JPH07265842A - 有機廃棄物連続分解処理装置 - Google Patents

有機廃棄物連続分解処理装置

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JPH07265842A
JPH07265842A JP6082519A JP8251994A JPH07265842A JP H07265842 A JPH07265842 A JP H07265842A JP 6082519 A JP6082519 A JP 6082519A JP 8251994 A JP8251994 A JP 8251994A JP H07265842 A JPH07265842 A JP H07265842A
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processing container
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screw
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OKAYAMA PREF GOV KENKYU KAIHAT
OKAYAMA PREF GOV KENKYU KAIHATSU KYODO KUMIAI
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MORISHITA KK
OKAYAMA PREF GOV KENKYU KAIHAT
OKAYAMA PREF GOV KENKYU KAIHATSU KYODO KUMIAI
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses

Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機廃棄物を余分なエネルギーや装置を必要
とすることなく、経済的に、かつ効率的に連続処理し、
液肥や堆肥としてリサイクル利用する。 【構成】 外箱1内に投入口12、排液口13、排出口
14を有する円筒状の処理容器8を設ける、処理容器8
は排出口14側よりも排液口13側が下位に位置するよ
うに傾斜させる。処理容器8内にスクリュー31を設け
る。排液口13から排出される排液を蓄える貯液容器2
1と排出口14から排出される処理物を蓄える収納容器
22を設ける。投入口12から処理容器8内に投入され
た有機廃棄物をスクリュー31の回転により順次先方に
移送する。有機廃棄物からの排液を処理容器8外に排出
し、古い有機廃棄物から順次分解処理して排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭、飲食店等で発生
した生ごみや水産物、海草、ヒトデ、刈り取られた芝、
雑草、木材屑、鋸屑、わら等の各種の不要な有機廃棄物
を発酵させながら脱水乾燥させるようにした有機廃棄物
連続分解処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭等で発生した生ごみ等の有機
廃棄物については、一般的に自治体が定期的に集め、焼
却、埋立て等により処理している。しかしながら、この
ような処理方式では、多大の焼却設備費、燃焼ガスや臭
気の処理設備費、人件費等を要するばかりでなく、埋立
場所の制約もある。また、各家庭等においては自治体が
有機廃棄物を集める日まで有機廃棄物を保管しておかな
ければならず、防臭等のための密封作業が煩わしい。そ
こで、各家庭等において有機廃棄物を処理することが要
望されている。
【0003】従来、家庭等で有機廃棄物を処理するに
は、ディスポーザ等により粉砕し、若しくは処理槽内に
投入された有機廃棄物をスクリューにより移送して圧縮
し、若しくは遠心分離機で有機廃棄物の脱水を行ってい
た。
【0004】諸外国においては、例えば、家庭で発生し
た生ごみはディスポーザにより粉砕し、下水道に流して
いる。しかしながら、日本においては下水管が細く、詰
まるおそれがあるばかりでなく、下水道の処理能力の絶
対量が不足し、しかも、下水道設備が普及していない地
域もあるため、上記のような処理方式を採用することは
できない。仮に、上記のような処理方式を採用するとし
ても、家庭で発生した生ごみは、人糞に比べて数倍も高
濃度の栄養分、すなわち、澱粉等の炭水化物、蛋白質、
脂肪を含むため、人口密度の高い日本では河川、湖、海
に流出させると、これらを汚染するという問題がある。
したがって、上記のように有機廃棄物を粉砕し、圧縮
し、若しくは脱水しても、結局、自治体におけるごみ処
理に頼らざる得ず、自治体のごみ処理の省力化、低コス
化、大気汚染防止等に貢献することはできない。
【0005】上記のような問題を解決するため、近年、
有機廃棄物を微生物により発酵させ、堆肥化するように
した各種のバッチ式(固分法)の分解処理装置が提案さ
れている(実開昭63−140037号、特開平4−4
084号公報等)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の分解処理装置では、一つの処理槽の中で発酵中の
有機廃棄物に後から投入した新しい有機廃棄物を混在さ
せるため、添加した嫌気性微生物や好気性微生物と、有
機廃棄物自身に付着している好気性微生物や嫌気性微生
物とが混在し、発酵のバランスが崩れたり、微生物の生
育環境条件を一定にするのが困難であり、効率的に堆肥
化することができない。また、堆肥として取出す直前に
投入した有機廃棄物は発酵が不十分であったり、処理槽
の投入口を開放した際に悪臭が出やすい。また、堆肥化
した処理物を取り出さなければ、新しい有機廃棄物を投
入することができないため、複数台を用意しなければな
らず、設備費が高価となるばかりでなく、広い設置スペ
ースを必要とする。
【0007】また、上記のように有機廃棄物の発酵速度
を速めないと、次の新しい有機廃棄物を投入したり、堆
肥化した処理物の取出しサイクルを短縮することができ
ないが、そのため、有機廃棄物を投入する度に木屑を投
入したり、電気ヒータで加熱したり、温風を吹き込んだ
りする必要があり、利用に際し、煩わしさを伴うばかり
でなく、余分なエネルギーや装置を必要とし、高価とな
る。しかも、強制的に急激に発酵させると、悪臭が一時
期に大量に発生するため、換気と臭気防止対策が要求さ
れ、更に一層高価となる。更に、処理物を確実に破砕し
て排出することができず、排出後の処理物の取扱いが煩
わしい。
【0008】本発明は、上記のような従来の問題を解決
しようとするものであり、有機廃棄物を微生物によって
分解、発酵させるとともに、水分を除去し、乾燥させる
ことにより、自治体によるごみ集めに際して省力化、低
コスト化、埋立地の有効利用、焼却による大気汚染防止
等を図ることができることは勿論のこと、有機廃棄物を
液肥や堆肥としてリサイクルして有効利用することがで
き、また、投入後の有機廃棄物を脱水して減容化し、し
かも、有機廃棄物を投入した古い順に排出口側から投入
口側に向かって並べることにより、一度に多量の有機廃
棄物の連続分解処理を行うことができ、しかも、余分な
エネルギーや装置を必要とすることなく、経済的に発酵
を促進させて効率的に処理することができるようにした
有機廃棄物連続分解処理装置を提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的手段は、一端の上側と下側に有機廃棄
物の投入口と排液口を有し、他端の下側に処理物の排出
口を有し、上記排出口側よりも上記排液口側が下位に位
置するような傾斜面を有する断面円形状の処理容器と、
上記処理容器内で回転可能に支持され、回転操作手段の
操作による回転に伴い、上記投入口から上記処理容器内
に投入された有機廃棄物を上記排出口側へ移送する移送
用スクリューとを備えたものである。
【0010】上記目的を達成するための本発明の他の技
術的手段は、上記技術的手段において、排液口から排出
される排液を蓄える貯液容器と、排出口から排出される
処理物を蓄える収納容器を備えることができる。
【0011】上記目的を達成するための本発明の他の技
術的手段は、上記各技術的手段における処理容器、移送
用スクリュー、貯液容器および収納容器が外箱に収めら
れ、投入口が外箱の外部に開放されるように構成され、
移送用スクリューの回転操作手段が外箱の外部に配置さ
れ、外箱に貯液容器と収納容器を取出すための取出し口
およびその開閉蓋が設けられ、外箱に排気口が設けられ
たものである。
【0012】上記目的を達成するための本発明の他の技
術的手段は、上記各技術的手段における処理容器の中間
部に外部から脱臭剤を投入し得る投入口およびその開閉
蓋を備えたものである。
【0013】そして、上記各技術的手段において、排出
口が開閉蓋により開閉され、また、移送用スクリュー
が、排出口側において、スクリュー軸に処理物破砕用の
羽根を有し、また、移送用スクリューが、有機廃棄物の
移送方向の下流側において、スクリュー羽根に一箇以上
の穴を有し、また、移送用スクリューが、中間部におい
て、スクリュー羽根に代えて移送される有機廃棄物の切
り返しを行う切り返し羽根を有し、また、移送用スクリ
ューが、排出口側において、放射状に複数枚の区画板を
有し、この区画板により区画された区画室が順次上記排
出口に開放され、また、処理容器の長さLと直径Dの比
L/Dが3以上となり、移送用スクリューの羽根のピッ
チPと直径Dの比P/Dが1以下となるように設定する
のが好ましい。
【0014】
【作用】上記のように構成された本発明によれば、使用
に際し、投入口から処理容器内に腐葉土を投入し、回転
操作手段の操作により移送用スクリューを回転させ、腐
葉土を処理容器の先方へ移送しておく。そして、必要に
応じ、投入口から処理容器内に不要な有機廃棄物を投入
し、上記のように移送用スクリューを回転させて有機廃
棄物を処理容器の先方へ移送する。処理容器内の有機廃
棄物は腐葉土に付着している微生物と自身に付着してい
る微生物によって蛋白質、糖分から分解が始まる。有機
廃棄物に水分が含まれている場合にはその水分と、分解
によって生じた液肥が処理容器の傾斜面に沿って流下
し、排液口から排出される。このようにして処理容器内
の有機廃棄物を発酵させ、脱水並びに乾燥処理した処理
物を排出口から排出させる。排出口と排液口から排出さ
れた処理物と液肥を肥料として使用し、若しくは処理物
を燃焼して処理したり、ごみとして処理し、液肥を浄化
槽で浄化して排水処理することができる。このように投
入後の有機廃棄物を微生物によって分解処理するととも
に、水分を除去し、減容化して乾燥させ、しかも、有機
廃棄物を投入した古い順に排出口側から投入口側へ向か
って並べることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。まず、本発明の第1の実施例について
説明する。図1および図2は本発明の第1の実施例にお
ける有機廃棄物連続分解処理装置を示し、図1は縦断面
図、図2は図1のA−A矢視断面図である。
【0016】図1および図2に示すように、外箱1は底
板2と、側板3、4と、端板5、6と、頂板7とにより
直方体状に構成され、仕切板16により上下の室に区画
されている。外箱1内の上部には円筒状の処理容器8が
設けられている。処理容器8はプラスチック製で円筒体
9の両端が端板10、11により閉塞され、一端の上側
と下側には生ごみ等の有機廃棄物の投入口12と排液口
13が形成され、他端の下側には有機廃棄物の処理物等
の排出口14が形成され、中間部の上側には脱臭剤を投
入する投入口15が形成されている。処理容器8は端板
6側、すなわち、排出口14側よりも端板5側、すなわ
ち、排液口13側が下位に位置するように傾斜され、同
様に傾斜されている仕切板16の支持部材18により傾
斜状態で安定的に支持されている。投入口12における
基部には処理容器8の先端側、すなわち、上方傾斜側に
向かって排気口17が形成されている(この排気口17
は処理容器8における投入口12側寄り位置の上部に設
けることもできる。)。投入口12と15は頂板7に形
成された穴に挿通されて外箱1の外方へ開放され、各突
出端部が開閉蓋19、20により開閉されるようになっ
ている。排液口13と排出口14は仕切板16に形成さ
れた穴に挿通されて下方の室に開放されている。
【0017】外箱1の底板2上には貯液容器21と収納
容器22が取出し可能に収められている。貯液容器21
はその開口23が排液口13とゴム等の可撓性を有する
パイプ24により連通され、収納容器22はその開口2
5が排出口14と連通されるようになっている。排出口
14は必要に応じて開閉蓋26により開閉されるように
なっている。外箱1の端板6の下側と側板3における端
板6寄り位置の下側には取出し口27と28が形成さ
れ、各取出し口27、28は開閉蓋29、30により開
閉されるようになっている。
【0018】処理容器8内には移送用スクリュー31が
設けられている。移送用スクリュー31のステンレス製
のスクリュー軸32の両端が処理容器8の端板10、1
1に設けられた軸受33、34により回転可能に支持さ
れ、スクリュー軸32における端板10側の突出端部に
回転操作用のハンドル35が取り付けられている。移送
用スクリュー31はそのプラスチック製のスクリュー羽
根36の外径が処理容器8の内径とほぼ等しくなるよう
に設定されている。したがって、ハンドル35を操作す
ることにより移送用スクリュー31を回転させ、投入口
12から投入された有機廃棄物をスクリュー羽根36に
より処理容器8の先方、すなわち、排出口14側へ移送
することができ、また、スクリュー羽根36が移送済み
の有機廃棄物の蓋の役割を果たすことができるようにな
っている。スクリュー羽根36には有機廃棄物の移送方
向の下流側において1箇以上の穴(直径が5mm〜50
mmφ)37が形成されている。スクリュー軸32の先
端、すなわち、排出口14側には処理物破砕用の羽根3
8が複数本取り付けられている。外箱1の頂板7におけ
る処理容器8の先端側には排気筒39が連通されてい
る。
【0019】本実施例では、処理容器8の直径が300
mm、長さが1100mm、容積が70リットル、スク
リュー羽根36のピッチが200mm、直径が300m
mφに設定されている。
【0020】以上の構成について、以下、その使用要領
と共に更に詳細に説明する。本発明の有機廃棄物連続分
解処理装置は家庭の庭等に設置し、使用に際し、あらか
じめ開閉蓋19を外して投入口12を開放し、微生物が
大量に生息する腐葉土約10リットルを投入口12から
処理容器8内に投入する。投入後、ハンドル35を操作
して移送用スクリュー31を回転させ、腐葉土を処理容
器8内の先方、すなわち、排出口14側へ少し移送す
る。そして、生ごみ等の不要な有機廃棄物を投入口12
から処理容器8内に投入し、ハンドル35を操作して移
送用スクリュー31を回転させ、有機廃棄物を処理容器
8内の先方へ少し移送し、投入口12を開閉蓋19によ
り閉じる。このようにして有機廃棄物が発生すると、上
記と同様に投入口12から処理容器8内に投入し、移送
用スクリュー31の回転により先方へ少しずつ順次移送
する。なお、腐葉土は最初に投入するだけでよく、その
後は不要な有機廃棄物を投入するだけでよい。また、腐
葉土や初期の段階に投入する有機廃棄物は最初から排出
口14側の奥側へ送り込んでもよいが、その後、投入さ
れる有機廃棄物を奥側へ送り込む際に圧縮されるおそれ
があるので、少しずつ送り込むのが好ましい。
【0021】生ごみ等の有機廃棄物に水分が含まれてい
る場合には、その水分が処理容器8の傾斜面に沿って流
下し、排液口13からパイプ24を通って貯液容器21
内に蓄えられる。処理容器8の先方へ移送された有機廃
棄物はそれ自身に付着している微生物と、腐葉土に生息
している種菌と、適度な水分、酸素および温度とにより
分解され始める。分解によって作られた液肥も処理容器
8の傾斜面に沿って流下し、排液口13からパイプ24
を通って貯液容器21内に蓄えられ、貯液容器21内で
発酵を続ける。このようにして処理容器8内の過剰な水
分を除去し、分解中の有機廃棄物の含水率を自動的に調
整して分解に有用な好気性微生物を繁殖しやすくし、木
屑の投入や、加熱等を行うことなく、効率的に有機廃棄
物を発酵させることができ、しかも、無用のメタンガス
等の発生を防止することができる。一方、発酵の際に発
生して排気口17等から外箱1内に洩れたガスおよび水
蒸気は処理容器8の傾斜外壁に沿って上昇し、排気筒3
9から外箱1の外部に排出される。
【0022】かび、酵母、細菌等の微生物の種類は多
く、広範囲な分布で莫大な量が存在している。そして、
有機廃棄物の分解、無機化を繰り返しながら種々の微生
物が繁殖しては消え、また、別の微生物が繁殖するとい
うサイクルを繰り返している。また、環境条件が異なれ
ば、それに応じて異なったグループの微生物によって有
機廃棄物の分解、無機化が行われる。この性質を利用
し、一本の処理容器8と移送用スクリュー31を用いて
有機廃棄物の分解、無機化を連続的に処理することがで
きる。すなわち、処理容器8内に投入された有機廃棄物
は古い有機廃棄物から順次発酵し、分解、無機化されて
行く。この過程で、ある微生物が死んでも別の微生物が
繁殖し、生き残った微生物は次の新たに投入された有機
廃棄物に移住して繁殖し、有機廃棄物の分解を始める。
【0023】上記のように処理容器8の内径とスクリュ
ー羽根36の外径とがほぼ等しいので、処理容器8内で
は先に投入され、順次先方へ移送された有機廃棄物と、
後から投入された有機廃棄物とが混じることなく、分
解、無機化された古い処理物から排出口14の方向へ順
々に送られる。この間、投入された有機廃棄物が魚のよ
うにトリメチルアシンを含み、特に悪臭が強い場合には
開閉蓋20を外して投入口15を開放し、投入口15か
ら活性炭を処理容器8内に投入して脱臭するようにして
もよい。また、排気筒39に活性炭等の脱臭剤を備えて
脱臭するようにしてもよい。また、有機廃棄物を処理容
器8の先端部側に詰め過ぎた場合には、移送用スクリュ
ー31を逆方向に回転させて緩めればよい。
【0024】また、スクリュー羽根36の先端部に1箇
以上の穴37を形成することにより、処理容器8内の先
端部で分解している有機廃棄物が一定圧以上になると、
この穴37から逆流し、移送用スクリュー31による有
機廃棄物の押出し圧力を減圧することができるだけでな
く、分解中の有機廃棄物、分解後の無機化した処理物を
穴37に入り込ませて粉状、若しくは粒状にすることが
でき、しかも、穴37から空気を供給して好気性微生物
を増殖しやすくし、穴37からガスおよび水蒸気を抜き
やすくし、有機廃棄物の分解効率を高めることができ
る。
【0025】微生物、特に好気性微生物の場合、その生
育には酸素の供給が必要となるが、移送用スクリュー3
1で有機廃棄物を押し込んだ際にスクリュー羽根36の
背面に空隙が生じ、それが投入口12の方に螺旋状に続
いているので、空気の流入が可能となり、更にはガス、
水蒸気の排気が可能となる。
【0026】分解され、乾燥、堆肥化された処理物はハ
ンドル35の操作により移送用スクリュー31を回転さ
せることにより、その先端の破砕用羽根38によって破
砕し、開閉蓋26を外して排出口14から収納容器22
に排出して蓄えておき、必要に応じて開閉蓋29を外し
て収納容器22を取出し口27から外箱1外へ取出すこ
とができる。そして、処理物はなるべく少ない水分で適
度な窒素、リン等を含んだ農作物、園芸、草木等の堆肥
として取出すか、あるいは、減量化され、回収、焼却、
埋立て処分するごみとして取出すか、最も経済的な、あ
るいは都合の良い方法を選択し、また、必要な時に随時
取出すことができる。このとき、処理物の乾燥度合や堆
肥化の度合に応じて排出口14を常時、開閉蓋26によ
り閉じてもよいし、開閉蓋26を外して排出口14を開
放してもよい。
【0027】処理物の取り出しに際し、冬期で気温が低
く、堆肥化が不十分な場合には、発酵微生物原菌や酵素
が配合された天然石、ゼオライト、活性炭、木屑等を投
入して発酵を促進させるようにしてもよい。
【0028】一方、開閉蓋30を外し、取出し口28か
ら貯液容器21を取出し、有機廃棄物の分解中に生じ、
貯液容器21内に蓄えられている液肥を水で100倍か
ら1000倍に薄めることにより、農作物、園芸、草木
等の肥料として利用することができる。また、液肥を活
性汚泥を用いて処理し、富栄養水を浄化したり、植物や
プランクトンを用いて浄化して下水道に流すか、排水溝
に流すこともできる。
【0029】このように有機廃棄物を連続的に発酵さ
せ、投入および排出の必要な時、必要な量だけ、手間を
要しないで処理するためには、処理容器8の長さ(有機
廃棄物移動距離)をL、移送用スクリュー31のスクリ
ュー羽根36の有効径をD、円周率をπ、スクリュー羽
根36のピッチをP、スクリュー羽根36の山数をNと
すると、Lは次式で求められる。
【0030】
【数1】
【0031】そして、処理容器8と移送用スクリュー3
1の形状は、処理容器8の長さLと直径Dの比L/Dが
3以上であり、スクリュー羽根36のピッチPと直径D
との比P/Dが1以下であるのが望ましい。
【0032】例えば、一般家庭で4人家族の場合、1日
平均1kg以下の生ごみ等の不要な有機廃棄物が発生す
るが、毎日1kgの有機廃棄物を気温20℃〜40℃の
自然条件下で連続的に発酵処理するには、有機廃棄物の
発酵時のpH、発酵熱、酸素の供給量等の条件から処理
容器8の容積を10リットル〜300リットルに設定す
るのが好ましい。例えば、本実施例のように処理容器8
の容積を70リットルに設定した場合、上記のように1
日平均1kgの有機廃棄物を処理するには、先に投入し
た有機廃棄物から順次脱水、発酵分解させて減容化させ
ることができ、平均気温20℃では約3ヵ月で約1/5
に減容化することができるので、70日以上保管するこ
とができることになる。
【0033】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図3および図4は本発明の第2の実施例における
有機廃棄物連続分解処理装置を示し、図3は要部の一部
破断側面図、図4は図3のB−B矢視断面図である。
【0034】本実施例においては、図3、図4に示すよ
うに、移送用スクリュー31の中間部において、スクリ
ュー羽根36に代えて投入口12(図1参照)側から排
出口14(図1参照)側へ向かって移送される有機廃棄
物の切り返しを行う切り返し羽根40が複数枚(図示例
では120度ごとに3枚)設けられている。すなわち、
処理容器8内が投入口12側のスクリュー羽根36を有
する発酵ゾーンと、排出口14側のスクリュー羽根36
を有する押出しゾーンと、中間部の切り返し羽根40を
有する切り返しゾーンとに区画されている。そして、発
酵ゾーンが全長の1/3以上になるように設定されてい
る。その他の構成については上記第1の実施例と同様で
ある。
【0035】以上の構成において、以下、本実施例にお
いて特徴とする動作について説明する。上記のように有
機廃棄物の分解は、多種の微生物によって蛋白質、糖、
脂肪から始まる。そのためには空気の流通を良くし、好
気性微生物の呼吸に必要な酸素を供給する必要がある。
そして、有機廃棄物を投入口12から処理容器8内に投
入する際には、投入口8が開放されることにより、酸素
は十分供給される。また、微生物の活動は20℃〜50
℃が最適温度とされている。ここで、発酵ゾーンにおい
ては、スクリュー羽根36により押し込まれた有機廃棄
物の内部で微生物が呼吸するときのエネルギーの一部が
熱となって発散され、有機廃棄物の内部に熱を持ち、微
生物の活動が活発になる。この熱をスクリュー羽根36
が壁となって冬期においても、なるべく外に熱が逃げる
のを防ぐ役割を果たすことができる。
【0036】また、有機廃棄物の繊維、特に、芝草や落
葉の繊維は、好熱性、嫌気性のセルローズ分解菌(細菌
・糸状菌)によって分解されるので、特に、温度を高く
保ち、空気を遮られた条件が望ましく、スクリュー羽根
36によりその目的を達成することができる。一方、嫌
気性の微生物は水分の多い方が望ましい。しかし、嫌気
性の微生物は悪臭のガスを発生させるものが多いが、こ
の発酵ゾーンではスクリュー羽根36に遮られているの
で、蒸発しにくくなっている。
【0037】そこで、繊維を分解し終えて熱が下ってか
ら切り返し羽根40によって有機廃棄物を薄く切り返
し、有機廃棄物の嵩比重を下げ、ふんわりとさせて好気
性の微生物が活動しやすい条件を与える。また、切返し
により有機廃棄物の嵩比重を下げることにより、不要な
水分を処理容器8の傾斜内面に沿って流下させるか、あ
るいは処理容器8の上部の隙間から蒸発させ、また、悪
臭のガスを処理容器8の上部の隙間から排出することが
できる。
【0038】押出しゾーンにおいては、切り返しゾーン
から送られた有機廃棄物は、特に、芝草や落葉である場
合には、繊維とリグニンの分解が進行している処理物、
あるいは分解を終えた処理物として排出口14へ送り出
すことができる。
【0039】以上のようなプロセスによって連続的に有
機廃棄物を各段階ごとに微生物の活動に好ましい空気、
水分、温度等の条件を出来るだけタイムリーに与えて有
機廃棄物の減量化等の処理を促進させることができる。
【0040】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図5および図6は本発明の第3の実施例における
有機廃棄物連続分解処理装置を示し、図5は要部の一部
破断側面図、図6は図5のC−C矢視断面図である。
【0041】本実施例においては、図5、図6に示すよ
うに、移送用スクリュー31の先端側、すなわち、排出
口14側において、区画板41が放射状に複数枚(図示
例では90度ごとに4枚)設けられ、各区画板41によ
り区画室42が形成され、移送用スクリュー31の回転
に伴い、各区画室42が順次排出口14に開放されるよ
うになっている。その他の構成については上記第1の実
施例と同様である。
【0042】本実施例によれば、移送用スクリュー31
の回転に伴い、各区画室42を順次排出口14に開放
し、各区画室42内の一定量の処理物を順次排出口14
から排出することができる。そして、区画板41により
排出口14の開閉蓋を兼用することができるので、開閉
蓋26(図1、図2参照)を廃止することができる。
【0043】なお、芝草や雑草を処理容器8内に投入す
る際には、5〜10cm以下の長さに切断することによ
り、移送用スクリュー31による移送を容易に行うこと
ができ、しかも、発酵速度を速めることができる。ま
た、上記各実施例において、移送用スクリュー31のハ
ンドル35は傾斜方向の下位側ではなく、上位側に配置
してもよい。また、上記各実施例において、処理容器8
および移送用スクリュー31の傾斜角度は水分の流下と
ハンドル35の操作性等を考慮して適宜選定することが
できる。また、上記各実施例において、処理容器8は全
体を傾斜させることなく、排液口13側から排出口14
側に至るに従い、次第に小径となる断面円形のテーパー
状に形成して排液口13側が排出口14側よりも下位に
位置するような傾斜面を有するように構成してもよい。
また、上記各実施例において、スクリュー軸32を軸受
32のみで片持式に支持し、移送用スクリュー31の回
転に伴い、スクリュー羽根36の外周面と処理容器8の
内周面とで有機廃棄物を破砕するようにすることもでき
る。また、上記第1の実施例において、破砕用の羽根3
8はスクリュー軸32と処理容器8の両側に設けてもよ
い。更に、上記第1の実施例における破砕用の羽根38
およびスクリュー羽根36の穴37はなくてもよい。こ
のほか、本発明は、その基本的技術思想を逸脱しない範
囲で種々設計変更することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、使
用に際し、投入口から処理容器内に腐葉土を投入し、回
転操作手段の操作により移送用スクリューを回転させ、
腐葉土を処理容器の先方へ移送しておく。そして、必要
に応じ、投入口から処理容器内に有機廃棄物を投入し、
上記のように移送用スクリューを回転させて有機廃棄物
を処理容器の先方へ移送する。処理容器内の有機廃棄物
は腐葉土に付着している微生物と自身に付着している微
生物によって蛋白質、糖分から分解が始まる。有機廃棄
物に水分が含まれている場合にはその水分と、分解によ
って生じた液肥が処理容器の傾斜面に沿って流下し、排
液口から排出される。このようにして処理容器内の有機
廃棄物を発酵させ、脱水並びに乾燥処理した処理物を排
出物から排出させる。排出口と排液口から排出された処
理物と液肥を肥料として使用し、若しくは処理物を燃焼
して処理したり、ごみとして処理し、液肥を浄化槽で浄
化して排水処理することができる。このように投入後の
有機廃棄物を微生物によって分解処理するとともに、水
分を除去し、減容化して乾燥させ、しかも、有機廃棄物
を投入した古い順に排出口側から投入口側へ向かって並
べることができる。したがって、有機廃棄物を液肥や堆
肥としてリサイクルして有効利用することができ、しか
も、多量の有機廃棄物を連続処理することができ、ま
た、余分なエネルギーや装置を必要とすることなく、経
済的に発酵を促進させて効率的に処理することができ
る。
【0045】また、排液口から排出される排液を蓄える
貯液容器と、排出口から排出される処理物を蓄える収納
容器を備えることにより、利用者の使用上の便を図るこ
とができる。
【0046】また、処理容器、移動用スクリュー、貯液
容器および収納容器を外箱に収め、投入口を外箱の外部
に開放するように構成し、移動用スクリューの回転操作
手段を外箱の外部に配置し、外箱に貯液容器と収納容器
を取出すための取出し口およびその開閉蓋を設け、外箱
に排気口を設けることにより、害虫の侵入および発生を
防止することができ、また、動物による生ごみ等の散乱
を防止することができ、また、処理容器内に対する外気
の温度変化の影響を少なくすることができ、また、処理
容器内への雨水の浸入を防止することができ、更には容
易に、かつ安定的に設置することができる。
【0047】また、処理容器の中間部に外部から脱臭剤
を投入し得る投入口およびその開閉蓋を設けることによ
り、有機廃棄物が悪臭を発生する場合でも、その悪臭を
除去ないし緩和することができる。
【0048】また、排出口を開閉蓋により開閉すること
により、有機廃棄物の分解処理状態を調整することがで
きる。
【0049】また、排出口側においてスクリュー軸に処
理物破砕用の羽根を設けることにより、有機廃棄物の処
理物を破砕した状態で排出することができ、したがっ
て、排出作業を確実に行うことができるとともに、排出
後の処理物の取扱いの便を図ることができる。
【0050】また、スクリュー羽根における有機廃棄物
の移送方向の下流側に1箇以上の穴を形成することによ
り、有機廃棄物の押出し圧力を減圧することができるだ
けでなく、分解中の有機廃棄物、分解処理物を粉状、粒
状にすることができ、しかも、空気を供給して好気性微
生物を増殖しやすくするとともに、水蒸気を抜きやすく
し、有機廃棄物の分解効率を高めることができる。
【0051】また、移送用スクリューの中間部におい
て、スクリュー羽根に代えて移送される有機廃棄物の切
り返しを行う切り返し羽根を設けることにより、各階段
ごとに微生物の活動に好ましい空気、水分、温度等の条
件を可能な限りタイムリーに与えて有機廃棄物の処理を
促進させることができる。
【0052】また、移送用スクリューの排出口におい
て、放射状に複数枚の区画板を形成し、この区画板によ
り区画された区画室を順次上記排出口に開放させること
により、処理物を一定量ごとに排出することができ、ま
た、排出口の開閉蓋を兼用することができる。
【0053】また、処理容器の長さLと直径Dの比L/
Dが3以上となり、スクリューの羽根のピッチPと直径
Dの比P/Dが1以下となるように設定することによ
り、有機廃棄物を連続的に発酵させ、投入および排出の
必要な時、必要な量だけ、手間を要しないで処理するの
に適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における有機廃棄物連続
分解処理装置を示す縦断面図である。
【図2】同有機廃棄物連続分解処理装置を示し、図1の
A−A矢視断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例における有機廃棄物連続
分解処理装置を示し、要部の一部破断側面図である。
【図4】同有機廃棄物連続分解処理装置を示し、図3の
B−B矢視断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例における有機廃棄物連続
分解処理装置を示し、要部の一部破断側面図である。
【図6】同有機廃棄物連続分解処理装置を示し、図5の
C−C矢視断面図である。
【符号の説明】
1 外箱 8 処理容器 12 有機廃棄物の投入口 13 排液口 14 排出口 15 脱臭剤の投入口 19 開閉蓋 20 開閉蓋 21 貯液容器 22 収納容器 26 開閉蓋 27 取出し口 28 取出し口 29 開閉蓋 30 開閉蓋 31 移送用スクリュー 37 穴 38 処理物破砕用の羽根 39 排気筒 40 切り返し羽根 41 区画板 42 区画室
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明は、上記のような従来の問題を解決
しようとするものであり、有機廃棄物を微生物によって
分解、発酵させるとともに、水分を除去し、乾燥させる
ことにより、自治体によるごみ集めに際して省力化、低
コスト化、埋立地の有効利用、焼却による大気汚染防止
等を図ることができることは勿論のこと、有機廃棄物を
液肥や肥料としてリサイクルして有効利用することがで
き、また、投入後の有機廃棄物を脱水して減容化し、し
かも、有機廃棄物を投入した古い順に排出口側から投入
口側に向かって並べることにより、一度に多量の有機廃
棄物の連続分解処理を行うことができ、しかも、余分な
エネルギーや装置を必要とすることなく、経済的に発酵
を促進させて効率的に処理することができるようにした
有機廃棄物連続分解処理装置を提供することを目的とす
るものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的手段は、一端の上側と下側に有機廃棄
の投入口と排液口を有し、他端の下側に処理物の排
出口を有し、上記排出口側よりも上記排液口側が下位に
位置するような傾斜面を有する断面円形状の処理容器
と、上記処理容器内で回転可能に支持され、回転操作手
段の操作による回転に伴い、上記投入口から上記処理容
器内に投入された有機廃棄物を上記排出口側へ移送する
移送用スクリューとを備えたものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】上記目的を達成するための本発明の他の技
術的手段は、上記各技術的手段における処理容器の中間
部に外部から脱臭剤、微生物資材、水分調整材等を選択
的に投入し得る投入口およびその開閉蓋を備えたもので
ある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】図1および図2に示すように、外箱1は底
板2と、側板3、4と、端板5、6と、頂板7とにより
直方体状に構成され、仕切板16により上下の室に区画
されている。外箱1内の上部には円筒状の処理容器8が
設けられている。処理容器8はプラスチック製で円筒体
9の両端が端板10、11により閉塞され、一端の上側
と下側には生ごみ等の有機廃棄物の投入口12と排液
口13が形成され、他端の下側には有機廃棄物の処理物
等の排出口14が形成され、中間部の上側には脱臭剤、
微生物資材、水分調整材等を選択的に投入する投入口1
5が形成されている。脱臭剤、微生物資材、水分調整材
としては活性炭、木炭、光合成菌、酵母菌、乳酸菌、木
皮、落葉、もみがら、おがくず等を用いることができ
る。処理容器8は端板6側、すなわち、排出口14側よ
りも端板5側、すなわち、排液口13側が下位に位置す
るように傾斜され、同様に傾斜されている仕切板16の
支持部材18により傾斜状態で安定的に支持されてい
る。投入口12における基部には処理容器8の先端側、
すなわち、上方傾斜側に向かって排気口17が形成され
ている(この排気口17は処理容器8における投入口1
2側寄り位置の上部に設けることもできる。)。投入口
12と15は頂板7に形成された穴に挿通されて外箱1
の外方へ開放され、各突出端部が開閉蓋19、20によ
り開閉されるようになっている。排液口13と排出口1
4は仕切板16に形成された穴に挿通されて下方の室に
開放されている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】以上の構成について、以下、その使用要領
と共に更に詳細に説明する。本発明の有機廃棄物連続分
解処理装置は家庭の庭等に設置し、使用に際し、あらか
じめ開閉蓋19を外して投入口12を開放し、微生物が
大量に生息する腐葉土約10リットルを投入口12から
処理容器8内に投入する。投入後、ハンドル35を操作
して移送用スクリュー31を回転させ、腐葉土を処理容
器8内の先方、すなわち、排出口14側へ少し移送す
る。そして、生ごみ等の不要な有機廃棄物を投入口12
から処理容器8内に投入し、ハンドル35を操作して移
送用スクリュー31を回転させ、有機廃棄物を処理容器
8内の先方へ少し移送し、投入口12を開閉蓋19によ
り閉じる。このようにして有機廃棄物が発生すると、上
記と同様に投入口12から処理容器8内に投入し、移送
用スクリュー31の回転により先方へ少しずつ順次移送
する。なお、腐葉土は最初に投入するだけでよく、その
後は不要な有機廃棄物だけを投入するか、あるいは夏期
に悪臭が発生したり、冬期の発酵が遅い場合には、有用
微生物群を添加してもよい。また、腐葉土や初期の段階
に投入する有機廃棄物は最初から排出口14側の奥側へ
送り込んでもよいが、その後、投入される有機廃棄物を
奥側へ送り込む際に圧縮されるおそれがあるので、少し
ずつ送り込むのが好ましい。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】生ごみ等の有機廃棄物に水分が含まれてい
る場合には、その水分が処理容器8の傾斜面に沿って流
下し、排液口13からパイプ24を通って貯液容器21
内に蓄えられる。処理容器8の先方へ移送された有機廃
棄物はそれ自身に付着している微生物と、腐葉土に生息
している種菌と、有用微生物資材と、適度な水分、酸素
および温度とにより分解され始める。分解によって作ら
れた液肥も処理容器8の傾斜面に沿って流下し、排液口
13からパイプ24を通って貯液容器21内に蓄えら
れ、貯液容器21内で発酵を続ける。このようにして処
理容器8内の過剰な水分を除去し、分解中の有機廃棄物
の含水率を自動的に調整して分解に有用な微生物を繁殖
しやすくし、効率的に有機廃棄物を発酵させることがで
き、しかも、無用のメタンガス等の発生を防止すること
ができる。一方、発酵の際に発生して排気口17等から
外箱1内に洩れたガスおよび水蒸気は処理容器8の傾斜
外壁に沿って上昇し、排気筒39から外箱1の外部に排
出される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】上記のように処理容器8の内径とスクリュ
ー羽根36の外径とがほぼ等しいので、処理容器8内で
は先に投入され、順次先方へ移送された有機廃棄物と、
後から投入された有機廃棄物とが混じることなく、分
解、無機化された古い処理物から排出口14の方向へ順
々に送られる。この間、投入された有機廃棄物が魚のよ
うにトリメチルアシンを含み、特に悪臭が強い場合には
開閉蓋20を外して投入口15を開放し、投入口15か
ら活性炭を処理容器8内に投入して脱臭するようにして
もよい。また、排気筒39に活性炭等の脱臭剤を備えて
脱臭するようにしてもよい。また、冬期などで発酵が不
十分であれば、酵母等の微生物資材を投入口15から投
入してもよく、また、水分が多く、粘りが激しい場合に
は、木皮、もみがら、おがくず等の水分調整材を投入口
15から投入してもよい。また、有機廃棄物を処理容器
8の先端部側に詰め過ぎた場合には、移送用スクリュー
31を逆方向に回転させて緩めればよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】有用な嫌気性微生物は酸素の少ない条件下
で活躍する。そして、移送用スクリュー31で生ごみ等
の有機廃棄物を押し込むことにより、スクリュー羽根3
6は空気を遮断する。それが投入口12の方に続いてい
るので、セルロース、分解菌、光合成菌、酵母菌、放線
菌等が活躍する環境となる。微生物、特に好気性微生物
の場合、その生育には酸素の供給が必要となるが、移送
用スクリュー31で有機廃棄物を押し込んだ際に、穴3
7および破砕用羽根38で空隙が生じ、炭酸ガス、水蒸
気が排出される。一方、排出口14、スクリュー31と
処理容器8のわずかの隙間および穴37から空気の流入
が可能となる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】分解され、乾燥、肥料化された処理物はハ
ンドル35の操作により移送用スクリュー31を回転さ
せることにより、その先端の破砕用羽根38によって破
砕し、開閉蓋26を外して排出口14から収納容器22
に排出して蓄えておき、必要に応じて開閉蓋29を外し
て収納容器22を取出し口27から外箱1外へ取出すこ
とができる。そして、処理物はなるべく少ない水分で適
度な窒素、リン等を含んだ農作物、園芸、草木等の肥料
として取出すか、あるいは、減量化され、回収、焼却、
埋立て処分するごみとして取出すか、最も経済的な、あ
るいは都合の良い方法を選択し、また、必要な時に随時
取出すことができる。このとき、処理物の乾燥度合や
化の度合に応じて排出口14を常時、開閉蓋26によ
り閉じてもよいし、開閉蓋26を外して排出口14を開
放してもよい。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】処理物の取り出しに際し、冬期で気温が低
く、肥料化が不十分な場合には、発酵微生物原菌や酵素
が配合された天然石、ゼオライト、バーク、落葉、活性
炭、木屑等を投入口15から投入して発酵を促進させる
ようにしてもよい。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】以上の構成において、以下、本実施例にお
いて特徴とする動作について説明する。上記のように有
機廃棄物の分解は、多種の微生物によって蛋白質、糖、
脂肪から始まる。そのためには空気の流通を調整し、
用な嫌気性微生物および有用な好気性微生物の呼吸に必
要な酸素を加減する必要がある。そして、有機廃棄物を
投入口12から処理容器8内に投入する際には、投入口
8が開放されることにより、酸素は十分供給される。ま
た、微生物の活動は20℃〜50℃が最適温度とされて
いる。ここで、発酵ゾーンにおいては、スクリュー羽根
36により押し込まれた有機廃棄物の内部で微生物が呼
吸するときのエネルギーの一部が熱となって発散され、
有機廃棄物の内部に熱を持ち、微生物の活動が活発にな
る。この熱をスクリュー羽根36が壁となって冬期にお
いても、なるべく外に熱が逃げるのを防ぐ役割を果たす
ことができる。また、気温が低い場合には、外箱1の内
側面、処理容器8の外側面に発泡材等から成る保温材を
取り付けてもよい。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】また、有機廃棄物の繊維、特に、芝草や落
葉の繊維は、好熱性、嫌気性のセルローズ分解菌(細菌
・糸状菌)によって分解されるので、特に、温度を高く
保ち、空気を遮られた条件が望ましく、スクリュー羽根
36によりその目的を達成することができる。一方、嫌
気性の微生物は水分の多い方が望ましく、この発酵ゾー
ンではスクリュー羽根36に遮られて水分が、蒸発しに
くくなっているので、増殖しやすい
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】そこで、繊維を分解し終えて熱が下ってか
ら切り返し羽根40によって有機廃棄物を薄く切り返
し、発酵によって発生する炭酸ガスを抜いて有機廃棄物
の嵩比重を下げ、ふんわりとさせて微生物が活動しやす
い条件を与える。また、切返しにより有機廃棄物の嵩比
重を下げることにより、不要な水分を処理容器8の傾斜
内面に沿って流下させるか、あるいは処理容器8の上部
の隙間から蒸発させ、また、炭酸ガスを処理容器8の
上部の隙間から排出することができる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】なお、芝草や雑草を処理容器8内に投入す
る際には、5〜10cm以下の長さに切断することによ
り、移送用スクリュー31による移送を容易に行うこと
ができ、しかも、発酵速度を速めることができる。ま
た、上記各実施例において、移送用スクリュー31のハ
ンドル35は傾斜方向の下位側ではなく、上位側に配置
してもよい。また、上記各実施例において、処理容器8
および移送用スクリュー31の傾斜角度は水分の流下と
ハンドル35の操作性等を考慮して適宜選定することが
できる。また、上記各実施例において、処理容器8は全
体を傾斜させることなく、排液口13側から排出口14
側に至るに従い、次第に小径となる断面円形のテーパー
状に形成して排液口13側が排出口14側よりも下位に
位置するような傾斜面を有するように構成してもよい。
また、上記各実施例において、スクリュー軸32を軸受
32のみで片持式に支持し、移送用スクリュー31の回
転に伴い、スクリュー羽根36の外周面と処理容器8の
内周面とで有機廃棄物を破砕するようにすることもでき
る。また、上記第1の実施例において、破砕用の羽根3
8はスクリュー軸32と処理容器8の両側に設けてもよ
い。更に、上記第1の実施例における破砕用の羽根38
およびスクリュー羽根36の穴37はなくてもよい。
た、上記各実施例は必要に応じて組み合わせることがで
きる。このほか、本発明は、その基本的技術思想を逸脱
しない範囲で種々設計変更することができる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、使
用に際し、投入口から処理容器内に腐葉土を投入し、回
転操作手段の操作により移送用スクリューを回転させ、
腐葉土を処理容器の先方へ移送しておく。そして、必要
に応じ、投入口から処理容器内に有機廃棄物を投入し、
上記のように移送用スクリューを回転させて有機廃棄物
を処理容器の先方へ移送する。処理容器内の有機廃棄物
は腐葉土に付着している微生物と自身に付着している微
生物、あるいは添加する有用微生物資材によって蛋白
質、糖分から分解が始まる。有機廃棄物に水分が含まれ
ている場合にはその水分と、分解によって生じた液肥が
処理容器の傾斜面に沿って流下し、排液口から排出され
る。このようにして処理容器内の有機廃棄物を発酵さ
せ、脱水並びに乾燥処理した処理物を排出物から排出さ
せる。排出口と排液口から排出された処理物と液肥を肥
料として使用し、若しくは処理物を燃焼して処理した
り、ごみとして処理し、液肥を浄化槽で浄化して排水処
理することができる。このように投入後の有機廃棄物を
微生物によって分解処理するとともに、水分を除去し、
減容化して乾燥させ、しかも、有機廃棄物を投入した古
い順に排出口側から投入口側へ向かって並べることがで
きる。したがって、有機廃棄物を液肥や肥料としてリサ
イクルして有効利用することができ、しかも、多量の有
機廃棄物を連続処理することができ、また、余分なエネ
ルギーや装置を必要とすることなく、経済的に発酵を促
進させて効率的に処理することができる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】また、処理容器の中間部に外部から脱臭
、微生物資材、水分調整材等を選択的に投入し得る投
入口およびその開閉蓋を設けることにより、有機廃棄物
が悪臭を発生する場合でも、その悪臭を除去ないし緩和
し、また、水分を適度に調整することができる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端の上側と下側に有機廃棄物の投入口
    と排液口を有し、他端の下側に処理物の排出口を有し、
    上記排出口側よりも上記排液口側が下位に位置するよう
    な傾斜面を有する断面円形状の処理容器と、上記処理容
    器内で回転可能に支持され、回転操作手段の操作による
    回転に伴い、上記投入口から上記処理容器内に投入され
    た有機廃棄物を上記排出口側へ移送する移送用スクリュ
    ーとを備えた有機廃棄物連続分解処理装置。
  2. 【請求項2】 排液口から排出される排液を蓄える貯液
    容器と、排出口から排出される処理物を蓄える収納容器
    を備えた請求項1記載の有機廃棄物連続分解処理装置。
  3. 【請求項3】 処理容器、移送用スクリュー、貯液容器
    および収納容器が外箱に収められ、投入口が外箱の外部
    に開放されるように構成され、移送用スクリューの回転
    操作手段が外箱の外部に配置され、外箱に貯液容器と収
    納容器を取出すための取出し口およびその開閉蓋が設け
    られ、外箱に排気口が設けられた請求項2記載の有機廃
    棄物連続分解処理装置。
  4. 【請求項4】 処理容器が、中間部に外部から脱臭剤を
    投入し得る投入口およびその開閉蓋を有する請求項1な
    いし3のいずれかに記載の有機廃棄物連続分解処理装
    置。
  5. 【請求項5】 排出口が開閉蓋により開閉される請求項
    1ないし4のいずれかに記載の有機廃棄物連続分解処理
    装置。
  6. 【請求項6】 移送用スクリューが、排出口側におい
    て、スクリュー軸に処理物破砕用の羽根を有する請求項
    1ないし5のいずれかに記載の有機廃棄物連続分解処理
    装置。
  7. 【請求項7】 移送用スクリューが、有機廃棄物の移送
    方向の下流側において、スクリュー羽根に一箇以上の穴
    を有する請求項1ないし6のいずれかに記載の有機廃棄
    物連続分解処理装置。
  8. 【請求項8】 移送用スクリューが、中間部において、
    スクリュー羽根に代えて移送される有機廃棄物の切り返
    しを行う切り返し羽根を有する請求項1ないし7のいず
    れかに記載の有機廃棄物連続分解処理装置。
  9. 【請求項9】 移送用スクリューが、排出口側におい
    て、放射状に複数枚の区画板を有し、この区画板により
    区画された区画室が順次上記排出口に開放される請求項
    1ないし8のいずれかに記載の有機廃棄物連続分解処理
    装置。
  10. 【請求項10】 処理容器の長さLと直径Dの比L/D
    が3以上となり、移送用スクリューの羽根のピッチPと
    直径Dの比P/Dが1以下となるように設定された請求
    項1ないし9のいずれかに記載の有機廃棄物連続分解処
    理装置。
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