JPH10501573A - 洗剤用染料移行抑制剤 - Google Patents
洗剤用染料移行抑制剤Info
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Abstract
(57)【要約】
微細に細分された形態、即ちポリマーの少なくとも90重量%が0.1〜500μmの粒子寸法を有する形態での、1−ビニルピロリドン及び/又は式:
(式中、R、R1及びR2は同一であるか又は異なっており、それぞれは、水素、C1〜C4−アルキル又はフェニルである)の1−ビニルイミダゾールの、又は4−ビニルピリジン N−オキシドの重合した単位を含有する水不溶性架橋ポリマーは、洗濯の際の染料の移行を抑制するための洗剤添加物として有用である。
Description
【発明の詳細な説明】
洗剤用染料移行抑制剤
本発明は、洗濯の際の染料の移行を抑制するための洗剤添加物として、水不溶
性架橋ポリマーを使用すること及びこのポリマーを含有する洗剤に関する。
洗剤用の染料移行抑制剤として1−ビニルピロリドン及び1−ビニルイミダゾ
ール類の水溶性ホモ−及びコポリマーを使用することは公知である。DE−B−
22 32 353及びDE−A−28 14 287参照。この公知のポリマ
ーは、生物分解性ではなく、下水汚泥への吸着によって廃液から完全に除去する
こともできないという欠点を有している。DE−A−28 14 287には、
水溶性ポリマーに加えて、染料移行抑制剤として使用するための1−ビニルイミ
ダゾール類をベースとする水不溶性ポリマーも記載されている。この文献に記載
されているように、ポリマー中に架橋剤を含有させると、高粘度の三次元架橋ポ
リマーになり、水溶解度を低下させる。したがって、好ましくは、コポリマー中
の架橋剤の比率は5モル%未満にすべきである。この文献によれば、ポリマーは
水溶性であるか又は疎水性モノマー単位を含有させることによって水中で分散性
でなくてはならないので、水不溶性架橋ポリマーを使用することは推奨されない
。このことは例示される態様によって確認される。
WO−A−94/2578には、洗剤中に染料移行抑制剤としてポリ(4−ビ
ニルピリジン N−オキシド)を使用することが開示されている。ここでも問題
のポリマーは水溶性である。
公知の抑制剤と比較して、廃液から高度に除去することができる洗剤用の染料
移行抑制剤を提供することが、本発明の目的である。
本発明者等は、洗濯の際の染料の移行を抑制するための洗剤添加物として、1
−ビニルピロリドン及び/又は式:
(式中、R、R1及びR2は同一であるか又は異なっており、それぞれは、水素、
C1〜C4−アルキル又はフェニルである)の1−ビニルイミダゾールの又は4−
ビニルピリジン N−オキシドの重合した単位を含有する水不溶性架橋ポリマー
を、微細に細分された形態、即ちポリマーの少なくとも90重量%が0.1〜5
00μmの粒子寸法を有する形態で使用することによって、この目的が達成され
ることを見出した。
本発明はまた、洗剤配合物に対して0.1〜10重量%の、微細に細分された
形態、即ちポリマーの少なくとも90重量%が0.1〜500μmの粒子寸法を
有する形態で、1−ビニルピロリドン及び/又は式:
(式中、R、R1及びR2は同一であるか又は異なっており、それぞれは、水素、
C1〜C4−アルキル又はフェニルである)の1−ビニルイミダゾールの又は4−
ビニルピリジン N−オキシドの重合した単位を含有する水不溶性架橋ポリマー
からなる、界面活性剤並びに任意のビルダー及びその他の慣用の成分をベースと
する洗剤を提供する。
水不溶性架橋ポリマーは、これまで、収着速度論に関連した理由のために、染
料移行抑制剤として使用されていなかった。ところで驚くべきことに、0.1〜
500μmの粒子寸法を有する水不溶性架橋ポリマーが、ある場合には水溶性ポ
リマーの効果を越えさえする優れた染料移行抑制剤であることを見出した。
適当な水不溶性架橋ポリマーは、例えば、グループ(a)1−ビニルピロリド
ン及び/又は式:
(式中、R、R1及びR2は同一であるか又は異なっており、それぞれはH、C1
〜C4−アルキル又はフェニ
ルである)の1−ビニルイミダゾールのモノマーを使用することによって得るこ
とができる。R、R1及びR2についての好ましいものは、H、CH3及びC2H5
である。
グループ(a)のモノマーには、例えば、1−ビニルイミダゾール、2−メチ
ル−1−ビニルイミダゾール、2−エチル−1−ビニルイミダゾール、2−プロ
ピル−1−ビニルイミダゾール、2−ブチル−1−ビニルイミダゾール、2,4
−ジメチル−1−ビニルイミダゾール、2,5−ジメチル−1−ビニルイミダゾ
ール、2−エチル−4−メチル−1−ビニルイミダゾール、2−エチル−5−メ
チル−1−ビニルイミダゾール、2,4,5−トリメチル−1−ビニルイミダゾ
ール、4,5−ジエチル−2−メチル−1−ビニルイミダゾール、4−メチル−
1−ビニルイミダゾール、5−メチル−1−ビニルイミダゾール、4−エチル−
1−ビニルイミダゾール、4,5−ジメチル−1−ビニルイミダゾール及び2,
4,5−トリエチル−1−ビニルイミダゾールが含まれる。全ての所望の比率の
該モノマーの混合物を使用することも可能である。2−メチル−1−ビニルイミ
ダゾール、2−エチル−1−ビニルイミダゾール、2−エチル−4−メチル−1
−ビニルイミダゾール、4−メチル−1−ビニルイミダゾール又は1−ビニルピ
ロリドンと1−ビニルイミダゾールとの混合物又は1−ビニルピロリドンと2−
メチル−1−ビニルイミダゾールとの混合物の使用が有利である。特に極めて好
ましいものは、1−ビニルイミダゾール、1−ビニルピロリドン及び2−メチル
−1−ビニルイミダゾールである。グループ(a)のモノマーは好ましくは、ポ
リマーの40〜100重量%を構成する。
架橋水不溶性ポリマーを製造するために、グループ(a)のモノマーをグルー
プ(b)のモノマーと共重合させることができる。これらはグループ(a)のモ
ノマー以外のモノエチレン性不飽和モノマー、例えば、アクリルアミド類、ビニ
ルエステル類、ビニルエーテル類、(メタ)アクリルエステル類、(メタ)アク
リル酸、マレイン酸、マレイン酸エステル類、スチレン、1−アルケン類、1−
ビニルカプロラクタム、1−ビニルオキサゾリジノン、1−ビニルトリアゾール
、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド及び/又はN−ビニル−N
−メチルアセトアミドである。
モノマー(b)は好ましくは、アミノアルコール類から誘導された(メタ)ア
クリルエステル類からなる。これらのモノマーには塩基性窒素原子が含まれてい
る。これらは遊離塩基の形、又は中和された若しくは四級化された形で使用され
る。更に好ましいモノマーは、分子内に塩基性窒素原子及びアミド基を含有する
モノマーである。これらの好ましいモノマーの例には
、N,N′−ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート類、例えば、ジメ
チルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチ
ルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジメチル
アミノプロピルアクリレート、ジメチルアミノプロピルメタクリレート、ジエチ
ルアミノプロピルアクリレート及びジエチルアミノプロピルメタクリレートが含
まれる。分子内に更にアミド基を含有する塩基性ポリマーには、N,N′−ジア
ルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド類、例えば、ジメチルアミノエチ
ルアクリルアミド、ジメチルアミノエチルメタクリルアミド、ジエチルアミノエ
チルアクリルアミド、ジエチルアミノエチルメタクリルアミド、ジメチルアミノ
プロピルアクリルアミド及びジメチルアミノプロピルメタクリルアミドのような
N,N′−ジC1〜C3−アルキルアミノ−C2〜C6−アルキル(メタ)アクリル
アミド類が含まれる。
塩基性窒素原子を有する別のモノマーは、4−ビニルピリジン、2−ビニルピ
リジン、ジアリルジ(C1〜C12−アルキル)アンモニウム化合物及びジアリル
−C1〜C12−アルキルアミン類である。この塩基性モノマーは、共重合で、遊
離塩基の形で、有機若しくは無機酸とのその塩の形で又は四級化された形で使用
される。適当な四級化剤には、例えば、アルキル基内に1〜18個の炭素原子を
有するハロゲン化アルキル類
、例えば、塩化メチル、塩化エチル又は塩化ベンジルが含まれる。窒素含有塩基
性モノマーも硫酸ジアルキル類、特に硫酸ジエチル又は硫酸ジメチルとの反応に
よって四級化することができる。四級化モノマーの例には、メタクリロイルオキ
シエチルトリメチルアンモニウムクロリド、メタクリロイルオキシエチルジメチ
ルアンモニウムエチルスルフェート及びメタクリルアミドエチルジメチルエチル
アンモニウムエチルスルフェートが含まれる。例えば、ハロゲン化C1〜C18−
アルキル、硫酸ジアルキル若しくは塩化ベンジルで四級化した、又は酸で塩の形
に転化した1−ビニルイミダゾリウム化合物を使用することも可能である。この
ようなモノマーは、例えば、一般式:
(式中、R、R1、R2=H、C1〜C4−アルキル又はフェニル、
R3=H、C1〜C18−アルキル又はベンジル、そして
。
式IIに於いて、アニオンはハロゲン化物イオン、硫酸アルキルアニオン、そ
うでなければ無機酸又は有機酸の基であってよい。式IIの四級化1−ビニルイ
ミダゾール類の例は、3−メチル−1−ビニルイミダゾリウムクロリド、3−ベ
ンジル−1−ビニルイミダゾリウムクロリド又は3−エチル−1−ビニルイミダ
ゾリウムエチルスルフェートである。モノマー(a)及び任意の1−ビニルイミ
ダゾール又は塩基性モノマー(c)を含有するポリマーを、硫酸ジメチル又は塩
化メチルのような慣用の四級化剤との反応によって或る程度まで四級化すること
も勿論可能である。モノマー(b)を使用する場合、これらは30重量%以下の
量でモノマー混合物中に存在する。
水不溶性架橋ポリマーの直接製造は、グループ(c)のモノマーの存在下でモ
ノマー(a)及び任意にモノマー(b)を重合させることによって行われる。こ
れらは分子内に少なくとも2個のモノエチレン性不飽和二重結合を含有するモノ
マーである。この種類の化合物は、重合反応で架橋剤として慣行的に使用される
。
この種の適当な架橋剤には、例えば、少なくとも二価のアルコールのアクリル
エステル類、メタクリルエステル類、アリルエーテル類又はビニルエーテル類が
含まれる。親アルコールのOH基は、全体的に又は部分的にエーテル化又はエス
テル化されていてよいが、この架橋剤には少なくとも2個のエチレン性不飽和基
が含まれている。親アルコールの例には、1,2−エタンジオール、1,2−プ
ロパンジオール、1,3−
プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、2,3
−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ブト−2−エン−1,4−ジオー
ル、1,2−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,10−デカンジオール、1,2−ド
デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、ネオペンチルグリコール、3−
メチルペンタン−1,5−ジオール、2,5−ジメチル−1,3−ヘキサンジオ
ール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、1,2−シクロヘ
キサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−ビス(ヒドロキシ
メチル)シクロヘキサン、ネオペンチルヒドロキシピバレート、2,2−ビス(
4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス[4−(2−ヒドロキシプロ
ピル)フェニル]プロパン、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコー
ル、テトラプロピレングリコール、3−チオペンタン−1,5−ジオール、並び
にそれぞれの場合に200〜10,000の分子量を有するポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール及びポリテトラヒドロフランのような二価アル
コール類が含まれる。エチレンオキシド又はプロピレンオキシドのホモポリマー
と同様に、エチレンオキシド若しくはプロピレンオキ
シドのブロックコポリマー又は含有されたエチレンオキシド若しくはプロピレン
オキシド基を含有するコポリマーを使用することも可能である。3個以上のOH
基を有する親アルコールの例は、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタ
エリトリトール、1,2,5−ペンタントリオール、1,2,6−ヘキサントリ
オール、トリエトキシシアヌール酸、ソルビタン、スクロースのようなショ糖、
グルコース、マンノースである。勿論、多価アルコールを、エチレンオキシド又
はプロピレンオキシドとの反応の後で、相当するエトキシラート又はプロポキシ
ラートの形で使用することもできる。
別の適当な架橋剤には、ビニルエステル又は一価の不飽和アルコールのエチレ
ン性不飽和C3〜C6−カルボン酸、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコ
ン酸、マレイン酸又はフマル酸とのエステルが含まれる。このようなアルコール
の例は、アリルアルコール、1−ブテン−3−オール、5−ヘキセン−1−オー
ル、1−オクテン−3−オール、9−デセン−1−オール、ジシクロペンテニル
アルコール、10−ウンデセン−1−オール、シンナミルアルコール、シトロネ
ロール、クロチルアルコール又はシス−9−オクタデセン−1−オールである。
しかしながら、一価の不飽和アルコールを多塩基性カルボン酸、例えば、マロン
酸、酒石酸、トリメリト酸、フタル酸、テレフタル酸
酸、クエン酸又はコハク酸でエステル化することも可能である。
別の適当な架橋剤は、不飽和カルボン酸、例えば、オレイン酸、クロトン酸、
ケイ皮酸又は10−ウンデセン酸と上記の多価アルコール類とのエステルである
。
脂肪族炭化水素の場合に共役していてはならない少なくとも2個の二重結合を
有する、直鎖又は分枝鎖、線状又は環式、脂肪族又は芳香族炭化水素、例えば、
ジビニルベンゼン、ジビニルトルエン、1,7−オクタジエン、1,9−デカジ
エン、4−ビニル−1−シクロヘキセン、トリビニルシクロヘキセン又は200
〜20000の分子量を有するポリブタジエンも適している。適当な架橋剤には
また、少なくとも二官能性アミン類のアクリルアミド類、メタクリルアミド類及
びN−アリルアミン類が含まれる。このようなアミンには、例えば、1,2−ジ
アミノメタン、1,2−ジアミノエタン、1,3−ジアミノプロパン、1,4−
ジアミノブタン、1,6−ジアミノヘキサン、1,12−ドデカンジアミン、ピ
ペラジン、ジエチレントリアミン及びイソホロンジアミンが含まれる。アリルア
ミンと、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸又は前記のものの
ような少なくとも二塩基性カルボン酸のような不飽和カルボン酸とのアミドも適
している。
尿素誘導体、少なくとも二官能性アミド類、シアヌレート類又はウレタン類、
例えば、尿素、エチレン尿素、プロピレン尿素又はタルタルアミドのN−ビニル
化合物も適している。
別の適当な架橋剤には、ジビニルジオキサン、テトラアリルシラン及びテトラ
ビニルシランが含まれる。上記の化合物の混合物を使用することも勿論可能であ
る。不溶性ポリマー用の架橋剤として使用するために好ましいものは、N,N′
−ジビニルエチレン尿素である。
水不溶性架橋ポリマーの直接製造に於いて、グループ(c)のモノマーは、モ
ノマー混合物に対して、40重量%以下、好ましくは0.1〜10重量%の量で
使用される。好ましいと思われるポリマーは、1−ビニルピロリドン、1−ビニ
ルイミダゾール及び/又は2−メチル−1−ビニルイミダゾールのN,N−ジビ
ニルエチレン尿素−架橋ポリマーを含む。
普通、ポリマーは一般的に不活性ガス雰囲気中で、遊離基を発生する開始剤を
使用して重合される。使用される遊離基開始剤は、過酸化水素又は無機過硫酸塩
であってよいが、過酸化物、ペルオキシエステル、過炭酸エステル又はアゾ型の
有機化合物、例えば過酸化ジベンゾイル、過酸化ジ−t−ブチル、t−ブチルヒ
ドロペルオキシド、過酸化ジラウロイル、t−ブチルペルピバレート、t−アミ
ルペルピバレート、t−ブ
チルペルネオデカノエート、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒ
ドロクロリド、4,4′−アゾビス(4−シアノ吉草酸)、2,2′−アゾビス
[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロリド、2,2′
−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビスイソブチ
ロニトリル、2,2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)及びジメチル
2,2′−アゾビス(イソブチラート)であってもよい。勿論、開始剤混合物又
は公知のレドックス開始剤を使用することも可能である。
この水不溶性架橋ポリマーは、どのような公知の重合方法によって製造しても
よい。
適当な重合方法には、バルク及びゲル重合方法と同様に、エマルジョン及び逆
エマルジョン重合方法が包含される。しかしながら、特に適しているのは、懸濁
重合、逆懸濁重合、沈殿重合及びポプコーン重合の方法であり、これらは全てそ
れらの便利性のために注目に値し、ポリマーが微細に細分された形態で直接得ら
れるように重合工程を調節することを可能にする。
懸濁重合に於いては、モノマーを、塩水溶液、例えば、硫酸ナトリウム水溶液
中で撹拌することによって小滴として分散させ、遊離基開始剤を添加することに
よって重合する。分散したモノマー小滴及び後で懸濁したポリマー粒子を安定化
させるために、保護コロイ
ド、無機懸濁助剤又は乳化剤を使用することが可能である。ポリマーの性質は、
酢酸エチル、シクロヘキサン、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−オクタン、n
−ブタノール、イソデカノール、メチルエチルケトン又は酢酸イソプロピルのよ
うな気孔形成剤(pore former)を添加することによって著しく影響を受け得る
。粒子寸法は、例えば、分散剤の選択及び濃度によって、また撹拌機及び撹拌速
度の選択によって影響を受け得る。懸濁ポリマーを濾過又は遠心分離によって単
離し、十分に洗浄し、乾燥し、必要ならば、500μmより小さい寸法を有する
粒子に粉砕する。粉砕は湿潤状態で行うこともできる。ポリマーを微細なビーズ
の形で得る場合には、重合はビーズ重合と呼ばれる。
逆懸濁重合の方法に於いては、モノマーを水に溶解し、この相を不活性有機溶
媒、例えば、シクロヘキサン中に懸濁させ、重合させる。このシステムは保護コ
ロイド又は乳化剤を添加すると都合がよい。反応の終了後、例えば共沸蒸留によ
って水を除去し、生成物を濾過によって単離することができる。
沈殿重合の方法には、重合するモノマーは溶解性であるが、形成されるポリマ
ーは溶解性ではない溶媒又は溶媒混合物を使用することが包含される。不溶性で
あるか又は限定的にのみ可溶性であるポリマーが、重合の間に反応混合物から沈
殿する。重合生成物は分散液(懸濁液)であり、必要に応じて分散剤を添加する
ことによってこれを安定化させることができる。適当な溶媒には、例えば、n−
ヘキサン、シクロヘキサン、n−ヘプタン、ジエチルエーテル、t−ブチルメチ
ルエーテル、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、酢酸エチル、酢
酸メチル、1−ヘキサノール及び1−オクタノールが含まれる。沈殿ポリマーを
濾過、洗浄、乾燥及び必要に応じて粉砕又は分級により後処理する。
バルク重合に於いては、モノマーを溶媒又は希釈剤の不存在下に重合させる。
架橋ポリマーを製造する特別の方法は、ポプコーン重合又は増殖重合として知
られているものである(Encyclopedia of Polymer Science and Engineering、
13巻、453〜463頁、1988年)。これは沈殿重合又はバルク重合とし
て行うことができる。ある場合には、遊離基開始剤を添加する必要がない。同様
に、架橋剤を添加する必要のない場合もある。
溶媒又は溶媒混合物中にモノエチレン性不飽和化合物を溶解し、それを適当な
架橋剤の存在下で重合することによって、ゲル型の架橋ポリマーが得られる。ゲ
ル型の架橋ポリマーは、溶解したポリマーを例えば、過酸化物で続いて架橋する
ことによっても得ることができる。例えば、1−ビニルピロリドン及び/又は式
Iの1−ビニルイミダゾール類の水溶性ポリマー(即ち、少なくとも1種のグル
ープ(a)のモノマーを単
独で重合することによってそれぞれ製造することができるホモポリマー及びコポ
リマー)を、続いて例えば、過酸化物若しくはヒドロペルオキシドで架橋するこ
とにより、又は高エネルギー放射線、例えば、UV、γ若しくは電子ビーム放射
線の作用によって水不溶性架橋ポリマーに転換することができる。
重合を重合調節剤の存在下で行うことは、ある場合に利点であろう。好ましい
ものは結合された形で硫黄を含有する重合調節剤である。このような化合物には
、例えば、二亜硫酸ナトリウム、亜ジチオン酸ナトリウム、硫化ジエタノール、
エチルチオエタノール、チオジグリコール、二硫化ジ−n−ヘキシル、硫化ジ−
n−ブチル、2−メルカプトエタノール、1,3−メルカプトプロパノール、チ
オグリコール酸エチル、メルカプト酢酸及びチオグリセリンが含まれる。
形式的に4−ビニルピリジン N−オキシドの重合した単位を含有する水不溶
性架橋ポリマーは、4−ビニルピリジンを架橋共重合させ、引き続きピリジン環
を例えば、その場で発生された過酢酸でN−酸化することによって製造される。
水不溶性架橋ポリマーを一般的な方法で単離し、必要に応じて、乾燥状態(2
重量%以下の水分含有量)で、少なくとも90重量%が、0.1〜500μm、
好ましくは0.1〜250μm、特に0.1〜50μmの粒子寸法を有する粒子
にまで粉砕する。
粒子寸法は、振動篩い分析により乾燥ポリマーについて測定される。0.1〜
50μmの範囲は、更にレーザ光散乱の方法(Master Sizer,Malvern Instrume
nts GmbH)を、空気中又はシクロヘキサン(膨潤剤ではない)中に分散した粒子
について使用することによってカバーされる。
粒子寸法の低下は、乾燥粉砕によるのみならず、勿論湿潤粉砕によっても行う
ことができる。しばしば不規則な形状を有する架橋生成物は、所望により、種々
の分級方法(篩い分け、シフティング、流体分級)によって種々の寸法等級に分
離することができる。この水不溶性架橋ポリマーは、本発明により、ポリマーの
少なくとも90重量%が0.1〜500μmの粒子寸法を有するような微細に細
分された形態で、洗濯の際の染料の移行を抑制するための洗剤添加物として使用
される。洗剤は粉末又は液体であってよい。洗剤配合物の組成は大きく変化させ
ることができる。洗剤配合物には普通、2〜50重量%の界面活性剤及び任意に
ビルダーが含有されている。このことは液体洗剤と粉末洗剤の両方に当てはまる
。ヨーロッパ、米国及び日本に於ける洗剤配合物は、通常、例えば、Chemical a
nd Engn.News、67巻(1989年)35頁に表の形で示されている。洗剤の
組成についての別の情報は、Ullmann's Encyklopadie der technischen Chemie
、Verlag Chemie、Weinheim、1983年、第4版、63〜
160頁に記載されている。洗剤には任意に漂白剤、例えば、過ホウ酸ナトリウ
ム(使用する場合は、洗剤配合物中に30重量%以下の量で存在していてよい)
が含有されていてもよい。洗剤には任意に別の慣用の添加剤、例えば、錯生成剤
、不透明剤、光学的増白剤、酵素、香油、他の色移行抑制剤、灰色化抑制剤及び
/又は漂白活性剤が含有されていてよい。これらには本発明により使用される水
不溶性架橋ポリマーが0.1〜10重量%の量で含有されている。
本発明により使用することができる架橋ポリマーは、染料移行を抑制するのに
適した未架橋水溶性ポリマーと、任意の所望比率で、組み合わせて使用すること
もできる。本発明により使用されるポリマーは、廃液から少なくとも90%、好
ましくは>95%除去することができる。実施例に於いて、パーセントは重量基
準である。
実施例
水不溶性架橋ポリマーの製造
実施例1
還流凝縮器を取り付けた撹拌装置内で、1−ビニルピロリドン115g、N,
N′−ジビニルエチレン尿素2.3g、水1375g及び水酸化ナトリウム溶液
(5%濃度)1.0gの混合物を、窒素下で撹拌しながら75℃に加熱した。二
亜硫酸ナトリウム25mgを添加し、撹拌を75℃で5時間続けた。得られた沈
殿ポリマーを吸引により濾別し、水で十分に洗浄し、空気循環キャビネット内で
60℃で乾燥した。白色粉末状の生成物が95%の収率で得られた。
実施例2
a)撹拌容器内で、1−ビニルピロリドン30g、N,N′−ジビニルエチレ
ン尿素0.6g、水300g及び水酸化ナトリウム溶液(5%濃度)0.4gの
溶液を、75℃に加熱した。亜ジチオン酸ナトリウム10mgを添加し、反応混
合物を75℃で1時間撹拌した。得られた懸濁液に、1−ビニルイミダゾール2
70g、N,N′−ジビニルエチレン尿素8.0g及び水1200gの溶液を4
時間かけて添加した。次いで75℃で後重合を2時間行った。処理を実施例1に
記載したようにして行った。僅かに黄色の微細な粒状生成物が93%の収率で得
られた。
b)撹拌容器内で、1−ビニルピロリドン30g、N,N′−ジビニルエチレ
ン尿素0.6g、水300g及び水酸化ナトリウム溶液(5%濃度)0.4gの
溶液を、窒素下で75℃に加熱した。亜ジチオン酸ナトリウム110mgを添加
し、反応混合物を75℃で30分間撹拌した。得られた懸濁液に、4−ビニルピ
リジン(新しく蒸留した)270g、N,N′−ジビニルエチレン尿素8.1g
及び水1,200gの撹拌した混合物を4時間かけて添加した。次いで75℃で
後重合を2時間行った。処理を実施例1に記載したよ
うにして行った。粉末状の生成物が98%の収率で得られた。
このようにして製造したポリマー20gを、酢酸400g中に懸濁させた。こ
の懸濁液を過酸化水素(30%強度)25gと混合し、84℃に加熱し、この温
度で7時間撹拌した。ポリマーを濾別し、水及び希水酸化ナトリウム溶液で繰り
返し洗浄し、空気循環キャビネット内で60℃で乾燥した。僅かに黄色の粉末の
収率は95%であった。
実施例3
1−ビニルイミダゾール90g、N,N′−ジビニルエチレン尿素2.3g及
び水500gの供給混合物を用いて、実施例2を繰り返した。粉末状生成物の収
率は92%であった。
実施例4
1−ビニルイミダゾール30g、2−メチル−1−ビニルイミダゾール30g
、N,N′−ジビニルエチレン尿素1.6g及び水300gの供給混合物を用い
て、実施例2を繰り返した。粉末状生成物の収率は96%であった。
実施例5
1−ビニルイミダゾール72gを、N,N′−ジビニルエチレン尿素3.6g
及びアゾビスイソブチロニトリル1.3gと一緒に水600g中に溶解し、80
℃で4時間加熱した。ゲル型であった得られたポリマ
ーを、吸引により濾別し、水で洗浄し、減圧下で60℃で乾燥した。僅かに黄色
のポリマーが殆ど定量的収率で得られた。
実施例6
撹拌容器内で、水1100g、硫酸ナトリウム200g及びK90のポリビニ
ルピロリドン1gの激しく撹拌した溶液を、1−ビニルピロリドン37.5g、
1−ビニルイミダゾール112.5g、N,N′−ジビニルエチレン尿素8.5
g、酢酸エチル200g及びアゾビスイソブチロニトリル2.5gの溶液と、1
0分間混合した。反応混合物を窒素下で72℃に加熱し、この温度で2.5時間
撹拌し、次いでアゾビスイソブチロニトリル1.0gと混合し、72℃で更に2
時間撹拌した。生成物を吸引により濾別し、洗浄し、乾燥し、淡褐色ビーズを8
7%の収率で得た。
実施例7
1−ビニルピロリドン75g、1−ビニルイミダゾール75g、N,N′−ジ
ビニルエチレン尿素8.1g、酢酸エチル200g及びアゾビスイソブチロニト
リル2.5gの供給混合物を用いて実施例6を繰り返して、薄褐色ビーズを85
%の収率で得た。
実施例8
a)還流凝縮器を取り付けた撹拌容器に、酢酸エチル400g、1−ビニルイ
ミダゾール100g及びN,N′−ジビニルエチレン尿素10gを装入した。t
−ブチルペルピバレート1.0gを添加し、反応混合物を72℃に加熱し、この
温度で2時間撹拌した。生成物を吸引により濾別し、酢酸エチル100gで洗浄
し、真空乾燥キャビネット内で50℃で乾燥して、白色微細粒状粉末を90%の
収率で得た。
b)還流凝縮器を取り付けた撹拌容器に、シクロヘキサン900g、1−ビニ
ルイミダゾール50g、1−ビニルピロリドン50g及びN,N′−ジビニルエ
チレン尿素5.0gを装入し、この最初の装入物を窒素で覆い、2,2′−アゾ
ビス(2−メチルブチロニトリル)1.0gの存在下で80℃に加熱した。反応
混合物を80℃で2時間撹拌した。2,2′−アゾビス(2−メチルブチロニト
リル)0.5gを添加した後、混合物を80℃で更に4時間撹拌した。反応混合
物を撹拌可能に維持するために、重合の間にこれを合計600gのシクロヘキサ
ンで希釈した。得られた生成物を吸引により濾別し、シクロヘキサンで十分に洗
浄し、真空乾燥キャビネット内で50℃で乾燥して、白色微細粒状粉末を93%
の収率で得た。
実施例9
撹拌機、還流凝縮器、温度計及び保護ガスの下で作動させるための装置を取り
付けた200mL容量のフラスコ内で、シクロヘキサン800g及び分子当たり
24個のエチレンオキシド単位と反応させたグリセリンモノオレアート8.4g
を40℃に加熱した。この
温度に達すると直ぐ、N−ビニルピロリドン100g、N−ビニルイミダゾール
100g、ジビニルエチレン尿素10g、2,2′−アゾビス(アミジノプロパ
ン)ジヒドロクロリド0.5g及び水140gの混合物を、30分間かけて滴加
した。次いで反応混合物を40℃で16時間撹拌した。続いて温度を混合物の沸
点まで上昇させ、水を反応混合物から水分離器を経て共沸蒸留で留去した。生成
物を吸引により濾別し、シクロヘキサン200gで洗浄し、真空乾燥キャビネッ
ト内で50℃で8時間乾燥して、微細粉末186gを得た。
使用例
染料の存在下での洗濯試行によって色移行抑制を示す。染料は洗濯の間に綿試
験染色から溶かし出すか又は溶液の形で洗濯液に直接添加する。
第1表に洗濯条件を記載する。使用した洗剤の組成を第2表に示す。
洗濯した試験布帛の反射率を、Data ColorからのElrepho 2000を使用して
測定した。評価はダイレクトブルー71の場合に600nmで行い、ダイレクト
オレンジ39の場合に440nmで行った。
実施例1〜9に記載したようにして製造した水不溶性架橋ポリマーを、第3表
に記載した粒子寸法の分類に、ポリマーの少なくとも90重量%が記載した範囲
内の粒子寸法を有するように、ポリマー1〜15について分離した。第3表に示
した粒子寸法を有するポリマー1〜15を、第2表に記載した洗剤配合物中の色
移行抑制剤として試験した。
第4表の結果は、粒子寸法が色移行抑制に決定的な影響を有していることを示
している。ポリマー2はポリマー1よりも有効である。
第5表の洗濯結果は、色移行が3%のポリマーによって明瞭に抑制されている
ことを示している。非常に小さい粒子寸法を有するポリマーが特に適している。
第6表の洗濯結果は、色移行が3%のポリマーによって明瞭に抑制されている
ことを示している。比較例1〜3に示されるように、本発明の実施例29〜39
の架橋ポリマーは、未架橋の水溶性ポリビニルピロリドン及びポリビニルイミダ
ゾールよりも優れている。
第7表の略号は下記の意味を有する。
PVI K 30:ポリ−1−ビニルイミダゾール、K値30
PVP K 30:ポリ−1−ビニルピロリドン、K値30
PVP K 17:ポリ−1−ビニルピロリドン、K値17
水溶性ポリマーのK値は、1%濃度水溶液(25℃、pH7)中で、H.Fikents
cherの方法(Cellulose-Chemle、13巻(1932年)、58〜54頁、71〜
74頁)により測定した。
第7表の洗濯結果は、使用したポリマー12及び15の優れた色移行抑制性質
を示している。未架橋水溶性ポリ−1−ビニルピロリドン及びポリ−1−ビニル
イミダゾール(比較例4〜6)の効果は、ある場合には明瞭に越えている。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ヨハネス ペルナー
ドイツ連邦共和国 D−67434 ノイシュ
タット ギンスターヴェーク 4
(72)発明者 ハンス−ウルリッヒ イェーガー
ドイツ連邦共和国 D−67434 ノイシュ
タット エルシッヒヴェーク 31
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.洗濯の際の染料の移行を抑制するための洗剤添加物として、微細に細分さ れた形態、即ちポリマーの少なくとも90重量%が0.1〜500μmの粒子寸 法を有する形態での、1−ビニルピロリドン及び/又は式: (式中、R、R1及びR2は同一であるか又は異なっており、それぞれは、水素、 C1〜C4−アルキル又はフェニルである)の1−ビニルイミダゾールの、又は4 −ビニルピリジン N−オキシドの重合した単位を含有する水不溶性架橋ポリマ ーの使用。 2.ポリマーの少なくとも90重量%が0.1〜250μmの粒子寸法を有す る、請求の範囲第1項記載の使用。 3.ポリマーの少なくとも90重量%が0.1〜50μmの粒子寸法を有する 、請求の範囲第1項記載の使用。 4.水不溶性架橋ポリマーは、懸濁重合、逆懸濁重合、沈殿重合あるいはポプ コーン重合の方法によって製造されている、請求の範囲第1〜3項の何れか1項 記載の使用。 5.ポリマーは、架橋剤としてのN,N′−ジビニルエチレン尿素の重合した 単位を含有している、請求の範囲第1〜4項の何れか1項記載の使用。 6.ポリマーは、1−ビニルピロリドン、1−ビニルイミダゾール及び/又は 2−メチル−1−ビニルイミダゾールのN,N′−ジビニルエチレン尿素架橋ポ リマーを含む、請求の範囲第1〜4項の何れか1項記載の使用。 7.洗剤配合物に対して0.1〜10重量%の、微細に細分された形態、即ち ポリマーの少なくとも90重量%が0.1〜500μmの粒子寸法を有する形態 で、1−ビニルピロリドン及び/又は式: (式中、R、R1及びR2は同一であるか又は異なっており、それぞれは、水素、 C1〜C4−アルキル又はフェニルである)の1−ビニルイミダゾールの又は4− ビニルピリジン N−オキシドの重合した単位を含有する水不溶性架橋ポリマー を含む、界面活性剤並びに任意のビルダー及びその他の慣用の成分をベースとす る洗剤。
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