JPH1050576A - 微細構造体製造用金型の製造方法および微細構造体の製造方法 - Google Patents

微細構造体製造用金型の製造方法および微細構造体の製造方法

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JPH1050576A
JPH1050576A JP20196096A JP20196096A JPH1050576A JP H1050576 A JPH1050576 A JP H1050576A JP 20196096 A JP20196096 A JP 20196096A JP 20196096 A JP20196096 A JP 20196096A JP H1050576 A JPH1050576 A JP H1050576A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いわゆるLIGA法により微細構造体を形成
する際し、金型の破壊を防止し、微細構造体の生産効率
を向上させる。 【解決手段】 基板1上にリソグラフィのための樹脂層
2を形成する。樹脂層2にマスク3を介してシンクロト
ロン放射光10を照射する。照射において、シンクロト
ロン放射光のマスク3を介する回折光10bが、樹脂層
2に十分照射されるよう、マスク3と樹脂層2との間に
所定の間隔dを設ける。回折光を伴う露光により、基板
1から遠ざかるに従い開口面積が大きくなった孔または
溝2′aがレジストパターン2′に形成される。レジス
トパターン2′上に金属5を堆積させ、金型5′を得
る。金型5′を用いて微細構造体を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細加工技術に用
いられる金型およびそれを用いた微細構造体の製造方法
に関し、特に、LIGA(Lithograph Galvanformung u
nd Abformung)法に従って金型および微細構造体を製造
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の製造技術を応用し
て、極めて微細な構造体を形成する微細加工技術の研究
が近年活発になってきている。その中で、X線を使った
深いリソグラフィと電解めっきで高アスペクト比の微細
構造体を形成するLIGA法は、特に注目されるところ
である。たとえば、J. Micromech. Microeng. 2 (199
2), 133-140 に示されるLIGA法の基本工程を以下
に示す。図11を参照して、まず図11(a)に示すよ
うに、典型的にはポリメチルメタクリレート(PMM
A)を材料とするレジスト層102を望みの厚さ(0.
1〜1mm)で基板103上に形成した後、金などの重
金属の吸収体101aをパターンとするマスク101を
用い、シンクロトロン放射のX線100でレジスト層1
02を露光する。次いで、現像を行なえば、図11
(b)に示すように、高いアスペクト比を有するレジス
トパターン104が得られる。次に、レジストパターン
104を有する基板をめっき液に漬け、電気めっきによ
って金属の構造体105を堆積させる(図11
(c))。この工程において、ニッケル、銅または金な
どを堆積させることができる。基板103およびレジス
トパターン104を除去すると、図11(d)に示すよ
うに鋳型105ができる。続いて、図11(e)に示す
ように、鋳型105に導電性のゲート板108を押しつ
け、注入孔109から、誘電性プラスチックのモールド
材107を鋳型105の孔106に充填する。鋳型10
5を抜き取ることにより、図11(f)に示すようにゲ
ート板108上にプラスチック型110が得られる。次
に、ゲート板108をめっき電極として電鋳を行ない、
金属111を堆積させる(図11(g))。次に、プラ
スチック型とゲート板を除くと、微細な金属構造体11
2を得ることができる(図11(h))。LIGA法
は、マイクロマシン、光学素子、センサおよびアクチュ
エータなどの製造に利用することができ、その応用範囲
は非常に広い。
【0003】LIGA法は、大きな強度および鋭い指向
性を有するシンクロトロン放射光をリソグラフィに用い
るため、一般に基板に対して垂直な壁を有するレジスト
パターンが得られる。一方、FED Journal, vol.5, Supp
l. 1(1994),34-48 は、LIGA法において斜めの側
面を有する構造体を製作する技術を開示する。この技術
では、マスクとレジストを塗布した基板の位置を決めて
固定し、それらをシンクロトロン放射光の光軸に対して
傾けて配置する。シンクロトロン放射光はレジスト層に
斜めに照射されるため、厚み方向に対して斜めに傾いた
側壁を有する構造体が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図10に示すように、
LIGA法では、金属構造体105を鋳型として、多数
の微細構造体を複製することができる。この金型には、
まず樹脂が充填され、金型の形状が転写された樹脂型が
得られる。樹脂型に基づいて微細構造体が形成される
が、樹脂型は通常、分解・除去される。したがって、微
細構造体を量産するため、金型が繰返し使用される。金
型は十分な強度を有し、耐久性に優れていることが要求
される。しかしながら、金型におけるパターンが微細に
なればなるほど、また凹凸のアスペクト比が高くなれば
なるほど、金型の強度は低下する。金型から樹脂型を形
成する際、金型には樹脂を抜き取るときに発生する応力
が作用する。この応力に金型が耐えられなくなった場
合、金型は破壊される。
【0005】本発明の目的は、微細構造体の製造におい
て、破壊されにくい金型を容易に製造することのできる
方法を提供することである。
【0006】本発明のさらなる目的は、耐久性の高い金
型を用いて、微細でかつアスペクト比の高い凹凸を有す
る構造体を得るための方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】1つの局面において、本
発明は、微細構造体の製造において該微細構造体の型と
なる樹脂成形体を調製するために用いられる金型の製造
方法を提供する。この方法では、まず基板上にリソグラ
フィのための樹脂材料からなる層を形成する。次に、樹
脂材料からなる層に、パターン形成のためのマスクを介
してシンクロトロン放射によるX線を照射する。樹脂材
料からなる層を現像し、露光された部分を除去する。現
像によりパターン形成された樹脂材料上には金属材料を
堆積させる。次に、樹脂材料を除去して、パターン形成
された樹脂材料の形状が転写された金属材料からなる型
を得る。この方法において、シンクロトロン放射による
X線を照射する工程では、シンクロトロン放射光のマス
クを介する回折光が樹脂材料からなる層に十分照射され
るよう、マスクと樹脂材料からなる層との間に所定の間
隔を設ける。回折光を伴う露光により、樹脂材料におい
て基板から遠ざかるに従い開口面積が大きくなった孔ま
たは溝が得られる。
【0008】本発明のもう1つの局面において、微細構
造体の製造方法が提供される。この方法では、上述した
方法によって得られた金型に樹脂材料を充填する。次
に、金型から樹脂材料を抜き取り、金型の形状が転写さ
れた樹脂型を得る。得られた樹脂型に微細構造体を構成
すべき材料を充填する。樹脂を除去した後、所定の材料
からなる微細構造体を得る。
【0009】本発明の製造方法は、複合圧電材料の製造
に適用することができる。この場合、樹脂型にセラミッ
クスを主成分とするスラリーを充填し、セラミックスか
らなる微細構造体を形成した後、樹脂と複合化させるこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図1を参照して本発明による
金型の製造方法をより詳細に説明する。図1(a)に示
すように、本発明のプロセスにおいて基板1上にはリソ
グラフィのための樹脂層2が形成される。基板として、
たとえば、銅、ニッケル、ステンレス綱などの金属基
板、チタン、クロムなどの金属をスパッタ蒸着したシリ
コン基板等からなる基板を用いることができる。樹脂層
を形成するための材料として、ポリメタクリル酸メチル
(PMMA)等のポリメタクリル酸エステルを主成分と
するレジスト材料、X線に感受性を有する化学増幅型レ
ジスト材料等を挙げることができる。樹脂層の厚みは、
目的に応じて任意に選ぶことができ、通常0.1〜0.
5mmが用いられる。
【0011】次いで、図1(b)に示すように基板1の
上方にマスク3を配置し、マスク3を介してシンクロト
ロン放射のX線(以下SR光と略す)10が樹脂層2に
照射される。マスク3は、所定のパターンで形成された
X線吸収層3aを有している。マスクを構成する透光性
基材には、たとえば窒化シリコン、シリコン、ダイヤモ
ンド、チタン等を用いることができ、X線吸収層には、
たとえば金、タングステン、タンタルなどの重金属ある
いはその化合物等を用いることができる。X線吸収層の
厚みは、所望のレジストパターンの厚みによって任意に
選ぶことができるが、たとえば3〜10μmとすること
ができる。
【0012】本発明では、マスク3と樹脂層2との間の
間隔dを従来よりも顕著に大きくとっている。このよう
にマスクを樹脂からかなり離れたところに配置すること
によって、SR光10の直進光10aに加えてマスク3
によるSR光の回折光10bも樹脂層2の変質に寄与す
るようになる。回折光10bは、図に示すようにマスク
のX線吸収層の真下(点線で示す)から少し外側にずれ
た樹脂層の部分に到達する。たとえば、図2に示すよう
な直進光10aに対する回折光10bの角度θは、0.
05〜10°、好ましくは0.5〜2.5°の範囲とす
ることができる。角度θが適当な範囲となるよう、間隔
dを設定することができる。回折光10bは、直進光1
0aよりも長い波長を有し、強度も低いため、直進光よ
りも浅い部分を変質させる。したがって、露光により変
質された樹脂層の部分2aは、表面にいくに従って幅W
が広くなっている。
【0013】本発明において、樹脂層に照射すべきSR
光の波長は、たとえば1〜10Åとすることができ、そ
のエネルギは、1〜10KeVとすることができる。特
に本発明では、5〜10Åの長波長成分を除去せずに用
いることが好ましい。これらの長波長成分は、適当な回
折光をもたらす。SR光の光源は、たとえば産業用小形
SR装置(蓄積電子エネルギ0.6〜1.5GeV)、
中型SR装置(蓄積電子エネルギ1.5〜3GeV)等
とすることができる。マスクと樹脂層との間の間隔d
は、必要とされるテーパ角および照射するSR光の波長
に応じて任意に選ぶことができる。
【0014】露光された樹脂層を現像してSR光により
変質した部分を除去すると、図1(c)に示すような樹
脂パターン2′が得られる。樹脂パターン2′におい
て、孔または溝2′aの開口幅Wは、基板1から遠ざか
るに従って大きくなっている。したがって、孔または溝
の開口面積は基板1から遠ざかるに従って大きくなる。
孔または溝2′aを構成する側壁2′bは、樹脂層の厚
み方向(矢印で示す)に対して傾いている。溝または孔
は、たとえば角錐台または円錐台の形状とすることがで
きる。溝または孔の側壁の傾きは、図3に示すような断
面における相交わるべき2本の直線6および6′のなす
角度(テーパ角度)αとして表わすことができる。本発
明において、テーパ角度αは、0.1〜20°の範囲、
好ましくは1〜5°の範囲とすることができる。
【0015】次いで、図1(d)に示すように、樹脂パ
ターン2′上に金属5を堆積する。金属5は、たとえば
樹脂パターン2′の厚みを越えて0.5〜1mmの範囲
の厚みで堆積する。基板1をめっき電極としてめっきを
行なえば、樹脂パターン2′上に容易に金属を堆積させ
ることができる。金属として、たとえばニッケル、銅、
金およびそれらの合金、パーマロイ等を用いることがで
きる。金属5を後で金型として用いる場合は、ニッケル
がより好ましい。
【0016】次に、ウェットエッチングなどによって基
板を除去し、ウェットエッチングあるいはプラズマエッ
チングにより樹脂を除去すれば、図1(e)に示すよう
な金型5′が得られる。金型5′には、樹脂パターン
2′の形が転写されている。したがって、樹脂パターン
の孔または溝に対応する凸部5′aは、樹脂パターンに
ほぼ等しいテーパ角度α′を有しており、凸部5′aの
幅W′は、先端にいくほど狭くなっている。形成される
凸部の幅W′は、たとえば2〜50μmの範囲、好まし
くは10〜30μmの範囲であり、高さhは、たとえば
50〜800μmの範囲であり、好ましくは50〜30
0μmの範囲であり、テーパ角度α′は、0.1〜20
°の範囲、好ましくは1〜5°の範囲である。W′/h
で表わされる凸部のアスペクト比は、たとえば、2〜3
0である。また本発明は、複数の凸部が、10〜30μ
mの範囲の間隔で配列された構造を形成するため好まし
く用いられる。さらに本発明は、複数の凸部が100〜
2000個/mm2 の密度で配置される構造を得る際に
好ましく用いられる。
【0017】以下、図4を参照して本発明による微細構
造体の製造方法を説明する。図4(a)に示すとおり、
以上のプロセスにより得られた金型5′に樹脂7を注入
する。樹脂には、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)
等のアクリル樹脂(メタクリル樹脂)、ポリウレタン樹
脂(PUR)、ポリオキシメチレン(POM)等のポリ
アセタールなど熱可塑性樹脂、エポキシ、シロップ状ア
クリルなどの熱硬化性樹脂等を用いることができる。樹
脂を硬化させた後、冷却して樹脂を金型5′から離して
樹脂型7′を得る。このとき、金型5′の凸部は、上述
したように所定のテーパ角度で先端にいくほど細くなっ
ているので、樹脂型7′は金型5′から容易に抜き取る
ことができる。抜き取る際、樹脂と金型の間に働くのは
初期の接着力であり、摩擦力はほとんど働かない。ま
た、接着力において金型凸部を破壊する方向に働く成分
は小さく、金型凸部が抜き取りの際に破壊されることは
ない。一方、図5に示すように、金型15の凸部が垂直
に切り立っている場合、樹脂17と金型15の間には初
期の接着力の他に摩擦力が働く。摩擦力は、樹脂型17
が金型15から完全に抜けるまで働く。この摩擦力によ
り、金型の凸部の根元に比較的大きな応力が作用する。
応力が金型凸部の破壊強度を超えた場合、金型凸部は倒
れたり切れたりする。このような現象は凸部のアスペク
ト比が増加するにつれて顕著になる。本発明は、上述し
たように回折光を用いて所定のテーパ角度を有する構造
体を得ることで、樹脂型の形成において金型の破壊を効
果的に防止する。
【0018】樹脂型を形成した後、図4(c)に示すよ
うに、樹脂型7′に微細構造体を構成すべき材料8を充
填する。たとえばセラミックスからなる微細構造体を得
たい場合、セラミックス粒子を含有するスラリーを充填
することができる。スラリーは乾燥により固化させる。
一方、材料8として金属を堆積させてもよい。樹脂型
7′に導電性を付与すれば、電気めっきにより金属を堆
積させることができる。
【0019】次に図4(d)に示すように、樹脂型を除
去する。材料8がセラミックスラリーである場合は、除
去に際して、樹脂を溶融状態にすることなく気化または
昇華させるか、または適当な溶剤に溶解させることが好
ましい。樹脂を気化させる場合、たとえば、真空中で加
熱することにより樹脂成分を蒸発させる方法、レーザア
ブーションにより樹脂成分を気化させる方法、樹脂を酸
素プラズマ等のプラズマによりエッチングする方法等を
好ましく用いることができる。材料8が金属の場合は、
セラミックスラリーと比較して強度が高いので、上記の
方法に加えて熱による分解で除去することができる。
【0020】樹脂を除去することにより、図4(e)に
示すような必要な材料からなる微細構造体が得られる。
セラミックス粒子のスラリーが用いられる場合、スラリ
ーの乾燥固化物を焼成することにより、セラミックス焼
結体からなる微細構造体8′が得られる。
【0021】本発明では、X線マスクと基板との間隔を
制御して回折光を積極的にリソグラフィに用いることに
より、所定のテーパ角度を有する構造体を容易に製作す
ることができる。本発明では基本的に1回の露光工程に
より厚み方向に対して傾斜した壁を有する構造体を得る
ことができる。製作に要する時間も比較的短く、露光の
ため複雑な工程を必要としない。本発明では、基板に垂
直な方向にSR光を照射するリソグラフィ工程によって
も、傾斜した壁を有する構造体を得ることができる。回
折光を用いる本発明のプロセスにおいて、解像度は直進
光のみを用いる場合よりも若干低下する。しかしなが
ら、回折光の照射は、再現性よく制御することができる
ため、高い精度で必要な金型および微細構造体を得るこ
とができる。
【0022】一方、従来の技術によって本発明と同様の
構造を得ようとすると、以下に述べるように種々の困難
が伴う。たとえば、図6(a)に示すように斜めの方向
からSR光30をマスク23を介して基板21上のレジ
スト層22に照射した後、さらに図6(b)に示すよう
に、傾斜角度を変えてSR光30を照射することができ
る。しかしながら、このような場合、得られる構造体は
図6(c)に示すとおりであり、開口の幅が表面にいく
に従って狭くなった孔または溝を有するレジストパター
ン22′が得られる。このようなレジストパターンは、
本発明が必要とする形状の反対である。また図7に示す
ように、SR光40に対して、レジスト32が塗布され
た基板31を所定の角度で傾け、回転させる方法も考え
られる。この場合、露光領域32′は円錐台の形状を有
する。しかしながら、この方法では、露光領域の中心部
と周辺部との移動速度が異なるため、全体的に均一な照
射量を実現することが困難である。この方法は、精度の
高い微細構造体を得る方法として実際的ではない。SR
光を斜めに照射する方法では、図8に示す方法がより実
際的であると考えられる。図8に示す方法では、まず図
8(a)に示すようにSR光50を基板41上のレジス
ト42に斜めに照射した後、図8(b)に示すようにマ
スク43の位置をずらし、基板41の角度を変えてSR
光50を照射する。このような工程によれば、図8
(c)に示すような構造体が得られる。しかしながらこ
の方法では、マスクを精度よくずらす必要があるが、そ
れにはマスクと基板との位置関係を合わせる(整合させ
る)必要がある。このような工程を1枚のマスクで行な
うことは不可能であり、複数枚の異なるマスクが必要と
なる。この方法では、マスクの位置合わせのために作業
時間が長くなり、製造における精度も低下する。また得
ようとする形状によってSR光の照射を何度も行なう必
要があるため、ある領域では必要以上に露光時間が長く
なる。吸収エネルギ密度が上限値を超える場合、レジス
トにおいてポジ−ネガの反転が起こってしまい、所望の
レジストパターンが得られない。またこの方法において
短波長の光を使用することが望ましいが、SR光におい
て短波長の光は相対的に強度が低いため、さらに露光時
間が長くなる。また、角錐台のレジストパターンを得る
ことができるが、円錐台は得ることができないなど、形
状も制限される。この方法は、作業時間、コスト、精
度、および効率の点において多くの問題を抱えている。
これらの方法と本発明の方法とを比べると、本発明の方
法が、いかにシンプルであり、精度が高く、効率的であ
りかつ低コストであるかが容易に理解されるはずであ
る。
【0023】
【実施例】チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなる多
数の柱状の突起を有する微細PZTアレイ構造体を以下
に示すように製作した。
【0024】(1) 金型の製作 図1に示すようなプロセスに従ってPZTアレイ構造体
用の金型を作製した。まず、X線に感受性があるレジス
ト、メタクリル酸メチルとメタクリル酸の共重合体(P
(MMA+MAA))を180μmの厚みでチタンをス
パッタ蒸着したシリコン基板からなる導電性基板に塗布
した。次に、窒化シリコンからなる透光性基材上に窒化
タングステンからなる吸収層パターンを形成したマスク
を、所定の間隔dをあけてレジスト層の上方に配置し
た。マスクを介してシンクロトロン放射光(SR光)を
レジストに照射した。SR装置はNIJI−3(偏向部
の磁場4テスラ、蓄積電子エネルギ0.6GeV)であ
った。SR照射において、通常はカプトンなどをフィル
タに用いて3Å以上の長波長光をなるべくカットする
が、本実施例の場合は長波長光のカットを行なわなかっ
た。SR装置自体から放射される光のピーク波長は約6
Åであったが、100μmの厚さのベリリウム窓を通過
する光を使用したため、レジストに実際に照射されるS
R光のピーク波長は約4Åであった。また、通常は、マ
スクとレジスト層の間隔dは50μm以下であるが、本
実施例では、5mm、14mmおよび28mmの間隔d
をマスクとレジスト層との間にそれぞれ設け、SR光の
照射を行なった。SR光の照射の後、メチルイソブチル
ケトン(MiBK)により現像を行ない、レジスト構造
体を得た。得られたレジスト構造体では、基板上で直径
25μm、180μmの高さを有する円錐台形状の孔が
多数形成されていた。このような円錐台形状の孔におい
て、図3に示すようなテーパ角度αは、間隔dが5mm
のとき2°、間隔dが14mmのとき6°、間隔dが2
8mmのとき14°であった。このように、マスクとレ
ジスト層との間隔を従来よりも顕著に大きくすること
で、SR光の回折効果を利用して適当な範囲のテーパ角
度を得ることができた。
【0025】次に、導電性基板をめっき電極としてめっ
きを行ない、ニッケルを1mmの厚さまで堆積させた。
基板を水酸化カリウム水溶液で溶解した後、レジストを
酸素プラズマにより除去し、金型を得た。金型は、図9
(a)に示すような形状を有している。金型55におい
て、板状の部分55aから円錐台形状の微細な柱55b
が多数延びている。柱55bの上面の直径は25μmで
あり、高さは180μmである。柱55bは、25μm
の間隔で配列されている。
【0026】(2) 微細構造体の作製 図4に示すようなプロセスに従って微細構造体を形成し
た。まず得られた金型に樹脂を充填した。樹脂として、
ポリメタクリル酸メチル(PMMA)からなるアクリル
樹脂を用いた。シロップ状のアクリル樹脂を金型に流し
込み、加熱して硬化させた後、室温まで冷却して樹脂を
金型から離し、樹脂型を得た。樹脂型は、所望する微細
構造体の形状を反転させたものである。次いで、樹脂型
にPZT粒子を含有するスラリーを充填した後、乾燥に
よりスラリーを固化した。次に酸素プラズマを用いるア
ッシングを行ない、樹脂型を除去した。残ったスラリー
の固化物に、500℃において仮焼成を施し、さらに1
100℃において本焼成を施した。焼成によりPZT焼
結体からなる微細構造体が得られた。得られた構造体の
形状を図9(b)に示す。微細PZTアレイ構造体68
において、板状の部分68aから円錐台形状の微細な柱
68bが多数延びている。柱68bの上面の直径は20
μmであり、高さは150μmである。柱68bは、2
0μmの間隔で配列されている。
【0027】以上のプロセスによって微細構造体を繰返
して製造したが、金型の破壊は起こらなかった。一方、
従来の方法に従ってテーパ角度のない、すなわち円柱形
状あるいは角柱状の柱を有する金型を作製した場合、5
0〜100個の樹脂型を作製するたびに、金型において
柱の破断が起きた。したがって、本発明によれば、金型
の破壊を抑制し、微細構造体の生産効率を向上させるこ
とができた。
【0028】このようにして製作したPZT微細構造体
に樹脂を含浸することで、複合圧電材料を製作すること
ができた。樹脂はエポキシ樹脂を用いた。製作方法を図
10に示す。図10(a)に示すように、カップ120
にPZT微細構造体121を入れ、上からエポキシ樹脂
122を真空下で含浸した。これを加熱して樹脂を硬化
させ、固めたものをカップ120から取り出した(図1
0(b))。図10(c)および(d)に示すように、
続いてPZT微細構造体の高さや幅を越えた樹脂部分お
よびPZTの台座部分を、研削や研磨によって除去する
と、複合圧電材料123を形成することができた。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、LIGA法による微細構造体の製造において金型の
破壊を抑制し、生産効率を向上させることができる。特
に本発明は、高アスペクト比を有する微細な柱が多数配
列された構造体を、比較的シンプルな工程において、高
い精度で、効率よく製造するのに効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による金型の製造方法を示す概略断面図
である。
【図2】SR光について直進光と回折光とがなす角度を
示す模式図である。
【図3】本発明においてX線リソグラフィにより得られ
たレジストパターンの形状を示す概略断面図である。
【図4】本発明による微細構造体の製造方法を示す概略
断面図である。
【図5】従来法の一工程を示す概略断面図である。
【図6】従来法により傾斜した壁を有する構造体を製造
するための方法を示す概略断面図である。
【図7】もう1つの従来法により、傾斜した壁を有する
構造体を製造するプロセスを示す概略断面図である。
【図8】従来法を用いて本発明と同様の構造を得るため
の工程を示す概略断面図である。
【図9】実施例により得られた金型および微細構造体の
形状を示す部分断面図である。
【図10】実施例により得られた微細構造体を用いて複
合圧電材料を製造するプロセスを示す概略断面図であ
る。
【図11】LIGA法を説明するための概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 樹脂層 3 マスク 5 金属 5′ 金型 7 樹脂 7′ 樹脂型

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細構造体の製造において前記微細構造
    体の型となる樹脂成形体を調製するために用いられる金
    型の製造方法であって、 基板上にリソグラフィのための樹脂材料からなる層を形
    成する工程と、 前記樹脂材料からなる層にパターン形成のためのマスク
    を介してシンクロトロン放射によるX線を照射する工程
    と、 前記樹脂材料からなる層を現像して露光された部分を除
    去する工程と、 現像によりパターン形成された樹脂材料上に金属材料を
    堆積させる工程と、 前記樹脂材料を除去して前記パターン形成された樹脂材
    料の形状が転写された前記金属材料からなる型を得る工
    程とを備え、 前記シンクロトロン放射によるX線を照射する工程は、
    前記シンクロトロン放射光の前記マスクを介する回折光
    が前記樹脂材料からなる層に十分照射されるよう、前記
    マスクと前記樹脂材料からなる層との間に所定の間隔を
    設ける工程を備え、 前記回折光を伴う露光により前記樹脂材料において前記
    基板から遠ざかるに従い開口面積が大きくなった孔また
    は溝が得られることを特徴とする、微細構造体製造用金
    型の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の製造方法により得られた
    金型に樹脂材料を充填する工程と、 前記金型から前記樹脂材料を抜き取り、前記金型の形状
    が転写された樹脂型を得る工程と、 得られた樹脂型に微細構造体を構成すべき材料を充填す
    る工程と、 前記樹脂を除去して、所定の材料からなる微細構造体を
    得る工程とを備える、微細構造体の製造方法。
  3. 【請求項3】 複合圧電材料の製造に適用されることを
    特徴とする、請求項2記載の製造方法。
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