JP2018524930A - 可変帯域幅フィルタリング - Google Patents

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Abstract

装置(199)および関連する方法(400)は一般に、可変帯域幅フィルタリングに関する。このような装置(199)では、解析フィルタバンク(140、240)が、様々な帯域幅に関連するパスフィルタ(112、122)を有し、第1の帯域幅を有する入力信号(101)をフィルタリングおよび変換し第1のインターリーブ出力(108)にするように構成される。マスク(138)が、解析フィルタバンク(140、240)に結合され、第1のインターリーブ出力(108)の少なくとも1つの狭帯域時間信号をマスキングするように構成される。合成フィルタバンク(150)が、このマスク(138)に結合される。合成フィルタバンク(150)は、マスキングされた第1のインターリーブ出力(108)を変換およびフィルタリングして、第2の帯域幅を有する出力信号(139)を構築するための第2のインターリーブ出力(109)を生成するように構成される。可変帯域幅フィルタリングにおいて、第2の帯域幅は第1の帯域幅とは異なる。【選択図】図1

Description

以下の説明は集積回路装置(「IC」)に関する。より詳細には、以下の説明はIC用の可変帯域幅フィルタリングに関する。
多くの信号処理システムにおいて、マルチレート信号処理が使用される。マルチレート信号処理の用途によっては、入力帯域幅が、ターゲットの出力帯域幅よりも広い場合がある。これまで、フィルタ帯域幅よりもサンプルレートが大幅に高い有限インパルス応答(「FIR」)フィルタなど、従来型のマルチタップフィルタを使用して、このようなフィルタ帯域幅よりも広い入力帯域幅をフィルタリングして、チャネル化された帯域幅をこのような出力帯域幅に提供した。残念ながら、このようなマルチタップフィルタは通常、各タップでの乗算演算など、かなりの量のオーバヘッドを伴い、これが、特に広帯域用途にとって問題となる場合もある。以上から、指定された性能を実現するのに必要なタップの数が数百にも数千にもなる場合がある。
したがって、広帯域デジタル信号処理用途を含むがそれだけには限らない、マルチレート信号処理用途向けのフィルタの複合帯域幅を形成する際には、より優れた柔軟性を実現することが望ましく、また役に立つはずである。
装置は一般に、可変帯域幅フィルタリングに関する。このような装置では、解析フィルタバンクが、様々な帯域幅に関連するパスフィルタを有し、第1の帯域幅を有する入力信号をフィルタリングおよび変換し第1のインターリーブ出力にするように構成される。マスクが、解析フィルタバンクに結合され、第1のインターリーブ出力の少なくとも1つの狭帯域時間信号をマスキングするように構成される。合成フィルタバンクが、このマスクに結合される。合成フィルタバンクは、マスキングされた第1のインターリーブ出力を変換およびフィルタリングして、第2の帯域幅を有する出力信号を構築するための第2のインターリーブ出力を生成するように構成される。可変帯域幅フィルタリングにおいて、第2の帯域幅は第1の帯域幅とは異なる。
任意選択で、解析フィルタバンクは、パスフィルタからそれぞれ出力される部分区間のセットをマージして、マージ出力を生成するように構成してもよい。
任意選択で、解析フィルタバンクは、マージ出力に逆フーリエ変換を実行して、第1のインターリーブ出力を供給するために、この信号をベースバンドにダウンサンプリングするように構成してもよい。
任意選択で、解析フィルタバンクは、入力信号をフィルタリングし部分区間のセットにするためのパスフィルタ用の、複数の多相フィルタバンクと、複数の多相フィルタバンクに結合され、部分区間のセットをマージして、マージ出力を生成するように構成されたバタフライマージブロックと、バタフライマージブロックに結合され、第1のインターリーブ出力を生成するためにこのマージ出力をベースバンドにダウンサンプリングするように構成された逆高速フーリエ変換ブロックとを含んでもよい。部分区間のセットおよびマージ出力のそれぞれは、正整数Pにおいて、それぞれP個のパスの長さである。
任意選択で、合成フィルタバンクは、マスキングされた第1のインターリーブ出力に逆フーリエ変換を実行し、様々な帯域幅のサブバンドにおいて等間隔の中心周波数で構成成分の狭帯域時間信号にアップサンプリングして、第2のインターリーブ出力を生成するように構成してもよい。
任意選択で、合成フィルタバンクは、マスキングされた第1のインターリーブ出力を、構成成分の狭帯域時間信号にアップサンプリングして、第2のインターリーブ出力を供給するように構成された逆高速フーリエ変換ブロックと、この逆高速フーリエ変換ブロックに結合され、第2のインターリーブ出力のチャネル化された成分をそれぞれフィルタリングするように構成された多相フィルタバンクとを含んでもよい。
任意選択で、解析フィルタバンクは、パスフィルタからの部分区間のセットにそれぞれ逆フーリエ変換を実行して、それぞれ様々な帯域幅に関連する狭帯域時間出力の対応するセットを提供するように構成してもよい。マスクは、解析フィルタバンクに結合してもよく、また狭帯域時間出力のセットをインターリーブして、第1のインターリーブ出力を生成するように構成してもよく、第1のインターリーブ出力のうち少なくとも1つの狭帯域時間信号がマスキングされる。部分区間のセットおよび狭帯域時間出力のセットのそれぞれは、正整数Pにおいて、それぞれP個のパスの長さでもよい。
任意選択で、解析フィルタバンクおよび合成フィルタバンクはそれぞれ、非最大デシメーション済みの解析フィルタバンクおよび非最大デシメーション済みの合成フィルタバンクでもよい。
装置は一般に、可変帯域幅フィルタリングに関する。このような装置では、第1のチャネライザが、第1の帯域幅を有する入力信号を受信するように構成され、この入力信号をフィルタリングおよび変換して、インターリーブ出力の少なくとも1つの成分がマスキングされた状態でこのインターリーブ出力を生成するように構成される。このインターリーブ出力は、内部に様々な帯域幅を有する。第2のチャネライザは、第1のチャネライザと縦続接続されており、マスキングされたインターリーブ出力を変換およびフィルタリングし、そこから出力信号を構築するように構成される。可変帯域幅フィルタリングにおいて、出力信号は、第1の帯域幅とは異なる第2の帯域幅を有する。
任意選択で、第1のチャネライザは、解析フィルタバンク結合された入力コミュテータを含んでもよい。入力コミュテータは、入力信号を解析フィルタバンクに転流するように構成してもよく、この解析フィルタバンクは、転流済み入力信号をフィルタリングし、様々な帯域幅を有する部分区間のセットにして、インターリーブ出力を生成するように構成してもよい。
任意選択で、解析フィルタバンクは、入力コミュテータに結合された、互いに異なる帯域幅を有する複数のパスフィルタを含んでもよく、様々な帯域幅を有する部分区間のセットをそれぞれ生成するために、転流済み入力信号をフィルタリングするように構成してもよい。マージブロックは、複数のパスフィルタに結合してもよく、また部分区間のセットをマージして、マージ出力を生成するように構成してもよい。第1の逆フーリエ変換ブロックは、マージブロックに結合してもよく、またマージ出力を変換してインターリーブ出力を生成するように構成してもよい。マスクは、第1の逆フーリエ変換ブロックに結合してもよく、またインターリーブ出力の少なくとも1つの成分として、少なくとも1つの部分区間をマスキングするように構成してもよい。
任意選択で、第2のチャネライザは、マスクに結合された合成フィルタバンクを含んでもよく、またマスキングされたインターリーブ出力を変換およびフィルタリングして、フィルタリング済みサンプルを生成するように構成してもよい。出力コミュテータは、合成フィルタバンクに結合してもよく、またフィルタリング済みサンプルを出力コミュテータのコンバイナに転流して、出力信号を構築するように構成してもよい。
任意選択で、インターリーブ出力は第1のインターリーブ出力でもよく、合成フィルタバンクは、マスクに結合され、マスキングされたインターリーブ出力を第2のインターリーブ出力に変換するように構成された第2の逆フーリエ変換ブロックと、第2の逆フーリエ変換ブロックに結合され、第2のインターリーブ出力をフィルタリングして、第2のインターリーブ出力のチャネル化された成分のためのフィルタリング済みサンプルを生成するように構成されたパスフィルタとを含んでもよい。
任意選択で、入力コミュテータおよび出力コミュテータは、同じサンプルレートを有する。
任意選択で、解析フィルタバンクおよび合成フィルタバンクはそれぞれ、非最大デシメーション済みの解析フィルタバンクおよび非最大デシメーション済みの合成フィルタバンクである。
任意選択で、第1の逆フーリエ変換ブロックは、マージ出力をダウンサンプリングして、マスクを用いてマスキングするために第1のインターリーブ出力をベースバンドで生成するように構成してもよく、第2の逆フーリエ変換ブロックは、マスキングされたインターリーブ出力をアップサンプリングして、第2のインターリーブ出力を生成するように構成してもよい。
任意選択で、入力コミュテータおよび出力コミュテータは、同じ出力サンプルレートを有し、出力信号は、この出力サンプルレートにおいて完全再構築である。
任意選択で、複数のパスフィルタおよび1つのパスフィルタはそれぞれ、入力長および出力長がそれぞれ等しいプロトタイプフィルタの具体例である。
方法は一般に、可変帯域幅フィルタリングに関する。このような方法では、第1の帯域幅を有する入力信号が、第1のチャネライザによって受信され、内部に様々な帯域幅を有するインターリーブ出力が生成される。インターリーブ出力の少なくとも1つの成分がマスキングされる。少なくとも1つの成分がマスキングされた状態のインターリーブ出力が、第2のチャネライザによって受信され、第2の帯域幅を有する出力信号がそこから構築される。第2の帯域幅は、第1の帯域幅とは異なる。出力信号が出力される。
任意選択で、第1のチャネライザの動作は、コミュテータによって、第1のチャネライザの解析フィルタバンクに入力信号を転流するステップと、転流済み入力信号を、解析フィルタバンクを用いてフィルタリングして、様々な帯域幅を有する部分区間のセットを生成して、その少なくとも1つの成分をマスキングするためのインターリーブ出力を生成するステップとを含んでもよい。
以下の、発明を実施するための形態および特許請求の範囲を考察することから、他の特徴が理解されよう。
添付図面には、例示的な(1つもしくは複数の)装置、および/または(1つもしくは複数の)方法が示してある。しかし、添付図面は、特許請求の範囲に記載の範囲を限定するものと解釈すべきではなく、もっぱら説明および理解するためのものである。
信号処理用の例示的な可変帯域幅フィルタを示すブロック図である。 信号処理用の別の例示的な可変帯域幅フィルタを示すブロック図である。 広帯域周波数スパンをカバーする種々の例示的な隣接狭帯域チャネルを示す、周波数対振幅の図である。 例示的な信号処理フローを示す流れ図である。 例示的な柱状のフィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)アーキテクチャを示す、簡略化されたブロック図である。
以下の説明では、本明細書に記載の具体例をより完全に説明するため、数多くの具体的な詳細について述べる。しかし、1つもしくは複数の他の例、および/またはこれらの例の変形形態は、以下に述べるあらゆる具体的な詳細を用いることなく実施してもよいことが、当業者には明白になるはずである。その他の例では、本明細書における各例の説明を曖昧にしないよう、よく知られた特徴については詳細に説明しなかった。説明を容易にするために、同じ番号のラベルを様々な図に使用して同じアイテムを指すが、代替例においては、これらの例は異なっていてもよい。
例示的な(1つもしくは複数の)装置、および/または(1つもしくは複数の)方法が本明細書に記載されている。用語「例示的」は、本明細書では、「実例、事例、または例示として働く」ことを意味するように使用されることを理解されたい。本明細書で「例示的」と記述されたいかなる例または特徴も、必ずしも、好ましいものとして、または他の例もしくは特徴に勝るほど有利なものとして解釈されるものではない。
いくつかの図で例示的に示した各例を説明する前に、さらに理解を進めるために一般的な導入説明をおこなう。
従来のマルチタップフィルタを使用するのではなく、多相フィルタバンク(「多相フィルタ」)および逆フーリエ変換(「IFT」)ブロックを使用して、信号をチャネル化してもよい。以上から、最大デシメーション多相変換器が、信号を分割して、M個のサブバンドを生成してもよい。したがって、解析フィルタバンクは、入力信号を、間隔が等しく帯域幅が等しいM個のサブバンドチャネルにチャネル化し、次いで、このようなM個の等しいサブバンドチャネルのサブセットKを使用し、多相変換合成フィルタバンクを使用して複合広帯域チャネルを再構築してもよい。しかし、エイリアシング、振幅ひずみ、および/または位相ひずみを回避するためには、従来、このような再構築が正確でなければならない。この正確な再構築は、「完全再構築」すなわち「PR」として知られている。
場合によっては、目標の出力帯域幅は、著しいエイリアシング、振幅ひずみ、および/または位相ひずみが問題となることなく再構築することができる所望の出力帯域幅と正確に一致しない場合がある。以上から、多相フィルタバンク、または多相変換の多相フィルタは、このような信号処理用途にとって十分にきめ細かいものではない場合がある。
解析フィルタバンクは、M1パスフィルタ、およびサンプリングされたデータフーリエ変換、すなわちM1パス多相フィルタおよびM1ポイント離散逆フーリエ変換(「IDFT」)、ならびに合成フィルタバンクとして実現してもよく、M2ポイントIDFTおよびM2パス多相フィルタとして実現してもよく、これを使用し、K個のサブフィルタを組み合わせて、所望の複合出力帯域幅を有する単一のフィルタを実現してもよい。M2、すなわち出力合成フィルタバンクのパスの整数は、M1、すなわち入力合成フィルタバンクのパスの整数に等しくてもよく、このM1よりも小さくても、または大きくてもよい。ある用途での比率M2/M1は、合成フィルタバンクからの出力サンプルレートと、解析フィルタバンクの入力サンプルレートとの比率と一致してもよい。
解析フィルタバンクは、等しくまた等間隔の帯域のサブバンドへの入力信号の非最大デシメーションを使用して、このようなサブバンドを用いて合成フィルタバンクによって出力信号を再構築してもよい。残念ながら、目標の出力帯域幅が、このような非最大デシメーション済みのサブバンドの最も外側の2つのサブバンドの外縁部と正確に一致しない場合、または、このような非最大デシメーション済みのサブバンドのサブセットの、最も外側の2つのサブバンドの外縁部、たとえば、このような目標の出力帯域幅の通過帯域に対応する最も外側の負のサブバンドおよび最も外側の正のサブバンドと正確に一致しない場合、その結果、K個の組み立てられたサブバンドによって形成されるフィルタは、そのフィルタ設計の制約条件を満たさない場合がある。
入力帯域幅と出力帯域幅のこのずれは、外部解析バンクと外部合成バンクの間に、内部解析バンクおよび内部合成バンクを追加することによって対処してもよい。しかし、内部の解析バンクおよび内部の合成バンクをこうして追加すると、信号処理チェーンに遅延が加わることになり、用途によってはこのような追加遅延を許容できない場合がある。
以下でさらに詳細に述べるように、等しくサイズ調整されたサブバンドを設けるのではなく、互いにインターリーブするように様々な帯域幅のサブバンドが生成される。相補的な帯域にどの程度の減算または加算を加えるかを調整することにより、再構築された信号の各帯域の外縁部は、出力信号の通過帯域に正確に位置合せすることができる。したがって、以下でさらに詳細に述べるような可変帯域幅パスフィルタは、それだけには限らないがマルチレート信号処理用途を含む信号処理用途で使用してもよい。
前述の一般的な理解を念頭に置いて、可変帯域幅フィルタリング向けの様々な構成を、以下で全体的に説明する。
図1は、信号処理用の例示的な可変帯域幅フィルタ100を示すブロック図である。図2は、信号処理用の別の例示的な可変帯域幅フィルタ200を示すブロック図である。図1および図2を同時に参照して、可変帯域幅フィルタ100および200を以下でさらに詳細に説明する。全体として、可変帯域幅フィルタ100および200は、デジタル信号処理用途に使用してもよい。このようなデジタル信号処理用途は、データの送信および/または受信を含んでもよい。さらに、このような可変帯域幅フィルタ100および200は、広帯域デジタル送信機、受信機、および/または送受信機で使用してもよい。
可変帯域幅フィルタ100および200はそれぞれ、解析ブロック140および解析ブロック240を含んでもよい。本明細書に記載の解析ブロック140および240は、解析フィルタの対、および1つまたは複数のIDFTを含んでもよい。しかし、より一般的には、解析ブロック140および240は、それぞれ解析フィルタバンクでもよい。
入力信号101は、マルチキャリアまたはマルチバンドの信号など、コンポジット信号でもよい。さらに、入力信号101は、マルチレート用途向けのコンポジット信号でもよい。明確にするために、また限定することなく、入力信号101は、入力帯域幅142を有する通過帯域141を有するものと仮定する。可変帯域幅フィルタ100および200は、様々な出力帯域幅向けに調整できるので、このような可変帯域幅フィルタは、任意の帯域幅のマルチレート用途に適したものにすることができる。
解析ブロック140および240はそれぞれ、入力信号101をフィルタリングして、少なくとも2組の部分区間またはサブバンドの、一般的にフィルタリングされたサンプルを生成するための、少なくとも2つのM1パスフィルタ、すなわちパスフィルタ(「PF」)112およびPF122を含む。この例では、フィルタリング済みサンプルのセット、または部分区間のセット、または時間サブバンド102および103のセットを、PF112および122からそれぞれ出力してもよい。
可変帯域幅フィルタ100および200はそれぞれ時間領域で動作し、したがって、例示的な時間間隔および部分区間を以下でさらに詳細に説明する。しかし、可変帯域幅フィルタ100および200の周波数領域での説明の観点から、その動作を理解することは比較的容易になることがあり、したがって、例示的な帯域およびサブバンドについても以下に述べる。
PF112およびPF122は、可変帯域幅フィルタ100および200からのインターリーブ出力108を供給するように、様々な出力帯域幅に関連している。以下でさらに詳細に述べるように、インターリーブ出力108は、入力帯域幅142に等しい総合帯域幅を有していてもまたはいなくてもよい。
この例示的な実装形態では、解析ブロック140は、少なくとも2つのパスフィルタに対応する少なくとも2つのIDFTブロック113および123を含む。解析ブロック140とは対照的に、解析ブロック240は、この解析ブロック240の全てのパスフィルタについて、マージブロック212および単一のIDFTブロック213を含む。これらの例では、解析ブロック140のIDFTブロックが、PF112およびPF122に対応する逆高速フーリエ変換(「IFFT」)ブロック113および123として実装され、解析ブロック240のIDFTブロックが、PF112と122の両方のIFFTブロック213として実装される。
解析ブロック140および240は、それぞれチャネライザ110および210のものでもよい。チャネライザ110および210のそれぞれは、入力コミュテータ111を含んでもよい。コミュテータ111は、入力信号101を受信して、PF112および122の入力ポート114に転流するように結合してもよい。以上から、コミュテータ111は、全体として上向き矢印116で示してあるように、入力信号101をPF112および122の入力ポート14にそれぞれ転流するための入力サンプルレートを有する。この例では、全体として矢印136で示してあるように、出力コミュテータ133のサンプルレートは、入力コミュテータ111のサンプルレートと同じである。しかし、他の実装形態では、可変帯域幅フィルタ100および200による総合的なアップサンプリングまたはダウンサンプリングなどにおいて、これらの入力サンプルレートおよび出力サンプルレートは互いに異なっていてもよい。
PF112は、通過帯域141の周波数成分に関連するフィルタリング済みサンプルまたは部分区間102を提供するための第1の帯域でフィルタリングし、フィルタリング済みサンプル102をこのような通過帯域141のこうした周波数成分にそれぞれ関連するチャネルにチャネル化するように構成される。
PF122は、通過帯域141の周波数成分に関連するフィルタリング済みサンプルまたは部分区間103を提供するための第2の帯域でフィルタリングし、フィルタリング済みサンプル103をこのような通過帯域141のこうした周波数成分にそれぞれ関連するチャネルにチャネル化するように構成される。この例では、PF112のフィルタリング帯域すなわち帯域幅は、PF122のフィルタリング帯域すなわち帯域幅よりも狭い。
以上から、チャネライザ110および210は、チャネルクロスオーバ周波数が、等間隔に空いた隣接チャネル中心周波数の中間の周波数以外の位置に存在できるようにするよう構成してもよい。公称中点位置からのこのようなクロスオーバ周波数シフトを有するには、このようなチャネライザ110および210の内部帯域幅が全て均一とは限らない。したがって、隣接チャネル中心周波数は、やはり互いに等間隔に離れていてもよいが、このような隣接チャネルのクロスオーバ周波数は、このような隣接チャネル中心周波数の中点には配置されない。
以下に記載の例では、それだけには限らないが、PF112の偶数インデックス付きチャネルフィルタを含む、PF112のチャネルフィルタの帯域幅は、一般にβまたは(1−β)と表される量だけ減少し、それだけには限らないが、PF112の奇数インデックス付きチャネルフィルタを含む、PF122のチャネルフィルタの帯域幅は、一般にβまたは(1+β)と表されるのと同じ量だけ増加する。別の実装形態では、それだけには限らないが、PF112の偶数インデックス付きチャネルフィルタを含む、PF112のチャネルフィルタの帯域幅は、一般にβまたは(1+β)と表される量だけ増加してもよく、それだけには限らないが、PF112の奇数インデックス付きチャネルフィルタを含む、PF122のチャネルフィルタの帯域幅は、一般にβまたは(1−β)と表されるのと同じ量だけ減少する。
以上から、図3を参照すると、本明細書での説明による種々の例示的なチャネルスペクトル、ならびに対比するための従来のスペクトル30を示す、周波数301対振幅302の図が示してある。可変帯域幅フィルタ100および200は時間領域で動作するが、説明を明確にするために、これらのスペクトルは周波数領域において例示的に示してある。図1〜図3を同時に参照すると、図3のスペクトルの例、ならびに図1および図2の可変帯域幅フィルタ100および200それぞれが、さらに説明してある。
入力信号101は、可変帯域幅フィルタ100および200の出力信号139の帯域幅310よりも広い帯域幅142を有してもよい。比較するため、中点クロスオーバ31および中心周波数312を有する等しい帯域幅のサブバンド35の、従来の分割されたスペクトル30には、ターゲット出力帯域幅310の外縁部と位置が揃っている外側サブバンド35の外側縁部がなくてもよい。したがって、このような従来の分割されたスペクトル30は、PR用のマルチレート用途にとって十分にきめ細かいものではない場合がある。
しかし、相対的に広い帯域320や相対的に狭い帯域330など、様々な帯域幅の帯域が交互に並んでいるマージ出力204には、ターゲット出力帯域幅310の外縁部と位置が揃っている外側サブバンド330または320の外側縁部があってもよい。一般に、このようなきめ細かさは、外側サブバンドの外縁部を位置合せするために、一般にβと表される量を調整することによって実現することができる。したがって、クロスオーバ311は、中点クロスオーバ31から離れるようにシフトしてもよいが、出力信号109(「インターリーブ出力109」)および204(「マージ出力204」)、ならびに比較のための図3の従来のスペクトル30の、サブバンドの中心周波数312は変化しない。
時間領域において時系列を形成することのある一定のスパンの帯域の外部帯域の外縁部を位置合せするために、インターリーブ出力信号108において複数のX238で全体的に示してあるように、位置合せされた外部帯域を超える帯域は間引きまたはマスキングしてもよい。したがって、ベースバンドでのインターリーブ出力信号108の少なくとも1つの選択された成分238、ならびに対応するインターリーブ出力109は、マスク138を用いてマスキングしてもよく、このマスクは、たとえばバイナリマスクでもよい。インターリーブ出力109の外部帯域、この例では相対的に狭い外部サブバンド330の外縁部は、出力信号139の通過帯域すなわち帯域幅310の外縁部に位置合せされる。
この実装形態では、PF112および122からそれぞれ出力される、隣接した相補的な帯域幅のチャネルは、入力の長さと出力の長さが等しいプロトタイプフィルタを有してもよい。すなわち、PF112および122のそれぞれにおいて、P個のパス入力およびP個のパス出力が存在してもよい。PF112および122、すなわち、チャネルフィルタの帯域幅が相対的に狭いPF112、およびチャネルフィルタの帯域幅が相対的に広いPF122を有するデュアル解析フィルタバンクは、同じ時間領域のウィンドウによってウィンドウ処理してもよい。帯域幅が相対的に狭いチャネルフィルタと、相対的に広いチャネルフィルタとは、両方ともナイキストフィルタでもよい。より具体的には、ナイキストフィルタバンクは、完全再構築の特性向けのスペクトル情報を保存するように構成してもよい。以上から、PF112および122は、それぞれの多相フィルタバンクを含んでもよい。インターリーブ出力109のサブバンド320および330を使用し、合計を再構築して、帯域幅310を有する出力信号139を供給してもよい。本明細書のこの例では、サブバンド320は偶数のサブバンドであり、サブバンド330は奇数のサブバンドであるが、別の実装形態では、相対的に狭いサブバンドと相対的に広いサブバンドについて、偶数のサブバンドと奇数のサブバンドを逆にしてもよい。さらに、別の実装形態では、インターリーブ出力109の最も外側の帯域は、相対的に広いサブバンド320でもよい。
本明細書に記載の例では、チャネライザ110および210は、それぞれ2組のインターリーブされた相補的な帯域幅のチャネルを有してもよい。しかし、他の実装形態では、3つ以上の異なる帯域を有するチャネライザ、すなわち、3つ以上の異なる帯域幅のインターリーブされたチャネルを有するチャネライザは、少なくともパスフィルタの数を増やして、チャネルフィルタバンク用の3つ以上の異なる帯域幅を設けることにより、本発明の説明に従って実装してもよい。
チャネライザ110は、チャネル化された部分区間またはフィルタリング済みのサンプル102および103を受信して、構成成分の狭帯域時間信号に変換するための、IFFTブロック113および123をそれぞれ含む。チャネライザ210は、チャネル化された部分区間またはフィルタリング済みのサンプル102および103を受信するためのマージブロック212を含み、このマージブロック212からのマージ出力204を受信して、狭帯域時間信号に変換するためのIFFTブロック213を含む。周波数領域では、フィルタリング済みのサンプル102および103は、サブバンド信号と考えてもよい。
チャネライザ110を参照すると、PF112および122からそれぞれ出力される、チャネル化されたフィルタリング済みのサンプル102および103を、それぞれIFFT113および123に入力してもよい。PF112および122の入力および出力は、P個のパスまたはインデックスの長さでもよく、IFFT113および123の入力および出力は、同様にP個のパスの長さでもよい。IFFT113は、相対的に狭い帯域幅のフィルタリング済みサンプル向けに、狭帯域時間出力104を出力してもよく、相対的に広い帯域幅のフィルタリング済みサンプル向けに、狭帯域時間出力105を出力してもよい。
この例では、1組の偶数インデックス付きチャネルビン出力106、すなわち狭帯域時間出力104のサブセット、および1組の奇数インデックス付きチャネルビン出力107、すなわち狭帯域時間出力105のサブセットは、互いにインターリーブされて、チャネライザ110の解析ブロック140からのP個のパスのインターリーブ出力108を供給してもよい。以下でさらに詳しく述べるように、解析ブロック140からのインターリーブ出力108は、可変帯域幅フィルタ100のチャネライザ110と縦続接続されたチャネライザ130の合成ブロック150に入力してもよい。
FPGAまたは他のプログラムで構成可能な実装形態では、チャネライザ110は、プログラム可能な配線を介してチャネライザ130に結合し、バイナリマスク138を設けて、出力106および107のインターリーブを実現してもよい。任意選択で、専用の配線を使用して、バイナリマスク138を設けてもよい。たとえば、ASICまたは他の形式のICは、専用の配線を使用して、バイナリマスク138を設けてもよい。任意選択で、バイナリマスク138は、IFFT131への各入力ポートの前にマルチプレクサを配置することによって実現してもよく、ここで、このようなマルチプレクサへの1つの入力は、論理値0に配線してもよく、このようなマルチプレクサへの別の入力は、IFFT113またはIFFT123のいずれかからの出力に配線してもよい。この構成では、マルチプレクサ制御選択信号を使用して、チャネルをマスクしてもよく、またはチャネルを通過させてもよい。バイナリマスク138は、チャネライザ110の一部として含まれてもよい。
この例ではX238で全体的に示してあるように、プログラム可能な配線を使用してバイナリマスク138を設けることで、狭帯域時間出力104および/または105に関連する1つまたは複数の時間間隔、すなわち1つまたは複数の周波数成分を間引きまたはマスキングしてもよい。しかし、他の実装形態では、専用の配線および/または多重化入力を用いて、このような間引きXを実装してもよい。さらに別の例では、入力帯域幅142と比較して可変帯域幅フィルタ100の出力信号139の出力帯域幅を狭めるために、インターリーブ出力108の最上部帯域および最下部帯域を間引きまたはマスキングしてもよく、すなわちIFFT131に接続されず、IFFT131から選択的にブロックされるか、プログラム可能にブロックされてもよい。さらに、1つまたは複数の帯域の間引き/マスキングは、最も外側の帯域に限定されず、このような最上部帯域および最下部帯域、ならびに/またはその組合せに対して、1つまたは複数の内部帯域を含んでもよい。間引き/マスキングの一例を、図2を参照してさらに詳しく説明する。
チャネライザ210を参照すると、コンバイナすなわちマージブロック212を結合して、チャネル化されたフィルタリング済みのサンプル102および103を受信してもよい。マージブロック212は、チャネル化されたフィルタリング済みサンプル102と、チャネル化されたフィルタリング済みサンプル103とをマージして、マージブロック212からマージ出力204を供給するように構成してもよい。マージ出力204は、通過帯域141に対応するスペクトル情報を有してもよい。たとえば、マージ出力204は、帯域幅142と同じ総合帯域幅を有してもよい。
帯域幅が互いに異なる2つの帯域でのこの実装形態では、それぞれPF112および122からの交互に並んだ帯域からの情報が使用され、マージ出力204は、P個のパスの長さまたは幅でもよい。以上から、フィルタリング済みのサンプル102および103の、P個のパス長の2つのPF出力からの交互に並んだビンが使用されるとき、Pが偶数である場合、PF112および122の出力は、マージブロック212によって処理され、バタフライセグメント、すなわちこの例ではバタフライマージブロックの合計および差分を形成して、P個のパス長の単一のIFFTブロック213とインターリーブ済みのチャネルフィルタ出力とを結合してもよい。したがって、マージブロック212は、PF112および122のそれぞれからのP個の出力をマージして、P個の長さのマージまたは結合された出力204を供給するための1組のP/2バタフライコンバイナ(「バタフライ」として知られている)を含んでもよく、出力102および103の相対的に狭い帯域および相対的に広い帯域のインターリーブを表す。
この例では、フィルタリング済みサンプル102からの偶数インデックス付きチャネルビンの出力、およびフィルタリング済みサンプル103からの奇数インデックス付きチャネルビンの出力が、マージブロック212によって互いにバタフライマージされて、IFFTブロック213にマージ出力204を供給してもよい。IFFTブロック213は、P個のパス長の入力を有してもよく、マージ出力204を受信して、このマージ出力204を、インターリーブ出力108として狭帯域時間信号に変換するように結合してもよい。
以上から、IFFTブロック213は、マージ出力204をダウンサンプリングして、インターリーブ出力108としてベースバンドにエイリアシングされる狭帯域時間信号として、ダウンサンプリング済みサンプルを供給してもよい。帯域幅142は広帯域デジタル信号でもよいが、マージ出力204の様々な帯域幅の交互に並んだ帯域は、このようなダウンサンプリングにおいては狭帯域である。同様に、インターリーブ出力108の交互に並んだ相対的に狭い帯域および相対的に広い帯域の狭帯域時間信号は、アップサンプリングにおいては狭帯域である。この例では、M/2および2Mのダウンサンプリングおよびアップサンプリングが使用されるが、他の例では、ダウンサンプリングおよびアップサンプリング用の他の係数を使用してもよい。
IFFT213は、ベースバンドにエイリアシングするため、インターリーブ出力108のこのようなP−n個の狭帯域時間信号をダウンサンプリングしてもよい。IFFT213はさらに、ダウンサンプリングにおいて発生する不要なエイリアシングを相殺するために位相コヒーレンスの合計を提供し、このようなP−n個の狭帯域時間信号のそれぞれをベースバンドにエイリアシングしてもよい。IFFT213と同様に、IFFT113および123は、ベースバンドにエイリアシングするため、同様のダウンサンプリングおよび相殺の動作を実行してもよい。
FPGAまたは他のプログラムで構成可能な実装形態では、チャネライザ210は、プログラム可能な配線を介してチャネライザ130に結合し、バイナリマスク138を設けて、この例ではIFFT213の出力を間引いてもよい。任意選択で、ASICまたは他のICなどの専用配線を使用して、バイナリマスク138を設けてもよい。バイナリマスク138は、チャネライザ210の一部として含まれてもよい。
この例では複数のX238で全体的に示してあるように、プログラム可能な配線を使用してバイナリマスク138を設けることで、インターリーブ出力108の狭帯域時間信号の1つまたは複数の時間間隔、すなわち1つまたは複数の周波数成分を間引いてもよい。この例では、入力帯域幅142と比較して可変帯域幅フィルタ200の出力信号139の出力帯域幅を狭めるために、全体として上端および下端の複数のX238で示してあるように、インターリーブ出力108の最上部帯域および最下部帯域を間引いてもよく、すなわちIFFT131に接続されなくてもよい。さらに、1つまたは複数の帯域の間引きは、最も外側の帯域に限定されず、このような最上部帯域および最下部帯域に対して、1つまたは複数の内部帯域を含んでもよい。したがって、IFFT213および131は両方とも、P個のパスの入力およびP個のパスの出力を有しているが、IFFT213のこのようなP個のパスの出力の全て、およびそれに応じて、IFFT131のこのようなP個のパスの入力の全てが、それぞれ互いに結合されなくてもよい。
入力チャネライザ110または210は、出力チャネライザ130に結合されてもよい。チャネライザ130は、合成フィルタまたは合成フィルタバンク(「合成ブロック」)150、および出力コミュテータ133を含んでもよい。合成ブロック150は、IFFT131およびPF132を含んでもよい。IFFT131およびPF132は両方とも、P個のパスの入力およびP個のパスの出力を有してもよい。解析ブロック140または240のいずれかなどの解析フィルタと、マスク138と、合成ブロック150などの合成フィルタとの組合せを使用して、可変帯域幅解析/合成フィルタ199を設けてもよい。
IFFT131は、出力信号139を供給するための入力帯域幅の帯域幅を調整するために、もしあればバイナリマスク138によって、間引きの数を示す正整数nに対して、P−n個の狭帯域時間信号、またはインターリーブ出力108のダウンサンプリング済みサンプルを受信してもよい。IFFT131は、P個のアップサンプリング済みサンプルまたは狭帯域時間信号を供給して、インターリーブ出力108のこのようなP−n個のダウンサンプリング済みサンプルにインターリーブ出力109を供給してもよい。IFFT131は、インターリーブ出力108のこのようなP−n個の狭帯域時間信号を、それぞれそのベースバンド周波数ビンにエイリアシングして、対応する中心周波数に対して等しい周波数距離で互いに間隔を置いている、交互に並んだ相対的に狭い帯域および相対的に広い帯域のインターリーブ出力109を供給してもよい。
合成または再構築するために、IFFT131は、スペクトル間隔にエイリアシングするために、インターリーブ出力108の狭帯域時間信号をアップサンプリングして、インターリーブ出力109を供給してもよい。この例では、インターリーブ出力109は、等間隔の中心周波数を有する交互に並んだ相対的に狭い帯域および相対的に広い帯域に対応する、交互に並んだ時間間隔と考えてもよい。インターリーブ出力109の狭帯域時間信号を、入力信号101の選択された成分を再構築するのに使用して、入力信号101の帯域幅142よりも狭い出力信号139の出力帯域幅を実現してもよい。IFFT131は、インターリーブ出力109の狭帯域時間信号のそれぞれについて、スペクトル間隔の中心周波数それぞれへのエイリアシングを可能にしながら、アップサンプリングで発生する不要なエイリアシングを相殺するために位相コヒーレンスの合計を提供してもよい。
PF132は、インターリーブ出力109のアップサンプリング済みサンプルを受信して、フィルタリングされたアップサンプリング済みサンプル135を供給するように結合してもよい。PF132は、インターリーブ出力109のチャネル化された狭帯域時間信号を受信し、これをそれぞれフィルタリングして、フィルタリング済みスペクトル間隔、一般にはこれに対応するフィルタリングされたアップサンプリング済みサンプル135を供給するための出力多相フィルタバンクでもよい。
フィルタリングされたアップサンプリング済みサンプル135は、出力コミュテータ133が受信および転流してもよい。コミュテータ133は、フィルタリングされたアップサンプリング済みサンプル135を、このコミュテータ133の内部または外部にある加算器134に転流してもよく、ここで、こうした転流にはサンプリングウィンドウが使用される。加算器134は、転流されてフィルタリングされたアップサンプリング済みサンプルを加算して、出力帯域幅を有するインターリーブされた合計または出力信号139を供給してもよい。やはり、マルチレート信号処理用途などでは、このような出力帯域幅は入力帯域幅よりも狭い場合がある。
解析ブロック240ならびに解析ブロック140は、非最大デシメーション済みの解析フィルタバンクなど、非最大デシメーション済みのフィルタを含んでもよい。同様に、合成ブロック150は、非最大デシメーション済みの合成フィルタバンクなど、非最大デシメーション済みのフィルタを含んでもよい。この解析ブロックおよび合成ブロックは、広帯域のデジタル信号、ならびに極めて広帯域のデジタル信号向けに使用してもよい。極めて広帯域のデジタル信号では、3GHz以上のサンプルレートでサンプルを収集または取得してもよい。以上から、入力コミュテータ111および出力コミュテータ133は、たとえば同じ数GHzの出力サンプルレートで動作してもよい。
要約すると、P個のパスの解析チャネライザ110または210は、入力信号を、様々な帯域幅の複数のP個のパスのPFに転流してもよい。P個のパスの解析チャネライザ110または210の、IFFTまたは単一のIFFTをそれぞれ使用して、インターリーブ出力を供給してもよい。たとえば、サンプルレートがfのP個のパスの解析チャネライザは、ダウンサンプリング後に、広帯域入力信号を、帯域幅が2f/MのP個のベースバンド時間信号に分割してもよい。サンプルレートをf/Mではなく、帯域幅2f/Mに上げることによって、チャネル化されたナイキストフィルタは、その帯域縁部で遷移帯域エイリアシングを示さない場合があることを意味する。したがって、非最大デシメーション済みのフィルタバンクは、P個のパスのフィルタバンク出力からの入力スペクトルのPR用に使用してもよい。バイナリマスクを使用して、可変帯域幅フィルタリング用に合成チャネライザ130に入力するため、このようなP個のパスの解析チャネライザ110または210によって、チャネル化された時系列出力のサブセットを選択してもよい。このような合成チャネライザ130は、このような選択された複数のストリームまたはチャネル化された時系列をアップサンプリングおよびアップコンバートして、帯域幅を削減した出力時系列を合成する。解析フィルタバンクと合成フィルタバンクを結合するバイナリマスクは、0よりも大きい整数kについてkf/Mの帯域幅を有するフィルタを合成してもよい。非整数値kにおいて、解析フィルタバンクと合成フィルタバンクの間の低帯域幅信号成分の従来の追加の処理を加えて、チャネル幅の非整数倍に対してこのような細かいフィルタ帯域幅を合成してもよいが、これは、信号処理フィルタチェーンに遅延を加える場合がある。
上記説明によれば、可変帯域幅フィルタ100および200は、デジタル信号処理用途向けの可変帯域幅フィルタリングに使用してもよく、これは広帯域フィルタリングを含むがそれだけには限定されない。多相フィルタバンクを用いて実装してもよいPRの非最大デシメーション済みの解析ブロック140および240、ならびに合成ブロック150を使用し、様々な帯域幅のフィルタリング済みサンプルをインターリーブして、可変帯域幅フィルタ100および200を実現してもよい。以上から、プログラム可能で構成可能なハードウェアと組み合わされると、たとえば多重分解能の広帯域ソフトウェア無線を実装することができる。しかし、一般には、本明細書に記載の可変帯域幅フィルタは、任意の信号処理用途、具体的には、処理能力および/または回路オーバヘッドの低減が有用なフィルタリングタスクを有する用途に使用してもよい。
図4は、上記説明による例示的な信号処理フロー400を示す流れ図である。以上から、図1〜図4を同時に参照して、信号処理フロー400をさらに説明する。
401において、入力信号101を第1のチャネライザ110または210が受信して、様々な帯域幅を内部に有するインターリーブ出力108を生成してもよい。やはり、入力信号101は、第1の帯域幅142を有し、これは広帯域信号向けでもよい。
402において、インターリーブ出力108の少なくとも1つの選択された成分238を、マスク138を用いてマスキングしてもよい。やはり、マスク138は、バイナリマスクでもよい。
403において、マスキングされた少なくとも1つの選択された成分238を有するインターリーブ出力108は、第2のチャネライザ130によって受信されて、そこから出力信号139を構築してもよい。したがって、第1のチャネライザ110または210は入力チャネライザでもよく、第2のチャネライザ130は、第1のチャネライザと第2のチャネライザの縦続接続での出力チャネライザでもよい。
出力信号139は、第1の帯域幅すなわち入力帯域幅142とは異なる、第2の帯域幅すなわち出力帯域幅310を有してもよい。404において、出力信号139は、可変帯域幅フィルタ100または200から出力してもよい。
401における、第1のチャネライザ110または210の動作は、411および412における動作を含んでもよい。411において、入力コミュテータ111は、それぞれ第1のチャネライザ110または210の解析フィルタ140または240に、入力信号101を転流してもよい。412において、転流された入力信号101は、解析フィルタ140または240を用いてフィルタリングされて様々な帯域幅を有する部分区間のセットにされ、インターリーブ出力108を供給して、マスク138を用いてその少なくとも1つの選択された成分238をマスキングしてもよい。
本明細書に記載の例のうち1つまたは複数の例はFPGAに実装してもよいので、このようなICを詳細に説明する。しかし、他のタイプのICが本明細書に記載の技術の恩恵を受けてもよいことを理解されたい。
プログラマブル論理デバイス(「PLD」)が、よく知られたタイプの集積回路であり、これをプログラムして、指定された論理機能を実行することができる。PLDの1つのタイプであるフィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)は、通常、プログラマブルタイルのアレイを含む。これらのプログラマブルタイルは、たとえば、入力/出力ブロック(「IOB」)、構成可能な論理ブロック(「CLB」)、専用ランダムアクセスメモリブロック(「BRAM」)、乗算器、デジタル信号処理ブロック(「DSP」)、プロセッサ、クロックマネージャ、遅延ロックループ(「DLL」)などを含むことができる。本明細書では、「include」および「including」は、無制限に含むことを意味する。
各プログラマブルタイルは、通常、プログラマブル相互接続とプログラマブルロジックの両方を含む。プログラマブル相互接続は、通常、プログラマブル相互接続ポイント(「PIP」)によって相互接続された、様々な長さの多数の相互接続ラインを含む。プログラマブルロジックは、たとえば、関数発生器、レジスタ、算術論理演算回路などが含まれ得るプログラマブル要素を使用して、ユーザ設計の論理回路を実装する。
プログラマブル相互接続およびプログラマブルロジックは、通常、プログラマブル要素がどのように構成されるのか規定する内部構成メモリセルに構成データの流れをロードすることによってプログラムされる。この構成データは、メモリから(たとえば、外部のPROMから)読み取ることができ、または外部装置によってFPGAに書き込むことができる。次いで、個々のメモリセルの集団状態が、FPGAの機能を決定する。
別のタイプのPLDは、複合プログラム可能論理デバイス、すなわちCPLDである。CPLDは、相互接続スイッチマトリクスによってともに入力/出力(「I/O」)リソースに接続された、2つ以上の「機能ブロック」を含む。CPLDの各機能ブロックは、プログラマブルロジックアレイ(「PLA」)デバイスおよびプログラマブルアレイロジック(「PAL」)デバイスで使用される構造と同様の2レベルAND/OR構造を含む。CPLDでは、構成データは、通常、不揮発性メモリのオンチップに記憶される。CPLDによっては、構成データは、不揮発性メモリのオンチップに記憶され、次いで、初期の構成(プログラミング)シーケンスの一部として揮発性メモリにダウンロードされる。
これらのプログラマブル論理デバイス(「PLD」)の全てにおいて、デバイスの機能は、その目的でデバイスに提供されるデータビットによって制御される。データビットは、揮発性メモリ(たとえば、FPGAおよびある種のCPLDの場合はスタティックメモリセル)に記憶することができ、不揮発性メモリ(たとえば、ある種のCPLDの場合はフラッシュメモリ)、または他の任意のタイプのメモリセルに記憶することができる。
他のPLDは、金属層などの処理層を加えることによってプログラムされ、この金属層は、デバイス上の様々な要素をプログラム可能に相互接続する。これらのPLDは、マスクプログラマブルデバイスとして知られている。PLDは、他の方式、たとえばヒューズ技術またはアンチヒューズ技術を使用して実装することもできる。用語「PLD」および「プログラマブル論理デバイス」は、それだけには限定されないが、これらの例示的なデバイス、ならびに部分的にのみプログラム可能な内包デバイスを含む。たとえば、あるタイプのPLDは、ハードコードされたトランジスタ論理回路と、このハードコードされたトランジスタ論理回路をプログラム可能に相互接続するプログラマブルスイッチファブリックとの組合せを含む。
前述の通り、高度なFPGAは、いくつかの異なるタイプのプログラマブルロジックブロックをアレイ内に含むことができる。たとえば、図5には、マルチギガビット送受信機(「MGT」)501、構成可能な論理ブロック(「CLB」)502、ランダムアクセスメモリブロック(「BRAM」)503、入力/出力ブロック(「IOB」)504、構成およびクロックの論理回路(「CONFIG/CLOCKS」)505、デジタル信号処理ブロック(「DSP」)506、専用の入力/出力ブロック(「I/O」)507(たとえば、構成ポートおよびクロックポート)、ならびに、デジタルクロックマネージャ、アナログデジタル変換器、システム監視論理回路など他のプログラマブルロジック508を含む多数の異なるプログラマブルタイルを含む、FPGAアーキテクチャ500が示してある。FPGAによっては、専用プロセッサブロック(「PROC」)510も含んでよい。
FPGAによっては、各プログラマブルタイルは、プログラマブル相互接続要素(「INI」)511を含み、これは、それぞれの隣接タイルでの対応する相互接続要素との間で、標準化された接続を有する。したがって、プログラマブル相互接続要素をまとめて、例示したFPGAにおいてプログラマブル相互接続構造を実装する。プログラマブル相互接続要素511はまた、図5の上部に含まれる例によって示すように、同じタイル内のプログラマブル論理要素との間での接続を含む。
たとえば、CLB502は、ユーザロジックに加えて単一のプログラマブル相互接続要素(「INT」)511を実装するようにプログラムできる、構成可能な論理要素(「CLE」)512を含むことができる。BRAM503は、1つまたは複数のプログラマブル相互接続要素に加えて、BRAM論理要素(「BRL」)513を含むことができる。通常、タイル内に含まれる相互接続要素の数は、タイルの高さに依存する。図示した実施形態では。BRAMタイルは、高さが5つのCLBと同じであるが、他の数(たとえば4)を使用することもできる。DSPタイル506は、適切な数のプログラマブル相互接続要素に加えて、DSP論理要素(「DSPL」)514を含むことができる。IOB504は、たとえば、プログラマブル相互接続要素511の1つのインスタンスに加えて、入力/出力論理要素(「IOL」)515の2つのインスタンスを含むことができる。当業者には明らかになるように、たとえば、I/O論理要素515に接続された実際のI/Oパッドは、通常、入力/出力論理要素515の領域に限定されない。
図示した実施形態では、(図5に示した)ダイの中心付近の水平領域は、構成、クロック、および他の制御ロジック用に使用される。この水平な領域または列から延在する垂直列509は、FPGAの幅全体にわたってクロックおよび構成信号を分配するのに使用される。
図5に示したアーキテクチャを利用するFPGAによっては、FPGAの大部分を構築する通常の柱状構造を途中で変更する追加の論理ブロックを含む。この追加の論理ブロックは、プログラマブルブロックおよび/または専用ロジックとすることができる。たとえば、プロセッサブロック510は、CLBおよびBRAMのいくつかの列にまたがっている。
図5は、例示的なFPGAアーキテクチャのみを示すものであることに留意されたい。たとえば、行内の論理ブロックの数、行の相対的な幅、行の数および順序、各行に含まれる論理ブロックのタイプ、論理ブロックの相対的なサイズ、ならびに図5の上部に含まれる相互接続/論理回路の実装形態は、単に例示的なものに過ぎない。たとえば、実際のFPGAでは、CLBが表示される場所には、通常、CLBの隣接する行が2つ以上含まれていて、ユーザロジックの効率的な実装を容易にするが、隣接するCLB行の数は、FPGAの総合的なサイズによって変動する。
例示的な(1つまたは複数の)装置および/または方法についてこれまで説明してきたが、以下の特許請求の範囲およびその均等物によって決定される本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載の1つまたは複数の態様によるさらなる他の例を考案してもよい。各ステップをリストアップする各請求項は、このステップのいかなる順序をも意味するものではない。各商標は、そのそれぞれの所有者の財産である。

Claims (15)

  1. 可変帯域幅フィルタリング用の装置であって、
    様々な帯域幅に関連するパスフィルタを有し、第1の帯域幅を有する入力信号をフィルタリングおよび変換し第1のインターリーブ出力にするように構成された解析フィルタバンクと、
    前記解析フィルタバンクに結合され、前記第1のインターリーブ出力の少なくとも1つの狭帯域時間信号をマスキングするように構成されたマスクと、
    前記マスクに結合され、前記マスキングされた第1のインターリーブ出力を変換およびフィルタリングして、第2のインターリーブ出力を生成し、第2の帯域幅を有する出力信号を構築するように構成された合成フィルタバンクと
    を含み、
    前記可変帯域幅フィルタリングにおいて、前記第2の帯域幅が前記第1の帯域幅とは異なる、装置。
  2. 前記解析フィルタバンクが、前記パスフィルタからそれぞれ出力される部分区間のセットをマージして、マージ出力を生成し、前記マージ出力に逆フーリエ変換を実行して、それをベースバンドにダウンサンプリングし、前記第1のインターリーブ出力を供給するように構成される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記解析フィルタバンクが、
    前記入力信号をフィルタリングし部分区間の前記セットにするための前記パスフィルタ用の、複数の多相フィルタバンクと、
    前記複数の多相フィルタバンクに結合され、部分区間の前記セットをマージして、前記マージ出力を生成するように構成されたバタフライマージブロックと、
    前記バタフライマージブロックに結合され、前記第1のインターリーブ出力を生成するために前記マージ出力を前記ベースバンドにダウンサンプリングするように構成された逆高速フーリエ変換ブロックと
    を含み、
    部分区間の前記セットおよび前記マージ出力のそれぞれが、正整数Pにおいて、それぞれP個のパスの長さである、請求項2に記載の装置。
  4. 前記合成フィルタバンクが、前記マスキングされた第1のインターリーブ出力に逆フーリエ変換を実行し、様々な帯域幅のサブバンドにおいて等間隔の中心周波数で構成成分の狭帯域時間信号にアップサンプリングして、前記第2のインターリーブ出力を生成するように構成された、請求項2に記載の装置。
  5. 前記合成フィルタバンクが、
    前記マスキングされた第1のインターリーブ出力を、前記構成成分の狭帯域時間信号にアップサンプリングして、前記第2のインターリーブ出力を供給するように構成された逆高速フーリエ変換ブロックと、
    前記逆高速フーリエ変換ブロックに結合され、前記第2のインターリーブ出力のチャネル化された成分をそれぞれフィルタリングするように構成された多相フィルタバンクと
    を含む、請求項4に記載の装置。
  6. 前記解析フィルタバンクが、前記パスフィルタからの部分区間のセットにそれぞれ逆フーリエ変換を実行して、それぞれ前記様々な帯域幅に関連する狭帯域時間出力の対応するセットを提供するように構成され、
    前記マスクが、前記解析フィルタバンクに結合され、また狭帯域時間出力の前記セットをインターリーブして、前記第1のインターリーブ出力を生成するように構成され、前記第1のインターリーブ出力のうち前記少なくとも1つの狭帯域時間信号がマスキングされ、
    部分区間の前記セットおよび狭帯域時間出力の前記セットのそれぞれが、正整数Pにおいて、それぞれP個のパスの長さである、請求項1に記載の装置。
  7. 前記解析フィルタバンクおよび前記合成フィルタバンクがそれぞれ、非最大デシメーション済みの解析フィルタバンクおよび非最大デシメーション済みの合成フィルタバンクである、請求項1に記載の装置。
  8. 可変帯域幅フィルタリング用の装置であって、
    第1の帯域幅を有する入力信号を受信するように構成され、前記入力信号をフィルタリングおよび変換して、インターリーブ出力の少なくとも1つの成分がマスキングされた状態で前記インターリーブ出力を生成するように構成された第1のチャネライザであって、前記インターリーブ出力が内部に様々な帯域幅を有する第1のチャネライザと、
    前記第1のチャネライザと縦続接続され、マスキングされた前記インターリーブ出力を変換およびフィルタリングし、そこから出力信号を生成するように構成された第2のチャネライザと
    を含み、
    前記可変帯域幅フィルタリングにおいて、前記出力信号が、前記第1の帯域幅とは異なる第2の帯域幅を有する、装置。
  9. 前記第1のチャネライザが、
    解析フィルタバンクに結合された入力コミュテータを含み、
    前記入力コミュテータが、前記入力信号を前記解析フィルタバンクに転流するように構成され、
    前記解析フィルタバンクが、前記インターリーブ出力を生成するために、前記様々な帯域幅を有する部分区間のセットに、前記転流済み入力信号をフィルタリングするように構成される、請求項8に記載の装置。
  10. 前記解析フィルタバンクが、
    前記入力コミュテータに結合された、前記互いに異なる帯域幅を有し、前記様々な帯域幅を有する部分区間の前記セットをそれぞれ生成するために、前記転流済み入力信号をフィルタリングするように構成された複数のパスフィルタと、
    前記複数のパスフィルタに結合され、部分区間の前記セットをマージ出力にマージするように構成されたマージブロックと、
    前記マージブロックに結合され、前記マージ出力を変換して前記インターリーブ出力を生成するように構成された第1の逆フーリエ変換ブロックと、
    前記第1の逆フーリエ変換ブロックに結合され、前記インターリーブ出力の前記少なくとも1つの成分として、少なくとも1つの部分区間をマスキングするように構成されたマスクと
    を含む、請求項9に記載の装置。
  11. 前記第2のチャネライザが、
    前記マスクに結合され、マスキングされた前記インターリーブ出力を変換およびフィルタリングして、フィルタリング済みサンプルを生成するように構成された合成フィルタバンクと、
    前記合成フィルタバンクに結合され、前記フィルタリング済みサンプルを前記出力コミュテータのコンバイナに転流して、前記出力信号を構築するように構成された出力コミュテータと
    を含む、請求項10に記載の装置。
  12. 前記インターリーブ出力が第1のインターリーブ出力であり、前記合成フィルタバンクが、
    前記マスクに結合され、前記マスキングされたインターリーブ出力を第2のインターリーブ出力に変換するように構成された第2の逆フーリエ変換ブロックと、
    前記第2の逆フーリエ変換ブロックに結合され、前記第2のインターリーブ出力をフィルタリングして、前記第2のインターリーブ出力のチャネル化された成分のための前記フィルタリング済みサンプルを生成するように構成されたパスフィルタと
    を含む、請求項11に記載の装置。
  13. 前記入力コミュテータおよび前記出力コミュテータが、同じサンプルレートを有し、前記解析フィルタバンクおよび前記合成フィルタバンクがそれぞれ、非最大デシメーション済みの解析フィルタバンクおよび非最大デシメーション済みの合成フィルタバンクである、請求項12に記載の装置。
  14. 前記第1の逆フーリエ変換ブロックが、前記マージ出力をダウンサンプリングして、前記マスクを用いてマスキングするための前記第1のインターリーブ出力をベースバンドで生成するように構成され、
    前記第2の逆フーリエ変換ブロックが、マスキングされた前記インターリーブ出力をアップサンプリングして、前記第2のインターリーブ出力を生成するように構成される、請求項13に記載の装置。
  15. 前記入力コミュテータおよび前記出力コミュテータが同じ出力サンプルレートを有し、
    前記出力信号が、前記出力サンプルレートにおいて完全再構築であり、前記複数のパスフィルタおよび前記1つのパスフィルタがそれぞれ、入力長および出力長がそれぞれ等しいプロトタイプフィルタの具体例である、請求項16に記載の装置。
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