JP2591685Y2 - 外壁板の接合用目地材 - Google Patents
外壁板の接合用目地材Info
- Publication number
- JP2591685Y2 JP2591685Y2 JP1993059250U JP5925093U JP2591685Y2 JP 2591685 Y2 JP2591685 Y2 JP 2591685Y2 JP 1993059250 U JP1993059250 U JP 1993059250U JP 5925093 U JP5925093 U JP 5925093U JP 2591685 Y2 JP2591685 Y2 JP 2591685Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- width
- wall
- wall plates
- tube body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は外壁板の接合用目地材
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、建築用壁板として繊維補強セメン
ト製の無機質壁板が非常に広く使用されている。この種
壁板は、接合部分での接合強度及び水密性向上のため上
下接合縁には合抉又は本実の接合用段部が設けられるの
が通例である。しかし、左右接合縁は壁面の寸法に合わ
せて切断する必要が往々にしてあるため切り離し端面と
され、この部分の接合には図３に示すように突き合わさ
れた壁板Ａ、Ａの裏面に目地防水テープＢを貼着後、目
地隙間Ｓにシーリング材Ｃを充填し、さらにその上から
合成ゴム製などとされた目地ジョイナー材Ｄを嵌合して
目地を形成していた。
ト製の無機質壁板が非常に広く使用されている。この種
壁板は、接合部分での接合強度及び水密性向上のため上
下接合縁には合抉又は本実の接合用段部が設けられるの
が通例である。しかし、左右接合縁は壁面の寸法に合わ
せて切断する必要が往々にしてあるため切り離し端面と
され、この部分の接合には図３に示すように突き合わさ
れた壁板Ａ、Ａの裏面に目地防水テープＢを貼着後、目
地隙間Ｓにシーリング材Ｃを充填し、さらにその上から
合成ゴム製などとされた目地ジョイナー材Ｄを嵌合して
目地を形成していた。
【０００３】
【従来技術の問題点】上記目地構造の場合、壁板Ａ、Ａ
を一定の目地間隔に止着するに際しては、通常では目地
間隔用の厚手の定規を介挿して目地間隔を一定にするこ
とが行われ、この目地定規の取扱いが面倒となる欠点が
あり、また目地隙間Ｓにシーリング材Ｃを充填する際
に、周囲壁面を汚損する場合が多く、この場合の後処理
が非常に面倒となる欠点があった。
を一定の目地間隔に止着するに際しては、通常では目地
間隔用の厚手の定規を介挿して目地間隔を一定にするこ
とが行われ、この目地定規の取扱いが面倒となる欠点が
あり、また目地隙間Ｓにシーリング材Ｃを充填する際
に、周囲壁面を汚損する場合が多く、この場合の後処理
が非常に面倒となる欠点があった。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】この考案は上記問題点
に鑑み、壁板の左右方向の接合目地部を仕上げる場合に
目地間隔の設定が容易に行え、しかも目地充填作業が周
囲壁面を汚すこと無く行える外壁板の接合用目地材を提
供することを目的としてなされたものである。
に鑑み、壁板の左右方向の接合目地部を仕上げる場合に
目地間隔の設定が容易に行え、しかも目地充填作業が周
囲壁面を汚すこと無く行える外壁板の接合用目地材を提
供することを目的としてなされたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案の外壁板
の接合用目地材は、突き合わされる二枚の壁板Ａ、Ａ裏
面にわたる巾を有した帯状板１Ａの表面に前記突き合わ
される二枚の壁板の目地間隔を規制する二条のリブ１
Ｂ、１Ｂを立設した接続具１と、巾ｂが前記二条のリブ
１Ｂ、１Ｂ間に収納される巾、高さｈが前記壁板の目地
充填材の充填高さに略等しい高さの断面形状とされ内部
にシーリング剤３を充填してなる長尺のフィルム製チュ
ーブ体２と、断面形状がＴ字状をなし脚部先端４Ａが前
記フィルム製チューブ体２を突き刺して破断し得る先
端、Ｔ字状頭部４Ｂの巾が壁板Ａ、Ａの目地間隔ｓに略
等しい巾とされた長尺の目地ジョイナー材４とからなる
ことを特徴とするものである。
の接合用目地材は、突き合わされる二枚の壁板Ａ、Ａ裏
面にわたる巾を有した帯状板１Ａの表面に前記突き合わ
される二枚の壁板の目地間隔を規制する二条のリブ１
Ｂ、１Ｂを立設した接続具１と、巾ｂが前記二条のリブ
１Ｂ、１Ｂ間に収納される巾、高さｈが前記壁板の目地
充填材の充填高さに略等しい高さの断面形状とされ内部
にシーリング剤３を充填してなる長尺のフィルム製チュ
ーブ体２と、断面形状がＴ字状をなし脚部先端４Ａが前
記フィルム製チューブ体２を突き刺して破断し得る先
端、Ｔ字状頭部４Ｂの巾が壁板Ａ、Ａの目地間隔ｓに略
等しい巾とされた長尺の目地ジョイナー材４とからなる
ことを特徴とするものである。
【０００６】
【実施例】次にこの考案の実施例を説明する。図１はこ
の考案の実施例の断面図、図２は実施例の使用状態を示
す断面図である。
の考案の実施例の断面図、図２は実施例の使用状態を示
す断面図である。
【０００７】この考案の外壁板の接合用目地材は、突き
合わされる二枚の壁板Ａ、Ａ裏面にわたる巾を有した帯
状板１Ａの表面に前記突き合わされる二枚の壁板の目地
間隔を規制する二条のリブ１Ｂ、１Ｂを立設した、全体
が薄金属板の折曲による成形、アルミ軽合金などの押出
成形又は硬質合成樹脂製とされた接続具１と、巾ｂが二
条のリブ１Ｂ、１Ｂ間に収納される巾、高さｈが前記壁
板の目地充填材の充填高さに略等しい高さの断面形状と
され内部にシーリング剤３を充填してなる長尺のフィル
ム製チューブ体２と、断面形状がＴ字状をなし脚部先端
４Ａが前記フィルム製チューブ体２を突き刺して破断し
得る先端、Ｔ字状頭部４Ｂの巾が壁板Ａ、Ａの目地間隔
ｓに略等しい巾とされた長尺の目地ジョイナー材４とか
ら構成されている。
合わされる二枚の壁板Ａ、Ａ裏面にわたる巾を有した帯
状板１Ａの表面に前記突き合わされる二枚の壁板の目地
間隔を規制する二条のリブ１Ｂ、１Ｂを立設した、全体
が薄金属板の折曲による成形、アルミ軽合金などの押出
成形又は硬質合成樹脂製とされた接続具１と、巾ｂが二
条のリブ１Ｂ、１Ｂ間に収納される巾、高さｈが前記壁
板の目地充填材の充填高さに略等しい高さの断面形状と
され内部にシーリング剤３を充填してなる長尺のフィル
ム製チューブ体２と、断面形状がＴ字状をなし脚部先端
４Ａが前記フィルム製チューブ体２を突き刺して破断し
得る先端、Ｔ字状頭部４Ｂの巾が壁板Ａ、Ａの目地間隔
ｓに略等しい巾とされた長尺の目地ジョイナー材４とか
ら構成されている。
【０００８】上記フィルム製チューブ体２は出来るだけ
薄い合成樹脂フィルムによるチューブ体とされ、好適に
は厚さ約20μのポリエチレンフィルム製とされる。また
このフィルム製チューブ体２の長さは、壁板一枚毎に対
応する長さとする他、数枚あるいはそれ以上に達する長
尺体とされ、これらは施工状態に応じ適宜適当な長さと
される。また断面形状がＴ字状をなす長尺の目地ジョイ
ナー材４は好ましくは弾性を有する合成樹脂製とされ、
Ｔ字状頭部４Ｂの巾は壁板Ａ、Ａの目地間隔ｓよりやや
広い巾とすることが望ましい。
薄い合成樹脂フィルムによるチューブ体とされ、好適に
は厚さ約20μのポリエチレンフィルム製とされる。また
このフィルム製チューブ体２の長さは、壁板一枚毎に対
応する長さとする他、数枚あるいはそれ以上に達する長
尺体とされ、これらは施工状態に応じ適宜適当な長さと
される。また断面形状がＴ字状をなす長尺の目地ジョイ
ナー材４は好ましくは弾性を有する合成樹脂製とされ、
Ｔ字状頭部４Ｂの巾は壁板Ａ、Ａの目地間隔ｓよりやや
広い巾とすることが望ましい。
【０００９】
【作用】この考案の外壁板の接合用目地材により壁板
Ａ、Ａの目地部を施工するに当たっては、予め決められ
た壁板の接合目地部分に沿って接続具１を下地材Ｅに
釘、ビスその他固着手段により固定後、二条のリブ１
Ｂ、１Ｂに壁板Ａ、Ａの端面を突きつけて固定する。こ
れによって壁板間の目地間隔が一定化される。次に、二
条のリブ１Ｂ、１Ｂ間にフィルム製チューブ体２を押し
込んでいく。フィルム製チューブ体２はある程度の変形
が可能であるから、充填は容易に行え、しかもシーリン
グ剤３はフィルム製チューブ体２により保護されている
ので流出して周囲の壁面を汚してしまうことはない。そ
して、最後に目地ジョイナー材４の脚部先端４Ａを目地
間に押し込み、フィルム製チューブ体２を破断する。こ
のとき、シーリング剤３が流出し目地隙間に充填される
と共に、押し込まれた目地ジョイナー材４のＴ字状頭部
４Ｂによって外部へ流出するのが防止され、かつこの状
態で目地施工が終了する。
Ａ、Ａの目地部を施工するに当たっては、予め決められ
た壁板の接合目地部分に沿って接続具１を下地材Ｅに
釘、ビスその他固着手段により固定後、二条のリブ１
Ｂ、１Ｂに壁板Ａ、Ａの端面を突きつけて固定する。こ
れによって壁板間の目地間隔が一定化される。次に、二
条のリブ１Ｂ、１Ｂ間にフィルム製チューブ体２を押し
込んでいく。フィルム製チューブ体２はある程度の変形
が可能であるから、充填は容易に行え、しかもシーリン
グ剤３はフィルム製チューブ体２により保護されている
ので流出して周囲の壁面を汚してしまうことはない。そ
して、最後に目地ジョイナー材４の脚部先端４Ａを目地
間に押し込み、フィルム製チューブ体２を破断する。こ
のとき、シーリング剤３が流出し目地隙間に充填される
と共に、押し込まれた目地ジョイナー材４のＴ字状頭部
４Ｂによって外部へ流出するのが防止され、かつこの状
態で目地施工が終了する。
【００１０】なお、上記接合される壁板Ａ、Ａとして、
接合端面に図示のように互いに対抗する切り欠き段部Ａ
1 、Ａ1 を設け、ここに目地ジョイナー材のＴ字状頭部
４Ｂが受容されるように構成しても良く、またフィルム
製チューブ体２の充填される目地高さｔ1 をこれに直交
する端面の接合段部Ａ2 の高さｔ2 より高くしておけ
ば、接合段部Ａ2 に侵入した雨水の流入もシーリング剤
３によって防止され、防水上好都合となる。
接合端面に図示のように互いに対抗する切り欠き段部Ａ
1 、Ａ1 を設け、ここに目地ジョイナー材のＴ字状頭部
４Ｂが受容されるように構成しても良く、またフィルム
製チューブ体２の充填される目地高さｔ1 をこれに直交
する端面の接合段部Ａ2 の高さｔ2 より高くしておけ
ば、接合段部Ａ2 に侵入した雨水の流入もシーリング剤
３によって防止され、防水上好都合となる。
【００１１】
【考案の効果】この考案は以上説明したように、突き合
わされる壁板間の目地処理を行う場合シーリング剤３を
充填したフィルム製チューブ体２を使用するので、目地
の施工途中でこれらシーリング剤３が流出するのが防止
され周囲を汚す恐れがなく、また目地ジョイナー材４を
押し込んだ時点でフィルム製チューブ体２が破断されシ
ーリング剤３が流出するようにしているので、目地隙間
に十分に浸透し、防水性の良い目地施工が可能となる。
また、目地表面は目地ジョイナー材４のＴ字状頭部によ
って外観処理されるので、均一な外観の目地が施工でき
るなど種々の実用的効果を有する。
わされる壁板間の目地処理を行う場合シーリング剤３を
充填したフィルム製チューブ体２を使用するので、目地
の施工途中でこれらシーリング剤３が流出するのが防止
され周囲を汚す恐れがなく、また目地ジョイナー材４を
押し込んだ時点でフィルム製チューブ体２が破断されシ
ーリング剤３が流出するようにしているので、目地隙間
に十分に浸透し、防水性の良い目地施工が可能となる。
また、目地表面は目地ジョイナー材４のＴ字状頭部によ
って外観処理されるので、均一な外観の目地が施工でき
るなど種々の実用的効果を有する。
【図１】この考案の実施例の断面図である。
【図２】この考案の実施例の使用状態を示す断面図であ
る。
る。
【図３】従来例の断面図である。
Ａ…壁板 １…接続具 １Ａ…帯状板 １Ｂ…リブ ２…長尺のフィルム製チューブ体 ｂ…長尺のフィルム製チューブ体の断面の巾 ｈ…長尺のフィルム製チューブ体の断面の高さ ３…シーリング剤 ４…長尺の目地ジョイナー材 ４Ａ…脚部先端 ４Ｂ…Ｔ字状頭部 ｓ…目地間隔
Claims (1)
- 【請求項１】 突き合わされる二枚の壁板Ａ、Ａ裏面に
わたる巾を有した帯状板１Ａの表面に前記突き合わされ
る二枚の壁板の目地間隔を規制する二条のリブ１Ｂ、１
Ｂを立設した接続具１と、巾ｂが前記二条のリブ１Ｂ、
１Ｂ間に収納される巾、高さｈが前記壁板の目地充填材
の充填高さに略等しい高さの断面形状とされ内部にシー
リング剤３を充填してなる長尺のフィルム製チューブ体
２と、断面形状がＴ字状をなし脚部先端４Ａが前記フィ
ルム製チューブ体２を突き刺して破断し得る先端、Ｔ字
状頭部４Ｂの巾が壁板Ａ、Ａの目地間隔ｓに略等しい巾
とされた長尺の目地ジョイナー材４とからなることを特
徴とする外壁板の接合用目地材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993059250U JP2591685Y2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 外壁板の接合用目地材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993059250U JP2591685Y2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 外壁板の接合用目地材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0723116U JPH0723116U (ja) | 1995-04-25 |
| JP2591685Y2 true JP2591685Y2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=13107956
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993059250U Expired - Fee Related JP2591685Y2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 外壁板の接合用目地材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2591685Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008309363A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Mk Seiko Co Ltd | 冷却貯蔵庫 |
-
1993
- 1993-10-05 JP JP1993059250U patent/JP2591685Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008309363A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Mk Seiko Co Ltd | 冷却貯蔵庫 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0723116U (ja) | 1995-04-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2151185C (en) | Prefabricated reveal joint | |
| JP2591685Y2 (ja) | 外壁板の接合用目地材 | |
| JP2008156820A (ja) | 笠木兼用左官定規、及び立上り壁及び笠木の施工方法 | |
| JP3132917U (ja) | 目地ジョイナーの施工構造 | |
| JPS5811864Y2 (ja) | パネル接合装置 | |
| JP2001090311A (ja) | 成形出隅柱及びその施工構造 | |
| JP7379617B2 (ja) | 目地構造、及び、目地構造用部材の製造方法 | |
| JP3084190B2 (ja) | 継手ジョイナと該ジョイナ利用の目地部の施工構造 | |
| JPH03208933A (ja) | 外壁の防水構造 | |
| JP2729399B2 (ja) | 真壁造の断熱装置 | |
| JP2567486Y2 (ja) | 外装壁板の接合部防水構造 | |
| JPH11200587A (ja) | 外壁用出隅材とその製造方法 | |
| JPH023870B2 (ja) | ||
| JP3132916U (ja) | 目地ジョイナー | |
| JP2966618B2 (ja) | 縦目地構造 | |
| JP3999633B2 (ja) | 目地シール構造及び目地シール方法 | |
| JP3023012B2 (ja) | 縦目地構造 | |
| JP2966617B2 (ja) | 縦目地構造 | |
| JPS625467Y2 (ja) | ||
| JPH0323933Y2 (ja) | ||
| JP5601775B2 (ja) | 鉄筋コンクリート造建築物の壁の目地棒 | |
| JPS5814187Y2 (ja) | 建築用板材 | |
| JPH08170375A (ja) | 外断熱パネル用の目地材、及びこれを用いた外断熱パネルの連結方法 | |
| JPH07180318A (ja) | 壁パネル、及びこの壁パネルの接合方法 | |
| JPH0328096Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |