JP2009278868A - 集草装置 - Google Patents

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Wakao Enomoto
和加雄 榎本
誠 ▲高▼須賀
Makoto Takasuga
Hideaki Saeki
英明 佐伯
Haruyoshi Honda
春義 本多
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】集草姿勢から排出姿勢への操作過重の軽減が図れる一方、排出姿勢から集草姿勢への切り換えもスムーズな集草装置を提供することである。
【解決手段】支持軸65を支点として回動するコレクタ18を設けた集草装置に、コレクタ回動レバー20と、コレクタ係止部67と、コレクタ係止部67の回動用揺動ブラケット70と、揺動ブラケット70と共に連結部77を支点として回動し回動レバー20の操作補助力を付与するダンパー75とを備えたコレクタ連結部21と、揺動ブラケット70の揺動、切換え操作用レバー71とを設ける。揺動ブラケット70の揺動によりダンパー75が回動支点77と揺動連結部69aとを結ぶ直線の前後間で揺動連結部69aを支点として支点越えをし揺動する。切換レバー71操作により、排出姿勢ではダンパー75の補助力がコレクタ18上昇側に作用し、集草姿勢ではダンパー75の補助力がコレクタ18下降側に作用する。
【選択図】図3

Description

本発明は、芝刈機などに装備され、刈り取った草を収納する集草装置(コレクタ)の構成に関する。
従来モーアを車体前部又は下部に装着した乗用芝刈機は、該モーアで刈り取った芝草を車体下方に配したシュータ(ダクト)を介して車体後部のコレクタ(集草容器)にブロアにより送風搬送して集草する構成となっている。コレクタは下記特許文献1に記載の前後2分割の構成のものや分割しないボックス型のものなどがあるが、いずれもコレクタに溜まった刈取草はコレクタが上下方向に回動することでコレクタに設けられた開口部から地面に向けて放出される。そして、コレクタには、コレクタ内に刈取草を残さずスムーズに排出できるように種々の工夫がされている。
たとえば、前後2分割の構成のコレクタでは、コレクタ全体を振り上げて開放する場合に比べて後側容器部だけ振り上げればよいため、振り上げ操作荷重が小さくてすむ。しかし、前側容器部の底部に刈取草が溜まるのを防ぐため前側容器部の底板が前上がりに傾斜した形状であり、コレクタ容量が小さくなるという問題がある。
そこで、特許文献1によれば、前側容器部の底板で刈取草を受け止め保持可能な集草姿勢と下方に開放された排出姿勢とに上下揺動可能に構成することで、刈取草の排出時には前側容器部の底板を下方に開放させて前側容器部の刈取草を残さず排出できるようにしており、前後2分割の構成のコレクタの特徴を活かしながら集草容器の容量を大きくしている。
特開2007−74955号公報
前記特許文献1記載の集草装置によれば、上述の構成により前側容器部の刈取草を残さず排出できるようになる。また、後側容器部を振り上げるときに集草装置の操作レバーを前方に揺動操作するが、その際に後側容器部の振り上げ方向に付勢するガススプリングが設けられていることで、操作レバーを操作する際の振り上げ操作荷重の軽減が図られている。
しかし、ガススプリングは後側容器部の振り上げ方向に付勢されているため、刈取草の排出作業が終わって後側容器部を排出姿勢から集草姿勢に戻す際にはガススプリングが抵抗となり、戻しにくくなってしまう。したがってこのような場合は、排出姿勢から集草姿勢への切り換えがスムーズにできず、集草作業の効率が低下したり、作業者の負担になるなどの問題が生じる。
そこで、本発明の課題は、刈取草を排出する場合は、集草姿勢から排出姿勢に操作する際の振り上げ操作過重の軽減が図れ、集草姿勢から排出姿勢への切り換えがスムーズにできる一方、排出姿勢から集草姿勢への切り換えもスムーズにでき、集草作業の効率の向上が図れ、また作業者の集草作業の負担を軽減できる集草装置を提供することである。
本発明の上記課題は、次の解決手段で解決される。
請求項1記載の発明は、走行車体(2)に設けられたモーア(22)により刈り取られた刈取草を収納し、走行車体(2)の前進方向に向かってモーア(22)の後方に設けられ、前部上方の支持軸(65)により支持されて該支持軸(65)を支点として上下方向に回動することで内部に収納した刈取草を排出するコレクタ(18)を設けた集草装置において、前記支持軸(65)と一体化してコレクタ(18)を回動操作するためのコレクタ操作部(20)と、前記走行車体(2)側に支持された前記支持軸(65)の両端部に設けられ、該支持軸(65)よりも後方にコレクタ(18)を係止し、前記コレクタ操作部(20)の操作による支持軸(65)の回動に伴って該支持軸(65)を支点として上下方向に揺動することでコレクタ(18)を回動させる左右のコレクタ係止部(67L,67R)と、走行車体(2)に設けられたモーア(22)により刈り取られた刈取草を収納し、走行車体(2)の前進方向に向かってモーア(22)の後方に設けられ、前部上方の支持軸(65)により支持されて該支持軸(65)を支点として上下方向に回動することで内部に収納した刈取草を排出するコレクタ(18)を設けた集草装置において、前記支持軸(65)と一体化してコレクタ(18)を回動操作するためのコレクタ操作部(20)と、前記走行車体(2)側に支持された前記支持軸(65)の両端部に設けられ、該支持軸(65)よりも後方にコレクタ(18)を係止し、前記コレクタ操作部(20)の操作による支持軸(65)の回動に伴って該支持軸(65)を支点として上下方向に揺動することでコレクタ(18)を回動させる左右のコレクタ係止部(67L,67R)と、該左右のコレクタ係止部(67L,67R)の支持軸(65)を支点とする上下方向の揺動時にコレクタ(18)の回動を補助するコレクタ連結部(21)と、前記揺動ブラケット(70,70)を揺動させて前後位置の切り換え操作をする切換操作部(71)とを設け、前記コレクタ連結部(21)は、一端部が前記左右のコレクタ係止部(67L,67R)の支持軸(65)とコレクタ(18)係止部分との間にそれぞれ設けた揺動連結部(69a)を支点として走行車体(2)の前後方向に揺動して左右のコレクタ係止部(67L,67R)を回動させる左右の揺動ブラケット(70,70)と、一端部が前記左右の揺動ブラケット(70,70)の他端部にそれぞれ回動可能に連結し、他端部が走行車体(2)に回動可能にそれぞれ連結して前記左右の揺動ブラケット(70,70)の揺動に伴って前記走行車体(2)側連結部(77,77)を支点として回動し、前記コレクタ操作部(20)による操作の際の補助力を付与する左右のダンパー(75,75)とを備え、前記切換操作部(71)により前記左右の揺動ブラケット(70,70)を揺動させることで前記左右のダンパー(75,75)が該左右のダンパー(75,75)の回動支点(77,77)と揺動ブラケット(70,70)の揺動連結部(69a)とを結ぶ直線の前方位置と後方位置との間で前記揺動連結部(69a)を支点として支点越えを介して揺動可能とし、左右のダンパー(75,75)の補助力が揺動ブラケット(70,70)からコレクタ係止部(67L,67R)を介してコレクタ(18)を上方に付勢するように作用する位置とコレクタ(18)を下方に付勢するように作用する位置とに切り換わる構成からなる集草装置である。
請求項1記載の発明によれば、コレクタ操作部(20)でコレクタ(18)を上昇回動させるときは、切換操作部(71)によりダンパー(75,75)の補助力がコレクタ(18)の上昇側に作用してコレクタ操作部(20)の操作力が軽くなる一方、コレクタ操作部(20)でコレクタ(18)を下方回動させるときは揺動ブラケット(70,70)の姿勢(位置)を切換操作部(71)により切り換えることによってダンパー(75,75)の補助力がコレクタ(18)の下降側に作用してスムーズに集草姿勢に切り換えることができ、コレクタ操作部(20)の操作性が向上する。
請求項1記載の発明によれば、刈取草を排出する場合は、切換操作部(71)によりダンパーの補助力がコレクタ(18)の上昇側に作用してコレクタ操作部(20)の操作力が軽くなるため、集草姿勢から排出姿勢に操作する際の振り上げ操作過重の軽減が図れ、集草姿勢から排出姿勢への切り換えがスムーズにできる一方、揺動ブラケット(70,70)の姿勢を切換操作部(71)により切り換えることによってダンパー(75,75)の補助力がコレクタ(18)の下降側に作用するため排出姿勢から集草姿勢への切り換えもスムーズにできる。したがって、コレクタ操作部(20)の操作性が向上すると共に集草作業の効率の向上が図れ、また作業者の集草作業の負担を軽減できる。
本発明の実施の形態の集草装置を備えた乗用芝刈機の概略側面図を図1に、図1の乗用芝刈機の主に伝動機構を示した平面図を図2に示す。
なお、本明細書では芝刈機の前進方向に向かって左、右方向をそれぞれ左、右とし、前進方向を前、後退方向を後ろという。
乗用芝刈機の前輪1と後輪7は主フレームである車体2に支持され、該車体2上には操縦席10、ハンドル11、ボンネット5、エンジン3、伝動軸34、HST(静油圧式無段変速装置)113、伝動ケース31等が搭載されている。伝動軸34を介して伝達されるエンジン3の回転動力はHST113と伝動ケース31内に収納された変速装置とデフ機構等に伝達され、後輪7の駆動を行う走行駆動系を構成している。
また、前輪1と後輪7の間の車体腹部下方に芝刈機(モーア22)を配置し、このモーア22はリンク機構24を介して車体2に昇降調節可能に連結している。
モーア22の前方と後方は車体2にそれぞれ略平行状に設けた前後のリンク25、26から成るリンク機構24により支持される。モーア22のカバー体であるデッキ27の前方と後方には前後の車輪29、30が設けられている。このうち後方の車輪30はその対地高さを調整可能なゲージ輪である。
デッキ27は下方が開放しており、該デッキ27内には芝刈り用の2連刃又は3連刃を備えた一対の刈刃(回転ブレード)23(図14に図示)が設置されている。エンジン3からの動力はフロント伝動ケースのベルトプーリ32,33、自在継手軸141を介して左右一方のベベルギアケース142内の刈刃駆動軸(図示せず)が駆動され、この駆動軸を介して刈刃23が駆動される。
モーア22は一端が車体2にリンク25を介して昇降自在に支持され、したがって、リンク機構24によりモーア22を略水平方向に平行に持ち上げて、芝刈り高さが調整される構成である。
また、操縦席10の後方には布目材の袋状物からなる通気性のコレクタ(集草容器)18を主構成とした集草装置Sが配置されている。モーア22とコレクタ18の間には刈り取り後の草の通路であるシュータ51が設けられている。そして、シュータ51内には刈刃23で刈り取られた草が吹き飛ばされて、刈り取られた草は後方のコレクタ18内に搬送される。
上記構成からなる乗用芝刈機において、モーア22の2連刃又は3連刃からなる刈刃23で芝等の草を刈り取り、刈り取り後の草をモーア22の腹下部のシュータ51を経て車体後部のコレクタ18に搬送する。そして、コレクタ回動レバー(コレクタ操作部)20を矢印L方向に回動操作することにより、コレクタ18が前部上方の支持軸65を回動支点として上下方向に回動することで、コレクタ18内に溜まった刈取草は外部に排出される。
図3には、図1の乗用芝刈機の集草装置Sの構造を示した左側斜視図を示し、図4には、図1の乗用芝刈機の集草装置Sの構造を示した右側斜視図を示し、更に図5には、上面カバー100等を取り付けたコレクタ18の右側斜視図を示し、更に図6には、図3のガススプリング75付近の拡大側面図(簡略図)を示す。なお、図3に示したシュータ51は集草装置Sの構成が分かりやすいように固定フレーム53中央部に配置している。また、図4ではシュータ51底部のプレート52の回動レバー85付近の図示を省略している。
シュータ51とコレクタ18の接続部に設けられ、車体2側に固定されている平板状の固定フレーム53内には、左右一側に刈り草投入口53aが形成されており、モーア22によって刈り取られた草がシュータ51から刈り草投入口53aに投入されてコレクタ18内に搬送される。また、走行車体2後部に適宜に固定される固定フレーム53の左右両端には補強フレーム60,60を溶接固定し、この補強フレーム60,60にブラケット61,61をボルト63,63…で締付固定している。
そして、上記左右一対のブラケット61,61間に、水平姿勢の支持軸65を回動自在に掛け渡している。支持軸65の一端部にはコレクタ回動レバー20が連結しており、コレクタ回動レバー20を矢印L方向又は矢印L方向とは反対方向に操作することで支持軸65が回動する構成である。そして、この支持軸65の両端側に、支持軸65の後方に向けてコレクタ18を係止するためのフレームとしての係止フレーム(コレクタ係止部)67L,67Rを適宜溶接等の手段により一体となるよう固着して設け、係止フレーム67L,67R間に上記支持軸65と平行に支持軸65よりも後方側に回動軸69を掛け渡しており、該回動軸69は揺動連結部69aで係止フレーム67L,67Rと回動可能に連結している。
この回動軸69の両端には揺動ブラケット70,70を一体的に設けると共に、右側端部に溶接等により固着連結した切換レバー71の操作により揺動ブラケット70,70を回動軸69を支点として矢印F方向(図3,図6)に揺動させることで、揺動ブラケット70,70の位置を支持軸65の両端部をストッパとする第1ストッパ73a,73aに接合するA位置と係止フレーム67L,67Rの外側で回動軸69よりも後方側に固着した第2ストッパ73b,73bとに接合するB位置(図3及び図6に一点鎖線で示す)の2位置に切り換える構成である。
すなわち、切換レバー71が図3や図4の実線位置にあるときは、各揺動ブラケット70,70及び各揺動ブラケット70,70と前記補強フレーム60,60との間にそれぞれ回動可能に連結したガススプリング75,75も実線位置(図3及び図6に示すA位置)にあり、各揺動ブラケット70,70の上端部は第1ストッパ73a,73aにより上側から固定されている。そして、切換レバー71,71を矢印C方向に操作すると回動軸69が矢印G方向に回動し、回動軸69と一体的である各揺動ブラケット70,70及び各揺動ブラケット70,70に回動自在に連結したガススプリング75,75は一点鎖線位置(図3及び図6に示すB位置)に移動する。このとき各揺動ブラケット70,70の上端部は第2ストッパ73b,73bにより上側から固定される。
前記各揺動ブラケット70,70と前記補強フレーム60,60との間には上述のようにガススプリング75,75を介在させている。ガススプリング75,75の上端部は揺動ブラケット70,70と回動可能に連結し、ガススプリング75,75の下端部は補強フレーム60,60とピン77,77により回動可能に連結しており、ガススプリング75,75は補強フレーム60,60との連結部(ピン)77,77を支点として回動可能な構成である。
そして、図3に示すように、これら補強フレーム60,60、ブラケット61,61、支持軸65、係止フレーム67L,67R、回動軸69、揺動ブラケット70,70、及びガススプリング75,75などにより、車体2側とコレクタ18との連結部21を構成している。
そして、ガススプリング75,75の回動支点である補強フレーム60,60との連結部77,77から各揺動ブラケット70,70の揺動支点である回動軸69の中心点を通る線分をN(図6)としたときに、切換レバー71を操作することで左右の揺動ブラケット70,70が前後方向に揺動し、それに伴い左右のガススプリング75,75が直線Nの前方位置と後方位置とに支点越えして移動する。
すなわち、ガススプリング75,75の補強フレーム60,60との連結部77,77とガススプリング75,75の揺動ブラケット70,70との連結部70a,70aを結ぶ直線(ガススプリング75,75の両端部を結ぶ長手方向中心線)Lが前記直線Nよりも前方側の時はガススプリング75,75の伸出作用により、揺動ブラケット70,70が前記第1ストッパ73aに接触、当接する姿勢(A位置)となる。反対に、切換レバー71を操作することで支点越えし、直線Lが直線Nよりも後方側の時はガススプリング75,75の伸出作用により、揺動ブラケット70,70が前記前記第2ストッパ73bに接触、当接する姿勢(B位置)となる。
そして、揺動ブラケット70,70が前記第2ストッパ73bに接触するB位置にあるときでは、ガススプリング75,75の伸出作用により、係止フレーム67L,67Rを支持軸65周りに後方側が上昇すべく付勢する構成である。一方、揺動ブラケット70,70が第1ストッパ73aに接触する姿勢(A位置)では、揺動ブラケット70,70のガススプリング75,75側連結部70a,70aと回動軸69側連結部70b,70bとの間の上端部が第1ストッパ73aに当接する。この場合はガススプリング75,75の伸出作用により、揺動ブラケット70,70のガススプリング75,75との連結側端部70a,70aは上方に付勢される。揺動ブラケット70,70のガススプリング75,75との連結側端部70a,70aと揺動ブラケット70,70の回動軸69との連結側端部70b,70bとの間の揺動ブラケット70,70上端部が第1ストッパ73a,73aにより上側から固定されていることから、第1ストッパ73a,73aを支点として揺動ブラケット70,70の回動軸69側端部70b,70bはガススプリング75,75側端部70a,70aとは反対に下方に付勢される。
すなわち、切換レバー71の操作により、ガススプリング75,75の回動支点(連結部)77,77とガススプリング75,75と揺動ブラケット70,70との連結部70aを結ぶ直線Lがガススプリング75,75の回動支点77,77と回動軸69(揺動ブラケット70,70の揺動支点)とを結ぶ直線Nに対して前方側になった場合は揺動ブラケット70,70が左右の第1ストッパ73a,73aに当接するためガススプリング75,75の補助力をコレクタ係止フレーム67の後方を下降させる方向に作用させることになる。
したがって、この場合は支持軸65周りに係止フレーム67L,67Rを押し下げる方向に作用して、係止フレーム67の後方側を下方に向かわせる。
ところで上記の例では、揺動ブラケット70,70が第1ストッパ73a側位置(A位置)にあるときは、ガススプリング75,75の長手方向中心線Lがガススプリング75,75の補強フレーム60,60との連結部77,77から支持軸65の中心点を通る線分をMとしたときに線分Mに対して前方側による関係に設けたが、この中心線Lが線分Mにほぼ沿う関係とすることもでき、この場合は、支持軸65周りに係止フレーム67L,67Rの後方を上昇または下降させる作用を生じない。
なお、ショックアブソーバーとしてのダンパーの一例としてガススプリング75を使用した実施形態を示したが、ガススプリングでなくても、例えばオイルダンパーなど、伸び方向に付勢され、伸縮可能なものであれば良い。
また、前記係止フレーム67L,67Rのうち、右側に配置されるフレーム67Rは、下方延長部67Rb及び下方延長部67Rbの下端からの外方折り曲げ部67Rcを備え、支持軸65の右端部から前側に延長すべく固着したプレート部65aと前記外方折り曲げ部67Rcとは平面視で重複し上下に間隔を置いた位置関係となり、これらの間にコレクタ回動レバー20を上下摺動自在に装着している。また、コレクタ回動レバー20の下端に挿入されたピン20aがコレクタ18の側面から外側に突出した支持片79の穴(図示せず)に貫通しうることで、支持軸65の回動ロック状態(コレクタ18の固定状態)と支持片79との係合から解除されてコレクタ回動レバー20の操作に基づく支持軸65の回動可能状態(コレクタ18の回動状態)とが得られる構成である。
一方、係止フレーム67L,67Rの各後端側には係止凹部67La,67Raを設け、コレクタ18の左右の上端部に設けた係止プレート80,80の係止ピン81,81を受止できる構成であり、かつ、係止プレート80,80の前側には切欠凹部80a,80aを設けている。従って、コレクタ18の係止プレート80,80を前記回動軸69に後方から前方に向かい進入して係止させ、その状態で係止ピン81,81を係止凹部67La,67Raに係止させることにより、コレクタ18を車体2に安定的に装着できる。取り外しの際は、コレクタ18の後方をわずかに持上げて係止ピン81,81を係止凹部67La,67Raとの係合から脱し、後方に抜くことで容易にできる。
次にコレクタ18を集草姿勢から排出姿勢、排出姿勢から集草姿勢に切り換える操作方法について説明する。
コレクタ回動レバー20を上方に引き上げて支持片79からの係合から解除して矢印L方向(図3)に前側回動操作することにより、支持軸65は矢印G方向に回動する。このとき、支持軸65の回動に伴って係止フレーム67L,67Rも上方(図6の矢印K方向)に回動して図6の一点鎖線で示す位置へと移動する。また、係止フレーム67L,67Rに係止した係止プレート80,80も同様に矢印K方向に回動するため、コレクタ18は支持軸65周りに後方が上方に傾斜すべく回動する。
このコレクタ回動レバー20の操作前に、切換レバー71を矢印C方向に操作して揺動ブラケット70,70をA位置からB位置に切り換えておく。前記コレクタ回動レバー20の前側回動操作により係止プレート80,80が矢印K方向へ回動するためストッパ73b,73bによるガススプリング75,75のロック状態(固定状態)が解除されて、図6の一点鎖線で示すようにガススプリング75,75が伸出する。そして、ガススプリング75,75の補助力が係止フレーム67L,67Rを支持軸65周りに後方側が上昇すべく付勢する構成となり、ガススプリング75,75の補助力は係止フレーム67L,67Rの後方側を上方に向かわせるように作用する。
このように、刈取草を排出する場合は、切換レバー71の操作によりガススプリング75,75の補助力がコレクタ18の上昇側に作用してコレクタ回動レバー20の操作力が軽くなるため、集草姿勢から排出姿勢に操作する際の振り上げ操作過重の軽減が図れ、集草姿勢から排出姿勢への切り換えがスムーズにできる。
一方、コレクタ18内の刈り草の排出作業が完了すると、コレクタ回動レバー20を矢印L方向とは反対方向に回して元の位置に戻すが、このとき、切換レバー71を矢印C方向とは反対の方向に操作して揺動ブラケット70,70をB位置からA位置に切り換えることで、ストッパ73a,73aによりロック状態(固定状態)となり、今度は上述したガススプリング75,75の伸出作用により、係止フレーム67L,67Rを支持軸65周りに後方側が下降すべく付勢する構成となり、ガススプリング75,75の補助力は係止フレーム67の後方側を下方に向かわせるように作用する。
したがって、コレクタ18を排出姿勢から集草姿勢へ戻すときは、切換レバー71の操作によりガススプリング75,75の補助力がコレクタ18の下降側に作用するため排出姿勢から集草姿勢への切り換えもスムーズにできる。そして、コレクタ回動レバー20の操作性が向上すると共に集草作業の効率の向上が図れ、また作業者の集草作業の負担を軽減できる。
また、モーア22の刈刃23,23の回転時の勢いで刈取草はコレクタ18まで飛ばされるが、途中で失速した草がシュータ51などの内部に落ちて、該シュータ51内で堆積し、コレクタ18が刈り草で満杯になる前にシュータ51が詰まってしまうおそれがある。
しかし、本実施形態の集草装置Sによれば、固定フレーム53に接続する刈り草の案内用シュータ51の底部(プレート)52は解放されて、底部52の後端部(固定フレーム53に近い側)に設けた回動軸83を支点に上方に回動して案内途中の堆積する刈り草を強制的に刈り草投入口53aからコレクタ18内に送り込む構成である。
このように、シュータ51の底部(プレート)52の後端部を支点としてプレート52が上下に回動可能な構成とすれば、シュータ51内で刈り草が失速しても、プレート52が上方に回動することでシュータ51内に溜まった刈り草はコレクタ18まで運ばれるので、シュータ51内に刈り草が堆積するおそれはない。このようにシュータ51のプレート52をクリーニングプレートとして用いることができる。
シュータ51底部のプレート52はこのようにクリーナプレートとして作用し、プレート52の回動はL字型の回動レバー85の先端部を上方に上げることで容易に行うことができる。回動レバー85の一端部を操作部(取っ手85aを設ける)とし、他端部には一端部が固着した支持アーム87を設け、支持アーム87の他端部は上端部が回動可能に連結した連結アーム89を設ける。連結アーム89の下端部はクリーナプレート回動アーム90の一端部に回動可能に連結し、クリーナプレート回動アーム90の他端部はプレート52の後端部に固着した回動軸83に固着している。
回動レバー85の取っ手85aを上方(図3の矢印D方向)に持ち上げると回動レバー85に固着した支持アーム87も回動レバー85との固着連結部を支点として上方(矢印D方向)に回動して支持アーム87に上端部が回動可能に連結した連結アーム89も上方に移動する。そして、連結アーム89の下端部に回動可能に連結するクリーナプレート回動アーム90がプレート52の回動軸83を支点として上方(矢印D方向)に回動することで回動軸83が回転し、プレート52が上方(矢印D方向)に回動する。
図7には図5のコレクタ18の側面図を示し、図8には、図5のコレクタ18の平面図を示し、図9には図6のコレクタ18の上面カバー100を外した場合の平面図(簡略図)を示す。なお、図9の丸枠部分には、プレート105部分の斜視図を示している。更に、図10には、図6のコレクタ18の上面カバー100部分の側面図を示す。
また、コレクタ18の上面には取り外し可能な上面カバー100を設けている。この上面カバー100はコレクタ18の前後に掛け渡せるほどの長さを備えて、コレクタ18の上面に装着される。本実施形態では、上面カバー100の前側にヒンジ101,101を介して矢印G方向に上下に回動可能な開閉する前カバー100aを設けており、作業者が前カバー100aの取っ手100bを持って上方(矢印I方向)に開くとコレクタ18の内部が確認できる。
また、上面カバー100側に前カバー100aの開閉を検知するスイッチ102を設け、前カバー100aが開いた状態ではエンジン3が停止する処理を行う制御装置(CPU153(図16))を芝刈機に設けても良い。前カバー100aが開いた状態で芝刈機を作動させると、刈り取った草が前カバー100aから外部に放出されてしまい、周囲に巻き散らかしてしまう。しかし、前カバー100aが開いた状態の時はエンジン3が停止することで、コレクタ18に収納した刈り草が外部に放出されることを防止できる。
更に、図9に示すように、コレクタ18のフレーム103の構成一部であるプレート105に開口部105aを形成し、前カバー100aを開けると前記開口部105aより外側からのぞくことでコレクタ18の内部が確認できる構成でも良い。すなわち、この開口部105aはのぞき窓の役割をしており、前カバー100aや上面カバー100を開くと操縦席10に座るオペレータは開口部105aからコレクタ18の内部が点検できる。
図9に示すように、プレート105は、コレクタ18の左右フレーム103,103に掛け渡されて、左右2箇所をボルト106等の連結部材により固定されている。また、プレート105の後方上部とプレート105後方側の左右フレーム103には、それぞれ左右両側に上面カバー100の取り付けプレート107の下端部が取り付けられ、取り付けプレート107の上端部に上面カバー100が固定されている。
更に、図11には図5に示すカバーの別の例を示した集草装置Sの側面図を示す。
コレクタ18の上面に装着される上面カバー110を内側の目抜き鉄板110bと外側の樹脂カバー110cにより構成して目抜き鉄板110bと樹脂カバー110c間に空気が流れる流路Zの面積(エアフロー面積)を大きくすると共に、目抜き鉄板110bを外側に露出させることで、目抜き鉄板110bを通して上面カバー110外側からコレクタ18内の草の集草状況が確認できる。
このように、目抜き鉄板110bと樹脂カバー110cの間に空気が流れる流路Zを設けることで、コレクタ18内の刈り草が一杯近くになっても、後方への刈り草搬送の抵抗にならない。したがって、モーア22からコレクタ18までの搬送性能が安定化する。
そして、上面カバー110の目抜き鉄板110bと樹脂カバー110cとが一体となって開放可能な構成としても良い。上面カバー110の後端部がコレクタ18の後方フレーム103と回動可能に連結し、該連結部111を支点として矢印U方向(又は矢印U方向とは反対な方向)に回転自在な構成にする。
本構成を採用することにより、上面カバー110をわざわざ取り外す必要がなく、作業者は操縦席10に座ったままであるいは乗用芝刈機の車体2に乗ったまま後方向きに姿勢を変えることで後方支点の上面カバー110を開くと、作業者に近い前方が大きく開放して点検や清掃作業がスムーズに行える。
そして、コレクタ18の内部清掃時には、目抜き鉄板110bは樹脂カバー110cと共に上面カバー110の後端部(連結部111)を支点として矢印U方向に回動するので、このように上面カバー110の取っ手110aを摘んで開放して清掃作業を行う。一方、通常作業時には上面カバー110を閉じることで、シュータ51からの風は矢印T方向に目抜き鉄板110bの全面を抜けるが樹脂カバー110cに当たって矢印V方向(後方)に向きを変えて通気し、流路Zを経て上面カバー110とコレクタ18の左右のフレーム103,103との空間部Wから下方に排気される。
また、更に目抜き鉄板110bと外側の樹脂カバー110cが分割可能であり、それぞれフレーム103,103から着脱自在な構成とすれば、目抜き鉄板110b及び外側の樹脂カバー110cの清掃が容易にできるため、メンテナンス性に優れ、長く使用でき経済的でもある。
図12には、図1の乗用芝刈機のコレクタ18に攪拌棒112を設けた場合の乗用芝刈機の側面図を示し、図13(a)には、図12の乗用芝刈機のコレクタ18の上面斜視図を示し、図13(b)には、攪拌棒112の斜視図を示し、更に図13(c)には、図13(b)の攪拌棒の縦断面図を示す。
また、コレクタ18内に収納された刈り草が片側に偏るのを防ぐために、刈り草を攪拌可能な攪拌棒112をコレクタ18の上面カバー100上方から差し込む構成としても良い。
コレクタ18の上面カバー100の左端部に開口部100cを設け、該開口部100cに攪拌棒112を挿入する。なお、攪拌棒112の取り付け位置(開口部100c)はコレクタ18の入り口位置によって変えれば良い。例えば、コレクタ18の入り口開口部がコレクタ回動レバー20側の時はレバー20側(右側)に設ける。又は攪拌棒112の取り付け位置を左右両方可能にして上面カバー100に開口部100cを左右2箇所設けておき、使用しない方の開口部100cには蓋をつけるようにしても良い。
なお、図2に示すように、シュータ51からコレクタ18への刈り草投入口(開口部)53aが芝刈機の左側にある場合はどうしてもコレクタ18の左側に刈り草が偏りやすいため、攪拌棒112は上面カバー100の左端部に設けると良い。反対に、刈り草投入口(開口部)53aが芝刈機の右側にある場合は、攪拌棒112は上面カバー100の右端部に設けると良い。
したがって、攪拌棒112により、コレクタ18内の刈り草が攪拌されて一方に偏ることを防止でき、多くの刈り草を収納可能となる。また、空気の通りが良くなって熱がこもらない、刈り草が一杯近くになっても、コレクタ18内部の空気が各面の通気性の素材を通じてコレクタ18外部に放出されることで、後方への刈り草搬送の抵抗にならないなどの効果もある。
なお、攪拌棒112がコレクタ18の中央部にあると、搬送される刈り草が当たって搬送の抵抗になってしまうが、このようにコレクタ18の側方に設けることで搬送の抵抗にはならない。
図13(b)及び図13(c)に示すように、上部攪拌棒112bの下端に下方に突出する凸部112baを設け、下部攪拌棒112cの上端に設けた凹部112caに上部攪拌棒112bの凸部112baを係合させて、ピン109により凸部112baを凹部112caに枢支させる。この凸部112baと凹部112caとの連結部(枢支部)Oを境目として攪拌棒112の上部(上部攪拌棒)112bが折れ曲がる構成である。
そして、攪拌棒112の長手方向略中央部には攪拌棒112の周囲を覆って攪拌棒112の外周面を摺動可能な筒状の支持部材112aを設けており、攪拌棒112を立てた場合に支持部材112aの下端は下部攪拌棒112cの外周面から突出する鍔状(図示例では平面視でリング状)の支持片112cbによって固定、支持される。
支持片112cbは凸部112baと凹部112caとの連結部Oの若干下方に設けられているため、支持部材112aの固定、支持位置は、図13(c)に示すようにちょうど連結部Oの周囲となり、該連結部Oの周囲が支持部材112aによって囲われてしっかりとガードされることで、攪拌棒112を回しても連結部Oで折れ曲がることなくコレクタ18内の刈り草をかき混ぜることができる。このように、攪拌棒112によりコレクタ18内の刈り草をかき混ぜることで、刈り草がコレクタ18の片側に偏ることを防止でき、多くの刈り草を収納可能となる。
そして、刈り草の攪拌作業が終了したら、攪拌棒112を若干引き上げて、支持部材112aを前記連結部Oよりも上側に上げて連結部Oを露出させるとガードが外れて折り曲げ可能となり、図13(a)に示すように上部攪拌棒112bを矢印J方向に倒すことで、コレクタ18の上面カバー100上に水平に置いて収納できる。したがって、非常にコンパクトな構成となる上、必要なときにすぐに上面カバー100上から引き上げて使用でき、便利である。また、攪拌棒112の未使用時は上部攪拌棒112bを折り曲げて収納すれば作業の邪魔にもならないし、且つ何かに引っかかるなどコレクタ18の周囲に何ら干渉しないため安全である。そして、攪拌棒112を上面カバー100上に設置した止め具100d,100dに係止することで、上面カバー100上に固定でき、芝刈機の振動によっても外れにくく安全である。
図14には、図1の乗用芝刈機のコレクタ18の別の例を示した乗用芝刈機の側面図を示す。図14に示す集草装置Sは、コレクタ18を一旦上昇させた後、刈り草を排出する種類の集草装置である。
図14に示す乗用芝刈機は、車体(フレーム)2の前部と後部にそれぞれ前輪1,1と後輪7,7を備え、車体フレーム2の前部の下方には芝草刈り取り用の刈刃23,23を備えたモーア22が設けられ、車体フレーム2の前部上方のフロア(ステップ)117にはステアリングコラム8を立設し、該コラム8の上部にはハンドル11が設けられている。またハンドル11の後方には操縦席10を設け、該操縦席10の前方にはエンジン3を搭載しており、操縦席10の後方には集草用のコレクタ18が設けられている。
エンジン3後部の出力軸3aはユニバーサルジョイントを介して主変速装置となるHST113に連結され、該HST113はミッションケース115内の副変速装置の入力軸(図示せず)に連結される。そしてエンジン3の回転動力はHST113で変速され、該変速された走行動力がミッションケース115とポータルタイプのチェーンケース130内の動力伝達機構を介して後輪7,7へ伝達される。
さらに、エンジン前部にも出力軸3bが突出しており、前記出力軸3bからの動力により車体前部下方のPTO軸116が駆動される。また、車体下方のモーア22とコレクタ18間には芝草搬送用のシュータ51が設けられている。モーア22により刈り取られた芝草は前記シュータ51を経由して後方のコレクタ18に空気搬送により放出される。コレクタ18の各面は通気性の素材でできているので、該コレクタ18内に送られてくる空気をコレクタ18の外部に排出することができる。
また、前記エンジン3の出力軸3bの回転動力は、自在継手141を経由してモーア22に伝えられる。また、車体フレーム2に一端部を回動中心として連結したアーム42の他端に前記モーア22の後端部が回動自在に連結し、車体フレーム2に一端部を回動自在に連結したモーア昇降シリンダ(図示せず)のピストンロッドがアーム42の後端部に連結しており、更にモーア22の前端部が車体フレーム2にアーム143によって回動自在に支持されている。従ってモーア昇降シリンダのピストンロッドの伸縮によりモーア22が上下動自在となっている。
また、操縦席11の後方に立設された一対のロプス118,118とコレクタ18の両側面間には一対のコレクタ昇降リンク119,119が取り付けられ、昇降シリンダ128のピストンを伸縮駆動することにより昇降操作する構成となっている。また前記コレクタ昇降リンク119,119のコレクタ18の両側面への取付部は安全のためにリンクカバー121で覆う構成となっている。
そして、一対のコレクタ昇降リンク119,119が昇降シリンダ128により上昇すると、図14に示すようにコレクタ18の蓋19が蓋開閉用シリンダ122のピストン伸長により開放するので、コレクタ18の内部の芝草が外部に落下する。
さらに、コレクタ18のリフト・ダンプ制御機構は次のような制御機構を設ける構成となっている。
図示しないが、コレクタ18のリフト位置検出センサ114aとダンプ位置検出センサ114bと、蓋開閉用シリンダ122及び左右一体の昇降シリンダ128の作動用に電磁バルブを設け、前記両センサ114a,114bと両シリンダ122,128を電磁バルブで制御するためのコントローラを設ける。さらにコレクタ18のリフト用及びダンプ用のスイッチの他に、両シリンダ122,128が、各々の最大伸長位置まで自動的に作動するワンタッチ用のスイッチ144を設けている。
こうして、コレクタ18のリフト用又はダンプ用のスイッチによって任意の位置でコレクタ18をリフト又はダンプができるだけでなく、ワンタッチスイッチ144により一操作でコレクタ18をダンプ位置まで一挙に移動可能となる。また、前記コレクタ18が所定の高さ以上にある時にワンタッチスイッチ144を押した時には、コレクタ18を格納状態(集草姿勢)へ復帰させる構成となっている。
なお、前記ワンタッチスイッチ144の別形態としては、前記コレクタ18のリフトとダンプの位置設定スイッチの他に排出スイッチと格納スイッチを設け、排出スイッチと格納スイッチを組み合わせて、一操作で任意の位置に草を排出できる構成としても良い。
このように、図14に示す集草装置Sは、コレクタ18のリフト用又はダンプ用のスイッチによって任意の位置でコレクタ18をリフト又はダンプができるだけでなく、前記排出スイッチのオンで設定した位置まで自動的にコレクタ18をリフト及びダンプする機能を持たせ、前記格納スイッチで自動的にコレクタ18を格納位置まで格納する機能を持たせる。
このようなコレクタ18を一旦上昇させた後、刈り草を排出する集草装置Sの場合、従来はコレクタ18を上昇させた排出姿勢のまま走行することは可能であるが、そのような状態で走行すると芝刈機の重心位置が高くなるため、バランスを保つのが難しくなる。また、コレクタ18を上昇させた状態で芝刈機が走行すると、コレクタ18の昇降リンク機構に過負荷がかかってしまう。
そこで、エンジン3の燃料供給制御に電子ガバナを設けることで、電気信号により芝刈機のエンジン回転数を変えられるようにできる構成とすれば良い。例えば、操縦席10の後方に立設されたロプス118(左右どちらか一方でも良い)にコレクタ18が収納位置(集草姿勢)又は上昇位置(排出姿勢)にあることを検出するセーフティセンサ150を設け、該セーフティセンサ150によりコレクタ18が上昇していること(排出姿勢であること)を検出しているときには、どんな時でも、エンジン回転数を強制的にアイドリング回転数にする構成である。なお、上述のリフト位置検出センサ114aはコレクタ18の高さ位置を細かく検出するポテンショメータ形態のセンサであるが、セーフティセンサ150は単にコレクタ18が収納位置にあるか否かを検出するオン−オフ型切換スイッチ形態の簡易なセンサである。
図14に示すように、上方に付勢された揺動アーム150aを側面に設けたセーフティセンサ150をロプス118に設置し、コレクタ18が収納位置である場合はコレクタ18がセーフティセンサ150の揺動アーム150aに接触して矢印R方向(下方)に揺動して、セーフティセンサ150の本体150bからCPU153にコレクタ18が収納位置であることを示す電気信号が伝達される。
一方、芝刈機には、エンジン回転数を検出するためのエンジン回転数検出センサ151が設けられ、該エンジン回転数検出センサ151からの電気信号もCPU153に伝達される。また、CPU153は、メモリ155に記憶された情報を呼び出したり、メモリ155に必要な情報を記憶させる制御も行う。
そして、コレクタ18が上昇している場合は、コレクタ18本体やフレーム103(図3)が揺動アーム150aに接触しないため、揺動アーム150aは矢印R方向には作動せず上方に付勢された位置のままの状態である。この場合は、セーフティセンサ150の本体150bからCPU153にコレクタ18が上昇していることを示す電気信号が伝達される。そして、CPU153によりエンジン回転数検出センサ151から検出される芝刈機のエンジン回転数をアイドリング回転数にする制御が行われる。
図15には、本制御を説明したフローを示す。
まず、芝刈機のキーをオンにしてエンジン3を始動させると、セーフティセンサ150によりコレクタ18の位置が検出される。そして、ステップAにおいて、セーフティセンサ150により検出されたコレクタ18の位置が収納位置である場合は、図示しないアクセルペダルの踏み込み量に応じた速度に制御される。そして芝刈機の運転を継続した後、走行を停止すると本制御は終了する。
一方、ステップAにおいて、セーフティセンサ150により検出されたコレクタ18の位置が上昇位置にある場合は、エンジン回転数検出センサ151によりエンジン回転数が検出されてCPU153によってエンジン回転数を低下させる処理が行われる。そして、ステップBにおいて、エンジン回転数検出センサ151により検出されるエンジン回転数がアイドリング回転数になると、ステップCにおいて、再びセーフティセンサ150によりコレクタ18の位置が検出される。このステップCを設けた理由は、オペレータがエンジン回転数の低下に気づいてコレクタ18を収納位置に戻した場合には、作業に支障を来さないように速やかにエンジン回転数を増加させて所望のエンジン回転数とする必要があるからである。
そして、ステップCにおいて、セーフティセンサ150により検出されたコレクタ18の位置が収納位置である場合は、図示しないスロットルレバーの操作量に応じた速度にCPU153により制御されて運転を継続し、上述のように走行を停止すると本制御は終了する。また、ステップBにおいて、エンジン回転数検出センサ151により検出されるエンジン回転数がアイドリング回転数でない場合や、ステップCにおいて、セーフティセンサ150により検出されたコレクタ18の位置が上昇位置にある場合は、再びステップAに戻り、CPU153による本制御が継続される。
本構成を採用することにより、コレクタ18の上昇時には、エンジン回転数をアイドリング回転数まで下降させることで、走行速度が遅くなり、コレクタ18の昇降リンク機構にかかる過負荷を防止できる。更に、芝刈機のバランスの安定性を保つことができるため、作業の安全性が向上する。また、アイドリング回転数では芝刈機の走行速度が遅いが、オペレータは次の作業に速く進みたいので、コレクタ18に収納した刈り草の排出が完了したら、速やかにコレクタ18を下降させて格納位置(集草姿勢)に戻す習慣が付く。したがって、芝刈機による芝刈作業の効率も向上する。
図16には、図14に示す芝刈機のフロア117付近の斜視図を示す。
一方、コレクタ18の上昇と下降操作は、通常、操縦席10やハンドル11付近にあるスイッチ又はレバー操作により行われる。例えば、オペレータが左手でスイッチを触り、コレクタ18の上昇操作又は下降操作をすると、コレクタ18を上昇又は下降させながら芝刈機を走行させることができる。しかし、コレクタ18を上昇させた状態で芝刈機が走行すると、前記したように、コレクタ18の昇降リンク機構に過負荷がかかってしまったり、芝刈機の重心位置が高くなるため、バランスを保つのが難しくなるという問題がある。
そこで、コレクタ18の上昇及び下降操作を手(又は指)で操作するのではなく、足で操作するような構成とすれば、右足(片足)のみで操作するため、コレクタ18の上昇及び下降操作とHSTペダル158の操作が同時にできなくなる。例えば、図16に示すように、芝刈機のフロア117右側にコレクタ18の上昇及び下降操作用のペダル(コレクタ上げ下げ用ペダル)160を取り付け、該ペダル160によって走行中のコレクタ18の上昇及び下降操作を牽制又は防止する構成である。
コレクタ上げ下げ用ペダル160の左右方向中央下部には前後に長手方向を有する回動軸163が設けられ、コレクタ上げ下げ用ペダル160の右側を踏むと回動軸163が矢印H方向に回転し、左側を踏むと矢印H方向とは反対の方向に回転する。そして、回動軸163の回転が回転軸支持ボックス165を介してCPU153に電気信号として伝達されることで、コレクタ18の上昇ソレノイド166又は下降ソレノイド167が作動してコレクタ18が上昇又は下降する構成である。
また、図16に示すように、前進用158aと後進用158bからなるHSTペダル158を前方のステアリングコラム8(図14)下部付近に設置し、コレクタ上げ下げ用ペダル160をそれより後方の操縦席10下部付近に設置すると、操縦席10に着席したオペレータのつま先側にHSTペダル158が、かかと側にコレクタ上げ下げ用ペダル160が位置することになる。このようにそれぞれのペダルの位置を離すことで、両ペダルを同時に踏めなくなり、芝刈機を走行しながらのコレクタ18の上昇と下降操作はできなくなる。
本構成を採用することにより、コレクタ上げ下げ用ペダル160の操作時(コレクタ18が上昇中又は下降中)には、HSTペダル158を操作できないため、芝刈機は走行しないので、コレクタ18の昇降リンク機構にかかる過負荷を防止できる。更に、芝刈機のバランスの安定性を保つことができるため、作業の安全性が向上する。また、オペレータはHSTペダル158を操作して次の作業に速く進みたいので、コレクタ18に収納した刈り草の排出が完了したら、速やかにコレクタ18を下降させて格納位置(集草姿勢)に戻す習慣が付く。したがって、芝刈機による芝刈作業の効率も向上する。
本発明のモーアを備えた乗用芝刈機は、家庭用、産業用の乗用芝刈機として有用性が高い。
本発明の実施の形態の集草装置を備えた乗用芝刈機の概略側面図である。 図1の乗用芝刈機の主に伝動機構を示した平面図である。 図1の乗用芝刈機の集草装置の構造を示した左側斜視図である。 図1の乗用芝刈機の集草装置の構造を示した右側斜視図である。 図1の乗用芝刈機の集草装置に上面カバー等を取り付けたコレクタの右側斜視図である。 図3のガススプリング付近の拡大側面図(簡略図)である。 図5のコレクタの側面図である。 図5のコレクタの平面図である。 図6のコレクタの上面カバーを外した場合の平面図である。 図9のコレクタ前部の斜視図である。 図5に示すカバーの別の例を示した集草装置の側面図である。 図1の乗用芝刈機のコレクタに攪拌棒を設けた場合の乗用芝刈機の側面図である。 図13(a)は、図12の乗用芝刈機のコレクタの上面斜視図であり、図13(b)は、攪拌棒の斜視図であり、図13(c)は、図13(b)の攪拌棒の縦断面図である。 図1の乗用芝刈機のコレクタの別の例を示した乗用芝刈機の側面図である。 図14に示す乗用芝刈機のエンジン回転数の制御を説明したフローである。 図14に示す芝刈機のフロア付近の斜視図である。
符号の説明
1 前輪 2 車体
3 エンジン 3a 出力軸
3b 出力軸 5 ボンネット
7 後輪 8 ステアリングコラム
10 操縦席 11 ハンドル
18 コレクタ 19 蓋
20 コレクタ回動レバー 20a ピン
21 連結部 22 モーア(芝刈機)
23 刈刃(回転ブレード) 24 モーアリンク機構
25、26 リンク 27 デッキ
29 前輪(ゲージ用車輪) 30 後輪
31 伝動ケース 32,33 ベルトプーリ
34 伝動軸 42 アーム
51 シュータ 52 底部(プレート)
53 固定フレーム 53a 刈り草投入口
60 補強フレーム 61 ブラケット
63 ボルト 65 支持軸
65a プレート部 67L,67R 係止フレーム
67La,67Ra 係止凹部 67Rb 下方延長部
67Rc 外方折り曲げ部 69 回動軸
69a 揺動連結部 70 揺動ブラケット
70a 連結部 71 切換レバー
73a 第1ストッパ 73b 第2ストッパ
75 ガススプリング 77 連結部(ピン)
79 支持片 80 係止プレート
80a 切欠凹部 81 係止ピン
83 回動軸 85 回動レバー
85a 取っ手 87 支持アーム
89 連結アーム 90 クリーナプレート回動アーム
100 上面カバー 100a 前カバー
100b 取っ手 100c 開口部
100d 止め具 101 ヒンジ
102 スイッチ 103 フレーム
105 プレート 105a 開口部
106 ボルト 107 取り付けプレート
109 ピン 110 上面カバー
110a 取っ手 110b目抜き鉄板
110c 樹脂カバー 111 連結部
112 攪拌棒 112a 支持部材
112b 上部攪拌棒 112ba 凸部
112c 下部攪拌棒 112ca 凹部
112cb 支持片 113 HST
114a リフト位置検出センサ
114b ダンプ位置検出センサ
115 ミッションケース 116 PTO軸
117 フロア 118 ロプス
119 昇降リンク 121 リンクカバー
122 蓋開閉用シリンダ 128 昇降シリンダ
130 チェーンケース 141 自在継手
142 ベベルギアケース 143 アーム
144 スイッチ 150 セーフティセンサ
150a 揺動アーム 150b セーフティセンサ本体
151 エンジン回転数検出センサ
153 CPU 155 メモリ
158 HSTペダル 160 コレクタ上げ下げ用ペダル
163 回動軸 165 回転軸支持ボックス
166 上昇ソレノイド 167 下降ソレノイド
S 集草装置

Claims (1)

  1. 走行車体(2)に設けられたモーア(22)により刈り取られた刈取草を収納し、走行車体(2)の前進方向に向かってモーア(22)の後方に設けられ、前部上方の支持軸(65)により支持されて該支持軸(65)を支点として上下方向に回動することで内部に収納した刈取草を排出するコレクタ(18)を設けた集草装置において、
    前記支持軸(65)と一体化してコレクタ(18)を回動操作するためのコレクタ操作部(20)と、
    前記走行車体(2)側に支持された前記支持軸(65)の両端部に設けられ、該支持軸(65)よりも後方にコレクタ(18)を係止し、前記コレクタ操作部(20)の操作による支持軸(65)の回動に伴って該支持軸(65)を支点として上下方向に揺動することでコレクタ(18)を回動させる左右のコレクタ係止部(67L,67R)と、
    該左右のコレクタ係止部(67L,67R)の支持軸(65)を支点とする上下方向の揺動時にコレクタ(18)の回動を補助するコレクタ連結部(21)と、
    前記揺動ブラケット(70,70)を揺動させて前後位置の切り換え操作をする切換操作部(71)と
    を設け、
    前記コレクタ連結部(21)は、一端部が前記左右のコレクタ係止部(67L,67R)の支持軸(65)とコレクタ(18)係止部分との間にそれぞれ設けた揺動連結部(69a)を支点として走行車体(2)の前後方向に揺動して左右のコレクタ係止部(67L,67R)を回動させる左右の揺動ブラケット(70,70)と、一端部が前記左右の揺動ブラケット(70,70)の他端部にそれぞれ回動可能に連結し、他端部が走行車体(2)に回動可能にそれぞれ連結して前記左右の揺動ブラケット(70,70)の揺動に伴って前記走行車体(2)側連結部(77,77)を支点として回動し、前記コレクタ操作部(20)による操作の際の補助力を付与する左右のダンパー(75,75)とを備え、前記切換操作部(71)により前記左右の揺動ブラケット(70,70)を揺動させることで前記左右のダンパー(75,75)が該左右のダンパー(75,75)の回動支点(77,77)と揺動ブラケット(70,70)の揺動連結部(69a)とを結ぶ直線の前方位置と後方位置との間で前記揺動連結部(69a)を支点として支点越えを介して揺動可能とし、左右のダンパー(75,75)の補助力が揺動ブラケット(70,70)からコレクタ係止部(67L,67R)を介してコレクタ(18)を上方に付勢するように作用する位置とコレクタ(18)を下方に付勢するように作用する位置とに切り換わる構成からなることを特徴とする集草装置。
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