JPH10508494A - 焼上げた薄肉成形品を作製する装置と方法 - Google Patents

焼上げた薄肉成形品を作製する装置と方法

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JPH10508494A JP8515572A JP51557296A JPH10508494A JP H10508494 A JPH10508494 A JP H10508494A JP 8515572 A JP8515572 A JP 8515572A JP 51557296 A JP51557296 A JP 51557296A JP H10508494 A JPH10508494 A JP H10508494A
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ハース・フランツ・ゼニオール
ハース・フランツ・ユニオール
ハース・ヨハン
コレトニク・エリッヒ
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フランツ・ハース・ヴァッフェルマシイネン・インドウストリーゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 ベーキング処理の間に延びるベーキングあるいは型に流し込む材料から薄肉成形品を作製する装置と方法が開示されている。薄肉成形品を作製する焼型(16)はその下型二分割品(18)を天火挟持体(7)の挟持体下部品(13)に、またその上型二分割品(17)を挟持体上部品(15)の中に収納されている。両方の型二分割品(17,18)あるいは挟持体部品(13,15)は、焼型(16)が閉じた時に相互に当接するストッパー(68c,68d)あるいは気密面(17a,18a,21a,22a)を有する。閉じた焼型(16)の焼型部品(17,18,21,22)を互いに押圧するため、少なくとも一つのクランプ装置(30,31)が設けてある。このクランブ装置は締つ付た時に閉じた焼型(16)の二つの型二分割品(17,18)を少なくとも所定の初期応力で互いに押圧し、少なくともそれ等の本来の動きの遊びを除去する。天火挟持体(7)の挟持体上部品(15)は挟持体下部品(13)の横案内刃(14)の上に案内される。挟持体下部品で2部品の母型を有する天火挟持体では、オーブンの天火挟持体チェーン内で運動機構が天火挟持体の間に配置されている。是あの運動機構は天火挟持体チェーンの偏向部を通過する時に母型を開閉する。

Description

【発明の詳細な説明】 焼上げた薄肉成形品を作製する装置と方法 発明の分野 この発明は、オーブンあるいはベーキング装置の開閉できる焼型内で焼上げた 薄肉成形品を作製することに関し、これ等のベーキング装置内では、ベーキング 処理する間に延びるベーキングあるいは型に流し込む材料を開いた焼型に入れ、 閉じた焼型の中で薄肉の成形品に焼上げる。その場合に使用する大抵流動性のベ ーキングあるいは型に流し込む材料は人の好みで決まる砂糖を含んだりは含まな いワッフルの生地、あるいは甘味食品あるいは甘味のあるベーキング品を作製す るのに使用されるような他のベーキング生地である。流動性のベーキングあるい は型に流し込む材料としては、人の好みに合わない澱粉をベースにするベーキン グあるいは型に流し込む材料、あるいは他のベーキングまたは型に流し込む材料 も使用できる。 従来の技術 ベーカリー製品産業、ワッフルベーカリー産業あるいは甘味食品産業では、主 として小麦粉と水から成る流動性のワッフル生地をベーキングあるいは型に流し 込む材料として連続天火挟持体チェーンの天火挟持体の焼型に入れ、天火挟持体 チェーンがオーブンを通過して回転する間、薄肉の成形品が焼上がるワッフルオ ーブが知られている。焼上がったこれ等の薄肉成形品は天火挟持体チェーンの焼 型のベーキング中空室の空間的な構成に応じて、ワッフルシート、ワッフルコー ン、アイスクリームコーン、ワッフルカップ、ワッフル皿、ワッフル人形、等と 称されている。焼いた薄肉形成品はパリパリしていて、脆く、容易に壊れ、最大 1%〜 4%の水分を含む。 ワッフルオーブンはワッフルベーキング機械あるいはワッフル天火自動機とも 称され、何れもオーブン内を駆動モータにより巡回方向に移動する連続天火挟持 体チェーンを有する。この天火挟持体チェーンはロック装置を備えた互いに構造 上等しい 18〜 140個の開閉可能な天火挟持体を有し、これ等の天火挟持体の中 には構造上等しい焼型がある。これ等の焼型は回転する天火挟持体チェーンによ りオーブンの型に流し込むステーションからベーキングスペースを通過してワッ フル取出ステーションに送られ、再びオーブンの型に流し込むステーションへ戻 る。天火挟持体チェーンが回転している間には、焼型がワッフル取出ステーショ ンに達する前に天火挟持体の可動部品により開き、型に流し込むステーションを 離れると再び閉じる。天火挟持体のロック装置は焼型を開く前にロックを外され 、天火挟持体が閉じると再びロックされる。これに必要な天火挟持体とロック装 置の可動部品の動きはオーブンの固定装置を介して天火挟持体チェーンの回転運 動により導かれる。 天火挟持体チェーンの天火挟持体には、ぞれぞれ焼型の上型二分割品を有し、 移動方向に垂直に配置された長手方向に延びる挟持体上部分と、焼型の下型二分 割品を有し、移動方向に垂直に配置された長手方向に延びる挟持体下部分とがあ る。挟持体上部分は、オーブンを開閉するため、横ヒンジか、あるいは案内柱を 介して挟持体下部分に連結している。 天火挟持体にヒンジが設けてある場合には、このヒンジは移動方向に平行な天 火挟持体の長手側部に配置されていて、送り方向および焼型の主型分離面に平行 な回転軸を有する。ヒンジに対向する天火挟持体の長手側部にはロック装置が配 置されている。挟持体上部分は焼型を開閉するため挟持体下部分に対して往復し て傾斜する。 4つの案内柱のある天火挟持体では、これ等の案内柱は送り方向に平行な天火 挟持体の両方の長手側部にそれぞれ焼型の主型分離面に垂直に配設されている。 挟持体上部分は焼型を開閉するため、挟持体下部分に対向し案内柱に沿って上下 に移動する。 天火挟持体のロック装置は傾斜可能な錠フックのあるフックロックとして、あ るいは回転可能なハンマーヘッドのあるハンマーヘッドロックとして、あるいは 移動可能なロック栓のある栓ロックとして形成されている。 天火挟持体の焼型は、例えば平らな長方形のワッフルシート、平面から飛び出 した半中空体のある長方形のワッフル板、丸いワッフル皿、等のような平たい肉 薄の成形品を製造する所謂板ワッフル焼型である。これ等の焼型は、少なくとも 平らな薄肉の成形品用のただ一つの焼中空室のみを有し、上型二分割品と下型二 分割品から成り、ただ一つの主型分離面を有する。 天火挟持体の焼型は、例えばワッフルコーン、アイスクリームコーン、ワッフ ルカップ、ワッフル人形等のような中空の薄肉成形品を製造する所謂中空ワッフ ル焼型である。これ等の焼型は、中空で薄肉の成形品に対するただ一列に隣り合 わせに並べて配置され、互いに構造上等しい少なくとも多数のベーキング中空室 を有する。この一列の焼型は父型として形成された上型二分割品と、この上型二 分割品から主型分離面で分離され、母型として形成された下型二分割品とから成 る。この下型二分割品は主型分離面に垂直な第二の型分離面により二つの焼型下 部分に分割されている。第二型分離面は、一列に並べて配置された焼型の焼中空 室を全て半分にする。 一列の中空ワッフル焼型は、その第二の型分離面により特別な天火挟持体で天 火挟持体チェーンの移動方向に平行に収納される。これ等の天火挟持体は下型二 分割品を入れる挟持体下部品の中にワッフル取出ステーションの前で母型を開き 、型に流し込むステーションの前で母型を閉ざすそれぞれ一つのベルクランク機 構を有する。各天火挟持体には、一方の焼型下部品が挟持体下部分に固定組込さ れ、他方の焼型下部品がベルクランク機構に連結している。このベルクランク機 構は前記焼型下部品を挟持体下部品内で天火挟持体チェーンの移動方向に垂直に 往復移動させる。ベルクランク機構の各々には操作レーバーがあり、この操作レ バーは天火挟持体チェーンの回転運動により固定装置を介して母型を開閉する動 きを導く。 薄肉成形品は各オーブン内で天火挟持体チェーンが回転する間に作製される。 その場合、型に流し込むステーションを開いた状態で通過する天火挟持体では流 動性のワッフル生地が開いた高温の焼型に導入される。次いで、焼型は天火挟持 体で閉ざされ、閉ざされた天火挟持体は各ロック装置によりロックされる。次に 、閉じてロックされた天火挟持体はオーブンの天火空間を通過する。この天火空 間では、閉じた焼型が加熱され、焼型の中のワッフル生地が薄肉のワッフル成形 品に焼上がる。ワッフル取出ステーションに達する前に、各天火挟持体では先ず ロック装置のロックを解き、次いで焼型を天火挟持体で開く。ワッフル取出ステ ー ションでは、焼き上がった成形品が開いた天火挟持体の完全に開いた焼型から取 り出される。 ワッフルコーンを作製する中空ワッフル焼型を有する天火挟持体では、母型が ベルクランク機構により型に流し込むステーションの前で閉じ、焼スペースを通 過する間、閉じたままである。ワッフル取出ステーションの前で、天火挟持体の 各々でロック装置がロックを外し、天火挟持体により焼型が開く。天火挟持体が 開くと、焼上がったワッフルコーンが閉じた母型の中に留まり、父型の型芯のみ が挟持体上部分と共に焼上がったワッフルコーンから傾いてあるいは持ち上がっ て出る。ワッフル取出ステーションでは、父型の型芯に対応する(円錐状の)放 出芯のある放出装置が天火挟持体チェーンと共に移動する。これ等の放出芯は閉 じた母型に残っている開いたワッフルコーンに入り、天火挟持体のベルクランク 機構により母型を開く時、母型の両方の焼型下部品から焼上がったワッフルコー ンを外しことを容易にする。母型が開くと、焼上がったワッフルコーンが両方の 焼型下部品の間を通り下向きに焼型から落下し、天火挟持体の軌道の下にあるシ ュートの上に落下し、このシュート上でワッフルコーンがオーブンから出て往く ように、両方の焼型下部品がベルクランク機構により離れる。 上に説明したオーブンでは、連続的に回転する天火挟持体チエーンの各天火挟 持体の中にそれぞれ一つの完全な焼型が収納され、ベーカリー処理の間に焼型を 閉ざしているロック装置は天火挟持体に装着されている。 ドイツ公告特許第 1 215 071号明細書により周知のワッフルコーンを作製する オーブン自動機では、水平回転軸の周りを回転する焼型ホイールが使用されてい る。このホイールは半径方向の二つの横円板の間に回転軸に対して星型に配置さ れ開閉する二つの天火挟持体を担持する。これ等の天火挟持体は焼型ホイールに 固定され、この焼型ホイールと一緒に回転する。これ等の天火挟持体には、中空 ワッフル焼型の母型のみある。中空ワッフル焼型の円錐状の天火中空室は、天火 挟持体のように、焼型ホイールの回転軸に対して星型に配置され、各天火挟持体 の中で焼型ホイールの回転軸に対して半径方向に内から外へ広がっている。各中 空ワッフル焼型では、主型分離面が各天火挟持体の外縁部分で焼型ホイールの回 転軸に平行に延び、そして主型分離面に対して垂直な第二の型分離面がそれぞれ 天火挟持体の型分離面に対応して焼型ホイールの回転軸に対して半径方向に延び る。天火挟持体を開閉する装置はそれぞれ焼型ホイールの両方の側部円板に取り 付けてある。中空ワッフル焼型の父型に対しては、焼型ホイールの回転軸に対し て平行な天火キャップが設けてあり、これ等の天火キャップは付属する各天火挟 持体と一緒に回転する。各天火キャップには、焼型ホイールの回転軸に対して平 行な横に突出した軸片があり、これ等の軸片は焼型ホイールの両方の横円板の互 いに付属する半径方向のスリットの中に案内される。閉じた中空ワッフルの焼型 を閉じておくため、焼型ホイールの両方の横円板の外側部には各天火挟持体でそ れぞれこの天火挟持体に付属する二つの鉤ロックが付けてある。これ等の鉤ロッ クは横円板を越えて外向きに突出する各天火キャップの軸片に嵌まる。各中空ワ ッフル焼型の父型と母型の間の相対運動は焼型ホイールの回転運動からオーブン の枠に固定配置されていて、天火キャップの横軸片と協働する溝付きリンクを介 して導かれる。 ワッフルコーンは中空ワッフル焼型内で焼型ホイールが回転している間に作製 される。閉じた天火挟持体の中に流動性のワッフル生地を入れ、その後、このワ ッフル生地は回転する焼型ホイール中で焼型ホイールの上頂点に達する。焼型ホ イールが更に回転する間、天火キャップは父型の型芯と共に閉じた天火挟持体の 中に導入され、この天火挟持体が外にある鉤ロックを閉ざす。焼型ホイールの下 頂点を通過すると、外にある鉤ロックが開く。天火挟持体は焼型ホイールが更に 回転すると焼型ホイールの下頂点から焼型ホイールの前頂点へ達する間に、焼上 がったワッフルコーンは中空ワッフル焼型から取り出され、焼型ホイールの前頂 点の下ある上に斜めに突出する輸送経路の上に載置される。 焼上がったワッフルコーンを中空ワッフル焼型から取り出す場合、先ず天火挟 持体が型芯がその先端を上に向ける焼型ホイールの角位置で開く。次いで、ベカ リーキャップは父型の上向きの型芯を用いて型芯に載っている焼上がったワッフ ルコーンと共に開いた天火挟持体から半径方向に出て行き、その水平の軸片の周 りに上向きに旋回する。その場合、天火キャップは、焼上がったワッフルコーン が回転する間上に向いている型芯の上で上に向いて閉じている端部と共に焼型ホ イールの前頂点の輸送通路の上でぎりぎりで達するまで、焼型ホイールの回転方 向とは逆に廻る。そこでは、ワッフルコーンは往復移動する取外装置により型芯 から取り外される。 それぞれ一つ完全な焼型を有する既知の天火挟持体では、その時の主型分離面 に対して垂直な焼上がった薄肉成形品の寸法は天火挟持体の各ロック装置のロッ ク状態により決まる。このロック装置は閉じた天火挟持体が回転する間、天火挟 持体が開くことにより主型分離面で焼型が開くことを防止する。ロックされたロ ック装置は、ベーカリ処理の間にロック装置内に生じるガスにより焼型の押し付 けを防止する。更に、ロック装置は、天火挟持体チェーンの後部回転部を通過す る時に、天火挟持体がヘッドの上に載り、次いで挟持体上部分を下向きにオーブ ンの下輸送面を通して供給される時、部品に作用する重力により天火挟持体が開 くことを防止する。天火挟持体を閉ざす時に外からロックされるロック装置は天 火挟持体を保持し、焼型も間接的に天火挟持体の正規の位置つまりヘッドの上に 載置される位置にされている。 平らなワッフルを作製する天火挟持体では、挟持体の上部品はワッフルの生地 を焼型に入れた後、そして天火挟持体を閉ざした後、挟持体下部分の調節可能な 間隔ボルトの上に載っている。ベーカリ処理中に焼型の中に送り込まれるワッフ ルの生地により、焼型の内部にガス圧が生じ、このガス圧が挟持体上部分を挟持 体下部分の間隔ボルトから持ち上げる。天火挟持体のロックされたロック装置は 、挟持体上部分が焼上がった平たい成形品の望む肉厚を達成するのに必要である 程度に押し離される作用を与える。天火挟持体のロック装置内にある遊びは、天 火挟持体が閉じる時、ロック装置の操作に十分なロック装置の可動ロック部材に 対する動きの遊びを確保するように働く。挟持体下部品の調節可能な間隔ボルト はロック装置の移動遊びほど小さい焼上がった成形品の肉厚あるいは芯肉厚に制 御される。 天火挟持体を閉ざす時、挟持体上部品を挟持体下部品の間隔ボルトに対して押 圧すると、ロック装置の可動ロック部材が摩擦なしにロック位置に移動する。挟 持体上部品を離すと、この挟持体上部品はワッフルの生地の圧力により、ロック 位置にあるロック部材がロック装置のストッパーに当たり、ワッフル生地の圧力 によりこのストッパーへ圧力を加えるまで、挟持体下部品の間隔ボルトから持ち 上がる。 ロック部材を移動させるのに必ず必要な動きの遊びは天火挟持体を閉じた後、 オーブンに固定配置されたプレスローラにより維持される。これ等のプレスロー ラはロック装置を止めるために設けてある操作装置が挟持体下部品の間隔ボルト に通過する時に挟持体上部品を下に押し下げる。プレスローラが離れると、ロッ ク位置になっている可動ロック部材はワッフル生地の中の圧力によりロック装置 のストッパに対して強い押圧力で押圧される。この押圧力はベーキング処理を更 に進める間にただ僅かに低下するので、ベーキング時間の終わりでロック装置を 可動ロック部材によりあるいはロック装置を外す操作装置により外す場合、未だ ある押圧圧力を克服する必要がある。これは、天火挟持体のロック装置を外す間 に可動ロック部材とこの部材に作用するストッパーとの間の摩擦力を高める。 ベーキング時間の終わりでロックされた天火挟持体のロック装置に未だ残って いる押圧圧力は、閉じた焼型の中にあり、両方の型二分割品に広い面積で接触す る焼上がった成形品を壊すことなく、僅かに低減するが、完全には除去できない 。可動ロック部材に作用する押圧力は、焼上がった成形品をそれぞれ傷付けず弾 力的に詰め込む程度に低減できる。 これは時間が経つと上記のロック装置を外す時に天火挟持体のロック装置の相 互に移動させるべき部品に避け難い損傷現象を与える。 二分割母型を用いる中空ワッフル焼型用の天火挟持体では、母型の焼型下部品 がベルクランク機構の延びすぎた状態でのみ閉ざして保持されてる。そのため、 ベルクランク機構は開く毎におよび閉じる毎に一度完全に延びた姿勢を越えて移 動する必要がある。これは、焼型下部品の互いに付属する気密面やベルクランク 機構の軸受個所とヒンジの磨耗を早める。 天火挟持体のロック装置の避け難い磨耗は、天火挟持体を長く使用すると、次 第にこれ等の天火挟持体の中に収納されている焼型が完全に閉じた天火挟持体と この天火挟持体の完全にロックされたロック装置にもかかわらず最早十分閉じな くなる。従って、焼型の気密面のところで焼上がった薄肉成形品に所謂ヒレが形 成される。このヒレはロック装置の磨耗により生じた焼型部品間の隙間に進入す る流動性のワッフル生地によって生じる。これは、二分割された母型を有する中 空ワッフル焼型を伴う天火挟持体にも当てはまる。この場合には、ベルクランク 機構の避け難い磨耗は第二型分離面の領域で焼上がった薄肉成形品にヒレを形成 することになる。ヒレの形成が生じると、天火挟持体あるいは天火挟持体の中の 焼型を新たに制御したり、天火挟持体の使い古した全ての磨耗部品を交換する必 要がある。このため、ワッフルオーブンを長時間使用してはならない。 発明の要約 この発明の課題は、ベーキング処理中に延びるベーキングあるいは型に流し込 む材料の薄肉成形品を作製するために使用するオーブン装置の効率を高めること にある。 この発明の他の課題は、開閉可能な焼型の非常にコンパクトな配置を伴うオー ブンを提示することにある。 この発明の他の課題は、オーブンの連続天火挟持体チェーンの開閉可能な天火 挟持体の開閉可能な焼型から焼上がった成形品の取ろ出しを容易にすることにあ る。 この発明は以下の天火挟持体を提唱している。つまり、天火挟持体に収納され る焼型が主に父型として形成された上型二分割品と、この上型二分割品から主型 分離めんいより分離され、主に母型として形成された下型二分割品を用いて薄肉 成形品の形を形成し焼上げる中空空間を仕切り、天火挟持体が下型二分割品を収 納する挟持体下部品と、この挟持体下部品に対して焼型を開閉するため往復移動 し、上型二分割品を収納する挟持体上部品を有し、型二分割品および/または挟 持体部品が焼型を閉じた時に相互に当接しているストッパーおよび/または気密 面を有する。上記天火挟持体は、この発明により、閉じた焼型の焼型部品を互い に押しつけるため少なくとも一つのクランプ装置を設け、このクランプ装置がク ランプした時、閉じた焼型の両方の型二分割品を所定の初期応力で互いに押圧し 、少なくとも固有な動きの遊びを除去することに特徴がある。この発明によるク ランプ装置には、焼型を閉ざすと移動する少なくとも一つのクランプ部材があり 、このクランプ部材が両方の型二分割品あるいは両方の挟持体部品に動かないよ うにクランプできるか、あるいは一方の型二分割品あるいは一方の挟持体部品に 傾 斜可能に固定され、他方の型二分割品あるいは他方の挟持体部品に動かないよう にクランプできる。可動クランプ部材は、各型二分割品に対して、あるいは各挟 持体部品に対して、この型二分割品にあるいはこの挟持体部品に取り付けてあり 、クランプ装置の外側クランプ面で密着により自己阻止性の摩擦係合するクラン プ部分を有する。可動クランプ部材はそのクランプ部分の各々でクランプ装置の 各外側クランプ面に密着により自己阻止性の摩擦係合を行い、最初に動きの遊び を除去し、次いで所定の初期応力がクランプ部材の弾性的な延びにより与えられ るまで、この摩擦係合で前記外側クランプ面に沿って移動する。 天火挟持体あるいはその中にある焼型のこの発明による構成により、焼型が既 に閉じている場合、各クランプ装置を締め付けるとクランプ装置の可動クランプ 部材に対して大幅な動きが可能となる。その場合、可動クランプ部材の各クラン プ部分とこの部分に属しクランプ装置の外側クランプ面の間に実現できる距離は 、各焼型の中で焼上げるべき薄肉成形品の肉厚に無関係に、しかも周知の天火挟 持体のロック装置でのようには前記肉厚の一部に制限されない。この発明による クランプ装置により、周知の天火挟持体のロック装置のロック部材の動きの遊び に比べて、可動クランプ部材の締付の移動範囲が非常に大きくなる。 各天火挟持体の両方の挟持体部品が最初ロック部材の動き遊びスペースの終わ りで互いにロックされる周知の天火挟持体のロック装置とは異なり、この発明に よる天火挟持体では、挟持体部品あるいは各天火挟持体の焼型部品がクランプ装 置の動き範囲の初めで既に互いにロックされ、この動き範囲の終わりまでこの状 態を維持する。この発明によるクランプ装置によりもたらされる挟持体部品ある いは各天火挟持体の焼型部品の相互ロックは、可動クランプ部材のクランプ部分 がそれに付属するクランプ装置のクランプ面と密着による自己阻止性の摩擦係合 すると、直ちに始まる。ロック作用は挟持体部品あるいは焼型部品の種々の熱膨 張を計算に入れた動きの遊びを後で除去する前に既に始まる。各クランプ装置を 締め付けると、クランプ装置自体内の動きの遊び、および熱膨張を計算に入れた 挟持体部品あるいは各天火挟持体の焼型部品の間の動きの遊びも除去され、挟持 体部品あるいは焼型部品がこの動きの遊びの中で相互に移動し互いに押圧し合う 。各クランプ装置の締付はクランプ部材の弾性的な延びによる所定の初期応力に な ると終わる。 時間が経つとクランプ部材あるいは外側クランプ面に生じる破損はクランプ装 置の動きの遊びを拡げる。拡大した動きの遊びは、クランプ装置を締め付けた時 、クランプ部材が各外側クランプ面上でクランプ部材の弾性的な延びにより与え られる初期応力となるまで移動するなら、自動的に再び除去される。動きの遊び あるいはクランプ装置に生じる磨耗の拡大は、クランプ部材の最終位置を各外側 クランプ面で与えるべき初期応力に対応する締付状態に変化させることになるだ けである。これは、天火挟持体を閉ざした時に挟持体部品あるいは各天火挟持体 の焼型部品が接触するストッパーあるいは気密面に生じる磨耗にも当てはまる。 それ故、この発明によるクランプ装置は自己制御でき、発生する磨耗を自動的に 相殺する。 この発明による天火挟持体により、クランプ装置のクランプ部分やクランプ面 の破損が増大しても、焼型あるいは天火挟持体のストッパー面あるいは気密面に 一様な圧力で焼型を一様に配分した閉鎖状態を維持させることができる。これは 、オーブンの出口ステーションで焼上がった成形品が天火挟持体の焼型の中に留 まり、二回目に空の焼型に対して正確に配量した量のベーカリー材料あるいは型 に流し込む材料を焼上げた成形品で満たされている焼型に流し込む場合にも当て はまる。この二重のベーカリー材料あるいは型に流し込む材料の量は閉じた焼型 でクランプ装置を締め付ける場合、部分的に排除され、部分的に圧縮される。ク ランプ装置お引き締めると、焼型あるいは天火挟持体の当該部品が所定の初期応 力で互いに、しかもストッパー面あるいは気密面で互いに押圧される。この場合 、焼型あるいは天火挟持体のストッパー面あるいは気密面の間の隙間を狭くした い場合でも、焼型あるいは天火挟持体の当該部品が互いに密着により接続し、所 定の初期応力で保持されている。クランプ装置を締め付ける所定の初期応力は、 クランプ装置を締付ける時に焼型あるいは天火挟持体に働く力の最大レベルを決 め、焼型あるいは天火挟持体およびクランプ装置の過度の応力を阻止する。 この発明による天火挟持体には主型分離面でのみ分割された実質上二部品の焼 型も装備され、主型分離面とこの主型分離面に垂直な第二の型分離面で分離され る実質上3部品の焼型も装備されている。各焼型に直接あるいは各天火挟持体に 直接係合するクランプ装置は前記型分離面の少なくとも一つにそれぞれ付属して いる。 この発明による天火挟持体は各型分離面に付属する多くのクランプ装置をそれ ぞれ有し、これ等のクランプ装置は天火挟持体チェーンの移動方向あるいはこの 方向に垂直に互いに間隔をおいて配設され、隣合った二つのクランプ装置の間に 生じる焼型部品あるいは天火部品の弾性および熱変形を制限する。これによって 焼型あるいは天火挟持体を容易に形成できる。 大抵の場合、この発明による天火挟持体のこの発明によるクランプ装置は通常 の天火挟持体のロック装置の代わりをする。各焼型に直接嵌まるクランプ装置を 焼型に備えたこの発明による天火挟持体では、これ等のクランプ装置に加えて通 常の天火挟持体のロック装置も使用される。 この発明の他の構成では、ベーキング処理中に延びるベーカリー材料あるいは 型に流し込む材料から薄肉成形品を作製する天火挟持体を提案している。この天 火挟持体の中に入れる焼型は父型として形成された上型二分割品と、主型分離面 により前記上型二分割品から分離し、母型として形成された下型二分割品で、薄 肉成形品を形成して焼く少なくとも一つの中空空間を仕切る。この天火挟持体は 下型二分割品を入れる挟持体下部品と、前記下型二部品に対して焼型を開閉する ため往復移動し、上型二分割品を収納する挟持体上部品を有する。この下型二分 割品は主型分離面に垂直な第二分離面により二つの焼型下部品に分割され、これ 等の焼型下部品には第二型分離面に付属し、母型を閉じた時に相互に接触する気 密面がある。両方の型二分割品および/または二つの挟持体部品には、焼型が閉 じた時に互いに接触するストッパーおよび/または気密面がある。この天火挟持 体には、上型二分割品あるいは挟持体上部品に装着され、型二分割品と閉じた焼 型の焼型下部品を互いに押圧するため外部から操作できる少なくとも一つのクラ ンプ装置がある。各クランプ装置は動きの遊びを排除し、両方の型下二分割部品 と両方の焼型下部品を互いに押しつける一定の初期応力を与えるため二つの焼型 部品に移動しないように挟持される。このため、各クランプ装置は移動可能な少 なくとも二つの挟持部材を有し、これ等の挟持部材は少なくとも二つの移動可能 なクランプ部材を有する。これ等のクランプ部材はそれぞれ各旋回軸に対向する クランプ部分を有する。クランプレバーはクランプ部分を有する各旋回軸の周り に旋回することによりそれぞれ焼型下部品の一つに配置されたクランプ装置の外 側クランプ面と密着により自己阻止する摩擦係合となる。これ等のクランプレバ ーはクランプ装置の動きおよび焼型または天火挟持体の遊びが排除されるまで、 更に各クランクレバーの弾性的な延びにより所望の初期応力を与えるまで各外部 クランプ面と密着と自己阻止性の摩擦係合でクランプ部分により傾斜する。 この発明の他の構成では、天火挟持体に入れる焼型が、主に父型として形成さ れた上型二分割品と、この上二分割品から主型分離面により分離し、主に母型と して形成された下型二分割品により薄肉成形品を形造り焼上げる少なくとも一つ の中空室を仕切り、天火挟持体が下型二分割品を入れる挟持体下部品と、この挟 持体下部品に対して焼型を開閉するため往復移動し、上型二分割品を入れる挟持 体上部品を有する天火挟持体が提唱されている。その場合、型二分割品および/ または挟持体部品は焼型を閉ざした時に相互に接触するストッパーおよび/また は気密面を有する。上記天火挟持体は、この発明によれば、成形二分割品および /または閉じた焼型の挟持体部品を互いに押圧するため、少なくとも一つのクラ ンプ装置が設け、このクランプ装置を締め付けた時に閉じた焼型の二つの二分割 品が少なくとも所定の初期応力で互いに押圧されて、少なくともその本来の動き の遊びを除去し、このクランプ装置が焼型を閉ざすと移動する少なくとも一つの クランプ部材を有し、このクランプ部材が両方の型二分割品または両方の挟持体 部品に動かないようにクランプされ、可動クランプ部材が一方の型二分割品ある いは一方の挟持体部品に移動可能に支承され、焼型を閉ざした時、他方の型二分 割品または他方の挟持体部品に固定連結し、弾性的に回転するこのクランプ装置 のクランプ部材と係合し、可動クランプ部材が弾性的に延びるクランプ部材に取 り付けられた少なくとも一つのクランプ面を密着して自己阻止する摩擦係合する クランプ部分を有し、移動クランプ部材が動きの遊びを排除し、更に弾性的に延 びるクランプ部材を弾性的に延ばして与えるべき初期張力を与えるまで、そのク ランプ部分をクランプ部分に対して弾性的に回転するクランプ部材と摩擦と自己 阻止性の摩擦係合して移動することに特徴がある。 天火挟持体のこの発明の構成により、焼型を閉ざす時にクランプ装置を閉めた り解除したりする場合、クランプ装置の移動可能なクランプ部材に対して更に大 きく移動する動きが行える。その場合、移動可能なクランプ部材のクランプ部材 とこのクランプ部材に付属するクランプ装置のクランプ面の間に実現される距離 は各焼型内で焼上げるべき薄肉成形品の肉厚に全く無関係である。 クランプ装置のこの発明の構成により、天火挟持体は、各ロック部材の移動遊 び空間が各焼型で焼上げる薄肉成形品の肉厚の数分の1に制限される周知の天火 挟持体のロック装置と比べてクランプ装置を締め付けたり緩めたりする時、移動 可能なクランプ部材に対して非常に大きい動きの遊びとなる。 二つの挟持体部品が各ロック部材の動きの終わりで初めて、そしてロック部材 の動きの遊びの終わりで互いにロックされるこの周知の天火挟持体ロック装置と の相違では、この発明による天火挟持体で両方の挟持体部品および/または型二 分割品が、この発明による天火挟持体なら、クランプ装置の運動範囲の最初で既 に互いに互いに摩擦で低減する。その時は、可動クランプ部材のクランプ部分が その動きにより弾性的に回転可能なクランプ歩合と係合する。両方の挟持体部品 あるいは型二分割品を相互にロックした後、可動クランプ部材を移動させてクラ ンプ装置の申し分のない機能に必要な動きの遊びを排除し、クランプ装置をロッ クする。クランプ装置をロックすると、クランプ装置自体内の動きの遊びおよび 挟持体部品の間の動きの遊びも排除され、この動きの遊びは個々の挟持体部品や 焼型部品の異なった熱膨張を補償する。クランプ装置をロックすると挟持体部品 や焼型部品はその動きの遊びの内で相互に移動し、互いに押圧する。可動クラン プ部材の動きにより生じるクランプ装置のロックは、閉じた焼型あるいは天火挟 持体の両方の挟持体部品あるいは焼型部品に所定の初期応力が加わると初めて終 わる。この所定の初期応力はクランプ装置の弾性的に伸長可能なクランプ部材の 弾性的な延びにより与えられ、この延びはクランプ装置をロックする時に可動ク ランプ部材の動きによる。この初期応力は天火挟持体の中でのみ作用し、その大 きさに付いては外部から操作すべき天火挟持体のクランプ装置を操作するために 各オーブンに設けてある操作装置を介して制御される。 天火挟持体を使用する間に時間の経過と共に生じる磨耗は、クランプ装置内で 、あるいは天火挟持体を閉ざす時に挟持体部品あるいは型二分割品がその都度互 い に接触するストッパーあるいは気密面で生じるが、この磨耗はクランプ装置の動 きの遊びを次第に大きくする。可動クランプ部材と弾性的に延びるクランプ部材 を備えている天火挟持体のクランプ装置は、弾性的に延びるクランプ部材の弾性 的な延びにより所定の初期応力が両方の挟持体部品あるいは型二分割品に加わる まで、可動クランプ部材のそれぞれの動きによりロックされる。このロックでは 、所望の初期応力が弾性的に延びるクランプ部材の弾性的な延びにより与えられ るまで、可動クランプ部材がクランプ装置の各クランプ面上に沿って移動する。 この場合、各クランプ面上で可動クランプ部材がその都度移動した距離は動きの 遊びの実際に存在する値に一致する。動きの遊びの拡大は、各クランプ装置をロ ックした時にその移動可能なクランプ部材が進む距離を拡大させて相殺される。 クランプ装置の移動遊びの各変化は、その移動可能なクランプ部材の最終位置を 、各クランプ面上で与えるべき初期応力に相当する締め付け位置に変えることに なるだけである。それ故、この発明による天火挟持体のクランプ装置は自己再制 御性があり、発生した磨耗を自動的に補償する。クランプ面を自己阻止構成する ことにより、ガタツキ等によるクランプ装置の予期せぬ開放も排除される。 天火挟持体のこの発明の構成により、天火挟持体を閉ざす時、焼型あるいは天 火挟持体のストッパー面あるいは気密面に対して同じ圧力で焼型の配量された閉 じ状態を同じに維持できる。自己再制御性があり発生した磨耗を自動的に補償す るクランプ装置により、クランプ装置のクランプ部分やクランプ面の磨耗が増加 しても、天火挟持体を閉じた時の焼型の配量された閉じ特性を一様に維持できる 。これはオーブンの排出ステーションで焼上がった成形印が天火挟持体の焼型に 留まり、焼型がその中に残っている既に焼上がった成形品でまだ満たされていて も、この天火挟持体で二回目に空の焼型に対して正確に配量したベーカリーある いは型に流し込む材料を焼型に流し込む場合にも当てはまる。空の焼型に対して 正確に配量する二回目のベーカリーあるいは型に流し込む材料はクランプ装置を 締め付けると閉じた焼型の中で一部押し出され、一部圧縮される。クランプ装置 を締め付けると、焼型あるいは天火挟持体の当該部分が所定の初期応力で互いに 、しかもそのストッパー面あるいは気密面で互いに押圧される。その場合、焼型 あるいは天火挟持体のストッパー面あるいは気密面の間の狭い隙間が維持されて いる 場合でも、焼型あるいは天火挟持体の当該部分が互いに摩擦により連結し、所定 の初期応力で保持されている。クランプ装置を締め付ける所定の初期応力は、こ のクランプ装置を締め付けた時に焼型あるいは天火挟持体に作用する力の最大レ ベルを決め、焼型あるいは天火挟持体およびクランプ装置に過度な応力が加わる ことを抑制する。 更に、この発明によれば、天火挟持体を閉じた時に前側で互いに対向する型二 分割品あるいは挟持体部品の二つの終端部分に一つのクランプ装置を装着し、弾 性的に延びるクランプ部材が一方の第一終端部分の前側から突出し、天火挟持体 を閉ざした時に他方の第二終端部分の裏側を越えて突き出るヘッド部分を有し、 可動クランプオ部材は第二終端部分の裏側に移動可能に支承され、弾性的に延び るクランプ部材のヘッド部分と第二終端部分の裏側の間に挟持できるクランプ部 分を有し、弾性的に延びるクランプ部材のヘッド部分と第二終端部分の裏側およ び可動クランプ部材のクランプ部分にそれぞれ相互に付属し、互いに摩擦で自己 阻止的に摩擦係合するクランプ面を備え、そして可動クランプ部材はそのクラン プ部分を、動きの遊びが排除されるまで、その上、弾性的に延びるクランプ部材 の弾性的な延びにより与えるべき初期応力が与えられるまで、前記クランプ面に 摩擦と自己阻止的な摩擦係合し、第二終端部分の裏側に沿って移動できる。 更に、この発明によれば、弾性的に延びるクランプ部材のヘッド部分に貫通通 路が設けてあり、この貫通通路が第一終端部分の前側に対向する通路壁で可動ク ランプ部材のクランプ部分に嵌まるクランプ面を備えている。 更に、この発明によれば、可動クランプ部材は主型分離面に垂直な軸の周りに 旋回できる鉤状のレバーとして形成され、このレバーはクランプ装置を締め付け および/または緩めを行う少なくとも一つの操作部材を有し、その鉤状の部分に 、密着して自己阻止的な摩擦係合をするためにあるクランプ面を有するクランプ 部分として形成されている。 更に、この発明によれば、可動クランプ部材は主型分離面に対して平行に移動 可能な差し金として形成され、この差し金はクランプ装置を締め付けおよび/ま たは緩めを行う少なくとも一つの操作部材のある操作部分、および密着して自己 阻止的に摩擦係合するためにあるクランプ面のあるクランプ部分を有する。 更に、この発明は、焼上げ処理の間に延びるベーカリーあるいは型に流し込む 材料から薄肉の成形品を作製するオーブンを提唱している。このオーブンには、 ベーカリーあるいは型に流し込む材料を型に流し込むステーションと、成形品を 焼上げるベーク空間、焼上がった成形品の排出ステーション、開閉可能な個々の 天火挟持体から成る連続チェーンがあり、このチェーンはオーブンの中で少なく とも二つの偏向個所を経由して一方方向に回転し、型に流し込むステーション, ベーク空間および排出ステーションを通過する。開閉可能な天火挟持体には開閉 可能な焼型があり、これ等の焼型は主型分離面によりそれぞれ上型二分割品と下 型二分割品に分離され、それぞれ、成形品の形を形成して焼上げる少なくとも一 つの中空空間を仕切り、ベーキング処理中に外部から操作できる装置により閉さ されている。各焼型により、それぞれ母型として形成され、主型分離面に垂直な 第二型分離面により二つの焼型下部品に分離された下二分割品が各天火挟持体の 下部分に、また父型として形成された上型二分割品が、下二分割品に対して焼型 を開閉するため主型分離面に垂直に往復移動する各天火挟持体の上部分に収納さ れる。両方の型二分割品および/または挟持体部分は、焼型を閉ざした時に相互 に接触するストッパーおよび/または気密面を有する。焼型は天火挟持体チェー ンの天火挟持体の中で母型の両方の焼型下部品を分離する第二型分離面でそれぞ れ移動方向に対して垂直に配置されている。各天火挟持体には、両方の焼型下部 品の少なくとも一方が焼型の第二型分離面に対して往復移動可能に配置されてい る。天火挟持体の挟持体下部品に配設されている母型を開閉するため、それぞれ 天火挟持体の間に配置され、天火挟持体チェーンと一緒に回転する運動機構が母 型の移動可能な焼型下部品に対して設けてある。これ等の運動機構は排出ステー ションの前にある天火挟持体チェーンの回転部の前でその都度動作する。この回 転部を通過すると、前記運動機構は並べた天火挟持体の間に生じ、移動方向に平 行な間隔の変化を各焼型の第二型分離面に対して移動可能な型下部品の運動に変 換する。この回転の後に運動機構は再び停止する。 オーブンの上記構成により、このオーブンは構造長に関して、周知のオーブン より著しく大きな製造能力を備えている。 回転する天火挟持体チェーンを有するオーブンの製造容量は、各薄肉成形品を 焼くのに必要であり、その形状にのみ依存する焼上時間によりほぼ決まる。天火 挟持体チェーンの全ての天火挟持体で前記焼上時間を達成するため、天火挟持体 チェーンの回転速度を一定で一様に維持する必要がある。この回転速度は、移動 方向に平行な天火挟持体の構造長、天火挟持体チェーンの天火挟持体の数、天火 挟持体チェーンの長さ、およびオーブンの長さに依存する。オーブンでは、全て の動きが回転する天火挟持体チェーンの天火挟持体と、その回転速度に制御され るか整列される。これは、回転する天火挟持体チェーンの天火挟持体あるいは焼 型を有するオーブンの固定装置により同期させるべき動きと同じように、オーブ ンの固定装置から回転する天火挟持体チェーンの天火挟持体あるいは焼型に行う べき動きに対して、あるいは回転する天火挟持体チェーンの天火挟持体あるいは 焼型内で行うべき動きに対して当てはまる。これ等の動きに対してそれぞれ必要 な時間は、一定の程度へは短縮されない。それ故、オーブンの製造容量を上昇に 結び付く天火挟持体チェーンの回転速度の上昇は、限界に設定される。オーブン の動きの経過に依存する天火挟持体チェーンの最高回転速度が達成されると、周 知のオーブンではオーブンの製造容量が更に上昇することが最早不可能である。 それ故、焼上時間が予め指定されていて、移動方向に平行な天火挟持体の構造長 が予め与えられている場合、オーブンの天火挟持体チェーンの天火挟持体の最大 数が制限される。 この発明によるオーブンでは、焼型が母型の両方の焼型下部品を分離する第二 型分離面を有する天火挟持体チェーンの天火挟持体にそれぞれ垂直に配置されて いる。これは、この発明のオーブンの製造容量を、第二型分離面を有する焼型が 天火挟持体に移動方向にそれぞれ平行に配置されている天火挟持体チェーンの同 じ長さで同じ回転速度のオブンの製造容量の 2〜 2.5倍に上昇させる。この発明 の構成により、長さを大きくすることなく、天火挟持体チェーン内の天火挟持体 の個数を増大させることができる。 この発明によるオーブンでは、天火挟持体の挟持体下部品に配設されている母 型を開閉する運動機構が天火挟持体チェーンの天火挟持体の間に配設されている 。これ等の運動機構は天火挟持体の挟持体下部品の中で移動方向に平行な天火挟 持体の構造長を必要としないので、移動方向に平行な天火挟持体の構造長を更に 短 縮する。これ等の運動機構は天火挟持体チェーンが排出ステーションの外側にあ る回転部分を通過する時にのみ天火挟持体チェーン内で動作する。これ等の運動 機構は連続する天火挟持体の間で生じ、移動方向に平行な間隔変化を母型の移動 可能な焼型下部品の動きに変換する。これ等の運動機構により、天火挟持体の中 に組み込まれているベルクランク機構と比較して、焼型に加えて天火挟持体チェ ーンと一緒に移動する重量を低減する。オーブン内でベルクランク機構を操作す るのに必要な操作装置を省くことができる。 同じ製造速度の周知のオーブンと比較して、この発明によるオーブンは非常に コンパクトに構成されていて、各ガスバーナーにより直接作用を受ける領域の可 動部品が少数である天火挟持体チェーンを有するので、ガスの消費が著しく少な い。 更に、この発明は焼上げ処理の間に延びるベーカリー材料あるいは型入れ材料 から焼上げられたコーン状あるいはカッブ状の成形品を、オーブンの連続天火挟 持体チェーンの開閉可能な天火挟持体の開閉可能な焼型から取り出す方法を提唱 している。これ等の焼型は、それぞれ型の芯を備えた父型として形成され、天火 挟持体の挟持体上部品の上型部品と、それぞれ型切欠を備えた母型として形成さ れ、各型二分割品から主型分離面により分離され、主型分離面に対して垂直な第 二型分離面により二つの焼型下部品に分離された下型二分割品とで天火挟持体の 二つの挟持体下部品の中に収納される。連続天火挟持体チェーンに対して互いに 連結する天火挟持体は、一方方向にベーカリー材料あるいは型入れ材料の型入れ ステーションを通り、成形品を焼上げるベーク空間を通り、焼上がった成形品の 排出ステーションを通過して回転し、その場合、上輸送面から、ベーク空間内に 配置されている天火挟持体チェーンの後部偏向部を経由して下部輸送面に、そし て排出ステーションの周囲にある天火挟持体チェーンの前方偏向部を経由して再 び上輸送面に搬送される。この場合、天火挟持体が偏向部を通過するとそれぞれ ヘッドに載置される。焼上がった成形品を取り出すため、天火挟持体と焼型は前 偏向部を通過した時、主型分離面で開き、焼上がった成形品は排出ステーション に到達するとオーブンから排出される。この発明によれば、父型の型の芯は天火 挟持体がヘッドの載っている時にその都度焼型の第二型分離面に沿って直線状に 移動する挟持体上部品により母型の型切欠に残っている焼上がった成形品から成 形品の高さの数分の1ほど出ている。次いで、焼型下部品が離れるように動き、 母型が開き、焼上がった成形品がその中に突出する父型の型の芯に捕集される。 焼上がった成形品は、その中に突出する父型の型の芯と共にそれぞれ各焼型の第 に型分離面に沿って直線状に移動する挟持体上部品により母型の型切欠から完全 で出てゆく。天火挟持体チェーンの前偏向部の上半分が通過すると、焼上がった 成形品は重力によりその中に突出し、各焼型の第二型分離面に残っている父型の 型の芯により緩む。そして、母型に対向する端部で焼型の外で挟持体上部分の軌 跡と挟持体下部品の軌跡の間に配置されている案内面に捕捉される。案内面上に 支持された焼上がり成形品はその中に突出し、各焼型の第二型分離面に残ってい る父型の型の芯により案内面に沿って、しかもこの案内面を越えて搬送され、排 出ステーションで、挟持体上部品の軌道と挟持体下部品の軌道の間で天火挟持体 チェーンから横に出る搬送装置に移される。 この発明の方法により、焼上がったコーン状あるいはカップ状の成形品を各オ ーブンから排出することが単純化される。型の芯と焼上がったコーン状あるいは カップ状の成形品を出し入れする場合、父型の型の芯がそれぞれ焼型の第二型分 離面に留まっている。型の芯を焼上がった成形品から取り出すため上型二分割品 の経費の係る旋回を省ける。固有なエジェクタから焼上がった成形品へ入れるこ とも省ける。焼上がった成形品を父型とは反対の端部で両方の焼型下部品の間で 先に立って母型から落下させることができるため、母型を更に開けることを省け る。この発明の方法で省けるこれ等全てのステップは、各オーブンで行うために 時間と、オーブン内で適当に形成された装置の存在と、天火挟持体チェーンでそ れぞれベーク空間の外にあり各ステップを実行するためにある一定の走行区間と を必要とする。 回転する天火挟持体チェーンを有するオーブンの製造能力は、大体焼上げ時間 で制限される。この焼上げ時間は薄肉成形品を焼上げるのに必要で、その形状に のみ依存する。オーブンの天火挟持体チェーンの全ての天火挟持体でこの焼上げ 時間を実現するため、天火挟持体チェーンの一定に維持された回転速度が必要で ある。この回転速度は、移動方向に平行な天火挟持体の構造長、天火挟持体チェ ーン内の天火挟持体の個数、天火挟持体チェーンの長さ、およびオーブンの長さ に依存する。 オーブンでは、回転する天火挟持体チェーンの天火挟持体に対する全ての動き やその回転速度が制御ないしは設定される。これは、例えば、エジェクタを焼上 がった形成品に出し入れする場合、固定装置により回転する天火挟持体チェーン の天火挟持体あるいは焼型と同期させるべき動きに対するのと同じように、例え ば、焼上がった成形品か型の芯を抜き出す上型二分割品を旋回させる場合、オー ブンの固定装置により回転する天火挟持体チェーンの天火挟持体あるいは焼型に 対して行うべき動きに対して当てはまる。あるいは、天火挟持体チェーンの天火 挟持体あるいは焼型の内部で行われ、焼上がった成形品を父型とは反対側の端部 で先立って両方の焼型下二分割品の間を通して落下させることができる。これ等 の動きに必要な時間は、一定以上には短縮できない。更に、これ等の動きを行う には、それぞれベーク空間の外にある天火挟持体チェーンの一定の走行区間を必 要とする。 焼上がった成形品を取り出すこの発明の方法により可能になった回転する天火 挟持体チェーンに合わせるべき動きを省くことは、それに必要な天火挟持体チェ ーンの走行距離を含めて、天火挟持体チェーンやオーブンの長さが不変である場 合、省略された走行距離の長さに応じて天火挟持体の個数を多くできる。その結 果、天火挟持体チェーンの回転速度が変わらない場合、オーブンの生産能力が高 くなる。 更に、この発明は連続天火挟持体チェーンに対するベーク処理の間に延びるベ ーカリー材料あるいは型入れ材料から薄肉成形品を作製する天火挟持体も提案し ている。この天火挟持体はオーブン内を一定方向に回転している。天火挟持体の 中に収納される焼型は、主として父型として形成された上型二分割品と、この二 分割品から主型分離面により分離され、主として母型として形成された下型二分 割品により、薄肉成形品を成形して焼上げる少なくとも一つの中空空間を仕切る 。この天火挟持体は下型二分割品を入れる挟持体下部品と、この挟持体下部品に 対して焼型を開閉するため往復移動し、上型二分割品を入れる挟持体上部分を有 する。この天火挟持体は、ベーク処理中に閉じた焼型を閉じた状態に維持するた め 外部から操作できる少なくとも一つの装置を有する。型二分割品および/または 挟持体部品は、焼型が閉じた時に相互に接触するストッパーおよび/または気密 面を有する。焼型を開閉する時に挟持体上部品を案内するため、焼型の主型分離 面に対して垂直に延びるただ一つの案内刃が設けてある。この案内刃は天火挟持 体の内部で移動方向に垂直に焼型の横に配設され、焼型に隣接する内部案内通路 と、この内部案内通路から移動方向に垂直に間隔を置いて配置された外部案内通 路を有する。挟持体上部分は移動方向に垂直に上型二分割品の上で横に突出し、 案内刃に固定連結する上案内ヘッドを有する。挟持体下部品は移動方向に垂直に 下型二分割品の上で横に突出する下案内ヘッドを有し、この下案内ヘッドには、 案内刃が内部および外部案内通路により主型分離面に対して垂直に移動可能に案 内される。 オーブンの横に配置された案内刃を備えたこの発明の天火挟持体の構成により 、構造長が移動方向に短い場合、長手方向の延びの大きい焼型を片側に開いた天 火挟持体で移動方向に垂直に受け取ることができる。この天火挟持体は固定の型 に流し込む装置を有するオーブン内に使用でき、この固定の型に流し込む装置は 天火挟持体を開けた時に挟持体上部品と挟持体下部品の間にある中間室の中に突 出する。挟持体上部品を挟持体下部品の中に片側で支承して、オーブンを簡単化 できる。何故なら、ベーカリー材料あるいは型入れ材料に対する型に流し込む装 置、および焼上がった成形品の収納装置は最早天火挟持体チェーンの個々の天火 挟持体の各々でそれぞれ開いた天火挟持体に出し入れする必要がなく、それ故に 簡単に構成できるからである。この天火挟持体は単純で、頑丈で、長寿命の構造 デ、小さなスペースに装着できる。天火挟持体の構造長が移動方向に短いので、 天火挟持体チェーン内部で天火挟持体あるいは焼型を移動方向に非常に密に並べ ることができる。天火挟持体の占有場所が狭いので、装備されているオーブンの 製造能力を拡大できる。オーブンの天火挟持体チェーンの長さを不変にすれば、 天火挟持体内で移動方向に垂直に配置された天火中空空間の個数を増やしたり、 天火挟持体チェーン内の天火挟持体の個数を増やして製造能力を高めることがで きる。第二型分離面に対して平行な焼型の長さは、天火挟持体の移動方向に平行 な構造長にならないので、天火挟持体チェーンの回転速度にも影響を与えない。 焼型の 第二型分離面に平行に延びる長さは、周知のオーブンに比べて大きいので、焼型 当たりの型の芯や型の切欠の個数が増大し、オーブンの天火挟持体チェーンの回 転速度を可変する必要はない。 この発明の他の特徴と構成は請求の範囲に開示されている。 図面の簡単な説明 次に、図面に示すベーク処理の間に延びるベーカリー材料あるいは型入れ材料 から薄肉成形品を作製する装置の多数の実施例に基づき、この発明をより詳しく 説明する。 第1図は、前ヘッド、ベーキング空間およびオーブンの内部で回転する連続天 火挟持体チェーンを備えたコーン状あるいはカップ状の薄肉成形品 を作製するオーブンの側面を示す。 第2図は、第1図のオーブンの平面を示す。 第3図は、前ヘッドの領域の第1図のオーブンの内部の一部、前ヘッドの領域 の第1図のオーブンの内部の一部および天火挟持体チェーンの後部 回転部を模式的に示し、オーブン、天火挟持体チェーンおよび焼型 の互いに関連する部分のみを示す。 第4図は、上部クランプ装置用に設けた閉鎖ステーションを通過した後、オー ブンの上輸送面の第1図のオーブンの天火挟持体の後側を示し、天 火挟持体とその焼型は閉じていて、上および下ランプ装置は閉じた 焼型で締付てあり、天火挟持体の横案内刃を有する部分が部分的に 断面図で示してある。 第5図は、第4図の天火挟持体の横案内刃を有する部分の裏側の側面を示す。 第6図は、焼型のない第5図の線分B−Bに沿った第4図の天火挟持体の横断 面を示す。 第7図は、第5図の線分E−Eに沿った第4図の天火挟持体の横案内刃を有す る部分の移動方向に平行な水平横断面を示す。 第8図は、第4図の線分L−Lに沿った第4図の一部開放した天火挟持体の横 断面を示す。 第9図は、第4図で線分A−Aに沿った第4図の天火挟持体の横断面を示す。 第10図は、閉じた焼型に締め付けられ互いに重ねて配置された二つのクランプ 装置の領域の第9図の天火挟持体の裏側を示す。 第11図は、天火挟持体チェーンの後ろ偏向部の領域の天火挟持体チェーンの一 部を示し、連続して閉じている二つの天火挟持体を第4図の線分D −Dに沿った垂直および移動方向に平行な断面図にして示す。 第12図は、下クランプ装置のためにある開放ステーションの中に配置されてい る天火挟持体の第9図にほぼ相当する横断面を示し、重ねて配置さ れた二つのクランプ装置の領域が示してあり、上クランプ装置が閉 じた焼型に締め付けてあり、下クランプ装置が閉じた焼型から開放 されている。 第13図は、重ねて配置された両方のクランプ装置の領域での第12図の天火挟 持体の裏側を示す。 第14図は、上クランプ装置のために設けてある開放ステーションに配置されて いる天火挟持体の第9図にほぼ相当する横断面を示す。 第15図は、重なって配置されている両方のクランプ装置の領域での第14図の 天火挟持体の裏側を示す。 第16図は、天火挟持体チェーンの前偏向部の領域の天火挟持体チューンの一部 を示し、連続する完全に開いた二つの天火挟持体が第4図の線分D −Dに沿った垂直で移動方向に平行な断面図にして示してある。 第17図は、前偏向部の領域に配置されている吹付ステーションを通過する時の 第16図の完全に開いた天火挟持体の裏側を示す。 第18図は、下クランプ装置のためにある閉鎖ステーションに配置されている天 火挟持体の第9図にほぼ相当する横断面を示し、互いに重ねて配置 された二つのクランプ装置の領域を示し、下クランプ装置は焼型の 閉じた母型に締め付けてある。 第19図は、上クランプ装置とその後部クランプレバーでのクランプ装置の嵌ま り状態を模式的に示す。 第20図は、第1図のオーブンの排出装置の平面図を示す。 第21図は、前ヘッド、ベークスペースおよびオーブン内部で回転する連続天火 挟持体チェーンを用いて平坦で薄肉の成形品を作製するオーブンの 側面図を示す。 第22図は、第21図のオーブンの平面図を示す。 第23図は、閉鎖ステーションを通過した後の上輸送面内の第21図のオーブン に対する天火挟持体の第一実施例の裏側を示し、天火挟持体と焼型 は閉じ、クランプ装置のクリップが閉じた天火挟持体に締付られた 状態で示してある。 第24図は、天火挟持体の移動方向に平行な長手側に装着されたクランプ装置を 伴う第23図の天火挟持体の平面図を示す。 第25図は、閉鎖ステーションを通過した後の上輸送面内の第21図のオーブン に対する天火挟持体の第二実施例の裏側を示し、天火挟持体と焼型 は閉じ、クランプ装置のクランプレバーが閉じた天火挟持体に締付 られた状態で示してある。 第26図は、天火挟持体の移動方向に平行な長手側に装着されているクランプ装 置を伴う第25図の天火挟持体の移動方向に平行な長手側の正面図 を示す。第27図は、閉鎖ステーションを通過した後の上輸送面内の第21図の オーブンに対する天火挟持体の第三実施例の裏側を示し、天火挟持 体と焼型は閉じ、二つのクランプ装置のクランプレバーが閉じた天 火挟持体に締付られた状態で示してある。 第28図は、移動方向に垂直に配置された焼型の側部に装着された二つのクラン プ装置を伴う第27図の天火挟持体の平面図を示す。 第29図は、前ヘッド、ベークスペースおよびオーブンの内部で回転する連続天 火挟持体チェーンを用いて平坦で薄肉の成形品を作製するオーブン の側面図を示す。 第30図は、第29図のオーブンの平面図を示す。 第31図は、第29図のオーブンの上輸送面に配置され、閉じた天火挟持体の裏 側を示し、天火挟持体は長方形で平坦なシートを作製する焼型を有 し、天火挟持体の終端部分が締付られたクランプ装置と共に天火挟 持体の移動方向に垂直な断面にして示してある。 第32図は、第31図のものより焼型だけで異なり、クランプ装置を有する閉じ た天火挟持体の一部を天火挟持体の移動方向に垂直な断面で示し、 この天火挟持体は多数の平坦なカップを同時に作製する焼型を有し 、クランプ装置は天火挟持体の終端部に締付てある。 第33図は、第31図あるいは第32図の閉じた天火挟持体の終端部に締付てあ るクランプ装置の第31図あるいは第32図の線分F−Fに沿った 移動方向に平行な断面を示す。 第34図は、平均的な磨耗で締付られたクランプ装置を伴う天火挟持体の下終端 部を第33図の下面図と第33図の線分G−Gに沿った側面図で示 す。 第35図は、未だ磨耗のない時に締付られたクランプ装置を伴う天火挟持体の下 終端部の第34図に似た下面図を示す。 第36図は、磨耗が大きくなった時に締付られたクランプ装置を伴う天火挟持体 の下終端部の第34図に似た下面図を示す。 第37図は、可動クランプ部材が弾性的に延びるクランプ部材に未だ係合してい ない閉じた天火挟持体の下終端部の下面図を示す。 第38図は、型に流し込むステーションに後置されたクランプ装置用の操作装置 の実施例の正面図を示す。 第39図は、側部からの第38図の操作装置を示す。 第40図は、上からの第38図の操作装置を示す。 実施例の説明 1.コーンオーブン 第1〜20図は、焼上げ処理の間に延びるベーカリーあるいは型に流し込む材 料から薄肉のコーン状あるいはカップ状の成形品を製造する回転天火挟持体チェ ーンを有する長手方向に延びたオーブンの実施例の種々の部分を示す。これ等の 材料は天火挟持体チェーンの一列の焼型に挿入され、この焼型の中で薄肉のコー ン状あるいはカップ状の成形品に焼上げられる。 オーブン1は長手方向に延びたベークスペース2と、それに前置されている前 ヘッド3を有する。この前ヘッド3にはベーカリーあるいは型に流し込む材料に 対する型に流し込むステーション4と、焼上がった薄肉のコーン状あるいはカッ プ状の成形品に対する排出ステーション5が配置されている。オーブン1の内部 空間には、連続天火挟持体チェーン6が配設されている。この天火挟持体チェー ン6はヒンジなしで重なった同じ構造の開閉可能な天火挟持体6で構成され、オ ーブン1を動作させている間、閉じた軌道内で矢印8の方向に回転する。天火挟 持体チェーン6の軌道には、オーブン1内で前ヘッド3に配置された排出ステー ション5から移動方向8に後続配置された型に流し込むステーション4を介して ベークスペース2まで達するほぼ水平な上輸送面9と、オーブン1内で移動方向 8に向けてベークスペース2から前ヘッド3まで達するほぼ水平な下輸送面10 と、前ヘッド3の中にあり、重ねて配置された両方の輸送面9,10を互いに接 続する前偏向部11およびベークスペース2内に配置され両方の輸送面9,10 を互いに接続する後偏向部12とがある。 1.1 天火挟持体と焼型 天火挟持体チェーン6の長手方向に延び、片側に開く、開閉可能な天火挟持体 7は、オーブン1内で長手方向の延長部を天火挟持体チェーン6の移動方向8に 垂直に配置されている。各天火挟持体7には、長手方向に延びる挟持体下部品1 3と、この下部品に平行に配置され長手方向に延びる挟持体上部品15と、挟持 体上部品15に固定連結し、挟持体下部品13の中で移動方向8に垂直に移動案 内される長手方向に延びた横案内刃14とがある。 各天火挟持体7には、案内刃14の傍の横に、コーン状あるいはカップ状の一 列の6つの型中空スペースを有する開閉可能な焼型16が入れてある。この焼型 16は父型として形成された上型二分割品17と開閉可能な母型として形成され た下型二分割品18で構成されている。天火挟持体7には、隣り合わせに配置さ れた父型の6個の円錐形の型の芯19,あるいはこれ等の型の芯に付属して隣り 合わせに配置された母型の6個の円錐状の型切欠20を有する焼型6が移動方向 8に垂直に配置されている。焼型16の上型二分割品17は挟持体上部品15の 主部分15a の中に組み込まれ、この挟持体上部品15は案内刃14に隣接する 内終端領域15c とこの領域に対向する自由端15d を焼型16の上型二分割品 17の上にそれぞれ横向きに突出させている。焼型16の下型二分割品18は天 火挟持体7の挟持体下部品13の主部分13a に収納されている。 1.2 焼型 天火挟持体7の中にある焼型16は、天火挟持体7の移動方向8に平行な主型 分離面により、挟持体上部品15の主部分15a に組み込まれた上型二分割品1 7と、挟持体下部品13の主部分13a に収納された下型二分割品18に分割さ れる。上型二分割品17の円錐状の型の芯19と下型二分割品18の円錐状の型 切欠20は、それぞれ長手軸を主型分離面に対して垂直に配置され、上端部19 b あるいは20a でそれぞれ主型分離面が付属し、他方の型二分割品18または 17を向いた気密面17a あるいは18a を有する。これ等の気密面17a,18 a は焼型16を閉ざす時に協働し、主型分離面を越えて下に突出する型の芯19 と主型分離面に対して上向きに開く型切欠20によって仕切られるベーク中空空 間を主型分離面に閉ざす。ベーク処理の間に各ベーク中空空間に閉じ込められて いるベーカリーあるいは型に流し込む材料に生じるガスを閉じたベーク中空空間 から排除させるため、型の芯19の上端部19bに気密面17a,18a を迂回す る蒸気通路が設けてある。 焼型16の下型二分割品18は主型分離面と移動方向8に対して垂直な第二型 分離面により前可動焼型二分割品21と後可動焼型二分割品22に分割される。 両方の焼型二分割品21,22はそれぞれ母型の二分割品を形成し、それぞれ焼 型16の下型二分割品18の6つの型切欠20の一方の半分を有する。互いにあ るいは第二型分離面に対向する端面では、二つの可動焼型下部品21,22に第 二型分離面の型切欠20を横方向に気密封止するため互いに反対側に付属する気 密面21a,22a がある。天火挟持体7が回転すると、前焼型下部品21がこの 天火挟持体7と共に回転する焼型16の第二型分離面を移動方向8に先行させ、 後焼型二分割品22が天火挟持体7と共に回転する焼型16の第二型分離面を移 動方向8に後続させる。 1.3 回転する天火挟持体チェーン 開閉可能な天火挟持体7は挟持体下部品13の横端面で二つの連続輸送チェー ン23,24のチェーン継ぎ目板23a,24a に固定されている。これ等の輸送 チェーン23,24は天火挟持体7と共にオーブン1の連続天火挟持体チェーン 6を形成する。二つの輸送チェーン23,24はそれぞれ上と下の輸送面9,1 0を通過し、前偏向部11および後偏向部12で前偏向部11あるいは後偏向部 12の中心軸11a あるいは12a の周りを回転する前あるいは後チェーンホィ ール11b あるいは12b の上を通過する。この連続天火挟持体チェーン6は図 面に示していない駆動モータによりオーブン1内で移動方向8に回転する。その 場合、個々の天火挟持体7はその焼型16と共に前ヘッド3からベークスペース 2を通過して再び前ヘッドに戻る。 天火挟持体チェーン6が一回転する間には、型に流し込むステーション4を通 過する開いた天火挟持体7毎に、焼型16に合わせた量のベーカリーあるいは型 に流し込む材料を固定された型に流し込む装置4a により開いた焼型16の閉じ た母型に入れる。次いで、焼型16は天火挟持体7を閉ざして閉ざされ、ベーク スペース2を通過して前ヘッド3に戻される。焼型16を閉ざす時には、ベーカ リーあるいは型に流し込む材料が焼型16の父型と母型の間で薄肉のコーン状あ るいはカップ状の成形品に成形される。ベークスペース2が通過する時、ベーカ リーあるいは型に流し込む材料は閉じた父型と母型の間の焼型16内で薄肉のコ ーン状あるいはカップ状の成形品25に焼上がる。前ヘッド3では天火挟持体7 とその中にある焼型16が完全に開き、焼上がったコーン状あるいはカップ状の 成形品25は父型の型の芯19により焼型16の開いた母型から出てゆき、下型 二分割品17と上型二分割品18の間で排出ステーション5に案内され、そこで 焼上がった成形品25がオーブン1から横方向に送られる。排出ステーション5 を通過した後、焼型16が開き、天火挟持体7が開くと、母型が閉じ、天火挟持 体16が再び型に流し込むステーション4に送られ、そこで新たに一定量のベー カリーあるいは型に流し込む材料が天火挟持体7を開いた時に開いた焼型16の 閉じた母型の中に挿入される。 焼型16が閉じると、両方の型二分割品17,18は6つの型の芯19と6つ の型切欠20で互いに大きさの等しいコーン状あるいはカップ状の6つの中空空 間を規制する。これ等の中空空間には、中空空間の容積に合わせた量のベーカリ ーあるいは型に流し込む材料が導入され、6つの中空空間内にそれぞれ一つの薄 肉のコーン状あるいはカップ状の成形品が成形される。6つの中空空間の各々で は、コーン状あるいはカップ状の成形品に成形されたベーカリーあるいは型に流 し込む材料がベーク処理の間に焼上がったコーン状あるいはカップ状の成形品2 5に焼上がる。ベーク処理に必要な熱量は、閉じた焼型16の父型と母型の間に 閉じ込めたベーカリーあるいは型に流し込む材料が外から加熱された焼型16を 介して導入される。このため、オーブン1のベークスペース2にはオーブン1の 長手方向に延び、図面に示してない長手方向に延びた固定加熱装置、例えばガス バーナーが設けてある。この加熱装置の上で連続天火挟持体チェーン6がその天 火挟持体7の中にある焼型16と共に長手方向に進む。 前ヘッド3を通過すると、開閉可能な焼型16はその主型分離面で焼型を有す る天火挟持体7により主型分離面に垂直に開閉する。このため、各天火挟持体7 では挟持体上部品15がその案内刃14と共に挟持体下部品13内で主型分離面 に垂直に上下に移動する。 これに反して、第二型分離面では、開閉可能な焼型16を作動・非作動させる ことのできる運動機構26により開閉させる。この運動機構26は天火挟持体チ ェーン6の内部の個々の天火挟持体7の間で天火挟持体7の主型分離面のところ に配置され、移動方向8に平行な長手方向に延びる二つの制御継ぎ目板26a,2 6b を有する。運動機構26の二つの制御継ぎ目板26a,26b は隣接する二つ の天火挟持体7の二つの焼型16に付属し、それぞれこの焼型16の移動方向に 平行なホィールのところに配設されている。各運動機構26には、両方の天火挟 持体7の案内刃14に隣接する内制御継ぎ目板26a と、両方の天火挟持体7の 挟持体上部品15の自由端15d に隣接する外制御継ぎ目板26b がある。運動 機構26の動作状態では、両方の制御継ぎ目板26a,26b が付属する二つの天 火挟持体7の隣合った相互に移動する焼型下部品21,22を連結する。これに より、両方の天火挟持体7では、運動機構26が付属する二つの天火挟持体7と 共に天火挟持体チェーン6の前偏向部11を通過するとき、各天火挟持体7の挟 持体下部品13に配置されている焼型下部品21,22が運動機構26により各 焼型16の第二型分離面に対して移動し、そこから再び離れる。 天火挟持体チェーン6が回転する間には、輸送チエーン23,24により互い に連結する天火挟持体7の挟持体下部品13と、挟持体下部品13へ天火挟持体 7の案内刃14を介して連結する天火挟持体7の挟持体上部品15と、天火挟持 体7の焼型16のほぼ主型分離面に配置されている天火挟持体チェーン6の運動 機構26がオーブン1内でそれぞれ閉じて異なっている軌道を移動する。 天火挟持体7の挟持体下部品13はオーブン1内を天火挟持体チェーン6の二 つの横輸送チェーン23,24により指定される内軌道を移動する。下挟持体部 品13の内軌道は第1図に一点鎖線で示してあり、二つの搬送面9,10を通り 、二つの偏向部11,12を経由して移動する二つの輸送チェーン23,24の 軌道として定義される。外向きには、挟持体下部品13のこの内軌道は、両方の 輸送チェーン23,24の軌道に平行で、焼型16の主型分離面の通り、オーブ ン1内で所定の間隔で二つの輸送チェーン23,24の軌道に平行にこの軌跡の 外を延びる軌道により規制される。 天火挟持体チェーン6の運動機構26は、オーブン1内で焼型16の主型分離 面の軌道の下にぎりぎりに設けてあり、この分離面に平行に延びる中間軌道を進 行する。 挟持体上部品15はオーブン1内で外軌道を進む。この外軌道はベークスペー ス2内で閉じた天火挟持体7で指定され、前ヘッド3の中で一点鎖線で示す固定 案内レール27により指定され、このレール上で挟持体上部品15の両端面に設 けてある各挟持体上部品15の制御ロール28が移動する。挟持体上部品15の 外軌道は焼型16の上型二分割品17の型の芯19の自由端19a の軌道により 内向きに、また挟持体上部品15の制御ロール28の軌道により外向きに規制さ れる。 ベークスペース2の内部には天火挟持体7が閉じ込めてある。各天火挟持体7 では挟持体上部品15が主型分離面を越えて下向きに突出する上型二分割品17 の型の芯19が挟持体下部品13にある焼型16の下型二分割品18の主型分離 面に向けて開いた型切欠20に突出する。挟持体上部品15の外軌道を下向きに 規制する型の芯19の自由端の軌道はベークスペースの中で輸送チェーン23, 24の軌道と運動機構26の中間軌道の間を通る。挟持体下部品13の内軌道を 外向きに規制する焼型16の主型分離面の軌道はベークスペース内の運動機構2 6の中間軌道と挟持体上部品15の制御ロール28の軌道との間を進む。 天火挟持体チェーン6が前ヘッドを通過する時、個々の天火挟持体毎に先ず挟 持体上部品15に取り付けてある型の芯19が挟持体上部品15を通って挟持体 下部品13にある下型二分割品18の型切欠20から出て往く。次いで、挟持体 上部品15に取り付けてある型の芯19は挟持体上部品15により下型二分割品 18の型切欠20から間隔を保って輸送され、次いで再び挟持体上部品15によ り下型二分割品18の型切欠20に導入される。挟持体上部品15の上記動きに 対応する制御ロール28の軌道は前ヘッドで先ず閉じた天火挟持体7に応じた間 隔で運動機構26の中間軌道に平行に移動する。この間隔は、前偏向部11まで 次第に大きくなる。前偏向部11の下半分では、この間隔は型の芯19の二倍の 高さより幾分大きくなるまで大きな円弧となって増大し、前偏向部11の上半分 を越えて型に流し込むステーション4まで等しく維持され、型に流し込むステー ション4を過ぎると閉じた天火挟持体7に相当する大きさに再び縮小する。 オーブン1の中の天火挟持体7の空間的な位置に無関係に、天火挟持体7にあ る焼型16はその型の芯19の自由端19a でもって、あるいは型切欠20の先 細り端部20a でもって、挟持体上部品15の外軌道から両方の輸送チェーン2 3,24の内軌道へ向く。オーブン1を通過すると、天火挟持体7の空間的な位 置、および型の芯19の自由端19a は上輸送面9で下向きに、下輸送面10で 上向きに、そして両方の偏向部11,12で各偏向部11,12の対応する中間 軸11a,12a に対して半径方向に向いている。 1.4 天火挟持体 第4図はオーブン1のベーク空間2内の上輸送面9の中で移動方向8に垂直に 配置され、閉じた天火挟持体7を示し、この天火挟持体はその中にある焼型16 に直接嵌まり、自己阻止性の多数の上クランプ装置30および下クランプ装置3 1により閉ざされている。焼型16の上には、上側に沿って3つの上クランプ装 置30と下側に沿って3つの下クランプ装置31がそれぞれ移動方向8に垂直に 互いに一定間隔を保って配設されている。上クランプ装置30と下クランプ装置 31はそれぞれ正確に重なり、それぞれ二つの隣接する型の芯19の間、あるい は型切欠20の間に配設されている。これ等のクランプ装置30,31はそれぞ れ焼型16自体と噛み合い、焼型16が挟持体上部品15の動きと、焼型下部品 21,22に嵌まる運動機構26の動きにより閉ざされると、閉じた焼型16に 締付られているか、あるいはこの焼型から解ける。 クランプ装置30,31を焼型16に締め付けると、その都度先ず動きの遊び が排除される。この遊びはクランプ装置30,31の内部で二つの型二分割品1 7,18の間、および二つの焼型下部品21,22の間にあり、ベーカリーある いは型に流し込む材料を高温の焼型16に入れる時、および天火挟持体7の回転 の間に焼型16を加熱する時に、異なった熱膨張を相殺するために必要である。 クランプ装置30,31を締め付けて焼型16の個別部品17,21,22が互 いに反対側で付属する気密面17a,18a,あるいは21a,22a で遊びの内容に 互いに押圧される。次いで、クランプ装置30,31は、焼型部品17,21, 22がクランプ装置30,31によりそれぞれ一定の初期応力で焼型部品17, 21,22の互いに逆方向に付属する気密面17a,18a あるいは21a,22a で互いに押圧されるまで、閉じた焼型16に更に締め付けられる。 ベークスペース2を通過すると、焼型16およびそれと共に天火挟持体7が焼 型16のクランプ装置30,31により天火挟持体7の閉じた焼型16に加わる 初期力により、ベーク処理の間に閉じた焼型16中に生じるガスの圧力に逆らっ て互いに押圧される。 クランプ装置30,31を緩めると、先ず焼型16を閉ざしている初期応力が 互いに反対側で対応する気密面17a,18a,あるいは21a,22a で減少し、そ の時の動きの遊びはクランプ装置30,31中で両方の型二分割品17,18お よび両方の焼型下部品21,22の間で再形成され、最後に個々の焼型部品17 ,21,22は動きに対して挟持体部品13,15で、あるいは運動機構26の 動きに対して動作する。 1.4.1 挟持体上部品 天火挟持体7の挟持体上部品15は、円錐状の型の芯19を伴う焼型16の上 型二分割品17が組み込まれている主部分15a と、天火挟持体7の案内刃14 の一端に移動不可能に固定されている主部分15a に横向きに続く上案内ヘッド 15b とを有する。 主型分離面に対向する主部分15a の下側では、上案内ヘッド15b に続く内 端部領域15c にも、またこの端部領域に対向する自由端15d にも、天火挟持 体7を移動方向8に先行させる運動機構26の制御継ぎ目板26a,26b に対し てそれぞれ一つの制御面15e,15f がある。内端部領域15c に設けてある内 制御面15e は前記運動機構26の内制御継ぎ目板26a に付属し、自由端15 d に設けてある外制御面15f は前記運動機構26の外制御継ぎ目板26b に付 属している。 挟持体上部品15は横端面に二つの制御ロール28を担持している。これ等の 制御ロールは前ヘッド3の固定案内レール27に嵌まって、天火挟持体7を開閉 するために必要で、挟持体下部品13に対して挟持体上部品15の焼型16の主 分離面に垂直な相対運動を天火挟持体7の回転運動から導いている。 1.4.2 案内刃 長手方向に延びている案内刃14は、挟持体上部品15の上案内ヘッド15b から焼型16の主型分離面に垂直に下向きに、挟持体下部品13に突出している 。案内刃14には、好ましくは焼型16の第二型分離面に配設されている移動方 向8に垂直な長手中心面14a と、移動方向8に平行な横中心面14b とがある 。移動方向8に垂直に計った案内刃14の幅は、移動方向8に計った案内刃14 の圧だの約3倍である。案内刃14には、焼型16に隣接し、焼型16に対向す る狭い内側部と、焼型16とは反対の狭い外側部と、前と後の広い側部がある。 天火挟持体7が移動方向8に回転すると、案内刃14の広い前側部が焼型16の 第二型分離面より先行し、広い後側部が後続する。それぞれ狭い側部と広い側部 に共通な案内刃14の4つの長手方向のホィールには、それぞれ移動方向8に交 差 する案内刃14の案内面14c,14d,14e,14f が形成されている。 狭い内側部と広い前側部に共通な案内刃14の長手ホィールに配置された前内 案内面14c と、狭い内側部と広い後側部に共通な案内刃14の長手ホィールに 配置された後内案内面14e は長手中心面14a に対して対称に配置され、共に 案内刃14の内案内軌道を形成する。狭い外側部と広い前側部に共通の案内刃1 4の長手ホィールに配設されている前外案内面14dと狭い外側部と広い後側部 に共通の案内刃14の長手ホィールに配設されている後外案内面14f も同じよ うに長手中心面14a に対称に配置され、共に案内刃14の外案内軌道を形成す る。案内刃14の内案内軌道と外案内軌道の間の間隔は前案内面14c,14e と 後案内面14d,14f の間の間隔の約 3.5倍から4倍である。 1.4.3 挟持体下部品 焼型16の主型分離面の下に配置されている天火挟持体7の挟持体下部品13 にも、二つの可動焼型下部品21,22を有する下型二分割品18を収納する主 部分13a と、主型分離面に垂直に天火挟持体7の案内刃14を主型分離面に垂 直に移動可能に案内する、主部分13a に横向きに続く下案内ヘッド13b があ る。挟持体下部品13は横走行ホィール29を備えた二つの輸送チェーン23, 24のチェーン継ぎ目板23a,24a の上に固定され、横走行ホィール29を用 いて天火挟持体チェーン6がオーブン1の上輸送面9と下輸送面10で横方向に 装着されている図示していない走行レール上に支持されている。 1.4.3.1 挟持体下部品の主部分 挟持体下部品13の箱状に形成された下向きに開く主部分13a は、移動方向 8に向けて互いに間隔を置き、移動方向8に垂直に延びる二つの横壁13c,13 d と移動方向8に互いに垂直に間隔を置き、移動方向8に延びる横壁13e,13 f を有する。挟持体下部品13の主部分には、長手方向に延びる二つの焼型下部 品21,22は二つの横壁13c,13d の間に移動方向8に対して垂直に配置さ れ、二つの横壁13e,13f のところに型分離面に平行な旋回軸の周りに回転可 能に支承されている。挟持体下部品13の主部分13aでは、各側壁13e,13 f に天火挟持体7を移動方向に先行させる運動機構26の主型分離面に垂直に移 動するそれぞれ一つの押し棒26c,26d が垂直案内穴に導入される。 各焼型下部品21あるいは22は横壁13e,13f にそれぞれ隣接する2つの 端部で焼型ホルダー32あるいは33に固定連結している。この焼型ホルダーは 各焼型下部品21あるいは22の輸送チェーン23,24に近くにある下端を越 えて下向きに突出する軸受アーム32aあるいは33aを有し、この軸受アーム は輸送チェーン23,24の軌道の下の隣りの側壁13e,13f から内向きに突 出する軸ボルト13g,13h に旋回可能に支承されている。焼型下部品21ある いは22の両方の焼型ホルダー32あるいは33の軸受ボルト13g あるいは1 3h は互いに対向させて配置され、各焼型下部品21あるいは22に対する焼型 16の両方の型分離面に平行な旋回軸を形成する。各焼型ホルダー32あるいは 33には、第二型分離面に対して平行なストッパー面32b あるいは33b を有 する第二型分離面に対向する端面を有し、このストッパー面はそれぞれ隣りの側 壁13e,13f から内向きに突出するストッパーブロック13m の第二型分離面 とは反対のストッパー面13i あるいは13k と協働する。 前焼型下部品21に固定連結する焼型ホルダー32には、前焼型下部品21と は反対であり、挟持体下部品13の主部分13aの隣接する側壁13e,13f に 対向する横端面がある。この横側面には第二型分離面に平行な円筒状の前制御ボ ルト32c が装着されていて、この制御ボルトが各天火挟持体7を移動方向に先 行させる運動機構26に付属している。後焼型下部品22に固定連結する二つの 焼型ホルダー33には、後焼型下部品22とは反対であり、挟持体下部品31の 主部分13a の隣接する横壁13e,13f に対向する横端面がある。この横端面 には第二型分離面に平行な円筒状の後軸受ボルト32c が装着されていて、この 軸受ボルトは各天火挟持体7を移動方向に後続させる運動機構26に付属してい る。 1.4.3.2 挟持体下部品の案内ヘッド 下案内ヘッドには、焼型16の主型分離面に垂直で、第二型分離面に対称に形 成された貫通部34がある。この貫通部には、天火挟持体7の案内刃14が主型 分離面に垂直に、第二型分離面に平行に移動可能に案内される。この貫通部34 には、案内刃14と同じように、第二型分離面内にあり、移動方向8に垂直な長 手中心面34a と移動方向8に平行な横中心面34b がある。主型分離面から異 なった間隔に配置されていて、この分離面に平行な二つの平面35,36にはそ れぞれ一つの前ロール本体35a,36a および後ロール本体35b,36b が長手 中心面34a に平行に配置されている。天火挟持体7が移動方向8に回転すると 、二つの前ロール本体35a,36a は第二型分離面より先行し、二つの後ロール 本体35b,36b は後続する。平面35あるいは36に配置されている二つのロ ール本体35a,35b あるいは36a,36b はそれぞれ貫通部34の二つの中心 面34a,34b に対して対にして対称に配置された4つの案内ロール37を有す る。移動方向に交差するこの案内ロールの走行面は対応する案内刃14の移動方 向8に交差する案内面14c,14d,14e,14f と係合する。 上平面35に配置された前内案内ロール37a と下平面36に配置された前内 案内ロール38a はそれぞれ案内刃14の前内案内面14c に係合する。上平面 35に配置された前外案内ロール37b と下平面36に配置された前外案内ロー ル38b はそれぞれ案内刃14の前外案内面14d に係合する。上平面35に配 置された後内案内ロール37c と下平面36に配置された後内案内ロール38c はそれぞれ案内刃14の後内案内面14e に係合する。上平面35に配置された 後外案内ロール37d と下平面36に配置された後外案内ロール38d はそれぞ れ案内刃14の後外案内面14f に係合する。 前と後のロール本体35a,36a および35b,36b はそれぞれ一つの内案内 ロールと外案内ロール37a と37b あるいは37c と37d あるいは38a と 38b あるいは38c と38d を有する。この場合、内案内ロール37a,37c, 38a,38c は各ロール本体35a,36a と35b,36b と一体に形成されてい るが、外案内ロール37b,37d,38b,38d は各ロール本体35a,36a と3 5b,36b に移動方向8に対して垂直に軸方向に移動可能で調節可能に配設され ている。4つのロール本体35a,36a,35b,36b のうちの上後ロール本体3 5b のみが下案内ヘッド13b に軸方向に不動に支承されているが、残りの3つ のロール本体35a,36a,36b はその端部で下案内ヘッド13b に皿バネ39 を介して軸方向にバネ付勢されて支持されている。ロール本体35a,36a,35 b,36b 自体は下案内ヘッド13b に直接回転可能に支承されている。 1.5 運動機構 天火挟持体チェーン6の中で個々の天火挟持体7の間に配置されている運動機 構26はそれぞれ天火挟持体7の前後に配置されているので、第一天火挟持体7 の後運動機構26は同時に第一天火挟持体7の移動方向8に後続する第二天火挟 持体7の前運動機構26であり、第二天火挟持体7の後運動機構26は同時に第 二天火挟持体7に後続する第三天火挟持体7の前運動機構26である。 第二天火挟持体7の前運動機構26が動作すると、この運動機構は一方で第一 天火挟持体7の第二型分離面に対して第一天火挟持体7の挟持体下部品13中の 第一天火挟持体7の後焼型下部品22を往復移動させ、他方で第二天火挟持体7 の第二型分離面に対して第二天火挟持体7の挟持体下部品13中の第二天火挟持 体7の前焼型下部品21も往復移動させる。第二天火挟持体7の後運動機構26 が動作すると、この運動機構は一方で第二天火挟持体7の第二型分離面に対して 第三天火挟持体7の挟持体下部品13中の第三天火挟持体7の後焼型下部品22 を往復移動させ、他方で第三天火挟持体7の第二型分離面に対して第三天火挟持 体7の挟持体下部品13中の第三天火挟持体7の前焼型下部品21も往復移動さ せる。 天火挟持体チェーン6が移動方向8に回転すると、第一天火挟持体7が第二天 火挟持体7の前運動機構26に先行する。これは一方で前運動機構26を後続さ せ、後運動機構26を先行させる。これは一方で第二天火挟持体7を後続させ、 第三天火挟持体7を先行させる。 各運動機構26は天火挟持体チェーン6内にあり運動機構の中心軌道の領域に ある中間スペースを先行する天火挟持体7と後続する天火挟持体7の間で制御す る。運動機構26の両方の制御継ぎ目板26a,26b は前端部で先行する天火挟 持体7の後焼型下部品22の焼型ホルダー33に装着されている後軸受ボルト3 3c に連結している。両方の制御継ぎ目板26a,26b は中間スペースを両方の 天火挟持体7の間で、後続天火挟持体7の前焼型下部品21の焼型ホルダー32 に装着されている前制御ボルト32c まで制御する。両方の制御継ぎ目板26a, 26b は後端部を移動方向8とは逆に制御ボルト32c を越えて延ばす。 各制御継ぎ目板26a,26b には、先行する天火挟持体7の後焼型下部品22 と後続する天火挟持体7の前焼型下部品21に対向する内側部と、輸送チェーン 23,24の内側軌道とは反対の上側部と、輸送チェーン23,24の内側軌道 に対向する下側部がある。制御継ぎ目板26a,26b の内側部には、内側に向け て開く長手方向に延びた案内通路40が付けてある。この案内通路には、後続す る天火挟持体7の前焼型下部品21の焼型ホルダー32に装着されている前制御 ボルト32c が導入される。 案内通路40には、制御継ぎ目板26a,26b の前端部の近くにあり、移動方 向8に閉じている前端部と、制御継ぎ目板26a,26b の後端部に配置されてい る移動方向8とは反対に開く後端部がある。案内通路40には、制御継ぎ目板2 6a,26b の上側に隣接する上側壁40b があり、この上側壁は制御ボルト32 c の外運動軌道を外向きに制限する。更に、案内通路40には制御継ぎ目板26 a,26b の下側に隣接する下側壁40c があり、この下側壁は制御ボルト32c の内運動軌道と、外運動軌道の一部を内向きに制限する。案内通路40の二つの 運動軌道は異なった長さで、前端部を案内通路40の前端部で止めている。この 端部には、制御ボルト32c に対する移動方向8とは反対に内向きの前ストッパ 一面40a が形成されている。外運動軌道は案内通路40の上側壁40b に沿っ て後端部まで延びていて、内運動軌道を外向きに制限する。案内通路40の下側 壁40c には、前端部と後端部の間に段が形成されている。この段は制御ボルト 32c に対する移動方向8に前向きの後ストッパー面40d を形成し、この後ス トッパー面で内運動軌道がその後端部を終わらせる。外運動軌道は前端部と段と の間に内運動軌道により内向きに制限される。外運動軌道は案内通路40の下側 壁40c に沿って段を移動方向8とは反対に越えて案内通路40の後端部まで延 びている。 制御ボルト32c のために設けた案内通路40の外運動軌道は動作しない運動 機構26の制御継ぎ目板26a,26b の解放位置に対応する。制御ボルト32c のために設けた案内通路40の内運動軌道は動作する運動機構26の制御継ぎ目 板26a,26b の動作位置に対応する。制御継ぎ目板26a,26b は主に作用す る重力により解放位置と動作位置の間を往復旋回する。この場合、制御継ぎ目板 はそれぞれその前端部で先行する天火挟持体7の後焼型下部品22の焼型ホルダ ー33に装着されている下軸受ボルト33c の周りを解放位置と動作位置の間で 往復旋回する。 天火挟持体チェーン6が前ヘッド3の中で下輸送面10から前偏向部11への 移行部を通過すると、先行する天火挟持体7の後焼型下部品22の焼型ホルダー 33に装着されている制御継ぎ目板26a,26b の軸受ボルト33c と、後続す る天火挟持体7の前焼型下部品21の焼型ホルダー32に装着されその中を通る 制御ボルト32c との間の相互の間隔が拡大する。天火挟持体チェーン6が次に 前偏向部11から上輸送面9への移行部を通過すると、先行する天火挟持体7に 装着されている制御継ぎ目板26a,26b の軸受ボルト33c と、後続する天火 挟持体7に装着されその中を通る制御ボルト32c との間の相互の間隔が狭くな る。 前ヘッド3の前偏向部11を通過する時、運動機構26が動作し、その制御継 ぎ目板26a,26b が動作位置に傾く。この動作位置では、運動機構26に後続 する天火挟持体7に装着されている二つの制御ボルト32c がそれぞれ下側壁4 0c に沿って各案内通路40の内運動軌道で後向きの前ストッパー面40a から 前向きの後ストッパー面40d まで滑り、再び戻る。 軸受ボルト33c と制御ボルト32c の間の間隔が大きくなる間には、両方の 制御ボルト32c が案内通路40の内運動軌道で、先ず二つの制御継ぎ目板26 a,26b の案内通路40の後ストッパー面40d に当接するまで移動し、次いで 軸受ボルト33c と制御ボルト32c の間の間隔の更なる拡大が、両方の軸受ボ ルト33c あるいは両方の制御ボルト32c に連結する焼型下部品21,22の 傾斜運動に変換され、これにより、各運動機構26に隣接する天火挟持体7の挟 持体下部品13にある母型が開く。 軸受ボルト33c と制御ボルト32c の間の間隔が狭くなる間には、両方の制 御ボルト32c が案内通路40の内運動軌道で、先ず両方の制御継ぎ目板26a, 26b の案内通路40の前ストッパー面40a に当接するまで移動し、次いで 軸受ボルト33c と制御ボルト32c の間の間隔の更なる縮小が、両方の軸受ボ ルト33c あるいは両方の制御ボルト32c に連結する焼型下部品21,22の 傾斜運動に変換され、これにより、各運動機構26に隣接する天火挟持体7の挟 持体下部品13にある母型が閉じる。 後偏向部12がベークスペース2の中を通過する時、運動機構26は止まり、 その制御継ぎ目板26a,26b が解放位置に傾く。この解放位置では、運動機構 26に後続する天火挟持体7に装着されている二つの制御ボルト32c が上横壁 40b に沿って案内通路40の外運動軌道内で、下側壁40c に形成された段の 前向きの後ストッパー面40d に接触することなく滑る。こうして、運動機構2 6の制御継ぎ目板26a,26b が、何の運動変換もなしに、案内通路40の外側 運動軌道で軸受ボルト33c と制御ボルト32c の間の間隔の増大と縮小を受け る。 運動機構26の制御継ぎ目板26a,26b の動作は下輸送面10内で前偏向部 11に到達する前に行われる。この場合、挟持体上部品15は上クランプ装置3 0が解けると挟持体下部品13の未だ閉じている母型から僅かに出る。こうして 、運動機構26の制御継ぎ目板26a,26b に付属する天火挟持体7の挟持体上 部品15の制御面15e,15f は、制御継ぎ目板26a,26b の後端部がそれに 作用する重力により解放位置から動作位置に傾き、案内通路40が下側壁40c に両方の制御ボルト32c 上に来るように、制御継ぎ目板26a,26b から離れ る。 オーブン1の中では、挟持体下部品13に配設された運動機構26の押し棒2 6c,26d に付属する前偏向部11の固定制御レール26e がある。これ等の制 御レール26e は移動方向8に平行に延びていて、この方向に対して斜めに配置 されている。制御継ぎ目板26a,26b が未だ作動しないなら、それに付属する 押し棒26c,26d はその上端部を制御継ぎ目板26a,26b の下側にし、その 下端部を上向きの天火挟持体7の下側を越えて上向きに出る。制御レール26e を通過する場合、押し棒26c,26d はその下端部を付属する制御レール26e に当接し、押し棒26c,26d は挟持体下部品13を通して制御継ぎ目板26a, 26b に対して押圧される。こうして、制御継ぎ目板は動作位置に傾く。 運動機構26の制御継ぎ目板26a,26b は、前偏向部11を通過する時、制 御継ぎ目板26a,26b の後端部がそれに作用する重力により動作位置から再び 解放位置に傾き、案内通路40がその上側壁40b を両方の制御ボルト32c の 上に来れば、動作を止める。天火挟持体7が閉じると、制御継ぎ目板26a,26 b に付属する挟持体上部品15の制御面15e,15f が制御継ぎ目板26a,26 b に接近し、やむをえなければ未だ解放位置になっていない制御継ぎ目板26a, 26b を強制的に傾ける。挟持体上部品15の制御面15e,15f は、天火挟持 体7が閉じると、案内通路40の下側壁40c が制御ボルト32c に係合しない ように、両方の制御継ぎ目板26a,26b の位置を制限する。 1.6 上クランプ装置 焼型16で移動方向8に垂直に互いに間隔を保って配置され、互いに同じ構造 で、自己再制御する上クランプ装置30は、それぞれ挟持体上部品15に装着さ れている。 上クランプ装置30には、それぞれ移動方向8に平行に配置された二つの2ア ームクランプレバー41,42がある。これ等のクランプレバーは挟持体上部品 15の上側に固定された軸受43に移動方向8に垂直に配置された共通の旋回軸 44上で隣接させて旋回可能に支承されている。 天火挟持体7の案内刃14から離して配置されている前クランプレバー41に は、旋回軸44から移動方向8に前方に突出するほぼC字型の前クランプ41a がある。この前クランプは移動方向8に先行する挟持体上部品15の前側に影響 を及ぼし、挟持体上部品15とは反対の裏側に閉鎖ステーション45の第一前閉 鎖ロール45a と噛み合うため曲がった外部係合面41b を有し、この中で隣接 配置された焼型16の全ての上クランプ装置30が同時に締め付けられる。更に 、前クランクレバー41の前クランクアーム41a は、旋回軸44から離れ、こ の旋回軸に向けて曲がった端部で旋回軸44に対向する平坦なクランプ面41d を有する前クランプ部分41c を旋回軸44に対向する前側に有する。更に、前 クランクレバー41は旋回軸44から移動方向8とは反対に後向きに突出する後 操作アーム41e 有し、この操作アームが挟持体上部品15とは反対の裏側に開 ステーション46の第一前開ロール46a と噛み合うための外係合面41f を有 する。 天火挟持体7の案内刃14の近くにある後クランプレバー42には、旋回軸4 4から移動方向8とは反対に後向きに突出するほぼC字型の後クランプアーム4 2a がある。この後クランプアームは移動方向8に後続する挟持体上部品15の 裏側に影響を及ぼし、挟持体上部品15とは反対の裏側に閉鎖ステーション45 の第二後閉鎖ロール45b と噛み合うため曲がった外係合面を有する。更に、後 クランプレバー42の後クランプアーム42a には旋回軸44から離れ、この旋 回軸に向けて曲がった自由端で、旋回軸43に対向する平坦なクランプ面42d を有する後クランプ部分42c が挟持体上部品15に対向する前側にある。更に 、後クランプレバー42には旋回軸44から移動方向8に向け前方に突出する前 操作アーム42e がある。この操作アームは挟持体上部品15とは反対の裏側に 開ステーション46の第二後開ロール45b と噛み合うため曲がった外係合面4 2f 有する。 更に、上クランプ装置30には、二つの2アームクランプレバー41,42に それぞれ付属し、曲がった外クランプ面21b,21b がある。これ等の外クラン プ面はそれぞれ焼型16の下型二分割品18の二つの旋回可能な焼型下部品21 ,22の一方の外側にそれぞれ焼型16の主型分離面に近づけて装着されている 。これ等の曲がった外クランプ面21b,21b は、各焼型下部品21,22の裏 側に入る主として超硬金属の挿入体21d,22c の移動方向8に垂直に延びる側 面に配設されている。 前焼型下部品21の外側で焼型16の主型分離面に近づけて装着されている曲 がった前クランプ面21b は旋回軸44に平行な円筒軸を有する本来の円筒とし て形成され、前クランプレバー41の前クランプ部分41c に付属している。焼 型16が閉じると前クランプレバー41を傾けて、前クランプレバー41の前ク ランプ部分41c に配設され、旋回軸44に対向する平坦なクランプ面41d が 前焼型下部品21の曲がった前クランプ面21b と密着して自己阻止性の摩擦係 合を行い、この係合で曲がった前クランプ面21b に沿って移動する。 後焼型下部品22の外側に焼型16の主型分離面へ近づけて装着されている曲 がった後クランプ面22b は旋回軸44に平行な円筒軸を有する本来の円筒の一 部として形成され、後クランプレバー42の後クランプ部分42c に付属してい る。焼型16が閉じると後クランプレバー42を傾けて、後クランプレバー42 の後クランプ部分42c に配設され、旋回軸44に対向する平坦なクランプ面4 2d が後焼型下部品22の曲がった後クランプ面22b と密着して自己阻止性の 摩擦係合を行い、この係合で曲がった後クランプ面22b に沿って移動する。 挟持体上部品15の上側に旋回可能に支承された上クランプ装置30の二つの クランプレバー41,42は、上クランプ装置30を閉じた焼型16に締め付け る時に、二つの焼型下部品21,22の外側でそれぞれ焼型16の主型分離面に 近づけて装着されている二つの曲がったクランプ面21b,22b とクランプ部分 を噛み合わせるため、クランプ部分41c,42c で互いに傾く。閉じた焼型16 から上クランプ装置30を外す場合には、クランプ部分41c,42c を二つの焼 型下部品21,22の曲がった二つのクランプ面21b,22b から外すため、二 つのクランプレバー41,42がそのクランプ部分41c,42c と共に重なって 一緒に傾く。 1.7 下クランプ装置 焼型16のところで移動方向8に垂直にそれぞれ互いに間隔を保って配置され 、構造が同じで自己再制御できる下クランプ装置31はそれぞれ上クランプ装置 30の下で両方の焼型下部品21,22の下端に直接装着され、焼型16の下端 の領域で閉じた母型を焼型下部品21,22に進めるため更に付加的な初期応力 を導入させることができる。 各下クランプ装置31には、2アームの下クランプレバー47があり、焼型1 6の後焼型下部品22の外側で固定された軸受48の下端の近くに移動方向12 に垂直に配置された旋回軸49の周りに旋回可能に支承されている。この下クラ ンプ装置47には、旋回軸49から移動方向8に前に突出するほぼC字状の下ク ランプアーム47a があり、両方の焼型下部品21,22の下端で焼型16の第 二型分離面に及び、二つの焼型下部品21,22とは反対の後側で、他の閉鎖ス テーション50の下閉鎖ロール50a と噛み合うため曲がった外側の侵され易い 面47b を有する。このステーションでは隣接して配置された焼型16の全ての 下クランプ装置31が締め付けてある。更に、下クランプレバー47の下クラン プアーム47a には旋回軸49から離れ、この旋回軸に角度を付けた自由端に両 方の焼型下部品21,22に対向する前側に旋回軸に対向する平坦なクランプ面 47d を有するクランプ部分47c がある。更に、下クランプレバー47には旋 回軸49から移動方向8とは反対に後に突出する後操作アーム47e がある。こ の後操作アームは、両方の焼型下部品21,22とは反対の後側に、別な開ステ ーション51の下開口ロール51a と噛み合う外側の侵され易い面47f を有す る。 更に、各下クランプ装置31には、下クランプ装置47の平坦なクランプ面4 7d に付属する曲がった外側下クランプ面21c があり、焼型前下部品21の外 側でこの下端部の近くに装着されている。曲がったこの下クランプ面21c は旋 回軸49に平行なシリンダ軸を有する本来の丸い円筒面の一部として形成されて いる。下クランプレバーを傾けることにより、旋回軸49に対向する平坦なクラ ンプ面47d が焼型前下部品21の曲がった下クランプ面21c と密着して自己 阻止摩擦係合をし、この係合で曲がったクランプ面21c に沿って移動する。 1.8 上および下クランプ装置の操作 開いた天火挟持体7が前ヘッド3で上輸送面9で下クランプ装置31に付属す る他の閉鎖ステーション50を通過する場合、焼型16の下クランプ装置31は この焼型16の下型二分割品で同時に締付られる。次いで、未だ開いている天火 挟持体7は天火挟持体チェーン6から型に流し込むステーション4に送られ、そ こでベーカリーあるいは型に流し込む材料を閉じた下型二分割品18に入れる。 型に流し込むステーション4の後、天火挟持体7と焼型16は挟持体上部品を 降下させて閉ざされ、上クランプ装置30は、通過する時、上輸送面9で上クラ ンプ装置30に付属する閉鎖ステーション45を閉じた焼型16で同時に締付ら れる。今度は、天火挟持体7と焼型16が閉じ、上型二分割品17の型の芯19 は閉じた市あ型二分割品18の型切欠20に完全に入る。挟持体上部品15は、 閉じた焼型16の3つの焼型部品17,21,22が相互に所定の初期応力で互 いに押圧する3つの上クランプ装置30により挟持体下部品13に分離しないよ うに連結して一体となっている。この状態では、天火挟持体7は上輸送面9で前 ヘッド3から離れ、ベーキングスペース2を通過し、そこで後偏向部12のヘッ ドに載置され、下輸送面10で再び前ヘッド3に入る。 前ヘッド3では、ヘッドにある閉じた天火挟持体7のところで、今度は上に向 いた閉じた焼型16の下側に配設されている下クランプ装置31が、下輸送面1 0で下クランプ装置31に付属する他の開ステーション51を通過すると解ける 。閉じた焼型16の下向きの上側に配置された上クランプ装置30は、下輸送面 10で上クランプ装置に付属する開ステーション46を通過する時に緩む。 第1〜20図に示すオーブン1の実施例では、上クランプ装置30の開ステー ション46が下クランプ装置31の開ステーション51に移動方向8で後置され ている。 二つの開ステーション46,51を通過すると、焼型16のクランプ装置30 ,31により形成される挟持体上部品15と挟持体下部品13の分離しないユニ ットは上および下クランプ装置30,31を緩めて分解される。その結果、開ス テーション45の後、焼型16の個々の部品17,21,22は互いに無関係に 移動できる。開ステーション46に移動方向8に向けて続く前ヘッド3の部分で は、主型分離面で挟持体上部品15と挟持体下部品13が分離すると焼型16が 開き、焼型16の下型二分割品18は、前偏向部11を通過すると、第二型分離 面で、天火挟持体チェーン6内の天火挟持体7の両側に配置されている運動機構 26にほり開く。 1.8.1 下クランプ装置の閉鎖 天火挟持体7の下クランプ装置31は、この下クランプ装置31に付属する前 ヘッド3の他の閉鎖ステーション50で焼型16の閉じた下型二分割品18で天 火挟持体7が開いた時に締付られる。天火挟持体7の上クランプ装置30の両方 のクランプレバー41,42は作用する重力によりクランプ部分41c,42C と 共に互いに向き合って傾く。 他の閉鎖ステーション50には、移動方向8に垂直に隣り合わせに配置され、 それぞれ焼型16の3つの下クランプ31に付属する3つの閉鎖ロール50a が あり、これ等の閉鎖ロールはオーブン1の上輸送面9内でそれぞれ天火挟持体チ ェーン6の軌道の下に配置され、オーブン1のフレームにバネ付勢されて支持さ れている。 開いた天火挟持体7が他の閉鎖ステーション50を通過すると、各閉鎖ロール 50a はそれぞれ付属する下クランプ装置31の下クランプレバー47の移動方 向に前向きに延びる下クランプアーム47a の裏側で外係合面47b と噛み合い 、平坦なクランプ面47d に付属する前焼型下品21の曲がった下外部クランプ 面21c 上で密着して自己阻止する摩擦係合により締付られるまで、前型下部品 21に向けて傾く。 この傾斜運動の最初の部分では、下クランプレバー47がその平坦なクランプ 面47d で前焼型下部品21の曲がったクランプ面21c と密着して自己阻止す る摩擦係合をするまで、下クランプレバー47を前焼型下部品21へ傾ける。前 記傾斜運動の第二の部分では、下クランプレバー47は、焼型16の二つの焼空 下部品21,22の間にある動きの遊びあるいは下クランプ装置31にある動き の遊びが排除され、両方の焼型下部品21,22がその相互に付属する気密面2 1a,22a で接触するまで、その平坦なクランプ面47d と係合して前焼型下部 品21の曲がったクランプ面21c で長手方向に沿って移動する。前記傾斜運動 の第三の部分では、下クランプレハー47はその平坦なクランプ面47d と密着 して自己阻止する摩擦係合で、焼型16の両方の焼型下部品21,22が相互に 付属する気密面21a,22a で、閉鎖ロール50a の押圧により予備制御可能で 下クランプアーム47a の弾性的な伸びにより生じる初期応力により互いに押圧 されるまで、前焼型下部品21の曲がった付属するクランプ面21c 上を更に長 手方向に沿って移動する。 1.8.2 上クランプ装置の閉鎖 型に注ぎ込むステーション4を通過すると、天火挟持体7の挟持体上部品15 は制御ロール28を前ヘッド3の案内レール27と協働させて挟持体下部品13 へ沈み、天火挟持体7とその焼型16を主分離面で閉ざす。 天火挟持体7の上クランプ装置30の二つのクランプレバー41,42は重力 によりそのクランプ部分41c,42c と一緒に傾斜する。挟持体上部品15が低 下すると、クランプレバー41,42はそのクランプ部分41c,42c の自由端 をそれぞれ、各クランプ部分41c,42c に付属する曲がった各焼型下部品21 ,22の外クランプ面21b,22b を担持する各挿入部21c,22c の上端面と 噛み合う。この噛み合わせにより、クランプレバー41,42は挟持体下部品2 1,22が重力に逆らって低下すると、クランプ部分41c,42c を挿入部21 c,22c の外縁部分の上に導くまで互いに旋回する。次いで、クランプレバー4 1,42のクランプ部分41c,42c は重力により一緒に旋回し、平坦なクラン プ面41d,42d が両方の焼型下部品21,22の付属する曲がった外クランプ 面21b,22b と噛み合う。 各天火挟持体7は重力の作用で既に一部引き付けた上クランプ装置30と共に 上クランプ装置30に付属する前ヘッド3の閉鎖ステーション45へ来る。この ステーションでは、上クランプ装置30が閉じた焼型16で引き締められる。閉 鎖ステーション45には、移動方向8に隣合って配設され、焼型16のそれぞれ 一つの上クランプ装置30に付属する閉鎖ロールの3つの対がある。これ等の対 はそれぞれ第一前閉鎖ロール45a と、第二後閉鎖ロール45b で構成されてい る。各閉鎖ロール対の二つの閉鎖ロール45a,45b はオーブン1内で天火挟持 体チェーン6の軌道の上に配置され、オーブン1の枠組の天火挟持体チェーン6 の軌道の上にバネ付勢されて支持されている。 閉じた天火挟持体7が閉鎖ステーション45を通過すると、各閉鎖ロール対と この対に付属する上クランプ装置30で、それぞれ前閉鎖ロール45a が前クラ ンプレバー41の前クランプアーム41a の後側で外係合面41b と噛み合い、 後閉鎖ロール45b が後クランプレバー42の後クランプアーム42a の後側で 外係合面42b と噛み合う。両方の閉鎖ロール45a,45b との噛み合わせによ り、二つのクランプレバー41,42の二つのクランプアーム41a,42a は強 制的に更に一緒に旋回する。その場合、クランプアーム41a,42a の平坦なク ランプ面41d,42d では、上と下の型二分割品17,18の間の動きの遊び、 あるいは各上クランプ装置30内の動きに遊びが排除され、クランプアーム41 a,42a の平坦なクランプ面41d,42d がクランプアーム41a,42a の弾性 的な伸びの下で、焼型下部品21,22の曲がった外クランプ面21b,22b に 所定の初期応力で引き締められているまで、付属する曲がった外クランプ面21 b,22b と密着して自己阻止する摩擦係合で各焼型下部品21,22の挿入部2 1c,22c で曲がったクランプ面21b,22b に強制的に沿って長手方向に移動 する。 1.8.3 下クランプ装置の開放 天火挟持体7の下クランプ装置31はオーブン1の他の開ステーション51で 閉じた焼型16により解かれる。この他の解ステーション51には、移動方向8 に垂直に隣接配置されたそれぞれ焼型16の下クランプ装置31に付属する3つ の開ローラ51a がある。このローラはオーブンの下輸送面10でそれぞれ天火 挟持体チェーン6の軌道の上に配置され、オーブン1の枠組にバネ付勢されて支 持されている。 閉じた天火挟持体7が他の開ステーション51を通過すると、それぞれ一つの 開ロール51a はそれに付属する下クランプ装置31の場合、移動方向8とは逆 に後ろに延びるクランプレバー47の操作アーム47e の裏側で外係合面47f に噛み合う。この噛み合いにより、各下クランプ装置31の下クランプレバー4 7は移動方向8で前に延びる下クランプアーム47a を前焼型下部品21から離 れるように傾斜する。その場合、下クランプアーム47a の平坦なクランプ面4 7d は先ずそれに付属する前焼型下部品21の曲がったクランプ面21c の上に 沿って移動し、最後にこれによって解かれる。その場合、先ずクランプアーム4 7a の弾性的な伸びにより与えられる初期応力が排除され、この応力は二つの焼 型下部品21,22をそれぞれ相互に付属し、第二型分離面に対向する気密面2 1a,22a で互いに押圧する。次いで、クランプアーム47a の平坦なクランプ 面47d は、下クランプ装置31にある動きの遊びが再び生じ、二つの焼型下部 品21,22が解放されるまで、前焼型下部品21の曲がったクランプ面21c でこの焼型下部品と密着して自己阻止する摩擦係合して沿って移動する。 1.8.4 上クランプ装置の開放 天火挟持体7の上クランプ装置30は、この上クランプ装置30に付属するオ ーブン1の開ステーション46で閉じた焼型16により緩む。この開ステーショ ン46には、移動方向8に垂直に隣接配置され、それぞれ焼型16の上クランプ 装置30に付属する3つの開ロール対がある。これ等の開ロール対はそれぞれ第 一前開ロール46a と第二後開ロール46b で構成されている。各開ロール対の 二つの開ロール46a,46b は天火挟持体チェーン6の軌道の下のオーブン1の 下輸送面10に配置され、天火挟持体チェーン6の軌道の下のオーブン1の枠組 にバネ付勢されて支持されている。 閉じた天火挟持体7が開ステーション46を通過すると、上クランプ装置30 が開ロール対の一つに噛み合う。各上クランプ装置では、開ロール対の前開ロー ル46a が外係合面41f と前クランプレバー41の後操作アーム41e の後側 で噛み合い、開ロール対の後開ロール46b が外係合面42f と後クランプレバ ー42の前操作アーム42e の後側で噛み合う。両方の開ロール46a,46b を 両方のクランプレバー41,42と噛み合って、クランプアーム41a,42a が 一緒に傾斜する。この場合、クランプアーム41a,42a の平坦なクランプ面4 1d,42d が先ず両方の焼型下部品21,22の付属する曲がったクランプ面2 1a,21b に沿って移動し、最後にこれにより解ける。その時、両方のクランプ レバー41,42では、最初にクランプアーム41a,42a の弾性的な伸びによ り生じる初期応力が除去され、これ等の初期応力は両方の型二分割品17,17 あるいは両方の焼型下部品21,22を相互に付属し、主型分離面または第二型 分離面に対向する気密面17a,18a または21a,22a と共に互いに押圧する 。次いで、クランプアーム41a,42a の上クランプ面41d,42d は、上クラ ンプ装置30にある動きの遊びが再び生じ、焼型部品17,18あるいは21, 22が自由になるまで、両方の焼型下部品21,22の付属する曲がったクラン プ面21a,21b のところでそれぞれこのクランプ面と密着と自己阻止性の摩擦 係合をして移動する。 1.8.5 クランプ装置の係合 上と下のクランプ装置30,31が引き締まると、その旋回軸44,49の周 りで加速方向に旋回するクランプレバー41,42,47は上クランプ面41d, 42d,47d と共に丸い運動軌道を通過する。この運動軌道は各クランプレバー 41,42,47に付属し、曲がった外クランプ面21b,21c,22b 上で閉じ た焼型16の各焼型下部品21,22に当たる。 各クランプレバー41,42,47のクランプ部分41c,42c,47c の平坦 なクランプ面41d,42d,47d は、このクランプレバー41,42,47の旋 回軸44,49に平行に配置されている。平坦なクランプ面41d,42d,47d はそれぞれクランプレバー41,42,47の旋回軸44,49に平行に前縁部 とクランプレバー41,42,47の旋回軸44,49に平行に後縁部によって 仕切られている。クランプレバー41,42,47が引き締まると、平坦なクラ ンプ面41d,42d,47d の前縁部は後縁部より加速方向に先行し、前縁部の旋 回半径は後縁部の旋回半径より僅かに大きい。クランプレバー41,42,47 のクランプ部分41c,42c,47c の旋回半径は前縁部と後縁部の間にあり、旋 回軸44,49に平行で平坦なクランプ面41d,42d,47d の中心線に付属し ている。この平坦なクランプ面41d,42d,47d はクランプ部分41c,42c, 47c の旋回半径に垂直な接線面に対して加速方向に内から外へ立ち上がってい る。 焼型下部品21,22に配置され、クランプレバー41,42,47の平坦な クランプ面41d,42d,47d にそれぞれ付属する上および下クランプ装置30 ,31の曲がった外クランプ面21b,21c,22b は、それぞれ円筒面の一部に 形成されている。曲がった外クランプ面21b,21c,22b の各々では、円筒面 の湾曲半径が付属するクランプレバー41,42,47のクランプ部分41c,4 2c,47c の旋回半径に一致し、円筒面のシリンダ軸は付属するランプレバー4 1,42,47の旋回軸44,49に平行に延びている。曲がった外クランプ面 21b,21c,22b はシリンダ軸に平行に延びる前縁部とシリンダ軸に平行に延 びる後縁部により仕切られている。前縁部と後縁部の間にあり、シリンダ軸に平 行な曲がった外クランプ面21b,21c,22b の中心線は衝突領域に付属する。 この領域には、付属するクランプレバー41,42,47の平坦なクランプ面4 1d,42d,47d が中心線を取り囲む領域で付属するクランプレバー41,42 ,4 7を旋回させて引き締めた時に衝突する。クランプレバー41,42,47が旋 回する時、平坦なクランプ面41d,42d,47d は、曲がったクランプ面21b, 21c,22b に衝突する前に、その前縁部と共に曲がったクランプ面21b,21 c,22b の前縁部を通過する。 曲がったクランプ面21b,21c,22b の円筒面のシリンダ軸は付属するクラ ンプレバー41,42,47の旋回軸44,49に対して加速方向に前方に移動 しているので、クランプレバー41,42,47の平坦なクランプ面41d,42 d,47d が付属する焼型下部品21,22の曲がった外クランプ面21b,21c, 22b に当たると、曲がった外クランプ面21b,21c,22b はその上に載って いる付属するクランプレバー41,42,47の平坦なクランプ面41d,42d, 47d に対して衝突領域から離れれ次第に半径方向に外向きに上昇する。 衝突領域では、曲がった外クランプ面21b,21c,22b がその上に載ってい る平坦なクランプ面41d,42d,47d と共にクランプレバー41,42,47 の加速方向に三日月型に先細る隙間を形成する。この三日月型の隙間の高さと楔 状の形状は、焼型下部品21,22の曲がった外クランプ面21b,22c,22b と付属するクランプレバー41,42,47の平坦なクランプ面41d,42d,4 7d の間を密着させて自己阻止性の摩擦係合するため、両方のクランプ面41d, 42d,47d や21b,22c,22b に使用する材料に対して選択された材料の組 み合わせに依存する。 クランプレバー41,42,47を各焼型下部品21,22の付属する曲がっ た外クランプ面21b,21c,22b の上で締め付けるため、加速方向にバネ付勢 されている各閉ロール45a,45b,50a は外部係合面41b,42b,47b に対 してクランプレバー41,42,47のクランプアーム41a,42a,47a の裏 側に押し付け、そのクランプ部分41c,42c,47c を所定の初期応力で焼型下 部品21,22の方へ押す。こうして、クランプレバー41,42,47のクラ ンプアーム41a,42a,47a はその平坦なクランプ面41d,42d,47d を焼 型下部品21,22の曲がった外クランプ面21b,21c,22b の衝突領域に乗 る。その時、平坦なクランプ面41d,42d,47d とそれに付属する曲がった外 クランプ面21b,21c,22b の間に密着した自己阻止性の摩擦係合が生じ、更 にクランプレバー41,42,47のクランプアーム41a,42a,47a の弾性 的な伸びを与え、この伸びは両方のクランプ面41d,42d,47d と21b,21 c,22b の密着し自己阻止性の摩擦係合により維持され、ほぼ定着する。 クランプレバー41,42,47を付属する各焼型下部品21,22の曲がっ た外クランプ面21b,21c,22b から緩めるため、緩め方向にそれぞれバネ付 勢されている開ロール46a,46b,51a がクランプレバー41,42,47の 操作アーム41e,42e,47e の裏側で係合面41f,42f,47f を押す。こう して、クランプレバー41,42,47のクランプ部分41c,42c,47c が所 定の初期応力でもって焼型下部品21,22により減圧される。開ロール46a, 46b,51a により与えられた大きいな外力はクランプアーム41a,42a,47 a の平坦なクランプ面41d,42d,47d と付属する焼型下部品21,22の曲 がった外クランプ面21b,21c,22b の間の密着し自己阻止性の摩擦係合に打 ち勝ち、この摩擦係合で維持や定着されたクランプレバー41,42,47のク ランプアーム41a,42a,47a 弾性的な伸びを再び弱める。 第19図には、上クランプ装置30の例でクランプレバーの平坦なクランプ面 と付属する焼型下部品の曲がった外クランプ面との間を相互に噛み合わせる実施 例が示してある。 第19図は、平坦なクランプ面42d で付属する後焼型下部品22の曲がった 後クランプ面22b のところに締め付けた位置での旋回軸44の周りで加速方向 42g に向けて傾く後クランプレバー42を示す。オーブン1を運転して焼型1 6と上クランプ装置30に時間の経過と共に生じる磨耗現象は図面に配慮されて いないので、両方のクランプ面42d と22b は係合位置でその中心線により重 なっている。磨耗の増加と共に、衝突領域は曲がったクランプ面22b 上でその 後縁部へ移動する。 更に、第19図は曲がったクランプ面22b から緩んだ傾斜位置のクランプレ バー42のクランプアーム42a のクランプ部分42c を示す。この傾斜位置で は、クランプ部分42c はその平坦なクランプ部分42d を付属する曲がったク ランプ面22b から加速方向42g とは逆に傾ける。 締付状態では、後クランプレバー42はそのクランプ部分42c の平坦なクラ ンプ面42d をその中心線を取り囲む領域と共に後焼型下部品22の曲がったク ランプ面22b の衝突面上に載る。第19図では、その場合に係合点Eで両方の クランプ面42d と22b の合致する中心線が示してある。平坦なクランプ面4 2d は、中心線を通過し、クランプ部分42c の旋回半径42i に対して垂直な 接線面に対して角度α(アルファ)ほど外向きになっている。平坦なクランプ面 42d は曲がったクランプ面22b の中心線を通過し、曲がったクランプ面22 b の湾曲半径22r に対して垂直な接線面で曲がったクランプ面22b に接して いる。第19図では、この接線面に平行な平面Tが記入されている。この平面T 内では平坦なクランプ面42d に平行な硬質金属の挿入物42h の裏側があり、 前側には平坦なクランプ面42d の形成される。曲がったクランプ面22b の湾 曲軸22d は後クランプレバー42の旋回軸44に平行で、このクランプレバー に対して加速方向42g に前にずれいてる。クランプ部分42c の旋回半径42 i と曲がったクランプ面22b の曲率半径22r は同じ大きさである。曲がった クランプ面22b は平坦なクランプ面42d の中心線に付属し、円形の旋回軌道 に対して加速方向42g に前方向に次第に内から外へ上昇する。平坦なクランプ 面42d は、曲がったクランプ面22b と共に、係合点Eで角度α(アルファ) で終わる加速方向42g に三日月状に先細る隙間を形成する。この角度α(アル ファ)は両方のクランプ面42d,22b に対して選択された材料対の付着摩擦角 度より小さく、硬質金属・硬質金属の材料対の好適実施例では6度になる。 1.9 排出ステーション 前ヘッド3では、挟持体上部品15の制御ロール28の軌道は前偏向部11の 領域で運動機構26の中間軌道から型の芯19の二倍の高さ以上まで離れていて 、型に流し込むステーション4に平行な挟持体下部品13あるいは輸送チェーン 23,24の軌道まで延びている。挟持体下部品13の軌道を外向きに規制する 焼型16の主型分離面の軌道と挟持体上部品15の軌道を内向きに規制する型の 芯19の自由端19a の軌道との間には、中間スペース52がある。この中間ス ペースは前偏向部11の下半分の領域で始まり、移動方向8にこの前偏向部11 に沿って排出ステーション5を越えて型に流し込むステーション4まで延びてい る。この中間スペース52には、型の芯19の自由端19a の軌道に対して所定 の間隔でアーチ状に曲がった案内板53が配置されている。 この案内板53は移動方向8に対して垂直に計って焼型16の長手方向の全延 長部にわたり移動方向8に垂直に延びている。移動方向8には、この案内板が前 偏向部11の中心下にある初期部53a から排出ステーション5に達する終端部 53b まで延びている。案内板53の終端部53b は移動方向8にに平行な焼型 16の垂直中心面の軌道に合わせて移動方向8に垂直に内部分53c と外部分5 3d に分割される。案内刃14の軌道に隣接する内部分53c は移動方向8に外 部分53d を越えて延びてる。両方の部分53c,53d の端部は移動方向8に向 けて段が付けてあり、搬送ベルト54の上で終わる。この搬送ベルトは中間スペ ース52の排出ステーション5に配置され、移動方向8に対して垂直に前ヘッド 3から出ている。 案内板53は前偏向部11の中心軸11a の方を向いた焼上げた成形品25の 閉じた端部に対するアーチ状に曲がった支援面を形成する。これ等の支援面はそ の中で突出する回転する天火挟持体7の焼型16の型の芯19から移動方向8に 案内板53の上に輸送される。この案内板53は、閉じた端部で案内板53の上 に載っている焼上げた成形品25が更に輸送される間にその中に突出する焼型1 6の型の芯19により縮小することを防止する。 前偏向部11の上半分の領域では、中間スペース52に吹付ステーション55 が配置されている。この吹付ステーション55では、案内板53の上に外向きに 突出する吹付円管55a が移動方向8に垂直に延びる列にして互いに間隔をおい て配置れている。型の芯19を有する挟持体上部品15が吹付ステーション55 あるいは吹付円管55a の領域にあると、それぞれ一つの吹付円管55a が焼型 16の互いに隣接する二つの型の芯19の間でこの型野芯19の上端部19b ま で突出している。吹付円管55a の外端部には、それぞれ移動方向8に垂直にし かも型の芯19の上端部19b に向いた二つの吹付ノズル55b が配置されてい る。 焼上がった成形品25は天火挟持体チェーン6の前偏向部11の領域でその中 に突出する型の芯19により下輸送面から前偏向部11を経由して排出ステーシ ョン5に対する上輸送面9まで輸送される。前偏向部11の下半分を通過すると 、焼上がった成形品25は、重力のため、その中に突出し、上にあるいは中間軸 11a へ向いた挟持体上部品15の上型二分割品17の型の芯19の上に緩く載 っていて、型の芯19により担持されている。前偏向部11の上半分を移動する と、焼上がった成形品25はその閉じた端部を、重力により、案内板53の上に 緩く載っていてこの案内板53により担持されている。 前偏向部11の上半分が通過すると、焼上がった成形品25は重力のためその 中に突出する型の芯19から剥がれ、その閉じた端部で案内板53の上に支持さ れる。吹付ステーション55を通過すると、焼上がった成形品25とその中に突 出する型の芯19の間に配設されている吹付円管55a の吹付ノズル55b から 空気が型の芯19の上端部19b に向けて吹付られる。この空気は、中に突き出 た型の芯19に付着している焼上がった成形品25の場合、この型の芯19の上 端部19b に沿って、しかも成形品25の開放縁部を通してこの付着した焼上が り成形品25に入り、この成形品をその中に突出する型の芯19から外す。付着 した成形品25の開放した縁部の上にその中に突出する型の芯19の上端部19 b に対して吹き込まれた空気は、中間スペースで焼上がった成形品25とその中 に突出する型の芯19の間に生じる負圧を相殺し、冷却時に僅かに縮む焼上がっ た成形品25がその中に突出する型の芯19に付着することを防止する。型の芯 19の上端部19b を向く空気の流れは、焼上がった全ての成形品25をその型 の芯19から外し、閉じた端部を案内板53に当て、閉じた端部で案内板53の 上に支持する。 オーブン1の上輸送面9には、閉じた端部で案内板53に支持される焼上がっ た成形品25がそれ等の中に突出し、自由端19a を下に向けた型の芯19によ り案内板53に沿って排出ステーション5に配置された終端部分53b まで輸送 される。この終端部分53b から焼上がった成形品25が、重力により、案内板 の内および外部分53c,53d の段付き端部を介して分かれた二つの列になって 搬送ベルト54に落下する。 1.10 母型の開閉 天火挟持体チェーン6がオーブン1の中で回転すると、排出ステーション5の 前にある前偏向部11で挟持体下部品13の中にある母型が天火挟持体7の間に 配置され既に動作している運動機構26により開閉する。 天火挟持体チェーン6の中には、移動方向8に向けて先行する第一天火挟持体 7とこの天火挟持体に後続する第二天火挟持体7の間に第一運動機構26が、ま た第二天火挟持体7とこの天火挟持体に後続する第三天火挟持体7の間に第二運 動機構26がそれぞれ配置されている。 三つの天火挟持体7とその間にある二つの運動機構26から成る天火挟持体チ ェーン6の部分が下輸送面10から前偏向部11への移行部を移動方向8に通過 すると、以下のことが生じる。 第一天火挟持体7がこの移行部を既に通過し、前偏向部11の天火挟持体チェ ーン6への作用により第二天火挟持体7に対して既に移動方向8に前に向けて傾 くと、未だ傾いていない第二天火挟持体7で前焼型下部品21が第一運動機構2 6により移動方向に前の方に傾く。その場合、第二天火挟持体7の第二型分離面 に付属する第二天火挟持体7の前焼型下部品21の焼型ホルダ32のストッパ3 2b は第二天火挟持体7の第二型分離面に対向するストッパ13i により第二天 火挟持体7の挟持体下部品13の主部分13a で持ち上がる。 第二天火挟持体7が移行部を通過すると、この第二天火挟持体は前偏向部11 の天火挟持体チェーン6への作用により第三天火挟持体7に対して移動方向8に 前に向けて傾く。その場合、第二天火挟持体7の後焼型下部品22が第二運動機 構26により移動方向8とは反対に後ろに傾き、第三天火挟持体7の前焼型下部 品21が移動方向8に前向きに傾く。第二天火挟持体7の前型下部品21では、 第二天火挟持体7の第二型分離面に付属する第二天火挟持体7の後焼型下部品2 2の焼型ホルダ33のストッパ33b が第二天火挟持体7の第二型分離面に付属 するストッパ13k により第二天火挟持体7の挟持体下部品13の主部分13a で持ち上がる。第三天火挟持体7の前焼型下部品13a では、第三天火挟持体7 の第二型分離面に付属する第三天火挟持体7の前焼型下部品21の焼型ホルダ3 2のストッパ32b が第三天火挟持体7の第二型分離面に対向するストッパ13 i により第三天火挟持体7の挟持体下部品13の主部分13a で持ち上がる。 前偏向部11の天火挟持体チェーン6への作用により第二天火挟持体7が傾く と、第二運動機構26の二つの制御継ぎ目板26a,26b により、第二および第 三天火挟持体7の母型を開くため、第二天火挟持体7の後焼型下部品22と第三 天火挟持体7の前焼型下部品21の間の引張による連結が生じる。第二運動機構 26の二つの制御継ぎ目板26a,26b が第二天火挟持体7の後焼型下部品22 の焼型ホルダ33の軸受ボルト33c に連結する場合、第三天火挟持体7の前焼 型下部品21の焼型ホルダ32の案内通路40に導入された制御ボルト32c が 移動方向8を向いた第二運動機構26の制御継ぎ目板26a,26b の後当接面4 0d に接触する。 同様に、第一天火挟持体7が傾くと、第一運動機構26の二つの制御継ぎ目板 26a,26b による前偏向部11の天火挟持体チェーン6への作用により、第一 および第二天火挟持体7の母型を開けるため、第一天火挟持体7の後焼型下部品 22と第二天火挟持体7の前焼型下部品21の間の引張による連結が生じる。第 一運動機構26の二つの制御継ぎ目板26a,26b が第一天火挟持体7の後焼型 下部品22の焼型ホルダ33の軸受ボルト33c に連結すると、案内通路に導入 された第二天火挟持体7の前焼型下部品21の焼型ホルダ32の制御ボルト32 c が移動方向8に向く運動機構26の制御継ぎ目板26a,26b の後当接面40 d に接触する。 移動方向8に互いに離れるように傾く天火挟持体7は、折り重なる焼型下部品 21,22のところで天火挟持体7の間に配置されている運動機構26により互 いに連結し、天火挟持体チェーン6により前偏向部11を介して上輸送面9へ送 られる。この送りの間に、二つの輸送チェーン23,24は中心軸11a の周り に回転する二つの前チェーン歯車11b の上を移動し、挟持体上部品15の制御 ロール28は前ヘッド3の案内レール27の上に沿って移動する。 各天火挟持体7では、挟持体上部品15の型の芯19の自由端は前偏向部11 の中心軸11a に対して半径方向に向き、挟持体下部品13の二つの焼型下部品 21,22は焼型16の第二型分離面に対して対称に折り重なる。挟持体上部品 15は上型二分割品17の型の芯19と共に焼型16の第二型分離面に沿って、 あるいは中心軸11a に対して半径方向に挟持体下部品13の下型二分割品18 の折り重なった焼型下部品21,22から直線状に引き抜かれる。焼型16の中 で焼上がった成形品25は、前偏向部11の下半分が通過すると、重力のため成 形品の中に突き出た上型二分割品17の型の芯19の上に載り、この型の芯から 案内板53まで、そしてこの案内板に沿って排出ステーション5に送られる。 天火挟持体チェーン6の三つの天火挟持体7とその間にある二つの運動機構2 6から成る部分が前偏向部11から上輸送面9へ移動方向8への移行部を通過す ると、以下のことが生じる。つまり、 第一天火挟持体7がこの移行部を既に通過し、上輸送面9の天火挟持体チェー ン6への作用により第二天火挟持体7に対して既に移動方向8とは反対に後に傾 くと、前焼型下部品21の未だ傾いていない第二天火挟持体7で第一運動機構2 6により移動方向8とは反対に後に傾く。その場合、第二天火挟持体7の第二型 分離面に付属する第二天火挟持体7の前焼型下部品21の焼型ホルダ32のスト ッパ32b が第二天火挟持体7の挟持体下部品13の主部分13a で第二天火挟 持体7の第二型分離面に対向するストッパ13i に接近する。 第二天火挟持体7が移行部を通過すると、この天火挟持体は上輸送面9の天火 挟持体チェーン6への作用により第三天火挟持体7に対して移動方向8とは反対 に後ろに傾く。その場合、第二天火挟持体7の後焼型下部品22が移動方向8に 向けて前の方に傾き、第三天火挟持体7の前焼型下部品21が移動方向8とは反 対に後に傾く。第二天火挟持体7の後焼型下部品22では、第二天火挟持体7の 第二型分離面に付属する第二天火挟持体7の後焼型下部品22の焼型ホルダ33 が第二天火挟持体7の挟持体下部品13の主部分13a にある第二天火挟持体7 の第二型分離面に対向するストッパー13k に近づく。第三天火挟持体7の前焼 型下部品21では、第三天火挟持体7の第二型分離面に付属する第三天火挟持体 7の前焼型下部品21の焼型ホルダ32のストッパー32b が第三天火挟持体7 の挟持体下部品13の主部分13a にある第三天火挟持体7の第二型分離面に対 向するストッパー13i に近づく。 第二天火挟持体7が傾くと、第二運動機構26の二つの制御継ぎ目板26a,2 6b を介して、先ず母型を開くため引張応力の加わっている第二天火挟持体7の 後焼型下部品22と第三天火挟持体7の前焼型下部品21の間の接続がなくなり 、次いでこの母型を閉ざすためにあり圧力を受けている第二天火挟持体7の後焼 型下部品22と第三天火挟持体7の前焼型下部品21の間の接続が生じる。第二 運動機構の二つの制御継ぎ目板26a,26b の案内通路40では、第三天火挟持 体7の前焼型下部品21の焼型ホルダ32の制御ボルト32c が移動方向8を向 いた制御継ぎ目板26a,26b の後当接面40d からそれぞれ取り出され、制御 継ぎ目板26a,26b の前当接面40a に当たる。 同じように、第一運動機構26の両方の制御継ぎ目板26a,26b により第一 天火挟持体7が傾くと、先ず母型を開けるために設けてあり、引張応力を受けて いる第一天火挟持体7の後焼型下部品22と第二天火挟持体7の前焼型下部品2 1の間の接続がなくなり、次いで母型と閉ざすためにある圧力を受ける第一天火 挟持体7の後焼型下部品22と第二天火挟持体7の前焼型下部品21の間の接続 が生じる。第一運動機構26の二つの制御継ぎ目板26a,26b の案内通路40 では、第二天火挟持体7の前焼型下部品21の焼型ホルダ32の制御ボルト32 c がそれぞれ移動方向8を向いた制御継ぎ目板26a,26b の後当接面40d か ら取り出され、制御継ぎ目板26a,26b の前当接面40a に当たる。 母型を開閉する時に傾斜可能な焼型下部品21,22により移動する傾斜距離 は運動機構26の制御継ぎ目板26a,26b の案内通路40の中でそれぞれ制御 継ぎ目板26a,26b の前当接面40a と後当接面40d の間隔によって決まる 。この間隔に付いては、オーブン1を加熱したり冷やしたりする時に生じる傾斜 可能な焼型下部品21,22や制御継ぎ目板26a,26b の異なった熱膨張を相 殺するために必要な案内通路40と制御ボルト32c との間の遊びを考慮する必 要がある。 オーブン1の使用温度に付いては、この傾斜距離の大きさが各制御ボルト32 c の直径ほど短くした制御継ぎ目板26a,26b の後当接面40d と前当接面4 0a の間の間隔に一致する。第14図では、制御継ぎ目板26b の中で後当接面 40d に付属する制御ボルト32c が、異なった熱膨張を相殺するために必要な 遊びに相当する後当接面40d からの間隔を持ったオーブンの冷えた状態で示し てある。 2.平坦なワッフルのオーブン 第21図はベーキング処理の間に延びるベーカリーあるいは型に流し込む材料 から平坦で長方形の薄肉成形品を作製するオーブン56の側面図を示し、第22 図は平面図を示す。このオーブン56は、長手方向に延びるベーキング空間57 ,前にある前ヘッド58およびオーブン56の内部空間に配設され、ベーキング 空間57と前ヘッド58を貫通する連続天火挟持体チェーン59を有する。 この天火挟持体チェーン59は、構造が同じで開閉する天火挟持体60で構成 され、この天火挟持体はオーブン56を使用している間閉じた軌道の中で矢印6 1の方向に回転する。天火挟持体チェーン59の軌道は、ほぼ水平な上輸送面6 2を有し、この上輸送面はオーブン56内で前ヘッド58の端面に配置された焼 上がった平坦で長方形の薄肉成形品の排出ステーション63からこの排出ステー ション63に移動方向61に向けて後置されたベーカリーあるいは型に流し込む 材料の型に流し込むステーション64を経由してベーキング空間57まで達する 。更に、天火挟持体チェーン59の軌道は、オーブン56内で移動方向61にベ ーキング空間57から前ヘッド58まで達するほぼ水平な下輸送面65と、前ヘ ッド58の中に配置され、重ねて配置された二つの輸送面62,65を相互に接 続する前偏向部66と、ベーキング空間57の中に配置され、二つの輸送面62 ,65を互いに接続する後偏向部67とを有する。 2.1 天火挟持体 天火挟持体チェーン59の長手方向に延び、片側で開いた開閉可能な天火挟持 体60は、オーブン59の中でその長手方向延長部を天火挟持体チェーン59の 移動方向61に垂直に配置されている。各天火挟持体60は、挟持体上部品68 とこの上部品にヒンジ69を介して傾斜可能に連結する挟持体下部品70を有す る。このヒンジ69は移動方向61に平行な天火挟持体60の長手側に配置され 、移動方向61に平行な傾斜軸を有する。天火挟持体60には開閉可能な焼型7 1が含まれ、この焼型はヒンジ69の傾斜軸に平行な主型分離面により上型二分 割品72と下型二分割品73とに分割されている。上型二分割品72は挟持体上 部 品68に組み込まれ、下二分割品73は挟持体下部品69の中に組み込まれてい る。 挟持体上部品68は、焼型71の上型二分割品72の外に、ヒンジ69の上ヒ ンジ部分68a とヒンジ69に対向する天火挟持体60の長手側に配置された上 終端部68b を有する。主型分離面に対向する上終端部68a の前側には二つの 間隔ボルト68c,68d が移動方向61に互いに間隔を保って配置され、主型分 離面に垂直に移動可能あるいは固定できるように形成されている。 焼型71の両方の型二分割品72,73は、同じ大きさでほぼ平坦でほぼ長方 形の二つのオーブン板72a,73a を有する。移動方向61に平行な両方のオー ブン板72a,73a の長手方向の延長部はそれぞれ移動方向61に垂直な横延長 部より著しく短い。 焼型71の主型分離面に対向する上オーブン板72a の前側には、ほぼ平坦な 上オーブン面が形成されている。この上オーブン面は上オーブン板72a の前あ るいは後の側部にそれぞれ移動方向61に垂直に配置された前あるいは後の上終 端条片72b または72c により仕切られている。両方の上終端条片72b,72 c は上オーブン面を越えて主型分離面へ突き出ている。主型分離面とは反対の上 オーブン板72a の裏側には、移動方向61に垂直に延びる上補強リブ73d が 設けてある。 焼型71の主型分離面に対向する下オーブン板73a の前側には、ほぼ平坦な 下オーブン面が形成されている。この下オーブン面はヒンジ69に近い下オーブ ン板73a の内長手側とヒンジ69から離れた外長手側でそれぞれ移動方向61 に平行な内あるいは外の下終端条片73b あるいは73c により仕切られている 。両方の上終端条片73b,73c は下オーブン面を越えて主型分離面へ突き出て いる。主型分離面とは反対の下オーブン板73a の裏側には、移動方向61に垂 直に延びる下補強リブ73d が設けてある。 2.2 焼型のオーブン中空空間 焼型71の二つの型二分割品72,73は、天火挟持体60を閉ざした時、オ ーブン中空空間を決める。この中空空間内では、例えば水を多量に含むベーカリ ーあるいは型に流し込む材料から成る薄肉の平坦な成形品が成形されて焼上がる 。このオーブン中空空間は主型分離面の上でほぼ平坦な上オーブン面と、主型分 離面の下でほぼ平坦な下オーブン面とにより仕切れている。移動方向61に平行 な二つの長手側部では、オーブン中空空間が二つの下終端条片73b,73c で仕 切られている。移動方向61に対して垂直に延びる側部ではオーブン中空空間が 二つの上終端条片72b,72c で仕切られている。 天火挟持体60が閉じた時のオーブン中空空間の高さは、焼型71の中で焼上 がった平坦で薄肉の成形品の肉厚を決める。このオーブン中空空間の高さはヒン ジ69とは反対のオーブン中空空間の長手側では、この高さが閉じた天火挟持体 60の互いに重なった上間隔ボルト68c,68d と下間隔ボルト70c,70d に より決まる。天火挟持体60が閉じると、前上間隔ボルト68c が前下間隔ボル ト70c の上に、また後上間隔ボルト68d は後下間隔ボルト79d の上に載っ ている。 天火挟持体を開けると開くオーブン中空空間の中には、このオーブン中空空間 の容積に一致する量のベーカリーあるいは型に流し込む材料が導入される。天火 挟持体60閉ざすと、オーブン中空空間が閉じ、ベーカリーあるいは型に流し込 む材料がオーブン中空空間の中に配分されて成形され薄肉の平坦な成形品になる 。次いで、この薄肉で平坦な成形品は外部から加熱された焼型71の閉じたオー ブン中空空間の中で焼上がる。これに必要な熱量はオーブン56のオーブン空間 57の閉じた焼型71へ外から導入される。オーブン56のオーブン空間57で は、オーブン56の長手方向に延びる図面に示していない、例えば長手方向に延 びる固定ガスバーナー、赤外線加熱体等のような加熱装置が設けてあり、これに より連続天火挟持体チェーン59はその天火挟持体60の中にある焼型71と共 に移動方向61に移動する。 2.3 天火挟持体チェーン 開閉可能な天火挟持体60は互いに平行に延びる二つの連続搬送チェーン75 と76を介して連続天火挟持体チェーン59に連結している。この天火挟持体チ ェーンは図面に示していない駆動モータにより回転する。 各天火挟持体60がその挟持体下部品70で搬送チェーン75,76のチェー ン継ぎ目板75a,76a の一つに固定され、上または下輸送面62または65の 搬送チェーン75,76のボルトに取り付けてある羽根77の上でオーブン56 の枠組みに横に配置された走行レール78abの上に支持されている。 天火挟持体チェーン59が回転している間には、挟持体下部品70と挟持体上 部品68はそれぞれ閉じた異なった軌道のオーブン56の中を通過する。挟持体 下部品70は二つの横輸送チエーン75,76により、あるいは77と走行レー ル78により予め与えられる軌道を通過する。この軌道は第20図に破線で記入 されていて、二つの輸送面62,65を通過して二つの偏向部66,67の上を 移動する。挟持体上部品68は、オーブン空間57で閉じた天火挟持体60によ り、また前ヘッド68で図面に破線で示す挟持体上部品68の制御ロール74の 固定案内レールで決まる軌道を通過する。前ヘッド58には挟持体上部品68の 制御ロール74の軌道が前偏向部66で大きな円弧となって挟持体下部品70の 軌道から外向きに離れ、挟持体下部品70の軌道に平行な上輸送面62の型に流 し込むステーション64まで延びている。型に流し込むステーション64の後で は、挟持体上部品68の制御ロール74の軌道は再び挟持体下部品70の軌道に 接近する。 天火挟持体チェーン59が回転している間、天火挟持体60は挟持体上部品6 9と共に上に上輸送面62を通して輸送される。後偏向部67を通過すると、天 火挟持体60はヘッドの上に載り、次いで挟持体上部品69と共に下輸送面65 を下に移動する。前偏向部66が通過すると、天火挟持体60はもう一度ヘッド に載り、次いで上輸送面62を再び挟持体上部品69と共に上に移動する。 2.4 天火挟持体の開閉 前ヘッド58では天火挟持体60を開閉すると開閉可能な焼型71が開閉する 。天火挟持体60がオーブン挟持体のヒンジ69の周りで開閉すると、開閉可能 な焼型71はその主型分離面でこの主型分離面に対して垂直に開閉する。 天火挟持体チェーン59が回転する間には、各天火挟持体60が型に流し入れ るステーション64の前で開き、ベーカリーあるいは型に流し込む材料を固定の 型に流し入れる装置64a により焼型71の下型二分割品73に入れる。型に流 し入れるステーション64を過ぎると、天火挟持体60を閉ざし、平坦な薄肉成 形品を焼上げるため閉ざされベーク空間57を通って再び前ヘッド58に移す。 前ヘッド58では天火挟持体60が前偏向部66を通過すると開き、焼上がった 薄肉の成形品が開いた焼型71から取り出され、排出ステーション63でオーブ ン56から移される。排出ステーション63を通過した後には、開いた天火挟持 体60が上輸送面62で再び型に流し込むステーション64に移動し、そこで天 火挟持体60が開くと新たにベーカリーあるいは型に流し込む材料が開いた焼型 71の下型二分割品73に装填される。 2.5 天火挟持体の他の実施例 第23と24図あるいは第25と26図あるいは第27と28図には、第21 ,22図のオーブン56に対する天火挟持体60の異なった3つの実施例が示し てある。これ等の天火挟持体60はそれぞれベーキング処理の間に延びるベーカ リーあるいは型に流し込む材料から平坦で長方形の薄肉成形品を作製する、上に 説明した焼型71を有する。これ等の天火挟持体60は、閉じた状態でオーブン 56のベーク空間57を通過する時、天火挟持体60に、あるいはその中にある 焼型71に遊びのないように固定され自己阻止性のクランプ装置により閉ざされ ている。天火挟持体603つの実施例はこのクランプ装置の配置と形状により互 いに異なっている。天火挟持体60の個々の部品に対して、3つの実施例の以下 の説明と第22〜27図で同じ参照符号を使用する。 2.5.1 天火挟持体のクランプ装置 第23と24図は第一実施例のクランプ装置79を備えた天火挟持体60の実 施例を示す。このクランプ装置はヒンジ69に対向する天火挟持体60の長手側 の上でこの長手側の中心領域に配置されている。天火挟持体60の横に装着され たクランプ装置79は閉じた天火挟持体60の中に締め付けた状態にして示され ている。 クランプ装置79には、天火挟持体60の上または下終端部68b あるいは7 0b の主型分離面とは反対の外側に曲がった2つの外クランプ面68e,70e が ある。これ等の曲がった二つのクランプ面68e,70e は各終端部68b,70b の自由な外長手縁部分に隣り合わせ配置されている。曲がった二つのクランプ面 68e,70e は閉じた焼型71の主型分離面に関して互いに対称に配置され、主 型分離面とは反対にある。 更に、クランプ装置79には、長手軸に対して曲げあり、互いに間隔を保って 配置された二つのクランプ部分81,82を有する長手方向に延びていて、天火 挟持体60とは切り離されたほぼC字形のフック80がある。両方のクランプ部 分81,82の互いに対向する側部には天火挟持体60の曲がった二つの外クラ ンプ面68e,70e と係合する平坦なクランプ面81a,82a が設けてある。平 坦なクランプ面81a,82a の各々はフック80の長手軸に対して僅かに傾けて 配置され、フック80の本体か外に突出している。 このクランプ装置79は、天火挟持体チェーン59が回転する間、フック80 の摺動により閉じた天火挟持体60に締め付けられ、閉じた天火挟持体60から フック80を引き離して再び解かれる。 型に流し込むステーション64を過ぎると天火挟持体60は閉じる。その場合 、挟持体上部品68はこの挟持体上部品68の間隔ボルト68c,68d が挟持体 下部品70の間隔ボルト70c,70d の上に載るまで、制御ロール74によりヒ ンジ69の周りに傾く。移動方向61で型に流し込むステーション64に後続す る図示していない装着装置内では、フック80が閉じた天火挟持体60の上を摺 動する。フック80はその長手軸を焼型71の主型分離面に垂直に配置し、その クランプ部分81,82で移動方向61に垂直に天火挟持体60の終端部68b, 70b の上を摺動する。フック80のクランプ部分81,82の平坦なクランプ 面81a,82a は閉じた焼型71の主型分離面に対向する。天火挟持体60の終 端部68b,70b の曲がった外クランプ面68e,70e は閉じた焼型71の主型 分離面とは反対に向いている。フック80が移動すると、クランプ部分81,8 2の平坦なクランプ面81a,82a は天火挟持体60の終端部68b,70b の曲 がった外クランプ面68e,70e と密着力で自己阻止性の摩擦係合する。平坦な クランプ面81a,82a はこの係合で両方の挟持体部品68,70の上でフック 8 0が弾性的な延びて所定の初期応力になるまで、曲がった外クランプ面68e,7 0e 上で移動方向61に垂直に移動し、この初期応力で間隔ボルト68c,68d, 70c,70d で互いに重なっている挟持体部品68,79を互いに押圧する。こ の初期応力はフック80の押圧力により予備設定される。 閉じた天火挟持体60は締め付けたクランプ装置79と共にベーク空間57を 通過する。このベーク空間57の後では、フック80が排出ステーション63の 前にあり図示していない引抜装置内で閉じた天火挟持体60から移動方向61に 対して垂直に再び引き抜かれる。その場合、フックの弾性的な延びにより両方の 挟持体部品68,70に加わる初期応力が最初に低下する。次いで、クランプ部 分68e,70e の平坦なクランプ面81a,82a は、密着力で自己阻止性の摩擦 係合で天火挟持体60の終端部68b,70b の曲がった外クランプ面68e,70 e に沿って移動し、この摩擦係合が解け、両方の挟持体部品68,70が解放さ れる。 クランプ面81a,82a あるいは68e,70e の相互位置および相互形状はク ランプ面81a,82a あるいは81,82の間の密着力で自己阻止性の摩擦係合 のために選んだ材料に依存し、多分実験的に求める必要がある。詳しくは、この 係合は第19図に関連して説明した係合状況に相当する。クランプ装置79には 、可動クランプ部材として天火挟持体60とは無関係のフック80がある。この クランプ装置79では、曲がった外クランプ面68e が天火挟持体60の上終端 部68b でフック80の係合位置でフック80の対応するクランプ部分81の平 坦なクランプ面81a,82a に対して焼型71の主型分離面に関して次第に内か ら外へ上昇する。同様に、天火挟持体60の下終端部70b の曲がった下クラン プ面70e はフック80の係合位置でフック80の対応するクランプ部分82の 平坦な終端部82a に対して焼型71の主型分離面に関して次第に内から外に上 昇する。フック80の係合位置では、クランプ部分81,82の平坦なクランプ 面81a,82a は天火挟持体60の終端部81,82の曲がった対応するクラン プ面68e,70e と共に摺動方向に三日月状に先細りの隙間を形成する。この隙 間は両方のクランプ面に対して選んだ材料対の摩擦付着角度より小さい角度で係 合点で終わる。この角度は、材料対、硬質金属・硬質金属に対する好適実施例で は 6度である。 2.5.2 天火挟持体でのクランプ装置 第25と26図は第二実施例のクランプ装置83を伴う天火挟持体60の実施 例を示し、このクランプ装置はヒンジ69に対向する天火挟持体60の長手側で この長手側の中間領域に配置されている。天火挟持体60の横に装着されている クランプ83は閉じた天火挟持体60に締め付けた状態で示してある。 クランプ装置83には、天火挟持体60の上終端部68b から移動方向61に 対して横に離れている突起84がある。この突起84の外側には、焼型71の主 型分離面とは反対の曲がった外クランプ面84a が設けてある。更に、このクラ ンプ装置83には2アームのクランプレバー85がある。このクランプレバーは 移動方向61に平行に延び、焼型71の主型分離面の下の天火挟持体60の下終 端部70b の軸ボルト86に傾斜可能に支承されている。この軸ボルト86は下 終端部70b から移動方向61に対して垂直に横へ外に向けて突出し、移動方向 61に対して垂直であって、焼型71の主型分離面に平行に配置されたクランプ レバー85の旋回軸87を形成する。閉じた天火挟持体70では、軸ボルト86 が焼型71の主型分離面に関して上終端部68b の突起84に対向している。こ の軸ボルト86の周りには、クランプレバー85が休止位置から牽引方向88に 動作位置へ傾く。この休止位置では、クランプレバー85が焼型71の主型分離 面の下にある。動作位置では、クランプレバー85が焼型71の主型分離面を天 火挟持体60の挟持体下部品70から挟持体上部品68へ橋渡しする。 クランプレバー85には、互いに対向し、間隔を保って配置された二つの部分 を有するほぼC字形のクランプアーム85a がある。このクランプアーム85a の内部分によりクランプレバー85は軸ボルト86に傾斜可能に支承されている 。旋回軸87から間隔を保って配置されたクランプアーム85a の外部分はクラ ンプ部分85として形成され、このクランプ部分は旋回軸88に対向する内側で 天火挟持体60の上終端部68b の曲がった外クランプ面84a と密着力で自己 阻止性の摩擦係合のための平坦なクランプ面85c を担持している。クランプア ーム85a には、軸ボルト86に偏心して配置されたクランプレバー85の操作 栓 85d が装着されていて、この操作栓はクランプアーム85a から移動方向61 に垂直に横へ突出している。更に、このクランプレバー85にはクランプアーム 85a の内部分から牽引方向88とは反対に後ろに突出する操作アーム85e が ある。この操作アームはその後端部に移動方向61に対して横へ垂直に突出する クランプレバー85の第二操作栓85f を担持する。 型に流し込むステーション64の後には、天火挟持体チェーン59の既に閉じ た天火挟持体60が、横クランプ装置83を既に閉じた天火挟持体60に締め付 ける、図面に示してない、横クランプ装置83に付属する第一操作装置を通過す る。天火挟持体60のクランプ装置83のクランプレバー85はその第一操作栓 85d を第一操作装置と係合し、そのクランプアーム85a で牽引方向88に上 に向けて動作位置に傾く。この傾斜運動では、クランプレバー85がクランプ部 分85b の平坦なクランプ面85c を移動方向61に前に傾け、曲がった外クラ ンプ面84a と天火挟持体60の上終端部68b の突起84で密着力で自己阻止 性の摩擦係合する。この摩擦係合にあって、平坦なクランプ面85c は、最初ク ランプレバー85の動きの遊びが除去され、次いでクランプアーム85a の弾性 的な延びにより両方の挟持体部品68,70に所定の初期応力が加わり、この初 期応力で間隔ボルト68c,68d,70c,70d で重なる挟持体部品68,70が 互いに押圧するまで、曲がった外クランプ面84a で移動方向61に前に移動す る。この初期応力は第一操作装置からクランプレバー85の第一操作栓85d に 加わる押圧力により予備制御される。 ベーム空間57の後に、天火挟持体チェーン59の閉じた天火挟持体60は、 横クランプ装置83を未だ閉ざされている天火挟持体60から外す、図面に示し てない、横クランプ装置83に付属する第二操作装置を通過する。天火挟持体6 0のクランプ装置83のクランプレバー85はその操作栓85f を第二操作装置 と噛み合い、そのクランプアーム85a を牽引方向88とは反対に下向きに休止 位置に傾ける。その場合、先ずクランプアーム85a の弾性的な延びにより両方 の挟持体部品68,70に加わる初期応力が低下する。次いで、クランプ部分8 4a の平坦なクランプ面85c は、クランプレバー85の動きの遊びが再び形成 され、摩擦係合が解け、両方の挟持体部品68,70が解放されるまで、密着力 で自己阻止性の摩擦係合で突起84の曲がった外クランプ面84a の上に沿って 移動方向61とは反対に移動する。 クランプ面84a,85c の相互位置と相互形状は天火挟持体60の終端部68 bBの突起44でクランプ部分85b の平坦なクランプ面85c と曲がったクラン プ面84a の間の密着力で自己阻止性の摩擦係合のために選択される材料の材料 対に依存し、多分実験的に決定される必要がある。詳しくは、この係合は第19 図に関連して説明した係合状況に相当する。 2.5.3 焼型でのクランプ装置 第27と28図は、移動方向61に対して垂直に延びる焼型71の二つの側部 に、移動方向61に互いに天火挟持体60に対向する二つのクランプ装置89と 90が装着された天火挟持体60の実施例を示す。焼型71に横向きに装着され た二つのクランプ装置89,90は、天火挟持体60が閉じている時、閉じた焼 型71に遊びのない状態で締め付けてある。第27と28図にはこれ等のクラン プ装置が閉じた焼型71に締め付けた状態で示されている。両方のクランプ装置 89,90は同じ構造であるので、第27図か分かる焼型71の後側部に配置さ れた後クランプ装置90の以下の説明は焼型71の前側部に配置された前クラン プ装置89にも当てはまる。 後クランプ装置90には、焼型71の主型分離面とは反対の外側に曲がった外 クランプ面91a を有する焼型71の上型二分割品72から移動方向61とは反 対に後に突出する後突起91がある。更に、この後クランプ装置90には移動方 向61に垂直に配置された2アーム状のクランプレバー92があり、このレバー は焼型71の主型分離面の下の下型二分割品73のところに傾斜可能に支承され ている。この後クランプレバー92は後軸ボルトのとろろに傾斜可能に支承され 、この軸ボルトは焼型71が閉じると焼型71の主型分離面に関して上型二分割 品の後突起91に対向し、下型二分割品73から移動方向61とは反対に後ろに 突出する。この後軸ボルトは移動方向61と主型分離面に平行な旋回軸93を形 成し、この軸の周りに後クランプレバー92は休止位置から加速方向94に向け て動作位置に傾く。この休止位置では、後クランプレバー92が焼型71の主型 分 離面の下にある。動作位置では、この後クランプレバー92が焼型71の主型分 離面を下型二分割品73から焼型71の上型二分割品72へ連絡する。 後クランプレバー92には、互いに対向し間隔を保って配置された二つの部分 を有するほぼC字形のクランプアーム92a がある。クランプアーム92a の内 部分によりクランプレバー92は後軸ボルトに傾斜可能に支承されている。旋回 軸93から間隔を保って配置されたクランプアーム92a の外部分はクランプ部 分92b として形成され、このクランプ部分は旋回軸83に対向する内側で上型 二分割品72の後突起91の曲がった外クランプ面91a を密着力で自己阻止性 の摩擦係合をする平坦なクランプ面93c を担持している。更に、クランプレバ ー92には、クランクアーム92a の内部分から突出し、旋回軸93からクラン プアーム92a に対して斜めに延びる操作アーム92d がある。この操作アーム はその外端部に回転可能な操作ロール92e を有する。 型に流し込むステーション64の後で、天火挟持体チェーンの閉じた天火挟持 体60は閉じた焼型71にクランプ装置89,90を締め付けるためにある図示 していないクランプ装置89,90に付属する第一操作装置を通過する。クラン プ装置89やクランプ装置90でも、各クランプレバー92はその操作アーム9 2d の操作ロール92e を第一操作装置に噛み合わせ、休止位置から動作位置に 傾く。この傾斜運動では、各クランプレバー92はそのクランプアーク92a を 旋回軸93の周りに加速方向94へ大きく傾け、クランプ部分92b の平坦なク ランプ面92c を上型二分割品72の対応する突起91で付属する曲がった外ク ランプ面91a と密着力で自己阻止性の摩擦係合する。 焼型71の後クランプ装置92では、クランプレバー92はそのクランプ部分 92b の平坦なクランプ面92c を旋回軸93の周りに大きく傾ける。その場合 、平坦なクランプ面92c が上型二分割品72の後突起91で曲がった外クラン プ面91a と密着力で自己阻止性の摩擦係合する。この摩擦係合では、平坦なク ランプ面92c は、クランプレバー92の動きの遊びが除去され、次いでクラン プアーム92a の弾性的な延びにより両方の挟持体部品68,70に所定の初期 応力が加わり、この応力で間隔ボルト68c,68d,70c,70d で重なる挟持体 部品68,70を互いに押圧するまで、曲がった外クランプ面91a に沿って加 速 方向94に移動する。前記初期応力は第一操作装置によりクランプレバー85の 操作アーム92d に加わる押圧力で予備制御される。 ベーク空間57の後、天火挟持体チェーン59の閉じた天火挟持体60は、未 だ閉じている焼型71からクランプ装置89,90を緩めるためにある図示して いないクランプ装置89,90に付属する第二操作装置を通過する。クランプ装 置89やクランプ装置90でも、各クランプレバー92は操作アーム92d の操 作ロール92e を第二操作装置に嵌め、動作位置から休止位置に傾く。この傾斜 運動では、各クランプレバー92がそのクランプアーム92a を旋回軸93の周 りに加速方向94の逆に下向きに傾け、クランプ部分92b の平坦なクランプ面 92c で上型二分割品72の対応する突起91のところの付属する曲がった外ク ランプ面91a との密着力で自己阻止性の摩擦係合から外れる。その場合、各ク ランプ装置89,90では、先ず各クランプアーム92a の弾性的な延びにより 天火挟持体60の二つの挟持体部品68,70に加わる初期応力が低下する。次 いで、各クランプ装置89,90では各クランプレバー92の動きの遊びが再び 形成され、摩擦係合が解け、天火挟持体60の両方の挟持体部品68,90が解 放されるまで、それぞれクランプレバー92のクランプ部分92b の平坦なクラ ンプ面92c が密着力で自己阻止性の摩擦係合して焼型71の上型二分割品72 の各突起91の曲がった外クランプ面91a に沿って加速方向94に移動する。 クランプ装置89,90のクランプ面の相互位置と相互形状は、焼型71の上 型二分割品72の各突起で各クランプ部分の平坦なクランプ面と曲がったクラン プ面の間の密着力で自己阻止性の摩擦係合するために選択された材料の材料対に 依存し、多分実験的に決定する必要がある。詳しくは、この係合は第19図に関 連して上に説明した係合状況に相当する。 3.天火挟持体の他の実施例 薄肉でコーン状あるいはカップ状の成形品を作製する上に説明した天火挟持体 7では、焼型16の第二型分離面に付属し、傾斜可能なクランプレバー47を可 動クランプ部材として有する下クランプ装置31は焼型16から分離し、ほぼC 字形のフックを可動部材として有するそれぞれ一つの下クランプ装置で置き換え ることもできる。これ等の下クランプ装置は第23と24図に関連して上で説明 したクランプ装置79に相当する。そのような場合、下クランプ装置に付属する オーブン1の他の開ステーション51には、フックを引き抜く装置が、また下ク ランプ装置に付属するオーブン1の他の閉ステーション50にはフックを移動さ せる装置がそれぞれ装備されている。 薄肉でコーン状あるいはカップ状の成形品を作製する第4〜20図に関連して 上に説明した天火挟持体7では、天火挟持体チェーン6の天火挟持体7には焼型 16も組み込まれている。この焼型では、下端で肉薄成形品を焼上げる場合、両 方の焼型下部品21,22で形成された母型の下端の第二型分離面内で、この母 型が締め付けられた上クランプ装置30のみで収納されるように、小さいな圧力 負荷を受ける。このような天火挟持体7では、第二型分離面に付属する焼型16 の下クランプ装置を省くことができる。更に、下クランプ装置に付属する他の開 ステーション51と下クランプ装置に付属するオーブン1の他の閉鎖ステーショ ン50も省ける。上クランプ装置30のみを有するこのような焼型16を備えた 天火挟持体チェーン6が、天火挟持体7の焼型下部品21,22に対して改良さ れた運動機構を有すると効果的である。この改良された運動機構は天火挟持体7 の焼型下部品21,22を焼型16の第二型分離面に付属する気密面21a,22 a で互いに押圧する。これは、例えば制御継ぎ目板26a,26b の案内通路40 に配置され、前焼型下部品21の焼型ホルダー32の制御ボルト32c に嵌まる 押圧バネにより行われる。これは、隣合った二つの天火挟持体7の隣接する焼型 下部品21,22の互いに対向する裏側に直接作用する押圧バネによっても行え る。 平坦な薄肉成形品を作製する上に説明した天火挟持体60では、挟持体上部品 68を挟持体下部品70に連結するヒンジ69の代わりに、移動方向61に垂直 に各焼型71の傍に配置され、各焼型71の主型分離面に対して垂直に配置され た少なくとも一つの案内刃も使用できる。この横案内刃は、天火挟持体7の場合 と同じように、移動方向61に垂直に焼型71の上型二分割品72の傍に配置さ れた挟持体上部品68の上案内ヘッドで挟持体上部品68と硬く連結し、移動方 向61に垂直に焼型71の下型二分割品73の傍に配設された挟持体下部品70 の下案内ヘッド内で焼型71の主型分離面に垂直に移動可能に案内される。 4.回転天火挟持体チェーンを伴うオーブン 第29と30図はオーブン95内で回転する連続天火挟持体チェーン96を有 する長手方向に延びたオーブン95を示す。このチェーンの天火挟持体97は二 部品あるいは多部品の焼型98を有し、この焼型の中空空間には肉薄成形品がそ れぞれベーカリーあるいは型に流し込む材料から成形され、焼上げられる。 オーブン95は熱絶縁性の外部被覆を有し、前ヘッド99とこのヘッドに続く 長手方向に延びたベーク空間100で構成されている。 天火挟持体チェーン96は前ヘッド99とベーク空間100を矢印101の方 向に通過する。天火挟持体チェーン96の開閉可能な天火挟持体97はオーブン 95の長手方向に順次配置され、移動方向101に平行な横縁部で連続輸送チェ ーン102,103に連結している。両方の輸送チェーンはそれぞれオーブン9 5の側壁に隣合わせて配置され、オーブン95の長手方向に平行に延びている。 天火挟持体チェーン96は重なった二つの輸送面104と105内でオーブ95 を通過する。輸送面の各々はオーブン95で横走行レール106,107に付属 し、これ等のレールには天火挟持体97が輸送チェーン102,103に装着さ れた横走行ホィール108,109により支持されている。 前ヘッド96には天火挟持体チェーン96が前偏向部110を経由して下輸送 面105から上輸送面104に逆に向かう。ベーク空間100の後端部で天火挟 持体チェーン96が後偏向部11を経由して上輸送面104から下輸送面105 に向きを変える。偏向部110,111を通過すると、天火挟持体97はその中 に入れる焼型98を含めてそれぞれヘッドの上に載る。天火挟持体97とその中 に収納される焼型98は閉じた状態でベーク空間100を通過してい輸送され、 前ヘッド99を通過すると、天火挟持体97に取り付けてある制御ロール122 により最初に開き、開いた状態を保持し、最後に再び閉じる。 前ヘッド99では、天火挟持体チェーン96の前偏向部110の領域に薄肉成 形品の排出ステーション113が設けてあり、このステーションでは、焼き上が った薄肉成形品が開いた焼型98から取り出され、オーブン95から排出される 。前ヘッドでは、オーブン95の上分離面104にベーカリーあるいは型に流し こむ材料の型入れステーション114が設けてある。このステーションでは、ベ ーカリーあるいは型に流し込む材料が正確に配量された量にして開いた焼型98 内に導入される。この型入れステーション114は天火挟持体チェーン96の移 動方向101に排出ステーション113の後に配置されている。この枠組115 は、天火挟持体97が前ヘッド99を通過するときに開き、開いた状態を維持し 、そして再び閉じる場合に天火挟持体97の制御ロール112と噛み合う。前ヘ ッド99を通過する天火挟持体97は、その中に入れる焼型98と共に排出ステ ーション113に達する前に開き、排出ステーション113から型に入れるステ ーション114までの通路で開いたままで、型に入れるステーション114を離 れると再び閉じる。 個々の焼型98内で行われるベーク処理に必要な熱量は、天火挟持体チェーン 96が回転する間に天火挟持体97中にある焼型98へ導入される。この熱量は オーブン95の構造様式に応じて、回転する天火挟持体97に組み込まれた加熱 素子(例えば電子加熱素子)から、あるいはオーブン95の枠組内に配置された 加熱要素から導入される。これ等の加熱素子は天火挟持体チェーン96の軌道に 沿って配置されていて、傍を通過する天火挟持体97の焼型98を加熱する。 4.1.天火挟持体 各天火挟持体97には板状の挟持体下部品116があり、この部品は移動方向 101に垂直に延びていれ、二つの輸送チェーン102,103の互いに対応す るチェーン継ぎ目板102a,103a の横に固定されている。更に、各天火挟持 体97には輸送チェーン103の近くの挟持体下部品116に取り付けてある移 動方向101に平行な旋回軸を有するヒンジ117がある。更に、各天火挟持体 97には板状の挟持体上部品118があり、この部品は移動方向101に直交す るように延びていて、ヒンジ117で移動方向101に垂直に傾斜可能に支承さ れている。ヒンジ117とは反対の側部縁部分には挟持体上部品118が制御ロ ール112を担持し、この制御ロールを用いて挟持体上部品は天火挟持体97を 開閉するため挟持体下部品118に対して移動方向101に垂直に傾く。閉じた 天火挟持体97では、二つの挟持体部品116,118が重なり、前側を互いに 対向させている。 各天火挟持体97は開閉可能な焼型98を有し、この焼型はヒンジ117から 同じ間隔にある二つの挟持体部品116,118の前側に固定されている。その 場合、下型二分割品119は挟持体下部品116に、また上型二分割品120は 挟持体上部品118に固定されている。焼型98は主型分離面120により二つ の型二分割品119,120に分割され、これ等の型二分割品は互いに対向する 前側で、焼型98が閉じている場合、一つまたはそれ以上のベーク中空空間を仕 切り、この空間の三次元の形状は焼型98内で作製すべき薄肉の成形品に一致し ている。 各天火挟持体97はその両方の挟持体部品116,118で移動方向101に 垂直に挟持体部品の中に収納される焼型98を横に越えて延びている。焼型98 のヒンジ117とは反対側に、二つの挟持体部品116,118が各型二分割品 119,120の上に横に突出する終端部121,122を形成する。挟持体下 部品116の終端部121はその外側縁部で輸送チェーン102のチェーン継ぎ 目板102a に連結する。挟持体上部品118の終端部122はその外側縁部に 制御ロール112を担持する。 両方の挟持体部品116,118の終端部121,122には、それぞれ焼型 98に隣接し、互いに指向する間隔ボルト123,124が装着されていて、こ れ等の間隔ボルトは閉じた焼型98の時、2つの型二分割品119,120の相 互間隔を決める。各終端部121,122はその前側に焼型98の主型分離面に 垂直な二つの間隔ボルトを担持し、これ等の間隔ボルトは移動方向101に向け て順次配置されている。下終端部121の間隔ボルト123は、天火挟持体97 が閉じている場合、上終端部122の間隔ボルト124の上に載っている。上終 端部122の間隔ボルト124は長手軸に沿って、従って主型分離面に垂直に調 節できる(第33図)。 4.1.1 焼型 第31図の天火挟持体97では、焼型98の下型二分割品119や上型二分割 品120は移動方向101に平行または垂直な横縁部を有する長方形のベーク板 と、閉鎖縁部と称される二つの横縁部で構成されていて、これ等の縁部はベーク 板の逆向きの横縁部に装着され、それぞれベーク板の前側に形成された平坦で長 方形のベーク面の上に突出している。 閉じた天火挟持体97では、二つの型二分割品119,120はベーク面とそ の閉鎖縁部で外向きに制限された、肉薄長方形の葉を作製するためにあるただ一 つの直方体のベーク中空空間を仕切る。このベーク中空空間は移動方向101に 平行な側縁部で蒸気通路を備えた下型二分割品119の閉鎖縁部により、また移 動方向101に垂直な側縁部で上型二分割品120の閉鎖縁部によって閉ざされ ている。ベーク中空空間の高さはその中で作製される薄肉で長方形の葉の厚さを 決める。この高さは閉じた天火挟持体98で存在する二つの型二分割品119, 120の相互間隔により決まる。この間隔は天火挟持体97の二つの挟持体部品 116,118の終端部121,122で間隔ボルト123,124により定ま り、間隔ボルト124をずらすことにより制御あるいは設定できる。 第32図の天火挟持体97では、焼型の下型二分割品119が単品の平坦なベ ーク板として形成され、その前側で互いに間隔を置いて配置された多数の母型と 一致する。焼型98の上型二分割品120は多部品で形成され、互いに切り離さ れた多数の父型120a を有する。閉じた天火挟持体97では、二つの型二分割 品119,120は、ただ一つの天火挟持体97で多数の薄肉で平坦な皿を同時 に作製するための互いに分離し外に向けた閉じた多数のベーク中空空間を仕切る 。このベーク中空空間の高さはその中で作製される皿の肉厚を決める。この高さ は閉じた焼型98の場合二つの型二分割品119,120の相互間隔により決ま る。この間隔は天火挟持体97の二つの挟持体部品116,118の終端部12 1,122での間隔ボルト123,124により決まり、これ等の間隔ボルト1 24をずらすことにより設定または制御できる。 4.1.2 天火挟持体のクランプ装置 各天火挟持体97には焼型98のヒンジ117とは反対側にクランプ装置12 5を備えている。このクランプ装置は天火挟持体97が閉じている時、両方の挟 持体部品116,118がその終端部121,122の間隔ボルト123,12 4で互いに支持されると、外から操作される。このクランプ装置125は前ヘッ ド99で天火挟持体97を閉じた後および開く前にそれぞれ一度外から操作され る。 天火挟持体が閉じた後、このクランプ装置125は終端部121,122に型 に合わせて締付てある。その場合、一方で二つの挟持体部品116,118が間 隔ボルト123,124により互いに支持され、クランプ部材126がそのクラ ンプ部分127でクランプ部材129のクランプ面128に遊びのない状態で噛 み合うことを保証する必要がある。ベーキング処理の間には、クランプ装置12 5は天火挟持体97を閉じた時に閉じた焼型98のベーク中空空間で生じる内圧 に逆らって焼型98の二つの型二分割品119,120の互いに対向するベーキ ング面を押圧し、天火挟持体97の開く方向に作用する。クランプ装置125に より加わり、天火挟持体97の閉鎖位置で作用する初期応力は、ベーク処理中に 焼型98の内圧によって発生し、天火挟持体97の開く方向に作用する力より必 ず大きい。天火挟持体97が開く前に、クランプ装置125は緩み、両方の挟持 体部品116,118が押圧装置によりその終端部121,122の間隔ボルト 123,124を介して互いに押圧される。 クランプ装置125には、一方の挟持体部品116の終端部121で移動可能 に支承されているクランプ部材126がある。このクランプ部材はそのクランプ 部分127で他方の挟持体部品118の終端部122に固定連結し、弾性的に延 びるクランプ部品129のクランプ面128で締付られる。天火挟持体97が閉 じているが未だロックされていない場合、二つの終端部121,122は互いに 対向し、移動可能なクランプ部材126は弾性的に延びるクランプ部材129の 傍に配設されている。 クランプ装置125はオーブン95内で閉じた天火挟持体97を開く前に、そ して開いた天火挟持体97を閉じた後、オーブン95の本来の操作装置により操 作される。これ等の二つの操作装置はそれぞれクランプ装置125の可動クラン プ部材126を移動させる。 天火挟持体97を閉ざした後、クランプ装置125を操作する場合、先ず可動 クランプ部材126は、可動クランプ部材126がそのクランプ部分127で弾 性的に延びるクランプ部材129のクランプ面128に遊びのないように接触す るまで弾性的に延びるクランプ部材129に向けて移動する。 可動クランプ部材126のクランプ部分127と弾性的に延びるクランプ部材 129のクランプ面128との間には、密着力で自己阻止性の摩擦係合がある。 クランプ装置の遊びのない噛み合わせの後、弾性的に延びるクランプ部材129 に対する可動クランプ部材126の他の移動距離は両方の終端部121,122 が互いに引き合うことを与える。これにより、この移動距離の第一部分で天火挟 持体97とクランプ装置125の動きの遊びが除去される。前記移動距離の第一 部分に続く部分では、弾性的に延びるクランプ部材129が弾性的に延びる。こ の移動距離は、弾性的に延びるクランプ部材129の弾性的な延びにより、ベー キング処理の間に間隔ボルト123,124を互いに取り去ることを防止する一 定の初期応力が二つの挟持体部品116,118に加わる。 第31と32図はクランプ装置125を有する閉じた二つの天火挟持体97を 示す。これ等の天火挟持体の場合、上終端部121に固定連結する弾性的に延び るクランプ部材129はそれぞれ下終端部121の上で下向きに突出し、下終端 部121の後側で可動クランプ部材126と係合する。この部材は下終端部12 1の上に突出する弾性的に延びるクランプ部材129の部分と下終端部121の 間で挟持される。 弾性的に延びるクランプ部材129は長手方向に先細りになった栓に形成され 、上終端部122の前側の上で下向きに突出し、上終端部122から間隔を保っ て配置さているヘッド部品130を有する。栓状のクランプ部材129の上端部 に配設された円筒状の固定部131は上終端部122の穴132に挿入され、こ の部分に回転止めしてあるいは回転できないように接続されている。固定部13 1には下向きに円錐状に先細る弾性的に延びる部分133が接続している。この 部分133はヘッド部分130の先細る端部に移行する。このヘッド部分130 には焼型98の主型分離面に平行で天火挟持体97の移動方向101に垂直な横 通路134がある。この横通路はヘッド部分130で穴を形成し、この穴に移動 可 能なクランプ部材126のクランプ部分127が入る。弾性的に延びるクランプ 部材129のクランプ面128は横通路134で上終端部122の前側に対向す る通路壁に形成されている。 天火挟持体97が閉じると、挟持体上部品118は上終端部122の間隔ボル ト124が下終端部121の間隔ボルト123の上に載るまで、挟持体下部品1 16に対して傾く。この回転運動の間に、弾性的に延びるクランプ部材129は そのヘッド部分130を下終端部121の前側で下終端部121の切欠135に 浸す。挟持体部品116,118がその間隔ボルト123,124と共に重なる と、弾性的に延びるクランプ部材129はそのヘッド部分130を切欠135か ら下終端部121の後側で突出させる。クランプ装置125を締め付けるため、 移動可能なクランプ部材126のクランプ部分127は矢印136の方向に下終 端部121の後側に沿って移動し、挟持体上部品118にも挟持体下部品116 にも締め付けられる。クランプ部分127は先ずヘッド部分130の横通路13 4を通って移動し、次いでヘッド部分130と切欠135を取り囲む下終端部1 21の後側の間にしっかりと挟持される。 移動可能なクランプ部材126は片腕レバーとして形成され、下終端部121 の後側で天火挟持体97の移動方向101にほぼ平行に延びている。このレバー 126は焼型98の主型分離面に垂直な回転軸137に天火挟持体97の移動方 向101に垂直に傾斜可能に支承されている。回転軸137とは反対のレバー1 26の自由端138は鉤状に形成され、加速方向136に自由に突出するアーチ 状に曲がった鉤部分139を有する。この鉤部分はクランプ部分127として形 成されている。鉤部分139は加速方向136で前向きの自由端140へ楔状に 先細りになっている。 鉤部分139は下終端部121の裏側に対向する内側面189a にクランプ面 を有し、このクランプ面には切欠135を取り囲む下終端部121の後側に配設 されているクランプ面141,142(第32図)が付属している。下終端部1 21とは反対の鉤部分139の外側面139b には、ヘッド部分130の横通路 134に配設された弾性的に延びるクランプ部材129のクランプ面128が付 属する一つのクランプ面が形成されている。 レバー126を操作するため、このレバーには自由端138と回転軸137の 間に取り付けた操作ロール143が設けてある。更に、このレバー126を操作 するため、レバー126と下終端部121に嵌まる湾曲バネ144を備えている 。この湾曲バネは加速方向136とは反対にレバー126の後に配置され、加速 方向136でレバー126に作用する。湾曲バネ137はレバー126のところ で自由端138と回転軸137の間に配置された接続部145に支持されている 。下終端部121には接続部146の湾曲バネ146が支持され、この接続部は 回転軸137に対して移動方向101に垂直に横にずらして配置されている。 片腕レバーとして形成された移動可能なクランプ部材126は操作ロール14 3や湾曲バネ144でも回転軸137の周りに休止位置、解放位置(第37図) および動作位置(第34,35,36図)の間を傾く。休止位置ては、クランプ 部分127と共に移動可能なクランプ部材126が切欠135の上に突出し、湾 曲バネ144が緩む。 前ヘッド88内では、天火挟持体97のクランプ装置125を操作する操作装 置147が移動方向101で型に流し込むステーション114に後置されている 。第一操作装置147の傍を通過する各天火挟持体97はそのクランプ装置12 5の移動可能なクランプ部材126の操作ロール143で第一操作装置147に 嵌まる。この嵌合により移動可能なクランプ部材126は加速方向136とは反 対に休止位置から解放位置(第37図)へ傾く。これにより、湾曲バネ144は 緊張し、弾性的に延びるクランプ部材129を通す切欠135が解放される。 この解放位置からクランプ部材126は緊張した湾曲バネ144により加速方 向136に動作位置(第34,35,36図)へ傾き、クランプ装置125を締 め付ける。その場合、鉤部分139の内側面139a に設けてあるクランプ面が 切欠135を取り囲み下終端部121の裏側に配設されたクランプ面141,1 42に沿って加速方向136に移動する。更に、鉤部分139の外側面139b に設けてあるクランプ面はヘッド部分130の横通路134に配設された弾性的 に延びるクランプ部材129のクランプ面128に沿って加速方向135に移動 する。鉤部分139はそのクランプ面で下終端部121あるいは弾性的に延びる クランプ部材129の前記クランプ面に付属するクランプ面128,141,1 42に沿って移動し、この移動により弾性的に延びるクランプ部材129に生じ る弾性的な延びが湾曲バネ144により予め決められた所望の初期応力に一致す るまで移動する。所定の初期応力に対応する移動可能なクランプ部材126の最 終位置やこのクランプ部材からそこまで戻る傾斜距離は互いに噛み合っているク ランプ面の磨耗の増加と共に変わり、この変化が焼型の中の圧力状況、あるいは 焼型の気密面または終端部121,122の間隔ボルト123,124に働く押 圧力に作用を及ぼすことはない。 第34〜36図には曲げバネ144により同じバネ力で動作位置まで移動する クランプ部材126の種々の最終位置が示してある。これ等の最終位置は相互に 噛み合っているクランプ面128,139a,139b,141,142の種々の磨 耗度に対応している。磨耗のその時の度合いは、移動可能なクランプ部材126 の鉤部分139が弾性的に延びるクランプ部材129のヘッド部分130の横通 路134へどれだけ深く侵入するか、あるいは鉤部分139がその自由端をヘッ ド部分130の上で横にどれだけ広く突出するかにより認識できる。第34図は 中間の磨耗度での移動可能なクランプ部材126の動作位置を示し、第35図は 未だ磨耗のない状態の動作位置を、そして第36図は相当磨耗した状態の動作位 置を示す。移動可能なクランプ部材126の動作位置では、弾性的に延びるクラ ンプ部材129が弾性的に延び、両方の挟持体部品116,118に所定の初期 応力を与える。この初期応力を発生するクランプ129の延びの大きさは弾性的 に延びるクランプ部材129作用するクランプ装置125の湾曲バネ144で決 まり、動作位置まで締め付けられる移動可能なクランプ部材126によってほぼ 凍結され、互いに押圧されたクランプ面の自己阻止性の摩擦係合により固定され る。 前ヘッド88では、天火挟持体97のクランプ装置125を操作する第二操作 装置148が排出ステーション113の前に配置されている。この第二操作装置 148の傍を通過する各天火挟持体97はクランプ装置125の移動可能なクラ ンプ部材126の操作ロール143により第二操作装置148と嵌合する。この 嵌合により移動可能なクランプ部材126は加速方向136とは反対に動作位置 から解放位置(第37図)に傾き、これによりクランプ装置125は緩み、切欠 135は弾性的に延びるクランプ部材129を引く抜くために解放される。 クランプ装置125が緩むと、クランプ部材126は湾曲バネ144の作用に 逆らって移動し、バネの圧力を高める。その場合、鉤部分139の内側面139 a に設けてあるクランプ面は切欠135を取り囲み、下終端部121の後側に設 けてあるクランプ面141,142に沿って加速方向136とは反対に移動する 。更に、鉤部分139の外側面139b に設けてあるクランプ面はヘッド部分1 30の横通路134に配設された弾性的に延びるクランプ部材129のクランプ 面128に沿って加速方向136とは反対に移動する。 クランプ部材126は、第二操作装置148により、弾性的に延びるクランプ 部材129が天火挟持体97を開くことにより切欠135から引き出されるまで 解放位置に維持される。その時、初めて操作ロール143が第二操作装置148 により解放され、クランプ部材126が湾曲バネ144により再び傾いて休止位 置に戻る。 第31〜37図の天火挟持体97では、弾性的に延びるクランプ部材129の 弾性的な延びを発生させるのに必要な移動可能なクランプ部材126の動きには クランプ装置125内で弾性的に延びるクランプ部材129に作用する湾曲バネ 144によって発生する。弾性的に延びるクランプ部材129のこの動きは、ク ランプ装置125の外でも、第一操作装置147の内でも生じ、この第一操作装 置は前記動きを第一操作装置147を通過する天火挟持体97のクランプ装置1 25の移動可能なクランプ部材126へ移す。このような第一操作装置147を 使用する場合、天火挟持体97のクランプ装置125では、湾曲バネ144をそ の接続部145,146と共に省くことができる。 第38〜40図は、オーブン95の上輸送面104に付属する天火挟持体97 の操作装置147を示す。このクランプ装置では湾曲バネ144をその接続部1 45,146と共に省いてある。この操作装置147には走行レール106の下 側に固定され、上輸送面104に平行な板149がある。この板の上側にはカム 状に形成された閉鎖部材150が上輸送面104に垂直の回転軸151の周りに 傾斜可能に支承されている。この閉鎖部材150は圧縮バネ152で動作位置に 付勢されている。更に、板149の上側には始動部材153が固定されている。 この部材は閉鎖部材150に対して移動方向101に垂直に対向させてあり、移 動方向101とは反対にこの部材の前に配置されている。閉鎖部材150と始動 部材153は移動方向101にほぼ垂直に延びる移動可能なクランプ部材126 の操作ロール143に対する案内通路154を仕切る。 天火挟持体97がこの操作装置147を通過すると、クランプ装置125の移 動可能なクランプ部材126はその制御ロール143で先ず始動部材153の上 で移動し、次いでこの始動部材153に沿って更に移動する。これにより、移動 可能なクランプ部材126は先ず移動方向101に垂直に解放位置へ傾き、次い でこの解放位置を保持する。これに続いて、移動可能なクランプ部材126はそ の制御ロール143で閉鎖部材150とは反対に移動し、この部材から移動方向 101に対して垂直に動作位置に傾く。その場合、移動可能なクランプ部材12 6は動作位置まで加速方向136に傾き、同時に閉鎖部材150を加速方向13 6とは反対に初期位置から押し出す。 圧縮バネ152は弾性的に延びるクランプ部材129の弾性的な延びを発生さ せるために必要な移動可能なクランプ部材126の動きを発生する。この圧縮バ ネ152は同じバネ力で移動可能なクランプ部材126をクランプ装置125の クランプ面に沿って移動させ、この部材を弾性的に延びるクランプ部材129に よりその動作位置に固定する。その場合に移動可能なクランプ部材126がクラ ンプ装置125内で移動する回転距離は、同時に閉鎖部材150が第一操作装置 147の中で移動する変位距離に一致する。オーブン95を使用している間には 、天火挟持体97のクランプ装置125のクランプ面の磨耗が増加し、この天火 挟持体97のクランプ装置125を締め付けた時に閉鎖部材150が移動した変 位距離が減少する。 クランプ装置125を締め付けた時にクランプ部材126の傾斜距離を予定よ り早く阻止するオーブン95の誤機能では、第一操作装置147の閉鎖部材15 0の変位移動を過度に大きくする。 操作装置147にはアングルレバー155があり、このアングルレバーはオー ブン95の枠組内で上輸送面104に垂直な回転軸156の周りに移動方向10 1に垂直に旋回可能に支承され、操作シリンダ157により休止位置から動作位 置に旋回される。このアングルレバー155は開放部材158を担持し、この開 放部材はアングルレバー155の動作位置でクランプ部材126の制御ロール1 43の軌道内に突出し、制御ロール143が開放部材158に沿って移動する時 にクランプ部材126を傾斜させて再び開放位置に戻す。この閉鎖部材150は スイッチ棒159に連結し、このスイッチ棒はオーブン95の側壁150に外側 に固定されたスイッチ161に通じている。このスイッチはアングルレバー15 5の脚部に嵌まる操作シンリダ157に連結している。このスイッチは、クラン プ装置125を締め付ける場合、閉鎖部材150が移動した変位距離が所定値を 越えた時に初めて操作される。 弾性的に延びるクランプ部材129が挟持体部品116,118の終端部12 1,122の一付の前側から突出する場合、各終端部121,122に対向し、 移動可能なクランプ部材126のクランプ部分127に嵌合するためにあるクラ ンプ面128は弾性的に延びるクランプ部材129の鉤状に形成されたヘッド部 分130の横に開いたスリットにも、あるいは各終端部121,122に対向す るハンマーヘッドとして形成された弾性的に延びるクランプ部材129のヘッド 部分130の裏側に配置することができる。 移動可能なクランプ部材126は硬い鉤としても形成でき、挟持体部品116 ,118の終端部121,122の一方で焼型98の主型分離面に平行な回転軸 の周りに傾斜可能に支承されていて、この回転軸周りで休止位置、解放位置およ び動作位置の間で傾く。この移動可能なクランプ部材126は硬いスライダとし ても形成でき、挟持体部品116,118の終端部121,122の一方で焼型 98の主型分離面に平行に移動可能に支承され、直線または曲線の軌道に沿って 休止位置、解放位置および動作位置の間を移動する。 この発明は、クランプ装置125が閉じた焼型98あるいは天火挟持体97の 型二分割品119,120,120a あるいは挟持体部品113,118を互い に押圧するため移動可能なクランプ部材126あるいは弾性的に延びるクランプ 部材129の最後に述べた実施形態を備えている天火挟持体97も有する。これ 等の天火挟持体97でも各クランプ装置125の内部に湾曲バネあるいは圧縮バ ネが配設され、これ等のバネは弾性的に延びるクランプ部材129の弾性的な延 びを発生させるのに必要な移動可能なクランプ部材126の動きを発生する。こ の代わりに、弾性的に延びるクランプ部材129の弾性的な延びを発生するのに 必要な移動可能な部材126の動きを発生させる湾曲バネあるいは圧縮バネをク ランプ装置125を操作する第一操作装置147にも配置できる。 互いに反対側に付属するクランプ面139a と141,142あるいは139 b と128はそれぞれ焼型98の主型分離面に対して互いに僅かにずれた角度で 傾いていて、クランプ装置125が締め付けられると、加速方向136に先細り の隙間を形成する。クランプ面139a と141,142あるいは139b と1 28の相互位置および相互形状はこれ等のクランプ面139a と141,142 あるいは139b と128の間の密着力で自己阻止性の摩擦係合のために選択さ れた材料に依存し、多分実験的に決定する必要がある。この隙間の開口角は、ク ランプ面139a と141,142あるいは139b と128に対してこれ等の 間の密着力で自己阻止性の摩擦係合を与えるために選択された各材料対の付着角 度より小さい。この隙間の開口角は、好適実施例の材料対、硬質金属と硬質金属 の場合6度である。 閉じた天火挟持体97では、自己担持する挟持体部品116,118は各オー ブン98内でベーキング処理の間に生じる内圧を受け止め、この内圧を天火挟持 体97の横縁部に隣接するヒンジ117と、対向する天火挟持体97の横縁部に 配置され、そこで締め付けられているクランプ装置125に伝達する。ヒンジ1 17と締め付けられているクランプ装置125は天火挟持体97の開く方向に作 用する内圧に逆らい、天火挟持体97を閉ざしている。焼型98の型二分割品1 19,120,120a はこの自己担持する挟持体部品116,118内に既に 組み込まれているか、あるいは自己担持する挟持体部品から取り出せる型二分割 品として形成され、自己担持する挟持体部品に支持するためベーキング処理の間 に生じる内圧に耐えない。自己担持する挟持体部品内に組み込まれた、あるいは 入れた焼型は平らなベーキング板、あるいは母型と父型から成る平坦なカップあ るいは深いグラスあるいはコーンの焼型であってもよい。 参照符号のリスト 1 オーブン 2 オーブン1のベーキング空間 3 オーブン1の前ヘッド 4 オーブン1の型に流し込むステーション 4a 流し込むステーション4の型に流し込む装置 5 オーブン1の排出ステーション 6 オーブン1の天火挟持体チェーン 7 オーブン1の天火挟持体 8 オーブン1の天火挟持体の移動方向 9 オーブン1の天火挟持体チェーン6の上輸送面 10 オーブン1の天火挟持体チェーン6の下輸送面 11 天火挟持体チェーン6の前偏向部 11a 11の中心軸 11b 輸送チェーン23,24の前チェーン車 12 天火挟持体チェーン6の後偏向部 12a 12の中心軸 12b 輸送チェーン23,24の後チェーン車 13 天火挟持体7の挟持体下部品 13a 挟持体下部品13の主部分 13b 下案内ヘッド 13c 13a の前側壁 13d 13a の後側壁 13e 自由端での13a の横壁 13f 案内刃14での13a の横壁 13g 前焼型下部品21の焼型ホルダ32の軸受アーム32a の軸ボルト 13h 後焼型下部品22の焼型ホルダ32の軸受アーム33a の軸ボルト 13i 前焼型下部品21の焼型ホルダ32への第二型分離面に平行な当接 面32b に対する移動方向8を向いた第二型分離面とは反対の当接 ブロック13m の当接面 13k 後焼型下部品22の焼型ホルダ33への第二型分離面に平行な当接 面33b に対する移動方向8とは反対に後ろ向きで第二型分離面と は反対の当接ブロック13m の当接面 13m 13a の前側壁13c あるいは後側壁13d の当接ブロック 14 天火挟持体7の案内刃 14a 案内刃14の長手中心面 14b 案内刃14の横中心面 14c 前内部案内面 14d 前外部案内面 14e 後内部案内面 14f 後外部案内面 15 天火挟持体7の下上部品 15a 主部分 15b 上案内ヘッド 15c 天火挟持体7の案内刃14で15b に続く15a の内終端領域 15d 15a の自由端 15e 運動機構26の内制御継ぎ目板26a に対する15a の終端領域1 5c での内制御面 15f 運動機構26の外制御継ぎ目板26b に対する15a の自由端15 d での外制御面 16 天火挟持体の焼型 17 焼型16の上型二分割品 17a 19の上端部19b での主型分離面に対向する17の気密面 18 焼型16の下型二分割品 19 父型、上型二分割品17の型の芯 19a 型の芯19の自由端 19b 型の芯19の上端部 20 母型あるいは下型二分割品18の型の切欠 20a 型の切欠20の自由端 21 焼型16の前焼型下部品 21a 第二型分離面に対する21の気密面 21b 21の曲がった前上外クランプ面 21c 21の曲がった下外クランプ面 21d 21b に対する21の硬質金属挿入物 21e 21c に対する21の硬質金属挿入物 22 焼型6の後焼型下部品 22a 第二型分離面に対する22の気密面 22b 22の曲がった後上外クランプ面 22c 22b に対する22の硬質金属挿入物 22d 22b の曲がった軸 22e 22b の曲率半径 23 天火挟持体7の自由端での輸送チェーン 23a 23のチャーン継ぎ目板 24 案内刃14での輸送チェーン 24a 24のチェーン継ぎ目板 25 焼上がったコーン状あるいはカップ状の型本体 26 焼型二分割品21,22に対する運動機構 26a 15a の内端部領域15c での内制御継ぎ目板 26b 15a の自由端15d での外制御継ぎ目板 26c 内制御継ぎ目板26a に対する内押棒 26d 外制御継ぎ目板26b に対する外押棒 26e 制御継ぎ目板26a,26b の押棒26c,26d に対するオーブン1 の制御レール 27 挟持体上部品15の制御ロール28の案内レール 28 天火挟持体7の挟持体上部品15の制御ロール 29 天火挟持体チェーン6の走行車 30 上クランプ装置 31 下クランプ装置 32 前焼型下部品21の焼型ホルダー 32a 32の軸受アーム 32b 13a の前側壁13c または後側壁13d での13m の当接面13 k に対する第二型分離面に平行な33の当接面 32c 運動機構26の制御継ぎ目板26a,26b の案内通路40での第二 第二型分離面に平行な32の制御ボルト 33 後焼型下部品22の焼型ホルダー 33a 33の軸受アーム 33b 13a の前側壁13c あるいは後側壁13d での13m の当接面1 3k に対する第二型分離面に平行な33の当接面 33c 運動機構26の制御継ぎ目板26a,26b の前端部に対する第二型 分離面に平行な33の軸受ボルト 34 案内刃14に対する下案内ヘッド13b の貫通部 34a 貫通部34の長手中心面 34b 貫通部34の上平面 35 貫通部34の上平面 35a 前ロール本体 35b 後ロール本体 36 貫通部34の下平面 36a 前ロール本体 36b 後ロール本体 37 貫通部34の上案内ロール 37a 前内部案内ロール 37b 前外部案内ロール 37c 後内部案内ロール 37d 後外部案内ロール 38 貫通部34の下案内ロール 38a 前内部案内ロール 38b 前外部案内ロール 38c 後内部案内ロール 38d 後外部案内ロール 39 皿バネ 40 運動機構26の制御継ぎ目板26a,26b の案内通路 40a 前焼型下部品21の焼型ホルダ32の制御ボルト32c に対する案 内通路の移動方向8とは反対に後ろ向きの前当接面 40b 40の上横壁(段なし) 40c 段が付き、前焼型下部品21の焼型ホルダ32の制御ボルト32c に対する移動方向8に向いた後当接面40d を有する40の下横壁 40d 前焼型下部品21の焼型ホルダ32の制御ボルト32c に対する移 動方向8に向いた案内通路40の後当接面 41 上クランプ装置30の2アームの前クランプレバー 41a 41のC字形の前クランプアーム 41b 閉鎖ステーション45の第一前閉鎖ロール45a に対するクランプ アーム41a の曲がった外係合面 41c クランプアーム41a のクランプ部分 41d クランプ部分41c の平坦なクランプ面 41e 41の後操作アーム 41f 開ステーション46の第一前開ロール46a に対する41e の外係 合面 41g クランプ部分41c の平坦なクランプ面41d に対する硬質金属挿 入物 42 上クランプ装置30の2アーム後クランプレバー 42a 42のC字形の後クランプアーム 42b 閉鎖ステーション45の第二後閉鎖ロール45b に対するクランプ アーム42a の曲がった外係合面 42c クランプアーム42a のクランプ部分 42d クランプ部分42c の平坦なクランプ面 42e 42の前操作アーム 42f 閉鎖ステーション45の第二後閉鎖ロール45a に対する42e の 外係合面 42g 2アーム後クランプレバー42に対する引張方向 42h 平坦なクランプ面42d に対する42c の硬質金属挿入物 42i 42c の平坦なクランプ面42d に対する旋回半径 43 上クランプ装置30の二つのクランプレバー41,42の軸受 44 上クランプ装置30の二つのクランプレバー41,42の旋回軸 45 上クランプ装置30の二つのクランプレバー41,42に対する閉 鎖ステーション 45a 上クランプ装置30の2アーム前クランプレバー41のクランプア ーム41a の曲がった外係合面に対する第一前閉鎖ロール 45b 上クランプ装置30の2アーム後クランプレバー42のクランプア ーム42a の曲がった外係合面に対する第二後閉鎖ロール 46 開ステーション 46a 上クランプ装置30の2アーム前クランプレバー41の後操作アー ム41e の外係合面に対する第一前開ロール 46b 上クランプ装置30の2アーム後クランプレバー42の前操作アー ム42e の外係合面に対する第二後開ロール 47 下クランプ装置31の下クランプレバー 47a 47のC字形の下クランプアーム 47b 他の閉鎖ステーション50の閉鎖ロール50a に対する47a の曲 がった外係合面 47c クランプアーム47a のクランプ部分 47d クランプアーム47a のクランプ部分47c の平らなクランプ面 47e 47の後操作アーム 47f 他の開ステーション51の開ロール51a に対する47e の外係合 面 48 後焼形下部品22での下クランプ装置31の下クランプレバー47 の軸受 49 軸受48の下クランプレバー47の旋回軸 50 他の閉鎖ステーション 50a 50の閉鎖ロール 51 他の開ステーション 51a 51の開ロール 52 案内板53の中間スペース 53 案内板 53a 53の最初 53b 53の終端部分 53c 天火挟持体7の案内刃14の軌道に隣接する終端部53b の内部分 53d 天火挟持体7の自由端の軌道に隣接する終端部53b の外部分 54 排出ステーション5の搬送ベルト 55 吹付ステーション 55a 55の吹付円管 55b 55a の吹付ノズル 56 オーブン 57 56のベーキング空間 58 56の前ヘッド 59 56の天火挟持体チェーン 60 天火挟持体チェーン59の開閉可能な天火挟持体 61 オーブン56内の天火挟持体60あるいは天火挟持体チェーン59 の移動方向 62 オーブン56内の上輸送面 63 56の排出ステーション 64 56の形に流し込むステーション 64a 64の固定形に流し込む装置 65 オーブン56内の下輸送面 66 オーブン56内の天火挟持体チェーン59の前偏向部 67 オーブン56内の天火挟持体チェーン59の後偏向部 68 天火挟持体60の挟持体上部品 68a 68または69の上ヒンジ部分 68b 68の上終端部 68c 68の上終端部68b での上前間隔ボルト 68d 68の上終端部68b での上後間隔ボルト 68e 68の上終端部68b での曲がった外クランプ面 69 天火挟持体60のヒンジ 70 天火挟持体60の挟持体下部品 70a 68または69の下ヒンジ部分 70b 70の下終端部 70c 70の下終端部70b での下前間隔ボルト 70d 70の下終端部70b での下後間隔ボルト 70e 70の下終端部70b での曲がった外クランプ面 71 天火挟持体60の焼型 72 71の上型二分割品 72a 72の上焼板 72b 72の前上閉鎖桟 72c 72の後上閉鎖桟 72d 72の上補強リブ 73 71の下型二分割品 73a 73の下焼板 73b 73の内下閉鎖桟 73c 73の外下閉鎖桟 73d 73の下補強リブ 74 天火挟持体60の挟持体上部品68の制御ロール 75 天火挟持体60のヒンジ69での輸送チェーン 75a 75のチェーン継ぎ目板 76 天火挟持体60の自由端での輸送チェーン 76a 76のチェーン継ぎ目板 77 天火挟持体チェーン59の走行車 78 オーブン56の走行レール 79 天火挟持体60に対するクランプ装置、第一実施例 80 クランプ装置のC字形のフック 81 フック80の上クランプ部分 81a フック80の平坦な上クランプ面 82 フック80の下クランプ部分 82a フック80の平坦な下クランプ面 83 天火挟持体60に対するクランプ装置、第二実施例 84 天火挟持体60の挟持体上部品68の上終端部68b の横突起 84a 84の曲がった外クランプ面 85 クランプ装置83の2アームクランプレバー 85a 85のC字形の前クランプアーム 85b クランプアーム85a のクランプ部分 85c クランプアーム85a のクランプ部分85b の平坦なクランプ面 85d クランプ装置83の2アームクランプレバー85を緩めるための8 5の第一操作栓 85e 85の後操作アーム 85f クランプ装置83の2アームクランプレバー85を締め付けるため の85の第二操作栓 86 クランプ装置83の2アームクランプレバー85に対する天火挟持 体60の挟持体下部品70の下終端部76b での軸ボルト 87 クランプ装置83の2アームクランプレバー85に対する天火挟持 体60の下終端部70b での軸ボルト86の旋回軸 88 クランプ装置83の2アームクランプレバー85の引き締め傾斜方 向 89 焼形71に装着された天火挟持体60用の前クランプ装置 90 焼形71に装着された天火挟持体60用の後クランプ装置 91 天火挟持体60の焼型71の上型二分割品72の後突起 91a 91の曲がった外クランプ面 92 天火挟持体60の焼型71に対する後クランプ装置90のクランプ レバー 92a 92のクランプアーム 92b クランプアーム92a のクランプ部分 92c 92a のクランプ部分92b の平坦なクランプ面 92d 92の操作アーム 92e 92の操作ロール 93 後クランプ装置90のクランプレバー92に対する天火挟持体60 の焼型71の下型二分割品72での旋回軸 94 後クランプ装置90の加速方向 95 オーブン 96 95の天火挟持体チェーン 97 95の天火挟持体 98 97内の焼型 99 95の前ヘッド 100 95のベーキング空間 101 オーブン95内の天火挟持体97の移動方向 102 96の左輸送チェーン 102a チェーン継ぎ目板 103 96の右輸送チェーン 103a チェーン継ぎ目板 104 95の上輸送面 105 95の下輸送面 106 上輸送面104の左走行レール 107 上輸送面104の右走行レール 108 96の左走行車 109 96の右走行車 110 96の前偏向部 111 96の後偏向部 112 挟持体上部品118での制御ロール 113 95の排出ステーション 114 95の型に流し込むステーション 115 前ヘッド99の連動棒 116 97の挟持体下部品 117 97のヒンジ 118 97の挟持体上部品 119 98の下型二分割品 120 98の下型二分割品 120a 上型二分割品120の位置としての父型 121 97の下終端部 122 97の上終端部 123 97の下間隔ボルト 124 97の上間隔ボルト 125 97のクランプ装置 126 125の移動可能なクランプ部材 127 126のクランプ部分 128 129のクランプ面 129 125の弾性的に延びるクランプ部材 130 129のヘッド部分 131 129の固定部分 132 122中の131に対する穴 133 129の弾性的に延びる部分 134 130内の横通路 135 129に対する121中の切欠 136 127の加速方向 137 126の回転軸 138 126の自由端 139 126の鉤部分 139a クランプ面を有する139の内側面 139b クランプ面を有する139の外側面 140 139の自由端 141 121の裏側でのクランプ面 142 121の裏側でのクランプ面 143 126に対する125の操作ロール 144 126に対する125の湾曲バネ 145 126に対する144の接続部 146 126に対する144の接続部 147 114の後の125に対する第一操作装置 148 113の前の125に対する第二操作装置 149 106の下側での板 150 閉鎖部材 151 150の回転軸 152 圧縮バネ 153 開始部材 154 案内通路 155 角度レバー 156 155の回転軸 157 155に対する操作シリンダ 158 開口部材 159 切換棒 160 95の側壁 161 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 A2123/94 (32)優先日 1994年11月16日 (33)優先権主張国 オーストリア(AT) (31)優先権主張番号 A2124/94 (32)優先日 1994年11月16日 (33)優先権主張国 オーストリア(AT) (31)優先権主張番号 A1871/95 (32)優先日 1995年11月15日 (33)優先権主張国 オーストリア(AT) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AM,AU,BB,BG,B R,BY,CA,CN,CZ,EE,FI,GE,HU ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR, LT,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,RO,RU,SD,SG,SI,SK ,TJ,TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 ハース・ヨハン オーストリア国、アー−3400 クロステル ノイブルク、ザイトヴェーク、5 (72)発明者 コレトニク・エリッヒ オーストリア国、アー−3400 クロステル ノイブルク、アンツェングルーバーストラ ーセ、7 【要約の続き】 内で運動機構が天火挟持体の間に配置されている。是あ の運動機構は天火挟持体チェーンの偏向部を通過する時 に母型を開閉する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.天火挟持体(7,60,97)の中に収納された焼型(16,71,98) が、主に父型として形成された上型二分割品(17,72,120,120a) とこの上型二分割品とは主型分離面で分離された主に母型として形成された下型 分割品(18,73,119)を用いて薄肉成形品を成形して焼上げる少なくと も一つの中空空間を仕切り、天火挟持体(7,60,90)が下型分割品(18 ,73,119)を納める挟持体下部品(13,70,116)とこの挟持体下 部品に対して焼型(16,71,98)を開閉するため往復移動し、上型二分割 品(17,72,120,120a)を納める挟持体上部品(15,68,11 8)を有し、その場合、前記型二分割品(17,72,120,120a)およ び/または挟持体部品(13,15,68,70,116,118)が焼型(1 6,71,98)を閉ざした時、相互に当たる状態のストッパー(68c,68d, 70c,70d,123,124)および/または気密面(17a,18a,21a,22 a)を有し、ベーキング処理の間に延びるベーカリーあるいは型に流し込む材料 から薄肉成形品を作製するための天火挟持体(7,60,97)において、閉じ た焼型(16,71,98)の焼型部品(17,18,21,22,72,73 ,119,120,120a)を重ねて押圧するため、少なくとも一つのクラン プ装置(30,31,79,83,90,125)を備え、このクランプ装置が 締め付けた場合に少なくとも閉じた焼型(16,71,98)の二つの焼型部品 (17,18,21,22,72,73,119,120,120a)を所定の 初期応力で互いに押圧し、少なくともその動きの遊びを排除し、このクランプ装 置(30,31,79,83,90,125)が焼型(16,71,98)を閉 ざす時に移動可能な少なくとも一つのクランプ部材(41,42,47,80, 85,92,126)を有し、このクランプ部材が両方の型二分割品(17,1 8,72,73,119,120,120a)あるいは両方の挟持体部品(13 ,15,68,70,116,118)に移動しないように締め付け可能である か、あるいは一方の型二分割品(17,18,72,73)か、あるいは一方の 型二分割品(13,15,68,70)に傾斜可能に固定され、他方の型二分割 品(17,18,72,7 3)か、あるいは他方の型二分割品(13,15,68,70)に移動しないよ うに締め付けられ、各型二分割品(17,18,72,73)あるいは各挟持体 部品(13,15,68,70)に対するクランプ部材(41,42,47,8 0,85,92)がこの型二分割品(17,18,72,73)あるいはこの挟 持体部品(13,15,68,70)に付けたクランプ装置(30,31,79 ,83,90)の外側クランプ面(21b,21c,22b,68e,70e,91a)に 密着力で自己阻止性の摩擦係合をするクランプ部分(41c,42c,47c,81, 82,85b,92b)を有し、クランプ部材(41,42,47,80,85, 92)がその各クランプ部分(41c,42c,47c,81,82,85b,92b) を用いて、動きの遊びを除去するため、更にクランプ部材(41,42,47, 80,85,92)の弾性的な延びにより生じるべき初期応力を付けるため移動 可能になるまで、外側クランプ面(21b,21c,22b,68e,70e,91a)に 沿って、クランプ装置(30,31,79,83,90)の各外側クランプ面( 21b,21c,22b,68e,70e,91a)に密着力で自己阻止性の摩擦係合をす ることを特徴とする天火挟持体。 2.閉じた焼型に外から載せることができ、閉じた焼型から再び取り出すことの できる少なくとも一つのクランプ装置を設け、このクランプ装置がほぼC字形の フックとして形成された少なくとも一つのクランプ部材を有し、このフックは両 端に互いに対向するクランプ部分を有し、これ等のクランプ部分が型二分割品の 一方に配設されたクランプ装置の外側クランプ面と密着力で自己阻止性の摩擦係 合をすることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の天火挟持体。 3.焼型(71)を閉ざした時に天火挟持体(60)の上に外から載せて、天火 挟持体(60)から焼型(71)を閉ざした時に再び取り出せるクランプ装置( 79)を設け、このクランプ装置がほぼC字形のフック(80)として形成され た少なくとも一つのクランプ部材を有し、このフックがその両端に互いに対向す るクランプ部分(81,82)を有し、これ等のクランプ部分が挟持体部品(6 8,70)の一方に配置されたクランプ装置(79)の外側クランプ面(68e, 70e)とそれぞれ密着力で自己阻止性の摩擦係合をすることを特徴とする請求 の範囲第1項に記載の天火挟持体。 4.フック(80)のクランプ部分(81,82)にそれぞれ密着力で自己阻止 性の摩擦係合をするクランプ装置(79)の外側クランプ面(68e,70e)は 主型分離面の両側に対して鏡対称に配置されていることを特徴とする請求の範囲 第2項または第3項に記載の天火挟持体。 5.閉じた焼型(16,71)の型二分割品(17,18,72,73)を互い に押し付けるため、一方の型二分割品(17,18,72,73)に装着でき、 外から操作でき、他方の型二分割品(18,72,73)に締め付けできこの他 方の型二分割品から再び取り外せる少なくとも一つのクランプ装置(30,31 ,89,90)を備え、このクランプ装置が少なくとも一つのクランプ部材を有 し、このクランプ部材が一方の型二分割品(18,73)で傾斜可能に支承され 、その旋回軸(44,93)に対向するクランプ部分(41c,42c,92b)を 備えたクランプレバー(41,42,92)として形成され、このクランプレバ ーはクランプ部分(41c,42c,92b)で一方の型二分割品(18,73)に 対して傾斜する時、他方の型二分割品(18,72,73)に配置されたクラン プ装置(30,31,89,90)の外側クランプ面(21b,22b,91a)と 密着力で自己阻止性の摩擦係合を行い、そのクランプ部分(41c,42c,92b )を用いてクランプ装置(30,31,89,90)のクランプ面(21b,22 b,91a)と密着力で自己阻止性の摩擦係合を行うクランプレバー(41,42 ,92)が、両方の型二分割品(17,18,72,73)に対して、動きの遊 びを除去するため、そして更にクランプレバー(41,42,92)の弾性的な 延びにより生じる初期応力が生じるまで傾くことを特徴とする請求の範囲第1項 に記載の天火挟持体。 6.クランプ装置は、一方の型二分割品のところに共通の旋回軸の周りに旋回可 能に使用された二つのクランプレバーと、他方の型二分割品のところに互いに間 隔を保って配置された二つの外側クランプ面を有し、これ等のクランプ面にはク ランプレバーのクランプ部分がそれぞれ密着力で自己阻止性の摩擦係合を行って いることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の天火挟持体。 7.閉じた焼型(71)の型二分割品(72,73)を互いに押圧するため、一 方の挟持体部品(70)に装着され、外部から操作でき、他方の挟持体部品 (68)に締め付けでき、この挟持体部品から再び緩めることのできる少なくと も一つのクランプ装置(83)が設けてあり、このクランプ装置は一方の挟持体 部品(70)に傾斜可能に支承され、旋回軸(87)に対向うるクランプ部分( 85b)を備えたクランプレバー(85)として形成された少なくとも一つのク ランプ部材を有し、前記クランプレバーは一方の挟持体部品(70)に対して傾 く時にそのクランプ部分(85b)で他方の挟持体部品(68)に配置されたク ランプ装置(83)の外側クランプ面(84a)に密着力で自己阻止性の摩擦係 合を行い、その場合、クランプ部分(85b)でクランプ装置(83)の外側ク ランプ面(84a)に密着力で自己阻止性の摩擦係合を行うクランプレバー(8 5)が二つの挟持体部品(68,70)に対して動きの遊びを除去するため、そ の上、クランプレバー(5)の弾性的な延びにより生じる初期応力を与えるまで 傾斜することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の天火挟持体。 8.クランプ装置は、一方の挟持体部品のとろに共通の旋回軸周りに傾斜可能に 支承された二つのクランプレバーと、他方の挟持体部品に互いに間隔を保って配 置された二つの外側クランプ面を有し、このクランプ面を用いてクランプレバー のクランプ部分が互いに密着力で自己阻止性の摩擦係合を行うことを特徴とする 請求の範囲第7項に記載の天火挟持体。 9.クランプレバー(41,42,85,92)の旋回軸(44,87,93) と、このレバーのクランプ部分(41c,42c,85b,92b)と密着力で自己阻 止性の摩擦係合を行うクランプ装置(30,31,83,89.90)の外側ク ランプ面(21b,22b,84a,91a)とは主型分離面に対してほぼ対称に配置 されていることを特徴とする請求の範囲第5項または第7項に記載の天火挟持体 。 10.2部品の母型として形成された下型二分割品は、主型分離面に対して垂直な 第二型分離面により二つの焼型下部品に分割され、そのうちの少なくとも一方の 焼型下部品が挟持体下部品の中に移動可能に収納され、第二型分離面に対向する 気密面で母型を閉ざした時に互いに重なる二つの焼型部品を互いに押圧するため 、両方の焼型下部品に母型が閉じた時に外から載置でき、再び取り出す ことができる少なくとも一つの下クランプ装置が設けてあり、この下クランプ 装置は動きの遊びを除去するため、および二つの焼型下部品を互いに押圧する所 定の初期応力を二つの焼型下部品に与えるため締め付けできることを特徴とする 請求の範囲第1〜9項の何れか1項に記載の天火挟持体。 11.下クランプ装置は、ほぼC字形のフックとして形成された少なくとも一つの クランプ部材を有し、前記フックはその両端に互いに対向するクランプ部分を有 し、これ等のクランプ部分はそれぞれ焼型下部品の一方に配置された下クランプ 装置の外側クランプ面と密着力で自己阻止性の摩擦係合を行い、フックはそのク ランプ部分で、動きの遊びを除去し、更にフックの弾性的な延びにより与えられ るべき初期応力を与えるようにクランプ面に沿って移動できるまで、焼型下部品 のい報に配設された下クランプ装置の外側クランプ面と密着力で自己阻止性の摩 擦係合を行うことを特徴とする請求の範囲第10項に記載の天火挟持体。 12.フックのクランプ部分にそれぞれ密着力で自己阻止性の摩擦係合を行うクラ ンプ装置の二つの外側クランプ面は第二型分離面の両側に対して鏡面対称に配置 されていることを特徴とする請求の範囲第11項に記載の天火挟持体。 13.2部品の母型として形成された下型二分割品(18)は主型分離面に垂直な 第二型分離面により二つの焼型下部品(21,11)に分割され、そのうちの少 なくとも一つの焼型下部品(21,22)は挟持体下部品(13)の中に移動可 能に収納され、第二型分離面に対向する気密面(21a,22a)で母型た閉じた 時に互いに重なる二つの焼型下部品(21,22)を互いに押圧するため、一方 の焼型下部品(22)に装着され、外部から操作できる少なくとも一つの下クラ ンプ装置(31)を備え、このクランプ装置は動きの遊びを除去するため、そし て二つの焼型下部品(21,22)を互いに押圧する所定の初期応力を与えるた め他方の焼型下分(21)に締付できることを特徴とする請求の範囲第1〜9項 の何れか1項に記載の天火挟持体。 14.下クランプ装置(31)は一方の焼型下部品(22)に旋回可能に支承され 、旋回軸(49)に対向するクランプ部分(47c)を備えたクランプレバー( 47)として形成された少なくとも一つのクランプ部材を有し、前記クラン クレバーは一方の焼型下部品(22)に対して傾く時にクランプ部分(47c) で他方の焼型下部品(21)にある下クランプ装置(31)の外側クランプ面( 21c)と密着力で自己阻止性の摩擦係合を行い、クランプ部分(47c)で他方 の焼型下部品(21)にある下クランプ装置(31)の外側クランプ面(21c )と密着力で自己阻止性の摩擦係合を行っているクランプレバー(47)は二つ の焼型下部品(21,22)に対して、動きの遊びを除去し、更にクランプレバ ー(47)の弾性的な延びにより与えられる初期応力を与えるまで傾斜すること を特徴とする請求の範囲第13項に記載の天火挟持体。 15.クランプレバーの旋回軸とこのクランプ部分に密着力で自己阻止性の摩擦係 合を行う下クランプ装置の外側クランプ面とは第二型分離面に対してほぼ対称に 配置されていることを特徴とする請求の範囲第14項に記載の天火挟持体。 16.父型として形成された上型二分割品(17)と、この上型二分割品から主型 分離面により分離し、母型として形成された下型二分割品(18)とを備え、天 火挟持体(7)に収納される焼型(16)が薄肉成形品(25)を成形した焼上 げる少なくとも一つの中空空間を仕切り、天火挟持体(7)が下型二分割品(1 8)を収納する挟持体下部品(13)とこの挟持体下部品に対して焼型(16) を開閉するため往復移動し、上型二分割品(17)を収納する挟持体上部品(1 5)を有し、下型二分割品(18)が主型分離面に垂直な第二型分離面により二 つの焼型下部品(21,22)に分割され、これ等の焼型下部品が第二型分離面 に付属し、母型と閉ざした時に相互に当接する気密面(21a,22a)を有し、 ベーキングの間に延びるベーカリーあるいは型に流し込む材料から薄肉成形品( 25)を作製する天火挟持体(7)において、閉じた焼型(16)の型二分割品 (17,18)と焼型下部品(21,22)を互いに押圧するため、上型二分割 品(18)あるいは挟持体上部品(15)に装着され、外部から操作できる少な くとも一つのクランプ装置(30)を備え、このクランプ装置が動きの遊びを除 去し、二つの型二分割品(17,18)と二つの焼型下部品(21,22)を互 いに押圧する所定の初期応力を与えるため二つの焼型下部品(21,22)に不 動に締付可能であり、クランプ装置(30)が少なくとも二つのクランプ部材を 有し、これ等のクランプ部材が上型二分割品 (18a)あるいは挟持体上部品(15)に旋回可能に支承され、それぞれ旋回 軸(44)に対向するクランプ部分(41c,42c)を備えたクランプレバー( 41,42)として形成され、これ等のクランクレバーがそのクランプ部分(4 1c,42c)によりそれぞれ一方の焼型下部品(21,22)に配置されたクラ ンプ装置(30)の外側クランプ面(21b,22b)と密着力で自己阻止性の摩 擦係合を行い、クランクレバー(41,42)がそのクランプ部分(41c,42 c)により各焼型下部品(21,22)に配置されたクランプ装置(30)の外 側クランプ面(21b,22b)と密着力で自己阻止性の摩擦係合を行い、動きの 遊びを除去し、更にクランプレバー(41,42)の弾性的な延びにより与えら れるべき初期応力を与えるまで傾斜可能であることを特徴とする天火挟持体。 17.両方のクランプレバー(41,42)は共通の旋回軸(44)の周りに旋回 可能で、クランプレバー(41,42)のクランプ部分(41c,42c)と密着 力で自己阻止性の摩擦係合を行い、それぞれ二つの焼型下部品(21,22)の 一方の配置されたクランプ装置(30)の外側クランプ面(21b,22b)は第 二型分離面の両側にほぼ鏡面対称に配置され、両方のクランプレバー(41,4 2)の旋回軸(44)と共に第二型分離面にほぼ対称な二等辺三角形を形成する ことを特徴とする請求の範囲第16項に記載の天火挟持体。 18.第二型分離面に対向する気密面で母型が閉じた時に重なる二つの焼型下部品 を互いに押圧するため、母型が閉じた時に二つの焼型下部品に外から載置でき、 再び取り出せる少なくとも一つの下クランプ装置を備え、この下クランプ装置が 動きの遊びを除去するため、および両方の焼型下部品を互いに押圧する所定の初 期応力を与えるため二つの焼型下部品で締付可能であることを特徴とする請求の 範囲第17項に記載の天火挟持体。 19.下クランプ装置はほぼC字形のフックとして形成された少なくとも一つのク ランプ部材を有し、このフックは両端に互いに対向するクランプ部分を備え、こ れ等のクランプ部分がそれぞれ一方の焼型下部品に配設された下クランプ装置の 外側クランプ部分と密着力で自己阻止性の摩擦係合を行い、このフックはそのク ランプ部分で焼型下部品に配設された下クランプ装置の外側クランプ面 と密着力で自己阻止性の摩擦係合を行い、動きの遊びを除去し、更にフックの弾 性的な延びにより与えられるべき初期応力を与えるためにクランプ面に沿って移 動できることを特徴とする請求の範囲第18項に記載の天火挟持体。 20.それぞれフックのクランプ部分と密着力で自己阻止性の摩擦係合を行うクラ ンプ装置の二つの外側クランプ面は第二型分離面の両側に鏡面対称に配置されて いることを特徴とする請求の範囲第19項に記載の天火挟持体。 21.母型を閉ざした時に第二型分離面に対向する気密面(21a,22a)と共に 互いに重なる二つの焼型下部品(21,22)を互いに押圧するため、一方の焼 型下部品(22)に装着され、外部から操作できる少なくとも一つの下クランプ 装置(31)を設け、この下クランプ装置は動きの遊びを除去して両方の焼型下 部品(21,22)を互いに押圧する所定の初期応力を与えるために他方の焼型 下部品(21)に締付可能であることを特徴とする請求の範囲第17項に記載の 天火挟持体。 22.下クランプ装置(31)は、一方の焼型下部品(22)に傾斜可能に支承さ れ、旋回軸(49)に対向するクランプ部分(47c)を備えたクランプレバー (47)として形成された少なくとも一つのクランプ部材を有し、このクランプ レバーは一方の焼型下部品(22)に対して傾ける場合、そのクランプ部分(4 7)を他方の焼型下部品(21)に配設された下クランプ装置(31)の外側ク ランプ面(21c)と密着力で自己阻止性の摩擦係合を行い、クランプ部分(4 7c)を下クランプ装置(31)の外側クランプ面(21c)と密着力で自己阻止 性の摩擦係合を行うクランプレバー(47)は両方の焼型下部品(21,22) に対して動きの遊びを除去して、更にクランプレバー(47)の弾性的な延びに より与えられるべき初期応力を与えるまで傾斜可能であることを特徴とする請求 の範囲第21項に記載の天火挟持体。 23.クランプレバーの旋回軸とこのレバーのクランプ部分と密着力で自己阻止性 の摩擦係合を行う下クランプ装置の外側クランプ面とは、第二型分離面に対して ほぼ対称に配置されていることを特徴とする請求の範囲第22項に記載の天火挟 持体。 24.天火挟持体(97)の中に収納される焼型(98)は、主に父型として形成 された上型二分割品(120,120a)とこの上型二分割品から主型分離面に より分離され、主に母型として形成された下型二分割品(119)で薄肉成形品 を成形して焼上げる少なくとも一つの中空空間を仕切り、天火挟持体(97)が 下型二分割品(119)を収納する挟持体下部品(116)とこの挟持体下部品 に対して焼型(98)を開閉するため往復移動し、上型二分割品(120,12 0a)を収納する挟持体上部品(118)を有し、型二分割品(119,120 ,120a)および/または挟持体部品(116,118)は焼型(98)を閉 ざした時に互いに当接するストッパー(123,124)および/または気密面 を有し、ベーキング処理の間に延びるベーカリーあるいは型に流し込む材料から 薄肉成形品を作製する天火挟持体(98)において、閉じた焼型(98)の型二 分割品(119,120,120a)および/または挟持体部品(116,11 8)を互いに押圧するため、締付時に閉じた焼型(98)の少なくとも両方の型 二分割品(119,120,120a)を所定の初期応力で互いに押圧し、少な くともその固有な動きの遊びを排除する少なくとも一つのクランプ装置(125 )を設け、このクランプ装置(125)が焼型(98)を閉ざした時に移動可能 なクランプ部材(126)を有し、このクランプ部材が両方の型二分割品(11 9,120,120a)あるいは両方の挟持体部品(116,118)に不動に 締め付け、移動可能なクランプ部材(126)が一方の型二分割品(119)あ るいは一方の挟持体部品(116)に移動可能に支承され、焼型(98)を閉ざ した時に他方の型二分割品(120,120a)あるいは他方挟持体部品(11 8)に固定連結する前記クランプ装置(125)の弾性的に延びるクランプ部材 (129)と嵌合し、移動可能なクランプ部材(126)が弾性的に延びるクラ ンプ部材(129)に装着された少なくとも一つのクランプ面(128)と形状 を合わせ密着力で自己阻止性の摩擦係合を行う移動可能なクランプ部分(127 )を有し、移動可能なクランプ部材(126)がそのクランプ部分(127)を 弾性的に延びるクランプ部材(129)と密着力で自己阻止性の摩擦係合を行い 、このクランプ部材(129)に対して動きの遊びを除去し、弾性的に延びるク ランプ部材(129)の弾性的な延びにより与えるべき初期応力を与えるまで移 動できることを 特徴とする天火挟持体。 25.クランプ装置(125)は天火挟持体(97)を閉ざした時に前側で互いに 対向する型二分割品(119,120,120a)または挟持体部品(116, 118)の二つの終端部(121,122)に取り付けでき、弾性的に延びるク ランプ部材(129)は一方の第一終端部(122)の前側から突出し、天火挟 持体(97)を閉ざした時に他方の第二終端部(121)の裏側を越えて突出す るヘッド部(130)を有し、移動可能なクランプ部材(126)は第二終端部 (121)の裏側に移動可能に支承され、弾性的に延びるクランプ部材(129 )のヘッド部(130)と第二終端部(121)の裏側の間で締付可能なクラン プ部分(127)を有し、弾性的に延びるクランプ部材(129)のヘッド部( 130)と第二終端部(121)の裏側および移動可能なクランプ部材(126 )のクランプ部分(127)に互いに付属し、相互に密着力で自己阻止性の摩擦 係合を行うクランプ面(139a,139b,141,142)が設けてあり、移動 可能なクランプ部材(126)がそのクランプ部分(127)を前記クランプ面 (139a,139b,141,142)と型に合わせ密着力で自己阻止性の摩擦係 合を行い、第二終端部(121)の裏側に沿って動きの遊びを除去し、更に弾性 的に延びるクランプ部材(129)の弾性的な延びにより与えられるべき初期応 力を与えるまで移動可能であることを特徴とする請求の範囲第24項に記載の天 火挟持体。 26.弾性的に延びるクランプ部分(129)のヘッド部(130)には、貫通路 (134)が設けてあり、この貫通路は第一終端部(122)の前側に対向する 通路壁に移動可能なクランプ部材(126)のクランプ部分(127)と係合す るクランプ面(128)を備えていることを特徴とする請求の範囲第25項に記 載の天火挟持体。 27.移動可能なクランプ部材(126)は主型分離面に垂直な軸(137)の周 りに傾斜する鉤状のレバーとして形成され、クランプ装置(125)を締付およ び/または緩めるため少なくとも一つの操作部材(138,144)を有し、鉤 状の部分(139)に型に合わせ密着力で自己阻止性の摩擦係合を行うためのク ランプ面(139a,139b)を有するクランプ部分(127)として形 成されていることを特徴とする請求の範囲第25項または第26項に記載の天火 挟持体。 28.移動可能なクランプ部材は主型分離面に平行に移動するラッチとして形成さ れ、このラッチはクランプ装置を締付および/または緩めるための少なくとも一 つの操作部材を有する操作部分と、型に合わせ密着力で自己阻止性の摩擦係合を 行うためにあるクランプ面を有するクランプ部分を有することを特徴とする請求 の範囲第25項または第26項に記載の天火挟持体。 29.ベーキングあるいは型に流し込む材料に対する型に流し込むステーション( 4),成形品を焼上げるベーキング空間(2),焼上げた成形品(25)に対す る排出ステーション(5)およびオーブン(1)内で一方の方向(8)に向けて 少なくとも二つの偏向部(11,12)を経由し回転し、型に流し込むステーシ ョン(4),ベーキング空間(2)および排出ステーションを通過する個々に開 閉可能な天火挟持体(7)から成る連続チェーン(6)と備え、主型分離面によ り上と下の型二分割品(17,18)に分離され、ベーキング処理の間に外部か ら操作できる装置により閉ざされていて、それぞれ成形品(25)を成形して焼 上げる少なくとも一つの中空空間を仕切る開閉可能な焼型(16)を備え、この 焼型のうち、母型として形成され、主型分離面に垂直な第二型分離面により二つ の焼型下部品(21,22)に分割される下型二分割品(18)が下部分(13 )に、また父型として形成された上型二分割品(17)が下部分(13)に対し て焼型(16)を開閉するため主型分離面に垂直に往復移動する各天火挟持体( 7)の上部分(15)に収納されていて、型二分割品(17,18)および/ま たは挟持体部品(13,15)が焼型(16)を閉ざした時に互い当接するスト ッパーおよび/または気密面(17a,18a,21a,22a)を有し、ベーキング 処理の間に延びるベーカリーあるいは型に流し込む材料から薄肉成形品(25) を作製するオーブン(1)において、焼型(16)が天火挟持体チェーン(6) の天火挟持体(7)の中に、母型の二つの焼型下部品(21,22)を分離する 第二型分離面でそれぞれ移動方向(8)に垂直に配置され、各天火挟持体には挟 持体下部品(13)の両方の焼型下部品(21,22)の少なくとも一方が焼型 (16)の第二型分離面に対 して往復移動可能に配置されていて、天火挟持体(7)の挟持体下部品(13) に配設された母型を開閉するため、それぞれ天火挟持体(7)の間に配設され、 天火挟持体チェーン(6)と共に移動し、それぞれ排出ステーション(5)の前 にある偏向部(11)で動作し、この偏向部(11)の後に再び動作を止める母 型の移動可能な焼型下部品(21,22)に対する運動機構(26)を備え、排 出ステーション(5)の前にある偏向部(11)を通過すると、この運動機構が 連続する天火挟持体(7)の間で運動機構(26)の領域内で生じる移動方向に 平行な間隔変化を各焼型(16)の第二型分離面に対して移動可能な焼型下部品 (21,22)の動きに変換することを特徴とするオーブン。 30.天火挟持体チェーン(6)内で連続する二つの天火挟持体(7)の間に配設 された運動機構(26)は二つの天火挟持体(7)の一方の少なくとも一つの焼 型下部品(21,22)に付属していることを特徴とする請求の範囲第29項に 記載のオーブン。 31.各天火挟持体では、二つの焼型下部品(21,22)が挟持体下部品(13 )内で移動方向(8)に垂直に傾斜可能に配置されていることを特徴とする請求 の範囲第29項または第30項に記載のオーブン。 32.各天火挟持体では、二つの焼型下部品(21,22)が挟持体下部品(13 )内で移動方向(8)に垂直に傾斜可能な焼型ホルダー(32,33)の中に配 置されていることを特徴とする請求の範囲第29〜31項の何れか1項に記載の オーブン。 33.移動方向に連続する二つの天火挟持体の間に配置された各運動機構は中間空 間を両方の天火挟持体の間で橋絡し、運動機構を動作させ動作を止めるために傾 斜可能な少なくとも一つの制御継ぎ目板を有し、この制御継ぎ目板は一方の天火 挟持体に傾斜可能に連結し、他方の天火挟持体の焼型下部品またはその焼型ホル ダーに取り付けた制御ボルトと着脱可能に係合することを特徴とする請求の範囲 第31項または第32項に記載のオーブン。 34.連続する二つの天火挟持体(7)の間に配置されている各運動機構(26) は中間空間を両方の天火挟持体(7)の間で橋渡し、運動機構(26)を動作 させたり止めたりするため傾斜可能な少なくとも一つの制御継ぎ目板(26a,2 6b)を有し、この制御継ぎ目板が移動方向(8)に先行する天火挟持体(7) の後焼型下部品(22)またはその焼型ホルダー(33)に傾斜可能に接続し、 移動方向(8)に後続する天火挟持体(7)の前焼型下部品(21)あるいはそ の焼型ホルダー(32)に装着される制御ボルト(32c)に脱着可能に係合す ることを特徴とする請求の範囲第31項または第32項に記載のオーブン。 35.移動方向(8)に沿って延びる制御継ぎ目板(26a,26b)を設け、この 制御継ぎ目板がその後端を移動方向(8)とは反対に後続する天火挟持体(7) の制御ボルト(32c)の上に突出させ、制御継ぎ目板(26a,26b)は長手方 向に延びる案内通路(40)を有し、この案内通路は互いに接続し、制御ボルト (32c)に対して異なった長さの二つの運動軌道を有し、これ等の運動軌道の 間で制御ボルト(32c)が運動機構(26)が動作したり止まると制御継ぎ目 板(26a,26b)の傾斜により往復移動可能であることを特徴とする請求の範 囲第33項または第34項に記載のオーブン。 36.二つの運動軌道は案内通路(40)の長手方向に向けてほぼ平行に配置され 、長い方の運動軌道は制御継ぎ目板(26a,26b)の後端で移動方向(8)に 開放し、短い方の運動軌道は案内通路(40)の前端に配置され、移動方向(8 )とは反対に後向きに向いた制御ボルト(32c)に対する前当接面(40a)か ら移動方向(8)に向けて前向きの後当接面(40d)まえ案内通路(40)の 両端の間に配設された段で延びていることを特徴とする請求の範囲第35項に記 載のオーブン。 37.短い運動軌道では後当接面(40d)と前当接面(40a)の間隔は制御ボル ト(32c)の直径より大きいことを特徴とする請求の範囲第36項に記載のオ ーブン。 38.各運動機構(26)は運動機構(26)が動作した時あるいは止まった時に 制御継ぎ目板(26a,26b)を強制的に傾ける制御機構を有することを特徴と する請求の範囲第33〜37項の何れか1項に記載のオーブン。 39.前記制御機構は制御継ぎ目板(26a,26b)を止めるため、この制御継ぎ 目板に付属し、後に続く天火挟持体(7)の挟持体上部品(15)の下側に装着 された制御面(15e,15f)を有し、この制御面は制御継ぎ目板(26a,26b )の上側に係合することを特徴とする請求の範囲第38項に記載のオーブン。 40.前記制御機構は制御継ぎ目板(26a,26b)を動作させるため、この制御 継ぎ目板に付属し、後に続く天火挟持体(7)の挟持体下部品(13)で主型分 離面に垂直に移動する突棒(26c,26d)を有し、この突棒は制御継ぎ目板( 26a,26b)の下側に係合することを特徴とする請求の範囲第38項に記載の オーブン。 41.前記制御機構は制御継ぎ目板(26a,26b)を動作させるため、この制御 継ぎ目板に付属する突棒(26c,26d)に対応する天火挟持体(7)の軌道に 対して傾いた固定制御レール(26e)を有し、この固定制御レールはオーブン (1)内で排出スレーション(5)の前にある天火挟持体チェーンの偏向部(1 1)の前に配設されていることを特徴とする請求の範囲第40項に記載のオーブ ン。 42.焼型が型の芯を備えた父型として形成された上型二分割品でそれぞれ天火挟 持体の挟持体上部品に収納し、型切欠を備えた母型として形成され、各上型二分 割品から主型分離面により分離され、この主分離面に対して垂直な第二型分離面 により二つの焼型下部品に分割された下型二分割品を天火挟持体の挟持体下部品 に収納し、連続天火挟持体チェーンに対して互いに接続する天火挟持体が一方の 方向に向けて、ベーカリーあるいは型に流し込む材料に対する型に流し込むステ ーションと通過し、成形品を焼上げるベーキング空間を通過し、焼上がった成形 品に対する排出ステーションを通過して移動し、上輸送面からベーキング空間内 に配置された天火挟持体チェーンの後偏向部を経由して下輸送面に、そして排出 ステーションの前に置かれた天火挟持体チェーンの前偏向部を経由して再び上輸 送面に輸送され、天火挟持体がこれ等の偏向部を通過する時にヘッドに載り、焼 上がった成形品を取り出す前に天火挟持体と焼型が前偏向部を通過すると主型分 離面で開き、焼上がった成形品が排出ステーションに達するとオーブンから排出 され、オーブンの連続天火挟持体チェーンの開閉可 能な天火挟持体の開閉可能な焼型から、ベーキング処理の間に延びるベーカリー あるいは型に流し込む材料から焼上げたコーン状あるいはカップ状の成形品を取 り出す方法において、天火挟持体がヘッドに来た場合、先ず父型の型の芯が各焼 型の第二型分離面に沿って直線状に動く挟持体上部品によりそれぞれ母型の型の 切欠に残っている焼上がった成形品から成形品の本体の高さの数分の1ほど出て いて、焼上がった成形品がその中に入り込んだ父型の型の芯と共にそれぞれ各焼 型の第二型分離面に沿って直線状に移動する挟持体上部品により母型の型切欠か ら完全に出て往き、天火挟持体チェーンの前偏向部の上半分を通過する時に焼上 がった成形品が重力により、その中に突き出ていて、各焼型の第二型分離面に残 っている父型の型の芯から外れ、母型に対向する端部で焼型の外の挟持体上部品 の軌道と挟持体下部品の軌道の間に配設された案内面の上で捕捉され、案内面上 に支持された焼上がった成形品がその中に突出し、各焼型の第二型分離面に残っ ている父型の型の芯を通過し案内面に沿って、しかもこの案内面を越えて輸送さ れ、排出ステーションで挟持体上部品の軌道と挟持体下部品の軌道の間で天火挟 持体チェーンから横に出る輸送装置に移行することを特徴とする方法。 43.焼上がった成形品は、天火挟持体チェーンの前偏向部の上半分を通過すると 、挟持体上部品の軌道と挟持体下部品の軌道の間に配置された円弧状に曲がった 固定案内板により捕捉され支持されることを特徴とする請求の範囲第42項に記 載の方法。 44.天火挟持体チェーンの前偏向部の上半分を通過する時、焼上がった成形品を その中に突き出ている父型の型の芯から外すため、焼上がった成形品とその中に 突き出ている父型の型の芯の間に空気を吹き込むことを特徴とする請求の範囲第 42項または第43項に記載の方法。 45.天火挟持体(7,60)に収納される焼型(16,71)が主に父型として 形成された上型二分割品(17,72)とこの上型二分割品から主型分離面によ り分離され、主に母型として形成された下型二分割品(18,73)を持って薄 肉成形品を成形して焼上げる少なくとも一つの中空空間を仕切り、天火挟持体( 7,60)が下型二分割品(18,73)を収納する挟持体下部品(1 3,70)と、この挟持体下部品に対して焼型(16,71)を開閉するために 往復移動し、上型二分割品(17,72)を収納する挟持体上部品(15,68 )と、ベーキング処理の間に閉じた焼型(16,60)を閉ざしておくために外 部から操作できる少なくとも一つの装置を有し、型二分割品(17,18,72 ,73)および/または挟持体部品(13,15,68,70)が焼型(16, 71)を閉じた時に互いに当接するストッパー(68c,68d,70c,70d)お よび/または気密面(17a,18a,20a,20a)を有し、オーブン(1,56 )の中で一方の方向(8,61)に巡回する連続天火挟持体チェーン(6,59 )に対してベーキング処理の間に延びるベーカリーあるいは型に流し込む材料か ら薄肉成形品を作製する天火挟持体(7,60)において、焼型(16,71) を開閉する時に挟持体上部品(15,68)を案内するため、焼型(16,71 )の主型分離面に対して垂直に延びるただ一つの案内刃(14)を備え、この案 内刃が天火挟持体(7,60)の中で移動方向(8,61)に垂直に焼型(16 ,71)の横に配置され、焼型(16,71)に隣接した内部案内軌道(14d, 14e)と、この案内軌道から移動方向(8,61)に垂直に間隔を置いて配置 された外側案内軌道(14d,14f)を有し、挟持体上部品(15,68)が移 動方向(8,61)に垂直に上型二分割品(17,72)の上に横方向に突出す る上案内ヘッド(15b)を有し、この上案内ヘッドに案内刃(14)が固定連 結していて、挟持体下部品(13,70)は移動方向(8,61)に垂直に下型 二分割品(18,73)の上で横に突出する下案内ヘッド(13b)を有し、こ の下案内ヘッド内で案内刃(14)が内および外案内軌道と共に主型分離面に垂 直に移動可能に案内されることを特徴とする天火挟持体。 46.案内刃(14)の内側案内軌道は、互いに反対向きで焼型(16,71)に 対向する二つの内側案内面(14c,14e)を有し、これ等の内側案内面は案内 刃(14)の長手方向に延び、移動方向(8,61)に斜めに配置されていて、 案内刃(14)の外側案内軌道は、互いに反対側で焼型(16,71)とは反対 側の外側案内面(14d,14f)を有し、これ等の外側案内面は案内刃(14) の長手方向に延び、移動方向(8,61)に斜めに配置されていて、 下案内ヘッド(13b)で内側案内面(14c,14e)に嵌まる内部案内ロール( 37a,37c,38a,38c)と外側案内面(14d,14f)に嵌まる外部案内ロー ル(37b,37d,38b,38d)はそれ等の各回転軸を主型分離面から異なった 間隔に配置され、主型分離面に平行な少なくとも二つの面(35,36)の中に 配置されていることを特徴とする請求の範囲第45項に記載の天火挟持体。 47.下案内ヘッド(13b)に配設された複数の案内ロール(37)は円錐状に 形成されていて、移動方向(8,61)に垂直で、主型分離面に平行に配置され ているそれぞれ一つの回転軸を有することを特徴とする請求の範囲第46項に記 載の天火挟持体。 48.主型分離面に平行な各面(35,36)には、それぞれ円錐状の内部案内ロ ール(37a,37c,38a,38c)と円錐状の外部案内ロール(37b,37d,3 8b,38d)が共通のロール本体(35a,36a,35b,36b)に配置され、この ロール本体は下部案内ヘッド(13b)内で移動方向(8,61)に垂直に配置 された回転軸の周りに回転可能に支承されていることを特徴とする請求の範囲第 47項に記載の天火挟持体。 49.ロール本体(35a,36a,35b,36b)の各一方の案内ロール(37)は この案内ロールと一体に形成され、他方の案内ロール(37)はロール本体の上 で軸方向に移動可能に配設されていることを特徴とする請求の範囲第48項に記 載の天火挟持体。 50.円錐状の全ての案内ロール(37)は一つの除いて下部案内ヘッド(13b )に軸方向に不動に支承され、ただ一つの円錐状の案内ロール(37)のみが下 部案内ヘッド(13b)に軸方向にバネ付勢して支持されていることを特徴とす る請求の範囲第47〜49の何れか1項に記載の天火挟持体。
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