JPH0611B2 - 芝刈機 - Google Patents
芝刈機Info
- Publication number
- JPH0611B2 JPH0611B2 JP63210000A JP21000088A JPH0611B2 JP H0611 B2 JPH0611 B2 JP H0611B2 JP 63210000 A JP63210000 A JP 63210000A JP 21000088 A JP21000088 A JP 21000088A JP H0611 B2 JPH0611 B2 JP H0611B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grass
- duct
- container
- opening
- posture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、モーアからダクトを介して送風案内される刈
芝を回収する集草容器を、機体上に安定載置した集草作
用姿勢と、回動して回収した刈芝を排出する排出姿勢と
して切換回動自在に構成してある芝刈機に関する。
芝を回収する集草容器を、機体上に安定載置した集草作
用姿勢と、回動して回収した刈芝を排出する排出姿勢と
して切換回動自在に構成してある芝刈機に関する。
この種の芝刈機において、従来では、前記集草容器側
に、該容器の切換回動に伴って、ダクトの終端に接続分
離自在な刈芝案内筒を連結し、この刈芝案内筒はダクト
の終端部との間において、摺接嵌合して接続するよう構
成してあった(例えば米国特許4589249公報参
照)。
に、該容器の切換回動に伴って、ダクトの終端に接続分
離自在な刈芝案内筒を連結し、この刈芝案内筒はダクト
の終端部との間において、摺接嵌合して接続するよう構
成してあった(例えば米国特許4589249公報参
照)。
ところが、上記従来構造では、ダクトの終端と前記案内
筒とを接続する際に、極くわずか位置ずれしただけであ
っても、円滑な接続が阻害されるので、所期の機能を発
揮させる為にダクトと案内筒との対向配置精度を高める
必要があり、加工及び組付け精度を高くするために生産
性の低下及びコストアップを招きやすいものとなってい
た。
筒とを接続する際に、極くわずか位置ずれしただけであ
っても、円滑な接続が阻害されるので、所期の機能を発
揮させる為にダクトと案内筒との対向配置精度を高める
必要があり、加工及び組付け精度を高くするために生産
性の低下及びコストアップを招きやすいものとなってい
た。
本発明は上記不具合点を解消することを目的とする。
本発明の特徴は、冒記構成の芝刈機において、前記集草
容器に形成した刈芝受入部に、前記ダクトの開口径より
も大径の開口を形成するとともに、前記集草作用姿勢に
おいて、前記ダクトの開口と前記刈芝受入部の開口とが
間隙をもって対向配置するよう構成してある点にあり、
その作用・効果は次の通りである。
容器に形成した刈芝受入部に、前記ダクトの開口径より
も大径の開口を形成するとともに、前記集草作用姿勢に
おいて、前記ダクトの開口と前記刈芝受入部の開口とが
間隙をもって対向配置するよう構成してある点にあり、
その作用・効果は次の通りである。
つまり、ダクトを介して送風案内される刈芝は、ダクト
の開口からこの開口に対向配置した刈芝受入部の開口内
部に送風案内される。このとき刈芝受入部の開口をダク
ト開口よりも大径に設けてあるので、両開口間に間隙が
あっても刈芝はダクト内の送風力により間隙から外方に
飛散することなく円滑な受継ぎ移送案内が行われる。
の開口からこの開口に対向配置した刈芝受入部の開口内
部に送風案内される。このとき刈芝受入部の開口をダク
ト開口よりも大径に設けてあるので、両開口間に間隙が
あっても刈芝はダクト内の送風力により間隙から外方に
飛散することなく円滑な受継ぎ移送案内が行われる。
しかも、ダクトと刈芝受入部とは非接触状態で配備する
ので、寸法誤差に起因するわずかな位置ずれが生じた場
合であっても、集草容器の切換回動動作が阻害されるこ
とはない。
ので、寸法誤差に起因するわずかな位置ずれが生じた場
合であっても、集草容器の切換回動動作が阻害されるこ
とはない。
その結果、ダクト及び刈芝受入部の取付寸法精度を特に
高める必要がなく、加工及び組立作業の容易化を図れる
ものとなり、コストダウンが可能となった。
高める必要がなく、加工及び組立作業の容易化を図れる
ものとなり、コストダウンが可能となった。
又、前記間隙内を通過する刈芝案内風のエジエクト作用
により、外方側に浮遊する塵埃を吸い込むので、操縦者
への塵埃の降りかかりを減少させる効果もある。
により、外方側に浮遊する塵埃を吸い込むので、操縦者
への塵埃の降りかかりを減少させる効果もある。
さらに、集草容器内に刈芝が充満した際には、案内風が
前記間隙から吹き出し、操縦者がその風の吹き出しによ
り刈芝充満状態を知ることができ、案内上の利便性が向
上するという効果も得られる。
前記間隙から吹き出し、操縦者がその風の吹き出しによ
り刈芝充満状態を知ることができ、案内上の利便性が向
上するという効果も得られる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図に本発明に係る乗用型芝刈機は示して
いる。この芝刈機は、乗用型走行機体(1)の前方下部に
モーア(2)を昇降自在に連結するとともに、機体(1)後部
にモーア(2)により刈取られた刈芝を回収する集草容器
(24)を配備して構成してある。前記走行機体(1)は、機
体フレーム(3)の前後下部に夫々左右一対の前輪(4),
(4)及び後輪(5),(5)を備えるとともに、上部に操縦部
(6)を設け、機体フレーム(3)にエンジン(E)を取付けて
構成し、エンジン(E)の動力をベルト伝動機構(7)を介し
て、前記モーア(2)及び前輪駆動用伝動機構(8)に供給す
るよう構成してある。前輪(4),(4)はその車軸(9)を機
体フレーム(3)に支承して、車軸(9)周りの回動のみ可能
に構成し、後輪(5)、(5)は、ステアリングハンドル(10)
の回動操作に伴い、中央の縦軸芯(Y)周りに全旋回繰向
可能に後輪ステアリング式に構成し、機体(1)の旋回径
を小さくするようにしてある。
いる。この芝刈機は、乗用型走行機体(1)の前方下部に
モーア(2)を昇降自在に連結するとともに、機体(1)後部
にモーア(2)により刈取られた刈芝を回収する集草容器
(24)を配備して構成してある。前記走行機体(1)は、機
体フレーム(3)の前後下部に夫々左右一対の前輪(4),
(4)及び後輪(5),(5)を備えるとともに、上部に操縦部
(6)を設け、機体フレーム(3)にエンジン(E)を取付けて
構成し、エンジン(E)の動力をベルト伝動機構(7)を介し
て、前記モーア(2)及び前輪駆動用伝動機構(8)に供給す
るよう構成してある。前輪(4),(4)はその車軸(9)を機
体フレーム(3)に支承して、車軸(9)周りの回動のみ可能
に構成し、後輪(5)、(5)は、ステアリングハンドル(10)
の回動操作に伴い、中央の縦軸芯(Y)周りに全旋回繰向
可能に後輪ステアリング式に構成し、機体(1)の旋回径
を小さくするようにしてある。
前記ベルト伝動機構(7)を介して駆動されるモーア駆動
軸(11)は、モーア(2)上面のベベルギア式入力伝動部(1
2)に連動連結してあり、かつ伝動ベルト(13)を介して各
刈刃駆動軸(14)に連動連結してある。モーア(2)の右横
側には、モーア(2)により刈取られた刈芝を、可撓性ホ
ースから成るダクト(47)を介して集草容器(24)内まで送
風案内するためのブロア装置(15)を連結してある。この
ブロア装置(15)はブロアケース(16)内に回転羽根を内装
し、この回転羽根は前記ベベルギア式入力伝動部(12)か
ら、動力を供給するよう構成してある。
軸(11)は、モーア(2)上面のベベルギア式入力伝動部(1
2)に連動連結してあり、かつ伝動ベルト(13)を介して各
刈刃駆動軸(14)に連動連結してある。モーア(2)の右横
側には、モーア(2)により刈取られた刈芝を、可撓性ホ
ースから成るダクト(47)を介して集草容器(24)内まで送
風案内するためのブロア装置(15)を連結してある。この
ブロア装置(15)はブロアケース(16)内に回転羽根を内装
し、この回転羽根は前記ベベルギア式入力伝動部(12)か
ら、動力を供給するよう構成してある。
前記集草容器(24)は、後輪(5),(5)の上部における機体
フレーム(3)上に搭載してあり、機体フレーム(3)上に安
定的に載置した集草作用姿勢と、後方上方に向けて回動
して回収した刈芝を機体後方側に排出する排出姿勢とに
切換回動自在に構成してある。詳述すると、第4図及び
第5図に示すように、集草容器(24)に取付けてある下部
フレーム(17)の後端を、機体フレーム(3)後端から延設
した支持部(18)に連結ピン(19)により枢支連結するとと
もに、下部フレーム(17)の後部から下方に向けて揺動駆
動アーム(20)を連設し、この駆動アーム(20)の揺動端側
に長孔(21)を形成してある。そして、前記長孔(21)に、
機体フレーム(3)に取付固定した複動型油圧シリンダ(2
2)のピストンロッド(22a)の先端部をピン(23)により係
合連結してある。このようにして、前記油圧シリンダ(2
2)のピストンロッド(22a)を伸縮駆動することで、集草
容器(24)が下部フレーム(17)と一体的に横軸芯(X1)周り
に回動駆動自在であって集草姿勢と排草姿勢とに切換可
能に構成してある。
フレーム(3)上に搭載してあり、機体フレーム(3)上に安
定的に載置した集草作用姿勢と、後方上方に向けて回動
して回収した刈芝を機体後方側に排出する排出姿勢とに
切換回動自在に構成してある。詳述すると、第4図及び
第5図に示すように、集草容器(24)に取付けてある下部
フレーム(17)の後端を、機体フレーム(3)後端から延設
した支持部(18)に連結ピン(19)により枢支連結するとと
もに、下部フレーム(17)の後部から下方に向けて揺動駆
動アーム(20)を連設し、この駆動アーム(20)の揺動端側
に長孔(21)を形成してある。そして、前記長孔(21)に、
機体フレーム(3)に取付固定した複動型油圧シリンダ(2
2)のピストンロッド(22a)の先端部をピン(23)により係
合連結してある。このようにして、前記油圧シリンダ(2
2)のピストンロッド(22a)を伸縮駆動することで、集草
容器(24)が下部フレーム(17)と一体的に横軸芯(X1)周り
に回動駆動自在であって集草姿勢と排草姿勢とに切換可
能に構成してある。
又、前記集草容器(24)は、前上部端縁と後下部端縁とを
結ぶ対角線を含む斜面により上下に二分割する構造にし
てあり、上下分割体(24a),(24b)は前上部端縁における
横軸芯(X2)周りに相対揺動自在に枢支連結してある。従
って、上記したような排草姿勢において、前記枢支横軸
芯(X2)が回動軸芯(X1)の直上位置を通過してさらに回動
すると、第4図に示すように、上下分割体(24a),(24b)
の接合部(25)が開口して回収した刈芝の排草を容易に行
えるようにしてある。
結ぶ対角線を含む斜面により上下に二分割する構造にし
てあり、上下分割体(24a),(24b)は前上部端縁における
横軸芯(X2)周りに相対揺動自在に枢支連結してある。従
って、上記したような排草姿勢において、前記枢支横軸
芯(X2)が回動軸芯(X1)の直上位置を通過してさらに回動
すると、第4図に示すように、上下分割体(24a),(24b)
の接合部(25)が開口して回収した刈芝の排草を容易に行
えるようにしてある。
第3図に示すように、集草容器(24)の下分割体(24a)の
前壁右上部には、前記ダクト(47)を介して案内される刈
芝を集草容器(24)内に受入れるための筒状の刈芝受入部
(29)を形成してある。
前壁右上部には、前記ダクト(47)を介して案内される刈
芝を集草容器(24)内に受入れるための筒状の刈芝受入部
(29)を形成してある。
又、上分割体(24b)の上部には、前記ブロア装置(15)に
より生起させ、ダクト(47)内を通過した刈芝案内風を外
部に排出するための風抜き孔(31)を設けるとともに、刈
芝を容器内に塞止するためのフィルター部材(32)を張設
してある。前記刈芝受入部(29)の下方には、ダクト(47)
の終端を支持するためのステー(50)を、機体フレーム
(3)から立設し、集草容器(24)を後方上方に回動させて
も、ダクト(47)が所定姿勢を維持することができるよう
構成してある。又、前記集草容器(24)は、その重心(G)
が後輪(5),(5)の車軸芯の略真上位置になるよう配備
し、集草容器(24)の荷重による機体フレーム(3)に対す
る片持ち状のモーメントが加わるのを防止して、耐久性
の改善を図っている。
より生起させ、ダクト(47)内を通過した刈芝案内風を外
部に排出するための風抜き孔(31)を設けるとともに、刈
芝を容器内に塞止するためのフィルター部材(32)を張設
してある。前記刈芝受入部(29)の下方には、ダクト(47)
の終端を支持するためのステー(50)を、機体フレーム
(3)から立設し、集草容器(24)を後方上方に回動させて
も、ダクト(47)が所定姿勢を維持することができるよう
構成してある。又、前記集草容器(24)は、その重心(G)
が後輪(5),(5)の車軸芯の略真上位置になるよう配備
し、集草容器(24)の荷重による機体フレーム(3)に対す
る片持ち状のモーメントが加わるのを防止して、耐久性
の改善を図っている。
そして、集草容器(24)に形成した前記刈芝受入部(29)
に、ダクト(47)の終端の開口径(d)よりも大きな開口径
(D)を有する開口(34)を形成するとともに、集草容器(2
4)が前記集草作用姿勢にある場合において、ダクト(47)
の開口(35)と刈芝受入部(29)の開口(34)と間隙(S)をも
って対向配置するよう構成してある。つまり、円筒状の
刈芝受入部(29)の直径を略円筒状のダクト(47)の直径よ
りも大径に構成して、間隙(S)をあけて対向させてあ
る。このように間隙(S)をあけて刈芝受入部(29)とダク
ト(47)とを非接触状態で配置させるので、これらの位置
合わせ精度を無用に高める必要がなく、摺接嵌合させる
構造のものに比較して組立作業が容易になる。
に、ダクト(47)の終端の開口径(d)よりも大きな開口径
(D)を有する開口(34)を形成するとともに、集草容器(2
4)が前記集草作用姿勢にある場合において、ダクト(47)
の開口(35)と刈芝受入部(29)の開口(34)と間隙(S)をも
って対向配置するよう構成してある。つまり、円筒状の
刈芝受入部(29)の直径を略円筒状のダクト(47)の直径よ
りも大径に構成して、間隙(S)をあけて対向させてあ
る。このように間隙(S)をあけて刈芝受入部(29)とダク
ト(47)とを非接触状態で配置させるので、これらの位置
合わせ精度を無用に高める必要がなく、摺接嵌合させる
構造のものに比較して組立作業が容易になる。
〔別実施例1〕 第6図に本発明の別の実施例の芝刈機の全体側面を示し
ている。
ている。
この芝刈機は、乗用型走行機体(41)の前部にモーア(2)
を連結するとともに、機体の後部上方に集草容器(24)を
配備して構成してある。前記走行機体(41)は、後部に配
備したエンジン(26)の前部に主クラッチハウジング(2
7)、ミッションケース(28)及び前輪用差動装置(36)順次
連結して、一体的に固定するとともに、エンジン(26)よ
り後方側に後車軸フレーム(30)を延設し、その下部に後
輪用差動装置(36)を連結してある。そしてエンジン(26)
の動力を前輪(37),(37)及び後輪(38),(38)に供給して
走行するよう構成し、図示しない動力軸を介してモーア
(2)に動力を供給するよう構成してある。そして、モー
ア(2)により刈取られた刈芝を横側のブロア装置(15)に
よりダクト(47)を介して後方の集草容器(24)内に向けて
送風案内して回収するよう構成してある。
を連結するとともに、機体の後部上方に集草容器(24)を
配備して構成してある。前記走行機体(41)は、後部に配
備したエンジン(26)の前部に主クラッチハウジング(2
7)、ミッションケース(28)及び前輪用差動装置(36)順次
連結して、一体的に固定するとともに、エンジン(26)よ
り後方側に後車軸フレーム(30)を延設し、その下部に後
輪用差動装置(36)を連結してある。そしてエンジン(26)
の動力を前輪(37),(37)及び後輪(38),(38)に供給して
走行するよう構成し、図示しない動力軸を介してモーア
(2)に動力を供給するよう構成してある。そして、モー
ア(2)により刈取られた刈芝を横側のブロア装置(15)に
よりダクト(47)を介して後方の集草容器(24)内に向けて
送風案内して回収するよう構成してある。
前記集草容器(24)は、エンジンボンネット(33)の上部に
安定的に載置した集草作用姿勢と、後方上方に回動して
回収した刈芝を排出する排出姿勢とに切換回動自在に構
成してある。以下、集草容器(24)の昇降駆動構造につい
て詳述する。
安定的に載置した集草作用姿勢と、後方上方に回動して
回収した刈芝を排出する排出姿勢とに切換回動自在に構
成してある。以下、集草容器(24)の昇降駆動構造につい
て詳述する。
第9図に示すように、集草容器(24)の後部面に左右一対
の取付板(42)を固着するとともに、左右取付板(42)に亘
って一本の取付棒(43)を架設固定し、かつ、この取付棒
(43)の左右部位に2枚1組の側面視平行四辺形の板材か
ら成るブラケット(6),(6)を溶接固定してある。
の取付板(42)を固着するとともに、左右取付板(42)に亘
って一本の取付棒(43)を架設固定し、かつ、この取付棒
(43)の左右部位に2枚1組の側面視平行四辺形の板材か
ら成るブラケット(6),(6)を溶接固定してある。
そして、集草容器(24)を回動駆動する駆動装置(44)は、
基台(63)と、左右一対の昇降機構(64)と、前記ブラケッ
ト(6)と、戻り回動機構(66)等で構成してある。
基台(63)と、左右一対の昇降機構(64)と、前記ブラケッ
ト(6)と、戻り回動機構(66)等で構成してある。
基台(63)は第6〜9,15,17図に示す如く、後車軸
フレーム(30)の後端にボルト固定された後板(68)と、ク
ラッチハウジング(27)又はミッションケース(28)の左右
側面にボルト連結した1対の前支持体(69)と、後板(68)
と左右の前支持体(69)間に架設された支持部(70)とを有
しており、支持部(70)はチャンネル材で形成され、ボン
ネット(33)の外側に位置し、機体に前後方向に沿って配
置されている。左右前支持体(69)の一方には取付台(80)
が固定され、この取付台(80)にダクト支持用ステー(50)
が立設されている。
フレーム(30)の後端にボルト固定された後板(68)と、ク
ラッチハウジング(27)又はミッションケース(28)の左右
側面にボルト連結した1対の前支持体(69)と、後板(68)
と左右の前支持体(69)間に架設された支持部(70)とを有
しており、支持部(70)はチャンネル材で形成され、ボン
ネット(33)の外側に位置し、機体に前後方向に沿って配
置されている。左右前支持体(69)の一方には取付台(80)
が固定され、この取付台(80)にダクト支持用ステー(50)
が立設されている。
左右各昇降機構(64)は、伸縮自在な2重筒構造のガイド
体(71)及び可動体(72)と、その内部の油圧シリンダ(73)
とを有している。前記ガイド体(71)は角筒で形成され、
この下部に溶着された板材(113)が側部材(70)の外面に
ボルト固定されており、従って側部材(70)の外面にボル
ト固定されており、従って基台(63)を介して機体に固定
されており、その姿勢は後側に傾斜して、後上方へ延設
されたものとなっている。前記可動体(72)も角筒で形成
され、ガイド体(71)内に摺動自在に挿入されていて、ガ
イド体(71)から後上方へ伸縮自在である。
体(71)及び可動体(72)と、その内部の油圧シリンダ(73)
とを有している。前記ガイド体(71)は角筒で形成され、
この下部に溶着された板材(113)が側部材(70)の外面に
ボルト固定されており、従って側部材(70)の外面にボル
ト固定されており、従って基台(63)を介して機体に固定
されており、その姿勢は後側に傾斜して、後上方へ延設
されたものとなっている。前記可動体(72)も角筒で形成
され、ガイド体(71)内に摺動自在に挿入されていて、ガ
イド体(71)から後上方へ伸縮自在である。
油圧シリンダ(73)はエンジン(26)で駆動される油圧ポン
プからの圧油で作動するものであり、シリンダ本体(73
a)の下部は取付ピン(74)を介してガイド体(71)の下部に
連結され、ピストンロッド(73b)の上端は水平軸(75)を
介して可動体(72)の上端と連結されると共にブラケット
(61)にも連結されている。前記油圧シリンダ(73)は可動
体(72)を伸縮駆動するものであり、可動体(72)は精密加
工されたピストンロッド(73b)を破損及び錆付きから保
護しており、ガイド体(71)及び可動体(72)の2重筒構造
と、油圧シリンダ(73)の内蔵とによって、昇降機構(64)
を強固でスムーズに自己駆動するものとしている。
プからの圧油で作動するものであり、シリンダ本体(73
a)の下部は取付ピン(74)を介してガイド体(71)の下部に
連結され、ピストンロッド(73b)の上端は水平軸(75)を
介して可動体(72)の上端と連結されると共にブラケット
(61)にも連結されている。前記油圧シリンダ(73)は可動
体(72)を伸縮駆動するものであり、可動体(72)は精密加
工されたピストンロッド(73b)を破損及び錆付きから保
護しており、ガイド体(71)及び可動体(72)の2重筒構造
と、油圧シリンダ(73)の内蔵とによって、昇降機構(64)
を強固でスムーズに自己駆動するものとしている。
第11図にも示すように、前記水平軸(75)は可動体(72)
及びピストンロッド(73b)の上端並びにブラケット(61)
に貫通し、ブラケット(61)を可動体(72)上端に前後回動
自在に支持しており、ブラケット(61)に対する貫通位置
は、ブラケット(61)の上部で前後方向中途部となってい
る。
及びピストンロッド(73b)の上端並びにブラケット(61)
に貫通し、ブラケット(61)を可動体(72)上端に前後回動
自在に支持しており、ブラケット(61)に対する貫通位置
は、ブラケット(61)の上部で前後方向中途部となってい
る。
左右各ブラケット(61)の前下部にはローラ(77)が軸(78)
を介して設けられている。このローラ(77)は昇降機構(6
4)に対して接離自在に当接した当接部(76)を形成してお
り、可動体(72)収縮時にはガイド体(71)に当接し、可動
体(72)の伸張に伴ってガイド体(71)上を転動し、そして
可動体(72)に乗り移って当接する。前記ローラ(77)が昇
降機構(64)に当接していることによって、ブラケット(6
1)は水平軸(75)と合わせて2箇所で昇降機構(64)に支持
され、集草容器(24)を第7,8図の水平姿勢αに安定的
に保持する。
を介して設けられている。このローラ(77)は昇降機構(6
4)に対して接離自在に当接した当接部(76)を形成してお
り、可動体(72)収縮時にはガイド体(71)に当接し、可動
体(72)の伸張に伴ってガイド体(71)上を転動し、そして
可動体(72)に乗り移って当接する。前記ローラ(77)が昇
降機構(64)に当接していることによって、ブラケット(6
1)は水平軸(75)と合わせて2箇所で昇降機構(64)に支持
され、集草容器(24)を第7,8図の水平姿勢αに安定的
に保持する。
集草容器(24)は水平姿勢αで最下位置にあるとき、その
状態が集草作用姿勢であり、可動体(72)の伸張でその水
平姿勢αのままダクト(47)から離れて、第7図2点鎖線
位置まで昇降する。尚、ボンネット(33)上に、収納姿勢
の集草容器(24)の前部を受持する支持台(65)を設けてあ
る。
状態が集草作用姿勢であり、可動体(72)の伸張でその水
平姿勢αのままダクト(47)から離れて、第7図2点鎖線
位置まで昇降する。尚、ボンネット(33)上に、収納姿勢
の集草容器(24)の前部を受持する支持台(65)を設けてあ
る。
前記ローラ(77)の軸(78)は、ブラケット(61)に形成され
た長孔(79)に貫通されていて、ボルト等で固定されてお
り、長孔(79)の範囲内で位置調節自在であり、この位置
調整によって、集草容器(24)の姿勢を調整することがで
きる。前記長孔(79)は直線状でも良いが、水平軸(75)を
曲率中心とした円弧形状のほうが好ましい。
た長孔(79)に貫通されていて、ボルト等で固定されてお
り、長孔(79)の範囲内で位置調節自在であり、この位置
調整によって、集草容器(24)の姿勢を調整することがで
きる。前記長孔(79)は直線状でも良いが、水平軸(75)を
曲率中心とした円弧形状のほうが好ましい。
集草容器(24)を水平姿勢に保持する当接部(76)として
は、転勤ローラ(77)が摩擦抵抗が少なくて好ましいが、
円弧板等の板材を使用してガイド体(71)と摺接させても
良い。
は、転勤ローラ(77)が摩擦抵抗が少なくて好ましいが、
円弧板等の板材を使用してガイド体(71)と摺接させても
良い。
左右各ブラケット(61)の水平軸(75)より後上方部分に
は、水平軸(75)と平行な枢支軸(81)が設けられており、
この枢支軸(81)の両端には左右1対の牽制部材(82)の上
端が連結され、また枢支軸(81)より下方にストッパピン
(83)が固定されている。
は、水平軸(75)と平行な枢支軸(81)が設けられており、
この枢支軸(81)の両端には左右1対の牽制部材(82)の上
端が連結され、また枢支軸(81)より下方にストッパピン
(83)が固定されている。
前記牽制部材(82)の下端には横軸(84)を介して円筒形状
の係合部材(85)が嵌合されている。昇降機構(64)に対し
て枢支軸(81)は後方側に、横軸(84)は前方側に夫々位置
し、牽制部材(82)の下端は自由端となっているので、可
動体(72)の昇降に伴って係合部材(85)はガイド体(71)の
前面側を摺動する。この係合部材(85)は係合部を形成す
るものであり、ガイド体(71)の前面には係合部材(85)が
係脱自在な掛部材(86)が形成されている(第14図及び
第15図参照)。
の係合部材(85)が嵌合されている。昇降機構(64)に対し
て枢支軸(81)は後方側に、横軸(84)は前方側に夫々位置
し、牽制部材(82)の下端は自由端となっているので、可
動体(72)の昇降に伴って係合部材(85)はガイド体(71)の
前面側を摺動する。この係合部材(85)は係合部を形成す
るものであり、ガイド体(71)の前面には係合部材(85)が
係脱自在な掛部材(86)が形成されている(第14図及び
第15図参照)。
前記掛部材(86)は側面視略台形状の板材の下面側に半円
形凹状の掛部(86aU),(86aD)を形成しており、係合部材
(85)が下方から係合する。掛部材(86)の上面は、係合部
材(85)が下降時に係合しないように、ガイド体(71)に対
して前下向きに傾斜している。
形凹状の掛部(86aU),(86aD)を形成しており、係合部材
(85)が下方から係合する。掛部材(86)の上面は、係合部
材(85)が下降時に係合しないように、ガイド体(71)に対
して前下向きに傾斜している。
掛部材(86)はガイド体(71)に上下2箇所に設けられてい
て、係合部材(85)が上下掛部(86aU),(86aD)のどちらか
一方に係合すると、その状態で可動体(72)が上昇する
と、第8図に示すように、牽制部材(85)は掛部(86a)を
中心とした揺動運動を伴なうが、ブラケット(61)の後上
部の上昇を牽制し、これにより枢支軸(81)は回動支点と
なり、ブラケット(61)は前下部が後上部よりも上昇する
ように後方傾動し、第7,8図に示す如く、集草容器(2
4)は後方へダンプ動作される。
て、係合部材(85)が上下掛部(86aU),(86aD)のどちらか
一方に係合すると、その状態で可動体(72)が上昇する
と、第8図に示すように、牽制部材(85)は掛部(86a)を
中心とした揺動運動を伴なうが、ブラケット(61)の後上
部の上昇を牽制し、これにより枢支軸(81)は回動支点と
なり、ブラケット(61)は前下部が後上部よりも上昇する
ように後方傾動し、第7,8図に示す如く、集草容器(2
4)は後方へダンプ動作される。
尚、集草容器(24)の開閉蓋(55)は自重により開閉するも
のであり、容器本体(53)の開口が水平姿勢αから立上っ
て、略垂直になるまでは蓋(55)は閉塞状態であり、開口
が後傾姿勢βになると蓋(55)は枢支ピン(54)から垂下す
るので、開放状態になって、収納刈草を放出する。
のであり、容器本体(53)の開口が水平姿勢αから立上っ
て、略垂直になるまでは蓋(55)は閉塞状態であり、開口
が後傾姿勢βになると蓋(55)は枢支ピン(54)から垂下す
るので、開放状態になって、収納刈草を放出する。
第7,8,14〜16図にしめすように、左右各牽制部
材(82)の下部の係合部材(85)の側方にはL字形板材で形
成された突起部材(87)が固定されており、また、突起部
材(87)より後方にこの突起部材(87)と当接する係合阻止
部材(88)が配置されており、この係合阻止部材(88)は後
端がレバー(89)に連結されている。
材(82)の下部の係合部材(85)の側方にはL字形板材で形
成された突起部材(87)が固定されており、また、突起部
材(87)より後方にこの突起部材(87)と当接する係合阻止
部材(88)が配置されており、この係合阻止部材(88)は後
端がレバー(89)に連結されている。
前記左右レバー(89)は、後板(68)に固定の支持板(90)に
枢支された軸(91)に固定されており、このレバー(89)を
回動することにより、係合阻止部材(88)は側部材(70)上
に載置された状態で前後移動可能である。係合阻止部材
(88)を前方へ移動して下掛部(86aD)より前方へ進出させ
ると、突起部材(87)と当接し、牽制部材(82)と枢支軸(8
1)を中心に揺動させ、係合部材(85)を下掛部(86aD)と係
合可能な位置から隔離させ、両者の係合を阻止する。
枢支された軸(91)に固定されており、このレバー(89)を
回動することにより、係合阻止部材(88)は側部材(70)上
に載置された状態で前後移動可能である。係合阻止部材
(88)を前方へ移動して下掛部(86aD)より前方へ進出させ
ると、突起部材(87)と当接し、牽制部材(82)と枢支軸(8
1)を中心に揺動させ、係合部材(85)を下掛部(86aD)と係
合可能な位置から隔離させ、両者の係合を阻止する。
前記係合阻止部材(88)は係合部材(85)を下掛部(86aD)に
係合させないように、進出状態を保持可能である。ま
た、係合阻止部材(88)の前端はガイド体(71)と略同角度
に傾斜した傾斜面となっており、牽制部材(82)が上昇す
るときに、係合部材(85)が下掛部材(86D)の前面へスム
ーズに載るように構成されている。
係合させないように、進出状態を保持可能である。ま
た、係合阻止部材(88)の前端はガイド体(71)と略同角度
に傾斜した傾斜面となっており、牽制部材(82)が上昇す
るときに、係合部材(85)が下掛部材(86D)の前面へスム
ーズに載るように構成されている。
このように前記レバー(89)の操作により、低位置で刈芝
を放出する状態と高位置で放出する状態とのいずれかに
設定可能である。
を放出する状態と高位置で放出する状態とのいずれかに
設定可能である。
前記牽制部材(82)の下部の横軸(84)には、戻り回動機構
(66)を構成する係合部材(92)が設けられている。この係
合部材(92)は爪部(93)と両側壁(94)とを有し、両側壁(9
4)が係合部材(85)の両端又は横軸(84)に回動自在に支持
され、一側壁(94)と牽制部材(82)との間に引張りスプリ
ング(95)が設けられ、他側壁(94)には舌片(96)が突設さ
れている。
(66)を構成する係合部材(92)が設けられている。この係
合部材(92)は爪部(93)と両側壁(94)とを有し、両側壁(9
4)が係合部材(85)の両端又は横軸(84)に回動自在に支持
され、一側壁(94)と牽制部材(82)との間に引張りスプリ
ング(95)が設けられ、他側壁(94)には舌片(96)が突設さ
れている。
牽制部材(82)を形成する2枚の帯板の対向内面には、少
なくとも一方に姿勢設定部材(96)が設けられている。こ
の姿勢設定部材(97)は係合部材(92)側の面が山形状に形
成されていて、側壁(94)と当接する非係合姿勢設定部(9
8)と係合姿勢設定部(99)とを有している。係合部材(92)
は、引張りスプリング(95)に引張られているときは非係
合姿勢設定部(98)に当接し、爪部(93)はガイド体(71)か
ら離れており、上当て部(101U)と係合しない姿勢(第1
2図参照)に保持され、この姿勢からスプリング(95)に
抗して回動することにより、係合姿勢設定部(99)に当接
し、爪部(93)はガイド体(71)に接し、上当て部(101U)と
係合可能な姿勢(第13図参照)に保持される。
なくとも一方に姿勢設定部材(96)が設けられている。こ
の姿勢設定部材(97)は係合部材(92)側の面が山形状に形
成されていて、側壁(94)と当接する非係合姿勢設定部(9
8)と係合姿勢設定部(99)とを有している。係合部材(92)
は、引張りスプリング(95)に引張られているときは非係
合姿勢設定部(98)に当接し、爪部(93)はガイド体(71)か
ら離れており、上当て部(101U)と係合しない姿勢(第1
2図参照)に保持され、この姿勢からスプリング(95)に
抗して回動することにより、係合姿勢設定部(99)に当接
し、爪部(93)はガイド体(71)に接し、上当て部(101U)と
係合可能な姿勢(第13図参照)に保持される。
前記当て部(101U),(101D)は上下掛部材(86U),(86D)対
応してそれらの下方に夫々1つずつ配置されており、上
当て部(101U)はガイド体(71)上に設けられ、下当て部(1
01D)はガイド体(71)から前方突設された板(109)上に設
けられている。(第16図参照)。
応してそれらの下方に夫々1つずつ配置されており、上
当て部(101U)はガイド体(71)上に設けられ、下当て部(1
01D)はガイド体(71)から前方突設された板(109)上に設
けられている。(第16図参照)。
一方の牽制部材(82)の外側には支持筒(102)を介して連
動杆(103)が長手方向摺動自在に支持され、この連動杆
(103)の上下端には押動体(104)と押し体(105)とが設け
られ、前記ブラケット(61)には押動体(104)を押動する
突起(106)が設けられ、これらによって戻り回動機構(6
6)の連動手段(107)が構成されている。
動杆(103)が長手方向摺動自在に支持され、この連動杆
(103)の上下端には押動体(104)と押し体(105)とが設け
られ、前記ブラケット(61)には押動体(104)を押動する
突起(106)が設けられ、これらによって戻り回動機構(6
6)の連動手段(107)が構成されている。
第10,11図において、押動体(104)は連動杆(103)に
突起(106)はブラケット(61)に夫々固着されており、集
草容器(24)の重心(G)がダンプ動作によって水平軸(75)
を通る垂直線Lを後方へ越えるとき、その越える手段か
らブラケット(61)の回動によって突起(106)が押動体(10
4)に当接し且つこれを下向きに押し、連動杆(103)を下
降させる。
突起(106)はブラケット(61)に夫々固着されており、集
草容器(24)の重心(G)がダンプ動作によって水平軸(75)
を通る垂直線Lを後方へ越えるとき、その越える手段か
らブラケット(61)の回動によって突起(106)が押動体(10
4)に当接し且つこれを下向きに押し、連動杆(103)を下
降させる。
第12〜15図において、押し体(105)は連動杆(103)の
下部に嵌合されていて、ナット(108)によって固定され
ており、連動杆(103)に対して長手方向位置調整自在と
なっている。この押し体(105)は係合部材(92)の舌片(9
6)と対向しており、前記連動杆(103)の下降によって舌
片(96)と当接してこれを押し、係合部材(92)をスプリン
グ(95)に抗して回動させる。
下部に嵌合されていて、ナット(108)によって固定され
ており、連動杆(103)に対して長手方向位置調整自在と
なっている。この押し体(105)は係合部材(92)の舌片(9
6)と対向しており、前記連動杆(103)の下降によって舌
片(96)と当接してこれを押し、係合部材(92)をスプリン
グ(95)に抗して回動させる。
戻り回動機構(66)は、集草容器(24)がダンプ動作によっ
て後方傾動して、その重心(G)が水平軸(75)を後方へ越
えようとする頃から準備作動を開始して、ストッパピン
(83)が可動体(72)に当接して集草容器(24)の後方傾動を
止めるまでの間に完了するものであり、準備完了状態で
は、係合部材(92)は係合姿勢設定部(97)に当接し且つ爪
部(93)は当て部(101)に係合又は係合可能な状態にな
る。
て後方傾動して、その重心(G)が水平軸(75)を後方へ越
えようとする頃から準備作動を開始して、ストッパピン
(83)が可動体(72)に当接して集草容器(24)の後方傾動を
止めるまでの間に完了するものであり、準備完了状態で
は、係合部材(92)は係合姿勢設定部(97)に当接し且つ爪
部(93)は当て部(101)に係合又は係合可能な状態にな
る。
ぞして、この状態から可動体(72)を収縮すると、爪部(9
3)は当て部(101)に完全に係合して、牽制部材(82)の下
降を阻止し、枢支軸(81)をブラケット(61)が戻り回動を
可能にする。枢支軸(81)が回動支点として作用するの
は、重心(G)が水平軸(75)より後方にある間だけで、水
平軸(75)より前方へ移行すると、集草容器(24)の重量は
ブラケット(61)を水平軸(75)廻りに前方傾動するように
働くので、牽制部材(82)は引上げられて、爪部(93)は当
て部(101)から離脱し、係合部材(85)が掛部(86a)に再び
係合し、集草容器(24)を水平姿勢αに戻す。ブラケット
(61)が戻り回動をすると、連動手段(107)の作動が解除
されるので、係合部材(92)はスプリング(95)の作用によ
って非係合姿勢設定分(98)に当接し、爪部(93)は下降し
ても当て部(101U)に係合しないようになる。
3)は当て部(101)に完全に係合して、牽制部材(82)の下
降を阻止し、枢支軸(81)をブラケット(61)が戻り回動を
可能にする。枢支軸(81)が回動支点として作用するの
は、重心(G)が水平軸(75)より後方にある間だけで、水
平軸(75)より前方へ移行すると、集草容器(24)の重量は
ブラケット(61)を水平軸(75)廻りに前方傾動するように
働くので、牽制部材(82)は引上げられて、爪部(93)は当
て部(101)から離脱し、係合部材(85)が掛部(86a)に再び
係合し、集草容器(24)を水平姿勢αに戻す。ブラケット
(61)が戻り回動をすると、連動手段(107)の作動が解除
されるので、係合部材(92)はスプリング(95)の作用によ
って非係合姿勢設定分(98)に当接し、爪部(93)は下降し
ても当て部(101U)に係合しないようになる。
集草容器(24)の右壁前上部には、ダクト(47)を介して案
内される刈芝を容器内に受入れるための刈芝受入部(29)
を形成してある。そして、第3図に示すように、この刈
芝受入部(29)に、ダクト(47)の開口径(d)よりも大きな
開口径(D)を有する開口(34)を形成するとともに、集草
容器(24)が集草作用姿勢にある場合において、ダクト(4
7)の開口(35)と刈芝受入部(29)の開口(34)とが間隙(S)
をもって対向配置するよう構成してある。
内される刈芝を容器内に受入れるための刈芝受入部(29)
を形成してある。そして、第3図に示すように、この刈
芝受入部(29)に、ダクト(47)の開口径(d)よりも大きな
開口径(D)を有する開口(34)を形成するとともに、集草
容器(24)が集草作用姿勢にある場合において、ダクト(4
7)の開口(35)と刈芝受入部(29)の開口(34)とが間隙(S)
をもって対向配置するよう構成してある。
〔別実施例2〕 第18図に示すように、前記刈芝受入部(29)の開口(34)
を、ラッパ状に拡開する構造に形成して、ダクト(47)の
開口端線(35a)が刈芝受入部(29)の開口端線(34a)よりも
内方側に入り込ませて、かつ、それらの間に間隙(S)を
設けるよう構成してもよい。
を、ラッパ状に拡開する構造に形成して、ダクト(47)の
開口端線(35a)が刈芝受入部(29)の開口端線(34a)よりも
内方側に入り込ませて、かつ、それらの間に間隙(S)を
設けるよう構成してもよい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
図面は本発明に係る芝刈機の実施例を示し、第1図は全
体側面図、第2図は平面図、第3図は要部切欠側面図、
第4図は集草容器の切欠側面図、第5図は枢支部の縦断
背面図、第6図は別実施例の全体側面図、第7図は高所
放出時の側面図、第8図は低所放出時の側面図、第9図
は昇降機構の縦断背面図、第10図はブラケット上部の
側面図、第11図はブラケット上部の平面図、第12図
は上昇時の要部側面図、第13図戻り回動時の側面図、
第14図は要部の切欠正面図、第15図は昇降機構の断
面図、第16図は牽制部材下部の側面図、第17図はス
テー支持部の正面図、第18図は別実施例の側面図であ
る。 (2)……モーア、(24)……集草容器、(29)……刈芝受入
部、(34),(35)……開口、(47)……ダクト、(d)……開
口径。
体側面図、第2図は平面図、第3図は要部切欠側面図、
第4図は集草容器の切欠側面図、第5図は枢支部の縦断
背面図、第6図は別実施例の全体側面図、第7図は高所
放出時の側面図、第8図は低所放出時の側面図、第9図
は昇降機構の縦断背面図、第10図はブラケット上部の
側面図、第11図はブラケット上部の平面図、第12図
は上昇時の要部側面図、第13図戻り回動時の側面図、
第14図は要部の切欠正面図、第15図は昇降機構の断
面図、第16図は牽制部材下部の側面図、第17図はス
テー支持部の正面図、第18図は別実施例の側面図であ
る。 (2)……モーア、(24)……集草容器、(29)……刈芝受入
部、(34),(35)……開口、(47)……ダクト、(d)……開
口径。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鮫島 和夫 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (72)発明者 戸越 義和 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (56)参考文献 実開 昭63−61224(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】モーア(2)からダクト(47)を介して送風案
内される刈芝を回収する集草容器(24)を、機体上に安定
載置した集草作用姿勢と、回動して回収した刈芝を排出
する排出姿勢として切換回動自在に構成してある芝刈機
であって、前記集草容器(24)に形成した刈芝受入部(29)
に、前記ダクト(47)の開口径(d)よりも大径の開口(34)
を形成するとともに、前記集草作用姿勢において、前記
ダクト(47)の開口(35)と前記刈芝受入部(29)の開口(34)
とが間隙をもって対向配置するよう構成してある芝刈
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63210000A JPH0611B2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | 芝刈機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63210000A JPH0611B2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | 芝刈機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0260513A JPH0260513A (ja) | 1990-03-01 |
JPH0611B2 true JPH0611B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=16582196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63210000A Expired - Lifetime JPH0611B2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | 芝刈機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5065752B2 (ja) * | 2007-05-09 | 2012-11-07 | 株式会社クボタ | 草刈機 |
JP5763311B2 (ja) * | 2010-08-19 | 2015-08-12 | 松山株式会社 | 草刈機 |
-
1988
- 1988-08-24 JP JP63210000A patent/JPH0611B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0260513A (ja) | 1990-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7194850B2 (en) | Riding lawn mower | |
JPS6054611A (ja) | とうもろこし取入れ機 | |
JP3534687B2 (ja) | 草刈り機 | |
JPH05184229A (ja) | 刈り取った干草を列に並べる干草刈り機 | |
EP0096923B1 (en) | Stone trap for combine harvesters | |
US6116007A (en) | Four bar linkage mounting for mowers | |
JPH0611B2 (ja) | 芝刈機 | |
JP4439420B2 (ja) | 草刈機 | |
JP4824988B2 (ja) | コンバインの分草装置 | |
JPH0690605A (ja) | 乗用芝刈装置 | |
JP4204439B2 (ja) | 草刈り機 | |
JP4126355B2 (ja) | 乗用芝刈機 | |
JPH0576230A (ja) | 芝刈機の集草構造 | |
JPH0588086B2 (ja) | ||
JPH07250530A (ja) | ローンモアのキャッチャボックス | |
JP2011147350A (ja) | 芝草の集草装置 | |
JP4565547B2 (ja) | 走行型芝刈機 | |
JP3766174B2 (ja) | 作業車 | |
JPH0458928B2 (ja) | ||
JP2005237285A (ja) | 乗用芝刈機 | |
JP2009278868A (ja) | 集草装置 | |
JPH0729806Y2 (ja) | モーアの集草装置 | |
JPH01206914A (ja) | 集草箱用ダンプ装置 | |
JPH02110004A (ja) | ごみ取扱装置 | |
JP4316913B2 (ja) | 塵芥収集車のコンテナ傾倒装置 |