JPH10508415A - 圧接接続において積み重ねられた導体に係合するように構成された電気端子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 複数の導体（２４、２５）に電気的に係合する圧接部（８、８’）を有する電気端子（２）。ＩＤＣ（８、８’）は壁（１２、１４）によって区画された第１接触部分（１８）を有し、該第１接触部分（１８）は第２接触部分（１６）から離間していると共に、整列されている。このため、複数の導体が積み重ねられた状態で受容されうる。本発明の一実施態様は、第２接触部分（１６）を第１接触部分（１８）に対して整列するがオフセットし、かつ、横方向に離間して組み込んでいる。第２実施形態において、第１導体受容部分は、第２導体受容部分に対して整列した状態で配置されると共に、支点を介して離間されている。

Description

【発明の詳細な説明】 圧接接続において積み重ねられた導体に係合するように構成された 電気端子 本発明は、電気導体に電気的に係合する圧接部分を有する電気端子に関し、特に 、複数の並列導体に係合するための圧接部分に関するものである。 電気装置の単一コンタクトに複数の導体を相互接続することが望まれている多 くの応用例がある。１つの例として、衣類洗濯機がある。この洗濯機は、様々な 事情がおこった際に、例えば、ふたを開けたり、洗濯が完了した際に洗濯工程を 停止するための信号コンタクトを具備する処理制御器を有する。様々な信号導体 を共通のコンタクトに相互接続するために、そのコンタクトはタブの如き多数の 様々な接点を有する。その接点は利用されるセンサの数による。それゆえ、製造 業者は接点の数だけが異なる様々な制御器を供給しなければならないか、あるい は製品すべての可能な変更に対応できるように十分な数の接点を有する１つの制 御器を利用しなければならない。この能率の悪さに対する解決策は、コンタクト 毎に単一の接点を具えること及び多数の信号導体をその接点に接続可能に構成さ れている１つの電気端子に相互接続することである。 組立作業において、時間及び付随コストを減少させるために、従来の絶縁ワイ ヤの如き、絶縁導体を相互接続するように使用される公知の電気端子は、圧接（ ＩＤＣ）部分を有する。圧接部分は、絶縁導体の端部から絶縁体をストリップす ることなし絶縁導体に係合する。代表的なＩＤＣは、ベースから上方に延びる離 間した対向壁 で形成され、開口スロットを形成する。開口スロットは、絶縁導体の挿入方向に おいて、開口部で切断部分を有し、それに続いて接触部分を有する。絶縁被覆さ れた導体がスロット内に挿入されたときに、切断部分は導体を露出させるために 絶縁体を切り離し、更に挿入されると、芯材は接触部分に係合する。導体は、ス ロット内に物理的に保持され、対向壁の弾性によって端子に電気的に係合する。 ＩＤＣ技術を取り入れた多数の電気端子は、単一の導体に係合する。複数のリ ードと係合するためにＩＤＣ技術を使用する電気端子は、互いに近接して配置さ れた複数のＩＤＣスロットを有し、各ＩＤＣスロットは単一の導体を受容する。 端子のＩＤＣ部分は、基本的には並列して配置した導体に対し、共通ベース上に 互いに隣接して形成された従来のＩＤＣスロットの列（代表例は１列）を含む。 かかる各導体は、ＩＤＣスロットの列の近接した１つに配置される。これは、大 きなＩＤＣプラットホームを生ずる。ＩＤＣ部分の大きさを小さくするために、 絶縁導体を積み重ね形式に配置することが望まれる。積み重ね形式は、１つの絶 縁導体が他の絶縁導体上を覆って配置されることを意味する。しかしながら、こ れは垂直であることを必要とせず、又、ここに使用された方向づけの用語は説明 の便宜のためにあり、制限することを意味しない。 スロット内で電気的係合状態で導体を保持する対向壁には弾性が存在するので 、従来技術のＩＤＣスロットの底に向かう第１導体ときつく嵌合すると、対向壁 の自由端を拡げることになる。このことは、第１導体上に積み重ねられる第２導 体ときつく接続力のある係合をすることを保証するのを困難にする。積み重ね形 式において、 複数の導体の信頼性のある係合を可能にするＩＤＣ部分が必要とされている。 本発明の目的は、複数の導体と係合するＩＤＣ部分を提供することにある。 本発明の他の目的は、積み重ね接続において複数の導体を受容する、複数の整 列されたＩＤＣスロットを有するＩＤＣ部分を提供することにある。 本発明のもう一つ他の目的は、簡単かつ経済的な接続方法の端子を提供するこ とにある。 本発明の目的は、絶縁導体にぞれぞれ係合する第１ＩＤＣと第２ＩＤＣとを有 するＩＤＣ部分を具備した電気端子を提供することにより達成される。各ＩＤＣ は、導体が受容されるコンタクト部分を有している。第１ＩＤＣ及び第２ＩＤＣ は、スロットの１つの受容部分に関して縦方向に整列されており、絶縁導体が積 み重ねられた形式で受容されうる。 又、本発明は、縦方向に整列されると共に、互いに軸方向にオフセットした第 １及び第２ＩＤＣ部分を提供することにより達成される。 更に、本発明は、支点を介して分離された第１及び第２ＩＤＣ部分を有するＩ ＤＣスロットを提供することにより達成される。 これにより、複数の積み重ねられた導体のＩＤＣ係合が可能になり、ＩＤＣ技 術を利用する複数導体電気接続のために要求される空間が最小になる。この端子 は、単一のＩＤＣスロット内で複数の導体のＩＤＣ係合を可能にする。このため 、複数の切断縁を形成する 必要性を減らすことが可能になると共に、端子の全体にわたる大きさを小さくす ることができる。更に、一実施形態において、ＩＤＣスロットは、第２導体の係 合が第１導体の係合を低下させる従来の端子と対照的に、第１導体の電気係合が 第２導体の電気係合によって強化される。加えて、本発明の端子は、一体構造で 形成されうる。 本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 図１は、積み重ねられた導体を受容するＩＤＣ部分を有する電気端子の斜視図 である。 図２は、図１の電気端子の斜視図であり、第１導体が第２ＩＤＣ内に受容され ている状態を示す。 図３は、図１の電気端子の斜視図であり、複数の導体がそれぞれのＩＤＣ内に 受容されている状態を示す。 図４は、複数の導体を受容するＩＤＣスロットを有する電気端子の変形例の斜 視図である。 図５は、図４の電気端子の斜視図であり、第１導体及び第２導体がＩＤＣスロ ット内に受容されている状態を示す。 図６は、曲げ加工をする前の図４の電気端子の正面図である。 図７は、曲げ加工をした後の図４の電気端子の正面図である。 図１において、本発明に係る電気端子は、符号２で示されている。図１乃至図 ３において示された好適実施形態は、所望の電気及び機械的特性を有する材料か ら形成された一体構造である。電気端子２は、ストラップ１１、１１’から折り 返された２つの基本的に同一形状の足部分９、９’を有する略Ｕ字形状である。 便宜上、これら足部分９、９’のうち１つだけを詳細に説明する。これら足９、 ９’ は同一形状である必要はなく、又、２つの足より多い足あるいは少ない足を本発 明に係る端子に組み入れてもよい。 足９、９’の各々は、装置接触部分４、４’及びＩＤＣ部分６、６’を有する 。装置接触部分４は、相手電気装置（図示せず）上の接触点に係合するものであ る。本実施形態において、接触部分４は、複数の端子係合足５を有する。装置接 触部分４は、相手装置の電気接触点に接続するのに必要なあらゆる形状をとりう る。例えば、表面実装半田電気接続用の足、めっきされたスルーホール電気接続 用のピンあるいは電気コネクタに接続するためのソケットを組み入れることが可 能である。ＩＤＣ部分６は、図３に示すように、複数の積み重ねられた絶縁電気 導体２４、２５と係合するように構成されている。ＩＤＣ部分６は、以下に詳述 されると共に、中間部分７によって装置接触部分４に接続されている。 中間部分７から延びるＩＤＣ部分６は、第１ＩＤＣ８及び第２ＩＤＣ１０を有 する。これらＩＤＣ８、１０の各々は、電気導体を受容するために一端において 開口した略Ｕ字形状のスロットとして形成されている。第１ＩＤＣ８は、第１Ｉ ＤＣ８を形成する開口２０、２２上に対向切断縁２８を有する。第２ＩＤＣ１０ は、第２ＩＤＣ１０を形成する壁１２、１４上に対向切断縁２６を有する。ＩＤ Ｃ８、１０の各々は、それぞれの導体２４、２５が電気的に係合する接触基部１ ６、１８を有する。 第１ＩＤＣ８を形成する壁２０、２２は、中間部分７及び接触部分４と略同一 面にある。第２ＩＤＣを形成する壁１２、１４は、壁２０、２２の面からオフセ ットした面にある。このオフセットは、壁２２の 縁３２から折り返されたフラップ３０を形成することによって達成される。必要 であれば、フラップ３０の自由端を壁２０に固着するためのタブを形成したり、 あるいは溶接の如き他の手段でフラップ３０の自由端を壁２０に固着したりする ことが可能である。このフラップ３０は、第１ＩＤＣ８及び第２ＩＤＣ１０が縦 方向に互いに整列するように形成されている。図１乃至図３で見られるように、 接触部分１６、１８は、互いに軸方向にオフセットしており、その結果、積み重 ねられた導体２５、２４を所望の接触部分１６、１８に着座させるためにそれら 導体２５、２４をそれぞれのＩＤＣ８、１０内に受容することができる。 図２において、第１導体２４を第１ＩＤＣ８に整列させると共に、押し下げて 、導体２４の芯材３６を取り囲む絶縁体３４を対向切断縁２８によって切断する ことにより、第１導体２４は電気端子２に挿入される。第１導体２４は、更に、 挿入されると共に、第２ＩＤＣ１０の対向切断縁２６に接触する。リリーフ部分 ２３’（図１参照）が第１ＩＤＣ８の接触部分１８の下方で第２ＩＤＣ１０の後 方に延びており、その結果、導体２４が切断縁２６を介して押圧されうる。その 切断縁２６は、更に、絶縁体３４を切断し、芯材３６が第２接触基部１６に入り 込むと共に電気的相互接続がなされる。壁１２、１４の弾性は、リリーフ部分２ ３によって壁２０、２２が第２導体２５を受容することを可能にする際に、電気 的相互接続を維持する。第２導体２５を受容する際に、壁２０、２２の弾性は第 １導体２４の挿入によって影響を受けない。第２ＩＤＣスロット１０の切断縁２ ６は、楔形に形成されてもよい。この楔形は、第１ＩＤ Ｃ８の切断縁２８によってなされた第１導体２４の絶縁体における切断が第２接 触部分１６に対して芯材３６が露出するように更に開かれるところである。 図３において、第１電気導体２４が第２ＩＤＣ１０内に保持されると共に第２ 電気導体２５が第１ＩＤＣ８内に保持された電気端子２が示されている。第２電 気導体２５は、第１ＩＤＣスロット８に挿入されると共に切断縁２８を過ぎて押 し下げられる。切断縁２８は、芯材４０が露出するように絶縁体３８を分離する ものであり、それから芯材４０は接触部分１８において壁２０、２２の側壁と係 合する。第２ＩＤＣ１０が、足２２の一側から延びるフラップ３０に形成されて いるので、第２電気導体２５の挿入が第２ＩＤＣ１０内における第１電気導体２ ４の係合に影響を与えないことに注意されたい。これにより、電気導体２４、２ ５の双方が、電気端子２に信頼性高く確実に電気的に係合することになる。 電気端子２は複数の積み重ねられた電気導体２４、２５を受容すると共に電気 的に係合するので、対応するＩＤＣによる各導体の係合は他の導体の電気的相互 接続に影響を与えない。更に、電気導体２４、２５を積み重ねることにより、電 気端子２のために必要とされる領域は最小になる。 図４乃至図７において、本発明に係る電気端子の変形例が符号２０２で示され ている。本実施形態において、電気端子は、１対の同形状の足２０５、２０５’ を具備しており、足２０５、２０５’はストラップ２０７、２０７’から略平行 であると共に互いに対向して略Ｕ字形状で延びている。ここに示す好適実施形態 は、所望の電 気及び機械的特性を有する材料から形成された一体構造である。各足２０５、２ ０５’は、電気装置（図示せず）の電気コンタクトに係合する装置係合部分２０ ９を有している。本実施形態において、装置係合部分２０９は、１対の対向する 弾性アーム２１１を有している。しかしながら、上述したように、装置係合部分 ２０９は、相手構造と正確に接続するいかなる形状にも形成されうる。装置係合 部分２０９に加えて、各足２０５、２０５’は、複数の導体２０１、２０３（図 ５参照）と電気的に係合するＩＤＣ部分２１３を有している。装置係合部分２０ ９及びＩＤＣ部分２１３は中間部分２１５を介して相互接続される。 ＩＤＣ部分２１３は、対向壁２０６、２０８によって形成されたＩＤＣスロッ ト２０４を有する。これら対向壁２０６、２０８の各々は、後述するように導体 ２０１、２０３の芯材２２１を取り囲む絶縁体２１９を切断する切断縁２１７を 有する。 図６及び図７において、ＩＤＣスロット２０４を更に十分に詳述する。対向壁 ２０６、２０８は、ＩＤＣスロット２０４を形成する。ＩＤＣスロット２０４に 沿って第１導体受容部分２１０及び第２導体受容部分２１２が配置されている。 対向壁２０６、２０８は、中央湾曲部（ｂｉｔｅ）２１８を経て本体部分２１５ によって相互接続されている。中央湾曲部（ｂｉｔｅ）部分２１８からは対向す るアーム２１４、２１６の組が延びており、それらアーム２１４、２１６はそれ ぞれ自由端２２０、２２２を有している。本実施形態において、自由端２２０は 開口２２６によって区画されており、開口２２６はＩＤＣスロット２０４に連続 するゆるやかなＵ字形状を有 している。図６に見られるように、支点２２４は、各接触部分２１０、２１２の 間に存在し、その作用は後述する。本体部分２１５の幅を減少させるために、中 央湾曲部２１８の強度を維持しつつ、中間部分２１５の耳２２８は図４及び図７ に示すように、線２３０、２３２に沿って折り返される。この折り返しはゆるや かなＵ字形状の開口２２６の一部分を含むので、中央湾曲部２１８は折り返し２ ３４に対して制限されない。面取りされた縁２３６が壁２０６、２０８に沿う耳 ２２８上に具えられてもよく、その結果、第２導体受容部分２１２に着座される 導体２０１の絶縁体２１９はより容易に縁２３６を通過しうる。 図５乃至図７において、絶縁導体２０１、２０３の挿入について説明する。第 １絶縁導体２０１がＩＤＣスロット２０４に挿入されたとき、絶縁コーティング ２１９は切断縁２１７によって刺通されて芯材２２１が露出する。導体２０１が 、更に、ＩＤＣスロット２０４内に挿入されたとき、アーム２１６の自由端２２ ２がその上に作用する分離力をもつ。アーム２１６はアーム２１４と共にＩＤＣ スロットを形成する対向壁２０６、２０８の一部分なので、自由端２２２におけ る分離力は、自由端２２０を支点２２４の回りの回転により互いに接近させる傾 向がある。第１導体２０１が支点２２４を通過すると、自由端２２０には分離力 が作用する一方で、自由端２２２は互いに接近する方向に偏倚される。導体２０ １が第２導体受容部分２１２内に完全に着座されたとき、トルクが支点２２４の 周囲に作用する。かかるトルクは、中央湾曲部２１８に対して対向するアーム２ １４を分離する。しかしながら、第２導体２０３がＩ ＤＣスロット２０４内に挿入されるときには、自由端２２２は再度外側に偏倚さ れる。この例では、第１導体２０１の芯材２２１はスロット２０４の導体受容部 分２１４内にある。これは、アーム２１４が芯材２２１に対してきつく係合する ことを引き起こすと共に、自由端２２２の過度の広がりを防止する。自由端２２ ２の過度の広がりは、第２導体２０３の絶縁コーティング２１９を刺通する効果 を減らし又は第２導体受容部分２１０内における第２導体２０３の芯材２２１の 係合を緩ませてしまう。上述した実施態様はＩＤＣスロット２０４の同一側から 導体２０１、２０３の双方が装填されているが、導体は自由端２２０における切 断縁の組み込みによって支点２２４の両側から装填するようにしてもよい。 それゆえ、電気端子２０２は、単一のＩＤＣスロット内での複数の導体の信頼 性のある電気係合を保証する。ＩＤＣスロットへの第２導体の挿入が完全でない 傾向にある従来の装置と反対に、第１導体受容部分２１０と第２導体受容部分２ ２０との間に配置された支点２２４を経て、第２導体の挿入が双方の導体の電気 係合を強化する。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年４月１５日 【補正内容】 本発明の他の目的は、複数の導体を積み重ねて受容するために複数の整列され たＩＤＣスロットを有するＩＤＣ部分を提供することにある。 本発明のもう一つの他の目的は、簡単かつ経済的な接続方法の端子を提供する ことにある。 仏国出願公開第２３３０１５９号は、第１直径の絶縁導体及び第２直径の絶縁 導体とそれぞれ係合するための第１圧接部及び第２圧接部を有する電気端子を開 示している。第１直径の絶縁導体は第２直径の絶縁導体よりも直径が小さい。各 圧接部は、接続部分を有し、この接続部分は第１及び第２導体を積み重ねて受容 するために縦方向に整列されている。 本発明の目的は、絶縁導体にそれぞれ係合する第１ＩＤＣと第２ＩＤＣとを有 するＩＤＣ部分を具備した電気端子を提供することにより達成される。各ＩＤＣ は、導体がそれぞれ受容される接続部分を有し、第１ＩＤＣ及び第２ＩＤＣは一 方を他方の前に整列しているので、絶縁導体は積み重ねて受容される。各ＩＤＣ は、一端において互いに連結されると共にそれぞれのＩＤＣスロットを形成する ためにＵ字形状に延びる１対の足を有する。各スロットは、絶縁体分離部分に続 く接触部分を有する。第１及び第２ＩＤＣは、第２ＩＤＣの接触部分に受容され た導体が第１ＩＤＣの接触部分を通過するように特定方向に向けられている。第 １ＩＤＣのスロットは第１ＩＤＣの接触部分の下に延びるリリーフ部分を有する と共に、第２ＩＤＣの接触部分に整列されている。又、第１ＩＤＣは対応する足 に沿って第２ＩＤＣに連結されている。これにより、第１導体の係 合は、第２導体の係合によって悪影響を受けない。 又、本発明の他の目的は、縦方向に整列されると共に、互いに軸方向に沿って オフセットした第１及び第２ＩＤＣ部分を提供することにより達成される。 更に、本発明のもう一つの他の目的は、支点を介して分離された第１及び第２ ＩＤＣ部分を有するＩＤＣスロットを提供することにより達成される。 これにより、複数の積み重ねられた導体のＩＤＣ係合が可能になり、ＩＤＣ技 術を利用する複数導体電気接続のために要求される空間が最小になる。この端子 は、単一のＩＤＣスロット内で複数の導体のＩＤＣ係合を可能にする。このため 、多数の切断縁を形成する必要性を減らすことが可能になると共に、端子の全体 にわたる大きさを小さくすることができる。更に、一実施形態において、ＩＤＣ スロットは、第２導体の係合が第１導体の係合を低下させる従来の端子と反対に 、第１導体の電気係合が第２導体の電気係合によって高められる構造を有する。 加えて、本発明の端子は、一体構造で形成されうる。 本発明の実施形態の図面を参照して説明する。 請求の範囲 １．絶縁導体（２４、２５）とそれぞれ係合する第１圧接部（８）及び第２圧接 部（１０）を有する圧接部分（６）を具備し、各々の前記圧接部（８、１０）は それぞれの導体（２４、２５）が受容される接触部分（１６、１８）を有し、前 記第１圧接部（８）及び前記第２圧接部（１０）は前記絶縁導体（２４、２５） が積み重ねられて受容されるように一方を他方の前に整列して配置され、各々の 前記圧接部（８、１０）は一端において互いに連結されると共に圧接部スロット を形成するためにＵ字形状に延びる１対の足（２０、２２；１２，１４）を有し 、各々の前記スロットは絶縁体分離部分（２６、２８）に続く接触部分（１６、 １８）を有し、前記第２圧接部（１０）の前記接触部分（１６）に受容された前 記導体（２４）が前記第１圧接部（８）の前記接触部分（１８）を通過するよう に前記第１及び第２圧接部（８、１０）が特定方向に向けられた電気端子（２） において、 前記第１圧接部（８）の前記スロットが、前記接触部分（１８）の下に延びる リリーフ部分（２３’）を有すると共に前記第２圧接部（１０）の前記接触部分 （１６）に整列され、前記第１圧接部（８）及び前記第２圧接部（１０）が、対 応する前記足（１４、２２）に沿って互いに連結され、これにより第１導体の係 合が第２導体の係合によって影響を受けないことを特徴とする電気端子。 ２．前記第２圧接部（１０）が、湾曲部（３２）を介して前記第２圧接部（８） に連結され、前記湾曲部（３２）は前記端子（２）が一体に形成されるように、 対応する前記足（１４、２２）と共に相 互に巻かれていることを特徴とする請求の範囲第１頁記載の電気端子。 ３．各々の前記圧接部（８、１０）の他の前記足（１２、２０）は、これら前記 足（１２、２０）が互いに独立して作用するように互いに自由になっていること を特徴とする請求の範囲第２項記載の電気端子。 ４．前記第１及び第２圧接部（８、１０）からなる第１セットに対して第１及び 第２圧接部（８’、１０’）からなる第２セット（６’）が整列すると共に離れ て設けられ、これにより前記第１セットに受容される絶縁導体（２４、２５）が 、更に、前記第２セット（６’）の対応する前記第１及び第２圧接部（８’、１ ０’）に受容され、前記第１及び第２セット（６、６’）は各前記セット（６、 ６’）の第１圧接部（８、８’）の足（２０、２２；２０’、２２’）に沿うス トラップ（１１、１１’）によって互いに連結されていることを特徴とする請求 の範囲第１項乃至第３項のうちいずれか１項記載の電気端子。 ５．各々の前記セット（６、６’）が、同形状に形成されていることを特徴とす る請求の範囲第４項記載の電気端子。 ６．各セット（６、６’）の前記第１圧接部（８、８’）が、互いに対向し、各 セット（６、６’）の前記第２圧接部（１０、１０’）が前記第１圧接部（８、 ８’）の他の面に配置されることを特徴とする請求の範囲第４項又は第５項記載 の電気端子。 ７．絶縁導体（２０１、２０３）を積み重ねてそれぞれ係合する第１圧接部（２ １０）及び第２圧接部（２１２）を有する圧接部分（ ２１３）を具備し、各々の前記圧接部（２１０、２１２）がアーム（２１６、２ １４）によって形成される電気端子（２０２）において、 前記圧接部（２１０、２１２）が、前記アーム（２１６、２１４）によって区 画されると共に支点（２２４）によって分離された共通のスロット（２０４）に 沿って配置され、前記支点（２２４）に各々の前記圧接部（２１０、２１２）を 区画するアーム（２１６、２１４）が回転可能に設けられていることを特徴とす る電気端子。 ８．前記端子は、中間部分（２１５）を有し、該中間部分（２１５）から各々ア ーム（２１４、２１６）が湾曲部（２１８）によって懸吊されていることを特徴 とする請求の範囲第７項記載の電気端子。 ９．前記湾曲部（２１８）が、耳（２２８）によって前記中間部分に連結されて おり、前記耳（２２８）は本体から折り返されることを特徴とする請求の範囲第 ８項記載の電気端子。 １０．前記端子に、第１セットと同一形状の圧接部からなる第２セットが設けら れていることを特徴とする請求の範囲第７項乃至第９項のいずれか１項記載の電 気端子。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＢＲ，ＣＮ，ＣＺ，ＨＵ，Ｊ Ｐ，ＫＲ，ＭＸ，ＰＬ，ＲＵ，ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．絶縁導体（２４、２５；２０１、２０３）とそれぞれ係合する第１圧接部（ ８；２１０）及び第２圧接部（１０；２１２）を有する圧接部分（６；２１３） を具備し、各々の前記圧接部が接触部分を有する電気端子（２；２０２）におい て、 前記圧接部分（６；２１３）の前記接触部分が縦方向に整列されていることを 特徴とする電気端子。２．前記第１圧接部（８）が、前記第２圧接部（１０）か ら横方向にオフセットされていることを特徴とする請求の範囲第１項記載の電気 端子。 ３．各々の前記圧接部（８、１０）が、１対の離間した足（２０、２２；１２、 １４）を有し、前記第１圧接部（１０）の足（１４）の１つが前記第２圧接部（ ８）の足（２２）の１つに連結されていることを特徴とする請求の範囲第２項記 載の電気端子。 ４．前記第１圧接部（８）が、挿入される各導体上の絶縁体を切断する切断面（ ２８）を有していることを特徴とする請求の範囲第３項記載の電気端子。 ５．前記第２圧接部（１０）が、前記第１圧接部（８）と一体的に形成されると 共に前記第１圧接部（８）から折り返された平板（３０）内に形成されているこ とを特徴とする請求の範囲第４項記載の電気端子。 ６．前記端子が、同一の導体を受容するために、第１及び第２圧接部（８、１０ ）からなる第１セットに整列すると共に離間した第１及び第２圧接部からなる第 ２セット（６’）を具備し、前記２つのセットは互いに連結されていることを特 徴とする請求の範囲第１項 乃至第５項のうちいずれか１項記載の電気端子。 ７．前記第２圧接部（８）にリリーフ部分（２３）を形成し、該リリーフ部分（ ２３）は前記第２圧接部（１０）における第２接触基部（１６）に整列して配置 されていることを特徴とする請求の範囲第１項乃至第６項のうちいずれか１項記 載の電気端子。 ８．前記第１圧接部（２１０）が、前記第２圧接部（２１２）の導体受容部分か ら離間した導体受容部分を支点（２２４）を介して有し、該支点（２２４）には コンタクト（２１０、２１２）を区画するアーム（２１４、２１６）が回転可能 に設けられていることを特徴とする請求の範囲第１項記載の電気端子。 ９．前記端子は、中間部分（２１５）を有し、該中間部分（２１５）から各アー ム（２１４、２１６）が湾曲部（２１８）によって懸吊されていることを特徴と する請求の範囲第８項記載の電気端子。 １０．前記湾曲部（２１８）が、耳（２２８）によって前記中間部分に連結され ており、前記耳（２２８）は本体から折り返されることを特徴とする請求の範囲 第９項記載の電気端子。