JP4798458B2 - インク組成物およびカラー画像形成方法 - Google Patents
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Description
2)これら各顔料を各々別々に樹脂被覆して個々の色の樹脂被覆顔料を予め得て,これらをシアン色となる様に混合して用いる場合。この場合には,顔料(X)のみの樹脂被覆顔料粒子と,顔料(Y)のみの樹脂被覆顔料粒子との樹脂被覆顔料の混合体となる(上記II−bの場合)。
(2)少なくとも,水,合成樹脂(a)を溶解する有機溶媒,塩基(b),前記樹脂着色工程で得られた固形着色コンパウンドを混合し,分散によって少なくとも樹脂の一部が溶解している着色剤懸濁液を得る懸濁工程。
(3)前記懸濁工程で得られた着色剤懸濁液中の着色剤表面に溶解樹脂成分を沈着させる再沈殿工程。
1.下記工程にて,着色樹脂粒子水分散液を得る着色樹脂粒子水分散液を製造する。
(1)ガラス転移温度が70〜120℃の合成樹脂(a)(スチレン−アクリル酸−メタクリル酸樹脂)と着色剤(B)(顔料)を二本ロールで分散して固形着色コンパウンドを得る樹脂着色工程。
(2)少なくとも,水,合成樹脂(a)を溶解する有機溶媒(メチルエチルケトン・イソプロピルアルコール),塩基(b)(アルコールアミン),前記樹脂着色工程で得られた固形着色コンパウンドを混合し,分散撹拌機を用いて分散して着色剤懸濁液を得る懸濁工程。
(3)前記懸濁工程で得られた着色剤懸濁液に水を添加して,着色剤表面に溶解樹脂成分を沈着させる再沈殿工程。
2.(3)の再沈殿工程後に脱溶剤を行って水分散物を得る。
3.得られた水分散液をインク調整用薬剤の水溶液に徐々に加え,濃度・物性を調整した後,ろ過を行いインクジェット記録用水性インクとする。
Claims (11)
- 樹脂で被覆されたシアン色顔料を着色剤とする記録用水性インクにおいて,顔料がハロゲン化されていないフタロシアニン顔料と少なくとも一部が臭素化されたフタロシアニン顔料の混合体であるインク組成物であり、
前記インク組成物は、
(1)酸価を有する合成樹脂に,少なくとも着色剤を分散または溶解して固形着色コンパウンドを得る樹脂着色工程、
(2)少なくとも,水,合成樹脂を溶解する有機溶媒,塩基,前記樹脂着色工程で得られた固形着色コンパウンドを混合し,分散によって少なくとも樹脂の一部が溶解している着色剤懸濁液を得る懸濁工程、及び
(3)前記懸濁工程で得られた着色剤懸濁液中の着色剤表面に溶解樹脂成分を沈着させる再沈殿工程を有し、前記樹脂着色工程において顔料がハロゲン化されていないフタロシアニン顔料と少なくとも一部が臭素化されたフタロシアニン顔料を混合分散する製造方法によって製造されたものであることを特徴とする記録用水性インク。 - 樹脂で被覆されたシアン色顔料を着色剤とする記録用水性インクにおいて,樹脂で被覆されたハロゲン化されていないフタロシアニン顔料と,樹脂で被覆された少なくとも一部が臭素化されたフタロシアニン顔料を含有し、
(1)酸価を有する合成樹脂に,少なくとも着色剤を分散または溶解して固形着色コンパウンドを得る樹脂着色工程、
(2)少なくとも,水,合成樹脂を溶解する有機溶媒,塩基,前記樹脂着色工程で得られた固形着色コンパウンドを混合し,分散によって少なくとも樹脂の一部が溶解している着色剤懸濁液を得る懸濁工程、及び
(3)前記懸濁工程で得られた着色剤懸濁液中の着色剤表面に溶解樹脂成分を沈着させて着色樹脂粒子分散液を作製する再沈殿工程を有し、(1)前記の樹脂着色工程で各顔料を別個に分散しておき(2)の懸濁工程で両顔料が混在する着色剤懸濁液を得るか,(3)の再沈殿工程で両顔料が混在した着色剤表面に溶解樹脂成分を沈着させるか,あるいは別個に得た(3)の再沈殿工程後の着色樹脂粒子水分散液を合わせて調色する製造方法によって製造されたことを特徴とする記録用水性インク。 - 少なくとも一部が臭素化されたフタロシアニン顔料がC.I.ピグメントグリーン36である請求項1または2に記載の記録用水性インク。
- ハロゲン化されていないフタロシアニン顔料が少なくともC.I.ピグメントブルー15:3か15:4から選ばれ,少なくとも一部が臭素化されたフタロシアニン顔料がC.I.ピグメントグリーン36である請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録用水性インク。
- 樹脂で被覆されたシアン色顔料がハロゲン化されていないフタロシアニン顔料と少なくとも一部が臭素化されたフタロシアニン顔料の混在した二次粒子からなることを特徴とする請求項1に記載の記録用水性インク。
- シアン色インク組成物と,マゼンタ色インク組成物と,イエロー色インク組成物の少なくとも3色を用いた画像形成方法であって,マゼンタ色インク組成物は樹脂で被覆されたキナクリドン顔料を着色剤とし、イエロー色インク組成物はベンズイミダゾロン顔料を着色剤とし、請求項1〜5のいずれか1項に記載された記録用水性インクをシアン色インク組成物とする画像形成方法。
- さらに樹脂で被覆されたイミダゾロン顔料を着色剤としたオレンジ色インク組成物と、樹脂で被覆され、一部が臭素化されたフタロシアニン顔料を着色剤としたグリーン色インク組成物を用いた請求項6に記載の画像形成方法。
- さらに樹脂で被覆されたカーボンブラックを着色剤とするブラック色インクを組み合わせた請求項7に記載の画像形成方法。
- 前記シアン色と組み合わせるインク組成物はいずれも
(1)酸価を有する合成樹脂に,少なくとも着色剤を分散または溶解して固形着色コンパウンドを得る樹脂着色工程、
(2)少なくとも,水,合成樹脂を溶解する有機溶媒,塩基,前記樹脂着色工程で得られた固形着色コンパウンドを混合し,分散によって少なくとも樹脂の一部が溶解している着色剤懸濁液を得る懸濁工程、及び
(3)前記懸濁工程で得られた着色剤懸濁液中の着色剤表面に溶解樹脂成分を沈着させる再沈殿工程
を有した製造方法で製造される請求項6〜8のいずれか1項に記載の画像形成方法。 - 樹脂で被覆されたシアン色顔料を着色剤とする記録用水性インクの製造方法であって、前記シアン色顔料はハロゲン化されていないフタロシアニン顔料と、少なくとも一部が臭素化されたフタロシアニン顔料の混合体であり、
(1)酸価を有する合成樹脂に,少なくとも着色剤を分散または溶解して固形着色コンパウンドを得る樹脂着色工程、
(2)少なくとも,水,合成樹脂を溶解する有機溶媒,塩基,前記樹脂着色工程で得られた固形着色コンパウンドを混合し,分散によって少なくとも樹脂の一部が溶解している着色剤懸濁液を得る懸濁工程、及び
(3)前記懸濁工程で得られた着色剤懸濁液中の着色剤表面に溶解樹脂成分を沈着させる再沈殿工程を有し、前記樹脂着色工程において顔料がハロゲン化されていないフタロシアニン顔料と少なくとも一部が臭素化されたフタロシアニン顔料を混合分散することを特徴とする記録用水性インクの製造方法。 - 樹脂で被覆されたシアン色顔料を着色剤とする記録用水性インクの製造方法であって,前記記録用水性インクは、樹脂で被覆されたハロゲン化されていないフタロシアニン顔料と,樹脂で被覆された少なくとも一部が臭素化されたフタロシアニン顔料を含有し、
(1)酸価を有する合成樹脂に,少なくとも着色剤を分散または溶解して固形着色コンパウンドを得る樹脂着色工程、
(2)少なくとも,水,合成樹脂を溶解する有機溶媒,塩基,前記樹脂着色工程で得られた固形着色コンパウンドを混合し,分散によって少なくとも樹脂の一部が溶解している着色剤懸濁液を得る懸濁工程、及び
(3)前記懸濁工程で得られた着色剤懸濁液中の着色剤表面に溶解樹脂成分を沈着させて着色樹脂粒子分散液を作製する再沈殿工程を有し、前記(1)の樹脂着色工程で各顔料を別個に分散しておき(2)の懸濁工程で両顔料が混在する着色剤懸濁液を得るか,(3)の再沈殿工程で両顔料が混在した着色剤表面に溶解樹脂成分を沈着させるか,あるいは別個に得た(3)の再沈殿工程後の着色樹脂粒子水分散液を合わせて調色することを特徴とする記録用水性インクの製造方法。
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