JPH1054179A - 断熱性窓サッシ - Google Patents

断熱性窓サッシ

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JPH1054179A
JPH1054179A JP22775296A JP22775296A JPH1054179A JP H1054179 A JPH1054179 A JP H1054179A JP 22775296 A JP22775296 A JP 22775296A JP 22775296 A JP22775296 A JP 22775296A JP H1054179 A JPH1054179 A JP H1054179A
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resin connecting
connecting member
resin
window sash
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JP22775296A
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English (en)
Inventor
Masakane Sakamoto
征謙 坂本
Isao Maruyama
功 丸山
Katsuaki Nagai
克昭 永井
Takashi Yoshida
崇 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂連結材にクラック,割れ等の損傷を生ず
ることがなく,また内部壁と外部壁との間への樹脂連結
材の固定作業が容易な,断熱性窓サッシを提供するこ
と。 【解決手段】 金属製の内部壁1と,その両側に配設し
た金属製の外部壁2,102と,内部壁1と一方の外部
壁2及び内部壁1と他方の外部壁102との両者の間を
それぞれ連結固定した連結部材31,104とよりな
り,かつ上記連結部材の少なくとも一方は,合成樹脂に
より作製された樹脂連結材31を用いてなる二重構造の
断熱性窓サッシ10において,上記樹脂連結材31の両
側の係合端部311は内部壁1と外部壁2とに設けた係
合部110,210に嵌合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,ビル,家屋等の建築物の窓に装
着する断熱性窓サッシ,特に二重構造の断熱性窓サッシ
における樹脂連結材の連結構造に関する。
【0002】
【従来技術】ビル,家屋等の建築物の窓には,アルミニ
ウム合金等の金属製の窓サッシが用いられている。金属
製の断熱性窓サッシは強度,耐久性に優れているが,一
方伝熱性に優れている。そのため,夏期には外気の熱が
室内に入り易く,冬期には室内の熱が外気へ逃げ易い。
【0003】そこで,従来,図24に示すごとく,アル
ミニウム合金製の内部壁91とその両側に配設したアル
ミニウム合金製の外部壁92,93とよりなり,内部壁
91と一方の外部壁92,内部壁91と他方の外部壁9
3とをそれぞれ連結した連結部材とよりなる二重構造の
断熱性窓サッシ9が用いられている。上記内部壁91と
一方の外部壁92との間に設けた連結部材94は,アル
ミニウム合金製で内部壁91,外部壁92,93と共に
一体成形されている。
【0004】しかし,内部壁91と他方の外部壁93と
の間の連結部材は,合成樹脂製の樹脂連結材95が用い
られている。そして,該樹脂連結材95の両側の端部に
設けた三角頭951は,図24,図25に示すごとく,
外部壁93に設けた三角形状のかしめ片932によりか
しめ固定されている。即ち,外部壁93には,突起93
1とかしめ片932との間に開口した略三角形状の溝9
35が設けてある。一方,内部壁にも突起911とかし
め片912との間に同様の略三角形状の溝915が設け
てある(図24)。
【0005】そこで,内部壁91と外部壁93との間を
樹脂連結材95により連結固定するに当たっては,まず
内部壁91と外部壁93における上記溝915と935
とを相対向する位置に位置決めする。次いで,上記溝9
15と935に樹脂連結材95の両側の三角頭951を
入れ(図25A),その後かしめ片912,932を樹
脂連結材95の方向に曲げて三角頭951をかしめ固定
する(図25B)。これにより,二重構造の断熱性窓サ
ッシ(図24)が得られる。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の断
熱性窓サッシには次の問題がある。即ち,従来の断熱性
窓サッシは,上記のごとく,樹脂連結材95の両側の三
角頭951をかしめ固定するものである。そのため,上
記かしめ時に,合成樹脂製の樹脂連結材95が,アルミ
ニウム合金のかしめ片によって強く押圧され,クラッ
ク,割れ等の損傷を生ずることがある。特に,上記三角
頭951のツケ根952を三角形状のかしめ片932の
頂部939により押圧するため,上記の問題を生じ易
い。また,かしめ固定は樹脂連結材95の両端部で行う
ため,更にその危険性が増大する。
【0007】また,例えば内部壁91と三角頭951と
をかしめ固定した後に,外部壁93と他方の三角頭95
1とをかしめ固定する際には外部壁93と内部壁91と
の間の間隙が狭い(2cm程度)。そのため,かしめ固
定の作業が困難である。上記のごとく,従来の断熱性窓
サッシにおいては,樹脂連結材にクラック,割れ等の損
傷を生ずるおそれがあり,また内部壁及び外部壁と樹脂
連結材との間のかしめ固定作業が困難である。
【0008】本発明はかかる従来の問題点に鑑み,樹脂
連結材にクラック,割れ等の損傷を生ずることがなく,
また内部壁と外部壁との間への樹脂連結材の固定作業が
容易な,断熱性窓サッシを提供しようとするものであ
る。
【0009】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,金属製の内部壁
と,その両側に配設した金属製の外部壁と,上記内部壁
と一方の外部壁及び上記内部壁と他方の外部壁との両者
の間をそれぞれ連結固定した連結部材とよりなり,かつ
上記連結部材の少なくとも一方は合成樹脂により作製さ
れた樹脂連結材を用いてなる二重構造の断熱性窓サッシ
において,上記樹脂連結材の両側の係合端部は上記内部
壁と上記外部壁とに設けた係合部に嵌合されていること
を特徴とする断熱性窓サッシにある。
【0010】本発明において最も注目すべきことは,樹
脂連結材の係合端部は内部壁と外部壁とに設けた係合部
に嵌合されていることであり,従来のごとくかしめ固定
されていないことである。上記嵌合部分の実施形態例
は,後述するごとく種々の態様があるが,いずれも内部
壁及び外部壁は突起,溝,凹部等の係合部を有し,一方
樹脂連結材の係合端部はこれらの係合部に嵌合する形状
となる。上記合成樹脂としては,ポリプロピレン,ポリ
塩化ビニル,ナイロンなどを用いる。
【0011】上記発明においては,樹脂連結材の係合端
部は,内部壁と外部壁の係合部に嵌合されている。その
ため,両者を連結する際に,樹脂連結材の係合端部は,
従来のごとくかしめ固定する必要がなく,かしめ固定に
よるクラック,割れ等の損傷を生ずることがない。ま
た,樹脂連結材の係合端部は,上記係合部に嵌合させる
ので,従来のごとく,内部壁と外部壁との間の狭い間隙
にかしめ固定具を挿入して,かしめ固定作業をする必要
もない。したがって,上記連結固定作業が容易である。
【0012】次に,請求項2の発明のように,上記樹脂
連結材の係合端部は,内部壁及び外部壁の係合部に対し
て,樹脂連結材の幅方向に挿入嵌合される構成とするこ
ともできる(例えば図1,2参照)。この場合には,例
えば樹脂連結材を内部壁の係合部と外部壁の係合部のい
ずれか一方に予め嵌合しておき,次いで他方を嵌合すれ
ば良い。また,嵌合作業は,樹脂連結材の幅方向(内部
壁と外部壁の方向)に,樹脂連結材又は内部壁,外部壁
を他方に対して押圧すれば良い。そのため固定作業を簡
単に行うことができる。
【0013】次に,請求項3の発明のように,上記樹脂
連結材の係合端部は,内部壁及び外部壁の係合部に対し
て,樹脂連結材の厚み方向に挿入嵌合される構成とする
こともできる(例えば図9参照)。この場合には,内部
壁の係合端部と外部壁の係合部とを対向配置しておき,
両者の間に樹脂連結材を入れて,該樹脂連結材をその厚
み方向に押圧して,上記係合端部と係合部とを挿入嵌合
させる。この場合にも,上記と同様に固定作業が簡単で
ある。
【0014】次に,請求項4の発明のように,上記樹脂
連結材の係合端部は,内部壁及び外部壁の係合部に対し
て,樹脂連結材の長手方向に挿入嵌合される構成とする
こともできる(例えば図11参照)。この場合には,内
部壁と係合部と外部壁の係合部を対向配置しておき,ま
ずそれぞれ係合部の長手方向の開口端部に,樹脂連結材
の長手方向の係合端部をそれぞれ挿入し,次いで樹脂連
結材をその長手方向に押圧する。これにより,内部壁と
外部壁の両係合部と樹脂連結部材の係合端部が嵌合した
状態で樹脂連結材が押され,内部壁及び外部壁の間に樹
脂連結材が挿入固定される。この場合にも,上記と同様
に固定作業が簡単である。
【0015】次に,請求項5の発明のように,上記樹脂
連結材の係合端部には金属が被覆されていることが好ま
しい(例えば,図14参照)。この場合には,樹脂連結
材の係合端部に金属が被覆してあるので,その部分の強
度が向上し,また表面の滑り性が増すので上記固定作業
が一層容易となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる断熱性窓サッシにつき,図
1及び図2を用いて説明する。本例の断熱性窓サッシ1
0は,金属製の内部壁1と,その両側に配設した金属製
の外部壁2,102と,上記内部壁1と一方の外部壁2
及び上記内部壁1と他方の外部壁102との両者の間を
それぞれ連結固定した連結部材31,104とよりな
る。
【0017】そして,上記連結部材31,104のう
ち,一方の連結部材31は合成樹脂により作製された樹
脂連結材31を用いてなる。そして,内部壁1と両側の
外部壁2,102とにより,二重構造の断熱性窓サッシ
を構成している。上記樹脂連結材31の両側の係合端部
311は内部壁1と外部壁2とに設けた係合部110,
210に嵌合されている。
【0018】上記内部壁1における係合部110は,図
2に示すごとく,一対の板状の突起11,11とその間
に設けられ,開口部113が縮小された溝部111とよ
りなる。一方,外部壁2における係合部210も,内部
壁1と同様に,一対の突起21,21とその間に設けら
れ開口部213が縮小された溝部211とよりなる。こ
れら係合部は,それぞれ内部壁1,外部壁2と共にアル
ミニウム合金により一体押出成形されている。
【0019】また,樹脂連結材31は,ポリプロピレン
樹脂により作製され,その両側には,膨出した係合端部
311を有し,またその中に長手方向に沿って切り込み
形成したスリット312を有する。この係合端部311
は上記スリット312の存在により,弾力性を有する。
【0020】そして,上記樹脂連結材31を内部壁及び
外部壁の係合部110,210に嵌合するに当たって
は,例えばまず内部壁1の係合部110における突起1
1の間の開口部113に,樹脂連結材31の係合端部3
11を,該樹脂連結材の幅方向に押圧し,これを係合部
の溝部111に挿入嵌合する。この挿入嵌合時には,上
記スリット312の幅が縮小され,一方突起11が外方
向へ開いて開口部113が広くなる。そして,挿入嵌合
後は,それぞれ元の状態に戻る。したがって,挿入嵌合
後は,これらの間は嵌合固定される。
【0021】一方,外部壁2の係合部210に対して
も,上記と同様にして,外部壁2の溝部211内に樹脂
連結材31の係合端部311を挿入嵌合する。これによ
り,図1に示した断熱性窓サッシが得られる。
【0022】本例によれば,樹脂連結材31の係合端部
は,内部壁と外部壁の係合部110,210に嵌合され
ている。そのため,両者を連結する際に,樹脂連結材3
1の係合端部は,従来のごとくかしめ固定する必要がな
く,かしめ固定によるクラック,割れ等の損傷を生ずる
ことがない。また,樹脂連結材31の係合端部は,上記
係合部110,210に嵌合させるので,従来のごと
く,内部壁と外部壁との間の狭い間隙にかしめ固定具を
挿入して,かしめ固定作業をする必要もない。したがっ
て,上記連結固定作業が容易である。
【0023】また,本実施形態例においては,内部壁1
の係合部110と外部壁2の係合部210とは同じ構造
を有し,また樹脂連結材31の両側の係合端部も同じ構
造を有している。そのため,挿入嵌合に当たって樹脂連
結材31の左右方向を間違えることがなく,固定作業が
容易である。
【0024】なお,以下の実施形態例においても,内部
壁1の係合部と外部壁2の係合部とは同じ構造であり,
また樹脂連結材の係合端部も両側とも同じ構造である。
そのため,以下の実施形態例においては,主に内部壁1
の係合部の構造と,樹脂連結材の係合端部の構造とを中
心に説明する。なお,これらの各係合部の構造は,本実
施形態例1以降に示したものを適宜組み合わせて実施す
ることもできる。
【0025】実施形態例2 本例は,図3に示すごとく,内部壁1の係合部は,板状
の突起12とその頂部に設けた円頭部121とよりな
り,これらは一対並行して設けてある。内部壁2の係合
部も同様である。一方,樹脂連結材32は,上下一対の
本体320と,両者の間を連結する一対の斜片325と
よりなると共に各本体320の両端には係合端部322
を有する。係合端部322は,上記円頭部121を嵌合
するための,円状凹部321を有する。
【0026】内部壁1の円頭部121と,樹脂連結材の
係合端部322とを挿入嵌合するに当たっては,前者に
対して後者を押圧する。これにより,係合端部322が
若干開いて,円頭部121が円状凹部321に嵌合す
る。その他は実施形態例1と同様であり,実施形態例1
と同様の作用効果を有する。
【0027】実施形態例3 本例は,図4に示すごとく,内部壁1の係合部が,板状
の突起13よりなると共に該突起13の両側には,山部
131と谷部132とよりなる波形状が設けてある。一
方,樹脂連結材34の係合端部341は,凹状の溝部3
42を有している。また,係合端部341の周囲には,
その内部に弾力性のある金属芯材343が設けてある。
【0028】上記内部壁1の突起13と,樹脂連結材の
係合端部341とを嵌合するに当たっては,前者に対し
て,後者を樹脂連結材の幅方向に押圧して,両者を挿入
嵌合する。上記金属心材343は,弾力性を有するの
で,上記挿入嵌合時には,溝部342が若干開いて,突
起13の挿入を助け,挿入後はその弾力性により突起1
3を強く保持する。また,上記突起13は上記波形状を
有しているので,その山部131が係合端部341の内
面に強く係合し,両者間が確実に固定される。その他は
実施形態例1と同様であり,実施形態例1と同様の作用
効果を有する。
【0029】実施形態例4 本例は,図5に示すごとく,内部壁1の係合部が,先端
部に内方に向かう突片142を有する板状の一対の突起
14と,その間に形成された台形状の溝部141とより
なる。一方,樹脂連結材35の係合端部351は,スリ
ット352を有すると共に,その左右に上記内部壁1の
係合部の突片142と係合する頭部353を有する。内
部壁1の係合部と樹脂連結材35の係合端部351との
挿入嵌合は,実施形態例1と同様に行う。その他は実施
形態例1と同様であり,実施形態例1と同様の作用効果
を有する。
【0030】なお,図5においては,内部壁1の溝部1
41と樹脂連結材35の係合端部351との間に隙間が
見えるが,これは説明上このように図示したためであ
る。両者の間は,殆ど隙間なく嵌合されている。以下の
図においても同様である。
【0031】実施形態例5 本例は,図6に示すごとく,内部壁1の係合部が,互い
に対向する方向へ傾斜した一対の,板状の突起15と,
その間に設けられた溝部151とを有すると共に,該溝
部151には三角頭部154を設けた突起部153を有
する。
【0032】一方,樹脂連結材36の係合端部361
は,上記内部壁1の三角頭部154に嵌合する三角凹部
362を有する。そして,内部壁1の係合部と樹脂連結
材36の係合端部361との挿入嵌合は,実施形態例1
と同様に行う。その他は実施形態例1と同様であり,実
施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0033】実施形態例6 本例は,図7に示すごとく,内部壁1の係合部が,内側
に複数の段状凸部161を有する一対の突起16と,そ
の間に形成された溝部163とよりなる。一方,樹脂連
結材37の係合端部371は,上記段状凸部161に嵌
合する段状凸部372を有する。両者の挿入嵌合は実施
形態例1と同様に行う。本例においては,鋸状の段状凸
部161と372とが互いに係合して,内部壁と樹脂連
結材とを強く固定する。その他は実施形態例1と同様で
あり,実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0034】実施形態例7 本例は,図8に示すごとく,内部壁1の係合部が内側に
係合凹部171を有する,一対の突起17と,その間に
形成された溝部172とよりなる。一方,樹脂連結材3
8の係合端部381は,その先端に屈曲片382を有す
ると共に,これとは別に係合凸部384を有する突片3
83を有する(同図B)。
【0035】そして,内部壁1と樹脂連結材38とを連
結するに当たっては,内部壁1の溝部172内に上記係
合端部381を挿入して,その先端の屈曲片382を同
図(A)に示すごとく,屈曲させる。また,これと併行
して,突片383の係合凸部384を上記内部壁の突起
17の係合凹部171に嵌合させる(同図A)。これに
より,樹脂連結材38の係合端部は内部壁に挿入嵌合さ
れる。その他は実施形態例1と同様であり,実施形態例
1と同様の作用効果を有する。
【0036】実施形態例8 本例は,図9に示すごとく,樹脂連結材41を,内部壁
1及び外部壁2の係合部に対して,樹脂連結材41の厚
み方向に挿入嵌合する例である。内部壁1の係合部は,
突起118とその厚み方向の一方にU字状に形成した突
片119とよりなる。また,外部壁の係合部も,同様に
U字状の突片129を有する。
【0037】一方,樹脂連結材41は,上記内部壁1の
内側面と上記突片119との間,突片119と129の
間,突片129と外部壁2の内側面との間にそれぞれ係
合する,段状凸部412を有する突起411,415,
411を有している。そして,内部壁1,外部壁2,樹
脂連結材41を嵌合するに当たっては,上記嵌合が可能
なように三者を位置合わせしておき,樹脂連結材41を
その厚み方向に押圧し,両者を挿入嵌合させる。その他
は実施形態例1と同様であり,実施形態例1と同様の作
用効果を有する。
【0038】実施形態例9 本例は,図10に示すごとく,内部壁1の係合部がL字
状突起119よりなる。一方,樹脂連結材42は,上記
L字状突起119に嵌合するU字状突起421,422
を有する。U字状突起421,422は,内部壁1の内
側面,上記L字状突起119の間に係合する段状凸部4
23を有すると共に,内部に弾力性のある金属芯材42
5を設けてある。
【0039】内部壁1と樹脂連結材42との挿入嵌合
は,実施形態例8と同様に,樹脂連結材42の厚み方向
に押圧することにより行う。その他は実施形態例1と同
様であり,実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0040】実施形態例10 本例は,図11に示すごとく,樹脂連結材43の係合端
部を,内部壁1及び外部壁2の係合部に対して,樹脂連
結材の長手方向に挿入嵌合する例である。上記内部壁1
の係合部は,一対のL字状突起71と,その間に形成さ
れた溝部711を有する。
【0041】一方,樹脂連結材43は一対の本体430
よりなり,その係合端部431は,上記突起71に係合
するL字状を有しており,またその背後に弾力性のある
当接片432を有する。そして,上記本体43は,上下
に一対設けられその間を,固定ボルト435により固定
してある。上記当接片432は,互いに当接して,L字
状の係合端部431をその厚み方向へ押圧している。
【0042】本例においては,上記樹脂連結材43の係
合端部431を,内部壁1の溝部711内に,その長手
方向の端部の開口部より押入し,挿入嵌合する。一方,
その後又は同時に,外部壁2の溝部271にも樹脂連結
材43の係合端部431を挿入嵌合する。その他は実施
形態例1と同様であり,実施形態例1と同様の作用効果
を有する。
【0043】実施形態例11 本例は,図12に示すごとく,内部壁1の係合部は内方
に屈曲した一対のカギ状突起72とその間に形成された
溝部721とを有する。一方,樹脂連結材44は,上記
溝部721に挿入嵌合されるカギU字状の係合端部44
1を有する。両者を嵌合するに当たっては,実施形態例
10と同様に,上記溝部721の長手方向端部の開口部
に係合端部441を挿入嵌合して,樹脂連結材44をそ
の長手方向に押圧する。その他は,実施形態例10と同
様であり,実施形態例10と同様の作用効果を有する。
【0044】実施形態例12 本例は,図13に示すごとく,実施形態例11の係合端
部441に,その内部に弾力性を有する金属芯金442
を内蔵させた例である。その他は,実施形態例10と同
様であり,実施形態例10と同様の作用効果を有する。
【0045】実施形態例13 本例は,図14に示すごとく,内部壁1の係合部が,L
字状の一対の突起73とその間に形成された溝部731
とよりなる。一方,樹脂連結材45は,T字状の係合端
部451と,その表面に被覆形成したアルミニウム合金
の金属層452とよりなる。本例においては,上記金属
層452を設けたので,表面の滑りが良く,内部壁1の
係合部への上記係合端部451の挿入が容易である。そ
の他は,実施形態例10と同様であり,実施形態例10
と同様の作用効果を有する。
【0046】実施形態例14 本例は,図15に示すことく,内部壁1の係合部がC状
の一対の突起74と,その間に形成された溝部741と
よりなる。一方,樹脂連結材46は三角状の係合端部4
61と,実施形態例13と同様に係合端部461の表面
に被覆形成した,アルミニウム合金の金属層462とよ
りなる。その他は,実施形態例10と同様であり,実施
形態例10と同様の作用効果を有する。
【0047】実施形態例15 本例は,図16に示すごとく,内部壁1の係合部は台形
状の突起75よりなる。一方,樹脂連結材47の係合端
部471は,上記突起75を挿入嵌合する台形状の溝部
473を有する。また,該溝部473と係合端部471
との間には係合端部471に若干の弾力性を付与するた
めの,円状切欠部472を有する。その他は,実施形態
例10と同様であり,実施形態例10と同様の作用効果
を有する。
【0048】実施形態例16 本例は,図17に示すごとく,上記実施形態例13(図
14)において,樹脂連結材45の係合端部451に被
覆した金属層452を,内部壁1のL字状突起73の開
口部734よりも外方位置まで設けた例である。本例に
よれば,金属層452が上記位置まで形成してあるの
で,内部壁1の係合部と樹脂連結材45の係合端部との
間の滑り性が一層向上し,挿入嵌合が一層容易となる。
その他は,実施形態例10と同様であり,実施形態例1
0と同様の作用効果を有する。
【0049】実施形態例17 本例は,図18に示すごとく,上記実施形態例14(図
15)において,樹脂連結材46の係合端部461に被
覆した金属層462を,内部壁1のL字状突起74の開
口部744よりも外方位置まで設けた例である。本例に
よれば,金属層462が上記位置まで形成してあるの
で,内部壁1の係合部と樹脂連結材46の係合端部との
間の滑り性が一層向上し,挿入嵌合が一層容易となる。
その他は,実施形態例10と同様であり,実施形態例1
0と同様の作用効果を有する。
【0050】実施形態例18 本例は,図19に示すごとく,内部壁1の係合部が,互
いに内方へ向かう一対の突起76と,その間に形成され
た台形状の溝部761とよりなる。一方,樹脂連結材4
8の係合端部481は,上記溝部761に嵌合する大き
さの台形状を有すると共に,上記内部壁の内側面19に
当接するL字片482とを一体的に有する。また,樹脂
連結材48は,上記L字片482と反対側にその中央部
に向かって三角山状に突出しているので,対曲げ応力の
効果が得られる。また,上記L字片482により,曲げ
応力の緩和の効果が得られる。その他は,実施形態例1
0と同様であり,実施形態例10と同様の作用効果を有
する。
【0051】実施形態例19 本例は,図20に示すごとく,実施形態例18(図1
9)における樹脂連結材48の中央部に,断面三角状の
空洞部480を有する。そのため,対曲げ応力の効果が
得られる。なお,本例は,実施形態例18に示したL字
状482は有していない。その他は,実施形態例10と
同様であり,実施形態例10と同様の作用効果を有す
る。
【0052】実施形態例20 本例は,図21に示すごとく,内部壁1の係合部は,互
いに内方へ向かう一対の突起77とその間に形成された
溝部771とよりなる。一方,樹脂連結材49は,上記
溝部771に挿入嵌合される台形状突片491と,上記
溝部771には嵌合しない脚部片493とよりなる係合
端部を有する。そして,該脚部片493と上記台形状突
片491との間に,上記突起77を挿入嵌合する溝部4
92を有する。その他は,実施形態例10と同様であ
り,実施形態例10と同様の作用効果を有する。
【0053】実施形態例21 本例は,図22に示すごとく,内部壁1の係合部が三角
状の突起78よりなる。一方,樹脂連結材51の係合端
部は,上記突起78を嵌合するための突片512と51
3と,その間に形成した溝部515とを有する。その他
は,実施形態例10と同様であり,実施形態例10と同
様の作用効果を有する。
【0054】実施形態例22 本例は,図23に示すごとく,内部壁1の係合部が三角
状の突起79よりなる。一方,樹脂連結材52の係合端
部は,三角状の一対の突起521とその間に形成された
溝部522とを有する。溝部522には,上記突起79
を挿入嵌合する。その他は,実施形態例10と同様であ
り,実施形態例10と同様の作用効果を有する。
【0055】なお,上記実施形態例1〜22において
は,内部壁,外部壁の係合部に対して樹脂連結材の係合
端部を,その幅方向,厚み方向又は長さ方向において嵌
合する作業を例示した。しかし,これらの嵌合方向は特
に問うものではなく,例えば実施形態例1の場合におい
ても,樹脂連結材の嵌合端部はその長手方向において上
記係合部に挿入嵌合させる方法を採ることもできる。ま
た,本発明の断熱性窓サッシにおいては,断熱部材のサ
ッシ枠と接する部分に,ホットメルト系接着剤を介在さ
せることにより,当該部位よりの漏水を防ぎ,併せて,
サッシ枠全体としての強度を上げることもできる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば,樹脂連結材にクラッ
ク,割れ等の損傷を生ずることがなく,また内部壁と外
部壁との間への樹脂連結材の固定作業が容易な,断熱性
窓サッシを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1にかかる断熱性窓サッシの斜視
図。
【図2】実施形態例1にかかる断熱性窓サッシにおける
内部壁と外部壁と樹脂連結材との連結状態を示す斜視
図。
【図3】実施形態例2にかかる断熱性窓サッシの,内部
壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明図。
【図4】実施形態例3にかかる断熱性窓サッシの,内部
壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明図。
【図5】実施形態例4にかかる断熱性窓サッシの,内部
壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明図。
【図6】実施形態例5にかかる断熱性窓サッシの,内部
壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明図。
【図7】実施形態例6にかかる断熱性窓サッシの,内部
壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明図。
【図8】実施形態例7にかかる断熱性窓サッシの,内部
壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明図。
【図9】実施形態例8にかかる断熱性窓サッシの,内部
壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明図。
【図10】実施形態例9にかかる断熱性窓サッシの,内
部壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明図。
【図11】実施形態例10にかかる断熱性窓サッシの,
内部壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明
図。
【図12】実施形態例11にかかる断熱性窓サッシの,
内部壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明
図。
【図13】実施形態例12にかかる断熱性窓サッシの,
内部壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明
図。
【図14】実施形態例13にかかる断熱性窓サッシの,
内部壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明
図。
【図15】実施形態例14にかかる断熱性窓サッシの,
内部壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明
図。
【図16】実施形態例15にかかる断熱性窓サッシの,
内部壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明
図。
【図17】実施形態例16にかかる断熱性窓サッシの,
内部壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明
図。
【図18】実施形態例17にかかる断熱性窓サッシの,
内部壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明
図。
【図19】実施形態例18にかかる断熱性窓サッシの,
内部壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明
図。
【図20】実施形態例19にかかる断熱性窓サッシの,
内部壁と外部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明
図。
【図21】実施形態例20にかかる断熱性窓サッシの,
内部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明図。
【図22】実施形態例21にかかる断熱性窓サッシの,
内部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明図。
【図23】実施形態例22にかかる断熱性窓サッシの,
内部壁と樹脂連結材との間の構造を示す説明図。
【図24】従来例における断熱性窓サッシの斜視図。
【図25】従来例における断熱性窓サッシの問題点を示
す説明図。
【符号の説明】
1...内部壁, 10...断熱性窓サッシ, 2...外部壁, 31〜38,42〜48,51,52...樹脂連結
材,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 崇 愛知県大府市長根町四丁目1番地 東海興 業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の内部壁と,その両側に配設した
    金属製の外部壁と,上記内部壁と一方の外部壁及び上記
    内部壁と他方の外部壁との両者の間をそれぞれ連結固定
    した連結部材とよりなり,かつ上記連結部材の少なくと
    も一方は合成樹脂により作製された樹脂連結材を用いて
    なる二重構造の断熱性窓サッシにおいて,上記樹脂連結
    材の両側の係合端部は上記内部壁と上記外部壁とに設け
    た係合部に嵌合されていることを特徴とする断熱性窓サ
    ッシ。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記樹脂連結材の係
    合端部は,内部壁及び外部壁の係合部に対して,樹脂連
    結材の幅方向に挿入嵌合されていることを特徴とする断
    熱性窓サッシ。
  3. 【請求項3】 請求項1において,上記樹脂連結材の係
    合端部は,内部壁及び外部壁の係合部に対して,樹脂連
    結材の厚み方向に挿入嵌合されていることを特徴とする
    断熱性窓サッシ。
  4. 【請求項4】 請求項1において,上記樹脂連結材の係
    合端部は,内部壁及び外部壁の係合部に対して,樹脂連
    結材の長手方向に挿入嵌合されていることを特徴とする
    断熱性窓サッシ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記樹脂連結材の係合端部には金属が被覆されているこ
    とを特徴とする断熱性窓サッシ。
JP22775296A 1996-08-08 1996-08-08 断熱性窓サッシ Pending JPH1054179A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101073730B1 (ko) 2011-04-27 2011-10-13 김종혁 단열성이 우수한 창호 프레임
KR101952325B1 (ko) * 2018-05-23 2019-02-26 주식회사 부국 개량된 단열편 조립구조를 갖는 조립형 미서기창

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KR101073730B1 (ko) 2011-04-27 2011-10-13 김종혁 단열성이 우수한 창호 프레임
KR101952325B1 (ko) * 2018-05-23 2019-02-26 주식회사 부국 개량된 단열편 조립구조를 갖는 조립형 미서기창

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