JPH1053157A - ルーフレールの装着構造及びルーフレールの装着方法 - Google Patents

ルーフレールの装着構造及びルーフレールの装着方法

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JPH1053157A
JPH1053157A JP20966596A JP20966596A JPH1053157A JP H1053157 A JPH1053157 A JP H1053157A JP 20966596 A JP20966596 A JP 20966596A JP 20966596 A JP20966596 A JP 20966596A JP H1053157 A JPH1053157 A JP H1053157A
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JP
Japan
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roof
roof rail
roof panel
flange portion
foam material
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Application number
JP20966596A
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English (en)
Inventor
Masanori Kobayashi
正則 小林
Masatsune Yamane
正恒 山根
Susumu Nishimoto
進 西本
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体のルーフ部分を構成するルーフパネルの
内側縁部に装着されるルーフレールの装着構造及びルー
フレールの装着方法に関し、ルーフレールの製造コスト
を低減するとともに、ルーフレールを装着する際の作業
効率を向上させることができるようにする。 【解決手段】 車体のルーフ部分を構成するルーフパネ
ル10と、ルーフパネル10の内側縁部に装着されたル
ーフレール2とをそなえ、ルーフレール2が、その一縁
部に形成された第1フランジ部2Aをルーフパネル10
の縁部内面10Bと接合される一方で、その他縁部に形
成された第2フランジ部2Bをルーフパネル10の内面
から隙間を開けるようにして設置され、第1フランジ部
2Aをルーフパネル縁部内面10Bに直接接合するとと
もに、第2フランジ部2Bを、隙間を埋めるように装備
された発泡材30Aを介してルーフパネル内面10Bに
接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体のルーフ部分
を構成するルーフパネルの内側縁部に装着される、ルー
フレールの装着構造及びルーフレールの装着方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の車体のルーフ部分を構成す
るルーフパネルの内側縁部に装着されるルーフレールを
示す模式的な断面図である。この図5において、1は車
体のルーフ部分を構成するルーフパネルである。このル
ーフパネル1は、その内側縁部にルーフレール2が装着
されている。
【0003】つまり、ルーフパネル1は本体部1Aとそ
の縁部に形成されるフランジ部1Bとから構成され、ル
ーフレール2は本体部2Cとその一縁部に脚部2Dを介
して形成される第1フランジ部2Aと他縁部に脚部2E
を介して形成される第2フランジ部2Bとから構成され
る。そして、ルーフパネル1のフランジ部1Bの内面
に、ルーフレール2の第1フランジ部2Aを溶接等によ
り接合するとともに、ルーフパネル1の本体部1Aの内
面に、ルーフレール2の第2フランジ部2Bをシーラ
(接着剤等)3により接合するようにして、ルーフレー
ル2をルーフパネル1に装着するのが一般的である。つ
まり、溶接を用いると溶接痕が残り、ボデーの外観を悪
化させるので、外観影響のない第1フランジ部2Aの接
合には溶接を用い、外観影響のある第2フランジ部2B
の接合にはシーラ3を用いているのである。
【0004】なお、ルーフパネル1のフランジ部1Bの
外面側には、ウィンドガラス4がウィンドシールモール
5を介して装着される。ところで、一つの車種におい
て、クーペタイプやセダンタイプやワゴンタイプといっ
た複数の車体形状を有するものが製造されているが、こ
の場合、車体のルーフ部分を構成するルーフパネル1に
ついては、例えば、ワゴンタイプはハイルーフに、ま
た、クーペタイプはロールーフにといったように、形状
を変えているものが多い。例えば、上述したルーフパネ
ル1を標準にして、これよりもハイルーフのもの10
は、ルーフパネルの端部の傾斜をルーフパネル1よりも
大きくしながらルーフパネル1よりも上方へせり上がる
ように形成される。
【0005】このようなハイルーフタイプのルーフパネ
ル10に車内側がルーフレール2の本体部2Cと同様な
傾斜,形状のルーフレールを装着しようとする場合、ル
ーフパネル10とルーフレール2の第2フランジ部2B
との間の隙間が大きいため、上述のように、シーラ3に
より接合することができない。このため、ハイルーフの
ルーフパネル10の場合には、図5中、仮想線(二点鎖
線)で示すように、本体部20Cはルーフレール2の本
体部2Cと同傾斜,同形状であるが、その脚部20Eが
ルーフレール2とは異なるルーフレール20を装着する
ようにしている。つまり、ルーフレール20は、第1フ
ランジ部20A側の脚部20Dはルーフレール2の脚部
2Dと同様に形成されるが、その第2フランジ部20B
側の脚部20Eはハイルーフのルーフパネル10に合わ
せてルーフレール2の第2フランジ部2Bよりも長く延
ばされている。これにより、この第2フランジ部20B
が、シーラ3によりルーフパネル10に接合できるよう
にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のルーフレールの装着構造によると、異なる高
さのルーフパネルに対して、それぞれ専用のルーフレー
ルを用意することが必要となり、コストがかかるという
課題がある。また、それぞれのルーフパネルに合わせて
形成されたルーフレールは、上述したように、その第2
フランジ部側の脚部のみ異なるもので、形状が類似して
いるため、異なる形状のルーフレールを誤って装着して
しまう場合があり、ルーフレールを装着する際の作業効
率がよくないという課題がある。
【0007】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、ルーフレールの製造コストを低減するととも
に、ルーフレールを装着する際の作業効率を向上させる
ことができるようにした、ルーフレールの装着構造及び
ルーフレールの装着方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のルーフレールの装着構造は、車体のルーフ部
分を構成するルーフパネルと、該ルーフパネルの内側縁
部に装着されたルーフレールとをそなえ、該ルーフレー
ルが、その一縁部に形成された第1フランジ部を該ルー
フパネルの縁部内面と接合される一方で、その他縁部に
形成された第2フランジ部を該ルーフパネルの内面から
隙間を開けるようにして設置され、該第1フランジ部が
該ルーフパネル縁部内面に直接接合されるとともに、該
第2フランジ部が、該隙間を埋めるように装備された発
泡材を介して該ルーフパネル内面に接合されていること
を特徴としている。
【0009】請求項2記載の本発明のルーフレールの装
着構造は、請求項1記載の構成において、上記発泡材
が、発泡前の材料状態で上記第2フランジ部と上記ルー
フパネル内面との間に装備されて上記車体の製造過程で
加わる熱により発泡することにより上記隙間を埋めるよ
うに拡張していることを特徴としている。請求項3記載
の本発明のルーフレールの装着構造は、請求項2記載の
構成において、発泡前の材料状態の上記発泡材に該発泡
材を位置決めし固定するための凸部が形成されるととも
に、上記第2フランジ部の所要箇所に穴部が形成され
て、該凸部を該穴部に嵌入させるようにして上記材料状
態の発泡材が上記第2フランジ部に固定されることを特
徴としている。
【0010】請求項4記載の本発明のルーフレールの装
着方法は、車体のルーフ部分を構成するルーフパネル
と、該ルーフパネルの内側縁部に装着されるルーフレー
ルとをそなえ、該ルーフレールの一縁部に形成された第
1フランジ部を該ルーフパネルの縁部内面に溶接により
接合し、該ルーフレールの他縁部に形成された第2フラ
ンジ部を該ルーフパネルの内面に該溶接以外の結合手段
により結合するルーフレールの装着方法において、該第
2フランジ部に発泡前の材料状態の発泡材を装着する第
1工程と、該第1フランジ部を該ルーフパネルの縁部内
面に溶接する第2工程と、該第2工程で、該溶接により
該第2フランジ部と該ルーフパネルの内面との間の隙間
に介在するようになった該発泡材を発泡させて該隙間を
所要の大きさとしながら該第2フランジ部と該ルーフパ
ネルの内面とを接合させる第3工程とから構成されてい
ることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施形態】以下、図面により、本発明の一実施
形態のルーフレールの装着構造について説明すると、図
1〜図3は本発明の一実施形態にかかるルーフレールの
装着構造を示すものであり、図1はルーフレールに装着
された発泡材の発泡後の状態を示す模式図、図2はルー
フレールに装備される発泡材を説明するためのものであ
り、(a)はそのルーフレール及び発泡材を示す模式的
な斜視図、(b)は発泡材を示す模式的な断面図、図3
はルーフレールに装備された発泡材の発泡前の状態を示
す模式図である。
【0012】本ルーフレールの装着構造では、発泡材3
0を用いるので、まず、この発泡材30について説明す
る。この発泡材30は、硬質発泡体として構成され、発
泡材30は接着剤としての機能をも有するものである。
また、発泡前の材料状態における発泡材30の形状,大
きさ(即ち、発泡材30の量)は、図1に示すように、
発泡後にルーフパネル10の本体部10Aとルーフレー
ル2の第2フランジ部2Bとの隙間を適正に埋めること
ができ、この隙間部分に過不足なく介在するように、こ
の隙間の大きさや第2フランジ部2Bの幅等に応じて決
められる。
【0013】また、発泡後にルーフパネル10の本体部
10Aとルーフレール2の第2フランジ部2Bとの隙間
を位置がずれることなく確実に埋めるのには、発泡前の
材料状態における発泡材30の位置決めを正確に行なう
必要があるため、図2(b)に示すように、発泡前の材
料状態の発泡材30には発泡材本体部30Aにクリップ
状の取付部(凸部)30Bが形成されており、ルーフレ
ール2の第2フランジ部2Bには所要の箇所に取付用穴
部(穴部)2bが形成されている。
【0014】つまり、クリップ状の取付部30Bは、発
泡後に発泡材30の取付位置がずれてしまうのを防ぐた
めに、発泡前の材料状態の発泡材30をルーフレール2
に対して位置決めするとともに、発泡材30をルーフレ
ール2の第2フランジ部2Bに固定するものである。こ
れは、発泡材30が装備される位置によっては、発泡材
30が発泡後にルーフレール2の第2フランジ部2Bか
らはみ出してしまい、ルーフパネル10の本体部10A
とルーフレール2の第2フランジ部2Bとの隙間を確実
に埋めることができない場合があるからである。
【0015】そして、図2(a)に示すように、クリッ
プ状の取付部30Bを第2フランジ部2Bの取付用穴部
2bに嵌入させるようにして、ルーフレール2の第2フ
ランジ部2Bに固定することによって、第2フランジ部
2Bに発泡前の材料状態の発泡材30を装備できるよう
になっている。また、発泡材30は、第2フランジ部2
Bの長手方向に間隔をおいて所定の数だけ装備される。
なお、図2(a)では、発泡材30を装備するルーフレ
ール2の一部を示すようにしている。
【0016】なお、クリップ状の取付部30Bは、第2
フランジ部2Bの取付用穴部2bに嵌入する時には隙間
30Cを狭める方向に弾性変形し、嵌入後は取付部30
Bの形状が元に戻るようになっている。このようにして
発泡材30が装備されたルーフレール2は、その一縁部
に形成された第1フランジ部2Aを、図3に示すよう
に、ルーフ高の高いルーフパネル10のフランジ部10
Bの内面(ルーフパネルの縁部内面)に溶接(スポット
溶接)により接合され、その他縁部に形成された第2フ
ランジ部2Bがルーフパネル本体部10Aの内面から隙
間を開けるようにして設置されるようになっている。こ
れによって、第2フランジ部2Bに装着された発泡材3
0が、ルーフレール2の第2フランジ部2Bとルーフパ
ネル10の内面との間の隙間に介在するようになってい
る。なお、図3では、発泡材本体部30Aの発泡後の状
態30aを仮想線(二点鎖線)で示している。
【0017】そして、ルーフレール2の第2フランジ部
2Bとルーフパネル10の内面との間の隙間に介在する
発泡材30が、図1に示すように、車体の製造過程、即
ち、車体を塗装炉内に進入させる塗装行程で加わる熱に
より発泡することにより第2フランジ部2Bとルーフパ
ネル10との間の隙間を埋めるように拡張し、その隙間
を所要の大きさに保持しながら、ルーフパネル10の本
体部10Aの内面と第2フランジ部2Bとが接合(溶接
以外の結合手段)されるようになっている。なお、図1
中、30aは発泡剤本体部30Aの発泡後の状態を示し
ており、発泡剤本体部30A及び取付部30Bの発泡前
の状態を仮想線(二点鎖線)で示している。
【0018】なお、ルーフパネル10,ルーフレール2
は、従来技術の説明で参照した図5中のルーフパネル1
0,ルーフレール2と同じものであり、ルーフレール2
の各フランジ部2A,2Bはそれぞれ脚部2D,2Eを
介して形成され、本ルーフレールの装着構造では、従
来、ルーフ高の低いルーフパネル1に装着するのに用い
ていたリーフレール2に発泡材30を装備し、この発泡
材30を発泡させることによって、ルーフ高の高いルー
フパネル10に対してルーフレール2を装着するように
している。
【0019】また、ルーフパネル10のフランジ部10
Bの外面側には、従来と同様に、ウィンドガラス4がウ
ィンドシールモール5を介して装着される。本発明の一
実施形態のルーフレールの装着構造は、上述のように構
成されるため、次のような方法によりルーフレールの装
着を行なうことができる。つまり、発泡前の材料状態の
発泡材30は、図2(a)に示すように、クリップ状の
取付部30Bを第2フランジ部2Bの取付用穴部2bに
嵌入させるようにして、ルーフレール2の第2フランジ
部2Bに固定し、第2フランジ部2Bに発泡前の材料状
態の発泡材30を装着する(第1工程)。
【0020】次に、図3に示すよに、ルーフパネル10
のフランジ部10Bの内面に、ルーフレール2の第1フ
ランジ部2Aを溶接することにより接合し、これによっ
て、第2フランジ部2Bに装着された発泡材30が、ル
ーフレール2の第2フランジ部2Bとルーフパネル10
の内面との間の隙間に介在するようにする(第2工
程)。
【0021】そして、この発泡材30を、車体の製造過
程、即ち、車体を塗装炉内に進入させる塗装行程で加わ
る熱により発泡させることにより、発泡材30が第2フ
ランジ部2Bとルーフパネル10との間の隙間を埋める
ように拡張し、その隙間を所要の大きさとしながら、第
2フランジ部2Bとルーフパネル2の内面とを接合する
(第3工程)。
【0022】次に、ルーフ高がルーフパネル1とルーフ
パネル10との中間的なルーフパネル40にルーフレー
ル2を装着する場合について説明すると、この場合は、
ルーフパネル40と第2フランジ部2Bとの隙間が小さ
くなるので、図4に示すように、発泡材31の本体部3
1Aの量を隙間の大きさに応じて少なく設定すればよ
い。なお、仮想線で示す31aは発泡剤本体部31A及
び取付部31Bの発泡後の状態を示している。
【0023】このように、発泡材31の本体部31Aの
量を調整することにより、ルーフ高の異なるルーフパネ
ル40にもルーフレール2を装着することができる。と
ころで、図1中、仮想線(二点鎖線)で示すようなルー
フ高の低いルーフパネル1に対しては、従来と同様に、
ルーフレール2の第2フランジ部2Bをシーラ(接着剤
等)によりルーフパネル1に接合する。
【0024】本実施形態のルーフレールの装着構造は、
上述のように構成されるため、発泡前の材料状態の発泡
材本体部30Aの量を調整するだけで、異なるルーフ高
のルーフパネル1,10,40とルーフレール2との間
の隙間を調整することができ、ルーフパネル1,10,
40のそれぞれに対して、同一形状のルーフレール2を
用いることができるため、ルーフレール2の制作にかか
るコストを低減することができるという利点がある。
【0025】また、ルーフレール2をルーフパネル10
に装着する際に、ルーフレール2の類別をする必要がな
くなるとともに、誤って異なる形状のものを装着してし
まうこともなくなるため、ルーフレール2を装着する際
の作業効率を向上させることができるという利点があ
る。さらに、発泡材30は接着機能をも有するものであ
るため、別に接着剤を用いる必要がなく、ルーフレール
2の装着を容易に行なうことができるという利点があ
る。
【0026】また、所定の形状,大きさを有する発泡材
30を装着するだけで、車体の製造工程における熱を利
用することにより発泡させることができるため、ルーフ
レール2の装着を容易にすることができるという利点も
ある。また、発泡材30にはクリップ状の取付部30B
が形成されているため、その位置決めが容易になるとと
もに、発泡材30を正確な位置に固定することができる
ため、発泡材30の取付位置がずれないようにすること
ができ、ルーフパネル10とルーフレール2との間の隙
間を確実に埋めることができるという利点もある。
【0027】また、ルーフレール2の第1フランジ部2
Aが溶接により接合されているため、ルーフレール2の
装着が容易であるという利点もある。なお、本実施形態
のルーフレールの装着構造では、発泡材30を第2フラ
ンジ部2Bの長手方向に間隔をおいて装着するようにし
ているが、発泡材30を帯状に形成し、第2フランジ2
Bの長手方向の全長に亘って装着するようにしてもよ
い。
【0028】また、本実施形態のルーフレールの装着構
造では、発泡材30のクリップ状の取付部30Bを一体
に形成するようにしているが、取付部30Bを発泡材3
0とは別体として構成し、発泡材本体部30Aに取り付
けるようにしてもよい。また、本実施形態のルーフレー
ルの装着構造では、同一車種であって、複数の車体形状
を有するものに対して適用するようにしているが、異な
る車種に対して適用するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明のルーフレールの装着構造によれば、発泡前の材料
状態の発泡材の量を調整することにより、ルーフパネル
とルーフレールとの間の隙間を調整することができ、異
なるルーフ高を有するルーフパネルに対して、同一形状
のルーフレールを用いることができるため、ルーフレー
ルの製造コストを低減することができるという利点があ
る。また、ルーフレールをルーフパネルに装着する際
に、ルーフレールの類別を行なう必要がなくなるととも
に、誤って異なる形状のものを装着することもなくなる
ため、ルーフレールを装着する際の作業効率を向上させ
ることができるという利点がある。さらに、発泡材は接
着機能をも有するものであるため、別に接着剤を用いる
必要がなく、ルーフレールの装着を容易に行なうことが
できるという利点がある。
【0030】請求項2記載の本発明のルーフレールの装
着構造によれば、所定の形状,大きさを有する発泡材を
装着するだけで、車体の製造工程における熱を利用する
ことにより発泡させることができるため、ルーフレール
の装着を簡素化することができるという利点がある。請
求項3記載の本発明のルーフレールの装着構造によれ
ば、発泡材の位置決めが容易になるとともに、発泡材を
正確な位置に固定することができるため、発泡材の取付
位置がずれないようにすることができ、ルーフパネルと
ルーフレールとの間の隙間を確実に埋めることができる
という利点がある。
【0031】請求項4記載の本発明のルーフレールの装
着方法によれば、発泡前の材料状態の発泡材の量を調整
することにより、ルーフパネルとルーフレールとの間の
隙間を調整することができ、異なるルーフ高を有するル
ーフパネルに対して、同一形状のルーフレールを用いる
ことができるため、ルーフレールの製造コストを低減す
ることができるという利点がある。また、ルーフレール
をルーフパネルに装着する際に、ルーフレールの類別を
行なう必要がなくなるとともに、誤って異なる形状のも
のを装着することもなくなるため、ルーフレールを装着
する際の作業効率を向上させることができるという利点
がある。さらに、発泡材は接着機能をも有するものであ
るため、別に接着剤を用いる必要がなく、ルーフレール
の装着を容易に行なうことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のルーフレールの装着構造
を示す模式的な断面図であって、発泡材の発泡後の状態
を示すものである。
【図2】本発明の一実施形態のルーフレールの装備され
る発泡材を説明するためのものであり、(a)はそのル
ーフレール及び発泡材を示す模式的な斜視図、(b)
は、発泡材を示す模式的な断面図である。
【図3】本発明の一実施形態のルーフレールの装着構造
を示す模式的な断面図であって、発泡材の発泡前の状態
を示すものである。
【図4】本発明の一実施形態のルーフレールの装着構造
の変形例を示す模式的な断面図であって、発泡材の発泡
前の状態を示すものである。
【図5】従来のルーフレールの装着構造を示す模式的な
断面図である。
【符号の説明】
1 ルーフパネル 1A ルーフパネルの本体部 1B ルーフパネルのフランジ部 2 ルーフレール 2A ルーフレールの第1フランジ部 2B ルーフレールの第2フランジ部 2C ルーフレールの本体部 2D 第1フランジ部側の脚部 2E 第2フランジ部側の脚部 2b 第2フランジ部2Bの取付用穴部(穴部) 3 シーラ(接着剤等) 4 ウィンドガラス 5 ウィンドシールモール 10 ルーフパネル 10A ルーフパネルの本体部 10B ルーフパネルのフランジ部 20 ルーフレール 20A ルーフレールの第1フランジ部 20B ルーフレールの第2フランジ部 20C ルーフレールの本体部 20D 第1フランジ部側の脚部 20E 第2フランジ部側の脚部 30 発泡前の材料状態の発泡材(溶接以外の結合手
段) 30A 発泡材本体部 30a 発泡材本体部の発泡後の状態 30B クリップ状の取付部(凸部) 30C 隙間 31 発泡材 31A 発泡材本体部 31a 発泡材本体部の発泡後の状態 31B 発泡材の取付部(凸部) 40 ルーフパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西本 進 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のルーフ部分を構成するルーフパネ
    ルと、 該ルーフパネルの内側縁部に装着されたルーフレールと
    をそなえ、 該ルーフレールが、その一縁部に形成された第1フラン
    ジ部を該ルーフパネルの縁部内面と接合される一方で、
    その他縁部に形成された第2フランジ部を該ルーフパネ
    ルの内面から隙間を開けるようにして設置され、 該第1フランジ部が該ルーフパネル縁部内面に直接接合
    されるとともに、該第2フランジ部が、該隙間を埋める
    ように装備された発泡材を介して該ルーフパネル内面に
    接合されていることを特徴とする、ルーフレールの装着
    構造。
  2. 【請求項2】 上記発泡材が、発泡前の材料状態で上記
    第2フランジ部と上記ルーフパネル内面との間に装備さ
    れて上記車体の製造過程で加わる熱により発泡すること
    により上記隙間を埋めるように拡張していることを特徴
    とする、請求項1記載のルーフレールの装着構造。
  3. 【請求項3】 発泡前の材料状態の上記発泡材に該発泡
    材を位置決めし固定するための凸部が形成されるととも
    に、上記第2フランジ部の所要箇所に穴部が形成され
    て、該凸部を該穴部に嵌入させるようにして上記材料状
    態の発泡材が上記第2フランジ部に固定されることを特
    徴とする、請求項2記載のルーフレールの装着構造。
  4. 【請求項4】 車体のルーフ部分を構成するルーフパネ
    ルと、該ルーフパネルの内側縁部に装着されるルーフレ
    ールとをそなえ、該ルーフレールの一縁部に形成された
    第1フランジ部を該ルーフパネルの縁部内面に溶接によ
    り接合し、該ルーフレールの他縁部に形成された第2フ
    ランジ部を該ルーフパネルの内面に該溶接以外の結合手
    段により結合するルーフレールの装着方法において、 該第2フランジ部に発泡前の材料状態の発泡材を装着す
    る第1工程と、 該第1フランジ部を該ルーフパネルの縁部内面に溶接す
    る第2工程と、 該第2工程で、該溶接により該第2フランジ部と該ルー
    フパネルの内面との間の隙間に介在するようになった該
    発泡材を発泡させて該隙間を所要の大きさとしながら該
    第2フランジ部と該ルーフパネルの内面とを接合させる
    第3工程とから構成されていることを特徴とする、ルー
    フレールの装着方法。
JP20966596A 1996-08-08 1996-08-08 ルーフレールの装着構造及びルーフレールの装着方法 Pending JPH1053157A (ja)

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EP0510887A2 (en) * 1991-04-26 1992-10-28 Sharp Kabushiki Kaisha Method and apparatus for detecting and analyzing defective semiconductor element
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