JPH1056916A - ルアー - Google Patents

ルアー

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JPH1056916A
JPH1056916A JP22124396A JP22124396A JPH1056916A JP H1056916 A JPH1056916 A JP H1056916A JP 22124396 A JP22124396 A JP 22124396A JP 22124396 A JP22124396 A JP 22124396A JP H1056916 A JPH1056916 A JP H1056916A
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JP
Japan
Prior art keywords
lure
rib
space
members
colored layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP22124396A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hirahara
研治 平原
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体感や高級感がありかつ用途や種類が限定
されにくいルアーを提供する。 【解決手段】 ルアー1は、魚釣りに用いられるルアー
であって、ルアー本体2と、リブ3と、着色層4とを備
えている。ルアー本体2は、透明又は半透明の透光性を
有する合成樹脂製の分割された1対のルアー部材2a,
2bからなり、内部に空間Rを有している。このルアー
部材2a,2bの内壁面には鱗模様に似せた凹凸模様が
形成されている。リブ3は、空間R内にルアー部材2
a,2bと別部材で形成されている。着色層4は、ルア
ー部材2a,2bの内壁面にインモールド転写により形
成された層である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルアー、特に、合
成樹脂製の1対のルアー部材からなる魚釣り用のルアー
に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラックバスやシーバス等の肉食性の好
奇心が強い魚類を釣るためにルアーがよく使用される。
この種のルアーの外面には、魚の視覚を刺激して釣果を
上げるために、メッキや蒸着や塗装やシール貼着等の手
段により着色層が形成されており、この着色層には、た
とえば、鱗模様等の魚の表面を模した模様や魚にアピー
ルする模様等の各種の模様が描かれている。このように
ルアーの外面に模様を描くと、実釣りを重ねるたびに着
色層の一部がはがれて見苦しくなる。とくに、反射しや
すい金属光沢の模様は剥がれた場所が目立ち見苦しい。
【0003】着色層のはがれを防止するために、分割可
能な1対のルアー部材からなる中空透明のルアー本体の
内部に反射シートをインサートしたルアーが知られてい
る。このルアー本体はその外壁の厚みがほぼ一定であ
る。また、分割可能な1対のルアー部材からなる中実透
明のルアー本体の内部に反射シートをインサートしたも
のも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の中空透明のルア
ー本体に反射シートをインサートしたルアーでは、ほぼ
外壁の厚みが一定な中空のルアー本体内に、平板状の反
射シートがインサートされているので、表面からみえる
模様が平板状になり、立体感や高級感が得られにくい。
【0005】一方、後者の中実透明のルアー本体に反射
シートをインサートしたルアーでは、前者のものに比
べ、反射シートが平板状であってもルアー本体の厚みの
差によりレンズ効果が生じ、立体感や高級感が得られや
すい。しかし、ルアー本体が中実のため、内部を複雑な
構造にすることができず、用途や種類が限定される。本
発明の課題は、立体感や高級感が得られ、かつ用途が種
類が限定されにくいルアーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1に係るルアーは、
魚釣りに用いられるルアーであって、ルアー本体と、着
色層とを備えている。ルアー本体は、透光性を有する合
成樹脂製の分割された複数のルアー部材からなり、内部
に空間を有している。着色層は、ルアー部材の内壁面に
形成された層である。
【0007】このルアーでは、着色層がルアー本体の内
壁面に形成されているので、内壁面が3次元曲面であっ
ても内壁面に沿って着色層を形成でき、外壁の厚みがほ
ぼ一定であっても表面からの見たときに立体感や高級感
が得られる。また、内部に空間が形成されているので、
内部を複雑な構造にすることができ、用途や種類が限定
されにくい。
【0008】発明2に係るルアーは、発明1に記載のル
アーにおいて、前記ルアー部材の内壁面には凹凸模様が
形成されており、着色層は、凹凸模様の内側に形成され
ている。この場合には、着色層により着色された凹凸模
様によりさらに立体感や高級感が得られる。発明3に係
るルアーは、発明1又は2に記載のルアーにおいて、前
記着色層は、インモールド転写によりルアー部材の成形
時に同時に形成される。この場合には、着色層をルアー
部材成形時に同時に形成できるので、工程が大幅に短縮
され製造コストが安くなる。また、ルアー部材の内壁面
が複雑な凹凸形状であっても、それに沿って着色層を形
成できる。
【0009】発明4に係るルアーは、発明1から3のい
ずれかに記載のルアーにおいて、空間に配置され、ルア
ー部材とは別部材で構成されたリブをさらに備える。こ
の場合には、ルアー本体の内部の空間ががリブにより補
強されるので、内部に空間があってもルアー本体の強度
が高く維持できる。また、リブにより区画された空間の
一部に重りを配置することもできる。さらに、同じ外形
のルアーでもリブの形状を変更することで、重り配置等
を自由に変更でき、水中でのルアーの動きを変化させる
ことができる。
【0010】発明5に係るルアーは、発明4に記載のル
アーにおいて、リブを空間内で係止する係止構造をさら
に備える。この場合には,リブが空間内で係止されるの
で、リブが内部でがたつきにくい。発明6に係るルアー
は、発明5に記載のルアーにおいて、前記係止構造は、
リブ及びルアー本体のいずれか一方に形成された凸部
と、リブ及びルアー本体のいずれか他方に形成され凸部
を係止する凹部とを有する。この場合には、凹凸の嵌め
合いにより小さな形状で目立つことなくリブを係止でき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1において、本発明の一実施形
態によるルアー1は、小魚等の魚体に似せた流線形状の
ルアー本体2と、ルアー本体2の内部を区画しかつ補強
するリブ3とを備えている。ルアー本体2は、図2及び
図3に示すように、内部に空間Rが形成されるように左
右1対のルアー部材2a,2bを溶着等により貼り合わ
せた構造である。ルアー部材2a,2bは、壁部がほぼ
均一な厚みの左右対称な透明又半透明な透光性を有する
合成樹脂製の部材であり、たとえば、射出成形により製
造される。ルアー部材2a,2bの内壁面には、図4に
示すように、たとえば魚の表面にある目や鱗等に似せた
凹凸模様2cが形成されている。この凹凸模様2cの内
側に銀色や青色等の光沢がある色に着色された着色層4
が形成されている。着色層4は、ルアー部材2a,2b
の成形時にインモールド転写により同時に形成される。
【0012】ルアー本体2の頭部には、図1に示すよう
に、斜め下方に突出するリップ5が形成されている。ル
アー本体2のリップ5、腹部及び尾部には、アイ6が取
りつけられている。リップ5に取り付けられたアイ6
は、釣り糸結束用のアイである。腹部及び尾部のアイ6
にはそれぞれ、スプリットリング8を介してフック7が
装着されている。
【0013】リブ3はルアー部材2a,2bと別部材で
構成されており、図2及び図5に示すように、側面視H
字状の合成樹脂製の板状部材である。リブ3は、前後に
間隔を隔てて配置された長円部9,10と、長円部9,
10を連結する板状の連結部11とを有している。長円
部9,10の輪郭は、ルアー本体2の内壁面に沿った形
状である。各長円部9,10と連結部11との交点に
は、円柱状のボス部12がそれぞれ形成されている。こ
のボス部12の両端には係止用の三角錐形状の凹部13
が形成されている。この凹部13を係止するための三角
錐状の凸部14がルアー部材2a,2bの凹部13に対
向する内壁面に形成されている。この凸部14は、着色
層4より内方に突出しているが、形状が三角錐状で先端
が尖っているため、着色層4において凸部14はあまり
目立つものではない。
【0014】このようなリブ3を設けることで、ルアー
本体2内の空間Rは、たとえば4つに区画される。この
4つの区画のうち頭部の空間R1(図2)には、たとえ
ばバランス調整用の重り15が配置されている。また、
リブ3をルアー部材2a,2bと別部材で構成したの
で、ルアー本体2の内壁面の構造が単純になり、成形時
に着色層4をインモールド転写しやすい。
【0015】次に、ルアー1の製造手順について説明す
る。ルアー1のルアー本体2の製造に使用するインモー
ルド転写装置20は、図6に示すように、樹脂を射出成
形する射出成形部21と、射出成形部21の前方に配置
された固定盤22と、固定盤22に対向して配置された
可動盤23と、固定盤22と可動盤23との間で模様フ
ィルム25を供給するフィルム供給部24とを有してい
る。可動盤23は、盤移動部26により図6左右に移動
する。固定盤22には固定金型27が取り付けられ、可
動盤23には可動金型28が取り付けられる。両金型2
7,28の間には所望の成形空間が形成されている。
【0016】模様フィルム25は、図7に示すように、
可撓性を有するベースフィルム30と、ベースフィルム
30上に熱転写可能に形成され搬送方向に並べて配置さ
れた多数の模様層31とから構成されたロール状のもの
である。このようなインモールド転写装置20を用いて
ルアー本体2a,2bを製造する際には、ルアー本体2
a,2b用の金型27,28を用意するとともに、着色
層4となる所望の模様が描かれた模様層31を有する模
様フィルム25を用意する。そして、図7(A)に示す
ように、金型27,28を固定盤22及び可動盤23に
それぞれ取り付け、模様フィルム25のロールをフィル
ム供給部24に装着する。そして模様フィルム25の最
初の模様層31を金型27,28の間に配置する。この
状態で、図7(B)に示すように、可動盤23により2
つの金型27,28を合わせ、内部の成形空間に射出成
形部21により樹脂を射出し加熱する。このとき、熱に
より樹脂が硬化するとともに、ベースフィルム20上の
模様層31がルアー部材2a,2bとなる樹脂成形体4
0の凹面側に熱転写され、着色層4が形成される。そし
て、図7(C)に示すように、金型27,28を移動さ
せ、樹脂成形体40を金型27,28から取り出すと、
模様が内壁面に描かれたルアー部材2a,2bが得られ
る。
【0017】このようにしてルアー部材2a,2bが得
られると、アイ6を装着したのち、別に成形して得られ
たリブ3を空間Rに係止して配置するとともに、空間R
1に重り15を配置する。そして、2つのルアー部材2
a,2bでリブ3を挟持した状態で熱溶着等の適宜の接
着手段で2つのルアー部材2a,2bを接着するとルア
ー1が完成する。
【0018】ここでは、成形時に、ベースフィルム30
上の模様が描かれた模様層31が一体で樹脂成形体40
にインモールド転写され、ルアー部材2a,2bの内壁
面に着色層4が形成されるので、3次元曲面にも着色層
を形成することができる。また、着色層4がルアー部材
2a,2bの内壁面に形成されているので、実釣り時に
剥がれにくい。さらに、ルアー部材2a,2bの湾曲し
た3次元曲面でかつ凹凸模様2cが形成された内壁面に
着色層4が形成されているので、より立体感や高級感が
得られる。また、内部に空間Rが形成されているので、
用途や種類が限定されにくい。
【0019】〔他の実施形態〕 (a) ルアー本体2の形状やリブ3の形状は上記実施
形態に限定されるものではなく、重りの配置等により自
由に形状を変更できる。これにより、同じ外形のルアー
でもリブの形状を変更することで、重り配置等を自由に
変更でき、水中でのルアーの動きを変化させることがで
きる。
【0020】(b) リブ3で区画される空間に重りを
配置しなくてもよい。 (c) ルアー部材2a,2cの内壁面に凹凸模様2c
を必ずしも形成する必要はなく、着色層4に鱗模様等の
模様を描いてもよい。 (d) 内壁面に形成される着色層4は、1又は複数色
に着色されていればよい。また、立体感を強調できるよ
うに、外壁面を着色してそれらを併用してもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明に係るルアーでは、着色層がルア
ー本体の内壁面にインモールド転写により形成されてい
るので、内壁面が3次元曲面であっても内壁面に沿って
着色層を形成でき、外壁の厚みがほぼ一定であっても表
面からの見たときに立体感や高級感が得られる。また、
内部に空間が形成されているので、用途や種類が限定さ
れにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるルアーの側面図。
【図2】その縦断面図。
【図3】図1のIII −III 横断面図。
【図4】ルアー部材の拡大部分断面図。
【図5】リブの斜視図。
【図6】インモールド転写装置の側面模式図。
【図7】インモールド転写の工程図。
【符号の説明】
1 ルアー 2 ルアー本体 2a,2b ルアー部材 2c 凹凸模様 3 リブ 4 着色層 13 凹部 14 凸部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】魚釣りに用いられるルアーであって、 透光性を有する合成樹脂製の分割された複数のルアー部
    材からなり、内部に空間を有するルアー本体と、 前記ルアー部材の内壁面に形成された着色層と、を備え
    たルアー。
  2. 【請求項2】前記ルアー部材の内壁面には凹凸模様が形
    成されており、前記着色層は前記凹凸模様の内側に形成
    されている、請求項1に記載のルアー。
  3. 【請求項3】前記着色層は、インモールド転写により前
    記ルアー部材の成形時に同時に形成される、請求項1に
    記載のルアー。
  4. 【請求項4】前記空間に配置され、前記ルアー部材とは
    別部材で構成されたリブをさらに備える、請求項1から
    3のいずれかに記載のルアー。
  5. 【請求項5】前記リブを前記空間内で係止する係止構造
    をさらに備える、請求項4に記載のルアー。
  6. 【請求項6】前記係止構造は、前記リブ及びルアー本体
    のいずれか一方に形成された凸部と、前記リブ及びルア
    ー本体のいずれか他方に形成され前記凸部を係止する凹
    部とを有する、請求項5に記載のルアー。
JP22124396A 1996-08-22 1996-08-22 ルアー Pending JPH1056916A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140068997A1 (en) * 2011-05-10 2014-03-13 Duel Co., Inc. Lure

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140068997A1 (en) * 2011-05-10 2014-03-13 Duel Co., Inc. Lure
US8931205B2 (en) * 2011-05-10 2015-01-13 Duel Co., Inc. Lure

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