JPH1052925A - カラー画像形成方法 - Google Patents

カラー画像形成方法

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JPH1052925A
JPH1052925A JP4067197A JP4067197A JPH1052925A JP H1052925 A JPH1052925 A JP H1052925A JP 4067197 A JP4067197 A JP 4067197A JP 4067197 A JP4067197 A JP 4067197A JP H1052925 A JPH1052925 A JP H1052925A
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resin
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color
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勳 田林
Kazunari Kawai
一成 川合
Sadahiro Inoue
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷品質・耐候性(耐光)・安定性に優れた
記録を可能にし、特にノズル目詰まりもなく、安定した
インクジェット噴射特性を可能にするカラー画像形成方
法を提供する。 【解決手段】 顔料を着色剤とする記録用インクにおい
て、顔料がC.I.ピグメントブルー15:4等のフタ
ロシアニン顔料とC.I.ピグメントレッド122等の
キナクリドン顔料とC.I.ピグメントイエロー151
等のベンズイミダゾロン顔料からなる少なくとも3色の
インクを用いて、インクジェット記録方法により画像形
成を行うカラー画像形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は顔料インクを用いた
カラー画像形成方法に関し、詳しくは、特定の化学構造
を有する顔料を着色剤として含有するインクを組み合わ
せて画像形成を行うカラー画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の記録用インク、特にインクジェト
記録用水性インクの多くは着色剤として水溶性染料を用
いているため耐水性や耐光性が悪いという欠点を有して
いた。また、染料が分子レベルで溶解しているため、オ
フィスで一般に使用されているコピー用紙などのいわゆ
る普通紙に印刷すると髭状のフェザリングと呼ばれるブ
リードを生じて著しい印刷品質の低下を招いていた。
【0003】上記欠点を改良するためにいわゆる顔料イ
ンクが過去に様々に提案されており、例えばバインダー
兼分散剤として水溶性樹脂を用いてカ−ボンブラックや
有機顔料を分散させた樹脂溶解型のインクやポリマーラ
テックスあるいはマイクロカプセルとして着色剤を被覆
する樹脂分散型のインクが各種提案されている。
【0004】顔料インクを用いて高品質のカラー画像を
得るには、用いる顔料の種類とその組合せに大きく影響
する。そのため、特開平5−155006号公報では特
定のカラーインデックス(C.I.)番号を有するイエ
ロー、マゼンタ、シアンの顔料を含有する各色インクを
組み合わせて画像形成を行うカラー画像形成方法が、特
開平5−320551号公報では少なくともイエロー、
マゼンタ、シアン、ブラック色を呈する顔料を樹脂成分
を溶解した非水系溶媒に分散したインクジェットプリン
タ用カラーインクが提案されている。
【0005】しかしながら、これら従来技術の顔料を着
色剤として組み合わせたインクを用いてカラー印刷を行
う場合、各インクの色のバランス、日光等の曝露に伴う
退色バランスが画質及びその安定性に大きく影響し、ま
た顔料表面が樹脂で被覆されたいわゆるマイクロカプセ
ルにおいて、各色顔料によってマイクロカプセル化にバ
ラツキを生じ、一定粒子径のマイクロカプセルが得られ
ず、各色の分散安定性を一定レベルに保つことが難しい
という問題を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、フルカラーの色再現性・耐候性に優れ、か
つ分散性に優れたインクを用いたカラー画像形成方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、本発明を解
決するに至った。
【0008】即ち、本発明は、樹脂で被覆された顔料を
着色剤とする記録用インクにおいて顔料がフロシアニン
顔料とキナクリドン顔料とベンズイミダゾロン顔料から
なる少なくとも3色のインクを用いて画像形成を行うこ
とを特徴とするカラー画像形成方法を提供する。
【0009】また、カーボンブラックを着色剤とするイ
ンクとフタロシアニン顔料とキナクリドン顔料とベンズ
イミダゾロン顔料からなる少なくとも3色のインクを組
み合わせて用いて画像形成を行うことを特徴とするカラ
ー画像形成方法を提供する。
【0010】カラー画像形成、特にフルカラー画像形成
を行うには、用いる顔料の色調はシアン色、マゼンタ
色、イエロー色の3色の組合せが最低限必要であり、好
ましくは黒色を組み合わせた4色のインクによる画像形
成や、前記3色あるいは4色に加えて更に補色関係にあ
る色を加えて画像形成することが知られている。
【0011】シアン色顔料としては、色調及び耐候性の
点からフタロシアニン顔料であることが必要である。フ
タロシアニン顔料としては、具体的には無金属フタロシ
アニン、銅フタロシアニンあるいはクロル化銅フタロシ
アニン、その他各種金属フタロシアニン等が挙げられ
る。これらのなかでも銅フタロシアニンが好ましく、特
に他のカラー顔料と組み合わせた時の色調及び分散性の
点でC.I.ピグメントブルー15:4がより好まし
い。
【0012】マゼンタ色顔料としては、色調及び耐候性
の点からキナクリドン顔料であることが必要である。キ
ナクリドン顔料としては、具体的にはジメチルキナクリ
ドン、ジクロルキナクリドン等が挙げられる。これらの
なかでも、特に他のカラー顔料と組み合わせた時の色調
及び分散性の点でC.I.ピグメントレッド122が好
ましい。
【0013】イエロー色顔料としては、色調及び耐候性
の点からベンズイミダゾロン顔料であることが必要であ
る。ベンズイミダゾロン顔料としては、具体的にはC.
I.ピグメントイエロー120、C.I.ピグメントイ
エロー151、C.I.ピグメントイエロー154、
C.I.ピグメントイエロー156、C.I.ピグメン
トイエロー175が挙げられる。これらのなかでも他の
カラー顔料と組み合わせた時の色調及び分散性の点で
C.I.ピグメントイエロー151が最も好ましい。
【0014】黒色顔料としては、特に制限はないが色調
及び耐候性の点からカーボンブラックが好ましい。カー
ボンブラックを着色剤とするインクとフタロシアニン顔
料とキナクリドン顔料とベンズイミダゾロン顔料からな
る少なくとも3色のインクを組み合わせてカラー画像形
成を行って得た画像は、光退色に伴う色調変化がほとん
どなく極めて高い画質安定性が得られる。
【0015】特にフタロシアニン顔料としてC.I.ピ
グメントブルー15:4、キナクリドン顔料としてC.
I.ピグメントレッド122及びベンズイミダゾロン顔
料としてC.I.ピグメントイエロー151との組合せ
及び、必要に応じてこれにカーボンブラックを組み合わ
せてカラー画像形成を行って得た画像は、画質安定性が
特に好ましい。
【0016】前記各色顔料は単独あるいは組み合わせて
用いることが可能で、必要に応じて他の種類の染顔料を
併用してインクとし、カラー画像形成を行っても良い。
前記顔料を用いてインクとするには、分散媒は特に限定
はないが環境衛生上の点から水が好ましく、その他の成
分として必要に応じて分散剤、バインダー樹脂、有機溶
剤、防菌防腐剤、安定剤等の各種添加剤を用い、既知の
方法で顔料分散を行ってもよい。また顔料を樹脂で被覆
したいわゆるマイクロカプセルを分散媒に分散してもよ
い。分散安定性の点からは、マイクロカプセルを分散媒
に分散したインクが好ましく、特に水を分散媒とする水
性マイクロカプセルインクとすることがより好ましい。
【0017】顔料のマイクロカプセル化には従来知られ
ている様々な手法が応用可能であるが、本発明カラー画
像形成方法で用いる顔料を安定性の高いマイクロカプセ
ルインクとするには、顔料を被覆する樹脂が、酸価が5
0以上280以下の合成樹脂(a)の少なくとも一部の
酸基が塩基(b)で中和されてなる自己水分散性樹脂
(A)で、該着色樹脂粒子が水を必須成分とする水性媒
体中に分散しているインクとすることが好ましい。
【0018】顔料を被覆する樹脂の一部又は全部は架橋
されていてもよい。架橋手段としては、従来から知られ
ている方法が利用可能であり、たとえば顔料と架橋性モ
ノマー成分を含有させて重合を行う方法、顔料を分散さ
せかつ架橋性モノマーを含む合成樹脂溶液をマイクロカ
プセル化後、カプセル内部に取り込まれた架橋性モノマ
ーを加熱などにより架橋させる方法、自己水分散性樹脂
(A)のアニオン性の官能基の少なくとも一部が一価の
塩基で中和され、かつ該官能基の他の少なくとも一部が
多価金属イオンによるイオン結合により分子間架橋した
構造となる自己水分散性アイオノマー樹脂(B)によっ
て顔料表面を被覆する方法等が挙げられる。
【0019】合成樹脂(a)の酸基としては、例えばカ
ルボン酸基、スルホン酸基、スルフィン酸基等であって
特に限定されるものではないが、このうちカルボン酸基
は一般的であり、良好な自己水分散性樹脂(A)を与え
る。
【0020】このような合成樹脂(a)としては、上記
特性を満足していればどれでも良いが、具体例としてス
チレンあるいはα−メチルスチレンのような置換スチレ
ン、アクリル酸メチルエステル、アクリル酸エチルエス
テル、アクリル酸ブチルエステル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシルエステル等のアクリル酸エステル、メタクリ
ル酸メチルエステル、メタクリル酸エチルエステル、メ
タクリル酸ブチルエステル、メタクリル酸2−エチルヘ
キシル等のメタクリル酸エステルから選ばれる少なくと
も一つ以上のモノマー単位と、アクリル酸、メタクリル
酸から選ばれる少なくとも一つ以上のモノマー単位を含
む共重合体が使用可能であり、特に自己水分散性樹脂
(A)の必須モノマー成分としてスチレンモノマー、ア
クリル酸モノマー、メタアクリル酸モノマーを用いてな
る共重合体であり、特にこれら必須モノマー成分の構成
比率がスチレンモノマー60〜90モル%、アクリル酸
モノマー5〜15モル%、メタアクリル酸モノマー5〜
25モル%である場合には、本発明のカラー画像形成方
法における顔料の色再現を最大にすることが可能で、か
つインクジェット記録用インクとしてノズル目詰まりの
ない優れた着色樹脂粒子を可能とする。
【0021】前記合成樹脂(a)の分子量範囲について
は特に制限はないが1000以上10万以下の分子量の
ものがより好ましい。勿論、かかる合成樹脂(a)から
得られた自己水分散性樹脂(A)が水性媒体との組み合
わせで安定な着色樹脂粒子を形成するものであれば、こ
れらに特に限定されるものではなく、同時に2種類以上
を混合して使用しても良い。
【0022】前記した合成樹脂(a)の酸基を塩基
(b)によって中和する、即ちアルカリ性中和剤による
中和は、水分散性樹脂が水に溶解しない程度に中和する
必要があり、溶解しない程度であればアルカリ性中和剤
を過剰に加えても良いが、合成樹脂(a)の酸基の60
モル%以上を中和するのが好ましい。中和率が60モル
%以上であると、着色樹脂粒子は粒子径が小さいものが
得られ、分散安定性に優れている。
【0023】自己水分散性樹脂(A)の使用量は、特に
限定されるものではないが、最終的に得られる水性イン
ク中で0.5〜20重量%となるような量が好ましい。
塩基(b)(アルカリ性中和剤)としては、例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等のア
ルカリ金属の水酸化物、アンモニア、トリエチルアミ
ン、モルホリン等の塩基性物質の他、トリエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、N−メチルジエタノールア
ミン等のアルコールアミンが使用可能である。
【0024】また自己水分散性アイオノマー樹脂(B)
は、前記合成樹脂(a)中のアニオン性官能基の一部が
多価金属イオン(c)を介して分子間架橋されているア
イオノマー樹脂(d)の酸基を塩基(b)によって中和
することによって得られる。この多価金属イオン(c)
は、合成樹脂(a)中のアニオン性官能基と金属あるい
は金属酸化物、好ましくは後述する有機溶媒に可溶性の
多価金属塩(C)との反応によって生じる。当該多価金
属イオン(c)の価数は、2以上であれば良いが、好ま
しくは2または3である。多価金属イオン(c)とし
て、特に好ましいのはカルシウムイオン、バリウムイオ
ン、マグネシウムイオン、亜鉛イオン、アルミニウムイ
オンの中から選ばれる少なくとも一つ以上である。
【0025】合成樹脂(a)を多価金属イオン(c)を
介して架橋した際のアイオノマー樹脂(d)の架橋率
は、合成樹脂(a)の酸価、分子量と多価金属イオン
(c)の価数によって最適な自己水分散性アイオノマー
樹脂(B)が得られるよう架橋率を選択すればよい。
【0026】前記の酸基を有する合成樹脂(a)及びア
イオノマー樹脂(d)にかかる塩基(b)を添加して中
和する方法としては、予め該樹脂の有機溶媒溶液に添加
するか、該樹脂の有機溶媒溶液と水媒体とを混合する際
に水媒体中に添加するか等の方法があるが、どの方法を
採用するかについては最も良い条件を選択すればよい。
【0027】本発明のカラー画像形成方法で用いる顔料
が樹脂で被覆されている着色剤とする好適な製造方法と
しては、一般にはミルベースと呼ばれる合成樹脂(a)
を含む有機溶剤溶液中に、顔料を分散せしめておき、こ
の着色ミルベースに更に塩基(b)を混合溶解し、中和
して自己水分散性樹脂(A)とし(第1段階)、その
後、滴下等で水を必須成分とする水性媒体と混合して乳
化させる、即ち転相乳化を行なう(第2段階)のがよ
い。
【0028】樹脂を溶解する際に用いられる有機溶媒と
しては、樹脂を溶解するものであればどのような有機溶
媒であっても使用可能であるが、例えばアセトン、ジメ
チルケトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒、メ
タノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のア
ルコール系溶媒、クロロホルム、塩化メチレン等の塩素
系溶媒、ベンゼン、トルエン等の芳香族系溶媒、酢酸エ
チルエステル等のエステル系溶媒、エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエー
テル等のグリコールエーテル系溶媒、アミド類等が挙げ
られる。これらの有機溶媒のうち、樹脂成分がアクリル
系樹脂の場合にはケトン系溶媒とアルコール系溶媒から
選ばれる少なくとも1種類以上の組み合わせが好まし
い。かかる有機溶媒の使用量は、本発明における効果を
達成すれば特に規定されないが、合成樹脂/該有機溶媒
の重量比が1/1〜1/20となるような量が好まし
い。
【0029】アイオノマー樹脂(d)を用いて顔料が樹
脂で被覆されている着色剤とするための好適な製造方法
としては、前記転相乳化法のミルベースに多価金属塩
(C)及び必要に応じて有機溶剤可溶のキレート化剤を
溶解させ、更に水溶性一価塩基(b)を混合溶解して、
イオン架橋した合成樹脂(a)を中和して自己分散性と
した後、滴下等で水を必須成分とする水性媒体と混合し
て乳化させればよい。
【0030】有機溶媒に可溶性の多価金属塩(C)とし
ては、2価以上の金属のアルコラート類、アシレート
類、キレート類であって後述する有機溶媒に可溶なもの
であればに特に限定はない。
【0031】金属イオンを介して分子間架橋した構造の
樹脂粒子が、無色で、毒性も少なく、良好な強靱でかつ
良好な熱可塑性を示すという点から、好ましくは2価以
上の金属のアルコラート類としては、カルシウム、バリ
ウム、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム等の多価金属
のアルコラート類が挙げられ、2価以上の金属のアシレ
ート類としては、前記アルコラートと酢酸、プロピオン
酸、酪酸、等の有機カルボン酸とから得られるアシレー
ト類が挙げられ、キレート化剤としては、前記アルコラ
ート、アシレートと例えばアセチルアセトン、プロピオ
ニルアセトンに代表されるβ−ジケトン類やアセト酢酸
アルキルエステル、ジアセト酢酸アルキルエステルに代
表されるβ−ケト酸エステル類等のキレート化剤とから
得られるキレート類が挙げられる。より好ましくはこれ
ら多価金属のアシレート類、キレート類である。一例と
してトリスアセチルアセトナトアルミニウムがあげられ
る。またこれらの多価金属塩は併用して用いてもよい。
【0032】合成樹脂(a)の多価金属塩(C)による
架橋は、合成樹脂(a)の酸価、分子量や多価金属イオ
ン(c)の価数によって使用用途に最適な樹脂粒子が得
られるような架橋率を選択すればよい。通常、多価金属
塩(C)の使用量は、全アニオン性官能基の1〜30モ
ル%程度に相当する量で充分であるが、100モル%量
加えても良い。多価金属塩(C)の添加量が全アニオン
性官能基の100モル%に達する量であっても、多価金
属イオンに対して過剰(余剰)となる量のキレート化剤
を合成樹脂(a)、一価塩基化合物(b)、多価金属塩
(C)を含む有機溶媒の溶液中に加え、これを存在させ
たまま反応を行う、或いは前記した(a)、(b)、
(C)成分などを反応させて得た乳化前の自己水分散性
アイオノマー樹脂(B)を含む有機溶媒溶液中に過剰と
なる量のキレート化剤を追加する等の手段をとると、樹
脂の架橋のマスク効果が発生し、ゲル化することなく微
粒子の樹脂乳化が可能となる。
【0033】前記合成樹脂溶液には、添加剤として、必
要に応じて分散剤、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤
等を溶媒、樹脂、着色剤と共に用いても良い。上記着色
樹脂溶液と混合される水性媒体において用いる水は、主
としてジェットインクとして用いる場合にはノズル目詰
まりを回避するためにイオン交換水以上のグレードの水
が好ましい。またインクジェット記録用インクが乾燥す
るのを防止するためには、水溶性有機溶媒を乾燥防止剤
として当該インク中に存在させておくのが好ましい。当
該乾燥防止剤は、転相乳化時にあるいは乳化後に、水性
媒体中に添加すれば良い。かかる乾燥防止剤は、インク
ジェットの噴射ノズル口でのインクの乾燥を防止する効
果を与えるものであり、通常水の沸点以上の沸点を有す
るものが使用される。このような乾燥防止剤としては、
たとえば従来知られているエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、グリセリン等の多価アルコール類またはそ
れらのアルキルエーテル類、N−メチル−2−ピロリド
ン、2−ピロリドン等のピロリドン類、アミド類、ジメ
チルスルホオキサイド、イミダゾリジノン等が挙げられ
る。前記乾燥防止剤の使用量は、種類によって異なる
が、通常、水100重量部に対して1〜150重量部の
範囲から適宜選択される。この範囲のうち、グリセリン
及びそれに他の乾燥防止剤を併用したものを使用する場
合には10〜50重量部が好ましい。
【0034】本発明の画像形成方法に用いるインクが水
性インクの場合には、必要に応じて水溶性樹脂、pH調
整剤、分散・消泡・紙への浸透のための界面活性剤、防
腐剤、キレート剤等の添加剤を加えることができる。
【0035】また、さらに、インクジェット記録方式で
画像形成する方法の場合には、必要に応じてジェット噴
射して付着したインクを紙によりよく浸透させるため
に、浸透性付与剤として浸透性付与効果を示す水溶性有
機溶媒を加えてもよい。かかる浸透性付与剤としてはエ
タノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコー
ル、ジエチレングリコール−N−ブチルエーテル等のグ
リコールエーテル等を用いることができるが、これらに
限定されるものではない。浸透性付与剤の使用量は、本
発明における効果を達成すれば特に規定されないが、最
終的に得られる水性インク中で0.1〜10重量%とな
るような量が好ましい。これら添加剤は、予め水性媒体
中に添加しても、着色剤を含む自己水分散性樹脂溶液と
水性媒体とを混合するときに添加しても、また、それら
の混合後に添加してもよいが、好ましくは最終ろ過後の
添加剤の添加は避けたほうがよい。
【0036】本発明の画像形成方法で用いるインクは、
前記したように具体例として転相乳化法によって得られ
る。即ち、第1段階として塩基(b)で中和された合成
樹脂(a)を含む溶液に顔料が分散した着色ミルベース
を作成する。第2段階として、第1段階で得られた着色
ミルベースを過剰量の水性媒体と混合させることによ
り、着色剤を被覆する水分散性樹脂粒子を得るカプセル
化工程を実施する。当該水性インクの製造にあたって
は、第3段階として、インク中のカプセル粒子の分散安
定性を高めるために、第1段階のミルベース工程で用い
た有機溶媒を除去する脱溶媒工程を入れるのが好まし
い。この脱溶媒工程において必要なら水を除去してもよ
い。また勿論、この第3段階の工程は場合によっては省
くこともある。この際、第2または3段階の工程が終了
した後、フィルターろ過や遠心分離等で大粒径粒子を除
去することが好ましい。このようにして得られたインク
は、フルカラーの色再現性・耐候性に優れ、かつ分散性
に優れたインクとして本発明のカラー画像形成方法、と
りわけインクジェット記録方法を用いて画像形成を行う
場合に最適である。
【0037】
【発明の実施の形態】フタロシアニン顔料とキナクリド
ン顔料とベンズイミダゾロン顔料からなる少なくとも3
色のインク、カーボンブラックを着色剤とするインク
を、自己水分散性樹脂のアニオン性の官能基の少なくと
も一部が一価の塩基で中和され、かつ該官能基の他の少
なくとも一部が多価金属イオンによるイオン結合により
分子間架橋した構造となる自己水分散性アイオノマー樹
脂によって顔料表面を被覆する方法によって製造する場
合を例にして説明すると次の通りである。
【0038】合成樹脂として、スチレン、置換スチレ
ン、(メタ)アクリル酸エステルから選ばれる少なくと
も一つ以上のモノマー単位と、(メタ)アクリル酸とを
共重合して得られる、酸価が50以上280以下、分子
量1000以上10万以下のビニル共重合体の有機溶剤
溶液中に多価金属塩及び有機溶剤可溶のキレート化剤を
溶解し、更に顔料を分散させて着色ミルベースを得る。
【0039】この着色ミルベースに前記合成樹脂の酸基
を中和しうる塩基を加え、混合攪拌し、更に攪拌下に水
を含む水性媒体を滴下し混合して転相乳化を行なうこと
により、アイオノマー樹脂により顔料が被覆された着色
剤樹脂粒子を含む水分散物を得る。さらに、合成樹脂の
溶解に用いた有機溶剤や多価金属による樹脂のゲル化防
止に用いたキレート化剤(溶剤)を減圧蒸留を行って除
去し、その後必要に応じて乾燥防止剤、水溶性樹脂、p
H調整剤、分散助剤、消泡剤、紙への浸透性付与剤、防
腐剤、キレート剤等の添加剤や濃度調整のための水を加
えてインクを調整した後、大粒径粒子の除去を行ってイ
ンクジェット記録用水性インクを得る。得られたインク
を市販のインクジェットプリンターを用いてインクジェ
ット専用記録紙にカラー印刷する。
【0040】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、以下の実施例中における「部」
は『重量部』を表わす。
【0041】参考例1(シアンインク例) スチレンアクリル酸樹脂(スチレン/アクリル酸/メタ
クリル酸=77/13/10;酸価160;分子量4
万)20部、C.I.ピグメントブルー15:420
部、トリスアセチルアセトナトアルミニウム4.7部
(架橋率80%に相当する量)、アセチルアセトン10
部、メチルエチルケトン45部を直径0.2mmのガラ
スビーズ150部と共にペイントシェーカーを用いて6
時間分散した。
【0042】ガラスビーズを除いた分散液89.7部に
メチルエチルケトン40部、イソプロピルアルコール4
0部を加えて混合し、さらにトリエタノールアミン8.
9部(中和率110%に相当する量)を加え、攪拌しな
がらグリセリン71部、イオン交換水429部の混合液
を毎分5mlの速度で滴下し、着色組成物分散液を得
た。得られた着色組成物分散液をロータリーエバポレー
ターを用いて有機溶剤を留去し、粒子径0.2μmの着
色組成物の水分散物を得た。濃度調整後、1.5μmの
メンブランフィルターを用いてろ過を行いインクジェッ
トプリンター用インクとした。
【0043】得られたインクはガラス容器で室温環境1
年間放置しても分散性が良好で凝集物の発生もなく、ピ
エゾ式インクジェットプリンターを用いて噴射試験をし
た結果、ノズル目詰まりもなく、安定な噴射が可能で、
得られた普通紙印刷物は鮮やかで、耐水性にも優れてい
た。
【0044】参考例2(マゼンタインク例) シアンインク例の顔料に替えて、C.I.ピグメントレ
ッド122を用いて同様に0.2μmの平均粒子径の着
色マイクロカプセルからなるマゼンタ色水性インクを得
た。
【0045】得られたインクはガラス容器で室温環境1
年間放置しても分散性が良好で凝集物の発生もなく、ピ
エゾ式インクジェットプリンターを用いて噴射試験をし
た結果、ノズル目詰まりもなく、安定な噴射が可能で、
得られた普通紙印刷物は鮮やかで、耐水性にも優れてい
た。
【0046】参考例3(イエローインク例) シアンインク例の顔料に替えて、C.I.ピグメントイ
エロー151を用いて同様に0.2μmの平均粒子径の
着色マイクロカプセルからなるイエロー色水性インクを
得た。
【0047】得られたインクはガラス容器で室温環境1
年間放置しても分散性が良好で凝集物の発生もなく、ピ
エゾ式インクジェットプリンターを用いて噴射試験をし
た結果、ノズル目詰まりもなく、安定な噴射が可能で、
得られた普通紙印刷物は鮮やかで、耐水性にも優れてい
た。
【0048】参考例4(ブラックインク例) シアンインク例の顔料に替えて、カーボンブラックを用
いて同様に0.1μmの平均粒子径の着色マイクロカプ
セルからなる黒色水性インクを得た。
【0049】得られたインクはガラス容器で室温環境1
年間放置しても分散性が良好で凝集物の発生もなく、ピ
エゾ式インクジェットプリンターを用いて噴射試験をし
た結果、ノズル目詰まりもなく、安定な噴射が可能で、
得られた普通紙印刷物は黒色濃度が高く、耐水性にも優
れていた。
【0050】実施例1 前記各色インク例のインクを用いて、ピエゾ式ジェット
プリンターでインクジェット専用記録紙に4色カラー印
刷を行った結果、鮮やかなフルカラー再現ができた。得
られた印刷物をキセノンランプで300時間(日光曝露
2年相当)照射したが、色調変化は目視ではほとんど認
められず各色ベタ部の印刷濃度(反射濃度)変化は少な
かった。(図1) 比較参考例1(マゼンタインク比較例) マゼンタインク例の顔料に替えて、一般に印刷インキで
用いられるC.I.ピグメントレッド57:1(カーミ
ン6B)を用いて同様にマイクロカプセル化を試みた
が、ミルベースの段階で凝集を起こしインクは得られな
かった。
【0051】比較参考例2(イエローインク比較例) イエローインク例の顔料に替えて、一般に印刷インキで
用いられるC.I.ピグメントイエロー14(ジスア
ゾ)を用いて同様に0.2μmの平均粒子径の着色マイ
クロカプセルからなるイエロー色水性インクを得た。
【0052】比較例1 前記カラー画像形成例のイエローインクに替えて、イエ
ローインク比較参考例のインクを用いて、ピエゾ式ジェ
ットプリンターでインクジェット専用記録紙に4色カラ
ー印刷を行った結果、鮮やかなフルカラー再現ができ
た。しかし、得られた印刷物をキセノンランプで300
時間(日光曝露2年相当)照射したところ、2次色の緑
がシアン色に、赤はマゼンタに変色し、そしてイエロー
部分は完全に退色していた。(図2) 自己水分散性樹脂(A)を多価金属イオン(トリスアセ
チルアセトナトアルミニウム)による架橋させる時機
は、特に問題とはしない。最後に架橋させても特性とし
ては、同じもにが得られる。
【0053】
【発明の効果】本発明のカラー画像形成方法は、印刷品
質・耐候性(耐光)・安定性に優れた記録を可能にし、
特にノズル目詰まりもなく、安定したインクジェット噴
射特性を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー画像形成例で得られた印刷物の、各色ベ
タ部のキセノンランプ300時間照射(日光曝露2年間
相当)時の反射濃度変化を表した表図である。
【図2】カラー画像比較例で退色したイエローインク比
較例(C.I.ピグメントイエロー14)のインクを用
いたベタ部のキセノンランプ300時間照射(日光曝露
2年間相当)時の反射濃度変化を表した表図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂で被覆された顔料を着色剤とする記
    録用インクにおいて顔料がフタロシアニン顔料とキナク
    ドリン顔料とベンズイミダゾロン顔料からなる少なくと
    も3色のインクを用いて画像形成を行うことを特徴とす
    るカラー画像形成方法。
  2. 【請求項2】 カーボンブラックを着色剤とするインク
    とフタロシアニン顔料とキナクリドン顔料とベンズイミ
    ダゾロン顔料からなる少なくとも3色のインクを組み合
    わせて用いて画像形成を行うことを特徴とする請求項1
    記載のカラー画像形成方法。
  3. 【請求項3】 フタロシアニン顔料がC.I.ピグメン
    トブルー15:4であることを特徴とする請求項1又は
    2記載のカラー画像形成方法。
  4. 【請求項4】 キナクリドンン顔料がC.I.ピグメン
    トレッド122であることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項記載のカラー画像形成方法。
  5. 【請求項5】 ベンズイミダゾロン顔料がC.I.ピグ
    メントイエロー151であることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか1項記載のカラー画像形成方法。
  6. 【請求項6】 インクジェット記録方法を用いて画像形
    成を行うことを特徴とする請求項1〜5請求項のいずれ
    か1項記載のカラー画像形成方法
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