JPH1056844A - モアの作業牽制装置 - Google Patents

モアの作業牽制装置

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JPH1056844A
JPH1056844A JP8219989A JP21998996A JPH1056844A JP H1056844 A JPH1056844 A JP H1056844A JP 8219989 A JP8219989 A JP 8219989A JP 21998996 A JP21998996 A JP 21998996A JP H1056844 A JPH1056844 A JP H1056844A
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catcher box
lifting
box
chute
restraining
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Kenichi Fujimoto
賢一 藤本
Yasuhiro Hashimoto
康弘 橋本
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降機構を用いたキャッチャボックスの上昇
時に、シュートの後部より刈芝の吹出を防止する。 【解決手段】 モアMの側部にスロワを配置し、該スロ
ワにシュートを連結し、該シュート他端にキャッチャボ
ックスBの入口と着脱可能として刈芝を収納可能とする
とともに、機体後部に昇降機構Sを配置し、該昇降機構
によって前記キャッチャボックスを昇降可能とした構成
において、前記昇降機構の下部位置にキャッチャボック
スの下降によって作動する検知部を配し、該検知部とP
TOクラッチとの間に牽制機構を設け、検知部と牽制機
構を連動連結し、PTOクラッチと被牽制部材を連動連
結し、キャッチャボックスを上昇させると牽制機構が被
牽制部材に当接して、PTOクラッチの「入」側への回
動を牽制するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降機構を用いた
キャッチャボックスの上昇時に、シュートの後部より刈
芝の吹出を防止する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から走行機体の腹部にモアを装着
し、該モアによって刈り取った刈芝を、側部に配置した
スロワーによりシュートを介して後方のキャッチャボッ
クスへ送り、該キャッチャボックス内が刈芝でいっぱい
になると、キャッチャボックスの一部を開いて放出する
ようにしている。また、刈芝をトラックの荷台に載せた
り、焼却装置の投入口等に放出できるように、キャッチ
ャボックスの昇降装置を設けることが行われてきてい
る。昇降装置は一般に、機体の後部にレール体を立設
し、該レール体に巻き上げ機を配設して、巻き上げ機の
ワイヤーの端部をキャッチャボックスに固設して、ワイ
ヤーを巻き上げることによってキャッチャボックスを上
昇させるようにしている。また、前記シュートの後端部
よりキャッチャボックスの投入部を介して刈芝を投入す
るものであり、キャッチャボックスを上昇すると、投入
部がシュート後端部より外れ、シュートは通常位置に残
り、キャッチャボックスのみが上昇する構成としてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の昇降機
構において、キャッチャボックスを上昇させると、シュ
ートの後端部は開放した状態となり、この開放された状
態において、誤操作によって作業レバーを回動して駆動
すると、モアのロータリー刃とスロワが駆動されて、シ
ュートの出口より、刈芝や小石等が放出されて撒き散ら
すことになる。また、スロワの駆動停止操作を忘れて、
キャッチャボックスを上昇させると警報機が作動するが
スロワを停止することはないので、刈芝を撒き散らすこ
とになる。その為に、キャッチャボックスの上昇時には
シュートの後端より吹き出すことを防ぐ構成が望まれて
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
に、モアの側部にスロワを配置し、該スロワにシュート
を連結し、該シュート他端にキャッチャボックスの入口
と着脱可能として刈芝を収納可能とするとともに、機体
後部に昇降機構を配置し、該昇降機構によって前記キャ
ッチャボックスを昇降可能とした構成において、前記昇
降機構の下部位置にキャッチャボックスの下降によって
作動する検知部を配し、該検知部とPTOクラッチとの
間に牽制機構を設け、検知部と牽制機構を連動連結し、
PTOクラッチと被牽制部材を連動連結し、キャッチャ
ボックスを上昇させると牽制機構が被牽制部材に当接し
て、PTOクラッチの「入」側への回動を牽制するよう
に構成した。
【0005】
【発明の実施の形態】次に実施例を説明する。図1は腹
部にモアを装着し、後部にキャッチャボックスを装着し
たローンモアの側面図、図2は本発明のキャッチャボッ
クスの昇降機構を示す側面図一部断面図、図3は同じく
本発明の昇降機構を示す後面図一部断面図、図4は同じ
く昇降機構を示す部分側面図一部断面図、図5はキャッ
チャボックスを上昇させた状態の側面図、図6は本発明
のPTOクラッチと連動する刈芝吹出防止機構を示す側
面図一部断面図、図7は昇降装置の昇降とアクセルレバ
ーとの連動を示す側面図、図8は駆動モーターをPTO
クラッチレバーにより停止可能とする回路図、図9はリ
ミットスイッチの配置を示す側面図一部断面図、図10
はセーフティスイッチの配置を示す側面図、図11は燃
料ストップソレノイドの作動を示す回路図である。
【0006】図1において、モアMとキャッチャボック
スBを装着したローンモアの全体構成を説明する。走行
機体であるトラクターの前輪30・30と後輪31・3
1の間の腹部に、モアMが昇降機構Sを介して吊設さ
れ、運転席で昇降操作できるようにしている。また、モ
アMの前部は前部支持輪19により支持し、後部は後部
ガイド輪22により支持し、刈り高さを調節して、下げ
た状態で走行作業したときには圃場面に追随しながら刈
取できるようにしている。
【0007】機体フレームF前部上のボンネット内にエ
ンジンを載置し、該エンジンからの動力を図示せぬ変速
装置を介して、前輪30・30及び後輪31・31を駆
動している。また、フロントアクスルケースのフロント
PTO軸からユニバーサルジョイント32を介してモア
Mのギアボックス20に動力が伝達され、該ギアボック
ス20で変速されてロータリー刃と、スロワーAを駆動
している。該スロワーAは座席の右側に配置され、該モ
アMにより刈取られた芝がスロワーAへ放出され、該ス
ロワーAの羽根の回転により、シュート21を介してキ
ャッチャボックスBへ刈芝が搬送される。
【0008】そして、前記キャッチャボックスBは箱状
に形成されて、側面視で略対角線部分で半割に構成さ
れ、その前部を前ボックス23とし、後部を後ボックス
24としている。該前ボックス23と後ボックス24の
合わせ部の周囲には、それぞれ補強枠26と補強枠27
が補強固定されている。該補強枠26・27の上部を枢
支軸13により枢支し、補強枠27の上端には回動アー
ム25が固定され、該回動アーム25は前方へ突出して
その先端に、リンク11、アーム12、連動ワイヤー7
1を介して開閉レバー10に連結されている。該開閉レ
バー10はオペレーターの右側に配置されており、該開
閉レバー10は後述するレール体1に枢支された枢支軸
に固定されている。
【0009】前記アーム12にはリンク15を介してロ
ック金具16と連結されて、該開閉レバー10を上側へ
回動すると、該ロック金具16が連動して下方へ回動し
てロックを解除し、リンク機構を介して前記回動アーム
25を回動させて、後ボックス24の下部を後方へ回動
して開け、キャッチャボックスB内に収納した刈芝を放
出するようにしている。そして、前記座席33の後部の
機体フレームF後端部分に昇降機構Sを配置し、支持ス
テー18及び補強ステー17を介してキャッチャボック
スBを固設し、支持ステー18の後端に前ボックス23
の補強枠26の下端部を固設し、補強ステー17の後端
に前ボックス23の上下中央部を固設し、該補強ステー
17と支持ステー18を垂直ステー70で連結し補強し
ており、昇降機構Sを用いてキャッチャボックスBを昇
降させている。
【0010】また、前記昇降機構Sは、図2〜図4に示
す様に構成されており、機体フレームFの後部に立設す
るメインレール1・1と、該メインレール1・1の内側
に嵌合するスライドレール2・2と、第一ワイヤー7を
巻き上げ駆動する駆動モーター65と、前記スライドレ
ール2・2に案内されて昇降する昇降フレーム3より構
成されている。該昇降フレーム3の後部にキャッチャボ
ックスBを固定することによってキャッチャボックスB
が昇降されるようにしている。
【0011】即ち、前記メインレール1・1の下部が機
体フレームFの後端部に受台35を介し固着し、ステー
36によって補強している。左右一対のメインレール1
・1は断面視コ字状に構成して開放側を対向させて立設
し、該メインレール1・1の上端の高さはキャッチャボ
ックスBを下降した状態の上端高さに略等しい高さとし
ている。該メインレール1・1の間の前面には、上下中
間位置に中連結フレーム41を横設し、上部位置に上連
結フレーム40を横設して左右のメインレール1・1を
一体的に連結している。上端の該上連結フレーム40の
略中央部後面には軸芯を前後方向に有する定滑車42を
枢支し、その右側には後述する第一ワイヤー7の一端を
固定する締結部44を設けている。また、前記上連結フ
レーム40の前部には後述する第二ワイヤー8の一端を
締結する締結部43を配設している。更に、前記メイン
レール1・1の上端における開放面内には、前記昇降フ
レーム2・2の昇降を保持するガイドローラー45・4
6を枢支している。
【0012】前記メインレール1・1の内側に、左右一
対のスライドレール2・2を配設しており、該スライド
レール2はメインレール1と略同じ長さに形設し、スラ
イドレール2・2の上端部を上連結フレーム47で連結
し、下端部を下連結フレーム48を用いて一体的に連結
している。前記上連結フレーム47の左右中央右側に軸
芯を左右方向に有する滑車49を枢支し、前記下連結フ
レーム48の左右略中央位置前面に滑車50を枢支して
いる。また、前記スライドレール2・2の前面にガイド
板51・51を固設し、該ガイド板51・51は外側方
に突出し、メインレール1・1の開放面より内部に挿入
している。更に、前記スライドレール2・2の側面下部
には、図4に示すように、支持輪52・52を枢支し、
ガイド板51・51に支持輪53・53を支持し、メイ
ンレール1・1内面に摺接するようにし、前記ガイドロ
ーラー45はスライドレール2の外側面に、ガイドロー
ラー46はガイド板51にそれぞれ摺接して、昇降時の
ガイドとなるようにしている。
【0013】また、図4に示す様に、前記スライドレー
ル2・2の内側にはキャッチャボックスBを固定する昇
降フレーム3が昇降摺動自在に配設している。該昇降フ
レーム3は、左右一対の板体55・55と該板体55・
55の前部上下位置と後部下方位置を固設する連結軸5
6・57・58より構成され、該連結軸56・57・5
8を用いて左右の板体55・55を平行状に配設してい
る。前記連結軸56・57は、板体55・55の前部を
連結し、板体55・55より側方に突出する端部におい
て支持輪60・61を枢支している。該支持輪60はス
ライドレール2の後内面に摺接し、支持輪61はスライ
ドレール2の前内面に摺接するようにし、板体55・5
5の前面に枢支した支持輪62・63をスライドレール
2の内側面に摺接させて、昇降時のガイドとしている。
また、前記板体55の後下方に横設する横軸58の略中
央位置には締結部64を配設しており、第二ワイヤー8
を締結しており、該第二ワイヤー8によって昇降フレー
ム3を吊設している。そして、前記板体55の後部にキ
ャッチャボックスBの下部を支持する支持ステー18と
垂直ステー70を固定することで、昇降フレーム3と共
にキャッチャボックスBを昇降できるようにしている。
【0014】そして、機体フレームFの後下部にモータ
ーケース5を固設し、該モーターケース5の内部に軸芯
を左右方向に有する巻取ドラム66を配設し、該巻取ド
ラム66を駆動モーター65で駆動するようにして巻き
取り機を構成している。該巻取ドラム66には第一ワイ
ヤー7を巻回しており、該第一ワイヤー7をメインレー
ル1の上連結フレーム40上の定滑車42に掛け回した
後に、該第一ワイヤー7の途中部を昇降フレーム2の下
連結フレーム48の滑車50に掛け回し、第一ワイヤー
7の端部を締結部44に締結することで昇降フレーム2
を吊設している。一方、前記中連結フレーム41上の締
結部43に第二ワイヤー8を締結し、該第二ワイヤー8
をスライドレール2の上連結フレーム47上の滑車49
に掛け回し、下方の昇降フレーム3を吊設する締結部6
4に締結している。
【0015】従って、前記駆動モーター67を駆動して
第一ワイヤー7を巻き取ると、該第一ワイヤー7の他端
はメインレール1の上部に固設されているので、滑車5
0が動滑車の如くに上昇させて、該滑車50を支持する
スライドレール2がともに上昇される。このスライドレ
ール2が上昇摺動されることによって、第二ワイヤー8
の途中部を巻回している滑車49が上方へ持ち上げら
れ、第二ワイヤー8は一端がメインレール1の上部に、
他端が昇降フレーム3に固定されているので昇降フレー
ム3が上昇され、図5に示すように、該昇降フレーム3
に固定されるキャッチャボックスBも同時に上昇され
る。その際に、前記キャッチャボックスBの投入部80
がシュート21後端部より外れて、シュート21の後端
部を開放した状態に放置されている。そして、所定の高
さに上昇すると、後ボックス24を開けて内部の刈芝を
排出するようにしている。このように、機体後部に立設
したメインレール1よりスライドレール2が持ち上げら
れ、このスライドレール2の上部にまでキャッチャボッ
クスBを持ち上げることができて、高い位置まで持ち上
げることを可能としている。
【0016】また、本実施例では、キャッチャボックス
Bの昇降とアクセルレバー100とが連動する構成とし
ている。即ち、図7に示す様に、メインレール1の上端
部の前部にステー101を固設し、該ステー101の側
部に支点軸106を側方に突出し、該支点軸106にレ
バー102を枢支している。該レバー102は基部10
2aとレバー部102bにより側面視略「く」字状に形
成されており、レバー部102bの端部にローラー10
3を枢支し、基部102a後部に戻しワイヤー104の
一端を締結している。前記レバー部102bは、バネに
よって後下方向きに付勢されており、ローラー103を
スライドレール2の上前部に形成する溝部2aに当接す
るように付勢している。また、前記戻しワイヤー104
はアウターチューブ105内に支持され、戻しワイヤー
104を前方に延出して他端をアクセルレバー100の
途中部に締結している。但し、上記レバー102やステ
ー101をメインレール1の下端に配置することもでき
る。このようにして、前記キャッチャボックスBを上昇
させると、スライドレール2の上昇によって、ローラー
103が溝部2aから出て、図中の二点鎖線103’の
様に前方に移動し、レバー102を回動し、戻しワイヤ
ー104を引っ張って、アクセルレバー100を低速側
の100’の位置に回動させる。その為に、キャッチャ
ボックスBを上昇させてローンモアAの重心が高くなる
際には、アクセルレバー100を低速側に戻し、エンジ
ンEの回転数を下げるので、誤操作により走行クラッチ
が入り機体を走行させても、急発進することなく緩やか
に進み出すのである。なお、スライドレール2の溝部2
aの上下長さを長くすることで、キャッチャボックスB
の上昇位置を高くした位置においてアクセル100を低
速側に戻す構成とすることもできる。
【0017】次に、本発明の作業牽制装置について説明
する。本発明の作業牽制装置はキャッチャボックスBを
上昇させたときに、刈取作業ができないように牽制して
刈芝がシュートより吹出さないようにするためのもので
あり、PTOクラッチに牽制装置を適用している。即
ち、該牽制装置は、図6に示す様に、前記メインレール
1の下部に検知部を配置しており、該検知部はメインレ
ール1の下前部に開口1aを形設し、該開口1a下部に
検知アーム111を配している。該検知アーム111の
前部は開口1aの前方で枢支し、検知アーム111の後
部は開口1aよりメインレール1の内部に挿入し、検知
アーム111は前部を支点として、開口1aの範囲内に
おいて上下方向に回動可能としている。また、前記検知
アーム111のメインレール1と枢支部の間位置におい
て操作ワイヤー112を締結し、開口1aよりメインレ
ール1内に挿入した検知アーム111の後部上面は、キ
ャッチャボックスBを最下端位置まで下降した際におけ
るスライドレール2下部(本実施例では支持輪61)が
当接するように配して、キャッチャボックスBが最下降
位置にあるかを検知している。
【0018】また、前記操作ワイヤー112はアウター
チューブ113によって支持され、操作ワイヤー112
の他端は牽制機構と連動連結している。該牽制機構とし
て操作ワイヤー112の他端に牽制ピン116を固設
し、該牽制ピン116にスプリング117を連結し、該
スプリング117によって操作ワイヤー112を介して
検知アーム111を上方に回動するように付勢してい
る。そして、牽制ピン116は被牽制部材の近傍位置に
配置している。該被牽制部材はPTOクラッチレバー1
20と連動するクラッチアーム115からなり、該クラ
ッチアーム115は中央部が支点軸118に枢支され、
一端は前記牽制ピン116に当接可能位置まで延設し、
他端はスプリング121、ワイヤー122を介してPT
Oクラッチレバー120と連結されている。
【0019】この様に構成することによって、キャッチ
ャボックスBを下降させた位置においては、スライドレ
ール2下部の支持輪61が検知アーム111と当接して
下方に回動して、操作ワイヤー112を引っ張り、牽制
ピン116はクラッチアーム115の回動範囲から外れ
て、牽制装置は解除されている。そして、前記キャッチ
ャボックスBを上昇させると、スライドレール2が上昇
し、支持輪61が61’の如く上昇し、スプリング11
7の付勢力によって検知アーム111は図中の二点鎖線
111’の如くに上方に回動し、牽制ピン116は前下
方の116’位置まで移動する。この牽制ピン116の
移動によって、クラッチアーム115は図中の二点鎖線
115’の如く回動して、ワイヤー122を介してPT
Oクラッチレバー120を「切」側へ回動し、PTOク
ラッチレバー120を「入」側回動した作業時に、キャ
ッチャボックスBを上昇させれば強制的にPTOクラッ
チを離脱側に移動させるのである。また、キャッチャボ
ックスBを上昇させた状態において、PTOクラッチレ
バー120を「切」側から「入」側へ回動しようとして
も、クラッチアーム115と牽制ピン116が当接して
いるので、スプリング121に抗して回動するので、強
い力が必要となりその操作力でキャッチャボックスBが
上昇していることが判り、刈芝の吹出を未然に防止でき
る。
【0020】次に、前記作業牽制装置を電気的に構成し
た別実施例を説明する。図8に示すように、キッチャボ
ックスBを昇降する駆動モーター65はリレー130を
介して上限リミットスイッチ134と下限リミットスイ
ッチ135を並列に配置し、更に上限リミットスイッチ
134には直列にPTOレバースイッチ136を接続
し、前記上限リミットスイッチ134と下限リミットス
イッチ135に昇降スイッチ131を接続している。前
記PTOレバースイッチ136はPTOクラッチレバー
120が「切」位置で閉じる構成とし、前記下限リミッ
トスイッチ135はキャッチャボックスBが最下降位置
において開き、該下限リミットスイッチ135は昇降ス
イッチ131の下降側接点132と接続している。前記
上限リミットスイッチ134はキャッチャボックスBの
最上昇位置において開くスイッチであり、上限リミット
スイッチ134に昇降スイッチ131の上昇側接点13
3と接続している。従って、PTOクラッチレバー12
0が「入」側に傾倒した状態においてはPTOレバース
イッチ136は開いているので、昇降スイッチ131を
上昇側にONしても駆動モーター65を作動することは
できず、キャッチャボックスBは上昇されることがなく
下降のみできる。
【0021】また、前記作業牽制装置の別実施例を図
9、図10、図11より説明する。エンジンEの燃料供
給を停止する燃料ストップソレノイド145をインジェ
クションやキャブレター等の燃料供給装置に配置し、燃
料ストップソレノイド145を励磁することによってエ
ンジンEを停止させる構成としている。この燃料ストッ
プソレノイド145に、リレー146の接点146aを
介してキースイッチ149、バッテリー147と接続し
ている。前記リレー146の電磁コイル146bの一側
はキースイッチ149と、他側はPTOレバースイッチ
136’と検知部としての下限リミットスイッチ13
5’と直列に接続している。前記下限リミットスイッチ
135’は、図9に示す様に、昇降フレーム3の最下降
位置まで下降した際に、下限リミットスイッチ135’
の接点が押されて開くスイッチである。なお、前記下限
リミットスイッチ135’の配設位置は、限定するもの
ではなく、スライドレール2の前下部や、メインフレー
ム1や機体フレームFに配してもよい。また、前記PT
Oレバースイッチ136’は、図10に示す様に、PT
Oクラッチレバー120の前部に配置しており、PTO
クラッチレバー120を「入」側に回動すると「ON」
(閉じる)となるスイッチである。
【0022】従って、通常の刈取作業時においては、キ
ャッチャボックスBは下降した状態であってPTOクラ
ッチレバー120は「入」側に回動しており、PTOレ
バースイッチ136’は閉じているが下限リミットスイ
ッチ135’は開いているために、燃料ストップソレノ
イド145は作動せず、エンジンEは止まることがな
い。この状態でキャッチャボックスBを上昇させると、
下限リミットスイッチ135’は閉じるので、リレー1
46が作動して接点146aが閉じて燃料ストップソレ
ノイド145が作動してエンジンEは停止し、シュート
21から吹き出すことはなく、作業中にキャッチャボッ
クスBを上昇させて重心が高くなることもない。また、
キャッチャボックスBを下降した状態で、PTOクラッ
チレバー120を「切」側に回動すると、下限リミット
スイッチ135’は開いており、PTOレバースイッチ
136’も開いており、エンジンEは停止することはな
い。このときPTOクラッチレバー120を誤って
「入」側に回動しても、下限リミットスイッチ135’
が開いているのでエンジンEは停止されることがない。
また、PTOクラッチレバー120を「切」でキャッチ
ャボックスBを上昇させると、下限リミットスイッチ1
35’が閉じるが、PTOレバースイッチ136’が開
いているので、エンジンEは停止することがない。そし
て、このキャッチャボックスBを上昇させた状態で誤っ
てPTOクラッチレバー120を「入」側に回動する
と、下限リミットスイッチ135’が閉じた状態でPT
Oレバースイッチ136’が閉じるので、リレー146
が作動して接点146aが閉じてエンジンEを停止さ
せ、スロワSは駆動されずシュート21の後部より刈芝
は放出されることはない。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、PTOクラッチを
連動機構によってキャッチャボックスを上昇させると、
作業機であるスロワやモアに動力が伝達されず、PTO
クラッチレバーの誤操作により、開放状態となっている
シュート後部より刈芝等を放出することはない。また、
刈取作業中にはPTOクラッチが牽制されているので、
シュート後端部が開放されることがなく、シュート後端
部より刈芝を放出することがなくなる。従って、誤操作
に対応する昇降機構を有するローンモアを構成すること
ができる。連動機構を簡潔な構成にしたことによって、
コストを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】腹部にモアを装着し、後部にキャッチャボック
スを装着したローンモアの側面図である。
【図2】本発明のキャッチャボックスの昇降機構を示す
側面図一部断面図である。
【図3】同じく本発明の昇降機構を示す後面図一部断面
図である。
【図4】同じく昇降機構を示す部分側面図一部断面図で
ある。
【図5】キャッチャボックスを上昇させた状態の側面図
である。
【図6】本発明のPTOクラッチと連動する刈芝吹出防
止機構を示す側面図一部断面図である。
【図7】昇降装置の昇降とアクセルレバーとの連動を示
す側面図である。
【図8】駆動モーターをPTOクラッチレバーにより停
止可能とする回路図である。
【図9】リミットスイッチの配置を示す側面図一部断面
図である。
【図10】セーフティスイッチの配置を示す側面図であ
る。
【図11】燃料ストップソレノイドの作動を示す回路図
である。
【符号の説明】
B キャッチャボックス M モア S 昇降機構 21 シュート 112 操作ワイヤー 115 クラッチアーム 116 牽制ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モアの側部にスロワを配置し、該スロワ
    にシュートを連結し、該シュート他端にキャッチャボッ
    クスの入口と着脱可能として刈芝を収納可能とするとと
    もに、機体後部に昇降機構を配置し、該昇降機構によっ
    て前記キャッチャボックスを昇降可能とした構成におい
    て、前記昇降機構の下部位置にキャッチャボックスの下
    降によって作動する検知部を配し、該検知部とPTOク
    ラッチとの間に牽制機構を設け、検知部と牽制機構を連
    動連結し、PTOクラッチと被牽制部材を連動連結し、
    キャッチャボックスを上昇させると牽制機構が被牽制部
    材に当接して、PTOクラッチの「入」側への回動を牽
    制することを特徴とするモアの作業牽制装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5374295A (en) * 1992-03-04 1994-12-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Heat resistant aluminum alloy powder, heat resistant aluminum alloy and heat and wear resistant aluminum alloy-based composite material
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FR2814329A1 (fr) * 2000-09-19 2002-03-29 Kubota Kk Tondeuse a organe pivotant de retenue d'herbe coupee
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KR20160089076A (ko) * 2015-01-19 2016-07-27 엘에스엠트론 주식회사 Pto 온/오프 장치

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