JP2009230017A - レジスト露光方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な手段によりネガレジストを用いて、斜面を有する高低差の大きな三次元微細形状を得ることのできるレジスト露光方法を提供することにある。
【解決手段】第1回目の露光工程においては、フォトマスク38を透過した光を露光用マスク29に垂直に照射して通常の露光を行う。第2回目の露光工程においては、回折格子35を備えた露光用マスク29を用い、回折格子35の1次回折光で斜め方向からネガレジスト32に露光し、現像することによって斜面を形成する。
【選択図】図2

Description

本発明はレジスト露光方法に関する。具体的には、ネガレジストを用いた露光プロセスにより微細三次元形状物を作製するための方法に関する。
レジストに露光・現像することによって、レジストにより微細形状を形成する技術が知られている。
例えば、ポジレジストを用いる方法では、ポジレジストの露光特性を利用している。露光された部分が現像時に溶解するポジレジストでは、図1に示すように、露光量を増加していったとき、ある閾値を越えたところで残膜(潜像が形成されて現像後に露光部分が残ること)が形成され、さらに露光量が増加していくとレジスト残膜率は次第に減少していく。この残膜形成領域では、露光量の対数値とレジスト残膜率とが線形的に変化する領域(線形性領域)が存在している。よって、光透過率が連続的に変化したグレイスケールマスクを用いて線形性領域の露光量の光をポジレジストに照射すれば、ポジレジストによって高さ変化のある微細形状を形成することができる。
しかしながら、ポジレジストでは、露光光の吸収率が高いため、50μmを超える高低差のある形状を形成することはできない。
例外としてLIGAプロセスでは厚膜のポジレジストに露光して三次元微細形状を形成することが可能である(特許文献1)が、X線(シンクロトロン放射光)を使用しているために装置が高価であり、また一般的な利用には適さない。
ネガレジストを用いる方法では、図2(a)に示すように、例えばSU−8などのネガレジスト11を基材12に付着させておき、グレイスケールマスク13を透過させた強度分布のある光をネガレジスト11に照射させて三次元微細形状を形成する方法が知られている。このような方法によれば、露光光の吸収を抑制してネガレジストによって300μm程度までの高低差を有する三次元微細形状を形成できることが知られている。
しかし、この方法では、ネガレジスト11に光を照射したとき、ネガレジスト11のうち基材12と接している界面の部分で露光量が最も小さくなる。ネガレジストの場合には露光部分が残膜となるので、これを現像した時にネガレジスト11の界面が現像液に溶けて微細形状物14が基材12から乖離してしまい、その後の利用が不可能になる。
よって、従来の露光による微細形状の形成方法では、50μmを超える段差を有する微細形状を形成することができなかった。
特開平10−50576号公報
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、簡易な手段によりネガレジストを用いて、斜面を有する高低差の大きな三次元微細形状を得ることのできるレジスト露光方法を提供することにある。
本発明にかかるレジスト露光方法は、光学素子により照射光の方向を制御してネガレジストの所定の位置に所定の角度で光を露光することで、前記ネガレジストにより斜面を有するレジスト残膜を形成することを特徴としている。
本発明のレジスト露光方法によれば、基材上にネガレジストを形成し、ネガレジストの直前においた光学素子により、露光光の角度を部分的に変えて露光するので、ポジレジストでの透過率に起因する膜厚制限によらず、厚膜のネガレジストを用いて残膜形成を行うことができる。特に、通常のマスクアライナやステッパといった露光機を用いて50μmを超える厚みのレジスト残膜を形成することが可能になる。さらに、露光量制御により残膜形状の形成をしないため、露光時間制御がラフに行える。さらに、複数の斜め光を組み合わせることで、多様な形状を形成することも可能になる。
上記光学素子としてブレーズ型の回折格子を用いいることができる。光学素子としてブレーズ型の回折格子を用いれば、屈折型の素子による光の曲げ角より大きな角度で光の照射方向を曲げることができる。例えば、回折格子の1次から3次までの回折光を利用すれば、それぞれ最大で20°、40°、60°の曲げ角度を実現できる。
また、前記ネガレジストの露光部分は、ネガレジストが形成されている基材との界面における露光量が最小露光量以上で最大露光量以下であり、前記基材との界面以外の露光領域は最小露光量以上となっていることが好ましい。かかる態様によれば、現像時にレジスト残膜が基材から剥離せず、溶剤などで剥離させる際には容易に剥離させることができる。また、レジスト残膜の露光部分を十分に硬化させることができる。
また、前記ネガレジストの露光部分は、ネガレジストが形成されている基材との界面における露光量が最小露光量以上最大露光量以下であり、型として用いる残膜表面は最小露光量以上で、型として用いない残膜表面の少なくとも一部が最小露光量以下であってもよい。かかる態様によれば、現像時にレジスト残膜が基材から剥離せず、溶剤などで剥離させる際には容易に剥離させることができる。また、レジスト残膜のうち型として用いる表面は最小露光量以上であるので、硬化して型として使用可能になる。これに対し、型として使用しない表面は、最小露光量以下で現像によって除去されても差し支えない。
前記ネガレジストに露光させるための光としては、レーザ光やLED光などの干渉性の高い光源を用いることが望ましい。露光光として干渉性の高い光源を用いることによりシャープな回折光を発生させることができ、ネガレジストのパターン精度を高くすることができる。
前記光学素子は、被露光物である前記ネガレジストの近傍に配置してプロキシミティ露光方式とすることが望ましい。
また、前記光学素子は、遮光部を有するフォトマスクと一体に形成されていることが望ましい。この光学素子は、露光光を曲げてネガレジストに照射するため、ネガレジストの直前に設ける必要があり、プロキシミティ露光法やコンタクト露光法ではフォトマスクに光学素子を一体に形成することもできる。そして、光学素子をフォトマスクと一体に形成すれば、部品点数を減らすことができ、コストを安価にできる。
また、前記レジスト残膜は、前記ネガレジストが形成されていた基材との界面に反射防止層を有していてもよい。基材とネガレジストとの間に反射防止層を設けてあれば、基材表面における反射光がネガレジストを再露光してレジスト残膜の形状精度が低下するのを抑止できる。
また、前記レジスト残膜は、電鋳法により電鋳品を形成するための型として用いるのに適している。
なお、本発明における前記課題を解決するための手段は、以上説明した構成要素を適宜組み合せた特徴を有するものであり、本発明はかかる構成要素の組合せによる多くのバリエーションを可能とするものである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態1による露光方法を説明する。図3は、本発明にかかるレジスト露光方法(マスクアライナ)に用いるプロキシミティ(近接)露光装置21の概略図である。この露光装置21は、光源22、楕円集光鏡23、第1平面鏡24(コールドミラー)、インテグレータ25、第2平面鏡26(ハーフミラー)、コンデンサレンズ27、モニター受光器28、露光用マスク29によって構成されている。ワークに対して露光を行う場合には、露光用マスク29に対して数十μm〜数百μmの間隙をあけて露光用マスク29の直下にワーク30を配置する。
この露光装置21を用いてワーク30に露光を行う場合には、露光用マスク29の下にワークを設置した後、光源22を点灯する。光源22から放射された光Lは、楕円集光鏡23によって集光光に変換され、第1平面鏡24に向けて出射される。第1平面鏡24で鏡面反射された光Lは、インテグレータ25で均質化された後、第2平面鏡26に入射する。第2平面鏡26で反射した光Lは、コンデンサレンズ27により平行光化され、露光用マスク29を透過してワーク30の表面に照射される。また、第2平面鏡26に入射した光の一部は第2平面鏡26を透過してモニター受光器28で受光される。モニター受光器28は、ワーク30の露光量を監視し、露光時間を調整している。
図4は上記露光方法に用いる露光用マスク29とワーク30の構造を示す概略断面図である。ワーク30は、基材31の表面に均一な厚みにネガレジスト32を形成したものである。露光用マスク29は、所望パターンの遮光部33を下面に形成されたフォトマスク34と、回折格子35を形成された回折光学素子36とからなる。露光用マスク29の遮光部33とワーク30表面とは、微小距離Δ(数十μm〜数百μm)を隔てて平行に保たれている。
基材31は、シート状の材料として入手容易なものであればよい。例えば、金属製の基材31としては、SUS系またはCu系のものを用いることができる。また、樹脂製の基材31であれば、耐薬品性の高いLCP、PI、PPS、PETといったフレキシブル基板などに用いられている基板材料を用いることができる。また、半導体プロセスで用いられるガラスやシリコン系の半導体なども使用できる。
ネガレジスト32としては、ネガ型感光性ドライフィルム・フォトレジストを用いるのが好ましい。ドライフィルム・フォトレジストはフィルム状のフォトレジストであって、複数枚重ねることで容易に厚膜を得ることができる。ドライフィルム・フォトレジストは一枚であれば50μm厚であるが、重ねることによって200μm厚のネガレジスト32を得ることができる。特に、電鋳用厚膜を形成可能なドライフィルム・フォトレジストとしては、例えばデュポンMRCドライフィルム株式会社製のリストン(商標名)FRA517がある。
露光用マスク29は回折格子35を備えており、回折格子35を用いるためには、露光用の光は、単波長で位相の揃ったコヒーレンシイの高い光であることが必要となる。露光装置21では、主に光源22に高圧水銀灯を用い、i線、g線、h線といった複数の波長の光を発生させている。ネガレジストは、一般にi線での効率が最大となるように設計されており、i線の波長365nmで最も露光効率が高くなっている。そこで、この露光装置21では、光源22として高圧水銀灯を用いる場合には、図3に示すように、例えば第1平面鏡24とインテグレータ25との間に透過波長が365nmのバンドパスフィルタ37を挿入し、露光用の光を単波長に近づけてi線のみを利用できるようにする。露光用の光をさらに単波長化したい場合には、光源22としてエキシマレーザーなどのレーザー光源やLED光源を用いても実現できる。
位相の揃った光といえばレーザー光であるが、上記光源を位相の揃っている程度(コヒーレンシイ)の高い順に並べると、エキシマレーザーなどのレーザー光源、LED光源、高圧水銀灯の順となる。2次、3次の高次の回折はエキシマレーザーなどのレーザー光源で発生させることができるが、1次の回折光は高圧水銀灯でも十分に発生できる。
また、回折格子35による光の曲げ角(回折角)を制御するには、回折格子35への入射光が平行光であることが必要である。プロキシミティ露光機では光源22に比べて露光用マスク29とワーク30の間の距離が十分に小さくなるように設計されており、また互いに平行に保たれている。投影露光機である露光装置21は、回折格子を備えた露光用マスク29とワーク30に対して平行光を垂直に投射できるようになっており、そのため光学系としてテレセントリック光学系が用いられている。
ネガレジストの適正露光範囲には、下限値(最小露光量)と上限値(最大露光量)とが定められている(製品によって、その値は異なる。)。ネガレジストの露光していない領域では、ネガレジストが硬化せず、現像工程において現像液に溶解する。また、露光していても露光量が最小露光量より小さい場合には、ネガレジストの重合反応が不足して十分に硬化せず、現像後に形状不良となったり、あるいは基材との密着強度が不足してネガレジストが基材から剥離したりする。露光量が最小値以上最大値以下の適正露光範囲では、ネガレジストが硬化反応し、現像後も基材の表面に所望の形状を保って残る。露光量が最大露光量よりも大きな領域でも、ネガレジストは硬化反応し、現像後も基材の表面に形状を保って残る。しかし、ネガレジストで作製した形状物を原盤として使用し、例えばその上に電鋳法などで金属材料を析出させてネガレジストの形状を金属材料に転写させる場合には、金属材料析出後にネガレジストを溶剤で溶解させて基板や金属材料から剥離させる必要がある。しかし、露光工程において最大露光量よりも露光量の大きな光を照射された領域では、ネガレジストの重合反応が促進されて強度が増しているため、剥離処理を行う際にネガレジストを基材から剥離させるのが困難になる。よって、ネガレジストに露光して硬化させようとする領域では、原則として露光量が最小露光量以上最大露光量以下となるようにしなければならない。但し、ネガレジストを電鋳用の型として用いる場合には、形成される電鋳物に接する面以外は剥離時に残膜として残っていても、電鋳物を分離する妨げにならないので、差し支えない。また、ネガレジストの残膜となる部分が基材と接している面も最小露光量以上(最大露光量以下)となっている必要がある。
この最大露光量は、一般に最小露光量の約2倍となっている。例えばドライフィルムとしてリストンFRA517を元に計算すると、膜厚200μm時の適正露光範囲は96〜192mJ/cmであり、一般的にネガレジストは適正露光量中央値に対して適正露光量範囲が±30%程度に設定されているものが多い。よって、以下においては、ネガレジストの適正露光量中央値を100Uで表し、最小露光量を70U、最大露光量を130Uで表すことにし、最適露光量を70U〜130Uとする。なお、”U”は便宜上用いた露光量の単位である。
以下、上記のようなプロキシミティ露光装置21を用いてネガレジスト32に傾斜角(垂直面を基準に測った角度)が20°の斜面を有する三次元形状物を作製する実施形態を図5により説明する。
図5(a)は第1回目の露光工程を表している。この工程では、基材31上に設けられたドライフィルム・フォトレジストからなるネガレジスト32にフォトマスク38のみを用いて通常の露光を行う。このとき照射領域では露光量が100U(適正露光量中央値)となるように露光光を投射している。
図5(b)は第2回目の露光工程を表している。この工程では、フォトマスク34と回折光学素子36とからなる露光用マスク29を用いて露光している。回折光学素子36に設けられたブレーズ型の回折格子35は、フォトマスク34の透孔窓33aに対向しており、回折効率が60%となっている。すなわち、回折格子35は、入射光量の40%の0次光と60%の1次回折光を発生させるものである。1次回折光の回折角は20°となっている。そして、図5(b)に示すように、第1回目の露光工程で露光した領域の縁に回折格子35の1次回折光が斜めに照射されるように露光用マスク29の位置とネガレジスト32との距離を決め、全光量が200U(適正露光量中央値の2倍)となるように露光している。
よって、0次光の光量は200U×40%=80U、1次回折光の光量は200U×60%=120Uである。そして、ネガレジスト32の各領域A1〜A6の、第1回目と第2回目の露光量の合計は、図6に示すようになる。なお、領域A3の露光量は、100U+120U=220Uである。領域A2の底面Sa1における露光量は、120U×cos20°=112.8Uである。
図5(c)は現像後のネガレジスト32を表している。ネガレジスト32は、最小露光量以上の露光光が照射された照射領域が重合反応し、重合反応した部分は現像時のエッチング耐性が増すため、現像処理をするとその照射領域のみが残膜として残る。よって、露光量が70Uよりも少ない露光領域(A5)と非露光領域は現像によって基材31から剥離するので、現像後の硬化したネガレジスト32により、図5(c)に示すような斜面を有する三次元形状物が得られる。特に、一方の側面が傾斜角20°の斜面となった凹部39が得られる。
ついで、図7(a)に示すように、電鋳法によって凹部39内にNi等の金属材料を析出させて断面テーパー状の電鋳物40を得る。電鋳物40が得られたら、適当な溶剤によりネガレジスト32を溶解させる。露光量が130Uを超えている領域A3のネガレジスト32は剥離しにくいので、図7(b)に示すように基材31に残るが、電鋳物40の周囲のネガレジスト32は剥離除去されるので、電鋳物40は基材31から分離される。
なお、凹部39や電鋳物40は直線状のものに限らず、長さ方向に沿って湾曲または屈曲したものであってもよい。
上記ブレーズ型の回折格子35は、以下のようにして計算し設計できる。断面がステップ状をしたブレーズ型の1次回折に最適化した回折格子は次の式で設計できる。
L=〔(p−1)/p〕・〔λ/(n−1)〕
ここで、L:回折格子深さ
p:レベル数(マルチレベル素子の場合)
λ:入射光の波長
n:回折格子の屈折率
また、1次回折に最適化した無段階の(すなわち、滑らかな形状の)回折格子は次の式で設計できる。
L=λ/(n−1)
Λ(sinα±sinβ)=mλ
ここで、L:回折格子深さ
λ:入射光の波長
n:回折格子の屈折率
Λ:回折格子の周期
α:入射角度
β:出射角度
m:回折次数(m=0、±1、±2、...)
したがって、回折角θ(=β−α)と規格化周期Λ/λとの関係は図8で表される。また、規格化周期Λ/λと1次光の回折効率との関係は、図9で表される。図8、図9によれば、回折角θは回折格子の周期Λで制御し、回折効率は回折格子の深さLで制御できることが分かる。
たとえば、回折効率が50%を超える規格化周期が3の場合で、1次回折光の回折角は20°が得られることが分かる。このとき、回折に寄与しなかった光は主に0次光として透過する。回折格子の材質をポリカーボネイトとし、20°の回折角を得るには、回折格子の周期Λは約3μm、深さLは約0.8μmの鋸波状の形状となり、1次回折光の回折量は最大で約60%となり、そのときの0次光透過量は約40%となる。
回折次数mと最大回折角(規格化周期=3)、回折格子の深さLと周期Λを表1に示す。
Figure 2009230017
3次の回折光を利用した場合でも回折格子の形状のアスペクト比は1程度であり、以下の方法で容易に作成できる。
このブレーズ型の回折格子形状は、フォトマスクを複数枚使用した多段露光や電子線描画などによりフォトレジストを露光して形成するか、ダイヤモンドバイトを用いてCuなどに加工することで作製できる。このようにして作成したマスタ形状を、フォトレジストの場合は直接ガラス板上に作製し、そのままドライエッチングによりガラスに転写するか、マスタ形状を電鋳法により転写し、金属スタンパを作製し、ナノインプリント技術により樹脂やガラスに形状を転写することで容易に作成できる。
また、回折量の制御は回折格子の深さ制御以外にも、回折格子の配置の密度によっても制御できる。
(第2の実施形態)
実施形態1の図5〜図7の方法では露光工程を2回必要としたが、フォトマスク34としてHEBSマスクやハーフトーンクロムマスクといったグレイスケールマスクを用いることで一回の露光工程で行うことができる。
図10は露光用マスク29のフォトマスク34としてグレイスケールマスクを用いた実施例を表している。すなわち、このフォトマスク34では、図5(b)に示した構造の露光用マスク29を基本とし、図5(a)のフォトマスク38で光透過領域となっていた部分を透過率50%の半透過領域33bとしている。
図10のようなグレイスケールマスクの露光用マスク29を用いて200Uの露光光を照射すれば、ネガレジスト32の各領域の露光量は図10に示すようになる。これは図6に示した露光量と同じであるから、図10のような露光用マスク29を用いれば1回の露光によって実施形態1の2回の露光工程を実現することができる
(第3の実施形態)
図11及び図12は断面逆テーパー状の電鋳物を作製する工程を示す。図11(a)に示すように、第1回目の露光工程において、通常のフォトマスク38を用いて適正露光量中央値100Uの露光光をネガレジスト32に照射した後、第2回目の露光工程を行う。
第2回目の露光工程では、フォトマスク34の透孔窓33aに対向して設けられたブレーズ型の回折格子35により0次光と1次回折光を照射する。この回折格子35も、入射光量の40%の0次光と60%の1次回折光を発生させるものであり、1次回折光の回折角は20°となっている。そして、図11(b)に示すように、第1回目の露光工程で露光した領域と重ならないように0次光と1次回折光をネガレジスト32に照射する。このときの全露光量は200U(適正露光量中央値の2倍)となっている。
なお、一般にネガレジストの屈折率は1.4から1.5程度であり、屈折率1.45とし入射角が20°の場合、レジスト界面で13.6°に変化するが、以下説明を簡略化するため、レジスト界面での屈折による影響を省略する。
0次光の光量は200U×40%=80U、1次回折光の光量は200U×60%=120Uである。よって、ネガレジスト32の各領域B1〜B5の、第1回目と第2回目の露光量の合計は、図11(b)に示すようになる。なお、領域B2の底面Sb1における露光量は、120U×cos20°=112.8Uである。
図11(c)は現像後のネガレジスト32を表している。現像処理後には、非露光領域だけが基材31から剥離するので、現像後の硬化したネガレジスト32により、図11(c)に示すような斜面を有する三次元形状物が得られる。特に、一方の側面が傾斜角20°の斜面となった逆テーパー状の凹部39が得られる。
ついで、図7(a)に示すように、電鋳法によって凹部39内にNi等の金属材料を析出させて断面逆テーパー状の電鋳物40を得る。電鋳物40が得られたら、適当な溶剤によりネガレジスト32を溶解させると、図7(b)に示すように基材31上には電鋳物40だけが残る。
なお、この実施形態においても、グレイスケールマスクを用いれば、1回の露光工程で済ませることができる。
(第4の実施形態)
図13〜図15は断面5角形状の電鋳物を作製する工程を示す。図13(a)に示すように、第1回目の露光工程において、通常のフォトマスク38を用いて適正露光量中央値100Uの露光光をネガレジスト32に照射した後、第2回目の露光工程を行う。
図13(b)は第2回目の露光工程を表している。ブレーズ型の回折格子35は、フォトマスク34の透孔窓33aに対向して複数設けられている。いずれの回折格子35も、入射光量の40%の0次光と60%の1次回折光を発生させるものであって、1次回折光の回折角は20°となっている。隣接する回折格子35どうしは垂直面に関して面対称な形状を有している。そして、図13(b)に示すように、第1回目の露光工程による照射領域の縁で回折格子35による1次回折光どうしが交差するように露光用マスク29の位置とネガレジスト32との距離を決め、全光量が200U(適正露光量中央値の2倍)となるように露光している。
よって、ネガレジスト32の各領域C1〜C9の、第1回目と第2回目の露光量の合計は、図14に示すようになる。なお、領域C2の露光量は100U+80U=180U、領域C4の露光量は100U+120U=220U、領域C5の露光量は100U+120U+120U=340U、領域C6の露光量は120U+120U=240Uである。
図13(c)は現像後のネガレジスト32を表している。非露光領域は現像によって基材31から剥離するので、現像後の硬化したネガレジスト32により、図13(c)に示すようなV状に屈曲した側面を有する三次元形状物が得られる。
ついで、図15(a)に示すように、電鋳法によって凹部39内にNi等の金属材料を析出させて断面五角形状の電鋳物40を得る。電鋳物40が得られたら、適当な溶剤によりネガレジスト32を溶解させる。露光量が130Uを超えている領域C2、C4〜C6のネガレジスト32は剥離せず、図15(b)に示すように基材31に残るが、電鋳物40の周囲のネガレジスト32は剥離除去されるので、電鋳物40は基材31から分離される。
(その他の実施形態1)
図16は別な実施形態であって、矩形状断面の一つのコーナー部を斜めに面取りした形状の凹部を形成することができる。また、図17は矩形状断面の二つのコーナー部を斜めに面取りした形状の凹部を形成することができる。いずれも製造工程はこれまでの実施形態と同じであるので、詳細は省略する。
(その他の実施形態2)
図18はワーク30の異なる形態を示す。図18のワーク30では、基材31の上面に反射防止膜51を形成し、その上にネガレジスト32を設けている。あるいは、反射防止膜51を設ける代わりに、基材31の上面を粗化処理して光を拡散反射させるようにしてもよい。
基材31の上に直接ネガレジスト32を形成していると、基材31で反射された光によってネガレジスト32が下面側からも再露光され、異常露光によってネガレジスト32の三次元形状物の形状精度が低下する恐れがある。基材31の上に反射防止膜51を設けたり、粗化処理したりして反射防止処理してあれば、このような異常露光を抑止することができる。このような実施形態は、基材31が表面平滑な金属基板である場合に特に有効である。
また、ネガレジスト32の適正露光範囲における最小露光量は、ネガレジスト32が硬化反応を開始する露光量であるから、基材31に反射防止処理しても変化がない。しかし、最大露光量は基材31表面での反射光も考慮して定められているので、この反射光をカットできれば、最大露光量の値を大きくすることができる。すなわち、最適露光範囲が広がるので、露光用マスク29の設計自由度が高くなる。
(その他の実施形態3)
図19は、露光用マスク29の別な実施形態を示す。図4に示した露光用マスク29では、遮光部33を備えたフォトマスク34の下面に、回折格子35を備えた回折光学素子36を貼り合わせてあったが、図19の露光用マスク29では、フォトマスク34の上面に遮光部33を設けるとともに、下面に回折格子35を形成している。かかる実施形態によれば、フォトマスク34と回折格子35を一体化できるので、部品点数を減らしてコストを安価にできる。
また、上記各実施形態では、1次回折光を用いたが、2次回折光や3次回折光を用いるようにしてもよい。特に、回折角が40°以下の2次回折光や、回折角が60°以下の3次回折光を用いるとよい。
図1は、ポジレジストの露光量と残膜率との関係を表した図である。 図2(a)は、ネガレジストを用いてレジストの微細三次元形状物を得る方法を説明する図、図2(b)は、そのときの不具合を説明する図である。 図3は、本発明の実施形態1によるレジスト露光方法に用いるプロキシミティ(近接)露光装置の概略図である。 図4は、上記露光装置に用いる露光用マスクとワークの構造を示す概略断面図である。 図5(a)(b)(c)は、実施形態1のプロキシミティ露光装置を用いてネガレジストにより傾斜角が20°の斜面を有する三次元形状物を作製する工程を説明する図である。 図6は、第1回目及び第2回目の露光工程により露光されたネガレジストの各領域の合計露光量を説明する図である。 図7(a)(b)(c)は、図5の工程により得られたネガレジストの三次元形状物を用いて電鋳法で電鋳品を作製する工程を説明する図である。 図8は、回折格子の回折角θと規格化周期Λ/λとの関係を表した図である。 図9は、規格化周期Λ/λと1次光の回折効率との関係を表した図である。 図10は、本発明の実施形態2による露光方法を説明する図である。 図11(a)(b)(c)は、本発明の実施形態3による露光方法を説明する図である。 図12(a)(b)は、本発明の実施形態4により作製されたネガレジストの三次元形状物を用いて電鋳物を作製する工程を示す図である。 図13(a)(b)(c)は、実施形態5による露光方法でネガレジストを加工する工程を示す図である。 図14は、第1回目及び第2回目の露光工程により露光されたネガレジストの各領域の合計露光量を説明する図である。 図15(a)(b)は、図13の工程により得られたネガレジストの三次元形状物を用いて電鋳法で電鋳品を作製する工程を説明する図である。 図16(a)(b)は、本発明のさらに別な実施形態によるネガレジストの加工方法を示す図である。 図17(a)(b)は、本発明のさらに別な実施形態によるネガレジストの加工方法を示す図である。 図18は、ワークの異なる形態を示す概略断面図である。 図19は、露光用マスクの別な形態を示す概略断面図である。
符号の説明
21 露光装置
22 光源
29 露光用マスク
30 ワーク
31 基材
32 ネガレジスト
33 遮光部
33a 透孔窓
34 フォトマスク
35 回折格子
36 回折光学素子
37 バンドパスフィルタ
38 フォトマスク
39 凹部
40 電鋳物
51 反射防止膜

Claims (9)

  1. 光学素子により照射光の方向を制御してネガレジストの所定の位置に所定の角度で光を露光することで、前記ネガレジストにより斜面を有するレジスト残膜を形成することを特徴とするレジスト露光方法。
  2. 前記光学素子としてブレーズ型の回折格子を用いた露光方法であって、
    前記回折格子は1次から3次までの回折光が得られるように設計され、各回折光はそれぞれ20°、40°、60°以下の回折角を有することを特徴とする、請求項1に記載のレジスト露光方法。
  3. 前記ネガレジストの露光部分は、ネガレジストが形成されている基材との界面における露光量が最小露光量以上最大露光量以下であり、前記基材との界面以外の露光領域は最小露光量以上であることを特徴とする、請求項1に記載のレジスト露光方法。
  4. 前記ネガレジストの露光部分は、ネガレジストが形成されている基材との界面における露光量が最小露光量以上最大露光量以下であり、型として用いる残膜表面は最小露光量以上で、型として用いない残膜表面の少なくとも一部が最小露光量以下であることを特徴とする請求項1に記載のレジスト露光方法。
  5. 前記ネガレジストに露光させるための光は、レーザ光やLED光などの干渉性の高い光源であることを特徴とする、請求項1に記載のレジスト露光方法。
  6. 前記光学素子は、被露光物である前記ネガレジストの近傍に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のレジスト露光方法。
  7. 前記光学素子は、遮光部を有するフォトマスクと一体に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のレジスト露光方法。
  8. 前記レジスト残膜は、前記ネガレジストが形成されていた基材との界面に反射防止層を有することを特徴とする、請求項1に記載のレジスト露光方法。
  9. 前記レジスト残膜は、電鋳法により電鋳品を形成するための型であることを特徴とする請求項2から請求項8に記載のレジスト露光方法。
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