JPH0219958Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0219958Y2
JPH0219958Y2 JP1985015897U JP1589785U JPH0219958Y2 JP H0219958 Y2 JPH0219958 Y2 JP H0219958Y2 JP 1985015897 U JP1985015897 U JP 1985015897U JP 1589785 U JP1589785 U JP 1589785U JP H0219958 Y2 JPH0219958 Y2 JP H0219958Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower base
upper support
wafer
boat
support part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985015897U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61134037U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985015897U priority Critical patent/JPH0219958Y2/ja
Publication of JPS61134037U publication Critical patent/JPS61134037U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0219958Y2 publication Critical patent/JPH0219958Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、半導体装置の製造工程、特に半導
体基板(以下ウエハという)を熱処理する工程で
用いられる熱処理用ボートに関する。
(従来の技術) 第7図は従来の熱処理用ボートの一構造例を示
し、この熱処理用ボートは、石英材料で作られた
基台11に切り込み12を入れて構成され、この
切り込み12に嵌合させてウエハ13を直立させ
て支持する(以下直立型ボートという)。
また、第8図は、直立型ボートを改良した熱処
理用ボートで、基台21に切り込み22が傾斜し
て入つており、ウエハ23を傾斜して支持するも
の(以下傾斜型ボートという)で、直立型ボート
に比べて熱処理効果のウエハ面内での均一性が良
い特徴を有する。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、傾斜型ボートでは、切り込み2
2が傾斜しているため、ウエハの着脱が容易でな
く、またウエハのハンドリングの自動化が困難で
あつた。
この考案は上記の点に鑑みなされたもので、傾
斜型ボートの利点を生かしながら、傾斜型ボート
の問題点を解決できる熱処理用ボートを提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案の熱処理用ボートは、下部基台と上部
支持部の組合わせで構成される。下部基台は、ウ
エハの縁部が挿入される凹部が上面に一方向に複
数個所定間隔に形成されている。一方、上部支持
部は、枠状に形成されて前記下部基台上に前記一
方向にスライド自在に載置され、前記一方向と平
行な対向する2辺の内壁には複数の突起が、その
突起間のすき間相互の間隔を前記下部基台の凹部
の間隔と一致させて設けられている。また、下部
基台上には、上部支持部のスライド幅を制限する
ストツパが設けられる。
(作用) このような熱処理用ボートにおいては、上部支
持部を一方側にスライドさせて、この上部支持部
の突起間のすき間を下部基台の凹部に合わせた状
態で、ウエハを上部支持部の突起間のすき間およ
び下部基台の凹部に挿入することにより、ウエハ
を直立状態に支持することができる。また、この
直立状態のウエハを上方へ引き抜くことにより、
ウエハを熱処理用ボートから外すことができる。
また、前記装着後、上部支持部を他方側にスライ
ドさせて突起間のすき間を下部基台の凹部からず
らすと、上部支持部の突起で押されてウエハが、
下部基台の凹部に挿入された真下部を支点として
前へ倒れる。すなわち、ウエハは、傾斜型ボート
に支持した場合と同様の傾斜状態となる。なお、
上部支持部のスライド幅をストツパで制限するこ
とにより、ウエハの直立状態を容易に得られる。
(実施例) 以下この考案の一実施例を図面を参照して説明
する。第1図a,bはこの考案の一実施例を、上
部支持部の位置を変えて示す平面図である。ま
た、第2図a,bは上部支持部と下部基台とを別
個に示す平面図である。これらの図の特に第2図
bに示すように、下部基台31は長方形の平板状
をしており、平面内には、矩形の穴32a,32
b,32cを設けることにより長辺と平行な2本
の帯状部33a,33bが形成されている。そし
て、この帯状部33a,33bの上面には、第3
図(第2図bの円内の正面図)に示すような半円
状の凹部34が長手方向に複数個等間隔に形成さ
れている。また、下部基台31の上面両長辺部に
は、両端にストツパ35を有するガイド片36
a,36bが設けられている。このような下部基
台31上には、第1図a,bに示すように、前記
ガイド片36a,36bで案内されて下部基台3
1の長手方向にスライド自在に上部支持部37が
載置される。この上部支持部37は特に第2図a
に示すように長方形枠状に形成され、下部基台3
1の長手方向と平行な対向する2辺38a,38
bの内壁には、第4図(第2図aの円内の正面
図)に示すような円柱状の突起39が、その突起
39間のすき間40相互の間隔L3を前記下部基
台31の凹部34の間隔L4に一致させて複数個
設けられる。なお、このような上部支持部37に
おいて、一方端のすき間40から上部支持部37
の一端までの距離をL1とすると、この距離L1
は、下部基台31の一方端の凹部34からガイド
片36a,36bの一端のストツパ35までの距
離L2に等しい。また、上部支持部37の突起3
9を設けた辺38a,38bの長さをL5とする
一方、下部基台31のガイド片36a,36bの
長さをL6とすると、L6>L5に設定される。
L6とL5の差は、ウエハを傾斜させたい角度に
応じて選ぶ。さらに、上部支持部37において、
すき間40は、ウエハの厚みより若干大きめの寸
法とされる。また、下部基台31において、凹部
34は、この中でウエハの縁部がずれ易いように
半円状に形成されている。
このような熱処理用ボートにおいては、上部支
持部37を第1図aに示すように下部基台31上
の一方側にスライドさせることにより、上部支持
部37のすき間40が下部基台31の凹部34に
一致した状態となる。この時、上部支持部37の
一端が一方のストツパ35に当接する。そして、
この状態において、第5図(第1図aの円内の正
面図)に示すように、ウエハ41を上部支持部3
7のすき間40および下部基台31の凹部34に
挿入することにより、ウエハ41を直立状態に支
持することができる。しかる後、上部支持部37
を第1図bに示すように下部基台31上の他方側
にスライドさせ、他端を他方側のストツパ35に
当接させる。すると、上部支持部37のすき間4
0が下部基台31の凹部34からずれ、上部支持
部37の突起39でウエハ41が前へ押されるよ
うになり、その結果としてウエハ41は、第6図
(第1図bの円内の正面図)に示すように、下部
基台31の凹部34に挿入された真下部を支点と
して前へ倒れる。すなわち、ウエハ41は、傾斜
型ボートに支持した場合と同様の傾斜状態とな
り、この傾斜状態で熱処理を行うことができる。
熱処理後は、上部支持部37を第1図aの一方側
にスライド復帰させる。すると、前記倒した側と
反対側の突起39でウエハ41が起され、ウエハ
41は第5図に示すように再び直立状態となる。
この直立状態のウエハ41を上方へ引抜くことに
より、ウエハ41を熱処理用ボートから外すこと
ができる。
(考案の効果) 以上詳述したように、この考案の熱処理用ボー
トによれば、着脱はウエハが直立状態で、また熱
処理はウエハが傾斜状態で行うことができる。し
たがつて、ウエハが傾斜していることにより熱処
理効果のウエハ面内での均一性が良いという傾斜
型ボートの利点を生かしながら、ウエハが直立し
ている状態で着脱を行えるようになるので、その
着脱が容易となり、かつウエハのハンドリングの
自動化を容易に達成することが可能となり、傾斜
型ボートの問題点を解決できる。また、上部支持
部のスライド幅を制限するストツパを下部基台上
に設けたので、ウエハの直立状態を容易に得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の熱処理用ボー
トの一実施例を示す平面図、第3図ないし第6図
は上記一実施例の要部を取出して示す正面図、第
7図および第8図は従来の熱処理用ボートを示す
正面図である。 31……下部基台、34……凹部、37……上
部支持部、38a,38b……辺、39……突
起、40……すき間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 半導体基板の縁部が挿入される複数の凹部が上
    面に一方向に所定間隔をもつて形成された下部基
    台と、枠状に形成されて前記下部基台上に前記一
    方向にスライド自在に載置された上部支持部とを
    備え、前記上部支持部は前記一方向と平行な対向
    する2辺の内壁に複数の突起を、該突起間のすき
    間相互の間隔が前記凹部の間隔と一致するように
    有し、かつ前記下部基台には前記上部支持部のス
    ライド幅を制限するストツパを備えてなる熱処理
    用ボート。
JP1985015897U 1985-02-08 1985-02-08 Expired JPH0219958Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985015897U JPH0219958Y2 (ja) 1985-02-08 1985-02-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985015897U JPH0219958Y2 (ja) 1985-02-08 1985-02-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61134037U JPS61134037U (ja) 1986-08-21
JPH0219958Y2 true JPH0219958Y2 (ja) 1990-05-31

Family

ID=30502160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985015897U Expired JPH0219958Y2 (ja) 1985-02-08 1985-02-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0219958Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007039106A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Sii Nanotechnology Inc 弾性材料を使用した薄板状小片ホルダ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5863748U (ja) * 1981-10-22 1983-04-28 山形日本電気株式会社 プラズマ処理用ウエ−ハ装填ボ−ト

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61134037U (ja) 1986-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2048694B1 (en) Thin plate storage container
US7316315B2 (en) Thin plate storage container and lid having at least one thin plate supporting member
JPH0219958Y2 (ja)
US6276731B1 (en) Wafer carrying fork
JP2000012672A (ja) 基板保持構造、基板処理装置、基板移載装置および基板収納器
US5950843A (en) Device for preventing contacting of wafers in wafer cassette
CA1049662A (en) Apparatus and method for transferring semiconductor wafers
JPS62237744A (ja) Ic基板収納用カセツト
JP3659724B2 (ja) 基板搬送装置および基板搬送方法
JPH06822Y2 (ja) 半導体ウエハ移載装置
JP2967895B2 (ja) 半導体ウェーハの保持装置
JPH0964162A (ja) 薄板用支持容器
JPH087637Y2 (ja) 薄板用支持容器
JP2533551Y2 (ja) 半導体ウエハ保持治具
JPS61160950A (ja) 半導体基板収納容器
JPS6167242A (ja) ウエ−ハ収容治具
JP2577074Y2 (ja) コネクタ用梱包トレイ
KR0161624B1 (ko) 반도체 웨이퍼 로딩 및 언로딩 장치용 엘리베이터
JPH065417Y2 (ja) Cvdトレー
JPH04120723A (ja) ウエハ熱処理用治具
JPH05338685A (ja) 平面状基板の収納装置
JPH0128684Y2 (ja)
JPH11286333A (ja) 基板収納装置および基板収納方法
JPS6214694Y2 (ja)
KR0161627B1 (ko) 반도체 웨이퍼 로딩용 셔틀 스푼 조립체