JP2807188B2 - ルアー - Google Patents

ルアー

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JP2807188B2
JP2807188B2 JP7081381A JP8138195A JP2807188B2 JP 2807188 B2 JP2807188 B2 JP 2807188B2 JP 7081381 A JP7081381 A JP 7081381A JP 8138195 A JP8138195 A JP 8138195A JP 2807188 B2 JP2807188 B2 JP 2807188B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ルアー釣り用のルア
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属製のルアーは公知である。例
えば、実開平6−64458号公報には魚の形状に似た
ルアーが開示されている。また、プラスチック製のルア
ーは周知である。例えば、魚を前後方向に延びる分割面
に沿って左右に二分した形状のほぼ対称なプラスチック
成形品を、その分割面で接合することにより、中空タイ
プまたは中身の詰まった中空ではないタイプのルアーを
つくることができる。また、プラスチックモノマーを金
型に注入、重合硬化させることにより後者のタイプのル
アーをつくる技術も周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知の金属製ルア
ーは、アルミダイキャストの技術を利用してつくること
ができる。したがって、このルアーはバリ仕上げの手間
と、表面光沢を出すための研磨の手間とに多くを要し、
コストが高くなるという問題がある。ルアーは水中でよ
く踊り、きらきらと輝いて魚の目を引くものでなければ
ならないから、研磨には十分に時間をかける必要があ
る。このことは、とりもなおさず、この種のルアーのコ
スト削減が難しいことを意味している。
【0004】しかるに、プラスチック製のルアーは光沢
表面に仕上げることは比較的容易である反面、中空のも
のは薄肉で、使用条件によっては釣り糸や釣り針を取り
付けるためのアイレットの固定部強度が不足し、ルアー
を損傷するという問題がある。
【0005】また、プラスチック製ルアーで比較的重い
ものを必要とするときには、中空ではないタイプのルア
ーを選ぶことになる。しかしながら、この種ルアーはプ
ラスチックモノマーが硬化するときに発熱、発泡し易
く、ルアーの厚みが増すほどその程度がひどくなる。そ
れを避けるためには、硬化速度を故意に遅くしたり、特
殊な加圧容器の中で硬化させたりしなければならず、そ
の結果生産性が低くなり、ルアー製造コストの上昇をも
たらすという問題がある。
【0006】そこでこの発明は、金属プレートと、少な
くともその両面を覆うプラスチック部とでルアーを構成
することにより、前記問題を解決することを課題にして
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明が前記課題を解
決するために前提とするのは、金属プレート部と、該プ
レート部の少なくとも両面を覆うプラスチック部とから
なり、そのプラスチック部周縁の所要部位から延出する
前記プレート部分に釣り糸と釣り針とを各々係止可能な
複数の透孔が形成してあるルアーである。
【0008】前記前提において、この発明が特徴とする
ところは、前記金属プレート部の プラスチック部で
覆われた部位に形成した透孔において、前記両面のプラ
スチック部が連続していること、にあるこの発明の好
ましい実施態様の一つにおいて、前記金属プレート部の
厚みがルアーの厚みの1/20以上である。
【0009】
【作用】このように構成したルアーは、金属プレート部
の少なくとも両面をプラスチック部で覆うからルアー表
面に光沢をもたせるための成形や研磨が容易になる。釣
り糸や釣り針は、金属プレート部の透孔に係止するか
ら、ルアー使用中にプラスチック部に荷重がかからず該
部を損傷するということがない。
【0010】金属プレート部の透孔において両面のプラ
スチック部が連続しているから、プラスチック部の金属
プレート部からの剥離・脱落を防止できる。
【0011】金属プレート部の厚みがルアーの厚みの1
/20以上であると、金型内でプラスチックモノマーを
金属プレート部と共に重合硬化させてルアーを成形する
場合に、該金属プレート部が放熱用のプレートとして作
用し重合硬化の際の蓄熱を防ぐから、気泡の発生を抑え
ることができ、硬化時間の短縮が可能になる。特に、金
属プレート部のプラスチック部周縁から延出する部分を
金型で挟持すると、金属プレート部の金型内での位置決
めが容易になるばかりでなく、前記放熱効果を高めるこ
とができる。
【0012】
【実施例】この発明の詳細を添付の図面を参照して説明
すると、以下のとおりである。
【0013】図1はルアー1の側面図であり、図2はそ
のII−II線矢視図である。ルアー1は魚の形状に似
ていて、頭部2と腹部3と背部4と尾部5とを有し、金
属プレート部6と透明なプラスチック部7とで構成され
ている。
【0014】金属プレート部6は、その両面の殆どがプ
ラスチック部7で覆われているが、腹部3と背部4と、
尾部5とにおいて、プラスチック部周縁からの第1、
2、3延出部10,11,12を有する。各延出部1
0,11,12には第1、2、3透孔13,14,15
があり、仮想線で示したように第1、3透孔13,15
にはスプリットリング18を介して釣り針19を取り付
け、第2透孔14にはスナップスイーベル20を介して
釣り糸21を取り付けてある。金属プレート部6のプラ
スチック部7で覆われた部分には補強用の第4、5、6
透孔24,25,26があり、これら透孔においてプレ
ート部6の両面にあるプラスチック部7が連続し、該部
7がプレート部6から剥離して脱落することがないよう
にしてある。これら第4、5、6透孔24,25,26
で例示した補強用の透孔は、所要の位置に所要の個数を
形成することができるが、好ましくは第1、2、3延出
部10,11,12の近傍に形成し、該延出部10,1
1,12の基部から剥離が始まるのを未然に防ぐように
する。金属プレート部6の周縁部は、第1、2、3延出
部10,11,12を除いてプラスチック部7で覆われ
ているが、それらに加えて所要の部位を露出させたり、
延出させたりすることもできる。なお、頭部2において
は、金属プレート部6に円柱状金属塊を固着してなる眼
球31がある。かかる眼球31の技術の詳細は、前記し
た実開平6−64458号公報に開示されている。
【0015】図2において、金属プレート部6は厚みt
を有し、ルアー1はその厚みtと同じ方向の厚みTを有
し、それらはt/T≧1/20なる関係にある。このよ
うにルアー1の厚みTとは、金属プレート部2の厚みt
と同じ方向の厚みを意味し、また厚みtとは金属プレー
ト部2の最も薄い部分の厚みを意味している。
【0016】金属プレート部6には、ステンレススチー
ル、アルミニウム、シンチュウ等適宜の素材を使用し、
必要ならそれらの表面に凹凸模様の加工や塗装を施すこ
とができる。プラスチック部7は、金属プレート部6を
インサートした金型内でプラスチックモノマーを重合硬
化させたり、溶融プラスチックを冷却硬化させたりする
他に、プラスチックプレートをプレート部6に貼り付け
ることによって得ることもできる。貼り付けるときに
は、補強用の透孔を接着剤等で満たすことが好ましい。
かかるプラスチック部7は透明でも不透明でもよく、ま
た着色したり塗装したりすることができる。金型内に金
属プレート部6をインサートするときには、該部6の第
1、2、3延出部を型板で挟持することが好ましい。そ
のようにすると、プラスチックモノマーが重合するとき
の熱を型の外へ逃がし、モノマーの発泡を防止すること
ができる。これによってルアー1の成形時間を短縮でき
る場合がある。
【0017】この発明に係るルアー1に代えて、金属プ
レート部と該部を被覆するプラスチック部とを貫通する
透孔に釣り針や釣り糸を係止することも可能であるが、
そのようにすると透孔内部の金属プレート部とプラスチ
ック部との界面に剥離が生じ易くなるので好ましくな
い。
【0018】
【発明の効果】このように構成したルアーは、使用中に
プラスチック部に荷重がかかることがないので、該部は
肉厚が薄くても損傷することがない。また、ルアーを光
沢表面に仕上げたいときには、プラスチック部を研磨す
ればよいから手間がかからない。特に、このルアーを鏡
面仕上げの金型を使用して成形すれば表面光沢の良いも
のを簡単に製造できる。加えて、金型成形をするときに
は金属プレート部を放熱用プレートとして利用したり、
該部の延出部を金型に対する位置決め手段として利用し
たりすることによってルアーの生産性を向上させること
ができる。金属プレート部両面にあるプラスチック部
は、補強用の透孔において連続しているから、剥離して
脱落するということがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルアーの側面図。
【図2】図1のII−II線矢視図。
【符号の説明】
1 ルアー 6 金属プレート部 7 プラスチック部 10,11,12 第1、2、3延出部 13,14,15 第1、2、3透孔 24,25,26 第4、5、6透孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属プレート部と、該プレート部の少なく
    とも両面のほぼ全体を覆うプラスチック部とからなり、
    該プラスチック部周縁の所要部位から延出する前記プレ
    ート部分に釣り糸と釣り針とを各々係止可能な複数の透
    孔が形成してあるルアーであって、 前記金属プレート部の前記プラスチック部で覆われた部
    位に形成した透孔において、前記両面のプラスチック部
    が連続していることを特徴とする前記 ルアー。
  2. 【請求項2】 前記金属プレート部の厚みがルアーの厚み
    の1/20以上である請求項1記載のルアー。
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