JPH10507891A - ハイブリッドフィルタバンクアナログ/デジタルコンバータ - Google Patents

ハイブリッドフィルタバンクアナログ/デジタルコンバータ

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JPH10507891A
JPH10507891A JP8514143A JP51414396A JPH10507891A JP H10507891 A JPH10507891 A JP H10507891A JP 8514143 A JP8514143 A JP 8514143A JP 51414396 A JP51414396 A JP 51414396A JP H10507891 A JPH10507891 A JP H10507891A
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マサチューセッツ・インスティテュート・オブ・テクノロジー
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Abstract

(57)【要約】 ハイブリッドフィルタバンクアナログ・デジタルコンバータは、連続時間解析フィルタと、離散時間合成フィルタを含む。上記連続時間解析フィルタは、連続時間広帯域入力信号を連続時間サブバンド信号に分割する。アナログ・デジタルコンバータバンクは、複数のサブバンド信号を低いデータレートで量子化する。アップサンプラーのバンクは、量子化されたサブバンド信号のデータレートを増加させる。離散時間合成フィルタのバンクは、アップサンプリングされたサブバンド信号を処理して、連続時間サブバンド信号の離散時間近似である複数の信号を発生する。上記サブバンド信号は、連続時間広帯域入力信号の離散時間近似である離散時間広帯域信号に再合成してもよい。線形性の誤差、アナログ・デジタルコンバータの不整合及び量子化雑音は、周波数バンドの間で合成されず、これによって解像度を増大させる。システムはまた、アナログ・デジタルコンバータにおける非線形動作を補償するための補償器を含んでもよいし、上記補償されたサブバンド信号の別の処理のための特定アプリケーションのプロセッサを含んでもよい。変形の実施例は、デジタル・アナログ変換のために、離散時間解析フィルタと連続時間合成フィルタを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】 ハイブリッドフィルタバンクアナログ/デジタルコンバータ発明の背景 デジタル信号処理のハードウエアとソフトウエアの急速な発展は、高速で高分 解能のアナログ・デジタルコンバータへの需要を劇的に高めた。今日のアナログ ・デジタル変換の最も普通の技法は、逐次近似、シグマ・デルタ、サブレンジ、 フラッシュおよび時間インターリーブを含む。 アナログ・デジタルコンバータ技術の発展は、1秒あたりのサンプル数(Sa/s )で表されるサンプル速度とビット数で表される分解能との間のトレードオフを 含む。現在、シグマ・デルタコンバータは、比較的低いサンプル速度(10kSa/ s)で高分解能(20ビット)を提供するが、時間インターリーブコンバータは 、高サンプル速度(8GSa/s)で低分解能(8ビット)を提供する。逐次近似( 16ビット分解能で100kSa/s)、サブレンジ(14ビット分解能で1MSa/s) 、フラッシュ(10ビット分解能で100MSa/s)を含むその他の技法について は、サンプル速度、分解能およびコストは、時間インターリーブ技法とシグマ・ デルタ技法との間に分布する。 最近、製造者は、時間インターリーブアナログ・デジタル変換の研究と開発を 始めた。この技法では、低サンプル速度の1バンクの時間多重のアナログ・デジ タルコンバータを組み合わせて、1つの高速、高分解能のアナログ・デジタルコ ンバータを実現する。この時間インターリーブアナログ・デジタル変換の主な欠 点は、線形誤差と、バンク内の各コンバータの間の不適当な組み合わせが、この デバイスの全バンド幅にわたって混ぜ合わされ、システムの分解能を制限するこ とである。時間インターリーブは、また、非常に正確なインターリーブクロック 信号を必要とするのでタイミング誤差を生じ易く、これがこのシステムの速度と 分解能を制限し、調和ひずみを生じる。さらに、バンク中の2つのコンバータの 間の電圧オフセットは、コンバータに同じ入力電圧を異なったコードにデジタル 化させることがある。これらのコンバータが連続的にデータを出力するので、出 力は、1つのコンバータの1つの期間に等しい期間を有する誤差信号を示すが、 各サイクルにおいて誤差がバンク内のコンバータの数に等しいオフセット誤差の 数を含むので、周波数成分は増加することがある。したがって、この誤差源は、 システムの有効分解能を制限する調和ひずみスパー(spurs)を生じる。2個のコ ンバータの間の電圧ゲインの差も、各コンバータに同じ入力電圧を異なったコー ドにデジタル化させる。誤差の大きさは、入力電圧が大きくなるにつれ大きくな る。この基本的な限界を克服することは、各コンバータにおける誤差の減少を要 求するので、困難である。個々のコンバータのゲインとオフセットは、外部の抵 抗器で調節でき、残りの調和ひずみは、動的補償技法により減少できる。しかし 、各コンバータで残っている線形性の誤差は、なお、システムの全バンド幅にわ たり混ぜ合わされる。 離散時間直交(Quadrature)ミラーフィルタ(QMF)のバンクは、アントニ オ・ペトラグリア(Antonio Petraglia)とサンジット・K・ミトラ(Sanjit K Mitra)著、「QMFバンクを用いた高速A/D変換」(”High-Speed A/D Conv ersion and Measurement”)、IEEE Transactions on Instrumentation and Mea surement,41(3):427−431(1992、6月)において説明されるよ うに、アナログ・デジタル変換技法において用いられている。このシステムにお いて、離散時間切換コンデンサ解析フィルタは、広帯域入力信号を若干の隣接す る周波数サブバンドに分解する。個々のアナログ・デジタルコンバータは、各サ ブバンドに割り当てられる。全コンバータは、共通のクロックにより駆動される 。これらのサブバンドは、量子化ビットが割り当てられ、これにより各サブバン ドにおける別々の分解能調整を可能にする。離散時間インパルス応答合成フィル タは、各サブバンドを再構成し、他のサブバンドにより生じたエイリアジングを 打ち消す。したがって、あるサブバンドに関連する誤差は、時間インターリーブ アナログ・デジタル変換におけるように他のサブバンドの誤差と混ぜ合わされな い。さらに、離散時間QMFバンクのアプローチは、極端に正確な時間的にゆが められたクロック信号を必要としない。 離散時間QMFバンクアナログ・デジタルコンバータの第1の欠点は、切り替 えられるコンデンサが、信号対雑音の比を制限しうる切り替え雑音を導入し、こ れによりシステムの分解能と速度を制限することである。典型的な切り替えコン デンサフィルタは、約85dBの信号雑音比を有し、約150kSa/secのサンプ ル速度に制限される。これは、離散時間QMFバンクのバンド幅を制限する。発明の概要 本発明は、高速で高分解能のアナログ・デジタル変換のための装置と方法にむ けられる。「アナログ・デジタル」の用語は、ここでは、アナログからデジタル とデジタルからアナログへの両方を含む。本発明において、コンバータの量子化 雑音と線形性誤差は、各コンバータ内に制限され、したがって、混ぜ合わされな い。コンバータのバンクは、単独のクロックにより駆動され、時間の束縛を単純 にする。合成フィルタは、残っているタイミング誤差を補償する。 圧縮処理、適応アレイ処理などのサブバンド符号化のため、本発明は、追加の ハードウエアを用いる必要なしに直接チャンネル化ができる。本発明は、非一様 なチャンネルバンド幅に従い、非常に大きな集積化(VLSI)において実行で きる。本発明は、通常の離散時間QMFアレイのアーキテクチャの制限と短所を 克服する。 本発明によれば、コンバータのバンクは、アナログデジタルコンバータの場合 に、連続時間解析フィルタと離散時間解析フィルタとを備えるハイブリッドシス テムに組み込まれる。連続時間フィルタと離散時間フィルタとの一体化は、設計 の問題を提示するが、これは本発明により解決された。連続時間解析フィルタは 、従来用いられてきた切り替えコンデンサフィルタの限界を克服することにより システムの速度と分解能とを向上する。連続時間解析フィルタは、連続時間広バ ンド入力信号を連続時間サブバンド信号に区分する。好ましい実施例では、アナ ログ・デジタルコンバータ、速度切り替え器および各バンドに対して備えられる 。このアレイにおける個々のアナログ・デジタルコンバータは、サブバンド信号 を2進ビットに量子化する。速度変化器は、アップサンプラまたはダウンサンプ ラの形式で、量子化されるサブバンド信号のデータ速度を増加または減少する。 離散時間合成フィルタは、サブバンド信号を処理し、連続時間サブバンド信号の 離 散時間近似である信号を発生する。 加算器は、離散時間サブバンド信号を、連続時間広バンド入力信号の離散時間 近似である離散時間広バンド入力信号に再構成するために設けることができる。 離散時間補償器は、アナログ・デジタルコンバータにおける非線形挙動を補償で きる。合成フィルタは、連続時間合成フィルタにおける利得誤差、エイリアジン グ(aliasing)誤差および非線形位相を補償できる。特定用途プロセッサは、離散 時間への変換の前または後でサブバンド信号をさらに処理するために含まれられ る。非一様なサブバンドチャンネルバンド幅は、一様なサブバンドチャンネルバ ンド幅と同様に使用できる。木構造のアーキテクチャは、多チャンネル並列アー キテクチャを多チャンネルシステムのハイエラーキに単純化するために使用でき る。ウエーブレット型の構造は、非一様なチャンネルバンド幅を要求するシステ ムのために使用できる。 デジタルアナログ変換の別の実施形態は、広バンド離散時間入力信号をサブバ ンドに区分する離散時間解析フィルタを使用する。各サブバンドは、それ自体の デジタル・アナログコンバータとサブバンドプロセッサとを割り当てられる。連 続時間解析フィルタは、サブバンド信号を処理する。サブバンド信号は、広バン ド連続時間出力信号を形成するように再構成できる。 この発明の好ましい実施形態では、ハイブリッドシステムは、Mチャンネル( Mは整数)の、最大にデシメーションされて、並列で一様なバンド幅アーキテク チャからなる。この最大にデシメーションされた実施形態では、各サブバンドコ ンバータは、システムの有効サンプル速度の1/Mでサンプルをとる。広バンド 入力信号は、M個の解析フィルタによりM個のサブバンドフィルタに区分される 。デジタル・アナログ変換の場合、各サブバンド信号は、次に、Mの因子(ファ クタ)でダウンサンプリングされる。各サブバンド信号は、次に、1つのコンバ ータを通り、アナログ・デジタル変換またはデジタル・アナログ変換がされ、次 に、処理される。アナログ・デジタル変換の場合、サブバンド信号は、次に、M の因子でアップサンプリングされる。次に、サブバンド信号は、M個の解析フィ ルタのバンクにおいて処理され、広バンド出力信号を構成するように再構成され る。 より効率的な実行は、デジタル・アナログ変換の場合における解析フィルタ処 理とサンプル収集の順序、または、アナログ・デジタル変換の場合におけるアッ プサンプリング処理と合成フィルタ処理の順序を交換するポリフェーズ分解を用 いる。これは、サブバンドデータ速度でのフィルタ処理を可能にする。最大にデ シメーションされたシステムにおけるエイリアジング処理の影響を少なくし、分 解能を向上するため、オーバーサンプリングを用いることができる。バンク内の アナログ・デジタルコンバータのサブセットは、選択されたサブバンドでのより 大きなダイナミックレンジを要求する用途のため他のアナログ・デジタルコンバ ータより高い分解能で動作できる。サブバンドは、ベースバンドへダウンコンバ ージョンされるように混合され、または、より高周波にアップコンバージョンさ れるように混合されて、アナログ・デジタルコンバータにおける高速、高精度の サンプルホールド回路の要求を軽減する。 最適化のアルゴリズムは、反復過程における解析フィルタと合成フィルタを決 定する。この反復過程は、システムひずみ関数が完全な遅延に収束するように、 そして、システムエイリアス処理関数が0に収束するように、合成フィルタと解 析フィルタを増分的に調整する。図面の簡単な説明 図1は、本発明によるアナログ・デジタル変換またはデジタル・アナログ変換 のための一般的なハイブリッドフィルタバンクのブロック図である。 図2は、本発明による非理想的アナログ動作の補償のためのサブバンドプロセ ッサと離散時間補償バンクを備えるハイブリッドフィルタアナログ・デジタル変 換のブロック図である。 図3は、本発明によるMチャンネルの、最大に1/10がとられる、並列で、 一様なチャンネル幅のハイブリッドフィルタバンクアナログ・コンバータのブロ ック図である。 図4Aと図4Bは、フィルタ処理のための等価な方法のブロック図である。図 4Aは、アップサンプリング処理に続くフィルタ処理を表す。図4Bは、アップ サンプリング処理の前により低いデータ速度での効率的なフィルタ処理を可能に するポリフェーズ分解を用いる等価な構造を示す。アナログデジタル変換の場合 、これは、より低いデータ速度で効率的な合成フィルタ処理を可能にするために 使用できる。 図4Cと図4Dは、フィルタ処理のための等価な方法のブロック図である。図 4Cは、ダウンサンプリング処理に続くフィルタ処理を表す。図4Dは、ダウン サンプリング処理の後でより低いデータ速度での効率的なフィルタ処理を可能に する多位相分解を用いる等価な構造を示す。デジタルアナログ変換の場合、これ は、より低いデータ速度で効率的な合成フィルタ処理を可能にするために使用で きる。 図5Aは、木構造のハイブリッドフィルタバンクアナログ・デジタルコンバー タのブロック図である。図5Bは、ウエーブレット型のハイブリッドフィルタバ ンクアナログ・デジタルコンバータのブロック図である。 図6は、本発明によるハイブリッドフィルタバンクデジタル・アナログコンバ ータのブロック図である。 図7は、本発明によるアナログ・デジタルコンバータのための解析フィルタに 基づいて解析フィルタKk(s)を計算し離散時間合成フィルタFk(z)を計算する ための最適化アルゴリズムのフロー図である。好ましい実施の形態の詳細な説明 本発明のハイブリッドフィルタバンクは、全てが離散時間である種類のフィル タバンクよりも知られることの少ない新規な種類のフィルタバンクである。この ハイブリッドフィルタの複雑さは、連続時間解析フィルタと離散時間合成フィル タとの関係にある。 図1は、一般的なハイブリッドフィルタバンクA/Dコンバータ11のブロッ ク図である。解析フィルタバンク12は、広帯域の入力信号10をサブバンド信 号12Aに分割する。各サブバンド信号12Aは、それ自身のA/Dコンバータ およびサブバンドプロセッサ14に割り当てられ、それらにおいてそのサブバン ド信号12Aに対し変換および処理が行われる。合成フィルタバンク16は、変 換および処理がなされたサブバンド信号14Aを更に処理する。合成サブバンド 信号16Aは、広帯域の出力信号20を作成するために、所望に応じて付加され る加算器18において結合される。A/D変換については、連続時間解析フィル タ12および離散時間合成フィルタ16が使用されていて、その合成バンク16 はデータレートを増大または減少させるデータレート変更器(data rate changer s)を有していてもよい。D/A変換については、離散時間解析フィルタ12およ び連続時間合成フィルタ16が使用されていて、その解析バンク12はデータレ ートを増大または減少させるためのデータレート変更器を有していてもよい。デ ータレート変更器は、サンプル値の間に零値を挿入することによりデータレート を増大させるアップサンプラか、または、周期的にサンプル値を捨てることによ りサンプリングレートを減少させるダウンサンプラのいずれかである。 図1の実施形態は、ハードウェアの付加を必要とすることなく信号12Aおよ び12Aにおいて広帯域の入力信号10をサブバンドにチャネル化するためのも のである。これは、サブバンド符号化を行うアダプティブアレイプロセッシング および圧縮手法のような応用において特に有用である。 離散時間補償器を有するハイブリッドフィルタバンクA/Dコンバータを、図 2のブロック図に示す。従来技術で行われているように離散時間での解析フィル タリングの前に離散時間のスイッチドキャパシタで連続時間の広帯域入力信号2 2をフィルタリングするよりも、むしろ、図2の実施形態は、連続時間解析フィ ルタ24を使用することにより従来技術の限界を克服するものである。 連続時間広帯域入力信号22は、連続時間解析フィルタバンク24により連続 時間サブバンド信号24Aに分割される。各サブバンドに対して一つのコンバー タが対応づけられているA/Dコンバータ26のバンクは、連続時間サブバンド 信号24Aを離散時間サブバンド信号26Aへと変換する。A/Dコンバータ2 6における非線形動作を補償するために、所望に応じて付加される離散時間補償 器バンク28を使用してもよい。個々のサブバンドデータストリームに対する周 波数依存の処理、例えばアダプティブアレイプロセッシングおよび圧縮のために 、所望に応じて付加される離散時間サブバンドプロセッサバンク30により、補 償後の離散時間サブバンド信号28Aを更に処理してもよい。同様に、A/Dコ ンバータ26による量子化の前に連続時間サブバンド信号24Aを処理するため に、所望に応じてサブバンドプロセッサ25を使用してもよい。結果として得ら れる信号30Aは、離散時間合成フィルタバンク32により更に処理され、その 離散時間合成フィルタバンク32はデータレートを増大または減少させるデータ レート変更器を有していてもよい。この合成フィルタ32は、解析フィルタ24 における非線形の位相および利得誤差を補償するとともにエイリアシングを打ち 消す。 離散時間合成フィルタバンク32の出力32Aは、連続時間サブバンド入力2 4Aに対する離散時間近似である。この合成フィルタバンク32は、所望に応じ て付加される加算器34における再結合の際に、エイリアシングを打ち消し、サ ブバンド信号32Aを結合して広帯域連続時間入力信号22に対する離散時間近 似である広帯域離散時間出力信号40とするように、信号を処理する。 A/Dコンバータ26における高速で高精度のサンプルホールド回路に対する 要求を緩和するために、A/Dコンバータ26におけるサンプリングの前に、サ ブバンド24Aをミクサ27でミキシングしてベースバンドとしてもよい。これ により、より低いサンプリングレートでA/D変換が可能となり、コンバータバ ンクにおける広いアナログ帯域の制約を緩和することにより当該システムのダイ ナミックレンジが広くなる。類似の構造を、D/A変換の場合における変換後に サブバンド信号をミキシングしてより高い周波数とするために使用してもよい。 図3は、M−チャネルの、最大限に間引かれた、並列の、均一なチャネルの、 ハイブリッドフィルタバンクA/Dコンバータを表すブロック図である。連続時 間解析フィルタHk(s)は、広帯域の連続時間入力u(t)をM個の連続的で 均一な帯域幅のサブバンド信号xk(t)へと分割する。各連続時間サブバンド 信号xk(t)は、そのシステムの実効サンプリングレートに1/Mの乗ぜられ たサブバンドのレートでサンプリングするA/Dコンバータ42により離散時間 factor of M)でアップサンプリングが行われる。アップサンプリングされた離 散時間の各サブバンド信号vk(n)は離散時間解析フィルタFk(z)によって 処理される。結果として得られる信号yk(n)は、広帯域離散時間出力信号y (n)を作成するために所望に応じて加算器46で結合される。 図3に示したハイブリッドフィルタバンクA/Dコンバータの特性の数学的な 導出を次に説明する。最初の目標は、下記において式1〜9で導出されるこの構 成(architecture)に対する入出力関数(input/output function)を求めることで ある。第2の目標は、式17〜22においてM=2に対して例が与えられるとと もに式10〜16において定義される1組の解析フィルタHk(jΩ)が与えら れる完全な再構成(reconstruction)を提供する解析フィルタFk(ej ω)のフー リエ変換に対する式(expression)を見いだすことである。 周波数領域では、Ωnラジアン/秒に帯域制限された入力信号U(jΩ)を各 解析フィルタHk(jΩ)によりフィルタリングした結果がXk(jΩ)である。 Xk(jΩ)=U(jΩ)Hk(jΩ) (1) 時間領域では、A/Dコンバータ42の誤差は、利得誤差akとDCオフセッ ト誤差bkとしてモデル化することができる。 A/Dコンバータ誤差の影響は、周波数領域においてエイリアシング誤差ととも に見られる。A/Dコンバータ誤差の影響は、アンダーサンプリングによるエイ リアシング誤差とともに周波数領域において見られる。ここで、Tをサンプリン グ周期とするとT=Mπ/Ωkであり、 である。Xk(jΩ)に対して代入を行うと、 Mの率でアップサンプリングを行った結果は、Vk(ej ω)として表現される。 合成フィルタFk(ej ω)によりVk(ej ω)をフィルタリングした結果は、Yk (ej ω)として表現され、 である。Yk(ej ω)に対して代入を行うと、再構成された広帯域の出力信号Y (ej ω)は、 となる。この総和演算を書き直すと、入力U(jΩ)、解析フィルタHk(ej ω )および合成フィルタFk(ej ω)により表現した出力(ej ω)が得られる。 この式は、関数Tp(ej ω)およびβを導入することにより簡単化される。 ここで、 であり、 である。式10、11および12は、区間0<ω≦{(M−1)/M}2πにお けるハイブリッドフィルタバンクA/Dコンバータに対する数学的な入出力関数 を記述するものである。 フィルタバンク構成の唯一の影響が遅延が持ち込まれることのみである場合に 、完全な再構成が得られ、 Y(ej ω)=Ae-j ωdU(ej ω) (13) である。したがって、ひずみ関数(distortion function)T0(ej ω)は、純粋 な遅延dに対応しなければならず、 T0(ej ω)=Ae-j ωd (14) である。また、1≦p≦M−1のときのエイリアシング関数Tp(ej ω)は、零 に等しくならなければならず、 Tp(ej ω)=0 (15) である。βは、A/DコンバータにおけるDCオフセット誤差に対応し、各A/ Dコンバータのオフセットbkを零に調整することにより零とされなければなら ない。 β=0 (16) これらの制約条件を用いると、式11は、1組の解析フィルタHk(ej ω)が与 えられる完全な再構成を提供する所望の合成フィルタFk(ej ω)のフーリエ変 換に対する連立線形方程式として解くことができる。 一例として、M=2に対し、入出力関数は となる。完全な再構成のためには、ひずみ関数は純粋な遅延に等しくならなけれ ばならず、 であり、エイリアシング関数は零に等しくならなければならず、エイリアシング 関数は零に等しくならなければならず、 である。また、DCオフセット誤差βは零に設定されなければならず、 である。上記の連立方程式をF0(ej ω)およびF1(ej ω)について解くと、 完全な再構成を提供する合成フィルタのフーリエ変換は、 および となる。 離散時間合成フィルタFk(z)は、下記で説明される最適化を用いて、所望 の周波数応答Fk(ej ω)を近似するシステム関数(system function)を計算す ることにより求められる。合成フィルタの次数は、そのシステムで許容できる誤 差のレベルにより決定される。高次の合成フィルタは、所望の周波数応答を低次 の合成フィルタよりも正確に近似するため、再構成誤差を低減する。 ハイブリッドフィルタバンクA/Dコンバータの逆の構造のものは、離散時間 解析フィルタ、ダウンサンプラ、D/Aコンバータのアレイ、および連続時間合 成フィルタを使用するハイブリッドフィルタバンクD/Aコンバータである。ハ イブリッドフィルタバンクA/Dコンバータ用に設計された連続時間および離散 時間のフィルタを使用すると、ハイブリッドD/Aコンバータと同一の再構成誤 差が生じることになる、ということを示すことができる。このD/Aコンバータ は、図6に関連づけて下記において説明される。 図7に関して以下に述べる最適アルゴリズムは最適システム遅延dを算出し、 正確な復元が可能な適当な解析および合成フィルタを形成する。ほぼ完全な復元 解決法は離散時間の完全な復元解決法を近似することにより設計可能であるが、 良い近似を得るには高次フィルタが必要となる。下記の最適アルゴリズムはハー ドウェア的な効力を必要としない概略完全復元ハイブリッドフィルタバンクを算 出する。 上記アルゴリズムは、解析フィルタ最適化処理部と、それに続く合成フィルタ 最適化処理部の2つのセクションを有する。所定のローパス連続時間解析フィル タH0(S)から、解析フィルタ最適化処理部は残りのバンドパスフィルタHk( S)、ただし1≦k≦M−1、とシステム遅延dを算出し、復元誤差を最小にす る。最適化処理部は0≦p≦M−1における関数Tp(ejw)のサンプルを算出 し、解析フィルタHk(S)とシステム遅延dを、歪み関数T0(ejw)が可能な 限り完全遅延e-jwdに近接し、1≦p≦M−1におけるアライアジング関数Tp (ejw)が可能な限りゼロに近接するように、繰り返し調整する。上記アルゴリ ズムはマトラブ(Matlab)多変数最小化アルゴリズムfminsにより最 小二乗エラー判定基準を採用している。 上記算出された解析フィルタHk(S)とシステム遅延dにより、合成フィル タ最適化処理部は復元エラーを最小にする合成フィルタFk(Z)を算出する。 1つの方法としてシステム関数Fk(Z)を算出するマトラブ関数(infre qz)があり、該システム関数のフーリエ変換は理想的なフーリエ変換を近似す る。このようなアルゴリズムは粗い解式を提供するには十分速いが、最高度の正 確さが可能な復元を提供することは不可能である。このアルゴリズムは上記合成 フィルタ最適化処理で使用されエイリアジング(aliasing)関数Tp( ejw)を検出する。 上記解析フィルタ最適化処理部と同様に、合成フィルタ最適化処理部は、マッ トラブ(Matlab)多変数最小化アルゴリズムfminsにより関数Tp( ejw)における最小二乗エラー判定基準を最小にするために、合成フィルタFk (Z)を繰り返し調整する。アルゴリズムが上記解析フィルタ最適化処理におい て算 出された解析フィルタを使用するときに最良の結果が得られるが、どんな解析フ ィルタの設定に対しても機能し、(バッタワース、チェビシェフ、または楕円形 フィルタ)などの標準型フィルタの使用が可能である。合成フィルタ最適化処理 はまたハードウェア解析フィルタの測定に基づいて合成フィルタを最適化するこ とによりハードウェアシステムの正確な目盛設定を可能にする。 図3の技法は、システムの効果的なサンプル速度で動作する非常に高速動作が 可能な合成フィルタFk(Z)を必要とする。図3からアップサンプラ48と合 成フィルタFk(Z)との結合は図4Aにおいて再生される。図4Bに示すポリ フェーズ分解技法は図4Aに示す結合と同等である。ポリフェーズ分解は、合成 フィルタリングRk(Z)がアップサンプリング前に実行されるように、その配 列順序を再構成する。合成フィルタリングRk(Z)はアナログ/デジタルコン バータの低サンプル速度、すなわちシステムの有効サンプル速度の1/M倍の速 度で行われる。ポリフェーズ分解は、各アップサンプラ44と長さLFIRの合 成フィルタFkと,M個のアップサンプラ50が後続するM個の長さL/Mのフ ィルタRk(Z)とを置き換える。上記処理は各サブバンドごとにM個のフィル タを必要とするが、各フィルタはより少ない係数を有する。同様のポリフェーズ 分解構造は、デジタル/アナログ変換の場合でのサブバンドサンプル速度で解析 フィルタリングを可能にするために使用可能である。 アナログ/デジタルコンバータがハイブリッドフィルタバンクの有効サンプリ ング速度よりも高速度でサンプリングを行うオーバサンプリングシステムでは、 図4Cに示すように、フィルタリングおよび変換処理後にダウンサンプリング処 理が必要となる。図4Dはポリフェーズ分解の実施例を示し、変換された信号xk (n)は最初にダウンサンプリング処理51によりデータレートが低下され、 その後合成フィルタRk(Z)によってフィルタ処理される。この実施例では、 フィルタリング処理Rk(Z)は低データレートで行われる。一般的には、図4 Bおよび図4Dに示すポリフェーズフィルタリング処理方法は、データレート変 化とフィルタ処理とを相互変換することにより、低データレートでフィルタ処理 を可能とするために使用できる。 エイリアジング処理を低減させるための1つの技法は、解析フィルタカットオ フの傾斜と阻止帯域の減衰を増大させることである。しかし、この方法ではハー ドウェアがより複雑となる。他の改良技法としてオーバサンプリングがある。図 3に示す最大限にデシメーションされた技術は、規定により、エイリアジング処 理用に許容差のない理論的限定ナイキストのサンプリングレートで動作すること である。オーバサンプリングではアレーにおける各コンバータに割り当てられた 周波数チャンネルを広げ、したがってチャンネルはオーバラップすることになる 。このことはエイリアジング処理を低減するための解析フィルタHk(S)では あまり重要ではなく、鋭角的なカットオフの傾斜と高い阻止帯域の減衰の条件を 軽減させ、ハードウェアの必要性を低減した低次解析フィルタHk(S)装置の 構成を可能にする。オーバサンプリングはまた量子化ノイズを信号から分離し、 ノイズは合成フィルタでフィルタ処理によって除去され、システムノイズを低減 するとともにシステム分解能を高める。サンプリング速度の4つの各要素は1有 効ビットにより分解能を高める。オーバサンプリングを使用するアナログ/デジ タルコンバータの場合では、変換されたサブバンド信号は合成フィルタリング処 理の後ダウンサンプリング処理を施す必要がある、なぜなら、オーバサンプルシ ステムでは、個々のコンバータはシステム全体の有効サンプリングレートよりも 高レートで動作することがあるからである。 Mチャンネルハイブリッドフィルタバンクは簡潔な構成として1本の木構造状 に配置した連続するマルチチャンネルブロックを形成することができる。これに より最適化アルゴリズムと設計工程が簡潔となる。図5Aはアナログ/デジタル 変換用2チャンネル木構造のブロック図である。解析フィルタバンク52は、入 力信号u(t)を複数のサブバンドに分離する階層的な組の連続時間解析H0( S)とH1(S)を有し、該サブバンドは連続時間解析フィルタH00(S)、H0 1 (S)、H10(S)、H11(S)によりさらに分割される。各サブバンド信号 は離散時間53、アップサンプル54に変換され、その後、階層的離散時間合成 フィルタバンク55で処理され再結合される。望ましくない時間消費されうるM チャンネルシステムの最適化よりもむしろ、最適化は一連の2チャンネル最適化 処理 に低減される。この実施例は2チャンネルブロックに限定されるものではなく、 また2レベルの階層に限定されるものでもない。この技法はまたデジタル/アナ ログ変換にも適用可能である。 本発明はまた図5Bに示すような小波形状の構成においても実施可能である。 連続時間入力信号u(t)は連続時間解析フィルタH0(S)によってサブバン ド信号に分割される。サブバンド信号u1(t)の一方はさらに解析フィルタH1 (S)によりさらに小さなサブバンドu2(t)に分離され、各サブバンド信号 は離散時間56とアップサンプル57に変換される。サブバンドは小波構成の合 成フィルタバンク58で再結合される。この構造は多数分解能または小波解析用 の非均一チャンネル帯域幅を必要とするシステムにおいて適用される。この技法 は、例えば、低周波数で広帯域幅を必要とするオーディオ適用装置において好適 である。 本発明はまた、選択周波数帯域でさらにダイナミック領域を必要とする適用の ために、サブバンドのサブセットにおいて高分解能アナログ/デジタルコンバー タを有することも可能である。例えば、あるサブバンドは高次の量子化ビットを 有するコンバータを用いることも可能である。または、あるサブバンドは高レー トでサンプル処理されることも可能である。 図6は本発明にかかるMチャンネル、最大削減、平行、均一チャンネルのハイ ブリッドフィルタバンクデジタル/アナログコンバータのブロック図である。広 域離散時間入力信号u(n)は離散時間解析フィルタHk(Z)により離散時間 サブバンド信号uk(n)に分割される。サブバンド信号uk(n)はダウンサン アナログコンバータ62のバンクにより離散時間から連続時間に変換される。そ の連続時間サブバンド信号xk(t)は連続時間合成フィルタFk(S)によりさ らに処理され信号yk(t)を発生し、離散時間サブバンド信号uk(n)の連続 時間近似となる。連続時間サブバンド信号yk(t)は加算器64で結合され広 域連続時間出力信号y(t)を形成し離散時間広域入力信号u(n)の連続時間 近似とすることも可能である。図6に示すデジタル/アナログ変換技法は、ポリ フェーズ分解、木構造、ウェーブレット構造、サブバンド処理、サブバンド補償 およびオーバサンプリングを含むここに記載の実施例いずれによっても実現可能 であるが、これらの実施例に限定されるべきではないことに留意すべきである。 図7は解析フィルタHk(S)と合成フィルタFk(Z)とを最適化するための アルゴリズムのフロー図である。アルゴリズムは2つの工程92と94に分類さ れる。第1の段階92では、解析フィルタHk(S)が算出され、合成フィルタ Fk(Z)は復元エラーを最小にするように近似される。第2の段階94では、 最良の合成フィルタが算出されて復元エラーを最小にする。各段階では、アナロ グ/デジタルコンバータのDCオフセットエラーβは0に設定されたものとして 、システムの入出力関数が算出され、次にエラー関数が算出される。エラー関数 は処理結果の入出力関数と理想遅延との差を定量化する。このデータは、復元エ ラーを低減するためのフィルタにおいて他の推論を行うために使用される。この 処理工程はエラーが各段階で所定のしきい値以下になるまで繰り返される。 第1の段階92では、マトラブ(Matlab)ルーチンfminsなどの標 準他変数最小化ルーチンを用いて解析フィルタHk(S)とシステム遅延dに対 して推定がおこなわれる(ステップ80)。次に、マトラブ(Matlab)ル ーチンinvfreqzなどの標準フィルタ近似ルーチンを用いて周波数応答曲 線を最適周波数応答に適用することによって(ステップ82)合成フィルタFk (Z)が大まかに近似される。次にTk(ejw)が検出され(ステップ84)、 Tk(ejw)におけるエラーがしきい値レベル以下か否かが決定される(ステッ プ86)。エラーがしきい値以下でない場合、第1の段階92の他の繰り返し動 作が要求され、処理はエラーがしきい値以下になるまで標準最小化アルゴリズム を用いて解析フィルタHk(S)を調整し続ける。エラーがしきい値以下になれ ばアルゴリズムは第2の段階94に進む。 第2の段階94では、所定の解析フィルタHk(S)、合成フィルタFk(Z) が算出され、復元エラーを最小化する。解析フィルタHk(S)の応答が測定さ れる(ステップ87)。次に、Tk(ejw)におけるエラーが検出される(ステ ッ プ88)。次に、Tk(ejw)におけるエラーが所定のしきい値以下か否か決定 される(ステップ90)。エラーがしきい値以下でない場合は、エラーを最小化 するように標準最小化アルゴリズムを用いて合成フィルタFk(Z)が調整され (ステップ96)、第2の段階94の他の繰り返し工程が要求される。エラーが しきい値以下の場合は(ステップ90)、解析フィルタHk(S)と合成フィル タFk(Z)が決定される。 実際には、解析フィルタHk(S)の周波数応答を測定して(ステップ87) 実際の変換関数を決定しなければならない、なぜなら最適化処理の第1の段階9 2で算出された解析フィルタはハードウェアでは決して理想的に実現されないか らである。最適化アルゴリズムにおけるエラー関数は正確な解析フィルタの振幅 とg個の等距離の空間周波数点での位相データとを必要とする。1つの方法とし てg個の等距離の空間周波数での解析フィルタの周波数応答を直接測定する方法 がある。正確な測定が必要とされ、さもなければ復元は劣化される。 合成フィルタの順番は、理想的な解決にどこまで正確に接近することができる かに対し強い影響を及ぼす。FIR合成フィルタに対し長さLが決定されれば、 システムの最適な遅延dの初期推定はL/2で設定される。この選択の理論的根 拠は、インパルスレスポンス係数の大きさはd番目係数の近傍において最大とな り、そこを中心に両側に減衰する点にある。dをインパルスレスポンスの半分の 長さに選択することは、最も重要な(上位の)係数がインパルスレスポンスの最 終長によって先鋭化されないことを保証する。 A/Dコンバータにおけるゲインエラーakおよびオフセットエラーbkを測定 する必要がある(ステップ87)。純粋な正弦波をサンプリングする際において 、A/Dコンバータから発生される高調波の振幅を測定することにより、A/D コンバータの非直線的なカーブを推論することができる。ここにおいて、0次の 項はオフセットエラーbkに相当し、これは0になるようにすべきであり、1次 の項はゲインエラーakに相当する。 最小化されるべきエラー関数Tk(ej ω)を計算する。上述したように、フィ ルタバンクの構成の影響が遅延をもたらすことだけに限られている時に最適な再 構成が得られる。したがって、ひずみ関数T0(ej ω)は可能な限り最適遅延A e-j ωdに近付けるべきであり、エイリアジング関数Tp(ej ω),1≦p≦M −1,は可能な限り0に近付けるべきである。ε0(ω)は、特定周波数ωにお いて、ひずみ関数T0(ej ω)と理想遅延Ae-j ωd(共に実数部および虚数部 )の平方された差を示す。 ε0(ω)=[Re{T0(ej ω)}−Re{Ae-j ωd}]2 +[Im{T0(ej ω)}−Im{Ae-j ωd}]2 (23) εp(ω)は、特定周波数ωにおいて、エイリアジング関数Tp(ej ω)と0( 共に実数部および虚数部)の平方された差を示す。 εp(ω)=Re{Tp(ej ω)}2+Im{Tp(ej ω)]2,1≦p≦M−1 (24) したがって、周波数ωにおいて、最適な遅延が得られれば、ε0(ω)および εp(ω)は共に0である。システムにおいては、全ての周波数域において可能 な限り最適な遅延に近付けるべきであり、全エラー関数はサンプルε0(ω)お よびεp(ω)をgで均等割り振りされた周波数で収集し、全周波数帯域におい て最適化がなされることを保証すべきである。アルゴリズムによって最小化され る全エラー関数は、次式で表される。 ここで、Epは重み付け係数であり、エイリアジングエラーまたはひずみエラ ーのいずれかを低減するのに用いられる。 エラー関数εにおいて検査されるべき周波数点gの数を決める必要がある。も しLが各合成フィルタの長さとすれば、最小化はML個(M個の有限インパルス レスポンス合成フィルタとL個の係数)の変数を有する変換関数に対してなされ る。もし、gがMLに選ばれたとすれば、入力/出力関数は周波数レスポンス測 定点間において比較的スムースである。すなわち、そのアルゴリズムにより、ア ルゴリズムがサンプリングするg個の周波数点だけでなく、全周波数帯域におい て、レスポンスが最適化されることが保証される。例えば、M=2システムにお いては、合成フィルタの長さが、L=64に選ばれたとすれば、εエラー関数の 評価をg=128の均等に割り振られた周波数において行うことは最低限必要な ことである。 全エラー関数εは、分析フィルタHk(s)、ゲインエラーak、合成フィルタ Fk(z)の関数である。Hk(s)およびakは最初に測定され、Fk(z)につ いては初期推定がなされる。第1ステージ92および第2ステージ94のいずれ もにおいて、εの最小化は数字の処理によって行われ、例えばMatlabTM関数fmi nsのルーチンを用いて行われる。マットラブ(MatlabTM)関数fminsは、ネルダ ー−ミード シンプレックス(Nelder−Mead simplex)検索を用い、フィルタ Fk(z),Hk(z)を繰り返し調整し、システム遅延dを用い、エラーεを最 小化する。このアルゴリズムは直接検索を行うので、他からの引用情報を必要と しない。ここで、アルゴリズムが動作して、エラーを最小化するために必要な変 数の数をCとする。C次元空間におけるシンプレックスは、C+1の個別のベク トルで特定され、それらは頂点を示す。2次元空間においては、シンプレックス は三角形であり、3次元空間においては、シンプレックスは三角錐である。検索 の各ステップにおいて、現在のシンプレックスの中またはその近傍に新しい点が 生成される。新しい点において、エラーεが評価される。ステップ88において は、シンプレックスの各頂点におけるエラーεの値が比較され、通常、1つの頂 点は新しい点と置き換えられ、新たなシンプレックスが生成される(ステップ8 0,96)。このステップは、シンプレックスの直径が所定の許容値内になるま で繰り返し行われる(ステップ86,90)。 ハイブリッドフィルタバンクのA/Dコンバータの構築は、常に実行可能な効 率の良い自動計算ルーチンを含む。1つの計算方法には、連続的分析フィルタに 既知の広帯アナログ信号の注入を含み、その後、合成フィルタの最適化が行われ 、元の連続的信号を最適な形で数学的に再構成する。この方法によれば、測定お よびモデル化に伴うエラーは除かれる。何故ならば、この方法は、分析フィルタ の動作に基づくシステムを直接最適化するからである。この方法においては、コ ンピュータ計算は集中的に行われるが、初期計算が終われば、後の計算は、通常 の頻度で中程度の計算量で行うことができる。Mチャンネルの場合の計算のコン ピュータ構成は、図5Aに示すツリー構造により2つのチャンネルブロックを繰 り返し連続して用いる構成にすることにより簡略化することができる。 分析フィルタ型は合成フィルタの再構築の正確さに影響を及ぼす。また、再構 築の正確さは、分析フィルタの順番、リップル、群遅延によっても決まる。最適 化アルゴリズムの第1ステージ92によりデザインされた分析フィルタに加えて 、いくつかの標準型の分析フィルタについて、楕円、チェビシェフI(Chebysh ev I),バターワース(Butterworth)等の実験が行われた。これらの実験に より、再構築の正確さは分析フィルタの順番にはほとんど依存していないことが 示された。しかしながら、ストップバンドのより大きな減衰を有する下位の分析 フィルタは、A/Dコンバータの直線性におけるエラーおよび量子化エラーにつ いて より多くの帯域外の減衰を示した。タイムインターリーブされたA/Dコンバー タにおけるエラーが混合されるように、直線性におけるエラーおよび量子化エラ ーは、サブバンドチャンネルに混合され、全体においてひずみを助長している。 なお、このA/Dコンバータのエラーを、上述したハイブリッドバンク構成の数 学的再構築エラーと混同すべきでない。パスバンドリップルや可変群遅延を有す るフィルタ、例えば、チェビシェフ(Chebyshev)フィルタや楕円フィルタは低 い再構築制度を有する。バターワース(Butterworth)フィルタの場合は、より よい再構築が得られた。これは、バターワース(Butterworth)フィルタにはパ スバンドリップルがなく、かつ、群遅延が比較的一定であるからである。最も良 い分析フィルタは、最適化アルゴリズムの第1ステージ92に基づいてデザイン されたものである。 合成フィルタは、サンプルされた映像を抑圧し、エイリアジングをキャンセル し、分析フィルタのリップルや非線形位相の補償することにより信号を再構築す る。合成フィルタの順番により対象物の正確さがどの程度まで満たされるかが決 定される。分析フィルタのカットオフスロープやストップバンド減衰を増やすこ とにより、エイリアジングの量を減らすことが可能となる。これにより、合成フ ィルタに課されたエイリアジングの除去の要求が緩和され、再構築の正確さを改 善することができる。これはまた、バンド外の減衰を増大し、周波数バンド間に おける量子化ノイズや直線性におけるエラーを抑圧する。 7次のアナログ式バターワース(Butterworth)分析フィルタと、最適化アル ゴリズムの第2ステージ94により最適化された16ビットデジタル式合成フィ ルタであって、長さ64の有限インパルスレスポンスをもったものとを有する2 チャンネル式ハイブリッドフィルタバンクシステムがシュミレートされた。この システムにより、0dBひずみから平均0.113dBの変位(ω=πラジアン/ 秒において3.13dBの最大のひずみ)、−81.5dBの平均エイリアジング( ω=0ラジアン/秒において−42.1dBの最大エイリアジング)、および32 サンプル点においてほとんど一定した群遅延が観測された。エラーはω=0およ びω=πの近傍に集中し、システムの有効なバンド帯域においてはほとんど影響 がなかった。エイリアジングはスペクトルの93%の帯域にわたって−68dB 以下に低減された。理想的なnビットのA/DコンバータのSN比は6.02n+ 1.76dBであるので、エイリアジングエラーはシステムの雑音レベルにあると すれば、このシステムは約11ビットの分解能を有するA/Dコンバータに匹敵 する。 第2ステージ94により最適化された16ビットの係数FIRデジタル合成フ ィルタと、長さが64で第1ステージ92により最適化された7次のアナログフ ィルタを有するシステムがシュミレートされた。最適化されたこのシステムは、 0dBひずみから平均0.00095dBの変位(0.0045dBの最大ひずみ) 、−108dBの平均エイリアジング(ω=0ラジアン/秒において−42.3d Bの最大エイリアジング)、および34サンプル点においてほとんど一定した群 遅延が観測された。エイリアジングはスペクトルの95%の帯域にわたって−4 7dB以下に低減された。したがって、この最適化されたハイブリッドフィルタ バンクは、約12ビットの分解能を有するA/Dコンバータに匹敵する。フィル タデザインアルゴリズムの結果によれば、バターワースのハイブリッドフィルタ バンクにおける二乗平均再構築エラーは、最適化されたフィルタバンクの同エラ ーよりも46倍大きい。 広帯域バンドの入力を用いたシュミレーションから得られた結果によれば、お よそ30dBの帯域外の減衰がみられた。このことは、直線性におけるエラーや 、一連のA/Dコンバータアレイにおける各コンバータのミスマッチがいかにチ ャンネル間において30dBほど抑圧されるかが示され、これらエラーやミスマ ッチは、タイムインターリーブされたA/Dコンバータにおけるように、合成さ れない。例えば、2つの12ビット25MSa/sA/Dコンバータを用いた5 0MSa/sタイムインターリーブシステムについてテストが行われた。A/Dコ ンバータ間においてのミスマッチがあるので、システムにおけるスプリアスのな いダイナミックレンジは56.7dB、すなわち9.1ビットのみである。対応す る2チャンネル50MSa/sハイブリッドフィルタバンクA/Dコンバータにお いては、ミスマッチを混合しないので、分解能は一連のA/Dコンバータアレイ の 中で一番悪いものに限定され、このテストにおいてはスプリアスのないダイナミ ックレンジは82.2dB、すなわち13.4ビットであった。 完成度高く作られたハイブリッドフィルタバンクA/Dコンバータにあっては 、8ビットの分解能であれば8GSa/sのサンプリングレートを越え、16ビ ットの分解能であれば2MSa/sのサンプリングレートを越えるものとなる。 フィルタデザインアルゴリズムは、アナログ分析フィルタおよびデジタル合成 フィルタを最適化し、エイリアジングを無くし、リップル、非線形位相、アナロ グ分析、フィルタの不完全な設定を補償し、ほぼ完璧な再構築されたハイブリッ ドフィルタを形成する。ハイブリッドフィルタバンクは、一連のA/Dコンバー タを孤立化し、A/Dエラーがチャンネル間において混同しないようにすること により、従来のものと比べ、スピードを上げ、かつ分解能を向上させることがで きる。実験はA/Dシステムについて行われたが、本発明に係る適正化アルゴリ ズムはD/Aシステムについても同様に適用可能である。 本発明のより詳しい構成は、スコット・リチャード・ベラクエズ氏による19 94年のマサチューセッツ工科大学の修士論文(Massachusetts Institute of TechnologyM.S.Thesis of Scott Richard Velazquez,1994)に開 示されており、その内容は本願の内容の一部を構成する。 好ましい実施例に基づいて本願発明は詳細に説明したが、当業者にはわかるよ うに、請求の範囲に特定される範囲内においては、種々の変形や改良は本願発明 に包含されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H03H 17/02 661 H03H 17/02 661E H03M 1/12 H03M 1/12 C (72)発明者 ニューエン,トルオング・キュー アメリカ合衆国53705ウィスコンシン州 マディソン、ノース・ミッドベイル・ブー ルバード 305番 アパートメント・ビー (72)発明者 ブロードストーン,スティーブン・アール アメリカ合衆国01801マサチューセッツ州 ウォーバム、ハモンド・プレイス14番 【要約の続き】 施例は、デジタル・アナログ変換のために、離散時間解 析フィルタと連続時間合成フィルタを用いる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.連続時間と離散時間との間で信号を変換するためのシステムであって、 広帯域入力信号を第1のサブバンド信号に分割するための解析フィルタバンク と、 上記第1のサブバンド信号を第2のサブバンド信号に変換するためのアナログ /デジタル変換器の変換器バンクと、 上記第1のサブバンド信号の変換された近似である第3のサブバンド信号が発 生されるように上記第2のサブバンド信号を再構築するための合成フィルタバン クとを備え、 上記解析バンクと上記合成バンクのうちの1つは連続時間フィルタを備え、そ の他は離散時間フィルタを備えたシステム。 2.連続時間信号を離散時間信号に変換するための請求項1記載のシステムにお いて、 連続時間広帯域入力信号を第1のサブバンド信号に分割するための連続時間解 析フィルタのバンクと、 上記第1のサブバンド信号を第2のサブバンド信号に量子化するためのアナロ グ・デジタル変換器のバンクと、 上記第2のサブバンド信号のデータレートを調整するためのレート変換器のバ ンクと、 連続時間サブバンド信号の離散時間近似である第3のサブバンド信号が発生さ れるように、上記第2のサブバンド信号を再構築するための離散時間合成フィル タのバンクとを備えたシステム。 3.請求項2記載のシステムにおいて、 アナログ・デジタルコンバータにおける非理想的なアナログ動作を補償するた めの離散時間補償器のバンクをさらに備えたシステム。 4.先行する請求項2又は3のうちの1つに記載のシステムにおいて、 サブバンド処理は、上記アナログ・デジタルコンバータが上記第1のサブバン ド信号を量子化する前、又は後、もしくは前及び後の両方で実行されるシステム 。 5.先行する請求項に記載のシステムにおいて、 上記第3のサブバンド信号を、上記広帯域入力信号の変換された近似である広 帯域出力信号に再合成するための加算器をさらに備えたシステム。 6.先行する請求項に記載のシステムにおいて、 上記解析フィルタと上記合成フィルタは、上記システムの歪関数が完全な遅延 値に収束するとともに、上記システムのエイリアジング関数がゼロに収束するよ うに、上記解析フィルタと上記合成フィルタとを繰り返し調整する最適化技術に よって決定されたシステム。 7.先行する請求項に記載のシステムにおいて、 ポリフェーズ分解は、フィルタリングが最小のデータレートで実行されるよう に用いられるシステム。 8.先行する請求項に記載のシステムにおいて、 アナログ/デジタルコンバータのバンクは、残りのアナログ/デジタルコンバ ータよりも高い解像度で動作するアナログ/デジタルコンバータのサブセットを 含むシステム。 9.先行する請求項に記載のシステムにおいて、 上記サブバンドの帯域は不均一であるシステム。 10.先行する請求項に記載のシステムにおいて、 上記第1のサブバンド信号は、解像度を増大するためのアナログ/デジタルコ ンバータによってオーバーサンプリングされたシステム。 11.先行する請求項1及び5乃至10のうちの1つに記載のシステムにおいて 、 上記解析フィルタバンクは離散時間フィルタを備え、 上記変換器のバンクはデジタル/アナログコンバータを備え、 上記合成フィルタバンクは連続時間フィルタを備えたシステム。 12.先行する請求項に記載のシステムにおいて、 上記第1のサブバンド信号をベースバンドにダウンコンバートするように混合 し、又はより高い周波数にアップコンバートするように混合するための混合回路 をさらに備えたシステム。 13.先行する請求項に記載のシステムにおいて、 上記サブバンド信号の別の処理のための特定アプリケーションのプロセッサの バンクをさらに備えたシステム。 14.連続時間と離散時間との間で信号を変換するための方法であって、 解析フィルタバンクにおいて、広帯域入力信号を第1のサブバンド信号に分割 することと、 アナログ/デジタルコンバータのバンクにおいて、上記第1のサブバンド信号 を第2のサブバンド信号に変換することと、 合成フィルタバンクにおいて、上記第1のサブバンド信号の変換された近似で ある第3のサブバンド信号が発生されるように、上記第2のサブバンド信号を再 構築することとを含み、 上記解析バンクと上記合成バンクのうちの1つは連続時間フィルタを備え、そ の他は離散時間フィルタを備えた方法。 15.連続時間信号を離散時間信号に変換するための請求項14記載の方法にお いて、 連続時間解析フィルタのバンクにおいて、連続時間広帯域入力信号を第1のサ ブバンド信号に分割するステップと、 アナログ/デジタルコンバータのバンクにおいて、上記第1のサブバンド信号 を第2のサブバンド信号に量子化するステップと、 レート変換器のバンクにおいて、上記第2のサブバンド信号のデータレートを 調整するステップと、 連続時間サブバンド信号の離散時間近似である第3のサブバンド信号を発生す るための離散時間合成フィルタのバンクにおいて、上記第2のサブバンド信号を 再構築するステップとを含む方法。 16.先行する請求項14−15のうちの1つに記載の方法において、 上記第3のサブバンド信号を、上記広帯域入力信号の変換された近似である広 帯域出力信号に再合成するステップをさらに含む方法。 17.先行する請求項14−16のうちの1つに記載の方法において、 上記システムの歪関数が完全な遅延値に収束するとともに、上記システムのエ イリアジング関数がゼロに収束するように、上記解析フィルタと上記合成フィル タを繰り返し調整することによって、上記解析フィルタと上記合成フィルタを最 適化するステップをさらに含む方法。
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