JPH1057913A - 超音波洗浄方法 - Google Patents

超音波洗浄方法

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JPH1057913A
JPH1057913A JP21757796A JP21757796A JPH1057913A JP H1057913 A JPH1057913 A JP H1057913A JP 21757796 A JP21757796 A JP 21757796A JP 21757796 A JP21757796 A JP 21757796A JP H1057913 A JPH1057913 A JP H1057913A
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ultrasonic cleaning
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井 郁 男 石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単に洗浄液中に浸漬しただけでは内部に洗浄
液が入り込まない部位を有するワークや、内部に密封さ
れた空気が生ずる恐れがあるワーク群であっても、確実
に超音波洗浄できるようにする。 【解決手段】 超音波洗浄槽の洗浄液内に被洗浄物を浸
し、前記洗浄液に超音波振動を与えて洗浄物を洗浄する
にあたり、前記超音波洗浄槽内の圧力を変動させて洗浄
液中の脱気を行いつつ該洗浄液に超音波振動を与えるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば微細な隙間
等にゴミ等が付着した被洗浄物(ワーク)を超音波洗浄
する超音波洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、微細な隙間等にゴミが付着した
ワークに対しては、ブラシ等を用いたスクラブ洗浄に代
わって、ワークを洗浄液中に浸した状態で該洗浄液に超
音波振動を与える超音波洗浄が広く行われている。
【0003】従来、この種の超音波洗浄は、超音波洗浄
槽内に予め洗浄液を入れておき、この洗浄液中にワーク
を浸漬させてセットした後、超音波洗浄槽に付設した超
音波発振器を駆動させて洗浄液に超音波を与えるように
していた。このため、超音波洗浄槽の内部は、常に大気
圧状態にあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の超音波洗浄にあっては、例えば図2に示すような、
内部に袋穴Hを有するワークWを該袋穴Hの開口が下方
を向く下向きにセットした状態で超音波洗浄しようとす
ると、この袋穴Hの内部に洗浄液が入り込まない空気だ
まりが生じて、この袋穴Hの内部を洗浄することができ
ないといった問題があった。
【0005】そして、このように超音波洗浄が行えない
と、袋穴Hの内部を別の洗浄方法で洗浄する必要があ
る。このことは、ワーク間に空気が封じ込められること
がある、例えばリードフレームの密着洗浄等、ワークを
互いに密着させて洗浄したり、上下に重ね合わせて状態
で洗浄する場合も同様であった。
【0006】本発明は上記に鑑み、単に洗浄液中に浸漬
しただけでは内部に洗浄液が入り込まない部位を有する
ワークや、内部に密封された空気が生ずる恐れがあるワ
ーク群であっても、確実に超音波洗浄できるようにした
超音波洗浄方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波洗浄方法
は、超音波洗浄槽の洗浄液内に被洗浄物を浸し、前記洗
浄液に超音波振動を与えて洗浄物を洗浄するにあたり、
前記超音波洗浄槽内の圧力を変動させて洗浄液中の脱気
を行いつつ該洗浄液に超音波振動を与えることを特徴と
する。
【0008】このように構成した本発明によれば、例え
ばワークの袋穴内や互いに密接するワーク間等に封じ込
められた空気は、超音波洗浄槽の圧力の変動に伴って膨
張と収縮を繰り返し、これによって、封じ込められた空
気による空気だまり内に洗浄液を入り込ませて超音波洗
浄を行うことがきる。
【0009】ここに、前記超音波洗浄槽内の圧力の変動
を、超音波洗浄槽内の真空引きと真空破壊を繰り返すこ
とによって行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明の超音波
洗浄に使用される超音波洗浄装置を示すもので、同図に
示すように、この超音波洗浄装置には、内部に洗浄用の
洗浄液1を入れる超音波洗浄槽2が備えられ、この超音
波洗浄槽2は、開閉蓋3で密封自在に構成されていると
ともに、この底部には、超音波発振器4が付設されてい
る。
【0011】前記超音波洗浄槽2には、この内部の上部
空間S内の空気を真空吸引する真空ポンプ5が接続さ
れ、この超音波洗浄槽2と真空ポンプ5とを結ぶ配管6
の途中には、真空排気弁7が介装されている。更に、超
音波洗浄槽2には、前記上部空間S内の真空を破壊(リ
ーク)する真空破壊弁8が設けられている。
【0012】そして、前記開閉蓋3を開いて超音波洗浄
槽2内に洗浄すべきワーク(被洗浄物)を浸してセット
した後、開閉蓋3を閉じ、この状態で前記超音波発振器
4を駆動して洗浄液1に超音波振動を与えることによっ
て、超音波洗浄を行うようになっている。
【0013】ここに、図2に詳細に示すような、内部に
袋穴Hを有するワークWを該袋穴Hを下向きにセットし
て超音波洗浄しようとすると、このままではワークWの
袋穴H内の空気が抜けずに、ここに洗浄液1が入り込ま
ず、このため、袋穴Hの内部を超音波洗浄することがで
きない。
【0014】そこで、上記超音波洗浄を行っている間
に、超音波振動槽2の上部空間Sの内部圧力p0 を変動
させることによって、洗浄液1中の脱気を行って、これ
に対処している。
【0015】即ち、超音波洗浄槽2内にワークWをセッ
トした時点のこの上部空間Sの圧力は、大気圧と同じ1
気圧であり、袋穴H内に封じ込まれた空気の圧力も1気
圧である。そこで、前記真空ポンプ5を駆動させつつ、
図3に示すように、時間t1〜t2 の間、真空排気弁7
を開いて、この内部空間Sを圧力p1 (大気圧)から圧
力p2 に減圧する。
【0016】すると、洗浄液1の液面から袋穴Hの入口
までの高さをh(図1参照)、洗浄液1の密度をρ、重
力加速度をgとすると、袋穴Hの入口における圧力p
は、 p=p2 +ρgh となり、1気圧より低くなる。
【0017】このため、ワークWの袋穴H内に封じ込め
られた空気は、この圧力pと等しくなるように膨張し
て、ここから抜け出す。次に、時間t2 〜t3 の間、前
記真空排気弁7を閉じるとともに、真空破壊弁8を開い
て、超音波洗浄槽2の内部空間Sを圧力p2 から大気圧
の圧力p1 に戻す。
【0018】すると、前記袋穴H内に残存する空気の圧
力は、前述のように減圧されているため、この圧力差p
1 −p2 の勢いでワークWの袋穴Hの内部に洗浄液1が
流れ込む。
【0019】このような、超音波洗浄槽2の真空引きと
真空破壊とを超音波洗浄中に繰り返すことによって、ワ
ークWの袋穴Hの内部に洗浄液1を浸透させて、この内
部の超音波洗浄を行うことができる。
【0020】このことは、例えばリードフレームの密着
洗浄等、ワークが密着した場合の洗浄や、ワークが重な
り合う場合の洗浄においても同様であり、ワークの密着
面に空気が封入されて空気だまりが生じていても、超音
波洗浄中に超音波洗浄槽の真空引きと真空破壊とを繰り
返すことによって、空気だまりの内部に洗浄液1を浸透
させて、超音波洗浄を行うことができる。
【0021】しかも、このように、超音波洗浄槽内の洗
浄液を脱気することにより、洗浄時間を短縮させるとと
もに、超音波のキャビテーション力を向上させることも
できる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例え洗浄液が入り込まない袋穴を有するワークや、互い
に密接するワーク間等に空気が封じ込められる恐れのあ
るワーク群であっても、これらの封じ込められた空気に
よる空気だまり内に洗浄液を入り込ませて超音波洗浄を
行うことがき、これによって、別の洗浄を行う必要をな
くすことができる。
【0023】しかも、洗浄期間を短縮させるとともに、
超音波のキャビテーション力を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波洗浄に使用される超音波洗浄装
置の概略図。
【図2】同じく、ワークを示す斜視図。
【図3】本発明の超音波洗浄方法における超音波洗浄槽
内の圧力と時間との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1 洗浄液 2 超音波洗浄槽 4 超音波発振器 5 真空ポンプ 7 真空排気弁 8 真空破壊弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波洗浄槽の洗浄液内に被洗浄物を浸
    し、前記洗浄液に超音波振動を与えて洗浄物を洗浄する
    にあたり、前記超音波洗浄槽内の圧力を変動させて洗浄
    液中の脱気を行いつつ該洗浄液に超音波振動を与えるこ
    とを特徴とする超音波洗浄方法。
  2. 【請求項2】 前記超音波洗浄槽内の圧力の変動を、超
    音波洗浄槽内の真空引きと真空破壊を繰り返すことによ
    って行うことを特徴とする請求項1記載の超音波洗浄方
    法。
JP21757796A 1996-08-19 1996-08-19 超音波洗浄方法及び超音波洗浄装置 Expired - Lifetime JP3515668B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005033398A1 (ja) * 2003-10-06 2005-04-14 Star Cluster Co., Ltd. 衣類等の超音波洗浄方法
CN107234097A (zh) * 2017-06-03 2017-10-10 连云港佑源医药设备制造有限公司 一种骨钻真空清洗消毒机及其使用方法
CN108158110A (zh) * 2017-12-29 2018-06-15 重庆市惠美实业有限公司 一种胶鞋
CN113058931A (zh) * 2021-03-24 2021-07-02 西湖未来智造(杭州)科技发展有限公司 全自动组合式多频超声真空清洗烘干装置及其使用方法

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