JP3947185B2 - アナログディジタル変換方法、及びアナログディジタル変換装置 - Google Patents

アナログディジタル変換方法、及びアナログディジタル変換装置 Download PDF

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Description

本発明は、アナログ信号をディジタル信号に変換するアナログディジタル変換方法、及びアナログディジタル変換装置に関する。
従来、アナログ信号をディジタル信号に変換する場合に、見かけ上のサンプリングレートを高くするために、N個のアナログディジタルコンバータ(以下ADC)を用いるN相(way)のインターリーブ・アナログディジタル変換方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−346913号公報
しかし、上述したようなインターリーブ・アナログディジタル変換方式において、それぞれのADCに与えられるサンプリングクロックの位相や、それぞれのADCの周波数特性に誤差が生じている場合、精度よくディジタル信号の周波数スペクトルを算出することができない。
例えば、それぞれのADCに与えられるサンプリングクロックの位相は、所定位相ずつ異なる必要があるが、それぞれのサンプリングクロックの位相を正確に所定位相ずつずらすことは困難である。また、正確な位相でサンプリングクロックをそれぞれのADCに与えた場合であっても、ADCの周波数特性が理想的でなければ、それぞれのADCにおけるサンプリングタイミングやゲインにバラツキが生じ、ディジタル信号の周波数スペクトルを精度よく算出することが困難である。
このため本発明は、上述した課題を解決することのできるインターリーブAD変換方法、及びインターリーブAD変換装置を提供することを目的とする。この目的は、請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、アナログ信号を、与えられるサンプリングクロックの位相がそれぞれ所定の周期ずつ異なる複数のアナログディジタルコンバータを用いてディジタル信号に変換するアナログディジタル変換方法であって、それぞれのアナログディジタルコンバータの周波数特性を予め測定する測定段階と、複数のアナログディジタルコンバータを用いて、アナログ信号をサンプリングするサンプリング段階と、複数のアナログディジタルコンバータがサンプリングしたデータをそれぞれフーリエ変換し、複数のアナログディジタルコンバータに対応する複数の周波数領域信号を生成するフーリエ変換段階と、それぞれの周波数領域信号に、全てのアナログディジタルコンバータの周波数特性に基づく補正係数を乗ずることにより、対応するアナログディジタルコンバータの周波数特性が理想的である場合に得られる周波数領域信号に変換する補正段階と、補正段階において得られたそれぞれの周波数領域信号を合成し、ディジタル信号の周波数スペクトルを生成する合成段階とを備えるアナログディジタル変換方法を提供する。
補正段階において、複数のアナログディジタルコンバータのうちのいずれか一のアナログディジタルコンバータの周波数特性を理想的な周波数特性としてよい。補正段階は、それぞれのアナログディジタルコンバータの周波数特性により生じる、それぞれの周波数領域信号のスプリアス成分がうち消し合うように、それぞれの周波数領域信号に乗ずるそれぞれの第1補正係数を、全てのアナログディジタルコンバータの周波数特性に基づいて算出する第1算出段階と、第1補正係数を乗じたことにより生じる、周波数領域信号の信号成分の位相の誤差を補正するための第2補正係数を、それぞれの第1補正係数及びそれぞれの周波数特性に基づいて算出する第2算出段階とを有し、それぞれの周波数領域信号に、対応する第1補正係数を乗じ、合成段階は、補正段階において対応する第1補正係数が乗算されたそれぞれの周波数領域信号を合成し、合成した信号に第2補正係数を乗じてよい。
補正段階は、それぞれのアナログディジタルコンバータの周波数特性により生じる、それぞれの周波数領域信号のスプリアス成分がうち消し合うように、それぞれの周波数領域信号に乗ずるそれぞれの第1補正係数を、全てのアナログディジタルコンバータの周波数特性に基づいて算出する第1算出段階と、第1補正係数を乗じたことにより生じる、周波数領域信号の信号成分の位相の誤差を補正するための第2補正係数を、それぞれの第1補正係数及びそれぞれの周波数特性に基づいて算出する第2算出段階とを有し、それぞれの周波数領域信号に、対応する第1補正係数及び対応する第2補正係数を乗じてよい。
補正段階は、算出するべきディジタル信号の周波数帯域を、アナログディジタルコンバータの個数に応じて分割し、第1算出段階は、分割された周波数帯域毎に、それぞれの第1補正係数を算出し、第2算出段階は、分割された周波数帯域毎に、第2補正係数を算出してよい。
第1算出段階は、それぞれの周波数信号のスプリアス成分のうち、分割されたそれぞれの周波数帯域に存在するスプリアス成分がうち消し合う第1補正係数を、分割されたそれぞれの周波数帯域毎に算出してよい。
測定段階は、アナログ信号をディジタル信号に変換するときに与えられるサンプリングクロックを用いて、それぞれの周波数特性を測定することにより、与えられるサンプリングクロックの位相誤差を含んだそれぞれの周波数特性を測定してよい。
アナログディジタル変換方法は、N個(但しNは2以上の整数)のアナログディジタルコンバータを用いてディジタル信号を生成するものであって、N個の周波数領域信号X0(f)〜XN-1(f)は下式で与えられ、
Figure 0003947185
(但しfsは、それぞれのアナログディジタルコンバータのサンプリング周波数を示し、上式における−lからmまでの項は、X(f)の帯域を[−Nfs/2、Nfs/2]とした場合に、帯域[0、Nfs]に含まれる成分を示し、aj(k)は、j番目のアナログディジタルコンバータの周波数特性のうちの、
Figure 0003947185
に対応する成分を示す。)
第1算出段階において、
Figure 0003947185
(但し上式において、α、βは任意の実数、x(u)はx(0)のエイリアシング成分)
を満たす前記第1補正係数L、L、・・・LN−1を算出してよい。
第2算出段階において、下に示す第2補正係数を算出し、
Figure 0003947185
合成段階において、下式に基づいてディジタル信号X’(f)を算出してよい。
Figure 0003947185
アナログディジタル変換方法は、4個のアナログディジタルコンバータを用いてディジタル信号を生成するものであって、それぞれの周波数領域信号X0(f)〜X3(f)は下式で与えられ、
Figure 0003947185
(但しfsは、それぞれのアナログディジタルコンバータのサンプリング周波数を示し、上式におけるk=−1から5までの項は、X(f)の帯域を[−2fs、2fs](但し)とした場合に、帯域[0、4fs]に含まれる成分を示し、aj(k)は、j番目のアナログディジタルコンバータの周波数特性のうちの、
Figure 0003947185
に対応する成分を示す。)
第1算出段階において、
Figure 0003947185
(但し上式において、α、βは任意の実数)
を満たす第1補正係数L、L、Lを算出してよい。
第2算出段階において、下に示す第2補正係数を算出し、
Figure 0003947185
合成段階において、下式に基づいてディジタル信号の周波数スペクトルX’(f)を算出してよい。
Figure 0003947185
補正段階は、
算出するべきディジタル信号の周波数帯域を、帯域が[0、fs]である第1領域、帯域が[fs、2fs]である第2領域、帯域が[2fs、3fs]である第3領域、及び帯域が[3fs、4fs]である第4領域に分割し、第1算出段階は、第1領域における第1補正係数を下式に基づいて算出し、
Figure 0003947185
第2領域及び第3領域における第1補正係数を下式に基づいて算出し、
Figure 0003947185
第4領域における第1補正係数を下式に基づいて算出してよい。
Figure 0003947185
合成段階は、第1領域及び第2領域におけるディジタル信号の周波数スペクトルX’(f)を下式に基づいて算出し、
Figure 0003947185
第3領域及び第4領域におけるディジタル信号の周波数スペクトルX’(f)を下式に基づいて算出してよい。
Figure 0003947185
本発明の第2の形態においては、アナログ信号を、ディジタル信号に変換するアナログディジタル変換装置であって、与えられるサンプリングクロックの位相がそれぞれ所定位相ずつ異なる複数のアナログディジタルコンバータと、それぞれのアナログディジタルコンバータの周波数特性を予め測定する測定部と、複数のアナログディジタルコンバータがアナログ信号をサンプリングしたデータをそれぞれフーリエ変換し、複数のアナログディジタルコンバータに対応する複数の周波数領域信号を生成するフーリエ変換部と、それぞれの周波数領域信号に、全てのアナログディジタルコンバータの周波数特性に基づく補正係数を乗ずることにより、対応するアナログディジタルコンバータの周波数特性が理想的である場合に得られる理想周波数領域信号に変換する補正部と、それぞれの理想周波数領域信号を合成し、ディジタル信号の周波数スペクトルを生成するインターリーブ部とを備えるアナログディジタル変換装置を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係るインターリーブAD変換装置100の構成の一例を示す図である。インターリーブAD変換装置100は、入力信号として与えられるアナログ信号を、ディジタル信号に変換する装置であって、複数のADC(10−0〜10−3、以下ADC10と総称する)、複数のフーリエ変換部(12−0〜12−3、以下フーリエ変換部12と総称する)、複数の補正部(16−0〜16−3、以下補正部16と総称する)、測定部14、及びインターリーブ部18を備える。また、本例においてインターリーブAD変換装置100は、4個のADC10を用いてアナログ信号をディジタル信号に変換するが、ADC10の個数を4個に限定されない。例えばインターリーブAD変換装置100は、2個(但しnは1以上の整数)のADC10を用いて、アナログ信号をディジタル信号に変換してよい。このような場合であっても、本例におけるインターリーブAD変換装置100と同様の動作により、精度よくディジタル信号の周波数スペクトルを算出することができる。
それぞれのADC10には、位相がそれぞれ所定位相ずつ異なるサンプリングクロックが与えられる。与えられるサンプリングクロックについては、図2において後述する。そして、ADC10には入力信号としてアナログ信号が与えられ、サンプリングクロックに応じてアナログ信号をサンプリングする。
それぞれのフーリエ変換部12は、ADC10に対応して設けられ、複数のADC10がアナログ信号をサンプリングしたデータをそれぞれフーリエ変換し、複数のADC10に対応する複数の周波数領域信号を生成する。フーリエ変換部12は、例えば離散フーリエ変換によりフーリエ変換を行う。
測定部14は、それぞれのADC10の周波数特性を予め測定する。例えば測定部14は、既知のアナログ信号をそれぞれのADC10に入力させ、ADC10が出力するデータに基づいて、それぞれのADC10の周波数特性を測定する。このとき測定部14は、アナログ信号をディジタル信号に変換するときに与えられるサンプリングクロックを用いて、それぞれの周波数特性を測定してよい。これにより、与えられるサンプリングクロックの位相誤差を含んだ、それぞれのADC10におけるサンプリングの周波数特性を測定することができる。
補正部16は、それぞれの周波数領域信号に、全てのADC10の周波数特性に基づく補正係数を乗ずることにより、対応するADC10の周波数特性が理想的である場合に得られる理想周波数領域信号に変換する。このとき、ADC10のいずれか一の周波数特性を当該理想的な周波数特性としてもよい。これにより、それぞれのADC10の周波数特性の誤差により生じるスプリアス成分を除去した理想周波数領域信号を生成することができる。
また、インターリーブ部18は、それぞれの理想周波数領域信号を合成し、ディジタル信号の周波数スペクトルを生成する。このような構成により、ADC10におけるサンプリングの周波数特性によって生じるスプリアス成分を除去した周波数スペクトルを得ることができる。
図2は、それぞれのADC10に与えられるサンプリングクロックを説明する図である。例えば、帯域[−1/(2Ts)、1/(2Ts)]のアナログ信号をディジタル信号に変換する場合、それぞれのADC10には、周波数が1/(4Ts)であるサンプリングクロックが、位相Tsずつずれて与えられる。このようなサンプリングクロックを用いてアナログ信号をサンプリングすることにより、それぞれのADC10のサンプリング周波数の4倍のレートでアナログ信号をサンプリングすることができる。
図3は、それぞれのフーリエ変換部12が出力する周波数特性の一例を示す図である。帯域[−1/(2Ts)、1/(2Ts)]のアナログ信号を周波数1/(4Ts)でサンプリングした周波数領域信号には、図3において実線で示す信号成分(k=0)に加え、スプリアス成分(k=−1、1、2、3、4、5)が生じる。全ての周波数特性は、図3に示したような信号成分及びスプリアス成分を有するが、それぞれのADC10のサンプリングクロックはTsずつずれているため、複素空間で考えるとそれぞれの周波数特性の成分の向きは異なる。
図4は、フーリエ変換部12−1が出力する周波数特性の一部の一例を示す。フーリエ変換部12−0が出力する周波数特性のそれぞれの成分(k=−1〜5)が、図3に示したように複素空間において全て同一の方向とすると、フーリエ変換部12−1が出力する周波数特性の信号成分(k=0)は、フーリエ変換部12−0が出力する周波数成分の信号成分(図3参照)と同一の方向である。しかし、ADC10−1のサンプリングクロックの位相は、ADC10−0のサンプリングクロックの位相に比べTs進んでいるため、フーリエ変換部12−1が出力する周波数特性のスプリアス成分(k=1)は、信号成分(k=0)に対して90度回転する。同様に、他のスプリアス成分(k=2、3、4、5、図示せず)は順次90度回転する。
図5は、それぞれの周波数特性を複素空間で表示した一例を示す図である。図5においては、信号成分及びスプリアス成分を離散的に示しているが、図3において示した周波数特性のように、信号成分及びスプリアス成分の帯域が重なっていても同様である。
前述したように、フーリエ変換部12−1が出力する周波数特性の成分は順次90度ずつ回転する。また、ADC10−2のサンプリングクロックの位相は、ADC10−0のサンプリングクロックの位相に比べ2Ts進んでいるため、フーリエ変換部12−2が出力する周波数特性の成分は、図5に示すように180度ずつ回転する。同様に、ADC10−3のサンプリングクロックの位相は、ADC10−0のサンプリングクロックの位相に比べ3Ts進んでいるため、フーリエ変換部12−3が出力する周波数特性の成分は、図5に示すように270度ずつ回転する。
これらの周波数特性を合成することにより、それぞれの周波数特性のスプリアス成分(k=−1、1、2、3、5)が打ち消し合い、信号成分(k=0)、及びエイリアシング成分(k=4)のみが残る。しかし、それぞれのサンプリングクロックの位相誤差や、ADC10の周波数特性誤差により、ADC10のサンプリングタイミングにバラツキが生じた場合、スプリアス成分の角度にバラツキが生じて打ち消し合うことができない。
図6は、フーリエ変換部12−1が出力する周波数特性の一部の他の例を示す。前述したように、ADC10−1に与えられるサンプリングクロックに位相誤差がある場合や、ADC10−1の周波数特性が理想的でない場合、図6に示すようにスプリアス成分(一例としてk=1)の角度にバラツキが生じ、他の周波数特性のスプリアス成分(k=1)と打ち消し合うことができず、それぞれの周波数特性を合成した場合にスプリアス成分が残留してしまう。
図1において説明したインターリーブAD変換装置100は、ADC10の周波数特性やサンプリングクロックの位相誤差により生じる、このようなスプリアス成分の角度のバラツキを補正してインターリーブを行うことにより、スプリアス成分を除去する。次に、インターリーブAD変換装置100の動作の詳細について説明する。
図7は、インターリーブAD変換装置100の動作の一例を示すフローチャートである。まず、測定段階S200において、測定部10がそれぞれのADC10の周波数特性を予め測定する。ここで、それぞれのADC10の周波数特性を下式で与える。
Figure 0003947185
但し、lは対応するADC10を示し、l=0、1、2、3である。
次に、サンプリング段階S202において、複数のADC10を用いて、入力信号として与えられるアナログ信号をサンプリングする。このとき、それぞれのADC10に与えられるサンプリングクロックp0(t)、p1(t)、p2(t)、p3(t)は下式で与えられる。
Figure 0003947185
・・・式(1)
次に、フーリエ変換段階S204において、フーリエ変換部12を用いて、複数のADC10がサンプリングしたデータをそれぞれフーリエ変換し、複数のADC10に対応する複数の周波数領域信号を生成する。このとき、式(1)に示したサンプリングクロックのフーリエ変換は下式で与えられる。
Figure 0003947185
・・・式(2)
式(2)を用いて、それぞれのフーリエ変換部12が出力する周波数領域信号Xl(f)は、下式で与えられる。
Figure 0003947185
・・・式(3)
また、
Figure 0003947185
とすると、それぞれの周波数領域信号は次のように表せる。但し、本例においてはADC10−0の周波数特性を理想周波数特性として説明する。すなわち、a0(k)=1として説明する。
Figure 0003947185
・・・式(4)
但しfsは、それぞれのアナログディジタルコンバータのサンプリング周波数を示し、上式におけるk=−1から5までの項は、X(f)の帯域を[−2fs、2fs]とした場合に、帯域[0、4fs]に含まれる成分を示し、aj(k)は、j番目のアナログディジタルコンバータの周波数特性のうちの、
Figure 0003947185
に対応する成分を示す。
次に、補正段階S206において、補正部16を用いて、それぞれの周波数領域信号に、全てのADC10の周波数特性に基づく補正係数を乗ずることにより、対応するADC10の周波数特性が理想的である場合に得られる周波数領域信号に変換する。本例において、補正部16は、式(4)に示したそれぞれの周波数成分X0(f)〜X3(f)の線形和を算出したときに、k=−1、1、2、3、5のスプリアス成分が除去され、k=0の信号成分及び当該信号成分のエイリアシング成分のみが残留する補正係数を、それぞれの周波数特性に乗算する。つまり、
Figure 0003947185
・・・式(5)
となる補正係数L1、L2、L3を算出し、それぞれの周波数特性に乗算する。但し上式において、α、βは任意の実数。
このとき、補正部16は、算出するべきディジタル信号の周波数帯域[−2fs、2fs]を、ADC10の個数に応じて分割する。本例において補正部16は、算出するべきディジタル信号の周波数帯域を、帯域が[0、fs]である第1領域、帯域が[fs、2fs]である第2領域、帯域が[2fs、3fs]である第3領域、及び帯域が[3fs、4fs]である第4領域に分割する。
式(4)からわかるように、ディジタル信号の周波数帯域[−2fs、2fs]に含まれるスプリアス成分は、k=−1、1、2、3の4個であるが、式(5)から明らかなように、同時に4個のスプリアス成分を消去する補正係数L1、L2、L3は存在しない。しかし、本例のようにディジタル信号の周波数帯域を分割することにより、分割したそれぞれの領域においては、図3に示すようにスプリアス成分を3個にすることができる。このため、補正部16は、下式に示すように、それぞれの周波数帯域毎に、それぞれの補正係数を算出することができる。
第1領域
Figure 0003947185
・・・式(6)
第2領域及び第3領域
Figure 0003947185
・・・式(7)
第4領域
Figure 0003947185
・・・式(8)
そして、合成段階S208において、インターリーブ部18を用いて、補正段階S206において得られたそれぞれの周波数領域信号を合成し、ディジタル信号の周波数スペクトルを生成する。このとき、補正段階S206において、算出した補正係数L1、L2、L3をそれぞれの周波数領域信号に乗算したため、信号成分(k=0)及びエイリアシング成分(k=4)の位相が変化してしまう。このため補正段階S206においては、当該変化を補正する補正係数を更に算出する。
本例において補正段階S206は、第1補正係数を算出する第1算出段階と、第2補正係数を算出する第2算出段階とを有する。第1算出段階は、それぞれのADC10の周波数特性により生じる、それぞれの周波数領域信号のスプリアス成分がうち消し合うように、それぞれの周波数領域信号に乗ずるそれぞれの第1補正係数L1、L2、L3を、全てのADC10の周波数特性に基づいて算出する。また第1算出段階は、それぞれの周波数信号のスプリアス成分のうち、前述した周波数帯域を分割したそれぞれの領域に存在するスプリアス成分がうち消し合う第1補正係数L1、L2、L3を、分割されたそれぞれの領域毎に算出する。
また、第2算出段階は、第1補正係数を乗じたことにより生じる、周波数領域信号の信号成分及びエイリアシング成分の位相の誤差を補正するための第2補正係数を、それぞれの第1補正係数及びそれぞれの周波数特性に基づいて、分割されたそれぞれの領域毎に算出する。第1領域及び第2領域では、信号成分(k=0)のみが残留するため、第1領域及び第2領域においては、第2補正係数として1/(1+a1(0)L+a2(0)L2+a3(0)L3)を算出する。また、第3領域及び第4領域では、エイリアシング成分(k=4)のみが残留するため、第2補正係数として1/(1+a1(4)L+a2(4)L2+a3(4)L3)を算出する。
そして、合成段階S208では、補正段階S206において得られたそれぞれの周波数領域信号を合成したものに、前述した第2補正係数を乗ずる。また、本例においては第2補正係数を合成段階S208において乗算したが、他の例においては、補正段階S206において乗算してもよい。つまり、補正段階S206では、それぞれの周波数領域信号に、対応する第1補正係数及び対応する第2補正係数を乗じてもよい。
上述したように、合成段階S208では、それぞれの領域毎に、下式に基づいてディジタル信号の周波数スペクトルを算出する。
第1領域及び第2領域
Figure 0003947185
・・・式(9)
第3領域及び第4領域
Figure 0003947185
・・・式(10)
つまり、合成段階S208では、第1領域における周波数スペクトルを、式(6)に基づいて算出される補正係数L1、L2、L3を式(9)に用いることにより算出する。また、第2領域における周波数スペクトルを、式(7)に基づいて算出される補正係数L1、L2、L3を式(9)に用いることにより算出し、第3領域における周波数スペクトルを、式(7)に基づいて算出される補正係数L1、L2、L3を式(10)に用いることにより算出し、第4領域における周波数スペクトルを、式(8)に基づいて算出される補正係数L1、L2、L3を式(10)に用いることにより算出する。このような動作により、スプリアス成分を除去した周波数スペクトルを得ることができる。
また本例においては、ADC10−0の周波数特性を理想周波数特性として説明したが、ADC10−0の周波数特性が理想的でなく、ある周波数特性を有している場合であっても、同様に当該周波数特性に基づいて補正を行い、スプリアス成分を除去することができる。
この場合、他のADC10の周波数特性をADC10−0の周波数特性で除算したものを、当該他のADC10の周波数特性al(k)とすることにより、補正を行うことができる。すなわち、予め測定したADC10−l(l=0、1、2、3)の周波数特性をそれぞれFad(l)とすると、補正に用いるそれぞれの周波数特性al(k)は下式で表される。
Figure 0003947185
・・・式(11)
また、式(11)に示した周波数特性を用いて、式(9)及び式(10)は以下のように表される。
Figure 0003947185
・・・式(9)
Figure 0003947185
・・・式(10)
以上については、与えられるアナログ信号を複素信号として説明したが、与えられるアナログ信号が実信号である場合には、上述した補正方法のうち、第1領域及び第2領域に対応する動作のみを適用する。例えば合成段階S208では、第1領域及び第2領域における周波数スペクトルを、式(6)又は式(7)に基づいて算出される補正係数を式(9)に用いることにより算出し、第1領域及び第2領域における周波数スペクトルの複素共役を第3領域及び第4領域における周波数スペクトルとして算出する。
また、本例においては算出する周波数スペクトルの帯域を[0、4fs]として説明したが、当該帯域を[−2fs、2fs]としても同様の動作を行うことができる。例えば、第3領域の帯域を[−fs、0]、第4領域の帯域を[−2fs、−fs]とすることにより、同様の動作でスプリアス成分を除去することができる。
また、それぞれの周波数特性は、k=0の周波数特性a(0)を基に、以下のように算出してもよい。
a(−1)・・・a(0)を−fs/4シフト
a(1)・・・a(0)をfs/4シフト
a(2)・・・a(0)を2fs/4シフト
a(3)・・・a(0)を3fs/4シフト
a(5)・・・a(0)を5fs/4シフト
また、フーリエ変換部12が離散フーリエ変換によってフーリエ変換を行う場合、式(1)に示したサンプリングクロックの離散フーリエ変換は下式で与えられる。
Figure 0003947185
・・・式(11)
そして、離散フーリエ変換された周波数領域信号は下式で与えられる。
Figure 0003947185
このため、式(9)及び式(10)は以下のように表される。
Figure 0003947185
・・・式(9)’
Figure 0003947185
・・・式(10)’
また、本例においてはADC10の個数を4として説明したが、ADC10の個数がN(但しNは2以上の整数)であっても、同様にスプリアス成分を除去した周波数スペクトルを算出することができる。例えば、式(4)、式(5)、式(9)、及び式(10)は下式にように表される。
Figure 0003947185
・・・式(4)’
(但し上式において、−lからmまでの項は、X(f)の帯域を[−Nfs/2、Nfs/2](但しfsは、それぞれのアナログディジタルコンバータのサンプリング周波数)とした場合に、帯域[0、Nfs]に含まれる成分であり、aj(k)は、j番目のアナログディジタルコンバータの周波数特性のうちの、
Figure 0003947185
に対応する成分を示す。)
Figure 0003947185
・・・式(5)’
(但し上式において、α、βは任意の実数、x(u)はx(0)のエイリアシング成分)
Figure 0003947185
・・・式(9)’’
Figure 0003947185
・・・式(10)’’
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
以上から明らかなように、本発明によれば、インターリーブAD変換において、スプリアス成分を除去した周波数スペクトルを得ることができる。
本発明の実施形態に係るインターリーブAD変換装置100の構成の一例を示す図である。 それぞれのADC10に与えられるサンプリングクロックを説明する図である。 それぞれのフーリエ変換部12が出力する周波数特性の一例を示す図である。 フーリエ変換部12−1が出力する周波数特性の一部の一例を示す図である。 それぞれの周波数特性を複素空間で表示した一例を示す図である。 フーリエ変換部12−1が出力する周波数特性の一部の他の例を示す図である。 インターリーブAD変換装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10・・ADC、12・・・フーリエ変換部、14・・・補正部、16・・・測定部、18・・・インターリーブ部、100・・・インターリーブAD変換装置

Claims (14)

  1. アナログ信号を、与えられるサンプリングクロックの位相がそれぞれ所定の周期ずつ異なる複数のアナログディジタルコンバータを用いてディジタル信号に変換するアナログディジタル変換方法であって、
    それぞれの前記アナログディジタルコンバータの周波数特性を予め測定する測定段階と、
    前記複数のアナログディジタルコンバータを用いて、前記アナログ信号をサンプリングするサンプリング段階と、
    前記複数のアナログディジタルコンバータがサンプリングしたデータをそれぞれフーリエ変換し、前記複数のアナログディジタルコンバータに対応する複数の周波数領域信号を生成するフーリエ変換段階と、
    それぞれの前記周波数領域信号に、全ての前記アナログディジタルコンバータの前記周波数特性に基づく補正係数を乗ずることにより、対応する前記アナログディジタルコンバータの前記周波数特性が理想的である場合に得られる周波数領域信号に変換する補正段階と、
    前記補正段階において得られたそれぞれの前記周波数領域信号を合成し、前記ディジタル信号の周波数スペクトルを生成する合成段階と
    を備えるアナログディジタル変換方法。
  2. 前記補正段階において、前記複数のアナログディジタルコンバータのうちのいずれか一の前記アナログディジタルコンバータの前記周波数特性を理想的な前記周波数特性とする請求項1に記載のアナログディジタル変換方法。
  3. 前記補正段階は、
    それぞれの前記アナログディジタルコンバータの前記周波数特性により生じる、それぞれの前記周波数領域信号のスプリアス成分がうち消し合うように、それぞれの前記周波数領域信号に乗ずるそれぞれの第1補正係数を、全ての前記アナログディジタルコンバータの前記周波数特性に基づいて算出する第1算出段階と、
    前記第1補正係数を乗じたことにより生じる、前記周波数領域信号の信号成分の位相の誤差を補正するための第2補正係数を、それぞれの前記第1補正係数及びそれぞれの前記周波数特性に基づいて算出する第2算出段階と
    を有し、
    それぞれの前記周波数領域信号に、対応する前記第1補正係数を乗じ、
    前記合成段階は、前記補正段階において対応する前記第1補正係数が乗算されたそれぞれの周波数領域信号を合成し、合成した信号に前記第2補正係数を乗ずる
    請求項1に記載のアナログディジタル変換方法。
  4. 前記補正段階は、
    それぞれの前記アナログディジタルコンバータの前記周波数特性により生じる、それぞれの前記周波数領域信号のスプリアス成分がうち消し合うように、それぞれの前記周波数領域信号に乗ずるそれぞれの第1補正係数を、全ての前記アナログディジタルコンバータの前記周波数特性に基づいて算出する第1算出段階と、
    前記第1補正係数を乗じたことにより生じる、前記周波数領域信号の信号成分の位相の誤差を補正するための第2補正係数を、それぞれの前記第1補正係数及びそれぞれの前記周波数特性に基づいて算出する第2算出段階と
    を有し、
    それぞれの前記周波数領域信号に、対応する前記第1補正係数及び対応する前記第2補正係数を乗じる
    請求項1に記載のアナログディジタル変換方法。
  5. 前記補正段階は、
    算出するべき前記ディジタル信号の周波数帯域を、前記アナログディジタルコンバータの個数に応じて分割し、
    前記第1算出段階は、分割された前記周波数帯域毎に、それぞれの前記第1補正係数を算出し、
    前記第2算出段階は、分割された前記周波数帯域毎に、前記第2補正係数を算出する
    請求項3又は4に記載のアナログディジタル変換方法。
  6. 前記第1算出段階は、それぞれの前記周波数信号の前記スプリアス成分のうち、分割されたそれぞれの前記周波数帯域に存在する前記スプリアス成分がうち消し合う前記第1補正係数を、分割されたそれぞれの前記周波数帯域毎に算出する請求項5に記載のアナログディジタル変換方法。
  7. 前記測定段階は、前記アナログ信号を前記ディジタル信号に変換するときに与えられる前記サンプリングクロックを用いて、それぞれの前記周波数特性を測定することにより、与えられる前記サンプリングクロックの位相誤差を含んだそれぞれの前記周波数特性を測定する請求項1に記載のアナログディジタル変換方法。
  8. 前記アナログディジタル変換方法は、N個(但しNは2以上の整数)のアナログディジタルコンバータを用いて前記ディジタル信号を生成するものであって、
    N個の前記周波数領域信号X0(f)〜XN-1(f)は下式で与えられ、
    Figure 0003947185
    (但しfsは、それぞれのアナログディジタルコンバータのサンプリング周波数を示し、上式における−lからmまでの項は、X(f)の帯域を[−Nfs/2、Nfs/2]とした場合に、帯域[0、Nfs]に含まれる成分を示し、aj(k)は、j番目のアナログディジタルコンバータの周波数特性のうちの、
    Figure 0003947185
    に対応する成分を示す。)
    前記第1算出段階において、
    Figure 0003947185
    (但し上式において、α、βは任意の実数、x(u)はx(0)のエイリアシング成分)
    を満たす前記第1補正係数L、L、・・・LN−1を算出する
    請求項3又は4に記載のアナログディジタル変換方法。
  9. 前記第2算出段階において、下に示す前記第2補正係数を算出し、
    Figure 0003947185
    前記合成段階において、下式に基づいてディジタル信号X’(f)を算出する
    Figure 0003947185
    請求項8に記載のアナログディジタル変換方法。
  10. 前記アナログディジタル変換方法は、4個のアナログディジタルコンバータを用いて前記ディジタル信号を生成するものであって、
    それぞれの前記周波数領域信号X0(f)〜X3(f)は下式で与えられ、
    Figure 0003947185
    (但しfsは、それぞれのアナログディジタルコンバータのサンプリング周波数を示し、上式におけるk=−1から5までの項は、X(f)の帯域を[−2fs、2fs](但し)とした場合に、帯域[0、4fs]に含まれる成分を示し、aj(k)は、j番目のアナログディジタルコンバータの周波数特性のうちの、
    Figure 0003947185
    に対応する成分を示す。)
    前記第1算出段階において、
    Figure 0003947185
    (但し上式において、α、βは任意の実数)
    を満たす前記第1補正係数L、L、Lを算出する
    請求項3又は4に記載のアナログディジタル変換方法。
  11. 前記第2算出段階において、下に示す前記第2補正係数を算出し、
    Figure 0003947185
    前記合成段階において、下式に基づいて前記ディジタル信号の周波数スペクトルX’(f)を算出する
    Figure 0003947185
    請求項10に記載のアナログディジタル変換方法。
  12. 前記補正段階は、
    算出するべき前記ディジタル信号の周波数帯域を、帯域が[0、fs]である第1領域、帯域が[fs、2fs]である第2領域、帯域が[2fs、3fs]である第3領域、及び帯域が[3fs、4fs]である第4領域に分割し、
    前記第1算出段階は、
    前記第1領域における前記第1補正係数を下式に基づいて算出し、
    Figure 0003947185
    前記第2領域及び前記第3領域における前記第1補正係数を下式に基づいて算出し、
    Figure 0003947185
    前記第4領域における前記第1補正係数を下式に基づいて算出する
    Figure 0003947185
    請求項11に記載のアナログディジタル変換方法。
  13. 前記合成段階は、
    前記第1領域及び前記第2領域における前記ディジタル信号の周波数スペクトルX’(f)を下式に基づいて算出し、
    Figure 0003947185
    前記第3領域及び前記第4領域における前記ディジタル信号の周波数スペクトルX’(f)を下式に基づいて算出する
    Figure 0003947185
    請求項12に記載のアナログディジタル変換方法。
  14. アナログ信号を、ディジタル信号に変換するアナログディジタル変換装置であって、
    与えられるサンプリングクロックの位相がそれぞれ所定位相ずつ異なる複数のアナログディジタルコンバータと、
    それぞれの前記アナログディジタルコンバータの周波数特性を予め測定する測定部と、
    前記複数のアナログディジタルコンバータが前記アナログ信号をサンプリングしたデータをそれぞれフーリエ変換し、前記複数のアナログディジタルコンバータに対応する複数の周波数領域信号を生成するフーリエ変換部と、
    それぞれの前記周波数領域信号に、全ての前記アナログディジタルコンバータの前記周波数特性に基づく補正係数を乗ずることにより、対応する前記アナログディジタルコンバータの前記周波数特性が理想的である場合に得られる理想周波数領域信号に変換する補正部と、
    それぞれの前記理想周波数領域信号を合成し、前記ディジタル信号の周波数スペクトルを生成するインターリーブ部と
    を備えるアナログディジタル変換装置。
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