JPH1053481A - 貝等の処理方法と貝等の処理装置と貝等の処理材 - Google Patents

貝等の処理方法と貝等の処理装置と貝等の処理材

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JPH1053481A
JPH1053481A JP8178432A JP17843296A JPH1053481A JP H1053481 A JPH1053481 A JP H1053481A JP 8178432 A JP8178432 A JP 8178432A JP 17843296 A JP17843296 A JP 17843296A JP H1053481 A JPH1053481 A JP H1053481A
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JP
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shellfish
minced
fermentation
treating
perlite
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JP8178432A
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Naoki Fujiyoshi
直樹 藤吉
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Mitsui Kinzoku Staff Service Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多量の水分を含んだ有機物、特に貝類や魚類
を堆肥化する。 【解決手段】 貝類や魚類を粉砕してミンチ状にし、培
養材にアクチノプラニス菌を主体とした放線菌群を添加
し増殖させたバイオクリーナ及び堆肥にロードコーカス
菌を中心とした放線菌群を添加させたバイオ堆肥を発酵
材として、真珠岩または黒曜石または松脂岩を高温度で
焼いて形成したパーライトを水分調整材として前記ミン
チ物に混合し、該混合物を堆積発酵させる貝等の処理方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不要な貝類や魚類を発
酵させて堆肥化する貝等の処理方法と、貝等の処理装置
と、これらの方法および装置において使用する貝等の処
理材に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、適度な量の貝類は、食用にしたり、
石灰化する等して有効に処分されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、夥しい量の貝
類は、処分に困るものであり、例えば、発電施設では、
海水を冷却水として引き込む水路内で大量に繁殖付着し
た貝類(むらさき貝等)の定期的な除去作業により、数
百トンにも達する貝類が捕集されており、これらの大量
の貝類は、殆どが二次利用できずに焼却処分又は埋立処
分されているから、処分費用は莫大なものであった。
【0004】
【発明の目的】よって、本発明は、従来焼却又は埋立処
分されていた貝類を、簡易安価な装置により、短期間で
堆肥化させることにより前記課題を解決するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、貝等を粉砕してミンチ状にし、該ミンチ
物に分解菌を有する発酵材と、真珠岩または黒曜石また
は松脂岩を高温度で焼いて形成したパーライトとを混合
し、該混合物を堆積発酵させる貝等の処理方法としたも
のである。また、本発明は、貝等を貯留する原料槽2
と、前記原料槽2の貝等を粉砕してミンチ状にする粉砕
混練機8と、該粉砕混練機8から排出されたミンチ物に
分解菌を有する発酵材と真珠岩または黒曜石または松脂
岩を高温度で焼いて形成したパーライトとを混合させる
混合機18と、該混合機18から排出された混合物を堆
積発酵させる発酵槽26とからなる貝等の処理装置とし
たものである。また、本発明は、貝等を発酵させる分解
菌と、前記貝等の水分調整を行う真珠岩または黒曜石ま
たは松脂岩を高温度で焼いて形成したパーライトとから
なる貝等の処理材としたものである。
【0006】
【実施例】本発明は、多量の水分を含んだ有機物、特に
貝類や魚類(以下、貝等という)を堆肥化するものであ
り、概略として、貝等はそのまま微細に砕いてミンチ状
にしてから、これらのミンチ物に水分調整材を添加し、
その後、堆積発酵させて堆肥化させるものである。
【0007】ミンチ物を分解発酵させる菌としては、ミ
ンチ物に付着する大気中の菌を利用することもできる
が、放線菌類や糸状菌類等を別途添加するのが望まし
く、好適には、アクチノプラニス菌やロードコーカス菌
等の放線菌類を別途添加する。また、更に好適には、培
養材にアクチノプラニス菌を主体とした放線菌群を添加
し増殖させたバイオクリーナ、及び堆肥にロードコーカ
ス菌を中心とした放線菌群を添加させたバイオ堆肥を、
発酵材としてミンチ物に混ぜ合わせる。
【0008】前記放線菌類は、高温の好気雰囲気で活性
する。また、前記放線菌類は、一般的に被分解物(ミン
チ物)に含まれる水分量が50重量%前後のときに活性
が最大となるが、前記ミンチ物は、50重量%をはるか
に越える大量の水分を含有しているため、水分量の調節
が必要となる。水分調整材として従来使用されているも
のには、米糠・オガクズ・籾殻・麸等があるが、これら
は有機物であるため使用には適さない。つまり、米糠等
の添加により水分量が適正に調整されたとしても、米糠
等自体が有機物であるため、全体としての有機物の量が
増加し、かえって、有機物の分解に必要な時間が長くな
る。また、米糠等による含水率の調節では、大量の米糠
等が必要になる問題もある。
【0009】そこで、本発明では、水分調整材として無
機質のパーライト(土壌改良剤)を使用する。パーライ
トは、真珠岩または黒曜石または松脂岩を高温度で焼い
て形成した小さな気泡をたくさん内包する白い砂状のも
ので、日本工業規格のA−5007で規定されているも
のを使用できるが、粒径が5mm以下、更に好適には、
2.5mm以下のものを使用する。パーライトによる水分
量の調節では、パーライト内部にある無数の気泡内に多
量の水分が吸収貯留されるので(保水性がよいので)、
水分量は持続的に一定に保たれ多少の水分が蒸発しても
その影響は殆ど受けないから、良好な発酵が期待でき、
また、同様の理由で、少量のパーライトで水分調整が行
え、ミンチ物に対して30〜200容量%若しくは2〜
40重量%(パーライトの比重を0.06〜0.2 で計算)の
使用で済む。
【0010】有機物の米糠を使用したときと、無機物の
パーライトを使用したときの、ミンチ物の分解発酵時間
を比較するため、小松菜を用いた発芽試験を行った。試
験では、まず、ムール貝のミンチ物(63Kg)に所定量の
発酵材(バイオクリーナ 3.3Kg、バイオ堆肥9.5Kg)を添
加したものを2個用意し、一方には米糠(39.3Kg)を、
他方にはパーライト(15Kg)を添加してそれぞれ水分調
整を行い、これらの2つの試料に小松菜の種子を蒔いて
経過日数による発芽率の変化を測定した。結果は図4に
示してあり、米糠で水分調節をした場合には、約50%
の発芽率を得るのに60日を要しており、ミンチ物の発
酵分解速度は遅く、なかなか堆肥化されなかったことが
判明した。これに対して、パーライトを使用したとき
は、わずか4日で、既に90%を越える発芽率を得るこ
とができ、米糠を用いたときより格段に早く堆肥化され
ていることが判明した。
【0011】有機物の分解には、悪臭の発生を伴うこと
があるが、本発明による処理方法では、悪臭の発生は低
レベルに抑えられる。図5には、ムール貝のミンチ物を
発酵させたときの代表的な悪臭成分の測定結果を示して
ある。発酵させる前のミンチ物からは、ムール貝自体に
含まれている硫化水素およびメチルメルカプタンがミン
チしたことにより相当量発散していた。しかし、ミンチ
物に発芽試験と同じ量の発酵材とパーライトを添加混合
して堆積発酵させると、硫化水素およびメチルメルカプ
タンの発生は急激に減少し、24時間ではこれらの成分
は完全に消滅した。アンモニアおよびアミン類は、発酵
が始まると徐々に発生したが、発生レベルは低く抑えら
れており、環境によっては脱臭する必要があるとして
も、その装置は簡易なもので対処できる程度であった。
【0012】このようにして発酵分解されるミンチ物
は、土の成分であるSiO2を主体に、窒素、リンおよびカ
リをバランスよく含む、堆肥として適した発酵物とな
る。
【0013】次に、処理方法を実施する処理装置につい
て図1〜図3を用いて説明する。本発明は発電施設の冷
却水の取入水路内で繁殖するむらさき貝の処理のために
なされたものであるから、その例で説明する。前記発電
施設の冷却水の取入水路内で繁殖したむらさき貝は、人
力又は高圧水を放射することにより剥離捕集し、捕集貝
(魚が混在していてもよい)はトラック1により運搬し
て、処理施設の原料槽2内に山積みする。原料槽2は俯
瞰形状四角部屋であり、トラック1が後付けされる前側
部分にはシャッタ3が設けられ、左右両側にはあまり高
くない側壁4が設けられる。原料槽2は、一回の貝の除
去作業で回収される量(実施例では150トン)に適し
た大きさに形成される。原料槽2の後側にはU字溝5と
集水ピット6が形成される。水路から回収された貝は、
通常は、除去作業でかなり砕けているが、砕けた貝殻お
よび貝肉はそのまままとめて原料槽2に貯留する。貯留
された貝から出る水分はU字溝5から集水ピット6に流
出する。
【0014】前記原料槽2に山積みされた貝は、ショベ
ルカー7で掬い取って、第一粉砕混練機8および第二粉
砕混練機9に供給し、ここで貝殻および貝肉を微細に砕
いてミンチ状にする。粉砕混練機から取り出されたミン
チ物は、第一スクリューコンベア10および第二スクリ
ューコンベア11によりベルトコンベア12に供給され
る。ベルトコンベア12は先側程高くなっていてミンチ
物は隣接の水切貯留室13に運搬される。
【0015】前記水切貯留室13の前側及び左右両側
は、あまり高くない側壁14で夫々包囲され、後側には
U字溝15と集水ピット16が設けられる。水切貯留室
13内ではミンチの際に出た水分の水切が行われ、この
水分はU字溝15から集水ピット16に排出される。
【0016】前記水切貯留室13内のミンチ物は、ショ
ベルカー17で掬い取って混合機18に投入する。混合
機18では、前記ミンチ物に、アクチノプラニス菌を中
心とした放線菌群からなるバイオクリーナ、およびロー
ドコーカス菌を中心とした放線菌群からなるバイオ堆肥
を分解菌として、更に真珠岩または黒曜石または松脂岩
を高温度で焼いて形成した小さな気泡をたくさん持った
白い砂状のパーライト(土壌改良剤)を水分調整材(発
酵助成材)として混合する。混合の割合は、ミンチ貝等
150トンに対して、バイオクリーナ9トン、バイオ堆
肥23トン、パーライト21.5トンとする。なお、分
解菌等の混合は、予め、上記割合で混合しておき、これ
を所定量づつ混合機18に供給してもよい。
【0017】混合機18で混合された混合物は、排出コ
ンベア19に取り出され、第二ベルトコンベア20を介
して混合品貯留室22に一時貯留され、それから、ショ
ベルカー7、17で発酵槽26に運んで堆積発酵させ
る。発酵槽26で堆積させた混合物には、温風発生機2
1により十分な空気を吹き込み、分解菌を活性させる。
また、混合物は1ケ月数回の割合いで定期的に数回切返
(攪拌)する。
【0018】このようにして発酵槽26で堆積発酵させ
た混合物は、約1ケ月で完熟し、SiO2を主体として、
0.4重量%の窒素、1.0重量%の燐、0.6重量%
の加里を含んだバランスのよい堆肥となる。
【0019】発酵槽26内で完熟した堆肥は、計量器2
4で計量して、袋詰具23で袋詰めして、第三ベルトコ
ンベア25で取り出され、製品となる。また、この堆肥
は、混合機18において、ミンチ物に混合される発酵材
(バイオ堆肥)としても使用することもできる。集水ピ
ット6、16に溜った廃水は、図示のない廃水処理装置
で処理する。
【0020】本発明では以上のように、分解発酵菌とし
て、アクチノプラニス菌やロードコーカス菌を主体とし
た放線菌類をミンチ物に添加しているが、糸状菌やその
他の菌を添加してもよい。更に、分解菌を有する発酵材
の使用は必須条件ではなく、パーライトをミンチ物に添
加させた後、そのまま堆積させて、大気中に浮遊する菌
により発酵させることも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明は、貝等を粉砕し
てミンチ状にし、該ミンチ物に分解菌を有する発酵材
と、真珠岩または黒曜石または松脂岩を高温度で焼いて
形成したパーライトとを混合し、該混合物を堆積発酵さ
せる貝等の処理方法としたため、大量に捕集された貝等
を堆肥化できるから、従来のような処理コストは掛から
ず、有機質の水分調整材(土壌改良材)を使用しないた
め堆肥化も速やかであり、発酵の際に発散する悪臭も低
いレベルに抑えられる。また、本発明は、前記分解菌と
して放線菌類を用いた貝等の処理方法としたため、貝等
を良好に発酵させることができる。また、本発明は、前
記分解菌としてアクチノプラニス菌およびロードコーカ
ス菌を用いた貝等の処理方法としたため、貝等を良好に
発酵させることができる。また、本発明は、前記発酵材
としてアクチノプラニス菌を有するバイオクリーナおよ
びロードコーカス菌を有するバイオ堆肥を用いた貝等の
処理方法としたため、貝等を良好に発酵させることがで
きる。また、本発明は、堆積発酵中の前記混合物を切返
しするようにした貝等の処理方法としたため、バイオク
リーナおよびバイオ堆肥は活性化し、更に短期間で堆肥
化できる。また、本発明は、堆積発酵中の前記混合物に
空気を吹き込むようにした貝等の処理方法としたため、
バイオクリーナおよびバイオ堆肥は活性化し、更に短期
間で堆肥化できる。また、本発明は、前記ミンチ物はミ
ンチ後に水切を行なう貝等の処理方法としたため、パー
ライトの使用量を低減できる。また、本発明は、前記パ
ーライトは、前記ミンチ物の含水量が約50重量%にな
るように添加する貝等の処理方法としたため、発酵材の
分解菌は活性化し、更に短期間で堆肥化できる。また、
本発明は、前記パーライトは前記ミンチ物の30〜20
0容量%とした貝等の処理方法としたため、使用するパ
ーライトは少量で済み、また、発酵材の分解菌は活性化
し、更に短期間で堆肥化できる。また、本発明は、堆積
発酵完了後の混合物を前記発酵材として利用する貝等の
処理方法としたため、処理コストが更に低減できる。ま
た、本発明は、貝等を貯留する原料槽2と、前記原料槽
2の貝等を粉砕してミンチ状にする粉砕混練機8と、該
粉砕混練機8から排出されたミンチ物に分解菌を有する
発酵材と真珠岩または黒曜石または松脂岩を高温度で焼
いて形成したパーライトとを混合させる混合機18と、
該混合機18から排出された混合物を堆積発酵させる発
酵槽26とからなる貝等の処理装置としたため、大量に
捕集された貝等を堆肥化できるから、従来のような処理
コストは掛からず、有機質の水分調整材(土壌改良材)
を使用しないため堆肥化も速やかであり、発酵の際に発
散する悪臭も低いレベルに抑えられ、装置も簡単安価で
ある。また、本発明は、前記粉砕混練機8から排出され
たミンチ物を一時貯留して該ミンチ物から出る水分の水
切を行う水切貯留室13を設けた貝等の処理装置とした
ため、パーライトの使用量を低減できる。また、本発明
は、貝等を発酵させる分解菌と、前記貝等の水分調整を
行う真珠岩または黒曜石または松脂岩を高温度で焼いて
形成したパーライトとからなる貝等の処理材としたた
め、この処理材を使用することによりむらさき貝やムー
ル貝およびこれらと共に捕集される魚を発酵させて堆肥
化でき、有機質の水分調整材(土壌改良材)を使用しな
いため堆肥化も速やかであり、発酵の際に発散する悪臭
も低いレベルに抑えられる。また、本発明は、貝等を発
酵させる分解菌を有する発酵材と、前記貝等の水分調整
を行う真珠岩または黒曜石または松脂岩を高温度で焼い
て形成したパーライトとからなる貝等の処理材としたた
め、この処理材を使用することによりむらさき貝やムー
ル貝およびこれらと共に捕集される魚を発酵させて堆肥
化でき、有機質の水分調整材(土壌改良材)を使用しな
いため堆肥化も速やかであり、発酵の際に発散する悪臭
も低いレベルに抑えられる。また、本発明は、前記分解
菌として放線菌類を用いた貝等の処理材としたため、貝
等を良好に発酵させることができる。また、本発明は、
貝等を発酵させるアクチノプラニス菌を有するバイオク
リーナおよびロードコーカス菌を有するバイオ堆肥を主
体とした発酵材と、前記貝等の水分調整を行う真珠岩ま
たは黒曜石または松脂岩を高温度で焼いて形成したパー
ライトとからなる貝等の処理材としたため、この処理材
を使用することによりむらさき貝やムール貝およびこれ
らと共に捕集される魚を発酵させて堆肥化でき、有機質
の水分調整材(土壌改良材)を使用しないため堆肥化も
速やかであり、発酵の際に発散する悪臭も低いレベルに
抑えられる。また、本発明は、前記処理材による処理物
を前記バイオ堆肥として使用した貝等の処理材としたた
め、処理コストが更に低減できる。また、本発明は、前
記パーライトを前記貝等の30〜200容量%とした貝
等の処理材としたため、使用するパーライトは少量で済
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の平面図。
【図2】A−A断面図。
【図3】処理フロー図。
【図4】小松菜を使用した発芽試験の結果を示す表図。
【図5】悪臭成分の測定結果を示す表図。
【符号の説明】
1…トラック、2…原料槽、3…シャッタ、4…側壁、
5…U字溝、6…集水ピット、7…ショベルカー、8…
第一粉砕混練機、9…第二粉砕混練機、10…第一スク
リューコンベア、11…第二スクリューコンベア、12
…ベルトコンベア、13…水切貯留室、14…側壁、1
5…U字溝、16…集水ピット、17…ショベルカー、
18…混合機、19…排出コンベア、20…第二ベルト
コンベア、21…エアコンプレッサー、22…混合品貯
留室、23…袋詰具、24…計量機、25…第三ベルト
コンベア、26…発酵槽。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貝等を粉砕してミンチ状にし、該ミンチ
    物に分解菌を有する発酵材と、真珠岩または黒曜石また
    は松脂岩を高温度で焼いて形成したパーライトとを混合
    し、該混合物を堆積発酵させる貝等の処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記分解菌として放
    線菌類を用いた貝等の処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記分解菌としてア
    クチノプラニス菌およびロードコーカス菌を用いた貝等
    の処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記発酵材としてア
    クチノプラニス菌を有するバイオクリーナおよびロード
    コーカス菌を有するバイオ堆肥を用いた貝等の処理方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかにおい
    て、堆積発酵中の前記混合物を切返しするようにした貝
    等の処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかにおい
    て、堆積発酵中の前記混合物に空気を吹き込むようにし
    た貝等の処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかにおい
    て、前記ミンチ物はミンチ後に水切を行なう貝等の処理
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれかにおい
    て、前記パーライトは、前記ミンチ物の含水量が約50
    重量%になるように添加する貝等の処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項7のいずれかにおい
    て、前記パーライトは前記ミンチ物の30〜200容量
    %とした貝等の処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項9のいずれかにおい
    て、堆積発酵完了後の混合物を前記発酵材として利用す
    る貝等の処理方法。
  11. 【請求項11】 貝等を貯留する原料槽2と、前記原料
    槽2の貝等を粉砕してミンチ状にする粉砕混練機8と、
    該粉砕混練機8から排出されたミンチ物に分解菌を有す
    る発酵材と真珠岩または黒曜石または松脂岩を高温度で
    焼いて形成したパーライトとを混合させる混合機18
    と、該混合機18から排出された混合物を堆積発酵させ
    る発酵槽26とからなる貝等の処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記粉砕混練機
    8から排出されたミンチ物を一時貯留して該ミンチ物か
    ら出る水分の水切を行う水切貯留室13を設けた貝等の
    処理装置。
  13. 【請求項13】 貝等を発酵させる分解菌と、前記貝等
    の水分調整を行う真珠岩または黒曜石または松脂岩を高
    温度で焼いて形成したパーライトとからなる貝等の処理
    材。
  14. 【請求項14】 貝等を発酵させる分解菌を有する発酵
    材と、前記貝等の水分調整を行う真珠岩または黒曜石ま
    たは松脂岩を高温度で焼いて形成したパーライトとから
    なる貝等の処理材。
  15. 【請求項15】 請求項13又は請求項14において、
    前記分解菌として放線菌類を用いた貝等の処理材。
  16. 【請求項16】 貝等を発酵させるアクチノプラニス菌
    を有するバイオクリーナおよびロードコーカス菌を有す
    るバイオ堆肥を主体とした発酵材と、前記貝等の水分調
    整を行う真珠岩または黒曜石または松脂岩を高温度で焼
    いて形成したパーライトとからなる貝等の処理材。
  17. 【請求項17】 請求項16において、前記処理材によ
    る処理物を前記バイオ堆肥として使用した貝等の処理
    材。
  18. 【請求項18】 請求項13〜請求項17のいずれかに
    おいて、前記パーライトを前記貝等の30〜200容量
    %とした貝等の処理材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003008517A1 (fr) * 2001-07-19 2003-01-30 Columbus Corporation Co., Ltd. Composition pour sol contenant des dechets industriels comme composant principal
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