JPH0576233A - 乗用型芝刈機における動力伝達装置 - Google Patents
乗用型芝刈機における動力伝達装置Info
- Publication number
- JPH0576233A JPH0576233A JP3241559A JP24155991A JPH0576233A JP H0576233 A JPH0576233 A JP H0576233A JP 3241559 A JP3241559 A JP 3241559A JP 24155991 A JP24155991 A JP 24155991A JP H0576233 A JPH0576233 A JP H0576233A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lawn
- clutch
- power transmission
- lawn mower
- air sucking
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】乗用型芝刈機に芝収容タンクを装備して芝刈装
置で刈り取った芝を吸風搬送装置で搬送して収容するも
のにおいて、芝を詰まらせたり、残したりしないで確実
に搬送させることを目的とする。 【構成】 乗用走行車体1に芝刈装置11を昇降可能に
装着すると共に該芝刈装置11で刈られた芝を前記走行
車体側に装備した芝収容タンク17に吸風搬送機構20
によって搬送収納する芝刈機において、前記芝刈装置1
1側への動力伝達機構中の芝刈クラッチ26と吸風搬送
機構20への動力伝達機構中の吸風クラッチ28とを単
一の操作レバ−31で操作可能に構成し、これら両クラ
ッチの「入」・「切」の順番を、クラッチ「入」時には
吸風クラッチ28が先行し、クラッチ「切」時には芝刈
クラッチ26が先行するようクラッチ作動の優先手段を
設けてなる乗用型芝刈機における動力伝達装置。
置で刈り取った芝を吸風搬送装置で搬送して収容するも
のにおいて、芝を詰まらせたり、残したりしないで確実
に搬送させることを目的とする。 【構成】 乗用走行車体1に芝刈装置11を昇降可能に
装着すると共に該芝刈装置11で刈られた芝を前記走行
車体側に装備した芝収容タンク17に吸風搬送機構20
によって搬送収納する芝刈機において、前記芝刈装置1
1側への動力伝達機構中の芝刈クラッチ26と吸風搬送
機構20への動力伝達機構中の吸風クラッチ28とを単
一の操作レバ−31で操作可能に構成し、これら両クラ
ッチの「入」・「切」の順番を、クラッチ「入」時には
吸風クラッチ28が先行し、クラッチ「切」時には芝刈
クラッチ26が先行するようクラッチ作動の優先手段を
設けてなる乗用型芝刈機における動力伝達装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用型芝刈機に関する
もので、詳しくは、その芝刈装置部分の動力伝達と刈り
取った芝を空気搬送してタンクに納める搬送装置の動力
伝達に係るものである。
もので、詳しくは、その芝刈装置部分の動力伝達と刈り
取った芝を空気搬送してタンクに納める搬送装置の動力
伝達に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用走行車体に芝刈装置を昇降可
能に装着すると共に該芝刈装置で刈られた芝を前記走行
車体側に装備した芝収容タンクに吸風搬送機構によって
搬送収納する芝刈機は周知であり、この芝刈装置側への
動力伝達と吸風搬送機構への動力伝達とを各別の操作レ
バ−で操作していた。
能に装着すると共に該芝刈装置で刈られた芝を前記走行
車体側に装備した芝収容タンクに吸風搬送機構によって
搬送収納する芝刈機は周知であり、この芝刈装置側への
動力伝達と吸風搬送機構への動力伝達とを各別の操作レ
バ−で操作していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の各
別の操作レバ−で動力伝達をする場合には、先に吸風搬
送装置を伝動させないで誤って芝刈装置部分を伝動する
と刈られた芝刈装置の芝刈ケ−ス内に滞溜して完全な吸
風搬送ができなくなる欠点があった。また、停止させる
場合に先に吸風搬送装置が止まってしまうと刈られた芝
が芝刈ケ−ス内や搬送経路内に滞溜し、詰まりの原因に
なる欠点があった。
別の操作レバ−で動力伝達をする場合には、先に吸風搬
送装置を伝動させないで誤って芝刈装置部分を伝動する
と刈られた芝刈装置の芝刈ケ−ス内に滞溜して完全な吸
風搬送ができなくなる欠点があった。また、停止させる
場合に先に吸風搬送装置が止まってしまうと刈られた芝
が芝刈ケ−ス内や搬送経路内に滞溜し、詰まりの原因に
なる欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、先に述べた従
来型装置の問題点を解消するために、乗用走行車体1に
芝刈装置11を昇降可能に装着すると共に該芝刈装置1
1で刈られた芝を前記走行車体側に装備した芝収容タン
ク17に吸風搬送機構20によって搬送収納する芝刈機
において、前記芝刈装置11側への動力伝達機構中の芝
刈クラッチ26と吸風搬送機構20への動力伝達機構中
の吸風クラッチ28とを単一の操作レバ−31で操作可
能に構成し、これら両クラッチの「入」・「切」の順番
を、クラッチ「入」時には吸風クラッチ28が先行し、
クラッチ「切」時には芝刈クラッチ26が先行するよう
クラッチ作動の優先手段を設けてなる乗用型芝刈機にお
ける動力伝達装置とした。
来型装置の問題点を解消するために、乗用走行車体1に
芝刈装置11を昇降可能に装着すると共に該芝刈装置1
1で刈られた芝を前記走行車体側に装備した芝収容タン
ク17に吸風搬送機構20によって搬送収納する芝刈機
において、前記芝刈装置11側への動力伝達機構中の芝
刈クラッチ26と吸風搬送機構20への動力伝達機構中
の吸風クラッチ28とを単一の操作レバ−31で操作可
能に構成し、これら両クラッチの「入」・「切」の順番
を、クラッチ「入」時には吸風クラッチ28が先行し、
クラッチ「切」時には芝刈クラッチ26が先行するよう
クラッチ作動の優先手段を設けてなる乗用型芝刈機にお
ける動力伝達装置とした。
【0005】
【実施例】第1図において、1は乗用型の走行車体で、
左右一対の駆動前輪2と左右一対の操舵用の後輪3とを
有し、前側には乗車フロア−4を張設してその左右中心
部分に上方へ突出する操縦枠5を設け、その上側に操縦
ハンドル6を設け、後部には操縦席7とその後側にボン
ネット8で覆われるエンジン9を搭載している。10は
車体フレ−ムを兼用するミッションケ−スである。
左右一対の駆動前輪2と左右一対の操舵用の後輪3とを
有し、前側には乗車フロア−4を張設してその左右中心
部分に上方へ突出する操縦枠5を設け、その上側に操縦
ハンドル6を設け、後部には操縦席7とその後側にボン
ネット8で覆われるエンジン9を搭載している。10は
車体フレ−ムを兼用するミッションケ−スである。
【0006】11は芝刈装置で、左右側に幅広い椀を伏
せた形状の芝刈ケ−ス12の内部に回転軸が上下方向に
軸受けされておりこれに回転刈刃が固着されている。そ
して、この芝刈装置11は、昇降用の油圧装置13で上
下作動されるア−ム14に取付けられている。15は前
記ア−ム14の先端側に設けたキャスタ−転動輪であ
る。前記芝刈ケ−ス12の先端側上部をア−ム14にブ
ラケットを介して枢着し、後部を調節可能に吊持杆16
を介して取付けている。17は刈り取った芝を収容する
芝収容タンクで、前記走行車体1のボンネット8の上方
位置からボンネット8の後方側に亘って配置され、この
ボンネット8上方部分は、内部に搬送ベルト18が張設
されていて収容される芝を受けて後方へ搬送し後端側タ
ンク17aに移送して滞溜させるようになっている。1
9は開閉蓋を示す。
せた形状の芝刈ケ−ス12の内部に回転軸が上下方向に
軸受けされておりこれに回転刈刃が固着されている。そ
して、この芝刈装置11は、昇降用の油圧装置13で上
下作動されるア−ム14に取付けられている。15は前
記ア−ム14の先端側に設けたキャスタ−転動輪であ
る。前記芝刈ケ−ス12の先端側上部をア−ム14にブ
ラケットを介して枢着し、後部を調節可能に吊持杆16
を介して取付けている。17は刈り取った芝を収容する
芝収容タンクで、前記走行車体1のボンネット8の上方
位置からボンネット8の後方側に亘って配置され、この
ボンネット8上方部分は、内部に搬送ベルト18が張設
されていて収容される芝を受けて後方へ搬送し後端側タ
ンク17aに移送して滞溜させるようになっている。1
9は開閉蓋を示す。
【0007】20は吸風搬送装置で、吸引揚上ブロワ−
20aとこれに連通される搬送用のダクト20bとから
なり、ブロワ−20aの揚上筒先端を前記ボンネット上
のタンク17内へ連通し、ダクト20bの先端を前記芝
刈装置12の芝刈ケ−ス12内に連通している。21は
芝刈装置11側を駆動する伝動軸を示す。次に、第2図
によって芝刈装置側への動力伝達と、吸風搬送装置側へ
の動力伝達の伝動手段を説明する。22は前記エンジン
9側から適宜伝動駆動されるミッションケ−ス10内の
カウンタ−軸である。このカウンタ−軸22と、前記伝
動軸21に動力を伝達するPTO軸23との間にクラッ
チギヤ−24,25とからなる芝刈り用の芝刈クラッチ
26を設け、シフタ−27で「入」、「切」可能に構成
している。また、27が吸風搬送装置側を駆動するベル
トであり、このベルト27をテンションクラッチ形態の
吸引クラッチ28で動力伝達の「入」、「切」を可能に
している。29,30はクラッチワイヤ−で単一のクラ
ッチ操作レバ−31に連動連結している。そして、前記
クラッチ26と該レバ−31との連動機構中に融通機構
32を設けている。この融通機構は、インナ−ワイヤ−
に長孔を穿った板体を固着し、この長孔にレバ−31に
連結のロッドの自由端側を嵌着いて長孔の範囲で一方側
クラッチ操作の伝動が行なわれない構成にしている。こ
のような技術手段の実施例によって、クラッチ操作レバ
−31を「入」側(紙面右側)へ操作する場合には、吸
風搬送装置側の伝動を司る吸風クラッチ28が先に
「入」になってその後芝刈装置側の伝動を司る芝刈クラ
ッチ26が「入」となり、逆に、クラッチ操作レバ−3
1を「切」側(紙面左側)へ操作する場合には、芝刈装
置側の伝動を司る芝刈クラッチ26が先に「切」になっ
てその後に吸風搬送装置側の伝動を司る吸風クラッチ2
8が「切」になるよう連動構成している。
20aとこれに連通される搬送用のダクト20bとから
なり、ブロワ−20aの揚上筒先端を前記ボンネット上
のタンク17内へ連通し、ダクト20bの先端を前記芝
刈装置12の芝刈ケ−ス12内に連通している。21は
芝刈装置11側を駆動する伝動軸を示す。次に、第2図
によって芝刈装置側への動力伝達と、吸風搬送装置側へ
の動力伝達の伝動手段を説明する。22は前記エンジン
9側から適宜伝動駆動されるミッションケ−ス10内の
カウンタ−軸である。このカウンタ−軸22と、前記伝
動軸21に動力を伝達するPTO軸23との間にクラッ
チギヤ−24,25とからなる芝刈り用の芝刈クラッチ
26を設け、シフタ−27で「入」、「切」可能に構成
している。また、27が吸風搬送装置側を駆動するベル
トであり、このベルト27をテンションクラッチ形態の
吸引クラッチ28で動力伝達の「入」、「切」を可能に
している。29,30はクラッチワイヤ−で単一のクラ
ッチ操作レバ−31に連動連結している。そして、前記
クラッチ26と該レバ−31との連動機構中に融通機構
32を設けている。この融通機構は、インナ−ワイヤ−
に長孔を穿った板体を固着し、この長孔にレバ−31に
連結のロッドの自由端側を嵌着いて長孔の範囲で一方側
クラッチ操作の伝動が行なわれない構成にしている。こ
のような技術手段の実施例によって、クラッチ操作レバ
−31を「入」側(紙面右側)へ操作する場合には、吸
風搬送装置側の伝動を司る吸風クラッチ28が先に
「入」になってその後芝刈装置側の伝動を司る芝刈クラ
ッチ26が「入」となり、逆に、クラッチ操作レバ−3
1を「切」側(紙面左側)へ操作する場合には、芝刈装
置側の伝動を司る芝刈クラッチ26が先に「切」になっ
てその後に吸風搬送装置側の伝動を司る吸風クラッチ2
8が「切」になるよう連動構成している。
【0008】尚、第4図で示したクラッチ操作レバ−3
1の操作パタ−ンは、前後方向の中間部でクランク状に
レバ−ガイド孔33を形成し、このクランク部分で芝刈
クラッチ26に連動するア−ム34に固着の係合子34
aと吸風クラッチ28に連動するア−ム35に固着の係
合子35aとにクラッチ操作レバ−31が選択的に係合
でき、このクランク部分において芝刈装置側の伝動が
「切」で、一方の吸風搬送装置側の伝動が「入」にな
り、このクランク部分を境にして芝刈装置側の伝動が
「入」方向側と、吸風搬送装置側の伝動が「切」方向側
とに操作方向が分岐する実施例である。
1の操作パタ−ンは、前後方向の中間部でクランク状に
レバ−ガイド孔33を形成し、このクランク部分で芝刈
クラッチ26に連動するア−ム34に固着の係合子34
aと吸風クラッチ28に連動するア−ム35に固着の係
合子35aとにクラッチ操作レバ−31が選択的に係合
でき、このクランク部分において芝刈装置側の伝動が
「切」で、一方の吸風搬送装置側の伝動が「入」にな
り、このクランク部分を境にして芝刈装置側の伝動が
「入」方向側と、吸風搬送装置側の伝動が「切」方向側
とに操作方向が分岐する実施例である。
【0009】更に、上述の実施例はメカ機構のものであ
るが、第5図のようにクラッチ操作レバ−31の作動に
伴ってスイッチSW1〜SW4が「入」、「切」しマイ
コン制御でクラッチ連動のソレノイドSL1,SL2を
制御させてもよい。このマイコン36による制御方式を
採用すると、吸風搬送装置側の伝動が「入」になって所
定時間経過後の吸風搬送が安定した状態で芝刈装置側の
伝動が「入」になり刈り始め時点の搬送詰まりが防止で
き、また、芝刈装置側の伝動が「切」にするときもその
「切」時点から尚所定時間の間、吸風搬送装置側を作動
させることができ、タイマ−をマイコン36内に組み込
むことで一層有効にさせることができる。尚更に、マイ
コン制御によれば、刈取作業開始時あるいは停止時にお
ける走行車体1の走行クラッチ操作の信号を取り入れ
て、作業開始時点に上記の条件による芝刈装置側の伝動
が「入」状態にならなければ走行クラッチが実質的に
「入」ならない構成にすることも極めて容易になる。
るが、第5図のようにクラッチ操作レバ−31の作動に
伴ってスイッチSW1〜SW4が「入」、「切」しマイ
コン制御でクラッチ連動のソレノイドSL1,SL2を
制御させてもよい。このマイコン36による制御方式を
採用すると、吸風搬送装置側の伝動が「入」になって所
定時間経過後の吸風搬送が安定した状態で芝刈装置側の
伝動が「入」になり刈り始め時点の搬送詰まりが防止で
き、また、芝刈装置側の伝動が「切」にするときもその
「切」時点から尚所定時間の間、吸風搬送装置側を作動
させることができ、タイマ−をマイコン36内に組み込
むことで一層有効にさせることができる。尚更に、マイ
コン制御によれば、刈取作業開始時あるいは停止時にお
ける走行車体1の走行クラッチ操作の信号を取り入れ
て、作業開始時点に上記の条件による芝刈装置側の伝動
が「入」状態にならなければ走行クラッチが実質的に
「入」ならない構成にすることも極めて容易になる。
【0010】次に、上例の作用について説明すると、芝
刈作業をするにあたって、クラッチ操作レバ−31を第
2図の紙面右側のクラッチ「入」側へ回動操作すると、
最初に(ロ)位置でテンションクラッチ28が「入」に
なって次に(イ)位置で芝刈装置側のクラッチ26が
「入」になり、ブロワ−20aでダクト20bを通して
芝刈ケ−ス12内が負圧になった状態で芝刈装置11の
刈刃が回転して芝が刈り取られるから刈られた芝が即時
ダクト20bで吸引されてブロワ−20aに達し、揚上
されてタンク17内に排出されて収納される。
刈作業をするにあたって、クラッチ操作レバ−31を第
2図の紙面右側のクラッチ「入」側へ回動操作すると、
最初に(ロ)位置でテンションクラッチ28が「入」に
なって次に(イ)位置で芝刈装置側のクラッチ26が
「入」になり、ブロワ−20aでダクト20bを通して
芝刈ケ−ス12内が負圧になった状態で芝刈装置11の
刈刃が回転して芝が刈り取られるから刈られた芝が即時
ダクト20bで吸引されてブロワ−20aに達し、揚上
されてタンク17内に排出されて収納される。
【0011】芝刈作業を停止するにあたっては、クラッ
チ操作レバ−31を第2図の紙面左側のクラッチ「切」
側へ回動操作すると、最初に(イ)位置をやや過ぎた
(イ’)時点でクラッチ26が「切」になって次に
(ロ)位置をやや過ぎた(ロ’)時点でテンションクラ
ッチ28が「切」になり、刈刃の回転が先に停止してそ
の後にブロワ−20aの回転が停止することになり刈り
取られた芝が確実に吸引搬送される。
チ操作レバ−31を第2図の紙面左側のクラッチ「切」
側へ回動操作すると、最初に(イ)位置をやや過ぎた
(イ’)時点でクラッチ26が「切」になって次に
(ロ)位置をやや過ぎた(ロ’)時点でテンションクラ
ッチ28が「切」になり、刈刃の回転が先に停止してそ
の後にブロワ−20aの回転が停止することになり刈り
取られた芝が確実に吸引搬送される。
【0012】第6図は、芝収納のタンク17内にエンジ
ン9の冷却用吸引風を吹き込み収容芝を多少とも乾燥さ
せてその体積容量を少なくする手段を開示している。3
7は吸引フアン、38は吸引ダクトを示す。第7図〜第
9図は、芝刈装置11における芝刈ケ−ス12と、これ
に装備される関連部分を昇降用のア−ム14部分に装着
する手段と、走行旋回操作時における芝刈ケ−ス部分の
移動手段を示している。走行車体1の前側に芝刈装置1
1を装着するものでは、刈取作業を続行させながら旋回
操作をする場合、車体と一体状態のままで旋回すると小
さい半径で旋回できず、刈り残し部分が大きくなる欠点
があるが、これを解消するには車体1の旋回方向に芝刈
ケ−ス12部分が移動する構成により解消できる。この
実現のためには、ア−ム14に芝刈ケ−ス12部分を懸
架するキャスタ−車輪39,40が取付けられた懸架車
体41に、転動球輪42を前側に取付けた芝刈ケ−ス1
2の後方上部を前記車体41にボ−ル軸受43、44を
介して吊持する吊持杆45で刈高さ調節可能に設けてい
る。そして、平面視における平行リンク杆46a,46
bによって該芝刈ケ−ス12部分を左右及び上下移動自
在に前記懸架車体41に装着し、更に、車体41側に上
下動自在に取付けたア−ム47に油圧装置48のシリン
ダ−48a側を枢結し、このピストン48b先端側を前
記芝刈ケ−ス12側に枢結した構成とする。この懸架手
段によって、芝刈ケ−ス12部分は、油圧装置48の作
動により左右移動自在で、且つ、ア−ム14で昇降可能
になる。このように構成した油圧装置48を第9図で示
した操縦ハンドル6によって切替えられるバルブ49で
制御し、走行車体1の旋回方向と同じ方向へ芝刈ケ−ス
12を強制移動させるようにする。尚、ハンドル6を一
定以上に切らないとバルブ49が切り替わらないように
したり、ア−ム14を下降させた刈取り姿勢以外ではバ
ルブの切替えが起らない安全手段、あるいは、ア−ム1
4を上昇させることに起因して芝刈ケ−ス12が車体の
左右中央の標準位置に復帰するようにする手段は、第1
0図のマイコン50による技術手段で容易に実現するこ
とができる。
ン9の冷却用吸引風を吹き込み収容芝を多少とも乾燥さ
せてその体積容量を少なくする手段を開示している。3
7は吸引フアン、38は吸引ダクトを示す。第7図〜第
9図は、芝刈装置11における芝刈ケ−ス12と、これ
に装備される関連部分を昇降用のア−ム14部分に装着
する手段と、走行旋回操作時における芝刈ケ−ス部分の
移動手段を示している。走行車体1の前側に芝刈装置1
1を装着するものでは、刈取作業を続行させながら旋回
操作をする場合、車体と一体状態のままで旋回すると小
さい半径で旋回できず、刈り残し部分が大きくなる欠点
があるが、これを解消するには車体1の旋回方向に芝刈
ケ−ス12部分が移動する構成により解消できる。この
実現のためには、ア−ム14に芝刈ケ−ス12部分を懸
架するキャスタ−車輪39,40が取付けられた懸架車
体41に、転動球輪42を前側に取付けた芝刈ケ−ス1
2の後方上部を前記車体41にボ−ル軸受43、44を
介して吊持する吊持杆45で刈高さ調節可能に設けてい
る。そして、平面視における平行リンク杆46a,46
bによって該芝刈ケ−ス12部分を左右及び上下移動自
在に前記懸架車体41に装着し、更に、車体41側に上
下動自在に取付けたア−ム47に油圧装置48のシリン
ダ−48a側を枢結し、このピストン48b先端側を前
記芝刈ケ−ス12側に枢結した構成とする。この懸架手
段によって、芝刈ケ−ス12部分は、油圧装置48の作
動により左右移動自在で、且つ、ア−ム14で昇降可能
になる。このように構成した油圧装置48を第9図で示
した操縦ハンドル6によって切替えられるバルブ49で
制御し、走行車体1の旋回方向と同じ方向へ芝刈ケ−ス
12を強制移動させるようにする。尚、ハンドル6を一
定以上に切らないとバルブ49が切り替わらないように
したり、ア−ム14を下降させた刈取り姿勢以外ではバ
ルブの切替えが起らない安全手段、あるいは、ア−ム1
4を上昇させることに起因して芝刈ケ−ス12が車体の
左右中央の標準位置に復帰するようにする手段は、第1
0図のマイコン50による技術手段で容易に実現するこ
とができる。
【0013】
【発明の作用効果】この発明によれば、芝刈ケ−ス内の
刈取装置で芝が刈られるときには必ず前以て吸風搬送装
置が働く構成になるから刈られた芝が確実に収納タンク
内へ搬送でき、逆に、刈取りを停止する場合には刈取装
置が停止する前に吸風搬送装置が停止することがなく、
刈られた芝が芝刈ケ−ス内に残るという不測な事態が起
らない作用効果を奏する。
刈取装置で芝が刈られるときには必ず前以て吸風搬送装
置が働く構成になるから刈られた芝が確実に収納タンク
内へ搬送でき、逆に、刈取りを停止する場合には刈取装
置が停止する前に吸風搬送装置が停止することがなく、
刈られた芝が芝刈ケ−ス内に残るという不測な事態が起
らない作用効果を奏する。
【図1】全体の側面図
【図2】要部の動力伝達機構図
【図3】別例の要部斜面図
【図4】第3図の実施例における平面図
【図5】別例である電気制御回路図
【図6】別例の要部を一部断面した側面図
【図7】別例の要部の側面図
【図8】第7図の簡略平面図
【図9】要部の操縦機構部を示した平面図
【図10】別例の電気制御回路図
【符号の説明】 1 走行車体 11 芝刈装置 17 芝収容タンク 20 吸風搬送機構 26 芝刈クラッチ 28 吸風クラッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 乗用走行車体1に芝刈装置11を昇降可
能に装着すると共に該芝刈装置11で刈られた芝を前記
走行車体側に装備した芝収容タンク17に吸風搬送機構
20によって搬送収納する芝刈機において、前記芝刈装
置11側への動力伝達機構中の芝刈クラッチ26と吸風
搬送機構20への動力伝達機構中の吸風クラッチ28と
を単一の操作レバ−31で操作可能に構成し、これら両
クラッチの「入」・「切」の順番を、クラッチ「入」時
には吸風クラッチ28が先行し、クラッチ「切」時には
芝刈クラッチ26が先行するようクラッチ作動の優先手
段を設けてなる乗用型芝刈機における動力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3241559A JPH0576233A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 乗用型芝刈機における動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3241559A JPH0576233A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 乗用型芝刈機における動力伝達装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0576233A true JPH0576233A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17076153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3241559A Pending JPH0576233A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 乗用型芝刈機における動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0576233A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009011217A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Iseki & Co Ltd | 乗用芝刈機 |
WO2011074337A1 (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-23 | 株式会社筑水キャニコム | 草刈機の刈刃クラッチ |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP3241559A patent/JPH0576233A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009011217A (ja) * | 2007-07-03 | 2009-01-22 | Iseki & Co Ltd | 乗用芝刈機 |
WO2011074337A1 (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-23 | 株式会社筑水キャニコム | 草刈機の刈刃クラッチ |
JP2011125261A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Chikusui Canycom Inc | 草刈機の刈刃クラッチ |
CN102711436A (zh) * | 2009-12-17 | 2012-10-03 | 株式会社筑水佳梦 | 割草机的割刀离合器 |
CN102711436B (zh) * | 2009-12-17 | 2014-10-22 | 株式会社筑水佳梦 | 割草机的割刀离合器 |
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