JPH1056056A - ウェハカセットおよびウェハ挿抜システム - Google Patents

ウェハカセットおよびウェハ挿抜システム

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JPH1056056A
JPH1056056A JP21174896A JP21174896A JPH1056056A JP H1056056 A JPH1056056 A JP H1056056A JP 21174896 A JP21174896 A JP 21174896A JP 21174896 A JP21174896 A JP 21174896A JP H1056056 A JPH1056056 A JP H1056056A
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JP
Japan
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wafer
wafer cassette
holding
cassette
holding groove
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JP21174896A
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Kazuo Itoyama
和男 糸山
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UMC Japan Co Ltd
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Nippon Steel Semiconductor Corp
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のウェハカセットにおいては、収納され
ているウェハ体の保持が確実になされておらず、カセッ
ト内でウェハ体が動き回りやすいという問題があった。 【解決手段】 外筐20と、互いに平行な複数の保持溝
31を有する保持体30とを具備してなるウェハカセッ
トであって、保持体30よりも挿抜面23b側に位置さ
せて、ウェハ体Wの挿抜方向Aに直交して延在する柱状
体40が設けられ、柱状体40は、延在方向Bに移動可
能とされることにより、凸部41が保持溝31と位置を
合わせたときには凸部41が保持溝31からのウェハ体
Wの抜出を阻止し、凹部42が保持溝31と位置を合わ
せたときには凹部42が保持溝31に対するウェハ体W
の挿抜を許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェハカセットお
よびウェハ挿抜システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、半導体産業等において
は、半導体ウェハ等のウェハ体を収納して運搬するため
に、ウェハカセットが使用されている。
【0003】このようなウェハカセットは、例えば、特
開平8−8331号公報において開示されている。図9
は、上記公報において開示されている従来のウェハカセ
ット1を示すものである。
【0004】図において、ウェハカセット1は、上面お
よび底面の2面が開口した箱型容器である。ただし、底
面は幅を絞ってあるため、収納されたウェハが落下する
ことはない。ウェハカセット1は、対向する2側面に、
互いに平行な複数の保持溝2を画成するよう、互いに平
行に櫛歯状に突出している複数の突出部3から形成され
ている保持体4を備えている。このようなウェハカセッ
ト1においては、対向する保持溝2、2により画成され
るスロット5内に、図示しないウェハ体が収容される。
また、収納されたウェハ体は、ウェハカセット1の上面
側には何ら干渉するものがないことから、上面側から自
由に取り出すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のウェハカセット1においては、ウェハ体を上面側か
ら自由に取り出すことができる反面、ウェハカセット1
の搬送などの取扱時において、ウェハカセット1を、不
用意に上下動させたり、斜めにしたりしてしまった場合
には、収納されているウェハ体がカセット内で動き回る
ことになる。ひどい場合には、飛び出す可能性すらあ
る。すなわち、上記従来のウェハカセット1において
は、収納されているウェハ体の保持が確実になされてお
らず、カセット内でウェハ体が動き回りやすいという問
題があった。
【0006】また、上記従来のウェハカセット1におい
ては、一方向からしか(上面側からしか)ウェハ体の挿
抜ができないため、ウェハカセット1を置く向きが、自
ずと限定されていた。すなわち、ウェハカセット1の取
扱に際して自由度がないため、製造担当者の作業負担を
増加させていた。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、ウェハ体の保持を確実になし得るウェハカセットを
提供することを目的としている。本発明は、また、2方
向からのウェハ体の挿抜を可能とすることにより、ウェ
ハカセットの取扱の自由度を高め、作業負担を軽減し得
るウェハカセットを提供することを目的としている。本
発明は、さらに、上記のようにウェハ体の保持を確実に
行った場合においても、ウェハ体の挿抜を容易になし得
るウェハ挿抜システムを提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のウェハカ
セットにおいては、少なくとも一側面が開口する箱型構
造とされた外筐と、該外筐内に設けられかつ互いに平行
な複数の保持溝を有する保持体とを具備してなり、前記
保持体の前記保持溝により画成される各スロット内に、
ウェハ体を1枚ずつ収容するとともに、開口している前
記一側面が前記ウェハ体が挿抜される挿抜面をなすウェ
ハカセットであって、前記保持体よりも前記挿抜面側に
位置させて、前記ウェハ体の挿抜方向に直交して延在す
るとともに、前記保持溝と等ピッチの櫛歯状の凹凸形状
を有する柱状体が設けられ、該柱状体は、該柱状体の延
在方向に移動可能とされることにより、凸部が前記保持
溝と位置を合わせたときには凸部が前記保持溝からの前
記ウェハ体の抜出を阻止し、凹部が前記保持溝と位置を
合わせたときには凹部が前記保持溝に対する前記ウェハ
体の挿抜を許容することを特徴としている。請求項2記
載のウェハカセットにおいては、請求項1記載のウェハ
カセットにおいて、前記柱状体の前記一端部側には、該
柱状体の延在方向に対して直交する方向に突出する鍔部
が設けられ、前記柱状体は、前記鍔部と前記外筐の内壁
との間に、前記内壁に反力をとって前記鍔部を前記柱状
体の他端部側に向けて押圧する付勢部材が介装されるこ
とにより、自身の延在方向に移動可能とされていること
を特徴としている。請求項3記載のウェハカセットにお
いては、請求項1または2記載のウェハカセットにおい
て、前記外筐の対向する2側面に前記保持体が設けら
れ、これら2側面に隣接する他の対向する2側面が前記
挿抜面とされていることを特徴としている。請求項4記
載のウェハ挿抜システムにおいては、請求項1ないし3
のいずれかに記載のウェハカセットと、該ウェハカセッ
トに対して使用されるウェハカセット支持台とを具備し
て構成されるウェハ挿抜システムであって、前記ウェハ
カセット支持台は、前記ウェハカセットの支持位置を規
制するための位置規制部と、前記柱状体に当接して前記
柱状体を前記付勢手段の付勢力に抗して突き押すための
突き押し手段とを具備することを特徴としている。請求
項5記載のウェハ挿抜システムにおいては、請求項4記
載のウェハ挿抜システムにおいて、前記突き押し手段
は、突起部であることを特徴としている。
【0009】請求項1記載の発明によると、ウェハ体の
収容時には、保持溝内に収容されているウェハ体は、柱
状体の凸部によっても保持されている。よって、ウェハ
体の保持が確実になされている。また、柱状体を延在方
向に移動させると、柱状体の凸部による保持がはずれ、
柱状体の凹部が保持溝と位置合わせされる。よって、凹
部を通してウェハ体の挿抜が容易に行われる。請求項2
記載の発明によると、柱状体の鍔部と外筐の内壁との間
には、付勢部材が介装されており、この付勢部材は、外
筐の内壁に反力をとって鍔部を柱状体の他端部側に向け
て押圧している。よって、付勢部材の付勢力に抗して力
を印加すると、柱状体は、延在方向に移動することにな
る。請求項3記載の発明によると、外筐の対向する2側
面が挿抜面とされているので、2方向からのウェハ体の
挿抜が可能である。請求項4記載の発明によると、ウェ
ハカセットをウェハカセット支持台に設置したときに
は、ウェハカセット支持台の位置規制部により、ウェハ
カセットの支持位置が規制され、ウェハカセットは、所
定位置に支持される。この場合、ウェハカセット支持台
の突き押し手段が、ウェハカセットの柱状体に当接し
て、柱状体を延在方向に移動させ、挿抜可能な状態とす
る。請求項5記載の発明によると、突き押し手段が突起
部であることにより、容易な構成で突き押し手段が実現
される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のウェハカセットお
よびウェハ挿抜システムの実施の形態について、図面を
参照して説明する。
【0011】図1〜図3は、本発明のウェハカセットの
一実施形態を示すもので、図において、ウェハカセット
10は、外筐20、保持体30、柱状体40、等を備え
て構成されており、半導体ウェハ等のウェハ体Wの収納
・運搬に供されるものである。
【0012】外筐20は、上壁21、底壁22、側壁2
3、24、25、26を備えた箱型構造とされている。
この場合、対向する2つ側壁23、24は、フレーム部
23a、24aからなるもので、フレーム部23a、2
4aで囲まれる中央部が開口している。この開口してい
る部分が、ウェハカセット10に対してウェハ体Wが図
示矢印A方向にに挿抜される挿抜面23b、24bを構
成している。また、上壁21、底壁22には、後述の柱
状体40に対応する位置に、それぞれ貫通孔21a、2
2aが形成されている。
【0013】保持体30は、側壁25、26の各内面に
対向して設けられたもので、互いに平行な所定ピッチの
複数の保持溝31を画成するよう、互いに平行に櫛歯状
に突出している複数の突出部32から形成されている。
この場合、対向する保持溝31、31により画成される
複数段のスロット33内に、ウェハ体Wがそれぞれ1枚
ずつ収容されることになる(図1から図3においては、
1枚のウェハ体Wだけが収容されている場合を図示して
いる)。
【0014】柱状体40は、保持体30よりも挿抜面2
3b、24b側に位置させて設けられており、図示例に
おいては、各挿抜面23b、24bに対して2個ずつ設
けられ、ウェハ体Wの外周に対して略均等に配置されて
いる。柱状体40は、ウェハ体Wの挿抜方向Aに直交し
て上下方向(図示矢印B方向)に直立状態に延在してい
る。柱状体40は、概略的には楕円柱をなすよう形成さ
れており、ウェハ体Wを向く側には、保持溝31と等ピ
ッチの櫛歯状の凹凸形状が、交互に形成された凸部41
および凹部42により形成されている。この場合、柱状
体40は、ウェハ体Wの収容時には、凸部41が保持溝
31に対して高さ位置が合うことにより、ウェハ体Wの
抜出を阻止し得るよう配置されている。
【0015】柱状体40の上部には、柱状体40の延在
方向Bに対して直交する方向に突出する鍔部43が設け
られている。そして、鍔部43と上壁21の内壁との間
には、コイルスプリング(付勢部材)44が柱状体40
の軸部45の周囲に巻回されて介装されている。このコ
イルスプリング44は、上壁21の内壁に反力をとって
鍔部43を下方に向けて押圧している。この場合、軸部
45の外形は、上壁21の貫通孔21aと同じであるか
あるいはわずかに小さめに設定されている。
【0016】柱状体40の下部には、貫通孔46aを有
する載置ブロック46が設けられており、この場合、柱
状部40は、載置ブロック46上に載置された状態にあ
る。
【0017】次に、上記ウェハカセット10に対して好
適に使用することができるウェハカセット支持台につい
て、図4および図5を参照して説明する。
【0018】図において、ウェハカセット支持台50
は、基台51、コーナーブロック(位置規制部)60、
突起部(突き押し手段)70、等を備えて構成されてい
る。
【0019】コーナーブロック60は、ウェハカセット
10の支持位置を規制するためのもので、ウェハカセッ
ト10の外筐20の四隅の寸法に適合する寸法に形成さ
れており、外筐20の四隅を保持する。コーナーブロッ
ク60には、傾斜面61が形成されており、ウェハカセ
ット10が多少ずれた位置から挿入される場合において
も、この傾斜面61に案内させることにより、所定位置
における保持が容易に達成されるようになっている。す
なわち、ウェハカセット10を多少ずれた位置から挿入
したにしても、所定位置にウェハカセット10を支持す
ることができ、作業者の負担が軽減されるようになって
いる。
【0020】突起部70は、柱状体40の位置に対応す
る位置に設けられている。
【0021】次に、本発明のウェハ挿抜システムの実施
形態について、上記ウェハカセット10および上記ウェ
ハカセット支持台50を組み合わせて使用する場合を例
にとって説明する。
【0022】ウェハカセット10においては、保持溝3
1内に収容されているウェハ体Wは、柱状体40の凸部
41によっても保持されており、この凸部41により、
保持溝31からのウェハ体Wの抜出が阻止されている。
【0023】そのようなウェハカセット10をウェハカ
セット支持台50にセットしたときには、図6に示すよ
うに、突起部70が貫通孔22a、46aを挿通して柱
状体40の下面に当接し、柱状体40をコイルスプリン
グ44の付勢力に抗して下方から上方へと、柱状体の延
在方向(図示矢印B)に突き上げる。この場合、上壁2
1には貫通孔21aが形成されていることにより、柱状
体40の軸部45は、貫通孔21aに案内されることで
軸ぶれを起こすことなく、貫通孔21aを挿通して上方
へと退避することができる。これにより、凸部41によ
るウェハ体Wの保持がはずれ、柱状体40の凹部42が
保持溝31と位置合わせされる。よって、凹部42を通
して図示矢印A方向のウェハ体Wの挿抜が可能とされ
る。
【0024】ウェハカセット10をウェハカセット支持
台50から取り外したときには、柱状体40がコイルス
プリング44の付勢力によって初期状態へと復帰し、ウ
ェハ体Wは、再び挿抜不可能にウェハカセット10内に
収容されることになる。
【0025】さて、次に、図7を参照して、柱状体40
の凸部41の厚さの最小値について説明する。
【0026】保持溝31のピッチa1 と、柱状体40の
凸部41のピッチa2 とは、既述のごとく、等ピッチで
ある。図7(a)より、凸部41の厚さa5 は、保持溝
31の厚さa3 とウェハ体Wの厚さa4 との差(a3 −
a4 )よりも大きければ、凸部41により、ウェハ体W
の抜出を阻止できることがわかる。この場合、図7
(b)に示すように、柱状体40が上方に移動したとき
には、凹部42を通してウェハ体Wの抜出が可能とされ
ることは、明らかである。
【0027】また、図8を参照して、柱状体40の凸部
41の厚さの最大値について説明する。
【0028】保持溝31のピッチa1 と、柱状体40の
凸部41のピッチa2 とは、既述のごとく、等ピッチで
ある。この場合、図8(a)に示すように、この場合、
凸部41によりウェハ体Wの抜出が阻止されることは、
明らかである。図8(b)より、柱状体40が上方に移
動したときに、凹部42を通してのウェハ体Wの抜出を
可能とするためには、凸部41の厚さa5 は、保持溝3
1のピッチa1 とウェハ体Wの厚さa4 との差(a1 −
a4 )よりも小さければ良いことがわかる。
【0029】上記のようなウェハカセット10によれ
ば、ウェハ体Wの収容時には、柱状体40の凸部41に
より保持溝31からのウェハ体Wの抜出を阻止すること
ができ、ウェハ体Wの保持を確実に行うことができる。
したがって、ウェハカセット10の取扱時におけるウェ
ハカセット10内でのウェハ体Wの移動を十分に抑制す
ることができ、作業者に無用の負担をかけることがな
い。また、柱状体40を延在方向に移動させることによ
り、凹部42を保持溝31と位置合わせして凹部42を
通してウェハ体Wの挿抜を行うことができる。
【0030】また、柱状体40は、この柱状体40の上
部に設けれたコイルスプリング44により、常に下方に
向けて付勢されている。よって、コイルスプリング44
の付勢力に抗して力を印加することにより、柱状体40
を容易に延在方向Bに移動させることができる。
【0031】また、外筐20の対向する2つ側壁23、
24の中央部分が挿抜面23b、24bとされているこ
とにより、2方向からのウェハ体Wの挿抜が可能であ
り、ウェハカセット10の向きに関して自由度を高める
ことができ、作業負担を軽減することができる。
【0032】一方、上記ウェハ挿抜システムによれば、
ウェハカセット支持台50の突起部70により、ウェハ
カセット10の柱状体40をその延在方向に容易に移動
させることができ、ウェハ体Wの挿抜を容易に行うこと
ができる。
【0033】なお、本発明は、上記実施形態に何ら限定
されるものではなく、以下の形態とすることもできる。 a)図示の位置関係に限らず、上下左右の相対的な位置
関係を任意に設定すること。 b)突き押し手段として高さが一定の突起部70に代え
て、2段階の高さ調節可能な突き押し手段を採用するこ
と。この場合には、ウェハカセット10をウェハカセッ
ト支持台50に設置した状態において、ウェハ体Wの挿
抜可能状態、挿抜不可能状態を選択することができる。 c)位置規制部としてコーナーを支持するコーナーブロ
ック60を使用することに代えて、側面を保持するサイ
ドブロックを使用すること。あるいは、これらを組み合
わせて使用すること。あるいは、他の任意の位置規制部
を採用すること。
【0034】
【発明の効果】本発明のウェハカセットおよびウェハ挿
抜システムによれば、以下の効果を奏する。請求項1記
載のウェハカセットによれば、ウェハ体の収容時には、
柱状体の凸部により保持溝からのウェハ体の抜出を阻止
することができ、ウェハ体の保持を確実に行うことがで
きる。したがって、ウェハカセットの取扱時におけるウ
ェハカセット内でのウェハ体の移動を十分に抑制するこ
とができ、作業者に無用の負担をかけることがない。ま
た、柱状体を延在方向に移動させることにより、凹部を
保持溝と位置合わせして凹部を通してウェハ体の挿抜を
行うことができる。請求項2記載のウェハカセットによ
れば、柱状体は、この柱状体の一端部側に設けれた付勢
部材により、常に他端部側に向けて付勢されている。よ
って、付勢部材の付勢力に抗して力を印加することによ
り、柱状体を容易に延在方向に移動させることができ
る。請求項3記載のウェハカセットによれば、外筐の対
向する2側面が挿抜面とされていることにより、2方向
からのウェハ体の挿抜が可能であり、ウェハカセットの
取扱の向きに関して自由度を高めることができ、作業負
担を軽減することができる。請求項4記載のウェハ挿抜
システムによれば、ウェハカセット支持台の突き押し手
段により、ウェハカセットの柱状体をその延在方向に容
易に移動させることができ、ウェハ体の挿抜を容易に行
うことができる。請求項5記載のウェハ挿抜システムに
よれば、突き押し手段が突起部であることにより、容易
な構成で突き押し手段を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のウェハカセットの一実施形態を示す
図であって、上壁を取り除いた状態を示す平面図であ
る。
【図2】 図1に示すウェハカセットのII−II線矢視断
面図である。
【図3】 図1に示すウェハカセットのIII−III線矢視
断面図である。
【図4】 本発明におけるウェハカセット支持台の一実
施形態を示す平面図である。
【図5】 図4に示すウェハカセット支持台の正面図で
ある。
【図6】 本発明のウェハ挿抜システムの実施の形態を
示す図であって、図4におけるVI−VI線矢視断面に対応
する図である。
【図7】 本発明のウェハカセットにおける凸部の最小
厚さに関する説明図である。
【図8】 本発明のウェハカセットにおける凸部の最大
厚さに関する説明図である。
【図9】 従来のウェハカセットの一例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 ウェハカセット 20 外筐 23b 挿抜面 24b 挿抜面 30 保持体 31 保持溝 33 スロット 40 柱状体 41 凸部 42 凹部 43 鍔部 44 コイルスプリング(付勢部材) 50 ウェハカセット支持台 60 コーナーブロック(位置規制部) 70 突起部(突き押し手段) W ウェハ体 A 挿抜方向 B 延在方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一側面が開口する箱型構造と
    された外筐と、該外筐内に設けられかつ互いに平行な複
    数の保持溝を有する保持体とを具備してなり、前記保持
    体の前記保持溝により画成される各スロット内に、ウェ
    ハ体を1枚ずつ収容するとともに、開口している前記一
    側面が前記ウェハ体が挿抜される挿抜面をなすウェハカ
    セットであって、 前記保持体よりも前記挿抜面側に位置させて、前記ウェ
    ハ体の挿抜方向に直交して延在するとともに、前記保持
    溝と等ピッチの櫛歯状の凹凸形状を有する柱状体が設け
    られ、 該柱状体は、該柱状体の延在方向に移動可能とされるこ
    とにより、凸部が前記保持溝と位置を合わせたときには
    凸部が前記保持溝からの前記ウェハ体の抜出を阻止し、
    凹部が前記保持溝と位置を合わせたときには凹部が前記
    保持溝に対する前記ウェハ体の挿抜を許容することを特
    徴とするウェハカセット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のウェハカセットにおい
    て、 前記柱状体の前記一端部側には、該柱状体の延在方向に
    対して直交する方向に突出する鍔部が設けられ、 前記柱状体は、前記鍔部と前記外筐の内壁との間に、前
    記内壁に反力をとって前記鍔部を前記柱状体の他端部側
    に向けて押圧する付勢部材が介装されることにより、自
    身の延在方向に移動可能とされていることを特徴とする
    ウェハカセット。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のウェハカセット
    において、 前記外筐の対向する2側面に前記保持体が設けられ、こ
    れら2側面に隣接する他の対向する2側面が前記挿抜面
    とされていることを特徴とするウェハカセット。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のウ
    ェハカセットと、該ウェハカセットに対して使用される
    ウェハカセット支持台とを具備して構成されるウェハ挿
    抜システムであって、 前記ウェハカセット支持台は、前記ウェハカセットの支
    持位置を規制するための位置規制部と、 前記柱状体に当接して前記柱状体を前記付勢手段の付勢
    力に抗して突き押すための突き押し手段とを具備するこ
    とを特徴とするウェハ挿抜システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のウェハ挿抜システムにお
    いて、 前記突き押し手段は、突起部であることを特徴とするウ
    ェハ挿抜システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100526868B1 (ko) * 1999-01-14 2005-11-09 삼성전자주식회사 웨이퍼 카세트 위치 고정장치
JP2013157381A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Disco Abrasive Syst Ltd ウェーハ処理装置

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