JPH10503208A - 1H−インドール−1−官能性sPLA▲下2▼インヒビター - Google Patents

1H−インドール−1−官能性sPLA▲下2▼インヒビター

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JPH10503208A JP8505885A JP50588596A JPH10503208A JP H10503208 A JPH10503208 A JP H10503208A JP 8505885 A JP8505885 A JP 8505885A JP 50588596 A JP50588596 A JP 50588596A JP H10503208 A JPH10503208 A JP H10503208A
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Abstract

(57)【要約】 新規な1H−インドール−1−官能性化合物のクラスを開示すると共に、敗血症のような病態を治療することを目的として、そのようなインドール化合物を脂肪酸のsPLA2介在性放出を阻害するために使用することを開示する。該化合物は1H−インドール−1−アセトアミド、1H−インドール−1−酢酸ヒドラジド、および1H−インドール−1−グリオキシルアミドである。

Description

【発明の詳細な説明】 1H−インドール−1−官能性sPLA2インヒビター 発明の背景 発明の分野 本発明は、敗血症性ショックのような状態のための脂肪酸のsPLA2仲介放 出を阻害するのに有用な、新規な1H−インドール−1−グリオキシルアミド類 、1H−インドール−1−アセトアミド類、および1H−インドール−1−ヒド ラジド類に関するものである。 背景となる情報 人間の非膵臓分泌性ホスホリパーゼA2(以後「sPLA2」と称する)の構造 および物理学的性質は、二つの文献、即ち、ジェフリー・J.セイルハマー;ワ ルデマー・プルザンスキー;ピーター・ヴァダス;シェリー・プラント;ジュデ ィ・A.ミラー;ジーン・クロス;およびロリン・K.ジョンソンによる「慢性 関節リウマチの滑液中に存在するホスホリパーゼA2のクローニングおよび組換 え発現」;The Journal of Biological Chemistry、264巻No.10、4月号 、5335−5338頁、1989;ならびにルース・M.クレイマー;キャサ リン・ヘシオン;ベリット・ヨハンセン;グレッチェン・ヘイエス;ポーラ・マ クグレイ;E.ピンチャング・チョウ;リチャード・ティザード;およびR.ブ レイク・ペピンスキーによる「ヒト非膵臓性ホスホリパーゼA2の構造および性 質」;The Journal of Biological Chemistry、264巻No.10、4月5日 号、5768−5775頁、1989;に詳細に記載されており、その開示を引 用して本明細書の一部とする。 sPLA2は、膜の燐脂質を加水分解するアラキドン酸カスケード中の律速酵 素であると信じられている。したがって、sPLA2により仲介される脂肪酸( 例えばアラキドン酸)の放出を阻害する化合物を開発することは重要である。こ のような化合物は、sPLA2の過剰生産により誘発されそして/または維持さ れる状態;例えば敗血症性ショック、成人呼吸困難症候群、膵炎、外傷、気管支 喘息、アレルギー性鼻炎、慢性関節リウマチ等の一般的処置において価値がある で あろう。 A.アレマニー、E.フェルナンデス・アルヴァレッツ、O.ニエト・ロペイ およびM.E.ルビオ・ヘラツによる文献「No.565。−酵素の阻害。XII 。−(プロパルギアミノ−2エチル)−3インドール類の製造」;Bulletin Do La Societe Chemiqque De France、1974、No.12、2883−2888 頁、は、インドール核の六員環上で水素置換されている種々のインドリル−3グ リオキサミドを記載している。 ガート・コレンツおよびクリスタ・ラベスによる文献「1−ジフェニルアミノ −2,3−ジヒドロ−2,3−ピロールジオネンのインドール転位」;Liebigs Ann.Chem.、1975、1979−1983頁は、フェニル置換された3−グリ オキシルアミド類を記載している。 アンドレ・アライス等による抄録「非麻酔性鎮痛および抗炎症剤。1−カルボ キシアルキル−3−アシルインドール類」、Chemical Abstracts No.131402u、 83巻、1975、は、インドール窒素上に−CH2CO2H基を有するインドー ルの式を記載している。 A.クレフト等による文献「トリスアリール型の、インドメタシンを基礎とす る、ホスホリパーゼA2(PLA2)/ロイコトリエン生合成インヒビター、WA Y−121520につながる構造−活性相関」、Agents and Actions,Special conference Issue、39巻(1993)、C33−C35頁、ISSN0065 −4299、バークホイザー・フェアラーク、バーゼル・スイス国出版;(炎症 研究会の第6回国際学会会報、1992年9月20−24日、ホワイト・ヘイヴ ン、PA/USAにて、招待編者D.W.モーガンおよびA.K.ウェルトン) は、インドメタシン類似体によるホスホリパーゼA2の阻害を記載している。ベ ンジルおよび酸性置換基を有するインドール化合物が記載されている。 E.ウォルトン等による文献「1−p−クロロベンジル−5−メチルインドー ル−3−酢酸」、J.med.Chem.、11巻、1968、1252−1255頁、は 、異性体の3−1−(1−p−クロロベンジル−5−メトキシ−3−メチルイン ドール−2)プロピオン酸メチルの製造を記載している。 欧州特許490263号は、セロトニンレセプター活性を有するインドールの オキソアセトアミド誘導体を開示している。 米国特許第2825734号は、1−フェネチル−2−エチル−6−カルボキ シ−N−プロピル−3−インドールグリオキシルアミドのような3−インドール グリオキシルアミド中間体を用いる3−(2−アミノ−1−ヒドロキシエチル) インドール類の製造を記載している(実施例30を参照されたい)。 米国特許第2890233号は、3−インドール酢酸の幾つかのアミド誘導体 を記載している。 米国特許第3271416号は、日焼け止め剤および中間体としてのインドリ ル脂肪酸を記載している。これらの酸は−NH2置換されていてよい。 米国特許第3351630号は、α置換された3−インドリル酢酸化合物、お よびグリオキシルアミド中間体を含むそれらの製造を記載している。 米国特許第3449363号は、インドール核の3位にグリオキシルアミド基 を有するトリフルオロメチルインドール類を記載している。これらの化合物は、 フェニル−p−キノン「ライシング症候群」に拮抗する点で鎮痛剤であると述べ られている。 世界特許出願WO9206088号は、循環器疾患、血栓症および腎疾患の処 置に有用なインドール化合物を記載している。 Chemical Abstracts、83巻、1975、131402u、「非麻酔性鎮痛お よび抗炎症剤。1−カルボキシアルキル−3−アシルインドール類」は、種々の 鎮痛および抗炎症インドール酢酸を記載している。 米国特許第4397850号は、グリオキシルアミドインドール類を中間体に 使用してイソキサゾリルインドールアミン類を製造している。 米国特許第5132319号は、ロイコトリエン生合成のインヒビターとして の或る種の1−(ヒドロキシルアミノアルキル)インドール誘導体を記載してい る。 sPLA2により誘発される疾病のための新しい化合物および処置を開発する ことが望ましい。 発明の要約 本発明は、下の一般式(G): で示される、1H−インドール−1−官能性化合物[ここで、1位(即ちインド ール窒素)の官能性は、アセトアミド、酢酸ヒドラジドおよびグリオキシルアミ ドより成る群から選ばれる]として知られる化合物の新規な用途である。これら の1H−インドール−1−官能性化合物は、sPLA2により仲介される人間の 脂肪酸の放出の阻害に有効である。 本発明はさらに、ヒトsPLA2のインヒビターとして強力且つ選択的な有効 性を有する1H−インドール−1−アセトアミド類の新規なクラスである。 本発明はさらに、ヒトsPLA2のインヒビターとして強力且つ選択的な有効 性を有する1H−インドール−1−酢酸ヒドラジド類(以後「ヒドラジド」と称 する)の新規なクラスである。 本発明はさらに、ヒトsPLA2のインヒビターとして強力且つ選択的な有効 性を有する1H−インドール−1−グリオキシルアミド類の新規なクラスである 。 本発明はさらに、本発明に係る新規な1H−インドール−1−アセトアミド類 、1H−インドール−1−ヒドラジド類、および1H−インドール−1−グリオ キシルアミド類ならびにそれらの混合物より成る群から選ばれる1H−インドー ル−1−官能性化合物を含有する薬用組成物である。 本発明はさらに、本発明に係る1H−インドール−1−官能性アセトアミド類 、ヒドラジド類およびグリオキシルアミド類、またはそれらの混合物の治療的有 効量を接触させることにより、敗血症性ショック、成人呼吸困難症候群、膵炎、 外傷、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、慢性関節リウマチ、および関連疾患を防 止および処置する方法である。 発明の詳細な説明 定義: 本発明の1H−インドール−1−アセトアミド、ヒドラジド、およびグリオキ シルアミドでは以下に定義する用語を使用する。 用語「アルキル」は、別に定義しない限り、それ自体でかまたは別の置換基の 一部として、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、3級 ブチル、イソブチル、sec−ブチル、n−ペンチル、およびn−ヘキシルのよ うな直鎖または分岐鎖一価炭化水素ラジカルを表わす。 単独でかまたは他の用語と組み合わせて用いられる用語「アルケニル」は、ビ ニール、プロペニル、クロトニル、イソペンテニル、および種々のブテニル異性 体のような群によって代表される、示された範囲の炭素数の直鎖または分岐鎖一 価炭化水素基を表わす。 用語「ヒドロカルビル」は、炭素と水素のみを含有する有機基を表わす。 用語「ハロ」はフッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を表わす。 用語「複素環式ラジカル」は、窒素、酸素、または硫黄からなる群から選ばれ る1〜3個のヘテロ原子を含有し、5〜14個の環原子を有する単環式もしくは 多環式の、飽和もしくは不飽和の、置換もしくは非置換の複素環核から誘導され たラジカルを表わす。典型的な複素環式ラジカルはピロリル、フラニル、チオフ ェニル、ピラゾリル、イミダゾリル、フェニルイミダゾリル、トリアゾリル、イ ソキサゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、インドリル、カル バゾリル、ノルハルマニル、アザインドリル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニ ル、チアナフテネイル、ジベンゾチオフェニル、インダゾリル、イミダゾ(1. 2−A)ピリジニル、ベンゾトリアゾリル、アントラニリル、1,2−ベンズイ ソキサゾリル、ベンゾキサゾリル、ベンゾチアゾリル、プリニル、ピリジニル, ジピリジニル、フェニルピリジニル、ベンジルピリジニル、ピリミジニル、フェ ニルピリミジニル、ピラジニル、1,3,5−トリアジニル、キノリニル、フタ ルアジニル、キナゾリニル、およびキノキサリニルである。 用語「炭素環式ラジカル」は、環を形成する原子(水素以外)が炭素原子のみ である、飽和もしくは不飽和の、置換もしくは非置換の5〜14員の有機核から 誘導されたラジカルを表わす。典型的な炭素環式ラジカルは、シクロアルキル、 シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、ノルボルナニル、ビシクロヘプタジエ ニル、トルイル、キシレニル、インデニル、スチルベニル、テルフェニリル、ジ フェニルエチレニル、フェニル−シクロヘキセニル、アセナフチレニル、および アントラセニル、ビフェニル、ビベンジリル、および式(bb): [式中、nは1から8までの数である] で示される関連ビベンジリル同族体を表わす。 用語「非干渉置換基」は、インドール核(下記式Iに示す)の4、5、6、お よび/または7位を置換するのに適したラジカル、および先に定義した複素環式 ラジカルおよび炭素環式ラジカルを置換するのに適したラジカルを表わす。典型 的な非干渉ラジカルはC1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキ ニル、C7−C12アラルキル、C7−C12アルキルアリール、C3−C8シクロアル キル、C3−C8シクロアルケニル、フェニル、トルイル、キシレニル、ビフェニ ル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルケニルオキシ、C1−C6アルキニルオキ シ、C2−C12アルコキシアルキル、C2−C12アルコキシアルキルオキシ、C2 −C12アルキルカルボニル、C2−C12アルキルカルボニルアミノ、C2−C12ア ルコキシアミノ、C2−C12アルコキシアミノカルボニル、C1−C12アルキルア ミノ、C1−C6アルキルチオ、C2−C12アルキルチオカルボニル、C1−C6ア ルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6ハロアルコキシ、 C1−C6ハロアルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6ヒドロキシ アルキル、−C(O)O(C1−C6アルキル)、−(CH2n−O−(C1−C6 アルキル)、ベンジルオキシ、フェノキシ、フェニルチオ、−(CONHSO2 R)、−CHO、アミノ、アミジノ、ブロモ、カルバミル、カルボキシル、エト キシカルボニル、−(CH2n−CO2H、クロロ、シアノ、シアノグアニジニ ル、フルオロ、グアニジノ、ヒトラジド、ヒドラジノ、ヒドラジド、ヒドロキシ 、ヒドロキシアミノ、ヨード、ニトロ、ホスホノ、−SO3H、チオアセタル、 チオカルボニル、およびC1−C6カルボニル(ここで、nは1〜8である)であ る。 用語「酸性基」は、インドール核と結合する場合は、適切な連結原子(以下に 「酸リンカー」として定義した)を介して、水素結合することができるプロトン ドナーとして作用する有機基を表わす。代表的な酸性基は以下の通りである。 −5−テトラゾリル、 −SO3H、 [式中、nは1〜8であり、R89は金属またはC1−C10アルキルであり、R99 は水素またはC1−C10アルキルである]。 用語「酸リンカー」は、一般関係: 中においてインドール核の6または7位を酸性基と連結する機能を有する−(La )−で示される二価の連結基を表わす。 用語「酸リンカー長」は、インドール核の6または7位に酸性基を連結する連 結基である−(La)−の最も短い鎖の原子(水素を除く)数を表わす。−(La )−中の炭素環式環の存在は、炭素環式環の計算された直径とほぼ等価な原子数 とみなされる。したがって、酸リンカー中のベンゼンまたはシクロヘキサン環は −(La)−の長さを計算するにあたって2原子とみなされる。典型的な酸リン カー群は、 [ここで、(a)、(b)、および(c)群はそれぞれ5、7および2の酸リン カー長を有する] である。 用語「アミン」には、1級、2級、および3級アミンが含まれる。本発明の1H−インドール−1−官能性化合物の型 : 本発明の1H−インドール−1−官能性化合物には以下に(A)、(B)、およ び(C)型として示した3種類の型がある。 A)一般式(I): [式中、R1は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、Xは酸素または硫 黄から選ばれ、他のすべての基は下記に定義されている] を有する本発明の1H−インドール−1−アセトアミド化合物。 B)一般式(II): [式中、R1は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、Xは酸素または硫 黄から選ばれ、他のすべての基は下記に定義されている] を有する本発明の1H−インドール−1−ヒドラジド化合物。 C)一般式(III): [式中、各Xは独立して酸素および硫黄から選ばれる] を有する本発明の1H−インドール−1−グリオキシルアミド化合物。 上記式(I)、(II)、および(III)の残りの基は以下のごとく定義される :R3は(a)、(b)、および(c)群から選ばれ、ここで、(a)はC7−C20 アルキル、C7−C20アルケニル、C7−C20アルキニル、炭素環式ラジカル、 または複素環式ラジカルであり、 (b)は1またはそれ以上の独立して選ばれた非干渉置換基で置換された(a) のメンバーであり、 (c)は基−(L)−R80(ここで、−(L)−は原子数1〜12の二価の連結 基であり、R80は(a)または(b)から選ばれる基である)であり、 R2は水素、ハロ、C1−C3アルキル、C3−C4シクロアルキル、C3−C4シク ロアルケニル、−O−(C1−C2アルキル)、−S−(C1−C2アルキル)、ま たは水素以外の合計1〜3個の原子を有する非干渉置換基であり(すなわち、R2 ラジカルは水素原子を含んでいてよいが、合計1〜3個を含む残りの原子は水 素以外である)、 R6およびR7は独立して水素、非干渉置換基、もしくは基−(La)−(酸性基 )(ここで、−(La)−は1〜10の酸リンカー長を有する酸リンカーである が、R6およびR7の少なくとも一つは基−(La)−(酸性基)でなければなら ない)から選ばれ、 R4およびR5はそれぞれ独立して水素、非干渉置換基、炭素環式ラジカル、非干 渉置換基で置換された炭素環式ラジカル、複素環式ラジカル、および非干渉置換 基で置換された複素環式ラジカルから選ばれる。 式(I)、(II)、(III)、および(IV)の化合物の好ましいサブグループ: 式(I)、(II)、および(III)の化合物の好ましいサブクラスはすべての Xが酸素である該化合物である。 式(I)、(II)、および(III)の化合物の他の好ましいサブクラスは、R2 が基ハロ、シクロプロピル、メチル、エチル、−O−メチル、および−S−メチ ルから選ばれる該化合物である。 式(I)、(II)、および(III)の化合物の他の好ましいサブクラスは、R3 の−(L)−が、 [式中、sは0または1である] からなる群から選ばれる該化合物である。 式(I)、(II)、および(III)の化合物の他の好ましいサブクラスは、R3 の基R80が炭素環式であり、シクロアルキル、シクロアルケニル、フェニル、ナ フチル、ノルボルナニル、ビシクロヘプタジエニル、トルイル、キシレニル、イ ンデニル、スチルベニル、テルフェニリル、ジフェニルエチレニル、フェニル− シクロヘキセニル、アセナフチレニル、およびアントラセニル、ビフェニル、ビ ベンジリル、および式(bb): [式中、nは1から8までの数である] で示される関連ビベンジリル同族体からなる群から選ばれる該化合物である。特 に好ましいものは、R3[式中、R10はハロ、C1−C10アルキル、C1−C10アルコキシ、−S−(C1 −C10アルキル)、およびC1−C10ハロアルキルから独立して選ばれるラジカ ルであり、qは0から4までの数であり、tは0から5までの数である] からなる群から選ばれる化合物である。 式(I)、(II)、および(III)の化合物の他の好ましいサブクラスは、R7 が酸リンカー長が2または3である酸リンカーを有する置換基である化合物であ る。 式(I)、(II)、および(III)の化合物の他の好ましいサブクラスは、R7 が酸性基を含み、酸性基の酸リンカーが2また3の酸リンカー長を有し、R7の 酸リンカー基:−(La)−が式: [式中、Qは基−(CH2)−、−O−、−NH−、および−S−から選ばれ、 R84およびR85はそれぞれ独立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1− C10アルキルアリール、C1−C10アラルキル、カルボキシ、エトキシカルボニ ル、およびハロから選ばれる] で示される群から選ばれる化合物である。最も好ましいものは、R7の酸リンカ ー基の−(La)−が特定の群: [式中、RはHまたはC1−C4アルキルである] から選ばれる化合物である。 式(I)、(II)、および(III)の化合物の他の好ましいサブクラスは、R6 が酸性基を含み、R6の酸性基の酸リンカーが酸リンカー長3〜10原子の酸リ ンカーを有し、R6の該酸リンカー基:−(La)−が [式中、rは1から7までの数であり、sは0または1であり、Qは基−(CH2 )−、−O−、−NH−、および−S−から選ばれ、R84およびR85はそれぞ れ独立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1−C10アルキルアリール、 C1−C10アラルキル、カルボキシ、エトキシカルボニル、およびハロから選ば れる] から選ばれる化合物である。最も好ましいものは、特定の群: [式中、Rは水素またはC1−C4アルキルであり、R84およびR85はそれぞれ独 立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1−C10アルキルアリール、C1 −C10アラルキル、カルボキシ、エトキシカルボニル、およびハロから選ばれる ]から選ばれる化合物である。 式(I)、(II)、および(III)の化合物の他の好ましいサブクラスは、R6 および/またはR7の酸性基(またはその塩)は下記から選ばれる化合物(およ びそのプロドラッグ誘導体)である。 −5−テトラゾリル、 −SO3H、 [式中、nは1〜8であり、R89は金属またはC1−C10アルキルであり、R99 は水素またはC1−C10アルキルである]。特に好ましいものは、R7またはR8 の酸性基が または塩から選ばれる化合物およびそのプロドラッグ(例えばエステル)誘導体 である化合物である。R6またはR7の1つのみが酸性基を含むことが大いに好ま しい。 式(I)の化合物の別の好ましいサブクラスは、R4およびR5がそれぞれ独立 して水素および非干渉置換基から選ばれ、該非干渉置換基がC1−C6アルキル、 C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C7−C12アラルキル、C7−C12ア ルキルアリール、C3−C8シクロアルキル、C3−C8シクロアルケニル、フェニ ル、トルイル、キシレニル、ビフェニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルケ ニルオキシ、C1−C6アルキニルオキシ、C2−C12アルコキシアルキル、C2− C12アルコキシアルキルオキシ、C2−C12アルキルカルボニル、C2−C12アル キルカルボニルアミノ、C2−C12アルコキシアミノ、C2−C12アルコキシアミ ノカルボニル、C1−C12アルキルアミノ、C1−C6アルキルチオ、C2−C12ア ルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスル ホニル、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキルスルホニル、C1−C6 ハロアルキル、C1−C6ヒドロキシアルキル、−C(O)O(C1−C6アルキル )、−(CH2n−O−(C1−C6アルキル)、ベンジルオキシ、フェノキシ、 フェ ニルチオ、−(CONHSO2R)、−CHO、アミノ、アミジノ、ブロモ、カ ルバミル、カルボキシル、エトキシカルボニル、−(CH2n−CO2H、クロ ロ、シアノ、シアノグアニジニル、フルオロ、グアニジノ、ヒトラジド、ヒドラ ジノ、ヒドラジド、ヒドロキシ、ヒドロキシアミノ、ヨード、ニトロ、ホスホノ 、−SO3H、チオアセタル、チオカルボニル、およびC1−C6カルボニル(こ こで、nは1〜8である)から選ばれる化合物である。 本発明の好ましい化合物は一般式(IV)、(V)、または(VI): を有する化合物であり、ここで、式(IV)、(V)、および(VI)中のR16また はR17の少なくとも1つは−(La)−(酸性基)でなければならず、R13は( a)、(b)、および(c)群から選ばれ、ここで、(a)はC7−C20アルキ ル、C7−C20アルケニル、もしくはC7−C20アルキニル、または基シクロアル キル、シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、ノルボルナニル、ビシクロヘプ タジエニル、トルイル、キシレニル、インデニル、スチルベニル、テルフェニリ ル、ジフェニルエチレニル、フェニル−シクロヘキセニル、アセナフチレニル、 およびアントラセニル、ビフェニル、ビベンジリル、および式(bb): [式中、nは1から8までの数である] で示される関連ビベンジリル同族体から選ばれる炭素環式ラジカルであり、 (b)はC1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C7− C12アラルキル、C7−C12アルキルアリール、C3−C8シクロアルキル、C3− C8シクロアルケニル、フェニル、トルイル、キシレニル、ビフェニル、C1−C6 アルコキシ、C1−C6アルケニルオキシ、C1−C6アルキニルオキシ、C2−C12 アルコキシアルキル、C2−C12アルコキシアルキルオキシ、C2−C12アルキ ルカルボニル、C2−C12アルキルカルボニルアミノ、C2−C12アルコキシアミ ノ、C2−C12アルコキシアミノカルボニル、C1−C12アルキルアミノ、C1− C6アルキルチオ、C2−C12アルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルスルフ ィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C2−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロ アルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6ヒドロキシアルキル、− C(O)O(C1−C6アルキル)、−(CH2n−O−(C1−C6アルキル)、 ベ ンジルオキシ、フェノキシ、フェニルチオ、−(CONHSO2R)、−CHO 、アミノ、アミジノ、ブロモ、カルバミル、カルボキシル、エトキシカルボニル 、−(CH2n−CO2H、クロロ、シアノ、シアノグアニジニル、フルオロ、 グアニジノ、ヒトラジド、ヒドラジノ、ヒドラジド、ヒドロキシ、ヒドロキシア ミノ、ヨード、ニトロ、ホスホノ、−SO3H、チオアセタル、チオカルボニル 、およびC1−C6カルボニル(ここで、nは1〜8である)からなる群から選ば れる1またはそれ以上の独立して選ばれる非干渉置換基で置換された(a)のメ ンバーであり、 (c)は基−(L1)−R81であり、ここで、−(L1)−は式: (式中、R84およびR85はそれぞれ独立して水素、C1−C10アルキル、アリー ル、C1−C10アルキルアリール、C1−C10アラルキル、カルボキシ、エトキシ カルボニル、およびハロから選ばれ、 pは1〜5であり、 zは結合、−(CH2)−、−O−、−N(C1−C10アルキル)−、−NH−、 または−S−であり、 R81は(a)または(b)から選ばれる基である) を有する二価の連結基であり、 R12は水素、ハロ、C1−C3アルキル、C3−C4シクロアルキル、C3−C4シク ロアルケニル、−O−(C1−C2アルキル)、または−S−(C1−C2アルキル )であり、 R17は水素、非干渉置換基、または基−(La)−(酸性基)(ここで、酸リン カー−(La)−は2または3原子の酸リンカー長を有し、式: [式中、Qは基−(CH2)−、−O−、−NH−、および−S−から選ばれ、 R84およびR85はそれぞれ独立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1− C10アルキルアリール、C1−C10アラルキル、ヒドロキシ、およびハロから選 ばれ、酸性基は から選ばれる] で示される)から選ばれ、 R16は水素、非干渉置換基、または基−(La)−(酸性基)(ここで、酸性リ ンカー−(La)−は3〜10原子の酸リンカー長を有し、該酸リンカー基−( La)−は [式中、rは1から7までの数であり、sは0または1であり、Qは基−(CH2 )−、−O−、−NH−、および−S−から選ばれ、R84およびR85はそれ ぞれ独立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1−C10アルキルアリール 、C1−C10アラルキル、カルボキシ、エトキシカルボニル、およびハロであり 、酸性基は から選ばれる] である)から選ばれ、 R14およびR15はそれぞれ独立して水素、およびC1−C6アルキル、C1−C6ア ルケニル、C1−C6アルキニル、C7−C12アラルキル、C7−C12アルキルアリ ール、C3−C8シクロアルキル、C3−C8シクロアルケニル、フェニル、トルイ ル、キシレニル、ビフェニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルケニルオキシ 、C1−C6アルキニルオキシ、C2−C12アルコキシアルキル、C2−C12アルコ キシアルキルオキシ、C2−C12アルキルカルボニル、C2−C12アルキルカルボ ニルアミノ、C2−C12アルコキシアミノ、C2−C12アルコキシアミノカルボニ ル、C1−C12アルキルアミノ、C1−C6アルキルチオ、C2−C12アルキルチオ カルボニル、C1−C6アルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C2 −C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキ ル、C1−C6ヒドロキシアルキル、−C(O)O(C1−C6アルキル)、−(C H2n−O−(C1−C6アルキル)、ベンジルオキシ、フェノキシ、フェニルチ オ、−(CONHSO2R)、−CHO、アミノ、アミジノ、ブロモ、カルバミ ル、カルボキシル、エトキシカルボニル、−(CH2n−CO2H、クロロ、シ アノ、シアノグアニジニル、フルオロ、グアニジノ、ヒトラジド、ヒドラジノ、 ヒドラジド、ヒドロキシ、ヒドロキシアミノ、ヨード、ニトロ、ホスホノ、−S O3H、チオアセタル、チオカルボニル、およびC1−C6カルボニル(ここで、 nは1〜 8である)からなる群から選ばれる非干渉置換基から選ばれる。 本発明の化合物の別の好ましいクラスは、式(IV)、(V)、および(VI)で 示される化合物であり、ここで、R16の酸リンカー、−(La)−は群: [式中、Rは水素およびC1−C4アルキルから選ばれ、R84およびR85はそれぞ れ独立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1−C10アルキルアリール、 C1−C10アラルキル、カルボキシ、エトキシカルボニル、およびハロから選ば れる]から選ばれる。 本発明の化合物の典型的な特に好ましい化合物、およびそのすべての医薬的に 許容される塩、溶媒和物、ならびにプロドラッグ誘導体には以下のものが含まれ る。 および上記化合物のあらゆる組合せの混合物。 式(I)、(II)、(III)、(IV)、(V)、および(VI)で示される上記 1H−インドール−1−官能性化合物の塩は、本発明のさらなる具体例である。 本発明の化合物が酸性または塩基性官能基を有するそれらの例では、親化合物よ りより水溶性で、生理学的に適切な種々の塩が形成されてよい。典型的な医薬的 に許容される塩には、リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシ ウム、アルミニウムなどのようなアルカリ土類金属、およびアルカリが含まれる がそれらに限定されない。塩は溶液中の遊離酸を塩基で処理するか、または遊離 酸をイオン交換樹脂に曝露することによって遊離酸から好都合に調製される。 医薬的に許容される塩の定義内には、本発明の比較的無毒性の、無機および有 機塩基付加塩、例えば、本発明の化合物と塩を形成するのに十分塩基性である窒 素塩基から誘導されたアンモニウム、4級アンモニウム、およびアミンカチオン が含まれる(例えば、S.M.Bergeらの、「Pharmaceutical Salts」、J.Phar.Sci. ,66:1-19(1977))を参照)。さらに、本発明の化合物の塩基性基は、適当な有機 または無機酸と反応することによりアセテート、ベンゼンスルホネート、ベンゾ エート、ビカーボネート、ビサルフェート、ビタートレート、ボレート、ブロミ ド、カムシレート、カーボネート、クロリド、クラブラネート、シトレート、ク ロリド、エデテート、エジシレート、エストレート、エシレート、フルオリド、 フマレート、グルセプテート、グルコネート、グルタメート、グリコリルアルサ ニレート、ヘキシルレソルシネート、ブロミド、クロリド、ヒドロキシナフトエ ート、ヨー化物、イソチオネート、ラクテート、ラクトバイオネート、ラウレー ト、マーレート、マルセエート、マンデレート、メシレート、メチルブロミド、 メチルニトレート、メチルサルフェート、ムケート、ナプシレート、ニトレート 、オレエート、オキザレート、パルミテート、パントテネート、ホスフェート、 ポリガラクツロネート、サリシレート、ステアレート、スバケテート、サクシネ ート、タンネート、酒石酸塩、トシレート、トリフルオロアセテート、トリフル オロメタンスルホネート、およびバレレートが含まれる。 本発明のある化合物は、1またはそれ以上のキラル中心を持っていてよく、し たがって、光学活性形で存在してよい。同様に、該化合物がアルケニルまたはア ルケニレン基を含むときは、該化合物のcis−およびtrans−異性体形が 存在する可能性がある。R−およびS−異性体およびその混合物は、ラセミ混合 物およびcis−およびtrans−異性体の混合物を含めて本発明によって予 期される。さらに不斉炭素原子がアルキル基のような置換基中に存在することが できる。すべてのそのような異性体およびその混合物は、本発明中に含まれると 解釈される。特定の立体異性体を所望する場合は、不斉中心を含む出発物質を用 いる立体特異的反応を用いる当該技術分野でよく知られた方法によるか(すでに 分割されている)、または立体異性体の混合物を得る方法によって(次いでこれ は既知の方法によって分割される)によって製造することができる。 プロドラッグは、化学的または代謝的に開裂し得る基を有し、加溶媒分解によ るかまたは生理学的環境下でin vivoで医薬的に活性な本発明の化合物になる、 本発明の化合物の誘導体である。プロドラッグ誘導体形は、哺乳動物有機体にお いて溶解性、組織適合性、または遅延放出といった利点をもたらすことが多い( Bundgard,H.の、Design of Prodrugs、7-9頁および21-24頁、Elsevier,Amsterda m 1985参照)。プロドラッグには、例えば親酸性化合物を適切なアルコールと反 応させて製造されるエステル、または親酸化合物を適切なアミンと反応させて製 造されるアミドのような当業者によく知られた酸誘導体が含まれる。本発明の化 合物に応じて酸性基から誘導される単一の脂肪族または芳香族エステルが好まし いプロドラッグである。場合によっては、(アシルオキシ)アルキルエステルま たは((アルコキシカルボニル)オキシ)アルキルエステルのような二重エステ ル型のプロドラッグを製造することが望ましい。 合成法 α置換アセトアミドで1位が置換されたインドールは反応式1の反応を用いて 製造される。オルソニトロトルエンはPd/C存在下で水素によりアニリンに還 元される。次に、アニリンはテトラヒドロフラン(THF)中、ジ−tert− ブチルジカーボネートで加熱することによって2に変換される。2のR1基がヒ ドロキシである場合は、ヒドロキシ基はDMF中のt−ブチルジメチルシリルク ロリドを用いてシリル化される。2のジアニオンのジリチウム塩はsec−ブチ ルリチウムを用いてTHF中で生成され、次いでN−メトキシ−N−メチルアル カンアミドと反応させて3が生成され、これをCH2Cl2中、TFAを用いて5 に変換してよい。CH2Cl2中の、より希釈されたTFAの溶液で3を処理して 4を得、これを塩基で暖めて5に変換することができる。R1がOSiMe2t −ブチルであるときは、3を4または5に変換しても、R1からシリル基が失わ れてヒドロキシインドールが得られ、次いでこれを、DMF中のベンジルブロミ ドでナトリウム塩をアルキル化することによって再保護してよい。インドール5 をn−ブチルリチウム、塩化亜鉛、およびアロイルハロゲン化物で順次処理する ことにより3−アシルインドール6を得、これを、室温でTHF中のLAHによ り7に還元する。インドール7のナトリウム塩をアルキルブロモアセテートでア ルキル化して8を得る。インドール8を50℃でベンゼン中のMe2AlNH2と 反応させるか、またはヒドラジンと反応させ、次いでラネーニッケルで還元して 10を得る。10のR1基は、R1がメトキシである場合はCH2Cl2中のボロ ントリブロミドによって、またはR1がベンジルオキシであるときはPd/Cの 存在下で水素添加することによってヒドロキシ基に還元される。次に、ヒドロキ シ1−H−インドールアセトアミドはDMF中のナトリウム水素化物の存在下で 適切なブロモアルキルエステルまたはホスホネートでアルキル化され、次いで1 1a、11b、および11cのような酸形に加水分解される。 α置換酢酸ヒドラジドで1位を置換されたインドールは反応式2のごとく製造 される。 R1がOCH2CO2Etであり、Rがt−ブチルであるジエステル8はCH2 Cl2中のトリフルオロ酢酸を用いてN−酢酸化合物9に加水分解される。次に 、化合物9を、CH2Cl2中のトリエチルアミンおよびメチルクロロホルメート 、次いでt−ブチルカルバゼートと反応させてt−ブトキシカルボニル保護ヒド ラジド13を得る。化合物13のR1を、エタノール中の1N水酸化ナトリウム と撹拌して脱エステル化し、次いでヒドラジドを、CH2Cl2中のトリフルオロ 酢酸と撹拌して脱保護することにより、トリフルオロ酢酸塩として1−H−イン ドール−1−ヒドラジド14を得る。 グリオキシルアミドで1位が置換されたインドールは反応式3のごとく製造さ れる。インドール7はHOAc中のNaCNBH3を用いてインドリン15に還 元される。オキザリルクロリド、次いでアンモニアで15を処理して16を生成 し、次いでこれをジオキサン中の2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4 −ベンゾキノン(DDQ)で酸化することにより、1H−インドール−1−グリ オキシルアミド17を得る。 実施例 以下の実施例中の参照番号(例えば「R1」)は、前記の式中に示された化合 物を指す。 実施例1 式: で示される化合物[[1−(2−アミノ−2−オキソエチル)−2−メチル−3 −(フェニルメチル)−1H−インドール−7−イル]オキシ]酢酸の製造。 A部 2−ヒドロキシ−6−メチル−N−tert−ブトキシカルボニルアニリン の製造。 エタノール275ml中の2−ヒドロキシ−6−メチル−ニトロベンゼン20 g(0.13mol)および10%Pd/C2.5gの懸濁液を60psi(4 14kPa)の水素雰囲気下に室温で2時間振盪した。混合物を濾過し、減圧で 蒸発させた。残留物を、tert−ブチルジカルボナート25g(0.12mol) を含有するテトラヒドロフラン300mlに溶解し、2時間還流し、冷却し、そ して減圧で蒸発させた。残留物を勾配20−100%のEt2O/ヘキサンで溶 出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2(R1=7−OH)、19.8 g、収率68%、を得た。 元素分析(C1217NO3として): 理論値:C:64.56、H:7.68、N:6.27 実測値:C:64.29、H:7.47、N:6.26 B部 2−tert−ブチルジメチルシリルオキシ−6−メチル−N−tert−ブト キシカルボニルアニリンの製造。 ジメチルホルムアミド150mlに入れた2(R1=7−OH)10.4g( 47mmol)、イミダゾール3.4g(50mmol)およびtert−ブチルジ メ チルシリルクロリド7.6g(50mmol)の溶液を、室温で20時間保持し 、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し 、そして減圧で蒸発させた。残留物を勾配5−20%のEt2O/ヘキサンで溶 出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2(R1=7−OSiMe2t− ブチル)、13.4g、86%、を得た。 元素分析(C1831NO3Siとして): 理論値:C:64.05、H:9.26、N:4.15 実測値:C:64.29、H:9.02、N:4.30 C部 1−tert−ブトキシカルボニル−2−メチル−7−ヒドロキシ−1H− インドールの製造。 テトラヒドロフラン400ml中の2(R1=7−OSiMe2t−ブチル) 25g(74mmol)の溶液を−60℃に冷却し、ヘキサン中の1.3M sec −ブチルリチウム143mlで処理した。混合物を−20℃まで温め、次に再び −60℃まで冷却した。テトラヒドロフラン50ml中のN−メチル−N−メト キシアセトアミド8.2g(80mmol)の溶液を徐々に加え、冷却浴を除去 し、混合物を1.5時間攪拌し、水で希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。有 機相を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして減圧で蒸発させると、 3(R1=7−OSiMe2t−ブチル、R2=MeCOCH2)が残留物として 生成し、これをジクロロメタン125mlに溶解し、トリフルオロ酢酸10ml で45分間処理した。この溶液を重炭酸ナトリウム水で洗浄し、食塩水で洗浄し 、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧で蒸発させた。残留物を勾配10−15%のE t2O/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4(R1= 7−OH、R2=Me)、10.3g、収率70%、を得た。 元素分析(C1417NO3として): 理論値:C:67.99、H:6.92、N:5.61 実測値:C:66.31、H:6.83、N:5.87 D部 2−メチル−7−ベンジルオキシ−1H−インドールの製造。 ジメチルホルムアミド150mlおよびテトラヒドロフラン20ml中の4( R 1=7−OH、R2=Me)10.3g(42mmol)の溶液を、水素化ナト リウム(鉱油中60%;45mmol)1.8gで10分間、次いで臭化ベンジ ル5.5ml(46mmol)で3.5時間処理し、酢酸エチルで希釈し、水で 洗浄し、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧で蒸発させて4(R1 =7−ベンジルオキシ、R2=Me)を残留物として得、これを5N水酸化ナト リウム50mlを含有するエタノール200mlに溶解し、17時間還流し、冷 却し、5N塩酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機相を食塩水で洗浄し、 硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧で蒸発させた。残留物を勾配10−20%のEt2 O/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5(R1=7 −OCH265、R2=Me)、7.7g、収率78%、を得た。 元素分析(C1615NOとして): 理論値:C:74.75、H:6.87、N:4.15 実測値:C:75.03、H:6.66、N:4.24 E部 2−メチル−3−ベンゾイル−7−ベンジルオキシ−1H−インドール の製造。 テトラヒドロフラン200ml中の5(R1=7−OCH265、R2=M e)7.7g(32mmol)の溶液を−5℃に冷却し、n−ブチルリチウム2 1ml、その後Et2O中の1M塩化亜鉛35mlで処理し、室温で2.5時間 攪拌し、減圧で蒸発させた。残留物をトルエン200mlに溶解し、塩化ベンゾ イル4ml(34mmol)で21時間処理し、重炭酸ナトリウム水と共に良く 攪拌し、そして酢酸エチルで抽出した。有機相を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウ ムで乾燥し、減圧で蒸発させた。残留物を勾配20−50%のEt2O/ヘキサ ンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6(R1=7−OCH26 5、R2=Me、Ar=C65)、4.6g、収率43%、アモルファス固体 、を得た。 元素分析(C2319NO2として): 理論値:C:80.92、H:5.61、N:4.10 実測値:C:80.99、H:5.90、N:3.89 F部 2−メチル−3−フェニルメチル−7−ベンジルオキシ−1H−インド ールの製造。 水素化アルミニウムリチウム2gを含有するテトラヒドロフラン200ml中 の6(R1=7−OCH265、R2=Me、Ar=C65)4.6g(13 mmol)の溶液を19.5時間攪拌し、氷水中で冷却し、酢酸エチル、次いで 5N水酸化ナトリウムの連続添加により分解した。この溶液をデカンテーション し、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧で蒸発させた。残留物を勾 配5−15%のEt2O/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに 付し、7(R1=7−OCH265、R2=Me、Ar=C65)、3.4g 、収率77%、mp124−125℃/Et2O−EtOH、を得た。 元素分析(C2321NOとして): 理論値:C:84.37、H:6.46、N:4.28 実測値:C:84.15、H:6.69、N:4.26 G部 [2−メチル−3−(フェニルメチル)−7−ベンジルオキシ−1H− インドール−1−イル]酢酸エチルエステルの製造。 ジメチルホルムアミド70mlおよびテトラヒドロフラン10mlに入れた7 (R1=7−OCH265、R2=Me、Ar=C65)1.3g(3mmo l)の溶液を水素化ナトリウム(鉱油中60%;3.3mmol)130mgで 15分間、次いでブロモ酢酸エチル0.55ml(3.4mmol)で1.25 時間処理し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウ ムで乾燥し、減圧で蒸発させた。残留物を勾配5−15%のEt2O/ヘキサン で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し、8(R1=7−OCH265 、R=Et、R2=Me、Ar=C65、X=OEt)、890mg、収率5 8%、mp92−93℃/CH2Cl2−EtOH、を得た。 元素分析(C2727NO3として): 理論値:C:78.42、H:6.58、N:3.39 実測値:C:78.63、H:6.55、N:3.36 H部 [2−メチル−3−(フェニルメチル)−7−ベンジルオキシ−1H− インドール−1−イル]アセトアミドの製造。 ベンゼン40mlに入れた8(R1=7−OCH265、R=Et、R2= Me、Ar=C65、X=OEt)880mg(2.2mmol)の溶液を、2 :1のベンゼン:トルエン中のMe2AlNH2の約0.67M溶液15mlで2 1時間50℃で処理し、氷水で冷却し、氷−1N塩酸で分解し、そして酢酸エチ ルで抽出した。有機相を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして減圧 で蒸発させた。残留物をEt2O、次いで酢酸エチルで溶出するシリカゲルクロ マトグラフィーに付し、10(R1=7−OCH265、R2=Me、Ar= C65、X=NH2)、650mg、収率80%、mp167−168℃/Et OAc、を得た。 元素分析(C252422として): 理論値:C:78.10、H:6.29、N:7.29 実測値:C:77.36、H:6.50、N:7.07 I部 [2−メチル−3−(フェニルメチル)−7−ヒドロキシ−1H−イン ドール−1−イル]アセトアミドの製造。 テトラヒドロフラン75mlおよびエタノール75ml中の10%Pd/C0 .5gおよび10(R1=7−OCH265、R2=Me、Ar=C65、X =NH2)625mgの混合物を、42−47psi(289−324KPa) の水素の下で5.5時間振盪し、濾過し、そして減圧で蒸発させた。残留物を酢 酸エチルで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し、10(R1=7−O H、R2=Me、Ar=C65、X=NH2)、370mg、収率77%、mp 189−191℃/EtOAc、を得た。 元素分析(C181822として): 理論値:C:73.45、H:6.16、N:9.52 実測値:C:73.28、H:6.30、N:9.33 J部 式: で示される化合物、[[1−(2−アミノ−2−オキソエチル)−2−メチル− 3−(フェニルメチル)−1H−インドール−7−イル]オキシ]酢酸tert−ブ チルエステルの製造。 ジメチルホルムアミド70mlおよびテトラヒドロフラン10mlに入れた1 0(R1=7−OH、R2=Me、Ar=C65、X=NH2)370mg(1 .3mmol)の溶液を、水素化ナトリウム(鉱油中69%;1.5mmol) 60mgで15分間、次いでブロモ酢酸tert−ブチル0.25mlで2.5時間 処理し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで 乾燥し、そして減圧で蒸発させると、10(R1=−OCH2CO2t−ブチル、 R2=Me、Ar=C65、X=NH2)、340mg、収率66%、mp11 3−115℃/Et2O−ヘキサン、を得た。 元素分析(C242824として): 理論値:C:70.57、H:6.91、N:6.86 実測値:C:70.33、H:7.02、N:6.76 K部 [[1−(2−アミノ−2−オキソエチル)−2−メチル−3−(フェ ニルメチル)−1H−インドール−7−イル]オキシ]酢酸の製造。 ジクロロメタン30mlおよびトリフルオロ酢酸2−3mlに入れた10(R 1=7−OCH2CO2t−ブチル、R2=Me、Ar=C65、X=NH2)3 40mgの溶液を2.5時間攪拌し、次いで減圧で蒸発させて、11a(R2= Me、Ar=C65、X=NH2)、220mg、収率76%、mp190−1 92℃/EtOAc、を得た。 元素分析(C202024として): 理論値:C:68.17、H:5.72、N:7.95 実測値:C:68.42、H:5.84、N:8.09 実施例2 この実施例は、6位に酸性基を有するアセトアミド化合物の製造を例示する。 式: で示される化合物、4−[[1−(2−アミノ−2−オキソエチル)−2−エチ ル−3−(フェニルメチル)−1H−インドール−6−イル]オキシ]酪酸の製 造。 A部 N−tert−ブトキシカルボニル−2−メチル−5−メトキシアニリンの 製造。 3−ニトロ−4−メチルアニソール10g(60mmol)および10%Pd /C4gの混合物を1atmの水素雰囲気下に30時間攪拌し、濾過し、減圧で 蒸発させて3−アミノ−4−メチルアニソールを残留物として得、これを、tert −ブチルジカルボナート13g(60mmol)を含有するテトラヒドロフラン 250mlに溶解し、3時間還流し、冷却し、そして減圧で蒸発させた。残留物 を勾配5−10%のEt2O/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィ ーに付し、2(R1=5−OMe)、10.3g、収率72%、mp72−74 ℃、を得た。 元素分析(C1319NO3として): 理論値:C:65.80、H:8.07、N:5.90 実測値:C:65.55、H:8.00、N:6.00 B部 2−エチル−6−メトキシ−1H−インドールの製造。 テトラヒドロフラン150mlに入れた2(R1=5−OMe)5.4g(2 3mmol)の溶液を−75℃に冷却し、sec−ブチルリチウム(ヘキサン中 1.3M;47mmol)36mlで徐々に処理し、−20℃まで温め、−75 ℃に再冷却し、そしてテトラヒドロフラン50ml中のN−メチル−N−メトキ シプロプランアミド2.9g(25mmol)の溶液で徐々に処理し、冷却しな がら25分間攪拌し、水で希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。有機相を食塩 水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして減圧で蒸発させると、3(R1= 5−OMe、R2=Et)が残留物として得られた。この残留物をジクロロメタ ン125mlおよびトリフルオロ酢酸10mlに溶解し、10分間攪拌し、重炭 酸ナトリウム水で洗浄し、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして減 圧で蒸発させて4(R1=6−OMe、R2=Et)を残留物として得、これを 、5N水酸化ナトリウム5mlを含有するエタノール50mlに溶解し、2.5 時間還流し、冷却し、5N塩酸で酸性化し、そして酢酸エチルで抽出した。有機 相を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして減圧で蒸発させた。残留 物を勾配15−20%のEt2O/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラ フィーに付し、5(R1=6−OMe、R2=Et)、840mg、収率21% 、mp77−79℃/Et2O−ヘキサン、を得た。 元素分析(C1113NOとして): 理論値:C:75.40、H:7.48、N:7.99 実測値:C:75.18、H:7.53、N:7.99 C部 2−エチル−3−ベンゾイル−6−メトキシ−1H−インドールの製造 。 テトラヒドロフラン100mlに入れた5(R1=6OMe、R2=Et)8 40mg(4.8mmol)の溶液を、1.6M n−ブチルリチウム/ヘキサ ン3.0mlおよび1.0M ZnCl2/Et2O 5.0mlで連続して−5℃ で処理し、室温で2時間攪拌し、減圧で蒸発させ、トルエン100mlに溶解し 、 そして塩化ベンゾイル0.6mlで17.5時間処理した。混合物を重炭酸ナト リウム水と共に良く攪拌し、酢酸エチルで抽出した。有機相を食塩水で洗浄し、 硫酸ナトリウムで乾燥し、そして減圧で蒸発させた。残留物を勾配20−60% のEt2O/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し、6(R 1=6−OMe、R2=Et、Ar=C65)、435mg、収率33%、mp 167−169℃/CH2Cl2−EtOH、を得た。 元素分析(C1817NO2として): 理論値:C:77.40、H:6.13、N:5.01 実測値:C:77.70、H:6.27、N:5.28 D部 2−エチル−3−(フェニルメチル)−6−メトキシ−1H−インドー ルの製造。 水素化アルミニウムリチウム0.4gを含有するテトラヒドロフラン75ml に入れた6(R1=6−OMe、R2=Et、Ar=C65)435mgの溶液 を24時間攪拌し、氷水で冷却し、そして、酢酸エチルおよび5N水酸化ナトリ ウムの連続添加により分解した。この溶液をデカンテーションし、食塩水で洗浄 し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして減圧で蒸発させた。残留物を勾配10−2 5%のEt2O/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し、7 (R1=6−OMe、R2=Et、Ar=C65)、160mg、収率38%、 mp101−103℃/Et2O−ヘキサン、を得た。 元素分析(C1819NOとして): 理論値:C:81.48、H:7.22、N:5.28 実測値:C:81.31、H:7.85、N:5.30 E部 [2−エチル−3−(フェニルメチル)−6−メトキシ−1H−インド ール−1−イル]酢酸メチルエステルの製造。 ジメチルホルムアミド15mlに入れた7(R1=6−OMe、R2=Et、 Ar=C65)1.59g(6mmol)の溶液に、60%水素化ナトリウム/ 鉱油240mg(6mmol)を加えた。室温で80分間攪拌し、次いでブロモ 酢酸メチル0.57ml(6mmol)を加え、攪拌を22時間続けた。水およ び酢酸エチルを加えた。酢酸エチル層を分離し、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ ウムで乾燥し、そして減圧で蒸発させた。残留物を20%EtOAc/ヘキサン で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し、8(R1=6−OMe、R= Me、R2=Et、Ar=C65)、931mg、収率46%、mp90−94 ℃、を得た。 元素分析(C2123NO3として): 理論値:C:74.75、H:6.87、N:4.15 実測値:C:73.83、H:6.90、N:4.04 F部 [2−エチル−3−(フェニルメチル)−6−メトキシ−1H−インド ール−1−イル]酢酸ヒドラジドの製造。 ヒドラジン4mlを含有するエタノール20mlに入れた8(R1=6−OM e、R=Me、R2=Et、Ar=C65)1.33g(3.9mmol)の溶 液を4時間加熱還流した。この溶液を減圧で蒸発乾固した。残留物をEtOAc /H2Oに溶解した。酢酸エチル層を分離し、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ ムで乾燥し、そして減圧で蒸発させた。残留物をメタノールから結晶化して、[ 2−エチル−3−(フェニルメチル)−6−メトキシ−1H−インドール−1− イル]酢酸ヒドラジド(R1=6−OMe、R2=Et、Ar=C65)、1. 05g、収率80%、mp164−166℃、を得た。 元素分析(C202332として): 理論値:C:71.19、H:6.87、N:12.45 実測値:C:72.15、H:7.06、N:12.92 G部 [2−エチル−3−(フェニルメチル)−6−メトキシ−1H−インド ール−1−イル]アセトアミドの製造。 エタノール25mlに入れた[2−エチル−3−(フェニルメチル)−6−メ トキシ−1H−インドール−1−イル]酢酸ヒドラジド(F部より。R1=6− OMe、R2=Et、Ar=C650)688mg(2mmol)およびラネー ニッケルおよそ700mgの懸濁液を1.5時間加熱還流した。このエタノール 溶液をラネーニッケルからデカンテーションし、次いでこのラネーニッケルを塩 化メチレンで3回洗浄し、その度に洗液をエタノール溶液中にデカンテーション した。合した有機物を濾過して残ったラネーニッケルを除き、次いで減圧で蒸発 させた。残留物を10%メタノールを含有する酢酸エチルに溶解し、水および食 塩水で洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで乾燥しそして減圧で蒸発させて、10 (R1=6−OMe、R2=Et、Ar=C65)、566mg、収率88%、 mp190−192℃、を得た。 元素分析(C202222として): 理論値:C:74.51、H:6.88、N:8.69 実測値:C:74.23、H:6.91、N:8.91 H部 [2−エチル−3−(フェニルメチル)−6−ヒドロキシ−1H−イン ドール−1−イル]アセトアミドの製造。 塩化メチレン30mlに入れた10(R1=6−OMe、R2=Et、Ar= C65)551mg(1.7mmol)の溶液に、塩化メチレン中の三臭化硼素 の1M溶液6ml(6mmol)を加えた。溶液を4時間攪拌し、次いでさらに 1.5mlの三臭化硼素溶液を加えた。さらに2.5時間攪拌した後、この溶液 を減圧で蒸発乾固した。残留物を酢酸エチルに溶解し、水および食塩水で洗浄し 、次いで硫酸マグネシウムで乾燥し、そして減圧で蒸発させた。生成物10(R 1=6−OH、R2=Et、Ar=C65)をメタノールから結晶化し、収量4 22mg、収率80%、mp215−217℃であった。 元素分析(C192022として): 理論値:C:74.00、H:6.54、N:9.08 実測値:C:73.79、H:6.80、N:8.92 I部 4−[[1−(2−アミノ−2−オキソエチル)−2−エチル−3−( フェニルメチル)−1H−インドール−6−イル]オキシ]酪酸エチルエステル の製造。 ジメチルホルムアミド15ml中の60%水素化ナトリウム/鉱油24mg( 0.6mmol)の懸濁液に、10(R1=6−OH、R2=Et、Ar=C6 5)185mg(0.6mmol)を加えた。この懸濁液を室温で2時間攪拌 し、次 いでエチル−4−ブロモブチラート0.09ml(0.6mmol)を加え、3 .5時間攪拌し、次に水および酢酸エチルを加えた。酢酸エチル層を分離し、食 塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして減圧で蒸発させた。残留物を 50%EtOAc/ヘキサン、次いでEtOAcで溶出するシリカゲルクロマト グラフィーに付し、10(R1=6−OCH2CH2CH2CO2Et、R2=Et 、Ar=C65)、70mg、収率28%、mp105−119℃、を得た。 元素分析(C253024として): 理論値:C:71.07、H:7.16、N:6.63 実測値:C:72.54、H:7.53、N:6.93 J部 4−[[1−(2−アミノ−2−オキソエチル)−2−エチル−3−( フェニルメチル)−1H−インドール−6−イル]オキシ]酪酸の製造。 メタノール3mlおよび1N水酸化ナトリウム1mlに入れた10(R1=6 −OCH2CH2CH2CO2Et、R2=Et、Ar=C65)60mg(0.1 4mmol)の懸濁液を加熱して完全な溶液を得、次いで室温で1時間攪拌した 。反応混合物に酢酸エチルおよび水を加えた。酢酸エチル層を除去し、水層を1 N塩酸でpH2.5に酸性化し、そして酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル抽出 液を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして減圧で蒸発させた。残 留物をメタノールと共に攪拌し濾過して11b(R1=6−OCH2CH2CH2 CO2H、R2=Et、Ar=C65)、40mg、収率73%、mp174− 176℃、を得た。 元素分析(C232624として): 理論値:C:70.03、H:6.64、N:7.10 実測値:C:70.35、H:6.60、N:7.33 実施例3 式: で示される化合物、[3−[[1−(2−アミノ−2−オキソエチル)−2−エ チル−3−(フェニルメチル)−1H−インドール−6−イル]オキシ]プロピ ル]ホスホン酸の製造。 A部 [3−[[1−(2−アミノ−2−オキソエチル)−2−エチル−3− (フェニルメチル)−1H−インドール−6−イル]オキシ]プロピル]ホスホ ン酸ジメチルエステルの製造。 ジメチルホルムアミド5mlに入れた60%水素化ナトリウム/鉱油29mg (0.71mmol)の懸濁液に、ジメチルホルムアミド5ml中の10(R1 =6−OH、R2=Et、Ar=C65)219mg(0.71mmol)を加 えた。室温で30分間攪拌し、次いで3−ブロモプロピルホスホン酸ジメチルエ ステル196mg(0.85mmol)を加えた。2時間攪拌し、次いで水およ び酢酸エチルを加えた。酢酸エチル層を分離し、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ ウムで乾燥し、そして減圧で蒸発させた。残留物をEtOAc、次いで5%Me OH/EtOAcで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーに付し、10(R1 =6−OCH2CH2CH2PO3Me2、R2=Et、Ar=C65)、248m g、76%、mp118−119℃、を得た。 元素分析(C243125Pとして): 理論値:C:62.87、H:6.82、N:6.11 実測値:C:63.12、H:6.74、N:6.10 B部 [3−[[1−(2−アミノ−2−オキソエチル)−2−エチル−3− (フェニルメチル)−1H−インドール−6−イル]オキシ]プロピル]ホスホ ン酸の製造。 塩化メチレン5mlに入れたブロモトリメチルシラン0.55ml(4.19 mmol)および10(R1=6−OCH2CH2CH2PO3Me2、R2=Et 、Ar=C65)240mg(0.52mmol)の溶液を16時間攪拌した。 反応混合物を減圧濃縮し、メタノール5mlを加え、1時間攪拌し、そして濃縮 した。残留物をEtOAc/MeCN/HOAc/H2Oから結晶化して、16 7 mg、収率75%の11c、mp183−186℃、を得た。 元素分析(C222725Pとして): 理論値:C:61.39、H:6.32、N:6.51 実測値:C:61.61、H:6.06、N:6.27 実施例4 式: で示される化合物、[[1−(2−ヒドラジノ−2−オキソエチル)−2−メチ ル−3−(フェニルメチル)−1H−インドール−7−イル]オキシ]酢酸の製 造。 A部 [[1−(2−ヒドロキシ−2−オキソエチル)−2−メチル−3−( フェニルメチル)−1H−インドール−7−イル]オキシ]酢酸エチルエステル の製造。 塩化メチレン10mlおよびトリフルオロ酢酸2mlに入れた460mg(1 .05mmol)の[[1−(2−tertブチルオキシ−2−オキソエチル)−2 −メチル−3−(フェニルメチル)−1H−インドール−7−イル]オキシ]酢 酸エチルエステル8の溶液を室温で2.5時間攪拌した。溶媒および過剰のトリ フルオロ酢酸を減圧で蒸発させた。残留物を酢酸エチルに溶解し、水および食塩 水で洗浄し、次いでMgSO4で乾燥し、蒸発させると、9(R1=7−OCH2 CO2Et、R2=Me、Ar=C65)396mg(収率99%)が油状物と して得られた。 元素分析(C2223NO5として): 理論値:C:69.28、H:6.08、N:3.67 実測値:C:69.03、H:6.27、N:3.71 B部 [[1−[2−(2−tert−ブトキシカルボニルヒドラジノ)−2−オ キソエチル]−2−メチル−3−(フェニルメチル)−1H−インドール−7− イル]オキシ]酢酸エチルエステルの製造。 塩化メチレン50mlに入れた9(R1=7−OCH2CO2Et、R2=Me 、Ar=C65)381mg(1mmol)の溶液にトリエチルアミン0.16 ml(1.2mmol)を加えた。この溶液を−5℃に冷却し、クロロ蟻酸メチ ル0.1ml(1.3mmol)を加えた。溶液を5分間攪拌し、次にtertブチ ルカルバザート132mg(1mmol)を加え、混合物を室温で30分間攪拌 した。溶液を水および食塩水で洗浄し、次いでMgSO4で乾燥し、蒸発させた 。残留物を50%EtOAc/ヘキサンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィ ーに付し、428mg(収率86%)の[[1−(2−N−tert−ブチルオキシ カルボニルヒドラジノ−2−オキソエチル)−2−メチル−3−(フェニルメチ ル)−1H−インドール−7−イル]オキシ]酢酸エチルエステル13、を油状 物として得た。 元素分析(C273336として): 理論値:C:65.44、H:6.71、N:8.48 実測値:C:65.58、H:6.87、N:8.30 C部 [[1−(2−ヒドラジノ−2−オキソエチル)−2−メチル−3−( フェニルメチル)−1H−インドール−7−イル]オキシ]酢酸の製造。 エタノール15mlおよび1N NaOH4mlに入れた380mgの1−( 2−tertブチルオキシカルボニルヒドラジノ−2−オキソエチル)−2−メチル −3−(フェニルメチル)−1H−インドール−7−イル]オキシ]酢酸エチル エステル13の溶液を室温で1時間攪拌した。この溶液を水で希釈し、酢酸エチ ルで抽出し、食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして蒸発させた。残留 物をトリフルオロ酢酸5mlと共に1時間攪拌した。溶液を減圧で蒸発させ、残 留物をEtOAc/H2Oに溶解した。EtOAc抽出液を分離し、食塩水で洗 浄し、MgSO4で乾燥し、そして蒸発させて固体を得た。この固体をエーテル と共に攪拌し、濾過して、143mg(収率51%)の14(R1=7−OCH2 CO2H、R2=Me、Ar=C65)をトリフルオロ酢酸塩として得た。 元素分析(C2222336として): 理論値:C:54.89、H:4.60、N:8.73 実測値:C:56.03、H:5.04、N:8.89 1H−インドール−1−官能性化合物の治療用途 本明細書に記載の1H−インドール−1−官能性化合物は、アラキドン酸のア ンタゴニストとして作用することによるのではなく、またアラキドン酸カスケー ド内のアラキドン酸以降の他の活性物質、例えば5−リポキシゲナーゼ、シクロ オキシゲナーゼ等のアンタゴニストとして作用することによるのでもなく、主に ヒトsPLA2の直接阻害によって、それらの好都合な治療作用を達成すると信 じられている。 脂肪酸のsPLA2仲介放出を阻害するための本発明に係る方法は、sPLA2 を、6または7位において酸性誘導体で置換された式(I)、(II)、(III) 、(IV)、(V)または(VI)に対応する1H−インドール−1−官能性化合物 、その塩またはそのプロドラッグ誘導体の治療的有効量と接触させることからな る。 本発明に係る化合物は、哺乳動物(例えば人間)を処置して敗血症性ショック 、成人呼吸困難症候群、膵炎、外傷、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、および慢 性関節リウマチの病理学的影響を軽減する方法に使用することができ、ここでそ の方法は、該哺乳動物に、式(I)、(II)、(III)、(IV)、(V)もしく は(VI)により示される少なくとも一つの1H−インドール−1−官能性化合物 またはそれらの任意の組み合わせを、治療的有効量で投与することからなる。治 療的有効量とは、脂肪酸のsPLA2仲介放出を阻害しそれによりアラキドン酸 カスケードおよびその有害な生成物を阻害または防止するに十分な量である。s PLA2の阻害に要する本発明に係る化合物の治療的量は、体液試料を採取しそ れを常法によりsPLA2含有量について検定することによって容易に決定する ことができる。 本発明に係る薬用製剤 前記のように本発明に係る化合物は、アラキドン酸のような脂肪酸のsPLA2 仲介放出の阻害に有用である。「阻害する」という語は、本発明に係る化合物 による、sPLA2により開始される脂肪酸の放出の、防止または治療上有意な 減少を意味する。「薬学上許容し得る」とは、担体、希釈剤または賦形剤がその 製剤の他の成分と共存せねばならず、受容者にとって有害であってはならないこ とを意味する。 治療的または予防的効果を得るための本発明に従って投与される化合物の個々 の用量は、無論、例えば投与される化合物、投与経路および処置される状態を包 含する、その症例を取り巻く個々の環境によって決定されるであろう。典型的な 日用量は、約0.01mg/kgないし約50mg/kg(体重)の本発明に係 る活性化合物という非毒性用量レベルを含有するであろう。 好ましくは、この薬用製剤は単位投薬剤型である。単位投薬剤型は、カプセル 剤または錠剤自身、または適当な数のこれらいずれかとすることができる。単位 用量の組成物中の活性成分の量は、関係する個々の処置に応じて、約0.1ない し約1000mgまたはそれ以上に変わり得、またはそのように調節され得る。 患者の年齢および状態に応じて用量に常套的変化を施すことが必要であるかも知 れないということは理解できるであろう。用量は投与経路にもまた依存する。 本化合物は、経口、エアゾール、直腸内、経皮、皮下、静脈内、筋肉内、およ び経鼻を包含する様々な経路により投与できる。 本発明に係る薬用製剤は、本発明に係る1H−インドール−1−官能性化合物 の治療的有効量を、薬学上許容し得る担体または希釈剤と合する(例えば混合す る)ことにより製造する。本薬用製剤は、周知の且つ容易に入手し得る成分を用 いて既知の方法により製造される。 本発明に係る組成物の製造に際して、活性成分は通常、担体と混合し、または 担体により希釈され、または、カプセル、サシェー、紙またはその他の容器の形 であってよい担体の中に封入される。担体が希釈剤の役割を有する場合、それは 、媒質として挙動する固体、半固体または液体であってよく、または、錠剤、丸 剤、散剤、トローチ剤、エリキシル、懸濁剤、乳剤、溶液、シロップ、エアゾー ル(固体としてまたは液体媒質中の)、または軟膏の形で、例えば10%(重量 )まで の活性化合物を含有させることができる。本発明に係る化合物は好ましくは投与 前に調合される。 薬用製剤のために、当分野で知られる任意の適当な担体を使用することができ る。係る製剤において、担体は、固体、液体、または固体および液体の混合物と することができる。固体型の製剤には、散剤、錠剤およびカプセル剤が包含され る。固体担体は、香料、潤滑剤、可溶化剤、懸濁化剤、結合剤、錠剤崩壊剤およ びカプセル化材料としても働き得る1またはそれ以上の物質とすることができる 。 経口投与のための錠剤は、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、乳糖、燐酸カル シウムのような適当な賦形剤を、トウモロコシ、澱粉、またはアルギン酸のよう な崩壊剤、および/または結合剤、例えばゼラチンまたはアラビアゴム、ならび にステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸またはタルクのような潤滑剤と共に 含有させることができる。 散剤の場合、担体は、細かく粉砕した固体であって、これを、細かく粉砕した 活性成分と混合する。錠剤の場合、活性成分を、必要な結合性を有する担体と適 当な割合で混合し、所望の形状および大きさに成型する。散剤および錠剤は好ま しくは、本発明に係る新規な化合物である活性成分を約1ないし約99重量パー セント含有する。適当な固体担体は、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシ ウム、タルク、乳糖、ペクチン、デキストリン、澱粉、ゼラチン、トラガカント 、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、低融点ワックス 、およびカカオ脂である。 無菌液体剤型には懸濁剤、乳剤、シロップ剤およびエリキシル剤が包含される 。 活性成分は、薬学上許容し得る担体、例えば滅菌水、無菌有機溶媒または両者 の混合物に溶解または懸濁することができる。活性成分はしばしば、適当な有機 溶媒、例えば水性プロピレングリコールに溶解させることができる。他の組成物 は、細かく粉砕した活性成分を水性澱粉またはカルボキシメチルセルロースナト リウム溶液または適当な油に分散することによって製造することができる。 以下の薬用製剤1ないし8は例示に過ぎず、いかなるやり方によっても本発明 の範囲を制限する意図はない。「活性成分」とは、式(I)に記載の化合物また はその薬学上許容し得る塩、溶媒和物、またはプロドラッグを指す。 製剤例1 以下の成分を用いて硬ゼラチンカプセル剤を製造する: 量(mg/カプセル) 活性成分 250 乾燥澱粉 200 ステアリン酸マグネシウム 10 計 460mg 製剤例2 下の成分を用いて錠剤を製造する: 量(mg/錠剤) 活性成分 250 微結晶性セルロース 400 二酸化珪素、フュームド 10 ステアリン酸 計 665mg 成分を混合し圧縮して、各々重量665mgの錠剤を形成させる。 製剤例3 以下の成分を含有するエアゾール溶液を製造する: 重量 活性成分 0.25 エタノール 25.75 プロペラント22(クロロジフルオロメタン) 74.00 計 100.00 活性化合物をエタノールと混合し、この混合物をプロペラント22の一部に加 え、−30℃に冷却し、充填装置に移す。次いで、必要な量をステンレススチー ル容器に供給し、プロペラントの残量で希釈する。次いでこの容器にバルブユニ ットを装着する。 製剤例4 活性成分を各々60mg含有する錠剤を以下のように製造する: 活性成分 60mg 澱粉 45mg 微結晶性セルロース 35mg ポリビニルピロリドン(10%水溶液として) 4mg カルボキシメチル澱粉ナトリウム 4.5mg ステアリン酸マグネシウム 0.5mg タルク 1mg 計 150mg 活性成分、澱粉およびセルロースをNo.45メッシュU.S.篩で篩過し、完全に 混合する。ポリビニルピロリドンを含有する水溶液を得られた粉末と混合し次に この混合物をNo.14メッシュU.S.篩で篩過する。このようにして製造された顆 粒を50℃で乾燥し、No.18メッシュU.S.篩で篩過する。前もってNo.60メッ シュU.S.篩で篩過しておいたカルボキシメチル澱粉ナトリウム、ステアリン酸マ グネシウムおよびタルクを次にこの顆粒に加え、混合後、打錠機で圧縮し、各々 150mg重量の錠剤を得る。 製剤例5 活性成分を各々80mg含有するカプセル剤を以下のように製造する: 活性成分 80mg 澱粉 59mg 微結晶性セルロース 59mg ステアリン酸マグネシウム 2mg 計 200mg 活性成分、セルロース、澱粉、およびステアリン酸マグネシウムを混和し、No .45メッシュU.S.篩で篩過し、200mgの量で硬ゼラチンカプセルに充填す る。 製剤例6 活性成分を各々225mg含有する坐剤を以下のように製造する: 活性成分 225mg 飽和脂肪酸グリセリド 2000mg 計 2225mg 活性成分をNo.60メッシュU.S.篩で篩過し、予め必要最少限の熱を用いて融 解しておいた飽和脂肪酸グリセリドに懸濁する。次いでこの混合物を表示容量2 gの坐剤鋳型中に注ぎ、放冷する。 製剤例7 5ml用量当たり各々50mgの活性成分を含有する懸濁剤を以下のように製 造する: 活性成分 50mg カルボキシメチルセルロースナトリウム 50mg シロップ 1.25ml 安息香酸溶液 0.10ml 香料 適量 着色料 適量 精製水で計5mlとする 活性成分をNo.45メッシュU.S.篩で篩過し、カルボキシメチルセルロースナ トリウムおよびシロップと混合して滑らかなペーストを形成させる。安息香酸溶 液、香料および着色料を水の一部で希釈し、攪拌しながら加える。次に十分な水 を加え、必要な容量とする。 製剤例8 静脈内製剤は以下のように製造することができる: 活性成分 100mg 等張塩類溶液 1000ml 上の成分の溶液は一般に毎分1mlの速度で対象に静脈内投与される。 検定実験 検定例1 以下の色素生成検定法を使用して組み換えヒト分泌ホスホリパーゼA2のイン ヒビターを同定および評価した。ここに記載の検定は、96ウェル微量定量プレ ートを用いる高容量スクリーニングに適合させた。この検定法の一般的記載は、 ローア・J.レイノルズ、ロリ・L.ヒューズ、およびエドワード・A.デニス 、Analytical Biochemistry、204巻190−197頁、1992、による論 文「短鎖ホスファチジルコリン混合ミセルに及ぼすヒト滑液ホスホリパーゼA2 の分析:微量定量プレート読み取り機に適した分光光度的検定の開発」に見いだ される(この開示は引用して本明細書の一部とする): 試薬: 反応緩衝液 − CaCl2・2H2O (1.47g/L) KCl (7.455g/L) 牛血清アルブミン(無脂肪酸) (1g/L) (シグマA−7030、シグマ・ケミカル・Co.、セントルイス 、MO、USAの製品) トリスHCl (3.94g/L) pH7.5(NaOHで調節) 酵素緩衝液 − 0.05 NaOAc・3H2O、pH4.5 0.2NaCl 酢酸でpH4.5に調節する DNTB − 5,5'−ジチオビス−2−ニトロ安息香酸 ラセミ体のジヘプタノイルチオ − PC ラセミ体の1,2−ビス(ヘプタノイルチオ)−1,2−ジデオキシ−s n−グリセロ−3−ホスホリルコリン トリトンX−100(商標) 反応緩衝液中6.249mg/mlで調製 し10uMに等しくする 反応混合物 − クロロホルム中に100mg/mlの濃度で供給されたラセミ体のジヘブ タノイルチオPCの測定容量を取って乾固し、トリトンX−100(商標)非イ オン性洗浄剤水溶液10ミリモルに再溶解する。この溶液に、反応緩衝液、次い でDNTBを加え、反応混合物を得る。 このようにして得られた反応混合物は、1mMジヘプタノイルチオ−PC基質 、0.29mmトリトンX−100(商標)洗浄剤、および0.12mmDTM Bを、pH7.5に緩衝化された水溶液中に含有する。 検定法: 1.全ウェルに反応混合物0.2mlを加え; 2.適当なウェルに被験化合物(または溶媒ブランク)10ulを加え、20 秒間混合し; 3.適当なウェルにsPLA250ナノグラム(10μl)を加え; 4.プレートを40℃で30分間インキュベートし; 5.自動プレート読み取り機でウェルの405nmの吸収を読み取る。 全ての化合物を三重に試験した。典型的には、化合物は最終濃度5ug/ml で試験した。化合物は、405nmで測定する時、阻害されない対照反応に比較 して40%またはそれ以上の阻害を示す場合に活性であると考えた。405nm での発色の欠如が阻害を証明した。最初に活性であることが見いだされた化合物 はその活性を確認するため再検定し、もし十分に活性であるならばIC50値を決 定した。典型的には、IC50値(下の第I表を参照されたい)は、反応中の最終 濃度が45ug/mLないし0.35ug/mLの範囲となるように被験化合物 を連続2倍希釈することにより決定した。より強力なインヒビターは有意により 大きな希釈を必要とした。全ての場合において、阻害されていない対照反応に比 較した、インヒビターを含む酵素反応により生成された405nmで測定された 阻害%を決定した。各試料を三重に滴定し、結果の値をグラフ記入およびIC50 値の算出のために平均した。IC50は、10−90%阻害の範囲でlog濃度対 阻害値をグラフ記入することにより決定した。 ヒト分泌ホスホリパーゼA2阻害試験の結果 ヒト分泌PLA2の阻害 化合物の実施例番号 μM IC50±平均偏差(3−4の試験) 1(アセトアミドの酸型) 0.013±0.002 2(アセトアミドの酸型) 0.033±0.003 3(アセトアミドの酸型) 0.035±0.008 4(ヒドラジドの酸型) 0.20 ±0.09 検定例2 方法: 雄のハートレイ種モルモット(500−700g)を頸部脱臼により殺し、心 臓および肺を無傷で摘出し、通気した(95%O2:5%CO2)クレブス緩衝液 に入れた。肺下葉の外縁に平行に切り取った無傷の実質セグメント(8x4x2 5mm)から背側胸膜片(4x1x25mm)を切除した。一つの葉から取得し 一つの組織試料を表す2個の隣接する胸膜片を片端で結び、個別に金属支持棒に 取り付けた。一本の棒は、グラス力転移トランスデューサー(モデルFTO3C 。グラス・メディカル・インストゥルメンツ・Co.、クインシー、MA、US Aの製品。)に取り付けた。等尺性張力の変化をモニターおよび熱記録機(モデ ュラー・インストゥルメンツ、マルヴァーン、PAの製品)に表示した。全ての 組織は37℃に維持された10mlのジャケット付き組織浴に入れた。組織浴は 持続的に通気し、以下の組成(ミリモル)の改良クレブス溶液を入れた:NaC l、118.2;KCl、4.6;CaCl2・2H2O、2.5;MgSO4・ 7H2O、1.2;HaHCO3、24.8;KH2PO4、1.0;およびデキス トロース、10.0。反対側の肺葉からの胸膜片を対になる実験に使用した。張 力/反応曲線から作成した予備データは、800mgの静止張力が最適であるこ とを示した。浴の液体を定期的に交換しながら、組織を45分間平衡化させた。 累積濃度−反応曲線: 最初に組織の生存性を試験するため組織をKCl(40mM)で3回チャレン ジし、矛盾のない反応を得た。KClに対する最大反応を記録した後、組織を洗 浄し、次のチャレンジの前に基線に復帰させた。前の濃度を組織に接触させたま ま組織浴中のアゴニスト濃度(sPLA2)を半log10ずつ増大させることに より、胸膜片から累積濃度−反応曲線を得た(上記Ref.1)。アゴニスト濃度は 、前回の濃度により導かれた収縮がプラトーに達した後に増大させた。各々の組 織から一つの濃度−反応曲線が得られた。異なる動物から得られた組織間の変動 を最少とするため、収縮反応は最終KClチャレンジで得られた最大反応のパー センテージとして表した。sPLA2の収縮効果に及ぼす種々の薬物の効果を研 究する場合、当該化合物およびそれらのそれぞれの媒質は、sPLA2濃度−反 応曲線の開始の30分前に組織に添加した。 統計学的分析: 異なる実験からのデータをプールし、最大KCl反応のパーセンテージとして 表した(平均±S.E.)。濃度反応曲線における、薬物により誘発される右方 向シフトを評価するため、ウォード(1976)、等式26、163頁(Ref.2 )により記載のものに類似の統計学的非線状モデル法を用いて、この曲線を同時 に分析した。このモデルは4個のパラメータ:各曲線について同じであると仮定 された最大組織反応、対照曲線についてのED50、曲線の勾配、および、同等の 反応を達成するためにアゴニストの二倍増加を要するアンタゴニストの濃度であ るpA2、を含んでいる。ウォード(1976)、等式27、164頁(Ref.2 )に記載のものと類似の統計学的非線状モデル法を用いて、シルド勾配は1であ ると決定された。シルド勾配が1に等しいということは、このモデルが競合的ア ンタゴニストであるという仮定に一致することを示しており;故に、pA2は見 掛けのKB、このインヒビターの解離定数であると解釈することができる。 薬物により誘発される最大反応の抑制を評価するため、薬物の不在下および存 在下でsPLA2反応(10ug/ml)を測定し、組織の対毎に抑制パーセン トを算出した。阻害活性の代表例を下の第2表に示す。 Ref.1 − J.M.ヴァン:累積容量−反応曲線。II.分離された臓器にお ける容量−反応曲線作成および薬物パラメータの評価のための技術。Arch.Int.P harmacodyn.Ther.、143巻299−330頁、1963。 Ref.2 − D.ウォード:用量−反応関係の分析。Advances in General an d Cellular Pharmacology、ビアンチ・ナラハシ編、1巻145−178頁、1 976。 モルモット肺組織におけるヒト分泌ホスホリパーゼA2阻害試験の結果 本発明は或る特定の態様によって上に説明してきたが、これら特別な実施例は 、付随する請求の範囲に記載される発明の範囲を制限する意図はない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 31/405 ACJ 9454−4C A61K 31/405 ACJ ADZ 9454−4C ADZ AED 9454−4C AED (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ドラヘイム,スーザン・イー アメリカ合衆国46220インディアナ州 イ ンディアナポリス、バーリントン・アベニ ュー 6125番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I): [式(I)中、Xは酸素または硫黄であり、 各R1は独立して水素、またはC1−C3アルキルであり、 R3は(a)、(b)、および(c)群から選ばれ、ここで、(a)はC7−C20 アルキル、C7−C20アルケニル、C7−C20アルキニル、炭素環式ラジカル、ま たは複素環式ラジカルであり、 (b)は1またはそれ以上の独立して選ばれた非干渉置換基で置換された(a) のメンバーであり、 (c)は基−(L)−R80であり、ここで、−(L)−は原子数1〜12の二価 の連結基であり、R80は(a)または(b)から選ばれる基であり、 R2は水素、ハロ、C1−C3アルキル、C3−C4シクロアルキル、C3−C4シク ロアルケニル、−O−(C1−C2アルキル)、−S−(C1−C2アルキル)、ま たは水素以外の合計1〜3個の原子を有する非干渉置換基であり、 R6およびR7は独立して水素、非干渉置換基、もしくは基−(La)−(酸性基 )(ここで、−(La)−は1〜10の酸リンカー長を有する酸リンカーである が、R6およびR7の少なくとも一つは基:−(La)−(酸性基)でなければな らない)から選ばれ、 R4およびR5はそれぞれ独立して水素、非干渉置換基、炭素環式ラジカル、非干 渉置換基で置換された炭素環式ラジカル、複素環式ラジカル、および非干渉置換 基で置換された複素環式ラジカルから選ばれる] で示される1H−インドール−1−アセトアミド化合物、またはその医薬的に許 容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグ誘導体。 2.請求項1に記載の化合物であって、 (i)Xが酸素であり、 (ii)R2が基ハロ、シクロプロピル、メチル、およびエチルから選ばれ、 (iii)R3が連結基−(L)−として炭素数1または2のアルキレン鎖を有し、 R80がシクロアルキル、シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、ノルボルナニ ル、ビシクロヘプタジエニル、トルイル、キシレニル、インデニル、スチルベニ ル、テルフェニリル、ジフェニルエチレニル、フェニル−シクロヘキセニル、ア セナフチレニル、およびアントラセニル、ビフェニル、ビベンジリル、および式 (bb): [式中、nは1から8までの数である] で示される関連ビベンジリル同族体からなる群から選ばれ、 (iv)R6またはR7が −5−テトラゾリル、 −SO3H、 [式中、nは1〜8であり、R89は金属またはC1−C10アルキルであり、R99 は水素またはC1−C10アルキルである] から選ばれる基−(La)−(酸性基)上の(酸性基)を有し、 (V)R4およびR5はそれぞれ独立して、水素、および以下の C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C7−C12アラ ルキル、C7−C12アルキルアリール、C3−C8シクロアルキル、C3−C8シク ロアルケニル、フェニル、トルイル、キシレニル、ビフェニル、C1−C6アルコ キシ、C1−C6アルケニルオキシ、C1−C6アルキニルオキシ、C2−C12アル コキシアルキル、C2−C12アルコキシアルキルオキシ、C2−C12アルキルカル ボニル、C2−C12アルキルカルボニルアミノ、C2−C12アルコキシアミノ、C2 −C12アルコキシアミノカルボニル、C1−C12アルキルアミノ、C1−C6アル キルチオ、C2−C12アルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルスルフィニル 、C1−C6アルキルスルホニル、C2−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキ ルスルホニル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6ヒドロキシアルキル、−C(O )O(C1−C6アルキル)、−(CH2n−O−(C1−C6アルキル)、ベンジ ルオキシ、フェノキシ、フェニルチオ、−(CONHSO2R)、−CHO、ア ミノ、アミジノ、ブロモ、カルバミル、カルボキシル、エトキシカルボニル、− (CH2n−CO2H、クロロ、シアノ、シアノグアニジニル、フルオロ、グア ニジノ、ヒドラジド、ヒドラジノ、ヒドラジド、ヒドロキシ、ヒドロキシアミノ 、ヨード、ニトロ、ホスホノ、−SO3H、チオアセタル、チオカルボニル、お よびC1−C6カルボニル(ここで、nは1〜8である) からなる群から選ばれる非干渉置換基を有する非干渉置換基から選ばれる化合物 。 3.請求項2に記載の化合物であって、 (A)(iii)の基R3 [式中、R10はハロ、C1−C10アルキル、C1−C10アルコキシ、−S−(C1 −C10アルキル)、およびC1−C10ハロアルキルから独立して選ばれるラジカ ルであり、qは0から4までの数であり、tは0から5までの数である] からなる群から選ばれ、 (B)(iii)のR3の連結基−(L)−が、 [式中、sは0または1である] からなる群から選ばれ、 (C)(iv)のR6またはR7の(酸性基)が から選ばれる化合物。 4.請求項1に記載の化合物であって、R7が酸性基を含み、酸リンカー長が 2または3原子である酸リンカーを有し、R7の酸リンカー基:−(La)−が式 : [式中、Qは基−(CH2)−、−O−、−NH−、および−S−から選ばれ、 R84およびR85はそれぞれ独立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1− C10アルキルアリール、C1−C10アラルキル、カルボキシ、エトキシカルボニ ル、およびハロから選ばれる] で示される化合物。 5.請求項4に記載の化合物であって、R7が酸性基を含み、R7の酸リンカー 基:−(La)−が [式中、RはHまたはC1−C4アルキルである] からなる群から選ばれる化合物。 6.請求項1に記載の化合物であって、R6が酸性基を含み、酸リンカー長が 3〜10原子である酸リンカーを有し、R6の酸リンカー基−(La)−が [式中、rは1から7までの数であり、sは0または1であり、Qは基−(CH2 )−、−O−、−NH−、および−S−から選ばれ、R84およびR85はそれぞ れ独立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1−C10アルキルアリール、 C1−C10アラルキル、カルボキシ、エトキシカルボニル、およびハロから選ば れる] で示される化合物。 7.請求項6に記載の化合物であって、R6の酸リンカー基−(La)−が [式中、Rは水素またはC1−C4アルキルであり、R84およびR85はそれぞれ独 立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1−C10アルキルアリール、C1 −C10アラルキル、カルボキシ、エトキシカルボニル、およびハロから選ばれる ] で示される化合物。 8.式(II): [式中、Xは酸素または硫黄であり、 各R1は独立して水素またはC1−C3アルキルであり、 R3は(a)、(b)、および(c)群から選ばれ、ここで、(a)はC7−C20 アルキル、C7−C20アルケニル、C7−C20アルキニル、炭素環式ラジカル、ま たは複素環式ラジカルであり、 (b)は1またはそれ以上の独立して選ばれた非干渉置換基で置換された(a) のメンバーであり、 (c)は基−(L)−R80であり、ここで、−(L)−は原子数1〜12の二価 の連結基であり、R80は(a)または(b)から選ばれる基であり、 R2は水素、ハロ、C1−C3アルキル、C3−C4シクロアルキル、C3−C4シク ロアルケニル、−O−(C1−C2アルキル)、−S−(C1−C2アルキル)、ま たは水素以外の合計1〜3個の原子を有する非干渉置換基であり、 R6およびR7は独立して水素、非干渉置換基、もしくは基−(La)−(酸性基 )(ここで、−(La)−は1〜10の酸リンカー長を有する酸リンカーである が、R6およびR7の少なくとも一つは基−(La)−(酸性基)でなければなら ない)から選ばれ、 R4およびR5はそれぞれ独立して水素、非干渉置換基、炭素環式ラジカル、非干 渉置換基で置換された炭素環式ラジカル、複素環式ラジカル、および非干渉置換 基で置換された複素環式ラジカルから選ばれる] で示される1H−インドール−1−ヒドラジド化合物またはその医薬的に許容さ れる塩、溶媒和物、またはプロドラッグ誘導体。 9.請求項8に記載の化合物であって、(i)Xが酸素であり、 (ii)R2が基ハロ、シクロプロピル、メチル、およびエチルから選ばれ、 (iii)R3が連結基−(L)−として炭素数1または2のアルキレン鎖を有し、 R80がシクロアルキル、シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、ノルボルナニ ル、ビシクロヘプタジエニル、トルイル、キシレニル、インデニル、スチルベニ ル、テルフェニリル、ジフェニルエチレニル、フェニル−シクロヘキセニル、ア セナフチレニル、およびアントラセニル、ビフェニル、ビベンジリル、および式 (bb): [式中、nは1から8までの数である] で示される関連ビベンジリル同族体からなる群から選ばれ、 (iv)R6またはR7が −5−テトラゾリル、 −SO3H、 [式中、nは1〜8であり、R89は金属またはC1−C10アルキルであり、R99 は水素またはC1−C10アルキルである] から選ばれる基−(La)−(酸性基)上の(酸性基)を有し、 (V)R4およびR5はそれぞれ独立して、水素、および以下の C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C7−C12アラ ルキル、C7−C12アルキルアリール、C3−C8シクロアルキル、C3−C8シク ロアルケニル、フェニル、トルイル、キシレニル、ビフェニル、C1−C6アルコ キシ、C1−C6アルケニルオキシ、C1−C6アルキニルオキシ、C2−C12アル コキシアルキル、C2−C12アルコキシアルキルオキシ、C2−C12アルキルカル ボニル、C2−C12アルキルカルボニルアミノ、C2−C12アルコキシアミノ、C2 −C12アルコキシアミノカルボニル、C1−C12アルキルアミノ、C1−C6アル キルチオ、C2−C12アルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルスルフィニル 、C1−C6アルキルスルホニル、C2−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキ ルスルホニル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6ヒドロキシアルキル、−C(O )O(C1−C6アルキル)、−(CH2n−O−(C1−C6アルキル)、ベンジ ルオキシ、フェノキシ、フェニルチオ、−(CONHSO2R)、−CHO、ア ミノ、アミジノ、ブロモ、カルバミル、カルボキシル、エトキシカルボニル、− (CH2n−CO2H、クロロ、シアノ、シアノグアニジニル、フルオロ、グア ニジノ、ヒトラジド、ヒドラジノ、ヒドラジド、ヒドロキシ、ヒドロキシアミノ 、ヨード、ニトロ、ホスホノ、−SO3H、チオアセタル、チオカルボニル、お よびC1−C6カルボニル(ここで、nは1〜8である) からなる群から選ばれる非干渉置換基を有する非干渉置換基から選ばれる化合物 。 10.請求項9に記載の化合物であって、 (A)(iii)の基R3 [式中、R10はハロ、C1−C10アルキル、C1−C10アルコキシ、−S−(C1 −C10アルキル)、およびC1−C10ハロアルキルから独立して選ばれるラジカ ルであり、qは0から4までの数であり、tは0から5までの数である] からなる群から選ばれ、 (B)(iii)のR3の連結基−(L)−が、 [式中、sは0または1である] からなる群から選ばれ、 (C)(iv)のR6またはR7の(酸性基)が から選ばれる化合物。 11.請求項8に記載の化合物であって、R7が酸性基を含み、酸リンカー長 が2または3原子である酸リンカーを有し、R7の酸リンカー基:−(La)−が 式: [式中、Qは基−(CH2)−、−O−、−NH−、および−S−から選ばれ、 R84およびR85はそれぞれ独立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1− C10アルキルアリール、C1−C10アラルキル、カルボキシ、エトキシカルボニ ル、およびハロから選ばれる] で示される化合物。 12.請求項11に記載の化合物であって、R7の酸リンカー基:−(La)− が [式中、RはHまたはC1−C4アルキルである] からなる群から選ばれる化合物。 13.請求項8に記載の化合物であって、R6が酸性基を含み、酸リンカー長 が3〜10原子である酸リンカーを有し、R6の酸リンカー基−(La)−が [式中、rは1から7までの数であり、sは0または1であり、Qは基−(CH2 )−、−O−、−NH−、および−S−から選ばれ、R84およびR85はそれぞ れ独立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1−C10アルキルアリール、 C1−C10アラルキル、カルボキシ、エトキシカルボニル、およびハロから選ば れる] で示される化合物。 14.請求項13に記載の化合物であって、R6の酸リンカー基−(La)− が [式中、Rは水素またはC1−C4アルキルであり、R84およびR85はそれぞれ独 立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1−C10アルキルアリール、C1 −C10アラルキル、カルボキシ、エトキシカルボニル、およびハロから選ばれる ]で示される化合物。 15.式(III): [式中、式(III)の各Xは独立して酸素または硫黄であり、 R3は(a)、(b)、および(c)群から選ばれ、ここで、(a)はC7−C20 アルキル、C7−C20アルケニル、C7−C20アルキニル、炭素環式ラジカル、ま たは複素環式ラジカルであり、 (b)は1またはそれ以上の独立して選ばれた非干渉置換基で置換された(a) のメンバーであり、 (c)は基−(L)−R80であり、ここで、−(L)−は原子数1〜12の二価 の連結基であり、R80は(a)または(b)から選ばれる基であり、 R2は水素、ハロ、C1−C3アルキル、C3−C4シクロアルキル、C3−C4シク ロアルケニル、−O−(C1−C2アルキル)、−S−(C1−C2アルキル)、ま たは水素以外の合計1〜3個の原子を有する非干渉置換基であり、 R6およびR7は独立して水素、非干渉置換基、もしくは基−(La)−(酸性基 )(ここで、−(La)−は1〜10の酸リンカー長を有する酸リンカーである が、R6およびR7の少なくとも一つは基−(La)−(酸性基)でなければなら ない)から選ばれ、 R4およびR5はそれぞれ独立して水素、非干渉置換基、炭素環式ラジカル、非干 渉置換基で置換された炭素環式ラジカル、複素環式ラジカル、および非干渉置換 基で置換された複素環式ラジカルから選ばれる] で示される1H−インドール−1−グリオキシルアミド化合物またはその医薬的 に許容される塩、溶媒和物、またはプロドラッグ誘導体。 16.請求項15に記載の化合物であって、(i)Xが共に酸素であり、 (ii)R2が基ハロ、シクロプロピル、メチル、およびエチルから選ばれ、 (iii)R3が連結基−(L)−として炭素数1または2のアルキレン鎖を有し、 R80がシクロアルキル、シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、ノルボルナニ ル、ビシクロヘプタジエニル、トルイル、キシレニル、インデニル、スチルベニ ル、テルフェニリル、ジフェニルエチレニル、フェニル−シクロヘキセニル、ア セナフチレニル、およびアントラセニル、ビフェニル、ビベンジリル、および式 (bb): [式中、nは1から8までの数である] で示される関連ビベンジリル同族体からなる群から選ばれ、 (iv)R6またはR7が −5−テトラゾリル、 −SO3H、 [式中、nは1〜8であり、R89は金属またはC1−C10アルキルであり、R99 は水素またはC1−C10アルキルである] から選ばれる基−(La)−(酸性基)上の(酸性基)を有し、 (V)R4およびR5はそれぞれ独立して、水素、および以下の C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C7−C12アラ ルキル、C7−C12アルキルアリール、C3−C8シクロアルキル、C3−C8シク ロアルケニル、フェニル、トルイル、キシレニル、ビフェニル、C1−C6アルコ キシ、C1−C6アルケニルオキシ、C1−C6アルキニルオキシ、C2−C12アル コキシアルキル、C2−C12アルコキシアルキルオキシ、C2−C12アルキルカル ボニル、C2−C12アルキルカルボニルアミノ、C2−C12アルコキシアミノ、C2 −C12アルコキシアミノカルボニル、C1−C12アルキルアミノ、C1−C6アル キルチオ、C2−C12アルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルスルフィニル 、C1−C6アルキルスルホニル、C2−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキ ルスルホニル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6ヒドロキシアルキル、−C(O )O(C1−C6アルキル)、−(CH2n−O−(C1−C6アルキル)、ベンジ ルオキシ、フェノキシ、フェニルチオ、−(CONHSO2R)、−CHO、ア ミ ノ、アミジノ、ブロモ、カルバミル、カルボキシル、エトキシカルボニル、−( CH2n−CO2H、クロロ、シアノ、シアノグアニジニル、フルオロ、グアニ ジノ、ヒトラジド、ヒドラジノ、ヒドラジド、ヒドロキシ、ヒドロキシアミノ、 ヨード、ニトロ、ホスホノ、−SO3H、チオアセタル、チオカルボニル、およ びC1−C6カルボニル(ここで、nは1〜8である) からなる群から選ばれる非干渉置換基を有する非干渉置換基から選ばれる化合物 。 17.請求項16に記載の化合物であって、 (A)(iii)の基R3[式中、R10はハロ、C1−C10アルキル、C1−C10アルコキシ、−S−(C1 −C10アルキル)、およびC1−C10ハロアルキルから独立して選ばれるラジカ ルであり、qは0から4までの数であり、tは0から5までの数である] からなる群から選ばれ、 (B)(iii)のR3の連結基−(L)−が、 [式中、sは0または1である] からなる群から選ばれ、 (C)(iv)のR6またはR7の(酸性基)が から選ばれる化合物。 18.請求項15に記載の化合物であって、R7が酸性基を含み、酸リンカー 長が2または3原子である酸リンカーを有し、R7の酸リンカー基:−(La)− が式: [式中、Qは基−(CH2)−、−O−、−NH−、および−S−から選ばれ、 R84およびR85はそれぞれ独立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1− C10アルキルアリール、C1−C10アラルキル、カルボキシ、エトキシカルボニ ル、およびハロから選ばれる] で示される化合物。 19.請求項18に記載の化合物であって、R7の酸リンカー基:−(La)− が [式中、RはHまたはC1−C4アルキルである] からなる群から選ばれる化合物。 20.請求項15に記載の化合物であって、R6が酸性基を含み、酸リンカー 長が3〜10原子である酸リンカーを有し、R6の酸リンカー基−(La)−が [式中、rは1から7までの数であり、sは0または1であり、Qは基−(CH2 )−、−O−、−NH−、および−S−から選ばれ、R84およびR85はそれぞ れ独立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1−C10アルキルアリール、 C1−C10アラルキル、カルボキシ、エトキシカルボニル、およびハロから選ば れる化合物。 21.請求項20に記載の化合物であって、R6の酸リンカー基−(La)−が [式中、Rは水素またはC1−C4アルキルであり、R84およびR85はそれぞれ独 立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1−C10アルキルアリール、C1 −C10アラルキル、カルボキシ、エトキシカルボニル、およびハロから選ばれる ] からなる群から選ばれる化合物。 22.式(IV): [式中、R13は(a)、(b)、および(c)群から選ばれ、ここで、(a)は C7−C20アルキル、C7−C20アルケニル、もしくはC7−C20アルキニル、ま たは基シクロアルキル、シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、ノルボルナニ ル、ビシクロヘプタジエニル、トルイル、キシレニル、インデニル、スチルベニ ル、テルフェニリル、ジフェニルエチレニル、フェニル−シクロヘキセニル、ア セナフチレニル、およびアントラセニル、ビフェニル、ビベンジリル、および式 (bb): [式中、nは1から8までの数である] で示される関連ビベンジリル同族体から選ばれる炭素環式ラジカルであり、 (b)はC1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C7− C12アラルキル、C7−C12アルキルアリール、C3−C8シクロアルキル、C3− C8シクロアルケニル、フェニル、トルイル、キシレニル、ビフェニル、C1−C6 アルコキシ、C1−C6アルケニルオキシ、C1−C6アルキニルオキシ、C2−C12 アルコキシアルキル、C2−C12アルコキシアルキルオキシ、C2−C12アルキ ルカルボニル、C2−C12アルキルカルボニルアミノ、C2−C12アルコキシアミ ノ、C2−C12アルコキシアミノカルボニル、C1−C12アルキルアミノ、C1− C6アルキルチオ、C2−C12アルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルスルフ ィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C2−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロ アルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6ヒドロキシアルキル、− C(O)O(C1−C6アルキル)、−(CH2n−O−(C1−C6アルキル)、 ベンジルオキシ、フェノキシ、フェニルチオ、−(CONHSO2R)、−CH O、アミノ、アミジノ、ブロモ、カルバミル、カルボキシル、エトキシカルボニ ル、−(CH2n−CO2H、クロロ、シアノ、シアノグアニジニル、フルオロ 、グアニジノ、ヒトラジド、ヒドラジノ、ヒドラジド、ヒドロキシ、ヒドロキシ アミノ、ヨード、ニトロ、ホスホノ、−SO3H、チオアセタル、チオカルボニ ル、およびC1−C6カルボニル(ここで、nは1〜8である)からなる群から選 ばれる1またはそれ以上の独立して選ばれる非干渉置換基で置換された(a)の メンバーであり、 (c)は基−(L1)−R81であり、ここで、−(L1)−は式: (式中、R84およびR85はそれぞれ独立して水素、C1−C10アルキル、カルボ キシル、エトキシカルボニル、またはハロから選ばれ、 pは1〜5であり、 zは結合、−(CH2)−、−O−、−N(C1−C10アルキル)−、−NH−、 または−S−であり、 R81は(a)または(b)から選ばれる基である) を有する二価の連結基であり、 R12は水素、ハロ、C1−C3アルキル、C3−C4シクロアルキル、C3−C4シク ロアルケニル、−O−(C1−C2アルキル)、または−S−(C1−C2アルキル )であり、 R17は水素、非干渉置換基、または基−(La)−(酸性基)から選ばれ、ここ で、酸リンカー−(La)−は2または3原子の酸リンカー長を有し、式: [式中、Qは基−(CH2)−、−O−、−NH−、および−S−から選ばれ、 R84およびR85はそれぞれ独立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1− C10アルキルアリール、C1−C10アラルキル、ヒドロキシ、およびハロから選 ばれ、酸性基は から選ばれる] で示され、 R16は水素、非干渉置換基、または基−(La)−(酸性基)から選ばれ、ここ で、酸リンカー−(La)−は3〜10原子の酸リンカー長を有し、該酸リンカ ー基−(La)−は [式中、rは1から7までの数であり、sは0または1であり、Qは基−(CH2 )−、−O−、−NH−、および−S−から選ばれ、R84およびR85はそれぞ れ独立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1−C10アルキルアリール、 C1−C10アラルキル、カルボキシ、エトキシカルボニル、およびハロであり、 酸性基は から選ばれる] であり(ただし、R16またはR17の少なくとも1つは基:−(La)−(酸性基 )でなければならない)、 R14およびR15はそれぞれ独立して水素、およびC1−C6アルキル、C1−C6ア ルケニル、C1−C6アルキニル、C7−C12アラルキル、C7−C12アルキルアリ ール、C3−C8シクロアルキル、C3−C8シクロアルケニル、フェニル、トルイ ル、キシレニル、ビフェニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルケニルオキシ 、C1−C6アルキニルオキシ、C2−C12アルコキシアルキル、C2−C12アルコ キシアルキルオキシ、C2−C12アルキルカルボニル、C2−C12アルキルカルボ ニルアミノ、C2−C12アルコキシアミノ、C2−C12アルコキシアミノカルボニ ル、C1−C12アルキルアミノ、C1−C6アルキルチオ、C2−C12アルキルチオ カルボニル、C1−C6アルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C2 −C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキ ル、C1−C6ヒドロキシアルキル、−C(O)O(C1−C6アルキル)、−(C H2n−O−(C1−C6アルキル)、ベンジルオキシ、フェノキシ、フェニルチ オ、−(CONHSO2R)、−CHO、アミノ、アミジノ、ブロモ、カルバミ ル、カルボキシル、エトキシカルボニル、−(CH2n−CO2H、クロロ、シ アノ、シアノグアニジニル、フルオロ、グアニジノ、ヒトラジド、ヒドラジノ、 ヒドラジド、ヒドロキシ、ヒドロキシアミノ、ヨード、ニトロ、ホスホノ、−S O3H、チオアセタル、チオカルボニル、およびC1−C6カルボニル(ここで、 nは1〜8である)からなる群から選ばれる非干渉置換基から選ばれる] で示される1H−インドール−1−アセトアミド化合物、またはその医薬的に許 容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグ誘導体。 23.式(V): [式中、R13は(a)、(b)、および(c)群から選ばれ、ここで、(a)は C7−C20アルキル、C7−C20アルケニル、もしくはC7−C20アルキニル、ま たは基シクロアルキル、シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、ノルボルナニ ル、ビシクロヘプタジエニル、トルイル、キシレニル、インデニル、スチルベニ ル、テルフェニリル、ジフェニルエチレニル、フェニル−シクロヘキセニル、ア セナフチレニル、およびアントラセニル、ビフェニル、ビベンジリル、および式 (bb): [式中、nは1から8までの数である] で示される関連ビベンジリル同族体から選ばれる炭素環式ラジカルであり、 (b)はC1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C7− C12アラルキル、C7−C12アルキルアリール、C3−C8シクロアルキル、C3− C8シクロアルケニル、フェニル、トルイル、キシレニル、ビフェニル、C1−C6 アルコキシ、C1−C6アルケニルオキシ、C1−C6アルキニルオキシ、C2−C12 アルコキシアルキル、C2−C12アルコキシアルキルオキシ、C2−C12アルキ ルカルボニル、C2−C12アルキルカルボニルアミノ、C2−C12アルコキシアミ ノ、C2−C12アルコキシアミノカルボニル、C1−C12アルキルアミノ、C1− C6アルキルチオ、C2−C12アルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルスルフ ィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C2−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロ アルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6ヒドロキシアルキル、− C(O)O(C1−C6アルキル)、−(CH2n−O−(C1−C6アルキル)、 ベンジルオキシ、フェノキシ、フェニルチオ、−(CONHSO2R)、−CH O、アミノ、アミジノ、ブロモ、カルバミル、カルボキシル、エトキシカルボニ ル、−(CH2n−CO2H、クロロ、シアノ、シアノグアニジニル、フルオロ 、グアニジノ、ヒトラジド、ヒドラジノ、ヒドラジド、ヒドロキシ、ヒドロキシ アミノ、ヨード、ニトロ、ホスホノ、−SO3H、チオアセタル、チオカルボニ ル、およびC1−C6カルボニル(ここで、nは1〜8である)からなる群から選 ばれ る1またはそれ以上の独立して選ばれる非干渉置換基で置換された(a)のメン バーであり、 (c)は基−(L1)−R81であり、ここで、−(L1)−は式: (式中、R84およびR85はそれぞれ独立して水素、C1−C10アルキル、アリー ル、C1−C10アルキルアリール、C1−C10アラルキル、カルボキシ、エトキシ カルボニル、およびハロから選ばれ、 pは1〜5であり、 zは結合、−(CH2)−、−O−、−N(C1−C10アルキル)−、−NH−、 または−S−であり、 R81は(a)または(b)から選ばれる基である) を有する二価の連結基であり、 R12は水素、ハロ、C1−C3アルキル、C3−C4シクロアルキル、C3−C4シク ロアルケニル、−O−(C1−C2アルキル)、または−S−(C1−C2アルキル )であり、 R17は水素、非干渉置換基、または基−(La)−(酸性基)から選ばれ、ここ で、酸リンカー−(La)−は2または3原子の酸リンカー長を有し、式: [式中、Qは基−(CH2)−、−O−、−NH−、および−S−から選ばれ、 R84およびR85はそれぞれ独立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1− C10アルキルアリール、C1−C10アラルキル、ヒドロキシ、およびハロから選 ばれ、酸性基は から選ばれる] で示され、 R16は水素、非干渉置換基、または基−(La)−(酸性基)から選ばれ、ここ で、酸リンカー−(La)−は3〜10原子の酸リンカー長を有し、該酸リンカ ー基−(La)−は [式中、rは1から7までの数であり、sは0または1であり、Qは基−(CH2 )−、−O−、−NH−、および−S−から選ばれ、R84およびR85はそれぞ れ独立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1−C10アルキルアリール、 C1−C10アラルキル、カルボキシ、エトキシカルボニル、およびハロであり、 酸性基は から選ばれる] であり(ただし、R16またはR17の少なくとも1つは基:−(La)−(酸性基 )でなければならない)、 R14およびR15はそれぞれ独立して水素、およびC1−C6アルキル、C1−C6ア ルケニル、C1−C6アルキニル、C7−C12アラルキル、C7−C12アルキルアリ ール、C3−C8シクロアルキル、C3−C8シクロアルケニル、フェニル、トルイ ル、キシレニル、ビフェニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルケニルオキシ 、C1−C6アルキニルオキシ、C2−C12アルコキシアルキル、C2−C12アルコ キシアルキルオキシ、C2−C12アルキルカルボニル、C2−C12アルキルカルボ ニルアミノ、C2−C12アルコキシアミノ、C2−C12アルコキシアミノカルボニ ル、C1−C12アルキルアミノ、C1−C6アルキルチオ、C2−C12アルキルチオ カルボニル、C1−C6アルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C2 −C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロアルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキ ル、C1−C6ヒドロキシアルキル、−C(O)O(C1−C6アルキル)、−(C H2n−O−(C1−C6アルキル)、ベンジルオキシ、フェノキシ、フェニルチ オ、−(CONHSO2R)、−CHO、アミノ、アミジノ、ブロモ、カルバミ ル、カルボキシル、エトキシカルボニル、−(CH2n−CO2H、クロロ、シ アノ、シアノグアニジニル、フルオロ、グアニジノ、ヒトラジド、ヒドラジノ、 ヒドラジド、ヒドロキシ、ヒドロキシアミノ、ヨード、ニトロ、ホスホノ、−S O3H、チオアセタル、チオカルボニル、およびC1−C6カルボニル(ここで、 nは1〜8である)からなる群から選ばれる非干渉置換基から選ばれる] で示される1H−インドール−1−酢酸ヒドラジド化合物、またはその医薬的に 許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグ誘導体。 24.式(VI): [式中、R13は(a)、(b)、および(c)群から選ばれ、ここで、(a)は C7−C20アルキル、C7−C20アルケニル、もしくはC7−C20アルキニル、ま たは基シクロアルキル、シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、ノルボルナニ ル、ビシクロヘプタジエニル、トルイル、キシレニル、インデニル、スチルベニ ル、テルフェニリル、ジフェニルエチレニル、フェニル−シクロヘキセニル、ア セナフチレニル、およびアントラセニル、ビフェニル、ビベンジリル、および式 (bb): [式中、nは1から8までの数である] で示される関連ビベンジリル同族体から選ばれる炭素環式ラジカルであり、 (b)はC1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルキニル、C7− C12アラルキル、C7−C12アルキルアリール、C3−C8シクロアルキル、C3− C8シクロアルケニル、フェニル、トルイル、キシレニル、ビフェニル、C1−C6 アルコキシ、C1−C6アルケニルオキシ、C1−C6アルキニルオキシ、C2−C12 アルコキシアルキル、C2−C12アルコキシアルキルオキシ、C2−C12アルキ ルカルボニル、C2−C12アルキルカルボニルアミノ、C2−C12アルコキシアミ ノ、C2−C12アルコキシアミノカルボニル、C1−C12アルキルアミノ、C1− C6アルキルチオ、C2−C12アルキルチオカルボニル、C1−C6アルキルスルフ ィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C2−C6ハロアルコキシ、C1−C6ハロ アルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6ヒドロキシアルキル、− C(O)O(C1−C6アルキル)、−(CH2n−O−(C1−C6アルキル)、 ベンジルオキシ、フェノキシ、フェニルチオ、−(CONHSO2R)、−CH O、アミノ、アミジノ、ブロモ、カルバミル、カルボキシル、エトキシカルボニ ル、−(CH2n−CO2H、クロロ、シアノ、シアノグアニジニル、フルオロ 、グアニジノ、ヒトラジド、ヒドラジノ、ヒドラジド、ヒドロキシ、ヒドロキシ アミノ、ヨード、ニトロ、ホスホノ、−SO3H、チオアセタル、チオカルボニ ル、およびC1−C6カルボニル(ここで、nは1〜8である)からなる群から選 ばれる1またはそれ以上の独立して選ばれる非干渉置換基で置換された(a)の メンバーであり、 (c)は基−(L1)−R81であり、ここで、−(L1)−は式: (式中、R84およびR85はそれぞれ独立して水素、C1−C10アルキル、アリー ル、C1−C10アルキルアリール、C1−C10アラルキル、カルボキシ、エトキシ カルボニル、およびハロから選ばれ、 pは1〜5であり、 zは結合、−(CH2)−、−O−、−N(C1−C10アルキル)−、−NH−、 または−S−であり、 R81は(a)または(b)から選ばれる基である) を有する二価の連結基であり、 R12は水素、ハロ、C1−C3アルキル、C3−C4シクロアルキル、C3−C4シク ロアルケニル、−O−(C1−C2アルキル)、または−S−(C1−C2アルキル )であり、 R17は水素、非干渉置換基、または基−(La)−(酸性基)から選ばれ、ここ で、酸性基−(La)−は2または3原子の酸リンカー長を有し、式: [式中、Qは基−(CH2)−、−O−、−NH−、および−S−から選ばれ、 R84およびR85はそれぞれ独立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1− C10アルキルアリール、C1−C10アラルキル、ヒドロキシ、およびハロから選 ばれ、酸性基は から選ばれる] で示され、 R16は水素、非干渉置換基、または基−(La)−(酸性基)から選ばれ、ここ で、酸リンカー−(La)−は3〜10原子の酸リンカー長を有し、該酸リンカ ー基−(La)−は [式中、rは1から7までの数であり、sは0または1であり、Qは基−(CH2 )−、−O−、−NH−、および−S−から選ばれ、R84およびR85はそれぞ れ独立して水素、C1−C10アルキル、アリール、C1−C10アルキルアリール、 C1−C10アラルキル、カルボキシ、エトキシカルボニル、およびハロから選ば れ、酸性基は から選ばれる] であり(ただし、R16またはR17の少なくとも1つは基:−(La)−(酸性基 )でなければならない)、 R14およびR15はそれぞれ独立してC1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1 −C6アルキニル、C7−C12アラルキル、C7−C12アルキルアリール、C3− C8シクロアルキル、C3−C8シクロアルケニル、フェニル、トルイル、キシレ ニル、ビフェニル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルケニルオキシ、C1−C6 アルキニルオキシ、C2−C12アルコキシアルキル、C2−C12アルコキシアルキ ルオキシ、C2−C12アルキルカルボニル、C2−C12アルキルカルボニルアミノ 、C2−C12アルコキシアミノ、C2−C12アルコキシアミノカルボニル、C1− C12アルキルアミノ、C1−C6アルキルチオ、C2−C12アルキルチオカルボニ ル、 C1−C6アルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C2−C6ハロア ルコキシ、C1−C6ハロアルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6 ヒドロキシアルキル、−C(O)O(C1−C6アルキル)、−(CH2n−O− (C1−C6アルキル)、ベンジルオキシ、フェノキシ、フェニルチオ、−(CO NHSO2R)、−CHO、アミノ、アミジノ、ブロモ、カルバミル、カルボキ シル、エトキシカルボニル、−(CH2n−CO2H、クロロ、シアノ、シアノ グアニジニル、フルオロ、グアニジノ、ヒトラジド、ヒドラジノ、ヒドラジド、 ヒドロキシ、ヒドロキシアミノ、ヨード、ニトロ、ホスホノ、−SO3H、チオ アセタル、チオカルボニル、およびC1−C6カルボニル(ここで、nは1〜8で ある)からなる群から選ばれる非干渉置換基、および水素から選ばれる] で示される1H−インドール−1−グリオキシルアミド化合物、またはその医薬 的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグ誘導体。 25.式: で示される群から選ばれる1H−インドール−1−官能性化合物、またはその医 薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグ誘導体およびその混合物 。 26.請求項1に記載の1H−インドール−1−アセトアミドと医薬的に許容 される担体または希釈剤を一緒に含む医薬製剤。 27.請求項8に記載の1H−インドール−1−ヒドラジドと医薬的に許容さ れる担体または希釈剤を一緒に含む医薬製剤。 28.請求項15に記載の1H−インドール−1−グリオキシルアミドと医薬 的に許容される担体または希釈剤を一緒に含む医薬製剤。 29.敗血症性ショック、成人型呼吸障害症候群、すい臓炎、外傷、気管支喘 息、アレルギー性鼻炎、およびリウマチ性関節炎の病的影響を軽減するための哺 乳動物の治療法であって、脂肪酸のsPLA2介在性放出を阻害することによっ てアラキドン酸カスケードとその有害産物を阻害するかまたは妨げるのに十分な 量の、請求項1に記載の1H−インドール−1−アセトアミドの少なくとも1つ を該哺乳動物に投与することを含む方法。 30.敗血症性ショック、成人型呼吸障害症候群、すい臓炎、外傷、気管支喘 息、アレルギー性鼻炎、およびリウマチ性関節炎の病的影響を軽減するための哺 乳動物の治療法であって、脂肪酸のsPLA2介在性放出を阻害することによっ てアラキドン酸カスケードとその有害産物を阻害するかまたは妨げるのに十分な 量の、請求項8に記載の1H−インドール−1−酢酸ヒドラジドの少なくとも1 つを該哺乳動物に投与することを含む方法。 31.敗血症性ショック、成人型呼吸障害症候群、すい臓炎、外傷、気管支喘 息、アレルギー性鼻炎、およびリウマチ性関節炎の病的影響を軽減するための哺 乳動物の治療法であって、脂肪酸のsPLA2介在性放出を阻害することによっ てアラキドン酸カスケードとその有害産物を阻害するかまたは妨げるのに十分な 量の、請求項15に記載の1H−インドール−1−グリオキシアミドの少なくと も1つを該哺乳動物に投与することを含む方法。
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