JPH1054932A - 投影光学装置及びそれを装着した投影露光装置 - Google Patents

投影光学装置及びそれを装着した投影露光装置

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JPH1054932A
JPH1054932A JP8225872A JP22587296A JPH1054932A JP H1054932 A JPH1054932 A JP H1054932A JP 8225872 A JP8225872 A JP 8225872A JP 22587296 A JP22587296 A JP 22587296A JP H1054932 A JPH1054932 A JP H1054932A
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lens
projection optical
lens barrel
projection
optical device
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JP8225872A
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Masato Hatazawa
正人 畑沢
Masatoshi Ikeda
正俊 池田
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Nikon Corp
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    • G03F7/70883Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature of optical system

Abstract

(57)【要約】 【課題】 投影露光装置の投影光学装置で現れる基本的
な収差であるザイデルの5収差を投影光学装置を分解す
ることなく調整する機構を提供する。 【解決手段】 投影光学装置10は3つのレンズ素子2
a,2b,2cをそれぞれ収容するように分割された3
つの鏡筒部材30a,30b,30cを有する分割型鏡
筒30を備える。互いに隣接する鏡筒部材間に交換可能
に挿入される厚み調整部材であるコマワッシャー42a
b,42bc,42cdを交換することによってレンズ
素子2を光軸方向に移動させ、それによって歪曲、非点
収差及びコマ収差を修正する。像面湾曲及び球面収差
は、投影光学装置10の光軸AX上の像側端部に配置さ
れたガラス板52の厚み及び曲率半径を変更することに
よって調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体回路パター
ン等を感光基板上に転写する投影露光装置に用いられる
投影光学装置及びそれを含む投影露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造のためのリソグラフィー工程
で使用される投影露光装置は、多数のレンズ素子を鏡筒
内に収容した投影光学装置を備えている。図7に、従
来、投影露光装置で用いられていた投影光学装置の構造
を示す。投影光学装置80は複数のレンズ素子82を鏡
筒81内に備える。複数のレンズ素子82は、一体構造
の鏡筒81内でそれぞれレンズ枠84により保持され
て、共通の光軸AX上に配列されている。鏡筒81内に
位置する一部のレンズ群(図7中、鏡筒の上端から4番
目までのレンズ素子)の光軸AX方向の位置調整のため
に、それらのレンズ枠84間にレンズ間隔修正ワッシャ
86が挿入されている。鏡筒81の頂部に押さえ環85
を螺合して最も上方に位置するレンズ枠84aを下方に
押さえ付けることによって各レンズ枠84は鏡筒81内
に固定される。
【0003】投影露光装置ではその使用環境の変化等に
応じて投影光学装置の諸収差を補正する必要があり、か
かる補正のためにいずれかのレンズ素子間の間隔を変更
しなければならない。図7に示した従来の投影光学装置
80は、その構造上、投影光学装置80を組み立てた後
に鏡筒81の外側からレンズ素子82間の間隔を変更す
ることができず、レンズ素子82間隔を変更するには、
投影光学装置80を分解しなければならなかった。すな
わち、押さえ環85を鏡筒81から外して、調整すべき
特定のレンズ素子82まで各レンズ枠82を抜き取り、
間隔修正ワッシャ86を変更または挿入してレンズ間隔
を変更する必要があった。このため、これらの分解及び
再組立に、かなりの手間を要し、さらに、投影露光装置
中の投影光学装置の位置設定やアライメントを再度行わ
なければならなかった。
【0004】特開平4−127514号には、異なる投
影露光装置でパターンを重ね合わせて露光する際に、像
歪みによる重ね合わせ誤差を補正するために、投影光学
系のレンズ素子間の間隔を変更する技術が開示されてい
る。この投影露光装置の投影光学系では、レチクルに近
い位置にあるレンズの支持体の間にピエゾ素子が配置さ
れており、ピエゾ素子をレンズ光軸方向に駆動すること
でレンズ素子間隔を調整している。
【0005】近年、半導体等の回路パターンが一層微細
化してきているために、投影光学系の諸収差を、一層高
精度に調整して理想的な結像を得ることが要求されてい
る。また、用いられるレチクルパターンや露光条件によ
っても投影光学系の諸収差の調整量は異なってくるため
に、高精度な重ね合わせ露光を実行する際に投影光学系
を分解することなく、露光条件等に合わせて投影光学系
の外部から容易にレンズ間隔等の光路長を調整できる機
構が要望されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、投影
光学装置で現れる基本的な収差であるザイデルの5収差
を投影光学装置を分解することなく調整することができ
る投影光学装置及びそれを備えた投影露光装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に従
えば、投影露光装置用の投影光学装置であって、少なく
とも3つのレンズ素子と、上記少なくとも3つのレンズ
素子を収容する鏡筒と、上記投影光学装置内部の少なく
とも5か所の光路長を独立して変更することができる少
なくとも5つの光路長変更手段とを有することによって
ザイデルの5収差を調整可能な上記投影光学装置が提供
される。
【0008】本発明の投影光学装置は、投影光学装置内
部の5か所の光路長をそれぞれ独立して変更することが
できる5つの光路長変更手段を備えるため、投影光学装
置を分解することなく、ザイデルの5収差を迅速且つ容
易に調整することができる。
【0009】上記少なくとも5か所の光路長変更手段
は、それぞれ、投影光学装置内の上記少なくとも3つの
レンズ素子を光軸方向に移動する少なくとも3つのレン
ズ素子移動手段と、投影光学装置の光軸上の像側端部に
配置され且つ曲率半径及び厚みを変更可能な光学素子と
から構成することができる。かかる構成を採用したこと
により、歪曲、非点収差、コマ収差、像面湾曲及び球面
収差からなるザイデルの5収差を有効に同時調整するこ
とができる。
【0010】上記少なくとも3つのレンズ素子移動手段
により、歪曲、非点収差及びコマ収差を調整し、上記曲
率半径及び厚みを変更可能な光学素子により球面収差及
び像面湾曲を調整することが好ましい。ザイデルの5収
差のうち歪曲、非点収差及びコマ収差は投影光学装置内
の所定位置のレンズ素子間の光学長を変更することによ
り調整するのが有効であり、球面収差は投影光学装置に
おいて光束が密となる部分、すなわち、瞳近傍あるいは
像面に近い部分で調整するのが有利であり、また、像面
湾曲については投影光学装置を構成するいずれかのレン
ズ素子の曲率半径を変更することによって調整可能だか
らである。また、上記のような構成によれば、ザイデル
の5収差の補正機構を投影光学装置に取り付けるため
に、装置自体の構造を大幅に変更しなくてもよい。
【0011】上記少なくとも3つのレンズ素子移動手段
に対応する少なくとも3つのレンズ素子を、投影光学装
置において物体側に最も近い位置から順に投影光学装置
の光軸上に配列させることができる。物体側に近い側の
レンズ素子間隔を調整することが歪曲、非点収差及びコ
マ収差の調整に有利だからである。理想的には投影光学
装置の物体側に最も近いレンズ素子は歪曲の調整に、物
体側に2番目に近いレンズ素子は非点収差の調整に、物
体側に3番目に近いレンズ素子はコマ収差の調整に使用
することが望ましい。しかしながら、現実的には完全に
一つのレンズ素子の移動だけで特定の収差を調整するこ
とは困難であるために、3つ以上のレンズ素子の光軸上
の位置を互いに調整しながら各収差が最も小さくなるよ
うにするのが好ましい。
【0012】本発明の投影光学装置において、上記レン
ズ素子移動手段が、上記少なくとも3つのレンズ素子を
それぞれ収容するように分割された少なくとも3つの鏡
筒部材と、互いに隣接する鏡筒部材間に交換可能に挿入
された厚み調整部材を含み、上記厚み調整部材を交換す
ることによってレンズ素子を光軸方向に移動させること
ができる。ここで、上記分割された3つの鏡筒部材の隣
接する鏡筒部材同士が螺子部材で互いに結合される構造
とし、上記厚み調整部材が、該螺子部材に側方から装着
可能な切り欠き部が形成されたコマワッシャーにするこ
とが好ましい。上記交換可能に鏡筒部材間に挿入される
厚み調整部材を用いることにより、鏡筒を分解すること
なく短時間にレンズ素子間の光路長を調整することがで
きる。
【0013】また、上記レンズ素子移動手段が、上記少
なくとも3つのレンズ素子をそれぞれ収容するように分
割された少なくとも3つの鏡筒部材と、各鏡筒部材に固
定されたシリンダ装置と、長尺部材であってその一端が
互いに隣接する鏡筒部材の一方の鏡筒部材の固定点に枢
動可能に支持され、長尺部材の中間部が他方の鏡筒部材
の固定点に支持され、長尺部材の他端が一方の鏡筒部材
に固定されたシリンダ装置のピストンにより支持されて
いる上記長尺部材とから構成することもできる。シリン
ダ装置を駆動させて長尺部材を枢動させることによりテ
コの原理で鏡筒部材間の間隔、すなわち、レンズ素子間
の光学長を微調整することができる。
【0014】また、上記レンズ素子移動手段は、上記少
なくとも3つのレンズ素子をそれぞれ収容するように分
割された少なくとも3つの鏡筒部材と、互いに隣接する
該鏡筒部材間に配置された圧電素子及びその駆動装置と
から構成することができる。圧電素子を用いることによ
って分割された鏡筒間距離を調整する機構が簡単にな
り、圧電素子に出力する電圧を一括して制御することに
より、歪曲、非点収差及びコマ収差の調整が容易とな
る。
【0015】上記レンズ素子移動手段は、上記少なくと
も3つのレンズ素子をそれぞれ収容するように分割され
た少なくとも3つの鏡筒部材と、該鏡筒部材に取り付け
られ且つ互いに隣接する鏡筒部材間隔を変更可能なボー
ル螺子とその駆動装置とから構成してもよい。
【0016】本発明の投影光学装置において、上下方向
に互いに隣接する鏡筒部材間に挿入された光軸と同心状
の環状の板バネであって、該板バネの上面が上側の鏡筒
部材で支持され且つ板バネの下面がその周方向において
上側の鏡筒部材の支持位置とは異なる位置で下側の鏡筒
部材に支持されたレンズ素子偏心防止用板バネをさらに
備えることが好ましい。かかる板バネをさらに鏡筒部材
間に装着することにより投影光学装置の光軸上でのレン
ズ素子の移動及びチルトを可能とし、レンズ素子間の偏
心を防止することができる。
【0017】本発明の第2の態様に従えば、マスクを照
明する照明光学系と、複数のレンズ素子を有する投影光
学系とを含み、該照明光学系からの光束をマスクに照射
してマスクのパターンを被露光部材に投影露光する投影
露光装置であって、上記投影光学系が、投影光学系内部
の5か所の光路長をそれぞれ変更する5つの光路長変更
手段を含むことによって投影光学系のザイデルの5収差
を調整することができる上記投影露光装置が提供され
る。従って、投影露光装置を使用場所に搬入後、あるい
は、複数のレチクルパターンを重ね合わせて感光基板上
に露光する際に、ザイデルの5収差による像の変形を容
易且つ迅速に調整することが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照しながら説明するが、本発明はそらに限定されな
い。
【0019】図1に、本発明の投影光学装置10を装着
した投影露光装置12の構成を概略的に示す。図1に示
した投影露光装置12は、レチクルRに描かれた回路パ
ターン像を投影光学装置10を介してウエハWのショッ
ト領域に投影するステップアンドリピート方式の投影露
光装置である。この装置12は、主に、照明光学系1
4、レチクルRを走査方向に移動させるレチクルステー
ジ16、投影光学装置10、ウエハWを投影光学装置の
光軸AX(Z方向)と直交する方向(XY方向)に移動
させるウエハステージ18及び制御系20から構成され
ている。投影光学装置10はその説明の都合上、断面構
造を示した。
【0020】照明光学系14は図示しないリレーレン
ズ、フライアイレンズ、インテグレータセンサー、スペ
ックル低減装置等で構成されている。光源であるエキシ
マレーザ等のレーザ装置26からの入射光は、照明光学
系14を通過することによって均一照明となる。照明光
学系14の下方に設置されたレチクルステージ16は、
図示しないレチクルホルダを介してレチクルRを保持す
る。レチクルステージ16は、レチクルRを所定位置に
位置付けるためにレチクルステージ制御装置22からの
信号を受けてレチクルR面内(XY)方向に移動可能で
ある。具体的には、レチクルRはそのパターンの中心点
が投影光学装置10の光軸AX上に位置するように位置
決めされる。照明光学系14により均一に照明されたレ
チクルRのパターンは、投影光学装置10を介してウエ
ハW上に投影される。
【0021】投影光学装置10は、後述するように複数
のレンズ素子2が鏡筒30内で共通の光軸AXを有する
ように同軸上に配列された構造を有し、レチクルRのパ
ターン面とウエハWの表面とがそれらのレンズ素子2か
らなる光学系に関して共役になるようにレチクルRとウ
エハWとの間に配置されている。投影光学装置10の縮
小倍率はレンズ素子2からなる光学系の倍率により決定
される。鏡筒30の外周部上であってZ方向の中央位置
には、投影光学装置10を投影露光装置12内の架台
(図示しない)に装着させるための環状凸部27が形成
されている。
【0022】ウエハWはウエハステージ18上により保
持されている。ウエハステージ18はXY方向に移動可
能なXYステージ(図示しない)とその上に設置された
Z方向及びチルトステージ(図示しない)とから主に構
成されている。ウエハWは、Z方向及びチルトステージ
上に載置されて固定される。ウェハWの位置は、Z方向
及びチルトステージ上に設置された移動鏡29と固定鏡
(図示しない)とからの反射光をレーザ干渉計28によ
ってモニターすることによって検出される。ウエハステ
ージ制御系24はかかる検出信号を受けて、ウエハWを
任意の位置に移動できるようにX,Y,Z,チルト駆動
機構を制御する。ウエハWの表面にはフォトレジストが
予め塗布されており、かかるフォトレジストの露光及び
現像を通じてレチクルパターンに対応する凹凸パターン
がウエハW上に形成される。
【0023】レーザ光源26のパワー及びパルス照射タ
イミングの制御、レチクルステージ16の微動制御及び
ウエハステージ18の移動制御は制御系20により一括
して管理される。上記構成により、レチクルRが照明光
学系14により均一に照明されると、レチクルRのパタ
ーンが投影光学装置10の縮小倍率に応じて縮小されて
ウエハW上のショット領域に転写される。一つのショッ
ト領域の露光処理が終了すると、次のショット領域が投
影光学装置10を介してレチクルRのパターン面と共役
な位置に位置するようにウエハステージ18がXY方向
にステップ移動し、前記と同様の露光動作を行う。
【0024】次に、投影光学装置10の構造を説明す
る。レンズ素子2は、それぞれ、その外周部分において
環状のレンズ枠2により保持され、レンズ枠2は鏡筒3
0内で光軸AXに沿って配列している。レンズ枠2によ
り保持された各レンズ素子2の光軸は投影光学装置の光
軸AXと同軸となるように配置されている。鏡筒30
は、分割型の鏡筒であり、鏡筒30内のレチクルR側に
配置された4つのレンズ素子2a,2b,2c,2dを
それぞれ収容する鏡筒部分30a,30b,30c,3
0dと、それより下方(ウエハ側)に位置するレンズ素
子群を収容する鏡筒部分30eとに分割されている。
【0025】図2に、分割された鏡筒部分30a,30
b及び30cの拡大上面図(a)及び拡大断面図(b)
を示す。分割された鏡筒部分30aは、上下端が開放さ
れた筒状であり、下端はその開口直径がレンズ枠4の外
径よりも小さくなるように内側に張出した内側張出部3
2aを有する。レンズ枠4は鏡筒部分30aの内側張出
部32a及び側壁34aによって鏡筒部分30a内に支
持されている。さらに側壁34aの上方内側には螺子部
が形成されており、この螺子部に、外周に螺子部が形成
された押さえ環5を螺合してレンズ枠4を下方に押さえ
付けることによってレンズ枠4を鏡筒部分30a内で固
定させる。このように押さえ環5を用いてレンズ枠4を
鏡筒部分内で固定する構造は、鏡筒部分30b,鏡筒部
分30c,鏡筒部分30d及び鏡筒部分30eにおいて
も同様である。
【0026】鏡筒部分30aは、その側壁34aが外側
に張り出した外側張出部36aを有する。外側張出部3
6aは、図2(a)に示したように、鏡筒部分30aを
周回するように形成されており、外側張出部36aには
周方向120°おきにボルト孔38aが形成されてい
る。ボルト40をボルト孔38aを介して鏡筒部分30
bの外側張出部36bの螺子孔に螺子込むことにより、
鏡筒部分30aと鏡筒部分30bが結合される。ここ
で、ボルト40は、鏡筒部分30aの外側張出部36a
と鏡筒部分30bの外側張出部36bとの間で、所定の
厚さの馬蹄型のコマワッシャー42abを介して螺子込
まれる。従って、鏡筒部分30aと鏡筒部分30bとの
間隔、あるいは、鏡筒部分30a内のレンズ素子2aと
鏡筒部分30b内のレンズ素子2bとの光学長はコマワ
ッシャー42abの厚さによって調整される。コマワッ
シャー42abは馬蹄型であるので、ボルト40を緩め
るだけで容易にボルト40の側方から外すことができ、
異なる厚さのコマワッシャー42abを、鏡筒部分30
aと鏡筒部分30bとの間に露呈しているボルト40側
部に容易に装着することができる。かかるコマワッシャ
ー42abを使用することにより、鏡筒部分30aと鏡
筒部分30bとを分離することなくレンズ素子2aとレ
ンズ素子2bの光学長を鏡筒30の外側から容易に調整
することができる。外側張出部36a及び外側張出部3
6b間に装着される3つのコマワッシャー42abは、
互いに同一の厚さにすることもできるが、それぞれ異な
る厚さにしてもよい。互いに異なる厚さの3つのワッシ
ャー42abを用いることにより、レンズ素子2aをレ
ンズ素子2bに対して傾斜させることができ、像面の台
形の歪曲を調整することに有効である。
【0027】図2(b)中、鏡筒部分30bは、基本的
に鏡筒部分30aと同様の構造を有する。但し、鏡筒部
分30bの外側張出部分36bは鏡筒部分30aの外側
張出部分36aに向かって上方に延在し、外側張出部分
36bの内側が鏡筒部分30aの底部と嵌合するような
構造を有する。このような嵌合構造を採用することによ
って鏡筒間の偏心を防止することができる。鏡筒部分3
0c及び30dについても同様の偏心防止構造を有す
る。その他の構造は鏡筒部分30aと同様であり、鏡筒
部分30bと鏡筒部分30c、鏡筒部分30cと鏡筒部
分30d、鏡筒部分30dと鏡筒部分30eは、それぞ
れ、3つのコマワッシャー42bc、42cd、42d
eを介して周方向に120°おきに挿入される3本のボ
ルト40により結合され、それらの鏡筒部分に収容され
たレンズ素子間隔はそれらのコマワッシャー42bc、
42cd、42deの厚みを変更することにより容易に
調整することができる。なお、ボルト40間の干渉を回
避するために、鏡筒部分30aと鏡筒部分30bとのボ
ルト40による連結位置と鏡筒部分30bと鏡筒部分3
0cとのボルト40による連結位置とは周方向で互いに
60°ずれている。例えば、鏡筒部分30aと鏡筒部分
30bが0°、120°、240°の周方向位置で連結
されているならば、鏡筒部分30bと鏡筒部分30cと
は60°、180°、300°の周方向位置で連結さ
れ、鏡筒部分30cと鏡筒部分30dが0°、120
°、240°の周方向位置で連結されている。
【0028】図1に戻って、投影光学装置12の下端部
には、光学素子としてのガラス枠50が螺合されてお
り、ガラス枠50内には曲面を有するガラス板52が装
着されている。このガラス板52の厚さを変更すること
により投影光学装置10の下端からウエハWまでの光学
長を変更して球面収差を調整することができる。また、
このガラス板52の曲率半径を変更することで投影光学
装置10の像面湾曲を調整することができる。このため
には、種々の厚み及び曲率半径を有するガラス板52が
装着された複数のガラス枠50を予め容易しておき、後
述する球面収差及び像面収差を調整する際にガラス枠5
0ごと交換するのが便利である。かかるガラス板52に
よる収差の調整の際にはガラス枠50だけ交換すればよ
いので、投影光学装置を分解する必要はない。
【0029】図1及び図2に示した分割型の鏡筒30を
用いて、ザイデルの5収差を調整する方法を以下に説明
する。ザイデルの5収差は、投影光学装置10における
光学系の歪曲、像面湾曲、非点収差、コマ収差及び球面
収差であり、これらの収差のうち、歪曲、非点収差及び
コマ収差の3収差を鏡筒部分30aと30bとの間隔、
鏡筒部分30bと30cとの間隔、鏡筒部分30cと3
0dとの間隔、すなわち、レンズ素子2aと2bの光学
長、レンズ素子2bと2cの光学長、レンズ素子2cと
2dの光学長を変更することによって調整し、球面収差
をガラス板52の厚み、像面湾曲をガラス板52の曲面
の曲率半径をそれぞれ変更することによって調整する。
【0030】レンズ素子2aと2b間の間隔Labの変化
量(レンズ素子2aの光軸方向の移動量)をd1 、レン
ズ素子2bと2c間の間隔Lbcの変化量をd2 (レンズ
素子2bの光軸方向の移動量)、レンズ素子2cと2d
間の間隔Lcdの変化量(レンズ素子2cの光軸方向の移
動量)をd3 とする。この場合、これらのレンズ素子間
隔の変化量に対する投影光学装置の歪曲Y、非点収差M
S、コマ収差COは以下の行列式により表すことができ
る。
【0031】
【数1】
【0032】式中、Y1 ,Y2 ,Y3 は、それぞれ、レ
ンズ素子2aの単位移動量当たりの歪曲調整係数、レン
ズ素子2bの単位移動量当たりの歪曲調整係数、レンズ
素子2cの単位移動量当たりの歪曲調整係数を示す。ま
た、MS1 ,MS2 ,MS3は、それぞれ、レンズ素子
2aの単位移動量当たりの非点収差調整係数、レンズ素
子2bの単位移動量当たりの非点収差調整係数、レンズ
素子2cの単位移動量当たりの非点収差調整係数を示
す。また、CO1 ,CO2 ,CO3 は、それぞれ、レン
ズ素子2aの単位移動量当たりのコマ収差調整係数、レ
ンズ素子2bの単位移動量当たりのコマ収差調整係数、
レンズ素子2cの単位移動量当たりのコマ収差調整係数
を示す。
【0033】ここでは、歪曲Y、非点収差MS及びコマ
収差COのそれぞれが、上記の3つのレンズ素子間隔L
ab、Lbc及びLcdに応じて変化し、その変化の割合は調
整する各レンズ素子2a,2b,2cによって異なるこ
とを前提としている。上記行列式中の要素Y1 ,Y2
3 ,MS1 ,MS2 ,MS3 ,CO1 ,CO2 ,CO
3 は各レンズ素子2の光学設計時に計算で求めることが
できる。また、投影光学装置の実際の歪曲、非点収差及
びコマ収差は所定のテストパターンを投影露光装置によ
り試し露光して得られたパターンの像位置や形状を観測
することで求めることができる。かかる観測から求めら
れた補正されるべき歪曲Y、非点収差MS及びコマ収差
COの値と、前記計算から求められた行列要素Y1 ,Y
2 ,Y3,MS1 ,MS2 ,MS3 ,CO1 ,CO2
CO3 とを上記行列式に代入することによって調整すべ
きレンズ素子間隔の変化量(各レンズ素子の光軸方向の
移動量)d1 、d2 及びd3 を求めることができる。
【0034】次に、図1及び2に示した投影光学装置1
0における球面収差及び像面湾曲の調整法を説明する。
前述のように投影光学装置10の下端に螺着するガラス
枠50を複数個用意しておく。各ガラス枠50にはそれ
ぞれ異なる厚さ及び曲率半径を有するガラス板(レンズ
素子)を装着させておく。そして、例えば、特定の厚さ
及び曲率半径のガラス板52を有するガラス枠50を装
着した投影光学装置10で所定のテストパターンをウエ
ハW上に試し露光し、得られたパターンを観測すること
で球面収差及び像面湾曲をそれぞれ観測する。かかる観
測から調整すべき球面収差及び像面湾曲の量に応じて好
適なガラス板の厚み及び曲率半径を有するガラス板52
が装着されたガラス枠50を選択し、それを先に投影光
学装置10に装着した特定のガラス枠50と交換する。
前述のように、ガラス板の厚みは球面収差を調整し、ガ
ラス板52の曲率半径は像面湾曲を調整する。
【0035】上記例では、投影光学装置の歪曲、非点収
差及びコマ収差を、図1及び図2の投影光学装置10の
鏡筒部分30a〜30dまでのレンズ素子間隔d1 、d
2 及びd3 を変更することによって調整したが、さらに
レンズ素子2dとレンズ素子2eとの間隔d4 を加えて
4つのレンズ素子間隔d1 、d2 、d3 及びd4 をパラ
メータとして上記3つの収差を求めてもよい。この場
合、例えば、歪曲を2種類の像高位置で検出される歪曲
に分類してよく、計算で得られる4行4列の行列要素
と、試し露光により得られた2種類の歪曲、非点収差及
びコマ収差から上記4つのレンズ素子間隔d1 、d2
3 及びd4 を調整することができる。さらに、上記3
種類の収差を、5つ以上に分割した鏡筒部分を用いてそ
れらの5つ以上のレンズ素子間隔を変更することによっ
て調整することもできる。
【0036】上記例では、種々の厚みのコマワッシャー
42を用いてレンズ素子2間の光学長を調整する機構を
説明したが、レンズ素子2間の光学長を調整する別の機
構としてマイクロメータを利用してレンズ素子2間の光
学長を微調整する例を示す。図3は、図2(b)に示し
た鏡筒30aと鏡筒30bの外側張出部36a及び36
bの拡大図(図2(b)の鏡筒の右上部分)である。図
3中、外側張出部36a及び36b間に、それらの間隔
を微調整する機構として、コマワッシャー42及びボル
ト40の代わりに可動長尺部材50及び固定長尺部材5
2が配置される。
【0037】固定長尺部材52の一端の裏面は鏡筒30
bの外側張出部36bの上面に固着されている。固定長
尺部材52の一端の上面にはベアリング58を支持する
ベアリング支持部54が設けられている。固定長尺部材
52の他端にはピストン56b及びシリンダ部56aか
らなるマイクロメータ56のシリンダ部56aが埋設さ
れている。マイクロメータ56のピストン56bはシリ
ンダ部56aに装着されたダイヤル(図示しない)を回
動させることによって可動長尺部材50に向かって伸縮
可能である。
【0038】図3に示すように、可動長尺部材50の一
端にベアリング支持部50aが形成されており、ベアリ
ング58は固定長尺部材52及び可動長尺部材50のベ
アリング支持部54,50aにより支持される。また、
ベアリング支持部50aの近傍にはコ字状の軸受け50
bが設けられている。軸受け50bは、鏡筒30aの外
側張出部36aの下面に形成された固定突起部59を支
点として鏡筒30aを支持している。可動長尺部材50
の他端側は固定長尺部材52に埋設されたマイクロメー
タ56のピストン56bの先端により上方に付勢されて
いる。上記のような構造において、マイクロメータ56
のダイヤルを回動してピストン部56bをシリンダ部5
6aからさらに延出させると、可動長尺部材50はベア
リング58を起点として上方に枢動する。この際、可動
長尺部材50の軸受け50bは外側張出部36aの固定
突起部59を支持しているために、鏡筒部分30aを上
方に移動させることができる。この移動量は、図3に示
したように、軸受け50bと接触する固定突起部59か
らベアリング48までの距離と、固定突起部59から可
動長尺部材50のピストン部56bとの接触部までの距
離との比が1:10であるため、ピストン56aの突出
量の1/10となる。この可動長尺部材50はテコとし
て機能し、その減速機構によりマイクロメータ56にか
かる荷重は軸受け50bにかかる荷重の1/10とな
る。例えば、分解能1μm、耐荷重2kgf のマイクロメ
ータ56を利用した場合、分解能0.1μm、耐荷重2
0kgf の微動機構となる。
【0039】可動長尺部材50、固定長尺部材52、マ
イクロメータ56、ベアリング48及び固定突出部59
は、鏡筒部分30a及び鏡筒部分30bの外側張出部3
6a及び36bの周回方向に120°おきに全部で3か
所形成されている。このため、それらの3か所でマイク
ロメータ56を調整することによって鏡筒部分30aに
収容されたレンズ素子2aと鏡筒部分30bに収容され
たレンズ素子2bとの光学長を微調整することができ
る。同様にして、可動長尺部材50、固定長尺部材5
2、マイクロメータ56、ベアリング48及び固定突出
部59は、鏡筒部分30aと鏡筒部分30bとの間のみ
ならず、鏡筒部分30bと鏡筒部分30c、鏡筒部分3
0cと鏡筒部分30d、鏡筒部分30dと鏡筒部分30
eとの外側張出部の周回方向に120°おきに設けられ
ている。各鏡筒部分間に設けられた可動長尺部材50、
固定長尺部材52、マイクロメータ56、ベアリング4
8及び固定突出部59が、レンズ素子移動手段を構成す
る。このように図3に示したようなレンズ素子2の間隔
を調整する機構を用いて、前記と同様にして、試し露光
から得られた像の歪曲Y、非点収差MS及びコマ収差C
Oの値と、前記計算から求められた行列要素Y1
2 ,Y3 ,MS1 ,MS2 ,MS3 ,CO1 ,C
2 ,CO3 とを上記行列式に代入することによって、
レンズ素子2aと2b間の間隔Labの変化量d1 、レン
ズ素子2bと2c間の間隔Lbcの変化量d2 、レンズ素
子2cと2d間の間隔Lcdの変化量d3 を求め、それに
応じてレンズ素子2a、2b,2cを光軸方向に移動す
ることによって歪曲、非点収差及びコマ収差を修正する
ことができる。
【0040】レンズ素子間の光学長を調整するさらに別
の機構を図4を用いて説明する。なお、図4にはこの機
構の説明の都合上、図1に示した投影露光装置12のう
ち投影光学装置10部分(断面図)だけを示した。この
投影光学装置10では、鏡筒部分30a及び鏡筒部分3
0bのレンズ素子間光学長並びに鏡筒部分30b及び鏡
筒部分30cのレンズ素子間光学長を調整するために、
図1及び図2に示したコマワッシャー42の代わりに、
アクチュエータ60b,60cを装着している。鏡筒部
分30a、30b、30cは、それぞれ、図1及び図2
(b) に示した構造と同様に外側張出部36a、36b、
36cを備えるが、それらはアクチュエータ60b,6
0c及び変位検出器64a,64bを装着するために、
周回方向120°おきの外側張出部36a及び36b
に、図1及び図2(b) に示した外側張出部より長く部分
的に張り出している。アクチュエータ60bの本体部は
鏡筒部分30bの外側張出部36bに埋設され、アクチ
ュエータ60bの本体部から突出するピストンの突出量
によって、鏡筒部分30aの外側張出部36aと鏡筒部
分30bの外側張出部36bとの間隔が調整される。ア
クチュエータ60bと対向する外側張出部36aの上面
には変位検出器64aが設けられており、ピストン突出
量の変化を計測することができる。
【0041】アクチュエータ60b及び変位検出器64
aは、それぞれ、鏡筒部分30a及び鏡筒部分30bの
周回方向120°おきの外側張出部36a及び36bの
3ケ所に形成されている。このため、それらの3か所で
アクチュエータ60bを調整することによって鏡筒部分
30aに収容されたレンズ素子2aと鏡筒部分30bに
収容されたレンズ素子2bとの光学長を微調整すること
ができる。同様にして、アクチュエータ60b及び変位
検出器64aは、鏡筒部分30a及び鏡筒部分30bと
の間のみならず、図4に示したように鏡筒部分30b及
び鏡筒部分30cの外側張出部36b,36cの周回方
向にも120°おきに設けられている。但し、図4の投
影光学装置10を上方から見た図5に示したように、鏡
筒部分30bの外側張出部36bに設置したアクチュエ
ータ60bと、鏡筒部分30cの外側張出部36cに設
置したアクチュエータ60cとが干渉しないように、互
いに周方向に60°ずれて位置している。図5に示すよ
うに、投影光学装置12は、アクチュエータ60b,6
0c(図中、破線で示す)を制御してレンズ素子間の光
学長を調整するための制御器66を備える。制御器66
は、変位検出器64a,64bにより検出されたアクチ
ュエータ60b,60cの変位量に相当する信号を受
け、レンズ素子間(2a−2bまたは2b−2c)の間
隔を調整するためにアクチュエータ60b,60cに駆
動信号を送る。
【0042】図4及び図5に示したようなレンズ素子2
の間隔を調整する機構を用いて、前記と同様にして、試
し露光から得られた像の歪曲Y、非点収差MS及びコマ
収差COの値と、前記計算から求められた行列要素
1 ,Y2 ,Y3 ,MS1 ,MS2 ,MS3 ,CO1
CO2 ,CO3 とを上記行列式に代入することによっ
て、レンズ素子2aと2b間の間隔Labの変化量d1
レンズ素子2bと2c間の間隔Lbcの変化量d2 、レン
ズ素子2cと2d間の間隔Lcdの変化量d3 を求め、そ
れに応じてレンズ素子2a、2b,2cを光軸方向に移
動することによって歪曲、非点収差及びコマ収差を有効
に修正することができる。
【0043】図4及び図5に示した投影光学装置10に
おいて、アクチュエータ60b,60c及び変位検出器
64a,64bとしては、例えば、エンコーダ付のモー
タとボール螺子を組合せて使用することができる。精度
を一層良くするにはさらに変位センサを設けてもよい。
変位検出器64a,64bとして、ポテンショメータ、
オプティカルエンコーダ、静電容量センサ、レーザ干渉
計等を要求する精度に応じて用いることができる。静電
容量センサ、レーザ干渉計を用いれば非接触で間隔変化
を測定することができる。
【0044】図4及び図5に示した投影光学装置10に
おいて、アクチュエータ60b,60cの代わりにピエ
ゾ素子を鏡筒部分の外側張出部間36a−36b,36
c−36dに挿入することもできる。ピエゾ素子を用い
ることによって変位検出器64a,64bを省略するこ
ともできる。ピエゾ素子をアクチュエータ60a,60
bの代わりに用いる場合には、図5における制御器66
はピエゾ素子を駆動する駆動電圧を各ピエゾ素子に出力
する。
【0045】図4に示したアクチュエータ60b,60
c及び変位検出器64a,64bを用いたレンズ素子間
の光学長の変更機構を備えた分割型鏡筒30において、
さらに鏡筒部分30aと30b、鏡筒部分30bと30
cをそれぞれ円周板バネ70a,70bでつないだ構造
を図6に示す。この円周板バネ70a,70bは、レン
ズ素子枠2よりも大きな内径を有する。円周板バネ70
aは、その上面において、変位検出器64aと円周方向
において同じ位置で、120°おきに鏡筒部分30aの
外側張出部36aの下面の一部に固着されている。一
方、円周板バネ70bの下面は、変位検出器64bと円
周方向において同じ位置で120°おきに鏡筒部分30
bの外側張出部36bの上面の一部に固着されている。
従って、円周板バネ70aは、例えば、0°,120
°,240°の位置でその上面が上方の鏡筒部分30a
と連結され、60°,180°,300°の位置でその
下面が下方の鏡筒部分30bと連結されており、鏡筒部
分30a,30bは円周板バネ70aを介して結合され
ていることになる。同様にして、円周板バネ70bは、
例えば、0°,120°,240°の位置でその上面が
上方の鏡筒部分30bと連結され、60°,180°,
300°の位置でその下面が下方の鏡筒部分30cと連
結されており、鏡筒部分30b,30cは円周板バネ7
0bを介して結合されている。
【0046】上記のように円周板バネ70a,70bを
用いて分割された鏡筒部分を連結することにより、各鏡
筒部分間では光軸AX方向のみの移動に自由度を持た
せ、光軸AXから鏡筒部分が偏心する移動を拘束するこ
とができる。また、円周板バネ70a,70bを上記の
ように用いることによって、各レンズ素子の中心を光軸
AXから外すことなくチルトさせることができる。
【0047】上記実施例では、ステップアンドリピート
方式の投影露光装置を例に挙げて説明したが、本発明の
投影光学装置はステップアンドリピート方式以外にも、
例えば、ステップアンドスキャン方式、ミラープロジェ
クション方式、コンタクト方式等の種々の露光方式の投
影露光装置に適用することができる。
【0048】また、ザイデルの5収差を調整するための
レンズ素子間の間隔として、物体面に近い側の3つのレ
ンズ素子間の光学長を調整したが、これは一例にすぎ
ず、用いるレンズ素子の種類やレンズの枚数等によって
種々の位置で調整することが可能である。さらに、レン
ズ素子の移動手段に加えて一つまたは複数のレンズ素子
が収容され密封され且つその内部の気体の圧力を変更す
ることができるLC室を投影光学装置内に設けることも
できる。かかるLC室によりレンズ素子間の気体の屈折
率を変更して投影光学装置の倍率の調整が可能となる。
【0049】
【発明の効果】本発明の投影光学装置は、投影光学装置
内部の5つの光学長を変更する手段を設けたために、投
影光学装置を分解することなくザイデルの5収差を迅速
且つ容易に調整することが可能となる。特に、少なくと
も3つのレンズ素子移動手段により、歪曲、非点収差及
びコマ収差を調整し、投影光学装置の像面側端部に配設
した曲率半径及び厚みを変更可能な光学素子により球面
収差及び像面湾曲を調整することによって一層容易且つ
迅速にザイデルの5収差を同時に補正することができ、
装置構成に簡単になる。
【0050】本発明の投影光学装置において、鏡筒とし
て分割型鏡筒を用い、各鏡筒に収容されたレンズ素子間
隔を、鏡筒部材間に挿入される厚み調整部材、圧電素子
等を使用すること調整することによってザイデルの5収
差のうち歪曲、非点収差、コマ収差を有効に調整するこ
とができる。
【0051】本発明の投影露光装置は、その投影光学装
置のザイデルの5収差を容易且つ迅速に調整することが
できるため、微細パターンの露光及び重ね合わせ露光を
正確に実行することができる。従って、本発明の投影露
光装置を用いれば、半導体回路を製造するためのスルー
プットを向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投影光学装置を含む投影露光装置の一
具体例の概略構造を示す図である。
【図2】図1の投影光学装置の分割型鏡筒の構造を示す
図であり、図2(a) は分割された鏡筒部分の上面図であ
り、図2(b) は断面図である。
【図3】レンズ素子間の間隔を調整するための機構を概
略的に示す図である。
【図4】レンズ素子間の間隔を調整するための別の機構
を概略的に示す図である。
【図5】変位検出器、アクチュエータ及びその制御器を
含む分割型鏡筒の上面図である。
【図6】円周板バネを鏡筒部分間に組み込んだ、レンズ
素子間の間隔を調整するための機構を概略的に示す図で
ある。
【図7】従来の投影露光装置に使用されていた投影光学
装置の構造を概略的に示す図である。
【符号の説明】
2,2a,2b,2c,2d,2e レンズ素子 4 レンズ枠 10 投影光学装置 12 投影露光装置 30a,30b,30c,30d,30e 鏡筒部分 42ab,42bc,42cd,42ed コマワッシ
ャー 40 ボルト 36a,36b,36c,30d 外側張出部分 60b,60c アクチュエータ 64a,64b 変位検出器 82,82a レンズ素子 R レチクル W ウエハ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投影露光装置用の投影光学装置であっ
    て、 少なくとも3つのレンズ素子と、 上記少なくとも3つのレンズ素子を収容する鏡筒と、 上記投影光学装置内部の少なくとも5か所の光路長を独
    立して変更することができる少なくとも5つの光路長変
    更手段とを有することによってザイデルの5収差を調整
    可能な上記投影光学装置。
  2. 【請求項2】 上記少なくとも5か所の光路長変更手段
    が、投影光学装置内の上記少なくとも3つのレンズ素子
    をそれぞれ光軸方向に移動する少なくとも3つのレンズ
    素子移動手段と、投影光学装置の光軸上の像側端部に配
    置され且つ曲率半径及び厚みを変更可能な光学素子とか
    ら構成されることを特徴とする請求項1記載の投影光学
    装置。
  3. 【請求項3】 上記少なくとも3つのレンズ素子移動手
    段により歪曲、非点収差及びコマ収差を調整し、上記投
    影光学装置の光軸上の像側端部に配置され且つ曲率半径
    及び厚みを変更可能な光学素子により球面収差及び像面
    湾曲を調整することを特徴とする請求項2記載の投影光
    学装置。
  4. 【請求項4】 上記少なくとも3つのレンズ素子移動手
    段に対応する少なくとも3つのレンズ素子が、上記投影
    光学装置の物体側に最も近い位置から順に投影光学装置
    の光軸上に配列されていることを特徴とする請求項3記
    載の投影光学装置。
  5. 【請求項5】 上記レンズ素子移動手段が、上記少なく
    とも3つのレンズ素子をそれぞれ収容するように分割さ
    れた少なくとも3つの鏡筒部材と、互いに隣接する鏡筒
    部材間に交換可能に挿入された厚み調整部材とから構成
    され、上記厚み調整部材を交換することによってレンズ
    素子を光軸方向に移動させることを特徴とする請求項2
    〜4のいずれか一項に記載の投影光学装置。
  6. 【請求項6】 上記分割された3つの鏡筒部材の隣接す
    る鏡筒部材同士が螺子部材で互いに結合され、上記厚み
    調整部材が、該螺子部材に側方から装着可能な切り欠き
    部が形成されたコマワッシャーであることを特徴とする
    請求項5に記載の投影光学装置。
  7. 【請求項7】 上記レンズ素子移動手段が、上記少なく
    とも3つのレンズ素子をそれぞれ収容するように分割さ
    れた少なくとも3つの鏡筒部材と、各鏡筒部材に固定さ
    れたシリンダ装置と、長尺部材であってその一端が互い
    に隣接する鏡筒部材の一方の鏡筒部材の固定点に枢動可
    能に支持され、長尺部材の中間部が他方の鏡筒部材の固
    定点に支持され、長尺部材の他端が該一方の鏡筒部材に
    固定されたシリンダ装置のピストンにより支持されてい
    る上記長尺部材とから構成されることを特徴とする請求
    項2〜4のいずれか一項に記載の投影光学装置。
  8. 【請求項8】 上記レンズ素子移動手段が、上記少なく
    とも3つのレンズ素子をそれぞれ収容するように分割さ
    れた少なくとも3つの鏡筒部材と、互いに隣接する該鏡
    筒部材間に配置された圧電素子及びその駆動装置とから
    構成されることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一
    項に記載の投影光学装置。
  9. 【請求項9】 上記レンズ素子移動手段が、上記少なく
    とも3つのレンズ素子をそれぞれ収容するように分割さ
    れた少なくとも3つの鏡筒部材と、該鏡筒部材に取り付
    けられ且つ互いに隣接する鏡筒部材間隔を変更可能なボ
    ール螺子とその駆動装置とから構成される請求項2〜4
    のいずれか一項に記載の投影光学装置。
  10. 【請求項10】 上記投影光学装置の光軸上の像側端部
    に配置され且つ曲率半径及び厚みを変更可能な光学素子
    が、種々の厚み及び曲率半径を有する交換可能なガラス
    板を含むことを特徴する請求項2〜9のいずれか一項に
    記載の投影光学装置。
  11. 【請求項11】 上下方向に隣接する鏡筒部材間に挿入
    された光軸と同心状の環状の板バネであって、該板バネ
    の上面が上側の鏡筒部材で支持され且つ板バネの下面が
    その周方向において上側の鏡筒部材の支持位置とは異な
    る位置で下側の鏡筒部材に支持されたレンズ素子偏心防
    止用板バネをさらに備える請求項5〜10のいずれか一
    項に記載の投影光学装置。
  12. 【請求項12】 マスクを照明する照明光学系と、複数
    のレンズ素子を有する投影光学系とを含み、該照明光学
    系からの光束をマスクに照射してマスクのパターンを被
    露光部材に投影露光する投影露光装置であって、 上記投影光学系が、投影光学系内部の5か所の光路長を
    それぞれ変更する5つの光路長変更手段を含むことによ
    って投影光学系のザイデルの5収差を調整することがで
    きる上記投影露光装置。
JP8225872A 1996-08-08 1996-08-08 投影光学装置及びそれを装着した投影露光装置 Pending JPH1054932A (ja)

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