JPH0588086B2 - - Google Patents
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- JPH0588086B2 JPH0588086B2 JP63031358A JP3135888A JPH0588086B2 JP H0588086 B2 JPH0588086 B2 JP H0588086B2 JP 63031358 A JP63031358 A JP 63031358A JP 3135888 A JP3135888 A JP 3135888A JP H0588086 B2 JPH0588086 B2 JP H0588086B2
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- grass
- bracket
- collection box
- locking member
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Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、刈草を収納した集草箱を刈草放出の
ために後方傾動させる集草箱用ダンプ装置に関す
る。
ために後方傾動させる集草箱用ダンプ装置に関す
る。
(従来の技術)
芝、牧草等を刈取つて収穫する刈取り作業機
は、走行車体の前下部又は中央下部にモーアを装
着し、後上部に集積箱を搭載し、モーアが刈取つ
た草をダクト手段を介して集草箱へ送給するよう
に構成している。そしてこの集草箱は、走行車体
にダンプ装置を介して支持されており、刈草が充
満すれば、ダンプ装置で後方へ傾動してトラツク
の荷台上又は地上へ草を放出する。
は、走行車体の前下部又は中央下部にモーアを装
着し、後上部に集積箱を搭載し、モーアが刈取つ
た草をダクト手段を介して集草箱へ送給するよう
に構成している。そしてこの集草箱は、走行車体
にダンプ装置を介して支持されており、刈草が充
満すれば、ダンプ装置で後方へ傾動してトラツク
の荷台上又は地上へ草を放出する。
刈草をトラツク荷台等の走行車体よりも高い所
へ移載するには、集草箱を走行車体上の収納姿勢
から後上方へ持上げ且つ傾動させる必要があり、
集草箱を昇降及び傾動させるダンプ装置として
は、米国特許4487007号明細書において周知であ
る。
へ移載するには、集草箱を走行車体上の収納姿勢
から後上方へ持上げ且つ傾動させる必要があり、
集草箱を昇降及び傾動させるダンプ装置として
は、米国特許4487007号明細書において周知であ
る。
上記明細書に記載の装置は、走行車体の左右か
ら後上方へ延出する1対の伸縮手段を有し、この
伸縮手段の可動体の上端に集草箱の後下部を枢支
し、伸縮手段のガイド体と集草箱との間に屈曲リ
ンクを設け、この屈曲リンクを油圧シリンダで伸
張及び屈曲するように構成しており、油圧シリン
ダの伸張によつて屈曲リンクを伸張し、これによ
り伸縮手段に集草箱を後上方へ上昇させる駆動力
を与え、可動体が伸びきつた状態から屈曲リンク
の伸張が集草箱を傾動するようになつている。
ら後上方へ延出する1対の伸縮手段を有し、この
伸縮手段の可動体の上端に集草箱の後下部を枢支
し、伸縮手段のガイド体と集草箱との間に屈曲リ
ンクを設け、この屈曲リンクを油圧シリンダで伸
張及び屈曲するように構成しており、油圧シリン
ダの伸張によつて屈曲リンクを伸張し、これによ
り伸縮手段に集草箱を後上方へ上昇させる駆動力
を与え、可動体が伸びきつた状態から屈曲リンク
の伸張が集草箱を傾動するようになつている。
(発明が解決しようとする課題)
前記従来技術においては、屈曲リンクは互いに
連結された2本のリンクの一方を油圧シリンダで
回動することによつて屈伸されるもので、リンク
の回動力を可動体の直線摺動に変換しているの
で、可動体とガイド体との間にこじれが発生し易
く、集草箱のスムーズな昇降が困難であり、集草
箱を油圧シリンダで直接駆動させる場合よりもよ
り強力は油圧シリンダを必要とし、コスト高とな
る。また、上昇位置で集草箱を傾動させると、集
草箱の重心が前後方向に移動して伸縮手段の可動
体に押下げ力が働ことがあり、可動体は下降方向
には位置規制されないので、集草箱を上昇位置で
保持することが困難になることがある。更に、集
草箱は昇降中、可動体に後下部に支持されている
だけであるので、集草箱の水平姿勢保持が不安定
になり易い等の問題点を有有している。
連結された2本のリンクの一方を油圧シリンダで
回動することによつて屈伸されるもので、リンク
の回動力を可動体の直線摺動に変換しているの
で、可動体とガイド体との間にこじれが発生し易
く、集草箱のスムーズな昇降が困難であり、集草
箱を油圧シリンダで直接駆動させる場合よりもよ
り強力は油圧シリンダを必要とし、コスト高とな
る。また、上昇位置で集草箱を傾動させると、集
草箱の重心が前後方向に移動して伸縮手段の可動
体に押下げ力が働ことがあり、可動体は下降方向
には位置規制されないので、集草箱を上昇位置で
保持することが困難になることがある。更に、集
草箱は昇降中、可動体に後下部に支持されている
だけであるので、集草箱の水平姿勢保持が不安定
になり易い等の問題点を有有している。
本発明は、集草箱のスムーズな昇降と大きな後
方傾動ができると共に、昇降時も傾動時も集草箱
を安定且つ強固に支持できる集草箱用ダンプ装置
を提供することを目的とする。
方傾動ができると共に、昇降時も傾動時も集草箱
を安定且つ強固に支持できる集草箱用ダンプ装置
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するための本発明の課題解決の
具体的手段は、モーアからダクト手段を介して送
給される刈草を収納する集草箱を、走行車体の後
上部に水平姿勢に装着し、この集草箱を上昇させ
且つ前部を後部よりも上昇させることにより後方
へ傾動させて、収納刈草を放出させる集草箱用ダ
ンプ装置において、 前記走行車体の後部に固定されていて後上方へ
延設された左右1対のガイド体と、各ガイド体に
後上方へ伸縮駆動自在に設けられた可動体とを有
する昇降機構と;前記集草箱の背面に固定されて
いて、前後方向の中途部が可動体の上端に水平軸
を介して枢支され、且つ前下部に昇降機構の部材
と接離自在に当接して集草箱を水平姿勢に保持す
る当接部を有するブラケツトと;前記各ガイド体
に設けられた掛部と、上端がブラケツトの後上部
に枢支軸を介して連結され且つ下端に可動体の伸
張にともなつて各ガイド体に沿つて上動して前記
掛部と係合可能な係合部材を設けた左右1対の牽
制部材とを有し、前記係合部材が掛部に係合した
状態から可動体の伸張によつて、ブラケツトを前
記枢支軸を中心に前下部が上昇する方向に回動さ
せるダンプ機構と;前記ガイド体上の掛部の下方
近傍に設けられた当て部と、前記牽制部材の下部
に設けられていて前記当て部と上側から係合して
牽制部材の下降を規制する係止部材とを有し、集
草箱の重心が可動体上端の水平軸より後方へ移行
したときに、前記係止部材を当て部に係合して、
その状態から可動体の収縮によつてブラケツトを
戻り回動させる戻し回動機構と;を備えている点
にある。
具体的手段は、モーアからダクト手段を介して送
給される刈草を収納する集草箱を、走行車体の後
上部に水平姿勢に装着し、この集草箱を上昇させ
且つ前部を後部よりも上昇させることにより後方
へ傾動させて、収納刈草を放出させる集草箱用ダ
ンプ装置において、 前記走行車体の後部に固定されていて後上方へ
延設された左右1対のガイド体と、各ガイド体に
後上方へ伸縮駆動自在に設けられた可動体とを有
する昇降機構と;前記集草箱の背面に固定されて
いて、前後方向の中途部が可動体の上端に水平軸
を介して枢支され、且つ前下部に昇降機構の部材
と接離自在に当接して集草箱を水平姿勢に保持す
る当接部を有するブラケツトと;前記各ガイド体
に設けられた掛部と、上端がブラケツトの後上部
に枢支軸を介して連結され且つ下端に可動体の伸
張にともなつて各ガイド体に沿つて上動して前記
掛部と係合可能な係合部材を設けた左右1対の牽
制部材とを有し、前記係合部材が掛部に係合した
状態から可動体の伸張によつて、ブラケツトを前
記枢支軸を中心に前下部が上昇する方向に回動さ
せるダンプ機構と;前記ガイド体上の掛部の下方
近傍に設けられた当て部と、前記牽制部材の下部
に設けられていて前記当て部と上側から係合して
牽制部材の下降を規制する係止部材とを有し、集
草箱の重心が可動体上端の水平軸より後方へ移行
したときに、前記係止部材を当て部に係合して、
その状態から可動体の収縮によつてブラケツトを
戻り回動させる戻し回動機構と;を備えている点
にある。
(作 用)
第2図において、集草箱24は走行車体32の
後上部に配置されていて、走行車体の下部に装着
したモーア23が刈取つた草が送給手段44及び
ダクト手段48を介して送給され、この刈草を収
納する。そして集草箱24に刈草が充満される
と、昇降機構64の油圧シリンダ73を作動し、
上昇及びダンプ動作で後方へ刈草を放出する。
後上部に配置されていて、走行車体の下部に装着
したモーア23が刈取つた草が送給手段44及び
ダクト手段48を介して送給され、この刈草を収
納する。そして集草箱24に刈草が充満される
と、昇降機構64の油圧シリンダ73を作動し、
上昇及びダンプ動作で後方へ刈草を放出する。
集草箱24は背面に固着のブラケツト61の中
途部が水平軸75を介して可動体72に枢支さ
れ、ブラケツト61の前下部に設けたローラ77
がガイド体71に転動自在に当接しており、この
姿勢で集草箱24は略水平とななり、刈草を収納
する。集草箱24は水平姿勢α(第3図実線で示
す。)のとき、放出口は上側に位置し、送給手段
44からの刈草送給風は放出口のフイルタ58を
通つて開閉蓋55の後部から排出される。
途部が水平軸75を介して可動体72に枢支さ
れ、ブラケツト61の前下部に設けたローラ77
がガイド体71に転動自在に当接しており、この
姿勢で集草箱24は略水平とななり、刈草を収納
する。集草箱24は水平姿勢α(第3図実線で示
す。)のとき、放出口は上側に位置し、送給手段
44からの刈草送給風は放出口のフイルタ58を
通つて開閉蓋55の後部から排出される。
前記油圧シリンダ73を作動して、ガイド体7
1に対して可動体72を後上方へ伸張していく
と、第1図2点鎖線で示す如く、集草箱24は上
昇を開始し、ローラ77はガイド体71からの可
動体72に当接面を変えながらも、集草箱24の
水平姿勢αを保持する。
1に対して可動体72を後上方へ伸張していく
と、第1図2点鎖線で示す如く、集草箱24は上
昇を開始し、ローラ77はガイド体71からの可
動体72に当接面を変えながらも、集草箱24の
水平姿勢αを保持する。
集草箱24が上昇して運搬車の荷台111等の
刈草放出位置まで達すると、ブラケツト61の後
上部に枢支されていた牽制部材82は、その下端
の係合部材85がガイド体71上の上掛部86
aUに係合し、ブラケツト61の後上部の上昇を
規制する。この後、更に可動体72が上昇を続け
ると、ブラケツト61は後上部を中心に前下部が
上昇するように回動し、集草箱24は後方へ傾動
していく。
刈草放出位置まで達すると、ブラケツト61の後
上部に枢支されていた牽制部材82は、その下端
の係合部材85がガイド体71上の上掛部86
aUに係合し、ブラケツト61の後上部の上昇を
規制する。この後、更に可動体72が上昇を続け
ると、ブラケツト61は後上部を中心に前下部が
上昇するように回動し、集草箱24は後方へ傾動
していく。
集草箱24の蓋55はその前端が箱本体53に
枢支されていて、箱本体53の上部の放出口が水
平姿勢αから略垂直姿勢になるまでは開放され
ず、放出口が略垂直姿勢を越えてから開放され、
集草箱24は後傾姿勢β(第1図実線で示す。)に
なり、収納していた刈草を放出する。
枢支されていて、箱本体53の上部の放出口が水
平姿勢αから略垂直姿勢になるまでは開放され
ず、放出口が略垂直姿勢を越えてから開放され、
集草箱24は後傾姿勢β(第1図実線で示す。)に
なり、収納していた刈草を放出する。
前記集草箱24のダンプ動作は、刈草をより完
全に放出できるように、集草箱24はその重心G
が可動体72の上端の水平軸75を後方へ越える
まで傾動され、最終的にブラケツト61のストッ
パピン83が可動体72に当接して後方傾動が停
止される。
全に放出できるように、集草箱24はその重心G
が可動体72の上端の水平軸75を後方へ越える
まで傾動され、最終的にブラケツト61のストッ
パピン83が可動体72に当接して後方傾動が停
止される。
集草箱24の重心Gが水平軸75を後方へ越え
る前から、ブラケツト61の突起106が連動杆
103の上端の押動体104に当接し、牽制部材
82に対して連動杆103を長手方向に摺動し、
その下端の押し体105を介して、牽制部材82
の下端に枢支した係止部材92を非係合姿勢から
係合姿勢へ姿勢変更する。
る前から、ブラケツト61の突起106が連動杆
103の上端の押動体104に当接し、牽制部材
82に対して連動杆103を長手方向に摺動し、
その下端の押し体105を介して、牽制部材82
の下端に枢支した係止部材92を非係合姿勢から
係合姿勢へ姿勢変更する。
牽制部材82は集草箱24の重心Gが水平軸7
5より前方にあるときは引上げ力が働いており、
後方へ移行すると押下げ力が働くことになり、重
心Gの後方移行によつて若干下降するが、係合姿
勢の係止部材92がガイド体71上の上当て部1
01Uに係合し、その下降が規制される(第8図
に示す)。
5より前方にあるときは引上げ力が働いており、
後方へ移行すると押下げ力が働くことになり、重
心Gの後方移行によつて若干下降するが、係合姿
勢の係止部材92がガイド体71上の上当て部1
01Uに係合し、その下降が規制される(第8図
に示す)。
刈草放出後に集草箱24を戻り回動すべく可動
体72を収縮動作させると、上当て部101Uに
よつて位置規制された牽制部材82の上端の枢支
軸81を中心に、ブラケツト61は前方傾動し始
め、集草箱24の重心Gが水平軸75を後から前
方へ越えると、牽制部材82は若干引上げられて
係合部材85が上掛部86aUに再び係合し、集
草箱24が水平姿勢αになるまで、水平軸75が
回動支点となる。
体72を収縮動作させると、上当て部101Uに
よつて位置規制された牽制部材82の上端の枢支
軸81を中心に、ブラケツト61は前方傾動し始
め、集草箱24の重心Gが水平軸75を後から前
方へ越えると、牽制部材82は若干引上げられて
係合部材85が上掛部86aUに再び係合し、集
草箱24が水平姿勢αになるまで、水平軸75が
回動支点となる。
係合阻止部材88を下掛部86aD側へ進出さ
せておくことにより、前述の如く、集草箱24を
上昇した後にダンプ動作させることができ、係合
阻止部材88をを後退させておくと、集草箱24
はほとんど上昇することなく、刈草収納姿勢から
係合部材85が下掛部86aDに係合してダンプ
動作が行われ、戻り回動も係止部材92が下当て
部101Dに当接されることによつて行われ、こ
れにより第3図2点鎖線で示すように、低い運搬
車の荷台112又は地上への刈草放出が迅速に行
われる。
せておくことにより、前述の如く、集草箱24を
上昇した後にダンプ動作させることができ、係合
阻止部材88をを後退させておくと、集草箱24
はほとんど上昇することなく、刈草収納姿勢から
係合部材85が下掛部86aDに係合してダンプ
動作が行われ、戻り回動も係止部材92が下当て
部101Dに当接されることによつて行われ、こ
れにより第3図2点鎖線で示すように、低い運搬
車の荷台112又は地上への刈草放出が迅速に行
われる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
る。
第2図は、芝生、牧草等の草を刈取り、集草し
且つ放出する一連の作業を行う刈取り作業機1の
全体を示している。
且つ放出する一連の作業を行う刈取り作業機1の
全体を示している。
刈取り作業機21は自走式走行車輌22と、そ
の前部に装着されたモーア23と、その後上部に
配置された集草箱24と、この集草箱24を走行
車輌22に対して支持し且つダンプ動作可能にし
たダンプ装置25とから主構成されている。
の前部に装着されたモーア23と、その後上部に
配置された集草箱24と、この集草箱24を走行
車輌22に対して支持し且つダンプ動作可能にし
たダンプ装置25とから主構成されている。
前記走行車輌22は、エンジン26、クラツチ
ハウジング27、ミツシヨンケース28及び前輪
デフ装置29を直結し、エンジン26から後方へ
後車軸フレーム30を介して後輪デフ装置31を
支持して、略一体構造型の走行車体32を構成し
ており、エンジン26を覆うボンネツト33内に
燃料タンク34が収納されており、ミツシヨンケ
ース28を覆う運転デツキ35上に、運転席36
とその前方に配置されたハンドル装置37を取付
けており、また運転席36及びハンドル装置37
を覆う4柱式保護フレーム38も固定されてい
る。
ハウジング27、ミツシヨンケース28及び前輪
デフ装置29を直結し、エンジン26から後方へ
後車軸フレーム30を介して後輪デフ装置31を
支持して、略一体構造型の走行車体32を構成し
ており、エンジン26を覆うボンネツト33内に
燃料タンク34が収納されており、ミツシヨンケ
ース28を覆う運転デツキ35上に、運転席36
とその前方に配置されたハンドル装置37を取付
けており、また運転席36及びハンドル装置37
を覆う4柱式保護フレーム38も固定されてい
る。
前記ミツシヨンケース28内には油圧無段変速
機構が内蔵されていて、エンジン動力は無段変速
機構から前輪デフ装置29を介して前輪39へ伝
達されると共に、後輪デフ装置31を介して操向
用の後輪40へ伝達され、また、PTO軸及び伝
動軸を介してモーア23に伝達される。
機構が内蔵されていて、エンジン動力は無段変速
機構から前輪デフ装置29を介して前輪39へ伝
達されると共に、後輪デフ装置31を介して操向
用の後輪40へ伝達され、また、PTO軸及び伝
動軸を介してモーア23に伝達される。
モーア23はモーアデツキ4内に縦軸廻りに回
転する1枚又は2枚以上の刈刃体を配置し、この
刈刃体の回転で草を刈取ると共に刈草を一側方へ
送り、モーアデツキ43の一側方に設けた刈草放
出口から放出する。この刈草放出口には送給手段
44のケーシング45が設けられており、このケ
ーシング45内には横軸廻り回転自在な羽根車が
配置されていて、刈刃体を回転する動力が分岐さ
れて、伝動ケース46を介して伝達されており、
羽根車の回転によつて刈草を飛散し風と共にダク
ト47へ送給する。
転する1枚又は2枚以上の刈刃体を配置し、この
刈刃体の回転で草を刈取ると共に刈草を一側方へ
送り、モーアデツキ43の一側方に設けた刈草放
出口から放出する。この刈草放出口には送給手段
44のケーシング45が設けられており、このケ
ーシング45内には横軸廻り回転自在な羽根車が
配置されていて、刈刃体を回転する動力が分岐さ
れて、伝動ケース46を介して伝達されており、
羽根車の回転によつて刈草を飛散し風と共にダク
ト47へ送給する。
ダクト手段48のダクト47は送給手段44の
ケーシング45と常時接続されていて、その後上
端が集草箱24の取入口部49に断接自在に接続
されるもので、可撓性のホースで形成されてお
り、ダクト47の後上端はステー50を介して車
体32に支持されている。
ケーシング45と常時接続されていて、その後上
端が集草箱24の取入口部49に断接自在に接続
されるもので、可撓性のホースで形成されてお
り、ダクト47の後上端はステー50を介して車
体32に支持されている。
尚、前記モーア23は車体32の前下部に装着
手段51を介して昇降自在に装着されているが、
前後輪39,40の間で車体32の中央下部に装
着手段を介して装着しても良く、また、送給手段
44はモーアデツキ43の一側部に設けられてい
るが、モーア23を後方草放出型にして、モーア
デツキ43の中央後部に送給手段44を設けるこ
とも可能である。
手段51を介して昇降自在に装着されているが、
前後輪39,40の間で車体32の中央下部に装
着手段を介して装着しても良く、また、送給手段
44はモーアデツキ43の一側部に設けられてい
るが、モーア23を後方草放出型にして、モーア
デツキ43の中央後部に送給手段44を設けるこ
とも可能である。
第1〜12図において、集草箱24は第2,3
図で示す水平姿勢αで上部が開口された箱本体5
3と、この箱本体53に前後が枢支ピン54を介
して開閉自在に設けらた開閉蓋55とを有してい
る。前記箱本体53は一側壁に前記取入口部49
を有し、背壁56が後上方へ傾斜しており、その
背面に左右1対の取付板57が溶着又はボルト固
定されている。
図で示す水平姿勢αで上部が開口された箱本体5
3と、この箱本体53に前後が枢支ピン54を介
して開閉自在に設けらた開閉蓋55とを有してい
る。前記箱本体53は一側壁に前記取入口部49
を有し、背壁56が後上方へ傾斜しており、その
背面に左右1対の取付板57が溶着又はボルト固
定されている。
前記開閉蓋55は施蓋状態で箱本体53の上面
に対向するフイルタ58を有し、後下部に風排出
口59を有し、取入口部49から箱本体53内に
取入れられた刈草をフイルタ59で排出阻止し、
風のみを風排出口59から排出するように構成さ
れている。前記フイルタ58は金網等で形成され
ており、開閉蓋55に前端が枢支され後端が係止
されており、フイルタ58を回動することによつ
て開閉蓋55の内面が清掃できる。
に対向するフイルタ58を有し、後下部に風排出
口59を有し、取入口部49から箱本体53内に
取入れられた刈草をフイルタ59で排出阻止し、
風のみを風排出口59から排出するように構成さ
れている。前記フイルタ58は金網等で形成され
ており、開閉蓋55に前端が枢支され後端が係止
されており、フイルタ58を回動することによつ
て開閉蓋55の内面が清掃できる。
集草箱24の背部には、左右取付板57に1本
の取付棒60が固着されており、この取付棒60
の左右に2枚1組の板材で形成されたブラケツト
61が固定されている。左右ブラケツト61は側
面視平行四辺形に形成されている。
の取付棒60が固着されており、この取付棒60
の左右に2枚1組の板材で形成されたブラケツト
61が固定されている。左右ブラケツト61は側
面視平行四辺形に形成されている。
ダンプ装置25は基台63と、左右1対の昇降
機構64と、前記ブラケツト61と、ダンプ機構
65と、戻り回動機構66等で主構成されてい
る。
機構64と、前記ブラケツト61と、ダンプ機構
65と、戻り回動機構66等で主構成されてい
る。
基台63は第1〜4,12図に示す如く、後車
軸フレーム30の後端にボルト固定された後板6
8と、クラツチハウジング27又はミツシヨンケ
ース2の左右側面にボルト締結した1対の前支持
体69と、後板68と左右の前支持体69間に架
設された側部材70とを有しており、側部材70
はチヤンネル材で形成され、ボンネツト33の外
側に位置し、車体32に前後方向に沿つて配置さ
れている。左右前支持体69の一方には取付台8
0が固定され、この取付台80にダクト支持用ス
テー50が立設されている。
軸フレーム30の後端にボルト固定された後板6
8と、クラツチハウジング27又はミツシヨンケ
ース2の左右側面にボルト締結した1対の前支持
体69と、後板68と左右の前支持体69間に架
設された側部材70とを有しており、側部材70
はチヤンネル材で形成され、ボンネツト33の外
側に位置し、車体32に前後方向に沿つて配置さ
れている。左右前支持体69の一方には取付台8
0が固定され、この取付台80にダクト支持用ス
テー50が立設されている。
左右各昇降機構64は、伸縮自在な2重筒構造
のガイド体71及び可動体72と、その内部の油
圧シリンダ73とを有している。前記ガイド体7
1は角筒で形成され、この下部に溶着された板材
113が側部材70の外面にボルト固定されてお
り、従つて基台63を介して車体32に固定され
ており、その姿勢は後側に傾斜して、後上方へ延
設されたものとなつている。前記可動体72も角
筒で形成され、ガイド体71内に摺動自在に挿入
されていて、ガイド体71から後上方へ伸縮自在
である。
のガイド体71及び可動体72と、その内部の油
圧シリンダ73とを有している。前記ガイド体7
1は角筒で形成され、この下部に溶着された板材
113が側部材70の外面にボルト固定されてお
り、従つて基台63を介して車体32に固定され
ており、その姿勢は後側に傾斜して、後上方へ延
設されたものとなつている。前記可動体72も角
筒で形成され、ガイド体71内に摺動自在に挿入
されていて、ガイド体71から後上方へ伸縮自在
である。
油圧シリンダ73は走行車輌22のエンジン2
6で駆動される油圧ポンプからの圧油で作動する
ものであり、シリンダ本体73aの下部は取付け
ピン74を介してガイド体71の下部に連結さ
れ、ピストンロツド73bの上端は水平軸75を
介して可動体72の上端と連結されると共にブラ
ケツト61にも連結されている。前記油圧シリン
ダ73は可動体72を伸縮駆動するものであり、
可動体72は精密加工されたピストンロツド73
bを破損及び錆付きから保護しており、ガイド体
71及び可動体72の2重筒構造と、油圧シリン
ダ73の内蔵とによつて、昇降機構64を強固で
スムーズに自己駆動するものとしている。
6で駆動される油圧ポンプからの圧油で作動する
ものであり、シリンダ本体73aの下部は取付け
ピン74を介してガイド体71の下部に連結さ
れ、ピストンロツド73bの上端は水平軸75を
介して可動体72の上端と連結されると共にブラ
ケツト61にも連結されている。前記油圧シリン
ダ73は可動体72を伸縮駆動するものであり、
可動体72は精密加工されたピストンロツド73
bを破損及び錆付きから保護しており、ガイド体
71及び可動体72の2重筒構造と、油圧シリン
ダ73の内蔵とによつて、昇降機構64を強固で
スムーズに自己駆動するものとしている。
前記水平軸75は可動体72及びピストンロツ
ド73bの上端並びにブラケツト61に貫通し、
ブラケツト61を可動体72上端に前後回動自在
に支持しており、ブラケツト61に対する貫通位
置は、ブラケツト61の上部で前後方向中途部と
なつている。
ド73bの上端並びにブラケツト61に貫通し、
ブラケツト61を可動体72上端に前後回動自在
に支持しており、ブラケツト61に対する貫通位
置は、ブラケツト61の上部で前後方向中途部と
なつている。
左右各ブラケツト61の前下部にはローラ77
が軸78を介して設けられている。このローラ7
7は昇降機構64に対して接離自在に当接した当
接部76を形成しており、可動体72収縮時には
ガイド体71に当接し、可動体72の伸張に伴つ
てガイド体71上を転動し、そして可動体72に
乗り移つて当接する。前記ローラ77が昇降機構
4に当接していることによつて、ブラケツト61
は水平軸75と合わせて2箇所で昇降機構64に
支持され、集草箱24を第2,3図の水平姿勢α
に安定的に保持する。
が軸78を介して設けられている。このローラ7
7は昇降機構64に対して接離自在に当接した当
接部76を形成しており、可動体72収縮時には
ガイド体71に当接し、可動体72の伸張に伴つ
てガイド体71上を転動し、そして可動体72に
乗り移つて当接する。前記ローラ77が昇降機構
4に当接していることによつて、ブラケツト61
は水平軸75と合わせて2箇所で昇降機構64に
支持され、集草箱24を第2,3図の水平姿勢α
に安定的に保持する。
集草箱24は水平姿勢αで最下位置にあると
き、取入口部49がダクト47と当接して接続状
態となつており、その状態が刈草収納姿勢であ
り、可動体72の伸張でその水平姿勢αのままダ
クト47から離れて、第1図2点鎖線位置まで昇
降する。尚、ボンネツト33上に、収納姿勢の集
草箱24の前部を受持する台を設けておいても良
い。
き、取入口部49がダクト47と当接して接続状
態となつており、その状態が刈草収納姿勢であ
り、可動体72の伸張でその水平姿勢αのままダ
クト47から離れて、第1図2点鎖線位置まで昇
降する。尚、ボンネツト33上に、収納姿勢の集
草箱24の前部を受持する台を設けておいても良
い。
前記ローラ77の軸78は、ブラケツト61に
形成された長孔79に貫通されていて、ボルト等
で固定されており、長孔79の範囲内で位置調整
自在であり、この位置調整によつて、集草箱24
の姿勢を調整することができる。前記長孔79は
直線状でも良いが、水平軸75を曲率中心とした
円弧形状のほうが好ましい。
形成された長孔79に貫通されていて、ボルト等
で固定されており、長孔79の範囲内で位置調整
自在であり、この位置調整によつて、集草箱24
の姿勢を調整することができる。前記長孔79は
直線状でも良いが、水平軸75を曲率中心とした
円弧形状のほうが好ましい。
集草箱24を水平姿勢に保持する当接部76と
しては、転動ローラ77が摩擦抵抗が少なくて好
ましいが、円弧板等の板材を使用してガイド体7
1と摺接させても良い。
しては、転動ローラ77が摩擦抵抗が少なくて好
ましいが、円弧板等の板材を使用してガイド体7
1と摺接させても良い。
左右各ブラケツト61の水平軸75より後方上
部分には、水平軸75と平行な枢支軸81が設け
られており、この枢支軸81の両端には左右1対
の牽制部材82の上端が連結され、また枢支軸8
1より下方にストツパピン83が固定されてい
る。
部分には、水平軸75と平行な枢支軸81が設け
られており、この枢支軸81の両端には左右1対
の牽制部材82の上端が連結され、また枢支軸8
1より下方にストツパピン83が固定されてい
る。
前記牽制部材82はダンプ機構65を構成する
もので、下端には横軸84を介して円筒製係合部
材85が嵌合されている。昇降機構64に対して
枢支軸81は後方側に、横軸84は前方側に夫々
位置し、牽制部材82の下端は自由端となつてい
るので、可動体72の昇降に伴つて係合部材85
はガイド体71の前面側を摺動する。この係合部
材85は係合部を形成するものであり、ガイド体
71の前面には係合部材85が係脱自在な掛部材
86が形成されている。
もので、下端には横軸84を介して円筒製係合部
材85が嵌合されている。昇降機構64に対して
枢支軸81は後方側に、横軸84は前方側に夫々
位置し、牽制部材82の下端は自由端となつてい
るので、可動体72の昇降に伴つて係合部材85
はガイド体71の前面側を摺動する。この係合部
材85は係合部を形成するものであり、ガイド体
71の前面には係合部材85が係脱自在な掛部材
86が形成されている。
前記掛部材86は側面視略台形状の板材の下面
側に半円形凹状の掛部86aを形成しており、係
合部材85が下方から係合する。掛部材86の上
面は、係合部材85が下降時に係合しないよう
に、ガイド体71に対して前下向きに傾斜してい
る。
側に半円形凹状の掛部86aを形成しており、係
合部材85が下方から係合する。掛部材86の上
面は、係合部材85が下降時に係合しないよう
に、ガイド体71に対して前下向きに傾斜してい
る。
掛部材86はガイド体71に上下2箇所に設け
られていて、係合部材85が上下掛部86aU,
86aDのどちらか一方に係合すると、牽制部材
82は上昇方向に対して不動となり、その状態で
可動体72が上昇すると、第5図に示すように、
牽制部材85は掛部86aを中心とした揺動運動
を伴なうが、ブブラケツト61の後上部の上昇を
牽制し、これにより枢支軸81は回動支点とな
り、ブラケツト61は前下部が後上部よりも上昇
するように後方傾動し、第1,3図に示す如く、
集草箱24は後方へダンプ動作される。
られていて、係合部材85が上下掛部86aU,
86aDのどちらか一方に係合すると、牽制部材
82は上昇方向に対して不動となり、その状態で
可動体72が上昇すると、第5図に示すように、
牽制部材85は掛部86aを中心とした揺動運動
を伴なうが、ブブラケツト61の後上部の上昇を
牽制し、これにより枢支軸81は回動支点とな
り、ブラケツト61は前下部が後上部よりも上昇
するように後方傾動し、第1,3図に示す如く、
集草箱24は後方へダンプ動作される。
尚、集草箱24の開閉蓋55は自重により開閉
するものであり、箱本体53の開口が水平姿勢α
から立上つて、略垂直になるまでは蓋55は閉寒
状態であり、開口が後傾姿勢βになると蓋55は
枢支ピン54から垂下するので、開放状態になつ
て、収納刈草を放出する。
するものであり、箱本体53の開口が水平姿勢α
から立上つて、略垂直になるまでは蓋55は閉寒
状態であり、開口が後傾姿勢βになると蓋55は
枢支ピン54から垂下するので、開放状態になつ
て、収納刈草を放出する。
第1〜4,9,11図において、左右各牽制部
材82の下部の係合部材85の側方にはL字形板
材で形成された突起部材87が固定されており、
また、各突起部材87より後方にこの突起部材8
7と当接する係合阻止部材88が配置されてお
り、この係合阻止部材88は後端がレバー89に
連結されている。
材82の下部の係合部材85の側方にはL字形板
材で形成された突起部材87が固定されており、
また、各突起部材87より後方にこの突起部材8
7と当接する係合阻止部材88が配置されてお
り、この係合阻止部材88は後端がレバー89に
連結されている。
前記左右レバー89は、後板68に固定の支持
板90に枢支された軸91に固定されており、こ
のレバー89を回動することにより、係合阻止部
材88は側部材70上に載置された状態で前後移
動可能である。係合阻止部材88を前方へ移動し
て下掛部86aDより前方へ進出させると、突起
部材87と当接し、牽制部材82と枢支軸81を
中心に揺動させ、係合部材85を下掛部86aD
と係合可能な位置から隔離させ、両者の係合を阻
止する。
板90に枢支された軸91に固定されており、こ
のレバー89を回動することにより、係合阻止部
材88は側部材70上に載置された状態で前後移
動可能である。係合阻止部材88を前方へ移動し
て下掛部86aDより前方へ進出させると、突起
部材87と当接し、牽制部材82と枢支軸81を
中心に揺動させ、係合部材85を下掛部86aD
と係合可能な位置から隔離させ、両者の係合を阻
止する。
前記係合阻止部材88は係合部材85を下掛部
86aDに係合させないように、進出状態を保持
可能である。また、係合阻止部材88の前端はガ
イド体71と略同角度に傾斜した傾斜面となつて
おり、牽制部材82が上昇するときに、係合部材
85が下掛部材86Dの前面へスムーズに載るよ
うに構成されている。
86aDに係合させないように、進出状態を保持
可能である。また、係合阻止部材88の前端はガ
イド体71と略同角度に傾斜した傾斜面となつて
おり、牽制部材82が上昇するときに、係合部材
85が下掛部材86Dの前面へスムーズに載るよ
うに構成されている。
前記牽制部材82の下部の横軸84には、戻り
回動機構66を構成する係止部材92が設けられ
ている。この係止部材92は爪部93と両側壁9
4とを有し、両側壁94が係合部材85の両端又
は横軸84に回動自在に支持され、一側壁94と
牽制部材82との間に引張りスプリング95が設
けられ、他側壁94には舌片96が突設されてい
る。
回動機構66を構成する係止部材92が設けられ
ている。この係止部材92は爪部93と両側壁9
4とを有し、両側壁94が係合部材85の両端又
は横軸84に回動自在に支持され、一側壁94と
牽制部材82との間に引張りスプリング95が設
けられ、他側壁94には舌片96が突設されてい
る。
牽制部材82を形成する2枚の帯板の対向内面
には、少なくとも一方に姿勢設定部材97が設け
られている。この姿勢設定部材97は係止部材9
2側の面が山形状に形成されていて、側壁94と
当接する非係合姿勢設定部98と係合姿勢設定部
99とを有している。係止部材92は、引張りス
プリング95に引張られているときは非係合姿勢
設定部98に当接し、爪部93はガイド体71か
ら離れており、上当て部101Uと係合しない姿
勢(第7図)に保持され、この姿勢からスプリン
グ95に抗して回動することにより、係合姿勢設
定部99に当接し、爪部93はガイド体71に接
し、上当て部101Uと係合可能な姿勢(第8
図)に保持される。
には、少なくとも一方に姿勢設定部材97が設け
られている。この姿勢設定部材97は係止部材9
2側の面が山形状に形成されていて、側壁94と
当接する非係合姿勢設定部98と係合姿勢設定部
99とを有している。係止部材92は、引張りス
プリング95に引張られているときは非係合姿勢
設定部98に当接し、爪部93はガイド体71か
ら離れており、上当て部101Uと係合しない姿
勢(第7図)に保持され、この姿勢からスプリン
グ95に抗して回動することにより、係合姿勢設
定部99に当接し、爪部93はガイド体71に接
し、上当て部101Uと係合可能な姿勢(第8
図)に保持される。
前記当て部101は上下掛部材86U,86D
に対応してそれらの下方に夫々1つずつ配置され
ており、上当て部101Uはガイド体71上に設
けられ、下当て部101Dはガイド体71から前
方突設された板109上に設けられている。
に対応してそれらの下方に夫々1つずつ配置され
ており、上当て部101Uはガイド体71上に設
けられ、下当て部101Dはガイド体71から前
方突設された板109上に設けられている。
一方の牽制部材82の外側には支持筒102を
介して連動杆103が長手方向摺動自在に支持さ
れ、この連動杆103の上下端には押動体104
と押し体105とが設けられ、前記ブラケツト6
1には押動体104を押動する突起106が設け
られ、これらによつて戻り回動機構66の連動手
段107が構成されている。
介して連動杆103が長手方向摺動自在に支持さ
れ、この連動杆103の上下端には押動体104
と押し体105とが設けられ、前記ブラケツト6
1には押動体104を押動する突起106が設け
られ、これらによつて戻り回動機構66の連動手
段107が構成されている。
第1,5,6図において、押動体104は連動
杆103に、突起106はブラケツト61に夫々
固着されており、集草箱24の重心Gがダンプ動
作によつて水平軸75を通る垂直線Lを後方へ越
えるとき、その越える手段からブラケツト61の
回動によつて突起106が押動体104に当接し
且つこれを下向きに押し、連動杆103を下降さ
せる。
杆103に、突起106はブラケツト61に夫々
固着されており、集草箱24の重心Gがダンプ動
作によつて水平軸75を通る垂直線Lを後方へ越
えるとき、その越える手段からブラケツト61の
回動によつて突起106が押動体104に当接し
且つこれを下向きに押し、連動杆103を下降さ
せる。
第7〜10図において、押し体105は連動杆
103の下部に嵌合されていて、ナツト108に
よつて固定されており、連動杆103に対して長
手方向位置調整自在となつている。この押し体1
05は係止部材92の舌片96と対向しており、
前記連動杆103の下降によつて舌片96と当接
してこれを押し、係止部材92をスプリグ95に
抗して回動させる。
103の下部に嵌合されていて、ナツト108に
よつて固定されており、連動杆103に対して長
手方向位置調整自在となつている。この押し体1
05は係止部材92の舌片96と対向しており、
前記連動杆103の下降によつて舌片96と当接
してこれを押し、係止部材92をスプリグ95に
抗して回動させる。
戻り回動機構66は、集草箱24がダンプ動作
によつて後方傾動して、その重心Gが水平軸75
を後方へ越えようとする頃から準備作動を開始し
て、ストツパピン83が可動体72に当接して集
草箱24の後方傾動を止めるまでの間に完了する
ものであり、準備完了状態では、係止部材92は
係合姿勢設定部97に当接し且つ爪部93は当て
部101に係合又は係合可能な状態になる。
によつて後方傾動して、その重心Gが水平軸75
を後方へ越えようとする頃から準備作動を開始し
て、ストツパピン83が可動体72に当接して集
草箱24の後方傾動を止めるまでの間に完了する
ものであり、準備完了状態では、係止部材92は
係合姿勢設定部97に当接し且つ爪部93は当て
部101に係合又は係合可能な状態になる。
そして、この状態から可動体72を収縮する
と、爪部93は当て部101に完全に係合して、
牽制部材82の下降を阻止し、枢支軸81をブラ
ケツト61が戻り回動するときの回動支点とし、
集草箱24の戻り回動を可能にする。枢支軸81
が回動支点として作用するのは、重心Gが水平軸
75より後方にある間だけで、水平軸75より前
方へ移行すると、集草箱24の重量はブラケツト
61を水平軸75廻りに前方傾動するように働く
ので、牽制部材82は引上げられて、爪部93は
当て部101から離脱し、係合部材85が掛部8
6aに再び係合し、集草箱24を水平姿勢αに戻
す。ブラケツト61が戻り回動をすると、連動手
段107の作動が解除されるので、係止部材92
はスプリング95の作用によつて非係合姿勢設定
部98に当接し、爪部93は下降しても当て部1
01Uに係合しないようになる。
と、爪部93は当て部101に完全に係合して、
牽制部材82の下降を阻止し、枢支軸81をブラ
ケツト61が戻り回動するときの回動支点とし、
集草箱24の戻り回動を可能にする。枢支軸81
が回動支点として作用するのは、重心Gが水平軸
75より後方にある間だけで、水平軸75より前
方へ移行すると、集草箱24の重量はブラケツト
61を水平軸75廻りに前方傾動するように働く
ので、牽制部材82は引上げられて、爪部93は
当て部101から離脱し、係合部材85が掛部8
6aに再び係合し、集草箱24を水平姿勢αに戻
す。ブラケツト61が戻り回動をすると、連動手
段107の作動が解除されるので、係止部材92
はスプリング95の作用によつて非係合姿勢設定
部98に当接し、爪部93は下降しても当て部1
01Uに係合しないようになる。
前記連動手段107は押し体105と同様に、
押動体104を連動杆103に対して長手方向位
置調整自在にしても良く、また、連動手段107
をプツシユプルワイヤで形成して、インナワイヤ
の一端を突起106で押して、他端で舌片96を
押動するように構成しても良い。
押動体104を連動杆103に対して長手方向位
置調整自在にしても良く、また、連動手段107
をプツシユプルワイヤで形成して、インナワイヤ
の一端を突起106で押して、他端で舌片96を
押動するように構成しても良い。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものでは
なく、種々変形することができる。
なく、種々変形することができる。
(発明の効果)
以上詳述した本発明によれば、走行車体から後
上方へ延びる伸縮自在な昇降機構は、可動体自体
が伸縮駆動されるので、集草箱の昇降がスムーズ
にでき、昇降機構のこじれはなく、また、ダンプ
機構の牽制部材でブラケツトの傾動支点を作り、
昇降機構の伸張動作で集草箱のダンプ動作を行う
ので、集草箱をスムーズに且つ大きく傾動させる
ことが可能になり、傾動中の集草箱の支持も安定
し、更に、可動体に枢支したブラケツトの前下部
をガイド体又は可動体で支持しているので、集草
箱の水水平姿勢を刈草収納時も昇降時も安定的に
保持することができ、そしてこれらによつて、大
収納容量の集草箱の支持と刈草のより確実な放出
とが可能になる。
上方へ延びる伸縮自在な昇降機構は、可動体自体
が伸縮駆動されるので、集草箱の昇降がスムーズ
にでき、昇降機構のこじれはなく、また、ダンプ
機構の牽制部材でブラケツトの傾動支点を作り、
昇降機構の伸張動作で集草箱のダンプ動作を行う
ので、集草箱をスムーズに且つ大きく傾動させる
ことが可能になり、傾動中の集草箱の支持も安定
し、更に、可動体に枢支したブラケツトの前下部
をガイド体又は可動体で支持しているので、集草
箱の水水平姿勢を刈草収納時も昇降時も安定的に
保持することができ、そしてこれらによつて、大
収納容量の集草箱の支持と刈草のより確実な放出
とが可能になる。
図面は本発明の実施例を示しており、第1図は
ダンプ装置の高所放出時の側面図、第2図はダン
プ装置をモーア付走行車体に装着した全体側面
図、第3図はダンプ装置の低所放出時の側面図、
第4図はダンプ装置の一部断面背面図、第5図は
可動体、ブラケツト及び牽制部材等の動作関係を
示す説明図、第6図は第5図のA矢視図、第7図
はダンプ動作時の係合部材及び係止部材等の状態
を示す断面側面図、第8図は戻り回動時の係止部
材及び連動手段等の状態を示す断面側面図、第9
図は第7図のB矢視の一部断面図、第10図は第
9図のC−C線断面図、第11図は係合部材、下
掛部及び係合阻止部材の関係を示す側面図、第1
2図はダクト支持手段の正面図である。 23…モーア、24…集草箱、25…ダンプ装
置、32…走行車体、48…ダクト手段、55…
開閉蓋、61…ブラケツト、63…基台、64…
昇降機構、65…ダンプ機構、66…戻り回動機
構、71…ガイド体、72…可動体、73…油圧
シリンダ、75…水平軸、76…当接部、82…
牽制部材、85…係合部材、86…掛部材、88
…係合阻止部材、92…係止部材、97…姿勢設
定部材、101…当て部、103…連動杆、10
7…連動手段。
ダンプ装置の高所放出時の側面図、第2図はダン
プ装置をモーア付走行車体に装着した全体側面
図、第3図はダンプ装置の低所放出時の側面図、
第4図はダンプ装置の一部断面背面図、第5図は
可動体、ブラケツト及び牽制部材等の動作関係を
示す説明図、第6図は第5図のA矢視図、第7図
はダンプ動作時の係合部材及び係止部材等の状態
を示す断面側面図、第8図は戻り回動時の係止部
材及び連動手段等の状態を示す断面側面図、第9
図は第7図のB矢視の一部断面図、第10図は第
9図のC−C線断面図、第11図は係合部材、下
掛部及び係合阻止部材の関係を示す側面図、第1
2図はダクト支持手段の正面図である。 23…モーア、24…集草箱、25…ダンプ装
置、32…走行車体、48…ダクト手段、55…
開閉蓋、61…ブラケツト、63…基台、64…
昇降機構、65…ダンプ機構、66…戻り回動機
構、71…ガイド体、72…可動体、73…油圧
シリンダ、75…水平軸、76…当接部、82…
牽制部材、85…係合部材、86…掛部材、88
…係合阻止部材、92…係止部材、97…姿勢設
定部材、101…当て部、103…連動杆、10
7…連動手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 モーアからダクト手段を介して送給される刈
草を収納する集草箱を、走行車体の後上部に水平
姿勢に装着し、この集草箱を上昇させ且つ前部を
後部よりも上昇させることにより後方へ傾動させ
て、収納刈草を放出させる集草箱用ダンプ装置に
おいて、 前記走行車体の後部に固定されていて後上方へ
延設された左右1対のガイド体、各ガイド体に後
上方へ伸縮駆動自在に設けられた可動体とを有す
る昇降機構と;前記集草箱の背面に固定されてい
て、前後方向の中途部が可動体の上端に水平軸を
介して枢支され、且つ前下部に昇降機構の部材と
接離自在に当接して集草箱を水平姿勢に保持する
当接部を有するブラケツトと;前記各ガイド体に
設けられた掛部と、上端がブラケツトの後上部に
枢支軸を介して連結され且つ下端に可動体の伸張
にともなつて各イド体に沿つて上動して前記掛部
と係合可能な係合部材を設けた左右1対の牽制部
材とを有し、前記係合部材が掛部に係合した状態
から可動体の伸張によつて、ブラケツトを前記枢
支軸を中心に前下部が上昇する方向に回動させる
ダンプ機構と;前記ガイド体上の掛部の下方近傍
に設けられた当て部と、前記牽制部材の下部に設
けられていて前記当て部と上側から係合して牽制
部材の下降を規制する係止部材とを有し、集草箱
の重心が可動体上端の水平軸より後方へ移行した
ときに、前記係止部材を当て部に係合して、その
状態から可動体の収縮によつてブラケツトを戻り
回動させる戻し回動機構と;を備えていることを
特徴とする集草箱用ダンプ装置。 2 ダンプ機構の掛部はガイド体の上下2箇所に
設けられており、下掛部の近傍には進出動作によ
つて牽制部材の下部を押動して係合部材を下掛部
係合位置から隔離する係合阻止部材が進退自在に
設けられており、戻し回動機構の当て部は上下掛
部に対応して1つずつ設けられていることを特徴
とする請求項1記載の集草箱用ダンプ装置。 3 ブラケツトの後上部には、集草箱の重心が水
平軸より後方へ移行した後にブラケツトの回動を
規制すべく可動体を当接するストツパピンが設け
られていることを特徴とする請求項1記載の集草
箱用ダンプ装置。 4 戻り回動機構は、牽制部材の下端に横軸を介
して係止部材が回動自在に設けられ、この係止部
材の下縁に係止部材の回動によつて当て部に対し
て係合及び非係合姿勢となる爪部が形成され、前
記係止部材と牽制部材との間に係止部材を非係合
姿勢に付勢する付勢部材が設けられ、係止部材と
ブラケツトとの間には集草箱の重心が水平軸より
後方へ移行するときにブラケツトの回動を係止部
材に伝達して係止部材を係合姿勢に回動する連動
手段が設けられていることを特徴とする請求項1
記載の集草箱用ダンプ装置。 5 連動手段は牽制部材の側部に略沿つていて長
手方向摺動自在に支持された連動杆と、この連動
杆の上端に設けられていてブラケツトと当接され
る押動体と、連動杆の下端に設けられていて係止
部材に設けた舌片を押動する押し体とを有してお
り、前記押動体と押し体とは少なくとも一方が連
動杆に対して長手方向位置調整自在に設けられて
いることを特徴とする請求項4記載の集草箱用ダ
ンプ装置。 6 牽制部材には係合姿勢時の係止部材と当接す
る係合姿勢設定部、非係合姿勢時の係合部材と当
接する非係合姿勢設定部とが夫々形成されている
ことを特徴とする請求項4記載の集草箱用ダンプ
装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63031358A JPH01206915A (ja) | 1988-02-12 | 1988-02-12 | 集草箱用ダンプ装置 |
US07/307,389 US4984420A (en) | 1988-02-12 | 1989-02-06 | Dumping apparatus for grass catcher |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63031358A JPH01206915A (ja) | 1988-02-12 | 1988-02-12 | 集草箱用ダンプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01206915A JPH01206915A (ja) | 1989-08-21 |
JPH0588086B2 true JPH0588086B2 (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=12329013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63031358A Granted JPH01206915A (ja) | 1988-02-12 | 1988-02-12 | 集草箱用ダンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01206915A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2658981B1 (fr) * | 1990-03-01 | 1992-05-07 | Charpenet Louis | Appareil pour le ramassage du gazon des feuilles mortes et autres souillures du sol. |
-
1988
- 1988-02-12 JP JP63031358A patent/JPH01206915A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01206915A (ja) | 1989-08-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |