JP3410790B2 - 目地材および外壁の防水構造 - Google Patents

目地材および外壁の防水構造

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菊一 佐藤
知哉 波多江
義博 丸目
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Nishikawa Rubber Co Ltd
Sekisui House Ltd
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Nishikawa Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、外壁の防水構造に関す
る。詳細には、外壁材がほぼ直角に配設されて形成され
た入隅の目地部を防水するのに適した目地材を利用して
入隅部を防水する外壁の防水構造に関する。 【0002】 【従来の技術】建築物の外壁材と外壁材との間の目地部
を防水する防水構造としては種々なものが提案されてい
るが、特開昭63−85708号公報、実開平1−15
1512号公報、実開平2−176042号公報に記載
されているように、外壁と外壁との間の目地部に目地材
を挿入する外壁の防水構造がセメントモルタル等を塗り
込むより施工が簡単で速く仕上げられ、施工後に乾燥し
てひび割れ等が生じないから広く行われている。 【0003】従来の目地材は弾性長尺体であって、両面
に突出した舌片が設けられたものである。 そして、こ
の目地材は外壁材と外壁材との間の目地の隙間に挿入さ
れ、両側に設けられている舌片が外壁材の端面を圧接し
て、この部分を水密にし、外壁の目地部を防水するもの
である。しかし、そのような方法で外壁を防水する場
合、通常の平面状の外壁の目地部を防水する場合には支
障なく防水できるが、外壁材がほぼ直角に配設された入
隅の目地材を防水することはできないのである。 【0004】その理由は、入隅の目地部では、外壁材の
端面が奥にゆくに従ってほぼ直角に拡がっているから、
狭い入口から目地材を挿入しても、内部が急に広くなっ
ていて舌片が外壁材の端面に水密に接触しないし、目地
材が目地部の中にスッポリと入り込むのである。この問
題を解決する入隅の防水構造として、特開昭64−58
737号公報に記載されているように、目地部の奥にバ
ックアップ材を装填し、目地材が目地部の中にスッポリ
と入り込むことを防止する構造が知られている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
狭い目地部の奥にバックアップ材を装填することは極め
て困難である。 また、目地材をこのバックアップ材に
至らしめるように設けても、この目地材を急に広くなっ
ている外壁材の端面に押圧させることが困難であるか
ら、外壁材の端面と目地材との間が完全に水密にならな
い。従って、この公報ではこの目地材に目地カバーを目
地材の中に押し込んで、目地材を外壁材の端面に押し付
けるようにしているが、完全に水密になり難い。そこ
で、本発明の目的は、この外壁材と外壁材とがほぼ直角
に配設された入隅部を完全に防水することができる目地
材を使用した入隅部の外壁の防水構造を提供するもので
ある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであって、本発明の外壁の防水
構造は、外壁材がほぼ直角に配設された入隅の目地部を
防水する外壁の防水構造であって、この目地部の両側に
位置する外壁材の端面に対しほぼ平行な面を有する入隅
止板が設けられ、両側に設けられた挿入部と、この挿入
部の間に設けられた差渡部とからなり、両側の挿入部に
それぞれ両面に突出した舌片が設けられている弾性長尺
体の目地材が、両側の外壁材の端面と入隅止板との間
に、その両側に設けられた挿入部を挿入部の舌片が外壁
材の端面に圧接させた状態に挿入され、この部分が水密
になされているものである。 【0007】 【0008】本発明において、弾性長尺体の目地材は弾
性を有する材料で製造されている。この弾性を有する材
料とは、弾性を有するものであればどんな材料でもよい
が、天然ゴム、合成ゴム等のゴムや、軟質塩化ビニル樹
脂の如き軟質合成樹脂等が好適である。 特に、耐候性
の優れたブチルゴムやエチレン- プロピレン- ジエンタ
ーポリマー(EPDM)等の耐候性のよい合成ゴムが好
適である。又、目地材の両側部に設けられている舌片の
形状は、この目地材の両側縁を先頭にして目地部の中に
挿入し易く、しかも、抜け難いように、先端にゆくに従
って中央方向に傾斜させたものがよい。 【0009】 【作用】本発明の外壁の防水構造は、目地部の両側に位
置する外壁材の端面に対しほぼ平行な面を有する入隅止
板が設けられているから、この入隅止板と外壁材の端面
との間には入口と奥との幅がほぼ同じ隙間が生じる。
従って、この隙間に目地材の挿入部を挿入すると、挿入
部の両面に突出した舌片が外壁材の端面を押圧して、こ
の部分が水密になる。このようにして、目地材の両側の
挿入部をそれぞれ目地部の両側に位置する外壁の端面と
入隅止板との間に挿入すると、両側の外壁端面の間に目
地材の差渡部が差し渡された状態となり、この間も水密
になる。その結果、両側の外壁の目地全体が水密にな
る。 【0010】本発明の目地材は、両側に設けられた挿入
部と、この挿入部の間に設けられた差渡部とからなる弾
性長尺体であり、両側の挿入部の両面に突出した舌片が
設けられているから、この両側の挿入部を上記のように
目地部の両側に位置する外壁材の端面と入隅止板の隙間
に挿入することができる。 又、挿入部の先端は矢先状
に面取りして角を落としてあるから、上記隙間に挿入し
易い。 【0011】 【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。図1〜図
2は本発明の一実施例を示すもので、図1の(イ)は目
地材の一部を示す斜視図、(ロ)は正面図、図2は図1
の目地材を使用した外壁の防水構造を示す説明図であ
る。 【0012】図1〜図2において、2は外壁であり、こ
の外壁2は外壁材3と、この外壁材3の裏面に取り付け
られたフレーム4とグラスウールからなる断熱材41と
からなる。この外壁2は建物の外側に取り付けられてい
る。 従って、入隅では、図2に示すように、外壁2が
ほぼ直角に配設され、外壁材3と外壁材3との間の隙間
である目地部21は奥にゆくに従ってほぼ直角に拡がっ
て広くなっている。 【0013】1は合成ゴム(EPDM)製の目地材であ
り、この目地材1は、図1に示すように、頂上が平らな
山形の断面を有する長尺体で、両側の山形の傾斜面から
なる挿入部11と、頂上の差渡部12とからなる。 そ
して、この挿入部11の両面にはそれぞれ突出した舌片
13が設けられている。尚、この両側の傾斜面の長さは
外壁材3の厚みにほぼ等しくなされている。又、舌片1
3の形状は舌片13の先端にゆくに従って中央方向に傾
斜している。 【0014】5は建物の構造材である縦材であり、この
縦材5に入隅止板6が取り付けられている。この入隅止
板6は、図2に示すように、縦材5に取り付けられる基
部61と、この基部61にほぼ直角に立ち上げられた立
上部62とからなる。 従って、この基部61を縦材5
に取り付けると、立上部62は外壁材3の端面にほぼ平
行になる。7はフレーム4の間に取り付けられたグラス
ウールからなる断熱材である。8は入隅止板6の間に取
り付けられたグラスウールからなる断熱材である。 【0015】次に、外壁の防水構造の施工方法および目
地材の作用について説明する。縦材5に入隅止板6を取
り付ける。次に、外壁2を取り付ける。すると、入隅で
は、外壁2はほぼ直角に配設された状態に取り付けら
れ、この外壁材3の端面と入隅止板6の立上部62とが
ほぼ平行になり、この外壁材3の端面と入隅止板6の立
上部62の面との間に入口と奥との幅がほぼ等しい隙間
が生じる。 【0016】次に、この外壁材3の端面と立上部62と
の間の隙間に目地材1の挿入部11を挿入する。この
際、挿入部11の先端は矢先状に面取りして角を落とし
てあり、又、挿入部11の両面に設けられている舌片1
3が、先端にゆくに従って中央方向に傾斜しているか
ら、外壁材3の端面と入隅止板6との間に挿入し易い
し、挿入した後外れ難い。このようにして、目地材1の
両側に設けられた挿入部11、11をそれぞれ目地部2
1の両側に位置する外壁材3、3と入隅止板6、6との
間に挿入する。 【0017】すると、挿入部11の両面に設けられてい
る舌片13が外壁材3の端面と入隅止板6とを押圧して
この部分が水密になるし、目地材1の差渡部12が外壁
2、2との間に差し渡された状態になり、この間も水密
になる。従って、この目地全体が水密になる。このよう
に、挿入部11を外壁材3の端面と入隅止材6との間に
それぞれ挿入するだけで、この部分を完全に水密にする
ことができるので施工が簡単である。 【0018】 【発明の効果】本発明の外壁の防水構造は、目地部には
外壁材の端面に対しほぼ平行な面を有する入隅止板が設
けられ、この外壁材の端面と入隅止板との間に目地材の
挿入部を挿入するから、この部分が水密になる。 しか
も、目地材の両側に設けられた挿入部を目地材の両側の
外壁の端面との間にそれぞれ挿入すると、この間の差渡
部が差し渡されて、この部分も水密になる。その結果、
この入隅の目地全体が水密になり、又、目地部の収まり
もすっきりして美麗である。 【0019】又、本発明の目地材は、両側に設けられて
いる挿入部と、この挿入部の間に設けられた差渡部とか
らなる弾性長尺体であるから、両側の挿入部をそれぞ
れ、外壁の端面と入隅止板との間に挿入できるのであ
る。 しかも、この挿入部には両側にそれぞれ舌片が設
けられているから、この舌片で外壁材の端面を押圧し
て、水密にすることができるのである。このように、本
発明では、従来困難であった入隅の目地部の防水を完全
にすることができ、しかも、施工が簡単であるから、価
値ある発明である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示すもので、目地材の一部
を示す斜視図である。 【図2】図1の目地材を使用した外壁の防水構造を示す
説明図である。 【符号の説明】 1 目地材 11 挿入部 12 差渡部 13 舌片 2 外壁 3 外壁材 6 入隅止板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸目 義博 広島県広島市西区三篠町2丁目2番8号 西川ゴム工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−166689(JP,A) 実開 平1−151512(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/62 - 1/72 E04F 13/00 - 13/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】外壁材がほぼ直角に配設された入隅の目地
    部を防水する外壁の防水構造であって、この目地部の両
    側に位置する外壁材の端面に対しほぼ平行な面を有する
    入隅止板が設けられ、 両側に設けられた挿入部と、この挿入部の間に設けられ
    た差渡部とからなり、両側の挿入部にそれぞれ両面に突
    出した舌片が設けられている弾性長尺体の目地材が、両
    側の外壁材の端面と入隅止板との間に、その両側に設け
    られた挿入部を挿入部の舌片が外壁材の端面に圧接させ
    た状態に挿入され、この部分が水密になされていること
    を特徴とする外壁の防水構造 。
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