JPH1052797A - 溶接用逆t型セラミックエンドタブ - Google Patents

溶接用逆t型セラミックエンドタブ

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JPH1052797A
JPH1052797A JP22614496A JP22614496A JPH1052797A JP H1052797 A JPH1052797 A JP H1052797A JP 22614496 A JP22614496 A JP 22614496A JP 22614496 A JP22614496 A JP 22614496A JP H1052797 A JPH1052797 A JP H1052797A
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ceramic end
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接距離が短い場合又は溶接母材の始端部側
及び/又は終端部側の近くに垂直壁などがあり、溶接始
端部又は終端部から垂直壁などまでが短い場合には、裏
当材を必要としないか又は溶接始端部および/又は終端
部から垂直壁までは裏当材を必要としなくなるような溶
接用セラミックエンドタブを提供すること。 【解決手段】 水平部2と垂直部3からなる逆T型セラ
ミックエンドタブ1a。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接用セラミックエン
ドタブに関し、より詳しくは溶接用逆T型セラミックエ
ンドタブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、幅が同じ2つの母材13、14をすみ
肉溶接する場合には、図24に示すように溶接母材13、14
の下側に裏当材15を固定した後、溶接母材13、14の始端
部と終端部に一方の辺が垂直の変形したV状(レ状)の
溶融金属受溝7を両面に設けたセラミックエンドタブ1
を図示してない固定治具を用いて固定してから溶接して
いた。
【0003】また、幅が異なる2つの母材13、14をすみ
肉溶接する場合には、図25に示すように溶接母材13、14
の下側に裏当材15を固定した後、溶接母材13、14の始端
部と終端部に一方の辺が垂直の変形したV状(レ状)の
溶融金属受溝7の片側の堰8が欠けた形状の溶融金属受
面12、すなわちF型の溶融金属受面12を設けた溶接用セ
ラミックエンドタブ1を固定してから溶接していた。
【0004】また、幅が同じ2つの母材13、14を突合せ
溶接する場合には、図26に示すように溶接母材13、14の
下側に裏当材15を固定した後、溶接母材13、14の始端部
と終端部に溶接用V型セラミックエンドタブ1を図示し
てない固定治具を用いて固定してから溶接していた。
【0005】しかし、上記従来の方法においては、溶接
長さが短い場合にも、溶接母材13、14の下側に裏当材15
を固定した後、溶接母材13、14の始端部と終端部に溶接
用セラミックエンドタブを固定してから溶接する必要が
あった。また、全体の溶接距離は長いが、図22及び23に
示すように溶接母材13、14の始端部側と終端部側が溶接
母材の垂直壁16で遮られているような場合においては、
溶接母材13、14の下側の始端部側、終端部側及び中央部
の3か所に別々の裏当材を用い、これらを固定した後、
溶接母材13、14の始端部と終端部に溶接用セラミックエ
ンドタブを固定してから溶接しなければならなかったの
で、これらを固定するのに時間がかかり、溶接の能率が
悪かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、溶接距離が
短い場合又は図22及び23に示すように溶接母材13、14の
始端部側及び/ 又は終端部側の近くに溶接母材の垂直壁
16などがあり、溶接始端部及び/ 又は終端部から垂直壁
16までが短い場合には、裏当材を必要としないか又は溶
接始端部或いは終端部から垂直壁までは裏当材を必要と
しなくなるような溶接用セラミックエンドタブを提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の溶接用セラミックエンドタブにおいては、
水平部と垂直部とからなる逆T型としたことである。ま
た、本発明の溶接用セラミックエンドタブにおいては、
水平部と垂直部とからなる逆T型セラミックエンドタブ
の水平部の両側(水平部の垂直部より前側と後側の両方
のこと、以下同じ。)に垂直部と直行する溶融金属受溝
を設けたものとしたことである。
【0008】上記目的を達成するために、本発明の溶接
用セラミックエンドタブにおいては、水平部と垂直部と
からなる逆T型セラミックエンドタブの垂直部の両面に
垂直の溶融金属受溝を設けたことである。また、本発明
の溶接用セラミックエンドタブにおいては、水平部と垂
直部とからなる逆T型セラミックエンドタブの垂直部の
両面に垂直の溶融金属受溝を設けるとともに、該溶融金
属受溝の下の水平部の両側に垂直部と直行する溶融金属
受溝を設けたことである。また、本発明の溶接用セラミ
ックエンドタブにおいては、水平部と垂直部とからなる
逆T型セラミックエンドタブの垂直部の両面にV状の溶
融金属受溝を設けたことである。
【0009】上記目的を達成するために、本発明の溶接
用セラミックエンドタブにおいては、水平部と垂直部と
からなる逆T型セラミックエンドタブの垂直部の両面に
V状の溶融金属受溝を設けるとともに、水平部の両側に
垂直部と直行する溶融金属受溝を設けたことである。ま
た、本発明の溶接用セラミックエンドタブにおいては、
一方の辺が垂直である変形したV状、すなわちレ状の溶
融金属受溝を両面に設けた垂直部と該変形したV状の溶
融金属受溝の辺が垂直である側の堰の幅だけ狭くした水
平部を設けたことである。
【0010】上記目的を達成するために、本発明の溶接
用セラミックエンドタブにおいては、上記変形したV状
の溶融金属受溝を該溶融金属受溝と堰が互い違いになる
ように、すなわち垂直軸を中心にして回転してみると同
じ形状になるように両面に設けた垂直部と該溶融金属受
溝の辺が垂直である側の堰の幅だけ狭くした水平部を両
側に設けたものとしたことである。また、本発明の溶接
用セラミックエンドタブにおいては、上記本発明の溶接
用セラミックエンドタブの垂直部の変形したV状の溶融
金属受溝の下の水平部の両側の角部に溝の片側の堰が欠
けた形状の凹面状溶融金属受面又は外側に傾斜した溶融
金属受傾斜面を設けたことである。
【0011】上記目的を達成するために、本発明の溶接
用セラミックエンドタブにおいては、水平部と垂直部と
からなる逆T型セラミックエンドタブの垂直部の両面に
上記変形したV状の溶融金属受溝の片側の堰が欠けた溶
融金属受面、すなわちF状の溶融金属受面を設けたこと
である。また、本発明の溶接用セラミックエンドタブに
おいては、上記発明の該垂直部の両面に設けた該F状の
溶融金属受面が、溶融金属受面と堰が逆になるように、
すなわち該溶接用セラミックエンドタブを垂直軸を中心
にして回転してみると同じ形状になるように設けたもの
としたことである。
【0012】さらに、本発明の溶接用セラミックエンド
タブにおいては、水平部と垂直部とからなる逆T型セラ
ミックエンドタブの垂直部の両面に設けた上記F状の溶
融金属受面が、該溶融金属受面と堰が逆になるように設
けるとともに、該溶融金属受面の下の水平部の両側に溝
の片側の堰が欠けた形状の凹面状溶融金属受面又は外側
に傾斜した溶融金属受傾斜面を設けたことである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成および作用を
図面を参照して説明する。図1は、本発明の水平部と垂
直部とからなる逆T型セラミックエンドタブの斜視図、
図2〜10、12〜図19は、本発明の他の逆T型セラミック
エンドタブの斜視図、図11は、図10のものの平面図、図
20は、本発明の逆T型セラミックエンドタブの垂直部の
溶融金属受溝及び溶融金属受面、水平部の溶融金属受溝
及び凹面状溶融金属受面の形状を説明するための斜視
図、図21は、本発明の逆T型セラミックエンドタブが使
用できる母材の開先形状を説明するための図、図22は、
本発明の逆T型セラミックエンドタブの使用方法の一例
を説明するための斜視図、図23は、図22のA部の拡大図
である。
【0014】図1に示した逆T型セラミックエンドタブ
1aは、水平部2と垂直部3とからなるものである。この
逆T型セラミックエンドタブ1aは、従来のものと同じよ
うに同幅の溶接母材13、14( 図24参照) の突合せ溶接及
び異幅の溶接母材13、14( 図25参照) のすみ肉溶接など
をする場合の溶接始端部と終端部に使用することができ
る。
【0015】図2に示した逆T型セラミックエンドタブ
1bは、図1に示したものの水平部2の両側(上記のよう
に水平部2の垂直部3より前側と後側の両方のこと、以
下同じ。)に垂直壁と直行する溶融金属受溝4を設けた
ものである。この逆T型セラミックエンドタブ1bの水平
部2に設けた溶融金属受溝4の形状は、図2に示したよ
うな断面形状でもよいし、図20の(i) 及び(j) のような
断面形状などでもよい。また、該溶融金属受溝4の幅及
び深さは使用形態に応じて適宜決定できる。この逆T型
セラミックエンドタブ1bは、裏波ビードが必要な突合せ
溶接などに使用することができる。
【0016】図3に示した逆T型セラミックエンドタブ
1cは、図1に示したものの垂直壁の両面に垂直の溶融金
属受溝5を設けたものである。この逆T型セラミックエ
ンドタブ1cの垂直部3に設けた溶融金属受溝5の形状
は、図3に示したような断面形状でもよいし、図20の
(a) 及び(b) のような断面形状などでもよい。また、該
溶融金属受溝5の幅及び深さは使用形態に応じて適宜決
定できる。この逆T型セラミックエンドタブ1cは、ビー
ド端面の余盛りが必要な突合せ溶接などに使用すること
ができる。
【0017】図4に示した逆T型セラミックエンドタブ
1dは、図1に示したものの水平部2の両側に垂直部3と
直行する溶融金属受溝4を設けるとともに、垂直部3の
両面に垂直の溶融金属受溝5を設けたものである。この
逆T型セラミックエンドタブ1dの水平部2に設けた溶融
金属受溝4と垂直部3に設けた溶融金属受溝5の形状
は、図4に示したような断面形状でもよいし、水平部2
に設けた溶融金属受溝4を図20の(i) 及び(j) 、垂直部
3に設けた溶融金属受溝5を図20の(a) 及び(b)のよう
な断面形状などにしてもよい。また、該溶融金属受溝4
及び5の幅及び深さは使用形態に応じて適宜決定でき
る。また、この逆T型セラミックエンドタブ1cは、裏波
ビードとビード端面の余盛りが必要な突合せ溶接などに
使用することができる。
【0018】図5に示した逆T型セラミックエンドタブ
1eは、水平部2と垂直部3とからなり、垂直壁の両面に
V状の溶融金属受溝6を設けたものである。この逆T型
セラミックエンドタブ1eの垂直部3に設けた溶融金属受
溝6の形状は、図5に示したような断面形状でもよい
し、図20の(c) 及び(d) のような断面形状などでもよ
い。また、該溶融金属受溝6の幅及び深さは使用形態に
応じて適宜決定できる。この逆T型セラミックエンドタ
ブ1eは、ビード端面の余盛りが必要な同幅母材の突合せ
溶接などに使用することができる。
【0019】図6に示した逆T型セラミックエンドタブ
1fは、図5に示したものの水平部2の両側に溶融金属受
溝4を設けたものである。この逆T型セラミックエンド
タブ1eの垂直部3に設けた溶融金属受溝6の形状は、図
6に示したような断面形状でもよいし、垂直部3に設け
た溶融金属受溝6を図20の(c) 及び(d) のような断面形
状などでもよい。また、水平部2に設けた溶融金属受溝
4は図6に示したような断面形状でもよいし、図20の
(i) 及び(j) のようにしてもよい。また、該溶融金属受
溝6及び4の幅及び深さは使用形態に応じて適宜決定で
きる。この逆T型セラミックエンドタブ1fは、裏波ビー
ドとビード端面の余盛りが必要な同幅の母材の突合せ溶
接などに使用することができる。
【0020】図7に示した逆T型セラミックエンドタブ
1gは、一方の辺が垂直の変形したV状の溶融金属受溝7
を両面に設けた垂直部3と該変形したV状の溶融金属受
溝7の辺が垂直である側の堰8の幅だけ狭くした水平部
2とからなるものである。この逆T型セラミックエンド
タブ1gの垂直部3に設けた溶融金属受溝7の形状は、図
7に示したような断面形状でもよいし、図20の(e) 及び
(f) のような断面形状などでもよい。また、該溶融金属
受溝7の幅及び深さは使用形態に応じて適宜決定でき
る。この逆T型セラミックエンドタブ1fは、ビード端面
の余盛りが必要な図24と同様に同幅の母材のすみ肉溶接
などに使用することができる。
【0021】図8に示した逆T型セラミックエンドタブ
1hは、図7に示したものの水平部2の両側に溝の片側の
堰が欠けた形状の凹面状溶融金属受面10を設けたもので
ある。この逆T型セラミックエンドタブ1hの垂直部3に
設けた溶融金属受溝7の形状は、図8に示したような断
面形状でもよいし、を図20の(e) 及び(f) のような断面
形状などでもよい。また、水平部2に設けた凹面状溶融
金属受面10を図20の(k) 及び(l) のようにしてもよい。
また、該溶融金属受溝7及び10の幅及び深さは使用形態
に応じて適宜決定できる。この逆T型セラミックエンド
タブ1hは、裏波ビードとビード端面の余盛りが必要な図
24と同様に同幅の母材の隅肉溶接に使用することができ
る。
【0022】図9に示した逆T型セラミックエンドタブ
1iは、図7に示したものの水平部2の両側に外側に傾斜
した溶融金属受傾斜面11を設けたものである。この逆T
型セラミックエンドタブ1hの溶融金属受溝7の断面形状
は、図9に示したような断面形状でもよいし、図20の
(e) 及び(f) のような断面形状などにしてもよい。ま
た、水平部2に設けた溶融金属受傾斜面11は幅及び傾斜
角度は使用形態に応じて適宜決定できる。この逆T型セ
ラミックエンドタブ1iは、図8に記載した逆T型セラミ
ックエンドタブと同様に使用することができる。
【0023】図10及び図11に示した逆T型セラミックエ
ンドタブ1jは、一方の辺が垂直の変形したV状の溶融金
属受溝7を該溶融金属受溝7と堰8、9とが互い違いに
なるように両面に設けた、すなわち該逆T型セラミック
エンドタブ1jを垂直軸を中心にして回転してみると、両
方が同じ形状になるように該溶融金属受溝7と堰8、9
を両面に設けた垂直部3と該変形したV状の溶融金属受
溝7の辺が垂直である側の堰8の幅だけ狭くした水平部
2を設けたもの(図11に示すように水平壁もずれた位置
にある。)である。この逆T型セラミックエンドタブ1j
の溶融金属受溝7の断面形状は、図7に示した逆T型セ
ラミックエンドタブ1hと同様に変形することができ、ま
たその用途は図7に示した逆T型セラミックエンドタブ
1hと同様である。
【0024】図12に示した逆T型セラミックエンドタブ
1kは、図10に示したものの水平部2の両側に溝の片側の
堰が欠けた形状の凹面状溶融金属受面10を設けたもので
ある。この逆T型セラミックエンドタブ1kの垂直部3の
溶融金属受溝10の断面形状は図8に示した逆T型セラミ
ックエンドタブ1hと同様に変形することができ、またそ
の用途は図8に示した逆T型セラミックエンドタブ1hと
同様である。
【0025】図13に示した逆T型セラミックエンドタブ
1kは、図10に示したものの水平部2の両側に、外側に傾
斜した形状の溶融金属受傾斜面11を設けたものである。
この逆T型セラミックエンドタブ1kの溶融金属受溝7及
び水平部2に設けた溶融金属受傾斜面11の断面形状は、
図9に示した逆T型セラミックエンドタブ1hと同様に変
形することができ、またその用途は図9に示した逆T型
セラミックエンドタブ1hと同様である。
【0026】図14に示した逆T型セラミックエンドタブ
1mは、水平部2と垂直部3とからなる逆T型セラミック
エンドタブ1の垂直部の両面に上記変形したV状の溶融
金属受溝7の辺が垂直である側の堰8が欠けた形状の溶
融金属受面12を設けたものである。また、この逆T型セ
ラミックエンドタブ1mの垂直部3に設けた溶融金属受面
12の形状は、図14に示したような断面形状でもよいし、
図20の(g) 及び(h) のような断面形状などにしてもよ
い。また、該溶融金属受面12の幅及び深さは使用形態に
応じて適宜決定できる。この逆T型セラミックエンドタ
ブ1mは、ビード端面の余盛りが必要な図25と同様に幅が
異なる母材のすみ肉溶接などに用いるものである。
【0027】図15に示した逆T型セラミックエンドタブ
1nは、図14のものの水平壁2の両側(上記のように、垂
直部3の表側と裏側のこと、以下同じ。)に溝の片側の
堰が欠けた形状の凹面状溶融金属受面10を設けたもので
ある。この逆T型セラミックエンドタブ1nは、図14に記
載したもののと同様に使用することができる。またこの
溶融金属受溝10の形状も図8のものと同様に変形するこ
とができる。
【0028】図16に示した逆T型セラミックエンドタブ
1oは、図14のものの水平壁2の両側に、外側に傾斜した
溶融金属受傾斜面11を設けたものである。この逆T型セ
ラミックエンドタブ1oは、図14に記載したものと同様に
使用することができる。またこの溶融金属受傾斜面11の
形状も図9のものと同様に変形することができる。
【0029】図17に示した逆T型セラミックエンドタブ
1pは、垂直部3の両面に該片側の堰が欠けた形状の溶融
金属受面12と堰9が互い違いになるように該溶融金属受
面12を設けた垂直部3と水平部2とからなるものであ
る。この逆T型セラミックエンドタブ1pの使用方法は、
図14に示した逆T型セラミックエンドタブ1mはとほぼ同
じである。また、この溶融金属受面(12) の形状、幅、
深さは図14に示したものと同様に変形することができ
る。
【0030】図18に示した逆T型セラミックエンドタブ
1qは、図17に示した逆T型セラミックエンドタブ1pの水
平部2の両側に溝の片側の堰が欠けた形状の凹面状溶融
金属受面10を設けたものである。この逆T型セラミック
エンドタブ1qは、図14に記載したものと同様に使用する
ことができる。またこの溶融金属受溝10の形状も図8の
ものと同様に変形することができる。
【0031】図19に示した逆T型セラミックエンドタブ
1qは、図17に示した逆T型セラミックエンドタブ1pの水
平部2の両側に外側に傾斜した溶融金属受傾斜面11を設
けたけたものである。この逆T型セラミックエンドタブ
1qは、図14に記載したもの1mと同様に使用することがで
きる。またこの溶融金属受傾斜面11の形状は図9のもの
と同様に変形することができる。
【0032】次に、本発明の逆T型セラミックエンドタ
ブの使用方法を説明する。本発明の溶接用逆T型セラミ
ックエンドタブは、従来の溶接用セラミックエンドタブ
に裏当材の一部を取り付けたものに相当するので、それ
ぞれ上記のような従来の溶接方法に使用することができ
る( 裏当材が従来のものより短くてよい。) が、上記方
法のなかでも溶接距離が短い場合、または図22及び図23
に示したように溶接母材13、14の始端部側と終端部側が
溶接母材の垂直壁16で遮られ、溶接始端部又は終端部か
ら垂直壁16までが短い場合に使用するのに適している。
また、本発明の逆T型セラミックエンドタブは、図21の
(a)〜(d)に示したような各種の開先形状のものの
溶接に使用することができる。さらに、本発明の溶接用
逆T型セラミックエンドタブは、逆T型にし、また垂直
部の両面及び水平部の両側を使用することができるよう
にしたので、両側を使用することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、溶接用セラミックエンドタブ
を上記の構成にしたことにより、溶接長さが短い場合、
裏当材を使用する必要がなく、また溶接始端部又は終端
部から垂直壁などまでの距離が短い場合、溶接始端部又
は終端部から垂直壁までは裏当材を使用する必要がない
ので、裏当材を準備する必要がなく、また裏当材を固定
する手間がかからないなどの優れた効果を奏する。さら
に、溶接用セラミックエンドタブの形状を逆T型にした
ので、両側を使用することができ、コストを低くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水平部と垂直部とからなる逆T型セラ
ミックエンドタブの斜視図である。
【図2】本発明の他の逆T型セラミックエンドタブの斜
視図である。
【図3】本発明の他の逆T型セラミックエンドタブの斜
視図である。
【図4】本発明の他の逆T型セラミックエンドタブの斜
視図である。
【図5】本発明の他の逆T型セラミックエンドタブの斜
視図である。
【図6】本発明の他の逆T型セラミックエンドタブの斜
視図である。
【図7】本発明の他の逆T型セラミックエンドタブの斜
視図である。
【図8】本発明の他の逆T型セラミックエンドタブの斜
視図である。
【図9】本発明の他の逆T型セラミックエンドタブの斜
視図である。
【図10】本発明の他の逆T型セラミックエンドタブの斜
視図である。
【図11】図10の逆T型セラミックエンドタブの平面図で
ある。
【図12】本発明の他の逆T型セラミックエンドタブの斜
視図である。
【図13】本発明の他の逆T型セラミックエンドタブの斜
視図である。
【図14】本発明の他の逆T型セラミックエンドタブの斜
視図である。
【図15】本発明の他の逆T型セラミックエンドタブの斜
視図である。
【図16】本発明の他の逆T型セラミックエンドタブの斜
視図である。
【図17】本発明の他の逆T型セラミックエンドタブの斜
視図である。
【図18】本発明の他の逆T型セラミックエンドタブの斜
視図である。
【図19】本発明の他の逆T型セラミックエンドタブの斜
視図である。
【図20】本発明の逆T型セラミックエンドタブの垂直部
の溶融金属受溝及び溶融金属受面、水平部の溶融金属受
溝及び溝の片側の堰が欠けた形状の凹面状溶融金属受面
の形状を説明するための斜視図である。
【図21】本発明の逆T型セラミックエンドタブが使用で
きる母材の開先形状を説明するための図である。
【図22】本発明の逆T型セラミックエンドタブの使用方
法を説明するための斜視図である。
【図23】図22のA部の拡大図である。
【図24】従来の同幅の溶接母材のすみ肉溶接を説明する
ための斜視図である。
【図25】従来の異幅の溶接母材のすみ肉溶接を説明する
ための斜視図である。
【図26】従来の同幅の溶接母材の突合せ溶接を説明する
ための斜視図である。
【符号の説明】
1 溶接用セラミックエンドタブ 1a〜1r 本発明の溶接用逆T型セラミックエンドタブ 2 水平部 3 垂直部 4、5 水平部の溶融金属受溝 6 V状溶融金属受溝 7 変形したV状溶融金属受溝 8、9堰 10 凹面状溶融金属受面 11 溶融金属受傾斜面 12 溶融金属受面 13、14 溶接母材 15 裏当材 16 垂直壁

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平部(2)と垂直部(3)からなる逆
    T型セラミックエンドタブ。
  2. 【請求項2】 水平部(2)と垂直部(3)とからなる
    逆T型セラミックエンドタブ(1b)の水平部(2)の両
    側に垂直部(3)と直行する溶融金属受溝(4)を設け
    たことを特徴とする逆T型セラミックエンドタブ。
  3. 【請求項3】 水平部(2)と垂直部(3)とからなる
    逆T型セラミックエンドタブ(1c)の垂直部(3)の両
    面に垂直の溶融金属受溝(5)を設けたことを特徴とす
    る逆T型セラミックエンドタブ。
  4. 【請求項4】 水平部(2)と垂直部(3)とからなる
    逆T型セラミックエンドタブ(1d)の垂直部(3)の両
    面に垂直の溶融金属受溝(5)を設けるとともに、該溶
    融金属受溝(5)の下の水平部(2)に垂直部(3)と
    直行する溶融金属受溝(4)を設けたことを特徴とする
    逆T型セラミックエンドタブ。
  5. 【請求項5】 水平部(2)と垂直部(3)とからなる
    逆T型セラミックエンドタブ(1e)の垂直部(3)の両
    面にV状の溶融金属受溝(6)を設けたことを特徴とす
    る逆T型セラミックエンドタブ。
  6. 【請求項6】 水平部(2)と垂直部(3)とからなる
    逆T型セラミックエンドタブ(1f)の垂直壁の両面にV
    状の溶融金属受溝(6)を設けるとともに、該溶融金属
    受溝(6)の下の水平部(2)の両側に溶融金属受溝
    (4)を設けたことを特徴とする逆T型セラミックエン
    ドタブ。
  7. 【請求項7】 一方の辺が垂直の変形したV状の溶融金
    属受溝(7)を両面に設けた垂直部(3)と該変形した
    V状の溶融金属受溝(7)の辺が垂直である側の堰
    (8)の幅だけ狭くした水平部(2)とからなることを
    特徴とする逆T型セラミックエンドタブ。
  8. 【請求項8】 上記変形したV状の溶融金属受溝(7)
    を該溶融金属受溝(7)と堰(8、9)とが互い違いに
    なるように両面に設けた垂直部(3)と該変形したV状
    の溶融金属受溝(7)の辺が垂直である側の堰(8)の
    幅だけ狭くした水平部(2) を設けたことを特徴とする
    逆T型セラミックエンドタブ。
  9. 【請求項9】 上記変形したV状の溶融金属受溝(7)
    の下の水平部(2)に凹面状溶融金属受面(10)を設け
    たことを特徴とする請求項7又は請求項8記載の逆T型
    セラミックエンドタブ。
  10. 【請求項10】 上記変形したV状の溶融金属受溝(7)
    の下の水平部(2)の両側に溶融金属受傾斜面(11) を
    設けたことを特徴とする請求項7又は請求項8記載の逆
    T型セラミックエンドタブ。
  11. 【請求項11】 水平部(2)と垂直部(3)とからなる
    逆T型セラミックエンドタブ(1m)の垂直部の両面に該
    変形したV状の溶融金属受溝(7)の辺が垂直である側
    の堰(8)が欠けた形状の溶融金属受面(12)を設けた
    ことを特徴とする逆T型セラミックエンドタブ。
  12. 【請求項12】 垂直部(3)の両面に該片側の堰が欠け
    た形状の溶融金属受面(12) と堰(9)が互い違いにな
    るように該溶融金属受面(12)を設けたことを特徴とす
    る請求項11記載の逆T型セラミックエンドタブ。
  13. 【請求項13】 上記片側の堰が欠けた形状の溶融金属受
    面(12)の下の水平部(2)の両側に凹面状溶融金属受
    面(10)を設けたことを特徴とする請求項11又は請求項
    12記載の逆T型セラミックエンドタブ。
  14. 【請求項14】 上記片側の堰が欠けた形状の溶融金属受
    面(12)の下の水平部(2)の両側に溶融金属受傾斜面
    (11)を設けたことを特徴とする請求項11又は請求項12
    記載の逆T型セラミックエンドタブ。
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