JPH10503568A - 内燃機関用燃料噴射装置の空気供給補助の良好な動作の確認方法およびその装置 - Google Patents

内燃機関用燃料噴射装置の空気供給補助の良好な動作の確認方法およびその装置

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JPH10503568A JP8506177A JP50617796A JPH10503568A JP H10503568 A JPH10503568 A JP H10503568A JP 8506177 A JP8506177 A JP 8506177A JP 50617796 A JP50617796 A JP 50617796A JP H10503568 A JPH10503568 A JP H10503568A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、内燃機関(11)の始動段階中に空気供給補助される噴射装置(17)の良好な動作の確認方法に関するものである。当該噴射装置は、定められた量の燃料をエンジンに供給するのに適している。本発明に基づく方法は、経験に基づいて、安定したアイドリング段階中に、定められた量の空気を空気供給補助段階中に噴射することができることを確認することを特徴とする。また、本発明は、この方法を実施する装置に関するものでもあり、とりわけ、自動車用電子部品の分野に応用できるものである。

Description

【発明の詳細な説明】 内燃機関用燃料噴射装置の空気供給補助の 良好な動作の確認方法およびその装置 本発明は、燃料噴射装置の空気供給補助の良好な動作の確認方法に関する。 内燃機関においては、空気と燃料の混合物を可能な限り均質なものとすること が、良好な燃焼とエンジンの高い効率性を確保するために重要である。 噴射装置ノーズ部分に空気を吹き込むことで、空気と燃料の混合物の均質性を 改善する手法はよく知られている。この空気供給補助は、乱流区域を発生させ、 噴射される燃料の小滴を壊すことができる。こうして、所与の量の燃料について 、燃料の小滴は、サイズは小さくなり数が増える。空気と小滴の接触面積はかな り増大する。この空気供給補助により、混合物の燃焼は改善され、汚染は減少し 、触媒の機能開始時間は短縮され、混合物濃度が1より小さい(エンジンの始動 段階中)場合でも、エンジントルクは最適なレベルに維持される。 この結果、空気供給補助は、内燃機関の制御ストラテジーにおいて、益々使用 されるようになってきている。この空気供給補助は、エンジンの始動段階に限定 されていることがほとんどで、エンジンが暖まった場 合には継続されない。なぜなら、空気供給補助が、エンジンの乱調を招く可能性 がある追加空気流を引き起こすからである(例えば、エンジンのアイドリング状 態への戻り時)。 自動車が排出する汚染物質の放出規制に関する新規格(とりわけ米国の規格) は、空気と燃料の混合物の燃焼条件を最適にすることだけでなく、この最適な燃 焼を可能にするための装置の良好な動作を常時確認することをも要求している。 このため、噴射用空気供給補助装置が正しく動作していることを確認することが 望ましい。 本発明の目的は、空気供給補助の良好な動作を確認するための方法および装 置を考案することである。また、コストを増大させないため、ならびに、エンジ ンに組み合わされた電子計算機の製作を複雑にしないために、補足的なセンサー を追加しないように努める。 このため、本発明は、内燃機関の始動段階中に空気供給補助される噴射装置の 良好な動作の確認方法に関する。当該噴射装置は、定められた量の燃料をエンジ ンに供給するのに適している。本発明に基づく方法は、以下のようなことを行う ことを特徴とする。すなわち、経験に基づいて、安定したアイドリング段階中に 、定められた量の空気を空気供給補助段階中に噴射できることを確認することを 行うことを特徴とする。 こうして、一定量の空気を導入することができることを確認することで、空気 供給装置の良好な動作を確認する。当確認は、空気供給補助段階以外の安定した アイドリング段階中に行われる。そのため、アイドリング調整用に既に用いられ ているセンサーを使用するため、追加のセンサーを使用する必要はない点が有利 である。 空気供給補助の良好な動作の確認の補足として、更に、空気供給補助段階中に エンジンに空気と燃料の薄い混合物が供給されていることも確認することが好ま しい。このために、濃度測定プローブ(あらゆる電子制御式エンジンに既に存在 している)を用い、空気供給補助段階の全体を通じて、燃焼混合物が薄いことを 確認する。言うまでもなく、当該プローブが濃い混合物を検出した場合には、空 気供給補助システムの故障コードが送出され、運転者にこの欠陥を知らせる。 添付図面を参照して以下で行う説明中に、本発明のその他の目的、特徴および 長所が、非限定的な例として記述されている。 図1は、空気供給補助システムを備えた内燃機関の概略図であり、この図にお いては、圧力センサーがスロットルバルブの後に設置されている。 図2は、図1と同様の概略図で、この図においては、吸気流量計が空気フィル ターの直後に設置されている。 図3は、排気ガス温度に応じた触媒の効果を示すグラフである。 図1に示されている実施形態においては、エンジン11はシリンダ12を含み、当 シリンダ12内に、ピストン13がスライド運動可能なように取り付けられている。 従来のように、シリンダ12は、一方では吸気マニホールド14に、他方では排気マ ニホールド15に連結されている。 吸気バルブ16のすぐ近くの吸気マニホールド14内に、既知の種類の燃料噴射装 置17がある。当該噴射装置は、オンオフ式の空気供給補助バルブ19によって制御 された導管18により空気を供給される。既知の要領で、当該バルブ19のパイロッ ト制御はコンピュータ20によって行われる。この空気供給補助導管18内に吸入さ れる空気は、空気フィルター21によって従来の方法で濾過した周囲空気(図1の 矢印F)である。 フィルター21で濾過された周囲空気は、吸気マニホールド14内にも吸入される 。既知の要領で、マニホールド14内に吸入される空気は、噴射装置のノーズ17a 部に至る前にスロットルバルブ22によって調整される。 アイドリング調整回路には、スロットルバルブ22を迂回するバイパス回路23が 設けられている。このバイパス回路23内を通る空気量を調整するように、 アイドリング調整バルブ24が当バイパス回路内に取り付けられている。 既知の要領で、吸入圧測定手段30が、スロットルバルブ22後部に設けられてい る。このような手段により、吸気マニホールドに入る空気の計量を行うことがで きる。 図1には、オイル・ベーパー回収導管と呼ばれる2つ目の導管25も示されてい る。 空気供給補助バルブ19は、エンジンの他のシリンダの噴射装置も制御している 。このため、空気供給補助導管18a、18b、18cもこれらの噴射装置(図には示さ れていない)に向かって延びている。ここでは、噴射用空気供給補助システムを 備えた当内燃機関は、4個のシリンダを含んでいるものと仮定した。言うまでも なく、本発明の枠内から逸脱することなく、このエンジンはより多くのあるいは より少ないシリンダを含むことができる。 既知の要領で、エンジンが始動段階にあるとき(すなわち、エンジンが冷えて いるとき)には、空気供給補助システムが、噴射装置のノーズ17aの部分に空気 を吹き込む。このため、空気供給補助バルブ19は、全開となるようにコンピュー タ20によって制御される。エンジンが暖まると、コンピュータ(既知の要領で、 エンジンの温度Tについての情報も通知される)が、直ちに、空気供給補助バル ブ19が閉じるよ う指令を送出する。 本発明に基づく方法を使って、空気供給補助システム(補助バルブ19と導管18 を含む)が正常に動作していることを確認し、また、定められた量の空気を噴射 装置のノーズの部分に吹き込むことが可能なことを確認することができる。 このために、エンジンが空気供給補助段階(始動段階)以外のときに、本発明 に基づく方法では以下のことを行う。すなわち、 エンジンが安定したアイドリング段階であることを確認する。これを行うため に、エンジンの回転数Nが、あらかじめ定められた時点から閾値回転数Ncより低 いことを確認し、エンジンの温度Tが、いわゆる始動温度よりも高いことを確認 する。この始動温度は、エンジンが到達する理論的温度であり、この温度に達す るとエンジンが始動段階を終えたとみなす。 空気供給補助バルブ19を開く。 予め定められた時間t1の間にアイドリング調整バルブを通る空気量Qmを測定す る。 この空気量Qmを予め設定された限界空気量と比較する。 上記に基づき、補助システムが正常に動作しているかどうかを推論する。 上記方法の詳細な説明を以下に示す。 空気供給補助システムが正常に動作しているかどう かを確認するためには、バルブ19および導管18を通る空気量を測定し、これを、 空気供給補助システムの漏洩も閉塞もない条件での供給に相当する理論的空気量 と比較することができなければならないであろう。このためには、空気供給補助 システムを通る空気量の測定手段が必要となるであろう。ところで、本発明の目 的の1つに、既存の手段以外の手段を追加しないことがあった。 本発明においては、アイドリング調整の測定および確認手段(あらゆる電子制 御式エンジンに既存のもの)を用いて空気供給補助システム内を通る空気量を間 接的に測定する点が有利である。 すなわち、エンジンが安定したアイドリング回転を行っている場合には、スロ ットルバルブ22は閉じており、アイドリング調整バルブ24が吸気マニホールド14 に到達する空気量の全体をこの時調整している。 安定したアイドリング回転数では、アイドリング調整バルブ24は、コンピュー タ20によってパイロット制御される。このコンピュータは、調整バルブ24の循環 開き比RCOを常時計算することによりこの調整バルブ24の開閉に作用する。従来 のようにこの循環開き比は、エンジンの実際回転数Nとアイドリング設定回転数N cとの差の関数である。この比RCOは、1つの比例項と、1つの積分項と、1つの 微分項 とを有する。エンジンの実際の回転数Nは、適切なセンサーによって常時測定さ れ、通常の方法でこの情報をコンピュータ20に伝達する。アイドリングの設定回 転数Ncは、エンジンの調整時に試験台上で設定された。 循環開き比(RCO)の積分項は以下に等しい: ところで、この項は、定められた時間(t1)内にアイドリング調整バルブを通 る空気量を示す。 従って、この項の値を時間t1後に読み取ることにより、時間t1内にアイドリン グ調整バルブ内を通った空気量を知ることができる。 この事実に基づき、アイドリング調整バルブを通る空気量を測定し、これから 空気供給補助バルブを通る空気量を引き出す。 こうして、エンジンの調整時に、安定したアイドリング回転数のとき(空気供 給補助バルブ19が閉じているとき)の時間t1後の積分値を記録する。この積分値 はコンピュータ20のメモリー内に、アイドリング空気量Qrの名称で記憶される。 この場合、シリンダ12に吸入される空気全体が、アイドリング調整バルブを通る 。空気供給補助バルブが閉じているときのRCOの積分項の測定を行うことにより 、アイドリン グ動作を行うためにシリンダ12が許容する最大空気量を知ることができる。 2番目に、同様にエンジンが試験台上にあり、また安定したアイドリング回転 時に、同じ時間t1の間だけ空気供給補助バルブ19を開く。この場合、シリンダ12 に向かう空気は、アイドリング用バイパス回路23を通るが、同時に空気供給補助 導管18も通る。導管18および23の全体を通るべき総空気量は、アイドリング回転 時のエンジンに供給される空気量Qr(既に測定されたもの)である。 時間t1の間だけ補助バルブ19が開いているときにアイドリング調整バルブを通 る限界空気量と呼ばれる量Q1を測定し記憶する。この量は、先ほどのように、時 間t1後のRCOの積分項の値を読み取ることによって測定される。 空気供給補助導管18を通った空気量Qaは、下の式によって与えられることがわ かっている。 Qa=Qr−Q1 こうして、空気供給補助バルブ19を通った空気量を直接に測定することなく、こ の量を定めることができた。 勿論、空気供給補助システムの良好な動作の診断を行うためには、空気供給補 助バルブを通る空気量を測 定するだけでは十分ではなく、更にこの空気量を基準値と比較しなければならな い。これまでに行われた測定のすべて(Qr、Q1)は、試験台上でのものであった が、空気供給補助システムが正常に動作していることを確信することができた。 従って、測定値Q1は、空気供給補助システムが正常に動作しているときにアイド リング調整バルブを通る空気量を示す基準値である。 エンジンが正常に動作し(この場合には試験台ではなく、車両に設置)、安定 したアイドリング回転をしているときに、空気供給補助バルブ19を開く。同時に 、積分項RCOから、空気供給補助バルブを通る空気量Qaに相当する値を引く。こ の空気量はわかっており、またエンジンが試験台上にあったときに定められたも のである。次に、時間t1の経過後に、値Qm(アイドリング調整用導管を通るもの として測定された空気量)を記録する。この測定値Qmを、RCOの積分項と比較す る。既にこの積分項から値Qaを引いてあるので、積分値は直接にQr−Qaに等しい ものとなる。 ところで、Qr−Qa=Q1(Q1は、既に試験台上で定められており、基準限界値で ある)である。QmがQ1より大きい場合には、空気供給補助システムが動作してい ると推論する(すなわち、このシステムには漏洩も閉塞もない)。そうでない場 合には、空気供 給補助システム非稼働コードがコンピュータに送出され、コンピュータは、なん らかの適切な手段によってこのことを運転者に通知する。 こうして、エンジンが安定したアイドリング回転に入っている時に、時間t1の 間にアイドリング調整導管を通る空気量Qmの測定を行うことにより、空気供給補 助システムが正常に動作しているか否かを定めることができる。 Q1の値(エンジンが安定したアイドリング回転を行い、空気供給補助バルブが 開いているときにアイドリング調整用導管を通る限界空気量)の取得は、空気量 Qm(空気供給補助バルブ開)のそれぞれの測定の前にも行うことができる。この 場合には、Q1の値の取得は、エンジンの通常の動作中(すなわち、試験台上での 調整時のみではなく)に行われる。こうして、自動車の機械部品の損耗によって 限界空気量Q1が変化する場合には、この変化が、空気供給補助システムの良好な 動作の診断において考慮される。この場合、限界値Q1の学習プロセスが得られる 。 上記の方法は、吸気測定手段30がフィルター21の直後に置かれている場合にも 実施することができる。この場合が、図2に示されている。 下記の場合には、Qmの測定(すなわち、空気供給補助の良好な動作の診断)が 停止される。すなわち、 エンジンが、アイドリング調整モードでなくなった 場合、ならびに、 アイドリング調整を乱すおそれのある負荷がかかった場合(例えば、エアコン の起動等)に、Qmの測定が停止される。 好ましい態様として(図1あるいは図2に示されている実施態様の枠内のどち らでも)、エンジンの始動段階において、エンジンがいわゆる薄い混合物を燃焼 させていることを確認することによって、導管18およびバルブ19の漏洩または閉 塞の不在の確認の補足を行う。すなわち、単に触媒がより迅速に機能開始すると いう理由から薄い混合物を用いると、エンジンの始動時の汚染率が減少するから である。図3は、触媒の温度に応じた効果曲線を示している。曲線jは、燃焼混 合物が「濃い」ものである場合の触媒の効果を示しており、曲線iは、空気と燃 料の燃焼混合物が「薄い」ものである場合の触媒の効果を示している。 この2種類の曲線から、触媒の効果をより迅速に得るためには、エンジンの始 動段階で薄い混合物で動作するのが有利であることがわかる。薄い混合物を燃焼 させる場合には、50℃手前で触媒の50%の効果に達することに注目してほしい。 こうして、50℃のゲインは、触媒の機能開始時間の約30%のゲインとなる。 この結果、空気供給補助システムが正常に動作し、当システムの目的である発 生汚染物質の減少を達成しているかどうかの確認の直接の手段は、燃焼混合物が 薄いか確認することであることがわかる。 このため、始動段階中、酸素量測定プローブ31の作動直後に、混合物の濃度λ を測定する。このプローブは、電子制御式のあらゆる車両に存在し、この測定専 用に追加する必要はない。混合物がいわゆる薄いものであるためには、プローブ 31によって測定される濃度λは1より小さくなければならない。 このプローブの作動直後から、噴射用空気供給補助段階の残りの時間全体を通 じて、混合物の濃度λをサンプリングによって測定する。次に、濃度の測定回数 と、濃度が1より小さかった回数との比を出す。この比が予め定められた値を超 える場合には、エンジンは薄い混合物で正常に動作したとみなし、従って、空気 供給補助システムは、正常に動作し、発生汚染物質の減少という目標を達成した とみなす。例えば、エンジンが、(始動段階中に)この時間の70%より長い時間 、薄い混合物で動作した場合、空気供給補助システムは、正常に動作していると みなす。 すなわち、空気供給補助段階中には、エンジンは(100%)完全に薄い混合物で 動作することはできないからである。つまりこの始動段階中には、運転者は、停 止していたりアイドリング状態である場合を除き、エンジンに働きかけを行い、 この結果として、燃焼混合物中の燃料濃度を上昇させることになるからである。 混合物の濃度λの確認は、空気供給補助システム中 の漏洩および/または閉塞の不在の確認の補足として行うことができることに注 意すべきである。これらの2つの確認は、互いに独立して行うことができる。 空気供給補助システムの良好な動作は、噴射される燃料の噴射流の良好な霧化 を保証し、従って、燃焼の改善と汚染の減少を保証する。 エンジンの始動段階中に薄い混合物を使用することにより、触媒がより迅速に 機能開始するため、汚染物質放出の減少が保証される。こうして、触媒の機能開 始時間を減少させる。 言うまでもなく、本発明は説明した実施態様にのみ限定されず、専門家が理解 可能なあらゆる変形態様を含む。とりわけ、アイドリング調整用導管を通る空気 量の測定は、アイドリング調整バルブの循環開き比の積分項の監視のみではなく 、適切なあらゆる手段によって実施することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI F02M 69/00 310 9429−3G F02M 69/00 310E 69/32 9523−3G F02D 33/00 318G

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.内燃機関(11)の始動段階中に空気供給補助される噴射装置(17)の良好な 動作の確認のための方法であって、 前記噴射装置は、定められた量の燃料をエンジンに供給するのに適したもの であり、 経験に基づいて、安定したアイドリング段階中に、定められた量の空気を空 気供給補助段階中に噴射できることを確認することを特徴とする方法。 2.空気供給補助段階中に内燃機関に空気と燃料のいわゆる薄い混合物が供給さ れることを確認することを特徴とする請求の範囲の第1項記載の方法。 3.定められた時点からエンジンがアイドリング回転を行っており、前記エンジ ンの温度(T)が、始動温度と呼ばれる温度よりも高いことを確認し、 空気供給補助バルブ(19)を開き、 予め定められた時間中にアイドリングバルブ(24)を通る空気量(Qm)を測 定し、 該空気量(Qm)と、限界空気量(Q1)とを比較し、 これに基づいて、空気供給補助システムが動作しているか否かを推論するこ とを特徴とする請求の範囲の第1項または第2項記載の方法。 4.測定された空気量Qmが限界空気量Q1より小 さい場合には、エンジン制御用コンピュータ(20)に空気供給補助システム(18 ,19)の故障コードを送出することを特徴とする請求の範囲の第3項記載の方法 。 5.アイドリング調整バルブ(24)を通る空気量(Qm)の測定値が、前記アイド リング調整バルブ(24)の循環開き比(RCO)の計算に出てくる積分項を考慮す ることによって定められることを特徴とする請求の範囲の第1項から第4項のい ずれか1項記載の方法。 6.エンジンに薄い混合物が供給されていることの確認が、噴射装置への空気供 給補助段階中になされることを特徴とする請求の範囲の第2項記載の方法。 7.空気供給補助段階中、酸素量測定プローブ(31)の作動直後に、噴射される 混合物の濃度が1より小さいか否かを検出し、 空気供給補助段階中に測定サンプリングを行うことにより、濃度が1より小 さかった回数と、濃度が1を超えた回数とを検出し、 空気供給補助段階中に行った測定回数と、濃度が1より小さかった回数との 比を計算し、 この比が最低比率を超える場合には、空気供給補助段階中にエンジンに薄い 混合物が供給されたとみなすことを特徴とする請求の範囲の第6項記載の方 法。 8.前記比が最低比率より小さい場合には、空気供給補助システムの故障コード をコンピュータに送出することを特徴とする請求の範囲の第7項記載の方法。 9.請求の範囲の第1項から第8項記載の方法を実施する制御装置において、 空気供給補助段階中に定められた量の空気を噴射することができることの確 認手段(20)を有し、 該確認手段(20)は、空気供給補助バルブ(19)を開くための手段と、 予め定められた時点からエンジン(11)が安定したアイドリング回転を行っ ていることを確認するのに適した手段と、 アイドリング調整バルブ(24)を通る空気量(Qm)を測定するための手段と 、 測定された空気量Qmと限界空気量Q1とを比較するのに適した比較手段とを有 し、 空気供給補助段階中の空気と燃料の混合物の濃度λの確認手段 (31)とを 有することを特徴とする請求の範囲の第1項から第8項記載の方法を実施するた めの制御装置。
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