するロータリドア91の回動する領
域内に、ロータリドア91の回動方向(円周方向)に沿
って隣接し並ぶように設けられている。吹出空気開口部
5、6、7を形成する仕切り壁先端は円弧面に成形さ
れ、吹出空気開口部5、6、7は円弧状に開口してい
る。
【0021】ロータリドア91の回動方向の中間に位置
するフェイス用吹出空気開口部5は、フェイス吹出ダク
ト10によってフェイス吹出口(図示しない)に連通さ
れている。このフェイス吹出口は車室内計器盤の上方側
に配設され乗員の上半身に向かって空気を吹き出す。ロ
ータリドア91の回動方向において、最も車両後方側に
位置するフット用吹出空気開口部6は、フット吹出ダク
ト11によってフット吹出口(図示しない)に連通され
ている。このフット吹出口は車室内計器盤の下方側に配
設され乗員の下半身に向けて空気を吹き出す。
【0022】ロータリドア91の回動方向において、最
も車両前方側に位置するデフロスタ用吹出空気開口部7
は、デフロスタダクト12によってデフロスタ吹出口
(図示しない)に連通されている。このデフロスタ吹出
口は車室内計器盤の上面で、車両のガラス面に近接して
配設され、車両のフロントガラスやサイドガラスの内面
に向かって空調風を吹き出す。
【0023】上記した3個の吹出空気開口部5、6、7
は、いずれも図1中紙面表面から裏面に向かった方向を
その長手方向とした略長方形状に形成されている。本実
施形態では、3つの吹出空気開口部5、6、7によって
後述する5つの吹出モードを選択することができるよう
になっており、ケース1内には、3つの吹出空気開口部
5、6、7の開閉およびその開口面積を調節する空気通
路切替装置9が設けられている。以下、本実施形態によ
る空気通路切替装置9の具体的構成について、図2、図
3を参照して詳述する。
【0024】この空気通路切替装置9は、本発明のロー
タリードア部をなすロータリドア91およびフィルム部
材92を具備して構成されている。ロータリドア91
は、例えば樹脂からなり、図3に示すように、2枚のほ
ぼ半円形の端板部91a、91aと、円弧状をなす円周
壁91bとを一体に有する、いわば縦割りの半円筒状を
なしている。2枚の端板部91a、91aの平端面相互
の間は全面的に開口して、空気流入面91jを形成す
る。
【0025】また、前記端板部91a、91aには、円
周壁91bの円弧の曲率中心に位置して、軸方向外側に
突出する回転軸91c、91cが設けられている。な
お、半円形の端板部91a、91aには図2に示すよう
に補強リブ91fが突出形成されている。そして、円周
壁91bのうち、後述のフィルム部材92のフィルム開
口部92aに対向する部位のみにドア通風口91dが形
成されている。従って、円周壁91bにおいて、このド
ア通風口91d以外の部分はすべて壁面となり、通風を
阻止する構成となっている。
【0026】また、ロータリドア91には、円周壁91
bの円周方向の一端部(図示右側端部)にはフィルム部
材92の円周方向の一端を取付けるためのピン部材(取
付手段)91gが設けられている。このピン部材91g
はフィルム部材92の組付前には円柱状のものであっ
て、図2に示すようにロータリドア91の下端部から下
方へ突出するものであって、後述のフィルム部材92の
複数個の取付用孔92bに対応して複数個設けられてい
る。
【0027】また、ロータリドア91の円周壁91bの
円周方向の他端部(図2、3の左側端部)には、スライ
ド壁部91hが設けられている。このスライド壁部91
hの外周面から外方側へ突出するようにして、多数のピ
ン部材91iが軸方向に一列に並んで多数個一体成形さ
れている。ロータリドア91の円周壁91bの軸方向両
端部には、弾性シール材(パッキン)91kが円弧状に
ほぼ全周にわたって接着されている。この弾性シール材
91kの具体的材質としてはウレタンフォームのような
スポンジ状の多孔質弾性材が好適である。
【0028】一方、前記フィルム部材92は、可撓性
(柔軟性)があって、通気性がなく、しかも摩擦抵抗が
小さい樹脂材料で成形されている。具体的には、本例で
は、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムに
て、フィルム部材92を成形している。フィルム部材9
2は、ロータリドア91の円周壁91bの軸方向寸法と
ほぼ同等の幅寸法を有する全体として矩形状に形成され
たものを円弧状に曲げて使用している。そして、このフ
ィルム部材92の円周方向の途中部位には、ドア通風口
91dと常に連通するフィルム開口部92aが形成され
ている。
【0029】本例では、このフィルム開口部92aは、
図3に示すように軸方向に一列に並んだ複数個の貫通孔
にて構成されており、各貫通孔は細長のほぼ六角形状に
形成され、六角形状の長手方向が円周方向に向いてい
る。また、フィルム開口部92aは、フィルム部材92
がロータリードア91に取付られた状態において円周方
向の最大長さが、フェイス用吹出空気開口部5の円周方
向最大長さと略同等ないしは若干大きめに設定してあ
る。
【0030】一方、このフィルム部材92の円周方向の
両端部分のうち、右側の端部には、複数個の取付用孔9
2bが形成されている。この取付用孔92bは、具体的
には、ピン部材91gが嵌合する円形孔で形成されてい
る。また、左側端部には、複数個のスライド孔92cが
形成されている。このスライド孔92cはスライド壁部
91hのピン部材91iに対して移動可能に嵌合する長
孔で形成されている。ここで、スライド孔92cは、フ
ィルム部材92がロータリドア91に円弧状に取付られ
た状態では、その円弧形状の円周方向に長孔の長手方向
が向くようにしてある。
【0031】フィルム部材92を、ロータリドア91の
円周壁91bの外周側に円弧状に取付けるにあたって
は、まず、図3に示すように、フィルム部材92の一方
の端部を、取付用孔92bを含む所定長さだけ内径側に
折曲げて折り曲げ部92kを形成する。そして、この状
態で、フィルム部材92をロータリドア91の円周壁9
1bの上方から被せ、フィルム部材92の一端側の取付
用円形孔92bをピン部材91gに嵌合させる。
【0032】次に、フィルム部材92の他端側の長孔状
のスライド孔92cをスライド壁部91hのピン部材9
1iに嵌合させる。しかるのち、樹脂製のピン部材91
gの頭部を熱かしめして、ピン部材91gの頭部をリベ
ット状に拡大する。これにより、フィルム部材92の一
端側をロータリドア91の円周壁91bの円周方向の一
端部に取り付けることができる。
【0033】また、同様に、スライド壁部91hの樹脂
製ピン部材91iの頭部を熱かしめして、ピン部材91
iの頭部をリベット状に拡大する。これにより、フィル
ム部材92の円周方向の他端側は、ロータリドア91の
スライド壁部91hの外周面に対して移動可能に保持さ
れた自由端92dとなる。長孔状のスライド孔92cに
よる自由端92dを設けることにより、フィルム部材9
2およびケース1の寸法ばらつきを吸収することができ
る。
【0034】フィルム部材92の軸方向長さは前述した
ようにロータリドア91の円周壁91bの軸方向長さと
ほぼ同等にしてあるので、フィルム部材92をロータリ
ドア91に組付けた状態では、図2に示すごとくフィル
ム部材92の軸方向両端部は弾性シール材91kの外周
側に位置する。また、フィルム部材92の長さ寸法(円
周方向長さ)は、図1から理解されるように、ケース1
側の吹出空気開口部5、6、7が形成されている円弧面
(ロータリドア91の円周壁91bより所定量だけ曲率
半径が大きい円弧面)と、ロータリドア91の平面状開
口からなる空気流入面91jの延長線とが交差する範囲
にて決定される仮想的な円周方向長さに、一端部の取付
のための折曲げ部分92kと、他端部の長孔状のスライ
ド孔92cを形成する部分を加算した長さよりも若干長
く設定されている。
【0035】これにて、フィルム部材92は、自身の剛
性によって、ケース1側の吹出空気開口部5、6、7が
形成されている円弧面に沿う円弧形状に保持される。な
お、吹出空気開口部5、6、7の軸方向の端部には、フ
ィルム部材92の軸方向の端部が圧着するフィルム支持
用の円弧状リブ8がケース1に一体に突出成形されてい
る。従って、ケース1内にロータリドア91が組付けら
れた状態では、ロータリドア91の弾性シール材91k
は弾性的に圧縮され、この弾性シール材91kの弾性反
発力にてフィルム部材92の軸方向端部がケース1内壁
面の円弧状リブ8に圧接するようにしてある。
【0036】以上のように構成されたロータリドア91
は、その回転軸91cが、ケース1側の吹出空気開口部
5,6,7が並ぶ円弧状内壁面の曲率中心に一致するよ
うにして、ケース1の壁部に回転可能に支持されてお
り、そして、この場合、図1に示すように回転軸91c
の一方にはレバー21が固着され、このレバー21の端
部にコントロールケーブル22の一端が接続されてい
る。このコントロールケーブル22の他端側は、車室内
の空調制御パネル(図示せず)に設けられた吹出モード
切替レバー(吹出モード切替操作手段)に連結されてい
る。これにより、ロータリドア91は、吹出モード切替
レバーの手動操作に基づいて回転方向(図1の矢印D及
びE方向)に回転変位するようになっている。
【0037】次に、上記構成において作動を説明する。
送風機2を作動させると、ケース1内を図1の矢印A,
B,Cのように空気が流れ、この送風空気は、ロータリ
ドア91の平面開口部91jからロータリドア91の内
周側に至り、ここで冷風と温風が混合される。次いで、
送風空気はロータリドア91の通風口91dおよびフィ
ルム部材92の開口部92aを通って、このフィルム開
口部92aとラップするケース1側の吹出空気開口部
5、6、7のいずれか1つまたは複数から各吹出口に至
り、車室内へ吹出す。
【0038】そして、このとき、フィルム部材92の軸
方向の両端部は、ロータリドア91の弾性シール材91
kの弾性圧縮による反発力にてケース内壁面のリブ8に
圧接する。これにより、フィルム部材92の軸方向の両
端部における風洩れは確実に防止される。また、フィル
ム部材92の軸方向の中間部はフィルム材料自身の弾性
力にて、閉塞すべき吹出空気開口部5、6、7の周縁部
に圧接してシールするので、この閉塞すべき開口部を確
実に閉塞できる。
【0039】本実施形態では、使用者が車内の吹出モー
ド切替レバーを手動操作することにより、その操作力が
コントロールケーブル22及びレバー21を介して直接
的にロータリードア91に伝達され、ロータリードア9
1が矢印DあるいはE方向に回動することにより、後述
の5つの吹出モードのうちのいずれかが選択される。先
ず、フェイス(FACE)モードについて説明すると、
吹出モード切替レバーによりフェイスモードが選択され
ているときには、図1に示す位置に、ロータリドア91
がフィルム部材92とともに回動しており、その結果、
ロータリドア91とフィルム部材92の開口部91d、
92aがフェイス用吹出空気開口部5に完全にラップす
る。そして、この状態では、フィルム部材92のうち、
開口部92aの設けてない部分が、フット用吹出空気開
口部6およびデフロスタ用吹出空気開口部7の周縁部に
圧接して、この両開口部6、7を確実に閉塞する。
【0040】これにより、ケース1内の空気は、ロータ
リードア91の空気流入面91jからドア内部へ取り入
れられ、ドア通風口91d、フィルム開口部92aを介
してフェイス用吹出空気開口部5よりフェイスダクト1
0に流入し、フェイス吹出口から車室内に吹き出され
る。次に、フット(FOOT)モードについて説明す
る。この場合は、ロータリードア91が、図1のフェイ
スモードの回動位置から反時計回りの方向に、さらに所
定角度だけ回転することにより、ドア通風口91dとフ
ィルム開口部92aがフット用吹出空気開口部6に完全
にラップする。一方、フィルム部材92のうち、開口部
92aの設けてない部分によって、フェイス用吹出空気
開口部5およびデフロスタ用吹出空気開口部7を完全に
閉塞する。
【0041】なお、デフロスタ用吹出空気開口部7につ
いては本実施形態では完全に閉塞しているが、所定量隙
間を開けて、ケース1内の空気をデフロスタ用吹出空気
開口部7から若干量漏らして、窓ガラスの曇り止め効果
を発揮できるようにしてもよい。次に、デフロスタ(D
EF)モードでは、上記フットモードの回動位置からさ
らに反時計回りの方向に所定角度だけロタリードア91
を回転させた状態となる。これにより、ロータリドア9
1のピン部材91g側端部がデフロスタ用吹出空気開口
部7を全面的に開口する。これと同時に、フェイス用お
よびフット用吹出空気開口部5、6はフィルム部材92
のうち、開口部92aの設けてない部分によって全閉さ
れる。
【0042】その結果、ケース1内の送風空気は、ドア
内部へ流入せずに、デフロスタ用吹出空気開口部7に直
接流入するとともに、フィルム開口部92a、ドア通風
口91dを介してドア内部へ流入した後、空気流入面9
1jからドア外部へ流出してデフロスタ用吹出空気開口
部7に流入する。そして、この吹出空気開口部7に流入
した空気は、デフロスタダクト12を経てデフロスタ吹
出口から窓ガラス内面側へ向かって吹出し、窓ガラスの
曇り止めを行う。
【0043】なお、フェイスモードとフットモードとの
間には、通常、バイレベル(B/L)モードが設定され
る。このバイレベル(B/L)モードについて説明する
と、ロータリードア91を、図1のフェイスモードの状
態から反時計回りの方向に前記所定角度の1/2だけ回
動すると、ドア通風口91dとフィルム開口部92a
が、フェイス用吹出空気開口部5の半分とフット用吹出
空気開口部6の半分との双方に跨がってラップする。
【0044】そして、この際、デフロスタ用吹出空気開
口部7は、フィルム部材92のうち、開口部92aの設
けてない部分によって確実に閉塞される。これにより、
ケース1内の空気は、ロータリードア91の空気流入面
91jからドア内部へ取り入れられ、ドア通風口91
d、フィルム開口部92aを介してフェイス用吹出空気
開口部5およびフット用吹出空気開口部6に流入し、フ
ェイス吹出口およびフット吹出口の両方から同時に車室
内へ吹出される。
【0045】また、フットモードとデフロスタモードと
の間には、通常、フットデフ(F/D)モードが設定さ
れる。このフットデフモードでは、ロータリドア91が
前述のフットモードの回動位置より反時計回りの方向に
さらに前記所定角度の1/2だけ回転する。これによ
り、ドア通風口91dとフィルム開口部92aがフット
用吹出空気開口部6に略半分、ラップするとともに、ロ
ータリドア91のピン部材91g側端部がデフロスタ用
吹出空気開口部7の略半分を開口する。
【0046】このとき、フェイス用吹出空気開口部5は
フィルム部材92のうち、開口部92aの設けてない部
分によって全閉される。この結果、送風空気は、ロータ
リードア91を迂回して直接、デフロスタ用吹出空気開
口部7に流入する空気流と、空気流入面91jからドア
内部へ流入し、ドア通風口91d、フィルム開口部92
aを介してフット用吹出空気開口部6に流入する空気流
と、フィルム開口部92a、ドア通風口91dを介して
ドア内部へ流入した後に、再びドア通風口91d、フィ
ルム開口部92aを介してフット用吹出空気開口部6に
流入する空気流とになる。
【0047】ところで、上述の吹出モード切替作用にお
いて、ロータリドア91の操作力は次の理由から大幅に
低減できる。すなわち、ロータリドア91の通風口91
dは、ロータリードア91の円周壁91bのうち、フィ
ルム部材92のフィルム開口部92aに対向する部位の
みに形成しているため、ロータリードア91内に流入し
た空気はフィルム部材92に風圧をほとんど与えること
なく、通風口91dとフィルム開口部92aを通過して
しまう。
【0048】従って、空調装置の通風量が増加しても、
フィルム部材92に高い風圧が作用することがないの
で、この風圧による、大きな摩擦力がフィルム部材92
とケース1内壁面との間に発生することがない。その結
果、通風量の増加に影響されることなく、十分小さな操
作力でロータリドア91を回動操作できる。しかし、上
記のように、フィルム部材92に風圧がほとんど作用し
ないと、ケース1とロータリドア91との間のシール不
良が問題となる。
【0049】そこで、本実施形態では、ロータリードア
91の円周壁91bの軸方向両端部に弾性シール材91
kを円弧状に装着し、この弾性シール材91kの外周側
にフィルム部材92の軸方向端部を位置させている。そ
して、この弾性シール材91kを弾性的に圧縮して、こ
の弾性シール材91kの弾性反発力にてフィルム部材9
2の軸方向端部をケース1の内壁面のリブ8に圧接させ
ている。
【0050】これにより、風洩れが最も発生しやすい、
ロータリードア91の軸方向両端部を弾性シール材91
kにて確実にシールして風洩れの発生を防止できる。ま
た、ロータリードア91の軸方向中間部は、フィルム部
材92が自身の弾性力にて吹出空気開口部5、6、7の
周辺部に圧接して、風洩れの発生を防止する。 (第2実施形態)図4は第2実施形態を示すもので、第
1実施形態ではロータリードア91の円周壁91bのう
ち、フィルム部材92のフィルム開口部92aに対向す
る部位のみにドア通風口91dを形成しているが、第2
実施形態では、ロータリードア9の円周壁91bのう
ち、フィルム部材92のフィルム開口部92aに対向し
ない部位に、微小な開口部91mを複数個、均等間隔で
形成したものである。
【0051】これにより、開口部91mを通して微小な
風圧がフィルム部材92に一様に作用するため、フィル
ム部材92が風圧により吹出空気開口部5、6、7の周
辺部に一層良好に圧接し、シール効果を改善できる。特
に、弾性シール材91kの厚さの寸法ばらつき、ケース
1の寸法ばらつき等によりフィルム部材92とケース内
壁面との間に隙間を生じ、万一シール不良を起こすよう
な事態になっても、開口部91mを通しての微小な風圧
を利用して、シール効果を維持することができる。
【0052】また、微小な開口部91mは、例えば、7
8mm2 程度の小面積のものであって、フィルム部材9
2には微小な風圧が作用するだけであるから、開口部9
1mを追加してもドア操作力の増加は僅かである。 (第3実施形態)図5は第3実施形態を示すもので、ロ
ータリードア91の回転軸91c、91c′とレバー2
1(図1参照)との結合部の改良に関するものである。
【0053】ロータリードア91とフィルム部材92と
の組み合わせからなる空気切替装置9を車種に係わらず
共通化して、コスト低減を図る場合に、ドア回動用のレ
バー21は、車種に応じて、両回転軸91c、91c′
のいずれか一方に結合することになる。その場合、レバ
ー21と両回転軸91c、91c′との結合部構成が同
一であると、レバー21を例えば、右側の回転軸91c
に結合すべき場合に、左側の回転軸91c′に結合して
しまうという誤組付が発生する。
【0054】また、ロータリードア91自身を左右逆転
して、ケース1に誤組付してしまうことがある。第3実
施形態はこのような誤組付の発生を防止しようとするも
のである。図5において、両回転軸91c、91c′は
その先端部に回り止めのための断面D形状の部分を有す
る形状であり、本例では、右側の回転軸91cを小径に
し、左側の回転軸91c′を大径にしてある。従って、
右側の回転軸91cの断面D形状の部分は、左側の回転
軸91c′の断面D形状の部分より小径となる。
【0055】ケース1に設けられた円形の軸受穴1a、
1bは、右側の回転軸91c、左側の回転軸91c′に
それぞれ対応したほぼ同一の内径にしてあり、従って、
右側の回転軸91c、左側の回転軸91c′はそれぞれ
円形の軸受穴1a、1bにがたなく回動可能に嵌合支持
される。そして、右側の回転軸91cの断面D形状の部
分に嵌合される右側用のレバー21のD形状穴21a
は、左側の回転軸91c′の断面D形状の部分に嵌合さ
れる左側用のレバー21′のD形状穴21a′より小径
にしてある。
【0056】以上の構成であるから、ロータリードア9
1をケース1に組付けるときに、左右の回転軸91c、
91c′およびその軸受穴1a、1bの径が異なるか
ら、ロータリードア91を左右逆転して、ケース1に誤
組付しようとすると、大径側の回転軸91c′を小径側
の軸受穴1aに挿入できないので、誤組付を確実に防止
できる。
【0057】同様に、回転軸91c、91c′の断面D
形状の部分と、レバー21、21′のD形状穴21a、
21a′との嵌合組付においても、右側と左側での径の
差異により、左右逆転の誤組付を確実に防止できる。な
お、第3実施形態における断面D形状の部分とD形状穴
21a、21a′の嵌合構造は回り止め結合を行うため
の形状であるから、D形状以外の適宜の非円形でもよい
ことはもちろんである。
【0058】左右の回転軸91c、91c′の径は、ケ
ース1の軸受穴1a、1bに対して先に組付ける方の回
転軸の径を大きくしておけば、誤組付が直ちに判明して
好都合である。 (第4実施形態)図6(a)、(b)は第3実施形態を
若干変形した第4実施形態であり、左右の両回転軸91
c、91c′の径を同一とし、その代わりに、一方の回
転軸91cのみに形状を変える小突起91nを設けたも
ので、このような構成としても、レバー21、21′の
左右逆転の誤組付を確実に防止できる。
【0059】また、第4実施形態において、左側の回転
軸91c′の径よりも、右側の回転軸91cの径を小さ
くしたときに、この右側の回転軸91cに小突起91n
を設けると、左右の両回転軸91c、91c′をレバー
21、21′のD形状穴21a、21a′に嵌合組付す
るときに、左右逆転の誤組付を確実に防止できる。つま
り、左右逆転の誤組付を行わうとすると、図6(c)に
示す斜線部にて干渉が起こり、レバー21、21′の嵌
合を行うことができない。 (他の実施形態)なお、前述した各実施形態では、ロー
タリードア91を円周壁91bを有する半円筒状に形成
し、ロータリードア91の外周面に対して隙間を介して
フィルム部材92を配設しているので、ロータリードア
91の形状は必ずしも完全な円弧状外周面を持つ半円筒
状に形成する必要はない。例えば、ロータリードア91
を断面楕円形状からなる半円筒状等の形状にして、フィ
ルム部材92をケース1側の内壁面に沿って円弧状にす
ることが可能であり、このようにしても同様の作用効果
を発揮できる。
【0060】なお、上記第1実施形態では、フィルム開
口部92aを複数の開口部によって構成していたが、複
数に限らず一つの開口部としてもよい。また、ロータリ
ドア91の駆動構造としても、手動操作される吹出モー
ド切替レバーによりコントロールケーブル22を直接駆
動するものに限らず、例えば電気的スイッチとそのスイ
ッチ操作に基づいて駆動されるモータ等の別の駆動源と
によってロータリドア91を回動変位させるように構成
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すもので、車両用空
調装置の要部の概略断面図である。
【図2】(a)は図1に示すロータリドア部分の側面
図、(b)は(a)の要部正面図である。
【図3】図1、2のロータリドア部分の分解斜視図であ
る。
【図4】本発明の第2実施形態を示すロータリドア部分
の分解斜視図である。
【図5】本発明の第3実施形態を示すロータリドア部分
の分解斜視図である。
【図6】本発明の第4実施形態を示すロータリドア回転
軸の断面D形状部分の端面図である。
【符号の説明】
1…ケース、2…送風機、3…熱交換器、5…フェイス
用吹出空気開口部、6…フット用吹出空気開口部、7…
デフロスタ用吹出空気開口部、9…空気通路切替装置、
91…ロータリドア、91b…円周壁、91d…ドア通
風口、91m…微小な開口部、91k…弾性シール材、
92…フィルム部材、92a…フィルム開口部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気通路をなすケース(1)と、 このケース(1)内に回動可能に配設され、かつ円弧状
    の円周壁(91b)を有するロータリードア(91)
    と、 このロータリードア(91)の円周壁(91b)に開口
    したドア通風口(91d)と、 前記ケース(1)において、前記ロータリードア(9
    1)の円周壁(91b)が回動する領域に開口した空気
    通路開口部(5、6、7)と、 前記ロータリードア(91)の円周壁(91b)の外周
    側に配設され、前記ロータリードア(91)とともに回
    動する可撓性を有するフィルム部材(92)と、 このフィルム部材(92)に、前記ドア通風口(91
    d)と常に連通するように開口されたフィルム開口部
    (92a)とを備え、 前記ロータリードア(91)を回動することにより、前
    記フィルム開口部(92a)と前記空気通路開口部
    (5、6、7)との連通および遮断を選択するようにし
    た空気通路切替装置であって、 前記ロータリードア(91)の円周壁(91b)のう
    ち、前記フィルム開口部(92a)に対向する部位のみ
    にドア通風口(91d)が形成されており、 前記ロータリードア(91)の円周壁(91b)の軸方
    向両端部には、弾性シール材(91k)が装着されてお
    り、 この弾性シール材(91k)の外周側に前記フィルム部
    材(92)の軸方向端部が位置しており、 この弾性シール材(91k)は弾性的に圧縮され、この
    弾性シール材(91k)の弾性反発力にて前記フィルム
    部材(92)の軸方向端部が前記ケース(1)の内壁面
    に圧接することを特徴とする空気通路切替装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性シール材(91k)は前記ロー
    タリードア(91)の円周壁(91b)に円弧状に装着
    されていることを特徴とする請求項1に記載の空気通路
    切替装置。
  3. 【請求項3】 前記ロータリードア(91)の円周壁
    (91b)のうち、前記フィルム開口部(92a)に対
    向しない部位に、微小な開口部(91m)が形成されて
    おり、 この微小な開口部(91m)を通して風圧が前記フィル
    ム部材(92)に作用するようにしたことを特徴とする
    請求項1または2に記載の空気通路切替装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1つに記載
    の空気通路切替装置を具備し、 前記空気通路開口部として、フェイス用吹出空気通路開
    口部(5)、フット用吹出空気通路開口部(6)、およ
    びデフロスタ用吹出空気通路開口部(7)を備え、 これらの吹出空気通路開口部(5、6、7)を、前記フ
    ィルム部材(92)と前記ロータリードア(91)の回
    転変位により開閉することを特徴とする車両用空調装
    置。
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JP2001347820A (ja) * 2000-01-13 2001-12-18 Denso Corp 空気通路切替装置および車両用空調装置
US6926068B2 (en) * 2000-01-13 2005-08-09 Denso Corporation Air passage switching device and vehicle air conditioner
CN100353102C (zh) * 2004-09-28 2007-12-05 株式会社电装 空气通路切换装置
KR100859125B1 (ko) * 2002-07-12 2008-09-18 한라공조주식회사 공기조화장치용 도어
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WO2017159406A1 (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 カルソニックカンセイ株式会社 スライドドア機構

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