JP6430040B2 - イミノ二酢酸型キレート樹脂及びその製造方法 - Google Patents

イミノ二酢酸型キレート樹脂及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明はイミノ二酢酸型キレート樹脂及びその製造方法に関する。
産業排水に含まれる金属、特に人体に有害な影響を与える水銀、カドミウム、銅、亜鉛、等の金属については厳しい排水規制が設けられ、より一層の処理効果が求められている。又、近年では金属資源の需要が高まっており、特に希少金属や貴金属は半導体レーザーや電池材料等、各種分野において必須材料として用いられており、埋蔵量が少なく、供給量が制限されていることから廃棄物や廃液からの金属の回収が要望されている。
これらの状況において、排水をキレート樹脂で処理することにより金属イオンを吸着除去する試みが行われている。キレート樹脂が有する官能基構造により金属イオンとの錯体形成能が異なるため、イミノ二酢酸基、ポリアミン基、アミノリン酸基、イソチオニウム基、ジチオカルバミン酸基、グルカミン基等の官能基をもつキレート樹脂が市販されている。これらの中でも多くの金属に対して錯体形成能を有するイミノ二酢酸基が広く利用されている。例えば、特許文献1では、ポリエチレンイミンを表面に持つキレート樹脂にイミノ二酢酸を導入してキレート作用をより強くすることが記載されており、特許文献2では、イミノ二酢酸基とアミノ基を樹脂担体に導入し結合させたキレート樹脂について開示されている。特許文献3では、ポリアミン系高分子が不溶性の担体に固定された高分子固定型金属吸着材において、ポリアミン系高分子の一級アミノ基がN−カルボキシメチル化されてイミノ二酢酸基となっている金属吸着剤について開示されている。特許文献4では、イミノ二酢酸又はN−メチル−D−グルカミン又はポリエチレンイミンから選択される官能基を有するキレート剤、特許文献5では、ポリエチレンイミノ二酢酸のキレート化剤がそれぞれ開示されている。
しかし、現在、汎用されているイミノ二酢酸基を有するキレート樹脂は、必ずしも満足な吸着効果が得られていないことが実情である。そこで、従来の金属イオン吸着に用いられているイミノ二酢酸基を有するキレート樹脂に対して、簡便に効率良く製造でき、効率的な吸着、分離することが可能なキレート樹脂が要望されている。
特開2005−21883号公報 特開2006−328203号公報 特開2011−88047号公報 特開2005−2414号公報 特表2009−535200号公報
本発明の課題は、産業廃水等から金属イオンを効率良く吸着除去することである。更には、簡便に効率良く製造でき、金属イオンに対して優れた吸着能を有するキレート樹脂及びその製造方法を提供することにある。
前記課題を解決するために鋭意検討した結果、先ず、塩水中でN−ビニルカルボン酸アミドを架橋性単量体と分散剤存在下、懸濁重合することにより、ポリビニルカルボン酸アミド架橋重合体粒子が得られ、塩等を水洗除去後、加水分解することによりポリビニルアミン架橋重合体粒子を得る。その後、ポリビニルアミン架橋重合体粒子が有する一級アミノ基にカルボキシメチル基を導入したイミノ二酢酸型キレート樹脂が金属イオン吸着に有効なことを見出した。
即ち、本発明は、N−ビニルカルボン酸アミドと架橋性単量体を塩水中で分散剤存在下、懸濁重合しポリビニルカルボン酸アミド架橋重合体粒子を得た後に、該架橋重合体を加水分解することにより得られたポリビニルアミン架橋重合体粒子が有する一級アミノ基にカルボキシメチル基を導入したイミノ二酢酸型キレート樹脂及びその製造方法に関する。
本発明によれば、有機溶媒を使用することなく、簡便に効率良く得られるポリビニルアミン架橋重合体粒子が有する一級アミノ基にカルボキシメチル基を導入する製造方法により製造したイミノ二酢酸型キレート樹脂を使用することで水中の金属イオンを効率的に吸着することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明におけるキレート樹脂は、ポリビニルアミン架橋重合体粒子が有する一級アミノ基にカルボキシメチル基を導入したものである。先ず、ポリビニルアミン架橋重合体粒子の製造方法について説明する。製造の手法としては、懸濁重合法を適用する。即ち、通常の懸濁重合とは異なり、本発明では特定の水溶性モノマーを使用するため高濃度塩水中での懸濁重合により行われる。具体的には、N−ビニルカルボン酸アミド、架橋性単量体、必要に応じてN−ビニルカルボン酸アミドと共重合が可能なモノマー、重合開始剤、及び分散剤を塩水中で懸濁させ、任意の強度で撹拌することによりモノマー液滴を発生させ、ラジカル重合することにより行うことができる。モノマー液滴の粒径は分散剤、撹拌強度で制御されるが、0.01mm〜10mm、好ましくは0.1mm〜5mmである。
本発明で使用するN−ビニルカルボン酸アミドのモノマーの例としては、N−ビニルホルムアミド、N−メチル−N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−メチル−N−ビニルアセトアミド、N−ビニルプロピオンアミド、N−メチル−N−ビニルプロピオンアミド、N−ビニルブチルアミド、N−ビニルイソブチルアミド等が挙げられ、好ましくはN−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミドである。N−ビニルカルボン酸アミドのモノマー以外にN−ビニルカルボン酸アミドと共重合が可能なモノマーを使用しても良く、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、N−アルキル(メタ)アクリルアミド、N,N′−ジアルキル(メタ)アクリルアミド、N,N′−ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリルアミドアルカンスルホン酸のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩、(メタ)アクリル酸のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルオキシアルキル−トリメチルアンモニウム塩、(メタ)アクリロイルオキシアルカンスルホン酸のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩、N−ビニルピロリドン、ジアリル−ジアルキルアンモニウム塩、ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、ビニルべンジルトリアルキルアンモニウム塩、ビニルスルホン酸のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩等が挙げられ、これらの中の1種使用しても良く、2種以上を組み合わせても良い。特にアクリロニトリルが好ましい。
架橋性単量体としては、ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン、ジビニルトルエン等の芳香族ポリビニル化合物、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、グリセロールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等のポリ(メタ)アクリレート、メチレンビスアクリルアミド等を用いることもできる。しかし、ポリ(メタ)アクリレートやメチレンビスアクリルアミド等は加水分解され易いので、芳香族ジビニル化合物を用いるのが好ましい。最も好ましいのはジビニルベンゼンである。その他、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルホスフェート、トリアリルアミン、テトラアリロキシエタンや、ペンタエリスリトールジアリルエーテル、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル、およびペンタエリスリトールテトラアリルエーテル等のアリルエーテル類、ポリ(メタ)アリロキシアルカン等も使用が挙げられる。これらの中ではアリルエーテル類が好適に使用できる。添加率はモノマーに対して0.1〜50質量%の範囲であり、0.1〜20質量%の範囲が好ましい。5質量%を越えるとN−ビニルカルボン酸アミドのみでは球状粒子が得られ難くなるので、N−ビニルカルボン酸アミドと共重合が可能なモノマーを使用した方が好ましい。共重合が可能なモノマーの添加率は、全モノマーに対して0.1〜50質量%の範囲で使用する。特にアクリロニトリルを使用するのが好ましい。
重合開始剤としては、アゾ系やパーオキサイド系の重合開始剤、例えば2、2’−アゾビス(2、4−ジメチルバレロニトリル)、2、2’−アゾビス(4−メトキシ−2、4−ジメチルバレロニトリル)、2、2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)、2、2’−アゾビス−2−アミジノプロパン塩酸塩、4、4’−アゾビス−4−シアノバレリン酸、2、2’−アゾビス[2−(5−メチル−イミダゾリン−2−イル)プロパン]塩酸塩、2、2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]塩酸塩等、ペルオキソ二硫酸アンモニウム或いはカリウム、過酸化水素、ベンゾイルペルオキサイド、ラウロイルペルオキサイド、オクタノイルペルオキサイド、サクシニックペルオキサイド、t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート等が挙げられる。これらの中で、2、2’−アゾビス(2、4−ジメチルバレロニトリル)、2、2’−アゾビス(4−メトキシ−2、4−ジメチルバレロニトリル)等の油溶性開始剤が好ましい。又、開始剤二種以上を併用しても差し支えない。添加率はモノマーに対し通常0.02〜5質量%、好ましくは0.05〜2質量%である。
塩としては、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム、塩化カルシウム等が挙げられ、これらのうちでは、硫酸アンモニウムが特に好ましい。また、これらのものを単独で用いても、混合して用いてもよい。添加率は水に対し30〜100質量%の範囲であり、30質量%より少ないとモノマー相と塩水相の相分離が不十分である。100質量%を越えて添加しても不経済である。好ましくは50〜90質量%であり、更に好ましくは60〜90質量%である。
分散剤としては、高分子分散剤が好ましい。高分子分散剤としては、イオン性あるいは非イオン性とも使用可能であるが、好ましくはイオン性である。イオン性高分子としては、カチオン性モノマーである(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物、ジメチルジアリルアンモニウム塩化物などを重合したものであるが、これらカチオン性モノマーと非イオン性モノマーとの共重合体も使用可能である。非イオン性モノマーの例としては、アクリルアミド、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−ビニルピロリドン、N、N’−ジメチルアクリルアミド、アクリロニトリル、ジアセトンアクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。非イオン性高分子分散剤としては、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコールポリアクリルアミド等が挙げられる。イオン性高分子分散剤の重量平均分子量としては、5000〜500万、好ましくは5万〜300万である。また、非イオン性高分子分散剤の重量平均分子量としては、1000〜10万、好ましくは1000〜5万である。添加率は水に対し通常0.05〜5質量%、好ましくは0.1〜2質量%である。
重合反応は、通常、温度30℃〜100℃、時間は1時間〜15時間で行う。
重合後、水洗により塩、分散剤、未反応モノマー等を除去することができる。
共重合体粒子は上述の方法で精製され、次いで加水分解に供される。N−ビニルカルボン酸アミド架橋重合体粒子の加水分解は、塩基性、酸性条件下で行うことができるが、遊離型ポリビニルアミン架橋重合体粒子を得るには、塩基性条件下で加水分解することが好ましい。塩型のポリビニルアミン架橋重合体粒子を得るには、酸性条件下で加水分解することが好ましい。
加水分解のために適当な塩基としては、加水分解の際にpHを8〜14の範囲とすることができれば制限はなく、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニアの水溶液を用いることが最も好ましい。添加率は、ポリマーのホルミル基に対し0.05〜2.0、更に好ましくは0.4〜1.2当量の範囲で加えることが好ましい。
加水分解のために適当な酸としては、加水分解の際にpHを0〜5の範囲とすることができれば制限はなく、ハロゲン化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸といった無機酸、炭素数1〜5の範囲のモノおよびジカルボン酸、スルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸といった有機酸が例示でき、特にハロゲン化水素酸およびハロゲン化水素のガスを用いることが好ましく、ハロゲン化水素酸を用いることが最も好ましい。添加率は、ポリマーのホルミル基に対し0.05〜2.0、更に好ましくは0.4〜1.2当量の範囲で加えることが好ましい。
加水分解後水等により洗浄することにより、ポリビニルアミン架橋重合体粒子を得ることができる。塩基加水分解の場合には遊離型精製ポリビニルアミン架橋重合体粒子が、酸加水分解の場合には塩型精製ポリビニルアミン架橋重合体粒子が得られる。
次いで、カルボキシメチル基の導入について説明する。カルボキシメチル基を導入したイミノ二酢酸型キレート樹脂は、予め作成したポリビニルアミン架橋重合体粒子中のアミノ基に、アルカリ性条件下モノハロ酢酸、もしくはその塩を二当量反応させることで得ることができる。この反応により一級アミノ基にナトリウム塩型カルボキシメチル基を導入させる。ナトリウム塩型カルボキシメチル基が、導入後の乾燥質量に対して50質量%以上導入されるとキレート樹脂としての効果が顕著であり、60質量%以上が好ましい。
ハロゲンは、塩素、臭素、ヨウ素のいずれでも用いることが可能である。溶解性、反応性共に高く簡便に使用可能なモノクロロ酢酸及びモノクロロ酢酸ナトリウムが最適である。
アルカリ性条件は、水酸化物イオン、炭酸イオン等を供給可能な試薬を用いることで達成される。水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等が挙げられる。これらをアミノ基に対して二当量以上用いることが必要であり、総量を一度に添加しても、分割添加してもよい。
反応温度は20〜90℃の範囲を用いることができる。20℃の場合反応速度が遅くなり、90℃の場合はモノハロ酢酸化合物の分解が進行してしまうため、40〜80℃が好ましく、50〜80℃がより一層好ましい。
反応時間として1〜24時間程度必要であり、最適反応時間は反応温度によって変化する。20℃の場合24時間以上、40℃の場合12時間以上、50〜80℃の場合、反応時間は3〜8時間である。
次に、本発明におけるキレート樹脂による金属イオンの吸着分離方法に関して説明する。本発明におけるキレート樹脂は、キレート樹脂として一般的な水処理用途に適用される。一般的にはカラムに充填して排水等を通液し金属イオンを吸着させる。他には、対象液に添加した後、乱流、層流等の任意の撹拌条件により混合され、対象物を吸着する。即ち、各種産業・工程廃水中の金属イオンに対して高い吸着能を示すが、他にも酸性物質、ホルムアルデヒド類、有機化合物等の吸着処理も可能である。又、本発明における架橋重合体粒子は球状であることが好ましく、球状であると金属イオンの吸着能が高い傾向にあり、吸着剤としてカラムで使用する場合には、充填効率が高く流路が安定になり分離効率が高まり処理能力が向上する等の利点がある。
本発明におけるキレート樹脂は、金属イオンの吸着能が高いが、金属イオンの中でも銅イオン、鉄イオン、亜鉛イオン等の重金属イオンに対してより高い吸着能を示す。
以下、実施例によって本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に制約されるものではない。先ず、本発明におけるキレート樹脂を製造し、金属イオンの吸着能を評価した。比較品は、イミノ二酢酸型キレート樹脂として重金属イオン吸着に用いられている汎用品であり、特開 2008−050198号公報にも記載されているムロマチテクノス(株)のイミノ二酢酸型キレート樹脂ムロキレートB−1(比較品)を用いた。
(ポリビニルアミン架橋重合体粒子の製造例1)
500mLの4つ口フラスコに脱塩水100g、硫酸アンモニウム64.0g、ポリアクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物水溶液(ポリマー濃度20質量%、重量平均分子量80万)1.00gを投入し、撹拌し、溶解させ、重合浴とした。N−ビニルホルムアミド33.4g、ジビニルベンゼン2.80g、アクリロニトリル4.00g、アゾ系重合開始剤2、2’−アゾビス(4−メトキシ−2、4−ジメチルバレロニトリル)(V−70、和光純薬工業(株)製)0.12gを混合し、モノマー溶液とした。モノマー溶液と重合浴を混合、窒素でフラスコ内を置換しながら180rpmで撹拌した。30分後昇温し、45℃で3時間、続いて60℃で2時間重合した。重合後濾過、水洗、濾過し、含水状態の重合体球状粒子88.9gを得た。固形分率は38.8%であった。このようにして得られた反応生成物51.6gを4口フラスコに入れ、48質量%水酸化ナトリウム水溶液46.8gを加え、撹拌しながら80℃で7時間加水分解した。水洗、濾過し、含水状態のポリビニルアミン球状粒子19.7gを得た。顕微鏡観察の結果、50μm〜2mmの球状粒子が観察された。このようにして得られた重合体粒子をポリビニルアミン架橋重合体粒子1とする。
(ポリビニルアミン架橋重合体粒子の製造例2)
3000mLの4つ口フラスコに脱塩水961g、硫酸アンモニウム640g、ポリアクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物水溶液(ポリマー濃度20質量%、重量平均分子量80万)4.0gを投入し、撹拌し、溶解させ、重合浴とした。N−ビニルホルムアミド360g、ジビニルベンゼン20.0g、アクリロニトリル20.0g、アゾ系重合開始剤2、2’−アゾビス(4−メトキシ−2、4−ジメチルバレロニトリル)(V−70、和光純薬工業(株)製)1.2gを混合し、モノマー溶液とした。モノマー溶液と重合浴を混合、窒素でフラスコ内を置換しながら110rpmで撹拌した。30分後昇温し、50℃で3時間、続いて60℃で1時間重合した。重合後濾過、水洗、濾過し、含水状態の重合体球状粒子1107gを得た。固形分率は31.0%であった。このようにして得られた反応生成物645gを4口フラスコに入れ、48質量%水酸化ナトリウム水溶液468gを加え、撹拌しながら80℃で6時間加水分解した。水洗、濾過し、含水状態のポリビニルアミン球状粒子689gを得た。顕微鏡観察の結果、50μm〜2mmの球状粒子が観察された。このようにして得られた重合体粒子をポリビニルアミン架橋重合体粒子2とする。
(ポリビニルアミン架橋重合体粒子の製造例3)
300mLの4つ口フラスコに脱塩水99.1g、硫酸アンモニウム64.2g、ポリアクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物水溶液(ポリマー濃度20質量%、重量平均分子量80万)1.1gを投入し、撹拌し、溶解させ、重合浴とした。N−ビニルホルムアミド35.2g、ジビニルベンゼン2.41g、アクリロニトリル2.41g、アゾ系重合開始剤2、2’−アゾビス(4−メトキシ−2、4−ジメチルバレロニトリル)(V−70、和光純薬工業(株)製)0.12gを混合し、モノマー溶液とした。モノマー溶液と重合浴を混合、窒素でフラスコ内を置換しながら180rpmで撹拌した。30分後昇温し、45℃で3時間、続いて60℃で2時間重合した。重合後濾過、水洗、濾過し、含水状態の重合体球状粒子97.3gを得た。固形分率は35.3%であった。このようにして得られた反応生成物56.7gを4口フラスコに入れ、48質量%水酸化ナトリウム水溶液46.8gを加え、撹拌しながら80℃で6時間加水分解した。水洗、濾過し、含水状態のポリビニルアミン球状粒子55.4gを得た。顕微鏡観察の結果、50μm〜2mmの球状粒子が観察された。このようにして得られた重合体粒子をポリビニルアミン架橋重合体粒子3とする。
(ポリビニルアミン架橋重合体粒子の製造例4)
500mLの4つ口フラスコに脱塩水100g、硫酸アンモニウム64.0g、ポリアクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物水溶液(ポリマー濃度20質量%、重量平均分子量80万)1.00gを投入し、撹拌し、溶解させ、重合浴とした。N−ビニルホルムアミド33.4g、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル(ネオアリルP−30、ダイソー(株)製)1.00g、アクリロニトリル1.00g、アゾ系重合開始剤2、2’−アゾビス(4−メトキシ−2、4−ジメチルバレロニトリル)(V−70、和光純薬工業(株)製)0.12gを混合し、モノマー溶液とした。モノマー溶液と重合浴を混合、窒素でフラスコ内を置換しながら180rpmで撹拌した。30分後昇温し、40℃で3時間、続いて70℃で2時間重合した。重合後濾過、水洗、濾過し、含水状態の重合体球状粒子210gを得た。固形分率は15.7%であった。このようにして得られた反応生成物150gを4口フラスコに入れ、48質量%水酸化ナトリウム水溶液14.0gを加え、撹拌しながら80℃で5時間加水分解した。水洗、濾過し、含水状態のポリビニルアミン球状粒子253gを得た。顕微鏡観察の結果、50μm〜2mmの球状粒子が観察された。このようにして得られた重合体粒子をポリビニルアミン架橋重合体粒子4とする。
(イミノ二酢酸型キレート樹脂製造実施例1)
ポリビニルアミン架橋重合体粒子1を10.1g(乾燥質量2.81g)、脱イオン水40.0g、モノクロロ酢酸ナトリウム17.5gを200mLセパラブルフラスコに加え、撹拌しながら80℃に加温した。撹拌開始1時間後、24質量%水酸化ナトリウム水溶液25.0gを添加し、その後3時間80℃のまま加熱撹拌した。放冷の後、濾過にてイミノ二酢酸型キレート樹脂20.3g(乾燥質量8.44g)を得た。ポリビニルアミン架橋重合体粒子1g(乾燥質量)に対し、2.0gのナトリウム型カルボキシメチル基が導入されていた。即ち、ナトリウム型カルボキシメチル基が、導入後の乾燥質量に対して67質量%導入されていた。このキレート樹脂を製造実施例1とする。
(イミノ二酢酸型キレート樹脂製造実施例2)
ポリビニルアミン架橋重合体粒子1を100.0g(乾燥質量31.2g)、脱イオン水100.0g、モノクロロ酢酸ナトリウム131.6g、48質量%水酸化ナトリウム水溶液89.3gを500mLセパラブルフラスコに加え、40℃にて22時間撹拌した。放冷の後、濾過にてイミノ二酢酸型キレート樹脂186.0g(乾燥質量84.1g)を得た。ポリビニルアミン架橋重合体粒子1g(乾燥質量)に対し、1.7gのナトリウム型カルボキシメチル基が導入されていた。即ち、ナトリウム型カルボキシメチル基が、導入後の乾燥質量に対して63質量%導入されていた。このキレート樹脂を製造実施例2とする。
(イミノ二酢酸型キレート樹脂製造実施例3)
ポリビニルアミン架橋重合体粒子2を52.6g(乾燥質量10.0g)、脱イオン水142g、モノクロロ酢酸ナトリウム79.8gを500mLセパラブルフラスコに加え、撹拌しながら80℃に加温した。撹拌開始1時間後、24質量%水酸化ナトリウム水溶液89gを添加し、その後5時間80℃のまま加熱撹拌した。放冷の後、濾過にてイミノ二酢酸型キレート樹脂93.6g(乾燥質量31.7g)を得た。ポリビニルアミン架橋重合体粒子1g(乾燥質量)に対し、2.17gのナトリウム塩型カルボキシメチル基が導入されていた。即ち、ナトリウム塩型カルボキシメチル基が、導入後の乾燥質量に対して68.5質量%導入されていた。このキレート樹脂を製造実施例3とする。
(イミノ二酢酸型キレート樹脂製造実施例4)
ポリビニルアミン架橋重合体粒子3を10.0g(乾燥質量2.34g)、脱イオン水40.1g、モノクロロ酢酸ナトリウム17.52gを200mLセパラブルフラスコに加え、撹拌しながら80℃に加温した。撹拌開始1時間後、24質量%水酸化ナトリウム水溶液25gを添加し、その後5時間80℃のまま加熱撹拌した。放冷の後、濾過にてイミノ二酢酸型キレート樹脂24.5g(乾燥質量8.06g)を得た。ポリビニルアミン架橋重合体粒子1g(乾燥質量)に対し、2.44gのナトリウム塩型カルボキシメチル基が導入されていた。即ち、ナトリウム塩型カルボキシメチル基が、導入後の乾燥質量に対して71.0質量%導入されていた。このキレート樹脂を製造実施例4とする。
(イミノ二酢酸型キレート樹脂製造実施例5)
ポリビニルアミン架橋重合体粒子4を20.0g(乾燥質量5.86g)、脱イオン水100.0g、モノクロロ酢酸ナトリウム60.6g、炭酸カリウム68.9gを500mLセパラブルフラスコに加え、80℃にて7時間撹拌した。放冷の後、濾過にてイミノ二酢酸型キレート樹脂157.4g(乾燥質量11.5g)を得た。ポリビニルアミン架橋重合体粒子1g(乾燥質量)に対し、1.0gのナトリウム型カルボキシメチル基が導入されていた。即ち、ナトリウム型カルボキシメチル基が、導入後の乾燥質量に対して50質量%導入されていた。このキレート樹脂を製造実施例5とする。
(試験実施例1)銅イオンの吸着試験
硫酸銅5水和物をイオン交換水に溶かし、銅イオン113.6ppm溶解液を500mL調製した。水にて湿潤状態の製造実施例1のイミノ二酢酸型キレート樹脂を、前記銅イオン溶解液200gに100mg添加し、撹拌子を用いて40rpmにて撹拌した。撹拌開始24時間後に上澄み液をサンプリングし、0.2μmフィルターで濾過、得られた液の銅イオンの残量を原子吸光分光光度計(AA−6800、(株)島津製作所製使用)にて測定した。測定値から、キレート樹脂湿潤あるいは乾燥質量1gに対する吸着量(g)を求めた。又、製造実施例2、3、4のイミノ二酢酸型キレート樹脂についても同様な試験を実施した。結果を表1に示す。
(試験比較例1)銅イオンの吸着試験
硫酸銅5水和物をイオン交換水に溶かし、銅イオン113.6ppm溶解液を500mL調製した。水にて湿潤状態のイミノ二酢酸型キレート樹脂ムロキレート(比較品)を、前記銅イオン溶解液200gに100mg添加し、撹拌子を用いて40rpmにて撹拌した。撹拌開始24時間後に上澄み液をサンプリングし、0.2μmフィルターで濾過、得られた液の銅イオンの残量を原子吸光分光光度計(AA−6800、(株)島津製作所製使用)にて測定した。測定値から、キレート樹脂湿潤あるいは乾燥質量1gに対する吸着量(g)を求めた。結果を表1に示す。
(試験実施例2)鉄イオンの吸着試験
35質量%塩化鉄(III)溶液をイオン交換水に溶かし、鉄(III)イオン120.8ppmを500mL調整した。水にて湿潤状態の製造実施例1のイミノ二酢酸型キレート樹脂を、前記溶解液200gに100mg添加し、撹拌子を用いて40rpmにて撹拌した。撹拌開始24時間後に上澄み液をサンプリングし、0.2μmフィルターで濾過、得られた液の鉄イオンの残量を原子吸光分光光度計(AA−6800、(株)島津製作所製使用)にて測定した。測定値から、キレート樹脂湿潤あるいは乾燥質量1gに対する吸着量(g)を求めた。結果を表1に示す。
(試験比較例2)鉄イオンの吸着試験
35質量%塩化鉄(III)溶液をイオン交換水に溶かし、鉄(III)イオン120.8ppmを500mL調整した。水にて湿潤状態のイミノ二酢酸型キレート樹脂ムロキレート(比較品)を、前記溶解液200mgに100mg添加し、撹拌子を用いて40rpmにて撹拌した。撹拌開始24時間後に上澄み液をサンプリングし、0.2μmフィルターで濾過、得られた液の鉄イオンの残量を原子吸光分光光度計(AA−6800、(株)島津製作所製使用)にて測定した。測定値から、キレート樹脂湿潤あるいは乾燥質量1gに対する吸着量(g)を求めた。結果を表1に示す。
(試験実施例3)亜鉛イオンの吸着試験
塩化亜鉛をイオン交換水に溶かし、亜鉛イオン105.1ppm溶解液を500mL調製した。水にて湿潤状態の製造実施例1のイミノ二酢酸型キレート樹脂を、前記亜鉛イオン溶解液200gに100mg添加し、撹拌子を用いて40rpmにて撹拌した。撹拌開始24時間後に上澄み液をサンプリングし、0.2μmフィルターで濾過、得られた液の亜鉛イオンの残量を原子吸光分光光度計(AA−6800、(株)島津製作所製使用)にて測定した。測定値から、キレート樹脂湿潤あるいは乾燥質量1gに対する吸着量(g)を求めた。結果を表1に示す。
(試験比較例3)亜鉛イオンの吸着試験
塩化亜鉛をイオン交換水に溶かし、銅イオン105.1ppm溶解液を500mL調製した。水にて湿潤状態のイミノ二酢酸型キレート樹脂ムロキレート(比較品)を、前記銅イオン溶解液200gに100mg添加し、撹拌子を用いて40rpmにて撹拌した。撹拌開始24時間後に上澄み液をサンプリングし、0.2μmフィルターで濾過、得られた液の亜鉛イオンの残量を原子吸光分光光度計(AA−6800、(株)島津製作所製使用)にて測定した。測定値から、キレート樹脂湿潤あるいは乾燥質量1gに対する吸着量(g)を求めた。結果を表1に示す。
(表1)
本発明におけるイミノ二酢酸型キレート樹脂を添加した場合は、比較品と比べて銅イオン、鉄(III)イオン及び亜鉛イオンの吸着量が高いことが確認できた。

Claims (3)

  1. ポリビニルアミン架橋重合体粒子が有する一級アミノ基にナトリウム塩型カルボキシメチル基を、導入後の乾燥質量に対して50質量%以上導入したことを特徴とするキレート樹脂。
  2. N−ビニルカルボン酸アミドと架橋性単量体を含有し、水に対し30〜100質量%の塩を含有する塩水中で分散剤存在下、懸濁重合して得た架橋重合体粒子を加水分解してポリビニルアミン架橋重合体粒子とした後、該ポリビニルアミン架橋重合体粒子が有する一級アミノ基にカルボキシメチル基を導入したことを特徴とするキレート樹脂の製造方法。
  3. N−ビニルカルボン酸アミドと架橋性単量体を含有する塩水中で分散剤存在下、懸濁重合して得た架橋重合体粒子を加水分解してポリビニルアミン架橋重合体粒子とした後、該ポリビニルアミン架橋重合体粒子が有する一級アミノ基にナトリウム塩型カルボキシメチル基を、導入後の乾燥質量に対して50質量%以上導入したことを特徴とするキレート樹脂の製造方法。
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