JPH10504588A - ナフトラクタム染料 - Google Patents

ナフトラクタム染料

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JPH10504588A
JPH10504588A JP8507739A JP50773996A JPH10504588A JP H10504588 A JPH10504588 A JP H10504588A JP 8507739 A JP8507739 A JP 8507739A JP 50773996 A JP50773996 A JP 50773996A JP H10504588 A JPH10504588 A JP H10504588A
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Abstract

(57)【要約】 式I 〔式中、R1は、水素、置換または非置換のC1〜C6−アルキル、C5〜C7−シクロアルキルまたは置換または非置換のフェニルを表し、R2およびR3は、互いに独立に、それぞれ水素、C1〜C8−アルカノイル、置換または非置換のベンゾイル、置換または非置換のC2〜C4−アルキル、置換または非置換のC2〜C4−アルケニル、置換または非置換のC2〜C4−アルキニル、ニトロ、スルフアモイル、ヒドロキシ、メルカプト、C1〜C6−アルコキシ、置換または非置換のフェノキシ、C1〜C6−アルキルチオ、置換または非置換のフェニルチオ、C1〜C6−アルキルスルホニルまたは置換または非置換のフェニルスルホニルを表し、R4は、水素を表すかまたはR3と一緒になって、式 で示される基を表し、R5は、水素を表し、R6は、シアノ、カルバモイル、C1〜C4−モノアルキルカルバモイルまたはC1〜C4−ジアルキルカルバモイル、カルボキシルまたはC1〜C4−アルコキシカルボニルを表し、R7は、置換されているかまたは置換されておらず、エーテル官能基中の酸素原子1〜3個、硫黄原子1〜3個またはイミノ基もしくはC1〜C4−アルキルイミノ基1〜3個によって中断されていてもよいC5〜C13−アルキルを表すかまたはベンゾイルを表す〕で示されるナフトラクタム誘導体並びに編織布材料の着色または印刷のための該ナフトラクタム誘導体の使用。

Description

【発明の詳細な説明】 ナフトラクタム染料 本発明は、式I 〔式中、 R1は、水素、置換または非置換のC1〜C6−アルキル、C5〜C7−シクロアル キルまたは置換または非置換のフェニルを表し、 R2およびR3は、互いに独立に、それぞれ水素、C1〜C8−アルカノイル、置換 または非置換のベンゾイル、置換または非置換のC2〜C4−アルキル、置換また は非置換のC2〜C4−アルケニル、置換または非置換のC2〜C4−アルキニル、 ニトロ、スルファモイル、ヒドロキシ、メルカプト、C1〜C6−アルコキシ、置 換または非置換のフェノキシ、C1〜C6−アルキルチオ、置換または非置換のフ ェニルチオ、C1〜C6−アルキルスルホニルまたは置換または非置換のフェニル スルホニルを表し、 R4は、水素を表すかまたはR3と一緒になって、式 で示される基を表し、 R5は、水素を表し、 R6は、シアノ、カルバモイル、C1〜C4−モノアルキルカルバモイルまたはC1 〜C4−ジアルキルカルバモイル、カルボキシルまたはC1〜C4−アルコキシカ ルボニルを表し、 R7は、置換されているかまたは置換されておらず、エーテル官能基中の酸素原 子1〜3個、硫黄原子1〜3個またはイミノ基もしくはC1〜C4−アルキルイミ ノ基1〜3個によって中断されていてもよいC5〜C13−アルキルを表すかまた はベンゾイルを表す〕 で示される新規ナフトラクタム誘導体並びに編織布材料の着色または印刷のため のナフトラクタム誘導体の使用に関する。 ドイツ連邦共和国特許出願公開第26116685号明細書(フランス共和国 特許出願公開第2344603号明細書に相当する)並びに米国特許第4096 145号明細書の記載から、類縁のナフトラクタム誘導体を基礎とする染料は既 に公知である。しかしながら、前記特許明細書中に記載された生成物には、その 使用技術的性質の点でなお欠点があることが判明した。 また、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2705108号明細書並びにケミカ ル・アブストラクツ第99巻、24028k、1983年には、ナフトラクタム 染料が記載されている。 本発明の課題は、有利な使用技術的性質によって顕著である新規のナフトラク タム染料を提供するということであった。殊に、この新規染料は、高度な色の濃 さおよび光輝性を有し、かつ良好な使用の性質を提供するものでなければならな い。 こうして、冒頭で詳細に記載された式Iのナフトラクタム誘導体が見出された 。 上記の式中に現れる全てのアルキル基またはアルケニル基は、直鎖状並びに分 枝鎖状であってもよい。 上記の式中に、置換されたアルキル基が現れる場合には、置換基としては、例 えばシクロヘキシル、フェニル、C1〜C4−アルキルフェニル、C1〜C4−アル コキシフェニル、ハロゲン化フェニル、C1〜C13−アルカノイルオキシ、C1〜 C13−アルコキシカルボニル、C1〜C13−アルコキシカルボニルオキシ(この 場合、最後に記載された3つの基のアルキル鎖は、場合によってはエーテル官能 基中の酸素原子1〜3個によって中断されておりおよび/またはフェニルまたは フェノキシによって置換されている)、シクロヘキシルオキシ、フェノキシ、ハ ロゲン原子、ヒドロキシまたはシアノが該当することがある。この場合、これ らのアルキル基は、通常、置換基1個または2個を有している。 上記の式中に、エーテル官能基中の酸素原子、硫黄原子またはイミノ基もしく はC1〜C4−アルキルイミノ基によって中断されているアルキル基が現れる場合 には、別記されない限り、それぞれ、エーテル官能基中の酸素原子1個または2 個、硫黄原子またはイミノ基もしくはC1〜C4−アルキルイミノ基によって中断 されているようなアルキル基が有利である。 上記式中に置換されたフェニル基が現れる場合には、置換基としては、別記さ れない限り、例えばC1〜C8−アルキル、C1〜C8−アルコキシ、ニトロまたは ハロゲン原子、この場合、殊に塩素または臭素が該当することがある。この場合 、これらのフェニル基は、通常、置換基1〜3個を有している。 上記式I中に、置換されたアルケニル基が現れる場合には、置換基としては、 例えばフェニル、C1〜C13−アルコキシカルボニル、シアノおよびヒドロキシ が該当することがある。この場合、これらのアルケニル基は、通常、1個の置換 基を有している。 上記式I中に、置換されたアルキニル基が現れる場合には、置換基としては、 例えばヒドロキシ、フェニル、C1〜C13−アルコキシカルボニルおよびシアノ が該当することがある。この場合、これらのアルキニル基は、通常、1個の置換 基を有している。 適当な基R1およびR5は、例えばメチルであるかまたは更に、基R2およびR3 も同様に、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第二ブチル または第三ブチルである。 更に基R1およびR5並びに基R7も同様に、例えばペンチル、イソペンチル、 ネオペンチル、第三ペンチル、ヘキシルまたは2−メチルペンチルである。 更に、基R7は、例えばヘプチル、1−エチルペンチル、オクチル、2−エチ ルヘキシル、イソオクチル、ノニル、イソノニル、デシル、イソデシル、ウンデ シル、ドデシル、トリデシル、イソトリデシル(上記のイソオクチル、イソノニ ル、イソデシルおよびイソトリデシルは、通俗名称であり、かつオキソ合成によ り得られるアルコールに由来する−これについては、Ullmanns Encyclopedia of Industrial Chemistry、第5版、第A1巻、第290〜293頁並びに第A1 0巻、第284〜285頁を参照のこと)、2−プロポキシエチル、2−イソプ ロポキシエチル、2−ブトキシエチル、2−エトキシプロピルもしくは3−エト キシプロピル、2−プロポキシプロピルもしくは3−プロポキシプロピル、2− ブトキシプロピルもしくは3−ブトキシプロピル、2−メトキシブチルもしくは 4−メトキシブチル、2−エトキシブチルもしくは4−エトキシブチル、2−プ ロポキシブチルもしくは4−プロポキシブチル、3,6−ジオキサヘプチル、3 ,6−ジオキサオクチル、4,8−ジオキサノニル、3,7−ジオキサオクチル 、3,7−ジオキサノニル、4,7−ジオキサオクチル、4,7−ジオキサノニ ル、2−ブトキシブチルもしくは4−ブトキシブチル、4,8−ジオキサデシル 、3,6,9−トリオキサデシル、3,6,9−トリオキサウンデシル、3,6 ,9−トリオキサドデシル、4,11−ジオキサペンタデシル、6−フェノキシ −4−オキサヘキシル、3−フェノキシ−4−オキサヘキシル、2−エチルチオ プロピルもしくは3−エチルチオプロピル、2−メチルチオブチルもしくは4− メチルチオブチル、2−エチルチオブチルもしくは4−エチルチオブチル、2− ジメチルアミノプロピル、4−アザ−4−メチルペンチル、2−エチルアミノプ ロピル、4−アザヘキシル、2−ジエチルアミノプロピル、4−アザ−4−エチ ルヘキシル、5−アザヘキシル、5−アザ−5−メチルヘキシル、5−アザヘプ チル、5−アザ−5−エチルヘプチル、3,6−ジアザヘプチル、3,6−ジア ザ−6−メチルヘプチルまたは3,6−ジアザ−3,6−ジメチルヘプチルであ る。 更に、基R1、R2およびR3は、2−メトキシカルボニルエチル、2−エトキ シカルボニルエチル、2−メトキシカルボニルプロピルもしくは3−メトキシカ ルボニルプロピル、2−エトキシカルボニルプロピルもしくは3−エトキシカル ボニルプロピル、2−ブト キシカルボニルプロピルもしくは3−ブトキシカルボニルプロピル、4−メトキ シカルボニルブチル、4−エトキシカルボニルブチル、2−メトキシカルボニル オキシエチル、2−エトキシカルボニルオキシエチル、2−メトキシカルボニル オキシプロピルもしくは3−メトキシカルボニルオキシプロピル、2−エトキシ カルボニルオキシプロピルもしくは3−エトキシカルボニルオキシプロピル、2 −メトキシカルボニルオキシブチルもしくは4−メトキシカルボニルオキシブチ ル、2−エトキシカルボニルオキシブチルもしくは4−エトキシカルボニルオキ シブチル、2−シアノエチル、2−シアノプロピルもしくは3−シアノプロピル 、4−シアノブチル、2−アセチルオキシエチル、2−プロピオニルオキシエチ ル、2−アセチルオキシプロピルもしくは3−アセチルオキシプロピル、2−ヒ ドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピルもしくは3−ヒドロキシプロピル、4 −ヒドロキシブチル、2−シクロヘキシルオキシエチル、2−シクロヘキシルオ キシプロピルもしくは3−シクロヘキシルオキシプロピル、2−シクロヘキシル オキシブチルもしくは4−シクロヘキシルオキシブチル、フェノキシメチル、2 −フェノキシエチル、2−フェノキシプロピルもしくは3−フェノキシプロピル 、2−フェノキシブチルもしくは4−フェノキシブチル、2−シクロヘキシルエ チル、2−シクロヘキシルプロピルもしくは3−シク ロヘキシルプロピルまたはベンジル、1−フェニルエチルもしくは2−フェニル エチル、2−クロルエチル、2−クロルプロピルもしくは3−クロルプロピルま たは2−クロルブチルもしくは4−クロルブチルである。 更に、基R1は、例えばシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、 フェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニルもしくは4−メチルフェニ ル、2,4−ジメチルフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル もしくは4−メトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、2−クロルフェ ニル、3−クロルフェニルもしくは4−クロルフェニルまたは2,6−ジクロル フェニルである。 基R2およびR3は、例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イ ソブチリル、ペンタノイル、イソペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、 オクタノイル、2−エチルヘキサノイル、ベンゾイル、2−メチルベンゾイル、 3−メチルベンゾイルもしくは4−メチルベンゾイル、2−メトキシベンゾイル 、3−メトキシベンゾイルもしくは4−メトキシベンゾイル、2−クロルベンゾ イル、3−クロルベンゾイルもしくは4−クロルベンゾイル、アリル、メタリル 、スチリル、2−メトキシカルボニルプロプ−1−エン−1−イル、2−エトキ シカルボニルプロプ−1−エン−1−イル、2−(2−エチルヘキシルオキシカ ルボニル)プロプ−1−エン−1−イル、2−トリデシルオキシカルボニルプロ プ−1−エン−1−イル、2−イソトリデシルオキシカルボニルプロプ−1−エ ン−1−イル、エチニル、プロプ−1−イン−1−イル、プロプ−1−イン−3 −イル、3−ヒドロキシプロプ−1−イン−1−イル、ブト−1−イン−1−イ ル、ブト−2−イン−1−イル、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソ プロピルチオ、ブチルチオ、イソブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ、フ ェニルチオ、2−メチルフェニルチオ、2−メトキシフェニルチオ、2−クロル フェニルチオ、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、 イソブトキシ、第二ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオペン チルオキシ、第三ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、2−メチルペンチルオキシ 、フェノキシ、2−メチルフェノキシ、3−メチルフェノキシもしくは4−メチ ルフェノキシ、2−メトキシフェノキシ、3−メトキシフェノキシもしくは4− メトキシフェノキシ、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニ ル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、イソブチルスルホニル、第二 ブチルスルホニル、ペンチルスルホニルイソペンチルスルホニル、ネオペンチル スルホニル、ヘキシルスルホニル、フェニルスルホニル、2−メチルフェニルス ルホニル、2−メトキシフェニルスルホニルまたは2 −クロルフェニルスルホニルである。 基R6は、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカル ボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボ ニル、第二ブトキシカルボニル、モノメチルカルバモイルもしくはジメチルカル バモイル、モノエチルカルバモイルもしくはジエチルカルバモイル、モノプロピ ルカルバモイルもしくはジプロピルカルバモイル、モノイソプロピルカルバモイ ルもしくはジイソプロピルカルバモイル、モノブチルカルバモイルもしくはジブ チルカルバモイルまたはN−メチル−N−エチルカルバモイルである。 R1が水素を表す式Iのナフトラクタム誘導体は、有利である。 更に、R2が水素を表す式Iのナフトラクタム誘導体は有利である。 更に、R3が水素、C2〜C4−アルカノイル、ベンゾイル、ニトロ、C1〜C6 −アルキルチオ、フェニルチオを表すかまたはR3とR4とが一緒になって式 で示される基を表す式Iのナフトラクタム誘導体は、有利である。 更に、R5が水素またはメチル、殊に水素を表す式Iのナフトラクタム誘導体 は、有利である。 更にR6がシアノを表す式Iのナフトラクタム誘導体は、有利である。 更に、R7が、フェノキシによって置換されているかまたは置換されておらず 、かつエーテル官能基中の酸素原子1〜3個によって中断されていてもよいC5 〜C13−アルキルを表すかまたはフェニルエチルを表す式Iのナフトラクタム誘 導体は、有利である。 R7が、C6〜C13−アルキル、この場合、殊にC7〜C13−アルキルを表すか またはエーテル官能基中の酸素原子1個または2個によって中断されているC5 〜C13−アルキルを表すかまたはフェニルエチルを表す式Iのナフトラクタム誘 導体は、特に有利である。 更に、式Ia 〔式中、 X1は、水素、C2〜C4−アルカノイル、ベンゾイル、ニトロ、C1〜C6−アル キルチオまたはフェニルチオを表し、 X2は、水素を表すかまたはX1と一緒になって式 で示される基を表し、 X3は、フェノキシによって置換されているかまたは置換されておらず、かつエ ーテル官能基中の酸素原子1〜3個によって中断されていてもよいC5〜C13− アルキルを表すかまたはフェニルエチルを表す〕 で示されるナフトラクタム誘導体は、特に有利である。 本発明による式Iのナフトラクタム誘導体は、自体公知の方法により得ること ができる。 例えば、式IIaまたはIIb 〔式中、Z1は、酸素または硫黄を表し、Z2は、C1 ハロゲン化物、メト硫酸塩またはエト硫酸塩)の当量を表し、かつR1、R2、R3 およびR4は、それぞれ上記の意味を有する〕で示されるナフトラクタムを、式 III 〔式中、R5、R6およびR7は、それぞれ上記の意味を有する〕で示されるピリ ドンを用いて縮合させることができる。 Z1が、酸素を表す場合には、縮合剤の存在が必要である。Z1が硫黄を表すか または式Ibによる化合物の場合、前記縮合剤は、必要ではない。 適当な縮合剤は、例えばハロゲン化燐、例えば五塩化燐、三塩化燐、オキシ塩 化燐またはオキシ臭化燐である。オキシ塩化燐の使用は、有利である。 反応を、希釈剤中、例えばグリコールエーテル、例えばメチルグリコール、エ チルグリコール、メチルジグリコールまたはエチルジグリコールγ−ブチロラク トン、ジクロロエタン、クロルベンゾール、ジクロルベンゾール、ニトロベンゾ ールまたはジオキサン中でかあるいはまた縮合剤の過剰量中で実施することがで きる。 縮合剤を用いないナフトラクタムの反応の場合、同様にまた、上記の希釈剤は 好適であり、付加的に、更に例えばピリジン、N,N−ジメチルホルムアミドま たはN−メチルピロリドンが挙げられる。 本発明による式Iのナフトラクタム誘導体は、有利 に、編織布材料の着色または印刷に適している。前記編織布材料は、例えばセル ロースエステルまたはポリエステルあるいはまたhポリアミドからなる繊維また は織物あるいはポリエステルおよびセルロース繊維からなる混合織物である。こ の場合、高いヒートセット堅牢度、高度な色の濃さおよび高い光輝性並びに良好 な使用堅牢度を有する着色物および印刷物が得られる。 有用な色形成を達成するためには、多くの場合、式Iのナフトラクタム誘導体 の混合物を互いに着色に使用することが有利であることがある。 更に、本発明によるナフトラクタム誘導体は、1つのエネルギー源を用いる担 体から、プラスチックで被覆された紙の上への熱転写に適している(例えば欧州 特許出願公開第416434号明細書を見よ)。 以下の実施例は、本発明を詳細に説明するものである。 例1 γ−ブチロラクトン150ml、4−ベンゾイルナフトラクタム8.2g(0 .03モル)および1−(4−オキサヘキシル)−3−シアノ−6−ヒドロキシ ピリド−2−オン7.3g(0.037モル)からなる混合物に、撹拌しながら 80℃で、オキシ塩化燐8.2ml(0.90モル)を滴加した。120℃で6 時間撹拌し、引き続き、0.5〜0.7ミリバールお よび50〜54℃で、γ−ブチロラクトンおよびオキシ塩化燐を留去し、次に、 前記温度で、緩徐にかつ撹拌しながら、エタノール70mlを滴加し、室温に冷 却し、かつ残留混合物を室温で2時間撹拌した。次に、染料を濾別し、石油エー テルで洗浄し、かつ乾燥させた。赤色の結晶の形での式 で示される染料7.5g(54%)が得られた。 (融点:128〜135℃;λmax:CH2Cl2中で278nm、548nm) 例2 a) 4−ブロムナフトラクタム5g(0.02モル)、スチロール2.3g( 0.022モル)、トリブチルアミン3.9g(0.21モル)、トリフェニル ホスフィン0.052g(0.0002モル)および酢酸パラジウム0.002 2g(0.00001モル)を、窒素雰囲気下で合わせ、かつこの混合物を15 0℃で撹拌しながら4時間加熱した。室温に冷却後に、この混合物を、昇温させ ながらアセトン1200ml中に溶解し、かつ触媒を濾別した。引き続き、この 溶液を、室温で緩徐に濃縮し、この場合、固体が晶出した。式 で示される黄色の生成物4.16g(77%)が得られた。 b) a)で得られた化合物1.48gを、例2と同様にして、1−ヘキシル− 3−シアノ−6−ヒドロキシピリド−2−オン1.47gを用いて縮合させた。 式 で示される化合物2.34g(90%)が得られた。 (λmax:CH2Cl2で558nm) 例3 ナフトラクタム8.4g(0.05モル)および1−ヘプチル−3−シアノ− 6−ヒドロキシピリド−2−オン11.6g(0.05モル)を、50℃で15 分間、1,2−ジクロロエタン35ml中で撹拌した 。この後、オキシ塩化燐10mlを滴加し、かつ80℃で更に2時間撹拌した。 この後、室温で、過剰量のオキシ塩化燐を除去し、かつ同時に生成物を沈殿させ た。この生成物を、室温で一晩撹拌し、吸引濾過し、かつメタノールで洗浄した 。式 で示される生成物8.71g(45.2%)が得られた。 (融点:212℃;λmax:CH2Cl2中で507nm、544nm) 同様にして、以下に記載されたナフトラクタム誘導体を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,BG,BR,BY,C A,CN,CZ,FI,HU,JP,KR,KZ,MX ,NO,NZ,PL,RU,SG,SK,UA,US, VN (72)発明者 グンター ラム ドイツ連邦共和国 D−67454 ハスロッ ホ ハインリッヒ−ハイネ−シュトラーセ 7 (72)発明者 ローラント マーガー ドイツ連邦共和国 D−76669 バート シェーンボルン ブルーメンシュトラーセ 15 (72)発明者 リューディガー ゼーンス ドイツ連邦共和国 D−68165 マンハイ ム メディクスシュトラーセ 12

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I 〔式中、 R1は、水素、置換または非置換のC1〜C6−アルキル、C5〜C7−シクロアル キルまたは置換または非置換のフェニルを表し、 R2およびR3は、互いに独立に、それぞれ水素、C1〜C8−アルカノイル、置換 または非置換のベンゾイル、置換または非置換のC2〜C4−アルキル、置換また は非置換のC2〜C4−アルケニル、置換または非置換のC2〜C4−アルキニル、 ニトロ、スルファモイル、ヒドロキシ、メルカプト、C1〜C6−アルコキシ、置 換または非置換のフェノキシ、C1〜C6−アルキルチオ、置換または非置換のフ ェニルチオ、C1〜C6−アルキルスルホニルまたは置換または非置換のフェニル スルホニルを表し、 R4は、水素を表すかまたはR3と一緒になって、式 で示される基を表し、 R5は、水素を表し、 R6は、シアノ、カルバモイル、C1〜C4−モノアルキルカルバモイルまたはC1 〜C4−ジアルキルカルバモイル、カルボキシルまたはC1〜C4−アルコキシカ ルボニルを表し、 R7は、置換されているかまたは置換されておらず、エーテル官能基中の酸素原 子1〜3個、硫黄原子1〜3個またはイミノ基もしくはC1〜C4−アルキルイミ ノ基1〜3個によって中断されていてもよいC5〜C13−アルキルを表すかまた はベンゾイルを表す〕 で示されるナフトラクタム誘導体。 2.R1が水素を表す、請求項1に記載のナフトラクタム誘導体。 3.R2が水素を表す、請求項1に記載のナフトラクタム誘導体。 4.R3が水素、C2〜C4−アルカノイル、ベンゾイル、ニトロ、C1〜C6− アルキルチオ、フェニルチオを表すかまたはR3とR4とが一緒になって式 で示される基を表す、請求項1に記載のナフトラクタ ム誘導体。 5.R5が水素またはメチルを表す、請求項1に記載のナフトラクタム誘導体 。 6.R6がシアノを表す、請求項1に記載のナフトラクタム誘導体。 7.R7が、フェノキシによって置換されているかまたは置換されておらず、 かつエーテル官能基中の酸素原子1〜3個によって中断されていてもよいC5〜 C13−アルキルを表すかまたはフェニルエチルを表す、請求項1に記載のナフト ラクタム誘導体。 8.R7が、C6〜C13−アルキル、エーテル官能基中の酸素原子1個または2 個によって中断されているC5〜C13−アルキルを表すかまたはフェニルエチル を表す、請求項1に記載のナフトラクタム誘導体。 9.式Ia 〔式中、 X1は、水素、C2〜C4−アルカノイル、ベンゾイル、ニトロ、C1〜C6−アル キルチオまたはフェニルチオを表し、 X2は、水素を表すかまたはX1と一緒になって式 で示される基を表し、 X3は、フェノキシによって置換されているかまたは置換されておらず、かつエ ーテル官能基中の酸素原子1〜3個によって中断されていてもよいC5〜C13− アルキルを表すかまたはフェニルエチルを表す〕 で示される、請求項1に記載のナフトラクタム誘導体。 10.編織布材料の着色または印刷のための、請求項1に記載のナフトラクタ ム誘導体の使用。
JP8507739A 1994-08-19 1995-08-04 ナフトラクタム染料 Pending JPH10504588A (ja)

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