JPH1052995A - 塗膜転写用ヘッド、塗膜転写具および塗膜転写具の組立方法 - Google Patents

塗膜転写用ヘッド、塗膜転写具および塗膜転写具の組立方法

Info

Publication number
JPH1052995A
JPH1052995A JP22763096A JP22763096A JPH1052995A JP H1052995 A JPH1052995 A JP H1052995A JP 22763096 A JP22763096 A JP 22763096A JP 22763096 A JP22763096 A JP 22763096A JP H1052995 A JPH1052995 A JP H1052995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating film
film transfer
head
case
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22763096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2975895B2 (ja
Inventor
Kakuhei Koyama
格平 小山
Shigeru Tamai
繁 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEED GOMME KOGYO KK
Original Assignee
SEED GOMME KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SEED GOMME KOGYO KK filed Critical SEED GOMME KOGYO KK
Priority to JP8227630A priority Critical patent/JP2975895B2/ja
Publication of JPH1052995A publication Critical patent/JPH1052995A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2975895B2 publication Critical patent/JP2975895B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H37/00Article or web delivery apparatus incorporating devices for performing specified auxiliary operations
    • B65H37/002Web delivery apparatus, the web serving as support for articles, material or another web
    • B65H37/005Hand-held apparatus
    • B65H37/007Applicators for applying coatings, e.g. correction, colour or adhesive coatings

Landscapes

  • Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 筆記具感覚での横引き使用タイプの塗膜転写
具において、塗膜転写テープのセッティングが容易な塗
膜転写用ヘッドを提供する。 【解決手段】 ケース本体6に位置決め固定可能なヘッ
ド本体30と、ヘッド本体30をケース本体6に仮止め
支持する嵌合凸部31と、両者30,31を揺動可能に
接続する板状ヒンジ部32を備える。ヘッド本体30を
仮止め支持して、塗膜転写テープTを繰出・巻取リール
の巻回姿勢のままヘッド本体30にセッティングした
後、ヘッド本体30を回動させてケース本体6に位置決
め固定することにより、ヘッド本体30はテープTをケ
ースの把持面に対しほぼ正対させて案内する方向に向
く。これら一連の作業は、ヘッド本体30をケース本体
6に仮支持した状態で行うため、作業が単純で安定した
状態で行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗膜転写テープ上
の修正塗料層、粘着剤層等の塗膜を紙面等の被転写部に
転写するための塗膜転写用ヘッド、塗膜転写具およびそ
の組立方法に関し、さらに詳細には、筆記具感覚での横
引き使用が可能なヘッド部構造を備える塗膜転写具にお
いて、その組立作業の省力化・自動化を可能にする塗膜
転写ヘッドの取付構造技術に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の塗膜転写具として、特開平5−
58097号公報あるいは実開平5−13800号公報
に開示される構造のものが本出願人により既に提案され
ている。
【0003】この塗膜転写具は、主として誤字等を修正
するための字消し具として使用されるものであって、図
13(a) に示すように、手持ち操作可能なケースa内
に、塗膜転写テープbを巻回した繰出リールcと、使用
後の塗膜転写テープbを回収する巻取リールdとが回転
可能に設けられるとともに、これら両リールc,dが歯
車機構等からなる駆動部eにより連動する自動巻取り式
とされている。
【0004】上記ケースaの先端部には、上記塗膜転写
テープbを被転写部(例えば図13(b) における紙面等
の被修正部分)f上に加圧する塗膜転写用ヘッドgが突
設され、上記繰出リールcから繰り出された上記塗膜転
写テープbは、このヘッドgの先端加圧部hを経由し
て、上記巻取リールdに巻着されるように構成されてな
る。
【0005】また、上記ケースaは、上記繰出リールc
と巻取リールdを内装し得る輪郭形状寸法と幅寸法を備
える偏平な箱形状とされ、その偏平表裏面u,vつまり
図13(a) の紙面に対する表裏面が操作時の把持面とさ
れている。これに関連して、上記ヘッドgの先端加圧部
hは、塗膜転写テープcを上記把持面u,vに対しほぼ
正対させて案内する構造とされて、例えば欧文のような
横書き文章の一部を修正する場合に適した、つまり片手
操作による筆記具感覚での横引き使用が可能な構造とさ
れている。
【0006】この塗膜転写具により誤字等を消すには、
図13(b) に示すように、上記ケースaの把持面u,v
を手指にて筆記具を握るような姿勢で把持して、図示の
ごとくヘッドgの先端加圧部hにより塗膜転写テープb
を被修正部分f上に密着状に押し付け、この状態を保っ
たまま、ケースaを横方向つまり紙面等に対して左右方
向(図13(b) の矢符方向)へ移動させる。これによ
り、ヘッドgの先端加圧部hにおける塗膜転写テープb
の修正塗料層は、被修正部分f上に塗着されて文字等が
被覆消去されるとともに、使用後の塗膜転写テープbが
巻取リールdに巻取り回収される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、製品コスト
の低減化には、その製品の組立作業の省力化・自動化を
図る必要があるところ、上記のように横引き使用が可能
なヘッド部構造を備える塗膜転写具にあっては、その組
立作業の省力化・自動化を困難にしていた。
【0008】すなわち、上記ヘッドgは、その取付け部
m,nがケースaの位置決め支持部o,pにそれぞれ係
合されて、取付け固定されているところ、塗膜転写テー
プbを走行案内するテープ走行面つまりヘッドgの両側
面q,rが上記ケースaの把持面u,vとほぼ平行にな
るように位置決めされている。
【0009】このため、このヘッドgに対する塗膜転写
テープbのセッティングは、まず、塗膜転写テープbを
ケースaに固定する前のヘッドgの外周に沿って掛け渡
した後、ヘッドgの取付け部m,nを上記位置決め支持
部o,pに係合して取り付ける。この場合、上記ヘッド
gは、あらかじめ塗膜転写テープbを上記リールc,d
に対する巻回姿勢のままで掛渡し作業を行えるような姿
勢に手指にて保持するとともに、この作業終了後に、ヘ
ッドgをその軸線まわりに回転させてから(この時、塗
膜転写テープbがほぼ90°捻転されることになる)、
ケースaに対する取付けを完了することになる。
【0010】したがって、これら塗膜転写テープbをヘ
ッドg外周に掛け渡した状態でのヘッドgの回転および
係合作業は、ヘッドgを手指にて持った状態で行うこと
になるため、多量生産品としての塗膜転写具の組立作業
においては大変複雑でかつ不安定なものとなっており、
これら一連の作業を含むヘッドg部分の組立作業には熟
練者による手作業が必須である。これがため、塗膜転写
具全体としての組立作業の自動機械による全自動化が妨
げられており、組立作業の省力化・自動化による製品コ
ストの低減化を困難なものにしていた。
【0011】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的とするところは、片手操
作による筆記具感覚での横引き使用が可能な構造を備え
る塗膜転写具において、塗膜転写テープのセッティング
が容易で、ヘッド部さらには塗膜転写具全体の組立作業
の省力化・自動化による製品コストの低減化が可能な塗
膜転写用ヘッドの取付構造の提供にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の塗膜転写用ヘッドは、塗膜転写テープ上の
塗膜を被転写部に転写するための塗膜転写具において、
片手による手持ち操作が可能なケースの先端部に取り付
けられて、塗膜転写テープを被転写部上に加圧するもの
であって、上記ケース内に位置決め固定可能とされたヘ
ッド本体と、このヘッド本体を上記ケース内に仮止め支
持する支持部と、これら支持部とヘッド本体を接続する
接続部とを備えてなり、上記ヘッド本体は、上記支持部
により上記ケースに仮止め支持された状態において、上
記塗膜転写テープを上記繰出リールと巻取リールの巻回
姿勢のまま案内する方向に向くとともに、上記ケース内
に位置決め固定された状態において、上記塗膜転写テー
プを上記ケースの把持面に対しほぼ正対させて案内する
方向に向くように構成されていることを特徴とする。
【0013】この塗膜転写用ヘッドを備えた塗膜転写具
におけるヘッド部の組立作業は、まず、塗膜転写用ヘッ
ドをケースに仮止め支持して、ヘッド本体の走行案内面
を、ケースに設けられた繰出リールと巻取リールに巻回
された塗膜転写テープとほぼ平行な状態に位置決めす
る。この状態で、上記ヘッド本体に、上記両リールに巻
回された塗膜転写テープをその巻回姿勢のままセッティ
ングした後、このヘッド本体を、仮止め支持された上記
支持部を支点として回動させて、上記ケース内に位置決
め固定することにより、塗膜転写テープを上記ケースの
把持面に対しほぼ正対させる。
【0014】これら一連の組立作業工程は、ヘッド本体
をケースに仮止め支持した状態で行うため、作業が単純
であるとともに安定した状態で行うことができて、熟練
を要することなく手作業で簡単かつ確実に行うことがで
き、また自動機械により自動的かつ連続的に行うことも
可能となる。
【0015】上記ケースを上下分割構造とするととも
に、ここに組み付けられる上記塗膜転写用ヘッドを含む
各構成部品を、上側から組付け可能な構成とすることに
より、塗膜転写具全体の組立作業工程の全自動化を図る
ことも可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0017】実施形態1 本発明に係る塗膜転写具を図1ないし図3に示し、この
塗膜転写具1は、具体的には誤字等を修正するための字
消し具として使用されるものであって、自動機械等によ
る自動組立てに適した構成を備えている。
【0018】塗膜転写具1は、片手操作による横引き使
用タイプのものであって、手持ち操作可能なケース2内
に、繰出リール3と巻取リール4がそれぞれ回転可能に
設けられるとともに、ケース2の先端部に、塗膜転写ヘ
ッドHが設けられてなり、また、上記繰出リール3と巻
取リール4は、駆動部5により連動するいわゆる自動巻
取り式とされている。
【0019】ケース2は、射出成形等により成形された
プラスチック製で、偏平な箱の形態とされている。この
ケース2は、ケース本体6と蓋体7からなる上下二分割
構造とされており、上記繰出リール3と巻取リール4を
内装し得る正面輪郭形状と寸法を備えるとともに、その
偏平な表裏面2a,2bが、片手による手持ち操作時の
把持面を形成する(図7参照)。上記ケース本体6内に
は、上記繰出リール3および巻取リール4が設けられと
ともに、上記蓋体7の内側面には、これら両リール3,
4を支持する支持部7a,7bが設けられている(図3
参照)。これら両支持部7a,7bは、後述するケース
本体6の中空支軸18,8の自由端開口にそれぞれ嵌合
されて、上記両リール3,4の安定した回転動作を確保
する。
【0020】上記繰出リール3および巻取リール4はそ
れぞれ、上記塗膜転写テープTを巻回する中空ドラムの
形態とされている。繰出リール3は、その外周部に塗膜
転写テープTが巻装されてなるとともに、後述する駆動
部5の駆動歯車15の回転軸部17に自由回転可能に軸
支されている。一方、巻取リール4は、その外周に上記
塗膜転写テープTの繰出し側の先端が巻取り回収可能に
接続されるとともに、ケース本体6の内側面に起立状に
設けられた中空支軸8に自由回転可能に軸支されてい
る。巻取リール4の下端部には、上記駆動歯車15と噛
合する従動歯車16が設けられるとともに、巻取リール
4の上端には、テープ走行用案内フランジ9が設けられ
ている。
【0021】また、中空支軸8の先端には、巻取リール
4の抜けを防止するための抜止め部8a,8aが設けら
れるとともに、これら抜止め部8a,8aは、スリット
8b,8b,…の存在により径方向内側へ弾性変形可能
とされて、巻取リール4の上側からの挿入組付けを可能
としている。
【0022】上記塗膜転写テープTとしては、従来周知
の構造のものが用いられ、プラスチック製あるいは紙製
等のフィルム基材の片面に剥離剤層が形成されるととも
に、この上に、白色の修正塗料層(転写後直ちにその上
から筆記が可能なドライタイプのもの)が形成され、さ
らにその上に間圧接着剤層が形成されてなる。
【0023】上記繰出リール3から繰り出された塗膜転
写テープTは、ケース本体6に設けられたガイドピン4
0を介して、上記ヘッドHの先端加圧部Haを経由して
反転され、さらにケース本体6に設けられたガイドピン
41を介して、上記巻取リール4に巻回されている。
【0024】駆動部5は、上記繰出リール3と巻取リー
ル4を互いに同期して連動させるもので、連動機構10
とクラッチ機構11を備えてなる。
【0025】連動機構10は、上記両リール3,4を相
互に連動可能に連係するもので、前述した駆動歯車15
と従動歯車16から構成されている。駆動歯車15は、
その回転軸部17がケース本体6の内側面に起立状に設
けられた中空支軸18に自由回転可能に設けられるとと
もに、前述したように、この回転軸部17に繰出リール
3が自由回転可能に軸支されている。
【0026】これに関連して、上記回転軸部17の先端
には、繰出リール3の抜けを防止するための抜止め部1
7a,17aが設けられるとともに、これら抜止め部1
7a,17aは、スリット17b,17b,…の存在に
より径方向内側へ弾性変形可能とされて、繰出リール3
の上側からの挿入組付けを可能としている。
【0027】上記駆動歯車15と巻取リール4の従動歯
車16は、所定の歯車比をもって噛合されて、巻取リー
ル4が常に一定の回転比をもって繰出リール3に連動回
転される構成とされている。
【0028】クラッチ機構11は、繰出リール3と巻取
リール4における塗膜転写テープTの繰出速度と巻取速
度を同期させるもので、図1に示すように、上記駆動歯
車15に設けられた複数の係合突起20a,20b,…
から構成されている。
【0029】これら係合突起20a,20bは、駆動歯
車15における回転軸部17の外周部に、交互に等間隔
をもって配設されており、上下方向つまり繰出リール3
の軸方向に弾性を有する構造とされるとともに、上記回
転軸部17の抜止め部17a,17aとの協働作用によ
り、繰出リール3の下端面に弾発力をもって摩擦接触す
る構成とされている。そして、このクラッチ機構11の
摩擦力により、繰出リール3の回転力が駆動歯車15に
伝達されるとともに、両者3,15間に過度の回転力が
作用した場合、繰出リール3と駆動歯車15が相対的に
滑り回転して、過度な張力による塗膜転写テープTの破
断防止と円滑な走行を確保する。
【0030】また、上記ケース本体6と駆動歯車15と
の間には、上記両リール3,4の逆回転を防止する逆転
防止機構25が設けられている。この逆転防止機構25
は従来公知の構造とされ、駆動歯車15に設けられた係
止爪25aと、ケース本体6の内側面に中空支軸18と
同心の環状に設けられた多数の逆転防止爪25b,25
b,…とからなる。そして、これら係止爪25aと逆転
防止爪25b,25b,…との係脱動作により、上記両
リール3,4の正回転(矢符方向)を許容する一方、こ
れと逆方向への回転を阻止する。
【0031】なお、図示しないが、上記逆転防止機構2
5に関連して、塗膜転写テープTの緩みまたは弛みを直
すための従来公知の巻戻し機構が駆動部5に設けられて
もよい。
【0032】塗膜転写ヘッドHは、塗膜転写テープTを
被転写部上に加圧するもので、ケース2の先端部に設け
られている。
【0033】この塗膜転写ヘッドHは、特に自動機械に
よる塗膜転写テープTのセッティング作業に適した構造
を備えてなり、図4および図5に示すように、ケース2
内に位置決め固定可能なヘッド本体30と、このヘッド
本体30をケース2内に仮止め支持する支持部31と、
これら両者30,31を接続する接続部32が一体成形
されてなるプラスチック成形品である。
【0034】ヘッド本体30は、塗膜転写テープTより
も若干幅広とされるとともに、ある程度の弾性を有する
薄肉板部材の形態とされている。このヘッド本体30
は、具体的には、その先端側部分が先端に向けて次第に
薄肉となるようなテーパ形状断面を有するとともに、そ
の先端縁Haが塗膜転写テープTを加圧する先端加圧部
とされている。また、この先端加圧部Haに連続する両
側面30a,30bが塗膜転写テープTを走行案内する
平坦なテープ走行面とされるとともに、ヘッド本体30
の先端側部分の両側縁には、塗膜転写テープTの側縁を
走行案内するガイドフランジ35,35が設けられてい
る。
【0035】また、上記ヘッド本体30の基端側部分一
側縁には係合部36が設けられており、この係合部36
が、ケース本体6の内側に対応して設けられた位置決め
固定部37に、これを挟持するように係合する構成とさ
れている。なお、係合部36は、図示のごとくヘッド本
体30の両側に張り出して形成されており、図示しない
が、これに対応して、蓋体7の内側にも上記位置決め固
定部37が設けられている。
【0036】一方、上記ヘッド本体30の基端側部分に
おける上記係合部36と反対側の他側縁は、接続部32
を介して、支持部31と接続されている。この支持部3
1は、ケース2の仮止め部38に嵌合固定されるもので
ある。具体的には、仮止め部38は、ケース本体6の内
側面に一体形成されて、図示のごとく平面長穴形状とさ
れた嵌合凹部の形態とされるとともに、上記支持部31
がこの嵌合凹部38に上側から嵌合可能な嵌合凸部の形
態とされている。
【0037】また、上記接続部32は、上記ヘッド本体
30よりも肉薄で弾性変形可能な板状ヒンジ部材の形態
とされて、これにより、上記ヘッド本体30が嵌合凸部
31に揺動可能に枢支接続されている。
【0038】しかして、上記嵌合凸部31が嵌合凹部3
8に嵌合固定された状態つまりケース本体6に仮止め支
持された状態において、上記ヘッド本体30は、図6
(a) および (b)に示すように、板状ヒンジ部材32によ
り起立状態に保持されて、上記塗膜転写テープTを上記
繰出リール3と巻取リール4の巻回姿勢のまま案内する
方向に、つまり塗膜転写テープTの表裏面が上記把持面
2a,2bとほぼ垂直な方向に向いた(直交した)状態
で、塗膜転写テープTを案内する方向に向くことにな
る。
【0039】一方、この起立状態にあるヘッド本体30
を矢符A方向へ押圧すると、板状ヒンジ部材32の弾性
変形により、ヘッド本体30は、図6(c) および図6
(d) に示すように、嵌合凸部31を支点として矢符A方
向へ回動するとともに、その係合部36がケース本体6
の位置決め固定部37に係合して、ケース本体6の内側
面に沿った倒伏状態に位置決め固定される。この場合、
嵌合凸部31は、上記嵌合凹部38との嵌合固定によ
り、上記係合部36と協働するヘッド本体30の位置決
め固定部37としての機能を兼備することになる。
【0040】そして、この位置決め固定状態において、
上記ヘッド本体30は、図4(a) に示すように、上記ヘ
ッド本体30の先端加圧部Haがケース2の先端外部に
突出するとともに、塗膜転写テープTをケース2の把持
面2a,2bに対しほぼ正対させて案内する方向に向く
ことになる。換言すれば、ヘッド本体30のテープ走行
面30a,30bがケース2の把持面2a,2bとほぼ
平行となることにより、ここを走行する塗膜転写テープ
Tの表裏面もこれら把持面2a,2bにほぼ正対して、
つまり、塗膜転写テープTの表裏面が上記把持面2a,
2bとほぼ同一方向に向いて(平行して)、塗膜転写テ
ープTが案内されることとなる。
【0041】次に、以上のように構成された塗膜転写具
1の組立作業工程について説明すると、まず、ケース本
体6に、駆動部5、繰出リール3および巻取リール4を
装着するとともに、塗膜転写ヘッドHを仮止めし、続い
て、この塗膜転写ヘッドHに対する塗膜転写テープTの
セッティングを行いながらヘッド部を組み立てた後、最
後に蓋体7をケース本体6に一体的に組合わせ嵌合させ
て、組立作業を完了する。なお、これら一連の組立作業
工程における具体的作業順序については、組立機械設備
等の作業環境条件に応じて適宜決定される。
【0042】この場合、上記繰出リール3、巻取リール
4、駆動部5および塗膜転写用ヘッドHのいずれも、上
記ケース本体6に対して上側から組付け可能な構造とさ
れているため、上記一連の組立作業はすべて、ケース本
体6に対して上側から行うことが可能である。
【0043】特に、上記塗膜転写ヘッドHに対する塗膜
転写テープTのセッティングを含めたヘッド部の組立工
程は、次のように一連の連続した作業として行われる
(図6参照)。
【0044】 塗膜転写用ヘッドHをケース本体6に
仮止め支持する。つまり、塗膜転写用ヘッドHの嵌合凸
部31をケース本体6の嵌合凹部38に上側から嵌合固
定する。これにより、上記ヘッド本体30は、板状ヒン
ジ部材32により起立状態に保持されて(図6(a) 参
照)、その走行案内面30a,30bがケース本体6に
装着された両リール3,4に巻回された塗膜転写テープ
Tとほぼ平行な状態に位置決めされる。
【0045】 この状態で、上記ヘッド本体30に、
上記両リール3,4に巻回された塗膜転写テープTをそ
の巻回姿勢のまま上側からセッティングする(図6(b)
参照)。
【0046】 この塗膜転写テープTのセッティング
を完了したヘッド本体30をケース本体6に位置決め固
定する。つまり、ヘッド本体30を図6(c) の矢符A方
向へ押圧して、板状ヒンジ部材32を弾性変形させなが
ら、塗膜転写用ヘッドHをその起立状態から倒伏状態へ
倒すと(図6(c) →図6(d) )、ヘッド本体30の係合
部36がケース本体6の位置決め固定部37に係合す
る。これにより、ヘッド本体30は、嵌合凸部31およ
び嵌合凹部38の嵌合固定と、係合部36および位置決
め固定部37の係合固定とにより、ケース本体6の内側
面に沿った倒伏状態に位置決め固定されて、ここを案内
走行される塗膜転写テープTは、ケース2の把持面2
a,2bに対してほぼ正対されることとなる(図6(d)
参照)。
【0047】 最後に、蓋体7をケース本体6に上側
から一体的に組合わせ嵌合させることにより、ヘッド本
体30がケース2に組立て固定されることとなる。
【0048】なお、塗膜転写用ヘッドH周辺のヘッド部
以外の構成はもちろんのこと、このヘッド部の組立作業
も、上述したように、上記ケース本体6に対して上側か
ら行うことにより、単純で安定した状態で行うことがで
きることから、これらヘッド部の組立作業を含めた塗膜
転写具1全体の組立作業工程は、熟練を要しない手作業
による組立てが可能となるばかりか、自動機械による自
動的かつ連続的な多量生産方式の組立ても容易で、組立
作業の完全自動化も実現することができる。
【0049】しかして、以上のように構成された塗膜転
写具1にあっては、欧文のような横書き文章の一部を修
正する場合に適した横引き使用が可能となる。
【0050】すなわち、図7に示すように、ケース2の
把持面2a,2bを手指にて筆記具を持つ姿勢で把持す
る。そして、この把持姿勢で、上記ヘッドHの先端加圧
部Haを誤字等の修正すべき紙面上の被修正部分(被転
写部)50の開始端(左側端)に当てて、そのままケー
ス2を横方向つまり紙面等に対して右方向(矢符方向)
へ移動させ、被修正部分60の終端(右側端)で停止さ
せる。以上の操作により、上記ヘッドHの加圧部Haに
おける塗膜転写テープTの修正塗料層(白色)が、上記
フィルム状基材から剥離して上記被修正部分50上に転
写されて、誤字等が被覆消去されるとともに、この上か
ら正しい文字を直ちに書き入れることが可能となる。
【0051】実施形態2 本実施形態は図8に示されており、塗膜転写ヘッドHの
構成が改変されたものである。
【0052】すなわち、塗膜転写ヘッドHは、図示され
るように、ヘッド本体30をケース本体6に仮止め支持
する支持部131が、上記ケース2内に設けられた仮止
め部138に回転可能に支持される構造とされている。
具体的には、仮止め部138は、ケース本体6の内側面
に一体形成された前後一対の軸受部138a,138a
の形態とされるとともに、上記支持部131がこの軸受
部138a,138aに回転可能に軸支される支軸の形
態とされている。これに対応して、ヘッド本体30と支
軸131は、実施形態1の場合によりも肉厚で硬質の接
続部132により固定的かつ一体的に接続されている。
【0053】また、上記軸受部138a,138aは、
その上側が開放された形状とされており、上記支軸13
1を軸受部138a,138aに対し上側から組み付け
ることができる構造とされている。
【0054】しかして、上記ヘッド本体30は、支軸1
31を支点として回動可能に枢支されてなり、この仮止
め支持された状態において、上記ヘッド本体30の起立
状態(図8(a) 参照)が図示しない適当な保持治具を用
いて保持される。
【0055】一方、この保持治具による保持状態を解除
することにより、ヘッド本体30は、支軸131の回転
動作により、支軸131を支点として矢符A方向へ回動
して、その係合部36がケース本体6の位置決め固定部
37に係合して、ケース本体6の内側面に沿った倒伏状
態に位置決め固定される(図8(b) 参照)。この場合
に、支軸131が上記係合部36と協働する位置決め固
定部としても機能することは、実施形態1と同様であ
る。その他の構成および作用は実施形態1と同様であ
る。
【0056】実施形態3 本実施形態は図9および図10に示されており、実施形
態1における塗膜転写ヘッドHの構成が若干改変された
ものである。
【0057】すなわち、塗膜転写ヘッドHは、図9(b)
に示すように、実施形態1におけるヘッド本体30と嵌
合凸部31の接続角度が90°変更されており、嵌合凸
部31が嵌合凹部38に嵌合固定された状態(仮止め支
持状態)において、ヘッド本体30は、図9(a) に示す
ように、板状ヒンジ部材32によりケース本体6の内側
面に沿った倒伏状態にある。
【0058】しかして、上記ヘッド本体30に対する塗
膜転写テープTのセッティング時においては、図示しな
い適当な操作治具を用いて、板状ヒンジ部材32を弾性
変形させることにより、ヘッド本体30を上記倒伏状態
から、一旦矢符B方向へ回動させて起立状態に位置決め
する(図10(b) 参照) 。ヘッド本体30への塗膜転写
テープTのセッティングが完了したら、上記操作治具に
よる位置決め状態を解除することにより、ヘッド本体3
0は、板状ヒンジ部材32の弾性復帰力(図10(c) 矢
符A方向)により、上記起立状態から再び倒伏状態に復
帰するとともに、ヘッド本体30の係合部36がケース
本体6の位置決め固定部37に係合する(図10(d)
)。その他の構成および作用は実施形態1と同様であ
る。
【0059】実施形態4 本実施形態は図11および図12に示されており、塗膜
転写ヘッドHの構成がさらに改変されたものである。
【0060】すなわち、塗膜転写ヘッドHは、図11
(b) に示すように、ヘッド本体30と嵌合凸部31を接
続する接続部232が、前後一対の棒状ヒンジ部材23
2a,232aからなる。これら棒状ヒンジ部材232
a,232aは、上記ヘッド本体30を嵌合凸部31に
揺動可能に枢支接続する弾性を有するとともに、その弾
性は所定以上の変形により折損するように設定されてい
る。
【0061】本実施形態においては、両棒状ヒンジ部材
232a,232aは、図12(a)に示す仮止め支持状
態において、ヘッド本体30を起立状態に保持し、ま
た、図12(c) に示す位置決め固定状態において、両棒
状ヒンジ部材232a,232aが折曲破断されうる程
度に設定されている。
【0062】これに対応して、ヘッド本体30の基端側
部分両側縁には、左右一対の係合部36,36が設けら
れ、これら係合部36,36が、ケース本体6および蓋
体7に対応して設けられた位置決め固定部37,37,
…にそれぞれ係合する構成とされている。
【0063】しかして、塗膜転写ヘッドHのヘッド本体
30は、嵌合凸部31が嵌合凹部38に嵌合固定された
仮止め支持状態において、実施形態1と同様に起立状態
に保持されるとともに(図12(a) 参照)、この起立状
態から倒伏状態に至るまでの間は上記接続部232が弾
性変形し(図12(b) 参照)、さらに、ヘッド本体30
の両係合部36,36がケース本体6の位置決め固定部
37,37にそれぞれ係合固定された位置決め固定状態
になると、上記接続部232が折損する(図12(c) 参
照)。その他の構成および作用は実施形態1と同様であ
る。
【0064】なお、上述した実施形態はあくまでも本発
明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれ
に限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可
能である。
【0065】例えば、塗膜転写用ヘッドHの各構成部材
の具体的構造は、塗膜転写テープTのセッティングや続
くヘッド部の組立作業が上述したように単純にかつ安定
した状態で行うことができるものであれば、つまり、ヘ
ッド本体30をケース2に仮止め支持した状態で行うこ
とができるものであれば、図示のものに限定されず、同
様な他の構造も採用可能である。
【0066】一例として、上記係合部36と位置決め固
定部37との具体的な係合構造や、上記嵌合凸部31と
嵌合凹部38との具体的嵌合構造などは、図示のものに
限定されず、他の従来周知の各種係合および嵌合構造が
適用可能である。
【0067】また、塗膜転写具1を構成する他の構成部
材の具体的構造も、従来公知のものが適宜採用可能であ
る。
【0068】さらに、本発明は、塗膜転写テープTがフ
ィルム状基材の片面に剥離剤層を介して粘着剤層を形成
されてなる、糊付け具にも適用可能である。
【0069】
【発明の効果】以上詳細したように、本発明の塗膜転写
用ヘッドによれば、ケース内に位置決め固定可能とされ
たヘッド本体と、このヘッド本体を上記ケース内に仮止
め支持する支持部と、これら支持部とヘッド本体を接続
する接続部とを備えてなり、上記ヘッド本体は、上記支
持部により上記ケースに仮止め支持された状態におい
て、上記塗膜転写テープを上記繰出リールと巻取リール
の巻回姿勢のまま案内する方向に向くとともに、上記ケ
ース内に位置決め固定された状態において、上記塗膜転
写テープを上記ケースの把持面に対しほぼ正対させて案
内する方向に向くように構成されているから、片手操作
による筆記具感覚での横引き使用が可能な構造を備える
塗膜転写具において、塗膜転写テープのセッティングが
容易であり、ヘッド部さらには塗膜転写具全体の組立作
業の省力化・自動化を図ることができる。
【0070】すなわち、この塗膜転写用ヘッドを備えた
塗膜転写具におけるヘッド部の組立作業は、塗膜転写用
ヘッドをケースに仮止め支持することにより、ヘッド本
体の走行案内面を、ケースに設けられた上記両リールに
巻回された塗膜転写テープとほぼ平行な状態に位置決め
した状態で、塗膜転写テープを巻回姿勢のままセッティ
ングすることができるとともに、このセッティング完了
した後、上記ヘッド本体を、仮止め支持された上記支持
部を支点として回動させて、上記ケース内に位置決め固
定することにより、塗膜転写テープを上記ケースの把持
面に対しほぼ正対させることで完了する。
【0071】これら一連の組立作業工程は、ヘッド本体
をケースに仮止め支持した状態で行うため、作業が単純
であるとともに安定した状態で行うことができて、熟練
を要することなく手作業で簡単かつ確実に行うことがで
き、さらには自動機械により自動的かつ連続的に行うこ
とも可能となる。
【0072】したがって、この塗膜転写用ヘッドを備え
た塗膜転写具においては、他の構成部材の組立構造との
関係で、塗膜転写具全体の組立作業を自動機械を用いて
完全自動化することも可能となり、組立作業の省力化・
自動化による製品コストの大幅な低減化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1である塗膜転写具を示す分
解斜視図である。
【図2】同塗膜転写具の内部構造を蓋体を取り除いて示
す平面図である。
【図3】同じく同塗膜転写具の内部構造を示す側面断面
図である。
【図4】同塗膜転写具の塗膜転写用ヘッドを示し、図4
(a) は塗膜転写用ヘッドをケース本体へ位置決め固定し
た状態を示す斜視図、図4(b) は図4(a) におけるIV−
IV線に沿った断面図である。
【図5】同塗膜転写具の塗膜転写用ヘッドを拡大して示
す斜視図である。
【図6】同塗膜転写具のヘッド部の組立作業工程を説明
するための斜視図である。
【図7】同塗膜転写具の使用方法を説明するための斜視
図である。
【図8】本発明の実施形態2である塗膜転写具を示し、
図8(a) は塗膜転写用ヘッドをケース本体へ仮止め支持
した状態を示す斜視図、図8(b) は塗膜転写用ヘッドを
ケース本体へ位置決め固定した状態を示す斜視図であ
る。
【図9】本発明の実施形態3である塗膜転写具を示し、
図9(a) は塗膜転写用ヘッドをケース本体へ位置決め固
定した状態を示す斜視図、図9(b) は同塗膜転写用ヘッ
ドを拡大して示す斜視図である。
【図10】同塗膜転写具のヘッド部の組立作業工程を説
明するための斜視図である。
【図11】本発明の実施形態4である塗膜転写具を示
し、図11(a) は塗膜転写用ヘッドをケース本体へ位置
決め固定した状態を示す斜視図、図11(b) は同塗膜転
写用ヘッドを拡大して示す斜視図である。
【図12】同塗膜転写具のヘッド部の組立作業工程を説
明するための斜視図である。
【図13】従来の塗膜転写具を示し、図13(a) は塗膜
転写具の内部構造を蓋体を取り除いて示す平面図、図1
3(b) は同塗膜転写具の使用方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 塗膜転写具 2 ケース 2a,2b ケースの把持面 T 塗膜転写テープ 3 繰出リール 4 巻取リール H 塗膜転写ヘッド Ha 塗膜転写ヘッドの先端加圧部 5 駆動部 6 ケース本体 7 蓋体 30 ヘッド本体 30a,30b テープ走行面 31 嵌合凸部(支持部) 32 板状ヒンジ部材(接続部) 36 係合部 37 位置決め固定部 38 嵌合凹部(仮止め部) 131 支軸(支持部) 132 接続部 138 軸受部(仮止め部) 232 接続部 232a 棒状ヒンジ部材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗膜転写テープ上の塗膜を被転写部に転
    写するための塗膜転写具において、片手による手持ち操
    作が可能なケースの先端部に取り付けられて、塗膜転写
    テープを被転写部上に加圧するものであって、 前記ケース内に位置決め固定可能とされたヘッド本体
    と、このヘッド本体を前記ケース内に仮止め支持する支
    持部と、これら支持部とヘッド本体を接続する接続部と
    を備えてなり、 前記ヘッド本体は、前記支持部により前記ケースに仮止
    め支持された状態において、前記塗膜転写テープを前記
    繰出リールと巻取リールの巻回姿勢のまま案内する方向
    に向くとともに、前記ケース内に位置決め固定された状
    態において、前記塗膜転写テープを前記ケースの把持面
    に対しほぼ正対させて案内する方向に向くように構成さ
    れていることを特徴とする塗膜転写用ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記ヘッド本体、接続部および支持部が
    一体成形されてなるプラスチック成形品であって、 前記ヘッド本体は、塗膜転写テープよりも幅広とされた
    弾性を有する薄肉板部材の形態とされ、その両側面が塗
    膜転写テープを走行案内する平坦なテープ走行面とされ
    るとともに、その先端縁が塗膜転写テープを加圧する先
    端加圧部とされていることを特徴とする請求項1に記載
    の塗膜転写用ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記ヘッド本体は、前記ケース内に設け
    られた位置決め固定部に係合する係合部を備え、 この係合部が前記位置決め固定部に係合固定された状態
    において、前記ヘッド本体の先端加圧部が前記ケースの
    先端外部に突出するとともに、前記ヘッド本体のテープ
    走行面が前記ケースの把持面とほぼ平行になるように構
    成されていることを特徴とする請求項2に記載の塗膜転
    写用ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記支持部は、前記ケース内に設けられ
    た仮止め部に嵌合可能な形態とされ、 前記ヘッド本体は、前記接続部の弾性変形により、前記
    支持部に揺動可能に枢支接続されてなることを特徴とす
    る請求項2または3に記載の塗膜転写用ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記支持部は、前記ケース内に設けられ
    た仮止め部に回転可能に支持される支軸の形態とされ、 前記ヘッド本体は、前記接続部により前記支持部に固定
    的に接続されてなることを特徴とする請求項2または3
    に記載の塗膜転写用ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記ヘッド本体の係合部が前記位置決め
    固定部に係合固定された状態において、前記ケースの仮
    止め部に仮止め支持された前記支持部が前記ヘッド本体
    の位置決め固定部としての機能を兼備することを特徴と
    する請求項3ないし5のいずれか一つに記載の塗膜転写
    用ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記支持部は、前記ケース内に設けられ
    た仮止め部に嵌合可能な形態とされ、 前記ヘッド本体は、前記接続部の弾性変形により前記支
    持部に揺動可能に枢支接続され、 前記接続部の弾性は、前記支持部が前記ケース内に設け
    られた仮止め部に嵌合固定された状態において、前記ヘ
    ッド本体の係合部が前記ケースの位置決め固定部に係合
    固定される際に、接続部が折曲破断されうる程度に設定
    されていることを特徴とする請求項2または3に記載の
    塗膜転写用ヘッド。
  8. 【請求項8】 片手操作による横引き使用タイプのもの
    であって、 片手による手持ち操作可能な形状寸法を備えるケース
    と、 このケース内に回転可能に設けられ、塗膜転写テープを
    巻装した繰出リールと、 前記ケース内に回転可能に設けられ、使用後の塗膜転写
    テープを回収する巻取リールと、 これら両リールを相互に連動可能に連係する駆動部と、 前記ケースの先端部に設けられ、前記塗膜転写テープを
    被転写部上に加圧する請求項1から請求項7のいずれか
    一つに記載の塗膜転写用ヘッドとを備えてなり、 前記繰出リールから繰り出された塗膜転写テープが前記
    ヘッドの先端加圧部を経由して前記巻取リールに巻回さ
    れるように構成されていることを特徴とする塗膜転写
    具。
  9. 【請求項9】 前記ケースがケース本体と蓋体からなる
    上下分割構造とされ、 前記ケース本体内に、前記繰出リール、前記巻取リー
    ル、前記駆動部および前記塗膜転写用ヘッドが、それぞ
    れ上側から組付け可能な構造とされていることを特徴と
    する請求項8に記載の塗膜転写具。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項7のいずれか一つ
    に記載の塗膜転写用ヘッドを用いた塗膜転写具の組立方
    法であって、 前記塗膜転写用ヘッドをケースに仮止め支持して、前記
    ヘッド本体の走行案内面を、前記ケースに設けられた繰
    出リールと巻取リールに巻回された塗膜転写テープとほ
    ぼ平行な状態に位置決めする工程と、 前記ヘッド本体に、前記両リールに巻回された塗膜転写
    テープをその巻回姿勢のままセッティングする工程と、 この塗膜転写テープをセッティングしたヘッド本体を、
    前記ケース内に位置決め固定して、前記塗膜転写テープ
    を前記ケースの把持面に対しほぼ正対させる工程とを備
    えてなることを特徴とする塗膜転写具の組立方法。
  11. 【請求項11】 前記各工程を自動機械により自動的か
    つ連続的に行うことを特徴とする請求項10に記載の塗
    膜転写具の組立方法。
JP8227630A 1996-08-09 1996-08-09 塗膜転写用ヘッド、塗膜転写具および塗膜転写具の組立方法 Expired - Fee Related JP2975895B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8227630A JP2975895B2 (ja) 1996-08-09 1996-08-09 塗膜転写用ヘッド、塗膜転写具および塗膜転写具の組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8227630A JP2975895B2 (ja) 1996-08-09 1996-08-09 塗膜転写用ヘッド、塗膜転写具および塗膜転写具の組立方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1052995A true JPH1052995A (ja) 1998-02-24
JP2975895B2 JP2975895B2 (ja) 1999-11-10

Family

ID=16863929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8227630A Expired - Fee Related JP2975895B2 (ja) 1996-08-09 1996-08-09 塗膜転写用ヘッド、塗膜転写具および塗膜転写具の組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2975895B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008078536A1 (ja) * 2006-12-27 2008-07-03 Kokuyo Co., Ltd. 転写具
US9452907B2 (en) 2011-10-10 2016-09-27 Societe Bic Manual device for applying a coating on a medium by means of a tape, the device having an improved end piece
WO2017221490A1 (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 株式会社トンボ鉛筆 横引型塗膜転写具
US9969590B2 (en) 2016-06-24 2018-05-15 Tombow Pencil Co., Ltd. Horizontal-pull coating film transferring tool
US10494218B2 (en) 2014-12-26 2019-12-03 Tombow Pencil Co., Ltd. Coating film transfer tool with supply reel rotation restraint mechanism
CN110809522A (zh) * 2017-07-04 2020-02-18 株式会社蜻蜓铅笔 涂膜转印具
US10668767B2 (en) 2014-12-09 2020-06-02 Tombow Pencil Co., Ltd. Coating film transfer tool
US10981746B2 (en) 2017-07-04 2021-04-20 Tombow Pencil Co., Ltd. Coating film transfer tool
US11745527B2 (en) 2018-03-13 2023-09-05 Tombow Pencil Co., Ltd. Pressure sensitive transfer correcting tape

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008078536A1 (ja) * 2006-12-27 2008-07-03 Kokuyo Co., Ltd. 転写具
US9452907B2 (en) 2011-10-10 2016-09-27 Societe Bic Manual device for applying a coating on a medium by means of a tape, the device having an improved end piece
US10668767B2 (en) 2014-12-09 2020-06-02 Tombow Pencil Co., Ltd. Coating film transfer tool
US10494218B2 (en) 2014-12-26 2019-12-03 Tombow Pencil Co., Ltd. Coating film transfer tool with supply reel rotation restraint mechanism
WO2017221490A1 (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 株式会社トンボ鉛筆 横引型塗膜転写具
US9969590B2 (en) 2016-06-24 2018-05-15 Tombow Pencil Co., Ltd. Horizontal-pull coating film transferring tool
CN109414951A (zh) * 2016-06-24 2019-03-01 株式会社蜻蜓铅笔 横拉型涂膜转印具
CN110809522A (zh) * 2017-07-04 2020-02-18 株式会社蜻蜓铅笔 涂膜转印具
US10981746B2 (en) 2017-07-04 2021-04-20 Tombow Pencil Co., Ltd. Coating film transfer tool
US11866285B2 (en) 2017-07-04 2024-01-09 Tombow Pencil Co., Ltd. Coating film transfer tool
US11745527B2 (en) 2018-03-13 2023-09-05 Tombow Pencil Co., Ltd. Pressure sensitive transfer correcting tape

Also Published As

Publication number Publication date
JP2975895B2 (ja) 1999-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2943134B2 (ja) 塗膜転写具用テープカートリッジおよび塗膜転写具
JP2807805B2 (ja) 塗膜転写具
JP3296265B2 (ja) 塗膜転写具のクラッチ機構および塗膜転写具
US5772840A (en) Tape applicator for applying a transferring material to a sheet
JP2829699B2 (ja) 塗膜転写具
JP3027309B2 (ja) 塗膜転写具用テープカートリッジおよび塗膜転写具
JP2000025392A (ja) 塗膜転写具用テープカートリッジおよび塗膜転写具
JP2001071689A (ja) 塗膜転写具用テープカートリッジおよび塗膜転写具
JP2544030Y2 (ja) 塗膜転写具
JP2001018587A (ja) 塗膜転写用ヘッド装置および塗膜転写具
EP0717000B1 (en) Tape cartridge for coating film transfer tool and coating film transfer tool
JPH11348493A (ja) 塗膜転写具用テープカートリッジおよび塗膜転写具
JP2975895B2 (ja) 塗膜転写用ヘッド、塗膜転写具および塗膜転写具の組立方法
JP2876301B2 (ja) 塗膜転写具のクラッチ機構および塗膜転写具
JP3420364B2 (ja) 転写具の連動機構
JP2003094887A (ja) 塗膜転写具のクラッチ装置
JP2591746Y2 (ja) 転写具
AU745383B2 (en) Tape cartridge for coating film transfer tool and coating film transfer tool
JPH0859058A (ja) 転写具の連動機構
JPH10235969A (ja) 塗膜転写具
JPH08175093A (ja) 転写具
JPH09104563A (ja) 塗膜転写具のテープ巻戻し機構および塗膜転写具
JP2002059691A (ja) 塗膜転写具
JPH11342699A (ja) 塗膜転写具
KR20000002897U (ko) 회전 안내봉을 갖는 수정테이프 롤러장치

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990817

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees